JPH10330529A - 複合樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
複合樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH10330529A JPH10330529A JP14543897A JP14543897A JPH10330529A JP H10330529 A JPH10330529 A JP H10330529A JP 14543897 A JP14543897 A JP 14543897A JP 14543897 A JP14543897 A JP 14543897A JP H10330529 A JPH10330529 A JP H10330529A
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- polyurethane resin
- reactive
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂との混
練で得られる複合樹脂組成物が有する汚染性や熱安定性
を改善した複合樹脂組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と
該ポリウレタン樹脂の加水分解生成物と反応する化合物
とを、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上で混練
して得られる複合樹脂組成物の製造方法。
練で得られる複合樹脂組成物が有する汚染性や熱安定性
を改善した複合樹脂組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と
該ポリウレタン樹脂の加水分解生成物と反応する化合物
とを、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上で混練
して得られる複合樹脂組成物の製造方法。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は架橋ポリウレタン樹
脂と、非反応性樹脂と、該ポリウレタン樹脂の加水分解
生成物と反応する化合物とからなる複合樹脂組成物の製
造方法に関する。
脂と、非反応性樹脂と、該ポリウレタン樹脂の加水分解
生成物と反応する化合物とからなる複合樹脂組成物の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題への関心の高まりに伴
い、環境に優しい社会づくりが求められており、環境へ
の負荷の低減と資源の有効利用を目的とした廃品の再利
用の検討が進められている。自動車においても様々な検
討が行われており、特に、樹脂製バンパは外装の大物部
品であり、材料リサイクルの検討が盛んに行われてい
る。
い、環境に優しい社会づくりが求められており、環境へ
の負荷の低減と資源の有効利用を目的とした廃品の再利
用の検討が進められている。自動車においても様々な検
討が行われており、特に、樹脂製バンパは外装の大物部
品であり、材料リサイクルの検討が盛んに行われてい
る。
【0003】ここで、樹脂製バンパにはポリプロピレン
樹脂やポリウレタン樹脂が用いられており、前者は再溶
融できる熱可塑性樹脂であり、廃材等を再成形してリサ
イクルすることが容易であるが、後者は架橋反応により
不溶・不融の分子骨格を形成する熱硬化性樹脂であり、
何らかの処理を施さないとリサイクルすることができな
い。
樹脂やポリウレタン樹脂が用いられており、前者は再溶
融できる熱可塑性樹脂であり、廃材等を再成形してリサ
イクルすることが容易であるが、後者は架橋反応により
不溶・不融の分子骨格を形成する熱硬化性樹脂であり、
何らかの処理を施さないとリサイクルすることができな
い。
【0004】このポリウレタン樹脂製バンパをリサイク
ルする方法としては、グリコリシス、アミノリシスや加
水分解などの化学的処理で樹脂を分解して元原料に戻す
方法(ケミカルリサイクル)、樹脂を燃焼させて熱エネ
ルギーとして回収する方法(サーマルリサイクル)、樹
脂を裁断、切断・粉砕して詰め物や充填材・レベリング
材・吸音材・制振材などとして、あるいはバインダを加
えて加圧圧縮成形してゴム部品の代替として利用する方
法(マテリアルリサイクル)などがあげられる。
ルする方法としては、グリコリシス、アミノリシスや加
水分解などの化学的処理で樹脂を分解して元原料に戻す
方法(ケミカルリサイクル)、樹脂を燃焼させて熱エネ
ルギーとして回収する方法(サーマルリサイクル)、樹
脂を裁断、切断・粉砕して詰め物や充填材・レベリング
材・吸音材・制振材などとして、あるいはバインダを加
えて加圧圧縮成形してゴム部品の代替として利用する方
法(マテリアルリサイクル)などがあげられる。
【0005】樹脂材料などにポリウレタン樹脂製バンパ
の廃材を混入し再生部品を得るマテリアルリサイクルで
は、添加物の分散不良による材料特性や表面品質の低下
等の不具合を防止するため、両者の混合性を高めること
が重要である。このような方法として、特願平8−11
4895号には、硬質あるいは半硬質ポリウレタン樹脂
廃材を熱可塑性樹脂などに配合して優れた物性の複合樹
脂組成物とする技術がある。
の廃材を混入し再生部品を得るマテリアルリサイクルで
は、添加物の分散不良による材料特性や表面品質の低下
等の不具合を防止するため、両者の混合性を高めること
が重要である。このような方法として、特願平8−11
4895号には、硬質あるいは半硬質ポリウレタン樹脂
廃材を熱可塑性樹脂などに配合して優れた物性の複合樹
脂組成物とする技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術において非反応性樹脂と架橋ポリウレタン樹脂と
の混練で得られる複合樹脂組成物は微細分散した架橋ウ
レタン樹脂との反応性に欠けるため、可塑化したウレタ
ン樹脂がその状態で分散しているため、架橋切断により
生成したオリゴマー成分や低分子量成分が原因となり汚
染性や熱安定性の問題を有していた。
来技術において非反応性樹脂と架橋ポリウレタン樹脂と
の混練で得られる複合樹脂組成物は微細分散した架橋ウ
レタン樹脂との反応性に欠けるため、可塑化したウレタ
ン樹脂がその状態で分散しているため、架橋切断により
生成したオリゴマー成分や低分子量成分が原因となり汚
染性や熱安定性の問題を有していた。
【0007】本発明は上記実状に鑑みてなされたもので
あり、架橋切断により生成したオリゴマー成分等と反応
可能な化合物を添加することで、架橋ウレタン樹脂を再
反応・固定化し、安定化する複合樹脂組成物の製造方法
を提供することを課題とする。
あり、架橋切断により生成したオリゴマー成分等と反応
可能な化合物を添加することで、架橋ウレタン樹脂を再
反応・固定化し、安定化する複合樹脂組成物の製造方法
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合樹脂組成物
の製造方法は、架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と
該ポリウレタン樹脂の加水分解生成物と反応する化合物
(以下、反応性化合物と称す)とを、該ポリウレタン樹
脂の加水分解温度以上で混練して得られる架橋ポリウレ
タン樹脂と非反応性樹脂との複合樹脂組成物の製造方法
である。
の製造方法は、架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と
該ポリウレタン樹脂の加水分解生成物と反応する化合物
(以下、反応性化合物と称す)とを、該ポリウレタン樹
脂の加水分解温度以上で混練して得られる架橋ポリウレ
タン樹脂と非反応性樹脂との複合樹脂組成物の製造方法
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の複合樹脂組成物は、水分
を含む架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化
合物とを、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上の
条件で混練することにより製造される。本発明の架橋ポ
リウレタン樹脂は、ヒドロキシ化合物、イソシアネート
化合物、架橋剤を主成分としてRIM成形やR−RIM
成形などの反応射出成形で得られる半硬質または硬質の
ポリウレタン樹脂を対象材料とし、製造工程で発生する
廃材や市場から回収される廃材に限定される必要はな
く、新材を用いてもよく、新材と廃材とが混在していて
もよい。
を含む架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化
合物とを、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上の
条件で混練することにより製造される。本発明の架橋ポ
リウレタン樹脂は、ヒドロキシ化合物、イソシアネート
化合物、架橋剤を主成分としてRIM成形やR−RIM
成形などの反応射出成形で得られる半硬質または硬質の
ポリウレタン樹脂を対象材料とし、製造工程で発生する
廃材や市場から回収される廃材に限定される必要はな
く、新材を用いてもよく、新材と廃材とが混在していて
もよい。
【0010】本発明の架橋ポリウレタン樹脂を構成する
ヒドロキシ化合物としては特に制限はない。例えば、ポ
リエステル化合物としてフタル酸、アジピン酸、マレイ
ン酸などの多塩基酸とグリコール類、トリメチロールプ
ロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどのヒドロキシル化合物から製造されたヒ
ドロキシポリエステルがあげられる。さらに、ポリ(オ
キシプロピレンエーテル)ポリオール、ポリ(オキシエ
チレン−プロピレンエーテル)ポリオールなどのポリエ
ーテルポリオール、アクリルポリオール、ひまし油の誘
導体、トール油の誘導体、ポリプロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、その他の2以上の水酸基を持
つ化合物があげられる。
ヒドロキシ化合物としては特に制限はない。例えば、ポ
リエステル化合物としてフタル酸、アジピン酸、マレイ
ン酸などの多塩基酸とグリコール類、トリメチロールプ
ロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどのヒドロキシル化合物から製造されたヒ
ドロキシポリエステルがあげられる。さらに、ポリ(オ
キシプロピレンエーテル)ポリオール、ポリ(オキシエ
チレン−プロピレンエーテル)ポリオールなどのポリエ
ーテルポリオール、アクリルポリオール、ひまし油の誘
導体、トール油の誘導体、ポリプロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、その他の2以上の水酸基を持
つ化合物があげられる。
【0011】このヒドロキシ化合物は、単独または二種
以上を混合して用いてもよい。さらに、線状であっても
分岐していてもよく、二官能以上の水酸基を有していて
もよい。本発明の架橋ポリウレタン樹脂を構成するイソ
シアネート化合物には、例えば、2,4−トリレンジイ
ソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂
肪族イソシアネート、さらにトルエンジイソシアネート
の三量体、トルエンジイソシアネートの尿素重合体など
の誘導体があげられる。
以上を混合して用いてもよい。さらに、線状であっても
分岐していてもよく、二官能以上の水酸基を有していて
もよい。本発明の架橋ポリウレタン樹脂を構成するイソ
シアネート化合物には、例えば、2,4−トリレンジイ
ソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂
肪族イソシアネート、さらにトルエンジイソシアネート
の三量体、トルエンジイソシアネートの尿素重合体など
の誘導体があげられる。
【0012】このイソシアネート化合物は、単独または
二種以上を混合して用いてもよい。さらに、2官能以上
のイソシアネート基を有していてもよい。イソシアネー
ト化合物には、特に制限はないが、好ましくは芳香族イ
ソシアネートが反応射出成形に適する。架橋剤には、例
えば、ヘキサメチレンジアミン、4,4´−ジアミノジ
フェニルメタン、ジエチルトルエンジアミンなどのアミ
ン類があげられる。これらの化合物は、単独または二種
以上を混合して用いてもよい。
二種以上を混合して用いてもよい。さらに、2官能以上
のイソシアネート基を有していてもよい。イソシアネー
ト化合物には、特に制限はないが、好ましくは芳香族イ
ソシアネートが反応射出成形に適する。架橋剤には、例
えば、ヘキサメチレンジアミン、4,4´−ジアミノジ
フェニルメタン、ジエチルトルエンジアミンなどのアミ
ン類があげられる。これらの化合物は、単独または二種
以上を混合して用いてもよい。
【0013】この架橋ポリウレタン樹脂加水分解生成物
は、後記した加水分解条件で形成でき、水分を含む架橋
ポリウレタン樹脂をその加水分解温度より高く、液状化
温度より低い温度に保持することで得られる。この場
合、架橋ポリウレタン樹脂を単独で処理して得ることが
でき、さらに熱可塑樹脂共存下で処理しても得ることが
できる。
は、後記した加水分解条件で形成でき、水分を含む架橋
ポリウレタン樹脂をその加水分解温度より高く、液状化
温度より低い温度に保持することで得られる。この場
合、架橋ポリウレタン樹脂を単独で処理して得ることが
でき、さらに熱可塑樹脂共存下で処理しても得ることが
できる。
【0014】非反応性樹脂とは、架橋ポリウレタン樹脂
の架橋結合あるいは加水分解で生成する活性基と反応可
能な官能基を有していない樹脂であり、加熱により溶融
する樹脂であれば特に限定はないが、溶融温度が300
℃以下の樹脂が望ましい。これは310℃以上の温度で
長く放置すると、ポリウレタン樹脂は分解して液状化す
るためである。
の架橋結合あるいは加水分解で生成する活性基と反応可
能な官能基を有していない樹脂であり、加熱により溶融
する樹脂であれば特に限定はないが、溶融温度が300
℃以下の樹脂が望ましい。これは310℃以上の温度で
長く放置すると、ポリウレタン樹脂は分解して液状化す
るためである。
【0015】非反応性樹脂としては、例えば、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などのオレフィン樹脂、
熱可塑性ポリウレタン樹脂などがあげられる。また、架
橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂との割合には特に制
限はない。溶融温度以上での混練は、通常の熱可塑樹脂
が混練可能な程度に溶融する温度以上で処理することで
ある。
ピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などのオレフィン樹脂、
熱可塑性ポリウレタン樹脂などがあげられる。また、架
橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂との割合には特に制
限はない。溶融温度以上での混練は、通常の熱可塑樹脂
が混練可能な程度に溶融する温度以上で処理することで
ある。
【0016】また、反応性化合物とは、架橋ポリウレタ
ン樹脂の加水分解で生成する活性基と反応可能な官能基
を有する化合物であり、好ましくは、酸無水物、イソシ
アネート化合物である。その添加量については架橋ポリ
ウレタンの組成等により適宜決定される。架橋ポリウレ
タン樹脂の加水分解条件は、架橋ポリウレタン樹脂が加
水分解を受ける温度以上に加熱して処理されることで、
架橋ポリウレタン樹脂は適度に吸湿していることが重要
となる。その吸湿量は、処理前に乾燥処理を受けていな
いもので少なくとも0.1%以上吸湿していることが好
ましい。吸湿量の上限は10%である。吸湿量が10%
を超えると混練時に発生する水蒸気により処理が困難と
なり好ましくない。水分量が0.5〜6%の範囲がより
好ましい。
ン樹脂の加水分解で生成する活性基と反応可能な官能基
を有する化合物であり、好ましくは、酸無水物、イソシ
アネート化合物である。その添加量については架橋ポリ
ウレタンの組成等により適宜決定される。架橋ポリウレ
タン樹脂の加水分解条件は、架橋ポリウレタン樹脂が加
水分解を受ける温度以上に加熱して処理されることで、
架橋ポリウレタン樹脂は適度に吸湿していることが重要
となる。その吸湿量は、処理前に乾燥処理を受けていな
いもので少なくとも0.1%以上吸湿していることが好
ましい。吸湿量の上限は10%である。吸湿量が10%
を超えると混練時に発生する水蒸気により処理が困難と
なり好ましくない。水分量が0.5〜6%の範囲がより
好ましい。
【0017】さらに、架橋ポリウレタン樹脂が含水して
いなくても水の共存下であればよく、加水分解処理時に
10%以下の吸湿量となる程度の水を添加してもよい。
水分量の管理の目安としては、0.1%程度よりも多け
ればよい。また、分解反応を促進する目的で活性水素を
含有する化合物や有機金属化合物などを加えてもよく、
さらに、本発明を阻害しない範囲で、その他の添加物を
加えてもよい。
いなくても水の共存下であればよく、加水分解処理時に
10%以下の吸湿量となる程度の水を添加してもよい。
水分量の管理の目安としては、0.1%程度よりも多け
ればよい。また、分解反応を促進する目的で活性水素を
含有する化合物や有機金属化合物などを加えてもよく、
さらに、本発明を阻害しない範囲で、その他の添加物を
加えてもよい。
【0018】なお、本発明は架橋ポリウレタン樹脂の架
橋点を熱と水分で切断するため、処理中に水分が揮発し
ないようにしないと、目的の処理物が得られない。処理
温度は、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上液化
温度以下にすることが望ましい。また、処理時間は、架
橋ポリウレタン樹脂の組成、処理温度、処理装置の構造
などで変化するので適宜決定する。
橋点を熱と水分で切断するため、処理中に水分が揮発し
ないようにしないと、目的の処理物が得られない。処理
温度は、架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上液化
温度以下にすることが望ましい。また、処理時間は、架
橋ポリウレタン樹脂の組成、処理温度、処理装置の構造
などで変化するので適宜決定する。
【0019】架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と加
水分解生成物と反応可能な化合物を混練する装置は、加
熱手段を備えた混練装置であればよく、例えば、平ロー
ル、押出機、ニーダなどをあげることができる。また、
非反応性樹脂は単独または二種以上を組み合わせて用い
てもよい。特に、スクリュウ式の押出機は水分の揮発を
抑制でき、かつ、連続処理が可能であるため処理装置と
して望ましい。
水分解生成物と反応可能な化合物を混練する装置は、加
熱手段を備えた混練装置であればよく、例えば、平ロー
ル、押出機、ニーダなどをあげることができる。また、
非反応性樹脂は単独または二種以上を組み合わせて用い
てもよい。特に、スクリュウ式の押出機は水分の揮発を
抑制でき、かつ、連続処理が可能であるため処理装置と
して望ましい。
【0020】なお、バンパなどの大物部品を処理する場
合は、予め、平均粒径が1mmより大きく50mm以下
に粗粉砕しておくことが望ましい。粒径が1mmより大
きい部材を用いても、樹脂中へ微細粒子として分散でき
る。本発明による製造方法で製造される複合樹脂組成物
は、架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化合
物とを、該架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上で
混練して得られる架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂
との複合樹脂組成物である。
合は、予め、平均粒径が1mmより大きく50mm以下
に粗粉砕しておくことが望ましい。粒径が1mmより大
きい部材を用いても、樹脂中へ微細粒子として分散でき
る。本発明による製造方法で製造される複合樹脂組成物
は、架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化合
物とを、該架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上で
混練して得られる架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂
との複合樹脂組成物である。
【0021】ここで、該架橋ポリウレタン樹脂は、ヒド
ロキシル化合物(水酸基含有化合物)、イソシアネート
化合物、架橋剤を主成分とし、RIM成形やR−RIM
成形などの反応射出成形で得られる半硬質または硬質の
ウレタン樹脂であり、その吸湿量が0.1重量%以上1
0重量%以下である。また、該非反応性樹脂としては、
オレフィン系熱可塑樹脂が、該反応性化合物には、酸無
水物、イソシアネート化合物が用いられる。
ロキシル化合物(水酸基含有化合物)、イソシアネート
化合物、架橋剤を主成分とし、RIM成形やR−RIM
成形などの反応射出成形で得られる半硬質または硬質の
ウレタン樹脂であり、その吸湿量が0.1重量%以上1
0重量%以下である。また、該非反応性樹脂としては、
オレフィン系熱可塑樹脂が、該反応性化合物には、酸無
水物、イソシアネート化合物が用いられる。
【0022】
【実施例】架橋ポリウレタン樹脂の処理例として、R−
RIM成形で製造したポリウレタン樹脂製バンパを使用
した場合について説明する。ポリウレタン樹脂製バンパ
材のモノマ原料は、ポリプロピレングリコール、ジエチ
ルトルエンジアミン、4,4´−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートを用い、強化材としてチタン酸カリウムの
単繊維ウィスカを充填したものを用いた。これをRIM
成形機で厚さ3mmに成形した後、ハンマミルで約5m
m程度に粗粉砕し、架橋ウレタン樹脂とした。また、こ
の架橋ウレタン樹脂は自然吸湿状態で、その吸湿量は
0.8重量%である。
RIM成形で製造したポリウレタン樹脂製バンパを使用
した場合について説明する。ポリウレタン樹脂製バンパ
材のモノマ原料は、ポリプロピレングリコール、ジエチ
ルトルエンジアミン、4,4´−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートを用い、強化材としてチタン酸カリウムの
単繊維ウィスカを充填したものを用いた。これをRIM
成形機で厚さ3mmに成形した後、ハンマミルで約5m
m程度に粗粉砕し、架橋ウレタン樹脂とした。また、こ
の架橋ウレタン樹脂は自然吸湿状態で、その吸湿量は
0.8重量%である。
【0023】非反応性樹脂には、住友化学工業製のホモ
タイプのポリプロピレン樹脂(H501)を用いた。反
応性化合物には、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、メチレンジイソシアネート(MDI)、無水マ
レイン酸(MA)、無水フタル酸(PA)、4メチルテ
トラヒドロ無水フタル酸(THPA)、フェノール樹脂
オリゴマ、フェノールノボラック樹脂オリゴマ(P
H)、ドデシル無水コハク酸(DDSA)を用いた。さ
らに、エポキシ樹脂(エピコート828(DGEB
A))、エポキシ変性ポリエチレン樹脂(日本石油化学
製レクパールRA3150(RA))、酸変性ポリプロ
ピレン樹脂(三洋化学製ユーメクス1010(YU))
も用いた。
タイプのポリプロピレン樹脂(H501)を用いた。反
応性化合物には、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、メチレンジイソシアネート(MDI)、無水マ
レイン酸(MA)、無水フタル酸(PA)、4メチルテ
トラヒドロ無水フタル酸(THPA)、フェノール樹脂
オリゴマ、フェノールノボラック樹脂オリゴマ(P
H)、ドデシル無水コハク酸(DDSA)を用いた。さ
らに、エポキシ樹脂(エピコート828(DGEB
A))、エポキシ変性ポリエチレン樹脂(日本石油化学
製レクパールRA3150(RA))、酸変性ポリプロ
ピレン樹脂(三洋化学製ユーメクス1010(YU))
も用いた。
【0024】処理装置としては、日本製鋼所製二軸反応
押出機TEX−30α(L/D=45.5)を用い、押
出処理条件は樹脂温度を200℃あるいは260℃と
し、スクリュウ回転数500rpmで、材料の滞留時間
は約2分とした。 (試料の作成)架橋ウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応
性化合物とを表1に示される組成比で混練し、複合樹脂
組成物試料を作成した。ここで、実施例1〜4は二軸押
出処理において、処理装置の後半部分に液添ポンプを接
続し、反応性化合物を途中添加したものである。また、
実施例5〜20は反応性化合物をウレタン樹脂および非
反応性樹脂と同時処理をした試料であり、反応性化合物
およびその添加量を変化させたものである。さらに、実
施例21〜23は、比較例1の試料を作成し、再度反応
性化合物を添加して二軸押出機で同時処理を実施した試
料である。また、比較例1、2は、反応性化合物を添加
しない試料である。
押出機TEX−30α(L/D=45.5)を用い、押
出処理条件は樹脂温度を200℃あるいは260℃と
し、スクリュウ回転数500rpmで、材料の滞留時間
は約2分とした。 (試料の作成)架橋ウレタン樹脂と非反応性樹脂と反応
性化合物とを表1に示される組成比で混練し、複合樹脂
組成物試料を作成した。ここで、実施例1〜4は二軸押
出処理において、処理装置の後半部分に液添ポンプを接
続し、反応性化合物を途中添加したものである。また、
実施例5〜20は反応性化合物をウレタン樹脂および非
反応性樹脂と同時処理をした試料であり、反応性化合物
およびその添加量を変化させたものである。さらに、実
施例21〜23は、比較例1の試料を作成し、再度反応
性化合物を添加して二軸押出機で同時処理を実施した試
料である。また、比較例1、2は、反応性化合物を添加
しない試料である。
【0025】
【表1】
【0026】(汚染性の評価)押出処理で得られた試料
ペレット10gをガラス容器中に秤とり、ガラス板でシ
ールする。容器の半分の高さまでし、80℃のオイルバ
スに浸漬し、20時間後のガラス板への試料の付着量の
測定とガラス板の曇り状態の目視判定により汚染性を判
断し、その結果を表2に示す。なお、目視判定の○△×
の判定基準は、○は付着なし、△は著しい改善があり、
わずかに付着が認められる、×は多量の付着が認められ
たものである。
ペレット10gをガラス容器中に秤とり、ガラス板でシ
ールする。容器の半分の高さまでし、80℃のオイルバ
スに浸漬し、20時間後のガラス板への試料の付着量の
測定とガラス板の曇り状態の目視判定により汚染性を判
断し、その結果を表2に示す。なお、目視判定の○△×
の判定基準は、○は付着なし、△は著しい改善があり、
わずかに付着が認められる、×は多量の付着が認められ
たものである。
【0027】
【表2】
【0028】実施例1〜4については、架橋ウレタン樹
脂が加水分解した後にイソシアネート化合物を添加した
実施例であり、複合樹脂の組成の成分比を変化させて
も、汚染性はみられない。実施例5〜7については反応
性化合物の添加量が0.5重量部と少量であるためガラ
ス板への付着がわずかに認められるが、明らかに反応性
化合物の添加により付着量が低下することがわかる。
脂が加水分解した後にイソシアネート化合物を添加した
実施例であり、複合樹脂の組成の成分比を変化させて
も、汚染性はみられない。実施例5〜7については反応
性化合物の添加量が0.5重量部と少量であるためガラ
ス板への付着がわずかに認められるが、明らかに反応性
化合物の添加により付着量が低下することがわかる。
【0029】実施例14〜20は、反応性化合物をMA
以外の酸無水物やエポキシ樹脂のような他の樹脂に変更
したときの例である。この場合でも、付着量の低下が認
められ、反応性化合物の添加効果がわかる。また、実施
例21〜23については、比較例1で作成した樹脂を反
応性化合物と反応させたものであり、これら試料は汚染
性がみられなかった。このことから、樹脂成形された試
料とも反応することがわかる。
以外の酸無水物やエポキシ樹脂のような他の樹脂に変更
したときの例である。この場合でも、付着量の低下が認
められ、反応性化合物の添加効果がわかる。また、実施
例21〜23については、比較例1で作成した樹脂を反
応性化合物と反応させたものであり、これら試料は汚染
性がみられなかった。このことから、樹脂成形された試
料とも反応することがわかる。
【0030】表2において、汚染性について本発明の実
施例と比較例とを比較すると、反応性化合物を添加しな
い比較例は高い汚染性を有しているのに対し、反応性化
合物を添加した本発明の実施例では、汚染性がかなり低
くなっていることがわかる。 (熱安定性の評価)実施例11〜13および比較例1の
複合樹脂組成物の試験片を射出成形により成形する。こ
れらの試料を100℃で1000時間放置の前後に引張
り試験及びアイゾット衝撃試験を実施し、その初期値に
対する保持率を求める。この保持率を表3に示し、熱安
定性を評価する。
施例と比較例とを比較すると、反応性化合物を添加しな
い比較例は高い汚染性を有しているのに対し、反応性化
合物を添加した本発明の実施例では、汚染性がかなり低
くなっていることがわかる。 (熱安定性の評価)実施例11〜13および比較例1の
複合樹脂組成物の試験片を射出成形により成形する。こ
れらの試料を100℃で1000時間放置の前後に引張
り試験及びアイゾット衝撃試験を実施し、その初期値に
対する保持率を求める。この保持率を表3に示し、熱安
定性を評価する。
【0031】
【表3】
【0032】表3において、本発明の実施例11〜13
と比較例1とでは、引張り伸びの保持率及びアイゾット
衝撃値の保持率はともに大きな差が生じており、反応性
化合物を添加した本発明は熱安定性が大きく向上してい
る。また、実施例の11〜13を比較すると、熱安定性
が高い順はHDI>MDI>MAの順であることがわか
る。
と比較例1とでは、引張り伸びの保持率及びアイゾット
衝撃値の保持率はともに大きな差が生じており、反応性
化合物を添加した本発明は熱安定性が大きく向上してい
る。また、実施例の11〜13を比較すると、熱安定性
が高い順はHDI>MDI>MAの順であることがわか
る。
【0033】さらに、表2および3から、本発明におけ
る反応性化合物の効果は、 イソシアネート化合物>酸無水物>エポキシ化合物>そ
の他の化合物 との効果がみられた。
る反応性化合物の効果は、 イソシアネート化合物>酸無水物>エポキシ化合物>そ
の他の化合物 との効果がみられた。
【0034】
【発明の効果】本発明の複合樹脂組成物は、架橋ポリウ
レタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化合物とを加水分解
条件で混練すると、架橋ポリウレタン樹脂の結合点が加
水分解により切断されて、軟化し、せん弾力で非反応性
樹脂と相互に微細化や均一化する。また、加水分解によ
って生じた反応性基が反応性化合物と反応することで、
加水分解により生じたオリゴマー成分等を再反応、固定
化させ、汚染性や熱安定性を改善することができる。
レタン樹脂と非反応性樹脂と反応性化合物とを加水分解
条件で混練すると、架橋ポリウレタン樹脂の結合点が加
水分解により切断されて、軟化し、せん弾力で非反応性
樹脂と相互に微細化や均一化する。また、加水分解によ
って生じた反応性基が反応性化合物と反応することで、
加水分解により生じたオリゴマー成分等を再反応、固定
化させ、汚染性や熱安定性を改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 101/00 C08L 101/00 // B29K 105:26
Claims (1)
- 【請求項1】 架橋ポリウレタン樹脂と非反応性樹脂と
該ポリウレタン樹脂の加水分解生成物と反応する化合物
とを、該架橋ポリウレタン樹脂の加水分解温度以上で混
練することを特徴とする架橋ポリウレタン樹脂と非反応
性樹脂との複合樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14543897A JPH10330529A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 複合樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14543897A JPH10330529A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 複合樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330529A true JPH10330529A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15385254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14543897A Pending JPH10330529A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 複合樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10330529A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013513669A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 動的に架橋されたポリウレタンをオレフィンポリマーマトリックス中に含む熱可塑性ポリマーブレンド |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14543897A patent/JPH10330529A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013513669A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 動的に架橋されたポリウレタンをオレフィンポリマーマトリックス中に含む熱可塑性ポリマーブレンド |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040312 |