JPH1032963A - 直流モータのブラシ装置 - Google Patents

直流モータのブラシ装置

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JPH1032963A
JPH1032963A JP18292596A JP18292596A JPH1032963A JP H1032963 A JPH1032963 A JP H1032963A JP 18292596 A JP18292596 A JP 18292596A JP 18292596 A JP18292596 A JP 18292596A JP H1032963 A JPH1032963 A JP H1032963A
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Hiromitsu Takei
宏光 武井
Hiroshi Sakashita
広志 坂下
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの寿命を長くすることが可能な直流モ
ータのブラシ装置を得る。 【解決手段】 導電性弾性材からなるブラシ1、ブラシ
1に取り付けられた振動防止部材2、ブラシ1と摺接し
合う整流子4を備えた直流モータのブラシ装置。ブラシ
1の、整流子4と摺接する側と反対側の面には、ブラシ
1の整流子4との接触点の背面部分の長手方向両側に振
動防止部材2が設けられており、振動防止部材2とブラ
シ1の間には、ブラシ1の整流子4との接触点の背面部
分を除いて接着剤が介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシを備えた直
流モータに関するもので、特にそのブラシ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ブラシを備え、ブラシからロータコアの
駆動コイルに電源を供給して回転軸を回転させる直流モ
ータとして図6に示すものが知られている。図6におい
て、円形状の底板33の中央部には下に向かって凸部3
3aが形成されており、この凸部33aによって底板3
3の上面側には凹部33bが生じている。凹部33bの
底面にはスラスト受座金35が設けられている。凹部3
3bの内周面には円環状のメタル軸受34’が圧入固定
されている。
【0003】一方、底板33の外縁部にはモータケース
32の開口端が取り付けられている。モータケース32
は有底円筒状に形成されて底部が上向きになるように上
下反転して配置されており、下側の開口側先端部に底板
33の外縁部が嵌合されて取り付けられている。また、
モータケース32の周壁の内面には駆動用マグネット4
3が取り付けられている。さらに、モータケース32の
天井部分の中央部には、上部に向かって突出した円筒状
のボス部32aが設けられている。ボス部32aの内周
面には円環状の軸受34が圧入固定されている。
【0004】モータケース32に取り付けられた軸受3
4と、底板33に取り付けられた軸受34’は何れも中
央に孔を有しており、この軸受34、34’の中央の孔
には回転軸31が挿通されている。軸受34、34’に
挿通された回転軸31の下側の先端はスラスト受座金3
5に当接しており、回転軸31はスラスト受座金35に
よってスラスト方向に支持されている。さらに、回転軸
31は、上記軸受34、34’によってラジアル方向に
支持されている。従って、回転軸31はスラスト受座金
35と軸受34、34’によって、モータケース32及
び底板33に対して回転自在となっている。
【0005】回転軸31のモータケース32内における
上側の部分にはコア絶縁体38が取り付けられている。
コア絶縁体38にはロータコア39が取り付けられてい
る。ロータコア39は同一形状の磁性板を複数枚積層し
て構成されており、外周には複数の突極を有し、かつ、
各突極にはコイル37が巻回されている。また、ロータ
コア39の突極は、モータケース32の周壁内面に取り
付けられた駆動用マグネット43の内周面と一定の間隙
をおいて向かい合っている。
【0006】回転軸31のコア絶縁体38より下側の外
周面には整流子44が取り付けられている。整流子44
は、主として、整流子ホルダー40、整流子セグメント
42、消弧素子36、油切り座金41等から構成されて
いる。このうち、回転軸31には整流子ホルダー40が
取り付けられている。整流子ホルダー40の外周面に
は、周方向に、間に一定の間隙をおきながら複数個の整
流子セグメント42が取り付けられている。各整流子セ
グメント42の一端部は、軸方向上側に引き出されると
ともに外側に曲げられたライザ部42aとなっている。
このライザ部42aには、ロータコア39の突極に巻回
されたコイル37の一端が巻回され電気的に接続されて
いる。また、複数の整流子セグメント42が設けられ
た、整流子ホルダー40の外周側には、消弧素子36が
取り付けられている。なお、消弧素子36の上面は、ラ
イザ部42aの下面と当接されている。
【0007】一方、底板33の凹部33bより外側の部
分には2個の給電端子60、60が設けられている。給
電端子60は、ブラシターミナル52とブラシ51等か
ら構成されている。ブラシ51は、図7(b)に示すよ
うに、長手方向の一端部が固定部51aとなっており、
固定部51aがかしめ、あるいはスポット溶接等の手法
によりブラシターミナル52に固定されている。また、
ブラシ51の他端部にはブラシ51の長手方向に2つの
スリットが設けられており、このスリットによって3つ
のブラシ片51bが生じている。各ブラシ片51bの先
端部側の部分には凹部が設けられており、この凹部内に
は貴金属からなるクラッド54が埋め込まれている。こ
のクラッド54が、図7(a)に示すように、整流子ホ
ルダー40の外周面に設けられた複数の整流子セグメン
ト42のうちの一つの整流子セグメント42に摺接して
いる。給電端子60、60に設けられた各ブラシ51、
51の先端部は、回転軸31を挟んで互いに反対位置に
存在する異なる整流子セグメント42に摺接されてい
る。さらに、ブラシ51のクラッド54とは反対側の面
で、かつ、3つのブラシ片51bの付け根の部分には、
ブラシ51の振動を抑えるために、樹脂あるいは合成ゴ
ムからなる振動防止部材55が設けられている。
【0008】ブラシターミナル52は、図示しない接続
部がモータケース32の内部側から外部側に突出してい
る。このモータケース32の外部に突出した図示しない
接続部には外部電源と接続されたリード線等が接続され
る。このような給電端子60、60は、モータケース3
2および底板33から電気的に絶縁されている。
【0009】図6において、ブラシターミナル52の図
示しない接続部にリード線を接続して外部電源から電源
を供給すると、電源が、ブラシターミナル52、ブラシ
51、整流子セグメント42等を介してコイル37に供
給される。コイル37に電源が供給されることにより、
突極にコイル37が巻回されたロータコア39が、一定
の間隙をおいて対向する駆動用マグネット43との間の
電磁力によって周方向に駆動される。ロータコア39が
周方向に駆動されると、ロータコア39と一体の回転軸
31も周方向に回転し、これにより、ブラシ51が摺接
する整流子セグメント42も次のセグメントへ順次切り
換えられ、この結果、ロータコア39及び回転軸31が
連続的に回転駆動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記ブラシ装置を有す
る直流モータでは、ブラシ51の防振対策のため、ブラ
シ51に対して樹脂や合成ゴムからなる振動防止部材5
5が接着等によって取り付けられている。しかし、振動
防止部材55の取付けに用いられる接着剤が、ブラシ5
1の長手方向の一端部に形成されたクラッド54に及ん
で導通不良が生じることがあった。そこで、このような
不具合を解消するため、振動防止部材55はクラッド5
4から離間したブラシ51の支点側であるブラシ片51
bの付け根の部分に取り付けられていた。
【0011】また、上記直流モータが回転駆動されるこ
とにより、整流子44の整流子セグメント42aに摺動
するブラシ51のクラッド54が摩耗していく。摩耗が
進んで、図8(a)に示すようにブラシ51の厚さが、
元の板厚の50%以下になると、図8(b)示すように
摩耗した部分からブラシ51のへたりが生じ、この結
果、ブラシ51が整流子44に巻き込まれるなどして、
モータの寿命低下の原因となっている。
【0012】図9はブラシの摩耗量とモータ寿命時間の
関係を示している。図9において、モータは、使用し始
めの頃は、初期なじみ摩耗により著しくブラシの摩耗が
進む。しかし、一定量摩耗すると、定常摩耗となり一定
時間当たりの摩耗の量は減少する。しかし、モータを使
用し続けて、ブラシの摩耗の量が50%以上となると、
(1)ブラシへたりによる摩耗促進、(2)整流子への
ブラシ51の巻き込みによる止まり等が生じ、その時点
でモータの寿命が終わってしまう。ブラシ51の摩耗量
が50%を越えても、(1)ブラシへたりによる摩耗促
進、(2)整流子へのブラシ51の巻き込みによる止ま
り、などを解消して、点線Aで示すようにブラシ51が
全摩耗するまでモータの寿命時間を延長したいが、具体
的に良い方法がなかった。
【0013】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、モータの寿命を長くす
ることが可能な直流モータのブラシ装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導電性弾性材からなるブラシ、ブラシに取り付けられた
振動防止部材、ブラシと摺接し合う整流子を備えた直流
モータのブラシ装置であって、ブラシの整流子と摺接す
る側と反対側の面にはブラシの整流子との接触点の背面
部分の長手方向両側に振動防止部材が設けられており、
振動防止部材とブラシの間にはブラシの整流子との接触
点の背面部分を除いて接着剤が介在されていることを特
徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、導電性弾性材から
なるブラシ、ブラシに取り付けられた振動防止部材、ブ
ラシと摺接し合う整流子を備えた直流モータのブラシ装
置であって、ブラシの整流子と摺接する側と反対側の面
には振動防止部材がモールド成形によって取り付けられ
ており、振動防止部材はブラシを貫通し、かつ、ブラシ
の整流子との接触点を挟んで長手方向両側に突出した突
出部を有していることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、導電性弾性材から
なるブラシ、ブラシに取り付けられた振動防止部材、ブ
ラシと摺接し合う整流子を備えた直流モータのブラシ装
置であって、ブラシの整流子と摺接する側と反対側の面
はブラシの固定部側の一端部から整流子と接触する側の
他端部にかけて連続した振動防止部材が設けられてお
り、振動防止部材のブラシの整流子と摺接する側と反対
側に位置する部分は、ブラシとの非接触部となっている
ことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、ブラシの整流子と
の接触点近傍には貴金属材が設けられていることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる直流モータ
のブラシ装置について図面を参照しながら説明する。な
お、直流モータの基本構成は前述した従来例と同じであ
るため、ここでは説明を省略し、ブラシ装置についての
み重点的に説明する。図1において、底板10の中央部
には軸受21が設けられており、軸受21には回転軸3
が挿通され、回転軸3は軸受21によって回転自在に支
持されている。回転軸3の外周面には整流子5が設けら
れている。整流子5の外周面は3個のスリットで均等に
分割されており、分割された各部分には整流子セグメン
ト5aが配置されている。各整流子セグメント5aには
図示しないコイルの一端が電気的に接続されている。
【0019】また、図1(a)において、底板10上
で、回転軸3を中心として水平方向両側には給電端子2
0、20が設けられている。各給電端子20は、ブラシ
ターミナル4やブラシ1等から構成されている。ブラシ
ターミナル4は、固定部4aと、ブラシターミナル4か
ら底板10を貫通して裏面側に突出したリード接続部4
b等からなる。ブラシ1は長手方向の一端に固定部1a
が設けられており、この固定部1aがブラシターミナル
4に対して固定されている。また、ブラシ1の、固定部
1aとは長手方向反対側の他端部は、回転軸3側に向か
って延びている。
【0020】ブラシ1の固定部1aとは長手方向反対側
の他端部には、長手方向に2つのスリットが設けられて
おり、この2つのスリットによって3つのブラシ片1
b、1b、1bが生じている。各ブラシ片1bの先端側
で、しかも、回転軸3側の面には凹部が設けられてお
り、この凹部の内部には貴金属製のクラッド6が埋め込
まれている。クラッド6は、整流子5との接触点を有し
ており、整流子5の外周面に設けられた整流子セグメン
ト5aと摺接されている。
【0021】さらに、ブラシ1のクラッド6と反対側の
面には、ブラシ片1bの先端部から、固定部1a側のブ
ラシ片1bの生じた部分にかけて、クラッド6の背面部
分を覆うようにして連続して、すなわちブラシ片1bに
おける整流子5との接触点の背面部分における長手方向
両側に、樹脂あるいは合成ゴム等からなる振動防止部材
2が取り付けられてる。振動防止部材2は、固定の対象
であるブラシ1との間に接着剤を介在させることによっ
て固定されている。しかし、クラッド6に接着剤が付着
して導通不良が生じるのを防止するため、ブラシ1のク
ラッド6の背面部分は接着剤が塗布されない非接着部2
aとなっており、この非接着部2aを除いた箇所に接着
剤が介在されている。
【0022】以上のような構成の直流モータのブラシ装
置によれば、ブラシ1の整流子5と摺接する側と反対側
の面に、クラッド6の背面部分を覆うように連続した振
動防止部材2が設けられており、振動防止部材2とブラ
シ1の間には、クラッド6の背面部分を除いて接着剤が
介在されているため、ブラシ1の整流子5との接触点で
あるクラッド6の部分の摩耗が進み、ブラシ1の摩耗量
が50%以上進んでも、摩耗部分はクラッド6の背面部
分を除いて接着剤で固定された振動防止部材2によって
補強され、ブラシ1にへたりが生じることがない。従っ
て、へたりによって、ブラシの摩耗が促進されることも
ないし、また、ブラシ1が整流子5に巻き込まれること
もなく、ブラシ1が全摩耗して切断されるまで直流モー
タを使用することができ、モータの寿命を従来の約2倍
程度まで延長することができる。また、振動防止部材2
のクラッド6の背面側の部分は接着剤が塗布されない非
接着部2aとなっているため、振動防止部材2の固定に
用いられる接着剤がブラシ1のクラッド6の部分まで及
んで、導通不良が生じることを解消することができる。
【0023】なお、上記ブラシ1のブラシ片1b、1
b、1bは、振動防止部材2によって一体となっている
が、上記振動防止部材2の、ブラシ1のスリットと重な
る部分にスリットを形成し、各ブラシ片1b、1b、1
bが独立してスイングできるように構成してもよい。
【0024】さらに、上記実施形態では振動防止部材2
はブラシ1に接着固定されていた。しかし、接着剤を使
用せず、図2に示すように、樹脂あるいは合成ゴム等を
アウトサート成形することによりブラシ1に振動防止部
材22を取り付けてもよい。図2において、ブラシ1の
クラッド6とは反対側の面は、ほぼ全体に渡って振動防
止部材22によって覆われており、振動防止部材22の
一部は、ブラシ1に形成されたスリットからクラッド6
側に突出し、突出部22b、22b’、22cとなって
いる。このうち、突出部22b、22b’はクラッド6
の長手方向両側に設けられており、かつ、ブラシ1のク
ラッド6側の面を長手方向と直交する方向に覆ってい
る。また、突出部22cは、ブラシ片1bの付け根の部
分に設けられており、突出部22b、22b’と同じ
く、ブラシ1のクラッド6側の面を長手方向と直交する
方向に覆っている。このようなブラシ1のクラッド6側
の面を覆う突出部22b、22b’、22cにより、振
動防止部材22はブラシ1から離脱することなく強固に
固定されている。
【0025】以上のように振動防止部材22をアウトサ
ート成形によって形成することにより、接着剤を全く用
いないため、クラッド6が導通不良を引き起こすことが
ない。また、ブラシ1は振動防止部材22で補強されて
いるため、ブラシ1は摩耗によって完全に切れるまで使
用することができ、直流モータの寿命を延長することが
できる。
【0026】さらに、振動防止部材22をアウトサート
成形によって形成する場合、振動防止部材22の一部を
ブラシ1に設けられたスリットからクラッド6側の面に
突出させていたが、これに限られたものではない。図
3、図4に示すように、各ブラシ片1bごとに複数の孔
1g、1h、1iを各ブラシ片1bの長手方向に任意の
間隔をおいて形成し、この孔からブラシ1のクラッド6
側の面に振動防止部材22の一部を突出させ、振動防止
部材22が離脱しないように固定するための突出部22
b、22b’、22c’を形成してもよい。こうするこ
とにより、ブラシ2のスリットに振動防止部材22が及
ばないため、各ブラシ片1bが独立してスイングさせる
ことができる。
【0027】次に、直流モータのブラシ装置のさらに別
の実施の形態について説明する。図5(a)において、
ブラシ1の各ブラシ片1bの先端部には折り曲げ成形等
によって短手方向全体に渡って凸部1dが設けられてお
り、この凸部1dによってブラシ片1bの裏面側には凹
部1cが生じている。凸部1cの表面には図示しない整
流子との接触点を有するクラッド6が設けられている。
また、ブラシ1のクラッド6とは反対側の面で、かつ、
ブラシ片1bの先端部からブラシ片1bの付け根の部分
にかけて連続した振動防止部材2が接着固定されてい
る。振動防止部材2のブラシ片1b側の面の全面には予
め接着剤が塗布されているが、ブラシ片1bのクラッド
6の背面側の部分には凹部1cによって空間が生じてい
るため、この凹部1cの部分に対応する振動防止部材2
の部分は、ブラシ片1b(ブラシ1)との非接触部とな
っている。
【0028】以上のような構成の直流モータのブラシ装
置によれば、ブラシ1の図示しない整流子と摺接する側
と反対側の面に、クラッド6の背面部分を覆うような形
態で振動防止部材2が接着固定されているため、ブラシ
1の整流子5との接触点であるクラッド6の部分の摩耗
が進み、ブラシ1の摩耗量が50%以上進んでも、摩耗
部分はクラッド6の背面部分を除いて接着剤で固定され
た振動防止部材2によって補強され、ブラシ1にへたり
が生じることがない。従って、へたりによる摩耗の促進
もないし、また、ブラシ1が整流子5に巻き込まれるこ
ともないため、ブラシ1が全摩耗して切れるまで直流モ
ータを使用することができ、モータの寿命を延長するこ
とができる。さらに、各ブラシ片1bの凹部1cによっ
て生ずるブラシ1と振動防止部材2の間の非接触部によ
って、接着剤がクラッド6に及ぶのを防止することがで
きるため、接着剤がブラシ1のクラッド6の部分まで及
んで導通不良が生じるのを解消することができる。さら
に、従来の、振動防止部材がクラッドの背面側に接着固
定されたタイプのブラシ構造でも、ブラシ片のクラッド
とは反対側から凹部を形成することにより、クラッドへ
接着剤が及ぶのを防止することができるため、工法的に
も安価で、製作しやすい構成が可能となる。
【0029】なお、上記実施の形態では、ブラシ1のブ
ラシ片1bに対して凸部1dを形成しこれによって生じ
た凹部1cで、振動防止部材2のブラシ1との非接触部
分を形成していた。しかし、これに限らず、図5(c)
に示すように、振動防止部材2の方に突出部2dを形成
し、これによって生じた凹部2eによって、クラッド6
の背面側に振動防止部材2のブラシ1との非接触部を設
けることも可能である。この非接触部により接着剤がク
ラッド6に及ぶのを防止して、導通不良が生じるのを解
消することができる。また、ブラシ1は振動防止部材2
で補強されるため、摩耗が50%以上進んでもへたるこ
とがなく、直流モータの寿命を延長することができる。
この場合、振動防止部材2に用いられる材質としては、
剛性を有するゴム材などが好ましい。
【0030】次に、直流モータのブラシ装置のさらに別
の実施の形態について説明する。図5(b)において、
ブラシ1の各ブラシ片1bの先端部には凸部1fが設け
られている。凸部1fはブラシ片1bの短手方向全体で
はなく、打出成形等によって中央部のみに形成されてい
る。このため、凸部1fは周りをフラットな部分で囲ま
れたような形態となっている。凸部1fには図示しない
整流子との接触点を有するクラッド6が設けられてい
る。また、ブラシ1のクラッド6とは反対側の面で、か
つ、ブラシ片1bの先端部からブラシ片1bの付け根の
部分にかけて連続した振動防止部材2が接着固定されて
いる。ブラシ片1bのクラッド6の背面側の部分には凸
部1fによって凹状の部分が生じている。振動防止部材
2cの、凸部1fによって生じた凹状の部分と対応する
箇所は、ブラシ片1bとの非接触部となっている。
【0031】以上のような構成の直流モータのブラシ装
置によれば、ブラシ片1bのクラッド6が取り付けられ
た凸部1fは周りにフラットな部分を有しているため、
図示しない整流子と摺動する凸部1fの摩耗が進んで
も、凸部1fは外周に位置するブラシ片1bのフラット
な部分で保持されることとなる。したがって、摩耗量が
全体の50%以上進んでも、ブラシ1(ブラシ片1b)
はへたることがなく、直流モータの寿命を延長すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ブラシ
の、整流子と摺接する側と反対側の面に、ブラシの整流
子との接触点の背面部分を覆うように振動防止部材が設
けられ、振動防止部材とブラシの間にブラシの整流子と
の接触点の背面部分を除いて接着剤が介在されているた
め、接着剤がブラシの整流子との接触点に及んで導通不
良が生じることを解消することが可能となる。また、ブ
ラシの摩耗が進んでも、ブラシは振動防止部材で補強さ
れるため、へたりが生じることがなく、直流モータの寿
命を延ばすことが可能となる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、ブラシの、
整流子と摺接する側と反対側の面には振動防止部材がモ
ールド成形されており、振動防止部材はブラシを貫通
し、かつ、上記ブラシの上記整流子との接触点の長手方
向両側に突出した突出部を有しているため、振動防止部
材は接着剤を用いることなくブラシに固定することがで
き、接着剤がブラシの整流子との接触点に及んで導通不
良が生じることを解消することが可能となる。また、ブ
ラシの摩耗が進んでも、ブラシは振動防止部材で補強さ
れるため、へたりが生じることがなく、直流モータの寿
命を延ばすことが可能となる。
【0034】請求項3記載の発明は、ブラシの整流子と
摺接する側と反対側の面には、ブラシの固定部側の一端
部から整流子と接触する側の他端部にかけて連続した振
動防止部材が設けられており、しかも、振動防止部材の
ブラシの整流子と摺接する側と反対側に位置する部分は
ブラシとの非接触部となっているため、非接触部で接着
剤がブラシの整流子と摺接する部分に及ぶのを遮断する
ことができ、接着剤がブラシの整流子との接触点に及ん
で導通不良が生じることを解消することが可能となる。
また、ブラシの摩耗が進んでも、ブラシは振動防止部材
で補強されるため、へたりが生じることがなく、直流モ
ータの寿命を延ばすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる直流モータのブラシ装置の実施
の形態を示す、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は要部を拡大側面図。
【図2】本発明にかかる直流モータのブラシ装置の別の
実施の形態を示す図。
【図3】本発明にかかる直流モータのブラシ装置のさら
に別の実施の形態を示す斜視図。
【図4】同上要部を拡大して示す断面図。
【図5】本発明にかかる直流モータのブラシ装置の別の
実施の形態を示す図。
【図6】従来の直流モータのブラシ装置の例を示す断面
図。
【図7】同上直流モータのブラシ装置の例を示す、
(a)は平面図、(b)は側面図。
【図8】従来の直流モータのブラシ装置とへたりの例を
示す要部拡大図。
【図9】ブラシの摩耗とモータの寿命の関係を示す線
図。
【符号の説明】
1 ブラシ 2 振動防止部材 5 整流子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性弾性材からなるブラシ、該ブラシ
    に取り付けられた振動防止部材、上記ブラシと摺接し合
    う整流子を備えた直流モータのブラシ装置であって、 上記ブラシの、上記整流子と摺接する側と反対側の面に
    は、上記ブラシの上記整流子との接触点の背面部分の長
    手方向両側に上記振動防止部材が設けられており、 上記振動防止部材と上記ブラシの間には、上記ブラシの
    上記整流子との接触点の背面部分を除いて接着剤が介在
    されていることを特徴とする直流モータのブラシ装置。
  2. 【請求項2】 導電性弾性材からなるブラシ、該ブラシ
    に取り付けられた振動防止部材、上記ブラシと摺接し合
    う整流子を備えた直流モータのブラシ装置であって、 上記ブラシの、上記整流子と摺接する側と反対側の面に
    は上記振動防止部材がモールド成形によって取り付けら
    れており、 上記振動防止部材は、上記ブラシを貫通し、かつ、上記
    ブラシの上記整流子との接触点を挟んで長手方向両側に
    突出した突出部を有していることを特徴とする直流モー
    タのブラシ装置。
  3. 【請求項3】 導電性弾性材からなるブラシ、該ブラシ
    に取り付けられた振動防止部材、上記ブラシと摺接し合
    う整流子とを備えた直流モータのブラシ装置であって、 上記ブラシの上記整流子と摺接する側と反対側の面に
    は、上記ブラシの固定部側の一端部から上記整流子と接
    触する側の他端部にかけて連続した振動防止部材が設け
    られており、 上記振動防止部材の、上記ブラシの上記整流子と摺接す
    る側と反対側に位置する部分は、ブラシとの非接触部と
    なっていることを特徴とする直流モータのブラシ装置。
  4. 【請求項4】 上記ブラシの上記整流子との接触点近傍
    には貴金属材が設けられていることを特徴とする請求項
    1、2、または3記載の直流モータのブラシ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6677694B1 (en) * 1999-09-20 2004-01-13 Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. DC motor with brushes

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