JPH10332122A - 流動層焼却炉における燃焼制御方法 - Google Patents
流動層焼却炉における燃焼制御方法Info
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- JPH10332122A JPH10332122A JP13988697A JP13988697A JPH10332122A JP H10332122 A JPH10332122 A JP H10332122A JP 13988697 A JP13988697 A JP 13988697A JP 13988697 A JP13988697 A JP 13988697A JP H10332122 A JPH10332122 A JP H10332122A
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Abstract
燃焼状況に応じた適正な制御を行なうことができる流動
層焼却炉における燃焼制御方法を提供する。 【解決手段】 ごみ供給装置2によるシュート3から流
動層焼却炉4へのごみ1の供給量又は二次空気供給装置
9のダンパ14による流動層焼却炉4への二次空気10
の供給量を炉4内の燃焼状況に応じて制御させようとす
る場合において、炉4から排出される排ガス1aの酸素
濃度の変化率を検出して、その酸素濃度変化率に基づい
て、実際のごみ1又は二次空気10の供給時点における
燃焼状況を予測し、ごみ供給量又は二次空気供給量の少
なくとも一方を当該予測された燃焼状況に応じたものに
制御するようにする。
Description
棄物等のごみを流動層焼却炉で焼却させる場合における
燃焼制御方法に関するものである。
床負荷が大きく、しかも灼熱減量が小さく、着火,停止
も容易なものであり、近時の多様化したごみの焼却に適
したものである。ところで、流動層による燃焼速度はス
トーカ炉における燃焼方式に比して大きいため、ごみの
供給量をできうる限り一定に保たないと、例えば、一時
的に大量のごみを供給すると、炉内で急激なガス化(熱
分解ガスの大量発生)が生じるため、炉内圧が大きく変
動したり、一時的な空気不足状態となり、その結果、一
酸化炭素やダイオキシンの発生を誘発することになる。
そこで、一般には、流動層による良好且つ安定したごみ
燃焼を行うために、ごみを破砕機で破砕した上、その破
砕ごみをスクリューフィーダ等のごみ供給装置によりシ
ュートに定量的に供給させ、炉内には細分化されたごみ
がシュートから定量的に供給されるようにしているのが
普通である。
細分化されている場合でも、ごみ供給装置からシュート
に供給される間において或いはシュート内を流下される
間において、細分化されたごみが絡み合って大きな塊と
なって、ごみの炉内への供給量が一時的に増大したり、
或いは一時的に減少することが起こる。また、ごみが定
量的に供給されている場合でも、近時のごみの形状,性
状,可燃性,不燃性,発熱量等の多様化に伴い、炉内で
のガス化や燃焼等に大きな差が生じることがある。さら
には、ごみを破砕機で高度に細分化させることは、破砕
刃の摩耗,損傷等によるトラブルが発生し易いことか
ら、ごみを或る程度の大きさに粗破砕するに止めざるを
得ない事情もある。したがって、重量の面から或いは容
積の面からみて、更には発熱量の面からみて、ごみを均
等に流動層焼却炉内に供給させることは困難であり、炉
内圧の変動現象や燃焼用空気の不足或いは過剰現象が生
じることは避け難い。
可及的に抑制すべく、種々の燃焼制御方法が提案されて
おり、実用されている。従来の燃焼制御方法としては、
例えば、シュートセンサーによりシュート内のごみ通
過量を感知して、ごみ供給装置をごみ供給量が一定とな
るように制御する方法、光センサを使用して炉内の輝
度を感知することにより燃焼状況を把握して、その燃焼
状況に応じてごみ供給量や燃焼空気量を制御する方法、
又は炉から排出される排ガスの酸素濃度を検知して、
これに基づいてごみ供給量又は二次空気供給量を制御す
る方法が公知である。
に、ごみの容積(供給量)とその発熱量とは必ずしも一
致せず、ごみが定量的に供給されている場合でも炉内で
のガス化や燃焼等には大きな差が生じることがあること
から、の方法によっては、確実な燃焼制御を行なうこ
とができない。また、の方法では、光センサが極めて
高価なものである上、光センサが汚れ易く、汚れにより
誤動作する虞れがある。
化(例えば、ごみが多量に供給されると、ごみガス化が
進行して低空気比による燃焼となる)に伴い排ガス中の
酸素濃度も変化することを利用したものであり、上記し
たの方法における如き欠問題は生じないが、その反
面、酸素濃度が検出された時点(以下「検出時点」とい
う)とその酸素濃度に基づいて供給量を制御されたごみ
又は二次空気の実際の供給時点との間にタイムラグがあ
り、かかる制御時間遅れにより燃焼状況に応じた適正な
二次空気供給量の制御を行い得ないといった問題があっ
た。
出時点t1 での酸素濃度d1 が標準酸素濃度D0 を上回
っているときは、二次空気供給量を減少制御することに
なるが、排ガスの酸素濃度は図6に示す如く時間と共に
刻々と変化するため、かかる二次空気供給量の制御が実
際に行なわれた時点T1 においては、酸素濃度D1 が標
準酸素濃度D0 を下回って、二次空気供給量を増加しな
ければならない状況となっている場合があり、このよう
な場合、結果として、二次空気不足が制御によって却っ
て助長されることになる。逆に、検出時点t2 での酸素
濃度d2 が標準酸素濃度D0 を下回っていたため、二次
空気供給量を増加制御したが、制御が実際に行なわれた
時点T2 においては、酸素濃度D2 が標準酸素濃度D0
を上回って、二次空気供給量を減少しなければならない
状況となっている場合もあり、このような場合、結果と
して、二次空気過剰を助長することとなる。このように
排ガスの酸素濃度が時間と共に刻々と変化するため、あ
る時点t1 ,t2 での酸素濃度d1 ,d2 を検知して、
その検知値に基づいて二次空気供給量を制御しても、そ
れは過去の酸素濃度に対応する風量であり、実際に欲す
る風量ではないのである。つまり、制御された風量は、
それが炉内に供給されたときの現実の燃焼状況に適合す
るものではなく、上記した制御時間遅れに対応する時間
だけ過去に遡った燃焼状況に応じたものにすぎない。こ
のように、検出時点t1 ,t2 から制御された時点
T1 ,T2 までの制御時間遅れΔtがあることにより、
の方法によっては、適正な燃焼制御を行い得ないので
あり、上記に例示した如く、制御することが却って燃焼
状況を悪化させる(二次空気不足又は過剰を助長する)
ことにもなっていた。
給量を制御する場合にも同様に生じる。すなわち、ごみ
供給装置を排ガスの酸素濃度に基づいて制御しても、そ
の制御の基準とした情報(酸素濃度)は供給時点でのも
のではなく過去のものであり、検出時点における酸素濃
度に基づいて制御されたごみ供給量は現実に欲する量で
ないのである。なお、焼却炉の規模,構造等によって画
一的ではないが、一般的には、ごみ供給装置からシュー
トを経て炉内に投入されるまでに10〜30秒を要し、
炉内に投入されたごみが燃焼して、その排ガスが酸素濃
度検知器に達するまでに約5秒を要し、その後に制御が
完了するまでに約5秒を要することになり、合計で約2
0〜40秒の制御時間遅れがあり、実際に制御された量
のごみ又は二次空気が炉内に供給されるときの燃焼状態
は、酸素濃度の検出時点から約20〜40秒経過した後
の全く異なったものとなっている。
における制御時間遅れによる問題を解決して、実際の燃
焼状況に応じた適正な制御を行なうことができる流動層
焼却炉における燃焼制御方法を提供することを目的とす
るものである。
明の流動層焼却炉における燃焼制御方法は、流動層焼却
炉へのごみ供給量又は二次空気供給量の少なくとも一方
を炉内の燃焼状況に応じて制御させようとする場合にお
いて、特に、炉から排出される排ガスの酸素濃度の変化
率を検知して、その酸素濃度変化率に基づいて、実際の
ごみ又は二次空気の供給時点における燃焼状況を予測
し、前記ごみ供給量又は二次空気供給量の少なくとも一
方を当該予測された燃焼状況に応じて制御するようにし
たものである。かかる方法にあっては、予め、酸素濃度
変化率に応じて分類された複数の酸素濃度による補正関
数を求めておき、検知された酸素濃度変化率に基づいて
選択した補正関数を用いて、前記ごみ供給量又は二次空
気供給量の少なくとも一方を制御するようにしておくこ
とが好ましい。
〜図5に基づいて具体的に説明する。
係る燃焼制御方法(以下「第1方法」という)が適用さ
れるごみ焼却プラントを示したもので、このプラントに
あっては、ごみ1がスクリューフィーダ等のごみ供給装
置2によりシュート3を介して流動層燃焼炉4に供給さ
れるようになっている。ごみ供給装置2は、ごみ供給量
調整器5から出力される制御信号5aにより制御され
て、シュート3から炉4へのごみ供給量を増減しうるよ
うになっている。なお、ごみ供給量調整器5には、当該
プラントに廃熱ボイラが付設されている場合においては
そのボイラ圧力やボイラ蒸発量に関する情報5b又は廃
熱ボイラが付設されていない場合においてはガス冷却室
における水噴射水量等の情報5bが入力されるようにな
っており、ごみ供給装置2の制御つまりごみ供給量の増
減制御をかかる情報5bを考慮して行なうようになって
いる。
送風機6により炉底部から一次空気7を供給することに
よって珪砂,アルミナ等の粒状流動媒体による流動層8
が形成されていて、ごみ供給装置2によりシュート3か
ら炉4内に供給されたごみ1を流動層8において攪拌,
流動しながら焼却するようになっており、その未燃ガス
(熱分解ガス)等を、流動層8上の炉内領域たる二次燃
焼領域において、二次空気供給装置9により二次空気1
0を供給することにより、完全燃焼(二次燃焼)させる
ようになっている。そして、炉1内で発生する排ガスは
煙道11から排出されるようになっている。二次空気供
給装置9は、二次空気送風機12から二次燃焼領域に至
る二次空気供給路13にダンパ14及び空気流量検知器
15を配設して、風量調整器16から出力される制御信
号16aによりダンパ14を制御することにより、二次
空気供給量を増減しうるようになっている。
検出値から未来を予定して、ごみ供給量及び二次空気量
を制御するものであり、
7と酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18と関数部19
a,20a及び関数選択部19b,20bを備えた制御
信号補正器19,20と具備する制御システムにより、
或る検出時点における排ガス1aの酸素濃度変化率を検
出して、この酸素濃度変化率から制御時間遅れ後の燃焼
状況を予測し、その予測された燃焼状況に対応するごみ
供給量及び二次空気供給量を得るようにしているのであ
り、過去の検出データから未来のあるべき燃焼状態を予
測しつつごみ供給量及び二次空気供給量を制御するよう
にしているのである。
ていて、炉4から排出される排ガス1の酸素濃度を検知
するものである。酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18
は、酸素濃度検知器17により検知された刻々変化する
酸素濃度からその変化率、つまり酸素濃度が増加傾向に
ある場合におけるその濃度増加割合又は減少傾向にある
場合におけるその濃度減少割合を検出するものであり、
検出した酸素濃度変化率を酸素濃度変化率信号21b,
22bとして関数選択部19b,20bに出力すると共
に酸素濃度を酸素濃度信号21a,22aとして関数部
19a,20aに出力するようになっている。
a,20aには、予め、酸素濃度変化率に応じて分類さ
れた複数の酸素濃度による補正関数f1 ,f2 ……fn
が記憶されている。補正関数f1 ,f2 ……fn は、図
3(A)(B)に例示する如く、酸素濃度に対する補正
係数についての関数であって、種々の酸素濃度変化率を
想定して、それらの酸素濃度変化率に応じたものを適当
数設定してある。
対応する補正関数としては、酸素濃度変化率と同等の増
加傾向をなすもの、これより低い或いは高い増加傾向を
なすもの、また酸素濃度変化率と異なって減少傾向に転
じるもの等があり、減少傾向を示す酸素濃度変化率に対
応する補正関数としては、酸素濃度変化率と同等の減少
傾向をなすもの、これより低い或いは高い減少傾向をな
すもの、また酸素濃度変化率と異なって増加傾向に転じ
るもの等がある。これらの補正関数f1 ,f2……fn
は、例えば、当該焼却炉4又はこれと実質的に同一の流
動層焼却炉によって得られた実運転データに基づいて設
定される。
択部19b,20bは信号切替器であり、酸素濃度・酸
素濃度変化率検出器18から酸素濃度変化率信号23,
24が入力されることにより、関数部19a,20aに
おける複数の補正関数f1 ,f2 ……fn から酸素濃度
・酸素濃度変化率検出器18で検出された酸素濃度変化
率に最も適合するものを一つ選択するようになってい
る。
酸素濃度が如何に増加しつつあるか或いは如何に減少し
つつあるかによって選択されるもので、例えば、図2に
示す如く、或る検出時点tx ,ty において同一の酸素
濃度dが検知されたとしても、その時点における酸素濃
度変化率によって選択される補正関数は異なり、図3に
示す如く、一方の検出時点tx では酸素濃度変化率Kx
が増加傾向を示すことから、その増加割合に最も適合す
る補正関数fx が選択され(A図)、他方の検出時点t
y では酸素濃度変化率Ky が減少傾向を示すことから、
その減少割合に最も適合する補正関数fy が選択される
ことになる(B図)。勿論、増加傾向を示す酸度濃度率
Kx が検出されたときにも、常に、上記した如く増加傾
向を示す補正関数fx が選択されるとは限らず、例え
ば、酸素濃度の増加割合によっては減少傾向に転ずる補
正関数が選択される場合もある。同様に、減少傾向を示
す酸度濃度率Ky が検出されたときにも、常に、上記し
た如く減少傾向を示す補正関数fy が選択されるとは限
らず、例えば、酸素濃度の減少割合によっては増加傾向
に転ずる補正関数が選択される場合もある。
濃度及びその変化の傾向である酸素濃度変化率を読み取
って、その酸素濃度変化率に最も適合する補正関数を選
択するのであり、例えば、上記した第1の検出時点tx
での酸素濃度変化率Kx に基づいて最適な補正関数fx
が選択されると、その時点tx における酸素濃度dに見
合った補正係数Ax により、各調整器5,16からごみ
供給装置2又はダンパ14に出力される制御信号5a,
16aを補正して、その補正された制御信号5´a,1
6´aによりごみ供給装置2及びダンパ14を制御させ
るのである。すなわち、各制御信号補正器19,20
は、各調整器5,16からごみ供給装置2又はダンパ1
4に出力する制御信号5a,16aを、検出時点におけ
る酸素濃度変化率に基づいて、その時点から制御時間遅
れに対応する時間が経過した時点での燃焼状況を予測し
て、その予測された燃焼状況に対応するごみ供給量又は
二次空気供給量が得られるように、補正するものであ
る。換言すれば、酸素濃度dが検出時点tx から制御時
間遅れΔtに対応する時間経過した時点Tx ではDx と
なるであろうことを酸素濃度変化率Kx から予測して、
つまり酸素濃度変化率K x に最も適合する補正関数fx
を選択し且つ酸素濃度dに見合う補正係数Ax を見出し
て、制御信号5a,16aを、酸素濃度Dx の排ガス1
aが発生する燃焼状態において供給すべきであるごみ供
給量又は二次空気量が得られるような制御信号5´a,
16´aに補正するのである(図2及び図3(A)参
照)。同様に、上記した第2の検出時点ty での酸素濃
度変化率Ky に基づいて最適な補正関数fy が選択され
たときは、その時点ty における酸素濃度dに見合った
補正係数Ay により、各調整器5,16からごみ供給装
置2又はダンパ14に出力される制御信号5a,16a
を補正して、その補正された制御信号5´a,16´a
によりごみ供給装置2及びダンパ14を制御させるので
ある(図2及び図3(B)参照)。
量にて、連続的にシュート3を経て流動層焼却炉4に供
給され、所要量の一定の一次空気7と二次空気10とが
供給されて、完全燃焼するならば、排ガス1a中に含ま
れる酸素量は一定の値となる。しかし、前述のように、
ごみ1は質的,量的,発熱量にて変動があるため、燃焼
は一定ではなく、したがって排ガス1a中の酸素量は刻
々と変化していく。この酸素量を検知し、これに基づい
て、ごみ供給量調整器5にて制御されているごみ供給装
置2を制御してごみ供給量を変化させると共に、二次空
気供給量を制御するようにした場合、問題となるのは、
冒頭で述べた如く、供給装置2からシュート3を経て炉
1に至るまでの10〜30秒、炉1内での燃焼が酸素濃
度検知器20に至るまでの約5秒、計器内での約5秒、
合計約20〜40秒の制御時間遅れがあることである。
すなわち、実際に、ごみ供給量及び二次空気量を制御し
たときには、既に、20〜40秒が経過してしまった後
であり、そのときには、既に異なった状態になってしま
っていることである。
することができるが、その手法は次の通りである。
の酸素濃度d及び酸素濃度変化率K x が酸素濃度・酸素
濃度変化率検出器18により検出されると、酸素濃度・
酸素濃度変化率検出器18から制御信号補正器19,2
0の関数選択部19b,20bに酸素濃度変化率信号2
1b,22bが出力されて、関数部19b,20bにお
いて酸素濃度変化率Kx に最も適合する補正関数fx が
選択される。補正関数fx が選択されると、酸素濃度・
酸素濃度変化率検出器18から制御信号補正器19,2
0の関数部19a,20aに出力された酸素濃度信号2
1a,22aにより、検出時点tx での酸素濃度dに見
合った補正係数Ax が見出され、各調整器5,16から
ごみ供給装置2及びダンパ14に出力される制御信号5
a,16aが補正され、その補正された制御信号5´
a,16´aによりごみ供給装置2及びダンパ14が制
御される。
6´aは、検出時点tx での実際の燃焼状況に応じたご
み供給量及び二次空気供給量を得るものではなく、酸素
濃度変化率Kx から予測された燃焼状況、つまり検出時
点tx から制御時間遅れに相当する時間が経過した時点
での燃焼状況又はこれに近似するであろうと予測された
燃焼状況に応じたごみ供給量及び二次空気供給量を得る
べく、ごみ供給装置2及びダンパ14を制御するもので
ある。すなわち、検出時点での酸素濃度の変化率を検出
することにより、その後の時点つまりごみ1及び二次空
気10が炉1に実際に供給される時点での酸素濃度を予
測して、ごみ供給量及び二次空気供給量を定めることが
できる。
及び二次空気供給量を制御することで、上記したような
制御時間遅れによる問題(例えば、冒頭で述べた如く、
二次空気不足や過剰を却って助長することになる等の問
題)を生じることなく、制御時間遅れを実質的に解消し
て、ごみ1及び二次空気10の炉1内への供給量を、そ
の供給時点における実際の燃焼状況又はこれに近似する
ものに適合するものとでき、良好且つ安定した燃焼を行
なわしめることができる。
二次空気供給量を制御するようにしたが、その一方のみ
を酸素濃度変化率に基づいて制御するようにすることも
できる。すなわち、第2の実施の形態における本発明に
係る燃焼制御方法(以下「第2方法」という)では、図
4に示す如く、ごみ供給量のみを酸素濃度変化率に基づ
いて制御するようにしており、第3の実施の形態におけ
る本発明に係る燃焼制御方法(以下「第3方法」とい
う)では、図5に示す如く、二次空気供給量のみを酸素
濃度変化率に基づいて制御するようにしている。
は、第1方法と基本的に同一であるので、その詳細は省
略するが、以下の通りである。
す如く、ある時点tx での酸素濃度d及び酸素濃度変化
率Kx が酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18により検
出されると、酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18から
制御信号補正器19の関数選択部19bに酸素濃度変化
率信号21bが出力されて、関数部19bにおいて酸素
濃度変化率Kx に最も適合する補正関数fx が選択され
る。補正関数fx が選択されると、酸素濃度・酸素濃度
変化率検出器18から制御信号補正器19の関数部19
aに出力された酸素濃度信号21a,22aにより、検
出時点tx での酸素濃度dに見合った補正係数Ax が見
出され、ごみ供給量調整器5からごみ供給装置に出力さ
れる制御信号5aが補正され、その補正された制御信号
5´aによりごみ供給装置2が制御される。補正された
制御信号5´aは、検出時点txでの実際の燃焼状況に
応じたごみ供給量を得るものではなく、酸素濃度変化率
K x から予測された燃焼状況、つまり検出時点tx から
制御時間遅れに相当する時間が経過した時点での燃焼状
況又はこれに近似するであろうと予測された燃焼状況に
応じたごみ供給量を得るべく、ごみ供給装置2を制御す
るものである。すなわち、検出時点での酸素濃度の変化
率を検出することにより、その後の時点つまりごみ1が
炉1に実際に供給される時点での酸素濃度を予測して、
ごみ供給量を定めることができるのである。したがっ
て、第2方法によってごみ供給量を制御することで、第
1方法におけると同様に、制御時間遅れを実質的に解消
して、ごみ1の炉1内への供給量を、その供給時点にお
ける実際の燃焼状況又はこれに近似するものに適合する
ものとでき、良好且つ安定した燃焼を行なわしめること
ができる。
に示す如く、ある時点tx での酸素濃度d及び酸素濃度
変化率Kx が酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18によ
り検出されると、酸素濃度・酸素濃度変化率検出器18
から制御信号補正器20の関数選択部20bに酸素濃度
変化率信号22bが出力されて、関数部20bにおいて
酸素濃度変化率Kx に最も適合する補正関数fx が選択
される。補正関数fxが選択されると、酸素濃度・酸素
濃度変化率検出器18から制御信号補正器20の関数部
20aに出力された酸素濃度信号22aにより、検出時
点tx での酸素濃度dに見合った補正係数Ax が見出さ
れ、風量調整器16からダンパ14に出力される制御信
号16aが補正され、その補正された制御信号16´a
によりダンパ14が制御される。補正された制御信号1
6´aは、検出時点tx での実際の燃焼状況に応じた二
次空気供給量を得るものではなく、酸素濃度変化率Kx
から予測された燃焼状況、つまり検出時点tx から制御
時間遅れに相当する時間が経過した時点での燃焼状況又
はこれに近似するであろうと予測された燃焼状況に応じ
た二次空気供給量を得るべく、ダンパ14を制御するも
のである。すなわち、検出時点での酸素濃度の変化率を
検出することにより、その後の時点つまり二次空気10
が炉1に実際に供給される時点での酸素濃度を予測し
て、二次空気供給量を定めることができる。したがっ
て、第3方法によって二次空気供給量を制御すること
で、第1方法におけると同様に、制御時間遅れを実質的
に解消して、二次空気10の炉1内への供給量を、その
供給時点における実際の燃焼状況又はこれに近似するも
のに適合するものとでき、良好且つ安定した燃焼を行な
わしめることができる。
明の方法によれば、排ガス中の酸素濃度の変化率を検出
し、この酸素濃度変化率に基づいてごみ供給量及び二次
空気供給量の双方又は一方を制御することにより、これ
ら供給量を検出時点よりも未来の時点での量に近似的に
先行させることによって時間遅れの問題を解決すること
ができる。したがって、流動層焼却炉へのごみ供給量が
変化しても、これに応じた燃焼制御を行なうことがで
き、流動層焼却炉の燃焼の安定化に貢献することができ
る。
図である。
る。
図である。
図である。
ート、4…流動層焼却炉、5…ごみ供給量調整器、5
a,16a…制御信号、5´a,16´a…補正された
制御信号、7…一次空気、8…流動層、9…二次空気供
給装置、10…二次空気、11…煙道、13…二次空気
供給路、14…ダンパ、16…風量調整器、17…酸素
濃度検知器、18…酸素濃度・酸素濃度変化率検出器、
19,20…制御信号補正器、19a,20a…関数
部、19b,20b…関数選択部、21a,22a…酸
素濃度信号、21b,22b…酸素濃度変化率信号。
Claims (2)
- 【請求項1】 流動層焼却炉へのごみ供給量又は二次空
気供給量の少なくとも一方を炉内の燃焼状況に応じて制
御させようとする場合において、炉から排出される排ガ
スの酸素濃度の変化率を検出して、その酸素濃度変化率
に基づいて、実際のごみ又は二次空気の供給時点におけ
る燃焼状況を予測し、前記ごみ供給量又は二次空気供給
量の少なくとも一方を当該予測された燃焼状況に応じた
ものに制御するようにしたことを特徴とする流動層焼却
炉における燃焼制御方法。 - 【請求項2】 予め、酸素濃度変化率に応じて分類され
た複数の酸素濃度による補正関数を求めておき、検出さ
れた酸素濃度変化率に基づいて選択した補正関数を用い
て、前記ごみ供給量又は二次空気供給量の少なくとも一
方を制御するようにしたことを特徴とする、請求項1に
記載する流動層焼却炉における燃焼制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13988697A JP3621805B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 流動層焼却炉における燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13988697A JP3621805B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 流動層焼却炉における燃焼制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10332122A true JPH10332122A (ja) | 1998-12-15 |
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|---|---|---|---|---|
| WO2015155565A1 (en) * | 2014-04-07 | 2015-10-15 | Babcock & Wilcox Vølund A/S | Regulation of incineration in dependence of fluctuations in the price on electricity |
| JP2022134592A (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-15 | 三菱重工業株式会社 | 予測モデル作成装置、排ガス濃度制御システム、予測モデル作成方法、及び排ガス濃度制御方法 |
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