JPH10333256A - フィルムカートリッジが装填可能な装置 - Google Patents

フィルムカートリッジが装填可能な装置

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JPH10333256A
JPH10333256A JP9140015A JP14001597A JPH10333256A JP H10333256 A JPH10333256 A JP H10333256A JP 9140015 A JP9140015 A JP 9140015A JP 14001597 A JP14001597 A JP 14001597A JP H10333256 A JPH10333256 A JP H10333256A
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JP
Japan
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cartridge
tray
driving
driving force
drive
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JP9140015A
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Akira Ezawa
朗 江沢
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの装填/排出および遮光ドアの
開閉を単一の駆動源で行えるようにする。 【解決手段】 フィルムカートリッジ501を装置本体
内に遮光状態で格納する格納位置と、フィルムカートリ
ッジ501を取出し可能な位置に排出する排出位置との
間で装置本体に対して移動可能な移動手段13,10
1,107と、フィルムカートリッジ501の遮光ドア
を開閉する開閉手段53と、駆動源41の第1方向の駆
動力を移動手段に伝達して移動手段を駆動し、駆動源4
1の第2方向の駆動力を開閉手段53に伝達して開閉手
段53を駆動する動力伝達機構11,200と、移動手
段13を格納位置に駆動した後に遮光ドアを開くととも
に、遮光ドアを閉じた後に移動手段を排出位置に駆動す
べく駆動源41を制御する制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフィルム画
像表示装置のようにフィルムカートリッジが装填可能な
装置に関し、そのカートリッジ装填機構に改良を加えた
ものである。
【0002】
【従来の技術】フィルム画像表示装置は、現像済みフィ
ルムが収納されたフィルムカートリッジが装填可能とさ
れ、フィルムの任意の駒の撮影画像をCCD等により撮
像してテレビ画面等に表示するものである。この種の装
置のカートリッジ装填機構としては、カートリッジを装
置本体の装填室に納めてからカートリッジ蓋を閉じる構
成が一般的である。しかし、この装填方式は必ずしも操
作性がよいとはいえず、迅速なカートリッジ装填/取出
しができずに使用者に無用なストレスを与えることがあ
る。この問題は、カメラよりもカートリッジの装填/取
出し頻度が高い画像表示装置においてより顕著である。
【0003】そこで本出願人は、モータの駆動力により
フィルムカートリッジの装填/排出を行う装置を先に提
案した(特願平8−253107号明細書)。これは、
装置本体に対して開閉可能なトレイを有し、開位置にあ
るトレイにフィルムカートリッジを載置して操作スイッ
チを操作すると、トレイがモータの駆動力によって閉位
置に駆動されカートリッジが所定位置に装填されるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像表示装
置で用いるフィルムカートリッジにはフィルム出入口に
遮光ドアが設けられ、フィルムをカートリッジから送出
するには遮光ドアを開く必要があり、またフィルムを取
り出すときには遮光ドアを閉じる必要がある。そのため
画像表示装置には、カートリッジの遮光ドアドライブと
係合して遮光ドアを開閉する機構が必須となる。この遮
光ドアの駆動もモータの駆動力によって行うことが考え
られるが、上述したトレイの駆動と遮光ドアの駆動とを
それぞれ専用のモータで行うと、部品点数の増加による
コストアップおよび装置の大型化を招来する。
【0005】本発明の目的は、カートリッジの装填/排
出および遮光ドアの開閉を単一の駆動源で行い得るフィ
ルムカートリッジが装填可能な装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図
1,7に対応づけて説明すると、本発明は、フィルム出
入口を開閉する遮光ドア505を有するフィルムカート
リッジ501が装填可能な装置に適用される。そして、
フィルムカートリッジ501を保持し、フィルムカート
リッジ501を装置本体内に遮光状態で格納する格納位
置と、フィルムカートリッジ501を取出し可能な位置
に排出する排出位置との間で装置本体に対して移動可能
な移動手段13,101,107と、装置本体内に格納
されたフィルムカートリッジ501の遮光ドア505を
開閉する開閉手段53と、第1方向の駆動力および第2
方向の駆動力を発生可能な駆動源41と、駆動源41の
第1方向の駆動力を移動手段13,101,107に伝
達して移動手段13,101,107を駆動し、駆動源
41の第2方向の駆動力を開閉手段53に伝達して開閉
手段53を駆動する動力伝達機構11,200と、
(a)カートリッジ装填指令に応答して、移動手段13
を排出位置から格納位置に駆動すべく駆動源41に第1
方向の駆動力を発生せしめるとともに、移動手段13,
101,107が格納位置に達した後に開閉手段53に
よって遮光ドア505を開くべく駆動源41に第2方向
の駆動力を発生せしめ、(b)カートリッジ排出指令に
応答して、開閉手段53によって遮光ドア505を閉じ
るべく駆動源41に第2方向の駆動力を発生せしめると
ともに、遮光ドア505が閉じた後に移動手段13,1
01,107を格納位置から排出位置に駆動すべく駆動
源41に第1方向の駆動力を発生せしめる制御手段30
1(図32)とを具備し、これにより上記問題点を解決
する。請求項2の発明は、フィルムカートリッジ501
が移動手段13,101,107に保持されていないこ
とを検出してカートリッジ不在信号を出力するカートリ
ッジ不在検出手段87を更に備え、カートリッジ不在信
号が出力されたときは、移動手段13,101,107
が格納位置に達した後も駆動源41に第2方向の駆動力
を発生させないようにしたものである。請求項3の発明
は、移動手段13,101,107が格納位置への移動
を開始した後に、フィルムカートリッジ501が装置の
使用に適さないことを検出してカートリッジ不適信号を
出力するカートリッジ適否検出手段83を更に備え、カ
ートリッジ不適信号が出力されたときは、遮光ドア50
5の開放を行わずに移動手段13,101,107を排
出位置に戻すべく、移動手段13,101,107が格
納位置に達した後も駆動源41に第1方向の駆動力を発
生せしめるようにしたものである。請求項4の発明は、
駆動源41の第1方向の駆動力が開閉手段53に伝達さ
れるのを阻止するとともに、駆動源41の第2の方向の
駆動力が移動手段13,101,107に伝達されるの
を阻止するクラッチ手段45,47を動力伝達手段に設
けたものである。請求項5の発明は、上記駆動源とし
て、第1方向の駆動力を発生すべく正転し、第2方向の
駆動力を発生すべく逆転するモータ41を用いたもので
ある。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図35により本発明をフィ
ルム画像表示装置に適用した場合の一実施の形態を説明
する。 <フィルムカートリッジ501の構成>図7は本画像表
示装置に用いるフィルムカートリッジ(以下、単にカー
トリッジと呼ぶ)を示している。カートリッジ501の
ケース502内にはカートリッジスプール503が回転
可能に収容され、ここにフィルム521が巻回される。
スプール503の両端部はケース502の両端面から露
出し、一方の端部にはキー溝503aと端面503b
が、他方の端部には端面503cが設けられている。カ
ートリッジスプール503をD1方向に回転させるとフ
ィルム521がケース502から送出され、D2方向に
回転させるとケース502内に巻戻される。
【0009】カートリッジ501のフィルム出入口には
遮光ドア505が設けられ、ドアドライブ507を介し
て開閉駆動される。ドアドライブ507がD3方向に回
転すると遮光ドア505が開いてフィルムの給送が可能
となり、D4方向に回転すると遮光ドア505が閉じて
ケース502内が遮光される。
【0010】ケース502の一方端面にはタブ509が
設けられている。タブ509はカートリッジ出荷時には
図8(a)の状態を保持しており、そのカートリッジが
撮影に供された後に現像されると、ラボで図8(b)に
示すように折り曲げられる。したがって、タブ509の
状態を見ればそのカートリッジが現像済みであるか否か
が容易に分かる。また現像済みか否かの検出はタブ50
9の深さを検出して行われる。タブ509の深さはカー
トリッジスプール503の端面305bからの寸法で規
定され、図9(a)に示すL1以上の場合はタブ509
が折り曲げられている(現像済み)と識別され、図9
(b)に示すL2のときはタブ509が折り曲げられて
いない(未現像)と識別される。
【0011】<フィルム画像表示装置の全体構成>フィ
ルム画像表示装置は、現像済みフィルムの撮影画像をモ
ニタ装置の画面に表示するものであり、図2にその外観
が示される。フィルム画像表示装置の本体ケース1には
前部に開口が設けられ、ここにカートリッジ装填装置1
0を構成するトレイ13が突出/退避可能に設けられ
る。カートリッジ501は、使用者の手によってトレイ
13上のホルダ(後述する)に置かれ、電動にて本体ケ
ース8内部に収容され装填される。スイッチ6はカート
リッジの装填および排出を指示するために操作されるス
イッチである。
【0012】図3は画像表示装置1の内部構成を示して
いる。装填されたカートリッジ501から引出された現
像済みフィルム521は、レンズ2と照明装置4との間
を通って巻取スプール9に巻取られる。照明装置4の光
はフィルム521の撮影領域を透過した後、レンズ2を
介してCCD3に撮像される。CCD3で光電変換され
た電気信号(表示信号)はテレビ等のモニタ装置にケー
ブルを介して送られ、その画面上に映像として表示され
る。
【0013】<カートリッジ装填装置10の構成>カー
トリッジ装填装置10は、単一のモータの駆動力により
カートリッジ501の装填/排出および遮光ドア505
の開閉を行うものであり、図1に示すようにトレイ駆動
部11と、カートリッジ保持部100と、ドア駆動部2
00とから構成される。モータ41がD5方向に回転す
ると、一方向クラッチ45を介してトレイ駆動部11が
駆動され、D6方向に回転すると、一方向クラッチ47
を介してドア駆動部200が駆動される。以下、各部に
ついて詳細に説明する。
【0014】(1)トレイ駆動部11 図4はトレイ駆動部11の分解斜視図である。カートリ
ッジ501を保持するトレイ13には、前部に前壁13
bが設けられるとともに両側部にレール13aが設けら
れ、レール13aが装置本体に固定されたガイド15に
係合している。これによりトレイ13は、ガイド15に
案内されて装置本体から突出する開位置と、装置体内に
収容される閉位置とのとの間で直進動作可能とされ、閉
位置ではトレイ13の前壁13bが本体ケース1前面開
口を覆う。図4,図10,図19はトレイ13が開位置
にある状態を、図13〜図17,図22,図23はトレ
イ13が閉位置にある状態をそれぞれ示している。なお
閉位置とは、正規の装填完了位置(図14〜図17,図
23)と、それよりも奥まった押込み位置(図13,図
22)の双方を指す。
【0015】トレイ13の底部に設けられた連結ピン1
3cには、ロッド17の一端に形成された長孔17bが
係合され、ロッド17の他端に形成されたロッド孔17
aにはクランク板19のクランクピン19aが係合され
ている。クランク板19は軸24を中心に回転可能に軸
支され、その周面に形成されたギア19bが一方向クラ
ッチ45の従動板45bのギアと噛み合っている。一方
向クラッチ45の駆動板45aは、プーリ43と不図示
のベルト伝動機構を介してモータ41の駆動力を受け、
モータ41がD5方向に回転するときのみ従動板45b
を駆動してクランク板19をD7方向に回転させる。
【0016】クランク板19とロッド17から成るクラ
ンク機構の作用により、クランク板19のD7方向の回
転がトレイ13を閉方向および開方向の双方に移動せし
める。すなわち、トレイ13が開位置にあるときにクラ
ンク板19がD7方向に回転するとトレイ13が閉位置
に向けて駆動され、トレイ13が閉位置にあるときにク
ランク板19がD7方向に回転するとトレイ13が開位
置に向けて駆動される。
【0017】クランク板19にはレバーカム21および
スイッチカム23が軸24を中心に一体に回転可能に取
付けられている。25はスイッチカム23の回転に応じ
てオン・オフする位相スイッチ、27はトレイ13を閉
位置でロックするロックレバーである。ロックレバー2
7は装置本体に固定された軸29を中心に回動可能に軸
支され、ばね31で図示反時計回り方向に付勢されてい
る。ロックレバー27には、トレイ13の底部に設けら
れたロック用突起13dに係合可能な爪部27aが形成
され、爪部27aが突起13dに係合しているときには
トレイ13の開方向の移動が機械的に阻止される。ロッ
クレバー27の一端部27bはばね31の付勢力により
レバーカム21の周面(カム面)に押圧されており、レ
バーカム21の回転に応じてレバー27が回動駆動さ
れ、爪部27aが突起13dと係合したり係合を解除し
たりする。35はレバー27の反時計回り方向の回動を
規制するストッパピンである。
【0018】(2)カートリッジ保持部100 図5はカートリッジ保持部100の構成を示す分解斜視
図である。上述したトレイ13には、カートリッジ50
1を保持する保持壁13h,13iおよび丘13jが設
けられている。101はトレイ13上に配置されるキャ
リアであり、その両側の切欠き101bがトレイ13に
突設された細軸13lに回動可能に係合される。太軸1
3kにはキャリアばね(ねじりばね)105が取付けら
れ、その付勢力によりキャリア101が細軸13lを中
心に図示時計回り方向に付勢される。
【0019】キャリア101の後端部に突設された軸1
01aにはカムローラ103が回転可能に支持され、こ
のローラ103がキャリアばね105の付勢力によりキ
ャリアカム113のカム面113aに押圧接触される。
キャリアカム113の先端部にはローラ103の脱落を
防止するためのストッパ113bが形成され、その近傍
にはトレイ13の位置を検出するトレイスイッチ111
が設けられる。
【0020】トレイ13が開位置にあるときには、キャ
リア101がキャリアばね105の付勢力により水平状
態(図23)から30度傾いた状態を保持し、このとき
ローラ103は図19に示すようにカム面113aの先
端部に位置してトレイスイッチ111をオンしている。
トレイ13の閉位置への移動に伴ってローラ103がト
レイスイッチ111から離れてこれをオフするととも
に、ローラ103はカム面113aの斜面部を転動しつ
つ上昇し、これに伴ってキャリア101がばね105の
付勢力に抗して反時計回り方向に回動する。
【0021】図5の107はキャリア101に支持され
るホルダであり、その両側に突設された4本のピン10
7aがキャリア101の4つの長孔101cにそれぞれ
係合している。したがってホルダ107は、長孔101
cを移動するピン107aに案内されてキャリア101
に対して前方(トレイ開方向)および後方(トレイ閉方
向)にスライド可能とされる。109はホルダ107を
キャリア101に対して後方に付勢するホルダばねであ
る。
【0022】ホルダ107には、カートリッジ501の
側面を保持する左右一対の竿部107eおよび保持壁1
07bが設けられるとともに、後端部にはカートリッジ
端面を保持する窪みを有する壁部107cが設けられて
いる。竿部107eの前端には引っ掛け部107dが形
成され、また壁部107cには後述する駆動軸51が貫
通する孔が設けられている。左右竿部107eの間の空
隙107gにはトレイ13の丘13jが入り込むように
なっている。
【0023】トレイ13の前壁13bの裏面部には、タ
ブ検出レバー81およびカートリッジ検出レバー85が
回動可能に軸支されている。タブ検出レバー81は、カ
ートリッジ501のタブ509が折られている場合(現
像済みカートリッジの場合)にタブスイッチ83をオフ
状態に保持し、タブ509が折られていない場合(未現
像カートリッジの場合)にタブスイッチ83をオンさせ
る。カートリッジ検出レバー85は、カートリッジ50
1がトレイ13上に置かれている場合にカートリッジス
イッチ87をオンさせ、カートリッジ501が置かれて
いない場合にカートリッジスイッチ87をオフ状態に保
持する。
【0024】51はカートリッジスプール503の一端
に挿入係合される駆動軸であり、そのキー51aがキー
溝503aと係合してカートリッジスプール503を回
転させる。キー51aは軸方向に進退可能とされ、不図
示のばねで進出方向に付勢されている。駆動軸51がカ
ートリッジスプール503に挿入されるとき、キー51
aとキー溝503aの回転位相が合わない場合にはキー
51aが退避し、駆動軸51の回転が始って回転位相が
合ったときにキー51aがばねの付勢力により進出して
キー溝503aと係合する。
【0025】図23に示すように、トレイ前壁13bの
内面には軸13eが突設され、この軸13eに保持軸6
1が上記駆動軸51と同軸で嵌合されている。保持軸6
1は軸13e上を摺動することにより前後に進退可能と
され、ばね63で後方(図示右方)に付勢されている。
トレイ13が閉方向に駆動されると、保持軸61がカー
トリッジスプール503の他端に挿入係合される。
【0026】(3)ドア駆動部200 図6はドア駆動部200の構成を示す斜視図である。符
号53で示すドアドライバ(図1にも示す)は、カート
リッジ501のドアドライブ507と係合してこれを回
転させ、遮光ドア505を開閉する。ドアドライバ53
にはギア201およびストッパ板203が同軸で一体に
回転可能に設けられ、ストッパ板203に突設されたピ
ン203aと装置本体に固定された固定軸211とには
トグルばね209の両端が掛止されている。ストッパ板
203のストッパ部203b,203cが制止ピン20
5,207にそれぞれ当接することによりドアドライバ
53の両方向の回転が制限される。図示の如く一方のス
トッパ203bが制止ピン205に当接しているときに
は遮光ドア505は完全に閉じた状態にあり、他方のス
トッパ203cが制止ピン207に当接したときには遮
光ドア505は完全に開いた状態にある。
【0027】ドアドライバ53は、駆動円盤221,駆
動板225および連動ギア231から成る駆動機構を介
してモータ41により回転駆動される。モータ41の回
転は、プーリ43と不図示のベルト伝動機構を介して一
方向クラッチ47の駆動板47aに伝達され、モータ4
1がD6方向に回転するときのみクラッチ47の従動板
47bが回転し、駆動円盤221をD8方向に回転させ
る。駆動円盤221の上面にはその回転中心から偏心し
た位置に駆動ピン221aが突設され、このピン221
が駆動板225の長孔225aに係合している。駆動板
225は軸227に揺動可能に軸支され、その先端に形
成された凹部に連動ギア231の周面に突設された駆動
球233が挿入される。
【0028】駆動円盤221がD8方向に回転すると、
駆動ピン221aが長孔225aを介して駆動板225
を揺動させ、その凹部の駆動壁225b,225cが駆
動球233を介して連動ギア231を回転させる。これ
によりギア201を介してドアドライバ53が回転して
カートリッジ501のドアドライブ507を駆動し、遮
光ドア505を開閉する。遮光ドア閉時における駆動円
盤221のD8方向の回転で遮光ドア505が開かれ、
遮光ドア開時における駆動円盤221の同方向の回転で
遮光ドア505が閉じられる。駆動円盤221の下部に
はスイッチカム223が一体に回転可能に設けられ、ス
イッチカム223の回転位置に応じてドアスイッチ23
5がオン・オフする。
【0029】<制御系の構成>図32はカートリッジ装
填装置10の制御系の構成を示すブロック図であり、マ
イクロコンピュータ301にはプラグ302および電源
回路304を介して電源電圧が与えられる。上述したモ
ータ41はドライブ309を介してマイクロコンピュー
タ301に接続され、マイクロコンピュータ301から
の指令により駆動制御される。マイクロコンピュータ3
01には、メモリ303および警報装置としてのブザー
305が接続されるとともに、電源スイッチ306や上
述した各種スイッチが接続されている。
【0030】<カートリッジ装填装置10の動作>図3
3は装填装置10の全体シーケンスを示し、要所に状態
記号Sqを付してある。この図を用いてまず動作の概略
を説明する。トレイ13が開位置にあるとき(Sq1)
にカートリッジ装填動作開始が指示されると、モータ4
1がD5方向に回転してトレイ13が閉位置へ向けて移
動する。トレイ13は装填完了位置よりやや深く本体に
入り込んだ押込み位置に至り(Sq2)、次いで正規の
装填完了位置に至って止る(Sq3)。
【0031】続いてモータ41がD6方向に回転してカ
ートリッジ501の遮光ドア505が開かれ、フィルム
が送出可能な状態となる(Sq4)。この状態でフィル
ム52がカートリッジ501から送出されて画像表示が
行われるが、その動作については本発明と直接関係がな
いので説明を省略する。画像表示の終了後、カートリッ
ジの排出が指示されると(Sq5)、モータ41がD6
方向に回転して遮光ドア505が閉じられ(Sq6)、
次いでモータ41がD5方向に回転してトレイ13が開
かれる(Sq7)。
【0032】以上は現像済みカートリッジがホルダ10
7に置かれた場合の動作であるが、もし使用者が誤って
未現像のカートリッジをホルダ107に置いたときに
は、時点Sq2でタブスイッチ83がオンし、この場合
はSq3から直ちにSq6に飛んでトレイ13を開位置
に駆動する。また、カートリッジがホルダ107に置か
れずに装填指示がなされた場合には、Sq2でカートリ
ッジスイッチ87がオンせず、Sq3でシーケンスを終
了する。
【0033】上述した動作を更に詳しく説明する。 (1)カートリッジ装填操作に伴う動作 (1−1)トレイ駆動部11の動作 図10および図19はトレイ13が開位置にある状態を
示している。このときキャリア101は、上述したよう
にキャリアばね105によりトレイ13に対して30度
傾いた状態で保持され(取出し位置にあり)、ホルダ1
07はホルダばね109の作用でキャリア101に対し
て最も後端側(図19の右側)に位置している。またカ
ムローラ103によりトレイスイッチ111はオンされ
ており、位相スイッチ25は図10に示すようにスイッ
チカム23の突起23bに押圧されてオンしている。こ
の状態で操作者の手によってホルダ107上にカートリ
ッジ501が図1に示す向きで載置される。キャリア1
01つまりホルダ107がトレイ13に対して30度傾
いているので、トレイ13に対して水平の場合(装填位
置にある場合)と比べてカートリッジ501を置き易
い。
【0034】カートリッジ501をホルダ107上に載
置した後、装填動作を開始させるには2通りの方法があ
る。第1の方法は装填スイッチ6の操作であり、これに
応答してマイクロコンピュータ301はモータ41を図
1のD5方向に回転させてカートリッジ装填動作を開始
する。一方、第2の方法は、図20に示すようにホルダ
107上のカートリッジ501を軽く押し下げる動作で
ある。これによりばね105の付勢力に抗してキャリア
101が反時計方向に回動し、カムローラ103がトレ
イスイッチ111から退避してこれをオフさせる。これ
に応答してマイクロコンピュータ301は、上述と同様
にモータ41をD5方向に回転させてカートリッジ装填
動作を開始する。
【0035】モータ41がD5方向に回転すると、その
回転が一方向クラッチ45を介してクランク板19に伝
達され、クランク板19がD7方向(図4)に回転して
ロッド17が揺動し、トレイ13を閉位置に向けて駆動
される。図11に示すようにクランク板19の回転角が
θ1に達すると、スイッチカム23の突起23bが位相
スイッチ25から退避して位相スイッチ25がオフす
る。その後、クランク板19の回転角がθ2(図12)
に達すると、レバーカム21のカム21cによりロック
レバー27がばね31の付勢力に抗して時計回り方向に
回動し、爪部27aがトレイ13のロック用突起13d
の移動軌跡から退避する。したがって、ロック用突起1
3dがレバー27の爪部27aに当ることがなく、トレ
イ13はレバー27に妨げられることなく閉方向に移動
する。
【0036】クランク板19が更に回転すると、レバー
カム21の21cがロックレバー27の一端27aから
退避するので、ばね31の付勢力によりレバー27が回
転し、その爪部27bがロック用突起13dの移動軌跡
に挿入される。クランク板19が角度θ3(図13)ま
で回転すると、トレイ13は本体に最も入り込んだ押込
み位置に達する。この位置では、図示の如くトレイ前壁
13bの外面が本体ケース1の外面よりも内側に入り込
んでいる。図13の状態で更にクランク板19が回転す
ると、ロッド17はトレイ13を上述とは逆方向、つま
り開位置に向けて駆動する。そして、クランク板19の
回転角が角度θ4(図14)に達すると、トレイ前壁1
3bの外面が本体ケース1の外面とほぼ面一となり、こ
のときカム23aにより位相スイッチ25が再びオンす
る。マイクロコンピュータ301は、位相スイッチ25
のオンに応答してモータ41を停止する。この図14に
おけるトレイ13の位置が装填完了位置であり、このと
きカートリッジ501は遮光状態に保持される。
【0037】モータ停止後、クランク板19は慣性で多
少行過ぎた図15の状態で停止するが、トレイ13はロ
ック用突起13dと爪部27aとの係合により上記装填
完了位置に保持される。ここで、部品の慣性が大きくク
ランク板19が図15の状態より行過ぎても、図16の
ようにカム21aがロックレバー27に当ってそれ以上
の回転を阻止する。またトレイ13の連結ピン13cが
長孔17bに係合されているため、クランク板19が過
回転しても連結ピン13cが長孔17b内を移動するこ
とにより、各部品に過大な力を与えることがない。
【0038】(1−2)カートリッジ保持部100の動
作 トレイ13が上述したように開位置から閉位置側に移動
する際、キャリア101およびホルダ107も一体に移
動し、カムローラ103がキャリアカム113のカム面
113aを転動しつつ上昇する。これに伴ってキャリア
101はばね105の付勢力に抗して図19の反時計回
り方向に回動し、トレイ13が押込み位置に達する前に
トレイ13に対して水平(0度)の位置に達する(図2
1)。
【0039】カートリッジ501は、当初はホルダ10
7の保持壁107b,竿部107eで保持されている
が、キャリア101の回動によってトレイ13の保持壁
13h,保持壁13i,丘13jに受け渡される。すな
わちキャリア101が回動するとき、キャリア101の
底板101A(図5)の先端部分およびホルダ107の
竿部107eの先端部分はトレイ13の保持壁13hの
間を移動するとともに、竿部107eの後端部(保持壁
107bよりも後側の部分)はトレイ13の保持壁13
iの間を移動し、さらにトレイ13の丘13jはホルダ
107の空隙107gを通って竿部107eよりも上方
に突出する。左右の保持壁13hおよび13iの間隔は
いずれも保持壁107bの間隔よりも狭いため、ホルダ
107上のカートリッジ501は、キャリア101の回
動によって保持壁13hおよび13iおよび丘13jで
支持されてホルダ107から浮き上がる状態となる。
【0040】このようにカートリッジをホルダ107か
らトレイ13に受け渡すようにしたのは以下の理由によ
る。装填されたカートリッジ501には、上述したよう
に駆動軸51,保持軸61およびドアドライバ53が挿
入係合されるから、これらの部材に対してカートリッジ
501を精度よく位置決めする必要がある。トレイ13
は装置本体に固定されたアームガイド15(図4)で位
置決め保持されているので、同じく装置本体に支持され
た駆動軸51およびドアドライバ53に対して位置精度
が高く保てる。また保持軸61はトレイ13そのものに
保持されるので、当然の如くトレイ13の保持軸61に
対する位置精度は高い。したがって、トレイ13でカー
トリッジ501を保持することによりカートリッジ50
1をより高い精度で定位置に位置決めすることができ、
駆動軸51,保持軸61およびドアドライバ53をカー
トリッジ501に確実に挿入係合させることができる。
【0041】因みにホルダ107は、トレイ13に回動
可能に支持されたキャリア101を介して保持されるの
で、駆動軸51,保持軸61およびドアドライバ52に
対して位置精度が低く、ホルダ107でカートリッジを
保持したままでは上記軸などをカートリッジに挿入する
際に支承を来すおそれがある。
【0042】図21の状態から更にトレイ13が閉位置
側に移動すると、トレイ後壁107cの孔を貫通する駆
動軸51がカートリッジスプール503の図示右端部に
挿入されるとともに、ドアドライバ53がドアドライブ
507に挿入される。トレイ13が更に移動すると、ホ
ルダ107が装置本体に固定されたホルダ止め115に
当接することでそれ以上の移動が阻止され、トレイ13
およびキャリア101はホルダばね109の付勢力に抗
してホルダ107に対して移動する。その際、ホルダ1
07のピン107aがキャリア101の長孔101c内
を相対移動することによりキャリア101およびトレイ
13の移動が案内される。カートリッジ501はホルダ
後壁107cによって移動を阻止されるので、トレイ前
壁13bに保持された保持軸61がカートリッジスプー
ル503の図示左端部に挿入される。なお、ホルダ10
7の図示左端部には引っ掻け部107dが設けられてい
るので、カートリッジ501の左方向への脱落が防止さ
れる。
【0043】トレイ13が図22の押込み位置に至る
と、保持軸61の鍔部61aがトレイ13の支持軸底部
13fに当接し、カートリッジスプール503を右側に
押圧する。これによりカートリッジスプール503の右
端面が駆動軸51の当接面51bに押し当てられ、カー
トリッジ501は軸方向における正規の装填位置に達す
る。
【0044】ここで、駆動軸51およびドアドライバ5
3をカートリッジ501に確実に挿入係合させるは比較
的大きな力が必要であり、これはばね63のばね力のみ
では達成できないおそれがある。本実施の形態では、ト
レイ13の支持軸底部13fを保持軸61の鍔部61a
がに当接させてカートリッジスプール503を右方に押
圧するようにしたので、カートリッジスプール503の
右端面が当接面51bに当接するまで駆動軸51および
ドアドライバ53を確実にカートリッジ501に挿入す
ることができる。
【0045】図22の状態に達した時点(図33のSq
2)でカートリッジ503の有無およびカートリッジ5
03が現像済みか否かの検出が行われる。ホルダ107
上にカートリッジ503が保持されている場合には、図
28に示すようにカートリッジ検出レバー85の一端8
5aが保持軸61を介してカートリッジスプール503
に押圧されるので、レバー85が図示反時計回り方向に
回動してその他端85bがカートリッジスイッチ87を
オンさせる。一方、カートリッジ503が保持されてい
ない場合には、図29に示すようにレバー85の一端が
85aが押圧されないのでレバー85は回動せず、その
他端85bがカートリッジスイッチ87をオンしない。
マイクロコンピュータ301は、この時点におけるカー
トリッジスイッチ87のオン・オフ状態をメモリ303
に記憶する。
【0046】ホルダ107に保持されているカートリッ
ジ501が現像済みカートリッジの場合には、上述した
ようにカートリッジ501のタブ509が折られてお
り、この場合には図25に示すようにタブ検出レバー8
1の一端81aがカートリッジケース502内に入り込
み、レバー81は回動せずにその他端81bはタブスイ
ッチ83をオンしない。一方、カートリッジ501が未
現像でタブ509が折られていない場合には、図26に
示すようにレバー81の一端81aがタブ509で押さ
れてレバー81が図示時計回り方向に回動し、その他端
81bがタブスイッチを83をオンさせる。マイクロコ
ンピュータは、この時点におけるタブスイッチ83のオ
ン・オフ状態をメモリ303に記憶する。
【0047】ここで、タブ検出レバー81およびタブス
イッチ83でカートリッジ501の現像,未現像を確実
に検出するには、カートリッジスプール503の端面5
03bが確実に当接面51bに当接するまでカートリッ
ジ501が押込まれていることが必要である。これは図
9(a),(b)で説明したように、タブ509が折ら
れているかどうかはカートリッジスプール503からの
寸法で規定されるからである。すなわち、タブ509の
深さを検出するときに端面503bをある基準(当接面
51b)に当接させることで、タブ509の深さを確実
に検出することが可能となる。
【0048】図22の状態に達してから後は上述したよ
うにトレイ13は左方に移動し、装填完了位置に至る図
23の状態では、ロック用突起13dがロックレバー2
7でロックされる。このとき保持軸61の鍔部61aは
支持軸底部13fから離れ、カートリッジ501はトレ
イ13やホルダ107から如何なる力をも受けない。ま
た図30に示すように、カートリッジ501がホルダ1
07に保持されていてもカートリッジ検出レバー85の
一端85aが保持軸61で押されないので、レバー85
はカートリッジスイッチ87の接片の復元力により元の
状態に復帰し、カートリッジスイッチ87はオフする。
さらに図27に示すように、タブ検出レバー81もタブ
スイッチ83を押さないので、タブスイッチ83もオフ
する。したがって、レバー81,85を介してカートリ
ッジ501に余分な付勢力が作用することがない。
【0049】このようにカートリッジ501の装填が完
了した状態では、カートリッジ501は右側を駆動軸5
1およびドアドライバ53で軸支されるとともに、左側
を保持軸61で軸支され、ばね63の付勢力にによって
のみ保持軸61を介して図示右方へ付勢され、カートリ
ッジスプール503の端面503bが駆動軸51の当接
面51bに押し当てられた状態となる。これが正規のカ
ートリッジ保持状態である。なお、トレイ駆動部11お
よびカートリッジ保持部100の動作中はモータ41が
D5方向に回転しているので、一方向クラッチ47はモ
ータ41の回転を駆動円盤221に伝達せず、ドア駆動
部200は何らの動作も行わない。
【0050】(1−3)ドア駆動部200の動作 トレイ13が図23の装填完了位置に達してカートリッ
ジ501の装填が完了すると、マイクロコンピュータ3
01はメモリに記憶されたスイッチ83,87の状態を
読み出し、カートリッジの有無および現像済みか否かの
判定を行う。その結果、現像済みカートリッジが装填さ
れていることを確認すると、モータ41をいったん停止
するとともに逆方向つまりD6方向に回転させる。これ
により一方向クラッチ47を介して図6の駆動円盤22
1がD8方向に回転し、駆動板225を揺動させる。そ
の際のドア駆動部200の動作を図31(a)〜(c)
に示す。
【0051】図31(a)は駆動円盤221の回転開始
時の状態を示し、このときストッパ部材203(図6)
のストッパ203bがトグルばね209の付勢力により
制止ピン205に押圧されている。連動ギア231に突
設された駆動球233は、図示の如く駆動板225のい
ずれの駆動壁225b,225cとも接触しておらず、
またスイッチカム223によりドアスイッチ235はオ
ンしている。
【0052】駆動円盤221の回転により駆動板225
が揺動すると、図31(b)に示すように一方の駆動壁
225bが駆動球223に当接してこれを押圧し、連動
ギア231をトグルばね209(図6)の付勢力に抗し
て回転せしめる。これによりカートリッジドライバ53
がカートリッジ501のドアドライブ507を回転させ
て遮光ドア505を開方向に駆動する。連動ギア231
がある程度まで回転すると、トグルばね209の付勢方
向が変化するので、ドアドライバ53はばね209の付
勢力によって回転し、ストッパ203cが制止ピン20
7に当接して停止する。これにより遮光ドア505が完
全に開く。この状態に至ると、図31(c)に示すよう
にドアスイッチ235がオフし、これに応答してマイク
ロコンピュータ301はモータ41を停止する。連動ギ
ア231は、駆動球233が駆動板225のいずれの駆
動壁225b,225cとも接触しない状態で停止す
る。
【0053】遮光ドア505が開いたことによりフィル
ム521のカートリッジ505からの送出が可能とな
り、フィルム画像の観賞が可能となる。なお、遮光ドア
505の駆動中はモータ41がD6方向に回転している
ので、一方向クラッチ45はモータ41の回転をクラン
ク板19に伝達せず、トレイ駆動部11およびカートリ
ッジ保持部100は何らの動作も行わない。
【0054】(2)カートリッジ排出操作に伴う動作 (2−1)ドア駆動部200の動作 カートリッジ501が装填され、かつ遮光ドア505が
開いた状態で装填スイッチ6(図2)が操作されると、
マイクロコンピュータ301はモータ41をD6方向に
回転せしめる。これにより図31(c)の状態にある駆
動円盤221がD8方向に回転し、上述とは逆の動作で
図31(a)に至る。この間に駆動壁225cが駆動球
233を押して連動ギア231を回転させ、トグルばね
209に抗してドアドライバ53を上述とは逆方向に回
転させる。これにより遮光ドア505が閉方向に駆動さ
れる。ストッパ203bが制止ピン205に当接するこ
とによりドアドライバ53の回転が停止すると、遮光ド
ア505は完全に閉じた状態となり、このとき図31
(a)に示すようにドアスイッチ235がオンしてモー
タ41の回転が停止される。
【0055】上述したように遮光ドア505が開,閉い
ずれの状態でも駆動球233は駆動壁225b,225
cから離れており、ドアドライバ53の位置はストッパ
203cと制止ピン207またはストッパ203bと制
止ピン205とで決る。すなわち駆動壁225bおよび
駆動球233はトグルばね209の山を越えるためだけ
の機能を有することになる。この構成によれば、ドアス
イッチ235の信号によりモータ41が停止するまでに
部品の慣性で多少行過ぎても駆動壁225b,225c
が駆動球233に接触することがないので、モータ41
の停止精度をさほど高くしなくても遮光ドア505を確
実に閉状態あるいは開状態にもたらすことができる。
【0056】(2−2)トレイ駆動部11の動作 遮光ドア505の閉動作が終了してドアスイッチ235
がオンすると、マイクロコンピュータ301は上述の如
くモータ41をいったん停止し、次いでD5方向に回転
させる。このときトレイ駆動部11は図15または図1
6に示す状態を保持しているが、モータ41の回転によ
りクランク板19がD7方向に回転し、その回転角がθ
7(図17)に達すると、カム21aによりロックレバ
ー27が非係合位置まで回転してトレイ13のロックが
解除される。その後、ロッド17の長孔17bの一端側
壁部17dがトレイ13の連結ピン13cに当接し、ロ
ッド17がトレイ13を開方向に駆動し始めるととも
に、カム23aが移動して位相スイッチ25がオフす
る。
【0057】クランク板19の回転角がθ8(図18)
に達すると、カム21aがロックレバー27から退避し
てロックレバー27は再びロック位置に駆動されるが、
このときトレイ13の突起13dは既にレバー27より
も開位置側に移動しているので、トレイ13の移動が妨
げられることはない。その後、図10の状態になるとト
レイ13が開位置に達し、トレイスイッチ111がオン
してモータ41が停止される。このときカム23bによ
り位相スイッチ25もオンする。
【0058】モータ41を停止させても部品の慣性によ
りクランク板19が若干行過ぎる場合があるが、この場
合は図11に示すようにカム21bがロックレバー27
に当ってクランク板19の回転が強制的に停止される。
ロッド17と連結ピン13cが長孔17bで連結されて
いるので、クランク板19が図11の位置まで行過ぎて
もトレイ13は開位置から動くことはない。
【0059】(2−3)カートリッジ保持部100の動
作 上述したトレイ13の移動が開始されたとき、トレイ1
3,キャリア101およびホルダ107は、図22に示
す位置関係となっている。トレイ13が開方向へ移動す
るとキャリア101も一体に移動するが、ホルダ107
はピン107aがキャリア101の長孔101c内を相
対移動することにより停止状態を保持する。したがっ
て、通常はカートリッジ501も停止状態を保持し、ト
レイ13の移動に伴って保持軸61がカートリッジスプ
ール503から離脱し始める。
【0060】ここで、もし保持軸61とカートリッジス
プール503との間の摩擦力が、駆動軸51,ドアドラ
イバ53とカートリッジスプール503との間の摩擦力
よりも大きい場合には、カートリッジ501が保持軸6
1に引張られてトレイ13とともに移動するが、ホルダ
107の引っ掻け部107dにより移動を規制されるの
で、保持軸61をカートリッジ501から確実に引抜く
ことができる。
【0061】図24の位置までトレイ13が開くと、保
持軸61がカートリッジスプール503から完全に離脱
するとともに、ピン107aが長孔101cの最右端に
達する。したがってホルダ107もキャリア101およ
びトレイ13とともに移動を開始し、カートリッジ50
1も一体に移動する。カートリッジ501の移動により
駆動軸51およびドアドライバ53がカートリッジ50
1から引抜かれ、完全に引抜かれた後にカムローラ10
3がカム面113aを下り始め、キャリア101がトレ
イ13に対して回動し始める。その後、図19の状態、
つまりトレイ13が開位置に達し、かつキャリア101
がトレイ13に対して30度回動した状態になるとモー
タ41が停止し、カートリッジ501の排出動作が完了
する。
【0062】(3)カートリッジ装填/排出および遮光
ドア開閉の制御フロー 上述の動作を実現するためのフローチャートを図34お
よび図35に示す。このプログラムはマイクロコンピュ
ータ301にて実行されるもので、まずステップS10
1,S103でカートリッジ装填あるいは排出が指示さ
れるのを待つ。ステップS101でトレイスイッチ11
1のオン→オフが検出されると、使用者がカートリッジ
501をホルダ107に置いた後にカートリッジ501
を押し下げた(図20参照)と判断し、装填動作を行う
ためにステップS201に進む。
【0063】一方、ステップS103で装填スイッチ6
の操作が検出されると、ステップS105でトレイスイ
ッチ111のオン・オフ、つまりトレイ13が閉位置お
よび開位置のいずれにあるかを判定する。トレイスイッ
チ111がオンならばは開位置と判断し、上述と同様に
装填動作を行うためにステップS201に進む。
【0064】ステップS201では、タブスイッチ83
およびカートリッジスイッチ87の状態を格納するため
のメモリ1,2をクリアする。ステップS203ではモ
ータ41をD5方向に回転させてトレイ13を駆動し、
その後、ステップS212で位相スイッチ25がオンす
るまで、つまりトレイ13が装填完了位置に達するまで
メモリ1,2のセット処理を行う。すなわち、ステップ
S205でタブスイッチ83のオンが検出されるとステ
ップS207でメモリ1をセットし、ステップS209
でカートリッジスイッチ87のオンが検出されるとステ
ップS211でメモリ2をセットする。
【0065】トレイ13が装填完了位置に達して位相ス
イッチ25がオンすると、ステップS213でメモリ1
がセットされているか否かを調べる。セットされている
場合はトレイ13上のカートリッジ501が未使用と判
断し、即座にトレイ13を開位置に戻すためにモータ4
1のD5方向の回転を続行する。ステップS215でト
レイスイッチ111のオフ→オンが検出されるまで、す
なわちトレイ13が開位置に達するまで待ち、その後、
ステップS217でモータ41を停止する。そして、ス
テップS219でブザー305を鳴動させ、未現像カー
トリッジである旨の警告を行う。この警告は、例えば本
体ケース1の外面に設けた液晶表示器に表示するように
してもよい。
【0066】ステップS213でメモリ1がセットされ
ていない場合はステップS221でメモリ2がセットさ
れているか否かを調べる。セットされていない場合はカ
ートリッジ無しと判断し、ステップS223でモータ4
1を停止させて終了する。ステップS221でメモリ2
がセットされている場合には、現像済みカートリッジ有
りと判断してステップS225に進んでモータ41をい
ったん停止させるとともに、遮光ドア505を開放すべ
くステップS227でモータ41をD6方向に回転させ
る。ステップS229でドアスイッチ235がオン→オ
フを確認すると、遮光ドア505が開放されたと判断し
てステップS231に進み、モータ41を停止させる。
【0067】一方、上述のステップS105でトレイス
イッチ111がオフと判定されると、トレイ13が閉位
置にあると判断してステップS107に進み、遮光ドア
505の開閉状態をドアスイッチ235のオン・オフに
より判定する。ドアスイッチ235がオフならば遮光ド
アが開いていると判断し、これを閉じるべくステップS
109でモータ41をD6方向に回転させる。ステップ
S111でドアスイッチ235のオフ→オンを確認する
と、遮光ドア505が閉じられたと判断し、ステップS
113でモータ41を停止した後、トレイ13を開位置
にもたらすべくステップS115に進む。一方、ステッ
プS107でドアスイッチ235がオンであれば遮光ド
ア505は既に閉じていると判断し、そのままステップ
S115に進む。
【0068】ステップS115ではモータ41をD5方
向に回転させ、ステップS117でトレイスイッチ11
1のオフ→オンが検出されると、トレイ13が開位置に
達したと判断してステップS119でモータ41を停止
させる。
【0069】以上の実施の形態の構成において、トレイ
13,キャリア101およびホルダ107が移動手段
を、ドアドライバ53が開閉手段を、モータ41が駆動
源を、トレイ駆動部11およびドア駆動部200が動力
伝達機構を、マイクロコンピュータ301が制御手段
を、カートリッジスイッチ87がカートリッジ不在検出
手段を、タブスイッチ83がカートリッジ適否検出手段
を、一方向クラッチ45および47がクラッチ手段をそ
れぞれ構成する。
【0070】なお以上では、移動手段が直線的に移動す
る例を示したが、例えば回動式に移動するにしてもよ
い。またモータの駆動力をプーリとベルト伝動機構によ
り伝達するようにしたが、これに代えて減速ギア列を介
して伝達するようにしてもよい。さらに一方向クラッチ
に代えて、周知の遊星歯車機構を用いてもよい。また以
上ではフィルム画像表示装置にて説明したが、フィルム
カートリッジが装填可能な他の装置、例えばカメラやフ
ィルムの磁気記録領域に対して情報を読み書きする装置
などにも本発明を適用できる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、カートリッジを装填/
排出するための移動手段と、カートリッジの遮光ドアを
開閉する開閉手段とを有するものにおいて、駆動源の第
1方向の駆動力を移動手段に伝達して移動手段を駆動
し、駆動源の第2方向の駆動力を開閉手段に伝達して開
閉手段を駆動するようにしたので、単一の駆動源でカー
トリッジの装填/排出および遮光ドアの開閉を行うこと
ができ、部品点数を低減してコストダウンおよび装置の
小型化が図れる。加えて、カートリッジ装填時にカート
リッジが遮光状態になった後に遮光ドアを開き、カート
リッジ排出時に遮光ドアを閉じてからカートリッジを排
出するようにしたので、カートリッジ内のフィルムが不
所望に露光するとがない。フィルムカートリッジが移動
手段に保持されていないときに遮光ドア開閉動作を行わ
ないようすれば、無駄な動作を行わずに済む。フィルム
カートリッジが装置の使用に適さない場合には、遮光ド
アの開放動作を行わずに移動手段を排出位置に戻すよう
にすれば、無駄な動作を行わずに済むとともにカートリ
ッジを迅速に適正のものと交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像表示装置のカ
ートリッジ装填装置を示す分解斜視図。
【図2】画像表示装置の外観を示す斜視図。
【図3】画像表示装置の内部構成を示す図。
【図4】装填装置のトレイ駆動部11の構成を示す分解
斜視図。
【図5】装填装置のカートリッジ保持部100の構成を
示す分解斜視図。
【図6】装填装置のドア駆動部200の構成を示す斜視
図。
【図7】フィルムカートリッジの構成を示す斜視図。
【図8】カートリッジのタブを説明する斜視図。
【図9】タブ検出を説明する図。
【図10】トレイが開位置にあるときのトレイ駆動部を
示す図。
【図11】トレイ閉駆動時におけるトレイ駆動部の動き
を説明する図。
【図12】図11と同様の図。
【図13】図11と同様の図。
【図14】図11と同様の図。
【図15】図11と同様の図。
【図16】図11と同様の図。
【図17】トレイ開駆動時におけるトレイ駆動部の動き
を説明する図。
【図18】図17と同様の図。
【図19】トレイが開位置にあるときのカートリッジ保
持部を示す図。
【図20】カートリッジ装填動作の開始方法のひとつを
説明する図。
【図21】トレイ閉駆動時におけるカートリッジ保持部
の動きを説明する図。
【図22】図21と同様の図。
【図23】図21と同様の図。
【図24】トレイ開駆動時におけるカートリッジ保持部
の動きを説明する図。
【図25】現像済みカートリッジ装填時におけるタブ検
出機構の動作を説明する図。
【図26】未現像カートリッジ装填時におけるタブ検出
機構の動作を説明する図。
【図27】トレイが最終位置に達したときのタブ検出機
構の動作を説明する図。
【図28】カートリッジ装填時におけるカートリッジ検
出機構の動作を説明する図。
【図29】カートリッジ非装填時におけるカートリッジ
検出機構の動作を説明する図。
【図30】トレイが最終位置に達したときのカートリッ
ジ検出機構の動作を説明する図。
【図31】ドア開閉部の動作を説明する図。
【図32】カートリッジ装填装置の制御系を示すブロッ
ク図。
【図33】カートリッジ装填装置の各時点における各部
の動作を示す図。
【図34】カートリッジ装填装置の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図35】図34に続くフローチャート。
【符号の説明】
1 本体カバー 6 装填スイッチ 10 カートリッジ装填装置 11 トレイ駆動部 13 トレイ 13h,13i 保持壁 13j 丘 15 ガイド 17 ロッド 19 クランク板 41 モータ 43 プーリ 45,47 一方向クラッチ 51 駆動軸 53 ドアドライバ 61 保持軸 83 タブスイッチ 87 カートリッジスイッチ 100 カートリッジ保持部 101 キャリア 103 ローラ 105 キャリアばね 107 ホルダ 107b 保持壁 107e 竿部 113 トレイカム 200 ドア駆動部 201 ギア 203 ストッパ部材 221 駆動円盤 223 スイッチカム 225 駆動板 231 連動ギア 233 駆動球 301 マイクロコンピュータ 501 フィルムカートリッジ 503 カートリッジスプール 505 遮光ドア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム出入口を開閉する遮光ドアを有
    するフィルムカートリッジが装填可能な装置において、 フィルムカートリッジを保持し、該フィルムカートリッ
    ジを装置本体内に遮光状態で格納する格納位置と、フィ
    ルムカートリッジを取出し可能な位置に排出する排出位
    置との間で前記装置本体に対して移動可能な移動手段
    と、 前記装置本体内に格納されたフィルムカートリッジの前
    記遮光ドアを開閉する開閉手段と、 第1方向の駆動力および第2方向の駆動力を発生可能な
    駆動源と、 前記駆動源の第1方向の駆動力を前記移動手段に伝達し
    て該移動手段を駆動し、前記駆動源の第2方向の駆動力
    を前記開閉手段に伝達して該開閉手段を駆動する動力伝
    達機構と、 (a)カートリッジ装填指令に応答して、前記移動手段
    を前記排出位置から前記格納位置に駆動すべく前記駆動
    源に前記第1方向の駆動力を発生せしめるとともに、前
    記移動手段が格納位置に達した後に前記開閉手段によっ
    て前記遮光ドアを開くべく前記駆動源に前記第2方向の
    駆動力を発生せしめ、(b)カートリッジ排出指令に応
    答して、前記開閉手段によって前記遮光ドアを閉じるべ
    く前記駆動源に前記第2方向の駆動力を発生せしめると
    ともに、前記遮光ドアが閉じた後に前記移動手段を前記
    格納位置から前記排出位置に駆動すべく前記駆動源に前
    記第1方向の駆動力を発生せしめる制御手段とを具備す
    ることを特徴とするフィルムカートリッジが装填可能な
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムカートリッジが前記移動手
    段に保持されていないことを検出してカートリッジ不在
    信号を出力するカートリッジ不在検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記カートリッジ不在信号が出力され
    たときは、前記移動手段が格納位置に達しても前記駆動
    源に前記第2方向の駆動力を発生させないことを特徴と
    する請求項1に記載のフィルムカートリッジが装填可能
    な装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段が前記格納位置への移動を
    開始した後に、フィルムカートリッジが装置の使用に適
    さないことを検出してカートリッジ不適信号を出力する
    カートリッジ適否検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記カートリッジ不適信号が出力され
    たときは、前記遮光ドアの開放を行わずに前記移動手段
    を排出位置に戻すべく、前記移動手段が前記格納位置に
    達した後も前記駆動源に前記第1方向の駆動力を発生せ
    しめることを特徴とする請求項1に記載のフィルムカー
    トリッジが装填可能な装置。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達手段は、前記駆動源の第1
    方向の駆動力が前記開閉手段に伝達されるのを阻止する
    とともに、前記駆動源の第2の方向の駆動力が前記移動
    手段に伝達されるのを阻止するクラッチ手段を含むこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム
    カートリッジが装填可能な装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動源は前記第1方向の駆動力を発
    生すべく正転し、前記第2方向の駆動力を発生すべく逆
    転するモータであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載のフィルムカートリッジが装填可能な装
    置。
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