JPH10330556A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JPH10330556A JPH10330556A JP16066497A JP16066497A JPH10330556A JP H10330556 A JPH10330556 A JP H10330556A JP 16066497 A JP16066497 A JP 16066497A JP 16066497 A JP16066497 A JP 16066497A JP H10330556 A JPH10330556 A JP H10330556A
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Abstract
ザー類またはシートなどに使用する加工性、柔軟性、耐
熱性、表面傷付き性、および耐候性に優れた難燃性樹脂
組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)樹脂成分50〜55重量%、
(B)無機充填材50〜45重量%〔ただし、(A)+
(B)=100重量%〕を主成分とし、ここで、樹脂成
分は、特定量のエチレン系共重合体、ポリプロピレン、
水素添加スチレン系樹脂の熱可塑性エラストマー、およ
び高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよび直鎖
状低密度ポリエチレンから選ばれた少なくとも1種の樹
脂、メタロセンPEからなり、また、(B)無機充填材
は、特定量の金属水酸化物、および赤リン、金属酸化
物、ホウ素化合物、炭酸カルシウムおよび白色セメント
から選ばれた少なくとも1種の無機物質からなり、か
つ、少なくとも(A)樹脂成分が有機過酸化物の存在下
で溶融混練りされてなる、難燃性樹脂組成物。
Description
ザー類、建築物内装用のレザー類、シート用の難燃性樹
脂組成物に関し、さらに詳しくは、Tダイ押し出し、カ
レンダー加工などで成形されるレザー類、シート用に有
用な難燃性樹脂組成物に関する。
るレザー類やシートの素材には、TPE(熱可塑性エラ
ストマー)としてのTPO(熱可塑性ポリオレフィンエ
ラストマー)が使用されている。
る。従って、加工性がよいことは勿論、物性面でも厳し
い要求により規制されている。例えば、自動車内装に使
用される素材では、柔軟性を有し耐熱性があること、ま
たレザー表面に擦過傷などがつきにくく、耐候性に優れ
ていることなど多項目にわたっている。
要である。これは、季節によっても場所によっても異な
るが、夏などの外気温が高い日中にあって直射日光が当
たる状態で車が放置されたときなど、車中の温度はもと
より、日光に照射されている内装材などの表面温度は、
90℃を簡単に超えてしまう。それ故、当然紫外線も強
く、レザー表面は劣化するという問題点がある。
ては、難燃効果に問題がある。建築物の内装に用いられ
るレザーやシート類においても自動車内装材と要求特性
の殆どが類似している。
々の問題点に鑑み、薄物素材として加工性、物性に優
れ、難燃性を付した樹脂組成物の提供を目的とするもの
である。
分50〜55重量%、(B)無機充填材50〜45重量
%〔ただし、(A)+(B)=100重量%〕を主成分
とし、ここで、(A)樹脂成分は、(a−1)エチレン
系共重合体10〜25重量%、(a−2)ポリプロピレ
ン4〜12重量%、(a−3)水素添加スチレン系樹脂
からなる熱可塑性エラストマー8〜15重量%、(a−
4)高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよび直
鎖状低密度ポリエチレンの群から選ばれた少なくとも1
種の樹脂5〜15重量%、(a−5)シングルサイト触
媒を用いて重合したポリエチレン(メタロセンPE)3
〜8重量%からなり、また、(B)無機充填材は、(b
−1)金属水酸化物20〜42重量%、(b−2)赤リ
ン、金属酸化物、ホウ素化合物、炭酸カルシウムおよび
白色セメントの群から選ばれた少なくとも1種の無機物
質30〜3重量%からなり、かつ、少なくとも(A)樹
脂成分が有機過酸化物の存在下で溶融混練りされてな
る、難燃性樹脂組成物である。このように、本発明の難
燃性樹脂組成物は、(A)樹脂成分50〜55重量%、
(B)無機充填材50〜45重量%〔ただし、(A)+
(B)=100重量%〕を主成分として構成される混合
物であり、この難燃性樹脂組成物の成分中のほぼ半量を
目的とする難燃性を付与させる手段として無機充填材の
混合物が占めている。従って、樹脂成分もほぼ半分とな
るために、要求される物性を満たす手段として、樹脂は
7〜8成分の複雑な組合せにより構成し、単一樹脂では
成し得ない物性に到達することができたものである。
チレン系共重合体がエチレン−エチルアクリレート共重
合体(EEA)またはエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)で、メルトインデックスが0.5〜5g/1
0min(190℃)、コモノマー含有量が15〜25
重量%の範囲のものであり、(a−2)ポリプロピレン
がソフトPPであり、(a−3)水素添加スチレン系樹
脂が水添SBR、またはSEBSもしくはSEPSで、
スチレン含有量が10〜50重量%の熱可塑性エラスト
マーであることが好ましい。さらに、好ましくは、10
〜30重量%であり、より好ましくは10〜15重量%
である。また、上記有機過酸化物の配合量が(A)樹脂
成分に対し、100〜3000ppmであることが好ま
しい。さらに、好ましくは、100〜1000ppmで
あり、より好ましくは100〜500ppmである。さ
らに、上記溶融混練時の温度は、150〜230℃であ
ることが好ましい。さらに、本発明の難燃性樹脂組成物
においては、上記(A)〜(B)成分の総量に対し、ト
リメリット酸エステルを0.2〜2重量%を添加するこ
とが、加工性の向上、風合いの向上、表面傷つき防止の
面から好ましい。
を45〜50重量%配合し、酸素指数(O.I.)が2
9〜31となるように、難燃性の無機充填材を適宜選択
し組み合わせたものである。すなわち、酸素指数29〜
31を目標とすると、樹脂に配合する無機充填材の量
は、難燃剤の水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物単
独では、58重量%以上となり、あまりにも無機成分が
多く、樹脂組成物としての物性が得られない。従って、
本発明においては、水酸化マグネシウムなどの金属水酸
化物を主たる難燃剤成分として用い、その他の無機成分
を1種以上難燃助剤として組み合わせることにより、無
機充填材の配合量を総量で樹脂組成物全体の45〜50
重量%となるように調製した。
のうち、(a−1)エチレン系共重合体は、例えば、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、また
はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などが挙げ
られ、そのメルトインデックス(MI)が0.5〜5g
/10min(190℃)、かつ、コモノマー含有量が
15〜25重量%の範囲のものであり、樹脂組成物全体
の10〜25重量%配合する。エチレン系共重合体は、
無機充填材に対するフィラー充填性が良好であり、MI
の数値の小さいものは、物性面で引張強さ、および、伸
び特性が優れている。また、コモノマーを多く含有して
いると、柔軟であり、無機難燃剤の燃焼性を助長するこ
とができる。配合量が10重量%未満では、無機充填材
に対するフィラー充填性が低下し、一方、25重量%を
超えると、耐熱性や表面傷付き性の低下をきたす。
ックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、または
ソフトポリプロピレン(ソフトPP)を使用することが
できるが、とりわけ、ソフトPPが好適である。ここ
で、ソフトPPは、通常のランダムPPよりもエチレン
成分の含有量が高い構成比よりなる特殊共重合軟質樹脂
であり、ポリプロピレンの性状を示す。これら(a−
2)ポリプロピレンは、樹脂組成物全体の4〜12重量
%配合する。(a−2)ポリプロピレンは、樹脂組成物
の全体の軟化点を向上させる働きを付与させること、お
よびレザー類に加工されたときの表面傷発生を防止する
ことを目的とする。また加工性としては、ロールリリー
ス性が向上し、金属へのべたつきを防止する。その配合
量が4重量%未満では、表面傷付き性や加工性に劣り、
一方、12重量%を超えると、風合いの低下をきたす。
は、スチレン含有量が10〜15重量%の、水添SB
R、SEPS、またはSEBSであって、樹脂組成物の
柔軟性を高めることを目的として、樹脂組成物全体の8
〜15重量%配合する。このものは、直鎖状低密度ポリ
エチレンとの組合せで、真空成形などに適した溶融時に
おける溶融張力が向上する。その配合量が8重量%未満
では、柔軟性付与効果が充分でなく、一方、15重量%
を超えると、引張強度の低下をきたす。
成分のうち、高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチ
レンは、MIが1〜100g/10min(190℃)
のものが樹脂組成物のMIの調整に好適に使用すること
ができ、樹脂組成物中、好ましくは3〜5重量%配合す
ることにより、無機充填材を多く含む混合系では加工助
剤的な特性を示し、押出成形などで目ヤニ防止に効果が
ある。その配合量が3重量%未満では、加工性が充分で
なく、風合いの低下をきたし、一方、5重量%を超える
と、加工性が低下して、同様に風合いの低下をきたす。
低密度ポリエチレンは、一般LLDPEもしくはメタロ
センLLDPEであって、本発明のような樹脂の混合系
において、主成分中、EEA、またはEVPとPP、ま
たはソフトPP、熱可塑性エラストマーなどの性質の異
なる樹脂が組み合わされたとき、樹脂組成物中、好まし
くは4〜8重量%配合すると、媒体として配合するメタ
ロセンPEとの相乗効果により、特に無機充填材が多量
に存在する混合系で樹脂間の相溶性を高め、物性上、引
張強さ・伸びの向上を促す効果がある。また、直鎖状低
密度ポリエチレンは、比較的樹脂の軟化温度が高いの
で、樹脂組成物の全体的な軟化点を向上させる。さら
に、ポリプロピレンと同様にして加工特性が向上し、ロ
ールリリース性も向上する。その配合量が4重量%未満
では、加工性が充分でなく、風合いの低下をきたし、一
方、8重量%を超えると、加工性が低下して、同様に風
合いの低下をきたす。上記(a−4)成分の配合割合の
総量は、樹脂組成物全体に対し、5〜15重量%であ
り、5重量%未満では、加工性が充分でなく、風合いの
低下をきたし、一方、15重量%を超えると、加工性が
低下して、同様に風合いの低下をきたす。
5)メタロセンPEは、ポリオレフィンエラストマー
(POE)の一つで、密度0.880g/cm3 以下の
オクテン含有量20重量%以上のエチレン−オクテン共
重合体であって、樹脂組成物全体の3〜8重量%配合す
る。無機充填材を多量に組み合わせた混合系にあって、
EEAまたはEVAだけでは、無機充填材界面における
樹脂との物理的な結合が脆弱であるが、メタロセンPE
を添加することによって、これが媒体として機能し、無
機充填材界面に対する結合が強固となる。また、ソフト
系の樹脂とハード系の樹脂間でバインダーの働きをする
ので、物性面で特に伸びを発現させ、柔軟性や屈曲性に
も関与する。(a−5)メタロセンPEの配合量が3重
量%未満では、加工性に劣り、風合いの低下をきたし、
一方、8重量%を超えると、硬さの低下をきたす。
として配合する(B)無機充填材について以下に説明す
る。上記したように、本発明の難燃性樹脂組成物は、
(B)無機充填材を樹脂組成物中に45〜50重量%配
合し、かつ、酸素指数(O.I.)が29〜31となる
ように、(B)無機充填材として、(b−1)金属水酸
化物15〜40重量%、(b−2)赤リン、金属酸化
物、ホウ素化合物、炭酸カルシウムおよび白色セメント
の群から選ばれた少なくとも1種の無機物質35〜10
重量%を用いる。(b−1)金属水酸化物20〜42重
量%、(b−2)赤リン、金属酸化物、ホウ素化合物、
炭酸カルシウムおよび白色セメントの群から選ばれた少
なくとも1種の無機物質30〜3重量%を用いる。ここ
で、(b−1)金属水酸化物としては、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられる。また、
(b−2)無機物質中、金属酸化物としては、酸化チタ
ン、酸化珪素、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化マグネシウム、
酸化アルミニウムなどが挙げられる。また、ホウ素化合
物としては、ホウ素亜鉛、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸
ナトリウムなどが挙げられる。(b−1)金属水酸化物
の配合割合が20重量%未満では、難燃性が不充分とな
り、一方、42重量%を超えると、レザーとしての風合
いが悪く、表面の傷付き性が悪化する。また、(b−
2)無機物質の配合割合が3重量%未満では、難燃性が
不充分となり、一方、30重量%を超えると、レザーと
しての風合いが悪く、表面の傷付き性が悪化する。
のものが挙げられる。 金属水酸化物;水酸化マグネシウム/表面処理:ステ
アリン酸(場合により、水酸化アルミニウムも使用する
ことができる) 赤リン;表面処理:チタンコート ホウ素化合物;ホウ酸亜鉛、ホウ酸ナトリウム 金属酸化物;酸化チタン 炭酸カルシウム 白色セメント;白色のポルトランドセメント
て、酸素指数29〜31を目標とすると、樹脂に配合す
る無機充填材の量は、上記水酸化マグネシウムなどの
金属水酸化物単独では、58重量%以上となり、あまり
にも無機成分が多く、樹脂組成物としての物性が得られ
ない。従って、本発明においては、上記したように、上
記水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物を主たる難
燃成分として用い、上記〜に示される無機物質を1
種以上難燃助剤として組み合わせることで、(B)無機
充填材の配合量を総量で樹脂組成物全体の45〜50重
量%となるように調合した。
せ例を示す。 例1 (1) 水酸化マグネシウム35〜45重量%、(2) 赤リン
3〜5重量%、(4) 酸化チタン4〜9重量%〔(1) +
(2) +(4) =45〜50重量%〕 例2 (1) 水酸化マグネシウム20〜30重量%、(2) 赤リン
3〜5重量%、(3) ホウ酸亜鉛0.5〜2重量%、(4)
酸化チタン3〜8重量%、(5) 白色セメント10〜5重
量%〔(1) +(2) +(3) +(4) +(5) =45〜50重量
%〕 例3 (1) 水酸化マグネシウム25〜30重量%、(2) 赤リン
0〜2重量%、(3) ホウ酸ナトリウム5〜10重量%、
(4) 酸化チタン3〜6重量%、(5) 炭酸カルシウム5〜
8重量%、(6) 白色セメント5〜10重量%〔(1) +
(2) +(3) +(4)+(5) +(6) =45〜50重量%〕
化物は、溶融混練りされる樹脂成分のいわゆるポリマー
アロイを形成するための触媒であって、一種のポリマー
改質剤として機能するものである。有機過酸化物とし
て、ジクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(te
rt−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン−3、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert−ブチ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパー
オキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキサイド、p−
クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベ
ンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ
ベンゾエート、tert−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート、ジアセチルパーオキサイド、ラフロイ
ルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサ
イドなどを挙げることができる。
に対し、100〜3000ppmである。配合量が10
0ppm未満では、、ポリマーアロイの形成が不充分で
あり、一方、3000ppmを超えると、ポリマー間の
架橋が進行しすぎて物性面での低下をきたす。本発明の
樹脂組成物において、有機過酸化物は、少なくとも
(A)樹脂成分を溶融混練りする際に用いられることが
必須であり、これにより、(A)樹脂成分のポリマーア
ロイ化が達成される。従って、この有機過酸化物は、
(A)樹脂成分のみを溶融混練りする際に配合されて
も、あるいは、(A)〜(B)成分をドライブレンドす
る際に配合して、(A)〜(B)成分を溶融混練りする
際に用いられてもよい。
の溶融混練り温度は、150〜230℃である。溶融混
練り温度が150℃未満では、樹脂成分のポリマーアロ
イ形成が充分でなく、目的とする物性が得られず、一
方、230℃を超えると、架橋反応速度が上昇するため
に、好適なポリマーアロイ形成の制御が困難となるとと
もに、物性面での低下をきたす。
成する(A)樹脂成分と(B)無機充填材の相溶性を上
げ、さらに、薄層シートへの加工性を向上させるため
に、可塑剤として、トリメリット酸エステルを使用す
る。トリメリット酸エステルとしては、トリメリット酸
オクチルエステル、トリメリット酸混合エステル(炭素
数7〜12のアルコールからなる)、トリメリット酸イ
ソノニルエステル、トリメリット酸イソデシルエステル
などが挙げられる。トリメリット酸エステルの配合量
は、(A)〜(B)成分の総量に対して、0.2〜2重
量%である。0.2重量%未満では、可塑化が不充分で
加工性が劣り、一方、2重量%を超えると、加工性は向
上するが、物性面の低下をきたす。
外に、公知の各種添加剤を配合することができる。その
例としては、着色剤、離型剤、滑剤、酸化防止剤などを
必要に応じて、適宜配合することできる。
の配合割合は、(A)樹脂成分について樹脂組成物全体
の50〜55重量%である。(A)樹脂成分が50重量
%未満であると、樹脂組成物本来の機械特性、柔軟性や
耐熱特性が損なわれる。一方、55重量%を超えると、
難燃性が充分に得られない。また、(B)無機充填材に
ついて樹脂組成物全体の50〜45重量%である。
(B)無機充填材が45重量%未満であると、充分な難
燃性が発現できず、一方、50重量%を超えると、樹脂
組成物としての機械特性、特に柔軟性や耐熱特性が損な
われる。
ては、特に制限はなく、通常の方法を用いることができ
る。すなわち、一般的な方法として、(A)樹脂成分、
(B)無機充填材およびその他の添加成分を、スーパー
ミキサー、タンブラーなどの混合装置を用いて、一括ブ
レンド溶融混練する方法のほか、(A)樹脂成分および
その他の添加成分をまず溶融混練し、(B)無機充填材
のみを別フィードする方法などがある。
出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダーなどを
挙げることができるが、本発明の難燃性樹脂組成物の製
造には、バンバリーミキサーおよび加圧ニーダーを好適
に使用することができる。また、薄層シートを製造する
には、まず、難燃性樹脂組成物のペレットを製造した
後、カレンダー加工するか、溶融混練した難燃性樹脂組
成物を直接Tダイ押し出しする方法などがある。
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、実施例中における部および%は、特
に断らない限り、重量基準である。また、実施例および
比較例に用いた各種成分は、以下のとおりである。
ート共重合体(EEA)として、日本ユニカー(株)製
「NUC−6510」を使用した。また、ポリプロピレ
ン樹脂のうち、ホモPPとして徳山曹達(株)製「RB
110」を使用し、ソフトPPとして、三菱化学(株)
製「SPX−8400」を使用した。
添SBRとして、日本合成ゴム(株)製「ダイナロン2
320P」(MI=3.5)を使用し、また、SEPS
として、クラレ(株)製「セプトン2063」を使用し
た。また、SEBSとして、旭化成(株)製「タフテッ
クH1052」、もしくは「タフテックH1042」を
使用した。
として、東ソー(株)製「ペトロセン248」を使用し
た。また、直鎖状低密度ポリエチレンのうち、一般LL
DPEとして、住友化学(株)製「CA3002」(M
I=2)を使用し、メタロセンLLDPEとして、三井
石油化学(株)製「SP−1540」(MI=4)、も
しくは「SP−2520」(MI=1.7)を使用し
た。
したポリエチレンとして、ダウケミカル(株)製のメタ
ロセンPE「EG−8100」(MI=1)を使用し
た。また、有機過酸化物として、日本油脂(株)製「パ
ーヘキシン25B40」を使用した。なお、「パーヘキ
シン25B40」の有機過酸化物ので成分は、2,5−
ジメチル−2,5−tert−ブチルパーオキシヘキセ
ン−3である。
して、水酸化マグネシウム、神島化学工業(株)製「N
−3」を使用した。また、助剤の赤リンとして、燐化学
工業(株)製の赤リンマスターバッチ「140MB(N
UC−6510、赤リン含有率:20%)」を使用し
た。さらにまた、ホウ素化合物のホウ酸亜鉛として、堺
化学(株)製「SZB2335」を使用し、白色ポルト
ランドとして、小野田セメント(株)製「白色セメン
ト」を使用した。
化(株)製「C−79」を使用した。また、加工助剤と
しての脂肪酸エステルとして、ヘキスト(株)製「HW
−OP」を使用した。その他、抗酸化剤として、チバガ
イギー(株)製「A/OB−220」(フェノール系抗
酸化剤+ホスファイト系加工安定剤)を使用した。さら
に、白色顔料として、デュポン(株)製の酸化チタン
「タイピュアーR−960」を使用した。
分、無機充填材および相溶性向上剤を含む添加成分の配
合量により、以下のごとく調製した。原料をタンブラー
ミキサーによりドライブレンドし、フィード口より連続
式同方向二軸押出機に投入し185℃の加工温度で混練
を行った。
た。 (1) 硬さ(HDA)15秒値:JIS K7215に準
拠して測定した。 (2) 比重:JIS K7112に準拠して測定した。 (3) 引張強度(最大点MPa):JIS K6301に
準拠して測定した。 (4) 100%モジュラス(MPa):JIS K630
1に準拠して測定した。 (5) 引張伸び(%):JIS K6301に準拠して測
定した。
ールリリース性および20mm単軸押出機の押出トルク
で評価した。金属ロールとの剥離性(項目A)と押出ト
ルク(項目B)の2項目の総合評価とした。 項目A:金属ロールとの剥離性 評価:◎;大変良い ○;良い △;悪い ×;非常に悪い 項目B:押出トルク 評価:◎;低い ○;普通 △;やや高い ×;非常に高い 総合評価:◎;A,B両方◎ ○;AあるいはBの片方が◎,他方が○ △;ABの片方が◎あるいは○で、他方が△ ×;ABの少なくとも片方が×
イボギア(TYPE:HEIDON−NDR)で測定し
た。〔針(サファイア)、針径50μm、R=90°、
試験速度100m/min、荷重100〜400g〕 評価:◎;荷重400gまで傷がつかない。 ○;荷重300gまで傷がつかない。 △;荷重200gまで傷がつかない。 ×;荷重100gまで傷がつかない。
cmの片側を固定し、70℃、80℃、90℃および1
00℃のオーブンの中に入れて、垂れ下がり角度により
評価した。 評価:◎;100℃で垂れ下がり角度が10度以下。 ○;90℃で垂れ下がり角度が10度以下。 △;80℃で垂れ下がり角度が10度以下。 ×;70℃で垂れ下がり角度が10度以下。
能試験により評価した。 評価:◎;感触が大変良い。 ○;感触が良い。 △;感触が普通。 ×;感触が悪い。
8に示すように、樹脂成分のメタロセンLLDPE、水
素添加スチレン系樹脂の水添SBRもしくはSEBS、
およびポリプロピレン樹脂成分を除いた樹脂成分、無機
充填材および相溶性向上剤を含む添加成分の配合量によ
り原料を調製し、実施例1〜16と同様に処理した。物性測定 実施例と同様に物性測定を行った。これらの測定結果を
実施例1〜実施例16および比較例1〜比較例4とし
て、表2、表4、表6および表8に示す。
オレフィンを中心とした樹脂により構成されているの
で、リサイクルが可能である。さらに、レザー類やシー
トに加工できる素材として、塩化ビニル樹脂に比して物
性面でも殆ど劣らないレベルであり、塩化ビニル樹脂と
同様に好適に使用することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)樹脂成分50〜55重量%、
(B)無機充填材50〜45重量%〔ただし、(A)+
(B)=100重量%〕を主成分とし、ここで、(A)
樹脂成分は、(a−1)エチレン系共重合体10〜25
重量%、(a−2)ポリプロピレン4〜12重量%、
(a−3)水素添加スチレン系樹脂からなる熱可塑性エ
ラストマー8〜15重量%、(a−4)高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレンおよび直鎖状低密度ポリエチ
レンの群から選ばれた少なくとも1種の樹脂5〜15重
量%、(a−5)シングルサイト触媒を用いて重合した
ポリエチレン(メタロセンPE)3〜8重量%からな
り、また、(B)無機充填材は、(b−1)金属水酸化
物20〜42重量%、(b−2)赤リン、金属酸化物、
ホウ素化合物、炭酸カルシウムおよび白色セメントの群
から選ばれた少なくとも1種の無機物質30〜3重量%
からなり、かつ、少なくとも(A)樹脂成分が有機過酸
化物の存在下で溶融混練りされてなる、難燃性樹脂組成
物。 - 【請求項2】 (A)樹脂成分を構成する、(a−1)
エチレン系共重合体がエチレン−エチルアクリレート共
重合体(EEA)またはエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)で、メルトインデックスが0.5〜5g/1
0min(190℃)、コモノマー含有量が15〜25
重量%の範囲のものであり、(a−2)ポリプロピレン
がソフトPPであり、(a−3)水素添加スチレン系樹
脂からなる熱可塑性エラストマーが、水添SBR、また
はSEBSもしくはSEPSで、スチレン含有量が10
〜15重量%である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 有機過酸化物の配合量が(A)樹脂成分
に対し、100〜3000ppmである請求項1記載の
難燃性樹脂組成物。 - 【請求項4】 溶融混練り時の温度が150〜230℃
である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (A)〜(B)成分の総量に対し、トリ
メリット酸エステルを0.2〜2重量%添加してなる請
求項1〜4いずれか1項記載の難燃性樹脂組成物。
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1997
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