JPH10330266A - インスリン作用増強活性組成物 - Google Patents
インスリン作用増強活性組成物Info
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- JPH10330266A JPH10330266A JP9143816A JP14381697A JPH10330266A JP H10330266 A JPH10330266 A JP H10330266A JP 9143816 A JP9143816 A JP 9143816A JP 14381697 A JP14381697 A JP 14381697A JP H10330266 A JPH10330266 A JP H10330266A
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- JP
- Japan
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- acid
- formula
- bukuryo
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- polycoic
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- Pending
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- Confectionery (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ラノスタン骨格または3,4−セ
コラノスタン骨格を有する化合物の少なくとも一種を有
効成分とするインスリン作用増強活性および分化誘導活
性を有する組成物に関する。 【解決手段】 式Iまたは式II: 【化1】 で示されるラノスタン骨格を有するトリテルペン類の少
なくとも1種、または式IIIまたは式IV: 【化2】 で示される3,4−セコラノスタン骨格を有するトリテ
ルペン類の少なくとも1種を有効成分として含むインス
リン作用増強活性、または分化誘導活性を有する組成
物。
コラノスタン骨格を有する化合物の少なくとも一種を有
効成分とするインスリン作用増強活性および分化誘導活
性を有する組成物に関する。 【解決手段】 式Iまたは式II: 【化1】 で示されるラノスタン骨格を有するトリテルペン類の少
なくとも1種、または式IIIまたは式IV: 【化2】 で示される3,4−セコラノスタン骨格を有するトリテ
ルペン類の少なくとも1種を有効成分として含むインス
リン作用増強活性、または分化誘導活性を有する組成
物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラノスタン骨格ま
たは3,4−セコラノスタン骨格を有する化合物の少な
くとも一種を有効成分とするインスリン作用増強活性お
よび分化誘導活性を有する組成物、例えば、医薬製剤、
化粧用組成物、機能性食品、健康食品など、に関する。
たは3,4−セコラノスタン骨格を有する化合物の少な
くとも一種を有効成分とするインスリン作用増強活性お
よび分化誘導活性を有する組成物、例えば、医薬製剤、
化粧用組成物、機能性食品、健康食品など、に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】細胞
が全能性を失いながら特殊な組織に分化することを細胞
の発生運命という。そのプログラムは、受精卵の遺伝子
にすでに書き込まれていたはずであるが、発生に伴って
特定の遺伝子のスイッチがオン、オフされる制御機構は
以前なぞのままである。遺伝子レベルでは、細胞分化と
は遺伝子発現の型が変化することであり、多くの遺伝子
の発現が一定のプログラムに従って遷移し分化した細胞
としての形質を備えるようになる。
が全能性を失いながら特殊な組織に分化することを細胞
の発生運命という。そのプログラムは、受精卵の遺伝子
にすでに書き込まれていたはずであるが、発生に伴って
特定の遺伝子のスイッチがオン、オフされる制御機構は
以前なぞのままである。遺伝子レベルでは、細胞分化と
は遺伝子発現の型が変化することであり、多くの遺伝子
の発現が一定のプログラムに従って遷移し分化した細胞
としての形質を備えるようになる。
【0003】脂肪細胞は、筋肉、軟骨、骨などを生じる
中胚葉性の幹細胞から特定の分化プログラムの活性化に
よって誘導されるが、その遺伝子発現制御の機構につい
て、細胞の分化を制御するキーポイントの転写因子がP
PAR(peroxisome proliferator-activated recepto
r:ペルオキシソーム増殖剤応答性レセプター)である
ことが明確になってきた。
中胚葉性の幹細胞から特定の分化プログラムの活性化に
よって誘導されるが、その遺伝子発現制御の機構につい
て、細胞の分化を制御するキーポイントの転写因子がP
PAR(peroxisome proliferator-activated recepto
r:ペルオキシソーム増殖剤応答性レセプター)である
ことが明確になってきた。
【0004】ところで、この発明者らはインスリン非依
存型糖尿病(NIDDM:non-insulin-dependent diab
etes)に対する治療薬として大きな期待を集めているシ
グリタゾン誘導体(TZD)がインスリンの存在下前脂
肪細胞の分化を強く誘導することを見つけた。TZDに
よる活性化はPPARに特異的であり、PPARγへの
親和性の強さが血糖降下作用の強さおよび脂肪細胞の分
化誘導活性の強さに相関することが判明している。すな
わち、糖尿病治療薬の評価の1つとしての指標となし得
ることになる。
存型糖尿病(NIDDM:non-insulin-dependent diab
etes)に対する治療薬として大きな期待を集めているシ
グリタゾン誘導体(TZD)がインスリンの存在下前脂
肪細胞の分化を強く誘導することを見つけた。TZDに
よる活性化はPPARに特異的であり、PPARγへの
親和性の強さが血糖降下作用の強さおよび脂肪細胞の分
化誘導活性の強さに相関することが判明している。すな
わち、糖尿病治療薬の評価の1つとしての指標となし得
ることになる。
【0005】そこで、この発明者らは、シグリタゾン誘
導体のように、インスリンの存在下脂肪細胞の分化を誘
導するもののなかに糖尿病治療薬としての作用を持つも
のがあると考えた。白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞
株を用いて、植物成分の分化誘導活性をスクリーニング
するうちに、茯苓成分に強い分化誘導活性があることを
知った。
導体のように、インスリンの存在下脂肪細胞の分化を誘
導するもののなかに糖尿病治療薬としての作用を持つも
のがあると考えた。白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞
株を用いて、植物成分の分化誘導活性をスクリーニング
するうちに、茯苓成分に強い分化誘導活性があることを
知った。
【0006】日本産および中国産の茯苓は伐採後3〜5
年を経た枯れたマツ類(Pinus spp.、アカマツなど)
の根の周囲に生じるサルノコシカケ科の菌類マツホド
(Poriacocos Wolf)を基原とするものである。その他
の外国産茯苓はマツ属のほか、ヒマラヤスギ、カシ、ウ
ルシ、その他の植物を宿主とする。不定形の塊状で表面
は暗褐色で松膚状、内部は白色または淡紅色である。菌
核の外層をはいで乾燥したものが茯苓である。味はやや
粘稠性で新鮮なものは特異な微かなにおいがある。漢方
では利水、鎮静薬として、利尿異常、心悸亢進などの治
療に用いられている。本発明において分離精製された6
種の化合物はすでに知られているが、これらの化合物が
分化誘導活性を有することはかって報告されていない。
年を経た枯れたマツ類(Pinus spp.、アカマツなど)
の根の周囲に生じるサルノコシカケ科の菌類マツホド
(Poriacocos Wolf)を基原とするものである。その他
の外国産茯苓はマツ属のほか、ヒマラヤスギ、カシ、ウ
ルシ、その他の植物を宿主とする。不定形の塊状で表面
は暗褐色で松膚状、内部は白色または淡紅色である。菌
核の外層をはいで乾燥したものが茯苓である。味はやや
粘稠性で新鮮なものは特異な微かなにおいがある。漢方
では利水、鎮静薬として、利尿異常、心悸亢進などの治
療に用いられている。本発明において分離精製された6
種の化合物はすでに知られているが、これらの化合物が
分化誘導活性を有することはかって報告されていない。
【0007】白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株はd
dNマウス自然発生乳がんの同系移植細胞第2代の腫瘤
より分離樹立された前脂肪細胞から脂肪細胞に分化する
クローン化細胞株である。ウシ胎児血清とインスリンな
どの分化誘導因子の存在下飽和密度に到達すると、細胞
質内に急速に脂肪を蓄積し脂肪細胞へと分化誘導が可能
であることが知られている。
dNマウス自然発生乳がんの同系移植細胞第2代の腫瘤
より分離樹立された前脂肪細胞から脂肪細胞に分化する
クローン化細胞株である。ウシ胎児血清とインスリンな
どの分化誘導因子の存在下飽和密度に到達すると、細胞
質内に急速に脂肪を蓄積し脂肪細胞へと分化誘導が可能
であることが知られている。
【0008】本発明の化合物はインスリンの分化誘導活
性を増強させると同時に化合物それ自体も分化誘導活性
を有する。
性を増強させると同時に化合物それ自体も分化誘導活性
を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインスリン作用
増強活性または分化誘導活性を有する組成物は下記の化
合物を有効成分として含むものである。ラノスタン骨格
を有する、式Iまたは式II:
増強活性または分化誘導活性を有する組成物は下記の化
合物を有効成分として含むものである。ラノスタン骨格
を有する、式Iまたは式II:
【化5】 [式中、R1は、H、またはCH3であり、R2Aは、β−
OH、β−OCOCH3、α−OH、α−OCOCH3で
あるか、または環を構成する炭素原子とともにC=Oを
形成し、R3およびR5は、同一または異なって、H、ま
たはOHであり、R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−
Ra(ここで、Raは、HまたはOHを示す)、または−
CH=C(CH3)−Rb(ここで、Rbは、CH3またはC
H2OHを示す)であり、R6は、CH3、またはCH2O
Hである。]で示されるトリテルペン類であり、さらに
具体的には、例えば、式I−a:
OH、β−OCOCH3、α−OH、α−OCOCH3で
あるか、または環を構成する炭素原子とともにC=Oを
形成し、R3およびR5は、同一または異なって、H、ま
たはOHであり、R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−
Ra(ここで、Raは、HまたはOHを示す)、または−
CH=C(CH3)−Rb(ここで、Rbは、CH3またはC
H2OHを示す)であり、R6は、CH3、またはCH2O
Hである。]で示されるトリテルペン類であり、さらに
具体的には、例えば、式I−a:
【化6】 で示されるポリポレン酸C、式II−a:
【化7】 で示されるパキマ酸、式I−b:
【化8】 で示されるデヒドロパキマ酸、式II−b:
【化9】 で示される3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラ
メテノール酸、および式I−c:
メテノール酸、および式I−c:
【化10】 で示されるデヒドロトラメテノール酸(3β−ヒドロキ
シラノスタ−7,9(11),24−トリエン−21−オイ
ックアシッド)を挙げることができる。好ましくは、パ
キマ酸およびデヒドロトラメテノール酸である。
シラノスタ−7,9(11),24−トリエン−21−オイ
ックアシッド)を挙げることができる。好ましくは、パ
キマ酸およびデヒドロトラメテノール酸である。
【0010】さらに、3,4−セコラノスタン骨格を有
する、式IIIまたは式IV:
する、式IIIまたは式IV:
【化11】 [式中、R1およびR2Bは、H、またはCH3であり、R
3およびR5は、同一または異なって、H、またはOHで
あり、R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−Ra(ここ
で、Raは、HまたはOHを示す)、または−CH=C
(CH3)−Rb(ここで、Rbは、CH3またはCH2OH
を示す)であり、R6は、CH3、またはCH2OHであ
る]で示されるトリテルペン類、さらに具体的には、例
えば、式III−a:
3およびR5は、同一または異なって、H、またはOHで
あり、R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−Ra(ここ
で、Raは、HまたはOHを示す)、または−CH=C
(CH3)−Rb(ここで、Rbは、CH3またはCH2OH
を示す)であり、R6は、CH3、またはCH2OHであ
る]で示されるトリテルペン類、さらに具体的には、例
えば、式III−a:
【化12】 で示されるポリコ酸A、式III−b:
【化13】 で示されるポリコ酸B、式III−c:
【化14】 で示されるポリコ酸Dを挙げることができる。
【0011】本発明の化合物には一般に生体内において
遊離形と実質的に同様の生理活性または薬理活性を発揮
するもの、例えば、本発明の化合物の誘導体および医薬
的に許容される塩、付加塩、水和物などは本発明の技術
的範囲に含まれるものである。例えば、酢酸エステル、
メチル、エチルなどの低級アルキルエステルなどのエス
テル体、およびNa、Kなどの塩を挙げることができ
る。
遊離形と実質的に同様の生理活性または薬理活性を発揮
するもの、例えば、本発明の化合物の誘導体および医薬
的に許容される塩、付加塩、水和物などは本発明の技術
的範囲に含まれるものである。例えば、酢酸エステル、
メチル、エチルなどの低級アルキルエステルなどのエス
テル体、およびNa、Kなどの塩を挙げることができ
る。
【0012】本発明の組成物のインスリン作用増強活性
および分化誘導活性を有する化合物としては、少なくと
も式I〜IVにおいて21位のカルボン酸またはその誘導
体が有効であると推測される。
および分化誘導活性を有する化合物としては、少なくと
も式I〜IVにおいて21位のカルボン酸またはその誘導
体が有効であると推測される。
【0013】本発明はさらに、茯苓または茯苓皮の抽出
エキスを有効成分とするインスリン作用増強活性および
分化誘導活性を有する組成物に関する。
エキスを有効成分とするインスリン作用増強活性および
分化誘導活性を有する組成物に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の化合物および抽出エキス
は医薬製剤、外用剤、化粧用組成物、機能性食品、健康
食品などの組成物として用いられ得る。医薬製剤、外用
剤および化粧用組成物の例としては、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、注射剤、経皮吸収剤、軟膏剤、坐
剤、ローション剤、クリーム剤など、機能性食品および
健康食品の例としては、粉末、ペースト、細粒、顆粒、
錠剤型保健食品、ドリンク剤、グミ製剤、クッキー、キ
ャンデー(あめ)、ガムなどを挙げることができる。こ
れらの組成物は通常用いられる製法によって製造され得
る。
は医薬製剤、外用剤、化粧用組成物、機能性食品、健康
食品などの組成物として用いられ得る。医薬製剤、外用
剤および化粧用組成物の例としては、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、注射剤、経皮吸収剤、軟膏剤、坐
剤、ローション剤、クリーム剤など、機能性食品および
健康食品の例としては、粉末、ペースト、細粒、顆粒、
錠剤型保健食品、ドリンク剤、グミ製剤、クッキー、キ
ャンデー(あめ)、ガムなどを挙げることができる。こ
れらの組成物は通常用いられる製法によって製造され得
る。
【0015】本発明では、茯苓だけでなく、通常は薬用
として用いられない茯苓皮からも成分を抽出して本発明
の化合物およびエキスを得ている。抽出溶媒としては、
低級アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコールならびにプロピレングリコールなど、および
これらの水性媒体、エーテル、およびこれらの溶媒の混
合物を挙げることができる。好ましくは、メタノール、
エタノールまたはエーテルである。抽出溶媒がエタノー
ルおよびエーテルである場合は上記活性を有する化合物
がより選択的に抽出されるため、エタノールおよびエー
テル抽出エキスは強いインスリン作用増強活性および分
化誘導活性を示す。
として用いられない茯苓皮からも成分を抽出して本発明
の化合物およびエキスを得ている。抽出溶媒としては、
低級アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコールならびにプロピレングリコールなど、および
これらの水性媒体、エーテル、およびこれらの溶媒の混
合物を挙げることができる。好ましくは、メタノール、
エタノールまたはエーテルである。抽出溶媒がエタノー
ルおよびエーテルである場合は上記活性を有する化合物
がより選択的に抽出されるため、エタノールおよびエー
テル抽出エキスは強いインスリン作用増強活性および分
化誘導活性を示す。
【0016】本発明の化合物は、茯苓から例えば次のよ
うにして得ることができる。市販の茯苓をメタノール、
メタノールなどを含む水性溶媒、または水を用いて、還
流しながら1〜3時間かけて抽出する。濾過後得られた
抽出液を減圧下で溶媒を留去し、得られた抽出エキスを
各種のクロマトグラフィーを用いて分離精製する。また
場合によっては、N−クロロメチルフタルイミドにより
エステル化を行ない、分離後、加水分解し精製する。ま
た得られた化合物はエステル化、アシル化等で誘導体化
する。例えば、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロパ
キマ酸、3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラメ
テノール酸、ポリコ酸Aおよびポリコ酸Bは次のように
して分離精製する。
うにして得ることができる。市販の茯苓をメタノール、
メタノールなどを含む水性溶媒、または水を用いて、還
流しながら1〜3時間かけて抽出する。濾過後得られた
抽出液を減圧下で溶媒を留去し、得られた抽出エキスを
各種のクロマトグラフィーを用いて分離精製する。また
場合によっては、N−クロロメチルフタルイミドにより
エステル化を行ない、分離後、加水分解し精製する。ま
た得られた化合物はエステル化、アシル化等で誘導体化
する。例えば、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロパ
キマ酸、3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラメ
テノール酸、ポリコ酸Aおよびポリコ酸Bは次のように
して分離精製する。
【0017】ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロパキ
マ酸および3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラ
メテノール酸の分離精製方法 分離精製操作を下記の表1に示す。
マ酸および3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラ
メテノール酸の分離精製方法 分離精製操作を下記の表1に示す。
【表1】
【0018】茯苓15kgを水浴上メタノールで還流し
ながら1時間抽出する。濾過後得られた抽出液を減圧下
で溶媒留去し、メタノール抽出エキス86.4gを得
た。ついで、内径12cm、長さ80cmのシリカゲル
カラムクロマトを用い、クロロホルム−メタノール(5
0:1)で順次溶出し、フラクションA〜Dを得た。フ
ラクションAは過剰のクロロホルムを加えると沈殿を生
じた。この沈殿物を90%メタノール溶液を溶媒とし
て、逆相系分取高速液体クロマトグラフィーに繰り返し
付し、ポリポレン酸C(33mg)、パキマ酸(500
mg)およびデヒドロパキマ酸(100mg)を得た。
さらにフラクションBの沈殿物の一部をアセトニトリル
に懸濁し、N−クロロメチルフタルイミドとトリエチル
アミンを加え1時間還流した。冷却後、減圧下にて溶媒
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトを用い、n−
ヘキサン−酢酸エチル(2:1)で順次溶出し、メチル
フタルイミドエステル体を得た。0.1N 水酸化ナトリ
ウム−エタノールで部分加水分解を行い、3−O−アセ
チル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸(100m
g)を得た。
ながら1時間抽出する。濾過後得られた抽出液を減圧下
で溶媒留去し、メタノール抽出エキス86.4gを得
た。ついで、内径12cm、長さ80cmのシリカゲル
カラムクロマトを用い、クロロホルム−メタノール(5
0:1)で順次溶出し、フラクションA〜Dを得た。フ
ラクションAは過剰のクロロホルムを加えると沈殿を生
じた。この沈殿物を90%メタノール溶液を溶媒とし
て、逆相系分取高速液体クロマトグラフィーに繰り返し
付し、ポリポレン酸C(33mg)、パキマ酸(500
mg)およびデヒドロパキマ酸(100mg)を得た。
さらにフラクションBの沈殿物の一部をアセトニトリル
に懸濁し、N−クロロメチルフタルイミドとトリエチル
アミンを加え1時間還流した。冷却後、減圧下にて溶媒
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトを用い、n−
ヘキサン−酢酸エチル(2:1)で順次溶出し、メチル
フタルイミドエステル体を得た。0.1N 水酸化ナトリ
ウム−エタノールで部分加水分解を行い、3−O−アセ
チル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸(100m
g)を得た。
【0019】ポリコ酸Aおよびポリコ酸Bの分離精製方
法(表1参照) 上記のフラクションDをさらにシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー及び逆相系分取高速液体クロマトグラフィ
ーに繰り返し付し、ポリコ酸A(100mg)およびポ
リコ酸B(30mg)を得た。また、必要に応じ、通常
用いられる適当な溶媒を使って再結晶による精製を行っ
てもよい。
法(表1参照) 上記のフラクションDをさらにシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー及び逆相系分取高速液体クロマトグラフィ
ーに繰り返し付し、ポリコ酸A(100mg)およびポ
リコ酸B(30mg)を得た。また、必要に応じ、通常
用いられる適当な溶媒を使って再結晶による精製を行っ
てもよい。
【0020】ポリポレン酸C 無色針状結晶 mp:273〜275° [α]D 25 +2°(ピリジン) EI−MS(m/z):482[M+] HR−MS(m/z):482.3383[M+](C31H46
O4) (計算値482.3398) UVλmax(MeOH) nm:242(logε=4.25) IRνmax(KBr) cm-1:1710,1680
O4) (計算値482.3398) UVλmax(MeOH) nm:242(logε=4.25) IRνmax(KBr) cm-1:1710,1680
【0021】パキマ酸 無色針状結晶 mp:296〜298° [α]D 25 +6°(ピリジン) EI−MS(m/z):528[M+] HR−MS(m/z):528.3826[M+](C33H52
O5) (計算値528.3817) IRνmax(KBr) cm-1:1730,1680
O5) (計算値528.3817) IRνmax(KBr) cm-1:1730,1680
【0022】 デヒドロパキマ酸 無色針状晶 mp:268〜270° [α]D 25 +41°(ピリジン) EI−MS(m/z):526[M+],508,493,433 元素分析 C33H50O5 計算値 C;75.25,H;9.59 実測値 C;75.04,H;9.61 UVλmax(EtOH) nm:242(logε=4.10) IRνmax(KBr) cm-1:1730,1680
【0023】3−O−アセチル−16α−ヒドロキシト
ラメテノール酸 無色針状晶 mp>300゜ [α]D 25 +7°(ピリジン) EI−MS(m/z):514[M+],481,421,
316 HR−MS(m/z):514.3629[M+](C32H50
O5) (計算値514.3658) IRνmax(KBr) cm-1:1737,1707
ラメテノール酸 無色針状晶 mp>300゜ [α]D 25 +7°(ピリジン) EI−MS(m/z):514[M+],481,421,
316 HR−MS(m/z):514.3629[M+](C32H50
O5) (計算値514.3658) IRνmax(KBr) cm-1:1737,1707
【0024】デヒドロトラメテノール酸 無色針状晶 mp254−255゜ [α]D 25 +29゜(ピリジン) EI−MS(m/z):454[M]+,436,421 HR−MS(m/z):454.3453[M]+ (C30
H46O3) (計算値:454.3447) UVλmax(EtOH) nm:235(logε=3.8),24
2(4.1),253(3.8) IRνmax(KBr) cm-1:1702
H46O3) (計算値:454.3447) UVλmax(EtOH) nm:235(logε=3.8),24
2(4.1),253(3.8) IRνmax(KBr) cm-1:1702
【0025】ポリコ酸A 無色針状晶 mp:248〜249° [α]D 25 +22°(メタノール) EI−MS(m/z):498[M+],480,425,
407 HR−MS(m/z):498.3362[M+](C31H46
O5) (計算値498.3345) UVλmax(EtOH) nm:242(logε=4.11) IRνmax(KBr) cm-1:1703,1640
407 HR−MS(m/z):498.3362[M+](C31H46
O5) (計算値498.3345) UVλmax(EtOH) nm:242(logε=4.11) IRνmax(KBr) cm-1:1703,1640
【0026】ポリコ酸B 無晶形粉末 [α]D+15°(メタノール) EI−MS(m/z):484[M+],466,411,
393 HR−MS(m/z):484.3123[M+](C30H44
O5) (計算値484.3189) UVλmax(EtOH) nm:242(logε=4.09) IRνmax(KBr) cm-1:1707,1639
393 HR−MS(m/z):484.3123[M+](C30H44
O5) (計算値484.3189) UVλmax(EtOH) nm:242(logε=4.09) IRνmax(KBr) cm-1:1707,1639
【0027】ポリコ酸D 無晶形粉末 [α]D 25 +11゜(メタノール) FAB−MS(m/z):537[M+Na]+ UV λ max(logε) nm:235(logε=3.8),
242(4.1),253(3.8) IRνmax(KBr) cm-1:1710,1639
242(4.1),253(3.8) IRνmax(KBr) cm-1:1710,1639
【0028】分化誘導活性試験 細胞分化とは遺伝子発現の型が変化することであり、多
くの遺伝子の発現が一定のプログラムに従って遷移し分
化した細胞としての形質を備えるようになる。脂肪細胞
の場合、分化にともなう最も顕著な形質変化は、脂肪代
謝酵素の量と、その活性調節にかかわるホルモン受容−
応答系の変動でありこれらは分化後期の指標となる。
くの遺伝子の発現が一定のプログラムに従って遷移し分
化した細胞としての形質を備えるようになる。脂肪細胞
の場合、分化にともなう最も顕著な形質変化は、脂肪代
謝酵素の量と、その活性調節にかかわるホルモン受容−
応答系の変動でありこれらは分化後期の指標となる。
【0029】本発明の化合物の分化誘導活性の試験に、
分化後期のマーカーとして、トリアシルグリセロール染
色(:細胞を中性ホルマリンで固定後oil red O染色す
ると細胞内に蓄積したトリアシルグリセロールが赤色に
染まる)およびトリアシルグリセロールの定量(:細胞
内のトリアシルグリセロールをイソプロピルアルコール
で抽出し、アセチルアセトン法で定量する)を行った。
分化後期のマーカーとして、トリアシルグリセロール染
色(:細胞を中性ホルマリンで固定後oil red O染色す
ると細胞内に蓄積したトリアシルグリセロールが赤色に
染まる)およびトリアシルグリセロールの定量(:細胞
内のトリアシルグリセロールをイソプロピルアルコール
で抽出し、アセチルアセトン法で定量する)を行った。
【0030】インスリン添加試験は、本発明の化合物の
白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株に対するインスリ
ンの分化誘導活性に与える影響(インスリン作用増強活
性)を試験するためのものであり、インスリン無添加試
験は本発明の化合物自体のST−13前脂肪細胞に対す
る分化誘導活性(インスリン様活性)を試験するための
ものである。
白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株に対するインスリ
ンの分化誘導活性に与える影響(インスリン作用増強活
性)を試験するためのものであり、インスリン無添加試
験は本発明の化合物自体のST−13前脂肪細胞に対す
る分化誘導活性(インスリン様活性)を試験するための
ものである。
【0031】A.トリアシルグリセロール染色 細胞を中性ホルマリンで固定後、oil red O(p−ジメ
チルアミノアゾベンゼン−O−カルボン酸を0.1gと
り、エタノール100mlに溶かす)で染色すると、細胞
内に蓄積したトリアシルグリセロールは赤色に染まる。 I.材料 白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株 パキマ酸 10-5M ポリコ酸A 10-5M デヒドロトラメテノール酸 10-5M 茯苓皮メタノールエキス 0.1μg/mL DMSO 0.1% シグリタゾン(陽性対照) 1μg/mL 対照10%FCSインスリン+、およびインスリン−
チルアミノアゾベンゼン−O−カルボン酸を0.1gと
り、エタノール100mlに溶かす)で染色すると、細胞
内に蓄積したトリアシルグリセロールは赤色に染まる。 I.材料 白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株 パキマ酸 10-5M ポリコ酸A 10-5M デヒドロトラメテノール酸 10-5M 茯苓皮メタノールエキス 0.1μg/mL DMSO 0.1% シグリタゾン(陽性対照) 1μg/mL 対照10%FCSインスリン+、およびインスリン−
【0032】II.結果 図1に示すように、コントロールは赤色に染色された細
胞がないため、全く分化されていないことがわかる。一
方、インスリンのみの添加では僅かに分化していること
がわかる。DMSOおよびインスリン添加では、インス
リン単独のときと変わらないため、DMSOは影響はな
い。陽性対照のシグリタゾンは、インスリンのみの添加
に比べて、赤色に染色された細胞が多く、インスリンの
分化誘導作用を増強している。茯苓メタノールエキスも
またインスリンの分化誘導作用を増強している。同様
に、パキマ酸、デヒドロトラメテノール酸、ポリコ酸A
にもインスリン作用増強活性が見られる。
胞がないため、全く分化されていないことがわかる。一
方、インスリンのみの添加では僅かに分化していること
がわかる。DMSOおよびインスリン添加では、インス
リン単独のときと変わらないため、DMSOは影響はな
い。陽性対照のシグリタゾンは、インスリンのみの添加
に比べて、赤色に染色された細胞が多く、インスリンの
分化誘導作用を増強している。茯苓メタノールエキスも
またインスリンの分化誘導作用を増強している。同様
に、パキマ酸、デヒドロトラメテノール酸、ポリコ酸A
にもインスリン作用増強活性が見られる。
【0033】 B.トリアシルグセロールの定量 I.材料 白色脂肪細胞ST−13前脂肪細胞株 ポリコ酸 B 10-5M、10-6M ポリコ酸 D 10-5M、10-6M ポリコ酸 A 10-5M、10-6M ポリポレン酸 C 10-5M、10-6M 3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸 10-5M、10-6M デヒドロパキマ酸 10-5M、10-6M パキマ酸 10-5M、10-6M デヒドロトラメテノール酸 10-5M、10-6M 茯苓エーテルエキス 10μg/ml、1μg/ml 茯苓エタノールエキス 10μg/ml、1μg/ml 茯苓水エキス 10μg/ml、1μg/ml 茯苓皮メタノールエキス 10μg/ml、1μg/ml シグリタゾン 1μg/ml(3×10-6M)、 0.1μg/ml(3×10-7M) DMSO 0.1%、0.01% 対照 10%FCSインスリン+、およびインスリン−
【0034】II.実験方法 (1)ST−13前脂肪細胞の継代培養 ST−13前脂肪細胞株はddNマウス自然発生乳癌の
同系移植第2代の腫瘤より分離樹立された前脂肪細胞か
ら脂肪細胞に分化するクローン化細胞株である。ST−
13前脂肪細胞の継代培養方法は、培養液を吸引除去
後、PBS(−)で2〜3回洗浄し、トリプシン(採集
濃度0.02%)とEDTA(最終濃度0.05%)を添
加したPBS(−)で細胞を分散し継代培養液で培養し
た。 1.継代培養液 2.DMEM(グルコース4500mg/mL)、HAM
F−12、[DMEM:HAFA−12=1:1] 3.10%ウシ血清(胎児血清を用いると、血清中の未
同定の分子誘導因子により脂肪細胞に分化するため、未
分化な細胞として維持ができなくなる) 4.硫酸カナマイシン(60μg/mL)
同系移植第2代の腫瘤より分離樹立された前脂肪細胞か
ら脂肪細胞に分化するクローン化細胞株である。ST−
13前脂肪細胞の継代培養方法は、培養液を吸引除去
後、PBS(−)で2〜3回洗浄し、トリプシン(採集
濃度0.02%)とEDTA(最終濃度0.05%)を添
加したPBS(−)で細胞を分散し継代培養液で培養し
た。 1.継代培養液 2.DMEM(グルコース4500mg/mL)、HAM
F−12、[DMEM:HAFA−12=1:1] 3.10%ウシ血清(胎児血清を用いると、血清中の未
同定の分子誘導因子により脂肪細胞に分化するため、未
分化な細胞として維持ができなくなる) 4.硫酸カナマイシン(60μg/mL)
【0035】(2)ST−13前脂肪細胞の分化誘導 継代するときと同様に細胞を分散し、3×103/cm2の
密度で継代培養液を用いて培養した。24時間後に誘導
培養液に交換した。この誘導培養液へ被験化合物10-6
M,10-5M、エキスは10μg/mL、1μg/mLの濃
度で0.1%DMSOに溶解し、それぞれインスリン5
μg/mLを添加した場合と添加しない場合で2週間培養
した。細胞分化のマーカーとしては細胞内のトリアシル
グリセロールをイソプロピルアルコールで抽出し、アセ
チルアセトン法で定量した。なお、陽性対照としてシグ
リタゾン1μg/mL(3×10-6M)、0.1μg/mL
(3×10-7M)を用いた。
密度で継代培養液を用いて培養した。24時間後に誘導
培養液に交換した。この誘導培養液へ被験化合物10-6
M,10-5M、エキスは10μg/mL、1μg/mLの濃
度で0.1%DMSOに溶解し、それぞれインスリン5
μg/mLを添加した場合と添加しない場合で2週間培養
した。細胞分化のマーカーとしては細胞内のトリアシル
グリセロールをイソプロピルアルコールで抽出し、アセ
チルアセトン法で定量した。なお、陽性対照としてシグ
リタゾン1μg/mL(3×10-6M)、0.1μg/mL
(3×10-7M)を用いた。
【0036】III.結果 図2はST−13前脂肪細胞に対するインスリンの分化
誘導活性に与える本発明の化合物の影響を示すものであ
る。被験化合物が2列に記載されているのはそれぞれ濃
度が異なるものを示し、左が10-5Mであり、右は10
-6Mである。結果は被験物質の8種類の化合物すべての
10-5M濃度のポリコ酸B、ポリコ酸D、ポリコ酸A、
ポリポレン酸C、3−O−アセチル−16α−ヒドロキ
シトラメテノール酸、デヒドロパキマ酸、パキマ酸、デ
ヒドロトラメテノール酸および茯苓エーテルエキス、茯
苓エタノールエキス、茯苓皮メタノールエキスがインス
リンの分化誘導活性を増大させることを示している。特
に、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロトラメテノー
ル酸、茯苓エーテルエキス、茯苓エタノールエキス、茯
苓皮メタノールエキスには強い活性が観察される。
誘導活性に与える本発明の化合物の影響を示すものであ
る。被験化合物が2列に記載されているのはそれぞれ濃
度が異なるものを示し、左が10-5Mであり、右は10
-6Mである。結果は被験物質の8種類の化合物すべての
10-5M濃度のポリコ酸B、ポリコ酸D、ポリコ酸A、
ポリポレン酸C、3−O−アセチル−16α−ヒドロキ
シトラメテノール酸、デヒドロパキマ酸、パキマ酸、デ
ヒドロトラメテノール酸および茯苓エーテルエキス、茯
苓エタノールエキス、茯苓皮メタノールエキスがインス
リンの分化誘導活性を増大させることを示している。特
に、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロトラメテノー
ル酸、茯苓エーテルエキス、茯苓エタノールエキス、茯
苓皮メタノールエキスには強い活性が観察される。
【0037】図3は本発明の被験物質自体のST−13
前脂肪細胞に対する分化誘導活性を示すものである。1
0-5Mのポリポレン酸C、パキマ酸およびデヒドロトラ
メテノール酸の3種の化合物および茯苓エーテルエキス
は明らかな分化誘導活性を示している。特に、パキマ酸
およびデヒドロトラメテノール酸は強い活性が観察され
ている。また、残りの5種の被験化合物および茯苓水エ
キスおよび茯苓皮メタノールエキスの分化誘導活性は濃
度依存性であるから、濃度を上げることによって分化誘
導活性を現し得ることを示している。
前脂肪細胞に対する分化誘導活性を示すものである。1
0-5Mのポリポレン酸C、パキマ酸およびデヒドロトラ
メテノール酸の3種の化合物および茯苓エーテルエキス
は明らかな分化誘導活性を示している。特に、パキマ酸
およびデヒドロトラメテノール酸は強い活性が観察され
ている。また、残りの5種の被験化合物および茯苓水エ
キスおよび茯苓皮メタノールエキスの分化誘導活性は濃
度依存性であるから、濃度を上げることによって分化誘
導活性を現し得ることを示している。
【0038】急性毒性試験 (1)試験化合物 ポリコ酸A (2)試験方法 BDF1雄性マウス4週令5匹を使用し、1週間動物室
で馴化後、18時間絶食させてから試験化合物を0.5
%CMC−Naに懸濁して、経口投与した(投与容量
0.1ml/10g体重)。 (3)試験結果 1000mg/kgの用量をマウスに投与しても死亡例
はなく、異常症状も認められなかった。従って、試験化
合物の毒性は低い。
で馴化後、18時間絶食させてから試験化合物を0.5
%CMC−Naに懸濁して、経口投与した(投与容量
0.1ml/10g体重)。 (3)試験結果 1000mg/kgの用量をマウスに投与しても死亡例
はなく、異常症状も認められなかった。従って、試験化
合物の毒性は低い。
【0039】有効な投与量及び投与方法 本発明で用いられる化合物はそのまま、あるいは慣用の
製剤担体と共に動物及び人に投与することができる。本
発明の組成物の投与形態としては、特に限定がなく、必
要に応じ適宜選択して使用することができ、錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、経皮吸収
剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤等の非経
口剤が挙げられる。
製剤担体と共に動物及び人に投与することができる。本
発明の組成物の投与形態としては、特に限定がなく、必
要に応じ適宜選択して使用することができ、錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、経皮吸収
剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤等の非経
口剤が挙げられる。
【0040】経口剤としての有効量は、患者の年令、体
重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本発明の化
合物の重量として1mg〜1g、好ましくは10mg〜
500mgを、1日数回に分けての服用が適当である。
経口剤は、例えば、乳糖、デンプン、ショ糖、ブドウ
糖、マンニトール、コンスターチ、無機塩類等を用いて
常法に従って製造される。
重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本発明の化
合物の重量として1mg〜1g、好ましくは10mg〜
500mgを、1日数回に分けての服用が適当である。
経口剤は、例えば、乳糖、デンプン、ショ糖、ブドウ
糖、マンニトール、コンスターチ、無機塩類等を用いて
常法に従って製造される。
【0041】これらの製剤には、必要に応じて上記の賦
形剤の他に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、乳化剤、滑
沢剤、湿潤剤、流動化剤、保存剤、矯味剤、着色剤、香
料等を使用することができる。
形剤の他に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、乳化剤、滑
沢剤、湿潤剤、流動化剤、保存剤、矯味剤、着色剤、香
料等を使用することができる。
【0042】例えば、結合剤にはデンプン、デキストリ
ン、アラビアゴム末、ヒドロキシプロピルスターチ、結
晶セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドンを挙げること
ができる。
ン、アラビアゴム末、ヒドロキシプロピルスターチ、結
晶セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドンを挙げること
ができる。
【0043】崩壊剤としては、デンプン、ヒドロキシプ
ロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキ
シメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ポリビニルピロリドンがある。
ロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキ
シメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ポリビニルピロリドンがある。
【0044】界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、大豆レシチン、卵黄レシチン、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリソルベート80が挙げられる。
ウム、大豆レシチン、卵黄レシチン、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリソルベート80が挙げられる。
【0045】滑沢剤の例には、タルク、ロウ類、水素添
加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミ
ニウムがある。
加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミ
ニウムがある。
【0046】流動化剤としては、軽質無水ケイ酸、乾燥
水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸マグネシウムを挙げることができる。
水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸マグネシウムを挙げることができる。
【0047】また、本発明の化合物は、懸濁液、乳化
剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与することが
でき、これらの剤形には、矯味矯臭剤、着色剤が含まれ
ていてもよい。
剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与することが
でき、これらの剤形には、矯味矯臭剤、着色剤が含まれ
ていてもよい。
【0048】本発明の組成物は、さらに、食品の形態と
しても摂取され得、例えば、クッキー、グミ、ガムなど
の形態でもよい。これらの食品は通常の製造方法によっ
て製造することができる。
しても摂取され得、例えば、クッキー、グミ、ガムなど
の形態でもよい。これらの食品は通常の製造方法によっ
て製造することができる。
【0049】非経口剤として発癌予防効果を発揮するた
めには、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なる
が、通常成人で本発明の化合物の重量として1日0.1
mg〜5mgまでの皮下注射、筋肉注射が適当と思われ
る。
めには、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なる
が、通常成人で本発明の化合物の重量として1日0.1
mg〜5mgまでの皮下注射、筋肉注射が適当と思われ
る。
【0050】この非経口剤は常法に従って製造され、希
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、落花生油、大豆油、ト
ウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール等を用いることができる。さらに必要に応じ
て、殺菌剤、防腐剤、安定剤等を加えてもよい。
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、落花生油、大豆油、ト
ウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール等を用いることができる。さらに必要に応じ
て、殺菌剤、防腐剤、安定剤等を加えてもよい。
【0051】その他の非経口剤としては、外用液剤、ゲ
ル状軟膏等の経皮吸収剤、直腸内投与のための坐剤等が
挙げられ、常法に従って製造される。
ル状軟膏等の経皮吸収剤、直腸内投与のための坐剤等が
挙げられ、常法に従って製造される。
【0052】例えば、ローション剤には、通常用いられ
る添加剤が含まれていてもよく、懸濁剤として、アラビ
アゴム、トラガント、デキストリン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ベントナ
イト、ビーガム、無水ケイ酸等が挙げられる。
る添加剤が含まれていてもよく、懸濁剤として、アラビ
アゴム、トラガント、デキストリン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ベントナ
イト、ビーガム、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0053】乳化剤として、石ケン、ラウリル硫酸ナト
リウム、ソルビタン、脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
モノグリセリド等が挙げられる。
リウム、ソルビタン、脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
モノグリセリド等が挙げられる。
【0054】湿潤剤として、グリセリン、プロピレング
リコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコー
ル、dl-ピロリドンカルボン酸、乳酸ナトリウム等が挙
げられる。
リコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコー
ル、dl-ピロリドンカルボン酸、乳酸ナトリウム等が挙
げられる。
【0055】保存剤として、パラオキシ安息香酸エステ
ル類、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。これらを
用いて、常法に従ってローション剤を調製する。
ル類、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。これらを
用いて、常法に従ってローション剤を調製する。
【0056】次に、本発明の製剤例を示して、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限
されるものではない。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限
されるものではない。
【0057】 上記の処方に従って均一に混合し、打錠機にて圧縮成形
して一錠200mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、
ポリポレン酸Cが20mg含まれており、成人一日3〜
6錠を数回に分けて服用する。
して一錠200mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、
ポリポレン酸Cが20mg含まれており、成人一日3〜
6錠を数回に分けて服用する。
【0058】 上記の処方に従って、、およびの一部を均一に
混合し、成形圧縮した後、粉砕し、、およびの残
量を加えて混合し、打錠機にて圧縮成形して一錠200
mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、ポリコ酸Aが2
0mg含まれており、成人一日3〜6錠を数回に分けて
服用する。
混合し、成形圧縮した後、粉砕し、、およびの残
量を加えて混合し、打錠機にて圧縮成形して一錠200
mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、ポリコ酸Aが2
0mg含まれており、成人一日3〜6錠を数回に分けて
服用する。
【0059】 上記の処方に従って均一に混合し、ねつ和した。押し出
し造粒機により造粒後、乾燥し、12号のふるいを通し
て顆粒剤を得た。この顆粒剤1gにはパキマ酸が20m
g含まれており、成人1日3〜6gを数回に分けて服用
する。
し造粒機により造粒後、乾燥し、12号のふるいを通し
て顆粒剤を得た。この顆粒剤1gにはパキマ酸が20m
g含まれており、成人1日3〜6gを数回に分けて服用
する。
【0060】 上記の処方に従って均一に混合し、圧縮成形機で圧縮成
形後、破砕機で砕き、30号のふるいを通して細粒剤を
得た。この細粒剤1gにはデヒドロパキマ酸が20mg
含まれており、成人1日3〜6gを数回に分けて服用す
る。
形後、破砕機で砕き、30号のふるいを通して細粒剤を
得た。この細粒剤1gにはデヒドロパキマ酸が20mg
含まれており、成人1日3〜6gを数回に分けて服用す
る。
【0061】 上記の処方に従って均一に混合し、220mgを2号カ
プセルに充填した。このカプセル剤1粒には、ポリポレ
ン酸Cが20mg含まれており、成人1日3〜6粒を数
回に分けて服用する。
プセルに充填した。このカプセル剤1粒には、ポリポレ
ン酸Cが20mg含まれており、成人1日3〜6粒を数
回に分けて服用する。
【0062】 上記の処方に従ってをとに溶解し、これにを加
えて乳化し、注射剤を得た。
えて乳化し、注射剤を得た。
【0063】 上記の処方に従ってにとを加えて混合する。これ
に別にをの1部で膨潤させたものに加え均一に混和
した後、撹拌下にさらにの残部を加えて、十分に練り
会わせてゲル状軟膏剤を得た。
に別にをの1部で膨潤させたものに加え均一に混和
した後、撹拌下にさらにの残部を加えて、十分に練り
会わせてゲル状軟膏剤を得た。
【0064】 上記の処方に従ってをに加えて溶解分散させ、これ
にを加えて溶融させてから、十分に練り合わせる。さ
らに金型に充填し、冷却させて1個約1.8gの坐剤を
得た。
にを加えて溶融させてから、十分に練り合わせる。さ
らに金型に充填し、冷却させて1個約1.8gの坐剤を
得た。
【0065】 実施例9 3−O−アセチル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸 1.0g サラシミツロウ 0.1g セタノール 1.5g ラウリル硫酸ナトリウム 0.5g グリセリン 5.0g パラオキシ安息香酸メチル 0.2g パラオキシ安息香酸プロピル 0.2g精製水 適量 計 100.0g 上記の処方に従って、原料、、、およびを水
浴上で約70℃に加温して溶かす。別におよびを全
量の約2/3容量の精製水に溶かし、これを約70℃に
加温し、この混液を絶えずかきまぜつつある油相中に加
え、40℃になるまでかきまぜたのち、残りの精製水を
加えて全量とし、十分に混和して製し、3−O−アセチ
ル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸を1%含有す
るローション剤を得た。
浴上で約70℃に加温して溶かす。別におよびを全
量の約2/3容量の精製水に溶かし、これを約70℃に
加温し、この混液を絶えずかきまぜつつある油相中に加
え、40℃になるまでかきまぜたのち、残りの精製水を
加えて全量とし、十分に混和して製し、3−O−アセチ
ル−16α−ヒドロキシトラメテノール酸を1%含有す
るローション剤を得た。
【0066】 実施例10 クリーム剤 (1)ポリコ酸B 1.0g (2)スクワラン 10.0g (3)ミリスチン酸イソプロピル 7.0g (4)ベヘニルアルコール 1.0g (5)セトステアリルアルコール 5.5g (6)ステアリン酸モノグリセリン 2.0g (7)d−α−トコフェロール 0.05g (8)POE(20)モノステアリン酸ソルビタン 2.0g (9)キサンタンガム 0.1g (10)1,3−ブチレングリコール 2.0g (11)グリセリン 3.0g (12)ソルビトール 5.0g (13)パラベン 0.2g (14)pH調製剤 適量(15)精製水 適量 計 100.0g 上記の処方に従って、原料(2)〜(3)を秤量し、80〜9
0℃に加温溶解し、油相とする。原料(9)、(10)を混和
し、原料(11)〜(13)、(15)を加え、80〜90℃に加
温、撹拌、溶解し、水相賭する。水相に原料(1)、(14)
を加え、撹拌下、油相を水相に添加し、ホモミキサーを
用いて乳化後、撹拌しながら室温まで冷却し、ポリコ酸
Bを1%含有するクリーム剤を得た。
0℃に加温溶解し、油相とする。原料(9)、(10)を混和
し、原料(11)〜(13)、(15)を加え、80〜90℃に加
温、撹拌、溶解し、水相賭する。水相に原料(1)、(14)
を加え、撹拌下、油相を水相に添加し、ホモミキサーを
用いて乳化後、撹拌しながら室温まで冷却し、ポリコ酸
Bを1%含有するクリーム剤を得た。
【0067】 溶かしたとをよく混ぜ合わせ、よく混ぜ合わせた
を撹拌しつつ加え、さらに300メッシュの網でふるっ
たを混ぜながら加えた。さらに、を混ぜながら加
えた。これを手で練り棒状にしてラップで包み冷蔵庫で
1時間寝かした。これを5mmの輪切りにしてオーブン
で170℃、20分間焼いた。
を撹拌しつつ加え、さらに300メッシュの網でふるっ
たを混ぜながら加えた。さらに、を混ぜながら加
えた。これを手で練り棒状にしてラップで包み冷蔵庫で
1時間寝かした。これを5mmの輪切りにしてオーブン
で170℃、20分間焼いた。
【0068】実施例12 グミ製剤 茯苓皮エタノールエキスを含有したグミ製剤を以下のよ
うにして製造した。 (1)グミ製剤生地の調製 ゼラチン 70g 砂糖 400g 水あめ 470g クエン酸 13g 1/5濃縮果汁 60g (ピーチ、グレープ、オレンジ、イチゴ、マスカット等) 色素 2g香料 2g 計 1018g 表に示される配合に従い、をに混合し、約130℃
まで煮詰めた。一方、をその1.5倍量の水で膨潤さ
せた後、約60℃で加温溶解させておき、これを素早く
前述の煮詰めた糖に混合した。これに、別途調製した
、、、の混合溶液を添加して撹拌、混合した
後、加水して水分21重量%のグミ生地を調製した。そ
してこのグミ生地の温度が低下し(約40℃)固化する
直前に、あらかじめ微粉末化した茯苓皮エタノールエキ
スを下記の表に示す割合で素早く加え、を固体の状態で
均一に分散させ、グミ製剤生地を調製した。
うにして製造した。 (1)グミ製剤生地の調製 ゼラチン 70g 砂糖 400g 水あめ 470g クエン酸 13g 1/5濃縮果汁 60g (ピーチ、グレープ、オレンジ、イチゴ、マスカット等) 色素 2g香料 2g 計 1018g 表に示される配合に従い、をに混合し、約130℃
まで煮詰めた。一方、をその1.5倍量の水で膨潤さ
せた後、約60℃で加温溶解させておき、これを素早く
前述の煮詰めた糖に混合した。これに、別途調製した
、、、の混合溶液を添加して撹拌、混合した
後、加水して水分21重量%のグミ生地を調製した。そ
してこのグミ生地の温度が低下し(約40℃)固化する
直前に、あらかじめ微粉末化した茯苓皮エタノールエキ
スを下記の表に示す割合で素早く加え、を固体の状態で
均一に分散させ、グミ製剤生地を調製した。
【0069】 (2)グミ製剤の固化 次に、充分に乾燥させたコーンスターチをトレーの中に
敷き詰め表面を平らにし、グミ製剤を形成する凸型をコ
ーンスターチ表面に押し付けて一個当たり10gを充填
できるスターチモールドを準備した。グミ製剤生地を注
射器に充填し、先に作成したスターチモールド中に10
gずつ定量的にデポジットした。よって、グミ製剤一個
あたりに含有される茯苓皮エタノールエキスの量は50
mgとなった。
敷き詰め表面を平らにし、グミ製剤を形成する凸型をコ
ーンスターチ表面に押し付けて一個当たり10gを充填
できるスターチモールドを準備した。グミ製剤生地を注
射器に充填し、先に作成したスターチモールド中に10
gずつ定量的にデポジットした。よって、グミ製剤一個
あたりに含有される茯苓皮エタノールエキスの量は50
mgとなった。
【0070】室温で約24時間エージングして固化させ
た後、グミ製剤をスターチモールドから取り出しオイル
コーティングした。エージング中にグミ製剤の水分含量
は減少し、18重量%となった。水分は変化してもグミ
製剤一個当たりの茯苓皮エタノールエキスの含有量は5
0mgである。また、グミ製剤のAw(水分活性)は2
0℃で0.68であり、常温で流通、保存しても問題の
ない値であった。
た後、グミ製剤をスターチモールドから取り出しオイル
コーティングした。エージング中にグミ製剤の水分含量
は減少し、18重量%となった。水分は変化してもグミ
製剤一個当たりの茯苓皮エタノールエキスの含有量は5
0mgである。また、グミ製剤のAw(水分活性)は2
0℃で0.68であり、常温で流通、保存しても問題の
ない値であった。
【0071】実施例13 グミ製剤 スプレードライにより造粒した茯苓皮エタノールエキス
を含有したグミ製剤を次のようにして製造した。まず、
茯苓皮エタノールエキス100gおよびグラニュー糖2
0gを水1000gに懸濁または溶解した。この懸濁液
をスプレードライ(スプレードライヤー L−8型:大
川原化工機社製)し、乾燥粉体76gを得た。この乾燥
粉体7.2gおよびグミ生地992.8gを用い、実施例
12と同様にしてグミ製剤生地を調製した。次いで、こ
のグミ製剤生地5gずつをスターチモールド中にデボジ
ットし、茯苓皮エタノールエキス30mgを含有するグ
ミ製剤を得た。
を含有したグミ製剤を次のようにして製造した。まず、
茯苓皮エタノールエキス100gおよびグラニュー糖2
0gを水1000gに懸濁または溶解した。この懸濁液
をスプレードライ(スプレードライヤー L−8型:大
川原化工機社製)し、乾燥粉体76gを得た。この乾燥
粉体7.2gおよびグミ生地992.8gを用い、実施例
12と同様にしてグミ製剤生地を調製した。次いで、こ
のグミ製剤生地5gずつをスターチモールド中にデボジ
ットし、茯苓皮エタノールエキス30mgを含有するグ
ミ製剤を得た。
【0072】実施例14 茯苓皮エタノールエキス入り飴(キャンディー)の製造 水飴77.48kg、グラニュー糖66.71kg、茯苓エタ
ノール抽出エキス0.94kgおよび黒糖14.84kgを配
合加熱器を用いて102〜109℃にて溶解した。60
℃にて30分撹拌し、バキュームクラッカーで水分が2
%になるまで濃縮した。これに少量の香料を加えて取り
ナベ中で混合し、冷却機を用いて冷却後混和した。バッ
チロールおよびサイジングローラーで圧延し、スタンピ
ングマシンを用いて成型して冷却コンベアーで室温まで
冷却した。金属探知機にかけた後、目視検査をした。こ
れに、グラニュー糖22.2kg、色素少量、アラビアゴ
ム0.18kgおよびその他のものを加えてシロップ調整
して糖衣した。室温で1時間放置して乾燥させて艶出し
させ、室温で一夜放置して乾燥させて目視検査した。茯
苓皮エタノールエキス入り飴(キャンディー)約163
kgを得た。
ノール抽出エキス0.94kgおよび黒糖14.84kgを配
合加熱器を用いて102〜109℃にて溶解した。60
℃にて30分撹拌し、バキュームクラッカーで水分が2
%になるまで濃縮した。これに少量の香料を加えて取り
ナベ中で混合し、冷却機を用いて冷却後混和した。バッ
チロールおよびサイジングローラーで圧延し、スタンピ
ングマシンを用いて成型して冷却コンベアーで室温まで
冷却した。金属探知機にかけた後、目視検査をした。こ
れに、グラニュー糖22.2kg、色素少量、アラビアゴ
ム0.18kgおよびその他のものを加えてシロップ調整
して糖衣した。室温で1時間放置して乾燥させて艶出し
させ、室温で一夜放置して乾燥させて目視検査した。茯
苓皮エタノールエキス入り飴(キャンディー)約163
kgを得た。
【0073】実施例15 茯苓皮エタノールエキス入りクッキーの製造 三温糖20kgおよびショートニング10kgを秤量して撹
拌および混合した。これに茯苓皮エタノールエキス1kg
および甘味料0.2kgおよび適量の香料などの液体原料
類を加え、撹拌および混合し、大豆タンパク16kg、大
豆繊維4kgなどのその他の原料類20kgを加え、再度撹
拌および混合した。これに卵20kgおよび小麦粉30kg
を加えて練り合わせて生地を作成した。生地を厚さ4mm
のローラーにかけて、成型器で型を抜く。型抜きしたも
のをバンドオーブンに入れて、180℃で15分間焼き
上げた。冷却後約100kgの茯苓皮エタノールエキス入
りクッキー100kgを得た。
拌および混合した。これに茯苓皮エタノールエキス1kg
および甘味料0.2kgおよび適量の香料などの液体原料
類を加え、撹拌および混合し、大豆タンパク16kg、大
豆繊維4kgなどのその他の原料類20kgを加え、再度撹
拌および混合した。これに卵20kgおよび小麦粉30kg
を加えて練り合わせて生地を作成した。生地を厚さ4mm
のローラーにかけて、成型器で型を抜く。型抜きしたも
のをバンドオーブンに入れて、180℃で15分間焼き
上げた。冷却後約100kgの茯苓皮エタノールエキス入
りクッキー100kgを得た。
【0074】実施例16 茯苓皮エタノールエキス入り無糖チューインガムの製造 通常使用される味ガムベースは、天然樹脂10〜30重
量%、酢酸ビニル樹脂10〜30重量%、合成ゴム10
〜30重量%、エステルガム5〜20重量%、ワックス
類10〜40重量%、乳化剤1〜10重量%および充填
剤5〜20重量%等の割合で使用される。このガムベー
スに砂糖、ブドウ糖、水飴等の糖類、栄養素および香料
などを加え、常法により混合される。香料としては天然
香料、合成香料などの油脂香料が適当であるが、特に限
定されない。例えば、ミント系香料(ペパーミント、ス
ペアミント、メントール等)、フルーツ系香料(シトラ
ス、ミックスフルーツ、ストロベリー、グレープ、チェ
リー等)、スパイス系香料(シナモン、クローブ、アネ
トール、リコリス、シソ、ローズマリ他)等が挙げられ
る。
量%、酢酸ビニル樹脂10〜30重量%、合成ゴム10
〜30重量%、エステルガム5〜20重量%、ワックス
類10〜40重量%、乳化剤1〜10重量%および充填
剤5〜20重量%等の割合で使用される。このガムベー
スに砂糖、ブドウ糖、水飴等の糖類、栄養素および香料
などを加え、常法により混合される。香料としては天然
香料、合成香料などの油脂香料が適当であるが、特に限
定されない。例えば、ミント系香料(ペパーミント、ス
ペアミント、メントール等)、フルーツ系香料(シトラ
ス、ミックスフルーツ、ストロベリー、グレープ、チェ
リー等)、スパイス系香料(シナモン、クローブ、アネ
トール、リコリス、シソ、ローズマリ他)等が挙げられ
る。
【0075】チューインガムの製造工程は、公知の方法
に従って良い。例えば、一般にガムの原料を混合練成し
(ガム仕上がり温度40〜60℃)、適宜の厚さと幅で
押し出し、ロール圧延後、冷却、裁断、熟成などの工程
によって製造される。
に従って良い。例えば、一般にガムの原料を混合練成し
(ガム仕上がり温度40〜60℃)、適宜の厚さと幅で
押し出し、ロール圧延後、冷却、裁断、熟成などの工程
によって製造される。
【0076】上記の通常使用されている味ガムベース9
5kg、軟化剤2kg、色素1kg、香料1kgおよび茯苓皮エ
タノール抽出エキス1kgをミキサー内で約20分間十分
混合練成し(ガム仕上がり温度50℃)、ついで、エク
ストリーダ(練成押出し機)内のスクリューで再び練り
ながらシート状に押出し、冷風で約10℃に冷却後、パ
ウダーシュガーをかけ、ついで、連続的に圧延ロールに
かけ、最終的に1.2mmの厚さに延ばした。ロールカッ
ターでシートをガムの長手方向の幅約72mmに切断し、
温度20〜25℃、湿度45〜55%のエージングルー
ムにて約15時間貯蔵・熟成させて品質を安定させた。
その後、小さな短冊型(72mm×19mm)に切断し、重
さ3.2g、厚さ1.2mmの茯苓皮エタノールエキス入り
ガム約96kgを得た。
5kg、軟化剤2kg、色素1kg、香料1kgおよび茯苓皮エ
タノール抽出エキス1kgをミキサー内で約20分間十分
混合練成し(ガム仕上がり温度50℃)、ついで、エク
ストリーダ(練成押出し機)内のスクリューで再び練り
ながらシート状に押出し、冷風で約10℃に冷却後、パ
ウダーシュガーをかけ、ついで、連続的に圧延ロールに
かけ、最終的に1.2mmの厚さに延ばした。ロールカッ
ターでシートをガムの長手方向の幅約72mmに切断し、
温度20〜25℃、湿度45〜55%のエージングルー
ムにて約15時間貯蔵・熟成させて品質を安定させた。
その後、小さな短冊型(72mm×19mm)に切断し、重
さ3.2g、厚さ1.2mmの茯苓皮エタノールエキス入り
ガム約96kgを得た。
【図1】 本発明の化合物のST−13前脂肪細胞に対
する分化誘導活性に与える影響を示す顕微鏡写真であ
る。
する分化誘導活性に与える影響を示す顕微鏡写真であ
る。
【図2】 本発明の化合物のST−13前脂肪細胞に対
するインスリンの分化誘導活性に与える影響を示す棒グ
ラフである。
するインスリンの分化誘導活性に与える影響を示す棒グ
ラフである。
【図3】 本発明の化合物自体のST−13前脂肪細胞
に対する分化誘導活性を示す棒グラフである。
に対する分化誘導活性を示す棒グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 62/38 C07C 62/38 69/16 69/16 69/732 69/732 Z C07J 9/00 C07J 9/00 // A21D 13/08 A21D 13/08 A23G 3/00 101 A23G 3/00 101 3/30 3/30 A61K 35/84 A61K 35/84 A
Claims (6)
- 【請求項1】 式Iまたは式II: 【化1】 [式中、R1は、H、またはCH3であり、 R2Aは、β−OH、β−OCOCH3、α−OH、α−
OCOCH3であるか、または環を構成する炭素原子と
ともにC=Oを形成し、 R3およびR5は、同一または異なって、H、またはOH
であり、 R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−Ra(ここで、Ra
は、HまたはOHを示す)、または−CH=C(CH3)
−Rb(ここで、Rbは、CH3またはCH2OHを示す)
であり、 R6は、CH3、またはCH2OHである。]で示される
ラノスタン骨格を有するトリテルペン類の少なくとも1
種、または、式IIIまたは式IV: 【化2】 [式中、R1およびR2Bは、H、またはCH3であり、 R3およびR5は、同一または異なって、H、またはOH
であり、 R4は、−C(=CH2)−C(CH3)2−Ra(ここで、Ra
は、HまたはOHを示す)、または−CH=C(CH3)
−Rb(ここで、Rbは、CH3またはCH2OHを示す)
であり、 R6は、CH3、またはCH2OHである]で示される3,
4−セコラノスタン骨格を有するトリテルペン類の少な
くとも1種を有効成分として含むインスリン作用増強活
性を有する組成物。 - 【請求項2】 上記ラノスタン骨格を有するトリテルペ
ン類が、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロパキマ
酸、3−O−アセチル−16α−ヒドロキシメテノール
酸、デヒドロトラメテノール酸、または上記3,4−セ
コラノスタン骨格を有するトリテルペン類が、ポリコ酸
A、ポリコ酸Bもしくはポリコ酸Dである、請求項1記
載の組成物。 - 【請求項3】 茯苓または茯苓皮の抽出エキスを有効成
分とするインスリン作用増強活性を有する組成物。 - 【請求項4】 式Iまたは式II: 【化3】 [式中、R1、R2A、R3、R4、R5およびR6は、前記
と同じ意味である]で示されるラノスタン骨格を有する
トリテルペン類の少なくとも1種、または式IIIまたは
式IV: 【化4】 [式中、R1、R2B、R3、R4、R5およびR6は、前記
と同じ意味である]で示される3,4−セコラノスタン
骨格を有するトリテルペン類の少なくとも1種を有効成
分として含む分化誘導活性を有する組成物。 - 【請求項5】 上記ラノスタン骨格を有するトリテルペ
ン類が、ポリポレン酸C、パキマ酸、デヒドロパキマ
酸、3−O−アセチル−16α−ヒドロキシメテノール
酸、デヒドロトラメテノール酸、または上記3,4−セ
コラノスタン骨格を有するトリテルペン類が、ポリコ酸
A、ポリコ酸Bもしくはポリコ酸Dである、請求項1記
載の組成物。 - 【請求項6】 有効成分として茯苓または茯苓皮の抽出
エキスを含む、分化誘導活性を有する組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143816A JPH10330266A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | インスリン作用増強活性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143816A JPH10330266A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | インスリン作用増強活性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330266A true JPH10330266A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15347636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9143816A Pending JPH10330266A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | インスリン作用増強活性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10330266A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN107349192A (zh) * | 2016-05-10 | 2017-11-17 | 杏辉天力(杭州)药业有限公司 | 茯苓皮部萃取物、茯苓新酸a、及茯苓新酸b于调节血糖的用途 |
| WO2017201994A1 (zh) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 施纯青 | 牛樟芝萃取纯化物的用途 |
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-
1997
- 1997-06-02 JP JP9143816A patent/JPH10330266A/ja active Pending
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