JPH1033248A - ヘアセット方法及びヘアセット装置 - Google Patents

ヘアセット方法及びヘアセット装置

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JPH1033248A
JPH1033248A JP19233196A JP19233196A JPH1033248A JP H1033248 A JPH1033248 A JP H1033248A JP 19233196 A JP19233196 A JP 19233196A JP 19233196 A JP19233196 A JP 19233196A JP H1033248 A JPH1033248 A JP H1033248A
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JP
Japan
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hair
light
bond
setting
holding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19233196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Imai
健之 今井
Izumi Mihara
泉 三原
Yasuhiro Sato
安広 佐藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーマネントウェーブ剤によるヘアセットに
匹敵するセット能力を有しつつも、毛髪にダメージを与
えることがない上に短時間でのセットを可能とする。 【解決手段】 セットしたい状態に保持した毛髪に対し
て、毛髪における所定の化学的結合に作用する特定波長
の光を毛髪に照射する。セットしたい状態に保持した毛
髪の化学的結合、たとえばシスチン結合を光によって切
断して照射後の再結合により毛髪のセットを行うため
に、化学的ダメージを毛髪に与えることがない。また上
記切断もパーマネントウェーブ剤を用いる場合に比して
短時間ですむことから短時間でセットを行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪にカール付けな
どのセットを行うためのヘアセット方法及びヘアセット
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘアセットは熱によるものとパーマネン
トウェーブ剤を用いるものとに分けられる。ヘアドライ
ヤーやヘアカーラー等を用いる前者は、毛髪における分
子間力等による弱い結合である水素結合に作用してカー
ル付け等のセットを行うものであるのに対して、後者は
毛髪における化学的結合のうちのシスチン結合に作用し
てセットを行うものであり、前者によるヘアセットは毛
髪が水に濡れれば解かれてしまうのに対して、後者によ
るヘアセットは水濡れにも解かれてしまうことがなく、
このために毛髪に対するセットは長期にわたり維持され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チオグリコー
ル酸等の第一液及び臭素酸ナトリウム等の第二液で構成
されるパーマネントウェーブ剤を用いたヘアセットで
は、毛髪内のケラチン蛋白の変性といった化学的ダメー
ジを毛髪に与えてしまうという問題を抱えているととも
に、ヘアセットに長時間が必要である。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはパーマネントウェーブ
剤によるヘアセットに匹敵するセット能力を有しつつ
も、毛髪にダメージを与えることがない上に短時間でセ
ットが可能なヘアセット方法及びヘアセット装置を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係るヘ
アセット方法は、セットしたい状態に保持した毛髪に対
して、毛髪における所定の分子間結合に作用する特定波
長の光を毛髪に照射することに特徴を有している。毛髪
におけるシスチン結合に作用させる場合には16μm〜
25μmの波長域の光を好適に用いることができる。
【0006】また本発明に係るヘアセット装置は、毛髪
をセットしたい状態に保持する毛髪保持部と、毛髪にお
けるシスチン結合に作用する波長域の光を発して毛髪保
持部で保持された毛髪に該波長域の光を照射する光照射
部とからなることに特徴を有している。本発明によれ
ば、セットしたい状態に保持した毛髪の所定の化学的結
合、たとえばシスチン結合を光によって切断して照射後
の再結合により毛髪のセットを行うために、化学的ダメ
ージを毛髪に与えることがなく、また上記切断もパーマ
ネントウェーブ剤を用いる場合に比して短時間ですむこ
とから短時間でセットを行うことができる。
【0007】すなわち毛髪には、図4に示すように、塩
結合、ペプチド結合、そして上述のシスチン結合(以下
SS結合と称す)といった化学的結合や水素結合が存在
しているが、1064nmを励起波長とするラマン分光
分析を行ったところ、ラマンシフト(波数:1cm中に
含まれる波の数(1/cm))で結晶性のSS結合の強
いピークがでるのは図5に示すように波数509付近で
あり、これは波長に直すと19.646μmとなる。従
って該波長の光を照射すれば、毛髪におけるSS結合の
切断に必要なエネルギー(結晶性SS結合の場合は42
1.1kJ/mol)を毛髪に有効に与えることができ
てヘアセットのためのSS結合の切断を図ることができ
る。もっとも毛髪の表面域でのSS結合は非結晶性のも
のが多く、この点を考慮すれば上記波長を含む16μm
〜25μmの赤外波長域を好適に用いることができる。
この時、上記波長域に含まれる波長をすべて含んだ光の
ほか、上記波長域の中のいくつかの波長の光や上記波長
域の中の単一波長の光のうちのいずれを用いてもよい。
【0008】ちなみに波長19.646μmの赤外線の
エネルギーEは、 E=h×ν×N =h×c÷λ×N =6.089(kJ/mol) h:プランク定数=6.626×10-34 (Js) c:光速=2.998×108(m/s) λ:波長=19,646nm=1.9646×10
-5(m) N=アボガドロ数=6.022×1023(個/mol) であることから、1molの結晶性SS結合の切断には 421.1÷6.089=69.16 となるために、フォトン約70mol相当の赤外線エネ
ルギーを与えればよい。なお、非結晶性SS結合は結晶
性SS結合の場合よりも低いエネルギーで切断すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一例
を示しており、把持部1の一端から毛髪巻き付けのため
の棒状の保持部2を突出させている図示のヘアセット器
は、その把持部1内に光発生回路部3を内蔵し、保持部
2の表面に光射出部4を備えており、凹レンズのような
光拡散部材が配されている上記光射出部4は光ファイバ
ー5によって光発生回路部3の光出力部に接続されてい
る。
【0010】保持部2に毛髪9を巻き付けた状態で光発
生回路部3を作動させることで16μm〜25μmの赤
外波長域の光を光射出部4から射出させれば、保持部2
に巻かれている毛髪9に上記波長域の光が照射されるも
のであり、この時、射出光に十分なエネルギーを与えて
おくと、毛髪4におけるSS結合部は上記波長域の光を
吸収して、そのエネルギーによって切断されてしまうも
のであり、また光の毛髪9への照射を停止した時点で新
たなSS結合が生じる。
【0011】この時、保持部2によって巻き付けられた
状態において毛髪9にSS再結合が生じるために、保持
部2から毛髪9を外しても、毛髪9は保持部2に巻き付
けられていた際のカール形状を維持する。SS結合の切
断と再結合というパーマネントウェーブ剤を用いたヘア
セットの場合と同じ作用でのヘアセットを行うことがで
きるものであり、しかもパーマネントウェーブ剤は非結
晶性SS結合にしか作用しないのに対して、本発明によ
るヘアセットでは毛髪の中心の毛髄部に多い結晶性SS
結合にも作用させることができるために、より長持ちす
るヘアセットが可能である。加えるに光を用いるために
短時間で必要エネルギーを与えることができる上にパー
マネントウェーブ剤を用いる場合のようなパーマネント
ウェーブ剤の毛髪からの除去という作業を必要とせず、
短時間でヘアセットを完了することができる。
【0012】図2に他例を示す。これは毛髪をセットし
たい状態に保持するブラシ型の保持部2と、光発生回路
部3及び光射出部を備えた光照射部6とを別体に形成し
て、保持部2によって毛髪9を望みの形状に保持してい
る状態で光照射部6で毛髪9に前記波長域の光を照射す
る。図3に示すものは、上記の例における保持部2と光
照射部6とをヒンジ7によって結合したものであり、保
持部2と光照射部6との間に毛髪を挟みこむとともに、
毛髪に対して毛髪の流れに沿ってゆっくりと動かせば、
保持部2の一面に設けたブリスル8と、光照射部6にお
ける光射出部4の周辺に配したブリスル8とで梳かれた
毛髪9は、ストレートな状態に保たれている部分に前記
波長域の光が照射されるものであり、いわゆるストレー
トパーマとすることができる。
【0013】光発生回路部3は光射出部4を備えた光照
射部6や前記把持部1に内蔵させずに別体として設けて
いてもよい。この場合、光ファイバー5等を用いて光発
生回路部3から光射出部4まで光を導けばよい。保持部
2の内部に光発生回路部3を配して、光発生回路部3か
ら出力される光が保持部2によって保持された毛髪9に
直接照射されるようにしてもよいのはもちろんである。
【0014】ところで、パーマネントウェーブ剤を用い
る場合と同様に毛髪における化学的結合のうちのSS結
合に作用させる場合について説明したが、他の化学的結
合に作用する光、あるいは複数種の化学的結合に作用す
る光(波長が異なる複数の光であってもよい)を用いて
もよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、セット
したい状態に保持した毛髪におけるシスチン結合等の化
学的結合を光によって切断して照射後の再結合により毛
髪のセットを行うために、化学的ダメージを毛髪に与え
ることがないものであり、またシスチン結合を切断する
場合もパーマネントウェーブ剤を用いる場合に比して短
時間ですむ上にパーマネントウェーブ剤の除去といった
作業が不要であるために、ヘアセットに要する時間が短
いものである。
【0016】そして用いる光の波長域としては16μm
〜25μmの波長域とすると、化学的結合のうちのシス
チン結合に作用させることができるとともに、結晶性シ
スチン結合及び非結晶性シスチン結合の両者に対して作
用させることができるために、非結晶性シスチン結合に
対してのみ作用するパーマネントウェーブ剤を用いる場
合よりも長持ちするヘアセットを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は概略側面図、(b)は概略ブロック図である。
【図2】他例の使用状態を示す斜視図である。
【図3】別の例の斜視図である。
【図4】毛髪における各種結合を示す説明図である。
【図5】毛髪のラマン分光分析結果を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
2 保持部 3 光発生回路部 4 光射出部 9 毛髪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットしたい状態に保持した毛髪に対し
    て、毛髪における所定の化学的結合に作用する特定波長
    の光を毛髪に照射することを特徴とするヘアセット方
    法。
  2. 【請求項2】 光として16μm〜25μmの波長域の
    光を用いることを特徴とする請求項1記載のヘアセット
    方法。
  3. 【請求項3】 毛髪をセットしたい状態に保持する毛髪
    保持部と、毛髪におけるシスチン結合に作用する波長域
    の光を発して毛髪保持部で保持された毛髪に該波長域の
    光を照射する光照射部とからなることを特徴とするヘア
    セット装置。
JP19233196A 1996-07-22 1996-07-22 ヘアセット方法及びヘアセット装置 Withdrawn JPH1033248A (ja)

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