JPH10329380A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JPH10329380A
JPH10329380A JP14664797A JP14664797A JPH10329380A JP H10329380 A JPH10329380 A JP H10329380A JP 14664797 A JP14664797 A JP 14664797A JP 14664797 A JP14664797 A JP 14664797A JP H10329380 A JPH10329380 A JP H10329380A
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眞男 ▲たか▼津
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順方向印字時と逆方向印字時との印字位置の
微妙なズレ具合を色の違いによって確認することができ
るシリアルプリンタを提供すること。 【解決手段】 (a)の順方向印字は、複数本の縦罫線
を2種類の印字ピッチW1,W2で印字して行われる。
縦罫線のうち、点線で表された略半分81はシアン色に
より印字され、実線で表された他の略半分82はシアン
色とマゼンダ色とにより印字される。よって、実線で表
される部分82は、シアン色とマゼンダ色との混色によ
り青色が印字される。この順方向印字のシアン色の部分
81に重ねて、(b)の逆方向印字がマゼンダ色により
行われる。これら順逆両方向の印字位置が一致した場合
には、(c)に示すように、全ての縦罫線が同一の青色
で印字される。このように、印字位置のズレ具合を混色
状態、即ち、色の違いにより確認することができるの
で、印字位置の微妙なズレも容易に確認することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ヘッドを左右に
移動させて印字を行うシリアルプリンタに関し、特に、
順方向印字時と逆方向印字時との印字位置のズレ具合を
容易に確認することができるシリアルプリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 インクジェット方式のシリアルプリン
タでは、印字ヘッドを左右に移動させつつ、印字が行わ
れる。このシリアルプリンタは双方向印字が可能である
が、順方向印字時と逆方向印字時とではメカ機構のバラ
ンスが異なるために双方向印字を行うと、順方向と逆方
向の印字位置にズレが生じてしまう。印字位置がズレた
状態で、例えば縦罫線などを双方向印字すると、縦罫線
は一直線に印字されず、交互にズレて印字されてしま
う。よって、かかるプリンタでは、順方向印字時の印字
位置を基準として、逆方向印字時の印字位置を補正する
ことにより、双方向印字を行った場合にも、例えば縦罫
線が一直線に印字できるようにされている。
【0003】この印字位置の補正は、まず、順逆両方向
の印字位置のズレ具合を確認して、その確認されたズレ
具合に基づいて行われる。ズレ具合の確認は、順方向に
縦罫線を複数本印字した後、改行せずに、同一ライン上
の同一位置に逆方向に複数本の縦罫線を印字し、両縦罫
線の重なり具合から判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
るズレ具合の確認の際、縦罫線は順逆両方向ともに黒色
のインクで印字されるので、印字位置が微妙にズレてい
る場合、印字された縦罫線が重なってしまい、その微妙
なズレが分かり難いという問題点があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、順方向印字時と逆方向印字時との
印字位置の微妙なズレ具合を色の違いによって容易に確
認することができるシリアルプリンタを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載のシリアルプリンタは、2色以上の
印字が可能な印字ヘッドと、その印字ヘッドを左右に移
動させる駆動手段と、その駆動手段により前記印字ヘッ
ドを左から右又は右から左の順方向およびその順方向と
は反対の逆方向へ移動させ2色以上の印字を行う制御手
段と、その制御手段による順方向印字時と逆方向印字時
との印字位置のズレ具合を確認する確認手段と、その確
認手段により確認された印字位置のズレ具合に基づいて
前記順方向又は逆方向の印字位置の補正を行う補正手段
とを備え、前記確認手段は、順方向印字により所定のキ
ャラクタを印字した後に、その順方向印字とは異なった
色によりその順方向印字に重ねて同一のキャラクタを逆
方向に印字するものである。
【0007】この請求項1記載のシリアルプリンタによ
れば、順方向および逆方向の印字位置のズレ具合は確認
手段により確認され、その確認されたズレ具合に基づい
て、補正手段により順方向又は逆方向の印字位置の補正
が行われる。制御手段は、かかる印字位置の補正結果に
基づいて、駆動手段により印字ヘッドを順方向および逆
方向へ移動させて印字を行うことにより、順方向印字時
と逆方向印字時とで印字位置のズレの解消された印字が
行われる。
【0008】上記確認手段により行われる印字位置のズ
レの確認は、順方向印字により所定のキャラクタを印字
した後に、その順方向印字とは異なった色によりその順
方向印字に重ねて同一のキャラクタを逆方向に印字する
ことにより行われる。よって、順逆両方向の印字位置が
一致する場合には、順逆両方向の異なった2色が混色し
て、その2色以外の別の色となる。このためズレ具合の
確認を色の違いにより行うことができる。
【0009】請求項2記載のシリアルプリンタは、請求
項1記載のシリアルプリンタにおいて、前記印字ヘッド
は、シアン色、マゼンダ色、イエロー色の3色の印字が
可能であるとともに、前記確認手段による順方向印字お
よび逆方向印字は、一方をシアン色により他方をマゼン
ダ色により行うものである。即ち、順逆両方向の印字位
置が一致する部分は、シアン色とマゼンダ色とが混色さ
れることにより、一般に人間にとって認識しやすい青色
となる。
【0010】請求項3記載のシリアルプリンタは、請求
項1又は2に記載のシリアルプリンタにおいて、前記確
認手段による順方向印字は1色のみで印字する部分とそ
の1色と逆方向印字で印字される他の色とを重ねて印字
する部分とを備え、前記確認手段による逆方向印字は前
記順方向印字により1色のみで印字された部分に他の色
を重ねて印字するものである。確認手段による順方向印
字において、順方向印字の1色と逆方向印字で印字され
る他の色とを重ねて印字された部分は、順逆両方向の印
字位置が一致した場合の混色状態の基準色となる。即
ち、確認手段による順方向印字の部分には、順逆両方向
の印字位置が一致した場合の混色状態の基準色部分が設
けられる。
【0011】請求項4記載のシリアルプリンタは、請求
項1から3のいずれかに記載のシリアルプリンタにおい
て、前記印字ヘッドは縦方向に配列された複数の印字部
を備え、前記確認手段による順方向印字において、1色
のみで印字する部分とその1色と他の色とを重ねて印字
する部分とは、前記縦方向に配列された複数の印字部の
うち略上半分と略下半分とで区分けされるとともに、そ
の区分けは所定の間隔毎に交互に切り替えられる。
【0012】請求項5記載のシリアルプリンタは、請求
項1から4のいずれかに記載のシリアルプリンタにおい
て、前記確認手段は、順方向印字および逆方向印字にお
いて、所定のキャラクタを複数印字するものであり、そ
の複数印字されるキャラクタの間隔は2種類以上設けら
れている。
【0013】請求項6記載のシリアルプリンタは、請求
項1から5のいずれかに記載のシリアルプリンタにおい
て、前記確認手段により印字されるキャラクタは縦罫線
である。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例であるシリアルプリンタを搭載した画像形
成装置1の斜視図である。この画像形成装置1は、ファ
クシミリ機能の他に、プリンタ機能、スキャナ機能、コ
ピー機能、及び、ビデオプリンタ機能などの各種の機能
を備えた、いわゆる多機能周辺装置である。
【0015】図1に示すように、画像形成装置1の装置
本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パネ
ル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜
「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bのなど
の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押
下することにより、各種の操作が行われる。操作パネル
3の後部には、液晶(LCD)ディスプレイ6が設けら
れており、画像形成装置1の設定状態や各種の操作メッ
セージなどが必要に応じて表示される。
【0016】LCDディスプレイの後部には、ファクシ
ミリ機能時に相手ファクシミリ装置51へ送信されるフ
ァクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー原
稿が、積層載置可能な原稿載置部4が設けられている。
この原稿載置部4に載置された各種の原稿は、装置本体
2内部へ搬送され、スキャナ19によって、その原稿の
表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取られ
た原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設けら
れた原稿排出部9へ積層可能に排出される。
【0017】原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部
5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数
枚の記録用紙Pを積層収納可能な用紙カセットが着脱可
能に取り付けられる(図示せず)。記録用紙Pは、カセ
ット挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、
後述するインクジェットプリンタ26によって印字に使
用された後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排
出部10から排出される。記録紙排出部10の右下方部
には、隣接してビデオ信号入力端子7が設けられてい
る。このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメ
ラ等から出力されるビデオ信号(画像データ)は、画像
形成装置1の内部へ取り込まれ、フルカラー印字可能な
インクジェットプリンタ26等により印字される。
【0018】図2は、画像形成装置1の装置本体2内部
に収納されたインクジェットプリンタ26の斜視図であ
る。プリンタ26のフレーム63には、記録用紙Pを搬
送するためのプラテンローラ61が回動可能に取着され
ており、このプラテンローラ61と平行にガイドロッド
62がフレーム63に固着されている。ガイドロッド6
2上には、印字ヘッド65を搭載したキャリッジ66が
記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に移動可能に支持
されている。このキャリッジ66は、フレーム63の一
側に設けられたキャリッジモータ67によって回転され
る駆動プーリ68と従動プーリ69間に掛け渡されたベ
ルト70を介して、ガイドロッド62に沿ってプラテン
ローラ61と平行に移動される。
【0019】キャリッジ66に搭載される印字ヘッド6
5は、4色のインクタンク65a〜65dを備えてお
り、各インクタンク65a〜65dには、図2の左から
順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色の
インクが充填されている。これら4色のインクは、印字
ヘッド65に設けられたノズルから吐出され、記録用紙
Pにフルカラーの印字が行われる。各インクタンク65
a〜65dはそれぞれ個別に着脱可能にされており、イ
ンクの不足したインクタンク65a〜65dのみを個別
に取り替えられるようにされている。なお、図2中、矢
印A方向の印字が順方向印字であり、反矢印A方向の印
字が逆方向印字である。
【0020】図3は、画像形成装置1の電気的構成を示
したブロック図である。画像形成装置1は、ファクシミ
リユニットFUおよびプリンタユニットPUの2つのユ
ニットがインターフェイス30により相互に接続されて
形成されている。ファクシミリユニットFUは、CPU
11、ROM12、RAM13、EEPROM14、ネ
ットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NC
U」と称する)15、モデム16、符号器17、復号器
18、スキャナ19、操作パネル3、LCDディスプレ
イ6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8を備えてお
り、これらはファクシミリ制御回路20を介して相互に
接続されている。
【0021】CPU11は、NCU15を介して送受信
される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路2
0に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作などを
実行するものである。ROM12は、この画像形成装置
1で実行される各種の制御プログラム12aを記憶する
書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータを
記憶するための書換可能なメモリである。EEPROM
14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEP
ROM14に記憶されたデータは、画像形成装置1の電
源オフ後も保持される。
【0022】NCU15は電話網(電話回線52)に対
するダイヤル信号の送出や、電話網(電話回線52)か
らの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム
16は、NCU15を介して、画像データを変調及び復
調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝
送制御用の各種手順信号を送受信するためのものであ
る。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原
稿の画像データなどを圧縮するために符号化するもので
あり、復号器18は、受信されたファクシミリデータな
どの符号化されたデータを復号化するものである。スキ
ャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原
稿の画像を読み取るためのものである。原稿センサ8
は、原稿載置部4に原稿が載置されているか否か、即
ち、原稿の有無を検出するセンサである。なお、この画
像形成装置1のファクリミリユニットFUは、NCU1
5、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置51
と接続されている。
【0023】プリンタユニットPUは、演算装置である
CPU21と、そのCPU21の制御プログラム22a
や図6に示す補正ステップ数テーブル22b等を記憶す
るROM22と、CPU21の実行時に参照および更新
される補正値メモリ23aを始めとする各種のワークメ
モリや印字用データを記憶するプリントメモリ等を備え
たRAM23と、主装置としてのパーソナルコンピュー
タ(以下「PC」と称す)53が接続されるパソコン用
インターフェイス24と、印字用の文字等のベクトルフ
ォントを記憶するキャラクタジェネレータ(以下「C
G」と称す)25と、インクジェットプリンタ26とを
備えている。これらはプリンタ制御回路27を介して相
互に接続されている。
【0024】なお、パソコン用インターフェイス24
は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルイ
ンターフェイスであり、画像形成装置1は、このインタ
ーフェイス24に接続されたケーブル54を介して、P
C53とデータの送受信が可能にされている。
【0025】次に、図4から図6を参照して、順方向お
よび逆方向印字時における印字位置のズレ具合を確認す
るために、図7の印字位置補正処理で印字されるサンプ
ルデータ80(図5参照)について説明する。サンプル
データ80は、順方向印字と逆方向印字とを10種類の
異なったパターンで印字したものである。工場での製品
出荷前検査者またはユーザーによって、このサンプルデ
ータ80の10パターンの中から順逆両方向印字時にお
ける印字位置のズレ具合の最も小さいパターンが選択さ
れる。選択されたパターンの補正ステップ数は補正値メ
モリ23aに書き込まれ(S9)、逆方向印字の開始時
に、その補正ステップ数分、印字位置が補正される。こ
れにより順逆両方向の印字において、印字位置のズレが
解消されるのである。
【0026】図4(a)は、サンプルデータ80を印字
する場合の矢印A方向に行われる順方向の印字パターン
を示した図である。この順方向印字では、複数のノズル
が縦方向に配列された印字ヘッド65を使用して、複数
本の縦罫線が2種類の印字ピッチW1,W2で印字され
る。間隔の大きな印字ピッチW1は、間隔の小さな印字
ピッチW2の整数倍以外の間隔にされている。これによ
り順逆両方向の印字位置が、丁度一方の印字ピッチW2
(又はW1)分ズレている場合でも、他方の印字ピッチ
W1(又はW2)で印字された部分を確認することによ
り、そのズレを確実に認識することができる。また、縦
罫線のうち、点線で表された略半分の部分81はシアン
色により印字され、実線で表された他の略半分の部分8
2はシアン色とマゼンダ色とにより印字される。よっ
て、実線で表される部分82は、シアン色とマゼンダ色
との混色により青色が印字される。
【0027】図4(b)は、図4(a)の順方向印字に
重ねて印字される逆方向の印字パターンを示した図であ
る。反矢印A方向、即ち、矢印B方向に印字される。逆
方向印字も、順方向印字と同様に、2種類の印字ピッチ
W1,W2を備えており、略半分の長さの縦罫線83
が、マゼンダ色によって順方向印字のシアン色の部分8
1に印字される。
【0028】図4(c)は、図4(a)および(b)の
順逆両方向印字が同一の位置に行われた状態を示してい
る。順方向印字のシアン色の部分81に、逆方向印字の
マゼンダ色83が重ねられるので、順逆両方向の印字が
同一の位置に行われた場合には、シアン色とマゼンダ色
とが混色して青色となる。順方向印字では、シアン色と
マゼンダ色とを混色した部分82が印字されているの
で、その部分82が印字位置のズレ具合を判断する基準
の青色となる。よって、同一の青色で全ての縦罫線が印
字された場合には、順逆両方向の印字位置にズレのない
ことが確認される。また、基準色となる部分82とズレ
具合の確認される部分81,83とが、ノズルの配列方
向に略半分ずつ、所定の間隔毎に交互に配列されている
ので、印字位置のズレ具合を上側と下側とで個別に確認
することができる。
【0029】図5は、図4のパターンが10通り印字さ
れたサンプルデータ80を図示している。10パターン
の各データには、それぞれ先頭に「1」〜「0」のライ
ンナンバー85が付与されており、このラインナンバー
85により、ユーザーや検査者が所望のパターンを選択
するようにされている。各データは逆方向印字の印字開
始位置が2ステップずつ異なるようにされており、丁
度、ラインナンバー85の「5」のパターンが逆方向印
字の補正ステップ数「0」となっている。よって、順逆
両方向の印字位置にズレのない機械では、図5に示すよ
うに、ラインナンバー85「5」のパターンで青色一直
線の縦罫線が印字される。
【0030】図6は、ラインナンバー85と補正ステッ
プ数との関係を示した補正ステップ数テーブル22bで
ある。前記した通り、この補正ステップ数テーブル22
bはROM22内に記憶されている。図6に示すよう
に、ラインナンバー85が「1」の場合は、逆方向印字
時の補正ステップ数、即ち、逆方向印字時における印字
開始位置の補正ステップ数は「−8ステップ」であり、
ラインナンバー85が「2」の場合「−6ステップ」、
ラインナンバー85が「3」の場合「−4ステップ」、
・・・、ラインナンバー85が「5」の場合「0ステッ
プ」、ラインナンバー85が「6」の場合「2ステッ
プ」、・・・、ラインナンバー85が「0」の場合「1
0ステップ」となっている。補正ステップ数がマイナス
の場合には、そのステップ数分、逆方向の印字開始位置
が図4の矢印B方向に移動され、プラスの場合には、そ
のステップ数分、逆方向の印字開始位置が図4の矢印A
方向に移動される。
【0031】次に、上記のように構成された画像形成装
置1で実行される各処理について、図7および図8のフ
ローチャートを参照して説明する。図7は、画像形成装
置1のプリンタユニットPUで実行される印字位置補正
処理のフローチャートである。この印字位置補正処理
は、操作パネル3上のボタンを操作することにより実行
される。
【0032】印字位置補正処理では、まず、記録用紙P
にラインナンバー85が印字され(S1)、そのライン
ナンバー85に続いて、図4(a)に示す順方向印字が
縦罫線により行われる(S2)。順方向印字の後、記録
用紙Pを搬送することなく同一ラインに、略半分の長さ
の縦罫線により図4(b)に示す逆方向印字が行われる
(S3)。これらのS1からS3の各処理により、1つ
のパターンが記録用紙Pに印字される。その後、プラテ
ンローラ61を所定量回転させて、記録用紙Pを所定量
搬送し(S4)、10パターンの全ラインが印字された
か否か調べられる(S5)。全ラインの印字が未完了で
あれば(S5:No)、10パターンの全ラインの印字
を完了するまで、S1からS4の処理が繰り返される。
【0033】10パターンの全ラインの印字が完了した
場合には(S5:Yes)、プラテンローラ61を回転
させて、記録用紙Pを装置本体2外部へ排出し(S
6)、図5に示すサンプルデータ80をユーザー又は検
査者へ提供する。その後、LCDディスプレイ6に「選
択するラインナンバーを入力して下さい」と表示して
(S7)、ユーザーや検査者に対して、順逆両方向の印
字位置が最も一致する印字パターンの選択を促す。前記
した通り、この選択はシアン色とマゼンダ色との混色の
具合により判断できるので、印字位置の微妙なズレも色
の違いにより容易に確認することができる。よって、ユ
ーザーや検査者は最適な印字パターンを容易に選択する
ことができるのである。
【0034】LCDディスプレイ6へのメッセージの表
示後、「0」から「9」の数字ボタン3aの押下を待機
する(S8:No)。「0」から「9」のいずれかの数
字ボタン3aが押下されると(S8:Yes)、押下さ
れた数字ボタン3aに対応する補正ステップ数を補正ス
テップ数テーブル22bから読み出して、補正値メモリ
23aへ書き込むのである(S9)。例えば、数字ボタ
ン3aの「5」が押下された場合には、補正値メモリ2
3aに「0」が書き込まれ、数字ボタン3aの「7」が
押下された場合には、補正値メモリ23aに「4」が書
き込まれる。補正値メモリ23aへの補正ステップ数の
書き込み後、この印字位置補正処理を終了する。
【0035】図8は、画像形成装置1のプリンタユニッ
トPUで実行される1ライン印字処理のフローチャート
である。この1ライン印字処理は、インクジェットプリ
ンタ26により1ライン印字が行われる度に実行され
る。
【0036】1ライン印字処理では、まず、順方向印字
であるか逆方向印字であるかが調べられ(S11)、順
方向印字であれば(S11:Yes)、そのまま1ライ
ン印字が行われる(S13)。一方、逆方向印字であれ
ば(S11:No)、補正値メモリ23aに記憶される
ステップ数分、逆方向の先頭の印字位置を補正し(S1
2)、その補正後に、1ラインの印字が行われる(S1
3)。補正値メモリ23aの値がマイナスのステップ数
の場合には、そのステップ数分、印字開始位置が図4の
矢印B方向に移動され、プラスステップ数の場合には、
そのステップ数分、印字開始位置が図4の矢印A方向に
移動される。
【0037】以上説明したように本実施例の画像形成装
置1では、順逆両方向の印字が可能なシリアル・フルカ
ラー・インクジェットプリンタ26を搭載し、そのプリ
ンタ26の順逆両方向の印字位置のズレ具合は、縦罫線
の混色状態により確認するようにしている。よって、印
字位置の微妙なズレも混色の具合により容易に確認する
ことができる。また、混色はシアン色とマゼンダ色とに
よる青色であるので、人間の肉眼による識別を一層容易
にしている。人間は一般に、赤系よりも青系の方が認識
し易いからである。
【0038】なお、請求項1記載のシリアルプリンタで
は、確認手段としては図7のS1からS6の各処理が、
補正手段としては図8のS12の処理が、請求項4記載
の印字部としては印字ヘッド65の各ノズル(図示せ
ず)が、それぞれ該当する。
【0039】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0040】例えば、本実施例では、シリアルプリンタ
としてインクジェットプリンタ26を用いて説明した
が、カラー印字可能なシリアルプリンタであれば、ドッ
トプリンタやサーマルプリンタに本発明を適用しても良
い。
【0041】
【発明の効果】 請求項1記載のシリアルプリンタで
は、順方向と逆方向との印字位置のズレ具合は、順逆両
方向の異なった2色の混色による色の違いによって確認
することができる。従って、印字位置に微妙なズレがあ
る場合にも、色の違いによって、そのズレを容易に確認
できるという効果がある。
【0042】請求項2記載のシリアルプリンタによれ
ば、請求項1記載のシリアルプリンタの奏する効果に加
え、確認手段による順方向印字および逆方向印字は、一
方がシアン色により他方がマゼンダ色により行われるの
で、順逆両方向の印字位置が一致する部分では、シアン
色とマゼンダ色とが混色されて青色となる。一般に、人
間は赤系より青系の方が認識しやすいので、印字位置の
ズレ具合の確認を一層容易に行うことができるという効
果がある。
【0043】請求項3記載のシリアルプリンタによれ
ば、請求項1又は2に記載のシリアルプリンタの奏する
効果に加え、確認手段による順方向印字の部分には、順
逆両方向の印字位置が一致した場合の混色状態の基準色
部分が設けられるので、順逆両方向における印字位置の
ズレ具合の確認を、その基準色部分と比較して行うこと
ができる。よって、印字位置のズレ具合の確認を高精度
に行うことができるという効果がある。
【0044】請求項4記載のシリアルプリンタによれ
ば、請求項1から3のいずれかに記載のシリアルプリン
タの奏する効果に加え、縦方向に配列された複数の印字
部に対して、順逆両方向の印字位置が一致した場合の混
色状態の基準色部分と、順逆両方向の印字位置のズレの
確認される部分とが、略上半分と略下半分とで所定の間
隔毎に交互に切り替わって設けられている。よって、印
字位置のズレ具合を上側と下側とで個別に確認すること
ができるので、印字位置のズレ具合が印字ヘッドの上側
と下側とで異なる場合にも、適切に対応することができ
るという効果がある。
【0045】請求項5記載のシリアルプリンタによれ
ば、請求項1から4のいずれかに記載のシリアルプリン
タの奏する効果に加え、確認手段による順方向印字およ
び逆方向印字においては、所定のキャラクタが2種類以
上の間隔を空けて複数印字される。キャラクタの印字間
隔が1種類であると、丁度その間隔分、印字位置がズレ
た場合には隣の印字キャラクタと印字位置が重なってし
まい、その結果、印字位置のズレを確認することができ
ない。しかし、キャラクタの印字間隔を2種類以上備え
ることにより、1種類の間隔分、印字位置がずれている
場合でも他の種類の印字間隔の部分でそのズレを確認す
ることができる。よって、印字位置のズレ具合を正しく
確認することができるという効果がある。
【0046】請求項6記載のシリアルプリンタによれ
ば、請求項1から5のいずれかに記載のシリアルプリン
タの奏する効果に加え、順逆両方向の印字位置のズレ具
合を縦罫線の印字により確認するので、ズレ具合の確認
を一層高精度に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるインクジェットプリ
ンタを搭載した画像形成装置の斜視図である。
【図2】 上記画像形成装置の内部に収納されたインク
ジェットプリンタの斜視図である。
【図3】 画像形成装置の電気的構成を示したブロック
図である。
【図4】 サンプルデータの印字パターンを示した図で
あり、(a)は、サンプルデータの順方向印字パターン
を示した図であり、(b)は、サンプルデータの逆方向
印字パターンを示した図であり、(c)は、サンプルデ
ータの順逆両方向の印字パターンが重ねられた状態を示
した図である。
【図5】 10通りのパターンが印字されたサンプルデ
ータを示した図である。
【図6】 ラインナンバーと補正ステップ数との関係を
示した補正ステップ数テーブルである。
【図7】 画像形成装置のプリンタユニットで実行され
る印字位置補正処理のフローチャートである。
【図8】 画像形成装置のプリンタユニットで実行され
る1ライン印字処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 22b 補正ステップ数テーブル 23a 補正値メモリ 26 インクジェットプリンタ(シリアルプリン
タ) 65 印字ヘッド 65a〜65d インクタンク 67 キャリッジモータ(駆動手段の一部) 68 駆動プーリ(駆動手段の一部) 69 従動プーリ(駆動手段の一部) 70 ベルト(駆動手段の一部) 81 順方向印字によりシアン色により印字され
る部分 82 順方向印字によりシアン色およびマゼンダ
色により印字される部分 83 逆方向印字によりマゼンダ色により印字さ
れる部分 FU ファクシミリユニット PU プリンタユニット(制御手段) W1,W2 印字ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 1/18 B41J 3/10 101E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2色以上の印字が可能な印字ヘッドと、
    その印字ヘッドを左右に移動させる駆動手段と、その駆
    動手段により前記印字ヘッドを左から右又は右から左の
    順方向およびその順方向とは反対の逆方向へ移動させ2
    色以上の印字を行う制御手段と、その制御手段による順
    方向印字時と逆方向印字時との印字位置のズレ具合を確
    認する確認手段と、その確認手段により確認された印字
    位置のズレ具合に基づいて前記順方向又は逆方向の印字
    位置の補正を行う補正手段とを備えたシリアルプリンタ
    において、 前記確認手段は、順方向印字により所定のキャラクタを
    印字した後に、その順方向印字とは異なった色によりそ
    の順方向印字に重ねて同一のキャラクタを逆方向に印字
    することを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドは、シアン色、マゼンダ
    色、イエロー色の3色の印字が可能であるとともに、 前記確認手段による順方向印字および逆方向印字は、一
    方をシアン色により他方をマゼンダ色により行うことを
    特徴とする請求項1記載のシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記確認手段による順方向印字は1色の
    みで印字する部分とその1色と逆方向印字で印字される
    他の色とを重ねて印字する部分とを備え、 前記確認手段による逆方向印字は前記順方向印字により
    1色のみで印字された部分に他の色を重ねて印字するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のシリアルプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは縦方向に配列された複
    数の印字部を備え、 前記確認手段による順方向印字において、1色のみで印
    字する部分とその1色と他の色とを重ねて印字する部分
    とは、前記縦方向に配列された複数の印字部のうち略上
    半分と略下半分とで区分けされるとともに、その区分け
    は所定の間隔毎に交互に切り替えられることを特徴とす
    る請求項3記載のシリアルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記確認手段は、順方向印字および逆方
    向印字において、所定のキャラクタを複数印字するもの
    であり、その複数印字されるキャラクタの間隔は2種類
    以上設けられていることを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載のシリアルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記確認手段により印字されるキャラク
    タは縦罫線であることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載のシリアルプリンタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000296608A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Seiko Epson Corp モノクロ印刷とカラー印刷で補正値を変える双方向印刷時の記録位置ズレの調整
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US6908173B2 (en) 1999-02-10 2005-06-21 Seiko Epson Corporation Positional deviation correction using reference and relative correction values in bi-directional printing
US7600844B2 (en) 2002-07-26 2009-10-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer in which a best test pattern printed in a recording medium is automatically selected
JP2014014979A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd 吐出調整パターン形成方法、インクジェットヘッドの吐出調整方法、及び、インクジェットプリンタ

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