JPH10334176A - シンボル読取装置 - Google Patents

シンボル読取装置

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JPH10334176A
JPH10334176A JP9138348A JP13834897A JPH10334176A JP H10334176 A JPH10334176 A JP H10334176A JP 9138348 A JP9138348 A JP 9138348A JP 13834897 A JP13834897 A JP 13834897A JP H10334176 A JPH10334176 A JP H10334176A
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illumination
reading
light
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Application number
JP9138348A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Seki
安弘 関
Takafumi Fukushima
孝文 福島
Takashi Goto
隆 後藤
Makoto Sugiyama
誠 杉山
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷媒体上のシンボルに最適な照明を行い、シ
ンボル情報の読取りの精度を安定して向上させる。 【解決手段】指向性の弱いLED32-1,32-2、33
-1,33-2による照明の照度分布で照度が小さい部分
を、指向性の強いLED32-3,32-4、33-3,33
-4,33-5,33-6,33-7,33-8によって局所的に
補強するもの、また、複数個のリニアセンサ37-1〜3
7-Nの出力信号のうち、最良の信号を選択して使用する
もの、また、撮像センサ11( 36,37 )からの出力
信号が、基準値設定回路75で設定された上限値を上回
ると又は下限値を下回ると、照度調整回路76により照
明部9-1( 32,33 )の光強度を低下又は上昇させる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷媒体上のシ
ンボルに光を照射し、このシンボルから反射した光の受
光量に対応した電気量を出力する光電変換素子から構成
された撮像センサを備えたシンボル読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンディタイプのシンボル情報読取装置
の照明の光源として、LED( lightemitting diode )
が使用されている。この光源としてのLEDは指向性を
持っており、LEDの指向性の違いによって印刷媒体に
印刷されたシンボル上の照度分布が異なる。シンボル上
の照度分布が均一であることは、シンボル情報を正確に
読取るための条件の一つである。
【0003】また、シンボル情報読取装置の照明部品(
例えばLED )とシンボルからの反射光を受光する撮像
センサ( 例えばCCD=charge coupled device)との位
置関係から、図25に示すように、照明の光軸101と
反射光の光軸102が一致しているか又は接近してお
り、照明部品103により光が照射される照明範囲10
4と撮像センサ105により撮像される読取範囲106
との位置関係が固定されている。この読取範囲104に
おけるシンボルの位置によってシンボル上の照度分布も
決定する。なお、図25中、107は、シンボルからの
反射光を撮像センサ105で結像させるレンズ等の光学
機構部であり、108は、シンボルが印刷された印刷媒
体である。また、照明部品の光強度は一般的に一定であ
るので、この照明部品とシンボルとの間の距離及びシン
ボルと撮像センサとの間の距離や、シンボルを印刷した
印刷媒体の印刷面の反射率等の要因により、シンボルか
らの反射光の光量が異なり、それに対応して撮像センサ
からの出力信号の大きさも異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シンボル情報を正確に
読取るためには、シンボルを最適な光量でしかも均一な
照度分布で照明する必要がある。しかし、上述したよう
に、従来のシンボル情報読取装置では、照明部品として
使用しているLEDが指向性を持っているため均一な照
明が実現できず、シンボル情報の読取りの精度が低いと
いう問題があった。照明部品と撮像センサとの位置関係
が固定であって、照明部品とシンボルとの間の距離やシ
ンボルと撮像センサとの間の距離や、シンボルを印刷し
た印刷媒体の印刷面の反射率等により撮像センサの出力
信号の大きさが大きく異なり、シンボル情報の読取りの
精度が不安定であるという問題があった。
【0005】そこでこの発明は、印刷媒体上のシンボル
に最適な照明を行うことができ、シンボル情報の読取り
の精度を安定して向上させることができるシンボル情報
読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
印刷媒体上のシンボルに光を照射し、このシンボルから
反射した光の受光量に対応した電気量を出力する光電変
換素子から構成された撮像手段を備えたシンボル読取装
置において、撮像手段の読取範囲の略中央部を弱い指向
性の光で照射する弱指向照明手段と、撮像手段の読取範
囲の略端部を弱指向照明手段による照明の不均一分布を
補正するように強い指向性の光で照射する強指向照明手
段とを設けたものである。
【0007】請求項2対応の発明は、印刷媒体上のシン
ボルから反射した光の受光量に対応した電気量を出力す
る光電変換素子から構成された撮像手段を複数個備えた
シンボル読取装置において、複数個の撮像手段から出力
された電気信号を比較して、複数個の撮像手段の中から
有効なシンボル撮像画像を選択する画像選択手段を設け
たものである。
【0008】請求項3対応の発明は、印刷媒体上のシン
ボルに光を照射する照明手段と、シンボルから反射した
光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素子か
ら構成された撮像手段とを備えたシンボル読取装置にお
いて、撮像手段から出力された電気信号が予め設定され
た上限値を上回る場合があるときに、撮像手段からの電
気信号に基づいて照明手段の照射光量を減少させる照明
調整手段を設けたものである。
【0009】請求項4対応の発明は、印刷媒体上のシン
ボルに光を照射する照明手段と、シンボルから反射した
光の受光量に対応した電気量を出力する光電変換素子か
ら構成された撮像手段とを備えたシンボル読取装置にお
いて、撮像手段から出力された電気信号が予め設定され
た下限値を下回る場合があるときに、撮像手段からの電
気信号に基づいて照明手段の照射光量を増大させる照明
調整手段を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、この発明を適用する2種類
のハンディスキャナの概要を説明する。図1は、この発
明を適用するハンディタイプのタッチ式( 接触式 )コー
ドスキャナ1を示す斜視図である。装置本体2にはイン
ターフェイスケーブル3が接続されている。このインタ
ーフェイスケーブル3により前記装置本体2は図示しな
いホストコンピュータ等のコードデータを処理する装置
と接続されている。なお、このインターフェイスケーブ
ル3を通しての通信の他に、無線通信、赤外線通信等の
通信手段を選択して使用することができるようになって
いる。
【0011】前記装置本体2のボディケース2a,2b
はプラスチック材等により、図2に示すように、上下に
分割された筺体が嵌め合わせ又はネジ止めにより一体型
に構成された中空構造になっており、防塵、防滴構造と
なっている。前記装置本体2の側面には、図3に示すよ
うに、コード読取時に操作者が読取タイミングを指示す
るためのトリガスイッチ4が配置され、前記装置本体2
の上面には、読取完了又は読取エラー等のステータスを
それぞれ表示方法( 点滅周期、点灯時間等 )を変えて表
示するための表示装置( 例えばLED=light emitting
diode )5が配置されている。
【0012】前記トリガスイッチ4については、前記装
置本体2の横倒しや落下によってもご動作( ON操作 )
しないように、前記装置本体3の側面の前記トリガスイ
ッチ4が配置されている部分は凹形状に形成されて前記
装置本体3の外輪郭線より内側に収められている。前記
装置本体2には、読取のための開口を持つ読取口6が硬
質材料と軟質材料の2種類の材質を組合わせて構成され
ている。すなわち、図4に示すように、前記読取口6の
近傍は軟質材料からなるフード( コーン=円錐形状部材
)7が取付けられ、前記装置本体2は硬質材料からなる
前記ボディケース2a,2bから構成されている。これ
は読取対象である印刷媒体との接触による衝撃を吸収し
て、衝撃による破損を防止するための構造である。前記
フード7の形状は、基本的に円錐形状で一端に開口面積
の小さい開口部、他端に開口面積の小さい開口部が形成
され、いずれか一方が前記装置本体2に容易に着脱可能
に取付られている。
【0013】図5( a )に示すように、レンズ7aをこ
の着脱可能なフード7に内蔵することで任意に読取倍率
等を変更することができる構成になっている。前記読取
口6の前記フード7の印刷媒体に接触する開口端の形状
を後述する画像読取センサによる読取範囲と同じにする
ことにより、シンボル( バーコード、2次元コード )を
スムーズに読取範囲内に収容することができる。また、
図5( b )に示すように、前記フード7に該当位置( 中
央位置 )に強度補正のためのリブ7bを設けることによ
り、読取範囲の中心が目視により判別し易くなる。前記
フード7は上述した機能を備え、画像のはみ出し切れを
防止する効果を実現している。図5( c )に示すよう
に、印刷媒体に接触する前記フード7の先端に読取範囲
の中心に対応してR形状の凹部7cを形成することで、
円柱形状や球形状表面に印刷されたシンボルの読取りに
おいても、円柱形状や球形状の印刷媒体の転がりを防
ぎ、安定した読取りを実現することができる。前記フー
ド7を半透明にしたものでは、読取らせるシンボルの読
取状態を前記フード7を通して直接目視により確認でき
るので、シンボルをこのコードスキャナ1の読取範囲(
視野 )内に入るようにタッチ式コードスキャナ1の位置
決め操作を行うことができる。
【0014】前記ボディケース2a,2bの前記トリガ
スイッチ4より前記読取口6とは反対側の部分は操作者
が片手で握る握り部として、前記トリガスイッチ4近傍
がくびれるようにして、親指及び人差し指で保持するの
に適当な大きさを持つようにする。そして、手のひらの
小指方向に向かって手のひらに合わせた形状で幅は広く
なり、小指部分には滑らかな突起を形成する形状となっ
ている。
【0015】これは、その握り部を手によって握った場
合に人差し指で前記トリガスイッチ4を自然に操作でき
るようになっている。
【0016】この握り部の中心軸と前記読取口6部分の
中心軸とのなす角は、少なくとも90°より大きく11
0°以下となるように形成されている。握り部と前記読
取口6( フード7 )の位置関係では、握り部を握ったと
きに、腕の延長線上に前記読取口6( フード7 )が存在
するようになっている。このような形状とすることによ
り、操作者が無理なく前記読取口6を最適な角度で印刷
媒体状のシンボルに接触させることができ、読取操作時
が自然な動作によって行うことができ、読取性能の向上
や疲労の低減を図っている。
【0017】図6は、タッチ式( 接触式 )コードスキャ
ナ1の要部構成を示す側面断面図であり、図7は、タッ
チ式コードスキャナ1の前記読取口6周辺の構成を示す
側面断面図である。前記読取口6は、シンボルの画像を
入力するためのシンボルインターフェイスとして最も外
部環境の影響を受ける箇所であり、ほこり等の阻害物を
遮断するために透明なアクリル樹脂板又はガラス板で形
成される読取口カバー8で覆われている。この読取口カ
バー8は、摩擦や衝撃に対する耐久性を高めるためにそ
の表面を強化コーティングする。特に、この読取口カバ
ー8が原因で読取画像に歪みを発生させないためには、
材質としてはガラス板を使用し、強度や硬度をさらに強
化するためにはサファイヤコーティングやダイヤモンド
コーティングする。
【0018】読取対象となる印刷媒体上のシンボルを照
明するために、前記読取口6内部(フード7内部 )には
複数のLED照明部9-1が設けられており、これらのL
ED照明部9-1は、図示しないが、各LEDと、各LE
Dからの光を均一に拡散させるプラスチック材やガラス
材等の光透過材料から形成された拡散レンズとから構成
されている。拡散レンズとしては、レンズを光拡散性の
ある材料で形成したものと、透明レンズと拡散板と組合
わせたものとの2つの種類がある。また、図8に示すよ
うに、LED照明部9-1からの発光を反射して拡散する
拡散反射板10-1を前記読取口6の内壁又は前記フード
7の内壁に設けることも、また、LED照明部9-1から
シンボルへの直線光路上に拡散板10-2を設けること
も、シンボルに対する均一照明を得るために効果があ
る。これらのLED照明部9-1は、読取動作を行う前記
トリガスイッチ4をON操作( 押す操作 )することで、
一定時間あるいは読取りが完了するまでの時間照明を行
う。
【0019】さらに、前記読取口6内部には、スポット
光源としてビームスポットLED(ターゲットLED )
9-2が、前記LED照明部9-1から印刷媒体上のシンボ
ルへの光路及びシンボルからの反射光の後述する撮像セ
ンサへの光路を妨害しない位置に2個又は4個読取範囲
の中心に対して対称に配置されている。
【0020】各ビームスポットLED9-2は、光を絞っ
たスポット光を照射し、図9に示すように、この各スポ
ット光は予め設定した読取中心軸上で( 例えば読取範囲
の中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。こ
れにより、前記読取口6を正確に読取るシンボルの中心
に合わせて導くことが容易となる。また、読取範囲を明
確にするためにスポット光を1点に重ならせずに、その
スポット光で読取範囲の境界( 角、隅 )を照射する方法
もある。
【0021】前記ビームスポットLED9-2のスポット
光によるターゲット表示は、実際の読取動作時には必要
がないので、トリガタイミングに応じてOFF制御を行
い、読取時には消灯させる。
【0022】前記読取口6から入射したシンボル映像光
( シンボルからの反射光 )は、前記装置本体2内に収納
されている撮像センサ11まで後述するように導かれ、
この撮像センサ11面上で結像する。前記読取口6から
前記撮像センサ11までの空間は映像光の光路となって
おり、前記装置本体2の形状によってミラー又はプリズ
ム等からなる光路変更部品12を使用して光路を形成す
る。また、結像のためにはレンズや絞り等から構成され
たレンズブロック13及び不必要な外来光を減衰・除去
するフィルタブロック14を前記撮像センサ11の前面
に配置して、映像光を正確に前記撮像センサ11面上に
結像させる。なお、この実施の形態ではレンズブロック
13とフィルタブロック14を1つのブロックとして形
成している。
【0023】前記レンズブロック13は、焦点距離や倍
率に合わせて1つのレンズあるいは複数枚のレンズを組
合わせが選択され、読取対象からの反射光の光量に合わ
せて絞り機構あるいは絞り部品を組込んでいる。このレ
ンズブロック13のレンズによる画像の歪みを極力減少
させるためには、複数枚のレンズによって補正すること
や非球面レンズを採用することが必要である。レンズ表
面における反射によるゴーストが発生して問題になると
きには、表面に反射防止コーティングなどの処理を施し
たレンズを使用する。
【0024】前記撮像センサ11の解像度は固定されて
いるので、シンボルの印字サイズと細かさ( 情報密度 )
によっては、十分な精度で読取処理ができない場合が考
えられる。このため、印刷媒体上のシンボルの印字サイ
ズを細かさに応じて読取処理に適したサイズで前記撮像
センサ11面上に結像させるため、倍率変換機能が必要
になる。前記装置本体2内部に配置されている前記レン
ズブロック13におけるレンズの倍率を変更( 調整 )す
ることは容易には実施できない。そこで、前記読取口6
から前記撮像センサ11までの光路は固定としておき、
前記読取口6の前述したように倍率変換用のレンズユニ
ット7-1が取付けられた前記読取口カバー7を前記装置
本体2に対して着脱自在として交換することにより倍率
変換機能を実現する。また、前記レンズブロック13中
のレンズの構成及び位置を前記装置本体2の外部から容
易に調整( 交換 )できる構造とした場合には、その設計
によって任意の倍率( 画角 )を変化させることが可能と
なる。
【0025】前記撮像センサ11はエリアセンサを使用
し、この1つのエリアセンサにより2次元コードの読取
用及びバーコードの読取用として兼用して使用する。エ
リアセンサとしては、撮像素子を2次元的に配列して面
で画像を読取る方式と、撮像素子を1次元的( ライン的
)に配列して線で走査型として読取る方式とがある。撮
像素子としては固体撮像素子を使用することにより、固
体撮像素子ではない撮像管などを使用したカメラ等の撮
像装置より、装置の小形化、省電力化、高信頼性が得ら
れる。固体撮像素子としては、CCD型、MOS型、C
MD型などのタイプがある。なお、MOS型は低消費電
力を特徴としている。
【0026】握り部の内部には、読取り装置の回路部品
が実装された回路基板15が収納されている。この握り
部の内部の後部には前記インターフェイスケーブル3を
外部に引き出すためのケーブル取付口が用意され、内部
の回路基板と前記インターフェイスケーブル3とが接続
されている。このコードスキャナ1の重心は、直接手が
触れるこのコードスキャナ1を保持する支点に位置する
ように、光学ブロックや、回路基板上の電源部品等の重
量の大きい部品を握り部と手との支持点の近くに集め
る。このように配置することにより、操作性や疲労低減
の効果を得ることができる。
【0027】図10に示すように、電気回路は大きく分
けると、撮像センサユニット21、画像メモリユニット
22、CPU(central processing unit )ユニット2
3、I/Oユニット24、電源ユニット25からなって
いる。それぞれは独立した基板上に実装されていても、
また複数のユニットが混在して1枚の基板上に実装され
ていても良いものである。前記電源ユニット25を小形
化するため、さらに前記インターフェイスケーブル3に
おける取扱い容易にするために、特にこのインターフェ
イスケーブル3の内包信号線の本数を最小限にすると共
にその安全性を確保するために、前記インターフェイス
ケーブル3から前記電源ユニット25に供給される電圧
は、低電圧DC( 直流電流 )となっている。前記電源ユ
ニット25は、この供給された低電圧DCを回路動作に
必要とする複数の電圧に変換して、前記各ユニット21
〜24のそれぞれ必要な各回路各部に供給する。なお、
低電圧AC( 交流電流 )を供給する方法もあるが、前記
インターフェイスケーブル3には他のデータ通信のため
の信号線もあり、AC電流の磁界変化による誘導ノイズ
や誘導電圧を生じさせる虞があるので望ましくない。
【0028】結像された画像は前記撮像センサ11によ
って電気信号に変換される。ここでは、前記撮像センサ
11はCCD型として説明する。前記撮像センサユニッ
ト21は、前記撮像センサ11、この撮像センサ11を
駆動するためのドライバ回路、前記撮像センサ11から
出力された微小出力をS/N良く増幅させるためのアン
プ回路、このアンプ回路から出力されたアナログ信号を
量子化するための2値化回路からなっている。
【0029】前記撮像センサ11の出力は、図11に示
すように、光学的な光量の低下などからセンサ出力も信
号の両端( 読取範囲の周辺部に対応する信号 )でレベル
低下するシェーディング現象が発生するので、シェーデ
ィング補正として2値化回路において量子化の基準値
を、図12に示すように、シェーディング現象に合わせ
て変化させる方法をとる。このシェーディング補正とし
ては他の方法もあり、この発明はこのシェーディング補
正の方法について限定されないものである。
【0030】前記撮像センサユニット21からの出力信
号は、画像を2値化した2値化信号と、それぞれの画素
位置を特定するための座標がカウンタによって計数され
出力される。また、2値化信号と同時に階調信号を出力
する構成にしておけば、後段での活用を図ることも有効
であるが、ここでは説明を簡単にするため階調信号につ
いての説明は省略する。
【0031】前記撮像センサユニット21からの2値映
像信号「1」,「0」値及びアドレス座標値は、前記画
像メモリユニット22のDMA(direct memory access)
回路を通してこの画像メモリユニット22の本体である
画像メモリの所定位置に保存される。なお、2値映像信
号及びアドレス座標値を、DMA回路を通さず( 設けず
)に前記CPUユニット23( CPUバス )を通して画
像メモリの所定位置に保存しても良い。画像を構成する
予め設定された個数( 画素数 )のデータが書込まれた時
点で、前記画像メモリユニット22のDMA回路から書
込完了の信号が出力される。
【0032】この画像メモリユニット22からの書込完
了の信号が出力されると、前記CPUユニット23はプ
ログラムメモリ( ROM=read only memory )に保存さ
れているコード解読プログラムに基づいてCPUが駆動
されて画像メモリに保存されたイメージデータからコー
ド値( コードデータ )を解読( デコード )する。前記C
PUユニット23のプログラムメモリとしては、フラッ
シュROMを利用する。このようにすることにより、プ
ログラム( 例えばコード解読プログラム)をインターフ
ェイスケーブル3及び通信インターフェイス経由で書換
えることが可能であるので、製造時に性能が決定される
ことがなく、利用現場に対応した最新のプログラムを組
込むことにより最適な性能向上を図ることができる。
【0033】この解読したコード値は、前記I/Oユニ
ット24の通信インターフェイスを通してホストコンピ
ュータ等の外部装置へ転送される。通信インターフェイ
スは、汎用的シリアルポートであるRS−232CやC
MOS論理レベルで転送するCMOSインターフェイ
ス、さらには高速シリアルバスであるUSBポートやI
EEE1394などの次期標準と考えられている通信イ
ンターフェイスが用意される。また、ケーブルを使用し
ない赤外線インターフェイスなども実用的である。デー
タ転送の通信プロトコルは、CPUによって行われ、自
由にデータフォーマットなどが設定できる。
【0034】また、前記I/Oユニット24には、監視
及び制御のできるI/O( input/output )ポートが含ま
れている。このI/Oポートには、前記LED照明部
9、前記トリガスイッチ4、外部からのトリガ入力を受
付ける外部トリガ入力端子、前記表示装置5、読取過程
が正常に行われたか否かあるいはその結果を操作者に音
感的に報知する発音器( ブザー )が接続されている。
【0035】前記トリガスイッチ4の操作方法によって
読取コード種の設定ができる。すなわち、図13は前記
CPUユニット23が前記トリガスイッチ4がON状態
になったときに行うトリガ割込処理の流れを示す図であ
り、通常のONして直ぐにOFFする短時間のON操作
( トリガ操作 )では2次元コード( マトリックスコード
)の読取処理( 解析・デコード処理 )を行い、予め設定
された時間以上ONを続ける長時間のON操作( 連続操
作 )ではバーコードの読取処理( 解析・デコード処理 )
を行う。また、読取動作を制御する前記トリガスイッチ
4のON操作には、電源のON/OFF動作が連動して
いる。すなわち、読取動作のOFF状態のときには、電
源もOFF状態にして、非読取時の無駄な電力の浪費を
防止するようになっている。
【0036】図14は、ガンタイプの非接触式コードス
キャナ31を示す斜視図であり、図15は、このコード
スキャナ31の要部構成を示す側面断面図である。この
ガンタイプのコードスキャナ31は、外観形状、エリア
センサ及びリニアセンサ( ラインセンサ )の2系統の撮
像センサを備えている点、非接触で読取るための構成を
備えている点を除いて、基本的には前述のタッチ式コー
ドスキャナ1と同じ構成であるので、同じ機能を有する
部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】このガンタイプの非接触式コードスキャナ
31の前記読取口6内部には、後述するリニアセンサ用
のリニア用照明部32及び後述するエリアセンサ用のエ
リア用照明部33が配置されている。これらの照明部3
2,33は、タッチ式のコードスキャナ1のLED照明
部9とほとんど同様に、それぞれLED及び拡散レンズ
から構成されている。前記トリガスイッチ4の操作方法
によって読取コード種が設定されるが、その読取コード
種の設定に応じて照明部32,33の駆動制御が行われ
る。すなわち、トリガスイッチ4を通常のONして直ぐ
にOFFする短時間のON操作では、エリアセンサ用照
明部33が駆動されて照明が行われ、予め設定された時
間以上ONを続ける長時間のON操作では、リニア用照
明部32が駆動されて照明が行われる。各照明部32,
33の照明時間は、前記LED照明部9と同様に、トリ
ガスイッチ4がON操作してから一定時間あるいは読取
りが完了するまでの時間となっている。
【0038】ビームスポットLED34,35から照射
されるスポット光は、図16及び図17に示すように、
この各スポット光の照射範囲及び方向が予め設定した読
取中心軸上の焦点距離で所定の1点( 例えば読取範囲の
中心 )で交わる( 重なる )ように配置されている。その
スポット光の照射角度が調整できるように設置されてお
り、スポット光の集まり状況を撮像センサにて監視する
ことにより、読取範囲にシンボルがあるか否かのチェッ
クの自動化が可能な構成となっている。以上のように、
このガンタイプの非接触式コードスキャナ31では、2
次元コードとバーコード( 1次元コード )との2系統の
シンボルを正確に読取るために、それぞれのコードに最
適な照明を備え、読取範囲にシンボルを合わせるために
スポット光によるターゲット表示を備えている。各照明
部32,33は、それぞれトリガスイッチ4の操作によ
りいずれか一方が駆動されて照明を行うようになってい
たが、選択せずに両方共駆動して照明を行うこともでき
る。そのような場合には、お互いの系に影響が及ばない
ように、それぞれの発光波長を異なるようにして、後述
する各撮像センサの受光波長をBPF等の光学フィルタ
で異なるようにすれば、上記影響を除去することができ
る。
【0039】撮像センサは、2次元コードを読取るため
のエリアセンサ36と、バーコード( 1次元コード )を
読取るためのリニアセンサ( ラインセンサ )37とを備
えている。これらの撮像センサ36,37は、前記撮像
センサ11と同様に固体撮像素子から構成されている。
前記エリアセンサ36は、固体撮像素子をマトリックス
状に配列して構成されているものであり、前記リニアセ
ンサ37は、固体撮像素子をライン状( 1列 )に配列し
て構成されているものである。なお、前記リニアセンサ
37でも順次操作する操作機構を設ければ2次元コード
を読取ることができる。
【0040】なお、前記エリアセンサ36の前面には、
シンボルからの反射光をこのエリアセンサ36で結像さ
せるためのレンズ、絞り、フィルタ等から構成されたエ
リア用光学機構部38が配置され、前記リニアセンサ3
7の前面には、シンボル( バーコード )からの反射光を
このリニアセンサ37で結像させるためのレンズ、絞
り、フィルタ等から構成されたリニア用光学機構部39
が配置されている。なお、読取口カバー8の前記リニア
用照明部32の光軸が通過する位置にはシェーディング
補正を兼ねた拡散レンズ( シリンドリカルレンズ )8a
が配置されている。
【0041】なお、図18は、前記エリアセンサ36の
読取範囲36Aと前記リニアセンサ37の読取範囲37
Aを示す図である。前記エリアセンサ36の読取範囲3
6Aは、2次元コードを取込めるように縦・横に広がり
を持つ領域となっており、前記リニアセンサ37の読取
範囲37Aは、バーコードを取込めるように一方向(横
方向 )にのみ広がりを持つ領域となっている。一般的に
このリニアセンサ37の読取範囲37Aの一方向の広が
り( 長さ )は、前記エリアセンサ36の読取範囲36A
の長手方向の広がりより大きくなっている。
【0042】2次元コードと1次元コードとを同時に読
ませる読取装置の場合には、撮像センサユニットの設置
には2つの方法がある。第1の方法は、エリアセンサ3
6からなるユニットのみを使用し、2次元コードと1次
元バーコードの読取りを同一のエリアセンサ36で行っ
てしまう方法である。第2の方法は、エリアセンサ36
からなるユニットとリニアセンサ37からなるユニット
とを、それぞれ読取り対象の2次元コードと1次元バー
コードとで選択・使用する方法である。
【0043】第1の方法では、エリアセンサ36が1方
向( 1行又は1列 )の固体撮像素子の配列数がリニアセ
ンサ37に比べて少ないため、エリアセンサ36でバー
コードを読取る場合には、バーコードのサイズ及び解像
度に制限が加わることになる。その読取ることができる
バーコードの最小解像度と読取りサイズは、2次元コー
ドと同等になる。第2の方法では、2次元コードとバー
コード( 1次元コード )とで、それぞれ独立した読取範
囲及び読取解像度を得ることができ、現在FA分野や流
通分野で利用されている大きいサイズのバーコードがリ
ニアセンサ37により読取ることができる。
【0044】例えば、エリアセンサ36に800×60
0画素のCCDを利用し、リニアセンサ37に4096
画素のCCDを使用した場合を考えると、解像度を0.
25mm/4ピクセルでコードを読取る場合には、エリ
アセンサ36で50mm幅、リニアセンサ37では25
6mm幅のシンボルまで読取ることができる。従って、
高解像度、広幅バーコードの読取りにはリニアセンサ3
7を使用した方が有利となる。また、一般的に2次元コ
ードは高密度、バーコードは低密度で印字されることが
多いので、解像度設定を個々に行えるようにエリアセン
サ36からなるユニットとリニアセンサ37からなるユ
ニットとを独立させて設置する。
【0045】図19は、このガンタイプの非接触式コー
ドスキャナ31の要部回路構成を示すブロック図であ
る。機能構成的には前述したタッチ式コードスキャナ1
のブロック図と同じであるが、この非接触式コードスキ
ャナ31では実際の回路構成について説明する。前記エ
リアセンサ36からなるエリアセンサユニット41に
は、その他に、前記エリアセンサ36を駆動する( エリ
アセンサ用の )ドライブ回路42と、このドライブ回路
42からの駆動タイミングに基づいて座標値を計数する
( エリアセンサ用の )カウンタ43と、前記エリアセン
サ36からの撮像信号を増幅する(エリアセンサ用の )
増幅回路44と、シェーディング補正機能を備え、前記
増幅回路44により増幅された撮像信号を0又は1のデ
ジタルデータに変換させる(エリアセンサ用の )2値化
回路45とから構成されている。
【0046】前記リニアセンサ37からなるリニアセン
サユニット46には、その他に、前記エリアセンサ37
を駆動する( リニアセンサ用の )ドライブ回路47と、
このドライブ回路47からの駆動タイミングに基づいて
座標値を計数する( リニアセンサ用の )カウンタ48
と、前記エリアセンサ37からの撮像信号を増幅する
(リニアセンサ用の )増幅回路49と、シェーディング
補正機能を備え、前記増幅回路49により増幅された撮
像信号を0又は1のデジタル撮像信号に変換させる( リ
ニアセンサ用の )2値化回路50とから構成されてい
る。
【0047】データセレクタ51には、前記エリアセン
サユニット41の2値化回路45からのエリア撮像デー
タ線及びカウンタ43からの座標データ線が接続される
と共に、前記リニアセンサユニット46の2値化回路5
0からのリニア撮像データ線及びカウンタ48からの座
標データ線が接続されている。このデータセレクタ51
は、制御部本体を構成するCPU52により発生された
選択信号に基づいて、前記エリアセンサユニット41か
らのデータ線と前記リニアセンサユニット46からのデ
ータ線とのうちいずれか一方をDMA(direct memory a
ccess)53への出力データ線と接続するようになってい
る。
【0048】前記CPU52は、システムバス54を通
して、プログラムメモリ55、画像メモリ56、前記D
MA53、I/O(input/output)ポート57、通信イン
ターフェイス58とそれぞれ接続されている。なお、前
記CPU52から前記データセレクタ51への選択信号
も、前記システムバス54を通して前記データセレクタ
51へ出力する。プログラムメモリ55は、前記CPU
52が行う処理のプログラムデータ等が記憶されてい
る。
【0049】前記画像メモリ56は、複数枚分の撮像デ
ータが記憶される容量を備え、前記DMA53により、
前記データセレクタ51で選択された方のユニットの撮
像データがその座標データに基づいて画像データとし
て、前記CPU52を介さずに前記画像メモリ56に展
開される。前記I/Oポート57には、ターゲット( ビ
ームスポットLED34,35 )、照明( 照明部32,
33 )、前記トリガスイッチ4、外部トリガ入力59、
表示器60、発音器( ブザー )61がぞれぞれ割当てら
れた入出力ポートに接続されている。
【0050】エリアセンサユニット41とリニアセンサ
ユニット46の2系統を搭載した2次元リーダの動作は
以下のようになる。読取コード種の切換は、トリガスイ
ッチ4の操作による指示、ホストコンピュータからのコ
マンドによる指示、撮像データを解析して自動的に切換
えるという3つの方法がある。
【0051】これらの方法による読取コード種の決定
は、この決定したコード種を読取るセンサユニットから
の撮像データを有効データとして、データセレクタ51
にそのセンサユニットからの出力データのDMAへの接
続を指示して有効データ切換を制御することに利用する
こともできるが、エリアセンサユニット41、リニアセ
ンサユニット46にそれぞれメモリバッファを設けて、
データセレクタ51の前で撮像データを一時的に記憶す
ることにより、両方の撮像データを画像メモリ56に入
力する順序を決めるために利用することもできる。デー
タセレクタ41の選択信号はCPU52により制御され
ているので、学習機能により過去の傾向に基づいて切換
順序などを自動的に設定することを行うこともできる。
【0052】トリガ入力の後、リニアセンサ37、エリ
アセンサ36のそれぞれのコード読取視野、読取焦点位
置を示すリニア用、エリア用のビームスポットLED3
4、35を消灯する。このスポット光の照明消灯後、リ
ニアセンサ37の撮像入力を行い、次にエリアセンサ3
6の撮像入力を行う。図20は、エリア用及びリニア用
の前記照明部32、34、エリア用及びリニア用の前記
ビームスポットLED34、35、前記トリガスイッチ
4の駆動タイミングを示す図である。
【0053】CPU52に搭載されたプログラムにより
実現されるデコードアルゴリズムは、例えばエリアセン
サ36による撮像入力終了後、その画像の特徴抽出を行
う。この処理は画像中にバーコード、2次元コードらし
きものが存在するかを調べる処理である。その存在が確
認されたら、デコード処理を行い、読取の成功/失敗を
判定し、成功ならばその結果を表示器60によって表示
すると共に、通信インターフェイス58を通して送信出
力して終了となる。失敗ならば失敗原因を表示器60に
表示し、読取処理を終了して、再びトリガ入力待ち状態
に戻る。
【0054】この発明の第1の実施の形態を図21及び
図22を参照して説明する。図21は、前記リニアセン
サ37に対する前記リニア用照明部32の構成を示す図
である。前記リニア用照明部32は、指向性の弱い( 必
ずしも光強度( 照度 )が小さいのでない )LED32-
1,32-2と、指向性の強い( 必ずしも光強度( 照度 )
が大きいのではない )LED32-3,32-4とを備えて
いる。
【0055】指向性の弱いLED32-1,32-2は、光
軸を中心としてなだらかな山形の照度分布を持ち、その
光軸が比較的に読取範囲の中央に位置するように配置さ
れている。指向性の強いLED32-3,32-4は、光軸
を中心として急な山形( 台形)の照度分布を持ち、その
光軸が比較的に読取範囲の端に位置して、前記指向性の
弱いLED32-1,32-2の照度分布で照度が小さい(
暗い )部分を補強するように配置されている。
【0056】図22( a )は、前記エリアセンサ36(
14 )に対する前記エリア用照明部33( 9 )の構成を
示す図であり、図22( b )は、前記エリア用照明部3
3(9 )による照明範囲を示す図である。前記エリア用
照明部33は、指向性の弱いLED33-1,33-2と、
指向性の強いLED33-3,33-4,33-5,33-6,
33-7,33-8とを備えている。指向性の弱いLED3
3-1,33-2は、その光軸が比較的に読取範囲の中央に
位置するように配置されている。指向性の強いLED3
3-3,33-4,33-5,33-6,33-7,33-8は、そ
の光軸が比較的に読取範囲の端に位置して、前記指向性
の弱いLED33-1,33-2の照度分布で照度が小さい
( 暗い )部分を補強するように、前記指向性の弱いLE
D33-1,33-2の照射範囲の外端部を囲むように配置
されている。なお、いずれのLEDにおいても、その光
軸のシンボルからの直接反射光はリニアセンサ37又は
エリアセンサ36への光路から外れるようになってい
る。
【0057】このようにこの第1の実施の形態によれ
ば、指向性の弱いLED32-1,32-2、33-1,33
-2による照明の照度分布で照度が小さい部分を、指向性
の強いLED32-3,32-4、33-3,33-4,33-
5,33-6,33-7,33-8によって局所的に補強する
ことにより、読取範囲に対して最小限の照明範囲を持
ち、しかも照度の過不足が少なく、ほぼ均一にシンボル
を照明することができる。従って、シンボル情報の読取
りの精度を安定して向上させることができる。
【0058】なお、この発明はこの第1の実施の形態に
限定されるものではなく、光源としてLED以外の指向
性を有するものでも良いものであり、指向性の異なる種
類として3種類以上でも良いものであり、光源の個数と
して2個又は4個以外の個数でも良いものであり、さら
に光源の配置の形、照明の照射形状についても各種適用
可能である。
【0059】この発明の第2の実施の形態を図23を参
照して説明する。なお、この第2の実施の形態は、前記
リニアセンサ37を複数個設け、この複数個のリニアセ
ンサ37の出力信号のうちから最良の信号を選択してシ
ンボル情報読取りに使用するものである。図23は、複
数個( N個 )のリニアセンサ37-1〜37-Nの出力信号
を処理する回路構成を示すブロック図である。
【0060】N個のリニアセンサ37-1〜37-Nは、図
示しないが、照明の照度分布に応じて読取位置がずれる
ように配置されている。これらのリニアセンサ37-1〜
37-Nからの出力信号はセレクタ72に入力するように
なっていると共に信号比較回路73にも入力するように
なっている。この信号比較回路73は、入力された前記
リニアセンサ37-1〜37-Nからの出力信号を比較し
て、その比較結果をセレクト信号として前記セレクタ7
2へ出力する。
【0061】前記信号比較回路73の内部構成は、明確
に図示しないが、第1の例としては、入力された信号の
ピーク値を比較して最大のピーク値を持つ信号を検出
し、この最大のピーク値を持つ信号を選択するセレクト
信号を生成して前記セレクタ72へ出力するものがあ
る。また、第2の例としては、入力された信号の平均値
を求め、この平均値に最も近い値を持つ信号を検出し、
この平均値に最も近い信号を選択するセレクト信号を生
成して前記セレクタ72へ出力するものがある。
【0062】このようにこの第2の実施の形態によれ
ば、複数個のリニアセンサ37-1〜37-Nの出力信号の
うち、最良の信号を選択して使用することにより、リニ
ア用照明部32によるシンボル上の照度分布が均一でな
くとも、最良の照明の位置における撮像信号を選択して
コード解析に使用することができるので、シンボル情報
の読取りの精度を安定して向上させることができる。な
お、この実施の形態では、リニアセンサについて、ま
た、信号比較でピーク最大値又は平均値を求めるものに
ついて説明したが、この発明はこれに限定されるもので
はなく、エリアセンサあるいはエリアセンサとリニアセ
ンサとが混合しているものにも適用されるものであり、
また、信号比較でピーク最大値又は平均値以外の値、例
えば上から( N/3 )番目などでも良いものである。
【0063】この発明の第3の実施の形態を図24を参
照して説明する。なお、この第3の実施の形態は、前記
撮像センサ11、前記リニアセンサ37、前記エリアセ
ンサ36等の撮像センサからの出力信号が予め設定され
た上限値を上回ったとき又は下限値を下回ったときに、
照明部32、33の光強度を調整するものである。図2
4は、前記撮像センサ11、前記リニアセンサ37、前
記エリアセンサ36等の撮像センサからの出力信号を処
理する回路構成を示すブロック図である。撮像センサ1
1( 36,37 )からの出力信号は、前述したように増
幅回路(図示せず )又は2値化回路( 図示せず )へ出力
すると共に、信号レベルチェック回路74へ出力する。
【0064】この信号レベルチェック回路74は、基準
値設定回路75で設定された上限値又は下限値に基づい
て撮像センサ11( 36,37 )から入力されている信
号をチェックし、その入力信号が上限値を上回ったとき
又は下限値を下回ったときに、照明部9-1( 32,33
)の光強度( 照度 )を調整する照度調整回路76へ調整
制御信号を出力する。この照度調整回路76は、調整制
御信号を入力すると、その調整制御信号によって照明部
9-1( 32,33 )の光強度を調整する。
【0065】すなわち、シンボル上の照明が明る過ぎる
のを防止するため、基準値設定回路75で上限値が設定
されている場合には、撮像センサ11( 36,37 )か
らの出力信号がその上限値を上回ると、照度調整回路7
6により照明部9-1( 32,33 )の光強度を下げるよ
うに調整制御が行われる。これにより、シンボル上での
照度が低下して、照明が明る過ぎるのが解消される。ま
た、シンボル上の照明が暗過ぎるのを防止するため、基
準値設定回路75で下限値が設定されている場合には、
撮像センサ11( 36,37 )からの出力信号がその下
限値を下回ると、照度調整回路76により照明部9-1(
32,33 )の光強度をあげるように調整制御が行われ
る。これにより、シンボル上での照度が上昇して、照明
が暗過ぎるのが解消される。
【0066】このようにこの第3の実施の形態によれ
ば、撮像センサ11( 36,37 )からの出力信号が、
基準値設定回路75で設定された上限値を上回ると又は
下限値を下回ると、照度調整回路76により照明部9-1
( 32,33 )の光強度を低下又は上昇させることによ
り、読取環境の明るさや印刷媒体の表面の状態( 光の反
射率 )に影響されずに、シンボル上での照度を最適な値
に安定させることができる。従って、シンボル情報の読
取りの精度を安定して向上させることができる。
【0067】なお、上述した第1〜第3の実施の形態
は、それぞれ単独でも上述したシンボル情報の読取りの
精度を安定して向上させる効果を得ることができるが、
それらの組合わせて実施しても良いものである。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
印刷媒体上のシンボルに最適な照明を照射することがで
き、シンボル情報の読取りの精度を安定して向上させる
ことができるシンボル情報読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の各実施の形態に共通するハンディタ
イプのタッチ式コードスキャナを示す斜視図。
【図2】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
ボディケースを示す正面断面図。
【図3】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナを
示す上面図。
【図4】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体及びフードを示す斜視図。
【図5】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ本
体に取付可能な各種フードを示す斜視図。
【図6】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
要部構成を示す側面断面図。
【図7】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
読取口周辺の構成を示す側面断面図。
【図8】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
拡散反射板及び拡散板を示す図。
【図9】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナの
印刷媒体に印刷されたシンボルへのスポット光の照射状
態を示す斜視図。
【図10】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
の要部機能構成を示すブロック図。
【図11】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング現象を示す図。
【図12】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
のシェーディング補正を示す図。
【図13】同ハンディタイプのタッチ式コードスキャナ
が行うトリガ割込処理の流れを示す図。
【図14】この発明の各実施の形態に共通するガンタイ
プの非接触式コードスキャナを示す斜視図。
【図15】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部構成を示す側面断面図。
【図16】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの印
刷媒体に印刷されたシンボルへのスポット光の照射状態
を示す斜視図。
【図17】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのス
ポット光の焦点距離を説明するための図。
【図18】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの2
種類のセンサに対応する読取範囲を示す図。
【図19】同ガンタイプの非接触式コードスキャナの要
部回路構成を示すブロック図。
【図20】同ガンタイプの非接触式コードスキャナのエ
リア用及びリニア用の照明部、エリア用及びリニア用の
ビームスポットLED、トリガスイッチの駆動タイミン
グを示す図。
【図21】この発明の第1の実施の形態のコードスキャ
ナにおけるリニアセンサに対するリニア用照明部の構成
を示す図。
【図22】同実施の形態のコードスキャナにおけるエリ
アセンサに対するエリア用照明部の構成及びその照明範
囲を示す図。
【図23】この発明の第2の実施の形態のコードスキャ
ナにおける複数個のリニアセンサの出力信号を処理する
回路構成を示すブロック図。
【図24】この発明の第3の実施の形態のコードスキャ
ナにおける撮像センサからの出力信号を処理する回路構
成を示すブロック図。
【図25】従来のコードスキャナにおける照明の光軸と
反射光の光軸及び照明範囲と読取範囲を示す図。
【符号の説明】
1…タッチ式コードスキャナ、 4…トリガスイッチ、 6…読取口、 7…フード、 9-1…LED照明部、 9-2,34,35…ビームスポットLED、 11…撮像センサ、 23…CPUユニット、 31…ガンタイプの非接触式コードスキャナ、 32…リニア用照明部、 33…エリア用照明部、 32-1,32-2,33-1,33-2…指向性の弱いLE
D、 32-3,32-4,33-3,33-4,33-5,33-6,3
3-7,33-8…指向性の強いLED、 36…エリアセンサ、 37( 37-1〜37-N )…リニアセンサ、 51…データセレクタ、 52…CPU、 72…セレクタ、 73…信号比較回路、 74…信号レベルチェック回路、 75…基準値設定回路、 76…照度調整回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 誠 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体上のシンボルに光を照射し、こ
    のシンボルから反射した光の受光量に対応した電気量を
    出力する光電変換素子から構成された撮像手段を備えた
    シンボル読取装置において、 前記撮像手段の読取範囲の略中央部を弱い指向性の光で
    照射する弱指向照明手段と、 前記撮像手段の読取範囲の略端部を前記弱指向照明手段
    による照明の不均一分布を補正するように強い指向性の
    光で照射する強指向照明手段とを設けたことを特徴とす
    るシンボル読取装置。
  2. 【請求項2】 印刷媒体上のシンボルから反射した光の
    受光量に対応した電気量を出力する光電変換素子から構
    成された撮像手段を複数個備えたシンボル読取装置にお
    いて、 複数個の前記撮像手段から出力された電気信号を比較し
    て、複数個の前記撮像手段の中から有効なシンボル撮像
    画像を選択する画像選択手段を設けたことを特徴とする
    シンボル読取装置。
  3. 【請求項3】 印刷媒体上のシンボルに光を照射する照
    明手段と、前記シンボルから反射した光の受光量に対応
    した電気量を出力する光電変換素子から構成された撮像
    手段とを備えたシンボル読取装置において、 前記撮像手段から出力された電気信号が予め設定された
    上限値を上回る場合があるときに、前記撮像手段からの
    電気信号に基づいて前記照明手段の照射光量を減少させ
    る照明調整手段を設けたことを特徴とするシンボル読取
    装置。
  4. 【請求項4】 印刷媒体上のシンボルに光を照射する照
    明手段と、前記シンボルから反射した光の受光量に対応
    した電気量を出力する光電変換素子から構成された撮像
    手段とを備えたシンボル読取装置において、 前記撮像手段から出力された電気信号が予め設定された
    下限値を下回る場合があるときに、前記撮像手段からの
    電気信号に基づいて前記照明手段の照射光量を増大させ
    る照明調整手段を設けたことを特徴とするシンボル読取
    装置。
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