JPH10330636A - α−テトラ置換フタロシアニンの製造法 - Google Patents
α−テトラ置換フタロシアニンの製造法Info
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- JPH10330636A JPH10330636A JP22548697A JP22548697A JPH10330636A JP H10330636 A JPH10330636 A JP H10330636A JP 22548697 A JP22548697 A JP 22548697A JP 22548697 A JP22548697 A JP 22548697A JP H10330636 A JPH10330636 A JP H10330636A
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Abstract
に置換基が位置する有機溶剤溶解性の低い異性体以外
に、有機溶剤性の高い異性体を多く含むフタロシアニン
を確実且つ容易に高収率で製造できる方法の提供。 【解決手段】 式(3)で表される3−置換フタロニト
リルを脂肪族アルコール中、アルコキシドの存在下にア
ンモニア、尿素、カルバミン酸アンモニウム、ホルムア
ミド及びカルバミン酸エチルから選ばれる化合物と反応
させるとともに、この反応で生成する式(2)で表され
るジイミノイソインドリンを反応系から単離することな
く引き続き反応系に三塩化バナジウムを作用させる、式
(1)で表されるα−テトラ置換フタロシアニンの製造
法。 (式中置換基Xは1,1,1,3,3,3,−ヘキサフ
ルオロ−2−フェニル−2−プロポキシ基を意味し、1
又は4のいずれか、5又は8のいずれか、9又は12の
いずれか、13又は16のいずれかの位置の炭素原子に
それぞれ結合している。)
Description
ラーフィルター用色素、光電変換素子、電子写真感光
体、有機半導体素子、触媒及びガスセンサー、カラーフ
ィルターに利用可能な式(1)で表されるα−テトラ置
換フタロシアニンの製造法に関するものである。
〜16の数字は炭素原子の位置番号を示す。フタロシア
ニン骨格に結合する置換基Xは式(4)で表される1,
1,1,3,3,3,−ヘキサフルオロ−2−フェニル
−2−プロポキシ基を意味し、1又は4のいずれか、5
又は8のいずれか、9又は12のいずれか、13又は1
6のいずれかの位置の炭素原子にそれぞれ結合している
ものとする。
しては特開平5−17700号公報にみられる様に3−
置換フタロニトリルを直接環化する方法と、特開平5−
25177号公報にみられる様に3−置換フタロニリル
から一旦ジイミノイソインドリンを得、このジイミノイ
ソインドリンを環化する方法とが知られている。α−テ
トラ置換フタロシアニンにはフタロシアニン骨格の4,
8,12,16位(1,5,9,13位でも同じ)に置
換基が位置する有機溶剤溶解性の低い異性体とこの異性
体以外の比較的有機溶剤溶解性の高い3つの異性体とが
存在し、これらの混合比によって光記録用色素としての
性能が微妙に変化する。これら異性体の生成比は、置換
基及び中心金属が同一のフタロシアニンを製造する場合
であっても製法が上記のいずれの方法であるかによって
相当に異なっている。しかし、いずれの製法による場合
にも前記した従来のフタロシアニンの場合にはフタロシ
アニン骨格の4,8,12,16位に置換基を有する異
性体が、常に1番目か又は2番目に多く生成している点
で共通している。
フタロシアニンの製法のうち、前者の3−置換フタロニ
トリルを直接環化する方法は、収率、工程数などの点で
後者に優る方法と考えられる。ところが、目的物として
式(1)で表される特定のフタロシアニンを得る為にこ
の方法を採用した際には、使用する三塩化バナジウムの
品質によって目的物中の異性体比が相当に異なり、フタ
ロシアニン骨格の4,8,12,16位に置換基が位置
する有機溶剤溶解性の低い(11)式の異性体が全異性
体の80%以上を占めることが多かった。また、(1
1)式以外の異性体混合物を合計で全異性体の25〜3
0%生成させることができても、その為には条件設定を
相当に厳しくしなければならず、量産化する場合は未だ
再現性の面で不安が残った。更にまた、この様な厳しい
条件設定で(11)式以外の異性体混合物の生成比を高
めようとすると、3−置換フタロニトリルからの粗製フ
タロシアニンの収率が50%台と相当に悪くなるという
不都合もみられた。
で表されるフタロシアニンを高収率で容易に製造するこ
とができ、また、フタロシアニン骨格の4,8,12,
16位に置換基が位置する有機溶剤溶解性の低い(1
1)式の異性体以外の異性体を多く、確実に製造するこ
とのできる方法を提供せんと研究の結果到達したもので
ある。尚、α−テトラ置換フタロシアニンには理論的に
4種類の異性体が考えられる。しかし、本発明のα−テ
トラ置換フタロシアニンの場合、4種類の異性体は得ら
れず、多くても3種類の異性体が得られるのみである。
で表される3−置換フタロニトリルを脂肪族アルコール
中、アルコキシドの存在下にアンモニア、尿素、カルバ
ミン酸アンモニウム、ホルムアミド及びカルバミン酸エ
チルから選ばれる化合物と反応させるとともに、この反
応で生成する式(2)で表されるジイミノイソインドリ
ンを反応系から単離することなく引き続き反応系に三塩
化バナジウムを作用させることを特徴とする、式(1)
で表されるα−テトラ置換フタロシアニンの製造法に係
るものである。ここでアルコキシドとしては、ナトリウ
ム(又はカリウム)メトキシド、ナトリウム(又はカリ
ウム)エトキシド、ナトリウム(又はカリウム)ブトキ
シドを使用することができる。
ロニトリルとアンモニアとの反応を、3−置換フタロニ
トリルを仕込んだ反応容器中へアンモニアを継続的に導
入しつつおこなう場合、反応系は特に加温しなくても3
0℃前後となり、アンモニア導入開始時から20〜30
分程度経過すると原料である3−置換フタロニトリルが
消失し反応は完結する。アンモニアを反応容器中へ当初
に導入するのみで継続的に導入しない場合は、反応促進
のために反応系を加温した方がよく、60℃付近迄加温
する場合、加温開始時から10〜20分程度で反応は完
結する。
アンモニウムを使用して3−置換フタロニトリルと反応
させる場合、理論的には、3−置換フタロニトリルに対
しその0.5倍モルの尿素又はカルバミン酸アンモニウ
ムを仕込めば、3−置換フタロニトリルと同モルのジイ
ミノイソインドリンが生成する計算になる。同様にアン
モニアの変わりにホルムアミド又はカルバミン酸エチル
を使用する場合、理論的には、3−置換フタロニトリル
に対し同モルのホルムアミド又はカルバミン酸エチルを
仕込めばよいことになる。しかしながら、後記の実施例
19〜21からも明かなように、尿素その他のアミノ基
供給源となる化合物の量が上記した理論量よりもかなり
少ない場合でも目的とするフタロシアニンの収率は良好
である。これは、一つには、ジイミノイソインドリンが
環化する過程で、ジイミノイソインドリン又はそれらの
結合体などから分離するイミノ基又はアミノ基が再びア
ミノ基供給源となる化合物となって、3−置換フタロニ
トリルや3−置換フタロニトリルが目的とするフタロシ
アニンに至るまでに経る各種の中間体に作用する為と考
えられる。
素、カルバミン酸アンモニウム、ホルムアミド及びカル
バミン酸エチルから選ばれる化合物との反応と、三塩化
バナジウムを使用するジイミノイソインドリンの環化反
応とを一浴でおこなうには、先の反応に使用する脂肪族
アルコールとして炭素数5〜8の脂肪族アルコールを用
いることが望ましい。先の反応に炭素数5〜8の脂肪族
アルコールを用いた場合には、後の環化反応に必要な温
度を常圧下に無理なく達成できるからである。ジイミノ
イソインドリンの環化反応は、90〜150℃、更に望
ましくは100〜130℃でおこなう。この温度が低く
なればなるほど反応は進み難くなる。一方、反応温度が
高すぎると、目的とするフタロシアニン中、歪の大きい
構造の異性体の比率が減少したり、各種の副生物が増大
する危険性が大きくなる。
には、出発原料である3−置換フタロニトリルの仕込モ
ル数のおよそ4分の1モルに相当する三塩化バナジウム
を作用させてジイミノイソインドリンの環化反応をおこ
なう。この三塩化バナジウムによるジイミノイソインド
リンの環化反応に際しては、三塩化バナジウムが消費し
たり、分解したりすることのない様に反応系へ事前に窒
素を導入するとよい。三塩化バナジウムによるジイミノ
イソインドリンの環化反応の反応速度は温度によって異
なるほか、アミノ基供給源となる化合物として何を用い
たかでも相当に異なり、後記の実施例にもある様に、例
えばアンモニアの場合には2時間程度で完結する反応
も、尿素の場合には5時間程度必要となる。
成したフタロシアニンを固形粉末として得、光記録媒体
などの用途に利用するに当たっては、反応溶液をメタノ
ールなどで希釈した後、攪拌下に水を滴下して析出する
フタロシアニン色素を濾集し、得られたペーストを常法
により洗浄・乾燥して粗製のフタロシアニンとする。次
いで粗製のフタロシアニンをシリカゲルカラムクロマト
グラフィにかけ、適宜間隔で各種異性体からなるフタロ
シアニンを順次分取し、濃縮・乾燥して精製フタロシア
ニンとする。分取した精製フタロシアニンについては、
それぞれに含まれる異性体の種類や比率を適宜液体クロ
マトグラフィなどで確認し、適宜の分取区分を組み合わ
せて光記録媒体などの用途に供する。
の3−置換フタロニトリルからの粗製フタロシアニンの
収率(粗製収率)は80%台におよび、粗製フタロシア
ニンからの精製フタロシアニンの収率(精製収率)は7
0%台におよぶ。特にアミノ基供給源となる化合物とし
てホルムアミドを使用した場合には、粗製フタロシアニ
ンの収率が80%台におよぶだけでなく、精製フタロシ
アニンの収率も90%台におよぶ。また、この様にして
得たフタロシアニン中には、式(11)の異性体以外の
異性体が合計して50〜90%含まれている。ちなみ
に、3−置換フタロニトリルを直接環化して本発明のフ
タロシアニンを得る場合には、異性体生成比率を度外視
した場合でも粗製フタロシアニンの収率は70%台止ま
りであり、前記した様に式(11)の異性体以外からな
る異性体の生成比を増大させようとするとその収率は5
0%台止まりとなる。しかも、この場合は粗製フタロシ
アニンからの精製フタロシアニンの精製収率も30%台
と低い。
明する。 実施例1 1)3−(1’,1’,1’,3’,3’,3’−ヘキ
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)フタ
ロニトリルの合成;反応フラスコに1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロパノ
ール29.3g(0.12mol)、3−ニトロフタロ
ニトリル17.3g(0.10mol)、無水炭酸カリ
ウム55.2g(0.40mol)、及びジメチルスル
ホキシド100mlを仕込み、窒素気流下70℃で6時
間撹拌した。室温まで放冷後、反応混合物を水100m
l中に排出し、析出物をろ集、水洗、100℃で乾燥し
て25.9gの目的物結晶を得た(収率70%)。この
化合物の融点は150〜155℃であり、GC/MS分
析の結果、分子量ピークM+=370が確認された。
3’,3’−ヘキサフルオロ−2’−フェニル−2’−
プロポキシ)−1,3−ジイミノイソインドリンの合
成;反応フラスコに上記で得られたフタロニトリル誘導
体18.5g(0.050mol)、ナトリウムエトキ
シド1.70g(0.025mol)、1−ペンタノー
ル100mlを仕込み、撹拌下室温でアンモニアガスを
5分間吹き込み、反応系にアンモニアを吸収させた。そ
の後、50℃まで加熱し、この温度で30分撹拌し、ジ
イミノイソインドリン誘導体を生成させた。
成したジイミノイソインドリン誘導体を単離せず、窒素
気流下で撹拌しながら90℃まで加熱し、この温度で三
塩化バナジウム1.96g(0.0125mol)を投
入した。その後、110℃まで加熱し、この温度で2時
間撹拌した。放冷後、反応混合物をメタノール230m
l中に排出し、撹拌下で水115mlを滴下して生成物
を晶析させた。これをろ集、メタノール/水(2/1:
容量比)300mlで洗浄、100℃で乾燥して15.
9gの粗製色素を得た(粗収率82.2%)。ここで得
られた粗製色素を液体クロマトグラフィーにより分析し
(分析条件:カラム;NUCLEOSIL 300−5
C18 96YB−2,キャリア;THF/メタノール
=10/90)、次の表1のような結果を得た。
剤に対する溶解度が高い成分である。ピークNo.3
は、有機溶剤に対する溶解度が低い(11)式の異性体
と他の異性体の2種の異性体から成るピークであると推
定される。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(トル
エン/ヘキサン=7/3:容量比)により精製して、そ
の異性体比を調査した結果、(11)式の異性体と構造
不明の色素成分に分離することができた。後者は、その
吸収波長、及びLC/MSの結果より、環化反応中に置
換基の一部が分解した成分であると推定されたが、その
生成量は微量であった。トルエン/ヘキサン(7/3:
容量比)を溶媒としたシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製分離して得た(11)式の異性体と、ピ
ークNo.1及び2の混合物の物性を調査した結果は、
次の表2のとおりであった。
を溶媒としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製した結果、精製色素1.84gを得た(精製収率
73.6%)。
1と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。粗
収量15.6g(粗収率80.7%)。
例1と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。
粗収量15.7g(粗収率81.2%)。
例1と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。
粗収量15.5g(粗収率80.2%)。
例1と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。
粗収量15.0g(粗収率77.6%)。
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリンの合成;反応フラスコ
に実施例1の1)と同様にして得たフタロニトリル誘導
体18.5g(0.050mol)と、ナトリウムエト
キシド1.70g(0.025mol)、尿素1.50
g(0.025mol)、1−ペンタノール100ml
を仕込み、50℃で30分撹拌して、ジイミノイソイン
ドリン誘導体を生成させた。
成したジイミノイソインドリン誘導体を単離せず、窒素
気流下で撹拌しながら90℃まで加熱し、この温度で三
塩化バナジウム1.96g(0.0125mol)を投
入した。その後、110℃まで加熱し、この温度で5時
間撹拌した。放冷後、反応混合物をメタノール230m
l中に排出し、撹拌下で水115mlを滴下して生成物
を晶析させた。これをろ集、メタノール/水(2/1:
容量比)300mlで洗浄、100℃で乾燥して15.
1gの粗製色素を得た(粗収率78.1%)。ここで得
られた粗製色素を液体クロマトグラフィーにより分析し
(分析条件:カラム;NUCLEOSIL 300−5
C18 96YB−2,キャリア;THF/メタノール
=10/90)、次の表3のような結果を得た。
トリウムtert−ブトキシドを用いた以外は、すべて
実施例6と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得
た。粗収量15.9g(粗収率82.2%)。
リウムtert−ブトキシドを用いた以外は、すべて実
施例6と同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得
た。粗収量15.7g(粗収率81.2%)。
トリウムメトキシドを用いた以外は、すべて実施例6と
同様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。粗収量
15.0g(粗収率77.6%)。
リウムエトキシドを用いた以外は、すべて実施例6と同
様な操作を行い、目的とする粗製色素を得た。粗収量1
5.2g(粗収率78.6%)。
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリンの合成;反応フラスコ
に実施例1の1)と同様にして得たフタロニトリル誘導
体18.5g(0.0500mol)と、ナトリウムエ
トキシド(20%エタノール溶液)8.50g(0.0
250mol)、ホルムアミド2.25g(0.050
0mol)、1−ペンタノール100mlを仕込み、5
0〜60℃で20分撹拌し、ジイミノイソインドリン誘
導体を生成させた。
成したジイミノイソインドリン誘導体を単離せず、窒素
気流下で撹拌しながら90℃まで加熱し、この温度で三
塩化バナジウム1.96g(0.0125mol)を投
入した。その後、110℃まで加熱し、この温度で窒素
気流下6時間撹拌した。放冷後、反応混合物をメタノー
ル230ml中に排出し、撹拌下で水115mlを滴下
して生成物を晶析させた。これをろ集、メタノール/水
(2/1:容量比)300mlで洗浄し、100℃で乾
燥して16.7gの粗製色素を得た(粗収率:86.4
%)。さらに、上記で得られた粗製色素2.50gをト
ルエンを展開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、2.23gの精製色素を得た(精
製収率:89.2%)。
ウムエトキシドの代わりにナトリウムtert−ブトキ
シド2.40g(0.0250mol)を用いた以外は
すべて実施例11と同様な操作を行い、16.4gの粗
製色素を得た(粗収率:84.8%)。さらに、上記で
得られた粗製色素2.50gをトルエンを展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
2.28gの精製色素を得た(精製収率:91.2
%)。
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリンの合成;反応フラスコ
に実施例11の1)と同様にして得たフタロニトリル誘
導体18.5g(0.0500mol)と、ナトリウム
エトキシド1.70g(0.0250mol)、カルバ
ミン酸アンモニウム1.95g(0.0250mo
l)、1−ペンタノール100mlを仕込み、50〜6
0℃で20分撹拌し、ジイミノイソインドリン誘導体を
生成させた。
5.4gの粗製色素を得た(粗収率:79.6%)。さ
らに、上記で得られた粗製色素2.50gをトルエンを
展開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、1.87gの精製色素を得た(精製収率:
74.8%)。
ウムエトキシドの代わりにナトリウムtert−ブトキ
シド2.40g(0.0250mol)を用いた以外は
すべて実施例13と同様な操作を行い、14.1gの粗
製色素を得た(粗収率:72.9%)。さらに、上記で
得られた粗製色素2.50gをトルエンを展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
1.91gの精製色素を得た(精製収率:76.4
%)。
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリンの合成;反応フラスコ
に実施例11で得られたフタロニトリル誘導体18.5
g(0.0500mol)、ナトリウムエトキシド1.
70g(0.0250mol)、カルバミン酸エチル
4.45g(0.0500mol)、1−ペンタノール
100mlを仕込み、50〜60℃で20分撹拌し、ジ
イミノイソインドリン誘導体を生成させた。
4.0gの粗製色素を得た(粗収率:72.4%)。さ
らに、上記で得られた粗製色素2.50gをトルエンを
展開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、1.43gの精製色素を得た(精製収率:
57.2%)。
ウムエトキシドの代わりにナトリウムtert−ブトキ
シド2.40g(0.0250mol)を用いた以外は
すべて実施例15と同様な操作を行い、14.1gの粗
製色素を得た(粗収率:72.9%)。さらに、上記で
得られた粗製色素2.50gをトルエンを展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
1.45gの精製色素を得た(精製収率:58.0
%)。
サフルオロ−2’−フェニル−2’−プロポキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリンの合成;反応フラスコ
に実施例1で得られたフタロニトリル誘導体18.5g
(0.0500mol)、ナトリウムエトキシド1.7
0g(0.0250mol)、尿素1.50(0.02
50mol)、1−ペンタノール100mlを仕込み、
50〜60℃で20分撹拌し、ジイミノイソインドリン
誘導体を生成させた。
4.6gの粗製色素を得た(粗収率:75.3%)。さ
らに、上記で得られた粗製色素2.50gをトルエンを
展開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、1.51gの精製色素を得た(精製収率:
60.4%)。
ウムエトキシドの代わりにナトリウムtert−ブトキ
シド2.40g(0.0250mol)を用いた以外は
すべて実施例17と同様な操作を行い、13.3gの粗
製色素を得た(粗収率:68.8%)。さらに、上記で
得られた粗製色素2.50gをトルエンを展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
1.69gの精製色素を得た(精製収率:67.6
%)。
ついて実施例1と同様にして液体クロマトグラフィーに
より分析した結果を表4に、また同実施例群で得た精製
色素について物性を調査した結果を表5に示す。
(0.0500mol)に対するホルムアミドの使用モ
ル比を2(実施例19)、1(実施例20)、0.7
5、0.5(実施例21)、0.25(実施例21)下
記の様に変えた他は実施例11と全く同様にして目的と
する色素を得た。尚、実施例20は、本来であれば実施
例11と全く同じで不要であるが、三塩化バナジウムと
してできるだけ同じものを用いて比較するために再度実
施したものである。その結果を表6に示す。
ることができる。先ず、3−置換フタロニトリルを直接
環化する方法からは予想もできない高い収率でフタロシ
アニンを得ることができる。本発明は、ジイミノイソイ
ンドリンを経由する方法であるにもかかわらず、このジ
イミノイソインドリンを単離することなく一浴で反応を
おこない且つ短時間で目的とするフタロシアニンを得る
ことができるため、極めて作業性に優れている。3−置
換フタロニトリルを直接環化する方法においては、使用
する三塩化バナジウムの微妙な差異(保存状況などで生
じる、検査で把握しがたい程度の差異)によってもフタ
ロシアニンの異性体比率が大きく変化して式(11)以
外の異性体の生成比が極端に低下する。しかし、本発明
によれば、フタロシアニン骨格の4,8,12,16位
に置換基が位置する有機溶剤溶解性の低い(11)式の
異性体以外の異性体を多く、確実に製造することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 式(3)で表される3−置換フタロニト
リルを脂肪族アルコール中、アルコキシドの存在下にア
ンモニア、尿素、カルバミン酸アンモニウム、ホルムア
ミド及びカルバミン酸エチルから選ばれる化合物と反応
させるとともに、この反応で生成する式(2)で表され
るジイミノイソインドリンを反応系から単離することな
く引き続き反応系に三塩化バナジウムを作用させること
を特徴とする、式(1)で表されるα−テトラ置換フタ
ロシアニンの製造法。以下の式(3)(2)(1)にお
いて置換基Xは1,1,1,3,3,3,−ヘキサフル
オロ−2−フェニル−2−プロポキシ基を意味する。ま
た、式(1)において、フタロシアニン骨格周辺の1〜
16の数字は炭素原子の位置番号を示し、置換基Xは、
1又は4のいずれか、5又は8のいずれか、9又は12
のいずれか、13又は16のいずれかの位置の炭素原子
にそれぞれ結合しているものとする。 【化1】 【化2】 【化3】 - 【請求項2】 脂肪族アルコールとして炭素数5〜8の
アルコールを使用し、全ての反応を常圧下、130℃以
下でおこなう請求項1記載のα−テトラ置換フタロシア
ニンの製造法。 - 【請求項3】 アルコキシドとして炭素数1〜4のアル
カリ金属アルコキシドを使用する請求項1又は請求項2
記載のα−テトラ置換フタロシアニンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22548697A JP3780436B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-07-16 | α−テトラ置換フタロシアニンの製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11497497 | 1997-03-29 | ||
| JP9-114974 | 1997-03-29 | ||
| JP22548697A JP3780436B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-07-16 | α−テトラ置換フタロシアニンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330636A true JPH10330636A (ja) | 1998-12-15 |
| JP3780436B2 JP3780436B2 (ja) | 2006-05-31 |
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ID=26453602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22548697A Expired - Fee Related JP3780436B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-07-16 | α−テトラ置換フタロシアニンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3780436B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP22548697A patent/JP3780436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3780436B2 (ja) | 2006-05-31 |
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