JPH10331900A - 液体封入式マウント - Google Patents

液体封入式マウント

Info

Publication number
JPH10331900A
JPH10331900A JP15606897A JP15606897A JPH10331900A JP H10331900 A JPH10331900 A JP H10331900A JP 15606897 A JP15606897 A JP 15606897A JP 15606897 A JP15606897 A JP 15606897A JP H10331900 A JPH10331900 A JP H10331900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orifice
mount
liquid chamber
elastic
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15606897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kinoshita
慎也 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Megulastik Co Ltd filed Critical Nok Megulastik Co Ltd
Priority to JP15606897A priority Critical patent/JPH10331900A/ja
Publication of JPH10331900A publication Critical patent/JPH10331900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅の非常に大きなショック入力等に対して
大きな減衰力を発揮し、もって優れた防振効果を発揮す
ることが可能な液体封入式マウントを提供する。 【解決手段】 センターボス2に弾性体3を介してケー
ス4を連結したマウント本体1と、ケース4にカシメ固
定されたオリフィス6、ダイアフラム7および蓋8と、
オリフィス6により仕切られた第一液室11および第二
液室12を連通させる第一流路13と、マウント本体1
に向けて設けられたストッパ16付きスリーブ15に内
挿され、マウント本体1に押圧されて変位し、初動位置
においてマウント本体1との間に所定の間隙c1 を設定
された変位部材17と、変位部材17をマウント本体1
に向けて弾性付勢する弾性部材18と、変位部材17お
よびオリフィス6の間に設けられた第三液室19ならび
に第二液室12を連通させる第二流路20とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等において
防振装置または防振支持装置として用いられる液体封入
式マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、公知の液体封入式マ
ウントにおいては、振動入力に対して流路51によって
減衰力を得ているが、高周波域の振動低減も両立させな
ければならないために、弾性体52の拡張弾性率をむや
みに高くすることができず、よって減衰力にも制限があ
る。したがって振幅の非常に大きなショック入力等が加
わった場合に、エンジンの揺れを十分に抑えることがで
きない難点がある(特開平6−337035号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、振幅の非常に大きなショック入力等に対して大きな
減衰力を発揮し、もって優れた防振効果を発揮すること
が可能な液体封入式マウントを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による液体封入式マウントは、セ
ンターボスにゴム状弾性材製の弾性体を介してケースを
連結したマウント本体と、前記ケースにカシメ固定され
たオリフィス、ダイアフラムおよび蓋と、前記オリフィ
スにより仕切られた前記弾性体側の第一液室および前記
ダイアフラム側の第二液室を連通させるように前記オリ
フィスに設けられた第一流路と、前記マウント本体に向
けて前記オリフィスに設けられたストッパ付きのスリー
ブと、前記マウント本体に押圧されたときに変位するよ
うに前記スリーブ内に配置され、前記ストッパにより抜
け止めされ、初動位置において前記マウント本体との間
に所定の間隙を設定された変位部材と、前記変位部材を
前記マウント本体に向けて弾性付勢する弾性部材と、前
記変位部材および前記オリフィスの間に設けられた第三
液室ならびに前記第二液室を連通させるように前記オリ
フィスに設けられた第二流路とを有することにした。
【0005】また本発明の請求項2による液体封入式マ
ウントは、センターボスにゴム状弾性材製の第一弾性体
を介してケースを連結したマウント本体と、前記ケース
にカシメ固定されたオリフィス、ダイアフラムおよび蓋
と、前記オリフィスにより仕切られた前記第一弾性体側
の第一液室および前記ダイアフラム側の第二液室を連通
させるように前記オリフィスに設けられた第一流路と、
前記第一流路を遮断するように前記オリフィスに取り付
けられたゴム状弾性材製の第二弾性体と、前記マウント
本体に向けて前記オリフィスに取り付けられたゴム状弾
性材製の第三弾性体と、前記マウント本体に押圧された
ときに変位するように前記第三弾性体の先端部に取り付
けられ、初動位置において前記マウント本体との間に所
定の間隙を設定された移動部材と、前記第三弾性体の内
周側に設けられた第三液室および前記第二液室を連通さ
せるように前記オリフィスに設けられた第二流路とを有
することにした。
【0006】上記構成を備えた本発明の請求項1による
液体封入式マウントが自動車エンジンを防振支持する場
合、このマウントは以下のように作動する。
【0007】すなわち先ず、自動車の通常走行時におい
ては、入力振動の振幅が比較的小さいために、マウント
本体および変位部材が多少相対変位しても、両者の間に
設定された間隙がなくならずに残っている。したがって
マウント本体が変位部材を押圧せず、変位部材が変位せ
ず、第一液室および第二液室を直接連通させる第一流路
による減衰力が得られて、これによる防振作用が発揮さ
れる。高周波域の動ばねは弾性体によって確保される。
【0008】これに対して、自動車が大きな段差に乗り
上げる等して当該マウントに振幅の非常に大きなショッ
ク入力等が加わった場合には、マウント本体および変位
部材の間の間隙がなくなり、更にマウント本体が変位部
材を押圧して変位部材が強制的に変位させられる。する
と、変位部材およびオリフィスの間の第三液室がストッ
パ付きのスリーブに囲まれていて密閉されているため
に、この第三液室に充填されていた作動液がロスなく変
位部材に押されて第二流路に流れ込む。したがって非常
に大きな減衰力が得られ、これによりエンジンの揺れを
瞬時に抑えることが可能となる。
【0009】したがって以上の作動ないし作用により、
通常走行時およびショック入力時の双方に対して有効に
対処することが可能となる。
【0010】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よる液体封入式マウントが自動車エンジンを防振支持す
る場合、このマウントは以下のように作動する。
【0011】すなわち先ず、自動車の通常走行時におい
ては、入力振動の振幅が比較的小さいために、マウント
本体および移動部材が多少相対変位しても、両者の間に
設定された間隙がなくならずに残っており、低周波にお
いては、第二弾性体が作動液の動き(流れ)に追従し、
作動液が第二流路を流れ、これによる減衰力が得られ
る。また中周波になると、第二弾性体が追従することが
できなくなり、作動液が第一流路に流れて共振が発生
し、低動ばねになる。
【0012】また更に、自動車が大きな段差に乗り上げ
る等して当該マウントに振幅の非常に大きなショック入
力等が加わった場合には、マウント本体および移動部材
の間の間隙がなくなり、更にマウント本体が移動部材を
押圧して移動部材が強制的に変位させられ、第三弾性体
が圧縮される。すると、第三弾性体の内周側の第三液室
に充填されていた作動液がロスなくマウント本体に押さ
れて第二流路に流れ込む。したがって非常に大きな減衰
力が得られ、これによりエンジンの揺れを瞬時に抑える
ことが可能となる。
【0013】したがって以上の作動ないし作用により、
通常走行時およびショック入力時の双方に対して有効に
対処することが可能となる。また第三弾性体には、内部
ストッパ(圧縮のみ)としての働きもある。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0015】第一実施形態・・・図1は、当該実施形態
に係る液体封入式マウントの断面を示している。
【0016】図1に示すように、当該実施形態に係る液
体封入式マウントは先ず、センターボス2にゴム状弾性
材製の弾性体(本体ゴムとも称する)3を介してケース
4を連結したマウント本体(本体加硫品とも称する)1
を備えており、ケース4の下端部に、オリフィス6、ダ
イアフラム7および蓋8がカシメ固定されている。
【0017】センターボス2は、鋳鉄等の剛材により略
円盤状に成形されており、その上面にねじ穴2aが設け
られ、このねじ穴2aに、当該マウントをエンジン等に
接続するためのボルト5がねじ込まれている。弾性体3
は、所定のゴム状弾性材により環状に加硫成形されてお
り、加硫成形と同時にセンターボス2およびケース4に
対して加硫接着されている。またセンターボス2の下面
に被着された薄膜状の緩衝部3aを一体に備えており、
これによりセンターボス2と後記するポンチ17とがメ
タル接触しないようになっている。
【0018】ケース4は、板金等の剛材により円筒状に
成形されており、その下端部にカシメ部4aが設けら
れ、このカシメ部4aに上から順に、オリフィス6、ダ
イアフラム7および蓋8の各外周縁部が積層状にカシメ
固定されている。オリフィス6は、金属または硬質樹脂
等の剛材により略円盤状に成形されている。
【0019】ダイアフラム7は、所定のゴム状弾性材に
より膜状に成形されている。蓋8は、板金等の剛材によ
り略カップ状に成形されており、その底部中央に、当該
マウントを自動車の車体等に接続するためのボルト9が
固定されている。またこの蓋8には、図示しない通気孔
が設けられている。
【0020】ケース4にオリフィス6、ダイアフラム7
および蓋8がカシメ固定されることにより当該マウント
の内部に気密室10が設けられており、この気密室10
がオリフィス6により弾性体3側(上側)の第一液室
(上室とも称する)11と、ダイアフラム7側(下側)
の第二液室(下室とも称する)12とに仕切られ、この
第一液室11および第二液室12を互いに連通させるよ
うにオリフィス6に第一流路13が設けられている。ま
た上記カシメの作業が液中で行なわれることにより、気
密室10全体に、所定の粘性を備えたシリコンオイル等
の作動液14が封入されている。
【0021】オリフィス6の上面中央に凹部6aが設け
られており、この凹部6aにストッパ16付きのスリー
ブ15が圧入され、このスリーブ15の内周側に変位部
材であるポンチ17が上下方向に変位自在に内挿され、
スリーブ15の内周側であってポンチ17およびオリフ
ィス6の間に弾性部材であるゴムリング18が配置され
ている。
【0022】スリーブ15は、板金等の剛材により円筒
状に成形されており、その上端部に内向きフランジ状の
ストッパ16が一体成形されている。変位部材であるポ
ンチ17は、金属または硬質樹脂等により略円盤状に成
形されており、ストッパ16に当接係合して抜け止めさ
れるフランジ状の抜止め部17aと、ストッパ16の上
方に突出してマウント本体1に対向する突出部17bと
を一体に備えている。
【0023】弾性部材であるゴムリング18は、所定の
ゴム状弾性材により円筒状に成形されており、接着なし
で予圧縮されて、ポンチ17を上方に向けて弾性付勢し
ている。これによりポンチ17は常時、その抜止め部1
7aがストッパ16に係合した状態にあり、この位置が
初動位置とされている。またエンジンの重量等の初期荷
重の入力後における初動位置において、ポンチ17とマ
ウント本体1の緩衝部3aとの間に所定の大きさの間隙
1 が設定されている。ゴムリング18はそのばね定数
ないし拡張弾性率が非常に高く設定されており、通常走
行程度の振動入力ではポンチ17が動かないようになっ
ている。
【0024】また、ゴムリング18の内周側であってポ
ンチ17およびオリフィス6の間に第三液室(中室とも
称する)19が設けられており、この第三液室19およ
び第二液室12を互いに連通させるようにオリフィス6
に第二流路20が設けられている。
【0025】上記構成を備えた液体封入式マウントが図
示しない自動車エンジンを防振支持する場合、当該マウ
ントは以下のように作動する。
【0026】すなわち先ず、自動車の通常走行時におい
ては、入力振動の振幅が比較的小さいために、振動入力
によりマウント本体1およびポンチ17が多少相対変位
しても、両者の間に設定された間隙c1 がなくならずに
残っている。したがってマウント本体1のセンターボス
2がポンチ17を押圧せず、ポンチ17が変位せず、第
一液室11および第二液室12を直接連通させる第一流
路13による減衰力が得られて、これによる防振作用が
発揮される。高周波域の動ばねは弾性体3によって確保
される。
【0027】これに対して、自動車が大きな段差に乗り
上げる等して当該マウントに振幅の非常に大きなショッ
ク入力等が加わった場合には、マウント本体1およびポ
ンチ17の間の間隙c1 がなくなり、更にマウント本体
1のセンターボス2がポンチ17を下方に押圧してポン
チ17が強制的に下方に変位させられる。すると、ポン
チ17およびオリフィス6の間の第三液室19がストッ
パ16付きのスリーブ15に囲まれていて密閉されてい
るために、この第三液室19に充填されていた作動液1
4がロスなくポンチ17に押されて第二流路20に流れ
込む。したがってこの第二流路20により非常に大きな
減衰力が得られ、これによりエンジンの揺れを瞬時に抑
えることができる。
【0028】したがって以上の作動ないし作用により、
通常走行時およびショック入力時の双方に対して有効に
対処することが可能な、優れた防振効果を発揮する液体
封入式マウントを提供することができる。
【0029】尚、ポンチ17を弾性付勢する弾性部材に
は、ゴムリング18に代えて金属製のコイルスプリング
を用いることが可能であるが、コイルスプリングを用い
た場合には、大圧縮時にメタルタッチの可能性がある。
したがって緩衝性に優れ、騒音を発しにくいゴムリング
18の方が好適である。
【0030】第二実施形態・・・図2は、当該実施形態
に係る液体封入式マウントの断面を示している。
【0031】図2に示すように、当該実施形態に係る液
体封入式マウントは先ず、センターボス22にゴム状弾
性材製の第一弾性体(本体ゴムとも称する)23を介し
てケース24を連結したマウント本体(本体加硫品とも
称する)21を備えており、ケース24の下端部に、オ
リフィス26、ダイアフラム27および蓋28がカシメ
固定されている。
【0032】センターボス22は、鋳鉄等の剛材により
略円盤状に成形されており、その上面にねじ穴22aが
設けられ、このねじ穴22aに、当該マウントをエンジ
ン等に接続するためのボルト25がねじ込まれている。
第一弾性体23は、所定のゴム状弾性材により環状に加
硫成形されており、加硫成形と同時にセンターボス22
およびケース24に対して加硫接着されている。またセ
ンターボス22の下面に被着された薄膜状の緩衝部23
aを一体に備えており、これによりセンターボス22と
後記するプレート38とがメタル接触しないようになっ
ている。
【0033】ケース24は、板金等の剛材により円筒状
に成形されており、その下端部にカシメ部24aが設け
られ、このカシメ部24aに上から順に、オリフィス2
6、ダイアフラム27および蓋28の各外周縁部が積層
状にカシメ固定されている。オリフィス26は、金属ま
たは硬質樹脂等の剛材により略円盤状に成形されてい
る。
【0034】ダイアフラム27は、所定のゴム状弾性材
により膜状に成形されている。蓋28は、板金等の剛材
により略カップ状に成形されており、その底部中央に、
当該マウントを自動車の車体等に接続するためのボルト
29が固定されている。またこの蓋28には、図示しな
い通気孔が設けられている。
【0035】ケース24にオリフィス26、ダイアフラ
ム27および蓋28がカシメ固定されることにより当該
マウントの内部に気密室30が設けられており、この気
密室30がオリフィス26により第一弾性体23側(上
側)の第一液室(上室とも称する)31と、ダイアフラ
ム27側(下側)の第二液室(下室とも称する)32と
に仕切られ、この第一液室31および第二液室32を互
いに連通させるようにオリフィス26に第一流路33が
設けられ、この第一流路33を遮断するようにゴム状弾
性材製の第二弾性体(サブダイアフラムとも称する)3
4が第一液室31側開口部に取り付けられている。第二
弾性体34はダイアフラム27と比較して拡張弾性率が
高く設定されている。また上記カシメの作業が液中で行
なわれることにより、気密室30全体に、所定の粘性を
備えたシリコンオイル等の作動液35が封入されてい
る。第二弾性体34は、所定のゴム状弾性材により膜状
に成形されている。
【0036】オリフィス26の上面中央に凹部26aが
設けられており、この凹部26aに固定部材(オリフィ
スプレートとも称する)36が圧入されることにより、
ゴム状弾性材製の第三弾性体37がその下端部において
オリフィス26に固定されている。
【0037】第三弾性体37の上端部に移動部材である
プレート38が加硫接着されており、エンジンの重量等
の初期荷重の入力後における初動位置において、このプ
レート38とマウント本体21の緩衝部23aとの間に
所定の大きさの間隙c2 が設定されている。
【0038】第三弾性体37は、所定のゴム状弾性材に
より円筒形のベローズ状に成形されている。またこの第
三弾性体37は、ばね定数が非常に高く設定されてお
り、通常走行程度の振動入力ではプレート38が動かな
いようになっている。移動部材であるプレート38は、
板金等の剛材により環状に成形されている。固定部材3
6は、金属または硬質樹脂等により成形されており、第
三弾性体37の下端部を固定する内向きフランジ状の第
三弾性体固定部36aと、第二弾性体34の外周縁部を
固定する同じく内向きフランジ状の第二弾性体固定部3
6bとを一体に備えており、第二弾性体固定部36bの
内周に設けられた孔部36cを介して第二弾性体34の
上面を第一液室31に晒している。
【0039】また、第三弾性体37の内周側に第三液室
(中室とも称する)39が設けられており、この第三液
室39および第二液室32を互いに連通させるようにオ
リフィス26にスパイラル状の第二流路40が設けられ
ている。第三液室39はプレート38の中央孔部38a
を介して第一液室31と連通している。第二流路40は
第一流路33と比較して開口断面積が小さく、かつ流路
長さが長く設定されている。
【0040】上記構成を備えた液体封入式マウントが図
示しない自動車エンジンを防振支持する場合、当該マウ
ントは以下のように作動する。
【0041】すなわち先ず、自動車の通常走行時におい
ては、入力振動の振幅が比較的小さいために、振動入力
によりマウント本体21およびプレート38が多少相対
変位しても、両者の間に設定された間隙c2 がなくなら
ずに残っており、低周波においては、第二弾性体34が
作動液35の動き(流れ)に追従し、作動液35が第二
流路40を流れ、これによる減衰力が得られる。また中
周波になると、第二弾性体34が追従することができな
くなり、作動液35が第一流路33に流れて共振が発生
し、低動ばねになる。
【0042】また図3に示すように、自動車が大きな段
差に乗り上げる等して当該マウントに振幅の非常に大き
なショック入力等が加わった場合には、マウント本体1
およびプレート38の間の間隙c2 がなくなり、更にマ
ウント本体21のセンターボス22がプレート38を下
方に押圧してプレート38が強制的に下方に変位させら
れ、第三弾性体37が圧縮される。すると、第三弾性体
37の内周側の第三液室39に充填されていた作動液3
5がロスなくマウント本体21に押されて第二流路40
に流れ込む。したがってこの第二流路40により非常に
大きな減衰力が得られ、これによりエンジンの揺れを瞬
時に抑えることができる。
【0043】したがって以上の作動ないし作用により、
通常走行時およびショック入力時の双方に対して有効に
対処することが可能な、優れた防振効果を発揮する液体
封入式マウントを提供することができる。また図3の状
態において第三弾性体37には内部ストッパとしての働
きがあり、これにより第一弾性体23が過度に弾性変形
するのを防止することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0045】すなわち、請求項1および請求項2に共通
して、振幅の非常に大きなショック入力等が加わった場
合に、マウント本体が変位部材または移動部材を押圧し
て第三液室の作動液が第二流路に強制的に流れ込むよう
になっているために、非常に大きな減衰力を得ることが
でき、これによりエンジンの揺れを瞬時に抑えることが
できる。したがって通常走行時およびショック入力時の
双方に対して有効に対処することが可能な、優れた防振
効果を発揮する液体封入式マウントを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る液体封入式マウン
トの断面図
【図2】本発明の第二実施形態に係る液体封入式マウン
トの断面図
【図3】同液体封入式マウントの作動状態を示す要部断
面図
【図4】従来例に係る液体封入式マウントの断面図
【符号の説明】
1,21 マウント本体 2,22 センターボス 2a,22a ねじ穴 3,23 弾性体 3a,23a 緩衝部 4,24 ケース 4a,24a カシメ部 5,9,25,29 ボルト 6,26 オリフィス 6a,26a 凹部 7,27 ダイアフラム 8,28 蓋 10,30 気密室 11,31 第一液室 12,32 第二液室 13,33 第一流路 14,35 作動液 15 スリーブ 16 ストッパ 17 ポンチ(変位部材) 17a 抜止め部 17b 突出部 18 ゴムリング(弾性部材) 19,39 第三液室 20,40 第二流路 34 第二弾性体 36 固定部材 36a 第三弾性体固定部 36b 第二弾性体固定部 36c,38a 孔部 37 第三弾性体 38 移動部材 c1 ,c2 間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターボス(2)にゴム状弾性材製の
    弾性体(3)を介してケース(4)を連結したマウント
    本体(1)と、 前記ケース(4)にカシメ固定されたオリフィス
    (6)、ダイアフラム(7)および蓋(8)と、 前記オリフィス(6)により仕切られた前記弾性体
    (3)側の第一液室(11)および前記ダイアフラム
    (7)側の第二液室(12)を連通させるように前記オ
    リフィス(6)に設けられた第一流路(13)と、 前記マウント本体(1)に向けて前記オリフィス(6)
    に設けられたストッパ(16)付きのスリーブ(15)
    と、 前記マウント本体(1)に押圧されたときに変位するよ
    うに前記スリーブ(15)内に配置され、前記ストッパ
    (16)により抜け止めされ、初動位置において前記マ
    ウント本体(1)との間に所定の間隙(c1 )を設定さ
    れた変位部材(17)と、 前記変位部材(17)を前記マウント本体(1)に向け
    て弾性付勢する弾性部材(18)と、 前記変位部材(17)および前記オリフィス(6)の間
    に設けられた第三液室(19)ならびに前記第二液室
    (12)を連通させるように前記オリフィス(6)に設
    けられた第二流路(20)とを有することを特徴とする
    液体封入式マウント。
  2. 【請求項2】 センターボス(22)にゴム状弾性材製
    の第一弾性体(23)を介してケース(24)を連結し
    たマウント本体(21)と、 前記ケース(24)にカシメ固定されたオリフィス(2
    6)、ダイアフラム(27)および蓋(28)と、 前記オリフィス(26)により仕切られた前記第一弾性
    体(23)側の第一液室(31)および前記ダイアフラ
    ム(27)側の第二液室(32)を連通させるように前
    記オリフィス(26)に設けられた第一流路(33)
    と、 前記第一流路(33)を遮断するように前記オリフィス
    (26)に取り付けられたゴム状弾性材製の第二弾性体
    (34)と、 前記マウント本体(21)に向けて前記オリフィス(2
    6)に取り付けられたゴム状弾性材製の第三弾性体(3
    7)と、 前記マウント本体(21)に押圧されたときに変位する
    ように前記第三弾性体(37)の先端部に取り付けら
    れ、初動位置において前記マウント本体(21)との間
    に所定の間隙(c2 )を設定された移動部材(38)
    と、 前記第三弾性体(37)の内周側に設けられた第三液室
    (39)および前記第二液室(32)を連通させるよう
    に前記オリフィス(26)に設けられた第二流路(4
    0)とを有することを特徴とする液体封入式マウント。
JP15606897A 1997-05-30 1997-05-30 液体封入式マウント Pending JPH10331900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15606897A JPH10331900A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 液体封入式マウント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15606897A JPH10331900A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 液体封入式マウント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10331900A true JPH10331900A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15619609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15606897A Pending JPH10331900A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 液体封入式マウント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10331900A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457673B1 (ko) * 2002-07-16 2004-11-18 기아자동차주식회사 유체봉입식 엔진 마운팅
JP2009002478A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Kurashiki Kako Co Ltd 液体封入式防振支持装置
DE102007054902B4 (de) * 2007-11-15 2014-03-06 Zf Friedrichshafen Ag Anschlagelement für Hydrolager und damit ausgestattete Hydrobuchse

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457673B1 (ko) * 2002-07-16 2004-11-18 기아자동차주식회사 유체봉입식 엔진 마운팅
JP2009002478A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Kurashiki Kako Co Ltd 液体封入式防振支持装置
DE102007054902B4 (de) * 2007-11-15 2014-03-06 Zf Friedrichshafen Ag Anschlagelement für Hydrolager und damit ausgestattete Hydrobuchse

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2657952B2 (ja) 液圧減衰二室エンジンマウント
US4437653A (en) Fluid-filled engine mount device
US4407491A (en) Rubber bearing device having air damping capacity
JPH0221633Y2 (ja)
JP2004036780A (ja) 流体封入式筒形防振装置
US7389976B2 (en) Vibration damping device
JP3666484B2 (ja) 液封入式防振装置
JPH10331900A (ja) 液体封入式マウント
JP3858141B2 (ja) 液封入式防振装置
KR102726790B1 (ko) 유체 봉입형 엔진 마운트
JP3700731B2 (ja) 液体封入式マウント
JP5497533B2 (ja) 液封防振装置
JP2002070924A (ja) 液封入式防振装置
KR102791541B1 (ko) 유체 봉입형 엔진 마운트
JP4434500B2 (ja) 液体封入式マウント
JPH08135726A (ja) 防振装置
JP2002340080A (ja) 液体封入式マウント
JP3767009B2 (ja) 粘性流体封入式防振装置
JP3547542B2 (ja) 流体封入型防振支持装置
JPH06207637A (ja) 液体封入式防振マウント
JP3934294B2 (ja) 液体封入式防振装置
JP3978781B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP4377019B2 (ja) 防振装置
JP4231980B2 (ja) 液体封入式マウント
JPH0637914B2 (ja) 高粘性流体封入式マウント装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051026