JPH10330773A - 異臭発生防止性能を有する固形燃料 - Google Patents

異臭発生防止性能を有する固形燃料

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JPH10330773A
JPH10330773A JP15784597A JP15784597A JPH10330773A JP H10330773 A JPH10330773 A JP H10330773A JP 15784597 A JP15784597 A JP 15784597A JP 15784597 A JP15784597 A JP 15784597A JP H10330773 A JPH10330773 A JP H10330773A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼末期乃至消火時点において、異臭の発生を
十分に抑制すること、さらには食卓用として適した芳香
が得られる固形燃料の提供。 【解決手段】パチュリ油、シダーウッド油、1-(2-t
ert−ブチルシクロヘキシロキシ)-2-ブタノール、
リナロール、酢酸ベンジル、酢酸リナリール、酢酸ゲラ
ニル、安息香酸ベンジル、ヘキシルシンナムアルデヒ
ド、3-(4-tert-ブチルフェニル)イソブチルア
ルデヒド及びメチルイオノンの群から選ばれる1種若し
くは2種以上の香料剤、又はこれらの香料剤の群から選
ばれる1種若しくは2種以上とこれらの香料剤の群には
含まれない天然香料、アルコール類、エステル類、アル
デヒド類、ケトン類若しくはテルペン類に属する1種若
しくは2種以上とからなる調合香料剤の香料剤αを、石
鹸基材中にメタノール等の燃料成分を含有させてなる固
形燃料剤1に付加したことを特徴とする固形燃料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石鹸基材中にメタ
ノール等の燃料成分を含有してなる固形燃料剤につい
て、その消火時における異臭の発生を抑制する改良され
た新規な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリン酸等の脂肪酸のア
ルカリ金属塩を基材とし、これにメタノール等の燃料を
含有させてなる固形燃料が、携帯用あるいは食卓用の簡
易燃料として汎用されるに至っている。
【0003】また、このような固形燃料は、その含有す
る燃料の蒸散防止や取り扱い上の便を考慮して、可燃性
の樹脂フィルム材乃至シート材によって包装され、さら
には器状のアルミニウム箔等の金属箔材によって部分的
に包囲した構成で利用されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この固形燃料では、前
記したように、石鹸分を基材としていることから、それ
に含有されるメタノール等の燃料が燃え尽きる時点にな
ると、その燃焼末期乃至消火時点において、特に低沸点
の脂肪酸分乃至その分解分が気化したり、それが焼け焦
げて、それに基づく異臭が周囲に発散するという欠点が
ある。
【0005】この従来の固形燃料の燃焼状態を図10
に、また、その燃焼末期乃至消火時の状態を図11に示
した。図10に示すように、固形燃料剤1はそれを包装
する樹脂フィルム材2と共に器状のアルミニウム箔等の
金属箔4内で燃焼する状態となる。なお、15はコン
ロ、また16は火炎である。
【0006】この燃焼過程の末期においては、図11に
示すように、固形燃料剤1中のメタノール等の燃料はほ
とんど燃え尽きた状態となると、その消火直前の火炎1
8による加熱によって残余の燃料基材17が気化乃至燃
焼してそれが異臭19として周囲に発散されるのであ
る。
【0007】この欠点に対しては、固形燃料を組成する
脂肪酸を高沸点のものにしたり、高純度のものにする方
法などにより、上記したような異臭の発生に対しては極
力抑制対策が講じられてきたが、なお、燃焼末期乃至消
火時点における異臭の発生を完全に解消することはでき
なかった。
【0008】そこで、本発明では、上記した異臭の発生
を十分に抑制すること、またさらに良好な芳香、特に食
卓用に適した芳香が燃焼末期乃至消火時点において得ら
れる固形燃料の提供を目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、鋭意研究を重ねた結果、上記した固形燃料剤に
ある種の香料剤を付加する場合に、燃焼末期乃至消火時
における前記したような異臭の発生を有効に防止し得る
との知見を得て、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、異臭発生防止性能を有す
る固形燃料につき、パチュリ油、シダーウッド油、1-
(2-tert-ブチルシクロヘキシロキシ)-2-ブタノ
ール、リナロール、酢酸ベンジル、酢酸リナリール、酢
酸ゲラニル、安息香酸ベンジル、ヘキシルシンナムアル
デヒド、3-(4-tert-ブチルフェニル)イソブチ
ルアルデヒド及びメチルイオノンの群から選ばれる1種
又は2種以上の香料剤、又はこれらの香料剤の群から選
ばれる1種若しくは2種以上とこれらの香料剤の群に含
まれない天然香料、アルコール類、エステル類、アルデ
ヒド類、ケトン類若しくはテルペン類に属する香料成分
の1種若しくは2種以上とからなる調合香料剤を、石鹸
基材中にメタノール等の燃料成分を含有させてなる固形
燃料剤に付加してなることを特徴とする。
【0011】本発明において、香料剤としては、上記し
たパチュリ油、シダーウッド油、1-(2-tert-ブ
チルシクロヘキシロキシ)-2-ブタノール、リナロー
ル、酢酸ベンジル、酢酸リナリール、酢酸ゲラニル、安
息香酸ベンジル、ヘキシルシンナムアルデヒド、3-
(4-tert-ブチルフェニル)イソブチルアルデヒド
及びメチルイオノンのうちから選択した少なくとも1種
であれば足りるが、これらの2種以上の混合香料剤、並
びにこれらのうちから選ばれる1種又は2種以上と上記
した香料剤以外の天然香料、アルコール類、エステル
類、アルデヒド類、ケトン類又はテルペン類に属する香
料成分の1種又は2種以上との調合香料剤であってもよ
い。
【0012】なお、上記した調合香料剤について、天然
香料としては、レモン油、オレンジ油、サンダルウッド
油、ケイヒ油、チョウジ油など、また、アルコール類と
しては、フェニルエチルアルコール、l-メントール、
ゲラニオール、ジメチルベンジルカルビノール、テルピ
ネオール、オイゲノール、イソオイゲノールなど、ま
た、エステル類としては、アリルアミルグリコレート、
ゲラニオールエステル、リナロールエステルなど、ま
た、アルデヒド類としては、リリーアルデヒド、1-ウ
ンデカナール、シトロネラール、シトラール、バニリ
ン、n-ヘキサデシルアルデヒド、C-10脂肪酸アルデ
ヒド、C-16脂肪酸アルデヒド、C-18脂肪酸アルデ
ヒド、アニスアルデヒドなど、またケトン類としては、
メチルイソアシルケトン、α-イオノン、β-イオノンな
ど、また、テルペン類としては、リモネンなどを挙げる
ことができる。
【0013】また、このような香料剤又は調合香料剤の
固形燃料剤への付加構成としては、先ず、固形燃料剤の
組成成分中にこの香料剤を添加混合したものとすること
ができる。この場合、具体的には、固形燃料剤の製造過
程中においてこの香料剤を添加することにより得ること
ができる。
【0014】また、上記した香料剤又は調合香料剤の付
加構成には、固形燃料剤に対し直接的に付加する場合の
ほか、固形燃料剤に対し間接的に付加する場合をも含
む。上記した直接的な付加構成としては、例えば、固形
燃料剤の表面、好ましくは固形燃料剤の底面部若しくは
この底面部近傍の側周面部又はこの底面部から側周面部
に渡って上記した香料剤又は調合香料剤を直接付着させ
る場合である。
【0015】また、上記した香料剤又は調合香料剤の間
接的な付加構成としては、例えば次のような構成であ
る。先ず、第一に、可燃性のフィルム材乃至シート材に
よって固形燃料剤の周面の一部又は全体が包装された包
装固形燃料材の周面部上に好ましくはその底面部若しく
は側周面部、又はその底面部及び側周面部上に香料剤又
は調合香料剤を付着させる構成である。
【0016】また、第二に、例えば、液剤を保持し得る
ポーラスな部分を有する素焼陶片やグラスウールの生地
材など不燃性材あるいは、ろ紙などの紙材や樹脂材から
なる不織布などの可燃性材を基材として、これに香料剤
又は調合香料剤を含有させて含有材としたものを、前記
した固形燃料剤あるいは包装固形燃料材上に付帯させる
ことにより一体化した構成である。
【0017】また、第三に、前記した包装固形燃料材の
周面部にアルミニウム箔等の金属箔材を器状にして固定
する構造において、この金属箔受器の内面部上に香料剤
又は調合香料剤を付着させておく構成、あるいは上記両
者を相互に固定するために介在させる接着剤中に香料剤
又は調合香料剤を予め含有させておく構成である。な
お、この接着剤としては、接着時に固化するタイプのも
ののほか、粘着タイプやホットメルトタイプのものが含
まれる。またこの接着剤の塗布形態は、例えば、前記し
た金属箔材の接合面全体に積層するもののほか、接着剤
をその接合面上に多数点在させたものであってもよい。
【0018】また、本発明に係る効果をより高めるため
に、上記した各構成を適宜組合わせた構成、例えば、香
料剤等を表面上に付着させた固形燃料剤を香料剤等を含
有する可燃性のフィルム材により包装した構成とするこ
ともできる。
【0019】このように固形燃料剤に前記した香料剤又
は調合香料剤が付加された構成の固形燃料によれば、そ
の燃焼の消火直前における高温状態で、その香料剤の気
化ガスによる化学反応により、あるいはそのマスキング
効果により、前記した異臭に対する消臭効果に加えて芳
香効果も発揮される。
【0020】このような本発明における作用から固形燃
料での消臭効果は、その燃焼末期乃至消火時点において
発揮されればより効果的であるから、固形燃料の底部付
近に香料剤が付加される構成がより有効であり、また香
料剤の付加量もより少なくて済むと考えられる。
【0021】この点から、固形燃料剤に対する香料剤の
付加量は、先ず第一に、その付加構成によって違いが認
められ、また第二に付加される香料剤が単一剤か、2種
以上の混合香料剤であるかあるいは調合香料剤であるか
によっても違いが認められるから、一概には定まらな
い。
【0022】この付加量については、例えば、付加構成
が前記した固形燃料剤中への混合組成である場合、単一
香料剤については、固形燃料剤の組成全成分100重量
部に対して、0.0005〜1重量部の範囲の割合であ
ることが好ましい。この香料剤の付加量が0.0005
重量部未満であると、燃焼末期乃至消火時の消臭効果が
不完全となり、また1重量部を超えると、香料剤の芳香
が強くなり過ぎたりまた経済的利用が図れなくなること
があるからである。
【0023】また、付加構成が前記した固形燃料剤の底
部面又は/及び側周面部上に直接あるいは間接に香料剤
を付着させたものである場合、単一香料剤については、
固形燃料剤100重量部に対して、0.0005〜1重
量部の範囲の割合であることが好ましい。この香料剤の
付加量が0.0005重量部未満であると、燃焼末期乃
至消火時の消臭効果が不完全となり、また1重量部を超
えると、香料剤に基づく芳香が強くなり過ぎたりまた経
済的利用が図れなくなることがある。
【0024】また、上記同様の付加構成において、用い
られる香料剤が調合香料剤である場合には、前記した必
須的な香料剤以外の成分による異臭に対するマスキング
効果が期待されるから、前記必須香料成分の使用割合は
上記した単一香料剤の場合に比してより少なくてよい。
【0025】また、付加構成が前記した香料剤を包装フ
ィルム材あるいは接着剤中に含有してなる場合、単一香
料剤については固形燃料剤100重量部に対して、0.
0001〜1.0重量部の範囲の割合であることが好ま
しい。この香料剤の付加量が0.0001重量部未満で
あると燃焼末期乃至消火時の消臭効果が不完全となり、
また1.0重量部を超える場合には配合すること自体が
困難となる。
【0026】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を説明
する。先ず、図1に示す固形燃料Aは、脂肪酸ナトリウ
ム(C-18脂肪酸95%含有)8重量%、メタノール
90重量%、水2重量%、その他からなる固形燃料剤1
中に香料剤又は調合香料剤(以下、「香料剤等」とい
う。)αを均一に含有させた燃料本体(15〜30g)
に対して、その周囲をポリプロピレン製フィルム2によ
ってシュリンク包装し、さらにこの底部を含む部分に対
しアルミニウム箔受け4を器状にして被着させてなる。
なお、3はフィルム2の封止部である。
【0027】この固形燃料Aによれば、燃焼する固形燃
料剤1から香料剤等αが気化乃至燃焼してその特有の香
気が周囲に発散し、またその燃焼末期乃至消火時におい
て消臭作用が発揮される。
【0028】次に、図2に示す固形燃料Bは、上記同様
の組成の固形燃料剤1の底部面上に香料剤等αを付着さ
せ、これをさらに前記同様の樹脂フィルム2でシュリン
ク包装したものであり、これにはさらにアルミニウム箔
受け4が被着される。
【0029】この固形燃料Bによれば、固形燃料剤1の
燃焼過程末期乃至消火時点において、香料剤等αが気化
乃至燃焼して消臭効果が発揮される。
【0030】また、図3に示す固形燃料Cは、前記同様
の組成の固形燃料剤1の周囲を前記同様の樹脂フィルム
2でシュリンク包装し、さらにこの包装燃料の底部部分
に前記同様に被着されるアルミニウム箔材4′の中央部
付近に香料剤等αが付着されてなる。なお、5はこのア
ルミニウム箔材4′を上記包装燃料の側面部上で固定す
る粘着剤であり、また6は折曲部の位置を示す。
【0031】この固形燃料Cにおいても、上記した固形
燃料Bと同様の作用効果が発揮される。なお、この場
合、固形燃料Bの場合と違って、香料剤等αがフィルム
2の下部に存在するため、その気化乃至燃焼は、固形燃
料剤1の燃焼過程の末期において、対応するフィルム2
部分が燃焼により消失する時点において始まる。従っ
て、香料剤等αによる消臭等の作用及び効果は、その消
火直前から集中的に発揮されることになる。
【0032】また、図4に示す固形燃料Dは、香料剤等
αを含有する包装フィルム7によって、前記同様の固形
燃料剤1をシュリンク包装したものであり、これには前
記同様にアルミニウム箔受け4が被着されてなる。
【0033】この固形燃料Dでは、固形燃料剤1の燃焼
過程において、フィルム7が同時に燃焼する際に、その
含有する香料剤等αは気化乃至燃焼し、その作用及び効
果が燃焼末期から消火時点にまで継続することによっ
て、その消臭等の効果が発揮される。
【0034】また、図5に示す固形燃料Eは、アルミニ
ウム箔材4′の片面上に香料剤等αを均一に含有させた
熱溶着剤層8を設け、これを器状のアルミニウム箔材4
として、前記同様の固形燃料剤1を前記したフィルム2
でシュリンク包装した包装燃料の底部部分に被着させて
なる。なお、9はアルミニウム箔材4′の折曲部の位置
を示す。
【0035】この固形燃料Eにおける香料剤等αの気化
乃至燃焼の発生時点は、固形燃料Dでは着火時点から生
じるのに対し、着火後に火炎がアルミニウム箔受け4の
上縁部に達するまでの一定時間後である点で違いはある
が、その後は、固形燃料Dとほぼ同様であり、また燃焼
末期乃至消火時の消臭効果もほぼ同様に発揮される。
【0036】また、図6に示す固形燃料Fは、アルミニ
ウム箔材4の片面上に香料剤等αを均一に含有させた接
着剤を点状に積層した接着剤層10…を均一位置に設
け、これを器状のアルミニウム箔材4として固形燃料剤
1を包装するフィルム2面上に固定してなる。
【0037】また、図7に示す固形燃料Gは、アルミニ
ウム箔材4′の片面上に香料剤等αを均一に含有させた
接着剤を細点状に密に積層した熱溶着剤層11…を設
け、これを固形燃料Fと同様に器状のアルミニウム箔材
4として固定したものである。
【0038】これらの固形燃料F及びGについても、前
記同様に固形燃料剤1の燃焼末期において接着剤層10
あるいは熱溶着剤層11から、その含有する香料剤等α
による作用が発揮される。
【0039】また、図8に示す固形燃料Hは、薄厚の素
焼陶片を基材とし、これに香料剤等αを滴下含有させた
含有材12を固形燃料剤1の底部面上に配したものであ
り、包装フィルム2によって実質的に固定されている。
【0040】また、図9に示す固形燃料Iは、テープ状
のグラスウールの生地材を基材とし、これに香料剤等α
を滴下含有させた含有材13を固形燃料剤1の包装フィ
ルム2面上であってその底部近傍の側周面上に周回状態
で配したものである。なお、この含有材13に対して
は、さらにアルミニウム箔材4によって被覆した構成と
することができる。
【0041】上記した固形燃料H及びIについても、前
記同様に固形燃料剤1の燃焼末期において含有材12又
は13から、その含有する香料剤等αによる作用が発揮
される。
【実施例】
(実施例1)次表1に消臭成分として掲示する各香料剤
をそれぞれ各別に前記した固形燃料Cの形態のものとし
て構成した。なお、表1中の付加量は固形燃料剤100
重量部に対する香料剤等の重量部割合である。
【表1】
【0042】即ち、各固形燃料は、それぞれ前記同様の
組成からなる固形燃料剤1の25gをポリプロピレンフ
ィルム2でシュリンク包装して包装固形燃料としたもの
に対し、内底部面上に香料剤αが付着された器状のアル
ミニウム箔材4を被着しこれらを粘着剤5…により固定
することによって固形燃料cとして構成したものであ
る。なお、上記香料剤αは包装固形燃料の底部のフィル
ム2面上にも付着した状態となっている。
【0043】なお、表1中の調合香料剤は、次表2に示
す複数の配合成分をその示す混合割合で混合することに
よって調合した香料剤である。
【表2】
【0044】表1に示した各固形燃料について、前記の
図10に示した態様でそれぞれ燃焼させ、その燃焼末期
乃至消火直後における異臭に対する消臭効果、その際に
生じる匂いの種類及びその強度、並びに発煙の有無を確
認し、これらの諸点について総合評価し、その結果を表
1に示した。
【0045】なお、上記した消臭効果及び異臭の種類等
については、パネラー5名(20〜30歳代、男3名、
女2名)がそれぞれその臭覚に基づいて判断した結果、
その過半数を超える者の判断として、固形燃料剤の脂肪
酸等に基づく臭気が、全く認められないとき消臭効果有
りで○、その臭気は僅かに認められるが香料剤に基づく
臭気が優勢であるときも消臭効果有りとし△、上記脂肪
酸等に基づく臭気が明確に認められるとき×、とした。
【0046】また、固形燃料剤の燃焼末期乃至消火時時
点における付加した香料剤に基づく匂いについては、パ
ネラー5名(20〜30歳代、男3名、女2名)がそれ
ぞれその臭覚に基づいて判断した結果、その匂いが食卓
用として、全員が適していると判断したときa、適して
いると判断した者が3〜4名のときb、適していると判
断した者が0〜2名のときc、とした。またその匂いの
強度は、上記したパネラーの多数者の判断として、極く
弱いとき1、弱いとき2、強いとき3、とした。なお、
この匂いの強度は、前記した消臭効果について×で示さ
れる脂肪酸塩に基づく臭気が発生した場合には判断され
ない。また、発煙の有無は単一人の視覚による判断によ
って行ない、発煙が生じないときは無とし、発煙が生じ
たときはその性状で示した。
【0047】また、前記した消臭効果と匂いの種類及び
強度から、消臭効果が○でかつ匂いについてその強度が
2以下であって、匂いの種類がaにランクされるとき
◎、またその匂いの種類がbにランクされるとき○、ま
た消臭効果が△であるとき△、またこれらのいずれにも
属さないとき×、として評価するが、但し、発煙の有無
について黒煙が生じる場合には、上記の評価が◎のとき
○、上記の評価が○のとき△及び上記の評価が△のとき
×、と総合評価した。
【0048】表1に示した結果から、消臭成分がパチュ
リ油、シダーウッド油、1-(2-tert-ブチルシク
ロヘキシロキシ)-2-ブタノール、リナロール、酢酸ベ
ンジル、酢酸リナリール、酢酸ゲラニル、安息香酸ベン
ジル、α-n-ヘキシルシンナムアルデヒド、3-(4-t
ert-ブチルフェニル)イソブチルアルデヒド、メチ
ルイオノン、並びに表2に示す調合香料剤のいずれかで
ある場合には、良好な消臭効果が発揮されることを確認
できる。また、特に、調合香料剤によれば、生じる匂い
についても食卓用として特に適していることも判る。
【0049】(実施例2)次表3に消臭成分として掲示
する各香料剤及び表2の調合香料剤について、その付加
量を固形燃料剤100重量部に対して、表3に掲示する
重量部割合で、各別に実施例1と同様に構成し、それぞ
れ固形燃料を得た。なお、香料剤の付加量が0.000
04重量部及び1.05重量部の場合は比較例として示
した。
【表3】
【0050】これらについて固形燃料を前記した図10
に示した態様で燃焼させ、その消火時点における異臭に
対する消臭効果及びその際に生じる匂いの種類と強度に
ついての結果を示した。なお、これらについての評価基
準は、実施例1の場合と同じである。
【0051】表3に示した結果から、前記した固形燃料
Cの形態において、香料剤又は調合香料剤の付加量が
0.0001重量部未満である場合には、消臭効果が十
分に得られないこと。また、その付加量が1重量部を超
える場合には、香料剤に基づく匂いが過度となってしま
うことが判る。
【0052】(実施例3)次表4に消臭成分として掲示
する各香料剤及び表2の調合香料剤を各別に前記した固
形燃料Aの形態のものとして構成した。
【表4】
【0053】即ち、前記と同じ配合割合で、メタノール
中に脂肪酸を混入し、これを約65℃の温度条件下で溶
解させる。次いで、この溶解液中に所定の香料剤又は調
合香料剤を混入して後、水酸化ナトリウムの水溶液を注
加して中和し、これを冷却固化させた。なお、この場
合、上記の香料剤は、この固化物100重量部に対し、
0.017重量部の配合量とした。これを25gの円柱
状の固形燃料剤1として成形し、ポリプロピレンフィル
ム2によりシュリンク包装した後、器状にしたアルミニ
ウム箔4を被着させて固形燃料Aの形態とした。
【0054】これらの各固形燃料について、前記した図
10に示した態様でそれぞれ燃焼させ、その燃焼末期乃
至消火直後における異臭に対する消臭効果、その際に生
じる匂いの種類及びその強度、並びに発煙の有無を確認
し、これら諸点について総合評価し、その結果を表4に
示した。なお、各評価基準は、実施例1の場合と同じで
ある。
【0055】表4に示した結果から、消臭成分がパチュ
リ油、シダーウッド油、1-(2-tert-ブチルシク
ロヘキシロキシ)-2-ブタノール、リナロール、酢酸ベ
ンジル、酢酸リナリール、酢酸ゲラニル、安息香酸ベン
ジル、α-n-ヘキシルシンナムアルデヒド、3-(4-t
ert-ブチルフェニル)イソブチルアルデヒド、メチ
ルイオノン、及び表2に示した調合香料剤である場合に
は、良好な消臭効果が発揮されることを確認できる。ま
た、この構成形態においても、特に、調合香料剤によれ
ば、生じる匂いについても特に食卓用として適している
ことも判る。
【0056】(実施例4)次表5に消臭成分として掲示
する香料剤及び表2の調合香料剤について、その配合量
を固形燃料剤100重量部に対し0.0005重量部及
び1重量部として、各別に上記した実施例3と同様に構
成して、それぞれ固形燃料を得た。なお、その配合量が
0.0001重量部及び2重量部の場合は、比較例とし
て示した。
【表5】
【0057】これらの固形燃料を前記した図10に示し
た態様で燃焼させ、その燃焼末期乃至消火時点における
異臭に対する消臭効果及びその際に生じる匂いの種類と
強度についての結果を示した。なお、これらについての
評価基準は実施例1の場合と同じである。
【0058】表5に示した結果から、前記した固形燃料
Aの形態において、固形燃料剤100重量部に対し香料
剤の配合量が0.0005重量部未満である場合には、
消臭効果が十分に得られないこと。また、その配合量が
1重量部を超える場合には、香料剤に基づく匂いが過度
になってしまうことが判る。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されること
から、次のような効果が発揮される。本発明において
は、メタノール等を燃料成分とする固形燃料について、
所定の香料剤又は調合香料剤を付加する構成としたこと
から、特に燃焼末期乃至消火直後において生じる異臭を
有効に消臭することができる。
【0060】また、上記した本発明の構成において、付
加すべき香料剤又は調合香料剤の量は極く微量でその効
果を有効に発揮させることができるから、経済的な利用
が可能であり、また特に、その付加が固形燃料剤の側周
面部を含む底部付近になされる場合には、より経済的か
つ効率的な利用が可能となる。
【0061】また、付加される香料剤及び調合香料剤は
それ自体芳香を発し、それは当該固形燃料が燃焼状態に
ある場合においても芳香として生じることから、使用前
及び使用過程において、芳香剤同様のものとして利用す
ることもできると共に、特に、食卓用として適したもの
として構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る固形燃料の部分破断面斜視図
【図2】 同の部分破断面斜視図
【図3】 同の一部展開斜視図
【図4】 同の部分破断面斜視図
【図5】 同の一部展開斜視図
【図6】 同の一部展開斜視図
【図7】 同の一部展開斜視図
【図8】 同の部分破断面斜視図
【図9】 同の斜視図
【図10】 従来固形燃料の燃焼状態を示す部分縦断面
【図11】 同の燃焼の末期状態を示す部分縦断面図
【符号の説明】
A〜I 固形燃料 α 香料剤 1 固形燃料剤 2 包装フィルム 4 アルミニウム箔受け 8 熱溶着剤層 10 接着剤層 11 熱溶着剤層 12,13 含有材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチュリ油、シダーウッド油、1-(2-t
    ert-ブチルシクロヘキシロキシ)-2-ブタノール、
    リナロール、酢酸ベンジル、酢酸リナリール、酢酸ゲラ
    ニル、安息香酸ベンジル、ヘキシルシンナムアルデヒ
    ド、3-(4-tert-ブチルフェニル)イソブチルア
    ルデヒド及びメチルイオノンの群から選ばれる1種若し
    くは2種以上の香料剤、又はこれらの香料剤の群から選
    ばれる1種若しくは2種以上とこれらの香料剤の群に含
    まれない天然香料、アルコール類、エステル類、アルデ
    ヒド類、ケトン類若しくはテルペン類に属する香料成分
    の1種若しくは2種以上とからなる調合香料剤を、石鹸
    基材中にメタノール等の燃料成分を含有させてなる固形
    燃料剤に付加してなることを特徴とする異臭発生防止性
    能を有する固形燃料。
  2. 【請求項2】香料剤又は調合香料剤の付加が、固形燃料
    剤の製造過程におけるその組成成分中に混合されること
    によってなることを特徴とする請求項1の異臭発生防止
    性能を有する固形燃料。
  3. 【請求項3】固形燃料剤の組成全成分100重量部に対
    し、香料剤が0.0005重量部以上1重量部以下の付
    加量であることを特徴とする請求項2の異臭発生防止性
    能を有する固形燃料。
  4. 【請求項4】香料剤又は調合香料剤が固形燃料剤の周面
    部上に付着状態で付加されてなることを特徴とする請求
    項1、2又は3の異臭発生防止性能を有する固形燃料。
  5. 【請求項5】香料剤又は調合香料剤の付加が固形燃料剤
    の底面部又は/及び側周面部上になされることを特徴と
    する請求項4の異臭発生防止性能を有する固形燃料。
  6. 【請求項6】香料剤又は調合香料剤が可燃性のフィルム
    材乃至シート材によって固形燃料剤の周面の一部又は全
    体が包装された包装固形燃料材の周面部上に付着状態で
    付加されてなることを特徴とする請求項1、2又は3の
    異臭発生防止性能を有する固形燃料。
  7. 【請求項7】香料剤又は調合香料剤の付加が包装固形燃
    料材の底面部又は/及び側周面部上になされることを特
    徴とする請求項6の異臭発生防止性能を有する固形燃
    料。
  8. 【請求項8】固形燃料剤100重量部に対し、香料剤が
    0.0001重量部以上1重量部以下の付加量であるこ
    とを特徴とする請求項4、5、6又は7の異臭発生防止
    性能を有する固形燃料。
  9. 【請求項9】香料剤又は調合香料剤を保持する含有材を
    固形燃料剤と直接的又は間接的に一体化させることによ
    ってなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8の異臭発生防止性能を有する固形燃料。
  10. 【請求項10】含有材がシート状基材中に香料剤又は調
    合香料剤が保持されてなることを特徴とする請求項9の
    異臭発生防止性能を有する固形燃料。
  11. 【請求項11】含有材が包装固形燃料材についてその固
    形燃料剤の周面の一部又は全体を包装する可燃性のフィ
    ルム材乃至シート材中に香料剤又は調合香料剤を含有さ
    せてなることを特徴とする請求項9又は10の異臭発生
    防止性能を有する固形燃料。
  12. 【請求項12】含有材が包装固形燃料材についてその固
    形燃料剤の周面の一部又は全体を包装するフィルム材乃
    至シート材面とこの包装固形燃料材の底面部乃至側周面
    部上に配される器状の金属箔受けの内面との間に介在さ
    れこれらを固定する接着剤中に含有されてなることを特
    徴とする請求項9、10又は11の異臭発生防止性能を
    有する固形燃料。
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JP2023065055A (ja) * 2021-10-27 2023-05-12 株式会社ニイタカ 固形燃料

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