JPH10337193A - 肝炎gbウイルスエピトープに対する抗体及びその使用 - Google Patents
肝炎gbウイルスエピトープに対する抗体及びその使用Info
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- JPH10337193A JPH10337193A JP10111629A JP11162998A JPH10337193A JP H10337193 A JPH10337193 A JP H10337193A JP 10111629 A JP10111629 A JP 10111629A JP 11162998 A JP11162998 A JP 11162998A JP H10337193 A JPH10337193 A JP H10337193A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の診断及び治療用途に有用な肝炎GBウ
イルス(HGBV)特異的に結合する抗体、及び、HG
BV核酸またはアミノ酸配列からポリクローナル抗体ま
たはモノクローナル抗体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1種の肝炎GBウイルス(H
GBV)エピトープに対する抗体。
イルス(HGBV)特異的に結合する抗体、及び、HG
BV核酸またはアミノ酸配列からポリクローナル抗体ま
たはモノクローナル抗体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1種の肝炎GBウイルス(H
GBV)エピトープに対する抗体。
Description
【0001】発明の背景 本発明は、ヒトにおいて肝炎を惹起する一群の感染性ウ
イルス性物質、特にかかるウイルス群から誘導されるポ
リヌクレオチド、それらにコードされるポリペプチド、
かかるポリペプチドに特異的に結合する抗体、並びに、
かかる材料を使用する診断薬及びワクチンに係わる。
イルス性物質、特にかかるウイルス群から誘導されるポ
リヌクレオチド、それらにコードされるポリペプチド、
かかるポリペプチドに特異的に結合する抗体、並びに、
かかる材料を使用する診断薬及びワクチンに係わる。
【0002】肝炎は、血液製剤の輸血、臓器移植及び血
液透析によってドナーからレシピエントに感染される最
も重要な疾患の1つである。また肝炎は、汚染された食
物及び水の摂取や、人同士の接触によっても感染し得
る。ウイルス性肝炎は固有のウイルス遺伝子及び複製モ
ードを有する一群のウイルス性物質を含み、種々の感染
経路で肝損傷の程度は様々であるが、肝炎を惹起するこ
とが知られている。急性ウイルス性肝炎は、黄疸、肝圧
痛及び、アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AS
T)、アラニントランスアミナーゼ(ALT)及びイソ
クエン酸デヒドロゲナーゼ(ISD)のごとき肝トラン
スアミナーゼレベルの上昇を含む特定の患者症状によっ
て臨床診断される場合もあるが、臨床的に顕在化しない
こともあり得る。ウイルス性肝炎物質としては、肝炎A
型ウイルス(HAV)、肝炎B型ウイルス(HBV)、
肝炎C型ウイルス(HCV)、肝炎δ型ウイルス(HD
V)、肝炎E型ウイルス(HEV)、エプスタイン−バ
ールウイルス(EBV)、及びサイトメガロウイルス
(CMV)が挙げられる。
液透析によってドナーからレシピエントに感染される最
も重要な疾患の1つである。また肝炎は、汚染された食
物及び水の摂取や、人同士の接触によっても感染し得
る。ウイルス性肝炎は固有のウイルス遺伝子及び複製モ
ードを有する一群のウイルス性物質を含み、種々の感染
経路で肝損傷の程度は様々であるが、肝炎を惹起するこ
とが知られている。急性ウイルス性肝炎は、黄疸、肝圧
痛及び、アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AS
T)、アラニントランスアミナーゼ(ALT)及びイソ
クエン酸デヒドロゲナーゼ(ISD)のごとき肝トラン
スアミナーゼレベルの上昇を含む特定の患者症状によっ
て臨床診断される場合もあるが、臨床的に顕在化しない
こともあり得る。ウイルス性肝炎物質としては、肝炎A
型ウイルス(HAV)、肝炎B型ウイルス(HBV)、
肝炎C型ウイルス(HCV)、肝炎δ型ウイルス(HD
V)、肝炎E型ウイルス(HEV)、エプスタイン−バ
ールウイルス(EBV)、及びサイトメガロウイルス
(CMV)が挙げられる。
【0003】1960年代後期に使用可能となった、献
血血液をHBV表面抗原(HBsAg)の存在について
スクリーニングする特異的血清アッセイは、血液レシピ
エントの輸血後肝炎(PTH)の発生を低減させること
において良い結果を与えてはいるが、PTHは相変わら
ず有意な率で発生している。H.J.Alterら,A
nn.Int.Med.77:691−699(197
2);H.J.Alterら,Lancet ii:8
38−841(1975)。研究者らは、これまでヒト
において肝炎を惹起することが知られているウイルス
(HAV、HBB、CMV及びEBV)への暴露と関係
なくウイルス性肝炎を惹起する、「非A非B型肝炎」
(NANBH)と名付けられた新規の物質を探し始め
た。例えばS.M.Feinstoneら,New E
ngl.J.Med.292:767−770(197
5);編者無記名,Lancet ii:64−65
(1975);B.N.FieldsのF.B.Hol
linger及びD.M.Knipeら,Virolo
gy,Raven Press,New York,p
p2239−2273(1990)参照。
血血液をHBV表面抗原(HBsAg)の存在について
スクリーニングする特異的血清アッセイは、血液レシピ
エントの輸血後肝炎(PTH)の発生を低減させること
において良い結果を与えてはいるが、PTHは相変わら
ず有意な率で発生している。H.J.Alterら,A
nn.Int.Med.77:691−699(197
2);H.J.Alterら,Lancet ii:8
38−841(1975)。研究者らは、これまでヒト
において肝炎を惹起することが知られているウイルス
(HAV、HBB、CMV及びEBV)への暴露と関係
なくウイルス性肝炎を惹起する、「非A非B型肝炎」
(NANBH)と名付けられた新規の物質を探し始め
た。例えばS.M.Feinstoneら,New E
ngl.J.Med.292:767−770(197
5);編者無記名,Lancet ii:64−65
(1975);B.N.FieldsのF.B.Hol
linger及びD.M.Knipeら,Virolo
gy,Raven Press,New York,p
p2239−2273(1990)参照。
【0004】静脈内薬物使用者における急性NANBH
の多発性発症;輸血後NANBHを獲得した患者の固有
の感染後潜伏期間;チンパンジー交差攻撃(cross
−challenge)実験の結果;感染チンパンジー
の超微細構造肝病理分析;及び疑似患者のクロロホルム
に対する抵抗性の差など、幾つかの疫学的及び実験的な
証拠により1種以上の非経口感染NANB物質の存在が
示されている。J.L.Dienstag,Gastr
oenterology 85:439−462(19
83);J.L.Dienstag,Gastroen
terology 85,743−768(198
3);F.B.Hollingerら,J.Infec
t.Dis.142:400−407(1980);
F.ChisariのD.W.Bradley編,Ad
vances in Hepatitis Resea
rch,Masson,New York,pp.26
8−280(1984);及び、D.W.Bradle
yら,J.Infect.Dis.148:254−2
65(1983)。
の多発性発症;輸血後NANBHを獲得した患者の固有
の感染後潜伏期間;チンパンジー交差攻撃(cross
−challenge)実験の結果;感染チンパンジー
の超微細構造肝病理分析;及び疑似患者のクロロホルム
に対する抵抗性の差など、幾つかの疫学的及び実験的な
証拠により1種以上の非経口感染NANB物質の存在が
示されている。J.L.Dienstag,Gastr
oenterology 85:439−462(19
83);J.L.Dienstag,Gastroen
terology 85,743−768(198
3);F.B.Hollingerら,J.Infec
t.Dis.142:400−407(1980);
F.ChisariのD.W.Bradley編,Ad
vances in Hepatitis Resea
rch,Masson,New York,pp.26
8−280(1984);及び、D.W.Bradle
yら,J.Infect.Dis.148:254−2
65(1983)。
【0005】急性肝炎を発症した外科医から得た血清試
料は、タマリン(Saguinusspecies)に
接種すると肝炎を誘発することが示された。4匹のタマ
リンのうち4匹ともが接種後数週間以内に肝酵素の上昇
を生じ、これから、該外科医の血清中の物質がタマリン
に肝炎を誘発した可能性があることが判る。種々の非ヒ
ト霊長目動物において順次継代されることにより、この
肝炎は感染性物質によって惹起されることが判り、濾過
実験からはこの物質がウイルス性であることが示され
た。上記外科医及びタマリンにおいて肝炎の原因となっ
た感染性物質は「GB物質(GB agent)」と名
付けられた。F.Deinhardtら,J.Expe
r.Med.125:673−688(1967);
F.Dienhardtら,J.Exper.Me
d.,前出;E.Taborら,J.Med.Viro
l.5:103−108(1980);R.O.Whi
ttingtonら,Viral and Immun
ological Diseases in Nonh
uman Primates,Alan R.Lis
s,Inc.,New York,pp.221−22
4(1983)。
料は、タマリン(Saguinusspecies)に
接種すると肝炎を誘発することが示された。4匹のタマ
リンのうち4匹ともが接種後数週間以内に肝酵素の上昇
を生じ、これから、該外科医の血清中の物質がタマリン
に肝炎を誘発した可能性があることが判る。種々の非ヒ
ト霊長目動物において順次継代されることにより、この
肝炎は感染性物質によって惹起されることが判り、濾過
実験からはこの物質がウイルス性であることが示され
た。上記外科医及びタマリンにおいて肝炎の原因となっ
た感染性物質は「GB物質(GB agent)」と名
付けられた。F.Deinhardtら,J.Expe
r.Med.125:673−688(1967);
F.Dienhardtら,J.Exper.Me
d.,前出;E.Taborら,J.Med.Viro
l.5:103−108(1980);R.O.Whi
ttingtonら,Viral and Immun
ological Diseases in Nonh
uman Primates,Alan R.Lis
s,Inc.,New York,pp.221−22
4(1983)。
【0006】GB物質はヒトにおいてNANBHを惹起
する物質であり得ること、及びGB物質は種々の実験室
で研究された既知のNANBH物質とは関連のないこと
が示されているが、GB物質に関する決定的な、また最
終的な研究は知られておらず、ウイルス性物質は発見さ
れていないし、分子学的に特性分析されてもいない。
F.Deinhardtら,Am.J.Med.Sc
i.270:73−80(1975);及びJ.L.D
ienstagら,Nature 264:260−2
61(1976)。更にE.Taborら,J.Me
d.Virol.,前出;E.Taborら,J.In
fect.Dis.140:794−797(197
9);R.O.Whittingtonら,前出;及び
P.Karayiannisら,Hepatology
9:186−192(1989)参照。
する物質であり得ること、及びGB物質は種々の実験室
で研究された既知のNANBH物質とは関連のないこと
が示されているが、GB物質に関する決定的な、また最
終的な研究は知られておらず、ウイルス性物質は発見さ
れていないし、分子学的に特性分析されてもいない。
F.Deinhardtら,Am.J.Med.Sc
i.270:73−80(1975);及びJ.L.D
ienstagら,Nature 264:260−2
61(1976)。更にE.Taborら,J.Me
d.Virol.,前出;E.Taborら,J.In
fect.Dis.140:794−797(197
9);R.O.Whittingtonら,前出;及び
P.Karayiannisら,Hepatology
9:186−192(1989)参照。
【0007】初期の研究では、GB物質はいかなる既知
のヒト肝炎ウイルスとも無関係であるとされていた。
S.M.Feinstoneら,Science 18
2:1026−1028(1973);P.J.Pro
vostら,Proc.Soc.Exp.Biol.M
ed.148;532−539(1975);J.L.
Melnick,Intervirology 18:
105−106(1982);A.W.Holmes
ら,Nature 243:419−420(197
3);及び、F.Deinhardtら,Am.J.M
ed.Sci.,前出。しかしながら、GB物質がヒト
において肝炎感染を誘発するウイルスであるのか、また
はGB血清によって活性化され、一旦活性化されると他
のタマリンに容易に継代してそれらに肝炎を誘発する潜
在的タマリンウイルスであるのかが問題とされた。ま
た、GB陽性血清を接種されたマーモセットの極一部は
臨床上肝炎を発症せず(52匹のうち4匹,7.6
%)、かかる動物は自然免疫を有していた可能性があ
り、従ってGB物質はマーモセットウイルスであり得る
ことも示された。W.P.Parksら,J.Infe
ct.Dis.120:539−547(1969);
W.P.Parksら,J.Infect.Dis.1
20:548−559(1969)。形態的研究は不明
瞭であり、ある報告書の免疫電子顕微鏡調査では、GB
物質は、パルボウイルスの球構造と類似の、寸法分布が
20〜22nmの免疫複合体を形成していると示されて
いるが、他の研究では、GB陽性タマリンの肝ホモジネ
ートから得られた免疫電子顕微鏡データから正二十面体
対称構造の34〜36nmの凝集体(aggregar
es)が検出され、GB物質はカリチ様ウイルスである
と報告されている。例えばJ.D.Almeidaら,
Nature 261:608−609(1976);
J.L.Dienstagら,Nature,前出参
照。
のヒト肝炎ウイルスとも無関係であるとされていた。
S.M.Feinstoneら,Science 18
2:1026−1028(1973);P.J.Pro
vostら,Proc.Soc.Exp.Biol.M
ed.148;532−539(1975);J.L.
Melnick,Intervirology 18:
105−106(1982);A.W.Holmes
ら,Nature 243:419−420(197
3);及び、F.Deinhardtら,Am.J.M
ed.Sci.,前出。しかしながら、GB物質がヒト
において肝炎感染を誘発するウイルスであるのか、また
はGB血清によって活性化され、一旦活性化されると他
のタマリンに容易に継代してそれらに肝炎を誘発する潜
在的タマリンウイルスであるのかが問題とされた。ま
た、GB陽性血清を接種されたマーモセットの極一部は
臨床上肝炎を発症せず(52匹のうち4匹,7.6
%)、かかる動物は自然免疫を有していた可能性があ
り、従ってGB物質はマーモセットウイルスであり得る
ことも示された。W.P.Parksら,J.Infe
ct.Dis.120:539−547(1969);
W.P.Parksら,J.Infect.Dis.1
20:548−559(1969)。形態的研究は不明
瞭であり、ある報告書の免疫電子顕微鏡調査では、GB
物質は、パルボウイルスの球構造と類似の、寸法分布が
20〜22nmの免疫複合体を形成していると示されて
いるが、他の研究では、GB陽性タマリンの肝ホモジネ
ートから得られた免疫電子顕微鏡データから正二十面体
対称構造の34〜36nmの凝集体(aggregar
es)が検出され、GB物質はカリチ様ウイルスである
と報告されている。例えばJ.D.Almeidaら,
Nature 261:608−609(1976);
J.L.Dienstagら,Nature,前出参
照。
【0008】主に非経口感染によって生じるHCVと、
腸内感染するHEVとの2種類の肝炎を惹起するウイル
スが最近になって発見され報告された。例えば、Q.
L.Chooら,Science 244:359−3
62(1989),G.Kuoら,Science 2
44:362−364(1989),欧州特許出願公開
第0318216号明細書(1989年3月31日公
開),G.R.Reyesら,Science 24
7:1335−1339(1990)参照。HCVは、
NANBH物質が原因とみられるPTHの大部分及び輸
血によるものでない急性NANBHの多くに関与してい
る。編者無記名,Lancet 335:1431−1
432(1990);J.L.Dienstag,Ga
stroenterology 99:1177−11
80(1990);及び、M.J.Alterら,JA
MA 264:2231−2235(1990)。
腸内感染するHEVとの2種類の肝炎を惹起するウイル
スが最近になって発見され報告された。例えば、Q.
L.Chooら,Science 244:359−3
62(1989),G.Kuoら,Science 2
44:362−364(1989),欧州特許出願公開
第0318216号明細書(1989年3月31日公
開),G.R.Reyesら,Science 24
7:1335−1339(1990)参照。HCVは、
NANBH物質が原因とみられるPTHの大部分及び輸
血によるものでない急性NANBHの多くに関与してい
る。編者無記名,Lancet 335:1431−1
432(1990);J.L.Dienstag,Ga
stroenterology 99:1177−11
80(1990);及び、M.J.Alterら,JA
MA 264:2231−2235(1990)。
【0009】ドナー試料中のHCV抗体を検出すること
により、血液供給系におけるNANBH感染血液の70
〜80%が除外されるが、HCVの発見及び検出によっ
て肝炎感染が完全に予防されているわけではない。H.
Alterら,New Eng.J.Med.321:
1494−1500(1989)。最近の文献で、別の
肝炎物質がPTH、並びにPTHと関連のない集団獲得
急性及び/または慢性肝炎の原因であり得るかどうかが
問題とされた。例えば、1988〜1990年にフラン
スで行われた予測臨床標本調査においてモニターとなっ
た181人の患者のうち、調査人は全部で18のPTH
症例を記載している。これら18人の患者のうちの13
人は、抗HCV抗体、HBsAg、HBV及びHCV核
酸について陰性であった。筆者らにはPTHを惹起する
非A非B非C型物質の潜在的な重要性が推量された。
V.Thiersら,J.Hepatology 1
8:34−39(1993)。1985〜1988年に
ドイツで行われた別の調査でモニターとなった1,47
6人の患者のうち、記録された22のPTH症例はHB
VまたはHCV感染とは関係なかった。T.Peter
sら,J.Med.Virol.39:139−145
(1993)。
により、血液供給系におけるNANBH感染血液の70
〜80%が除外されるが、HCVの発見及び検出によっ
て肝炎感染が完全に予防されているわけではない。H.
Alterら,New Eng.J.Med.321:
1494−1500(1989)。最近の文献で、別の
肝炎物質がPTH、並びにPTHと関連のない集団獲得
急性及び/または慢性肝炎の原因であり得るかどうかが
問題とされた。例えば、1988〜1990年にフラン
スで行われた予測臨床標本調査においてモニターとなっ
た181人の患者のうち、調査人は全部で18のPTH
症例を記載している。これら18人の患者のうちの13
人は、抗HCV抗体、HBsAg、HBV及びHCV核
酸について陰性であった。筆者らにはPTHを惹起する
非A非B非C型物質の潜在的な重要性が推量された。
V.Thiersら,J.Hepatology 1
8:34−39(1993)。1985〜1988年に
ドイツで行われた別の調査でモニターとなった1,47
6人の患者のうち、記録された22のPTH症例はHB
VまたはHCV感染とは関係なかった。T.Peter
sら,J.Med.Virol.39:139−145
(1993)。
【0010】肝炎を惹起する新規の固有のウイルス群か
ら誘導される物質、例えばポリヌクレオチド、そこにコ
ードされている組換え及び合成ポリペプチド、かかるポ
リペプチドに特異的に結合する抗体、並びにかかる物質
を使用する診断薬及びワクチンを同定及び提供すること
は有利となろう。このような物質により、急性及び/ま
たは慢性ウイルス性肝炎をより正確に診断する医療機関
の能力が著しく向上し、提供された血液及び臓器におい
て非A、非B及び非C型肝炎を検出することにより、よ
り安全な血液及び臓器を供給し得るであろう。
ら誘導される物質、例えばポリヌクレオチド、そこにコ
ードされている組換え及び合成ポリペプチド、かかるポ
リペプチドに特異的に結合する抗体、並びにかかる物質
を使用する診断薬及びワクチンを同定及び提供すること
は有利となろう。このような物質により、急性及び/ま
たは慢性ウイルス性肝炎をより正確に診断する医療機関
の能力が著しく向上し、提供された血液及び臓器におい
て非A、非B及び非C型肝炎を検出することにより、よ
り安全な血液及び臓器を供給し得るであろう。
【0011】発明の要約 本発明は、肝炎GBウイルス(HGBV)のゲノムまた
はその相補体に選択的にハイブリダイズし得るHGBV
から誘導された精製ポリヌクレオチドまたはそのフラグ
メントであって、HGBV−A、HGBV−B及びHG
BV−Cからなる群から選択されるアミノ酸配列と少な
くとも35%の一致率(identity)、より好ま
しくは40%の一致率、更に好ましくは60%の一致
率、最も好ましくは80%の一致率を有するアミノ酸配
列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする精製ポリヌク
レオチドまたはそのフラグメントを提供する。更に、肝
炎GBウイルス(HGBV)のゲノムまたはその相補体
に選択的にハイブリダイズし得るHGBVから誘導され
る組換えポリヌクレオチドまたはそのフラグメントも提
供されるが、ここで、前記ヌクレオチドはHGBVの少
なくとも1つのエピトープをコードする配列を含んでお
り、前記組換えヌクレオチドは、HGBV−A、HGB
V−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるアミ
ノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸
配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする。かかる組換
えポリヌクレオチドは組換えベクター内に含まれ、更に
前記ベクターを用いて形質転換された宿主細胞を構成す
る。
はその相補体に選択的にハイブリダイズし得るHGBV
から誘導された精製ポリヌクレオチドまたはそのフラグ
メントであって、HGBV−A、HGBV−B及びHG
BV−Cからなる群から選択されるアミノ酸配列と少な
くとも35%の一致率(identity)、より好ま
しくは40%の一致率、更に好ましくは60%の一致
率、最も好ましくは80%の一致率を有するアミノ酸配
列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする精製ポリヌク
レオチドまたはそのフラグメントを提供する。更に、肝
炎GBウイルス(HGBV)のゲノムまたはその相補体
に選択的にハイブリダイズし得るHGBVから誘導され
る組換えポリヌクレオチドまたはそのフラグメントも提
供されるが、ここで、前記ヌクレオチドはHGBVの少
なくとも1つのエピトープをコードする配列を含んでお
り、前記組換えヌクレオチドは、HGBV−A、HGB
V−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるアミ
ノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸
配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする。かかる組換
えポリヌクレオチドは組換えベクター内に含まれ、更に
前記ベクターを用いて形質転換された宿主細胞を構成す
る。
【0012】本発明は更に、肝炎GBウイルス(HGB
V)ゲノムから誘導されるヌクレオチド配列を含むHG
BV組換えポリヌクレオチドまたはそのフラグメントで
あって、組換えベクター内に含まれ、更に前記ベクター
を用いて形質転換された宿主細胞を構成し、前記配列が
HGBVのエピトープをコードするHGBV組換えポリ
ヌクレオチドまたはそのフラグメントを提供する。HG
BV組換えポリヌクレオチドは、HGBV−A、HGB
V−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるアミ
ノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸
配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする。本発明は、
肝炎GBウイルス(HGBV)から誘導されるDNAま
たはRNAの読取り枠を含む組換え発現系であって、前
記読取り枠がHGBVゲノムまたはcDNAの配列を含
んでおり、且つ前記読取り枠が所望の宿主と適合性のあ
る制御配列に操作可能に結合されている組換え発現系を
提供し、更に、前記組換え発現系を用いて形質転換され
た細胞及び、前記細胞によって産生される長さが少なく
とも約8個のアミノ酸のポリペプチドを提供する。
V)ゲノムから誘導されるヌクレオチド配列を含むHG
BV組換えポリヌクレオチドまたはそのフラグメントで
あって、組換えベクター内に含まれ、更に前記ベクター
を用いて形質転換された宿主細胞を構成し、前記配列が
HGBVのエピトープをコードするHGBV組換えポリ
ヌクレオチドまたはそのフラグメントを提供する。HG
BV組換えポリヌクレオチドは、HGBV−A、HGB
V−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるアミ
ノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸
配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(OR
F)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とする。本発明は、
肝炎GBウイルス(HGBV)から誘導されるDNAま
たはRNAの読取り枠を含む組換え発現系であって、前
記読取り枠がHGBVゲノムまたはcDNAの配列を含
んでおり、且つ前記読取り枠が所望の宿主と適合性のあ
る制御配列に操作可能に結合されている組換え発現系を
提供し、更に、前記組換え発現系を用いて形質転換され
た細胞及び、前記細胞によって産生される長さが少なく
とも約8個のアミノ酸のポリペプチドを提供する。
【0013】本発明は更に、肝炎GBウイルス(HGB
V)ポリペプチドまたはそのフラグメントの調製物、即
ち、HGBV−A、HGBV−B及びHGBV−Cから
なる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも35%
の一致率、より好ましくは40%の一致率、更に好まし
くは60%の一致率を有するアミノ酸配列を含むポリプ
ロテインをコードする読取り枠(ORF)を含む正鎖R
NAゲノムを特徴とするアミノ酸配列またはそのフラグ
メントを含む組換えポリペプチドを含む精製HGBVを
提供する。ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗
体、並びに、少なくとも1種の肝炎GBウイルス(HG
BV)ポリペプチドまたはそのフラグメントを含む融合
ポリペプチド、真核性または原核性宿主内で産生された
ときに粒子を形成し得るアミノ酸配列を有する非HGB
Vポリペプチドと、少なくとも1つのHGBVエピトー
プとを含む、肝炎GB(HGBV)感染に対して免疫原
性である粒子、及び、HGBV−A、HGBV−B及び
HGBV−Cからなる群から選択されるアミノ酸配列と
少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸配列を含む
ポリプロテインをコードする読取り枠(ORF)を含む
正鎖RNAゲノムを特徴とする、肝炎GBウイルス(H
GBV)に対するポリヌクレオチドプローブが提供され
る。
V)ポリペプチドまたはそのフラグメントの調製物、即
ち、HGBV−A、HGBV−B及びHGBV−Cから
なる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも35%
の一致率、より好ましくは40%の一致率、更に好まし
くは60%の一致率を有するアミノ酸配列を含むポリプ
ロテインをコードする読取り枠(ORF)を含む正鎖R
NAゲノムを特徴とするアミノ酸配列またはそのフラグ
メントを含む組換えポリペプチドを含む精製HGBVを
提供する。ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗
体、並びに、少なくとも1種の肝炎GBウイルス(HG
BV)ポリペプチドまたはそのフラグメントを含む融合
ポリペプチド、真核性または原核性宿主内で産生された
ときに粒子を形成し得るアミノ酸配列を有する非HGB
Vポリペプチドと、少なくとも1つのHGBVエピトー
プとを含む、肝炎GB(HGBV)感染に対して免疫原
性である粒子、及び、HGBV−A、HGBV−B及び
HGBV−Cからなる群から選択されるアミノ酸配列と
少なくとも35%の一致率を有するアミノ酸配列を含む
ポリプロテインをコードする読取り枠(ORF)を含む
正鎖RNAゲノムを特徴とする、肝炎GBウイルス(H
GBV)に対するポリヌクレオチドプローブが提供され
る。
【0014】少なくとも1つの肝炎GBウイルス(HG
BV)エピトープを含むポリペプチドを製造するための
アッセイキット及び方法であって、HGBV−A、HG
BV−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるア
ミノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ
酸配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(O
RF)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とするポリペプチ
ドをコードする配列を含む発現ベクターを用いて形質転
換された宿主細胞をインキュベートすることからなるア
ッセイキット及び方法も提供される。更には、固相、組
換えもしくは合成ペプチド、またはプローブを使用する
方法を含む、検査試料中のHGBV核酸、抗原及び抗体
を検出する方法も提供される。更に、ワクチン、肝炎G
Bウイルス(HGBV)に感染させた組織培養増殖細
胞、免疫応答を生じるのに十分な量の少なくとも1つの
HGBVエピトープを含む単離免疫原性ポリペプチドま
たはそのフラグメントを個体に投与することからなる、
肝炎GBウイルス(HGBV)に対する抗体を製造する
方法も提供される。更に、ポリヌクレオチドもしくはポ
リペプチドまたはこれらのフラグメントを含む診断試薬
も提供される。
BV)エピトープを含むポリペプチドを製造するための
アッセイキット及び方法であって、HGBV−A、HG
BV−B及びHGBV−Cからなる群から選択されるア
ミノ酸配列と少なくとも35%の一致率を有するアミノ
酸配列を含むポリプロテインをコードする読取り枠(O
RF)を含む正鎖RNAゲノムを特徴とするポリペプチ
ドをコードする配列を含む発現ベクターを用いて形質転
換された宿主細胞をインキュベートすることからなるア
ッセイキット及び方法も提供される。更には、固相、組
換えもしくは合成ペプチド、またはプローブを使用する
方法を含む、検査試料中のHGBV核酸、抗原及び抗体
を検出する方法も提供される。更に、ワクチン、肝炎G
Bウイルス(HGBV)に感染させた組織培養増殖細
胞、免疫応答を生じるのに十分な量の少なくとも1つの
HGBVエピトープを含む単離免疫原性ポリペプチドま
たはそのフラグメントを個体に投与することからなる、
肝炎GBウイルス(HGBV)に対する抗体を製造する
方法も提供される。更に、ポリヌクレオチドもしくはポ
リペプチドまたはこれらのフラグメントを含む診断試薬
も提供される。
【0015】発明の詳細 本発明は、新たに確認された病因物質である非A、非
B、非C、非D、及び非E型肝炎を惹起する物質、総称
して「肝炎GBウイルス」または「HGBV」の特性分
析法を提供する。本発明は、HGBV病因物質の存在を
判定する方法、HGBVに感染したヒトまたはタマリン
の個体由来の感染血清、血漿または肝ホモジネートから
生成された病因物質の核酸を得、これまでに単離されて
いないウイルス性物質のゲノムから新たに合成される抗
原を検出し、非感染個体と比較して感染個体のみに認め
られる生成物を産生したクローンを選択する方法を提供
する。
B、非C、非D、及び非E型肝炎を惹起する物質、総称
して「肝炎GBウイルス」または「HGBV」の特性分
析法を提供する。本発明は、HGBV病因物質の存在を
判定する方法、HGBVに感染したヒトまたはタマリン
の個体由来の感染血清、血漿または肝ホモジネートから
生成された病因物質の核酸を得、これまでに単離されて
いないウイルス性物質のゲノムから新たに合成される抗
原を検出し、非感染個体と比較して感染個体のみに認め
られる生成物を産生したクローンを選択する方法を提供
する。
【0016】HGBVから誘導される核酸配列の部分
は、検査試料中のHGBVの存在を判定するため、及び
天然変種を単離するためのプローブとして有用である。
かかる配列により、HGBVゲノム内にコードされてい
るHGBV抗原のポリペプチド配列を得ることもできる
し、診断試験の標準または試薬として及び/またはワク
チンの成分として有用なポリペプチドを製造することも
できる。かかるポリペプチド配列内に含まれる少なくと
も1つのエピトープに対するモノクローナル抗体及びポ
リクローナル抗体もまた、診断試験及び治療薬に、抗ウ
イルス性物質のスクリーニングに、かかる核酸配列が誘
導されるHGBV物質の単離に有用である。HGBVゲ
ノムのその他の部分の単離及び配列決定も、かかる核酸
配列から誘導されるプローブまたはPCRプライマーを
使用することにより行うことができ、従って、HGBV
の診断及び/または治療において予防薬及び治療薬とし
て有用となろうHGBVの別のプローブ及びポリペプチ
ドを製造することができる。
は、検査試料中のHGBVの存在を判定するため、及び
天然変種を単離するためのプローブとして有用である。
かかる配列により、HGBVゲノム内にコードされてい
るHGBV抗原のポリペプチド配列を得ることもできる
し、診断試験の標準または試薬として及び/またはワク
チンの成分として有用なポリペプチドを製造することも
できる。かかるポリペプチド配列内に含まれる少なくと
も1つのエピトープに対するモノクローナル抗体及びポ
リクローナル抗体もまた、診断試験及び治療薬に、抗ウ
イルス性物質のスクリーニングに、かかる核酸配列が誘
導されるHGBV物質の単離に有用である。HGBVゲ
ノムのその他の部分の単離及び配列決定も、かかる核酸
配列から誘導されるプローブまたはPCRプライマーを
使用することにより行うことができ、従って、HGBV
の診断及び/または治療において予防薬及び治療薬とし
て有用となろうHGBVの別のプローブ及びポリペプチ
ドを製造することができる。
【0017】本発明の1つの態様によれば、精製HGB
Vポリヌクレオチド、組換えHGBVポリヌクレオチ
ド、HGBVゲノムから誘導された配列を含む組換えポ
リヌクレオチド、HGBVのエピトープをコードする組
換えポリペプチド、HGBVのエピトープをコードする
合成ペプチド、上記組換えポリペプチドのいずれかを含
む組換えベクター、及び、かかるベクターを用いて形質
転換された宿主細胞が提供される。これらの組換えポリ
ペプチド及び合成ペプチドは単独でも組合せても使用す
ることができるし、或いは、HGBVのエピトープを与
える他の物質と一緒に使用することもできる。
Vポリヌクレオチド、組換えHGBVポリヌクレオチ
ド、HGBVゲノムから誘導された配列を含む組換えポ
リヌクレオチド、HGBVのエピトープをコードする組
換えポリペプチド、HGBVのエピトープをコードする
合成ペプチド、上記組換えポリペプチドのいずれかを含
む組換えベクター、及び、かかるベクターを用いて形質
転換された宿主細胞が提供される。これらの組換えポリ
ペプチド及び合成ペプチドは単独でも組合せても使用す
ることができるし、或いは、HGBVのエピトープを与
える他の物質と一緒に使用することもできる。
【0018】本発明の別の態様においては、精製HGB
V、精製HGBV由来のポリペプチドの調製物、精製H
GBVポリペプチド、HGBVに含まれるエピトープと
免疫学的に同一であるエピトープを含む精製ポリペプチ
ドが提供される。
V、精製HGBV由来のポリペプチドの調製物、精製H
GBVポリペプチド、HGBVに含まれるエピトープと
免疫学的に同一であるエピトープを含む精製ポリペプチ
ドが提供される。
【0019】本発明の更に別の態様においては、所望の
宿主と適合性である制御配列に操作可能に連結されてい
る、HGBVゲノムまたはHGBV cDNAから誘導
されたDNAの読取り枠(ORF)を含む組換え発現
系、該組換え発現系を用いて形質転換された細胞、及
び、該形質転換細胞によって産生されたポリペプチドが
提供される。
宿主と適合性である制御配列に操作可能に連結されてい
る、HGBVゲノムまたはHGBV cDNAから誘導
されたDNAの読取り枠(ORF)を含む組換え発現
系、該組換え発現系を用いて形質転換された細胞、及
び、該形質転換細胞によって産生されたポリペプチドが
提供される。
【0020】本発明の別の態様は、少なくとも1つの組
換えHGBVポリペプチド、HGBVゲノムまたはHG
BV cDNAから誘導された配列を含む少なくとも1
つの組換えポリペプチド、HGBVエピトープを含む少
なくとも1つの組換えポリペプチド、HGBVポリペプ
チドを含む少なくとも1つの融合ポリペプチドを含む。
換えHGBVポリペプチド、HGBVゲノムまたはHG
BV cDNAから誘導された配列を含む少なくとも1
つの組換えポリペプチド、HGBVエピトープを含む少
なくとも1つの組換えポリペプチド、HGBVポリペプ
チドを含む少なくとも1つの融合ポリペプチドを含む。
【0021】更に本発明は、HGBVの少なくとも1つ
のエピトープに特異的に結合するモノクローナル抗体を
製造する方法、少なくとも1つのHGBVエピトープに
特異的に結合するポリクローナル抗体の精製調製物、並
びに、診断、予防及び治療用途を含む、かかる抗体を使
用する方法を提供する。 本発明の更に別の態様におい
ては、真核性宿主中で産生されたときに粒子を形成し得
るアミノ酸配列を有する非HGBVポリペプチドと、H
GBVエピトープとを含む、HGBV感染に対して免疫
原性の粒子が提供される。
のエピトープに特異的に結合するモノクローナル抗体を
製造する方法、少なくとも1つのHGBVエピトープに
特異的に結合するポリクローナル抗体の精製調製物、並
びに、診断、予防及び治療用途を含む、かかる抗体を使
用する方法を提供する。 本発明の更に別の態様におい
ては、真核性宿主中で産生されたときに粒子を形成し得
るアミノ酸配列を有する非HGBVポリペプチドと、H
GBVエピトープとを含む、HGBV感染に対して免疫
原性の粒子が提供される。
【0022】更に、HGBVに対するポリヌクレオチド
プローブも提供される。
プローブも提供される。
【0023】本発明は、適当な容器に入った、HGBV
から誘導されたポリヌクレオチドの存在及び/または量
を検出するために使用し得る試薬であって、約8個また
はそれ以上のヌクレオチドからなるHGBV由来のヌク
レオチド配列を含むポリヌクレオチドプローブを含む試
薬;適当な容器に入った、HGBV抗原の存在及び/ま
たは量を検出するための試薬であって、検出すべきHG
BV抗原に対する抗体を含む試薬;及び、適当な容器に
入った、HGBV抗原に対する抗体の存在及び/または
量を検出するための試薬であって、HGBV抗原中に存
在するHGBVエピトープを含むポリペプチドを含む試
薬を含むキットを提供する。種々のアッセイ形式のため
の他のキットも本明細書に記載の本発明によって提供さ
れる。
から誘導されたポリヌクレオチドの存在及び/または量
を検出するために使用し得る試薬であって、約8個また
はそれ以上のヌクレオチドからなるHGBV由来のヌク
レオチド配列を含むポリヌクレオチドプローブを含む試
薬;適当な容器に入った、HGBV抗原の存在及び/ま
たは量を検出するための試薬であって、検出すべきHG
BV抗原に対する抗体を含む試薬;及び、適当な容器に
入った、HGBV抗原に対する抗体の存在及び/または
量を検出するための試薬であって、HGBV抗原中に存
在するHGBVエピトープを含むポリペプチドを含む試
薬を含むキットを提供する。種々のアッセイ形式のため
の他のキットも本明細書に記載の本発明によって提供さ
れる。
【0024】本発明の他の態様として、固相に付着され
た少なくとも1種のHGBVエピトープを含むポリペプ
チドと、固相に付着されたHGBVエピトープに対する
抗体とが挙げられる。更に、HGBVエピトープを含む
ポリペプチドをコードする配列を含む発現ベクターを用
いて形質転換された宿主細胞を、該ポリペプチドの発現
が可能となる条件下でインキュベートすることからな
る、HGBVエピトープを含むポリペプチドを製造する
方法と、該方法によって製造されたHGBVエピトープ
を含むポリペプチドも本発明に含まれる。
た少なくとも1種のHGBVエピトープを含むポリペプ
チドと、固相に付着されたHGBVエピトープに対する
抗体とが挙げられる。更に、HGBVエピトープを含む
ポリペプチドをコードする配列を含む発現ベクターを用
いて形質転換された宿主細胞を、該ポリペプチドの発現
が可能となる条件下でインキュベートすることからな
る、HGBVエピトープを含むポリペプチドを製造する
方法と、該方法によって製造されたHGBVエピトープ
を含むポリペプチドも本発明に含まれる。
【0025】本発明は更に、本発明の組換えまたは合成
ポリペプチド及び本発明の抗体を、いずれもシグナル生
成化合物を使用し得る種々の形式で使用するアッセイを
提供する。検出手段を与えるためのシグナル生成化合物
を使用しないアッセイも提供される。記載の全てのアッ
セイは、通常は抗原もしくは抗体のいずれかまたは両方
を検出するものであり、検査試料を少なくとも1種の本
発明の試薬と接触させて少なくとも1種の抗原/抗体複
合体を形成させ、該複合体の存在を検出することを含
む。かかるアッセイについては詳述する。
ポリペプチド及び本発明の抗体を、いずれもシグナル生
成化合物を使用し得る種々の形式で使用するアッセイを
提供する。検出手段を与えるためのシグナル生成化合物
を使用しないアッセイも提供される。記載の全てのアッ
セイは、通常は抗原もしくは抗体のいずれかまたは両方
を検出するものであり、検査試料を少なくとも1種の本
発明の試薬と接触させて少なくとも1種の抗原/抗体複
合体を形成させ、該複合体の存在を検出することを含
む。かかるアッセイについては詳述する。
【0026】HGBVエピトープを含む免疫原性ペプチ
ド、もしくはHGBVの不活化調製物、もしくはHGB
Vの弱毒化調製物を含むHGBV感染治療用ワクチン、
または、HGBVエピトープを発現する組換えワクチン
の使用、並びに/または合成ペプチドの使用も本発明に
含まれる。有効なワクチンにはこれらの免疫原性ペプチ
ドの組合せが使用され得る(例えば、組換え抗原、合成
ペプチド及び天然ウイルス性抗原のカクテルが同時にま
たは異なる時点で投与される)。これらのなかには、単
独で使用し得るものもあるし、後で免疫原性エピトープ
を別に与えて補い得るものもある。更に本発明には、H
GBVに対する抗体を産生させる方法であって、個体
に、接種個体において免疫応答を生起するのに十分な量
のHGBVエピトープを含む単離免疫原性ポリペプチド
を投与することからなる方法も含まれる。
ド、もしくはHGBVの不活化調製物、もしくはHGB
Vの弱毒化調製物を含むHGBV感染治療用ワクチン、
または、HGBVエピトープを発現する組換えワクチン
の使用、並びに/または合成ペプチドの使用も本発明に
含まれる。有効なワクチンにはこれらの免疫原性ペプチ
ドの組合せが使用され得る(例えば、組換え抗原、合成
ペプチド及び天然ウイルス性抗原のカクテルが同時にま
たは異なる時点で投与される)。これらのなかには、単
独で使用し得るものもあるし、後で免疫原性エピトープ
を別に与えて補い得るものもある。更に本発明には、H
GBVに対する抗体を産生させる方法であって、個体
に、接種個体において免疫応答を生起するのに十分な量
のHGBVエピトープを含む単離免疫原性ポリペプチド
を投与することからなる方法も含まれる。
【0027】更に、HGBVに感染した組織培養増殖細
胞も本発明によって提供される。
胞も本発明によって提供される。
【0028】本発明の更に別の態様においては、同定さ
れていない感染性物質のゲノムから誘導されたDNAま
たはcDNAを単離する方法が提供されるが、該方法は
代表相違分析(representational d
ifference analysis,RDA)の他
に類のない改良方法であって、これについては後述す
る。
れていない感染性物質のゲノムから誘導されたDNAま
たはcDNAを単離する方法が提供されるが、該方法は
代表相違分析(representational d
ifference analysis,RDA)の他
に類のない改良方法であって、これについては後述す
る。
【0029】定義 本明細書において使用される「肝炎GBウイルス」また
は「HGBV」なる用語は、ヒトにおいて非A、非B、
非C、非D、非E型肝炎を惹起するウイルス種、及びそ
れらから誘導される弱毒化株または欠陥干渉粒子を総称
的に示す。これには更に、汚染された食物、飲料水など
によって感染された急性ウイルス性肝炎;(性行為、呼
吸及び非経口経路伝染を含む)人同士の接触または静脈
内薬物使用によって感染されるHGBVに起因する肝炎
も含まれる。本発明方法により、HGBVを獲得した個
体の同定が可能となる。個々には、HGBV単離体を特
に「HGBV−A」、「HGBV−B」及び「HGBV
−C」と表記する。本明細書においてHGBVゲノムは
RNAからなる。HGBVのヌクレオチド配列及び推定
アミノ酸配列の分析から、このウイルス群はFlavi
ridaeファミリーと類似のゲノム構成を有すること
が明らかである。絶対的ではないが、基本的には、ゲノ
ム構成の類似性に基づき、the Internati
onal Committee on the Tax
onomy of Virusesは、このファミリー
がFlavivirus、Pestivirus及び肝
炎C型グループの3つの属からなると勧告している。ア
ミノ酸レベルでの類似性を探すと、肝炎GBウイルスサ
ブクローンの配列は、少しではあるが一部が肝炎C型ウ
イルスのものと類似であることが判る。ここで与えられ
る情報は、HGBVの他の株を分類するのに十分であ
る。
は「HGBV」なる用語は、ヒトにおいて非A、非B、
非C、非D、非E型肝炎を惹起するウイルス種、及びそ
れらから誘導される弱毒化株または欠陥干渉粒子を総称
的に示す。これには更に、汚染された食物、飲料水など
によって感染された急性ウイルス性肝炎;(性行為、呼
吸及び非経口経路伝染を含む)人同士の接触または静脈
内薬物使用によって感染されるHGBVに起因する肝炎
も含まれる。本発明方法により、HGBVを獲得した個
体の同定が可能となる。個々には、HGBV単離体を特
に「HGBV−A」、「HGBV−B」及び「HGBV
−C」と表記する。本明細書においてHGBVゲノムは
RNAからなる。HGBVのヌクレオチド配列及び推定
アミノ酸配列の分析から、このウイルス群はFlavi
ridaeファミリーと類似のゲノム構成を有すること
が明らかである。絶対的ではないが、基本的には、ゲノ
ム構成の類似性に基づき、the Internati
onal Committee on the Tax
onomy of Virusesは、このファミリー
がFlavivirus、Pestivirus及び肝
炎C型グループの3つの属からなると勧告している。ア
ミノ酸レベルでの類似性を探すと、肝炎GBウイルスサ
ブクローンの配列は、少しではあるが一部が肝炎C型ウ
イルスのものと類似であることが判る。ここで与えられ
る情報は、HGBVの他の株を分類するのに十分であ
る。
【0030】HGBV−CはHCVの一遺伝子型ではな
いことを示す幾つかの証拠が挙がっている。第1に、H
GB−C配列を含む血清においてHCV抗体の存在を試
験した。HCVに暴露されたかまたは感染した個体の常
套検出方法は、HCV−1由来の3つ以上の領域から誘
導される抗原を使用する抗体試験に依存する。かかる試
験により、HCVの既知の遺伝子型に対する抗体を検出
し得る(例えばSakamotoら,J.Gen.Vi
rol.75:1761−1768(1994)及びS
tuyverら,J.Gen.Virol.74:10
93−1102(1993)参照)。HCV特異的EL
ISAでは8つのうち6つのケースでGB−C配列を含
む血清を検出できなかった。第2に、HCV抗体に対し
て血清反応陰性の幾つかのヒト血清は、高感度RT−P
CRアッセイによるとHCVゲノムRNAに対して陽性
であることが判った(Sugitani,Lancet
339:1018−1019(1992))。このアッ
セイでは、HGB−C配列を含む8つの血清のうち7つ
でHCV RNAを検出できなかった(表A)。即ち、
血清学的アッセイ及び分子学的アッセイのいずれによっ
てもHGBV−CはHCVの一遺伝子型ではない。
いことを示す幾つかの証拠が挙がっている。第1に、H
GB−C配列を含む血清においてHCV抗体の存在を試
験した。HCVに暴露されたかまたは感染した個体の常
套検出方法は、HCV−1由来の3つ以上の領域から誘
導される抗原を使用する抗体試験に依存する。かかる試
験により、HCVの既知の遺伝子型に対する抗体を検出
し得る(例えばSakamotoら,J.Gen.Vi
rol.75:1761−1768(1994)及びS
tuyverら,J.Gen.Virol.74:10
93−1102(1993)参照)。HCV特異的EL
ISAでは8つのうち6つのケースでGB−C配列を含
む血清を検出できなかった。第2に、HCV抗体に対し
て血清反応陰性の幾つかのヒト血清は、高感度RT−P
CRアッセイによるとHCVゲノムRNAに対して陽性
であることが判った(Sugitani,Lancet
339:1018−1019(1992))。このアッ
セイでは、HGB−C配列を含む8つの血清のうち7つ
でHCV RNAを検出できなかった(表A)。即ち、
血清学的アッセイ及び分子学的アッセイのいずれによっ
てもHGBV−CはHCVの一遺伝子型ではない。
【0031】ヘリカーゼ領域内のHGB−Cの推定翻訳
産物の一部をHGBV−A、HGBV−B、HCV−
1、及びFlaviviridaeの別のメンバーの相
同領域と並べ、一致した配列を系統発生学的に分析する
と、HGBV−CはHCVグループの他のメンバーより
HGBV−Aに密接に関係することが判る。進化距離
(evolutionary distance)0.
42を示すHGBV−CとHGBV−Aの配列は、進化
距離0.92を示すHGBV−CとHGBV−Bほどは
離れていない(表33、後記)。即ち、HGBV−Aと
HGBV−CはGBウイルスの1つのサブグループのメ
ンバーであり、HGBV−Bはそれ自体で1つのサブグ
ループのメンバーであると考えられる。種々のHCV単
離体由来のヘリカーゼ配列を系統発生学的に分析する
と、それらは、最大進化距離が0.20である分岐の小
さいグループを形成していることが判る(表32、後
記)。HCVグループとHGBVグループとを比較する
と、各グル−プからの任意の2つの配列の最小進化距離
は0.69であることが判る。上記の距離の値を使用
し、図42に表す系統樹を作成した。これらのウイルス
の分岐度が比較的高いことから、GBウイルスは単に肝
炎C型グループ内のタイプまたはサブタイプをなすので
はなく、独自の系統発生学的グループを構成することが
判る。HCVウイルスゲノムの小部分から誘導される配
列情報を使用した系統発生学的分析は、新規の単離体を
遺伝子型グループに割当てる容認可能な方法であること
が示されている(Simmondsら,Hepatol
ogy 19:1321−1324(1994))。最
近の分析では、代表的なHCV単離体由来のヘリカーゼ
遺伝子内の110個のアミノ酸からなる配列を使用すれ
ば、それらは、それぞれの遺伝子型に適当に分類される
(Simmondsら,J.Gen.Virol.7
5:1053−1061(1994))。従って、示さ
れた進化距離は、多分、GBウイルスと肝炎C型ウイル
スとの高度の分岐を正しく反映している。
産物の一部をHGBV−A、HGBV−B、HCV−
1、及びFlaviviridaeの別のメンバーの相
同領域と並べ、一致した配列を系統発生学的に分析する
と、HGBV−CはHCVグループの他のメンバーより
HGBV−Aに密接に関係することが判る。進化距離
(evolutionary distance)0.
42を示すHGBV−CとHGBV−Aの配列は、進化
距離0.92を示すHGBV−CとHGBV−Bほどは
離れていない(表33、後記)。即ち、HGBV−Aと
HGBV−CはGBウイルスの1つのサブグループのメ
ンバーであり、HGBV−Bはそれ自体で1つのサブグ
ループのメンバーであると考えられる。種々のHCV単
離体由来のヘリカーゼ配列を系統発生学的に分析する
と、それらは、最大進化距離が0.20である分岐の小
さいグループを形成していることが判る(表32、後
記)。HCVグループとHGBVグループとを比較する
と、各グル−プからの任意の2つの配列の最小進化距離
は0.69であることが判る。上記の距離の値を使用
し、図42に表す系統樹を作成した。これらのウイルス
の分岐度が比較的高いことから、GBウイルスは単に肝
炎C型グループ内のタイプまたはサブタイプをなすので
はなく、独自の系統発生学的グループを構成することが
判る。HCVウイルスゲノムの小部分から誘導される配
列情報を使用した系統発生学的分析は、新規の単離体を
遺伝子型グループに割当てる容認可能な方法であること
が示されている(Simmondsら,Hepatol
ogy 19:1321−1324(1994))。最
近の分析では、代表的なHCV単離体由来のヘリカーゼ
遺伝子内の110個のアミノ酸からなる配列を使用すれ
ば、それらは、それぞれの遺伝子型に適当に分類される
(Simmondsら,J.Gen.Virol.7
5:1053−1061(1994))。従って、示さ
れた進化距離は、多分、GBウイルスと肝炎C型ウイル
スとの高度の分岐を正しく反映している。
【0032】先行特許出願において、「HGBV株はポ
リペプチドレベルで同定可能であり、HGBV株はポリ
ペプチドレベルで40%以上が相同、好ましくは約60
%以上が相同、更に好ましくは約80%以上が相同であ
る」と述べられていた。「相同」なる用語は、使用され
てはいるが、2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチ
ド配列の関連の度合いを示す場合に曖昧であり、実際に
は進化上の関連性を示唆するものである。当分野の最近
の慣例によれば、「相同性」なる用語はもはや使用され
ず、代わりに、「類似性(similarity)」及
び/または「一致性(identity)」なる用語を
使用して2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチド配
列の関連の度合いを示している。アミノ酸配列の「類似
性」及び/または「一致性」を決定する方法は当分野に
おいて公知であるが、例えば、アミノ酸配列を直接決定
し、それを本明細書に与えられた配列と比較したり、推
定HGBVのゲノム材料のヌクレオチド配列を(通常は
cDNA中間体を介して)決定し、そこにコードされて
いるアミノ酸配列を決定し、対応領域を比較するなどが
挙げられる。通常、「一致性」とは、各ゲノム上の適当
な場所においてHGBVのヌクレオチド配列と別の株の
ヌクレオチド配列、またはHGBVのアミノ酸配列と別
の株のアミノ酸配列が正確に一致することを意味する。
通常、「類似性」とは、適当な場所においてHGBVの
アミノ酸配列と別の株のアミノ酸配列が正確に一致する
ことを意味するが、その場合、アミノ酸は同一または類
似の化学的及び/または物理的特性、例えば電荷または
疎水性を有する。(the Genetics Com
puter Group,Madison,Wisco
nsin,53711から入手可能な)Wiscons
in SequenceAnalysis Packa
ge,バージョン8において使用可能なプログラム、例
えばGAPプログラムにより、2つのポリヌクレオチド
または2つのポリペプチドの配列間の一致率及び類似率
を計算し得る。2つの配列間の一致率及び類似率を計算
する他のプログラムも当分野において公知である。
リペプチドレベルで同定可能であり、HGBV株はポリ
ペプチドレベルで40%以上が相同、好ましくは約60
%以上が相同、更に好ましくは約80%以上が相同であ
る」と述べられていた。「相同」なる用語は、使用され
てはいるが、2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチ
ド配列の関連の度合いを示す場合に曖昧であり、実際に
は進化上の関連性を示唆するものである。当分野の最近
の慣例によれば、「相同性」なる用語はもはや使用され
ず、代わりに、「類似性(similarity)」及
び/または「一致性(identity)」なる用語を
使用して2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチド配
列の関連の度合いを示している。アミノ酸配列の「類似
性」及び/または「一致性」を決定する方法は当分野に
おいて公知であるが、例えば、アミノ酸配列を直接決定
し、それを本明細書に与えられた配列と比較したり、推
定HGBVのゲノム材料のヌクレオチド配列を(通常は
cDNA中間体を介して)決定し、そこにコードされて
いるアミノ酸配列を決定し、対応領域を比較するなどが
挙げられる。通常、「一致性」とは、各ゲノム上の適当
な場所においてHGBVのヌクレオチド配列と別の株の
ヌクレオチド配列、またはHGBVのアミノ酸配列と別
の株のアミノ酸配列が正確に一致することを意味する。
通常、「類似性」とは、適当な場所においてHGBVの
アミノ酸配列と別の株のアミノ酸配列が正確に一致する
ことを意味するが、その場合、アミノ酸は同一または類
似の化学的及び/または物理的特性、例えば電荷または
疎水性を有する。(the Genetics Com
puter Group,Madison,Wisco
nsin,53711から入手可能な)Wiscons
in SequenceAnalysis Packa
ge,バージョン8において使用可能なプログラム、例
えばGAPプログラムにより、2つのポリヌクレオチド
または2つのポリペプチドの配列間の一致率及び類似率
を計算し得る。2つの配列間の一致率及び類似率を計算
する他のプログラムも当分野において公知である。
【0033】更に、HGBV−A、HGBV−Bまたは
HGBV−Cの株を同定することにおいて、以下のパラ
メーターを単独または組合せて使用し得る。HGBV株
は好ましくは約60%以上、より好ましくは約80%以
上の遺伝的関連性があり得ると考えられることから、H
GBV−A、HGBV−BまたはHGBV−Cとこれら
の肝炎GBウイルスの1つの株との間のヌクレオチド配
列全体の一致率は約45%以上であると推定される。
HGBV−Cの株を同定することにおいて、以下のパラ
メーターを単独または組合せて使用し得る。HGBV株
は好ましくは約60%以上、より好ましくは約80%以
上の遺伝的関連性があり得ると考えられることから、H
GBV−A、HGBV−BまたはHGBV−Cとこれら
の肝炎GBウイルスの1つの株との間のヌクレオチド配
列全体の一致率は約45%以上であると推定される。
【0034】更に、HGBV株は好ましくは約40%以
上、より好ましくは約60%以上、更に好ましくは約8
0%以上の遺伝的関連性があり得ると考えられることか
ら、HGBV−AのゲノムとHGBV−Aのある株のゲ
ノムとのアミノ酸レベルでの配列全体の一致率は約35
%以上であろうと推定される。更に、2つ以上の連続配
列の組合せで与えられているであろう、少なくとも約1
3ヌクレオチドからなる対応連続配列がある。また、H
GBV株は好ましくは約40%以上、より好ましくは約
60%以上、更に好ましくは約80%以上の遺伝的関連
性があり得ると考えられることから、HGBV−Bのゲ
ノムとHGBV−Bのある株のゲノムとのアミノ酸レベ
ルでの配列全体の一致率は約35%以上であると推定さ
れる。更に、2つ以上の連続配列の組合せで与えられて
いるであろう、少なくとも13ヌクレオチドからなる対
応連続配列がある。また、HGBV株は好ましくは約4
0%以上、より好ましくは約60%以上、更に好ましく
は約80%以上の遺伝的関連性があり得ると考えられる
ことから、HGBV−CのゲノムとHGBV−Cのある
株のゲノムとのアミノ酸レベルでの配列全体の一致率は
約35%以上であろうと推定される。更に、2つ以上の
連続配列の組合せで与えられているであろう、少なくと
も約13ヌクレオチドからなる対応連続配列がある。
上、より好ましくは約60%以上、更に好ましくは約8
0%以上の遺伝的関連性があり得ると考えられることか
ら、HGBV−AのゲノムとHGBV−Aのある株のゲ
ノムとのアミノ酸レベルでの配列全体の一致率は約35
%以上であろうと推定される。更に、2つ以上の連続配
列の組合せで与えられているであろう、少なくとも約1
3ヌクレオチドからなる対応連続配列がある。また、H
GBV株は好ましくは約40%以上、より好ましくは約
60%以上、更に好ましくは約80%以上の遺伝的関連
性があり得ると考えられることから、HGBV−Bのゲ
ノムとHGBV−Bのある株のゲノムとのアミノ酸レベ
ルでの配列全体の一致率は約35%以上であると推定さ
れる。更に、2つ以上の連続配列の組合せで与えられて
いるであろう、少なくとも13ヌクレオチドからなる対
応連続配列がある。また、HGBV株は好ましくは約4
0%以上、より好ましくは約60%以上、更に好ましく
は約80%以上の遺伝的関連性があり得ると考えられる
ことから、HGBV−CのゲノムとHGBV−Cのある
株のゲノムとのアミノ酸レベルでの配列全体の一致率は
約35%以上であろうと推定される。更に、2つ以上の
連続配列の組合せで与えられているであろう、少なくと
も約13ヌクレオチドからなる対応連続配列がある。
【0035】本発明の組成物及び方法により、HGBV
及びその存在し得る株の増殖、同定、検出及び単離が可
能となる。更に本発明の組成物及び方法により、HGB
Vの存在し得る種々の株に対する診断薬及びワクチンの
製造が可能となり、抗ウイルス性物質のスクリーニング
処理に有用となる。情報は、ウイルス分類学者が該種に
属する他の株を同定するのに十分となろう。本発明者ら
は、HGBVが本明細書に含まれる配列をコードすると
考えている。かかる配列の存在をアッセイする方法は当
分野において公知であり、例えばリガーゼ連鎖反応(L
CR)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)及びハイブリ
ダイゼーションといった増幅方法が挙げられる。更に、
かかる配列は、免疫原性ウイルスエピトープを見い出し
得る読取り枠を含む。このエピトープは、他の既知の肝
炎誘発ウイルスと比較し、HGBVに固有である。エピ
トープの固有性は、HGBVに対する免疫学的反応性
と、肝炎A、B、C、D及びE型ウイルスに対する免疫
学的反応性の欠如とによって判定し得る。免疫学的反応
性を判定する方法は当分野において公知であり、例えば
ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着ア
ッセイ(ELISA)、血球凝集反応(HA)、蛍光偏
光イムノアッセイ(FPIA)が挙げられるが、適当な
方法の幾つかの例を本明細書に記載する。
及びその存在し得る株の増殖、同定、検出及び単離が可
能となる。更に本発明の組成物及び方法により、HGB
Vの存在し得る種々の株に対する診断薬及びワクチンの
製造が可能となり、抗ウイルス性物質のスクリーニング
処理に有用となる。情報は、ウイルス分類学者が該種に
属する他の株を同定するのに十分となろう。本発明者ら
は、HGBVが本明細書に含まれる配列をコードすると
考えている。かかる配列の存在をアッセイする方法は当
分野において公知であり、例えばリガーゼ連鎖反応(L
CR)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)及びハイブリ
ダイゼーションといった増幅方法が挙げられる。更に、
かかる配列は、免疫原性ウイルスエピトープを見い出し
得る読取り枠を含む。このエピトープは、他の既知の肝
炎誘発ウイルスと比較し、HGBVに固有である。エピ
トープの固有性は、HGBVに対する免疫学的反応性
と、肝炎A、B、C、D及びE型ウイルスに対する免疫
学的反応性の欠如とによって判定し得る。免疫学的反応
性を判定する方法は当分野において公知であり、例えば
ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着ア
ッセイ(ELISA)、血球凝集反応(HA)、蛍光偏
光イムノアッセイ(FPIA)が挙げられるが、適当な
方法の幾つかの例を本明細書に記載する。
【0036】特定の配列、例えばHGBV cDNAま
たはHGBVゲノム「から誘導された」ポリヌクレオチ
ドとは、特定のヌクレオチド配列の領域に対応する、即
ち類似であるかまたは相補的である、おおよそ少なくと
も約6個のヌクレオチド、好ましくは少なくとも約8個
のヌクレオチド、より好ましくは少なくとも約10〜1
2個のヌクレオチド、更に好ましくは少なくとも約15
〜20個のヌクレオチドの配列からなるポリヌクレオチ
ド配列を指す。ポリヌクレオチドを誘導する領域の配列
は、HGBVゲノムに固有の配列に類似または相補的で
あるのが好ましい。配列がHGBVゲノムに固有の配列
に相補的または類似であるか否かは、当業者には公知の
方法で判断し得る。特定の配列の固有性を決定する方法
として、例えばデータバンクにある配列との比較を行い
得る。配列を誘導し得る領域としては、限定的ではない
が、特異的エプトープをコードする領域、並びに非翻訳
及び/または非転写領域が挙げられる。
たはHGBVゲノム「から誘導された」ポリヌクレオチ
ドとは、特定のヌクレオチド配列の領域に対応する、即
ち類似であるかまたは相補的である、おおよそ少なくと
も約6個のヌクレオチド、好ましくは少なくとも約8個
のヌクレオチド、より好ましくは少なくとも約10〜1
2個のヌクレオチド、更に好ましくは少なくとも約15
〜20個のヌクレオチドの配列からなるポリヌクレオチ
ド配列を指す。ポリヌクレオチドを誘導する領域の配列
は、HGBVゲノムに固有の配列に類似または相補的で
あるのが好ましい。配列がHGBVゲノムに固有の配列
に相補的または類似であるか否かは、当業者には公知の
方法で判断し得る。特定の配列の固有性を決定する方法
として、例えばデータバンクにある配列との比較を行い
得る。配列を誘導し得る領域としては、限定的ではない
が、特異的エプトープをコードする領域、並びに非翻訳
及び/または非転写領域が挙げられる。
【0037】誘導ポリヌクレオチドは必ずしもHGBV
のヌクレオチド配列から物理的に誘導される必要はな
く、限定的ではないが、ポリヌクレオチドを誘導する領
域の塩基配列により与えられる情報に基づいた化学的合
成、複製、または逆転写もしくは転写を含む任意の方法
で生成し得る。更に、特定の配列に対応する領域の組合
せは、当分野において公知の方法で所期の用途に応じて
変更し得る。
のヌクレオチド配列から物理的に誘導される必要はな
く、限定的ではないが、ポリヌクレオチドを誘導する領
域の塩基配列により与えられる情報に基づいた化学的合
成、複製、または逆転写もしくは転写を含む任意の方法
で生成し得る。更に、特定の配列に対応する領域の組合
せは、当分野において公知の方法で所期の用途に応じて
変更し得る。
【0038】特定の核酸配列またはHGBVゲノムから
誘導される「ポリペプチド」または「アミノ酸配列」と
は、配列内にコードされているポリペプチドと同一のア
ミノ酸配列を有するポリペプチド、または、少なくとも
3〜5個のアミノ酸、より好ましくは少なくとも8〜1
0個のアミノ酸、更に好ましくは15〜20個のアミノ
酸からなり、配列内にコードされているポリペプチドと
免疫学的に一致し得る前記ポリペプチドの一部を指す。
誘導される「ポリペプチド」または「アミノ酸配列」と
は、配列内にコードされているポリペプチドと同一のア
ミノ酸配列を有するポリペプチド、または、少なくとも
3〜5個のアミノ酸、より好ましくは少なくとも8〜1
0個のアミノ酸、更に好ましくは15〜20個のアミノ
酸からなり、配列内にコードされているポリペプチドと
免疫学的に一致し得る前記ポリペプチドの一部を指す。
【0039】本明細書において使用される「組換えポリ
ペプチド」とは少なくとも、起源または操作によって、
天然もしくはライブラリーの形態で関連するポリペプチ
ドの全部または一部と関連せず、及び/またはそれが天
然で結合しているもの以外のポリヌクレオチドに結合し
ている、ゲノム、半合成または合成のポリペプチドを意
味する。組換えまたは誘導ポリペプチドは必ずしもHG
BVの特定の核酸配列またはHGBVゲノムから翻訳さ
れる必要はない。組換えまたは誘導ポリペプチドは、化
学的合成もしくは組換え発現系の発現、または突然変異
HGBVからの単離を含む任意の方法で生成することも
できる。
ペプチド」とは少なくとも、起源または操作によって、
天然もしくはライブラリーの形態で関連するポリペプチ
ドの全部または一部と関連せず、及び/またはそれが天
然で結合しているもの以外のポリヌクレオチドに結合し
ている、ゲノム、半合成または合成のポリペプチドを意
味する。組換えまたは誘導ポリペプチドは必ずしもHG
BVの特定の核酸配列またはHGBVゲノムから翻訳さ
れる必要はない。組換えまたは誘導ポリペプチドは、化
学的合成もしくは組換え発現系の発現、または突然変異
HGBVからの単離を含む任意の方法で生成することも
できる。
【0040】本明細書において使用される「合成ペプチ
ド」なる用語は、当業者には公知の方法で化学的に合成
し得る、任意の長さの重合形態のアミノ酸を意味する。
かかる合成ペプチドは種々の用途に有用である。
ド」なる用語は、当業者には公知の方法で化学的に合成
し得る、任意の長さの重合形態のアミノ酸を意味する。
かかる合成ペプチドは種々の用途に有用である。
【0041】本明細書において使用される「ポリヌクレ
オチド」なる用語は、リボヌクレオチドまたはデオキシ
リボヌクレオチドいずれかの任意の長さの重合形態のヌ
クレオチドを意味する。この用語は分子の一次構造のみ
を指す。従って該用語には、二本鎖及び一本鎖DNA並
びに二本鎖及び一本鎖RNAが含まれる。更に、メチル
化及び/またはキャップ付加による修飾形態のポリヌク
レオチド、並びに未修飾形態のポリヌクレオチドも含ま
れる。
オチド」なる用語は、リボヌクレオチドまたはデオキシ
リボヌクレオチドいずれかの任意の長さの重合形態のヌ
クレオチドを意味する。この用語は分子の一次構造のみ
を指す。従って該用語には、二本鎖及び一本鎖DNA並
びに二本鎖及び一本鎖RNAが含まれる。更に、メチル
化及び/またはキャップ付加による修飾形態のポリヌク
レオチド、並びに未修飾形態のポリヌクレオチドも含ま
れる。
【0042】「cDNAに対応する配列を含むHGB
V」とは、HGBVが、特定のDNA内の配列と類似ま
たは相補的なポリヌクレオチド配列を含むことを意味す
る。該cDNAに対する類似または相補の程度は約50
%以上、好ましくは少なくとも約70%、より好ましく
は少なくとも約90%である。対応する配列の長さは少
なくとも約70ヌクレオチド、好ましくは少なくとも約
80ヌクレオチド、更に好ましくは少なくとも約90ヌ
クレオチドである。HGBVとcDNAの対応は当分野
において公知の方法によって決定し得るが、例えば、配
列決定した物質を記載のcDNAと直接比較したり、ハ
イブリダイズし一本鎖ヌクレアーゼにより消化し、消化
されたフラグメントのサイズを決定することなどが挙げ
られる。
V」とは、HGBVが、特定のDNA内の配列と類似ま
たは相補的なポリヌクレオチド配列を含むことを意味す
る。該cDNAに対する類似または相補の程度は約50
%以上、好ましくは少なくとも約70%、より好ましく
は少なくとも約90%である。対応する配列の長さは少
なくとも約70ヌクレオチド、好ましくは少なくとも約
80ヌクレオチド、更に好ましくは少なくとも約90ヌ
クレオチドである。HGBVとcDNAの対応は当分野
において公知の方法によって決定し得るが、例えば、配
列決定した物質を記載のcDNAと直接比較したり、ハ
イブリダイズし一本鎖ヌクレアーゼにより消化し、消化
されたフラグメントのサイズを決定することなどが挙げ
られる。
【0043】「精製ウイルスポリヌクレオチド」とは、
ウイルスポリヌクレオチドが天然で関連するポリペプチ
ドを実質的に含まない、即ちその約50%未満、好まし
くは約70%未満、より好ましくは約90%未満を含ま
ないHGBVゲノムまたはそのフラグメントを指す。ウ
イルスポリヌクレオチドを精製する方法は当分野におい
て公知であり、例えば、カオトロピック(chaotr
opic)剤を用いて粒子を破壊し、イオン交換クロマ
トグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、密
度沈降によってポリヌクレオチド及びポリペプチドを分
離することが挙げられる。「精製ウイルスポリペプチ
ド」とは、ウイルスポリペプチドが天然で関連する細胞
成分を実質的に含まない、即ちその約50%未満、好ま
しくは約70%未満、より好ましくは約90%未満を含
まないHGBVポリペプチドまたはそのフラグメントを
意味する。精製方法は当業者には公知である。
ウイルスポリヌクレオチドが天然で関連するポリペプチ
ドを実質的に含まない、即ちその約50%未満、好まし
くは約70%未満、より好ましくは約90%未満を含ま
ないHGBVゲノムまたはそのフラグメントを指す。ウ
イルスポリヌクレオチドを精製する方法は当分野におい
て公知であり、例えば、カオトロピック(chaotr
opic)剤を用いて粒子を破壊し、イオン交換クロマ
トグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、密
度沈降によってポリヌクレオチド及びポリペプチドを分
離することが挙げられる。「精製ウイルスポリペプチ
ド」とは、ウイルスポリペプチドが天然で関連する細胞
成分を実質的に含まない、即ちその約50%未満、好ま
しくは約70%未満、より好ましくは約90%未満を含
まないHGBVポリペプチドまたはそのフラグメントを
意味する。精製方法は当業者には公知である。
【0044】本明細書において使用される「ポリペプチ
ド」とはアミノ酸の分子鎖を指し、特定の長さ産物を指
すものではない。従って、ペプチド、オリゴペプチド及
びタンパク質がポリペプチドの定義に含まれる。しかし
ながらこの用語には、ポリペプチドの発現後の修飾、例
えばグリコシル化、アセチル化、リン酸化などは含まれ
ないものとする。
ド」とはアミノ酸の分子鎖を指し、特定の長さ産物を指
すものではない。従って、ペプチド、オリゴペプチド及
びタンパク質がポリペプチドの定義に含まれる。しかし
ながらこの用語には、ポリペプチドの発現後の修飾、例
えばグリコシル化、アセチル化、リン酸化などは含まれ
ないものとする。
【0045】「組換え宿主細胞」、「宿主細胞」、「細
胞」、「細胞系」、「細胞培養物」、及び単細胞物質と
して培養された微生物または高等真核細胞系を示す他の
同様の用語は、組換えベクターまたは他の移入DNAの
レシピエントとして使用され得る、または使用された細
胞を指し、トランスフェクトされた元の細胞の本来の子
孫をも含む。
胞」、「細胞系」、「細胞培養物」、及び単細胞物質と
して培養された微生物または高等真核細胞系を示す他の
同様の用語は、組換えベクターまたは他の移入DNAの
レシピエントとして使用され得る、または使用された細
胞を指し、トランスフェクトされた元の細胞の本来の子
孫をも含む。
【0046】本明細書において使用される「レプリコ
ン」とは、細胞内でポリヌクレオチド複製の自立単位と
して挙動する、プラスミド、染色体またはウイルスとい
った任意の遺伝子エレメントを意味する。即ちレプリコ
ンはそれ自体の制御下で複製し得る。
ン」とは、細胞内でポリヌクレオチド複製の自立単位と
して挙動する、プラスミド、染色体またはウイルスとい
った任意の遺伝子エレメントを意味する。即ちレプリコ
ンはそれ自体の制御下で複製し得る。
【0047】「ベクター」は、別のポリヌクレオチドセ
グメントが複製及び/または発現し得るように付加され
たレプリコンである。
グメントが複製及び/または発現し得るように付加され
たレプリコンである。
【0048】「制御配列」なる用語は、それらが結合し
ているコーディング配列の発現を行うのに必要なポリヌ
クレオチド配列を指す。制御配列の特性は宿主生物に応
じて異なる。原核細胞においては制御配列は一般にプロ
モーター、リボソーム結合部位及びターミネーターを含
み、真核細胞においては制御配列は一般にプロモータ
ー、ターミネーター、及び場合によってはエンハンサー
を含む。従って「制御配列」なる用語は、少なくともそ
の存在が発現に必要な全ての成分を含んでいるものと
し、更には、存在すれば有利な追加成分、例えばリーダ
ー配列を含んでもよい。
ているコーディング配列の発現を行うのに必要なポリヌ
クレオチド配列を指す。制御配列の特性は宿主生物に応
じて異なる。原核細胞においては制御配列は一般にプロ
モーター、リボソーム結合部位及びターミネーターを含
み、真核細胞においては制御配列は一般にプロモータ
ー、ターミネーター、及び場合によってはエンハンサー
を含む。従って「制御配列」なる用語は、少なくともそ
の存在が発現に必要な全ての成分を含んでいるものと
し、更には、存在すれば有利な追加成分、例えばリーダ
ー配列を含んでもよい。
【0049】「操作可能に結合された」とは、上記成分
が予定通りに機能し得る関係にある状況を指す。従って
例えば、コーディング配列に「操作可能に結合された」
制御配列は、制御配列に適合する条件下でコーディング
配列の発現が行われるように連結されている。
が予定通りに機能し得る関係にある状況を指す。従って
例えば、コーディング配列に「操作可能に結合された」
制御配列は、制御配列に適合する条件下でコーディング
配列の発現が行われるように連結されている。
【0050】「読取り枠」または「ORF」なる用語
は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列の
領域を指す。この領域はコーディング配列の一部または
全コーディング配列を与え得る。
は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列の
領域を指す。この領域はコーディング配列の一部または
全コーディング配列を与え得る。
【0051】「コーディング配列」は、適当な調節配列
の制御下に置かれたときにmRNAに転写される、及び
/またはポリペプチドに翻訳されるポリヌクレオチド配
列である。コーディング配列の境界は、5’末端にある
翻訳開始コドンと3’末端にある翻訳終結コドンとによ
って決定される。コーディング配列としては、限定的で
はないが、mRNA、cDNA、及び組換えポリヌクレ
オチド配列が挙げられる。
の制御下に置かれたときにmRNAに転写される、及び
/またはポリペプチドに翻訳されるポリヌクレオチド配
列である。コーディング配列の境界は、5’末端にある
翻訳開始コドンと3’末端にある翻訳終結コドンとによ
って決定される。コーディング配列としては、限定的で
はないが、mRNA、cDNA、及び組換えポリヌクレ
オチド配列が挙げられる。
【0052】「〜を用いて/として免疫学的に同定可能
な」なる用語は、特定のポリペプチド、通常はHGBV
タンパク質中に存在し、これに固有であるエピトープ及
びポリペプチドが存在することを指す。免疫学的な一致
(identity)は、抗体結合及び/または結合の
競合によって判定し得る。かかる方法は当業者には公知
であるし、本明細書にも記載される。エピトープの固有
性は、公知のデータバンク、例えばGenBankにお
いてエピトープをコードするポリヌクレオチド配列をコ
ンピューター検索するか、または他の既知のタンパク質
とアミノ酸配列を比較することにより判定し得る。
な」なる用語は、特定のポリペプチド、通常はHGBV
タンパク質中に存在し、これに固有であるエピトープ及
びポリペプチドが存在することを指す。免疫学的な一致
(identity)は、抗体結合及び/または結合の
競合によって判定し得る。かかる方法は当業者には公知
であるし、本明細書にも記載される。エピトープの固有
性は、公知のデータバンク、例えばGenBankにお
いてエピトープをコードするポリヌクレオチド配列をコ
ンピューター検索するか、または他の既知のタンパク質
とアミノ酸配列を比較することにより判定し得る。
【0053】本明細書において使用される「エピトー
プ」とはポリペプチドの抗原決定基を意味する。恐ら
く、エピトープは、3個のアミノ酸をそのエピトープに
固有の空間的配置で含み得る。通常エピトープは少なく
とも5個のこのようなアミノ酸からなり、より一般的に
は少なくとも8〜10個のアミノ酸からなる。空間的配
置を調査する方法は当分野において公知であり、例えば
X線結晶分析及び2次元核磁気共鳴が挙げられる。
プ」とはポリペプチドの抗原決定基を意味する。恐ら
く、エピトープは、3個のアミノ酸をそのエピトープに
固有の空間的配置で含み得る。通常エピトープは少なく
とも5個のこのようなアミノ酸からなり、より一般的に
は少なくとも8〜10個のアミノ酸からなる。空間的配
置を調査する方法は当分野において公知であり、例えば
X線結晶分析及び2次元核磁気共鳴が挙げられる。
【0054】ポリペプチド内に含まれる特定のエピトー
プを抗体が認識したことから抗体に結合するとき、該ポ
リペプチドは該抗体に対して「免疫学的に反応性であ
る」。免疫学的反応性は、抗体結合、特に抗体結合速
度、及び/または、該抗体に対するエピトープを含む既
知のポリペプチドを競合物質として使用する結合の競合
によって判定し得る。ポリペプチドが抗体に対して免疫
学的に反応性であるかどうかを決定する方法は当分野に
おいて公知である。
プを抗体が認識したことから抗体に結合するとき、該ポ
リペプチドは該抗体に対して「免疫学的に反応性であ
る」。免疫学的反応性は、抗体結合、特に抗体結合速
度、及び/または、該抗体に対するエピトープを含む既
知のポリペプチドを競合物質として使用する結合の競合
によって判定し得る。ポリペプチドが抗体に対して免疫
学的に反応性であるかどうかを決定する方法は当分野に
おいて公知である。
【0055】本明細書において使用される「HGBVエ
ピトープを含む免疫原性ポリペプチド」なる用語は、天
然HGBVポリペプチドまたはそのフラグメント、並び
に、他の手段、例えば化学的合成または組換え微生物中
でのポリペプチドの発現によって製造されたポリペプチ
ドを意味する。
ピトープを含む免疫原性ポリペプチド」なる用語は、天
然HGBVポリペプチドまたはそのフラグメント、並び
に、他の手段、例えば化学的合成または組換え微生物中
でのポリペプチドの発現によって製造されたポリペプチ
ドを意味する。
【0056】「形質転換」なる用語は、挿入方法に関係
なく、外来ポリヌクレオチドを宿主細胞中に挿入するこ
とを指す。例えば、直接取込み、形質導入またはf−交
配(f−mating)が含まれる。外来ポリヌクレオ
チドは、非組込みベクター、例えばプラスミドとして維
持することもできるし、或いは、宿主ゲノム中に組込む
こともできる。
なく、外来ポリヌクレオチドを宿主細胞中に挿入するこ
とを指す。例えば、直接取込み、形質導入またはf−交
配(f−mating)が含まれる。外来ポリヌクレオ
チドは、非組込みベクター、例えばプラスミドとして維
持することもできるし、或いは、宿主ゲノム中に組込む
こともできる。
【0057】「治療」とは予防及び/または加療を指
す。
す。
【0058】本明細書において使用される「個体」なる
用語は、動物、特に哺乳動物種のものを指し、限定的で
はないが、家畜、競技用動物、霊長目及びヒトを含む
が、特に該用語はタマリン及びヒトを指す。
用語は、動物、特に哺乳動物種のものを指し、限定的で
はないが、家畜、競技用動物、霊長目及びヒトを含む
が、特に該用語はタマリン及びヒトを指す。
【0059】本明細書において使用される「正鎖」(ま
たは「+」)は、ポリペプチドをコードする配列を含む
核酸を示す。「負鎖」(または「−」)は、「正」鎖の
配列と相補的な配列を含む核酸を示す。
たは「+」)は、ポリペプチドをコードする配列を含む
核酸を示す。「負鎖」(または「−」)は、「正」鎖の
配列と相補的な配列を含む核酸を示す。
【0060】ウイルスの「陽性鎖ゲノム」は、RNAで
あろうとDNAであろうと、ゲノムが一本鎖であり、ウ
イルスポリペプチドをコードすることを示す。
あろうとDNAであろうと、ゲノムが一本鎖であり、ウ
イルスポリペプチドをコードすることを示す。
【0061】「検査試料」とは、被分析物(例えば問題
の抗体または問題の抗原)のソースとなる個体の成分を
指す。かかる成分は当分野において公知である。検査試
料には本発明の方法によって試験し得る生物試料が含ま
れるが、ヒト及び動物の体液、例えば全血、血清、血
漿、脳脊髄液、尿、リンパ液、並びに、呼吸管、胃腸管
及び尿生殖管の種々の外分泌物、涙、唾液、乳、白血
球、ミエローマなど、並びに、生物学的液体、例えば細
胞培養液上清、固定組織試料、固定細胞試料が挙げられ
る。
の抗体または問題の抗原)のソースとなる個体の成分を
指す。かかる成分は当分野において公知である。検査試
料には本発明の方法によって試験し得る生物試料が含ま
れるが、ヒト及び動物の体液、例えば全血、血清、血
漿、脳脊髄液、尿、リンパ液、並びに、呼吸管、胃腸管
及び尿生殖管の種々の外分泌物、涙、唾液、乳、白血
球、ミエローマなど、並びに、生物学的液体、例えば細
胞培養液上清、固定組織試料、固定細胞試料が挙げられ
る。
【0062】「精製HGBV」とは、ウイルスが通常関
連する細胞構成物質、及び感染組織中に存在し得る他の
タイプのウイルスから単離されたHGBVの調製物を指
す。ウイルスを単離する方法は当業者には公知であり、
例えば遠心及びアフィニティークロマトグラフィーが挙
げられる。
連する細胞構成物質、及び感染組織中に存在し得る他の
タイプのウイルスから単離されたHGBVの調製物を指
す。ウイルスを単離する方法は当業者には公知であり、
例えば遠心及びアフィニティークロマトグラフィーが挙
げられる。
【0063】「PNA」は、ある処理、例えばターゲッ
トの存在を判定するようなアッセイに使用し得る「ペプ
チド核酸類縁物」を指す。PNAは、RNAターゲット
またはDNAに対する電気的に中性の物質である。例え
ばDNAプローブの代わりにアッセイに使用されるPN
Aプローブは、DNAプローブを使用したときには得ら
れない利点を与える。かかる利点としては、製造可能
性、大規模標識、再現性、安定性、イオン強度の変化に
対する低感度性、及び、DNAまたはRNAを使用する
方法に存在する酵素分解に対する抵抗性が挙げられる。
PNAは、フルオレセイン、放射性核種、化学発光化合
物などのシグナル生成化合物で標識することができる。
このようにPNAは、DNAまたはRNAの代わりに方
法に使用し得る。本明細書にはDNAを使用するアッセ
イを記載するが、必要であればアッセイ試薬を適当に変
更し、PNAをRNAまたはDNAの代わりに使用する
ことも常法の範囲内である。
トの存在を判定するようなアッセイに使用し得る「ペプ
チド核酸類縁物」を指す。PNAは、RNAターゲット
またはDNAに対する電気的に中性の物質である。例え
ばDNAプローブの代わりにアッセイに使用されるPN
Aプローブは、DNAプローブを使用したときには得ら
れない利点を与える。かかる利点としては、製造可能
性、大規模標識、再現性、安定性、イオン強度の変化に
対する低感度性、及び、DNAまたはRNAを使用する
方法に存在する酵素分解に対する抵抗性が挙げられる。
PNAは、フルオレセイン、放射性核種、化学発光化合
物などのシグナル生成化合物で標識することができる。
このようにPNAは、DNAまたはRNAの代わりに方
法に使用し得る。本明細書にはDNAを使用するアッセ
イを記載するが、必要であればアッセイ試薬を適当に変
更し、PNAをRNAまたはDNAの代わりに使用する
ことも常法の範囲内である。
【0064】一般用途 本発明の特定の組換えタンパク質、合成ペポチド、また
は精製ウイルスポリペプチドを製造したならば、その組
換えまたは合成ペプチドを使用し、HGBVに対する抗
原または抗体の存在を検出する本明細書に記載のごとき
固有のアッセイを開発することができる。またかかる組
成物を使用し、所望するHGBVの免疫学的エピトープ
に特異的に結合する特異的組換えタンパク質または合成
ペプチドを用い、モノクローナル及び/またはポリクロ
ーナル抗体を開発することができる。少なくとも1種の
本発明のポリヌクレオチドを使用して、当分野において
公知の方法に従ってワクチンを開発することも考えられ
る。
は精製ウイルスポリペプチドを製造したならば、その組
換えまたは合成ペプチドを使用し、HGBVに対する抗
原または抗体の存在を検出する本明細書に記載のごとき
固有のアッセイを開発することができる。またかかる組
成物を使用し、所望するHGBVの免疫学的エピトープ
に特異的に結合する特異的組換えタンパク質または合成
ペプチドを用い、モノクローナル及び/またはポリクロ
ーナル抗体を開発することができる。少なくとも1種の
本発明のポリヌクレオチドを使用して、当分野において
公知の方法に従ってワクチンを開発することも考えられ
る。
【0065】アッセイに使用される試薬は、アッセイに
使用されるモノクローナル抗体もしくはモノクローナル
抗体の混合物または(組換えもしくは合成)ポリペプチ
ドといった試薬を各々が含む1つ以上の容器、例えばバ
イアルやボトルを包含する試験キットの形態で提供され
得ると考えられる。当業者には公知の緩衝液、対照など
の他の構成成分をかかる試験キットに含めてもよい。
使用されるモノクローナル抗体もしくはモノクローナル
抗体の混合物または(組換えもしくは合成)ポリペプチ
ドといった試薬を各々が含む1つ以上の容器、例えばバ
イアルやボトルを包含する試験キットの形態で提供され
得ると考えられる。当業者には公知の緩衝液、対照など
の他の構成成分をかかる試験キットに含めてもよい。
【0066】「固相」(「固体支持体」)は当業者には
公知であり、反応トレーのウェルの壁、試験管、ポリス
チレンビーズ、磁性ビーズ、ニトロセルロースストリッ
プ、膜、微粒子(例えばラテックス粒子)、ヒツジ(ま
たは他の動物)の赤血球、Duracytes/−E
(Abbott Laboratories、Abbott Park.ILより入手可能
な誘導体化赤血球)などが挙げられる。「固相」は限定
的なものではなく、当業者によって選択され得る。即
ち、ラテックス粒子、微粒子、磁性または非磁性ビー
ズ、膜、プラスチックチューブ、マイクロタイターウェ
ルの壁、ガラスまたはシリコンチップ、ヒツジ(または
他の適当な動物)の赤血球、及びDuracytes/
−Eは全てが適当な例である。ペプチドを固相上に固定
する適当な方法としては、イオン性、疎水性、共有結合
性の相互作用などが挙げられる。本明細書において使用
される「固相」とは、不溶性であるかまたは後続反応に
よって不溶性にし得る任意の材料を指す。固相は、捕獲
剤を引き付けて固定する固有の能力において選択され得
る。或いは固相は、捕獲剤を引き付けて固定する能力を
有する補助的レセプターを保持し得る。補助的レセプタ
ーは、捕獲剤自体または捕獲剤に結合している帯電物質
とは反対の電荷を有する帯電物質を含み得る。或いはま
たレセプター分子は、固相上に固定(付着)されてお
り、特異的結合反応によって捕獲剤を固定する能力を有
する任意の特異的結合メンバーとすることもできる。ア
ッセイ実施前またはアッセイ実施中に、レセプター分子
によって捕獲剤を固相材料に間接的に結合することがで
きる。固相は、プラスチック、誘導体化プラスチック、
磁性または非磁性金属、ガラスまたはシリコン表面を備
えた試験管、マイクロタイターウェル、シート、ビー
ズ、微粒子、チップ、ヒツジ(または他の適当な動物)
の赤血球、Duracytes/E、並びに、当業者に
は公知の他の構成とし得る。
公知であり、反応トレーのウェルの壁、試験管、ポリス
チレンビーズ、磁性ビーズ、ニトロセルロースストリッ
プ、膜、微粒子(例えばラテックス粒子)、ヒツジ(ま
たは他の動物)の赤血球、Duracytes/−E
(Abbott Laboratories、Abbott Park.ILより入手可能
な誘導体化赤血球)などが挙げられる。「固相」は限定
的なものではなく、当業者によって選択され得る。即
ち、ラテックス粒子、微粒子、磁性または非磁性ビー
ズ、膜、プラスチックチューブ、マイクロタイターウェ
ルの壁、ガラスまたはシリコンチップ、ヒツジ(または
他の適当な動物)の赤血球、及びDuracytes/
−Eは全てが適当な例である。ペプチドを固相上に固定
する適当な方法としては、イオン性、疎水性、共有結合
性の相互作用などが挙げられる。本明細書において使用
される「固相」とは、不溶性であるかまたは後続反応に
よって不溶性にし得る任意の材料を指す。固相は、捕獲
剤を引き付けて固定する固有の能力において選択され得
る。或いは固相は、捕獲剤を引き付けて固定する能力を
有する補助的レセプターを保持し得る。補助的レセプタ
ーは、捕獲剤自体または捕獲剤に結合している帯電物質
とは反対の電荷を有する帯電物質を含み得る。或いはま
たレセプター分子は、固相上に固定(付着)されてお
り、特異的結合反応によって捕獲剤を固定する能力を有
する任意の特異的結合メンバーとすることもできる。ア
ッセイ実施前またはアッセイ実施中に、レセプター分子
によって捕獲剤を固相材料に間接的に結合することがで
きる。固相は、プラスチック、誘導体化プラスチック、
磁性または非磁性金属、ガラスまたはシリコン表面を備
えた試験管、マイクロタイターウェル、シート、ビー
ズ、微粒子、チップ、ヒツジ(または他の適当な動物)
の赤血球、Duracytes/E、並びに、当業者に
は公知の他の構成とし得る。
【0067】固相が、検出抗体がアクセスし得るに十分
な多孔性及び抗原を結合するのに適当な表面親和性を有
する任意の適当な多孔質材料からなることも考えられ、
本発明の範囲内である。一般には微孔質構造が好ましい
が、水和状態でゲル構造を有する材料も使用し得る。か
かる有用な固体支持体としては、天然ポリマー炭水化物
及びそれらの合成変性、架橋または置換誘導体、例えば
寒天、アガロース、架橋アルギン酸、置換架橋グアゴ
ム、特に硝酸及びカルボン酸とのセルロースエステル、
混合セルロースエステル、セルロースエーテル;窒素を
含む天然ポリマー、例えば架橋または変性ゼラチンを含
むタンパク質及び誘導体;天然炭化水素ポリマー、例え
ばラテックス及びゴム;適当な多孔質構造を有するよう
製造され得る合成ポリマー、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニルを含むビニルポリマー及びその部分加水分解誘導
体、ポリアクリルアミド、ポリメタクリレート、上記ポ
リ縮合物のコポリマー及びターポリマー、例えばポリエ
ステル、ポリアミド、及び他のポリマー、例えばポリウ
レタンまたはポリエポキシド;多孔質無機材料、例えば
アルカリ土類金属及びマグネシウムの硫酸塩または炭酸
塩(例えば硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム)、アルカリ及びアルカリ土類金属、アルミニウム
並びにマグネシウムのケイ酸塩;並びに、アルミニウム
またはケイ素の酸化物または水和物、例えばクレー、ア
ルミナ、タルク、カオリン、ゼオライト、シリカゲルま
たはガラス(これらの材料は上記ポリマー材料と一緒に
充填剤として使用し得る);並びに、これらの混合物ま
たはコポリマー、例えば既存の天然ポリマー上で合成ポ
リマーの重合を開始することにより得られるグラフトコ
ポリマーが挙げられる。これらの材料は全てが、フィル
ム、シート、またはプレートといった適当な形状で使用
することもできるし、紙、ガラス、プラスチックフィル
ム、またはファイバーといった適当な不活性担体に被
覆、接着または積層することもできる。
な多孔性及び抗原を結合するのに適当な表面親和性を有
する任意の適当な多孔質材料からなることも考えられ、
本発明の範囲内である。一般には微孔質構造が好ましい
が、水和状態でゲル構造を有する材料も使用し得る。か
かる有用な固体支持体としては、天然ポリマー炭水化物
及びそれらの合成変性、架橋または置換誘導体、例えば
寒天、アガロース、架橋アルギン酸、置換架橋グアゴ
ム、特に硝酸及びカルボン酸とのセルロースエステル、
混合セルロースエステル、セルロースエーテル;窒素を
含む天然ポリマー、例えば架橋または変性ゼラチンを含
むタンパク質及び誘導体;天然炭化水素ポリマー、例え
ばラテックス及びゴム;適当な多孔質構造を有するよう
製造され得る合成ポリマー、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニルを含むビニルポリマー及びその部分加水分解誘導
体、ポリアクリルアミド、ポリメタクリレート、上記ポ
リ縮合物のコポリマー及びターポリマー、例えばポリエ
ステル、ポリアミド、及び他のポリマー、例えばポリウ
レタンまたはポリエポキシド;多孔質無機材料、例えば
アルカリ土類金属及びマグネシウムの硫酸塩または炭酸
塩(例えば硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム)、アルカリ及びアルカリ土類金属、アルミニウム
並びにマグネシウムのケイ酸塩;並びに、アルミニウム
またはケイ素の酸化物または水和物、例えばクレー、ア
ルミナ、タルク、カオリン、ゼオライト、シリカゲルま
たはガラス(これらの材料は上記ポリマー材料と一緒に
充填剤として使用し得る);並びに、これらの混合物ま
たはコポリマー、例えば既存の天然ポリマー上で合成ポ
リマーの重合を開始することにより得られるグラフトコ
ポリマーが挙げられる。これらの材料は全てが、フィル
ム、シート、またはプレートといった適当な形状で使用
することもできるし、紙、ガラス、プラスチックフィル
ム、またはファイバーといった適当な不活性担体に被
覆、接着または積層することもできる。
【0068】ニトロセルロースの多孔質構造は、モノク
ローナル抗体を含む広範囲の試薬に対して優れた吸収性
及び吸着性を示す。ナイロンも同様の特性を有してお
り、やはり適当である。上述のごとき多孔質固体支持体
は厚さが約0.01〜0.05mm、好ましくは約0.
1mmのシートの形態であると考えられる。孔径は広範
囲で変えることができるが、約0.025〜15μ、特
に約0.15〜15μであるのが好ましい。かかる支持
体の表面は、抗原または抗体と支持体との共有結合を惹
起する化学処理によって活性化し得る。一般には、あま
り理解されていない疎水性の力によって多孔質材料上に
吸着することにより、抗原または抗体は不可逆的に結合
される。適当な固体支持体は米国特許出願第227,2
72号明細書にも記載されている。
ローナル抗体を含む広範囲の試薬に対して優れた吸収性
及び吸着性を示す。ナイロンも同様の特性を有してお
り、やはり適当である。上述のごとき多孔質固体支持体
は厚さが約0.01〜0.05mm、好ましくは約0.
1mmのシートの形態であると考えられる。孔径は広範
囲で変えることができるが、約0.025〜15μ、特
に約0.15〜15μであるのが好ましい。かかる支持
体の表面は、抗原または抗体と支持体との共有結合を惹
起する化学処理によって活性化し得る。一般には、あま
り理解されていない疎水性の力によって多孔質材料上に
吸着することにより、抗原または抗体は不可逆的に結合
される。適当な固体支持体は米国特許出願第227,2
72号明細書にも記載されている。
【0069】「指示薬」は、HGBVの特異的結合メン
バーに結合(付着)した、外部手段によって検出し得る
測定可能シグナルを生成し得るまたは生成する「シグナ
ル生成化合物」(標識)を含む。本明細書において使用
される「特異的結合メンバー」とは特異的結合対、即ち
一方の分子が化学的または物理的手段を介して第2の分
子に特異的に結合する2つの分子のメンバーを意味す
る。HGBVに対する特異的結合対の抗体メンバーであ
るほか、指示薬は、ハプテン−抗ハプテン系、例えばビ
オチンまたは抗ビオチン、アビジンまたはビオチン、炭
水化物またはレクチン、相補的ヌクレオチド配列、エフ
ェクター分子またはレセプター分子、酵素補因子及び酵
素、酵素阻害物質または酵素などとし得る。免疫反応性
特異的結合メンバーは、サンドイッチアッセイにおいて
はHGBVに、競合アッセイにおいては捕獲剤に、また
間接アッセイにおいては任意の特異的結合メンバーに結
合し得る、抗体、抗原、または抗体/抗原複合体であり
得る。
バーに結合(付着)した、外部手段によって検出し得る
測定可能シグナルを生成し得るまたは生成する「シグナ
ル生成化合物」(標識)を含む。本明細書において使用
される「特異的結合メンバー」とは特異的結合対、即ち
一方の分子が化学的または物理的手段を介して第2の分
子に特異的に結合する2つの分子のメンバーを意味す
る。HGBVに対する特異的結合対の抗体メンバーであ
るほか、指示薬は、ハプテン−抗ハプテン系、例えばビ
オチンまたは抗ビオチン、アビジンまたはビオチン、炭
水化物またはレクチン、相補的ヌクレオチド配列、エフ
ェクター分子またはレセプター分子、酵素補因子及び酵
素、酵素阻害物質または酵素などとし得る。免疫反応性
特異的結合メンバーは、サンドイッチアッセイにおいて
はHGBVに、競合アッセイにおいては捕獲剤に、また
間接アッセイにおいては任意の特異的結合メンバーに結
合し得る、抗体、抗原、または抗体/抗原複合体であり
得る。
【0070】考えられる種々の「シグナル生成化合物」
(標識)としては、色原体、酵素のごとき触媒、フルオ
レセイン及びローダミンのごとき発光化合物、ジオキセ
タン、アクリジニウム、フェナントリジニウム及びルミ
ノールのごとき化学発光化合物、放射性元素、直接可視
標識が挙げられる。酵素の例としてはアルカリ性ホスフ
ァターゼ、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクト
シダーゼなどが挙げられる。特定の標識の選択は限定的
ではなく、標識はそれ自体でまたは1種以上の他の物質
と一緒になってシグナルを生成することができる。
(標識)としては、色原体、酵素のごとき触媒、フルオ
レセイン及びローダミンのごとき発光化合物、ジオキセ
タン、アクリジニウム、フェナントリジニウム及びルミ
ノールのごとき化学発光化合物、放射性元素、直接可視
標識が挙げられる。酵素の例としてはアルカリ性ホスフ
ァターゼ、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクト
シダーゼなどが挙げられる。特定の標識の選択は限定的
ではなく、標識はそれ自体でまたは1種以上の他の物質
と一緒になってシグナルを生成することができる。
【0071】本発明は、特異的結合メンバーを使用する
アッセイを提供する。本明細書において使用される「特
異的結合メンバー」は特異的結合対、即ち一方の分子が
化学的または物理的手段を介して第2の分子に特異的に
結合する2種類の異なる分子のメンバーである。従っ
て、一般的なイムノアッセイの抗原及び抗体特異的結合
対のほかに、他の特異的結合対として、ビオチンとアビ
ジン、炭水化物とレクチン、相補的ヌクレオチド配列、
エフェクター分子とレポーター分子、補因子と酵素、酵
素阻害物質と酵素などを挙げ得る。特異的結合対には更
に、元の特異的結合対の類似物、例えば被分析物質類似
物であるメンバーも含まれ得る。免疫反応性特異的結合
メンバーとしては、組換えDNA分子によって形成され
るものを含み、抗原、抗原フラグメント、モノクローナ
ル及びポリクローナル抗体及び抗体フラグメント、これ
らの複合体が挙げられる。本明細書において使用される
「ハプテン」なる用語は、抗体に結合することはできる
が、担体タンパク質に結合していなければ抗体形成を誘
起し得ない部分抗原または非タンパク質結合メンバーを
指す。 本明細書において使用される「被分析物質」
は、検査試料中に存在し得る検出すべき物質である。被
分析物質は、それに対して天然特異的結合メンバー(例
えば抗体)が存在するかまたはそれに対して特異的結合
メンバーを調製し得る物質であり得る。即ち、被分析物
質は、アッセイにおいて1つ以上の特異的結合メンバー
に結合し得る物質である。「被分析物質」としては、任
意の抗原性物質、ハプテン、抗体、及びこれらの組合せ
が挙げられる。特異的結合対のメンバーとして、被分析
物質は天然特異的結合パートナー(対)によって検出す
ることができ、例えば、ビタミンB12の測定には特異
的結合対のメンバーとして固有因子タンパク質が使用さ
れ、葉酸を測定するには葉酸塩結合タンパク質が使用さ
れ、炭水化物の測定には特異的結合対のメンバーとして
レクチンが使用される。被分析物質としてはタンパク
質、ペプチド、アミノ酸、ヌクレオチドターゲットなど
が挙げられる。
アッセイを提供する。本明細書において使用される「特
異的結合メンバー」は特異的結合対、即ち一方の分子が
化学的または物理的手段を介して第2の分子に特異的に
結合する2種類の異なる分子のメンバーである。従っ
て、一般的なイムノアッセイの抗原及び抗体特異的結合
対のほかに、他の特異的結合対として、ビオチンとアビ
ジン、炭水化物とレクチン、相補的ヌクレオチド配列、
エフェクター分子とレポーター分子、補因子と酵素、酵
素阻害物質と酵素などを挙げ得る。特異的結合対には更
に、元の特異的結合対の類似物、例えば被分析物質類似
物であるメンバーも含まれ得る。免疫反応性特異的結合
メンバーとしては、組換えDNA分子によって形成され
るものを含み、抗原、抗原フラグメント、モノクローナ
ル及びポリクローナル抗体及び抗体フラグメント、これ
らの複合体が挙げられる。本明細書において使用される
「ハプテン」なる用語は、抗体に結合することはできる
が、担体タンパク質に結合していなければ抗体形成を誘
起し得ない部分抗原または非タンパク質結合メンバーを
指す。 本明細書において使用される「被分析物質」
は、検査試料中に存在し得る検出すべき物質である。被
分析物質は、それに対して天然特異的結合メンバー(例
えば抗体)が存在するかまたはそれに対して特異的結合
メンバーを調製し得る物質であり得る。即ち、被分析物
質は、アッセイにおいて1つ以上の特異的結合メンバー
に結合し得る物質である。「被分析物質」としては、任
意の抗原性物質、ハプテン、抗体、及びこれらの組合せ
が挙げられる。特異的結合対のメンバーとして、被分析
物質は天然特異的結合パートナー(対)によって検出す
ることができ、例えば、ビタミンB12の測定には特異
的結合対のメンバーとして固有因子タンパク質が使用さ
れ、葉酸を測定するには葉酸塩結合タンパク質が使用さ
れ、炭水化物の測定には特異的結合対のメンバーとして
レクチンが使用される。被分析物質としてはタンパク
質、ペプチド、アミノ酸、ヌクレオチドターゲットなど
が挙げられる。
【0072】種々の他の固相を使用する他の実施態様も
考えられ、それらも本発明の範囲内である。例えば、欧
州特許出願公開第0326100号明細書に対応する同
時係属米国特許出願第150,278号明細書及び米国
特許出願第375,029号明細書(欧州特許出願公開
第0406473号明細書)に記載の、負電荷を有する
ポリマーを用いて固定可能な反応複合体を固定するイオ
ン捕獲法を本発明に従って使用し、高速液相(fast
solution−phase)免疫化学反応を行う
ことができる。固定可能な免疫複合体は、負電荷を有す
るポリアニオン/免疫複合体と予め処理して正電荷をも
たせた多孔質マトリックスとのイオン相互反応によって
反応混合物の残りの部分から分離し、EPO特許出願公
開第0,273,115号明細書に対応する同時係属米
国特許出願第921,979号明細書に記載のごとき化
学発光シグナル測定に記載のものを含む、文献明記の種
々のシグナル生成系を使用して検出し得る。
考えられ、それらも本発明の範囲内である。例えば、欧
州特許出願公開第0326100号明細書に対応する同
時係属米国特許出願第150,278号明細書及び米国
特許出願第375,029号明細書(欧州特許出願公開
第0406473号明細書)に記載の、負電荷を有する
ポリマーを用いて固定可能な反応複合体を固定するイオ
ン捕獲法を本発明に従って使用し、高速液相(fast
solution−phase)免疫化学反応を行う
ことができる。固定可能な免疫複合体は、負電荷を有す
るポリアニオン/免疫複合体と予め処理して正電荷をも
たせた多孔質マトリックスとのイオン相互反応によって
反応混合物の残りの部分から分離し、EPO特許出願公
開第0,273,115号明細書に対応する同時係属米
国特許出願第921,979号明細書に記載のごとき化
学発光シグナル測定に記載のものを含む、文献明記の種
々のシグナル生成系を使用して検出し得る。
【0073】また本発明方法は、固相が(磁性または非
磁性)微粒子からなる自動化及び半自動化系を含む、微
粒子技術を使用する系での使用にも適合し得る。このよ
うな系として、EPO特許出願公開第0 425 63
3号明細書及び同第0 424 634号明細書にそれ
ぞれ対応する係属米国特許出願第425,651号明細
書及び同第425,643号明細書に記載のものが挙げ
られる。
磁性)微粒子からなる自動化及び半自動化系を含む、微
粒子技術を使用する系での使用にも適合し得る。このよ
うな系として、EPO特許出願公開第0 425 63
3号明細書及び同第0 424 634号明細書にそれ
ぞれ対応する係属米国特許出願第425,651号明細
書及び同第425,643号明細書に記載のものが挙げ
られる。
【0074】イムノアッセイ用の走査型プローブ顕微鏡
(SPM)を使用すると、本発明のモノクローナル抗体
を容易に適合し得る。走査型プローブ顕微鏡、特に原子
力(atomic force)顕微鏡においては、捕
獲相、例えば少なくとも1種の本発明のモノクローナル
抗体を固相に付着させ、走査型プローブ顕微鏡を使用
し、固相の表面に存在し得る抗原/抗体複合体を検出す
る。走査型トンネル顕微鏡を使用すると、抗原/抗体複
合体を検出するために多くのイムノアアッセイ系に通常
は使用せねばならない標識が必要でなくなる。このよう
な系は係属米国特許出願第662,147号明細書に記
載されている。特異的結合反応をモニターするためにS
PMは多くの態様で使用され得る。1つの実施態様にお
いては、特異的結合パートナーの1つのメンバー(本発
明のモノクローナル抗体である被分析物質特異的物質)
を走査に適した表面に付着させる。被分析物質特異的物
質の付着は、当業者には公知の方法に従って、プラスチ
ックまたは金属表面の固相からなる試験片に吸着させる
ことにより行い得る。或いは、誘導体化プラスチック、
金属、シリコン、またはガラスの固相からなる試験片に
特異的結合パートナー(被分析物質特異的物質)を共有
結合させることもできる。共有結合方法は当業者には公
知であり、特異的結合パートナーを試験片に不可逆的に
結合する種々の手段を含む。試験片がシリコンまたはガ
ラスである場合、特異的結合パートナーを付着させる前
に表面を活性化する必要がある。トリエトキシアミノプ
ロピルシラン(Sigma Chemical C
o.,St.Louis,MOから入手可能)、トリエ
トキシビニルシラン(Aldrich Chemica
l Co.,Milwaukee,WI)及び(3−メ
ルカプト−プロピル)−トリメトキシシラン(Sigm
a Chemical Co.,St.Louis,M
O)といった活性化シラン化合物を使用し、それぞれア
ミノ、ビニル及びチオールといった反応性の基を導入す
ることができる。このような活性化表面を使用して結合
パートナーを(アミノまたはチオールの場合には)直接
に結合することもできるし、活性化表面を更に、グルタ
ルアルデヒド、ビス(スクシンイミジル)スベレート、
SPPD9(スクシンイミジル 3−[2−ピリジルジ
チオ]プロピオネート)、SMCC(スクシンイミジル
−4−[N−マレイミドメチル]シクロヘキサン−1−
カルボキシレート)、SIAB(スクシンイミジル[4
−ヨードアセチル]アミノベンゾエート)及びSMPB
(スクシンイミジル4−[1−マレイミドフェニル]ブ
チレート)といったリンカーと反応させ、結合パートナ
ーを表面から離すこともできる。ビニル基は、酸化して
共有結合手段を与えることもできるし、特異的結合パー
トナーに対して複数の付着点を与え得るポリアクリル酸
のごとき種々のポリマーを重合するためのアンカーとし
て使用することもできる。アミノ表面を種々の分子量の
酸化デキストランと反応させ、種々のサイズ及び結合能
の親水性リンカーを与えることもできる。酸化可能なデ
キストランの例として、Dextran T−40(分
子量40,000ダルトン)、Dextran T−1
10(分子量110,000ダルトン)、Dextra
nT−500(分子量500,000ダルトン)、De
xtran T−2M(分子量2,000,000ダル
トン)(これら全てはPharmaciaから入手可
能)、またはFicoll(分子量70,000ダルト
ン)(SigmaChemical Co.,St L
ouis,MOから入手可能)が挙げられる。また、1
988年1月29日出願係属米国特許出願第150,2
78号明細書及び1989年7月7日出願同第375,
029号明細書に記載の方法及び化学物質を使用し、高
分子電解質相互作用を使用して特定的結合パートナーを
試験片の表面に固定することもできる。好ましい付着方
法は共有結合によるものである。特異的結合メンバーを
付着させたあと、非特異的結合を最少限に抑えるために
表面を更に、血清、タンパク質、または他のブロッキン
グ剤で処理してもよい。該表面がアッセイに適している
か検証するため、それを製造場所または使用時点で走査
してもよい。走査方法は、試験片の特異的結合特性を変
化させないものとする。
(SPM)を使用すると、本発明のモノクローナル抗体
を容易に適合し得る。走査型プローブ顕微鏡、特に原子
力(atomic force)顕微鏡においては、捕
獲相、例えば少なくとも1種の本発明のモノクローナル
抗体を固相に付着させ、走査型プローブ顕微鏡を使用
し、固相の表面に存在し得る抗原/抗体複合体を検出す
る。走査型トンネル顕微鏡を使用すると、抗原/抗体複
合体を検出するために多くのイムノアアッセイ系に通常
は使用せねばならない標識が必要でなくなる。このよう
な系は係属米国特許出願第662,147号明細書に記
載されている。特異的結合反応をモニターするためにS
PMは多くの態様で使用され得る。1つの実施態様にお
いては、特異的結合パートナーの1つのメンバー(本発
明のモノクローナル抗体である被分析物質特異的物質)
を走査に適した表面に付着させる。被分析物質特異的物
質の付着は、当業者には公知の方法に従って、プラスチ
ックまたは金属表面の固相からなる試験片に吸着させる
ことにより行い得る。或いは、誘導体化プラスチック、
金属、シリコン、またはガラスの固相からなる試験片に
特異的結合パートナー(被分析物質特異的物質)を共有
結合させることもできる。共有結合方法は当業者には公
知であり、特異的結合パートナーを試験片に不可逆的に
結合する種々の手段を含む。試験片がシリコンまたはガ
ラスである場合、特異的結合パートナーを付着させる前
に表面を活性化する必要がある。トリエトキシアミノプ
ロピルシラン(Sigma Chemical C
o.,St.Louis,MOから入手可能)、トリエ
トキシビニルシラン(Aldrich Chemica
l Co.,Milwaukee,WI)及び(3−メ
ルカプト−プロピル)−トリメトキシシラン(Sigm
a Chemical Co.,St.Louis,M
O)といった活性化シラン化合物を使用し、それぞれア
ミノ、ビニル及びチオールといった反応性の基を導入す
ることができる。このような活性化表面を使用して結合
パートナーを(アミノまたはチオールの場合には)直接
に結合することもできるし、活性化表面を更に、グルタ
ルアルデヒド、ビス(スクシンイミジル)スベレート、
SPPD9(スクシンイミジル 3−[2−ピリジルジ
チオ]プロピオネート)、SMCC(スクシンイミジル
−4−[N−マレイミドメチル]シクロヘキサン−1−
カルボキシレート)、SIAB(スクシンイミジル[4
−ヨードアセチル]アミノベンゾエート)及びSMPB
(スクシンイミジル4−[1−マレイミドフェニル]ブ
チレート)といったリンカーと反応させ、結合パートナ
ーを表面から離すこともできる。ビニル基は、酸化して
共有結合手段を与えることもできるし、特異的結合パー
トナーに対して複数の付着点を与え得るポリアクリル酸
のごとき種々のポリマーを重合するためのアンカーとし
て使用することもできる。アミノ表面を種々の分子量の
酸化デキストランと反応させ、種々のサイズ及び結合能
の親水性リンカーを与えることもできる。酸化可能なデ
キストランの例として、Dextran T−40(分
子量40,000ダルトン)、Dextran T−1
10(分子量110,000ダルトン)、Dextra
nT−500(分子量500,000ダルトン)、De
xtran T−2M(分子量2,000,000ダル
トン)(これら全てはPharmaciaから入手可
能)、またはFicoll(分子量70,000ダルト
ン)(SigmaChemical Co.,St L
ouis,MOから入手可能)が挙げられる。また、1
988年1月29日出願係属米国特許出願第150,2
78号明細書及び1989年7月7日出願同第375,
029号明細書に記載の方法及び化学物質を使用し、高
分子電解質相互作用を使用して特定的結合パートナーを
試験片の表面に固定することもできる。好ましい付着方
法は共有結合によるものである。特異的結合メンバーを
付着させたあと、非特異的結合を最少限に抑えるために
表面を更に、血清、タンパク質、または他のブロッキン
グ剤で処理してもよい。該表面がアッセイに適している
か検証するため、それを製造場所または使用時点で走査
してもよい。走査方法は、試験片の特異的結合特性を変
化させないものとする。
【0075】「サンドイッチ」イムノアッセイ及びプロ
ーブアッセイを含む種々の他のアッセイ形式を使用し得
る。例えば、本発明のモノクローナル抗体を種々のアッ
セイ系に使用して、検査試料中のHGBVタンパク質の
存在を、もしあるとするならば判定することができる。
与えられるかかるモノクローナル抗体のフラグメントを
使用してもよい。例えば高速アッセイ形式においては、
固相に被覆したポリクローナルもしくはモノクローナル
抗HGBV抗体またはそのフラグメントまたはこれらの
抗体の組合せを、HGBVタンパク質を含み得る検査試
料と接触させ、混合物を形成する。この混合物を、抗原
/抗体複合体を形成するのに十分な時間及び条件下でイ
ンキュベートする。シグナル生成化合物を付着させた、
HGBV領域に特異的に結合するモノクローナルもしく
はポリクローナル抗体またはそのフラグメントまたはこ
れらの抗体の組合せを含む指示薬を、抗原/抗体複合体
と接触させて第2の混合物を形成する。この第2の混合
物を、抗体/抗原/抗体複合体を形成するのに十分な時
間及び条件下でインキュベートする。検査試料中に存在
しており固相上に捕獲されたHGBV抗原の存在は、も
しあるとすれば、シグナル生成化合物によって生成され
る測定可能なシグナルを検出することにより判定され
る。検査試料中に存在するHGBV抗原の量は生成され
たシグナルに比例する。
ーブアッセイを含む種々の他のアッセイ形式を使用し得
る。例えば、本発明のモノクローナル抗体を種々のアッ
セイ系に使用して、検査試料中のHGBVタンパク質の
存在を、もしあるとするならば判定することができる。
与えられるかかるモノクローナル抗体のフラグメントを
使用してもよい。例えば高速アッセイ形式においては、
固相に被覆したポリクローナルもしくはモノクローナル
抗HGBV抗体またはそのフラグメントまたはこれらの
抗体の組合せを、HGBVタンパク質を含み得る検査試
料と接触させ、混合物を形成する。この混合物を、抗原
/抗体複合体を形成するのに十分な時間及び条件下でイ
ンキュベートする。シグナル生成化合物を付着させた、
HGBV領域に特異的に結合するモノクローナルもしく
はポリクローナル抗体またはそのフラグメントまたはこ
れらの抗体の組合せを含む指示薬を、抗原/抗体複合体
と接触させて第2の混合物を形成する。この第2の混合
物を、抗体/抗原/抗体複合体を形成するのに十分な時
間及び条件下でインキュベートする。検査試料中に存在
しており固相上に捕獲されたHGBV抗原の存在は、も
しあるとすれば、シグナル生成化合物によって生成され
る測定可能なシグナルを検出することにより判定され
る。検査試料中に存在するHGBV抗原の量は生成され
たシグナルに比例する。
【0076】或いは、固体支持体に結合させたポリクロ
ーナルもしくはモノクローナル抗HGBV抗体またはそ
のフラグメントまたはこれらの抗体の組合せと、検査試
料と、シグナル生成化合物を付着させた、HGBV抗原
に特異的に結合するモノクローナルもしくはポリクロー
ナル抗体またはそのフラグメントまたはこれらの抗体の
組合せを含む指示薬とを接触させて混合物を形成する。
この混合物を、抗体/抗原/抗体複合体を形成するのに
十分な時間及び条件下でインキュベートする。検査試料
中に存在しており固相上に捕獲されたHGBVタンパク
質の存在は、もしあるとすれば、シグナル生成化合物に
よって生成される測定可能なシグナルを検出することに
より判定される。検査試料中に存在するHGBVタンパ
ク質の量は生成されたシグナルに比例する。
ーナルもしくはモノクローナル抗HGBV抗体またはそ
のフラグメントまたはこれらの抗体の組合せと、検査試
料と、シグナル生成化合物を付着させた、HGBV抗原
に特異的に結合するモノクローナルもしくはポリクロー
ナル抗体またはそのフラグメントまたはこれらの抗体の
組合せを含む指示薬とを接触させて混合物を形成する。
この混合物を、抗体/抗原/抗体複合体を形成するのに
十分な時間及び条件下でインキュベートする。検査試料
中に存在しており固相上に捕獲されたHGBVタンパク
質の存在は、もしあるとすれば、シグナル生成化合物に
よって生成される測定可能なシグナルを検出することに
より判定される。検査試料中に存在するHGBVタンパ
ク質の量は生成されたシグナルに比例する。
【0077】更に別のアッセイ形式においては、1種ま
たは2種以上組合せた本発明のモノクローナル抗体を、
HGBVタンパク質に対する抗体を検出するための競合
プローブとして使用し得る。例えばHGBVタンパク質
を単独でまたは組合せて固相に被覆することができる。
次いで、HGBV抗原に対する抗体を含む疑いのある検
査試料を、シグナル生成化合物と少なくとも1種の本発
明モノクローナル抗体とを含む指示薬と一緒に、検査試
料及び指示薬と固相、または指示薬と固相とで、抗原/
抗体複合体を形成するのに十分な時間及び条件下でイン
キュベートする。モノクローナル抗体の固相への結合の
低下を定量的に測定し得る。非A、非B、非C、非D、
非E型肝炎陰性が確認されている検査試料から生成され
るシグナルと比較してシグナル低下が測定され得るなら
ば、検査試料中に抗HGBV抗体が存在することが判
る。
たは2種以上組合せた本発明のモノクローナル抗体を、
HGBVタンパク質に対する抗体を検出するための競合
プローブとして使用し得る。例えばHGBVタンパク質
を単独でまたは組合せて固相に被覆することができる。
次いで、HGBV抗原に対する抗体を含む疑いのある検
査試料を、シグナル生成化合物と少なくとも1種の本発
明モノクローナル抗体とを含む指示薬と一緒に、検査試
料及び指示薬と固相、または指示薬と固相とで、抗原/
抗体複合体を形成するのに十分な時間及び条件下でイン
キュベートする。モノクローナル抗体の固相への結合の
低下を定量的に測定し得る。非A、非B、非C、非D、
非E型肝炎陰性が確認されている検査試料から生成され
るシグナルと比較してシグナル低下が測定され得るなら
ば、検査試料中に抗HGBV抗体が存在することが判
る。
【0078】更に別の検出方法においては、本発明のモ
ノクローナル抗体またはポリクローナル抗体の各々を、
免疫組織化学分析による固定組織片及び固定細胞におけ
るHGBV抗原の検出に使用し得る。かかる抗体を直接
標識する(フルオレセイン、コロイド金、西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼなど)か、
または(本明細書に例示した種々の標識を用いた)第2
標識抗種抗体を使用して標識して疾患の履歴を追跡する
細胞化学分析も本発明の範囲内である。
ノクローナル抗体またはポリクローナル抗体の各々を、
免疫組織化学分析による固定組織片及び固定細胞におけ
るHGBV抗原の検出に使用し得る。かかる抗体を直接
標識する(フルオレセイン、コロイド金、西洋ワサビペ
ルオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼなど)か、
または(本明細書に例示した種々の標識を用いた)第2
標識抗種抗体を使用して標識して疾患の履歴を追跡する
細胞化学分析も本発明の範囲内である。
【0079】更に、モノクローナル抗体をCNBr活性
化セファロースと類似のマトリックスに結合し、細胞培
養物、または血液及び肝といった生物組織由来の特異的
HGBVタンパク質のアフィニティー精製に使用し、組
換えまたは天然ウイルスHGBV抗原及びタンパク質を
精製することもできる。 本発明のモノクローナル抗体
は、治療を目的とするキメラ抗体の生成や、他の類似の
用途に使用することもできる。 モノクローナル抗体ま
たはそのフラグメントは、HGBV抗原を検出するため
に個々に提供され得る。本明細書において与えられるモ
ノクローナル抗体(及びそのフラグメント)の組合せ
は、少なくとも1種の本発明の抗HGBV抗体と、他の
HGBV領域に対する抗体との混合物または「カクテ
ル」中の、各々が異なる結合特異性を有する成分として
一緒に使用され得る。即ちこのカクテルは、HGBVタ
ンパク質に対する本発明のモノクローナル抗体と、HG
BVゲノムの他の抗原決定基に対する他のモノクローナ
ル抗体とを含み得る。
化セファロースと類似のマトリックスに結合し、細胞培
養物、または血液及び肝といった生物組織由来の特異的
HGBVタンパク質のアフィニティー精製に使用し、組
換えまたは天然ウイルスHGBV抗原及びタンパク質を
精製することもできる。 本発明のモノクローナル抗体
は、治療を目的とするキメラ抗体の生成や、他の類似の
用途に使用することもできる。 モノクローナル抗体ま
たはそのフラグメントは、HGBV抗原を検出するため
に個々に提供され得る。本明細書において与えられるモ
ノクローナル抗体(及びそのフラグメント)の組合せ
は、少なくとも1種の本発明の抗HGBV抗体と、他の
HGBV領域に対する抗体との混合物または「カクテ
ル」中の、各々が異なる結合特異性を有する成分として
一緒に使用され得る。即ちこのカクテルは、HGBVタ
ンパク質に対する本発明のモノクローナル抗体と、HG
BVゲノムの他の抗原決定基に対する他のモノクローナ
ル抗体とを含み得る。
【0080】かかるアッセイ形式に使用し得るポリクロ
ーナル抗体またはそのフラグメントは、アッセイに使用
される特異的HGBV領域または他のHGBVタンパク
質に特異的に結合すべきである。使用されるポリクロー
ナル抗体は哺乳動物由来のものであるのが好ましく、ヒ
ト、ヤギ、ウサギまたはヒツジの抗HGBVポリクロー
ナル抗体を使用し得る。最も好ましくは、ポリクローナ
ル抗体はウサギポリクローナル抗HGBV抗体である。
アッセイに使用されるポリクローナル抗体は単独でもポ
リクローナル抗体のカクテルとしても使用し得る。アッ
セイ形式に使用されるカクテルは異なるHGBV特異性
を有するモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体
いずれかからなるので、それらは、HGBV感染の診
断、評価及び予防に、並びにHGBVタンパク質の分化
及び特異性の研究に有用となろう。
ーナル抗体またはそのフラグメントは、アッセイに使用
される特異的HGBV領域または他のHGBVタンパク
質に特異的に結合すべきである。使用されるポリクロー
ナル抗体は哺乳動物由来のものであるのが好ましく、ヒ
ト、ヤギ、ウサギまたはヒツジの抗HGBVポリクロー
ナル抗体を使用し得る。最も好ましくは、ポリクローナ
ル抗体はウサギポリクローナル抗HGBV抗体である。
アッセイに使用されるポリクローナル抗体は単独でもポ
リクローナル抗体のカクテルとしても使用し得る。アッ
セイ形式に使用されるカクテルは異なるHGBV特異性
を有するモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体
いずれかからなるので、それらは、HGBV感染の診
断、評価及び予防に、並びにHGBVタンパク質の分化
及び特異性の研究に有用となろう。
【0081】全てのHGBVウイルスに共通な合成、組
換えまたは天然ペプチドを使用することにより、HGB
V群のウイルスがアッセイにおいて検出可能となり得る
ことが考えられ、本発明の範囲内である。HGBV−
A、HGBV−B、HGBV−C、更には他のHGBV
ウイルス由来の種々のエピトープを同定する種々の合
成、組換えまたは天然ペプチドをアッセイ形式に使用し
得ることも本発明の範囲内である。後者の場合、それら
を1つの固相に被覆してもよいし、各ペプチドをそれぞ
れ別個の固相、例えば微粒子上に被覆し、それらを合わ
せて、あとでアッセイに使用し得るペプチドの混合物を
形成してもよい。このようなアッセイ形式の変形は当業
者には公知であり、後述する。
換えまたは天然ペプチドを使用することにより、HGB
V群のウイルスがアッセイにおいて検出可能となり得る
ことが考えられ、本発明の範囲内である。HGBV−
A、HGBV−B、HGBV−C、更には他のHGBV
ウイルス由来の種々のエピトープを同定する種々の合
成、組換えまたは天然ペプチドをアッセイ形式に使用し
得ることも本発明の範囲内である。後者の場合、それら
を1つの固相に被覆してもよいし、各ペプチドをそれぞ
れ別個の固相、例えば微粒子上に被覆し、それらを合わ
せて、あとでアッセイに使用し得るペプチドの混合物を
形成してもよい。このようなアッセイ形式の変形は当業
者には公知であり、後述する。
【0082】別のアッセイ形式においては、HGBVに
対する抗体及び/または抗原の存在を以下のように同時
アッセイにおいて検出し得る。検査試料を、固相に付着
された第1被分析物質に特異的な第1結合メンバーを含
む第1被分析物質用捕獲剤と、第2固相に付着された第
2被分析物質に対する第1結合メンバーを含む第2被分
析物質用捕獲剤とに同時に接触させ、それによって混合
物を形成する。この混合物を、捕獲剤/第1被分析物質
複合体及び捕獲剤/第2被分析物質複合体を形成するの
に十分な時間及び条件下でインキュベートする。このよ
うに形成された複合体を、シグナル生成化合物で標識さ
れた第1被分析物質に特異的な結合対のメンバーを含む
指示薬と、シグナル生成化合物で標識された第2被分析
物質に特異的な結合対のメンバーを含む指示薬とに接触
させ、第2混合物を形成する。この第2混合物を、捕獲
剤/第1被分析物質/指示薬複合体及び捕獲剤/第2被
分析物質/指示薬複合体を形成するのに十分な時間及び
条件下でインキュベートする。1種以上の被分析物質の
存在は、検査試料中の1種以上の被分析物質の存在の指
標として、いずれか一方または両方の固相上に形成され
た複合体に関連して生成されたシグナルを検出すること
により判定される。このアッセイ形式においては、ヒト
発現系から誘導されたタンパク質を、本明細書に記載の
ごとき哺乳動物発現系から誘導されたタンパク質から生
成されるモノクローナル抗体と同様に使用し得る。かか
るアッセイ系は、欧州特許出願公開第0473065号
明細書に対応する係属米国特許出願第07/574,8
21号明細書、発明の名称“Simultaneous
Assay for Detecting OneO
r More Analytes”に詳述されている。
対する抗体及び/または抗原の存在を以下のように同時
アッセイにおいて検出し得る。検査試料を、固相に付着
された第1被分析物質に特異的な第1結合メンバーを含
む第1被分析物質用捕獲剤と、第2固相に付着された第
2被分析物質に対する第1結合メンバーを含む第2被分
析物質用捕獲剤とに同時に接触させ、それによって混合
物を形成する。この混合物を、捕獲剤/第1被分析物質
複合体及び捕獲剤/第2被分析物質複合体を形成するの
に十分な時間及び条件下でインキュベートする。このよ
うに形成された複合体を、シグナル生成化合物で標識さ
れた第1被分析物質に特異的な結合対のメンバーを含む
指示薬と、シグナル生成化合物で標識された第2被分析
物質に特異的な結合対のメンバーを含む指示薬とに接触
させ、第2混合物を形成する。この第2混合物を、捕獲
剤/第1被分析物質/指示薬複合体及び捕獲剤/第2被
分析物質/指示薬複合体を形成するのに十分な時間及び
条件下でインキュベートする。1種以上の被分析物質の
存在は、検査試料中の1種以上の被分析物質の存在の指
標として、いずれか一方または両方の固相上に形成され
た複合体に関連して生成されたシグナルを検出すること
により判定される。このアッセイ形式においては、ヒト
発現系から誘導されたタンパク質を、本明細書に記載の
ごとき哺乳動物発現系から誘導されたタンパク質から生
成されるモノクローナル抗体と同様に使用し得る。かか
るアッセイ系は、欧州特許出願公開第0473065号
明細書に対応する係属米国特許出願第07/574,8
21号明細書、発明の名称“Simultaneous
Assay for Detecting OneO
r More Analytes”に詳述されている。
【0083】更に別のアッセイ形式においては、組換え
タンパク質及び/または合成ペプチドを使用して検査試
料中の抗HGBVの存在を検出し得る。例えば、検査試
料を、少なくとも1種の組換えタンパク質または合成ペ
プチドを付着させた固相と一緒にインキュベートする。
これらを、抗原/抗体複合体を形成するのに十分な時間
及び条件下で反応させる。インキュベーション後、抗原
/抗体複合体を検出する。選択したアッセイ系に従い、
指示薬を使用して検出を容易にし得る。別のアッセイ形
式においては、検査試料を、本明細書に記載のごとく製
造された組換えタンパク質または合成ペプチドを付着さ
せた固相と接触させ、更に、好ましくは指示薬で標識さ
れた、該タンパク質に特異的なモノクローナルまたはポ
リクローナル抗体と接触させる。抗体/抗原複合体が形
成されるのに十分な時間及び条件下でインキュベートし
た後、固相を遊離相から分離し、HGBV抗体の存在の
指標としての標識を固相または遊離相において検出す
る。本発明のタンパク質を使用する他のアッセイ形式も
考えられる。それらには、検査試料を、第1供給源由来
の少なくとも1種の抗原を付着させた固相と接触させ、
固相及び検査試料を、抗原/抗体複合体を形成するのに
十分な時間及び条件下でインキュベートし、次いで固相
を、第1供給源とは異なる第2供給源から誘導された標
識抗原と接触させることを含む。例えば、E.coli
のごとき第1供給源から誘導された組換えタンパク質を
固相上の捕獲抗原として使用し、検査試料をこのように
調製された固相に添加し、異なる供給源(即ちE.co
li以外)から誘導された組換えタンパク質を指示薬の
一部として使用する。同様に、固相上の組換え抗原と指
示薬相中の合成ペプチドとを組合せることもできる。第
1供給源由来のHGBVに特異的な抗原を捕獲抗原とし
て使用し且つ異なる第2供給源由来のHGBVに特異的
な抗原を使用するアッセイ形式も考えられる。組換え抗
原の種々の組合せ、並びに合成ペプチド、精製ウイルス
タンパク質の使用などが本発明の範囲に含まれる。この
ようなアッセイその他が本出願人名義の米国特許第5,
254,458号明細書に記載されており、その内容は
参照により本明細書に包含されるものとする。
タンパク質及び/または合成ペプチドを使用して検査試
料中の抗HGBVの存在を検出し得る。例えば、検査試
料を、少なくとも1種の組換えタンパク質または合成ペ
プチドを付着させた固相と一緒にインキュベートする。
これらを、抗原/抗体複合体を形成するのに十分な時間
及び条件下で反応させる。インキュベーション後、抗原
/抗体複合体を検出する。選択したアッセイ系に従い、
指示薬を使用して検出を容易にし得る。別のアッセイ形
式においては、検査試料を、本明細書に記載のごとく製
造された組換えタンパク質または合成ペプチドを付着さ
せた固相と接触させ、更に、好ましくは指示薬で標識さ
れた、該タンパク質に特異的なモノクローナルまたはポ
リクローナル抗体と接触させる。抗体/抗原複合体が形
成されるのに十分な時間及び条件下でインキュベートし
た後、固相を遊離相から分離し、HGBV抗体の存在の
指標としての標識を固相または遊離相において検出す
る。本発明のタンパク質を使用する他のアッセイ形式も
考えられる。それらには、検査試料を、第1供給源由来
の少なくとも1種の抗原を付着させた固相と接触させ、
固相及び検査試料を、抗原/抗体複合体を形成するのに
十分な時間及び条件下でインキュベートし、次いで固相
を、第1供給源とは異なる第2供給源から誘導された標
識抗原と接触させることを含む。例えば、E.coli
のごとき第1供給源から誘導された組換えタンパク質を
固相上の捕獲抗原として使用し、検査試料をこのように
調製された固相に添加し、異なる供給源(即ちE.co
li以外)から誘導された組換えタンパク質を指示薬の
一部として使用する。同様に、固相上の組換え抗原と指
示薬相中の合成ペプチドとを組合せることもできる。第
1供給源由来のHGBVに特異的な抗原を捕獲抗原とし
て使用し且つ異なる第2供給源由来のHGBVに特異的
な抗原を使用するアッセイ形式も考えられる。組換え抗
原の種々の組合せ、並びに合成ペプチド、精製ウイルス
タンパク質の使用などが本発明の範囲に含まれる。この
ようなアッセイその他が本出願人名義の米国特許第5,
254,458号明細書に記載されており、その内容は
参照により本明細書に包含されるものとする。
【0084】他のアッセイ系では、ウイルスゲノム(ま
たはそのフラグメント)を含むHGBVウイルス粒子ま
たはサブウイルス粒子に、特異的抗体とウイルスタンパ
ク質(ペプチドなど)の接触によって特異的に結合する
(ポリクローナル、モノクローナルまたは天然)抗体が
使用される。次いでこの捕獲された粒子をLCRまたは
PCRなどの方法によって分析し、ウイルスゲノムが検
査試料中に存在するかどうかを判定することができる。
該方法に従って分析し得る検査試料としては、血液、
肝、痰、尿、便、唾液などが挙げられる。かかる抗原捕
獲増幅法を使用する利点は、特異的抗体を使用して検査
試料中のウイルスゲノムを他の分子から分離し得ること
である。このような方法は係属米国特許出願第08/1
41,429号明細書に記載されている。
たはそのフラグメント)を含むHGBVウイルス粒子ま
たはサブウイルス粒子に、特異的抗体とウイルスタンパ
ク質(ペプチドなど)の接触によって特異的に結合する
(ポリクローナル、モノクローナルまたは天然)抗体が
使用される。次いでこの捕獲された粒子をLCRまたは
PCRなどの方法によって分析し、ウイルスゲノムが検
査試料中に存在するかどうかを判定することができる。
該方法に従って分析し得る検査試料としては、血液、
肝、痰、尿、便、唾液などが挙げられる。かかる抗原捕
獲増幅法を使用する利点は、特異的抗体を使用して検査
試料中のウイルスゲノムを他の分子から分離し得ること
である。このような方法は係属米国特許出願第08/1
41,429号明細書に記載されている。
【0085】本発明を固相を使用する場合について記載
したが、本発明の抗体、タンパク質及びペプチドといっ
た試薬は非固相アッセイ系においても使用し得ると考え
られる。このようなアッセイ系は当業者には公知であ
り、本発明の範囲に含まれるものとする。
したが、本発明の抗体、タンパク質及びペプチドといっ
た試薬は非固相アッセイ系においても使用し得ると考え
られる。このようなアッセイ系は当業者には公知であ
り、本発明の範囲に含まれるものとする。
【0086】材料及び方法 一般方法 特に記載のない限り、本発明の実施には、分子生物学、
微生物学、組換えDNA及び免疫学の分野における慣用
的な公知の技術及び方法が使用される。このような技術
は文献に詳述されている。例えば、J.Sambroo
kら,Molecular Cloning:A La
boratory Manual,第2版,Cold
Spring Harbor Press,Cold
Spring Harbor,N.Y.(1989);
D.N.Glover編,DNACloning,Vo
lumes I and II(1985);M.J.
Gait編,Oligonucleotide Syn
thesis,(1984);B.D.Hamesら
編,Nucleic Acid Hybridizat
ion,(1984);B.D.Hamesら編,Tr
anscription and Translati
on,(1984);R.I.Freshney編,A
nimal Cell Culture,(198
6);Immobilized Cells and
Enzymes,IRL Press(1986);
B.Perbal,A Practical Guid
e to Molecular Cloning,(1
984);シリーズ,Methodsin Enzym
ology,Academic Press,In
c.,Orlando,Florida;J.H.Mi
llerら編,Gene Transfer Vect
ors For Mammalian Cells,C
old Spring Harbor Laborat
ory,Cold Spring Harbor,N.
Y.(1987);Wuら編,Methods in
Enzymology,Vol.154及び155;M
ayerら編,Immunological Meth
ods In Cell and Molecular
Biology,Academic Press,L
ondon(1987);Scopes,Protei
n Purification:Principles
and Practice,第2版,Springe
r−Verlag,N.Y.;及び、D.Weirら
編,Handbook Of Experimenta
l Immunology,Vol.I−IV(198
6);N.Lisitisynら,Science 2
59:946−951(1993)参照。
微生物学、組換えDNA及び免疫学の分野における慣用
的な公知の技術及び方法が使用される。このような技術
は文献に詳述されている。例えば、J.Sambroo
kら,Molecular Cloning:A La
boratory Manual,第2版,Cold
Spring Harbor Press,Cold
Spring Harbor,N.Y.(1989);
D.N.Glover編,DNACloning,Vo
lumes I and II(1985);M.J.
Gait編,Oligonucleotide Syn
thesis,(1984);B.D.Hamesら
編,Nucleic Acid Hybridizat
ion,(1984);B.D.Hamesら編,Tr
anscription and Translati
on,(1984);R.I.Freshney編,A
nimal Cell Culture,(198
6);Immobilized Cells and
Enzymes,IRL Press(1986);
B.Perbal,A Practical Guid
e to Molecular Cloning,(1
984);シリーズ,Methodsin Enzym
ology,Academic Press,In
c.,Orlando,Florida;J.H.Mi
llerら編,Gene Transfer Vect
ors For Mammalian Cells,C
old Spring Harbor Laborat
ory,Cold Spring Harbor,N.
Y.(1987);Wuら編,Methods in
Enzymology,Vol.154及び155;M
ayerら編,Immunological Meth
ods In Cell and Molecular
Biology,Academic Press,L
ondon(1987);Scopes,Protei
n Purification:Principles
and Practice,第2版,Springe
r−Verlag,N.Y.;及び、D.Weirら
編,Handbook Of Experimenta
l Immunology,Vol.I−IV(198
6);N.Lisitisynら,Science 2
59:946−951(1993)参照。
【0087】本発明の試薬及び方法は、本明細書に記載
のごとく改良された代表相違分析によって単離された、
タマリンまたはヒトであるHGBV感染個体の血漿、血
清または肝ホモジネート中に存在する極めて関連性のあ
るヌクレオチド配列群を与えることにより実現可能とな
る。このヌクレオチド配列群は、未感染個体由来のヒト
またはタマリンゲノムDNAにはハイブリダイズしない
こと、HGBV感染個体の肝(または肝ホモジネー
ト)、血漿または血清中にしか存在しないこと、及びG
enBankに存在しないことから、ヒトまたはタマリ
ンに由来するものではない。更に、該配列群は、HA
V、HBV、HCV、HDV及びHEVゲノム内に含ま
れる配列と核酸レベルで有意な一致を示さず、翻訳産物
でも一致レベルは有意とは考えられないほど低い。HG
BV感染ヒト由来の感染性血清、血漿または肝ホモジネ
ートはかかるポリヌクレオチド配列を含むが、未感染ヒ
ト由来の血清、血漿または肝ホモジネートはかかる配列
を含まない。これらのポリヌクレオチド配列の幾つかを
含む感染肝をノーザンブロット分析すると、それらがウ
イルスゲノムと同様のサイズの大きなRNA転写物から
誘導されていることが判る。HGBV感染ヒト由来の血
清、血漿または肝ホモジネートはこのポリペプチドに結
合する抗体を含むが、未感染ヒト由来の血清、血漿また
は肝ホモジネートはこのポリペプチドに対する抗体を含
まず、かかる抗体は、急性非A、非B、非C、非D及び
非E感染後の個体において誘起されている。これらを基
準にすると該配列は、非A、非B、非C、非D及び非E
型肝炎を惹起する、またはこれに関連のあるウイルスの
配列であると考えられる。
のごとく改良された代表相違分析によって単離された、
タマリンまたはヒトであるHGBV感染個体の血漿、血
清または肝ホモジネート中に存在する極めて関連性のあ
るヌクレオチド配列群を与えることにより実現可能とな
る。このヌクレオチド配列群は、未感染個体由来のヒト
またはタマリンゲノムDNAにはハイブリダイズしない
こと、HGBV感染個体の肝(または肝ホモジネー
ト)、血漿または血清中にしか存在しないこと、及びG
enBankに存在しないことから、ヒトまたはタマリ
ンに由来するものではない。更に、該配列群は、HA
V、HBV、HCV、HDV及びHEVゲノム内に含ま
れる配列と核酸レベルで有意な一致を示さず、翻訳産物
でも一致レベルは有意とは考えられないほど低い。HG
BV感染ヒト由来の感染性血清、血漿または肝ホモジネ
ートはかかるポリヌクレオチド配列を含むが、未感染ヒ
ト由来の血清、血漿または肝ホモジネートはかかる配列
を含まない。これらのポリヌクレオチド配列の幾つかを
含む感染肝をノーザンブロット分析すると、それらがウ
イルスゲノムと同様のサイズの大きなRNA転写物から
誘導されていることが判る。HGBV感染ヒト由来の血
清、血漿または肝ホモジネートはこのポリペプチドに結
合する抗体を含むが、未感染ヒト由来の血清、血漿また
は肝ホモジネートはこのポリペプチドに対する抗体を含
まず、かかる抗体は、急性非A、非B、非C、非D及び
非E感染後の個体において誘起されている。これらを基
準にすると該配列は、非A、非B、非C、非D及び非E
型肝炎を惹起する、またはこれに関連のあるウイルスの
配列であると考えられる。
【0088】この核酸配列群を使用し得ることにより、
HGBV感染に起因する非A、非B、非C、非D、非E
型肝炎を診断したり、血液ドナー、献血血液、血液製剤
及び個体を感染についてスクリーニングすることにおい
て有用なDNAプローブ及びポリペプチドを構築し得
る。例えば、該配列から、例えばウイルスを保有する疑
いのある被験者の血清中のウイルスゲノムの存在を検出
するためのハイブリダイゼーションプローブまたはPC
Rプライマーとして有用であったり、また献血血液中の
ウイルスの存在をスクリーニングするために有用な、約
8〜10またはそれ以上のヌクレオチドのDNAオリゴ
マーを合成し得る。当該核酸配列群により、HGBVに
感染した際に生成される抗体の存在に対する診断試薬と
して有用な、HGBV特異的ポリペプチドを設計及び製
造し得る。該核酸配列から誘導される精製ポリペプチド
に対する抗体を使用し、感染個体及び血液中のウイルス
性抗原を検出することもできる。かかる核酸配列によ
り、HGBVに対するワクチンとして、及び抗体を製造
するために使用し得るポリペプチドを設計及び製造する
ことが可能となり、そうすればそれを疾患の予防及び/
またはHGBV感染個体の治療に使用し得る。
HGBV感染に起因する非A、非B、非C、非D、非E
型肝炎を診断したり、血液ドナー、献血血液、血液製剤
及び個体を感染についてスクリーニングすることにおい
て有用なDNAプローブ及びポリペプチドを構築し得
る。例えば、該配列から、例えばウイルスを保有する疑
いのある被験者の血清中のウイルスゲノムの存在を検出
するためのハイブリダイゼーションプローブまたはPC
Rプライマーとして有用であったり、また献血血液中の
ウイルスの存在をスクリーニングするために有用な、約
8〜10またはそれ以上のヌクレオチドのDNAオリゴ
マーを合成し得る。当該核酸配列群により、HGBVに
感染した際に生成される抗体の存在に対する診断試薬と
して有用な、HGBV特異的ポリペプチドを設計及び製
造し得る。該核酸配列から誘導される精製ポリペプチド
に対する抗体を使用し、感染個体及び血液中のウイルス
性抗原を検出することもできる。かかる核酸配列によ
り、HGBVに対するワクチンとして、及び抗体を製造
するために使用し得るポリペプチドを設計及び製造する
ことが可能となり、そうすればそれを疾患の予防及び/
またはHGBV感染個体の治療に使用し得る。
【0089】かかる核酸配列群により、HGBVゲノム
を更に特性分析することも可能となる。かかる配列から
誘導されるポリヌクレオチドプローブを使用し、ゲノム
またはcDNAライブラリーを別の重複核酸配列につい
てスクリーニングし、更にそれを使用して重複した配列
を得ることができる。ゲノムがセグメント化されていて
もセグメントが共通配列を欠いていることがなければ、
この方法を使用して全ゲノムの配列を得ることができ
る。しかしながら、ゲノムがセグメント化されている場
合、記載のごときRDAクローニング処理を繰り返して
後述のごとく修飾するか、後述のごとくλ−gt11血
清学的スクリーニング処理を繰り返して後述のクローン
を単離するか、或いは、精製HGBV粒子からゲノムを
単離することにより、ゲノムの他のセグメントを得るこ
とができる。
を更に特性分析することも可能となる。かかる配列から
誘導されるポリヌクレオチドプローブを使用し、ゲノム
またはcDNAライブラリーを別の重複核酸配列につい
てスクリーニングし、更にそれを使用して重複した配列
を得ることができる。ゲノムがセグメント化されていて
もセグメントが共通配列を欠いていることがなければ、
この方法を使用して全ゲノムの配列を得ることができ
る。しかしながら、ゲノムがセグメント化されている場
合、記載のごときRDAクローニング処理を繰り返して
後述のごとく修飾するか、後述のごとくλ−gt11血
清学的スクリーニング処理を繰り返して後述のクローン
を単離するか、或いは、精製HGBV粒子からゲノムを
単離することにより、ゲノムの他のセグメントを得るこ
とができる。
【0090】上記配列から誘導されるcDNA配列及び
ポリペプチド、並びにかかるポリペプチドに対する抗体
も、HGBV原因物質の単離及び同定に有用である。例
えば、かかる核酸配列から誘導されるポリペプチド中に
含まれるHGBVエピトープに対する抗体をアフィニテ
ィークロマトグラフィーに基づく方法に使用し、ウイル
スを単離することができる。或いは、抗体を使用し、他
の方法で単離されたウイルス粒子を同定することもでき
る。単離されたウイルス粒子中のウイルス性抗原及びゲ
ノム物質を更に特性分析することもできる。
ポリペプチド、並びにかかるポリペプチドに対する抗体
も、HGBV原因物質の単離及び同定に有用である。例
えば、かかる核酸配列から誘導されるポリペプチド中に
含まれるHGBVエピトープに対する抗体をアフィニテ
ィークロマトグラフィーに基づく方法に使用し、ウイル
スを単離することができる。或いは、抗体を使用し、他
の方法で単離されたウイルス粒子を同定することもでき
る。単離されたウイルス粒子中のウイルス性抗原及びゲ
ノム物質を更に特性分析することもできる。
【0091】HGBVゲノムを更に配列決定すること、
HGBV抗原を更に特性分析すること、及びゲノムを特
性分析することにより得られる情報により、HGBVに
誘発される非A、非B、非C、非D、非E型肝炎の診
断、予防及び治療に、並びに感染血液及び血液関連製剤
のスクリーニングに使用し得る別のプローブ及びポリペ
プチド並びに抗体を設計及び合成することができる。
HGBV抗原を更に特性分析すること、及びゲノムを特
性分析することにより得られる情報により、HGBVに
誘発される非A、非B、非C、非D、非E型肝炎の診
断、予防及び治療に、並びに感染血液及び血液関連製剤
のスクリーニングに使用し得る別のプローブ及びポリペ
プチド並びに抗体を設計及び合成することができる。
【0092】かかる核酸配列群が誘導されるゲノムから
誘導される抗原、抗体及びポリヌクレオチドを含む、H
GBVに対するプローブが得られれば、HGBVの生物
学的特性を明らかにすることに特に使用される組織培養
系の開発が可能となる。一旦これが既知となれば、HG
BVの複製またはその感染を優先的に阻害する抗ウイル
ス性化合物をベースにして新規の治療方法を開発し得る
と考えられる。
誘導される抗原、抗体及びポリヌクレオチドを含む、H
GBVに対するプローブが得られれば、HGBVの生物
学的特性を明らかにすることに特に使用される組織培養
系の開発が可能となる。一旦これが既知となれば、HG
BVの複製またはその感染を優先的に阻害する抗ウイル
ス性化合物をベースにして新規の治療方法を開発し得る
と考えられる。
【0093】HGBVの病因物質を同定及び単離するた
めに使用した1方法では、N.Lisitsynら,S
cience.259:946−951(1993)に
より報告されているような再現相違分析(RDA)とし
て知られる公知方法の変法によりGB物質のクローニン
グ/単離を行った。この方法は控除ハイブリダイゼーシ
ョンの原理に基づいて2つの複合哺乳動物ゲノム間のD
NA相違をクローニングする。要約すると、この方法で
は2つの被験ゲノムを(該当ターゲット配列を含む)
「テスター」及び(正常DNAに相当する)「ドライバ
ー」と属的に区別する。RDAに関するLisitsy
nらの記述は類似する複合DNAバックグラウンド間の
DNA相違の同定及びクローニングに限られている。こ
れらの相違は特定の細胞系、血液、血漿又は組織サンプ
ル中に存在し且つ非感染細胞系、血液、血漿又は組織サ
ンプル中に不在の任意の大きいDNAウイルス(例えば
≧25,000DNA塩基対)を含み得る。HGBVは
≦10,000塩基のDNA又はRNAゲノムを含む小
さいウイルスであるらしいと先行文献に示されているの
で、小さいウイルスを検出できるようにRDAプロトコ
ルを修正した。方法の主要段階を以下に記載し、図13
に示す。
めに使用した1方法では、N.Lisitsynら,S
cience.259:946−951(1993)に
より報告されているような再現相違分析(RDA)とし
て知られる公知方法の変法によりGB物質のクローニン
グ/単離を行った。この方法は控除ハイブリダイゼーシ
ョンの原理に基づいて2つの複合哺乳動物ゲノム間のD
NA相違をクローニングする。要約すると、この方法で
は2つの被験ゲノムを(該当ターゲット配列を含む)
「テスター」及び(正常DNAに相当する)「ドライバ
ー」と属的に区別する。RDAに関するLisitsy
nらの記述は類似する複合DNAバックグラウンド間の
DNA相違の同定及びクローニングに限られている。こ
れらの相違は特定の細胞系、血液、血漿又は組織サンプ
ル中に存在し且つ非感染細胞系、血液、血漿又は組織サ
ンプル中に不在の任意の大きいDNAウイルス(例えば
≧25,000DNA塩基対)を含み得る。HGBVは
≦10,000塩基のDNA又はRNAゲノムを含む小
さいウイルスであるらしいと先行文献に示されているの
で、小さいウイルスを検出できるようにRDAプロトコ
ルを修正した。方法の主要段階を以下に記載し、図13
に示す。
【0094】要約すると、段階1では市販キットを使用
して全核酸(DNA及びRNA)を単離する。RDAで
はサンプルが高度に整合していることが必要である。理
想的には、テスター及びドライバー核酸サンプルを同一
源(動物、ヒト等)から得るべきである。高度に関連す
るものであれば、非同一材料をテスター及びドライバー
核酸源に使用してもよい。RNAのランダムに開始され
る逆転写とそれに続いてランダムに開始されるDNA合
成により全核酸から2本鎖DNAを生成する。この処理
は、1本鎖RNAウイルス及び1本鎖DNAウイルスを
RDAに使用可能な2本鎖DNA分子に変換するもので
ある。未知ウイルスがDNA又はRNAゲノムの一方を
有すると仮定するならば、文献に記載されているように
DNA単独又はRNA単独抽出手順を使用して2本鎖D
NAを生成することができる。
して全核酸(DNA及びRNA)を単離する。RDAで
はサンプルが高度に整合していることが必要である。理
想的には、テスター及びドライバー核酸サンプルを同一
源(動物、ヒト等)から得るべきである。高度に関連す
るものであれば、非同一材料をテスター及びドライバー
核酸源に使用してもよい。RNAのランダムに開始され
る逆転写とそれに続いてランダムに開始されるDNA合
成により全核酸から2本鎖DNAを生成する。この処理
は、1本鎖RNAウイルス及び1本鎖DNAウイルスを
RDAに使用可能な2本鎖DNA分子に変換するもので
ある。未知ウイルスがDNA又はRNAゲノムの一方を
有すると仮定するならば、文献に記載されているように
DNA単独又はRNA単独抽出手順を使用して2本鎖D
NAを生成することができる。
【0095】段階2ではテスター及びドライバー核酸を
増幅し、予備接種及び感染性血漿源から抽出された全核
酸に相当する大量の材料(即ちテスターアンプリコン及
びドライバーアンプリコン)を生成する。これは、4b
p認識部位を有する制限エンドヌクレアーゼ(例えばS
au3AI)で上記のように調製した2本鎖DNAを開
裂することにより達せられる。DNAフラグメントをオ
リゴヌクレオチドアダプター(セット#1)に連結す
る。DNAフラグメントを末端充填し、PCR増幅す
る。PCR増幅後、オリゴヌクレオチドアダプター(セ
ット#1)を制限エンドヌクレアーゼ消化(例えばSa
u3A I)により除去し、その後の控除ハイブリダイ
ゼーション法で使用する大量のテスター及びドライバー
核酸を遊離させる。
増幅し、予備接種及び感染性血漿源から抽出された全核
酸に相当する大量の材料(即ちテスターアンプリコン及
びドライバーアンプリコン)を生成する。これは、4b
p認識部位を有する制限エンドヌクレアーゼ(例えばS
au3AI)で上記のように調製した2本鎖DNAを開
裂することにより達せられる。DNAフラグメントをオ
リゴヌクレオチドアダプター(セット#1)に連結す
る。DNAフラグメントを末端充填し、PCR増幅す
る。PCR増幅後、オリゴヌクレオチドアダプター(セ
ット#1)を制限エンドヌクレアーゼ消化(例えばSa
u3A I)により除去し、その後の控除ハイブリダイ
ゼーション法で使用する大量のテスター及びドライバー
核酸を遊離させる。
【0096】段階3の実験の目的はテスターゲノムに固
有のDNAを集積することである。これは控除ハイブリ
ダイゼーション及び動的集積を単一段階として組み合わ
せることにより達せられる。要約すると、オリゴヌクレ
オチドアダプターセット(#2又は#3)をテスターア
ンプリコンの5’末端に連結する。テスターアンプリコ
ンと過剰のドライバーアンプリコンを混合し、変性さ
せ、20時間ハイブリダイズさせる。テスター及びドラ
イバーDNA間で共通して保存される大量の配列がこの
時間中にアニールする。更に、テスターアプリコンに特
有な配列が再アニールする。しかし、ハイブリダイゼー
ション時間が制限されているため、多少の1本鎖テスタ
ー及びドライバーDNAが残存する。
有のDNAを集積することである。これは控除ハイブリ
ダイゼーション及び動的集積を単一段階として組み合わ
せることにより達せられる。要約すると、オリゴヌクレ
オチドアダプターセット(#2又は#3)をテスターア
ンプリコンの5’末端に連結する。テスターアンプリコ
ンと過剰のドライバーアンプリコンを混合し、変性さ
せ、20時間ハイブリダイズさせる。テスター及びドラ
イバーDNA間で共通して保存される大量の配列がこの
時間中にアニールする。更に、テスターアプリコンに特
有な配列が再アニールする。しかし、ハイブリダイゼー
ション時間が制限されているため、多少の1本鎖テスタ
ー及びドライバーDNAが残存する。
【0097】段階4では、再アニールしたテスター及び
ドライバーDNAの3’末端を文献に記載されているよ
うに高温で熱安定DNAポリメラーゼで充填する。テス
ターに固有の再アニールした配列はアニールした配列の
両鎖上に連結されたアダプターを含む。こうしてこれら
の分子の3’末端充填により2つのDNA鎖上にPCR
プライマーに相補的な配列が生成される。従って、これ
らのDNA種はPCRにかけると指数的に増幅される。
これとは対照的にテスター及びドライバーアンプリコン
間で共通に保存された配列を含む比較的大量のハイブリ
ッド分子(即ち一方の鎖はテスターアンプリコンに由来
し、一方の鎖はドライバーアンプリコンに由来する)は
PCRにより直線的に増幅される。これは、(テスター
アンプリコンに由来する)鎖のみが連結されたアダプタ
ー配列を含み、3’末端充填がドライバーアダプターに
由来する鎖上にPCRプライマーに相補的な配列のみを
生起するためである。
ドライバーDNAの3’末端を文献に記載されているよ
うに高温で熱安定DNAポリメラーゼで充填する。テス
ターに固有の再アニールした配列はアニールした配列の
両鎖上に連結されたアダプターを含む。こうしてこれら
の分子の3’末端充填により2つのDNA鎖上にPCR
プライマーに相補的な配列が生成される。従って、これ
らのDNA種はPCRにかけると指数的に増幅される。
これとは対照的にテスター及びドライバーアンプリコン
間で共通に保存された配列を含む比較的大量のハイブリ
ッド分子(即ち一方の鎖はテスターアンプリコンに由来
し、一方の鎖はドライバーアンプリコンに由来する)は
PCRにより直線的に増幅される。これは、(テスター
アンプリコンに由来する)鎖のみが連結されたアダプタ
ー配列を含み、3’末端充填がドライバーアダプターに
由来する鎖上にPCRプライマーに相補的な配列のみを
生起するためである。
【0098】段階5では、PCRを10増幅サイクル使
用して該当2本鎖DNAを定量的に増量する。段階4で
記載したように、再アニールしたテスター配列は指数的
に増幅され、テスター及びドライバーアニール間で共通
して保存された配列は直線的に増幅される。
用して該当2本鎖DNAを定量的に増量する。段階4で
記載したように、再アニールしたテスター配列は指数的
に増幅され、テスター及びドライバーアニール間で共通
して保存された配列は直線的に増幅される。
【0099】段階6では、文献に記載されているように
ヤエナリヌクレアーゼを使用して1本鎖DNAヌクレア
ーゼ消化により残存する1本鎖DNAを除去する。
ヤエナリヌクレアーゼを使用して1本鎖DNAヌクレア
ーゼ消化により残存する1本鎖DNAを除去する。
【0100】段階7では、ヌクレアーゼ消化後に残存す
る2本鎖DNAを更に15〜25サイクルPCR増幅す
る。
る2本鎖DNAを更に15〜25サイクルPCR増幅す
る。
【0101】最後に段階8ではこれらのDNA産物を制
限エンドヌクレアーゼで開裂し、オリゴヌクレオチドア
ダプターを除去する。その後、これらのDNA産物を
(前サイクルのRDAで使用されなかったオリゴヌクレ
オチドアダプターを使用して段階#3から開始する)次
回の増幅にかけるか、又は適切なプラスミドベクターに
クローニングし、更に分析する。
限エンドヌクレアーゼで開裂し、オリゴヌクレオチドア
ダプターを除去する。その後、これらのDNA産物を
(前サイクルのRDAで使用されなかったオリゴヌクレ
オチドアダプターを使用して段階#3から開始する)次
回の増幅にかけるか、又は適切なプラスミドベクターに
クローニングし、更に分析する。
【0102】上記RDA法は当業者に公知の再現相違分
析の変法である。予備接種及び感染性血清源からウイル
スクローンを単離するように方法を変形した。これらの
変形をテスター及びドライバーDNAのアンプリコンの
調製に関して以下に説明する。まず第1に、出発材料は
従来報告されているように哺乳動物細胞のゲノムDNA
から得た2本鎖DNAではなく、タマリンから得た感染
性予備接種生物血液サンプルから抽出した全核酸であっ
た。他の生物サンプル(例えば臓器、組織、胆汁、糞便
又は尿)を核酸源として使用してテスター及びドライバ
ーアンプリコンを生成してもよい。第2に、出発核酸の
量は文献に記載されているよりも実質的に少量である。
第3に、6bpでなく4bp認識部位を有する制限エン
ドヌクレアーゼを使用した。これは従来技術と実質的に
相違する。Lisitsynらの教示によると、RDA
はアンプリコン(即ち再現物)の生成がハイブリダイズ
(即ち控除)されるDNAの複合度を低下させるという
理由で有効である。
析の変法である。予備接種及び感染性血清源からウイル
スクローンを単離するように方法を変形した。これらの
変形をテスター及びドライバーDNAのアンプリコンの
調製に関して以下に説明する。まず第1に、出発材料は
従来報告されているように哺乳動物細胞のゲノムDNA
から得た2本鎖DNAではなく、タマリンから得た感染
性予備接種生物血液サンプルから抽出した全核酸であっ
た。他の生物サンプル(例えば臓器、組織、胆汁、糞便
又は尿)を核酸源として使用してテスター及びドライバ
ーアンプリコンを生成してもよい。第2に、出発核酸の
量は文献に記載されているよりも実質的に少量である。
第3に、6bpでなく4bp認識部位を有する制限エン
ドヌクレアーゼを使用した。これは従来技術と実質的に
相違する。Lisitsynらの教示によると、RDA
はアンプリコン(即ち再現物)の生成がハイブリダイズ
(即ち控除)されるDNAの複合度を低下させるという
理由で有効である。
【0103】従来技術では、6bp認識部位を有する制
限酵素を使用してゲノムを分画した。これらの制限エン
ドヌクレアーゼは約4000bp毎に開裂する。他方、
従来技術に記載されているPCR条件では配列の増幅寸
法は≦1500bpである。従って、6bp配列を認識
する制限酵素で分画されたDNAの複合種(例えばゲノ
ム)のその後のPCR増幅の結果、制限エンドヌクレア
ーゼ消化後に寸法≦1500bpのDNAのフラクショ
ンを含むアンプリコンが生成される。RDAのハイブリ
ダイゼーション段階が有効に行われるためにはDNA複
合度のこの低下(10〜50分の1と推定される)が必
要であると報告されている。複合度が低下しないなら
ば、控除段階中にテスター中の固有配列は有効にハイブ
リダイズすることができず、従って、これらの固有配列
はRDAの後続PCR段階中に指数的に増幅されない。
限酵素を使用してゲノムを分画した。これらの制限エン
ドヌクレアーゼは約4000bp毎に開裂する。他方、
従来技術に記載されているPCR条件では配列の増幅寸
法は≦1500bpである。従って、6bp配列を認識
する制限酵素で分画されたDNAの複合種(例えばゲノ
ム)のその後のPCR増幅の結果、制限エンドヌクレア
ーゼ消化後に寸法≦1500bpのDNAのフラクショ
ンを含むアンプリコンが生成される。RDAのハイブリ
ダイゼーション段階が有効に行われるためにはDNA複
合度のこの低下(10〜50分の1と推定される)が必
要であると報告されている。複合度が低下しないなら
ば、控除段階中にテスター中の固有配列は有効にハイブ
リダイズすることができず、従って、これらの固有配列
はRDAの後続PCR段階中に指数的に増幅されない。
【0104】RDAを受ける核酸配列の複合度が低下す
ると、比較的小さいウイルスを単離するためにRDAを
使用し難くなる。相互に1.5kb以内に2つの6bp
認識部位が存在する確率はかなり低いので、小さい(≦
10kb)ウイルスを単離できない恐れがある(表
1)。
ると、比較的小さいウイルスを単離するためにRDAを
使用し難くなる。相互に1.5kb以内に2つの6bp
認識部位が存在する確率はかなり低いので、小さい(≦
10kb)ウイルスを単離できない恐れがある(表
1)。
【0105】
【表1】 これに対して本発明者らは、より切断頻度の高い制限エ
ンドヌクレアーゼを使用してRDA被験DNAを分画す
るならば、小さいウイルスのクローニングにRDAが有
用であることを知見した。表1に示す通り、4bp認識
部位酵素をベースとするアンプリコンは、約250bp
毎に4bp認識部位フラグメントDNAを有する制限エ
ンドヌクレアーゼのように、如何なる小さいウイルスか
らも数個のフラグメントをほぼ確実に含む。他方、DN
A種のほぼ全部は4bp認識制限エンドヌクレアーゼに
よる消化後に≦1500bpで即ちPCR増幅されるの
で、アンプリコンはその生成起源である核酸源と同程度
の複合度であると思われる。相対ウイルス配列コピー数
は任意の特定又は内在配列コピー数よりも多いと予想さ
れるので、テスターアンプリコン中に存在する固有ウイ
ルス配列はハイブリダイゼーション段階(上記段階3)
中に2本鎖分子を形成できるはずである。従って、これ
らの配列は上記のように指数的に増幅される。相対ウイ
ルス配列コピー数がバックグラウンド又は内在核酸配列
コピー数に近づくので、重複6bp配列を認識し(例え
ばBstYI又はHincII)且つ約1000bp毎
に開裂する制限エンドヌクレアーゼを使用するか、又は
6bp配列を認識する数個の制限エンドヌクレアーゼを
同時に使用して、PCRによる増幅前にDNAを分画す
ることができると推論される。こうして、テスターアン
プリコンからウイルス配列を排除する危険を最小限にし
ながら、RDAを受けるアンプリコンの複合度を適度に
低下させることができる。この方法の有用性は、本明細
書中に記載する感染性タマリン血漿からのHGBV配列
のクローニングにより立証される。
ンドヌクレアーゼを使用してRDA被験DNAを分画す
るならば、小さいウイルスのクローニングにRDAが有
用であることを知見した。表1に示す通り、4bp認識
部位酵素をベースとするアンプリコンは、約250bp
毎に4bp認識部位フラグメントDNAを有する制限エ
ンドヌクレアーゼのように、如何なる小さいウイルスか
らも数個のフラグメントをほぼ確実に含む。他方、DN
A種のほぼ全部は4bp認識制限エンドヌクレアーゼに
よる消化後に≦1500bpで即ちPCR増幅されるの
で、アンプリコンはその生成起源である核酸源と同程度
の複合度であると思われる。相対ウイルス配列コピー数
は任意の特定又は内在配列コピー数よりも多いと予想さ
れるので、テスターアンプリコン中に存在する固有ウイ
ルス配列はハイブリダイゼーション段階(上記段階3)
中に2本鎖分子を形成できるはずである。従って、これ
らの配列は上記のように指数的に増幅される。相対ウイ
ルス配列コピー数がバックグラウンド又は内在核酸配列
コピー数に近づくので、重複6bp配列を認識し(例え
ばBstYI又はHincII)且つ約1000bp毎
に開裂する制限エンドヌクレアーゼを使用するか、又は
6bp配列を認識する数個の制限エンドヌクレアーゼを
同時に使用して、PCRによる増幅前にDNAを分画す
ることができると推論される。こうして、テスターアン
プリコンからウイルス配列を排除する危険を最小限にし
ながら、RDAを受けるアンプリコンの複合度を適度に
低下させることができる。この方法の有用性は、本明細
書中に記載する感染性タマリン血漿からのHGBV配列
のクローニングにより立証される。
【0106】HGBV免疫反応性エピトープを同定する
ための免疫スクリーニング 以下に記載するような免疫スクリーニングも、HGBV
配列を同定する付加的手段であった。急性又は慢性HG
BV感染を有する下記パラメーター内で基準に合致する
個体からの個々の血清、血漿又は肝臓ホモジネート又は
そのプールを使用してウイルス粒子を単離する。これら
の粒子から単離した核酸をゲノムライブラリー及び/又
はウイルスゲノムに対するcDNAライブラリーの構築
で鋳型として使用する。推定HGBV粒子を単離し、当
業者に公知のλ−gt11又は類似のシステムでゲノム
及び/又はcDNAライブラリーを構築するために使用
する手順を以下に説明する。λ−gt11はβ−ガラク
トシダーゼとの融合ポリペプチドとして挿入cDNAを
特異的に発現させ、規定抗原に対する特異抗血清で以っ
て多数の組換えファージをスクリーニングするために開
発されたベクターである。cDNAを含むcDNAプー
ルから生成されるλ−gt11 cDNAライブラリー
を、非A、非B、非C、非D及び非E肝炎既往個体から
の血清と特異的に結合することが可能なコード化エピト
ープについてスクリーニングする。V.Hunyhら,
D.Glover編,DNA Cloning Tec
hniques; A Practical Appr
oach, IRL Press,Oxford,En
gland,pp.49−78(1985)を参照され
たい。約106〜107個のファージをスクリーニングし
て陽性ファージを同定、精製後、HGBV物質に先に感
染した各個体からの血清と結合する特異性を試験する。
下記基準に合致する患者に由来し且つこれらの基準に合
致しない患者には存在しない血清又は血漿と選択的に結
合するファージがその後の試験に好適である。オーバー
ラップする核酸配列を単離する方法を使用することによ
り、付加的な上流及び下流HGBV配列を含むクローン
が得られる。単離クローン内でコードされるHGBV核
酸配列のヌクレオチド配列を分析し、複合配列が1つの
長い連続ORFを含むか否かを決定する。
ための免疫スクリーニング 以下に記載するような免疫スクリーニングも、HGBV
配列を同定する付加的手段であった。急性又は慢性HG
BV感染を有する下記パラメーター内で基準に合致する
個体からの個々の血清、血漿又は肝臓ホモジネート又は
そのプールを使用してウイルス粒子を単離する。これら
の粒子から単離した核酸をゲノムライブラリー及び/又
はウイルスゲノムに対するcDNAライブラリーの構築
で鋳型として使用する。推定HGBV粒子を単離し、当
業者に公知のλ−gt11又は類似のシステムでゲノム
及び/又はcDNAライブラリーを構築するために使用
する手順を以下に説明する。λ−gt11はβ−ガラク
トシダーゼとの融合ポリペプチドとして挿入cDNAを
特異的に発現させ、規定抗原に対する特異抗血清で以っ
て多数の組換えファージをスクリーニングするために開
発されたベクターである。cDNAを含むcDNAプー
ルから生成されるλ−gt11 cDNAライブラリー
を、非A、非B、非C、非D及び非E肝炎既往個体から
の血清と特異的に結合することが可能なコード化エピト
ープについてスクリーニングする。V.Hunyhら,
D.Glover編,DNA Cloning Tec
hniques; A Practical Appr
oach, IRL Press,Oxford,En
gland,pp.49−78(1985)を参照され
たい。約106〜107個のファージをスクリーニングし
て陽性ファージを同定、精製後、HGBV物質に先に感
染した各個体からの血清と結合する特異性を試験する。
下記基準に合致する患者に由来し且つこれらの基準に合
致しない患者には存在しない血清又は血漿と選択的に結
合するファージがその後の試験に好適である。オーバー
ラップする核酸配列を単離する方法を使用することによ
り、付加的な上流及び下流HGBV配列を含むクローン
が得られる。単離クローン内でコードされるHGBV核
酸配列のヌクレオチド配列を分析し、複合配列が1つの
長い連続ORFを含むか否かを決定する。
【0107】本明細書に記載するようなHGBV配列か
ら回収される配列(及びその相補体)及びその配列又は
任意部分は、合成法を使用して調製してもよいし、本明
細書に記載すると同様の方法を使用して合成法を部分配
列の回収と組み合わせることにより調製してもよい。こ
の記載は、完全HGBVゲノムに対応するゲノム又はc
DNA配列を単離することが可能な方法に関する。しか
しながら、これらの配列を単離するための他の方法も当
業者に自明であり、本発明の範囲内であるとみなされ
る。
ら回収される配列(及びその相補体)及びその配列又は
任意部分は、合成法を使用して調製してもよいし、本明
細書に記載すると同様の方法を使用して合成法を部分配
列の回収と組み合わせることにより調製してもよい。こ
の記載は、完全HGBVゲノムに対応するゲノム又はc
DNA配列を単離することが可能な方法に関する。しか
しながら、これらの配列を単離するための他の方法も当
業者に自明であり、本発明の範囲内であるとみなされ
る。
【0108】菌株寄託 HGBV核酸配列ライブラリーからの複製株(クローン
2、4、10、16、18、23及び50)はブダペス
ト条約に基づき1994年2月10日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、本明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために
必要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列
は参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは
以下のA.T.C.C.寄託番号を付託された。クロー
ン2はA.T.C.C.寄託番号69556、クローン
4はA.T.C.C.寄託番号69557、クローン1
0はA.T.C.C.寄託番号69558、クローン1
6はA.T.C.C.寄託番号69559、クローン1
8はA.T.C.C.寄託番号69560、クローン2
3はA.T.C.C.寄託番号69561、クローン5
0はA.T.C.C.寄託番号69562を付与され
た。
2、4、10、16、18、23及び50)はブダペス
ト条約に基づき1994年2月10日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、本明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために
必要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列
は参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは
以下のA.T.C.C.寄託番号を付託された。クロー
ン2はA.T.C.C.寄託番号69556、クローン
4はA.T.C.C.寄託番号69557、クローン1
0はA.T.C.C.寄託番号69558、クローン1
6はA.T.C.C.寄託番号69559、クローン1
8はA.T.C.C.寄託番号69560、クローン2
3はA.T.C.C.寄託番号69561、クローン5
0はA.T.C.C.寄託番号69562を付与され
た。
【0109】HGBV核酸配列ライブラリーからの複製
株(クローン11、13、48及び119)はブダペス
ト条約に基づき1994年4月29日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、本明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために
必要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列
は参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは
以下のA.T.C.C.寄託番号を付託された。クロー
ン11はA.T.C.C.寄託番号69613、クロー
ン13はA.T.C.C.寄託番号69611、クロー
ン48はA.T.C.C.寄託番号69610、クロー
ン119はA.T.C.C.寄託番号69612を付与
された。
株(クローン11、13、48及び119)はブダペス
ト条約に基づき1994年4月29日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、本明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために
必要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列
は参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは
以下のA.T.C.C.寄託番号を付託された。クロー
ン11はA.T.C.C.寄託番号69613、クロー
ン13はA.T.C.C.寄託番号69611、クロー
ン48はA.T.C.C.寄託番号69610、クロー
ン119はA.T.C.C.寄託番号69612を付与
された。
【0110】HGBV核酸配列ライブラリーからの付加
的株(クローン4−B1.1、66−3A1.49、7
0−3A1.37及び78−1C1.17)はブダペス
ト条約に基づき1994年7月28日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために必
要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列は
参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは以
下のA.T.C.C.寄託番号を付与された。クローン
4−B1.1はA.T.C.C.寄託番号69666、
クローン66−3A1.49はA.T.C.C.寄託番
号69665、クローン70−3A1.37はA.T.
C.C.寄託番号69664、クローン78−1C1.
17はA.T.C.C.寄託番号69663を付与され
た。
的株(クローン4−B1.1、66−3A1.49、7
0−3A1.37及び78−1C1.17)はブダペス
ト条約に基づき1994年7月28日付けで12301
Parklawn Drive,Rockvill
e,Maryland 20852に所在のAmeri
can Type Culture Collecti
onに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分譲請
求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのいずれ
か最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書に記
載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過ぎ
ず、明細書中の教示に鑑みて本発明を実施するために必
要ではない。全寄託材料中のHGBV cDNA配列は
参考資料として本明細書の一部とする。プラスミドは以
下のA.T.C.C.寄託番号を付与された。クローン
4−B1.1はA.T.C.C.寄託番号69666、
クローン66−3A1.49はA.T.C.C.寄託番
号69665、クローン70−3A1.37はA.T.
C.C.寄託番号69664、クローン78−1C1.
17はA.T.C.C.寄託番号69663を付与され
た。
【0111】クローンpHGBV−Cクローン#1はブ
ダペスト条約に基づき1994年11月8日付けで12
301 Parklawn Drive,Rockvi
lle,Maryland 20852に所在のAme
rican Type Culture Collec
tionに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分
譲請求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのい
ずれか最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書
に記載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過
ぎず、本明細書上の教示に鑑みて本発明を実施するため
に必要ではない。pHGBV−Cクローン#1はA.
T.C.C.寄託番号69711を付与された。全寄託
材料中のHGBV cDNA配列は参考資料として本明
細書の一部とする。
ダペスト条約に基づき1994年11月8日付けで12
301 Parklawn Drive,Rockvi
lle,Maryland 20852に所在のAme
rican Type Culture Collec
tionに寄託し、寄託日から30年間、最新の試料分
譲請求から5年間、又は米国特許の存続期間のうちのい
ずれか最長の期間保管される。上記寄託株及び本明細書
に記載する他の全寄託材料は便宜の目的で呈示するに過
ぎず、本明細書上の教示に鑑みて本発明を実施するため
に必要ではない。pHGBV−Cクローン#1はA.
T.C.C.寄託番号69711を付与された。全寄託
材料中のHGBV cDNA配列は参考資料として本明
細書の一部とする。
【0112】ウイルスポリペプチド及びフラグメントの
調製 核酸配列を入手できることにより、いずれかの鎖でコー
ドされるポリペプチドの抗原活性領域をコードする発現
ベクターを構築することができる。これらの抗原活性領
域は、例えばポリヌクレオチド結合タンパク質、ポリヌ
クレオチドポリメラーゼ、及びウイルス粒子の複製及び
/又はアセンブリに必要な他のウイルスタンパク質を含
むウイルスの非構造領域以外に、例えばエンベロープ
(コート)又はコア抗原を含むウイルスの構造領域から
誘導され得る。所望のポリペプチドをコードするフラグ
メントは慣用制限消化又は合成法によりゲノム又はcD
NAクローンから得られ、例えばβ−ガラクトシダーゼ
(β−gal)、スーパーオキシドジスムターゼ(SO
D)又はCMP−KDOシンテターゼ(CKS)等の融
合配列の部分を含み得るベクターに連結される。SOD
の融合配列を含むポリペプチドの製造に有用な方法及び
ベクターは1986年10月1日付け公開EPO第01
96056号に記載されており、CKSの融合配列を含
むポリペプチドの製造に有用な方法及びベクターは19
89年9月13日付け公開EPO第0331961号に
記載されている。いずれかの方向の鎖においてオープン
リーディングフレームを含む核酸配列の任意の所望部分
は成熟又は融合タンパク質等の組換えタンパクとして得
られ、あるいはHGBVゲノム又はcDNAでコードさ
れるポリペプチドを化学的合成により提供することもで
きる。
調製 核酸配列を入手できることにより、いずれかの鎖でコー
ドされるポリペプチドの抗原活性領域をコードする発現
ベクターを構築することができる。これらの抗原活性領
域は、例えばポリヌクレオチド結合タンパク質、ポリヌ
クレオチドポリメラーゼ、及びウイルス粒子の複製及び
/又はアセンブリに必要な他のウイルスタンパク質を含
むウイルスの非構造領域以外に、例えばエンベロープ
(コート)又はコア抗原を含むウイルスの構造領域から
誘導され得る。所望のポリペプチドをコードするフラグ
メントは慣用制限消化又は合成法によりゲノム又はcD
NAクローンから得られ、例えばβ−ガラクトシダーゼ
(β−gal)、スーパーオキシドジスムターゼ(SO
D)又はCMP−KDOシンテターゼ(CKS)等の融
合配列の部分を含み得るベクターに連結される。SOD
の融合配列を含むポリペプチドの製造に有用な方法及び
ベクターは1986年10月1日付け公開EPO第01
96056号に記載されており、CKSの融合配列を含
むポリペプチドの製造に有用な方法及びベクターは19
89年9月13日付け公開EPO第0331961号に
記載されている。いずれかの方向の鎖においてオープン
リーディングフレームを含む核酸配列の任意の所望部分
は成熟又は融合タンパク質等の組換えタンパクとして得
られ、あるいはHGBVゲノム又はcDNAでコードさ
れるポリペプチドを化学的合成により提供することもで
きる。
【0113】融合又は成熟形態のいずれかに関係なく、
また分泌を可能にするシグナル配列を含むか否かに関係
なく、所望のポリペプチドをコードする核酸配列を任意
の適当な宿主に適切な発現ベクターに連結することがで
きる。当該技術分野では真核及び原核両者の宿主系を使
用して組換えタンパク質を形成することができ、本明細
書にはこれらの宿主のいくつかを挙げる。次に溶解細胞
又は培地からポリペプチドを単離し、所期用途に必要な
程度まで精製する。精製は当業者に公知の方法により実
施することができ、特に塩析、イオン交換樹脂クロマト
グラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、遠心
分離等を使用することができる。このようなポリペプチ
ドは診断薬として又は受動的免疫療法に使用することが
できる。更に、これらのポリペプチドに対する抗体は、
HGBV粒子を単離及び同定するために有用である。H
GBV抗原はHGBV粒子からも単離することができ
る。これらウイルス粒子は組織培養物又は感染個体中の
HGBV感染細胞中で増殖させることができる。
また分泌を可能にするシグナル配列を含むか否かに関係
なく、所望のポリペプチドをコードする核酸配列を任意
の適当な宿主に適切な発現ベクターに連結することがで
きる。当該技術分野では真核及び原核両者の宿主系を使
用して組換えタンパク質を形成することができ、本明細
書にはこれらの宿主のいくつかを挙げる。次に溶解細胞
又は培地からポリペプチドを単離し、所期用途に必要な
程度まで精製する。精製は当業者に公知の方法により実
施することができ、特に塩析、イオン交換樹脂クロマト
グラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、遠心
分離等を使用することができる。このようなポリペプチ
ドは診断薬として又は受動的免疫療法に使用することが
できる。更に、これらのポリペプチドに対する抗体は、
HGBV粒子を単離及び同定するために有用である。H
GBV抗原はHGBV粒子からも単離することができ
る。これらウイルス粒子は組織培養物又は感染個体中の
HGBV感染細胞中で増殖させることができる。
【0114】抗原性ポリペプチドの調製及び固相との結
合 ポリペプチドの抗原性領域又はフラグメントは比較的小
さく、通常約8〜10アミノ酸長又はそれ以下である。
5アミノ酸程度のフラグメントでも抗原性領域を特徴付
けることができる。これらのセグメントはHGBV抗原
の領域に対応し得る。HGBVゲノム又はcDNA配列
を基本として使用することにより、HGBVポリペプチ
ドの短いセグメントをコードする核酸配列を融合タンパ
ク質又は単離ポリペプチドとして組換えにより発現させ
ることができる。これらの短いアミノ酸配列は、化学的
合成によっても得られる。化学的に合成された小さいポ
リペプチドは、得られた合成ポリペプチドが適正なエピ
トープを提供するように適正に配置されており且つ抗原
性となるには小さ過ぎる場合に適切なキャリヤー分子に
結合され得る。結合方法は当業者に公知であり、非限定
的な例としては、N−スクシンイミジル−3−(2−ピ
リジルチオ)プロピオネート(SPDP)及びスクシン
イミジル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサ
ン−1−カルボキシレート(SMCC)を使用する。シ
ステイン残基を加えることにより、スルフヒドリル基を
もたないポリペプチドを修飾することができる。これら
の物質は、該物質と一方のタンパク質上のペプチドシス
テイン残基の間にジスルフィド結合を生成し、他方のタ
ンパク質中のリジン上のε−アミノ又は他の遊離アミノ
基を介してアミド結合を生成する。このような種々のジ
スルフィド/アミド形成物質は公知である。他の2官能
カップリング剤はジスルフィド結合でなくチオエステル
を形成する。これらのチオエーテル形成剤の多くは市販
されており、当業者に公知である。そのカルボキシ基
は、スクシンイミド又は1−ヒドロキシ−2−ニトロ−
4−スルホン酸ナトリウム塩と結合させることにより活
性化することができる。宿主に有害な抗体の産生をそれ
自体誘導しないものであれば、任意のキャリヤーを使用
することができる。適切なキャリヤーとしては、特にタ
ンパク質、多糖類(例えばラテックス官能化セファロー
ス、アガロース、セルロース、セルロースビーズ)、ポ
リマーアミノ酸(例えばポリグルタミン酸、ポリリシ
ン、アミノ酸コポリマー)及び不活性ウイルス粒子を挙
げることができる。タンパク質基質の例としては、血清
アルブミン、アオガイヘモシアニン、イムノグロブリン
分子、チログロブリン、オボアルブミン、破傷風毒素及
び当業者に公知の他のタンパク質を挙げることができ
る。
合 ポリペプチドの抗原性領域又はフラグメントは比較的小
さく、通常約8〜10アミノ酸長又はそれ以下である。
5アミノ酸程度のフラグメントでも抗原性領域を特徴付
けることができる。これらのセグメントはHGBV抗原
の領域に対応し得る。HGBVゲノム又はcDNA配列
を基本として使用することにより、HGBVポリペプチ
ドの短いセグメントをコードする核酸配列を融合タンパ
ク質又は単離ポリペプチドとして組換えにより発現させ
ることができる。これらの短いアミノ酸配列は、化学的
合成によっても得られる。化学的に合成された小さいポ
リペプチドは、得られた合成ポリペプチドが適正なエピ
トープを提供するように適正に配置されており且つ抗原
性となるには小さ過ぎる場合に適切なキャリヤー分子に
結合され得る。結合方法は当業者に公知であり、非限定
的な例としては、N−スクシンイミジル−3−(2−ピ
リジルチオ)プロピオネート(SPDP)及びスクシン
イミジル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサ
ン−1−カルボキシレート(SMCC)を使用する。シ
ステイン残基を加えることにより、スルフヒドリル基を
もたないポリペプチドを修飾することができる。これら
の物質は、該物質と一方のタンパク質上のペプチドシス
テイン残基の間にジスルフィド結合を生成し、他方のタ
ンパク質中のリジン上のε−アミノ又は他の遊離アミノ
基を介してアミド結合を生成する。このような種々のジ
スルフィド/アミド形成物質は公知である。他の2官能
カップリング剤はジスルフィド結合でなくチオエステル
を形成する。これらのチオエーテル形成剤の多くは市販
されており、当業者に公知である。そのカルボキシ基
は、スクシンイミド又は1−ヒドロキシ−2−ニトロ−
4−スルホン酸ナトリウム塩と結合させることにより活
性化することができる。宿主に有害な抗体の産生をそれ
自体誘導しないものであれば、任意のキャリヤーを使用
することができる。適切なキャリヤーとしては、特にタ
ンパク質、多糖類(例えばラテックス官能化セファロー
ス、アガロース、セルロース、セルロースビーズ)、ポ
リマーアミノ酸(例えばポリグルタミン酸、ポリリシ
ン、アミノ酸コポリマー)及び不活性ウイルス粒子を挙
げることができる。タンパク質基質の例としては、血清
アルブミン、アオガイヘモシアニン、イムノグロブリン
分子、チログロブリン、オボアルブミン、破傷風毒素及
び当業者に公知の他のタンパク質を挙げることができ
る。
【0115】HGBVエピトープを含むハイブリッド粒
子免疫原の調製 HGBVエピトープの免疫原性は、粒子形成タンパク質
(例えばHBV表面抗原にあるような)融合又は結合し
た哺乳動物又は酵母系で調製することにより強化するこ
ともできる。粒子形成タンパク質をコードする配列にH
GBVエピトープを直接結合した構築物は、HGBVエ
ピトープに対して免疫原性のハイブリッドを生成する。
更に、調製されるHGBVに対して特異的なエピトープ
を含む全てのベクターは、異なる程度の免疫原性を有す
る。HGBV配列を含む粒子形成タンパク質から構築さ
れる粒子はHGBV及びHBVに対して免疫原性があ
る。
子免疫原の調製 HGBVエピトープの免疫原性は、粒子形成タンパク質
(例えばHBV表面抗原にあるような)融合又は結合し
た哺乳動物又は酵母系で調製することにより強化するこ
ともできる。粒子形成タンパク質をコードする配列にH
GBVエピトープを直接結合した構築物は、HGBVエ
ピトープに対して免疫原性のハイブリッドを生成する。
更に、調製されるHGBVに対して特異的なエピトープ
を含む全てのベクターは、異なる程度の免疫原性を有す
る。HGBV配列を含む粒子形成タンパク質から構築さ
れる粒子はHGBV及びHBVに対して免疫原性があ
る。
【0116】B型肝炎表面抗原はS.cerevisi
ae及び哺乳動物細胞中で形成されて粒子に結合するこ
とが確認され、これらの粒子の形成はモノマーサブユニ
ットの免疫原性を強化することが報告されている。P.
Valenzuelaら,Nature 298:33
4(1982); P.Valenzuelaら,I.
Millmanら編,Hepatitis B,Ple
num Press,pp.225−236(198
4)。構築物はHBsAgの免疫優性エピトープを含み
得る。このような構築物は酵母で発現可能であることが
報告されており、酵母発現のための異種ウイルス配列を
含むハイブリッドが開示されている。例えばEPO第1
74,444号及びEPO第174,261号を参照さ
れたい。これらの構築物はチャイニーズハムスター卵巣
(CHO)細胞等の哺乳動物細胞で発現され得ることも
報告されている。Michelleら,Interna
tional Symposium on Viral
Hepatitis,1984を参照されたい。HG
BVにおいては粒子形成タンパク質をコードする配列の
部分を、HGBVエピトープをコードするコドンで置換
することができる。この置換では、酵母又は哺乳動物中
で免疫原性粒子を形成するための単位の凝集を媒介する
ために不要な領域を削除し、こうしてHGBVエピトー
プとの競合から付加的なHGBV抗原部位を排除するこ
とができる。
ae及び哺乳動物細胞中で形成されて粒子に結合するこ
とが確認され、これらの粒子の形成はモノマーサブユニ
ットの免疫原性を強化することが報告されている。P.
Valenzuelaら,Nature 298:33
4(1982); P.Valenzuelaら,I.
Millmanら編,Hepatitis B,Ple
num Press,pp.225−236(198
4)。構築物はHBsAgの免疫優性エピトープを含み
得る。このような構築物は酵母で発現可能であることが
報告されており、酵母発現のための異種ウイルス配列を
含むハイブリッドが開示されている。例えばEPO第1
74,444号及びEPO第174,261号を参照さ
れたい。これらの構築物はチャイニーズハムスター卵巣
(CHO)細胞等の哺乳動物細胞で発現され得ることも
報告されている。Michelleら,Interna
tional Symposium on Viral
Hepatitis,1984を参照されたい。HG
BVにおいては粒子形成タンパク質をコードする配列の
部分を、HGBVエピトープをコードするコドンで置換
することができる。この置換では、酵母又は哺乳動物中
で免疫原性粒子を形成するための単位の凝集を媒介する
ために不要な領域を削除し、こうしてHGBVエピトー
プとの競合から付加的なHGBV抗原部位を排除するこ
とができる。
【0117】ワクチン製造 ワクチンは、HGBV核酸配列又は該核酸配列に対応す
るHGBVゲノムに由来する1種以上の免疫原性ポリペ
プチド又は核酸から製造することができる。ワクチンは
HGBVのエピトープを含む組換えポリペプチドを含み
得る。これらのポリペプチドは細菌、酵母又は哺乳動物
細胞中で発現させてもよいし、あるいはウイルス調製物
から単離してもよい。種々の構造タンパク質が防御抗H
GBV抗体を誘導するHGBVのエピトープを含み得る
ことも予想される。こうして、これらのワクチンの製造
時には合成ペプチドも使用することができる。従って、
HGBVの少なくとも1個のエピトープを含むポリペプ
チドをHGBVワクチン中で単独又は組み合わせて使用
することができる。更に、非構造タンパク質及び構造タ
ンパク質は、中和抗体を産生しないとしても、ウイルス
病原性に対する防御を提供し得ると予想される。
るHGBVゲノムに由来する1種以上の免疫原性ポリペ
プチド又は核酸から製造することができる。ワクチンは
HGBVのエピトープを含む組換えポリペプチドを含み
得る。これらのポリペプチドは細菌、酵母又は哺乳動物
細胞中で発現させてもよいし、あるいはウイルス調製物
から単離してもよい。種々の構造タンパク質が防御抗H
GBV抗体を誘導するHGBVのエピトープを含み得る
ことも予想される。こうして、これらのワクチンの製造
時には合成ペプチドも使用することができる。従って、
HGBVの少なくとも1個のエピトープを含むポリペプ
チドをHGBVワクチン中で単独又は組み合わせて使用
することができる。更に、非構造タンパク質及び構造タ
ンパク質は、中和抗体を産生しないとしても、ウイルス
病原性に対する防御を提供し得ると予想される。
【0118】上記に鑑み、HGBVに対する多価抗体は
1種以上の構造タンパク質及び/又は1種以上の非構造
タンパク質を含み得る。これらのワクチンは例えば組換
えHGBVポリペプチド及び/又はウイルス粒子から単
離されたポリペプチド及び/又は合成ペプチドから構成
され得る。これらの免疫原エピトープは組み合わせて使
用することができ、即ち組換えタンパク質、合成ペプチ
ド及び/又はウイルス粒子から単離されたポリペプチド
の混合物として使用することができ、これらのワクチン
は同一又は異なる時刻に投与することができる。更に、
ワクチンに不活化HGBVを使用することも可能であり
得る。このような不活化はウイルス溶解物を調製しても
よいし、肝炎様ウイルスの不活化を生じることが当業者
に知られている他の手段、例えば有機溶媒もしくは界面
活性剤による処理、又はホルマリン処理により実施して
もよい。本発明では弱毒HGBV株調製物も開示する。
HGBVにおけるタンパク質には他の公知ウイルスと交
差反応できるものもあり、従って、HGBVと他のウイ
ルスとの間に共有エピトープが存在し、これらの病原物
質により生じる疾患の1種以上に対する防御抗体をもた
らすと予想される。この確信に基づいて多重目的ワクチ
ンを設計できることが予想される。
1種以上の構造タンパク質及び/又は1種以上の非構造
タンパク質を含み得る。これらのワクチンは例えば組換
えHGBVポリペプチド及び/又はウイルス粒子から単
離されたポリペプチド及び/又は合成ペプチドから構成
され得る。これらの免疫原エピトープは組み合わせて使
用することができ、即ち組換えタンパク質、合成ペプチ
ド及び/又はウイルス粒子から単離されたポリペプチド
の混合物として使用することができ、これらのワクチン
は同一又は異なる時刻に投与することができる。更に、
ワクチンに不活化HGBVを使用することも可能であり
得る。このような不活化はウイルス溶解物を調製しても
よいし、肝炎様ウイルスの不活化を生じることが当業者
に知られている他の手段、例えば有機溶媒もしくは界面
活性剤による処理、又はホルマリン処理により実施して
もよい。本発明では弱毒HGBV株調製物も開示する。
HGBVにおけるタンパク質には他の公知ウイルスと交
差反応できるものもあり、従って、HGBVと他のウイ
ルスとの間に共有エピトープが存在し、これらの病原物
質により生じる疾患の1種以上に対する防御抗体をもた
らすと予想される。この確信に基づいて多重目的ワクチ
ンを設計できることが予想される。
【0119】少なくとも1種の免疫原性ペプチドを活性
成分として含むワクチンの調製は当業者に公知である。
典型的には、このようなワクチンは溶液又は懸濁液とし
ての注射剤として調製される。注射前に液体に溶解又は
懸濁するのに適切な固体形態も製造可能である。調製物
を乳化してもよいし、タンパク質をリポソームに封入し
てもよい。活性免疫原性成分は多くの場合には活性成分
と適合可能な医薬的に許容可能な賦形剤と混合する。適
切な賦形剤の非限定的な例としては、水、食塩水、デキ
ストロース、グリセロール、エタノール等が挙げられ、
種々の量のこれらの賦形剤を組み合わせて使用してもよ
い。ワクチンは更に、湿潤剤、乳化剤、pH緩衝剤及び
/又はワクチンの効力を強化するアジュバント等の少量
の補助物質も含有し得る。例えば、このようなアジュバ
ントとしては、水酸化アルミニウム、N−アセチル−ム
ラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(thr
−DMP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニ
ル−D−イソグルタミン(CGP 11687、別称n
or−MDP)、N−アセチルムラミル−L−アラニル
−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’,
2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキ
シホスホリルオキシ)エチルアミン(CGP19835
A、別称MTP−PE)及びRIBI(MPL+TDM
+CWS)の2%スクアレン/Tween−80(登録
商標)エマルジョンが挙げられる。アジュバントの効力
は、同様に種々のアジュバントから構成されるワクチン
中のポリペプチドを投与した結果生じたHGBV抗原配
列を含む免疫原性ポリペプチドに対する抗体の量を測定
することにより決定することができる。
成分として含むワクチンの調製は当業者に公知である。
典型的には、このようなワクチンは溶液又は懸濁液とし
ての注射剤として調製される。注射前に液体に溶解又は
懸濁するのに適切な固体形態も製造可能である。調製物
を乳化してもよいし、タンパク質をリポソームに封入し
てもよい。活性免疫原性成分は多くの場合には活性成分
と適合可能な医薬的に許容可能な賦形剤と混合する。適
切な賦形剤の非限定的な例としては、水、食塩水、デキ
ストロース、グリセロール、エタノール等が挙げられ、
種々の量のこれらの賦形剤を組み合わせて使用してもよ
い。ワクチンは更に、湿潤剤、乳化剤、pH緩衝剤及び
/又はワクチンの効力を強化するアジュバント等の少量
の補助物質も含有し得る。例えば、このようなアジュバ
ントとしては、水酸化アルミニウム、N−アセチル−ム
ラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(thr
−DMP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニ
ル−D−イソグルタミン(CGP 11687、別称n
or−MDP)、N−アセチルムラミル−L−アラニル
−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’,
2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキ
シホスホリルオキシ)エチルアミン(CGP19835
A、別称MTP−PE)及びRIBI(MPL+TDM
+CWS)の2%スクアレン/Tween−80(登録
商標)エマルジョンが挙げられる。アジュバントの効力
は、同様に種々のアジュバントから構成されるワクチン
中のポリペプチドを投与した結果生じたHGBV抗原配
列を含む免疫原性ポリペプチドに対する抗体の量を測定
することにより決定することができる。
【0120】ワクチンは通常、静脈内又は筋肉内注射に
より投与される。他の投与方法に適切な別の製剤には座
薬があり、場合によっては経口製剤でもよい。座薬の場
合、慣用バインダー及びキャリヤーの非限定的な例とし
てはポリアルキレングリコール又はトリグリセリドが挙
げられる。このような座薬は約0.5%〜約10%、好
ましくは約1%〜約2%の活性成分を含有する混合物か
ら形成することができる。経口製剤は例えば医薬グレー
ドのマンニトール、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マ
グネシウム、ナトリウムサッカリン、セルロース、炭酸
マグネシウム等のような一般に使用される賦形剤を含有
する。これらの組成物は溶液、懸濁液、タブレット、ピ
ル、カプセル、徐放製剤又は散剤の形態をとることでが
き、約10%〜約95%、好ましくは約25%〜約70
%の活性成分を含有し得る。
より投与される。他の投与方法に適切な別の製剤には座
薬があり、場合によっては経口製剤でもよい。座薬の場
合、慣用バインダー及びキャリヤーの非限定的な例とし
てはポリアルキレングリコール又はトリグリセリドが挙
げられる。このような座薬は約0.5%〜約10%、好
ましくは約1%〜約2%の活性成分を含有する混合物か
ら形成することができる。経口製剤は例えば医薬グレー
ドのマンニトール、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マ
グネシウム、ナトリウムサッカリン、セルロース、炭酸
マグネシウム等のような一般に使用される賦形剤を含有
する。これらの組成物は溶液、懸濁液、タブレット、ピ
ル、カプセル、徐放製剤又は散剤の形態をとることでが
き、約10%〜約95%、好ましくは約25%〜約70
%の活性成分を含有し得る。
【0121】ワクチン中で使用するタンパク質は中性又
は塩形態としてワクチンに配合され得る。医薬的に許容
可能な塩としては、(ペプチドの遊離アミノ基と共に形
成され且つ)無機酸(例えば塩酸又はリン酸)又は有機
酸(酢酸、蓚酸、酒石酸、マレイン酸)と共に形成され
る酸付加塩や、当業者に公知の他の塩を使用することが
できる。遊離カルボキシル基と共に形成される塩は無機
塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化アンモニウム、水酸化カルシウム、水酸化鉄(III)
等)及び有機塩基(例えばイソプロピルアミン、トリメ
チルアミン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジ
ン、プロカイン)及び当業者に公知の他の塩基から誘導
され得る。
は塩形態としてワクチンに配合され得る。医薬的に許容
可能な塩としては、(ペプチドの遊離アミノ基と共に形
成され且つ)無機酸(例えば塩酸又はリン酸)又は有機
酸(酢酸、蓚酸、酒石酸、マレイン酸)と共に形成され
る酸付加塩や、当業者に公知の他の塩を使用することが
できる。遊離カルボキシル基と共に形成される塩は無機
塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化アンモニウム、水酸化カルシウム、水酸化鉄(III)
等)及び有機塩基(例えばイソプロピルアミン、トリメ
チルアミン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジ
ン、プロカイン)及び当業者に公知の他の塩基から誘導
され得る。
【0122】ワクチンは剤形に適合可能な方法で且つ予
防及び/又は治療上有効な量を投与される。投与量は一
般に1回に抗原約5μg〜約250μgであり、被投与
患者、患者の免疫系の抗体合成能力及び所望の防御度に
依存する。投与するために必要な活性成分の厳密な量は
処方医の判断にも依存し、患者毎に異なる。ワクチンは
単一投与スケジュールで投与してもよいし、多重投与ス
ケジュールで投与してもよい。多重投与では、1〜10
回に分けて一次ワクチン接種過程を実施した後、免疫応
答を維持及び/又は強化するために必要な期間後、例え
ば1〜4カ月後に二次投与を実施し、個体が必要とする
場合には更に数カ月後にも投与する。投与計画は少なく
とも一部には個体の必要により決定され、処方医の判断
による。免疫原性HGBV抗原を含有するワクチンは他
の免疫調節剤、例えば免疫グロブリンと併用投与し得る
ことが予想される。
防及び/又は治療上有効な量を投与される。投与量は一
般に1回に抗原約5μg〜約250μgであり、被投与
患者、患者の免疫系の抗体合成能力及び所望の防御度に
依存する。投与するために必要な活性成分の厳密な量は
処方医の判断にも依存し、患者毎に異なる。ワクチンは
単一投与スケジュールで投与してもよいし、多重投与ス
ケジュールで投与してもよい。多重投与では、1〜10
回に分けて一次ワクチン接種過程を実施した後、免疫応
答を維持及び/又は強化するために必要な期間後、例え
ば1〜4カ月後に二次投与を実施し、個体が必要とする
場合には更に数カ月後にも投与する。投与計画は少なく
とも一部には個体の必要により決定され、処方医の判断
による。免疫原性HGBV抗原を含有するワクチンは他
の免疫調節剤、例えば免疫グロブリンと併用投与し得る
ことが予想される。
【0123】HGBVエピトープに対する抗体の製造 本明細書中に記載するように調製した免疫原性ペプチド
を使用してポリクローナル又はモノクローナル抗体を製
造する。ポリクローナル抗体を製造する際には、選択し
た哺乳動物(例えばマウス、ウサギ、ヤギ、ウマ等)を
少なくとも1種のHGBVエピトープを有する免疫原性
ポリペプチドで免疫感作する。免疫感作した動物からの
血清を適当なインキュベーション時間後に収集し、公知
手順に従って処理する。HGBVエピトープに対するポ
リクローナル抗体を含有する血清が他の抗原に対する抗
体を含有する場合には、例えばイムノアフィニティーク
ロマトグラフィーによりポリクローナル抗体を精製する
ことができる。ポリクローナル抗体を製造及び処理する
ための方法は当業者に公知であり、特にMayerとW
alker編,Immunochemical Met
hods In Cell and Molecula
r Biology,Academic Press,
London (1987)に記載されている。ポリク
ローナル抗体は先にHGBVに感染した哺乳動物からも
得られる。アフィニティークロマトグラフィーを使用し
てHGBVに感染した個体の血清からHGBVエピトー
プに対する抗体を精製するための方法の1例をここに記
載する。
を使用してポリクローナル又はモノクローナル抗体を製
造する。ポリクローナル抗体を製造する際には、選択し
た哺乳動物(例えばマウス、ウサギ、ヤギ、ウマ等)を
少なくとも1種のHGBVエピトープを有する免疫原性
ポリペプチドで免疫感作する。免疫感作した動物からの
血清を適当なインキュベーション時間後に収集し、公知
手順に従って処理する。HGBVエピトープに対するポ
リクローナル抗体を含有する血清が他の抗原に対する抗
体を含有する場合には、例えばイムノアフィニティーク
ロマトグラフィーによりポリクローナル抗体を精製する
ことができる。ポリクローナル抗体を製造及び処理する
ための方法は当業者に公知であり、特にMayerとW
alker編,Immunochemical Met
hods In Cell and Molecula
r Biology,Academic Press,
London (1987)に記載されている。ポリク
ローナル抗体は先にHGBVに感染した哺乳動物からも
得られる。アフィニティークロマトグラフィーを使用し
てHGBVに感染した個体の血清からHGBVエピトー
プに対する抗体を精製するための方法の1例をここに記
載する。
【0124】HGBVエピトープに対するモノクローナ
ル抗体も当業者により製造することができる。このよう
な抗体を製造するための一般方法は周知であり、例えば
KohlerとMilstein,Nature 25
6:494(1975)に記載されており、J.G.
R.Hurrel編,Monoclonal Hybr
idoma Antibodies: Techniq
ues and Applications,CRC
Press Inc.,Boco Raton,FL
(1982)に考察されており、L.T.Mimms
ら,Virology176:604−619(199
0)により教示されている。不死化抗体産生細胞系は細
胞融合により作成することができ、オンコジーンDNA
によるBリンパ球の直接形質転換又はエプスタイン−バ
ールウイルスによるトランスフェクション等の他の方法
により作成することもできる。同様にM.Schrei
erら,Hybridoma Techniques,
Scopes (1980)Protein Puri
fication,Principles andPr
actice,第2版,Springer−Verla
g,New York(1984); Hammerl
ingら,Monoclonal Antibodie
s and T−Cell Hybridomas
(1981);Kennetら,Monoclonal
Antibodies (1980)を参照された
い。モノクローナル抗体の使用及び技術の例は米国特許
出願第748,292号、748,563号、610,
175号、648,473号、648,477号及び6
48,475号に開示されている。
ル抗体も当業者により製造することができる。このよう
な抗体を製造するための一般方法は周知であり、例えば
KohlerとMilstein,Nature 25
6:494(1975)に記載されており、J.G.
R.Hurrel編,Monoclonal Hybr
idoma Antibodies: Techniq
ues and Applications,CRC
Press Inc.,Boco Raton,FL
(1982)に考察されており、L.T.Mimms
ら,Virology176:604−619(199
0)により教示されている。不死化抗体産生細胞系は細
胞融合により作成することができ、オンコジーンDNA
によるBリンパ球の直接形質転換又はエプスタイン−バ
ールウイルスによるトランスフェクション等の他の方法
により作成することもできる。同様にM.Schrei
erら,Hybridoma Techniques,
Scopes (1980)Protein Puri
fication,Principles andPr
actice,第2版,Springer−Verla
g,New York(1984); Hammerl
ingら,Monoclonal Antibodie
s and T−Cell Hybridomas
(1981);Kennetら,Monoclonal
Antibodies (1980)を参照された
い。モノクローナル抗体の使用及び技術の例は米国特許
出願第748,292号、748,563号、610,
175号、648,473号、648,477号及び6
48,475号に開示されている。
【0125】こうして開発されたHGBVエピトープに
対するモノクローナル及びポリクローナル抗体は診断及
び予後用途に有用であり、更に中和抗体は受動的免疫療
法で有用である。モノクローナル抗体は特に抗イディオ
タイプ抗体を製造するために使用することができる。こ
れらの抗イディオタイプ抗体は防御が所望される感染物
質の抗原の「内部像」を有するイムノグロブリンであ
る。例えば、A.Nisonoffら,Clin.Im
munol.Immunopath.21:397−4
06(1981)及びDreesmanら,J.Inf
ect.Dis.151:761(1985)を参照さ
れたい。このようなイディオタイプ抗体を誘導するため
の方法は当業者に公知であり、例えばGrychら,N
ature316:74(1985); MacNam
araら,Science 226:1325(198
4);及びUytdehaagら,J.Immuno
l.134:1225(1985)に例示されている。
これらの抗イディオタイプ抗体はHGBV感染の治療及
びHGBV抗原の免疫原性領域の解明にも有用であり得
る。
対するモノクローナル及びポリクローナル抗体は診断及
び予後用途に有用であり、更に中和抗体は受動的免疫療
法で有用である。モノクローナル抗体は特に抗イディオ
タイプ抗体を製造するために使用することができる。こ
れらの抗イディオタイプ抗体は防御が所望される感染物
質の抗原の「内部像」を有するイムノグロブリンであ
る。例えば、A.Nisonoffら,Clin.Im
munol.Immunopath.21:397−4
06(1981)及びDreesmanら,J.Inf
ect.Dis.151:761(1985)を参照さ
れたい。このようなイディオタイプ抗体を誘導するため
の方法は当業者に公知であり、例えばGrychら,N
ature316:74(1985); MacNam
araら,Science 226:1325(198
4);及びUytdehaagら,J.Immuno
l.134:1225(1985)に例示されている。
これらの抗イディオタイプ抗体はHGBV感染の治療及
びHGBV抗原の免疫原性領域の解明にも有用であり得
る。
【0126】診断オリゴヌクレオチドブローブ及びキッ
ト 単離したHGBV核酸配列の所定部分を基材として用い
て、HGBVゲノムとハイブリダイズし、ウイルス剤の
同定、ウイルスゲノムの更なる特性分析、及び羅患した
個体でのウイルス検出に有用である約8ヌクレオチド以
上のオリゴマーを切り出し又は合成により産生すること
ができる。HGBVポリヌクレオチド用の天然又は誘導
プローブは、ハイブリダイゼーションによる単一ウイル
ス配列の検出を可能とする長さである。6〜8ヌクレオ
チドが処理可能な長さであり得るが、10〜12ヌクレ
オチドの配列が好ましく、約20ヌクレオチドの配列が
最も好ましいものであり得る。これらの配列が異質性に
欠けた領域から誘導されることが好ましい。これらのプ
ローブは、自動化オリゴヌクレオチド合成方法を含む常
用の標準的な方法を用いて製造することができる。HG
BVゲノムの任意の単一部分の相補体は満足すべきもの
であろう。完全相補性は、断片長さが増せば不要であり
得るが、プローブとして使用するには望ましい。
ト 単離したHGBV核酸配列の所定部分を基材として用い
て、HGBVゲノムとハイブリダイズし、ウイルス剤の
同定、ウイルスゲノムの更なる特性分析、及び羅患した
個体でのウイルス検出に有用である約8ヌクレオチド以
上のオリゴマーを切り出し又は合成により産生すること
ができる。HGBVポリヌクレオチド用の天然又は誘導
プローブは、ハイブリダイゼーションによる単一ウイル
ス配列の検出を可能とする長さである。6〜8ヌクレオ
チドが処理可能な長さであり得るが、10〜12ヌクレ
オチドの配列が好ましく、約20ヌクレオチドの配列が
最も好ましいものであり得る。これらの配列が異質性に
欠けた領域から誘導されることが好ましい。これらのプ
ローブは、自動化オリゴヌクレオチド合成方法を含む常
用の標準的な方法を用いて製造することができる。HG
BVゲノムの任意の単一部分の相補体は満足すべきもの
であろう。完全相補性は、断片長さが増せば不要であり
得るが、プローブとして使用するには望ましい。
【0127】診断試薬として使用するときには、血液又
は血清のような分析すべき試験試料を処理してもよく、
例えば試料内に含まれる核酸を抽出する。試料から得ら
れた核酸をゲル電気泳動又は他のサイズ分離技術に付し
てもよいし、核酸試料をサイズ分離せずにドットブロッ
トしてもよい。次いで、プローブを標識する。ラベルを
プローブに付着させるための適切なラベル及び方法は当
業界では公知であり、ニックトランスレーション又はキ
ナーゼ反応(kinasing)により取り込まれる放射性ラベ
ル、ビオチン、蛍光及び化学発光プローブが含まれる
が、これらに限定はされない。これらのラベルの例は多
数本明細書に開示されている。次いで、試料から抽出し
た核酸を、適切な厳密度のハイブリダイゼーション条件
下にて標識プローブで処理する。
は血清のような分析すべき試験試料を処理してもよく、
例えば試料内に含まれる核酸を抽出する。試料から得ら
れた核酸をゲル電気泳動又は他のサイズ分離技術に付し
てもよいし、核酸試料をサイズ分離せずにドットブロッ
トしてもよい。次いで、プローブを標識する。ラベルを
プローブに付着させるための適切なラベル及び方法は当
業界では公知であり、ニックトランスレーション又はキ
ナーゼ反応(kinasing)により取り込まれる放射性ラベ
ル、ビオチン、蛍光及び化学発光プローブが含まれる
が、これらに限定はされない。これらのラベルの例は多
数本明細書に開示されている。次いで、試料から抽出し
た核酸を、適切な厳密度のハイブリダイゼーション条件
下にて標識プローブで処理する。
【0128】プローブをHGBVゲノムに対して完全に
相補的にすることができる。従って、通常は偽陽性を回
避するために厳密度の高い条件が望ましい。しかしなが
ら、厳密度の高い条件は、プローブが異質性に欠けたH
GBVゲノムの領域に相補的である場合にのみ使用すべ
きである。ハイブリダイゼーションの厳密度は、洗浄手
順中の幾つかの要素(例えば温度、イオン強度、時間及
びホルムアミド濃度)により決定される。例えばJ.S
ambrook(上掲)を参照されたい。ハイブリダイ
ゼーションは幾つかの様々な技術により実施することが
できる。増幅は、例えばリガーゼ連鎖反応(LCR)、
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、Q−βレプリカー
ゼ、NASBA等により実施することができる。
相補的にすることができる。従って、通常は偽陽性を回
避するために厳密度の高い条件が望ましい。しかしなが
ら、厳密度の高い条件は、プローブが異質性に欠けたH
GBVゲノムの領域に相補的である場合にのみ使用すべ
きである。ハイブリダイゼーションの厳密度は、洗浄手
順中の幾つかの要素(例えば温度、イオン強度、時間及
びホルムアミド濃度)により決定される。例えばJ.S
ambrook(上掲)を参照されたい。ハイブリダイ
ゼーションは幾つかの様々な技術により実施することが
できる。増幅は、例えばリガーゼ連鎖反応(LCR)、
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、Q−βレプリカー
ゼ、NASBA等により実施することができる。
【0129】HGBVゲノム配列は、例えば約102〜
103個の配列/mlの比較的低レベルで、感染した個
体の血清中に存在し得ると考えられる。このレベルで
は、ハイブリダイゼーションアッセイで、リガーゼ連鎖
反応又はポリメラーゼ連鎖反応のような増幅技術を使用
する必要があり得る。このような技術は当業界では公知
である。例えば、“バイオブリッジ”系は末端デオキシ
ヌクレオチドトランスフェラーゼを用いて、非改変3’
−ポリ−dT−テールを核酸プローブに付加する(En
zo Biochem.Corp.)。ポリ−dT−テ
ールを有するプローブを標的ヌクレオチド配列にハイブ
リダイズし、次いでビオチン改変ポリ−Aにハイブリダ
イズする。更には、被分析物質を、酵素標識オリゴヌク
レオチドと相補的な一本鎖DNAプローブにアニーリン
グし、得られたテール付き二本鎖を酵素標識オリゴヌク
レオチドにハイブリダイズするDNAハイブリダイゼー
ションアッセイがヨーロッパ特許第124221号に記
載されている。ヨーロッパ特許第204510号は、被
分析物質DNAを、テール(例えばポリ−dT−テー
ル)を有するプローブ、及びプローブのテールにハイブ
リダイズする配列(例えばポリ−A配列)を有し、複数
の標識鎖と結合し得るアンプリファイア鎖と接触させる
DNAハイブリダイゼーションアッセイを記載してい
る。この技術はまず、血清中の標的HGBV配列を約1
06個の配列/mlに増幅することからなり得る。これ
は、Saiki等、Nature 324:163(1
986)に記載の方法に従って実施され得る。次いで、
増幅した配列を、当業界では公知のようなハイブリダイ
ゼーションアッセイを用いて検出することができる。標
識され得るプローブ核酸配列を含む診断キットにプロー
ブをパッケージすることができる。あるいは、プローブ
を標識せずに、標識用成分をキットに含ませてもよい。
キットは更に、特定のハイブリダイゼーションプロトコ
ルに必要な又は望ましい他の適切にパッケージされた試
薬や材料、例えばアッセイ実施のための標準物や指示書
を含み得る。
103個の配列/mlの比較的低レベルで、感染した個
体の血清中に存在し得ると考えられる。このレベルで
は、ハイブリダイゼーションアッセイで、リガーゼ連鎖
反応又はポリメラーゼ連鎖反応のような増幅技術を使用
する必要があり得る。このような技術は当業界では公知
である。例えば、“バイオブリッジ”系は末端デオキシ
ヌクレオチドトランスフェラーゼを用いて、非改変3’
−ポリ−dT−テールを核酸プローブに付加する(En
zo Biochem.Corp.)。ポリ−dT−テ
ールを有するプローブを標的ヌクレオチド配列にハイブ
リダイズし、次いでビオチン改変ポリ−Aにハイブリダ
イズする。更には、被分析物質を、酵素標識オリゴヌク
レオチドと相補的な一本鎖DNAプローブにアニーリン
グし、得られたテール付き二本鎖を酵素標識オリゴヌク
レオチドにハイブリダイズするDNAハイブリダイゼー
ションアッセイがヨーロッパ特許第124221号に記
載されている。ヨーロッパ特許第204510号は、被
分析物質DNAを、テール(例えばポリ−dT−テー
ル)を有するプローブ、及びプローブのテールにハイブ
リダイズする配列(例えばポリ−A配列)を有し、複数
の標識鎖と結合し得るアンプリファイア鎖と接触させる
DNAハイブリダイゼーションアッセイを記載してい
る。この技術はまず、血清中の標的HGBV配列を約1
06個の配列/mlに増幅することからなり得る。これ
は、Saiki等、Nature 324:163(1
986)に記載の方法に従って実施され得る。次いで、
増幅した配列を、当業界では公知のようなハイブリダイ
ゼーションアッセイを用いて検出することができる。標
識され得るプローブ核酸配列を含む診断キットにプロー
ブをパッケージすることができる。あるいは、プローブ
を標識せずに、標識用成分をキットに含ませてもよい。
キットは更に、特定のハイブリダイゼーションプロトコ
ルに必要な又は望ましい他の適切にパッケージされた試
薬や材料、例えばアッセイ実施のための標準物や指示書
を含み得る。
【0130】本発明で使用できる他の公知の増幅方法に
は、PNAS USA 87:1874−1878(1
990)に教示され、Nature:350(No.6
313):91−92(1991)でも議論されている
いわゆる“NASBA”又は“3SR”技術や、Q−β
レプリカーゼが含まれるが、これらに限定はされない。
は、PNAS USA 87:1874−1878(1
990)に教示され、Nature:350(No.6
313):91−92(1991)でも議論されている
いわゆる“NASBA”又は“3SR”技術や、Q−β
レプリカーゼが含まれるが、これらに限定はされない。
【0131】本明細書に記載する試薬を用いて、蛍光イ
ンシトウハイブリダイゼーション(“FISH”)を実
施することもできる。インシトウハイブリダイゼーショ
ンは、核酸ハイブリダイゼーション法により形態の損な
われていない組織、細胞又は染色体を採取して、特殊な
遺伝情報の存在や、個体細胞内での前記情報の特定位置
を実証することからなる。これは細胞の均質化及び標的
配列の抽出を必要としないので、細胞集団中での配列の
正確な位置や分布が判明する。インシトウハイブリダイ
ゼーションは、細胞中に集中して含まれる問題の配列を
同定し得、更には該配列を含む異質細胞集団中の細胞の
タイプやフラクションを同定し得る。DNA及びRNA
を同一のアッセイ試薬で検出することができる。PNA
をFISH法で使用して、増幅せずに標的を検出するこ
とができる。シグナルの増加が望ましければ、多数の発
蛍光団を使用してシグナルを増し、方法の感度を高める
ことができる。多数のオリゴヌクレオチドを用いる一工
程法又は従来の多工程法を含む様々なFISH法が知ら
れている。これらのタイプの方法を様々な手段(例えば
フローサイトメトリー及び画像分析)により自動化でき
ることは本発明の範囲内である。
ンシトウハイブリダイゼーション(“FISH”)を実
施することもできる。インシトウハイブリダイゼーショ
ンは、核酸ハイブリダイゼーション法により形態の損な
われていない組織、細胞又は染色体を採取して、特殊な
遺伝情報の存在や、個体細胞内での前記情報の特定位置
を実証することからなる。これは細胞の均質化及び標的
配列の抽出を必要としないので、細胞集団中での配列の
正確な位置や分布が判明する。インシトウハイブリダイ
ゼーションは、細胞中に集中して含まれる問題の配列を
同定し得、更には該配列を含む異質細胞集団中の細胞の
タイプやフラクションを同定し得る。DNA及びRNA
を同一のアッセイ試薬で検出することができる。PNA
をFISH法で使用して、増幅せずに標的を検出するこ
とができる。シグナルの増加が望ましければ、多数の発
蛍光団を使用してシグナルを増し、方法の感度を高める
ことができる。多数のオリゴヌクレオチドを用いる一工
程法又は従来の多工程法を含む様々なFISH法が知ら
れている。これらのタイプの方法を様々な手段(例えば
フローサイトメトリー及び画像分析)により自動化でき
ることは本発明の範囲内である。
【0132】イムノアッセイ及び診断キット HGBV抗体及びその複合体を含む血清と免疫反応する
ポリペプチド、及びこれらのポリペプチド中のHGBV
特異エピトープに対する抗体は共に、生物試験試料中で
のHGBV抗体の存在又はウイルス及び/もしくはウイ
ルス抗原の存在を検出するイムノアッセイで有用であ
る。これらのイムノアッセイの設計は変形を受けること
が多く、これらの変形は当業界では公知である。これら
の変形は本明細書に記載する。イムノアッセイは、1個
のウイルス抗原(例えばHGBV核酸配列を含むクロー
ン、又はこれらのクローン中のHGBV核酸配列に由来
する複合核酸配列、又はこれらのクローン中の核酸配列
のソースであるHGBVゲノムから誘導されるポリペプ
チド)を使用し得る。あるいは、このイムノアッセイ
は、これらのソースから誘導されるウイルス抗原を組み
合わせて使用してもよい。イムノアッセイは例えば、同
一ウイルス抗原に対するモノクローナル抗体、又は異な
るウイルス抗原に対するポリクローナル抗体を使用し得
る。アッセイには、競合アッセイ、直接反応アッセイ又
はサンドイッチ型アッセイに基づくものが含まれるが、
これらに限定はされない。アッセイは、固相を使用して
もよいし、免疫沈殿又は固相を使用しない他の任意の方
法で実施してもよい。ラベルをシグナル生成化合物とし
て使用するアッセイや、これらのラベルの例は本明細書
に記載する。シグナルは更に、係属中の米国特許出願第
608,849号、第070,647号、第418,9
81号、及び第687,785号に記載のビオチン及び
アビジン、酵素ラベル又はビオチン抗ビオチン系を使用
して増幅してもよい。HGBVの免疫優性領域に由来す
るエピトープを含む組換えポリペプチドは、感染個体の
生物試験試料でウイルス抗体を検出するのに有用であり
得る。抗体は、急性感染と非急性感染とを識別するのに
有用であり得るとも考えられる。適切な材料(例えばH
GBVエピトープ又はHGBVエピトープに対する抗体
を含む本発明のポリペプチド)を、アッセイの実施に必
要な他の試薬や材料、及び適切なアッセイ指示書と一緒
に適切な容器にパッケージングすることにより、適切な
試薬を含んだ免疫診断に適したキットを製造する。
ポリペプチド、及びこれらのポリペプチド中のHGBV
特異エピトープに対する抗体は共に、生物試験試料中で
のHGBV抗体の存在又はウイルス及び/もしくはウイ
ルス抗原の存在を検出するイムノアッセイで有用であ
る。これらのイムノアッセイの設計は変形を受けること
が多く、これらの変形は当業界では公知である。これら
の変形は本明細書に記載する。イムノアッセイは、1個
のウイルス抗原(例えばHGBV核酸配列を含むクロー
ン、又はこれらのクローン中のHGBV核酸配列に由来
する複合核酸配列、又はこれらのクローン中の核酸配列
のソースであるHGBVゲノムから誘導されるポリペプ
チド)を使用し得る。あるいは、このイムノアッセイ
は、これらのソースから誘導されるウイルス抗原を組み
合わせて使用してもよい。イムノアッセイは例えば、同
一ウイルス抗原に対するモノクローナル抗体、又は異な
るウイルス抗原に対するポリクローナル抗体を使用し得
る。アッセイには、競合アッセイ、直接反応アッセイ又
はサンドイッチ型アッセイに基づくものが含まれるが、
これらに限定はされない。アッセイは、固相を使用して
もよいし、免疫沈殿又は固相を使用しない他の任意の方
法で実施してもよい。ラベルをシグナル生成化合物とし
て使用するアッセイや、これらのラベルの例は本明細書
に記載する。シグナルは更に、係属中の米国特許出願第
608,849号、第070,647号、第418,9
81号、及び第687,785号に記載のビオチン及び
アビジン、酵素ラベル又はビオチン抗ビオチン系を使用
して増幅してもよい。HGBVの免疫優性領域に由来す
るエピトープを含む組換えポリペプチドは、感染個体の
生物試験試料でウイルス抗体を検出するのに有用であり
得る。抗体は、急性感染と非急性感染とを識別するのに
有用であり得るとも考えられる。適切な材料(例えばH
GBVエピトープ又はHGBVエピトープに対する抗体
を含む本発明のポリペプチド)を、アッセイの実施に必
要な他の試薬や材料、及び適切なアッセイ指示書と一緒
に適切な容器にパッケージングすることにより、適切な
試薬を含んだ免疫診断に適したキットを製造する。
【0133】本明細書に詳述する組換えタンパク質を使
用するアッセイ方式を設計することができる。本発明者
らはCKSタンパク質を記載しているが、本発明でスー
パーオキシドジスムターゼ(SOD)等のような他の発
現系を使用して、様々な方法で使用できる融合タンパク
質、例えばイムノアッセイの抗原、抗体産生用免疫原等
を産生できるとも考えられる。ヒト試験試料中の特異被
分析物質(例えばウイルスのような感染物質)に対する
抗体の存在を検出するためのアッセイ方式では、ヒト試
験試料を、少なくとも1種の組換えタンパク質(ポリペ
プチド)でコーティングした固相と接触させてインキュ
ベートする。試験試料中に抗体が存在すれば、この抗体
は抗原ポリペプチドと複合体を形成して、固相に固定化
する。複合体の形成後、固相を洗浄して未結合の物質や
試薬を除去する。複合体を指示試薬と反応させて、第2
の複合体形成のための時間及び条件下でインキュベート
する。生成したシグナルを検出して、試験試料中でのC
KS組換えポリペプチドに対する抗体の存在を調べる。
カットオフ値より高いシグナル生成は、試験試料中に被
分析物質に対する抗体が存在することを示す。酵素のよ
うな多数の指示試薬を用いると、存在する抗体の量は生
成するシグナルに比例する。試験試料の種類によって
は、試験試料を適切な緩衝試薬で希釈してもよいし、濃
縮してもよいし、操作せずに(“ニート”)固相と接触
させてもよい。例えば通常は、予め希釈した血清もしく
は血漿試料を試験するか又は尿のような試料を濃縮し
て、抗体の存在及び/又は存在する抗体の量を調べるこ
とが好ましい。
用するアッセイ方式を設計することができる。本発明者
らはCKSタンパク質を記載しているが、本発明でスー
パーオキシドジスムターゼ(SOD)等のような他の発
現系を使用して、様々な方法で使用できる融合タンパク
質、例えばイムノアッセイの抗原、抗体産生用免疫原等
を産生できるとも考えられる。ヒト試験試料中の特異被
分析物質(例えばウイルスのような感染物質)に対する
抗体の存在を検出するためのアッセイ方式では、ヒト試
験試料を、少なくとも1種の組換えタンパク質(ポリペ
プチド)でコーティングした固相と接触させてインキュ
ベートする。試験試料中に抗体が存在すれば、この抗体
は抗原ポリペプチドと複合体を形成して、固相に固定化
する。複合体の形成後、固相を洗浄して未結合の物質や
試薬を除去する。複合体を指示試薬と反応させて、第2
の複合体形成のための時間及び条件下でインキュベート
する。生成したシグナルを検出して、試験試料中でのC
KS組換えポリペプチドに対する抗体の存在を調べる。
カットオフ値より高いシグナル生成は、試験試料中に被
分析物質に対する抗体が存在することを示す。酵素のよ
うな多数の指示試薬を用いると、存在する抗体の量は生
成するシグナルに比例する。試験試料の種類によって
は、試験試料を適切な緩衝試薬で希釈してもよいし、濃
縮してもよいし、操作せずに(“ニート”)固相と接触
させてもよい。例えば通常は、予め希釈した血清もしく
は血漿試料を試験するか又は尿のような試料を濃縮し
て、抗体の存在及び/又は存在する抗体の量を調べるこ
とが好ましい。
【0134】更には、研究中の感染物質のウイルスゲノ
ムの様々な抗原エピトープに対するCKS融合タンパク
質を使用して特異感染物質に対する抗体の存在を試験す
る前述のアッセイ方式では、2種以上の組換えタンパク
質を使用することができる。従って、特異ウイルス抗原
領域内のエピトープと、ウイルスゲノム由来の他の抗原
領域に由来するエピトープとを含んでいる組換えポリペ
プチドを使用して、1種のエピトープに由来するポリペ
プチドを用いるよりも感度が増し、恐らくは特異性の高
いアッセイを提供することが好ましいであろう。このよ
うなアッセイは、確認(confirmatory)アッセイとして
使用することができる。この特定のアッセイ方式では、
既知量の試験試料を、組換えタンパク質/抗体複合体を
形成するのに十分な時間及び条件下で少なくとも1種の
組換えタンパク質でコーティングされた既知量の少なく
とも1種の固相と接触させる。反応を生起するための時
間、適切な条件下で、複合体を既知量の適切な指示試薬
と接触させる。生成したシグナルを陰性試験試料と比較
して、試験試料中での被分析物質に対する抗体の存在を
調べる。微粒子のようなある種の固相を使用するときに
は、アッセイで使用される各組換えタンパク質が、個々
の微粒子や、種々の被覆微粒子を合わせて製造される前
記微粒子の混合物に付着して、各アッセイのために最適
化され得る。
ムの様々な抗原エピトープに対するCKS融合タンパク
質を使用して特異感染物質に対する抗体の存在を試験す
る前述のアッセイ方式では、2種以上の組換えタンパク
質を使用することができる。従って、特異ウイルス抗原
領域内のエピトープと、ウイルスゲノム由来の他の抗原
領域に由来するエピトープとを含んでいる組換えポリペ
プチドを使用して、1種のエピトープに由来するポリペ
プチドを用いるよりも感度が増し、恐らくは特異性の高
いアッセイを提供することが好ましいであろう。このよ
うなアッセイは、確認(confirmatory)アッセイとして
使用することができる。この特定のアッセイ方式では、
既知量の試験試料を、組換えタンパク質/抗体複合体を
形成するのに十分な時間及び条件下で少なくとも1種の
組換えタンパク質でコーティングされた既知量の少なく
とも1種の固相と接触させる。反応を生起するための時
間、適切な条件下で、複合体を既知量の適切な指示試薬
と接触させる。生成したシグナルを陰性試験試料と比較
して、試験試料中での被分析物質に対する抗体の存在を
調べる。微粒子のようなある種の固相を使用するときに
は、アッセイで使用される各組換えタンパク質が、個々
の微粒子や、種々の被覆微粒子を合わせて製造される前
記微粒子の混合物に付着して、各アッセイのために最適
化され得る。
【0135】前述のアッセイ方式の変形には、各被分析
物質に対する抗体の存在を検出するための同一又は異な
る固相に付着した種々の被分析物質のCKS組換えタン
パク質(例えば同一又は異なる固相上にコーティングさ
れた1種の感染物質のある抗原領域に特異的なCKS組
換えタンパク質)を、異なる感染物質のある抗原領域に
特異的なCKS組換えタンパク質と共に取り込んで、一
方(又は両方)の感染物質の存在を検出することが挙げ
られる。
物質に対する抗体の存在を検出するための同一又は異な
る固相に付着した種々の被分析物質のCKS組換えタン
パク質(例えば同一又は異なる固相上にコーティングさ
れた1種の感染物質のある抗原領域に特異的なCKS組
換えタンパク質)を、異なる感染物質のある抗原領域に
特異的なCKS組換えタンパク質と共に取り込んで、一
方(又は両方)の感染物質の存在を検出することが挙げ
られる。
【0136】他のアッセイ方式としては、抗原エピトー
プを含むCKS組換えタンパク質が、中和アッセイのよ
うな競合アッセイで有用である。中和アッセイを実施す
るには、ウイルスのような感染物質の抗原領域のエピト
ープを示す組換えポリペプチドを可溶化し、試料希釈液
と混合して、0.5〜50.0μg/mlの最終濃度に
する。所要により希釈した既知量の試験試料(好ましく
は10μl)を反応ウェルに添加し、次いで組換えポリ
ペプチドを含む試験希釈液400μlを添加する。所望
とあれば、混合物を約15分〜2時間プレインキュベー
トしてもよい。次いで、本明細書に記載のCKS組換え
タンパク質でコーティングした固相を反応ウェルに加
え、約40℃で1時間インキュベートする。洗浄後、既
知量の指示試薬、例えば結合希釈液中のペルオキシダー
ゼ標識ヤギ抗ヒトIgG 200μlを添加し、40℃
で1時間インキュベートする。洗浄後、前述のような酵
素結合体を使用するときには、酵素基質(例えばOPD
基質)を添加して、室温で30分間インキュベートす
る。1N硫酸のような停止剤を反応ウェルに添加して、
反応を停止させる。492nmで吸光度を読み取る。特
異ポリペプチドに対する抗体を含む試験試料では、溶液
中でのペプチドと前記抗体との競合結合によるシグナル
生成は減少する。競合結合のパーセンテージは、組換え
ポリペプチドの存在下での試料の吸光度値を、同一希釈
度の組換えポリペプチドの不在下でアッセイした試料の
吸光度値と比較して計算することができる。従って、組
換えタンパク質の存在下の試料と、組換えタンパク質の
不在下の試料との間で生じるシグナルの差は、抗体の存
在又は不在を調べるために使用する尺度となる。
プを含むCKS組換えタンパク質が、中和アッセイのよ
うな競合アッセイで有用である。中和アッセイを実施す
るには、ウイルスのような感染物質の抗原領域のエピト
ープを示す組換えポリペプチドを可溶化し、試料希釈液
と混合して、0.5〜50.0μg/mlの最終濃度に
する。所要により希釈した既知量の試験試料(好ましく
は10μl)を反応ウェルに添加し、次いで組換えポリ
ペプチドを含む試験希釈液400μlを添加する。所望
とあれば、混合物を約15分〜2時間プレインキュベー
トしてもよい。次いで、本明細書に記載のCKS組換え
タンパク質でコーティングした固相を反応ウェルに加
え、約40℃で1時間インキュベートする。洗浄後、既
知量の指示試薬、例えば結合希釈液中のペルオキシダー
ゼ標識ヤギ抗ヒトIgG 200μlを添加し、40℃
で1時間インキュベートする。洗浄後、前述のような酵
素結合体を使用するときには、酵素基質(例えばOPD
基質)を添加して、室温で30分間インキュベートす
る。1N硫酸のような停止剤を反応ウェルに添加して、
反応を停止させる。492nmで吸光度を読み取る。特
異ポリペプチドに対する抗体を含む試験試料では、溶液
中でのペプチドと前記抗体との競合結合によるシグナル
生成は減少する。競合結合のパーセンテージは、組換え
ポリペプチドの存在下での試料の吸光度値を、同一希釈
度の組換えポリペプチドの不在下でアッセイした試料の
吸光度値と比較して計算することができる。従って、組
換えタンパク質の存在下の試料と、組換えタンパク質の
不在下の試料との間で生じるシグナルの差は、抗体の存
在又は不在を調べるために使用する尺度となる。
【0137】他のアッセイ方式としは、イムノドットブ
ロットアッセイ系で組換えタンパク質を使用することが
できる。イムノドットブロットアッセイ系は、ニトロセ
ルロース固相担体上に並置された精製組換えポリペプチ
ドのパネルを使用する。製造した固相担体を試料と接触
させ、組換えタンパク質(他の特異結合要素)に対する
特異抗体(特異結合要素)を捕捉して、特異結合要素対
を形成する。捕捉した抗体は、指示試薬と反応させて検
出する。1988年8月2日出願の米国特許出願第07
/227,408号に記載されている機器内でレフレク
タンスオプチックスアセンブリーを用いて、結合体特異
反応を定量することが好ましい。関連米国特許出願第0
7/227,586号及び第07/227,590号
(共に1988年8月2日出願)は更に、本出願人によ
るものであり、参考として本明細書に組み入れる米国特
許第5,075,077号(1988年8月2日出願の
米国特許出願第07/227,272号)と同様に、イ
ムノドットアッセイを実施するのに有用な特定方法や装
置を記載している。簡潔に言えば、ニトロセルロースベ
ースの試験カートリッジを多数の抗原ポリペプチドで処
理する。各ポリペプチドは、試験カートリッジ上の特異
反応ゾーン内に含まれている。全ての抗原ポリペプチド
がニトロセルロース上に置かれた後に、ニトロセルロー
ス上の過剰結合部位を阻止する。次いで、試験カートリ
ッジを試験試料と接触させて、試験試料が適切な抗体を
含めば各反応ゾーンの各抗原ポリペプチドが反応するよ
うにする。反応後、試験カートリッジを洗浄し、よく知
られた適切な試薬を用いて、任意の抗原抗体反応を同定
する。本明細書に引用した特許及び特許出願に記載され
ているように、全プロセスは自動化可能である。イムノ
ドットブロットアッセイを実施するための方法及び装置
に関連する前記出願明細書は参考として本明細書に組み
入れる。
ロットアッセイ系で組換えタンパク質を使用することが
できる。イムノドットブロットアッセイ系は、ニトロセ
ルロース固相担体上に並置された精製組換えポリペプチ
ドのパネルを使用する。製造した固相担体を試料と接触
させ、組換えタンパク質(他の特異結合要素)に対する
特異抗体(特異結合要素)を捕捉して、特異結合要素対
を形成する。捕捉した抗体は、指示試薬と反応させて検
出する。1988年8月2日出願の米国特許出願第07
/227,408号に記載されている機器内でレフレク
タンスオプチックスアセンブリーを用いて、結合体特異
反応を定量することが好ましい。関連米国特許出願第0
7/227,586号及び第07/227,590号
(共に1988年8月2日出願)は更に、本出願人によ
るものであり、参考として本明細書に組み入れる米国特
許第5,075,077号(1988年8月2日出願の
米国特許出願第07/227,272号)と同様に、イ
ムノドットアッセイを実施するのに有用な特定方法や装
置を記載している。簡潔に言えば、ニトロセルロースベ
ースの試験カートリッジを多数の抗原ポリペプチドで処
理する。各ポリペプチドは、試験カートリッジ上の特異
反応ゾーン内に含まれている。全ての抗原ポリペプチド
がニトロセルロース上に置かれた後に、ニトロセルロー
ス上の過剰結合部位を阻止する。次いで、試験カートリ
ッジを試験試料と接触させて、試験試料が適切な抗体を
含めば各反応ゾーンの各抗原ポリペプチドが反応するよ
うにする。反応後、試験カートリッジを洗浄し、よく知
られた適切な試薬を用いて、任意の抗原抗体反応を同定
する。本明細書に引用した特許及び特許出願に記載され
ているように、全プロセスは自動化可能である。イムノ
ドットブロットアッセイを実施するための方法及び装置
に関連する前記出願明細書は参考として本明細書に組み
入れる。
【0138】試験試料中に被分析物質の特異抗原に対す
る抗体を検出するために後述する第1及び第2の固相担
体を使用するアッセイでCKS融合タンパク質を使用す
ることができる。このアッセイ方式では、試験試料の第
1のアリコートを、組換えタンパク質/被分析物質抗体
複合体を形成するのに十分な時間及び条件下で、被分析
物質に特異的なCKS組換えタンパク質でコーティング
された第1の固相担体と接触させる。次いで、複合体
を、組換え抗原に特異的な指示試薬と接触させる。指示
試薬を検出して、試験試料中での組換えタンパク質に対
する抗体の存在を調べる。その後、試験試料の第2のア
リコートを、組換えタンパク質/第2の抗体の複合体を
形成するのに十分な時間及び条件下で、第2の抗体に特
異的なCKS組換えタンパク質でコーティングされた第
2の固相担体と接触させて、同一被分析物質の異なる抗
原決定基の存在を調べる。複合体を、複合体の抗体に特
異的な第2の指示試薬と接触させる。シグナルを検出し
て、試験試料中での抗体の存在を調べる。一方又は両方
の被分析物質組換えタンパク質に対する抗体の存在は、
試験試料中に抗被分析物質が存在することを示してい
る。固相担体を同時に試験できるとも考えられる。
る抗体を検出するために後述する第1及び第2の固相担
体を使用するアッセイでCKS融合タンパク質を使用す
ることができる。このアッセイ方式では、試験試料の第
1のアリコートを、組換えタンパク質/被分析物質抗体
複合体を形成するのに十分な時間及び条件下で、被分析
物質に特異的なCKS組換えタンパク質でコーティング
された第1の固相担体と接触させる。次いで、複合体
を、組換え抗原に特異的な指示試薬と接触させる。指示
試薬を検出して、試験試料中での組換えタンパク質に対
する抗体の存在を調べる。その後、試験試料の第2のア
リコートを、組換えタンパク質/第2の抗体の複合体を
形成するのに十分な時間及び条件下で、第2の抗体に特
異的なCKS組換えタンパク質でコーティングされた第
2の固相担体と接触させて、同一被分析物質の異なる抗
原決定基の存在を調べる。複合体を、複合体の抗体に特
異的な第2の指示試薬と接触させる。シグナルを検出し
て、試験試料中での抗体の存在を調べる。一方又は両方
の被分析物質組換えタンパク質に対する抗体の存在は、
試験試料中に抗被分析物質が存在することを示してい
る。固相担体を同時に試験できるとも考えられる。
【0139】ハプテンの使用は当業界では公知である。
CKS融合タンパク質を用いるアッセイでハプテンを使
用して、アッセイの性能を高めることもできると考えら
れる。
CKS融合タンパク質を用いるアッセイでハプテンを使
用して、アッセイの性能を高めることもできると考えら
れる。
【0140】プローブを用いたHGBVゲノム、ビリオ
ン及びウイルス抗原の更なる特性分析 HGBV核酸配列を使用して、HGBVゲノムの配列、
並びにHGBV剤の同定及び単離について更なる情報を
得ることができる。従って、この知識は、HGBVの特
性(例えばHGBVゲノムの種類、ウイルス粒子の構
造、及びHGBVを構成する抗原の種類)の分析に役立
つと考えられる。この情報により、付加的なポリヌクレ
オチドプローブ、HGBVゲノムに由来するポリペプチ
ド、及びHGBVエピトープに対する抗体を得ることが
できる。これらは、HGBVにより発病する非A型、非
B型、非C型、非D型及び非E型肝炎の診断及び/又は
治療に有益である。
ン及びウイルス抗原の更なる特性分析 HGBV核酸配列を使用して、HGBVゲノムの配列、
並びにHGBV剤の同定及び単離について更なる情報を
得ることができる。従って、この知識は、HGBVの特
性(例えばHGBVゲノムの種類、ウイルス粒子の構
造、及びHGBVを構成する抗原の種類)の分析に役立
つと考えられる。この情報により、付加的なポリヌクレ
オチドプローブ、HGBVゲノムに由来するポリペプチ
ド、及びHGBVエピトープに対する抗体を得ることが
できる。これらは、HGBVにより発病する非A型、非
B型、非C型、非D型及び非E型肝炎の診断及び/又は
治療に有益である。
【0141】核酸配列情報は、HGBVゲノムの非確定
領域に由来する更なる核酸配列を単離するためのプロー
ブ又はPCRプライマーの設計に有用である。例えば、
8個以上、好ましくは20個以上のヌクレオチドの配列
を含み、HGBV核酸配列ファミリーの5’末端又は
3’末端に近い領域に由来するPCRプライマー又は標
識プローブを使用して、重複核酸配列をHGBVゲノム
又はcDNAライブラリーから単離してもよいし、ウイ
ルス核酸から直接単離してもよい。次いで、HGBV核
酸配列と重複するが、該HGBV核酸配列のソースでは
ないゲノムの領域に由来する配列を更に含んでいる前記
配列を使用して、必ずしもクローン中の核酸配列とは重
複しない他の重複断片を同定するためのプローブを合成
してもよい。HGBVゲノムがセグメント化されていて
も共通配列が欠けていれば、ウイルスゲノムに由来する
重複核酸配列の単離技術を使用して、全ウイルスゲノム
の配列を決定することが可能である。あるいは、精製し
たHGBV粒子から単離したウイルスゲノムから、ゲノ
ムセグメントの特性分析を行うことができる。HGBV
粒子を精製し、精製手順中に該粒子を検出する方法は本
明細書に記載する。ウイルス粒子からポリヌクレオチド
ゲノムを単離する手順は当業界ではよく知られている。
次いで、単離したゲノムセグメントをクローニングして
配列決定することができる。従って、HGBVゲノムを
その種類とは関係なくクローニングして配列決定するこ
とが可能である。
領域に由来する更なる核酸配列を単離するためのプロー
ブ又はPCRプライマーの設計に有用である。例えば、
8個以上、好ましくは20個以上のヌクレオチドの配列
を含み、HGBV核酸配列ファミリーの5’末端又は
3’末端に近い領域に由来するPCRプライマー又は標
識プローブを使用して、重複核酸配列をHGBVゲノム
又はcDNAライブラリーから単離してもよいし、ウイ
ルス核酸から直接単離してもよい。次いで、HGBV核
酸配列と重複するが、該HGBV核酸配列のソースでは
ないゲノムの領域に由来する配列を更に含んでいる前記
配列を使用して、必ずしもクローン中の核酸配列とは重
複しない他の重複断片を同定するためのプローブを合成
してもよい。HGBVゲノムがセグメント化されていて
も共通配列が欠けていれば、ウイルスゲノムに由来する
重複核酸配列の単離技術を使用して、全ウイルスゲノム
の配列を決定することが可能である。あるいは、精製し
たHGBV粒子から単離したウイルスゲノムから、ゲノ
ムセグメントの特性分析を行うことができる。HGBV
粒子を精製し、精製手順中に該粒子を検出する方法は本
明細書に記載する。ウイルス粒子からポリヌクレオチド
ゲノムを単離する手順は当業界ではよく知られている。
次いで、単離したゲノムセグメントをクローニングして
配列決定することができる。従って、HGBVゲノムを
その種類とは関係なくクローニングして配列決定するこ
とが可能である。
【0142】HGBVゲノム又はcDNAライブラリー
の構築方法は当業界では公知であり、このために有用な
ベクターも当業界では公知である。これらのベクターに
は、λ−gt11、λ−gt10等が含まれる。単離し
たポリヌクレオチドを適切な制限酵素で消化して、HG
BVゲノム又はcDNA由来のプローブにより検出され
るHGBV由来の核酸配列をクローンから単離し、配列
決定してもよい。
の構築方法は当業界では公知であり、このために有用な
ベクターも当業界では公知である。これらのベクターに
は、λ−gt11、λ−gt10等が含まれる。単離し
たポリヌクレオチドを適切な制限酵素で消化して、HG
BVゲノム又はcDNA由来のプローブにより検出され
るHGBV由来の核酸配列をクローンから単離し、配列
決定してもよい。
【0143】これらの重複HGBV核酸配列に由来する
配列情報は、ウイルスゲノム内の相同性エリア及び異質
性エリアを決定するのに有用である。これは、種々のゲ
ノム株及び/又は欠陥粒子集団の存在を示し得る。これ
は、本明細書に記載の技術を使用して、HGBVの単離
中に、生物試料中のHGBV又はHGBV抗原又はHG
BV核酸を検出するためのハイブリダイゼーションプロ
ーブの設計にとっても有用である。重複核酸配列を使用
して、HGBVゲノム由来のポリペプチドに対する発現
ベクターを産生してもよい。HGBVに対してユニーク
であると考えられるエピトープを含む抗原が核酸配列フ
ァミリー内にコードされている。即ち、これらの抗原に
対する抗体は、HAV、HBV、HCV及びHEVに感
染した個体には存在せず、GenBankのゲノム配列
と、これらの核酸配列及び前記ソースのポリヌクレオチ
ド配列との間の相同性は小さいと考えられる。従って、
HGBV核酸配列でコードされた抗原に対する抗体を使
用して、感染個体から単離した非A型、非B型、非C
型、非D型及び非E型粒子を同定してもよい。更には、
これらはHGBV物質の単離にも有用である。
配列情報は、ウイルスゲノム内の相同性エリア及び異質
性エリアを決定するのに有用である。これは、種々のゲ
ノム株及び/又は欠陥粒子集団の存在を示し得る。これ
は、本明細書に記載の技術を使用して、HGBVの単離
中に、生物試料中のHGBV又はHGBV抗原又はHG
BV核酸を検出するためのハイブリダイゼーションプロ
ーブの設計にとっても有用である。重複核酸配列を使用
して、HGBVゲノム由来のポリペプチドに対する発現
ベクターを産生してもよい。HGBVに対してユニーク
であると考えられるエピトープを含む抗原が核酸配列フ
ァミリー内にコードされている。即ち、これらの抗原に
対する抗体は、HAV、HBV、HCV及びHEVに感
染した個体には存在せず、GenBankのゲノム配列
と、これらの核酸配列及び前記ソースのポリヌクレオチ
ド配列との間の相同性は小さいと考えられる。従って、
HGBV核酸配列でコードされた抗原に対する抗体を使
用して、感染個体から単離した非A型、非B型、非C
型、非D型及び非E型粒子を同定してもよい。更には、
これらはHGBV物質の単離にも有用である。
【0144】HGBV粒子は、例えばサイズ識別をベー
スとする技術(例えば沈降もしくは排除法)、又は密度
をベースとする技術(例えば密度勾配超遠心分離、もし
くはポリエチレングリコール(PEG)のような物質に
よる沈殿、もしくはアニオンもしくはカチオン交換材料
や、疎水性相互反応により結合する材料、及び親和性カ
ラムのような様々な材料でのクロマトグラフィー)を含
む当業界で公知の任意の方法により、感染個体の血清又
は細胞培養物から単離することができる。単離手順中
に、HGBV核酸配列に由来するプローブを用いて抽出
ゲノムのハイブリダイゼーション分析を行って、又はH
GBV核酸配列ファミリー内にコードされたHGBV抗
原に対する抗体をプローブとして使用するイムノアッセ
イによりHGBVの存在を検出することができる。抗体
はポリクローナルであっても、モノクローナルであって
もよく、抗体をイムノアッセイで使用する前に精製する
ことが所望され得る。固相に固定化したHGBV抗原に
対する前記抗体は、イムノアフィニティークロマトグラ
フィーによるHGBVの単離に有用である。イムノアフ
ィニティークロマトグラフィー法は当業界では公知であ
り、免疫選択活性を保持するように抗体を固相に固定化
する方法を含んでいる。これらの方法には、吸着及び共
有結合が含まれる。抗体の抗原結合部位が接近可能なま
まであるように、二官能価カップリング剤にスペーサー
基を含ませてもよい。
スとする技術(例えば沈降もしくは排除法)、又は密度
をベースとする技術(例えば密度勾配超遠心分離、もし
くはポリエチレングリコール(PEG)のような物質に
よる沈殿、もしくはアニオンもしくはカチオン交換材料
や、疎水性相互反応により結合する材料、及び親和性カ
ラムのような様々な材料でのクロマトグラフィー)を含
む当業界で公知の任意の方法により、感染個体の血清又
は細胞培養物から単離することができる。単離手順中
に、HGBV核酸配列に由来するプローブを用いて抽出
ゲノムのハイブリダイゼーション分析を行って、又はH
GBV核酸配列ファミリー内にコードされたHGBV抗
原に対する抗体をプローブとして使用するイムノアッセ
イによりHGBVの存在を検出することができる。抗体
はポリクローナルであっても、モノクローナルであって
もよく、抗体をイムノアッセイで使用する前に精製する
ことが所望され得る。固相に固定化したHGBV抗原に
対する前記抗体は、イムノアフィニティークロマトグラ
フィーによるHGBVの単離に有用である。イムノアフ
ィニティークロマトグラフィー法は当業界では公知であ
り、免疫選択活性を保持するように抗体を固相に固定化
する方法を含んでいる。これらの方法には、吸着及び共
有結合が含まれる。抗体の抗原結合部位が接近可能なま
まであるように、二官能価カップリング剤にスペーサー
基を含ませてもよい。
【0145】精製手順中に、HGBVゲノム又はcDN
A配列ファミリー、及び重複HGBV核酸配列に由来す
るポリヌクレオチドをプローブ又はプライマーとして使
用して、HGBVの存在を核酸ハイブリダイゼーション
又はPCRにより検出及び/又は検証してもよい。ウイ
ルス粒子の破壊を引き起こす条件下で、例えばキレート
化剤の存在下で洗剤を使用して画分を処理し、ウイルス
核酸の存在をハイブリダイゼーション技術又はPCRに
より調べる。個体(好ましくはタマリン)に単離したウ
イルス粒子を感染させ、次いで本明細書に記載の非A
型、非B型、非C型、非D型及び非E型肝炎の症状が感
染によるものかどうかを調べることにより、単離した粒
子がHGBV感染誘発物質である別の確証が得られ得
る。
A配列ファミリー、及び重複HGBV核酸配列に由来す
るポリヌクレオチドをプローブ又はプライマーとして使
用して、HGBVの存在を核酸ハイブリダイゼーション
又はPCRにより検出及び/又は検証してもよい。ウイ
ルス粒子の破壊を引き起こす条件下で、例えばキレート
化剤の存在下で洗剤を使用して画分を処理し、ウイルス
核酸の存在をハイブリダイゼーション技術又はPCRに
より調べる。個体(好ましくはタマリン)に単離したウ
イルス粒子を感染させ、次いで本明細書に記載の非A
型、非B型、非C型、非D型及び非E型肝炎の症状が感
染によるものかどうかを調べることにより、単離した粒
子がHGBV感染誘発物質である別の確証が得られ得
る。
【0146】次いで、精製した調製物から得た前述のウ
イルス粒子の特性を更に分析することができる。ゲノム
核酸を精製すれば、これを試験して、RNAse又はD
NAseIに対する感度を調べることができる。これら
の試験に基づいて、HGBVをRNAゲノム又はDNA
ゲノムとして調べてもよい。当業界で公知の方法によ
り、例えば電子鏡検法による可視化、密度勾配による移
動及び沈降特性により、鎖の数及び環状性又は非環状性
を調べることができる。HGBVゲノムのハイブリダイ
ゼーションから、精製核酸の陰性又は陽性鎖数(strand
edness)を調べることができる。更には、ゲノム材料が
RNAならば、公知の技術(例えば逆転写酵素)により
精製核酸をクローニングして配列決定することができ
る。次いで、ウイルス粒子に由来する核酸を用いて、全
ゲノムをセグメント化の如何を問わず配列決定すること
が可能である。
イルス粒子の特性を更に分析することができる。ゲノム
核酸を精製すれば、これを試験して、RNAse又はD
NAseIに対する感度を調べることができる。これら
の試験に基づいて、HGBVをRNAゲノム又はDNA
ゲノムとして調べてもよい。当業界で公知の方法によ
り、例えば電子鏡検法による可視化、密度勾配による移
動及び沈降特性により、鎖の数及び環状性又は非環状性
を調べることができる。HGBVゲノムのハイブリダイ
ゼーションから、精製核酸の陰性又は陽性鎖数(strand
edness)を調べることができる。更には、ゲノム材料が
RNAならば、公知の技術(例えば逆転写酵素)により
精製核酸をクローニングして配列決定することができ
る。次いで、ウイルス粒子に由来する核酸を用いて、全
ゲノムをセグメント化の如何を問わず配列決定すること
が可能である。
【0147】保存された配列を含むポリペプチドの決定
は、HGBVゲノムと結合するプローブ選択に有用であ
り、それはプローブを単離することにつながる。更に
は、保存された配列を、HGBV核酸配列に由来する配
列と一緒に使用して、ゲノム配列を増幅する系で使用す
るプライマーを設計してもよい。更には、HGBVの構
造を調べて、その成分を単離してもよい。例えば電子鏡
検法により形態及び寸法を調べることができる。抗原が
主要ウイルス成分中に存在するのか、少量ウイルス成分
中に存在するのかを確かめ、単離した核酸配列内にコー
ドされた特異抗原に対する抗体をプローブとして使用し
て、特異ウイルスポリペプチド抗原[例えばエンベロー
プ(コート)抗原又は内部抗原(例えば核酸結合タンパ
ク質もしくはコア抗原)]や、ポリヌクレオチドポリメ
ラーゼを同定して位置を調べることもできる。この情報
は、診断及び治療用途に有用であり得る。例えば、ワク
チン調製物中に外部抗原を含めることが好ましく、又は
恐らく多価ワクチンは、構造タンパク質をコードするゲ
ノムに由来するポリペプチド、及びゲノムの他の部分に
由来するポリペプチド(例えば非構造ポリペプチド)か
らなり得る。
は、HGBVゲノムと結合するプローブ選択に有用であ
り、それはプローブを単離することにつながる。更に
は、保存された配列を、HGBV核酸配列に由来する配
列と一緒に使用して、ゲノム配列を増幅する系で使用す
るプライマーを設計してもよい。更には、HGBVの構
造を調べて、その成分を単離してもよい。例えば電子鏡
検法により形態及び寸法を調べることができる。抗原が
主要ウイルス成分中に存在するのか、少量ウイルス成分
中に存在するのかを確かめ、単離した核酸配列内にコー
ドされた特異抗原に対する抗体をプローブとして使用し
て、特異ウイルスポリペプチド抗原[例えばエンベロー
プ(コート)抗原又は内部抗原(例えば核酸結合タンパ
ク質もしくはコア抗原)]や、ポリヌクレオチドポリメ
ラーゼを同定して位置を調べることもできる。この情報
は、診断及び治療用途に有用であり得る。例えば、ワク
チン調製物中に外部抗原を含めることが好ましく、又は
恐らく多価ワクチンは、構造タンパク質をコードするゲ
ノムに由来するポリペプチド、及びゲノムの他の部分に
由来するポリペプチド(例えば非構造ポリペプチド)か
らなり得る。
【0148】HGBV複製用の細胞培養系及び動物モデ
ル系 一般に、HGBVの培養に適した細胞又は細胞系は、サ
ル腎臓細胞(例えばMK2及びVERO)、ブタ腎臓細
胞系(例えばPS)、ハムスター乳児腎臓細胞系(例え
ばBHK)、マウスマクロファージ細胞系(例えばP3
88D1、MK1及びMm1)、ヒトマクロファージ細
胞系(例えばU−937)、ヒト末梢血白血球、ヒト付
着単球、肝細胞又は肝細胞系(例えばHUH7及びHe
pG2)、胚もしくは胚細胞(例えばニワトリ胚線維芽
細胞)、又は無脊椎動物、好ましくは昆虫に由来する細
胞系(例えばショウジョウバエ細胞系)、更に好ましく
は節足動物に由来する細胞系(例えば蚊細胞系もしくは
マダニ細胞系)を含み得る。一次肝細胞を培養し、次い
でこれにHGBVを感染させることも可能である。ある
いは、肝細胞培養物を、感染個体(ヒト又はタマリン)
の肝臓から誘導することができる。後者の場合は、in
vivo感染させてin vitro継代させた細胞
系の例である。更には、種々の不死化方法を使用して、
肝細胞培養物に由来する細胞系を得ることができる。例
えば、(肝細胞集団の増菌前後の)一次肝臓培養物を種
々の細胞と融合して、安定性を維持することができる。
更には、培養物に形質転換ウイルスを感染させるか、形
質転換遺伝子をトランスフェクトして、永続的な又は半
永続的な細胞系を生成してもよい。更には、肝臓培養物
中の細胞を融合して、PehG2のような確定した細胞
系にしてもよい。細胞融合方法は当業者にはよく知られ
ており、とりわけPEG及びセンダイウイルスのような
融合剤の使用を含んでいる。
ル系 一般に、HGBVの培養に適した細胞又は細胞系は、サ
ル腎臓細胞(例えばMK2及びVERO)、ブタ腎臓細
胞系(例えばPS)、ハムスター乳児腎臓細胞系(例え
ばBHK)、マウスマクロファージ細胞系(例えばP3
88D1、MK1及びMm1)、ヒトマクロファージ細
胞系(例えばU−937)、ヒト末梢血白血球、ヒト付
着単球、肝細胞又は肝細胞系(例えばHUH7及びHe
pG2)、胚もしくは胚細胞(例えばニワトリ胚線維芽
細胞)、又は無脊椎動物、好ましくは昆虫に由来する細
胞系(例えばショウジョウバエ細胞系)、更に好ましく
は節足動物に由来する細胞系(例えば蚊細胞系もしくは
マダニ細胞系)を含み得る。一次肝細胞を培養し、次い
でこれにHGBVを感染させることも可能である。ある
いは、肝細胞培養物を、感染個体(ヒト又はタマリン)
の肝臓から誘導することができる。後者の場合は、in
vivo感染させてin vitro継代させた細胞
系の例である。更には、種々の不死化方法を使用して、
肝細胞培養物に由来する細胞系を得ることができる。例
えば、(肝細胞集団の増菌前後の)一次肝臓培養物を種
々の細胞と融合して、安定性を維持することができる。
更には、培養物に形質転換ウイルスを感染させるか、形
質転換遺伝子をトランスフェクトして、永続的な又は半
永続的な細胞系を生成してもよい。更には、肝臓培養物
中の細胞を融合して、PehG2のような確定した細胞
系にしてもよい。細胞融合方法は当業者にはよく知られ
ており、とりわけPEG及びセンダイウイルスのような
融合剤の使用を含んでいる。
【0149】細胞系のHGBV感染は、細胞内へのウイ
ルス侵入を可能とする条件下で、細胞をウイルス調製物
と共にインキュベートするような技術により達成され得
ると考えられる。細胞に、単離したウイルスポリヌクレ
オチドをトランスフェクトさせてウイルス調製物を得る
ことも可能であり得る。組織培養細胞をトランスフェク
トする方法は当業界では公知であり、エレクトロポレー
ション及びDEAE−デキストラン又はリン酸カルシウ
ムによる沈殿を使用する技術が含まれるが、これに限定
はされない。クローニングしたHGBVゲノム又はcD
NAによるトラスフェクションでウイルスが複製され、
in vitro増殖する。培養した細胞の他に、ウイ
ルス複製に動物モデル系を使用してもよい。従って、H
GBV複製はチンパンジー、更には例えばマーモセット
及び乳児マウスで生起し得る。
ルス侵入を可能とする条件下で、細胞をウイルス調製物
と共にインキュベートするような技術により達成され得
ると考えられる。細胞に、単離したウイルスポリヌクレ
オチドをトランスフェクトさせてウイルス調製物を得る
ことも可能であり得る。組織培養細胞をトランスフェク
トする方法は当業界では公知であり、エレクトロポレー
ション及びDEAE−デキストラン又はリン酸カルシウ
ムによる沈殿を使用する技術が含まれるが、これに限定
はされない。クローニングしたHGBVゲノム又はcD
NAによるトラスフェクションでウイルスが複製され、
in vitro増殖する。培養した細胞の他に、ウイ
ルス複製に動物モデル系を使用してもよい。従って、H
GBV複製はチンパンジー、更には例えばマーモセット
及び乳児マウスで生起し得る。
【0150】HGBV抗ウイルス剤のスクリーニング HGBV用の細胞培養系及び動物モデル系が利用できる
ことから、HGBV複製を阻害する抗ウイルス剤、特に
好ましくはウイルス複製を阻害しつつ細胞増殖を可能と
する物質のスクリーニングも可能となる。これらのスク
リーニング方法は当業界では公知である。一般に、ウイ
ルス複製を支える細胞培養系で抗ウイルス剤がウイルス
複製の阻止に及ぼす作用、次いで感染性又はウイルス病
原性の阻害、また低レベルの毒性について、抗ウイルス
剤を様々な濃度で動物モデル系にて検査する。本明細書
に記載するHGBV抗原及びHGBVポリヌクレオチド
の検出のための方法及び組成物は、抗ウイルス剤のスク
リーニングに有用である。何故ならば、これらは、抗ウ
イルス剤のウイルス複製への作用の検出については、細
胞プラークアッセイ又はID50アッセイよりも恐らく高
感度の代替手段となるからである。例えば、本明細書に
記載するHGBVポリヌクレオチドプローブを使用し
て、細胞培養物中に産生されるウイルス核酸の量を定量
してもよい。これは、感染細胞核酸を標識したHGBV
ポリヌクレオチドプローブでハイブリダイズ又は競合ハ
イブリダイズすることにより実施され得る。更には、抗
HGBV抗体を使用して、本明細書に記載するイムノア
ッセイにより、細胞培養物中のHGBV抗原を同定、定
量してもよい。更には、競合アッセイにより感染細胞培
養物中のHGBV抗原を定量することが所望され得るの
で、本明細書に記載するHGBV核酸配列内にコードさ
れるポリペプチドはこれらのアッセイで有用である。一
般に、HGBVゲノム又はcDNAに由来する組換えH
GBVポリペプチドを標識し、細胞培養系で産生された
抗原による、前記標識ポリペプチドとHGBVポリペプ
チドとの結合の阻害を監視する。これらの方法は、HG
BVが細胞死を起こさずに細胞系で複製し得る場合に特
に有用である。
ことから、HGBV複製を阻害する抗ウイルス剤、特に
好ましくはウイルス複製を阻害しつつ細胞増殖を可能と
する物質のスクリーニングも可能となる。これらのスク
リーニング方法は当業界では公知である。一般に、ウイ
ルス複製を支える細胞培養系で抗ウイルス剤がウイルス
複製の阻止に及ぼす作用、次いで感染性又はウイルス病
原性の阻害、また低レベルの毒性について、抗ウイルス
剤を様々な濃度で動物モデル系にて検査する。本明細書
に記載するHGBV抗原及びHGBVポリヌクレオチド
の検出のための方法及び組成物は、抗ウイルス剤のスク
リーニングに有用である。何故ならば、これらは、抗ウ
イルス剤のウイルス複製への作用の検出については、細
胞プラークアッセイ又はID50アッセイよりも恐らく高
感度の代替手段となるからである。例えば、本明細書に
記載するHGBVポリヌクレオチドプローブを使用し
て、細胞培養物中に産生されるウイルス核酸の量を定量
してもよい。これは、感染細胞核酸を標識したHGBV
ポリヌクレオチドプローブでハイブリダイズ又は競合ハ
イブリダイズすることにより実施され得る。更には、抗
HGBV抗体を使用して、本明細書に記載するイムノア
ッセイにより、細胞培養物中のHGBV抗原を同定、定
量してもよい。更には、競合アッセイにより感染細胞培
養物中のHGBV抗原を定量することが所望され得るの
で、本明細書に記載するHGBV核酸配列内にコードさ
れるポリペプチドはこれらのアッセイで有用である。一
般に、HGBVゲノム又はcDNAに由来する組換えH
GBVポリペプチドを標識し、細胞培養系で産生された
抗原による、前記標識ポリペプチドとHGBVポリペプ
チドとの結合の阻害を監視する。これらの方法は、HG
BVが細胞死を起こさずに細胞系で複製し得る場合に特
に有用である。
【0151】HGBV弱毒化株の調製 本明細書に記載する組織培養系及び/又は動物モデル系
を用いて、HGBV弱毒化株を単離することが可能であ
り得る。これらの弱毒化株は、ワクチンとして又はウイ
ルス抗原の単離に有用である。弱毒化株は、細胞培養物
及び/又は動物モデルに何度も継代させた後に単離する
ことができる。感染した細胞又は個体での弱毒化株の検
出は、当業界で公知の以下の方法に従って達成可能であ
り、検出には、HGBVにコードされた1種以上のエピ
トープに対する抗体のプローブとしての使用、又は長さ
が少なくとも約8ヌクレオチドのHGBV配列を含むポ
リヌクレオチドのプローブとしての使用が含まれ得る。
これに加え又はこれに代わって、本明細書に記載するH
GBVのゲノム情報を使用し、また組換え技術を使用し
て弱毒化株を構築してもよい。通常、ウイルス複製では
なく、病原性に関連するポリペプチドをコードするゲノ
ムの領域を欠失させる。ゲノムを構築すれば、HGBV
に対する中和抗体を産生するエピトープを発現させるこ
とができる。次いで、変性ゲノムを使用して、HGBV
複製を可能とする細胞を形質転換して、細胞をウイルス
複製を可能とする条件下で増殖させることができる。弱
毒化HGBV株はワクチン用としてだけでなく、ウイル
ス抗原の商業的産生のソースとしても有用である。何故
ならば、これらのウイルスの処理は、ウイルス産生及び
/又はウイルス製品の製造に係わる従業員に対してそれ
ほど厳密な保護措置を必要としないからである。
を用いて、HGBV弱毒化株を単離することが可能であ
り得る。これらの弱毒化株は、ワクチンとして又はウイ
ルス抗原の単離に有用である。弱毒化株は、細胞培養物
及び/又は動物モデルに何度も継代させた後に単離する
ことができる。感染した細胞又は個体での弱毒化株の検
出は、当業界で公知の以下の方法に従って達成可能であ
り、検出には、HGBVにコードされた1種以上のエピ
トープに対する抗体のプローブとしての使用、又は長さ
が少なくとも約8ヌクレオチドのHGBV配列を含むポ
リヌクレオチドのプローブとしての使用が含まれ得る。
これに加え又はこれに代わって、本明細書に記載するH
GBVのゲノム情報を使用し、また組換え技術を使用し
て弱毒化株を構築してもよい。通常、ウイルス複製では
なく、病原性に関連するポリペプチドをコードするゲノ
ムの領域を欠失させる。ゲノムを構築すれば、HGBV
に対する中和抗体を産生するエピトープを発現させるこ
とができる。次いで、変性ゲノムを使用して、HGBV
複製を可能とする細胞を形質転換して、細胞をウイルス
複製を可能とする条件下で増殖させることができる。弱
毒化HGBV株はワクチン用としてだけでなく、ウイル
ス抗原の商業的産生のソースとしても有用である。何故
ならば、これらのウイルスの処理は、ウイルス産生及び
/又はウイルス製品の製造に係わる従業員に対してそれ
ほど厳密な保護措置を必要としないからである。
【0152】宿主及び発現制御配列 ゲノムをウイルスから抽出し、ゲノムライブラリーを作
成、プロービングし、クローンの配列を決定し、発現ベ
クターを構築し、細胞を形質転換し、免疫アッセイを実
施し、培養物中で細胞を増殖させるために使用する一般
的な技術は当業界では公知であり、本発明に包含する。
成、プロービングし、クローンの配列を決定し、発現ベ
クターを構築し、細胞を形質転換し、免疫アッセイを実
施し、培養物中で細胞を増殖させるために使用する一般
的な技術は当業界では公知であり、本発明に包含する。
【0153】指定の宿主と適合する適切な制御配列を使
用するときには、原核宿主細胞及び真核宿主細胞の両方
を、所望のコード化配列の発現のために使用することが
できる。原核宿主としては、E.coliが最も頻繁に
使用される。原核生物の発現制御配列には、場合によっ
てオペレーター部分を含むプロモーターや、リボソーム
結合部位が含まれる。原核宿主と適合するトランスファ
ーベクターは通常、アンピシリン耐性及びテトラサイク
リン耐性を付与するオペロンを含むプラスミドpBR3
22や、更に抗生物質耐性マーカーを付与する配列を含
む種々のpUCベクターから誘導される。これらのマー
カーを使用して、選択により良好な形質転換細胞を得る
ことができる。通常使用される原核生物制御配列には、
β−ラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)、ラクトースプロ
モーター系(Chang等,Nature 198:1
056[1977])、(Goeddel等,Nucl
eic Acid Res 8:4057[1980]
により報告されている)トリプトファンプロモーター
系、λ誘導P1プロモーター及びN遺伝子リボソーム結
合部位(Shimatake等,Nature 29
2:128[1981])、並びにtrp及びlacU
V5プロモーターの配列に由来するハイブリッドTac
プロモーター(De Boer等,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 292:128[19
83])が含まれる。前述の系は、特にE.coliに
適合し得るが、所望とあれば、Bacillus株又は
Pseudomonas株のような他の原核宿主を対応
する制御配列と共に使用してもよい。
用するときには、原核宿主細胞及び真核宿主細胞の両方
を、所望のコード化配列の発現のために使用することが
できる。原核宿主としては、E.coliが最も頻繁に
使用される。原核生物の発現制御配列には、場合によっ
てオペレーター部分を含むプロモーターや、リボソーム
結合部位が含まれる。原核宿主と適合するトランスファ
ーベクターは通常、アンピシリン耐性及びテトラサイク
リン耐性を付与するオペロンを含むプラスミドpBR3
22や、更に抗生物質耐性マーカーを付与する配列を含
む種々のpUCベクターから誘導される。これらのマー
カーを使用して、選択により良好な形質転換細胞を得る
ことができる。通常使用される原核生物制御配列には、
β−ラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)、ラクトースプロ
モーター系(Chang等,Nature 198:1
056[1977])、(Goeddel等,Nucl
eic Acid Res 8:4057[1980]
により報告されている)トリプトファンプロモーター
系、λ誘導P1プロモーター及びN遺伝子リボソーム結
合部位(Shimatake等,Nature 29
2:128[1981])、並びにtrp及びlacU
V5プロモーターの配列に由来するハイブリッドTac
プロモーター(De Boer等,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 292:128[19
83])が含まれる。前述の系は、特にE.coliに
適合し得るが、所望とあれば、Bacillus株又は
Pseudomonas株のような他の原核宿主を対応
する制御配列と共に使用してもよい。
【0154】真核宿主は、培養系の酵母及び哺乳動物細
胞を含んでいる。Saccharomyces cer
evisiae及びSaccharomyces ca
rlsbergensisが最も一般的に使用されてい
る酵母宿主であり、好都合な真菌宿主である。酵母適合
性ベクターは、栄養要求突然変異株を原栄養性とするか
又は野生型株に重金属耐性を付与して良好な形質転換細
胞の選択を可能とするマーカーを保有する。酵母適合性
ベクターは、2ミクロン複製オリジン(Broach
等,Meth.Enz.101;307[198
3])、CEN3とARS1の組み合わせ、又は複製を
行うための他の手段(例えば宿主細胞ゲノム内への適切
な断片の取り込みをもたらす配列)を使用し得る。酵母
ベクターの制御配列は当業界では公知であり、3−ホス
ホフィセレートキナーゼ(phosphophycerate kinase)
用プロモーターを含む解糖酵素合成用プロモーターを含
んでいる。例えば、Hess等,J.Adv.Enzy
me Reg.7:149(1968)、Hollan
d等,Biochemistry 17:4900(1
978)及びHitzeman J.Biol.Che
m.255:2073(1980)を参照されたい。H
olland,J.Biol.Chem.256:13
85(1981)に報告されているエノラーゼ遺伝子に
由来するようなターミネーターも含まれ得る。特に有用
な制御系は、グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデ
ヒドロゲナーゼ(GAPDH)プロモーター又はアルコ
ールデヒドロゲネーゼ(ADH)調節可能プロモータ
ー、更にGAPDHから誘導されるターミネーター、ま
た分泌が望ましければ、酵母αファクターに由来するリ
ーダー配列を含む系であると考えられる。更には、操作
可能に連結した転写調節領域及び転写開始領域は、野生
型生物で先天的に関連しないようなものであり得る。
胞を含んでいる。Saccharomyces cer
evisiae及びSaccharomyces ca
rlsbergensisが最も一般的に使用されてい
る酵母宿主であり、好都合な真菌宿主である。酵母適合
性ベクターは、栄養要求突然変異株を原栄養性とするか
又は野生型株に重金属耐性を付与して良好な形質転換細
胞の選択を可能とするマーカーを保有する。酵母適合性
ベクターは、2ミクロン複製オリジン(Broach
等,Meth.Enz.101;307[198
3])、CEN3とARS1の組み合わせ、又は複製を
行うための他の手段(例えば宿主細胞ゲノム内への適切
な断片の取り込みをもたらす配列)を使用し得る。酵母
ベクターの制御配列は当業界では公知であり、3−ホス
ホフィセレートキナーゼ(phosphophycerate kinase)
用プロモーターを含む解糖酵素合成用プロモーターを含
んでいる。例えば、Hess等,J.Adv.Enzy
me Reg.7:149(1968)、Hollan
d等,Biochemistry 17:4900(1
978)及びHitzeman J.Biol.Che
m.255:2073(1980)を参照されたい。H
olland,J.Biol.Chem.256:13
85(1981)に報告されているエノラーゼ遺伝子に
由来するようなターミネーターも含まれ得る。特に有用
な制御系は、グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデ
ヒドロゲナーゼ(GAPDH)プロモーター又はアルコ
ールデヒドロゲネーゼ(ADH)調節可能プロモータ
ー、更にGAPDHから誘導されるターミネーター、ま
た分泌が望ましければ、酵母αファクターに由来するリ
ーダー配列を含む系であると考えられる。更には、操作
可能に連結した転写調節領域及び転写開始領域は、野生
型生物で先天的に関連しないようなものであり得る。
【0155】発現用宿主として利用可能な哺乳動物細胞
系は当業界では公知であり、American Typ
e Culture Collectionから入手可
能な多数の不滅化細胞系が含まれる。これらには、He
La細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細
胞、ハムスター乳児腎臓(BHK)細胞等が含まれる。
哺乳動物細胞に適したプロモーターも当業界では公知で
あり、Simianウイルス40(SV40)、ラウス
肉腫ウイルス(RSV)、アデノウイルス(ADV)、
ウシ乳頭腫ウイルス(BPV)、サイトメガロウイルス
(CMV)に由来するようなウイルスプロモーターが含
まれる。哺乳動物細胞は更に、ターミネーター配列及び
ポリA付加配列を必要とし得る。発現を増加させるエン
ハンサー配列を含めてもよいし、遺伝子の増幅を誘発す
る配列も所望され得る。これらの配列は当業界では公知
である。哺乳動物細胞の複製に適したベクターは、ウイ
ルスレプリコン、又は非A型、非B型、非C型、非D
型、非E型エピトープをコードする適切な配列の宿主ゲ
ノム内への取り込みを確実にする配列を含み得る。HC
Vの哺乳動物発現系の一例は、1992年1月31日出
願の米国特許出願第07/830,024号に記載され
ている。
系は当業界では公知であり、American Typ
e Culture Collectionから入手可
能な多数の不滅化細胞系が含まれる。これらには、He
La細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細
胞、ハムスター乳児腎臓(BHK)細胞等が含まれる。
哺乳動物細胞に適したプロモーターも当業界では公知で
あり、Simianウイルス40(SV40)、ラウス
肉腫ウイルス(RSV)、アデノウイルス(ADV)、
ウシ乳頭腫ウイルス(BPV)、サイトメガロウイルス
(CMV)に由来するようなウイルスプロモーターが含
まれる。哺乳動物細胞は更に、ターミネーター配列及び
ポリA付加配列を必要とし得る。発現を増加させるエン
ハンサー配列を含めてもよいし、遺伝子の増幅を誘発す
る配列も所望され得る。これらの配列は当業界では公知
である。哺乳動物細胞の複製に適したベクターは、ウイ
ルスレプリコン、又は非A型、非B型、非C型、非D
型、非E型エピトープをコードする適切な配列の宿主ゲ
ノム内への取り込みを確実にする配列を含み得る。HC
Vの哺乳動物発現系の一例は、1992年1月31日出
願の米国特許出願第07/830,024号に記載され
ている。
【0156】形質転換 形質転換は、ポリヌクレオチドを宿主細胞内に導入する
ための公知の方法によって可能であり、ポリヌクレオチ
ドをウイルス内に組み込んだウイルスによる宿主細胞の
形質導入、及びポリヌクレオチドの直接取り込みを含
む。選択する形質転換手順は、形質転換すべき宿主に依
存する。直接の取り込みによる細菌の形質転換は一般
に、塩化カルシウム又は塩化ルビジウムによる処理を使
用する。Cohen,Proc.Natl.Acad.
Sci.USA 69:2110(1972)。Gra
ham等,Virology 52:526(197
8)のリン酸カルシウム沈殿法又はその変形を用いて、
直接の取り込みによる酵母形質転換を実施してもよい。
ための公知の方法によって可能であり、ポリヌクレオチ
ドをウイルス内に組み込んだウイルスによる宿主細胞の
形質導入、及びポリヌクレオチドの直接取り込みを含
む。選択する形質転換手順は、形質転換すべき宿主に依
存する。直接の取り込みによる細菌の形質転換は一般
に、塩化カルシウム又は塩化ルビジウムによる処理を使
用する。Cohen,Proc.Natl.Acad.
Sci.USA 69:2110(1972)。Gra
ham等,Virology 52:526(197
8)のリン酸カルシウム沈殿法又はその変形を用いて、
直接の取り込みによる酵母形質転換を実施してもよい。
【0157】ベクター構築 ベクター構築は当業界で公知の方法を使用する。一般に
は、市販酵素の製造業者により一般に規定されている条
件下にて、適切な制限酵素で処理して、部位特異的DN
A開裂を実施する。通常、約20μlの緩衝溶液中の1
〜10単位の酵素を用いて37℃で1〜2時間インキュ
ベートすることにより、約1マイクログラム(μg)の
プラスミド又はDNA配列を開裂する。制限酵素と共に
インキュベートした後に、フェノール/クロロホルム抽
出によりタンパク質を除去し、エタノールと共に沈殿さ
せてDNAを回収する。開裂断片は、当業者に公知の方
法により、ポリアクリルアミド又はアガロースゲル電気
泳動法を用いて分離してもよい。
は、市販酵素の製造業者により一般に規定されている条
件下にて、適切な制限酵素で処理して、部位特異的DN
A開裂を実施する。通常、約20μlの緩衝溶液中の1
〜10単位の酵素を用いて37℃で1〜2時間インキュ
ベートすることにより、約1マイクログラム(μg)の
プラスミド又はDNA配列を開裂する。制限酵素と共に
インキュベートした後に、フェノール/クロロホルム抽
出によりタンパク質を除去し、エタノールと共に沈殿さ
せてDNAを回収する。開裂断片は、当業者に公知の方
法により、ポリアクリルアミド又はアガロースゲル電気
泳動法を用いて分離してもよい。
【0158】混合物中に存在する適切なデオキシヌクレ
オチドトリホスフェート(dNTP)の存在下で,E.
coli DNAポリメラーゼ1(クレノウ)を用いて
付着端開裂断片をブラント末端にしてもよい。S1ヌク
レアーゼによる処理を使用して、一本鎖DNA部分を加
水分解してもよい。
オチドトリホスフェート(dNTP)の存在下で,E.
coli DNAポリメラーゼ1(クレノウ)を用いて
付着端開裂断片をブラント末端にしてもよい。S1ヌク
レアーゼによる処理を使用して、一本鎖DNA部分を加
水分解してもよい。
【0159】T4 DNAリガーゼ及びATPを用い、
標準的な緩衝液及び温度条件下で結合する。付着端結合
は、ブラント末端結合ほどATPやリガーゼを必要とし
ない。ベクター断片を結合混合物の一部として使用する
ときは、ベクター断片をしばしば細菌アルカリ性ホスフ
ァターゼ(BAP)又は仔ウシ腸アルカリ性ホスファタ
ーゼで処理して、5’−ホスフェートを除去し、ベクタ
ーの再結合を妨げる。あるいは、所望しない断片の制限
酵素消化を使用して、結合を妨げることができる。結合
混合物を、E.coliや、抗生物質耐性を含む方法に
より選択された良好な形質転換細胞のような適切なクロ
ーニング宿主内に形質転換し、次いで正しい構築につい
てスクリーニングする。
標準的な緩衝液及び温度条件下で結合する。付着端結合
は、ブラント末端結合ほどATPやリガーゼを必要とし
ない。ベクター断片を結合混合物の一部として使用する
ときは、ベクター断片をしばしば細菌アルカリ性ホスフ
ァターゼ(BAP)又は仔ウシ腸アルカリ性ホスファタ
ーゼで処理して、5’−ホスフェートを除去し、ベクタ
ーの再結合を妨げる。あるいは、所望しない断片の制限
酵素消化を使用して、結合を妨げることができる。結合
混合物を、E.coliや、抗生物質耐性を含む方法に
より選択された良好な形質転換細胞のような適切なクロ
ーニング宿主内に形質転換し、次いで正しい構築につい
てスクリーニングする。
【0160】望ましいDNA配列の構築 Warner,DNA 3:401(1984)が記載
するような自動化オリゴヌクレオチド合成機を用いて、
合成オリゴヌクレオチドを産生してもよい。所望とあれ
ば、標準的な反応条件を用いて、32P−ATPの存在下
にてポリヌクレオチドキナーゼで処理して、合成鎖を32
Pで標識することができる。DNA配列(例えばゲノム
又はcDNAライブラリーから単離したDNA配列)
を、公知の方法[例えばZoller,Nucleic
Acid Res.10:6487(1982)に記
載の特定部位の突然変異誘発]により改変してもよい。
簡潔に言えば、改変すべきDNAを一本鎖配列としてフ
ァージ内にパッケージングし、改変すべきDNA部分に
相補的であり、自身の配列に所望の改変を含む合成オリ
ゴヌクレオチドをプライマーとして用いてDNAポリメ
ラーゼで二本鎖DNAに変換する。ファージの各鎖の複
製域を含む形質転換細菌の培養物を寒天平板培養して、
プラークを得る。理論的には新しいプラークの50%
が、突然変異配列を有するファージを含み、残りの50
%は元の配列を有する。非改変配列ではなく、正しい鎖
とのハイブリダイゼーションに適した温度及び条件下
で、プラーク複製物を標識した合成プローブにハイブリ
ダイズする。ハイブリダイゼーションにより同定された
配列を回収して、クローニングする。
するような自動化オリゴヌクレオチド合成機を用いて、
合成オリゴヌクレオチドを産生してもよい。所望とあれ
ば、標準的な反応条件を用いて、32P−ATPの存在下
にてポリヌクレオチドキナーゼで処理して、合成鎖を32
Pで標識することができる。DNA配列(例えばゲノム
又はcDNAライブラリーから単離したDNA配列)
を、公知の方法[例えばZoller,Nucleic
Acid Res.10:6487(1982)に記
載の特定部位の突然変異誘発]により改変してもよい。
簡潔に言えば、改変すべきDNAを一本鎖配列としてフ
ァージ内にパッケージングし、改変すべきDNA部分に
相補的であり、自身の配列に所望の改変を含む合成オリ
ゴヌクレオチドをプライマーとして用いてDNAポリメ
ラーゼで二本鎖DNAに変換する。ファージの各鎖の複
製域を含む形質転換細菌の培養物を寒天平板培養して、
プラークを得る。理論的には新しいプラークの50%
が、突然変異配列を有するファージを含み、残りの50
%は元の配列を有する。非改変配列ではなく、正しい鎖
とのハイブリダイゼーションに適した温度及び条件下
で、プラーク複製物を標識した合成プローブにハイブリ
ダイズする。ハイブリダイゼーションにより同定された
配列を回収して、クローニングする。
【0161】プローブとのハイブリダイゼーション Grunstein及びHogness,Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 73:3961
(1975)に記載の手順を用いて、HGBVゲノム又
はDNAライブラリーをプロービングしてもよい。簡潔
に言えば、プロービングすべきDNAをニトロセルロー
スフィルター上に固定化し、変性し、0〜50%ホルム
アミド、0.75M NaCl、75mMクエン酸ナト
リウム、それぞれ0.02%(w/v)のウシ血清アル
ブミン(BSA)、ポリビニルピロリドン及びFico
ll、50mMリン酸ナトリウム(pH6.5)、0.
1%SDS並びに100μg/mlキャリヤー変性DN
Aを含む緩衝液でプレハイブリダイズする。緩衝液中の
ホルムアミドのパーセンテージ、及びプレハイブリダイ
ゼーションやその後のハイブリダイゼーション工程の時
間/温度条件は、必要とされる厳密度に依存する。厳密
度条件が低くてもよいオリゴマープローブは一般に、ホ
ルムアイドを低率に、温度をより低く、ハイブリダイゼ
ーション時間をより長くして使用する。cDNA又はゲ
ノム配列から誘導されるような30又は40個以上のヌ
クレオチドを含むプローブは一般に、例えば約40〜4
2℃のより高温と、例えば50%と高率のホルムアミド
を使用する。プレハイブリダイゼーションの後に、32P
標識オリゴヌクレオチドプローブを緩衝液に添加し、ハ
イブリダイゼーション条件下でフィルターをこの混合物
中でインキュベートする。洗浄後、被処理フィルターを
オートラジオグラフィーにかけて、ハイブリダイズした
プローブの位置を示す。元の寒天プレート上の対応位置
にあるDNAを所望のDNAのソースとして使用する。
atl.Acad.Sci.USA 73:3961
(1975)に記載の手順を用いて、HGBVゲノム又
はDNAライブラリーをプロービングしてもよい。簡潔
に言えば、プロービングすべきDNAをニトロセルロー
スフィルター上に固定化し、変性し、0〜50%ホルム
アミド、0.75M NaCl、75mMクエン酸ナト
リウム、それぞれ0.02%(w/v)のウシ血清アル
ブミン(BSA)、ポリビニルピロリドン及びFico
ll、50mMリン酸ナトリウム(pH6.5)、0.
1%SDS並びに100μg/mlキャリヤー変性DN
Aを含む緩衝液でプレハイブリダイズする。緩衝液中の
ホルムアミドのパーセンテージ、及びプレハイブリダイ
ゼーションやその後のハイブリダイゼーション工程の時
間/温度条件は、必要とされる厳密度に依存する。厳密
度条件が低くてもよいオリゴマープローブは一般に、ホ
ルムアイドを低率に、温度をより低く、ハイブリダイゼ
ーション時間をより長くして使用する。cDNA又はゲ
ノム配列から誘導されるような30又は40個以上のヌ
クレオチドを含むプローブは一般に、例えば約40〜4
2℃のより高温と、例えば50%と高率のホルムアミド
を使用する。プレハイブリダイゼーションの後に、32P
標識オリゴヌクレオチドプローブを緩衝液に添加し、ハ
イブリダイゼーション条件下でフィルターをこの混合物
中でインキュベートする。洗浄後、被処理フィルターを
オートラジオグラフィーにかけて、ハイブリダイズした
プローブの位置を示す。元の寒天プレート上の対応位置
にあるDNAを所望のDNAのソースとして使用する。
【0162】構築の検証及び配列決定 標準的なベクター構築では、結合混合物をE.coli
株XL−1 Blue又は他の適切な宿主内に形質転換
し、良好な形質転換細胞を抗生物質耐性又は他のマーカ
ーにより選択する。次いで、通常はClewell等,
J.Bacteriol.110:667(1972)
に記載のようなクロラムフェニコール増幅の後に、Cl
ewell等,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA62:1159(1969)の方法で、形質
転換細胞由来のプラスミドを産生する。DNAを単離
し、通常は制限酵素分析及び/又は配列決定により分析
する。Messing等,Nucleic Acid
Res.9:309(1981)にも記載されているS
anger等,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA 74:5463(1977)のよく知られ
たジデオキシ法により、又はMaxam等,Metho
ds in Enzymology 65:499(1
980)に記載の方法により、配列決定してもよい。G
Cに富む領域で時々観察されるバンド圧縮の問題は、B
arr等,Biotechniques4:428(1
986)に記載の方法により、T−デアゾグアノシンを
用いて克服される。
株XL−1 Blue又は他の適切な宿主内に形質転換
し、良好な形質転換細胞を抗生物質耐性又は他のマーカ
ーにより選択する。次いで、通常はClewell等,
J.Bacteriol.110:667(1972)
に記載のようなクロラムフェニコール増幅の後に、Cl
ewell等,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA62:1159(1969)の方法で、形質
転換細胞由来のプラスミドを産生する。DNAを単離
し、通常は制限酵素分析及び/又は配列決定により分析
する。Messing等,Nucleic Acid
Res.9:309(1981)にも記載されているS
anger等,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA 74:5463(1977)のよく知られ
たジデオキシ法により、又はMaxam等,Metho
ds in Enzymology 65:499(1
980)に記載の方法により、配列決定してもよい。G
Cに富む領域で時々観察されるバンド圧縮の問題は、B
arr等,Biotechniques4:428(1
986)に記載の方法により、T−デアゾグアノシンを
用いて克服される。
【0163】エンザイムリンクドイムノソーベントアッ
セイ エンザイムリンクドイムノソーベントアッセイ(ELI
SA)を使用して、抗原濃度又は抗体濃度を測定するこ
とができる。この方法は、酵素ラベルと抗原又は抗体と
の結合に依存し、結合酵素活性(生成シグナル)を定量
ラベル(測定可能な生成シグナル)として使用してい
る。酵素をラベルとして使用する方法、及びこのような
酵素ラベルの例は本明細書に記載する。
セイ エンザイムリンクドイムノソーベントアッセイ(ELI
SA)を使用して、抗原濃度又は抗体濃度を測定するこ
とができる。この方法は、酵素ラベルと抗原又は抗体と
の結合に依存し、結合酵素活性(生成シグナル)を定量
ラベル(測定可能な生成シグナル)として使用してい
る。酵素をラベルとして使用する方法、及びこのような
酵素ラベルの例は本明細書に記載する。
【0164】HGBV核酸配列の作成 非A型、非B型、非C型、非D型、非E型物質のソース
は、本明細書に記載する臨床的及び実験的基準に合致す
るHGBVウイルスに感染したヒト又はタマリンからの
個々の血漿、血清もしくは肝臓ホモジネート又はそのプ
ールである。あるいは、以下に記載する基準に合致する
非A型、非B型、非C型、非E型肝炎に羅患した他の個
体の血液をタマリンに実験的に感染させることができ
る。高レベルのアラニントランスフェラーゼ活性を含む
個々の血漿、血清又は肝臓ホモジネート試料を多数合わ
せてプールを調製することができる。この活性は、HG
BV感染による肝炎性損傷によるものである。本発明者
らの実験のひとつで計算したウイルスのTID(タマリ
ン感染価)は4×105個/ml以上であった(以下の
実施例2を参照)。
は、本明細書に記載する臨床的及び実験的基準に合致す
るHGBVウイルスに感染したヒト又はタマリンからの
個々の血漿、血清もしくは肝臓ホモジネート又はそのプ
ールである。あるいは、以下に記載する基準に合致する
非A型、非B型、非C型、非E型肝炎に羅患した他の個
体の血液をタマリンに実験的に感染させることができ
る。高レベルのアラニントランスフェラーゼ活性を含む
個々の血漿、血清又は肝臓ホモジネート試料を多数合わ
せてプールを調製することができる。この活性は、HG
BV感染による肝炎性損傷によるものである。本発明者
らの実験のひとつで計算したウイルスのTID(タマリ
ン感染価)は4×105個/ml以上であった(以下の
実施例2を参照)。
【0165】例えば、高力価であることが好ましいが、
必ずしもそうでなくてもよい血漿、血清又は肝臓ホモジ
ネートに由来する核酸ライブラリーを以下の方法で作成
する。まず血漿、血清又は肝臓ホモジネートからウイル
ス粒子を単離する。次いで、アリコートを緩衝溶液(例
えば50mMトリス−HCl(pH8.0)、1mME
DTA、100mM NaClを含む緩衝溶液)中に希
釈する。例えば15,000×g、20℃で20分間の
遠心分離により破片を除去する。次いで、当業者により
慣用的に決定され得る適切な条件下で遠心分離を行っ
て、得られた上清中のウイルス粒子をペレット化する。
ウイルスゲノムを放出するために、ペレットをSDS懸
濁液[例えば1%SDS、120mM EDTA、10
mMトリス−HCl(pH7.5)を含み、更に2mg
/mlのプロテイナーゼKを含んでいる懸濁液]のアリ
コート中に懸濁させ、次いで適切な条件下で、例えば4
5℃で90分間インキュベートして粒子を破壊する。例
えば0.8μg MS2バクテリオファージRNAをキ
ャリヤーとして添加し、この混合物をフェノール:クロ
ロホルム[0.5Mトリス−HCl(pH7.5)、
0.1%(v/v)β−メルカプトエタノール、0.1
%(w/v)ヒドロキシキノロンで飽和させたフェノー
ル]の1:1混合物で4回抽出し、次いでクロロホルム
で2回抽出して核酸を単離する。水性相を例えば1−ブ
タノールで濃縮した後に、2.5容量の無水エタノール
と共に−20℃で一晩沈殿させる。例えばBeckma
n SW41ローターにて、40,000rpm、4℃
で90分間遠心分離にかけて核酸を回収し、これを水に
溶解し、0.05%(v/v)ジエチルピロカーボネー
トで処理して、オートクレーブ処理する。
必ずしもそうでなくてもよい血漿、血清又は肝臓ホモジ
ネートに由来する核酸ライブラリーを以下の方法で作成
する。まず血漿、血清又は肝臓ホモジネートからウイル
ス粒子を単離する。次いで、アリコートを緩衝溶液(例
えば50mMトリス−HCl(pH8.0)、1mME
DTA、100mM NaClを含む緩衝溶液)中に希
釈する。例えば15,000×g、20℃で20分間の
遠心分離により破片を除去する。次いで、当業者により
慣用的に決定され得る適切な条件下で遠心分離を行っ
て、得られた上清中のウイルス粒子をペレット化する。
ウイルスゲノムを放出するために、ペレットをSDS懸
濁液[例えば1%SDS、120mM EDTA、10
mMトリス−HCl(pH7.5)を含み、更に2mg
/mlのプロテイナーゼKを含んでいる懸濁液]のアリ
コート中に懸濁させ、次いで適切な条件下で、例えば4
5℃で90分間インキュベートして粒子を破壊する。例
えば0.8μg MS2バクテリオファージRNAをキ
ャリヤーとして添加し、この混合物をフェノール:クロ
ロホルム[0.5Mトリス−HCl(pH7.5)、
0.1%(v/v)β−メルカプトエタノール、0.1
%(w/v)ヒドロキシキノロンで飽和させたフェノー
ル]の1:1混合物で4回抽出し、次いでクロロホルム
で2回抽出して核酸を単離する。水性相を例えば1−ブ
タノールで濃縮した後に、2.5容量の無水エタノール
と共に−20℃で一晩沈殿させる。例えばBeckma
n SW41ローターにて、40,000rpm、4℃
で90分間遠心分離にかけて核酸を回収し、これを水に
溶解し、0.05%(v/v)ジエチルピロカーボネー
トで処理して、オートクレーブ処理する。
【0166】前記手順により得られた核酸を、例えば1
7.5mM CH3HgOHで変性し、次いでこの変性
核酸を鋳型として用いてcDNAを合成し、例えばHu
ynh(1985、上掲)に記載の方法を用いてファー
ジλ−gt11のEcoRI部位内にクローニングす
る。但し、逆転写酵素により第1核酸鎖の合成中にラン
ダムプライマーをオリゴ(dT)12−18に代える
(Taylor等,[1976]参照)。得られた二本
鎖核酸配列を、例えばセファロースCL−4Bカラム上
でのサイジングにより分別する。平均寸法が約400、
300、200及び100塩基対の溶離材料をゲノムプ
ール内にプールする。少なくとも1つのプール内のcD
NAから、λ−gt11 cDNAライブラリーを作成
する。あるいは、病因物質がDNAウイルスの場合、ゲ
ノムDNAのクローニング方法が有用であり、これは当
業者には公知である。
7.5mM CH3HgOHで変性し、次いでこの変性
核酸を鋳型として用いてcDNAを合成し、例えばHu
ynh(1985、上掲)に記載の方法を用いてファー
ジλ−gt11のEcoRI部位内にクローニングす
る。但し、逆転写酵素により第1核酸鎖の合成中にラン
ダムプライマーをオリゴ(dT)12−18に代える
(Taylor等,[1976]参照)。得られた二本
鎖核酸配列を、例えばセファロースCL−4Bカラム上
でのサイジングにより分別する。平均寸法が約400、
300、200及び100塩基対の溶離材料をゲノムプ
ール内にプールする。少なくとも1つのプール内のcD
NAから、λ−gt11 cDNAライブラリーを作成
する。あるいは、病因物質がDNAウイルスの場合、ゲ
ノムDNAのクローニング方法が有用であり、これは当
業者には公知である。
【0167】このようにして作成されたλ−gt11ゲ
ノムライブラリーを、非A型、非B型、非C型、非E型
肝炎既往個体(以下で説明する基準に合致する)からの
血清、血漿又は肝臓ホモジネートと特異結合し得るエピ
トープについてスクリーニングする。Huyng等(上
掲)の方法を用いて、約104〜107個のファージを血
清、血漿又は肝臓ホモジネートを用いてスクリーニング
する。125I又は他の適切なリポーター分子(例えばH
RPO、アルカリ性ホスファターゼ等)で放射性標識し
たヒツジ抗ヒトIg抗血清で結合ヒト抗体を検出するこ
とができる。陽性ファージを同定して、精製する。次い
で、同一方法を用い、先にHGBV物質に感染した所定
人数の各ヒトの血清との結合の特異性について、前記フ
ァージを試験する。理想的には、ファージは、試験する
血清、血漿又は肝臓ホモジネートの全て又は大半と反応
するポリペプチドをコードし、HGBV物質やA型、B
型、C型、D型、E型肝炎について本明細書に記載した
基準により“陰性”であることが確定した個体からの血
清、血漿又は肝臓ホモジネートとは反応しない。これら
の手順に従って、非A型、非B型、非C型、非D型、非
E型であると同定された患者からの血清、血漿又は肝臓
ホモジネートにより免疫学的に特異認識されるポリペプ
チドをコードするクローンを単離することができる。
ノムライブラリーを、非A型、非B型、非C型、非E型
肝炎既往個体(以下で説明する基準に合致する)からの
血清、血漿又は肝臓ホモジネートと特異結合し得るエピ
トープについてスクリーニングする。Huyng等(上
掲)の方法を用いて、約104〜107個のファージを血
清、血漿又は肝臓ホモジネートを用いてスクリーニング
する。125I又は他の適切なリポーター分子(例えばH
RPO、アルカリ性ホスファターゼ等)で放射性標識し
たヒツジ抗ヒトIg抗血清で結合ヒト抗体を検出するこ
とができる。陽性ファージを同定して、精製する。次い
で、同一方法を用い、先にHGBV物質に感染した所定
人数の各ヒトの血清との結合の特異性について、前記フ
ァージを試験する。理想的には、ファージは、試験する
血清、血漿又は肝臓ホモジネートの全て又は大半と反応
するポリペプチドをコードし、HGBV物質やA型、B
型、C型、D型、E型肝炎について本明細書に記載した
基準により“陰性”であることが確定した個体からの血
清、血漿又は肝臓ホモジネートとは反応しない。これら
の手順に従って、非A型、非B型、非C型、非D型、非
E型であると同定された患者からの血清、血漿又は肝臓
ホモジネートにより免疫学的に特異認識されるポリペプ
チドをコードするクローンを単離することができる。
【0168】以下で本発明を実施例により説明する。こ
れらの実施例は例示的であって、本発明の範囲を限定す
るものではない。
れらの実施例は例示的であって、本発明の範囲を限定す
るものではない。
【0169】
【実施例】本明細書に記載されている実施例は、HGB
V群のウイルスの発見方法を詳細に記載するものであ
る。該実施例は、HGBV群のHGBV−A、HGBV
−B及びHGBV−Cウイルスの発見をたどり得るよう
に年代順に記載されている。一般的には、先ず伝播性及
び感染性の研究が行われた。本明細書に記載されている
これらの研究及びその後の研究により、HGBVとして
GB−A及びGB−Bの2種のHCV様ウイルスの存在
が実証された。さらに、これも本明細書に詳細に記載さ
れている退化性(degenerative)プライマーを用いたそ
の後の実験によりHGBV−Cが発見された。血清研究
により実証された該ウイルス群のヒトにおける罹患率、
該ウイルス群のウイルス特性分析、その特定の属におけ
る他のウイルスとの関連性及びHGBV−A、HGBV
−B及びHGBV−Cの相互関連性も教示する。
V群のウイルスの発見方法を詳細に記載するものであ
る。該実施例は、HGBV群のHGBV−A、HGBV
−B及びHGBV−Cウイルスの発見をたどり得るよう
に年代順に記載されている。一般的には、先ず伝播性及
び感染性の研究が行われた。本明細書に記載されている
これらの研究及びその後の研究により、HGBVとして
GB−A及びGB−Bの2種のHCV様ウイルスの存在
が実証された。さらに、これも本明細書に詳細に記載さ
れている退化性(degenerative)プライマーを用いたそ
の後の実験によりHGBV−Cが発見された。血清研究
により実証された該ウイルス群のヒトにおける罹患率、
該ウイルス群のウイルス特性分析、その特定の属におけ
る他のウイルスとの関連性及びHGBV−A、HGBV
−B及びHGBV−Cの相互関連性も教示する。
【0170】実施例1.HGBVの伝播性 A.実験プロトコル。伝播性及び感染性研究用に、LE
MSIP(Laboratory for Experimental Medicine and
Surgery in Primates, Tuxedo, New York)から16匹
のタマリン(Saguinus labiatsu)を入手した。動物全
てをLEMSIPにより承認されたプロトコルに従って
LEMSIPで維持且つ監視した(注:動物1匹が自然
死し、もう1匹の病弱な動物は感染力実験の開始前に安
楽死させた)。血清肝酵素アラニントランスアミナーゼ
(ALT)、γ−グルタミルトランスフェラーゼ(GG
T)及びイソクエン酸デヒドロゲナーゼ(ICD)につ
いて、2〜3週間の間、1週間に一度又は2週間に一度
得た血清試料に基づいて基準血清肝酵素値を決定した。
接種に先立って各動物につき最低8つの血清肝酵素値を
得た。平均肝酵素値+標準偏差の3.75倍に基づき、
各動物についてカットオフ値(CO)を決定した。カッ
トオフ値を超える肝臓酵素値は異常であり、肝臓が損傷
を受けているとみなした。数匹のタマリンに以下に記載
のように接種し、ALT、GGT及びICD血清レベル
における変化を監視した。その後、監視過程の間の特定
時期に、その後の実験用の血清及び組織を得るべく動物
数匹を殺した。
MSIP(Laboratory for Experimental Medicine and
Surgery in Primates, Tuxedo, New York)から16匹
のタマリン(Saguinus labiatsu)を入手した。動物全
てをLEMSIPにより承認されたプロトコルに従って
LEMSIPで維持且つ監視した(注:動物1匹が自然
死し、もう1匹の病弱な動物は感染力実験の開始前に安
楽死させた)。血清肝酵素アラニントランスアミナーゼ
(ALT)、γ−グルタミルトランスフェラーゼ(GG
T)及びイソクエン酸デヒドロゲナーゼ(ICD)につ
いて、2〜3週間の間、1週間に一度又は2週間に一度
得た血清試料に基づいて基準血清肝酵素値を決定した。
接種に先立って各動物につき最低8つの血清肝酵素値を
得た。平均肝酵素値+標準偏差の3.75倍に基づき、
各動物についてカットオフ値(CO)を決定した。カッ
トオフ値を超える肝臓酵素値は異常であり、肝臓が損傷
を受けているとみなした。数匹のタマリンに以下に記載
のように接種し、ALT、GGT及びICD血清レベル
における変化を監視した。その後、監視過程の間の特定
時期に、その後の実験用の血清及び組織を得るべく動物
数匹を殺した。
【0171】B.動物の接種(初期実験)。HGBVを
接種した9匹のタマリンから肝炎の初期急性期(接種後
19〜24日)の間に採取した血清から、既知の感染性
タマリンGB血清プール(H205 GBパス11とし
て示される11回継代)を調製した。該プールは、既に
記載(J.L. Dienstagら, Nature 264,前出; E.Tabor
ら,J. Med. Virol. 5, 前出)されており、関連病因物
質を決定するために研究された。該プールのアリコート
は、この実験研究に用いられるまでAbbott Laboratorie
s(North Chicago, IL60064)において液体窒素貯蔵条
件下に維持されていた。HGBVの他のアリコートはAm
erican Type Culture Collection(A.T.C.C.),12301
Parklawn Drive, Rockville, MD20852から、A.T.C.C.受
託番号第VR-806号の下に入手し得る。
接種した9匹のタマリンから肝炎の初期急性期(接種後
19〜24日)の間に採取した血清から、既知の感染性
タマリンGB血清プール(H205 GBパス11とし
て示される11回継代)を調製した。該プールは、既に
記載(J.L. Dienstagら, Nature 264,前出; E.Tabor
ら,J. Med. Virol. 5, 前出)されており、関連病因物
質を決定するために研究された。該プールのアリコート
は、この実験研究に用いられるまでAbbott Laboratorie
s(North Chicago, IL60064)において液体窒素貯蔵条
件下に維持されていた。HGBVの他のアリコートはAm
erican Type Culture Collection(A.T.C.C.),12301
Parklawn Drive, Rockville, MD20852から、A.T.C.C.受
託番号第VR-806号の下に入手し得る。
【0172】第1日目に、初期群の残りの14匹中4匹
のタマリン、認識番号T−1053、T−1048、T
−1057及びT−1061に、前以て1:50に希釈
しておいたプールH205、11回継代0.25mlを
静脈内接種した。これらの動物を肝酵素ALT、GGT
及びICDの変化について毎週監視した。表2は、これ
ら4匹のタマリン(T−1053、T−1048、T−
1057及びT−1061)に関する接種前及び接種後
の肝酵素データを示す。
のタマリン、認識番号T−1053、T−1048、T
−1057及びT−1061に、前以て1:50に希釈
しておいたプールH205、11回継代0.25mlを
静脈内接種した。これらの動物を肝酵素ALT、GGT
及びICDの変化について毎週監視した。表2は、これ
ら4匹のタマリン(T−1053、T−1048、T−
1057及びT−1061)に関する接種前及び接種後
の肝酵素データを示す。
【0173】
【表2】 図1〜4は、接種前及び接種後のこれら4匹のタマリン
のALTレベル及びICDレベルを示している。該デー
タが示しているように、プールH205の1:50の希
釈物を接種した4匹のタマリンのALT、GGT及びI
CDにCOを超える有意な上昇が得られた。
のALTレベル及びICDレベルを示している。該デー
タが示しているように、プールH205の1:50の希
釈物を接種した4匹のタマリンのALT、GGT及びI
CDにCOを超える有意な上昇が得られた。
【0174】同日(第1日目)、1匹のタマリン(T−
1047)に、プールされた正常タマリン血清0.25
mlを静脈内接種して陰性対照として用い、もう1匹の
タマリン(T−1042)には、プールされた正常ヒト
血清を静脈内接種して追加の陰性対照とした。図5及び
図6並びに表3は、2匹の対照タマリン(T−1047
及びT−1042)の接種前及び接種後のALT及びI
CDレベルを示す。
1047)に、プールされた正常タマリン血清0.25
mlを静脈内接種して陰性対照として用い、もう1匹の
タマリン(T−1042)には、プールされた正常ヒト
血清を静脈内接種して追加の陰性対照とした。図5及び
図6並びに表3は、2匹の対照タマリン(T−1047
及びT−1042)の接種前及び接種後のALT及びI
CDレベルを示す。
【0175】
【表3】 データが示しているように、該2匹の対照タマリンにお
いては8週の間にALT又はICDに全く上昇が見られ
なかった。
いては8週の間にALT又はICDに全く上昇が見られ
なかった。
【0176】同日(第1日目)、1匹のタマリン(T−
1044)に、急性肝炎の発生から約3週間後の前記外
科医(GB起源)から得た回復期血清0.2mlを静脈
内接種した。この標本は−20℃で貯蔵されていた〔F.
Deinhardtら, J. Exper. Med. 125:673-688 (196
7)〕。もう1匹のタマリン(T−1034)に、該回復
期血清0.1mlを接種した。
1044)に、急性肝炎の発生から約3週間後の前記外
科医(GB起源)から得た回復期血清0.2mlを静脈
内接種した。この標本は−20℃で貯蔵されていた〔F.
Deinhardtら, J. Exper. Med. 125:673-688 (196
7)〕。もう1匹のタマリン(T−1034)に、該回復
期血清0.1mlを接種した。
【0177】
【表4】 図7及び図8並びに表4に示されているように、接種後
11週の間には、これらのタマリンの血清肝酵素に上昇
が全く見られなかった。従って、これらのデータは、元
の患者から採取し、−20℃で貯蔵されていた回復期血
清には感染性HGBVが検出されなかったことを示して
おり、それは、患者が感染から回復しており、且つ、ウ
イルスが患者の血清から除去されているか、又はウイル
スタイターが−20℃での貯蔵により検出不能なレベル
にまで減少していたことを示し得る。
11週の間には、これらのタマリンの血清肝酵素に上昇
が全く見られなかった。従って、これらのデータは、元
の患者から採取し、−20℃で貯蔵されていた回復期血
清には感染性HGBVが検出されなかったことを示して
おり、それは、患者が感染から回復しており、且つ、ウ
イルスが患者の血清から除去されているか、又はウイル
スタイターが−20℃での貯蔵により検出不能なレベル
にまで減少していたことを示し得る。
【0178】C.その後の実験。タマリンT−1053
は、接種後1週間で血清肝酵素に有意な上昇を示し、接
種後11日目に肝酵素に関して再テストを行った。12
日目に、血清肝酵素に有意な上昇が存在することが測定
され、該動物をその日に殺した。その後の実験用に、血
漿、肝臓及び脾臓の組織試料を得た。T−1053由来
の血漿を以下の実施例3に記載のRDA手順用の出発物
質とし、肝組織を以下の実施例8に用いた。
は、接種後1週間で血清肝酵素に有意な上昇を示し、接
種後11日目に肝酵素に関して再テストを行った。12
日目に、血清肝酵素に有意な上昇が存在することが測定
され、該動物をその日に殺した。その後の実験用に、血
漿、肝臓及び脾臓の組織試料を得た。T−1053由来
の血漿を以下の実施例3に記載のRDA手順用の出発物
質とし、肝組織を以下の実施例8に用いた。
【0179】タマリンT−1048、T−1057及び
T−1061を血清肝臓酵素について監視した。該動物
は全て、接種後2週間以内に肝臓酵素レベルが上昇した
ことが認められた。これらの上昇値は接種後6週間以降
に見られた。3匹のタマリンは全て、接種後84日目ま
でに血清肝酵素レベルがCOを下回るレベルに減少した
ことが認められた。接種後97日目に、これら3匹のタ
マリン(T−1048、T−1057及びT−106
1)を、タマリンT−1053由来のニート血漿0.1
0ml(感染性であると判明した、実施例2参照)を用
いて再チャレンジし、血清肝酵素の上昇として示される
肝炎が再誘発され得たかどうかを測定した。そのデータ
を表2、図1、図3及び図4に示す。データが示してい
るように、2匹のタマリン(T−1057及びT−10
61)の血清肝酵素レベルは、接種後3週間ではCOを
下回るレベルに留まった。1匹のタマリン(T−104
8)は、再接種直後の2週間に血清肝酵素レベルに緩や
かな上昇を示した。T−1048における緩やかな上昇
は、HGBVによる肝臓組織の再感染によるものか又は
H205の初期接種から完全に回復していないことによ
るものと推定された。
T−1061を血清肝臓酵素について監視した。該動物
は全て、接種後2週間以内に肝臓酵素レベルが上昇した
ことが認められた。これらの上昇値は接種後6週間以降
に見られた。3匹のタマリンは全て、接種後84日目ま
でに血清肝酵素レベルがCOを下回るレベルに減少した
ことが認められた。接種後97日目に、これら3匹のタ
マリン(T−1048、T−1057及びT−106
1)を、タマリンT−1053由来のニート血漿0.1
0ml(感染性であると判明した、実施例2参照)を用
いて再チャレンジし、血清肝酵素の上昇として示される
肝炎が再誘発され得たかどうかを測定した。そのデータ
を表2、図1、図3及び図4に示す。データが示してい
るように、2匹のタマリン(T−1057及びT−10
61)の血清肝酵素レベルは、接種後3週間ではCOを
下回るレベルに留まった。1匹のタマリン(T−104
8)は、再接種直後の2週間に血清肝酵素レベルに緩や
かな上昇を示した。T−1048における緩やかな上昇
は、HGBVによる肝臓組織の再感染によるものか又は
H205の初期接種から完全に回復していないことによ
るものと推定された。
【0180】実施例2.感染性実験 A.実験プロトコル。実施例1(A)に記載のようにし
て4匹のタマリンに関する基準読み取り値を得た。接種
前に各動物について簡単に基準血清肝臓酵素(ALT、
GGT及びICD)の値を決定した。平均肝酵素値+標
準偏差の3.75倍に基づいて各動物についてカットオ
フ値(CO)を決定した。カットオフ値を超える肝酵素
は異常であり、肝臓に損傷があるとみなされた。
て4匹のタマリンに関する基準読み取り値を得た。接種
前に各動物について簡単に基準血清肝臓酵素(ALT、
GGT及びICD)の値を決定した。平均肝酵素値+標
準偏差の3.75倍に基づいて各動物についてカットオ
フ値(CO)を決定した。カットオフ値を超える肝酵素
は異常であり、肝臓に損傷があるとみなされた。
【0181】B.タマリンの接種。接種後12日目に殺
したタマリンT−1053由来の血漿(実施例1〔C〕
参照)をその後の実験用の接種材料として用いた。1日
目に、1匹のタマリン(T−1055)に、T−105
3のニート血漿0.25mlを静脈内接種した。同日、
2匹のタマリン(T−1038及びT−1051)に、
プールされた正常タマリン血漿中に10-4(T−103
8)又は10-5(T−1051)に順次希釈しておいた
T−1053血漿0.25mlを静脈内接種した。同
日、タマリンT−1049に、減少孔径(0.8μm、
0.45μm、0.22μm及び0.10μm)の一連
のフィルターを介して濾過し、プールされた正常タマリ
ン血漿に10-4に希釈しておいたT−1053血漿0.
25mlを静脈内接種した。
したタマリンT−1053由来の血漿(実施例1〔C〕
参照)をその後の実験用の接種材料として用いた。1日
目に、1匹のタマリン(T−1055)に、T−105
3のニート血漿0.25mlを静脈内接種した。同日、
2匹のタマリン(T−1038及びT−1051)に、
プールされた正常タマリン血漿中に10-4(T−103
8)又は10-5(T−1051)に順次希釈しておいた
T−1053血漿0.25mlを静脈内接種した。同
日、タマリンT−1049に、減少孔径(0.8μm、
0.45μm、0.22μm及び0.10μm)の一連
のフィルターを介して濾過し、プールされた正常タマリ
ン血漿に10-4に希釈しておいたT−1053血漿0.
25mlを静脈内接種した。
【0182】血清肝酵素ALT、GGT及びICDの変
化について実施例1に記載のようにして毎週全タマリン
(T−1055、T−1038、T−1051及びT−
1049)を監視した。表5は、これら4匹のタマリン
に関する接種前及び接種後の血清肝酵素データを示す。
化について実施例1に記載のようにして毎週全タマリン
(T−1055、T−1038、T−1051及びT−
1049)を監視した。表5は、これら4匹のタマリン
に関する接種前及び接種後の血清肝酵素データを示す。
【0183】
【表5】 図9は、T−1055の接種前及び接種後のALT及び
ICD値を示す。図9を参照すると、血清肝酵素ALT
及びICDにCDを超える上昇が生じたことがわかる。
該タマリンを接種後12日目に殺した。図10及び図1
1は、それぞれタマリンT−1051及びT−1038
のALT及びICDにおける接種前及び接種後の血清レ
ベルを示す。図10及び図11を参照すると、接種後1
1日目まで両動物の血清肝酵素ALT及びICDに上昇
が生じたことをわかる。T−1038を接種後14日目
に殺した。表5及び図12は、T−1049に関して得
られたデータを示す。表5及び図12からわかるよう
に、接種後11日以内にT−1049にCOを超える血
清肝酵素の上昇が認められた。
ICD値を示す。図9を参照すると、血清肝酵素ALT
及びICDにCDを超える上昇が生じたことがわかる。
該タマリンを接種後12日目に殺した。図10及び図1
1は、それぞれタマリンT−1051及びT−1038
のALT及びICDにおける接種前及び接種後の血清レ
ベルを示す。図10及び図11を参照すると、接種後1
1日目まで両動物の血清肝酵素ALT及びICDに上昇
が生じたことをわかる。T−1038を接種後14日目
に殺した。表5及び図12は、T−1049に関して得
られたデータを示す。表5及び図12からわかるよう
に、接種後11日以内にT−1049にCOを超える血
清肝酵素の上昇が認められた。
【0184】T−1049に関して行われた濾過実験
は、HGBVが0.10μmのフィルターを通過し得る
ことを示し、それは、HGBVがウイルス性であり且つ
直径が0.1μm未満であり得ることを示唆している。
さらに、T−1038に関して行われた感染性滴定実験
は、T−1053血清が1ml当たり少なくとも4×1
05のタマリン感染量を含んでいることを示している。
は、HGBVが0.10μmのフィルターを通過し得る
ことを示し、それは、HGBVがウイルス性であり且つ
直径が0.1μm未満であり得ることを示唆している。
さらに、T−1038に関して行われた感染性滴定実験
は、T−1053血清が1ml当たり少なくとも4×1
05のタマリン感染量を含んでいることを示している。
【0185】単一のHGBV病原体の伝播性を示すため
に、タマリンT−1044に、H205接種7日後に採
取し、正常なタマリン血清に1:500希釈しておいた
T−1057血清からなる接種材料0.25mlを接種
した。接種後14〜63日からALTレベルにカットオ
フを超える緩やかな上昇(即ち、82〜106の範囲の
上昇)が認められた。
に、タマリンT−1044に、H205接種7日後に採
取し、正常なタマリン血清に1:500希釈しておいた
T−1057血清からなる接種材料0.25mlを接種
した。接種後14〜63日からALTレベルにカットオ
フを超える緩やかな上昇(即ち、82〜106の範囲の
上昇)が認められた。
【0186】接種後14日目に採取し、正常なタマリン
血清に1:2希釈しておいたT−1044の血清0.2
5mlをタマリンT−1047及びT−1056に順次
接種した。先ず、接種後42日目にT−1047及びT
−1056にカットオフを超えるALTレベルの上昇が
認められたが、それぞれ接種後64日目及び91日目に
正常レベルに戻った。タマリンT−1058に、T−1
053血清を用いてチャレンジ後22日目に採取したT
−1057のニート血清0.25mlを接種した。接種
後112日の間にはALTレベルに上昇は認められなか
った。
血清に1:2希釈しておいたT−1044の血清0.2
5mlをタマリンT−1047及びT−1056に順次
接種した。先ず、接種後42日目にT−1047及びT
−1056にカットオフを超えるALTレベルの上昇が
認められたが、それぞれ接種後64日目及び91日目に
正常レベルに戻った。タマリンT−1058に、T−1
053血清を用いてチャレンジ後22日目に採取したT
−1057のニート血清0.25mlを接種した。接種
後112日の間にはALTレベルに上昇は認められなか
った。
【0187】実施例3.代表相違分析(控除ハイブリダ
イゼーション) A.アンプリコン用二本鎖DNAの産生 本明細書の上記材料及び方法に記載され、図13に参照
されている手順を用い、H205血清(実施例1C及び
2B参照)の接種後12日目に採取したタマリンT−1
053感染性血漿(実施例1A参照)由来の総核酸から
テスターアンプリコンを合成した。接種前17〜30日
の間にプールされたタマリンT−1053の接種前血漿
からドライバーアンプリコンを合成した。簡単に言え
ば、両血漿を実施例2Bに記載のように0.1μmのフ
ィルターを介して濾過した。次いで、市販のキット〔Un
ited States Biochemical (USB), Cleveland, OH, cat.
#73750〕及び担体として10μgの酵母tRNAを用
い、50μlの濾過血漿を抽出した。この核酸をランダ
ムに開始して逆転写し、次いで市販のキットを用いラン
ダム開始してDNA合成した。簡単に言えば、ランダム
ヘキサマーを用いて、製造業者に指示されたPerki
n Elmer's(Norwalk, CT)RNA PCRキッ
ト(cat.#N808-0017)を用いて80μlの逆転写反応を
行い、20℃で10分間インキュベートし、次いで42
℃で2時間インキュベートした。次いで反応を停止し、
cDNA/RNA重複部(duplexes)を99℃で2分間
インキュベートして変性させた。反応材料に、総量20
μlの10μlの10×RP緩衝液〔100mMのNa
Cl、420mMのTris(pH8.0)、50mM
のDTT、100μg/mlのBSA〕、250pmo
lのランダムヘキサマー及び13単位のSequena
se(登録商標)バージョン2.0ポリメラーゼ(US
B,cat.#70775)を補った。反応材料を20℃で10分
間、次いで37℃で2時間インキュベートした。フェノ
ール:クロロホルムで抽出し、エタノール沈殿させた
後、製造業者により指示されたように、これらの反応の
二本鎖DNA産物を30μlの反応材料容量中4単位の
制限エンドヌクレアーゼSau3AI(NewEngland Bio
labs [NEB], cat.#169L)で30分間消化した。
イゼーション) A.アンプリコン用二本鎖DNAの産生 本明細書の上記材料及び方法に記載され、図13に参照
されている手順を用い、H205血清(実施例1C及び
2B参照)の接種後12日目に採取したタマリンT−1
053感染性血漿(実施例1A参照)由来の総核酸から
テスターアンプリコンを合成した。接種前17〜30日
の間にプールされたタマリンT−1053の接種前血漿
からドライバーアンプリコンを合成した。簡単に言え
ば、両血漿を実施例2Bに記載のように0.1μmのフ
ィルターを介して濾過した。次いで、市販のキット〔Un
ited States Biochemical (USB), Cleveland, OH, cat.
#73750〕及び担体として10μgの酵母tRNAを用
い、50μlの濾過血漿を抽出した。この核酸をランダ
ムに開始して逆転写し、次いで市販のキットを用いラン
ダム開始してDNA合成した。簡単に言えば、ランダム
ヘキサマーを用いて、製造業者に指示されたPerki
n Elmer's(Norwalk, CT)RNA PCRキッ
ト(cat.#N808-0017)を用いて80μlの逆転写反応を
行い、20℃で10分間インキュベートし、次いで42
℃で2時間インキュベートした。次いで反応を停止し、
cDNA/RNA重複部(duplexes)を99℃で2分間
インキュベートして変性させた。反応材料に、総量20
μlの10μlの10×RP緩衝液〔100mMのNa
Cl、420mMのTris(pH8.0)、50mM
のDTT、100μg/mlのBSA〕、250pmo
lのランダムヘキサマー及び13単位のSequena
se(登録商標)バージョン2.0ポリメラーゼ(US
B,cat.#70775)を補った。反応材料を20℃で10分
間、次いで37℃で2時間インキュベートした。フェノ
ール:クロロホルムで抽出し、エタノール沈殿させた
後、製造業者により指示されたように、これらの反応の
二本鎖DNA産物を30μlの反応材料容量中4単位の
制限エンドヌクレアーゼSau3AI(NewEngland Bio
labs [NEB], cat.#169L)で30分間消化した。
【0188】B.アンプリコンの合成 Sau3AI消化DNAを上記のように抽出、沈殿させ
た。反応材料を50〜55℃の乾燥加熱ブロックに入
れ、4℃で1時間インキュベートすることにより、Sa
u3AI消化産物全体を、1×T4 DNAリガーゼ緩
衝液(NEB)中で緩衝した30μlの反応材料容量中
465pmolのR Bgl24(配列番号1)及び4
65pmolのR Bgl 12(配列番号2)にアニー
リングした。400単位のT4 DNAリガーゼ(NEB,
cat.#202S)を添加してアニーリングされた産物を連結
した。16℃で14時間インキュベートした後、小規模
のPCRを行った。10μlの連結反応材料を、60μ
lのH2O、20μlの5×PCR緩衝液(335mM
のTris(pH8.8)、80mMの〔NH4〕2SO
4、20mMのMgCl2、0.5μg/mlのウシ血清
アルブミン及び50mMの2−メルカプトエタノー
ル)、8μlの4mMdNTP株、2μl(124pm
ol)R Bgl 24(配列番号3)及び3.75単位
のAmpli Taq(登録商標)DNAポリメラーゼ
(Perkin Elmer, cat.#N808-1012)に加えた。Gene
Amp(登録商標)9600サーモサイクラー(Perkin
Elmer)中でPCR増幅を行った。試料を72℃で5分
間インキュベートし、連結されたアダプターの5'突出
末端を充填した。試料を25〜30サイクル(95℃で
1分及び72℃で3分)で増幅し、次いで72℃で10
分間延長増幅した。アガロースゲルにより首尾よくアン
プリコンが合成されたこと(即ち、約100bp〜15
00bpを超える範囲のPCR産物の塗抹標本)が確認
された後で、テスター及びドライバーアンプリコンの大
規模な増幅を行った。それぞれドライバー及びテスター
の合成について先に記載されたようにして、40の10
0μlPCR及び8つの100μlPCRを設定した。
100μlの反応材料当たり2μlの小規模PCR産物
は、大規模アンプリコン産生用の鋳型としての役割を果
たした。追加の15〜20サイクルの増幅を行うため
に、上記のようなサーモサイクリングを行った。次いで
ドライバー及びテスターDNA用のPCR反応材料をフ
ェノール/クロロホルムで2回抽出し、イソプロパノー
ルで沈殿させ、70%エタノールで洗浄、Sau3AI
で消化してアダプターを開裂した。テスターアンプリコ
ンを低融点アガロースゲル上でさらに精製した。簡単に
言えば、テスターアンプリコンDNA10μgを2%S
eaPlaque(登録商標)ゲル(FMC Bioproducts,
Rockland, ME)上で移動させた。150〜1500塩
基対のフラグメントをゲルから切り出し、ゲルのスライ
スを、3mlのH2O、400μlの0.5M MOP
S及び400μlのNaClを用い、72℃で20分間
融解させた。製造業者により指示されたように、Qia
gen−tip20(Qiagen, Inc., Chatsworth, CA)
を用いて融解したゲルスライスからDNAを回収した。
た。反応材料を50〜55℃の乾燥加熱ブロックに入
れ、4℃で1時間インキュベートすることにより、Sa
u3AI消化産物全体を、1×T4 DNAリガーゼ緩
衝液(NEB)中で緩衝した30μlの反応材料容量中
465pmolのR Bgl24(配列番号1)及び4
65pmolのR Bgl 12(配列番号2)にアニー
リングした。400単位のT4 DNAリガーゼ(NEB,
cat.#202S)を添加してアニーリングされた産物を連結
した。16℃で14時間インキュベートした後、小規模
のPCRを行った。10μlの連結反応材料を、60μ
lのH2O、20μlの5×PCR緩衝液(335mM
のTris(pH8.8)、80mMの〔NH4〕2SO
4、20mMのMgCl2、0.5μg/mlのウシ血清
アルブミン及び50mMの2−メルカプトエタノー
ル)、8μlの4mMdNTP株、2μl(124pm
ol)R Bgl 24(配列番号3)及び3.75単位
のAmpli Taq(登録商標)DNAポリメラーゼ
(Perkin Elmer, cat.#N808-1012)に加えた。Gene
Amp(登録商標)9600サーモサイクラー(Perkin
Elmer)中でPCR増幅を行った。試料を72℃で5分
間インキュベートし、連結されたアダプターの5'突出
末端を充填した。試料を25〜30サイクル(95℃で
1分及び72℃で3分)で増幅し、次いで72℃で10
分間延長増幅した。アガロースゲルにより首尾よくアン
プリコンが合成されたこと(即ち、約100bp〜15
00bpを超える範囲のPCR産物の塗抹標本)が確認
された後で、テスター及びドライバーアンプリコンの大
規模な増幅を行った。それぞれドライバー及びテスター
の合成について先に記載されたようにして、40の10
0μlPCR及び8つの100μlPCRを設定した。
100μlの反応材料当たり2μlの小規模PCR産物
は、大規模アンプリコン産生用の鋳型としての役割を果
たした。追加の15〜20サイクルの増幅を行うため
に、上記のようなサーモサイクリングを行った。次いで
ドライバー及びテスターDNA用のPCR反応材料をフ
ェノール/クロロホルムで2回抽出し、イソプロパノー
ルで沈殿させ、70%エタノールで洗浄、Sau3AI
で消化してアダプターを開裂した。テスターアンプリコ
ンを低融点アガロースゲル上でさらに精製した。簡単に
言えば、テスターアンプリコンDNA10μgを2%S
eaPlaque(登録商標)ゲル(FMC Bioproducts,
Rockland, ME)上で移動させた。150〜1500塩
基対のフラグメントをゲルから切り出し、ゲルのスライ
スを、3mlのH2O、400μlの0.5M MOP
S及び400μlのNaClを用い、72℃で20分間
融解させた。製造業者により指示されたように、Qia
gen−tip20(Qiagen, Inc., Chatsworth, CA)
を用いて融解したゲルスライスからDNAを回収した。
【0189】C.アンプリコンのハイブリッド形成及び
選択的増幅 精製されたテスターDNAアンプリコン約2μlを上記
のようにN Bgl 24(配列番号3)及びN Bgl
12(配列番号4)に連結した。最初の控除ハイブリッ
ド形成のために、N Bglプライマーセットに連結さ
れたテスターアンプリコン(0.5μg)とドライバー
アンプリコン(20μg)とを混合し、フェノール/ク
ロロホルムで抽出し、エタノールで沈殿させた。4μl
のEE×3緩衝液(30mMのEPPS、20℃におけ
るpH8.0〔Sigma, St. Louis, MO〕、3mMのED
TA)にDNAを再懸濁し、35μlの鉱油を重層し
た。加熱変性(99℃で3分)させた後、変性したDN
Aに5MのNaCl1μlを加え、DNAを67℃で2
0時間ハイブリダイズした。水相を新しい管に移し、該
試料に8μlのtRNA(5mg/ml)、次いで39
0μlのTE〔10mMのTris(pH8.0)及び
1mMのEDTA〕を加えた。ハイブリダイズしたDN
A溶液80μlを、H2O480μl、5×PCR緩衝
液(上記)160μl、4mMのdNTP64μl及び
AmpliTaq(登録商標)ポリメラーゼ6μl(3
0単位)に加えた。該溶液を72℃で5分間インキュベ
ートして、連結されたN Bgl 24プライマーによっ
て形成された5'オーバーハングを充填した。N Bgl
24(配列番号3、20μlのH2O中1.24nmo
l)を加え、反応材料をアリコート(100μl/管)
に分け、上記のように10サイクルの増幅を行った。反
応材料をプールし、フェノール/クロロホルムで2回抽
出し、イソプロパノールで沈殿させ、70%エタノール
で洗浄して、40μlのH2Oに再懸濁した。一本鎖D
NAをヤエナリヌクレアーゼ(MBN)により除去し
た。簡単に言えば、増幅されたDNA20μlを、販売
業者により記載のように、40μlの反応材料中20単
位のMBN(NEB)で消化した。MBN消化物に50m
MのTris(pH8.8)160μlを加えた。酵素
を99℃で5分間熱不活化した。80μlのMBN消化
DNAを上記のようにしてさらに15サイクルPCR増
幅した。再び反応材料をプールし、フェノール/クロロ
ホルムで2回抽出、イソプロパノールで沈殿させ、70
%エタノールで洗浄、H2Oに再懸濁した。次いで、増
幅されたDNA(3〜5μl)をSau3AIで消化
し、上記のように抽出、沈殿させた。最終DNAペレッ
トを100μlのTEに再懸濁した。
選択的増幅 精製されたテスターDNAアンプリコン約2μlを上記
のようにN Bgl 24(配列番号3)及びN Bgl
12(配列番号4)に連結した。最初の控除ハイブリッ
ド形成のために、N Bglプライマーセットに連結さ
れたテスターアンプリコン(0.5μg)とドライバー
アンプリコン(20μg)とを混合し、フェノール/ク
ロロホルムで抽出し、エタノールで沈殿させた。4μl
のEE×3緩衝液(30mMのEPPS、20℃におけ
るpH8.0〔Sigma, St. Louis, MO〕、3mMのED
TA)にDNAを再懸濁し、35μlの鉱油を重層し
た。加熱変性(99℃で3分)させた後、変性したDN
Aに5MのNaCl1μlを加え、DNAを67℃で2
0時間ハイブリダイズした。水相を新しい管に移し、該
試料に8μlのtRNA(5mg/ml)、次いで39
0μlのTE〔10mMのTris(pH8.0)及び
1mMのEDTA〕を加えた。ハイブリダイズしたDN
A溶液80μlを、H2O480μl、5×PCR緩衝
液(上記)160μl、4mMのdNTP64μl及び
AmpliTaq(登録商標)ポリメラーゼ6μl(3
0単位)に加えた。該溶液を72℃で5分間インキュベ
ートして、連結されたN Bgl 24プライマーによっ
て形成された5'オーバーハングを充填した。N Bgl
24(配列番号3、20μlのH2O中1.24nmo
l)を加え、反応材料をアリコート(100μl/管)
に分け、上記のように10サイクルの増幅を行った。反
応材料をプールし、フェノール/クロロホルムで2回抽
出し、イソプロパノールで沈殿させ、70%エタノール
で洗浄して、40μlのH2Oに再懸濁した。一本鎖D
NAをヤエナリヌクレアーゼ(MBN)により除去し
た。簡単に言えば、増幅されたDNA20μlを、販売
業者により記載のように、40μlの反応材料中20単
位のMBN(NEB)で消化した。MBN消化物に50m
MのTris(pH8.8)160μlを加えた。酵素
を99℃で5分間熱不活化した。80μlのMBN消化
DNAを上記のようにしてさらに15サイクルPCR増
幅した。再び反応材料をプールし、フェノール/クロロ
ホルムで2回抽出、イソプロパノールで沈殿させ、70
%エタノールで洗浄、H2Oに再懸濁した。次いで、増
幅されたDNA(3〜5μl)をSau3AIで消化
し、上記のように抽出、沈殿させた。最終DNAペレッ
トを100μlのTEに再懸濁した。
【0190】D.引き続いてのハイブリッド形成/増幅
段階 上記のようにして、先のハイブリッド形成/選択的増幅
材料由来のDNA100ngをJ Bglプライマーセ
ット(配列番号5及び配列番号6)に連結した。このD
NA(50ng)を20μgのドライバーアンプリコン
と混合し、上記のようにしてハイブリッド形成及び増幅
手順を繰り返したが、但し、サーモサイクリングの間の
延長温度は70℃であって、N Bglプライマーセッ
ト(配列番号3及び配列番号4)の場合の72℃ではな
く、最終増幅段階(NBN消化後の)は25サイクルで
あった。次いで2回目のハイブリッド形成−増幅産物1
00ngをN Bglプライマーセット(配列番号3及
び配列番号4)に連結し、この材料200pgと20μ
gのドライバーアンプリコンとを混合し、上記のように
して3回目のハイブリッド形成/増幅を行ったが、最終
増幅は25サイクルであった。HGBV接種前及び急性
期T−1053血漿に体して行われた代表相違分析(R
DA)から得られた産物の2%アガロースゲルを図14
に示す。図14を参照すると、レーン1は、適切なサイ
ズ(bp)のDNAフラグメントを有する150ngの
HaeIII消化Phi−X174DNAマーカー(NE
B)を含んでいる。ドライバーアンプリコン(レーン
2)及びテスターアンプリコン(レーン3)の複合性
は、試料中に見られるDNA産物の塗抹標本によって実
証されている。この複合性は、テスター配列が1回目
(レーン4)、2回目(レーン5)又は3回目(レーン
6)のハイブリッド形成/選択的増幅を受けると劇的に
低下する。
段階 上記のようにして、先のハイブリッド形成/選択的増幅
材料由来のDNA100ngをJ Bglプライマーセ
ット(配列番号5及び配列番号6)に連結した。このD
NA(50ng)を20μgのドライバーアンプリコン
と混合し、上記のようにしてハイブリッド形成及び増幅
手順を繰り返したが、但し、サーモサイクリングの間の
延長温度は70℃であって、N Bglプライマーセッ
ト(配列番号3及び配列番号4)の場合の72℃ではな
く、最終増幅段階(NBN消化後の)は25サイクルで
あった。次いで2回目のハイブリッド形成−増幅産物1
00ngをN Bglプライマーセット(配列番号3及
び配列番号4)に連結し、この材料200pgと20μ
gのドライバーアンプリコンとを混合し、上記のように
して3回目のハイブリッド形成/増幅を行ったが、最終
増幅は25サイクルであった。HGBV接種前及び急性
期T−1053血漿に体して行われた代表相違分析(R
DA)から得られた産物の2%アガロースゲルを図14
に示す。図14を参照すると、レーン1は、適切なサイ
ズ(bp)のDNAフラグメントを有する150ngの
HaeIII消化Phi−X174DNAマーカー(NE
B)を含んでいる。ドライバーアンプリコン(レーン
2)及びテスターアンプリコン(レーン3)の複合性
は、試料中に見られるDNA産物の塗抹標本によって実
証されている。この複合性は、テスター配列が1回目
(レーン4)、2回目(レーン5)又は3回目(レーン
6)のハイブリッド形成/選択的増幅を受けると劇的に
低下する。
【0191】E.相違産物のクローニング 相違産物を、以下のようにpBluescriptIIK
S+(Stratagene, LaJolla, CA, cat.#212207)のBa
mHI部位にクローニングした。0.5μgのpBlu
escriptIIをBamHI(10単位、NEB)で消
化し、販売業者により指示されたように子牛腸管ホスフ
ァターゼ(10単位、NEB)を用いて5'脱リン酸化し
た。プラスミドをフェノール:クロロホルムで抽出し、
エタノールで沈殿させ、70%エタノールで洗浄、10
μlのH2Oに再懸濁した(最終濃度:1μl当たり約
50ngのpBluescriptII)。2回目のハイ
ブリッド形成/増幅産物由来の4つの最大バンドを上記
のようにして2%低融点アガロースゲルから切り出し
た。TakaraDNA連結反応キット(Takara Bioch
emical, Berkeley, CA)を用い、融解した(72℃、5
分)ゲルスライス4μlを、50μlの反応材料中50
ngのBamHI−カット、脱リン酸化pBluesc
riptIIに連結した。16℃で3.5時間インキュベ
ートした後、8μlの連結反応材料を用いて、販売業者
に指示されたように、 E.coliコンピテントXL−
1Blue細胞(Stratagene)を形質転換した。アンピ
シリン(150μg/ml)を補ったLBプレート上に
形質転換混合物をのせ、37℃で一晩インキュベートし
た。得られたコロニーを液体培養中で増殖させ、ミニプ
レプ(miniprep)プラスミドDNAを当該分野に記載の
ようにして分析し、クローニング産物の存在を確認し
た。
S+(Stratagene, LaJolla, CA, cat.#212207)のBa
mHI部位にクローニングした。0.5μgのpBlu
escriptIIをBamHI(10単位、NEB)で消
化し、販売業者により指示されたように子牛腸管ホスフ
ァターゼ(10単位、NEB)を用いて5'脱リン酸化し
た。プラスミドをフェノール:クロロホルムで抽出し、
エタノールで沈殿させ、70%エタノールで洗浄、10
μlのH2Oに再懸濁した(最終濃度:1μl当たり約
50ngのpBluescriptII)。2回目のハイ
ブリッド形成/増幅産物由来の4つの最大バンドを上記
のようにして2%低融点アガロースゲルから切り出し
た。TakaraDNA連結反応キット(Takara Bioch
emical, Berkeley, CA)を用い、融解した(72℃、5
分)ゲルスライス4μlを、50μlの反応材料中50
ngのBamHI−カット、脱リン酸化pBluesc
riptIIに連結した。16℃で3.5時間インキュベ
ートした後、8μlの連結反応材料を用いて、販売業者
に指示されたように、 E.coliコンピテントXL−
1Blue細胞(Stratagene)を形質転換した。アンピ
シリン(150μg/ml)を補ったLBプレート上に
形質転換混合物をのせ、37℃で一晩インキュベートし
た。得られたコロニーを液体培養中で増殖させ、ミニプ
レプ(miniprep)プラスミドDNAを当該分野に記載の
ようにして分析し、クローニング産物の存在を確認し
た。
【0192】2回目のハイブリッド形成/増殖段階から
得られた4つの最大産物のクローニングに加えて、3回
目のハイブリッド形成/増殖段階から得られた産物の全
集団をpBluescriptIIにクローニングした。
50ngのpBluescriptIIベクター(上記の
ように合成した)を、上記のようにして、50μlの反
応材料中10ngの3回目のハイブリッド形成/増殖産
物に連結した。16℃で2時間インキュベートした後、
10μlの連結反応産物を用いて、E.coliコンピ
テントXL−1Blue細胞を形質転換した。得られた
形質転換産物由来の60のコロニーを増殖させ、ミニプ
レプDNAを合成し、上記のような当該分野において公
知の方法で分析した。制限エンドヌクレアーゼ消化及び
ドットブロットハイブリッド形成法をユニーククローン
を特定するために用いた。
得られた4つの最大産物のクローニングに加えて、3回
目のハイブリッド形成/増殖段階から得られた産物の全
集団をpBluescriptIIにクローニングした。
50ngのpBluescriptIIベクター(上記の
ように合成した)を、上記のようにして、50μlの反
応材料中10ngの3回目のハイブリッド形成/増殖産
物に連結した。16℃で2時間インキュベートした後、
10μlの連結反応産物を用いて、E.coliコンピ
テントXL−1Blue細胞を形質転換した。得られた
形質転換産物由来の60のコロニーを増殖させ、ミニプ
レプDNAを合成し、上記のような当該分野において公
知の方法で分析した。制限エンドヌクレアーゼ消化及び
ドットブロットハイブリッド形成法をユニーククローン
を特定するために用いた。
【0193】実施例4.HGBVゲノムの抗原領域をコ
ードするcDNAクローンの免疫分離 A.クローニング材料源としての濃縮ウイルスの調製 実施例3に示されている方法に加えて、以下の分離手順
を用いて、HGBBVゲノムを分離した。3匹のタマリ
ン(T−1055、T−1038及びT−1049)
に、実施例2に記載のタマリンT−1053から調製し
た血清を接種した。表5を参照すると、接種後11日目
までに3匹全てのタマリンに肝酵素値の上昇が見られ
た。タマリンT−1055を接種後12日目に殺し、タ
マリンT−1038及びT−1049を接種後14日目
に殺した。これら3匹のタマリンそれぞれから由来の血
清約3〜4mlをプールし、全量約11.3mlを得
た。プールされた血清を15℃で15分間10,000
×gで遠心して清澄化した。次いでこれを連続的に0.
8、0.45、0.2及び0.1μmの注射器フィルタ
ーに通した。次いで該濾過された材料を、SW41−T
iローター中、4℃で68分間、41,000rpm
で、0.3mlのCsClクッション〔密度:10mM
のTris、150mMのNaCl、1mMのEDTA
(pH8.0)中1.6g/ml〕を介して遠心して濃
縮した。約0.6mlのCsCl層を遠心後に取り出
し、3つの0.2mlアリコートに分け、−70℃で貯
蔵した。
ードするcDNAクローンの免疫分離 A.クローニング材料源としての濃縮ウイルスの調製 実施例3に示されている方法に加えて、以下の分離手順
を用いて、HGBBVゲノムを分離した。3匹のタマリ
ン(T−1055、T−1038及びT−1049)
に、実施例2に記載のタマリンT−1053から調製し
た血清を接種した。表5を参照すると、接種後11日目
までに3匹全てのタマリンに肝酵素値の上昇が見られ
た。タマリンT−1055を接種後12日目に殺し、タ
マリンT−1038及びT−1049を接種後14日目
に殺した。これら3匹のタマリンそれぞれから由来の血
清約3〜4mlをプールし、全量約11.3mlを得
た。プールされた血清を15℃で15分間10,000
×gで遠心して清澄化した。次いでこれを連続的に0.
8、0.45、0.2及び0.1μmの注射器フィルタ
ーに通した。次いで該濾過された材料を、SW41−T
iローター中、4℃で68分間、41,000rpm
で、0.3mlのCsClクッション〔密度:10mM
のTris、150mMのNaCl、1mMのEDTA
(pH8.0)中1.6g/ml〕を介して遠心して濃
縮した。約0.6mlのCsCl層を遠心後に取り出
し、3つの0.2mlアリコートに分け、−70℃で貯
蔵した。
【0194】次いで、タマリンT−1034にこのペレ
ット化材料(正常なタマリン血清中で調製した)の10
-6希釈物0.25mlを接種した。先ず、接種後2週間
でT−1034にALT肝酵素値の上昇が認められ、該
値はその後7週間上昇を継続し、最終的に接種後10週
までに正常化した(図30、実施例14を参照された
い)。この実験は、プールされたタマリン血清から濃縮
した材料の感染性を示した。該材料は比較的高いタイタ
ーを有することが示されたので、このウイルス濃縮源
を、以下に記載のような、cDNAライブラリー構築用
の核酸源として用いた。
ット化材料(正常なタマリン血清中で調製した)の10
-6希釈物0.25mlを接種した。先ず、接種後2週間
でT−1034にALT肝酵素値の上昇が認められ、該
値はその後7週間上昇を継続し、最終的に接種後10週
までに正常化した(図30、実施例14を参照された
い)。この実験は、プールされたタマリン血清から濃縮
した材料の感染性を示した。該材料は比較的高いタイタ
ーを有することが示されたので、このウイルス濃縮源
を、以下に記載のような、cDNAライブラリー構築用
の核酸源として用いた。
【0195】B.cDNAライブラリーの構築 販売業者の指示により市販のRNA抽出キット(Strata
gene, La Jolla, CA)を用いて、濃縮ウイルス(上記)
のアリコート(0.2ml)からRNAを抽出した。最
終沈殿段階の前に、試料を4つの等量のアリコートに分
け、次いで5μg/mlの酵母tRNAの存在下に沈殿
させた。これらのアリコートの中一つだけをcDNA合
成用に用いた。他のものは−80℃で貯蔵した。製造業
者に指示されたように、市販のキット(Stratagene, La
Jolla, CA)を用いて、RNAから、リン酸化され、ブ
ラント末端化二本鎖cDNAを合成した。次いで、製造
業者に指示されたように、T4DNAリガーゼキット
(Stratagene, La, Jolla, CA)を用いて、10μlの
反応材料容量中で二本鎖リンカー/プライマーをcDN
A末端(センスストランド、配列番号7;アンチセンス
ストランド、配列番号8)に連結した。これによって、
全てのcDNAを、NotI及びEcoRI制限酵素認
識部位を含む同一の5'及び3'末端を有する混合物とし
て得た〔G. Reyes及びJ. Kim, Mol. Cell. Probes 5:47
3-481 (1991); A. Akowitz及びL. Manuelidis, Gene 8
1:295-306 (1989); 並びにG. Inchauspeら, Viral Hepa
titis andLiver Disease, F.B. Hollingerら, Eds., 38
2-387ページ(1991)〕。次いで、全cDNAがそれらの
配列とは無関係に増幅されるように、リンカー/プライ
マーのセンスストランドオリゴヌクレオチドをPCR反
応におけるプライマーとして用いた。この手順により、
全cDNA集団内に存在する微量cDNAが、効率的に
クローニングされるレベルにまで増幅され、それによっ
て出発材料内の配列を表すcDNAライブラリーが形成
された。
gene, La Jolla, CA)を用いて、濃縮ウイルス(上記)
のアリコート(0.2ml)からRNAを抽出した。最
終沈殿段階の前に、試料を4つの等量のアリコートに分
け、次いで5μg/mlの酵母tRNAの存在下に沈殿
させた。これらのアリコートの中一つだけをcDNA合
成用に用いた。他のものは−80℃で貯蔵した。製造業
者に指示されたように、市販のキット(Stratagene, La
Jolla, CA)を用いて、RNAから、リン酸化され、ブ
ラント末端化二本鎖cDNAを合成した。次いで、製造
業者に指示されたように、T4DNAリガーゼキット
(Stratagene, La, Jolla, CA)を用いて、10μlの
反応材料容量中で二本鎖リンカー/プライマーをcDN
A末端(センスストランド、配列番号7;アンチセンス
ストランド、配列番号8)に連結した。これによって、
全てのcDNAを、NotI及びEcoRI制限酵素認
識部位を含む同一の5'及び3'末端を有する混合物とし
て得た〔G. Reyes及びJ. Kim, Mol. Cell. Probes 5:47
3-481 (1991); A. Akowitz及びL. Manuelidis, Gene 8
1:295-306 (1989); 並びにG. Inchauspeら, Viral Hepa
titis andLiver Disease, F.B. Hollingerら, Eds., 38
2-387ページ(1991)〕。次いで、全cDNAがそれらの
配列とは無関係に増幅されるように、リンカー/プライ
マーのセンスストランドオリゴヌクレオチドをPCR反
応におけるプライマーとして用いた。この手順により、
全cDNA集団内に存在する微量cDNAが、効率的に
クローニングされるレベルにまで増幅され、それによっ
て出発材料内の配列を表すcDNAライブラリーが形成
された。
【0196】製造業者により指示されたGeneAmp
PCRキット(Perkin-Elmer)を用いて、PE−96
00サーモサイクラー中で、センスストランドオリゴヌ
クレオチドプライマーの存在下に上記連結材料の1μl
アリコートに対してPCRを行った(最終濃度:1μ
M;反応材料容量:50μl)。以下のようにして30
サイクルのPCRを行った:94℃で0.5分間の変
性、55℃で0.5分間のアニーリング及び72℃で
1.5分間の延長。次いで、得られた産物の1μlアリ
コートを上記のようにして再増幅した。次いで、最終P
CR反応産物を等量のフェノール−クロロホルム(1:
1、v/v)で1回、等量のクロロホルムで1回抽出
し、次いで、酢酸ナトリウム(最終濃度、0.3M)及
び2.5容量の無水エタノールを加えて、ドライアイス
上で10分間沈殿させた。得られたDNAペレットを水
に再懸濁し、製造業者に指示されたように、制限酵素E
coRI(New England Biolabs)で消化した。次い
で、製造業者に指示されたようにDNA結合樹脂(Prep
-a-Gene, BioRad Laboratories)を用いて、消化された
cDNAを反応混合物から精製し、20μlの蒸留水中
で溶離した。
PCRキット(Perkin-Elmer)を用いて、PE−96
00サーモサイクラー中で、センスストランドオリゴヌ
クレオチドプライマーの存在下に上記連結材料の1μl
アリコートに対してPCRを行った(最終濃度:1μ
M;反応材料容量:50μl)。以下のようにして30
サイクルのPCRを行った:94℃で0.5分間の変
性、55℃で0.5分間のアニーリング及び72℃で
1.5分間の延長。次いで、得られた産物の1μlアリ
コートを上記のようにして再増幅した。次いで、最終P
CR反応産物を等量のフェノール−クロロホルム(1:
1、v/v)で1回、等量のクロロホルムで1回抽出
し、次いで、酢酸ナトリウム(最終濃度、0.3M)及
び2.5容量の無水エタノールを加えて、ドライアイス
上で10分間沈殿させた。得られたDNAペレットを水
に再懸濁し、製造業者に指示されたように、制限酵素E
coRI(New England Biolabs)で消化した。次い
で、製造業者に指示されたようにDNA結合樹脂(Prep
-a-Gene, BioRad Laboratories)を用いて、消化された
cDNAを反応混合物から精製し、20μlの蒸留水中
で溶離した。
【0197】cDNA(8μl)を、30μlの反応材
料容量中3μgのラムダ gt11ベクターDNAアー
ム(Stratagen, La Jolla, CA)に4℃で1〜5日の間
に連結した。製造業者に指示されたようにGigaPa
ckIIIGoldパッケージ抽出物(Stratagene, 前
出)を用いて、連結材料11μlをファージヘッドにパ
ッケージした。得られたライブラリーは、組換え頻度が
89.3%で、平均インサートサイズが約350塩基対
の合計約173万メンバー(PFU)を含んでいた。
料容量中3μgのラムダ gt11ベクターDNAアー
ム(Stratagen, La Jolla, CA)に4℃で1〜5日の間
に連結した。製造業者に指示されたようにGigaPa
ckIIIGoldパッケージ抽出物(Stratagene, 前
出)を用いて、連結材料11μlをファージヘッドにパ
ッケージした。得られたライブラリーは、組換え頻度が
89.3%で、平均インサートサイズが約350塩基対
の合計約173万メンバー(PFU)を含んでいた。
【0198】C.組換えGB cDNAライブラリーの
免疫スクリーニング cDNAライブラリーの免疫スクリーニングに用いた抗
血清は、接種後に血清肝酵素レベルに上昇を示したタマ
リンから採取した。免疫スクリーニングには、2つの別
個の抗血清プールを用いた。第1のプールは、2匹の動
物(T−1048及びT−1051;それぞれ実施例
1、表2と、実施例2、表5を参照されたい)由来の血
清を含み、第2のプールは、1匹の動物(T−103
4;図30、実施例14を参照されたい)由来の血清を
含むものであった。用いられた特定の血清を表6に示
す。
免疫スクリーニング cDNAライブラリーの免疫スクリーニングに用いた抗
血清は、接種後に血清肝酵素レベルに上昇を示したタマ
リンから採取した。免疫スクリーニングには、2つの別
個の抗血清プールを用いた。第1のプールは、2匹の動
物(T−1048及びT−1051;それぞれ実施例
1、表2と、実施例2、表5を参照されたい)由来の血
清を含み、第2のプールは、1匹の動物(T−103
4;図30、実施例14を参照されたい)由来の血清を
含むものであった。用いられた特定の血清を表6に示
す。
【0199】cDNAライブラリーの免疫スクリーニン
グに用いるためにこれらの試料を選択した時点では、こ
れらの試料は、1.4又は1.7組換えCKSタンパク
質(実施例13)とのそれらの免疫反応性について試験
されていなかった。従って、本明細書に示されている結
果は、用いられた抗血清中のこれらの組換えタンパク質
に対するHGBV抗体の有無に関するいずれの情報とも
関係なく得られたものである。
グに用いるためにこれらの試料を選択した時点では、こ
れらの試料は、1.4又は1.7組換えCKSタンパク
質(実施例13)とのそれらの免疫反応性について試験
されていなかった。従って、本明細書に示されている結
果は、用いられた抗血清中のこれらの組換えタンパク質
に対するHGBV抗体の有無に関するいずれの情報とも
関係なく得られたものである。
【0200】
【表6】 組換えファージの免疫分離に用いた手順は、Young及びD
avisにより記載された方法〔R.A. Young及びR.W. Davi
s, PNAS 80:1194-1198 (1983)〕に基づき、以下のよう
に変更を加えたものであった。一方は、T−1048及
びT−1051からプールした抗血清を用い、他方はT
−1034由来の抗血清を用いた2回の免疫スクリーニ
ング実験を行った。いずれに場合にも、抗体とE.co
liタンパク質との非特異的相互作用を低減させるため
に、使用前に一次抗血清をE.coli抽出物に予備吸
着させた。最初の実験では、T−1048/T−105
1抗血清プールを用いて129万個の組換えファージを
免疫スクリーニングした。2回目の実験では、T−10
34抗血清を用いて30万個の組換えファージを免疫ス
クリーニングした。組換えファージライブラリーをE.
coliストランドY1090r-のローン上に置き、3
7℃で3.5時間増殖させた。次いで、プレートをIP
TG(10mM)で飽和したナイロンフィルターで覆
い、42℃で3.5時間インキュベートした。次いでフ
ィルターを、1%のBSA、1%のゼラチン及び3%の
Tween−20(「ブロッキング緩衝液」)を含むT
ris−塩水緩衝液中、22℃で1時間ブロックした。
次いでフィルターを一次抗血清(ブロッキング緩衝液中
の1:100希釈物)中、4℃で16時間インキュベー
トした。次いで一次抗血清を取り出して次回のプラーク
精製用に取って置き、0.1%Tween−20を含む
Tris−塩水中でフィルターを4回洗浄した。次い
で、フィルターを125−I−標識(又はアルカリ−ホ
スファターゼ結合)ヤギ抗ヒトIgG(Jackson Immuno
Research, West Grove, PAから入手可能)を含むブロッ
キング緩衝液中22℃で60分間インキュベートし、上
記のように洗浄し、次いでX線フィルムに暴露(又はJ.
Sambrookら, Molecular Cloning: A Laboratory Manua
l, 第2版, Cold Spring Harbor Press, Cold Spring Ha
rbor, N.Y., 1989におけるような確定した手順に従って
発色)した。このライブラリーから5種の免疫陽性ファ
ージ(4−3BI、48−1A1、66−3A1、70
−3A1、78−1C1)を分離し、次いで、上記の方
法を用いて3匹の感染タマリン(T−1048、T−1
051、T−1034)由来の抗血清に対する結合特異
性についてテストした。これらの組換え体は、3匹の感
染タマリンそれぞれに由来する回復期血清と反応したが
予備接種した血清とは反応しなかったポリペプチドをコ
ードした(データは示さず)。
avisにより記載された方法〔R.A. Young及びR.W. Davi
s, PNAS 80:1194-1198 (1983)〕に基づき、以下のよう
に変更を加えたものであった。一方は、T−1048及
びT−1051からプールした抗血清を用い、他方はT
−1034由来の抗血清を用いた2回の免疫スクリーニ
ング実験を行った。いずれに場合にも、抗体とE.co
liタンパク質との非特異的相互作用を低減させるため
に、使用前に一次抗血清をE.coli抽出物に予備吸
着させた。最初の実験では、T−1048/T−105
1抗血清プールを用いて129万個の組換えファージを
免疫スクリーニングした。2回目の実験では、T−10
34抗血清を用いて30万個の組換えファージを免疫ス
クリーニングした。組換えファージライブラリーをE.
coliストランドY1090r-のローン上に置き、3
7℃で3.5時間増殖させた。次いで、プレートをIP
TG(10mM)で飽和したナイロンフィルターで覆
い、42℃で3.5時間インキュベートした。次いでフ
ィルターを、1%のBSA、1%のゼラチン及び3%の
Tween−20(「ブロッキング緩衝液」)を含むT
ris−塩水緩衝液中、22℃で1時間ブロックした。
次いでフィルターを一次抗血清(ブロッキング緩衝液中
の1:100希釈物)中、4℃で16時間インキュベー
トした。次いで一次抗血清を取り出して次回のプラーク
精製用に取って置き、0.1%Tween−20を含む
Tris−塩水中でフィルターを4回洗浄した。次い
で、フィルターを125−I−標識(又はアルカリ−ホ
スファターゼ結合)ヤギ抗ヒトIgG(Jackson Immuno
Research, West Grove, PAから入手可能)を含むブロッ
キング緩衝液中22℃で60分間インキュベートし、上
記のように洗浄し、次いでX線フィルムに暴露(又はJ.
Sambrookら, Molecular Cloning: A Laboratory Manua
l, 第2版, Cold Spring Harbor Press, Cold Spring Ha
rbor, N.Y., 1989におけるような確定した手順に従って
発色)した。このライブラリーから5種の免疫陽性ファ
ージ(4−3BI、48−1A1、66−3A1、70
−3A1、78−1C1)を分離し、次いで、上記の方
法を用いて3匹の感染タマリン(T−1048、T−1
051、T−1034)由来の抗血清に対する結合特異
性についてテストした。これらの組換え体は、3匹の感
染タマリンそれぞれに由来する回復期血清と反応したが
予備接種した血清とは反応しなかったポリペプチドをコ
ードした(データは示さず)。
【0201】組換えファージによりコードされたポリペ
プチドの免疫学的反応性の特異性を証明するために、E
coRIクローニング部位に対して5'位に位置するプ
ライマー(配列番号9)及び3'位に位置するプライマ
ー(配列番号10)を用いて、PCRにより、各cDN
Aをラムダファージゲノムから回収した。次いで、PC
R産物をEcoRIで消化し、実施例13に記載のよう
にして、E.coli発現プラスミドpJO201に次
いで連結した。該cDNAをpJO201のEcoRI
部位に挿入することにより、このcDNAの翻訳読み取
り枠をラムダファージクローン中にあるがままに維持し
た。pJO201発現ベクター中のサブクローンを、4
−3B1.1、48−1A1.1、66−3A1.4
9、70−3A1.37及び78−1C1.17とし
た。タマリンT−1034、T−1048及びT−10
51由来の回復期血清(1:100希釈物)を含むこれ
らのcDNAを発現する培養物から調製されたE.co
li溶解物の免疫ブロット分析(実施例13におけるよ
うな)により、各CKS融合タンパク質について予測さ
れたサイズのタンパク質との特異的免疫学的反応性が示
された(データは示していない)。該cDNAそれぞれ
のDNA配列を決定したが、これらのクローンはHGB
V−Bウイルス(配列番号11)の配列とほぼ100%
の配列同一性を有していることが見いだされた。4−3
B1.1インサート(配列番号12及び13)の配列
は、その全体は決定されなかったが、配列決定部分は、
塩基対6834−7458由来のHGBV−B(配列番
号11)中の配列部分との99.5%の配列同一性を示
す。クローン4−3B1.1から得られた配列との同一
性を示すHGBV−B(配列番号11)配列のこの領域
は、+1読み取り枠に翻訳され、配列番号14として配
列リストに示されている。48−1A1.1インサート
(配列番号15)の配列は、塩基対4523−4752
由来のHGBV−B(配列番号11、実施例9を参照さ
れたい)の配列の部分との100%配列同一性を示す。
配列番号15に対応するDNA配列は+1読み取り枠に
翻訳され、配列番号16として配列リストに示されてい
る。66−3A1.49インサート(配列番号17)の
配列は、クローン48−1A1.1の配列と実質的に1
00%の配列同一性を示し、従って、配列リストにはタ
ンパク質翻訳は示さない。70−3A1.37インサー
ト(配列番号18)の配列は、塩基対6450−673
2由来のHGBV−B(配列番号11)の配列の部分と
100%の配列同一性を示すが、但し、HGBV−B配
列(配列番号11)の塩基6630−6632に対応す
る3つの塩基対がかけている。配列番号18に対応する
DNA配列は+2読み取り枠に翻訳され、配列番号19
として配列リストに示されている。78−1C1.17
インサート(配列番号20)の配列は、クローン70−
3A1.37の配列と100%の配列同一性を示し、従
って、配列リストにはタンパク質の翻訳は示さない。こ
れらのデータは、ラムダgt11cDNAライブラリー
から分離されたcDNAクローンがHGBV病原体のゲ
ノムから誘導され、該ライブラリーがGB感染タマリン
由来の血清によって免疫学的に特異的に認識されたポリ
ペプチドをコードすることを示している。クローン48
−1A1.1(「クローン48」)4−3B1.1、6
6−3A1.49、70−3A1.37及び78−1C
1.17は、前記のAmerican Type Culture Collection
に寄託されている。
プチドの免疫学的反応性の特異性を証明するために、E
coRIクローニング部位に対して5'位に位置するプ
ライマー(配列番号9)及び3'位に位置するプライマ
ー(配列番号10)を用いて、PCRにより、各cDN
Aをラムダファージゲノムから回収した。次いで、PC
R産物をEcoRIで消化し、実施例13に記載のよう
にして、E.coli発現プラスミドpJO201に次
いで連結した。該cDNAをpJO201のEcoRI
部位に挿入することにより、このcDNAの翻訳読み取
り枠をラムダファージクローン中にあるがままに維持し
た。pJO201発現ベクター中のサブクローンを、4
−3B1.1、48−1A1.1、66−3A1.4
9、70−3A1.37及び78−1C1.17とし
た。タマリンT−1034、T−1048及びT−10
51由来の回復期血清(1:100希釈物)を含むこれ
らのcDNAを発現する培養物から調製されたE.co
li溶解物の免疫ブロット分析(実施例13におけるよ
うな)により、各CKS融合タンパク質について予測さ
れたサイズのタンパク質との特異的免疫学的反応性が示
された(データは示していない)。該cDNAそれぞれ
のDNA配列を決定したが、これらのクローンはHGB
V−Bウイルス(配列番号11)の配列とほぼ100%
の配列同一性を有していることが見いだされた。4−3
B1.1インサート(配列番号12及び13)の配列
は、その全体は決定されなかったが、配列決定部分は、
塩基対6834−7458由来のHGBV−B(配列番
号11)中の配列部分との99.5%の配列同一性を示
す。クローン4−3B1.1から得られた配列との同一
性を示すHGBV−B(配列番号11)配列のこの領域
は、+1読み取り枠に翻訳され、配列番号14として配
列リストに示されている。48−1A1.1インサート
(配列番号15)の配列は、塩基対4523−4752
由来のHGBV−B(配列番号11、実施例9を参照さ
れたい)の配列の部分との100%配列同一性を示す。
配列番号15に対応するDNA配列は+1読み取り枠に
翻訳され、配列番号16として配列リストに示されてい
る。66−3A1.49インサート(配列番号17)の
配列は、クローン48−1A1.1の配列と実質的に1
00%の配列同一性を示し、従って、配列リストにはタ
ンパク質翻訳は示さない。70−3A1.37インサー
ト(配列番号18)の配列は、塩基対6450−673
2由来のHGBV−B(配列番号11)の配列の部分と
100%の配列同一性を示すが、但し、HGBV−B配
列(配列番号11)の塩基6630−6632に対応す
る3つの塩基対がかけている。配列番号18に対応する
DNA配列は+2読み取り枠に翻訳され、配列番号19
として配列リストに示されている。78−1C1.17
インサート(配列番号20)の配列は、クローン70−
3A1.37の配列と100%の配列同一性を示し、従
って、配列リストにはタンパク質の翻訳は示さない。こ
れらのデータは、ラムダgt11cDNAライブラリー
から分離されたcDNAクローンがHGBV病原体のゲ
ノムから誘導され、該ライブラリーがGB感染タマリン
由来の血清によって免疫学的に特異的に認識されたポリ
ペプチドをコードすることを示している。クローン48
−1A1.1(「クローン48」)4−3B1.1、6
6−3A1.49、70−3A1.37及び78−1C
1.17は、前記のAmerican Type Culture Collection
に寄託されている。
【0202】実施例5.HGBVクローンのDNA配列
分析 実施例3で得られたユニーククローンをキット形態〔Se
quenase(登録商標)バージョン2.0, USB〕のジデオキ
シヌクレオチド鎖停止法(Sangerら, 前出)を用いて配
列形態した。これらの配列はオーバーラップしておら
ず、クローン4(配列番号21)、クローン2(配列番
号22)、クローン10(配列番号23)、クローン1
1(配列番号24)、クローン13(配列番号25)、
クローン16(配列番号26)、クローン18(配列番
号27)、クローン23(配列番号28)、クローン5
0(配列番号29)及びクローン119(配列番号3
0)として配列リストに示されている。クローン4、
2、10、11、13、16、18、23、50及び1
19はA.T.C.C.に寄託されている。クローン2
はA.T.C.C.受託番号69556、クローン4は
A.T.C.C.受託番号69557、クローン10は
A.T.C.C.受託番号69558、クローン16は
A.T.C.C.受託番号69559、クローン18は
A.T.C.C.受託番号69560、クローン23は
A.T.C.C.受託番号69561、クローン50は
A.T.C.C.受託番号69562、クローン11は
A.T.C.C.受託番号69613、クローン13は
A.T.C.C.受託番号69611、及びクローン1
19はA.T.C.C.受託番号69612が付与され
た。
分析 実施例3で得られたユニーククローンをキット形態〔Se
quenase(登録商標)バージョン2.0, USB〕のジデオキ
シヌクレオチド鎖停止法(Sangerら, 前出)を用いて配
列形態した。これらの配列はオーバーラップしておら
ず、クローン4(配列番号21)、クローン2(配列番
号22)、クローン10(配列番号23)、クローン1
1(配列番号24)、クローン13(配列番号25)、
クローン16(配列番号26)、クローン18(配列番
号27)、クローン23(配列番号28)、クローン5
0(配列番号29)及びクローン119(配列番号3
0)として配列リストに示されている。クローン4、
2、10、11、13、16、18、23、50及び1
19はA.T.C.C.に寄託されている。クローン2
はA.T.C.C.受託番号69556、クローン4は
A.T.C.C.受託番号69557、クローン10は
A.T.C.C.受託番号69558、クローン16は
A.T.C.C.受託番号69559、クローン18は
A.T.C.C.受託番号69560、クローン23は
A.T.C.C.受託番号69561、クローン50は
A.T.C.C.受託番号69562、クローン11は
A.T.C.C.受託番号69613、クローン13は
A.T.C.C.受託番号69611、及びクローン1
19はA.T.C.C.受託番号69612が付与され
た。
【0203】配列は、BLASTNアルゴリズム(Alts
chulら, J. Mol. Biol. 215:403-410[1990])を用い
て、GenBankデータベースで検索した。これらの
配列はいずれもGenBankでは見つからなかった
が、これは、これらの配列がまだ文献において特性分析
されていないことを示している。該DNA配列は6つの
可能な読み取り枠に翻訳され、配列リスト(配列番号2
1は配列番号31〜36に、配列番号22は配列番号3
7〜42に、配列番号23は配列番号43〜48に、配
列番号26は配列番号49〜54に、配列番号27は配
列番号55〜60に、配列番号28は配列番号61〜6
6に、配列番号29は配列番号67〜72に翻訳する)
に示されている。配列番号24は配列番号73(実施例
9に記載)に含まれ、配列番号74〜79に翻訳されて
いる。配列番号25〜30は配列番号80(実施例9に
記載)に含まれ、配列番号81〜86に翻訳されてい
る。BLASTXアルゴリズム(Gishら, Nature Genet
ics 3:266-272 [1993])を用い、翻訳された配列をSW
ISS−PROTデータベースの検索に用いた。ここで
も、これらの配列はSWISS−PROTでは見つから
ず、それは、これらの配列がまだ文献において特性分析
されていないことを示している。
chulら, J. Mol. Biol. 215:403-410[1990])を用い
て、GenBankデータベースで検索した。これらの
配列はいずれもGenBankでは見つからなかった
が、これは、これらの配列がまだ文献において特性分析
されていないことを示している。該DNA配列は6つの
可能な読み取り枠に翻訳され、配列リスト(配列番号2
1は配列番号31〜36に、配列番号22は配列番号3
7〜42に、配列番号23は配列番号43〜48に、配
列番号26は配列番号49〜54に、配列番号27は配
列番号55〜60に、配列番号28は配列番号61〜6
6に、配列番号29は配列番号67〜72に翻訳する)
に示されている。配列番号24は配列番号73(実施例
9に記載)に含まれ、配列番号74〜79に翻訳されて
いる。配列番号25〜30は配列番号80(実施例9に
記載)に含まれ、配列番号81〜86に翻訳されてい
る。BLASTXアルゴリズム(Gishら, Nature Genet
ics 3:266-272 [1993])を用い、翻訳された配列をSW
ISS−PROTデータベースの検索に用いた。ここで
も、これらの配列はSWISS−PROTでは見つから
ず、それは、これらの配列がまだ文献において特性分析
されていないことを示している。
【0204】BLASTN、BLASTX及びFAST
dbアルゴリズムを用いて相同体を検索すると、肝炎の
Cウイルスと低くはあっても幾分かの配列類似性が示さ
れる(以下の表7)。特に、クローン4(配列番号3
5)、10(配列番号44)、11(GB−4の残基1
〜166、枠3〔配列番号76〕)、16(配列番号5
0)、23(配列番号65)、50(配列番号70及び
72)並びに119(GB−Aの残基912〜988、
枠3〔配列番号83〕)の翻訳は、アミノ酸レベルでの
種々のHCV分離体に対する24.1〜45.1%の範
囲の相同性がある。特に重要なのは、クローン10(配
列番号44)の翻訳体が、HCVの推定RNA依存性R
NAポリメラーゼに対してわずかな相同性を示したこと
である。他の正鎖ウイルスの推定RNA依存性RNAポ
リメラーゼ中に存在する保存アミノ酸(Jiangら, PNAS
90:10539-10543 [1993])とクローン10(配列番号4
4)の推定アミノ酸翻訳体との比較により、他のRNA
依存性RNAポリメラーゼの保存アミノ酸残基もクロー
ン10(配列番号44)中に保存されていることが明ら
かになった。これには、RNA依存性RNAポリメラー
ゼの正準(canonical)GDD(Gly−Asp−As
p)シグネチャー配列が含まれている。従って、クロー
ン10(配列番号44)は、ウイルス性RNA依存性R
NAポリメラーゼをコードするものと思われる。驚くべ
きことには、BLASTNアルゴリズムを用いた場合、
クローン10(配列番号44)のみが、ヌクレオチドレ
ベルでHCVとの配列相同性を示した。アミノ酸レベル
で低いHCV相同性を有するクローン4(配列番号2
1)、16(配列番号26)、23(配列番号28)及
び50(配列番号29)並びに119(配列番号30)
は、GenBankの検索において、BLASTNでは
検出されなかった。さらに、クローン2(配列番号37
〜42)、13(配列番号25及び37〜42)並びに
18(配列番号27及び55〜60)は、上記のGen
Bank又はSWISS−PROTOで検索した場合
に、HCVに対する有意なヌクレオチド又はアミノ酸相
同性は、下記のように示さなかった。
dbアルゴリズムを用いて相同体を検索すると、肝炎の
Cウイルスと低くはあっても幾分かの配列類似性が示さ
れる(以下の表7)。特に、クローン4(配列番号3
5)、10(配列番号44)、11(GB−4の残基1
〜166、枠3〔配列番号76〕)、16(配列番号5
0)、23(配列番号65)、50(配列番号70及び
72)並びに119(GB−Aの残基912〜988、
枠3〔配列番号83〕)の翻訳は、アミノ酸レベルでの
種々のHCV分離体に対する24.1〜45.1%の範
囲の相同性がある。特に重要なのは、クローン10(配
列番号44)の翻訳体が、HCVの推定RNA依存性R
NAポリメラーゼに対してわずかな相同性を示したこと
である。他の正鎖ウイルスの推定RNA依存性RNAポ
リメラーゼ中に存在する保存アミノ酸(Jiangら, PNAS
90:10539-10543 [1993])とクローン10(配列番号4
4)の推定アミノ酸翻訳体との比較により、他のRNA
依存性RNAポリメラーゼの保存アミノ酸残基もクロー
ン10(配列番号44)中に保存されていることが明ら
かになった。これには、RNA依存性RNAポリメラー
ゼの正準(canonical)GDD(Gly−Asp−As
p)シグネチャー配列が含まれている。従って、クロー
ン10(配列番号44)は、ウイルス性RNA依存性R
NAポリメラーゼをコードするものと思われる。驚くべ
きことには、BLASTNアルゴリズムを用いた場合、
クローン10(配列番号44)のみが、ヌクレオチドレ
ベルでHCVとの配列相同性を示した。アミノ酸レベル
で低いHCV相同性を有するクローン4(配列番号2
1)、16(配列番号26)、23(配列番号28)及
び50(配列番号29)並びに119(配列番号30)
は、GenBankの検索において、BLASTNでは
検出されなかった。さらに、クローン2(配列番号37
〜42)、13(配列番号25及び37〜42)並びに
18(配列番号27及び55〜60)は、上記のGen
Bank又はSWISS−PROTOで検索した場合
に、HCVに対する有意なヌクレオチド又はアミノ酸相
同性は、下記のように示さなかった。
【0205】
【表7】 実施例6.HGBVクローンの外因性 HGBVクローンは、正常又はHGBV感染タマリン肝
臓DNA、正常なヒトリンパ球DNA、酵母DNA又は
E.coliDNAには検出されなかった。これは、サ
ザン法によりHGBVクローン2(配列番号22)及び
16(配列番号26)について示された。さらに、全H
GBVクローンをゲノムPCRで分析して、タマリン、
ヒト、酵母及びE.coliゲノムに関するHGBV配
列の外因性起源を確認した。これらのデータは実施例5
に記載のHGBV配列のウイルス性性質と一致してい
る。
臓DNA、正常なヒトリンパ球DNA、酵母DNA又は
E.coliDNAには検出されなかった。これは、サ
ザン法によりHGBVクローン2(配列番号22)及び
16(配列番号26)について示された。さらに、全H
GBVクローンをゲノムPCRで分析して、タマリン、
ヒト、酵母及びE.coliゲノムに関するHGBV配
列の外因性起源を確認した。これらのデータは実施例5
に記載のHGBV配列のウイルス性性質と一致してい
る。
【0206】A.サザンブロット法分析 HGBV感染タマリン及び正常なタマリンの肝臓ホモジ
ネートを低速ペレット化してタマリンの肝臓の核を得た
(以下に記載)。販売業者に指示されたように市販のキ
ット(USB cat.#73750)を用いて核からDNAを抽出し
た。タマリンDNAを抽出過程の間にRNaseで処理
した。ヒト胎盤DNA(Clontech, PaloAlto, CA)、酵
母DNA(Saccharomyces cerevisiae, Clontech)及び
E.coliDNA(Sigma)を市販源から得た。
ネートを低速ペレット化してタマリンの肝臓の核を得た
(以下に記載)。販売業者に指示されたように市販のキ
ット(USB cat.#73750)を用いて核からDNAを抽出し
た。タマリンDNAを抽出過程の間にRNaseで処理
した。ヒト胎盤DNA(Clontech, PaloAlto, CA)、酵
母DNA(Saccharomyces cerevisiae, Clontech)及び
E.coliDNA(Sigma)を市販源から得た。
【0207】販売業者の指示に従って各DNA試料をB
amHI(NEB)で消化した。消化されたDNA(10
μg)及びRNA産物(実施例3Bからそれぞれ0.5
μgずつ)を1%アガロースゲル上で電気泳動させ、Sa
mbrookらにより記載(pp.9.34ff)のようにH
ybond−N+ナイロンメンブラン(Amersham, Arli
ngton Heights, IL)にキャピラリーでブロットした。
DNAをメンブラン販売業者により指示されたようにア
ルカリ処理してメンブランに固定した。メンブランをR
apid Hyb溶液(Amersham)中、65℃で30分
間プレハイブリダイズした。
amHI(NEB)で消化した。消化されたDNA(10
μg)及びRNA産物(実施例3Bからそれぞれ0.5
μgずつ)を1%アガロースゲル上で電気泳動させ、Sa
mbrookらにより記載(pp.9.34ff)のようにH
ybond−N+ナイロンメンブラン(Amersham, Arli
ngton Heights, IL)にキャピラリーでブロットした。
DNAをメンブラン販売業者により指示されたようにア
ルカリ処理してメンブランに固定した。メンブランをR
apid Hyb溶液(Amersham)中、65℃で30分
間プレハイブリダイズした。
【0208】HGBV配列の放射線標識プローブをPC
Rにより調製した。1×PCR緩衝液II(Perkin Elme
r)、2mMのMgCl2、20μMのdNTP、それぞ
れ1μMのクローン特異性センス及びアンチセンスプラ
イマー(クローン2については、配列番号87及び8
8;クローン4については、配列番号89及び90;ク
ローン10については、配列番号91及び92;クロー
ン16については、配列番号93及び94;クローン1
8については、配列番号95及び96;クローン23に
ついては、配列番号97及び98;クローン50につい
ては、配列番号99及び100)、1ngのHGBVク
ローンプラスミド(実施例3〔E〕に記載)、60μC
iα−32P−dATP(3000Ci/mmol)及び
1.25単位のAmpliTaq(登録商標)ポリメラ
ーゼ(Perkin Elmer)を用いて50μlのPCRを形成
した。反応材料を、94℃で30秒、55℃で30秒及
び72℃で30秒インキュベートして、合計30サイク
ルの増幅を行い、次いで72℃で3分間最終延長した。
組み込まれなかった標識を、販売業者に指示されたよう
にQuick−Spin(登録商標)G−50スピンカ
ラム(Boehringer Mannheim, Indianapolis, IN)によ
り除去した。プレハイブリダイズしたメンブランに添加
する前にプローブを変性させた(99℃、2分)。
Rにより調製した。1×PCR緩衝液II(Perkin Elme
r)、2mMのMgCl2、20μMのdNTP、それぞ
れ1μMのクローン特異性センス及びアンチセンスプラ
イマー(クローン2については、配列番号87及び8
8;クローン4については、配列番号89及び90;ク
ローン10については、配列番号91及び92;クロー
ン16については、配列番号93及び94;クローン1
8については、配列番号95及び96;クローン23に
ついては、配列番号97及び98;クローン50につい
ては、配列番号99及び100)、1ngのHGBVク
ローンプラスミド(実施例3〔E〕に記載)、60μC
iα−32P−dATP(3000Ci/mmol)及び
1.25単位のAmpliTaq(登録商標)ポリメラ
ーゼ(Perkin Elmer)を用いて50μlのPCRを形成
した。反応材料を、94℃で30秒、55℃で30秒及
び72℃で30秒インキュベートして、合計30サイク
ルの増幅を行い、次いで72℃で3分間最終延長した。
組み込まれなかった標識を、販売業者に指示されたよう
にQuick−Spin(登録商標)G−50スピンカ
ラム(Boehringer Mannheim, Indianapolis, IN)によ
り除去した。プレハイブリダイズしたメンブランに添加
する前にプローブを変性させた(99℃、2分)。
【0209】プレハイブリダイズしたメンブラン(2×
106dpm/ml)に、放射線標識したプローブを加
え、Rapid Hyb(登録商標)販売業者に指示さ
れたように、フィルターを65℃で2.5時間ハイブリ
ダイズした。ハイブリダイズしたメンブランを、緩やか
な厳格さ(1×SSC、65℃で0.1%SDS)で洗
浄し、次いで増感板を用い、−80℃で72時間オート
ラジオグラフフィルムに暴露した。これらの条件は、類
似の放射線標識プローブを用いて単一コピーの遺伝子を
検出するために考案された。 結果は、クローン2(配
列番号22)及びクローン16(配列番号26)配列
が、正常又はHGBV感染タマリンの肝臓由来のDNA
(それぞれ図15及び図16、レーン1B及び3B)、
ヒトDNA(図15及び図16、レーン1A)、酵母D
NA(図15及び図16、レーン2A)又はE.col
iDNA(図15及び図16、レーン3A)にハイブリ
ダイズしなかったことを示している。さらに、ドライバ
ーアンプリコンDNA(図15及び図16、レーン4
A、実施例2.B.に記載の予備HGBV接種されたタ
マリン血漿から誘導された)の場合にもハイブリッド形
成は全く検出されなかった。対比的に、テスターアンプ
リコン(図15及び図16、レーン6A、実施例2.B
に記載の総核酸抽出及び逆転写ステップを用いた感染性
HGBVタマリン血漿から誘導された)及び3回の控除
/選択的増幅の産物(それぞれ1回目、2回目及び3回
目の控除/選択的増幅からの産物に関する図15及び図
16、レーン7A、8A及び4B)の場合には強力なハ
イブリッド形成シグナルが認められた。これらのデータ
は、HGBVクローン2(配列番号22)及び16(配
列番号26)が感染源から増幅された核酸配列中に検出
され、HGBVクローン2(配列番号22)及び16
(配列番号26)が、タマリン、ヒト、酵母又はE.c
oliゲノムDNA配列からは誘導されないことを示し
ている。
106dpm/ml)に、放射線標識したプローブを加
え、Rapid Hyb(登録商標)販売業者に指示さ
れたように、フィルターを65℃で2.5時間ハイブリ
ダイズした。ハイブリダイズしたメンブランを、緩やか
な厳格さ(1×SSC、65℃で0.1%SDS)で洗
浄し、次いで増感板を用い、−80℃で72時間オート
ラジオグラフフィルムに暴露した。これらの条件は、類
似の放射線標識プローブを用いて単一コピーの遺伝子を
検出するために考案された。 結果は、クローン2(配
列番号22)及びクローン16(配列番号26)配列
が、正常又はHGBV感染タマリンの肝臓由来のDNA
(それぞれ図15及び図16、レーン1B及び3B)、
ヒトDNA(図15及び図16、レーン1A)、酵母D
NA(図15及び図16、レーン2A)又はE.col
iDNA(図15及び図16、レーン3A)にハイブリ
ダイズしなかったことを示している。さらに、ドライバ
ーアンプリコンDNA(図15及び図16、レーン4
A、実施例2.B.に記載の予備HGBV接種されたタ
マリン血漿から誘導された)の場合にもハイブリッド形
成は全く検出されなかった。対比的に、テスターアンプ
リコン(図15及び図16、レーン6A、実施例2.B
に記載の総核酸抽出及び逆転写ステップを用いた感染性
HGBVタマリン血漿から誘導された)及び3回の控除
/選択的増幅の産物(それぞれ1回目、2回目及び3回
目の控除/選択的増幅からの産物に関する図15及び図
16、レーン7A、8A及び4B)の場合には強力なハ
イブリッド形成シグナルが認められた。これらのデータ
は、HGBVクローン2(配列番号22)及び16(配
列番号26)が感染源から増幅された核酸配列中に検出
され、HGBVクローン2(配列番号22)及び16
(配列番号26)が、タマリン、ヒト、酵母又はE.c
oliゲノムDNA配列からは誘導されないことを示し
ている。
【0210】B.ゲノムのPCR分析 さらにHGBV配列の外因性を示し且つそれらのウイル
ス起源を支持するために、タマリン、ヒト、酵母及び
E.coli由来のゲノムDNAに対してPCRを行っ
た。前出のJ. Sambrookらによる記載のようにして、 正
常なタマリンの腎臓及び肝臓組織由来のDNAを合成し
た。酵母、アカゲザルの腎臓及びヒト胎盤DNAをClon
otechから得た。E.coliDNAはSigmaから得た。
ス起源を支持するために、タマリン、ヒト、酵母及び
E.coli由来のゲノムDNAに対してPCRを行っ
た。前出のJ. Sambrookらによる記載のようにして、 正
常なタマリンの腎臓及び肝臓組織由来のDNAを合成し
た。酵母、アカゲザルの腎臓及びヒト胎盤DNAをClon
otechから得た。E.coliDNAはSigmaから得た。
【0211】販売業者に指示されたように主としてPerk
in-Elmer-Cetus製のGeneAmp(登録商標)試薬を
用いてPCRを行った。各100μlの反応材料に対し
て300ngのゲノムDNAを用いた。HGBVクロー
ン化配列(クローン2については、配列番号87及び8
8;クローン4については、配列番号89及び90;ク
ローン10については、配列番号91及び92;クロー
ン16については、配列番号93及び94;クローン1
8については、配列番号95及び96;クローン23に
ついては、配列番号97及び98;クローン50につい
ては、配列番号99及び100)由来のPCRプライマ
ーを0.5μMの最終濃度で用いた。PCRを35サイ
クル(94℃で1分;55℃で1分;72℃で1分)行
い、次いで、72℃で7分の伸長サイクルを行った。P
CR産物をアガロースゲル電気泳動により分離し、臭化
エチジウムを用いて核酸を直接染色した後で紫外線照射
するか及び/又はサザン法によりニトロセルロースフィ
ルターへトランスファーした後で放射線標識プローブに
ハイブリダイズして視覚化した。実施例6Aに記載のよ
うにしてプローブを形成した。Digene(Belstville, M
D)製のFast−Pair Hybridizati
on Solution中でフィルターを3〜5時間プ
レハイブリダイズし、次いで100−200cpm/c
m2を用い、42℃で15〜25時間Fast−Pai
r Hybridization Solution中
でハイブリダイズした。G.G. Schlauderら, J. Virol.
Methods37:189-200 (1992)に記載のようにしてフィルタ
ーを洗浄し、 増感板を用い、−70℃で15〜72時
間、Kodak X−Omat−ARフィルムに暴露し
た。
in-Elmer-Cetus製のGeneAmp(登録商標)試薬を
用いてPCRを行った。各100μlの反応材料に対し
て300ngのゲノムDNAを用いた。HGBVクロー
ン化配列(クローン2については、配列番号87及び8
8;クローン4については、配列番号89及び90;ク
ローン10については、配列番号91及び92;クロー
ン16については、配列番号93及び94;クローン1
8については、配列番号95及び96;クローン23に
ついては、配列番号97及び98;クローン50につい
ては、配列番号99及び100)由来のPCRプライマ
ーを0.5μMの最終濃度で用いた。PCRを35サイ
クル(94℃で1分;55℃で1分;72℃で1分)行
い、次いで、72℃で7分の伸長サイクルを行った。P
CR産物をアガロースゲル電気泳動により分離し、臭化
エチジウムを用いて核酸を直接染色した後で紫外線照射
するか及び/又はサザン法によりニトロセルロースフィ
ルターへトランスファーした後で放射線標識プローブに
ハイブリダイズして視覚化した。実施例6Aに記載のよ
うにしてプローブを形成した。Digene(Belstville, M
D)製のFast−Pair Hybridizati
on Solution中でフィルターを3〜5時間プ
レハイブリダイズし、次いで100−200cpm/c
m2を用い、42℃で15〜25時間Fast−Pai
r Hybridization Solution中
でハイブリダイズした。G.G. Schlauderら, J. Virol.
Methods37:189-200 (1992)に記載のようにしてフィルタ
ーを洗浄し、 増感板を用い、−70℃で15〜72時
間、Kodak X−Omat−ARフィルムに暴露し
た。
【0212】図17は、臭化エチジウム染色した1.5
%アガロースゲルを示している。図18は、クローン1
6(配列番号26)由来の放射線標識プローブにハイブ
リダイズした後の同一ゲルからのサザンブロット法によ
るオートラジオグラムを示す。正常なタマリン肝臓及び
腎臓DNAに0.05ゲノム当量(レーン17及び1
8)でスパイクされたクローン16(配列番号26)配
列を検出することは可能であるにも拘わらず、クローン
16(配列番号26)配列は、その外因性と一致して、
ゲノムPCR分析により、タマリン(図17及び図1
8、レーン9及び10)、アカゲザル(レーン11)又
はヒトゲノムDNA(レーン12)中にも、酵母又は
E.coliDNA(データは示さず)中にも検出され
なかった。さらに、ヒトドーパミンD1レセプター遺伝
子由来のプライマー、1000−1019塩基対(セン
スプライマー)及び1533−1552塩基対(アンチ
センスプライマー)(GenBankアクセス番号:X55760、
R.K. Sunaharaら, Nature 347:80-83[1990])は、霊長
類ゲノムDNA(タマリン腎臓、タマリン肝臓、アカゲ
ザル及びヒトのDNAに対応する図17、レーン2、
3、4及び5、)由来のドーパミンD1レセプターDN
Aを首尾よく増幅し、それは、低コピー数(即ち、単一
コピー)配列を検出するこの方法の有用性を示してい
る。レーン1及び8は、それぞれドーパミンD1レセプ
ター及びクローンの16プライマー(配列番号93及び
94)に対するH2O対照である。レーン6は、ドーパ
ミンレセプタープライマーで増幅した100fgのクロ
ーン16(配列番号26)プラスミドDNAを含む。レ
ーン14、15、16及び20は、それぞれ1、3、1
0及び100fgのクローン16(配列番号26)プラ
スミドDNAを含む。レーン7及び19はマーカーであ
る。上記のクローン2、4、10、18、23及び50
に特異的なPCRプライマーを用いて類似の結果を得た
(データは示さず)。クローン2(配列番号22)、4
(配列番号21)、10(配列番号23)、18(配列
番号27)、23(配列番号28)及び50(配列番号
29)はこの時点では結果が出ていない。しかし、クロ
ーン4(配列番号21)、10(配列番号23)、18
(配列番号27)及び50(配列番号29)配列は、タ
マリン、ヒト、酵母及びE.coliDNA(アカゲザ
ルは試験しなかった)には検出されず、これは、これら
の配列が試験したゲノムDNA源に対して外因性であ
り、これらの配列のウイルス起源を支持するものである
ことを示している。
%アガロースゲルを示している。図18は、クローン1
6(配列番号26)由来の放射線標識プローブにハイブ
リダイズした後の同一ゲルからのサザンブロット法によ
るオートラジオグラムを示す。正常なタマリン肝臓及び
腎臓DNAに0.05ゲノム当量(レーン17及び1
8)でスパイクされたクローン16(配列番号26)配
列を検出することは可能であるにも拘わらず、クローン
16(配列番号26)配列は、その外因性と一致して、
ゲノムPCR分析により、タマリン(図17及び図1
8、レーン9及び10)、アカゲザル(レーン11)又
はヒトゲノムDNA(レーン12)中にも、酵母又は
E.coliDNA(データは示さず)中にも検出され
なかった。さらに、ヒトドーパミンD1レセプター遺伝
子由来のプライマー、1000−1019塩基対(セン
スプライマー)及び1533−1552塩基対(アンチ
センスプライマー)(GenBankアクセス番号:X55760、
R.K. Sunaharaら, Nature 347:80-83[1990])は、霊長
類ゲノムDNA(タマリン腎臓、タマリン肝臓、アカゲ
ザル及びヒトのDNAに対応する図17、レーン2、
3、4及び5、)由来のドーパミンD1レセプターDN
Aを首尾よく増幅し、それは、低コピー数(即ち、単一
コピー)配列を検出するこの方法の有用性を示してい
る。レーン1及び8は、それぞれドーパミンD1レセプ
ター及びクローンの16プライマー(配列番号93及び
94)に対するH2O対照である。レーン6は、ドーパ
ミンレセプタープライマーで増幅した100fgのクロ
ーン16(配列番号26)プラスミドDNAを含む。レ
ーン14、15、16及び20は、それぞれ1、3、1
0及び100fgのクローン16(配列番号26)プラ
スミドDNAを含む。レーン7及び19はマーカーであ
る。上記のクローン2、4、10、18、23及び50
に特異的なPCRプライマーを用いて類似の結果を得た
(データは示さず)。クローン2(配列番号22)、4
(配列番号21)、10(配列番号23)、18(配列
番号27)、23(配列番号28)及び50(配列番号
29)はこの時点では結果が出ていない。しかし、クロ
ーン4(配列番号21)、10(配列番号23)、18
(配列番号27)及び50(配列番号29)配列は、タ
マリン、ヒト、酵母及びE.coliDNA(アカゲザ
ルは試験しなかった)には検出されず、これは、これら
の配列が試験したゲノムDNA源に対して外因性であ
り、これらの配列のウイルス起源を支持するものである
ことを示している。
【0213】実施例7.タマリン血清におけるHGBV
配列の存在 接種前及び急性期T−1053血漿のHGBVクローン
配列の存在をPCRにより調べた。HGBVゲノムはD
NA又はRNAであり得るので、PCR及びRT−PC
Rを行った。特に、全核酸を実施例3(A)に記載のよ
うにして血漿から抽出した。実施例6(B)に記載のよ
うにして当量の5μlの血漿核酸に対してPCRを行
い、主として製造者の指示に従いPerkin-Elmer-Cetus製
のGeneAmp(登録商標)RNA PCRキットを
用いて、PCR中1μM濃度のプライマー(クローン2
については、配列番号87及び88;クローン4につい
ては、配列番号89及び90;クローン10について
は、配列番号91及び92;クローン16については、
配列番号93及び94;クローン18については、配列
番号95及び96;クローン23については、配列番号
97及び98;クローン50については、配列番号99
及び100)を用いてRT−PCRを行った。ランダム
ヘキサマーを用いてcDNA合成を開始した。
配列の存在 接種前及び急性期T−1053血漿のHGBVクローン
配列の存在をPCRにより調べた。HGBVゲノムはD
NA又はRNAであり得るので、PCR及びRT−PC
Rを行った。特に、全核酸を実施例3(A)に記載のよ
うにして血漿から抽出した。実施例6(B)に記載のよ
うにして当量の5μlの血漿核酸に対してPCRを行
い、主として製造者の指示に従いPerkin-Elmer-Cetus製
のGeneAmp(登録商標)RNA PCRキットを
用いて、PCR中1μM濃度のプライマー(クローン2
については、配列番号87及び88;クローン4につい
ては、配列番号89及び90;クローン10について
は、配列番号91及び92;クローン16については、
配列番号93及び94;クローン18については、配列
番号95及び96;クローン23については、配列番号
97及び98;クローン50については、配列番号99
及び100)を用いてRT−PCRを行った。ランダム
ヘキサマーを用いてcDNA合成を開始した。
【0214】PCR産物の臭化エチジウムによる染色及
びハイブリッド形成により、急性期T−1053血漿に
は、HGBVクローン配列2(配列番号22)、4(配
列番号2)、10(配列番号23)、16(配列番号2
6)、18(配列番号27)、23(配列番号28)及
び50(配列番号29)が存在したが、予備接種T−1
053血漿には存在しないことが示された(データは示
さず)。さらに、HGBVクローン2(配列番号2
2)、4(配列番号21)、10(配列番号23)、1
8(配列番号27)、23(配列番号28)及び50
(配列番号29)配列は、タマリンT−1053に注入
されたHGBV接種材料であるH205中に検出するこ
とができた(実施例IB参照)。これらの結果を表8に
要約する。
びハイブリッド形成により、急性期T−1053血漿に
は、HGBVクローン配列2(配列番号22)、4(配
列番号2)、10(配列番号23)、16(配列番号2
6)、18(配列番号27)、23(配列番号28)及
び50(配列番号29)が存在したが、予備接種T−1
053血漿には存在しないことが示された(データは示
さず)。さらに、HGBVクローン2(配列番号2
2)、4(配列番号21)、10(配列番号23)、1
8(配列番号27)、23(配列番号28)及び50
(配列番号29)配列は、タマリンT−1053に注入
されたHGBV接種材料であるH205中に検出するこ
とができた(実施例IB参照)。これらの結果を表8に
要約する。
【0215】
【表8】 HGBVクローン配列は急性期血漿においてRT−PC
Rによってのみ検出されたことに留意されたい。HGB
Vクローン配列が、RNAをcDNAに変換するための
逆転写段階後に初めてPCRにより急性期血漿中に検出
されたという事実は、これらのクローンのあるものとH
CV分離体との低い相同性、及びHGBVクローン10
(配列番号23;実施例5)のRNA依存性RNAポリ
メラーゼ中に認められた保存アミノ酸をコードする配列
の存在と共に、HGBVがRNAウイルスであることを
示唆している。
Rによってのみ検出されたことに留意されたい。HGB
Vクローン配列が、RNAをcDNAに変換するための
逆転写段階後に初めてPCRにより急性期血漿中に検出
されたという事実は、これらのクローンのあるものとH
CV分離体との低い相同性、及びHGBVクローン10
(配列番号23;実施例5)のRNA依存性RNAポリ
メラーゼ中に認められた保存アミノ酸をコードする配列
の存在と共に、HGBVがRNAウイルスであることを
示唆している。
【0216】HGBVクローン16配列(配列番号2
6)を有するタマリン血漿パネルのRT−PCR分析を
行って、実験的にHGBVに感染させた他の個体中のH
GBVクローン16(配列番号26)の存在を確認し
た。先に記載(G.G. Schlauderら, J. Virological Met
hods 37:189-200 [1992])のようにして、H205の接
種材料で実験的に感染させる前と感染させた後で得られ
たタマリン由来の血漿25μlから核酸を分離した。エ
タノールで沈殿させた核酸を3μlのDEPC処理H2
Oに再懸濁した。主として製造業者の指示に従って、Pe
rkin-Elmer-Cetus製のGeneAmpRNA PCRキ
ットを用いて、cDNA合成及びPCRを行った。ラン
ダムヘキサマーを用いてcDNA合成を開始した。得ら
れたcDNAをクローン16プライマー(配列番号93
及び94)を用い、0.5μMの最終濃度でPCRにか
けた。PCRを35サイクル(94℃で1分;55℃で
1分;72℃で1分)行い、次いで72℃で7分間延長
サイクルを行った。PCR産物をアガロースゲル電気泳
動により分離し、核酸を臭化エチジウムで直接染色した
後で紫外線照射するか、及び/又は実施例6Bに記載の
ようにサザンブロット法によりニトロセルロースフィル
ターにトランスファーした後で放射線標識したプローブ
にハイブリダイズして視覚化した。
6)を有するタマリン血漿パネルのRT−PCR分析を
行って、実験的にHGBVに感染させた他の個体中のH
GBVクローン16(配列番号26)の存在を確認し
た。先に記載(G.G. Schlauderら, J. Virological Met
hods 37:189-200 [1992])のようにして、H205の接
種材料で実験的に感染させる前と感染させた後で得られ
たタマリン由来の血漿25μlから核酸を分離した。エ
タノールで沈殿させた核酸を3μlのDEPC処理H2
Oに再懸濁した。主として製造業者の指示に従って、Pe
rkin-Elmer-Cetus製のGeneAmpRNA PCRキ
ットを用いて、cDNA合成及びPCRを行った。ラン
ダムヘキサマーを用いてcDNA合成を開始した。得ら
れたcDNAをクローン16プライマー(配列番号93
及び94)を用い、0.5μMの最終濃度でPCRにか
けた。PCRを35サイクル(94℃で1分;55℃で
1分;72℃で1分)行い、次いで72℃で7分間延長
サイクルを行った。PCR産物をアガロースゲル電気泳
動により分離し、核酸を臭化エチジウムで直接染色した
後で紫外線照射するか、及び/又は実施例6Bに記載の
ようにサザンブロット法によりニトロセルロースフィル
ターにトランスファーした後で放射線標識したプローブ
にハイブリダイズして視覚化した。
【0217】図19は、臭化エチジウム染色した1.5
%アガロースゲルを示す。図20は、クローン16(配
列番号26)由来の放射線標識プローブにハイブリダイ
ズした後の同一ゲルからのサザンブロット法によるオー
トラジオグラムを示す。H2O及びヒトの正常血清がレ
ーン1及び2に示されている。レーン3、19及び20
はマーカーである。レーン4、8、12及び16は非感
染タマリン血清由来であり、レーン6、10、14及び
18は感染タマリン血清由来である。これらの結果は、
HGBVクローン16配列(配列番号26)が、タマリ
ンT−1053の外に、HGBVに感染した他の個体に
も検出されたが、非感染個体には検出されなかったこと
を示している。5匹のH205感染動物由来の急性期血
清をテストした。クローン16配列(配列番号26)
は、これらの動物の中の3匹〔レーン10、T−104
9、接種後14日目(dpi);レーン14、T−10
51,28dpi;レーン18、T−1055、16d
pi〕由来の血清中に検出された。クローン16配列
(配列番号26)は、5匹の動物(レーン4、T−10
48;レーン8、T−1049;レーン12、T−10
51;レーン16、T−1055;T−1057は示さ
ず)のいずれの接種前血清からも検出されなかった。こ
れらの結果は、クローン16配列(配列番号26)が感
染性HGBV病原体由来であり得ることを示唆してい
る。5種の急性期血漿中の2種(レーン6、T−104
8、28dpi;T−1057、14dpi、図示せ
ず)に、クローン16配列(配列番号26)が不在であ
ることは、タマリンにおけるHGBV感染の急性分解性
質とあいまったクローン16RT−PCRの比較的低い
感受性(クローン16配列(配列番号26)の約≧10
00コピーを検出し得ると想定される)から説明し得
る。従って、2匹の陰性動物由来の急性期血漿は、用い
られたRT−PCRアッセイの検出レベルを下回るHG
BVのタイターを含み得る。これら2匹の動物がクロー
ン4(配列番号21)に対して陽性であったというRT
−PCRによる観察結果(実施例14)は、1つのウイ
ルス(クローン4を含む)のRNA配列の存在及び第2
のウイルス(クローン16を含む)由来の検出可能なR
NA配列の不在を反映している可能性がある。
%アガロースゲルを示す。図20は、クローン16(配
列番号26)由来の放射線標識プローブにハイブリダイ
ズした後の同一ゲルからのサザンブロット法によるオー
トラジオグラムを示す。H2O及びヒトの正常血清がレ
ーン1及び2に示されている。レーン3、19及び20
はマーカーである。レーン4、8、12及び16は非感
染タマリン血清由来であり、レーン6、10、14及び
18は感染タマリン血清由来である。これらの結果は、
HGBVクローン16配列(配列番号26)が、タマリ
ンT−1053の外に、HGBVに感染した他の個体に
も検出されたが、非感染個体には検出されなかったこと
を示している。5匹のH205感染動物由来の急性期血
清をテストした。クローン16配列(配列番号26)
は、これらの動物の中の3匹〔レーン10、T−104
9、接種後14日目(dpi);レーン14、T−10
51,28dpi;レーン18、T−1055、16d
pi〕由来の血清中に検出された。クローン16配列
(配列番号26)は、5匹の動物(レーン4、T−10
48;レーン8、T−1049;レーン12、T−10
51;レーン16、T−1055;T−1057は示さ
ず)のいずれの接種前血清からも検出されなかった。こ
れらの結果は、クローン16配列(配列番号26)が感
染性HGBV病原体由来であり得ることを示唆してい
る。5種の急性期血漿中の2種(レーン6、T−104
8、28dpi;T−1057、14dpi、図示せ
ず)に、クローン16配列(配列番号26)が不在であ
ることは、タマリンにおけるHGBV感染の急性分解性
質とあいまったクローン16RT−PCRの比較的低い
感受性(クローン16配列(配列番号26)の約≧10
00コピーを検出し得ると想定される)から説明し得
る。従って、2匹の陰性動物由来の急性期血漿は、用い
られたRT−PCRアッセイの検出レベルを下回るHG
BVのタイターを含み得る。これら2匹の動物がクロー
ン4(配列番号21)に対して陽性であったというRT
−PCRによる観察結果(実施例14)は、1つのウイ
ルス(クローン4を含む)のRNA配列の存在及び第2
のウイルス(クローン16を含む)由来の検出可能なR
NA配列の不在を反映している可能性がある。
【0218】実施例8.感染タマリンの肝臓におけるHG
BV配列のノーザンブロット分析 HGBVクローン配列が、急性期タマリン血漿中でのRT−PC
R とH205接種とにおいて検出できたことにより、これら
の配列がHGBVゲノムを起源とする可能性が高まった。さ
らに別のRT−PCR 検査によって、H205感染タマリン T−
1053から抽出した肝臓RNA にHGBV配列が存在することが
実証された(データは示されていない)。従って、HGBV
ゲノムのサイズを知るために、H205感染及び非感染タマ
リンの肝臓RNA とのノーザンブロット分析を行った。RN
A 単離キット(Stratagene, La Jolla, CA)をその推奨使
用法に従って用い、H205感染タマリン T−1053の肝臓
1.25 g と対照非感染タマリン T−1040の肝臓 1.0 gと
から全細胞RNA を抽出した。全RNA(30μg)を、0.6Mホル
ムアルデヒドを含む1%アガロースゲルを通して電気泳動
し(R.M. Fourney らFocus 10:5−7,[1988]) 、更に、上
記の通りに20×SCC(pH7.0) 中で毛管作用によってHybon
d−N ナイロン膜(Amersham)に移した。J.Sambrookら,Mo
lecular Cloning− A Laboratory Manual, 第2版(198
9)。そのRNA を上記ナイロン膜に対してUV架橋し、上記
ナイロン膜を真空炉内で80℃で60分間焼き付けた。PIPE
S 0.05M とリン酸ナトリウム50mMとNaCl 100 mM とEDTA
1mMとSDS 5%とを含む溶液25ml中で、60℃で2時間、こ
のブロットに前ハイブリッド形成させた。G.D. Virca
ら,Biotechniques8:370 −371 (1990)。放射能標識化DN
A プローブとのハイブリッド形成の前に、上記溶液を取
り除き、新鮮な溶液 10 mlを加えた。ハイブリッド形成
に使用したプローブは、クローン4 (配列番号21; 221
bp) とクローン 50(配列番号29; 337 bp) とヒトβ−ア
クチンに対応する2000bp cDNAだった。P. Gunning, らM
ol. and Cell. Biol. 3:787−795 (1983)。ランダムプ
ライマー標識化キット(Stratagene, La Jolla, CA)を推
奨使用法に従って用い、 [α−32P]dATPの存在下でプロ
ーブ(50ng)を放射能標識化した。各プローブの比放射能
は約109 cpm/μg だった。ブロットを60℃で16時間ハイ
ブリッド形成させ、上記の通りに洗浄し(G.D. Virca
ら、前出)、−80℃で Kodak X−Omat−ARフィルムに対
して露出した。得られたオートラジオグラフの写真を図
21Aに示した。レーン1 とレーン3 とレーン5 は、 T−1
040からの肝臓RNA を含み、レーン2 とレーン4 とレー
ン6は、 T−1053からの肝臓RNA を含む。レーン1 とレ
ーン2 は、ヒトβ−アクチンcDNAプローブとハイブリッ
ド形成し、レーン3 とレーン4 はクローン4 プローブ
(配列番号21) とハイブリッド形成し、レーン5とレーン
6 はクローン50プローブ (配列番号29) とハイブリッド
形成した。露出時間は、レーン1 とレーン2 とが−80℃
で5 時間であり、レーン3 からレーン6までが−80℃で5
6時間であった。28S リボゾームRNA の位置と18S リボ
ゾームRNA の位置は矢印で示されている。これらのリボ
ゾームRNA の相対サイズは、各々6333ヌクレオチドと23
66ヌクレオチドである。J. Sambrook ら、前出。
BV配列のノーザンブロット分析 HGBVクローン配列が、急性期タマリン血漿中でのRT−PC
R とH205接種とにおいて検出できたことにより、これら
の配列がHGBVゲノムを起源とする可能性が高まった。さ
らに別のRT−PCR 検査によって、H205感染タマリン T−
1053から抽出した肝臓RNA にHGBV配列が存在することが
実証された(データは示されていない)。従って、HGBV
ゲノムのサイズを知るために、H205感染及び非感染タマ
リンの肝臓RNA とのノーザンブロット分析を行った。RN
A 単離キット(Stratagene, La Jolla, CA)をその推奨使
用法に従って用い、H205感染タマリン T−1053の肝臓
1.25 g と対照非感染タマリン T−1040の肝臓 1.0 gと
から全細胞RNA を抽出した。全RNA(30μg)を、0.6Mホル
ムアルデヒドを含む1%アガロースゲルを通して電気泳動
し(R.M. Fourney らFocus 10:5−7,[1988]) 、更に、上
記の通りに20×SCC(pH7.0) 中で毛管作用によってHybon
d−N ナイロン膜(Amersham)に移した。J.Sambrookら,Mo
lecular Cloning− A Laboratory Manual, 第2版(198
9)。そのRNA を上記ナイロン膜に対してUV架橋し、上記
ナイロン膜を真空炉内で80℃で60分間焼き付けた。PIPE
S 0.05M とリン酸ナトリウム50mMとNaCl 100 mM とEDTA
1mMとSDS 5%とを含む溶液25ml中で、60℃で2時間、こ
のブロットに前ハイブリッド形成させた。G.D. Virca
ら,Biotechniques8:370 −371 (1990)。放射能標識化DN
A プローブとのハイブリッド形成の前に、上記溶液を取
り除き、新鮮な溶液 10 mlを加えた。ハイブリッド形成
に使用したプローブは、クローン4 (配列番号21; 221
bp) とクローン 50(配列番号29; 337 bp) とヒトβ−ア
クチンに対応する2000bp cDNAだった。P. Gunning, らM
ol. and Cell. Biol. 3:787−795 (1983)。ランダムプ
ライマー標識化キット(Stratagene, La Jolla, CA)を推
奨使用法に従って用い、 [α−32P]dATPの存在下でプロ
ーブ(50ng)を放射能標識化した。各プローブの比放射能
は約109 cpm/μg だった。ブロットを60℃で16時間ハイ
ブリッド形成させ、上記の通りに洗浄し(G.D. Virca
ら、前出)、−80℃で Kodak X−Omat−ARフィルムに対
して露出した。得られたオートラジオグラフの写真を図
21Aに示した。レーン1 とレーン3 とレーン5 は、 T−1
040からの肝臓RNA を含み、レーン2 とレーン4 とレー
ン6は、 T−1053からの肝臓RNA を含む。レーン1 とレ
ーン2 は、ヒトβ−アクチンcDNAプローブとハイブリッ
ド形成し、レーン3 とレーン4 はクローン4 プローブ
(配列番号21) とハイブリッド形成し、レーン5とレーン
6 はクローン50プローブ (配列番号29) とハイブリッド
形成した。露出時間は、レーン1 とレーン2 とが−80℃
で5 時間であり、レーン3 からレーン6までが−80℃で5
6時間であった。28S リボゾームRNA の位置と18S リボ
ゾームRNA の位置は矢印で示されている。これらのリボ
ゾームRNA の相対サイズは、各々6333ヌクレオチドと23
66ヌクレオチドである。J. Sambrook ら、前出。
【0219】クローン4 プローブ (配列番号21) とクロ
ーン50プローブ (配列番号29) は、感染タマリン(T−10
53) の肝臓から抽出したRNA 中に含まれるRNA 種とハイ
ブリッド形成した (図21A 、レーン4 とレーン6)。この
ハイブリッド形成可能なRNA種のサイズは、28S リボゾ
ームRNA と18S リボゾームRNA と比べての相対移動度に
基づいて約8300ヌクレオチドと計算された。上記両プロ
ーブは同一のRNA 種とハイブリッド形成したと考えられ
る。上記両プローブは非感染タマリン(T−1040) の肝臓
から抽出したRNA とはハイブリッド形成しなかった (図
21A 、レーン3とレーン5)。これらの結果は、クローン4
(配列番号21) 配列とクローン50 (配列番号29) 配列と
が同じ8.3Kb 転写物内に存在していることを示してい
る。
ーン50プローブ (配列番号29) は、感染タマリン(T−10
53) の肝臓から抽出したRNA 中に含まれるRNA 種とハイ
ブリッド形成した (図21A 、レーン4 とレーン6)。この
ハイブリッド形成可能なRNA種のサイズは、28S リボゾ
ームRNA と18S リボゾームRNA と比べての相対移動度に
基づいて約8300ヌクレオチドと計算された。上記両プロ
ーブは同一のRNA 種とハイブリッド形成したと考えられ
る。上記両プローブは非感染タマリン(T−1040) の肝臓
から抽出したRNA とはハイブリッド形成しなかった (図
21A 、レーン3とレーン5)。これらの結果は、クローン4
(配列番号21) 配列とクローン50 (配列番号29) 配列と
が同じ8.3Kb 転写物内に存在していることを示してい
る。
【0220】HGBV RNAゲノムの鎖形成度(strandedness)
を知るために、鎖特異性(Strand-specific) 放射能標識
化DNA プローブを、Perkin−Elmer からの GeneAmp(登
録商標) PCRキットを推奨使用法に従って用い、非対称
PCR によって調製した。精製クローン50 DNA (配列番号
29) を、クローン50に陰性な鎖特異性プライマー (配列
番号99) 又はクローン50に陽性な鎖特異性プライマー
(配列番号100)のどちらかを含む別々の反応の中で、 1
μM の最終濃度となるよう鋳型として使用した。この反
応混合物は、こうした反応混合物中に通常含まれるdATP
の代わりに、 {α32P −dATP](Amersham; 3000Ci/mmol)
を含んでいた。上記鋳型を30回線形増幅した後に、非取
込み [α32P −dATP] を Quick−Spin(登録商標) Sep
hadex G50スピンカラム(Boehringer −Mannheim,India
napolis, IN) を推奨使用法に従って用い、取り除い
た。二重鎖クローン50 DNA (配列番号29) の10倍ずつ希
釈した液を含むDNA ドットブロットに放射能標識化プロ
ーブをハイブリッド形成させ、上記両プローブが概ね同
等の感度を有することを認めた(データは示していな
い)。上記の通りに非感染タマリン T−1040から抽出し
た肝臓RNA と感染タマリンT−1053から抽出した肝臓RNA
とを合計で30μg 含むRNA ブロットと共に、放射能標
識化プローブをハイブリッド形成させた。得られたオー
トラジオグラフの写真を図21B に示す。レーン1 とレー
ン3 は T−1040からの肝臓RNA を含み、レーン2 とレー
ン4 は T−1053からの肝臓RNA を含む。レーン1 とレー
ン2 はクローン50に陽性な鎖プローブと共にハイブリッ
ド形成し (即ち、陽性鎖が放射能標識化され、陰性鎖を
検出した:配列番号100)、レーン3 とレーン4 はクロー
ン50に陰性な鎖プローブと共にハイブリッド形成した
(即ち、陰性鎖が放射能標識化され、陽性鎖を検出し
た:配列番号99)。ブロットを−80℃で18時間露出し
た。28S リボゾームRNA の位置と18S リボゾームRNA の
位置とが矢印で示されている。
を知るために、鎖特異性(Strand-specific) 放射能標識
化DNA プローブを、Perkin−Elmer からの GeneAmp(登
録商標) PCRキットを推奨使用法に従って用い、非対称
PCR によって調製した。精製クローン50 DNA (配列番号
29) を、クローン50に陰性な鎖特異性プライマー (配列
番号99) 又はクローン50に陽性な鎖特異性プライマー
(配列番号100)のどちらかを含む別々の反応の中で、 1
μM の最終濃度となるよう鋳型として使用した。この反
応混合物は、こうした反応混合物中に通常含まれるdATP
の代わりに、 {α32P −dATP](Amersham; 3000Ci/mmol)
を含んでいた。上記鋳型を30回線形増幅した後に、非取
込み [α32P −dATP] を Quick−Spin(登録商標) Sep
hadex G50スピンカラム(Boehringer −Mannheim,India
napolis, IN) を推奨使用法に従って用い、取り除い
た。二重鎖クローン50 DNA (配列番号29) の10倍ずつ希
釈した液を含むDNA ドットブロットに放射能標識化プロ
ーブをハイブリッド形成させ、上記両プローブが概ね同
等の感度を有することを認めた(データは示していな
い)。上記の通りに非感染タマリン T−1040から抽出し
た肝臓RNA と感染タマリンT−1053から抽出した肝臓RNA
とを合計で30μg 含むRNA ブロットと共に、放射能標
識化プローブをハイブリッド形成させた。得られたオー
トラジオグラフの写真を図21B に示す。レーン1 とレー
ン3 は T−1040からの肝臓RNA を含み、レーン2 とレー
ン4 は T−1053からの肝臓RNA を含む。レーン1 とレー
ン2 はクローン50に陽性な鎖プローブと共にハイブリッ
ド形成し (即ち、陽性鎖が放射能標識化され、陰性鎖を
検出した:配列番号100)、レーン3 とレーン4 はクロー
ン50に陰性な鎖プローブと共にハイブリッド形成した
(即ち、陰性鎖が放射能標識化され、陽性鎖を検出し
た:配列番号99)。ブロットを−80℃で18時間露出し
た。28S リボゾームRNA の位置と18S リボゾームRNA の
位置とが矢印で示されている。
【0221】図21B に示すように、クローン50に陽性及
び陰性な鎖プローブ(各々配列番号100 と99)は、感染
タマリン T−1053の肝臓から抽出した約8.3 キロベース
のRNA 種とはハイブリッド形成した(図21B 、レーン2
とレーン4)が、非感染タマリン T−1040の肝臓から抽
出したRNA とはハイブリッド形成しなかった(図21B、
レーン1とレーン3 )。これは、上記で示したクローン
4(配列番号21) 及びクローン50 (配列番号29) 二重鎖プ
ローブを使用して得られたノーザンブロット結果と一致
していた。より強いシグナルがクローン50に陰性な鎖プ
ローブ (配列番号99) を用いて得られた(図21B 、レー
ン4 対レーン2 )ことは、感染タマリンの肝臓中に存在
する優勢なRNA 種が陽性(即ち、コード化)鎖であるこ
とを示唆していた。
び陰性な鎖プローブ(各々配列番号100 と99)は、感染
タマリン T−1053の肝臓から抽出した約8.3 キロベース
のRNA 種とはハイブリッド形成した(図21B 、レーン2
とレーン4)が、非感染タマリン T−1040の肝臓から抽
出したRNA とはハイブリッド形成しなかった(図21B、
レーン1とレーン3 )。これは、上記で示したクローン
4(配列番号21) 及びクローン50 (配列番号29) 二重鎖プ
ローブを使用して得られたノーザンブロット結果と一致
していた。より強いシグナルがクローン50に陰性な鎖プ
ローブ (配列番号99) を用いて得られた(図21B 、レー
ン4 対レーン2 )ことは、感染タマリンの肝臓中に存在
する優勢なRNA 種が陽性(即ち、コード化)鎖であるこ
とを示唆していた。
【0222】実施例9.HGBVクローン配列の伸長 A. HGBV配列の生成 既述の実施例3 の通りに得られ且つ実施例5の通りに配
列決定されたクローンの各々は、HGBVゲノムの別々の領
域から得られたと考えられた。従って、既に同定したク
ローンの間に残るHGBVゲノムの別の領域から配列を得る
ために、及び、そのRNA クローンの配列を確認するため
に、幾つかのPCR 移動実験(PCR walkingexperiment)を
行った。
列決定されたクローンの各々は、HGBVゲノムの別々の領
域から得られたと考えられた。従って、既に同定したク
ローンの間に残るHGBVゲノムの別の領域から配列を得る
ために、及び、そのRNA クローンの配列を確認するため
に、幾つかのPCR 移動実験(PCR walkingexperiment)を
行った。
【0223】全核酸を実施例3(A)で説明した通りに感染
T−1053血漿の50μl アリコートから抽出した。簡単に
言えば、沈殿した核酸をDEPC処理した H2O 10μl 中に
再懸濁させた。 GeneAmp(登録商標) RNA PCRキット(P
erkin −Elmer)で推奨使用法に従って標準RT−PCR を行
った。簡潔に言えば、2mM MgCl2と 1μM プライマーに
よる抽出核酸のランダム感作逆転写反応のcDNA生成物に
対して、PCR を行った。反応物に対して35サイクルの変
性−アニーリング−伸長(94℃、30秒;55℃、30秒;72
℃、 2分)を行い、その後で72℃で3分間の伸長を行っ
た。アガロースゲル分析の前に反応物を 4℃に維持し
た。これらの生成物を慣用手法によりpT7Blue T−ベク
タープラスミド(Novagen)の中にクローン化した。表9
は、上記反応を行った時に得られた結果を表している。
T−1053血漿の50μl アリコートから抽出した。簡単に
言えば、沈殿した核酸をDEPC処理した H2O 10μl 中に
再懸濁させた。 GeneAmp(登録商標) RNA PCRキット(P
erkin −Elmer)で推奨使用法に従って標準RT−PCR を行
った。簡潔に言えば、2mM MgCl2と 1μM プライマーに
よる抽出核酸のランダム感作逆転写反応のcDNA生成物に
対して、PCR を行った。反応物に対して35サイクルの変
性−アニーリング−伸長(94℃、30秒;55℃、30秒;72
℃、 2分)を行い、その後で72℃で3分間の伸長を行っ
た。アガロースゲル分析の前に反応物を 4℃に維持し
た。これらの生成物を慣用手法によりpT7Blue T−ベク
タープラスミド(Novagen)の中にクローン化した。表9
は、上記反応を行った時に得られた結果を表している。
【0224】
【表9】 Sorensenら(J. Virol, 67:7118−7124[1993]) によって
説明されているPCR 移動手法を変形した方法を、追加HG
BV配列を得るために使用した。簡単に述べると、全核酸
を感染タマリン T−1053血漿から抽出し、逆転写した。
得られたcDNAを、MgCl22mMを使用したことを除いてはSo
rensenら(前出)の手順と同様に、50μl PCR 反応物(P
CR 1) 中で増幅した。これらの反応物に対して35回の変
性−アニーリング−伸長(94℃、30秒;55℃、30秒;72
℃、 2分)を行い、その後72℃で3分間の伸長を行っ
た。Sorensenら(前出)が説明している通りに、ストレ
プタビジンで被覆した常磁性ビーズ(Promega) を使用し
てビオチニル化生成物を単離した。Sorensenらが説明し
ている通りに、合計で20〜35回の変性−アニーリング−
伸長し、ストレプタビジンで精製した生成物に対して
「入れ子(nested)」PCR(PCR 2)を行った。得られた生成
物と、それらを生成するために使用したPCR プライマー
とを表10に示す。
説明されているPCR 移動手法を変形した方法を、追加HG
BV配列を得るために使用した。簡単に述べると、全核酸
を感染タマリン T−1053血漿から抽出し、逆転写した。
得られたcDNAを、MgCl22mMを使用したことを除いてはSo
rensenら(前出)の手順と同様に、50μl PCR 反応物(P
CR 1) 中で増幅した。これらの反応物に対して35回の変
性−アニーリング−伸長(94℃、30秒;55℃、30秒;72
℃、 2分)を行い、その後72℃で3分間の伸長を行っ
た。Sorensenら(前出)が説明している通りに、ストレ
プタビジンで被覆した常磁性ビーズ(Promega) を使用し
てビオチニル化生成物を単離した。Sorensenらが説明し
ている通りに、合計で20〜35回の変性−アニーリング−
伸長し、ストレプタビジンで精製した生成物に対して
「入れ子(nested)」PCR(PCR 2)を行った。得られた生成
物と、それらを生成するために使用したPCR プライマー
とを表10に示す。
【0225】
【表10】 これらの生成物を、慣用手法により低融点アガロースゲ
ルから単離し、pT7 Blue T−ベクタープラスミド(Novag
en) の中にクローン化した。
ルから単離し、pT7 Blue T−ベクタープラスミド(Novag
en) の中にクローン化した。
【0226】上記の通りに、ウイルスゲノムRNA から5'
末端配列を得るために、RNA リガーゼ仲介5' RACE(cDNA
末端の高速増幅:R apidA mplification of c DNA E nd
s)を使用した。簡単に述べると、5' AmpliFINDER(登録
商標) RACE キット(Clontech, Palo Alto, CA) を推奨
使用法に従って使用した。ウイルスRNA の供給源は、上
記の通りに抽出した急性期 T−1053血漿であった。逆転
写(RT)のために使用した個々のウイルス種に固有のオ
リゴヌクレオチドと、第1のPCR 増幅(PCR 1)と第2のP
CR 増幅(PCR 2) とを、表11に示す。結合アンカープラ
イマーとその相補的PCR プライマーは上記製造者から提
供を受けた。GeneAmp RNA PCR キット(Perkin Elmer)を
使用して推奨使用法に従ってPCR を行った。
末端配列を得るために、RNA リガーゼ仲介5' RACE(cDNA
末端の高速増幅:R apidA mplification of c DNA E nd
s)を使用した。簡単に述べると、5' AmpliFINDER(登録
商標) RACE キット(Clontech, Palo Alto, CA) を推奨
使用法に従って使用した。ウイルスRNA の供給源は、上
記の通りに抽出した急性期 T−1053血漿であった。逆転
写(RT)のために使用した個々のウイルス種に固有のオ
リゴヌクレオチドと、第1のPCR 増幅(PCR 1)と第2のP
CR 増幅(PCR 2) とを、表11に示す。結合アンカープラ
イマーとその相補的PCR プライマーは上記製造者から提
供を受けた。GeneAmp RNA PCR キット(Perkin Elmer)を
使用して推奨使用法に従ってPCR を行った。
【0227】
【表11】 RNA リガーゼ仲介5' RACE によって生成された生成物
を、上記の通りに低融点アガロースゲルから単離し、pT
7 Blue T−ベクタープラスミド(Novagen) の中にクロー
ン化した。
を、上記の通りに低融点アガロースゲルから単離し、pT
7 Blue T−ベクタープラスミド(Novagen) の中にクロー
ン化した。
【0228】.0HGBV−B 配列の5'末端と3'末端とにお
ける別の配列を得るために(下記の「HGBV内の2種類の
HCV 様フラビウイルスの存在の証拠」を参照された
い)、RNA環化実験(RNA circularization experiment)
を行った。(この方法は、C.W. Mandlら(1991) Biotech
niques, Vol 10 (4): 485 −486 に説明されている方法
に基づいている。)(沈殿中にtRNAをグリコーゲン 1μ
g で置き換えたことを除いてH205接種後14日目の) T−
1057血漿50μl から全核酸を精製した。核酸ペレットを
DEPC処理した水16.3μl の中に再溶解し、 2×TAP 緩衝
液(1×=50 mM NaOAc、pH 5.0、1 mM EDTA 、10mM 2−メ
ルカプトエタノール、 2mM ATP)25 μl と、タバコ酸ピ
ロホスファターゼ(20 単位; Sigma) 8.7μl とを加え
た。混合物を37℃で60分間温置した。(水で飽和させ
た)フェノールを使用し更にクロロホルムを使用して試
料を抽出し、グリコーゲン(1μg)の存在下でNaOAc/EtOH
を用いて沈殿させた。そのペレットをDEPC水83μl 中に
溶解し、10×RNA リガーゼ緩衝液(New England Biolab
s, NEB)10μl とRNase インヒビター(Perkin Elmer) 2
μl とT4 RNAリガーゼ(NEB)5μl とを加えた。混合物を
4℃で16時間温置した。上記と同様にフェノールを使用
し更にクロロホルムを使用して試料を抽出し、NaOAc/Et
OHを用いて沈殿させた。
ける別の配列を得るために(下記の「HGBV内の2種類の
HCV 様フラビウイルスの存在の証拠」を参照された
い)、RNA環化実験(RNA circularization experiment)
を行った。(この方法は、C.W. Mandlら(1991) Biotech
niques, Vol 10 (4): 485 −486 に説明されている方法
に基づいている。)(沈殿中にtRNAをグリコーゲン 1μ
g で置き換えたことを除いてH205接種後14日目の) T−
1057血漿50μl から全核酸を精製した。核酸ペレットを
DEPC処理した水16.3μl の中に再溶解し、 2×TAP 緩衝
液(1×=50 mM NaOAc、pH 5.0、1 mM EDTA 、10mM 2−メ
ルカプトエタノール、 2mM ATP)25 μl と、タバコ酸ピ
ロホスファターゼ(20 単位; Sigma) 8.7μl とを加え
た。混合物を37℃で60分間温置した。(水で飽和させ
た)フェノールを使用し更にクロロホルムを使用して試
料を抽出し、グリコーゲン(1μg)の存在下でNaOAc/EtOH
を用いて沈殿させた。そのペレットをDEPC水83μl 中に
溶解し、10×RNA リガーゼ緩衝液(New England Biolab
s, NEB)10μl とRNase インヒビター(Perkin Elmer) 2
μl とT4 RNAリガーゼ(NEB)5μl とを加えた。混合物を
4℃で16時間温置した。上記と同様にフェノールを使用
し更にクロロホルムを使用して試料を抽出し、NaOAc/Et
OHを用いて沈殿させた。
【0229】Superscript RT (GIBCO/BRL)をその推奨使
用法に従って使用し且つ配列番号146 をプライマーとし
て用いる逆転写酵素(RT)反応で、結合RNA の1/10を使用
した。RT反応混合物の半分を、ビオチニル化オリゴヌク
レオチドプライマー (配列番号146)と第2のオリゴヌク
レオチドプライマー (配列番号133)との存在下でPCR1の
ために上記の通り使用した。Sorensenら(前出)の通り
にストレプタビジン被覆磁性ビーズを使用して、PCR1生
成物を反応混合物から精製した。精製したPCR1生成物
(30μl の中から 2μl )をPCR2のための鋳型として使
用した。オリゴヌクレオチドプライマー (配列番号147,
154)を使用するPCR2によって、1200 bp 生成物を得、こ
の生成物をpT7 Blue T−ベクタープラスミドの中にクロ
ーン化し、下記の通りに配列決定した。この実験からの
2つの独立したクローンの配列分析によって、(一方の
クローンが18個のT 残基の配列を有し、他方のクローン
が27個のT 残基の配列を有したが)既知の配列と重複す
る領域では100%の同一性を示し、さらに追加の塩基270
個の新たな配列とが明らかになった。
用法に従って使用し且つ配列番号146 をプライマーとし
て用いる逆転写酵素(RT)反応で、結合RNA の1/10を使用
した。RT反応混合物の半分を、ビオチニル化オリゴヌク
レオチドプライマー (配列番号146)と第2のオリゴヌク
レオチドプライマー (配列番号133)との存在下でPCR1の
ために上記の通り使用した。Sorensenら(前出)の通り
にストレプタビジン被覆磁性ビーズを使用して、PCR1生
成物を反応混合物から精製した。精製したPCR1生成物
(30μl の中から 2μl )をPCR2のための鋳型として使
用した。オリゴヌクレオチドプライマー (配列番号147,
154)を使用するPCR2によって、1200 bp 生成物を得、こ
の生成物をpT7 Blue T−ベクタープラスミドの中にクロ
ーン化し、下記の通りに配列決定した。この実験からの
2つの独立したクローンの配列分析によって、(一方の
クローンが18個のT 残基の配列を有し、他方のクローン
が27個のT 残基の配列を有したが)既知の配列と重複す
る領域では100%の同一性を示し、さらに追加の塩基270
個の新たな配列とが明らかになった。
【0230】上記環化実験は、標準的な3'−RACE手法又
は5'−RACE手法では得られなかったHGBV−B ウイルスゲ
ノムの5'末端と3'末端の両方からの配列を与えた。しか
し、新たに得られた配列から設計したプライマーを使用
して行った別のPCR 実験の後でさえ、正確な5'−3'結合
部を発見することは困難だった。従って、HGBV−B RNA
ゲノムの5'末端をより適切に定性するために、 T−1053
の肝臓から単離したRNA を使用してプライマー伸長実験
を行った。
は5'−RACE手法では得られなかったHGBV−B ウイルスゲ
ノムの5'末端と3'末端の両方からの配列を与えた。しか
し、新たに得られた配列から設計したプライマーを使用
して行った別のPCR 実験の後でさえ、正確な5'−3'結合
部を発見することは困難だった。従って、HGBV−B RNA
ゲノムの5'末端をより適切に定性するために、 T−1053
の肝臓から単離したRNA を使用してプライマー伸長実験
を行った。
【0231】実施例7で説明した通り、 T−1053の肝臓
と対照( 即ち、非感染)動物(T−1040) の肝臓とから全
細胞RNA を単離した。アンチセンスオリゴヌクレオチド
(配列番号155)を、T 4ポリヌクレオチドキナーゼ(NE
B) を使用して約9.39×107CPM/μg の比放射能にγ−32
P −ATP で末端標識化した(Sambrook ら)。プライマー
を別々の反応において T−1053肝臓RNA と T−1040肝臓
RNA との30μl にアニーリングし、上記(Sambrook ら)
の通りにMMLV逆転写酵素(Perkin −Elmer)を使用して伸
長した。生成物を6%シークエンシングゲル上で分析し
た。プライマー伸長のために使用したプライマーと同一
のプライマーを使用したHGBV−B 環化クローンの1つか
ら生成したシーケンスラダー(sequence ladder) が、サ
イズ標準としての役割を果たした。176bp のプライマー
伸長生成物を T−1053から得た。非感染動物(T−1040)
から抽出した肝臓RNA を使用したプライマー伸長では、
こうした生成物は得られず、従って、HGBV−B ゲノムか
ら得られた生成物を示した。得られたこれらの生成物の
長さは、感染動物の肝臓内に存在するそれのような上記
ゲノムの5'末端が、AUG 開始コドンから442 ヌクレオチ
ド長だけ上流に位置することを示した。
と対照( 即ち、非感染)動物(T−1040) の肝臓とから全
細胞RNA を単離した。アンチセンスオリゴヌクレオチド
(配列番号155)を、T 4ポリヌクレオチドキナーゼ(NE
B) を使用して約9.39×107CPM/μg の比放射能にγ−32
P −ATP で末端標識化した(Sambrook ら)。プライマー
を別々の反応において T−1053肝臓RNA と T−1040肝臓
RNA との30μl にアニーリングし、上記(Sambrook ら)
の通りにMMLV逆転写酵素(Perkin −Elmer)を使用して伸
長した。生成物を6%シークエンシングゲル上で分析し
た。プライマー伸長のために使用したプライマーと同一
のプライマーを使用したHGBV−B 環化クローンの1つか
ら生成したシーケンスラダー(sequence ladder) が、サ
イズ標準としての役割を果たした。176bp のプライマー
伸長生成物を T−1053から得た。非感染動物(T−1040)
から抽出した肝臓RNA を使用したプライマー伸長では、
こうした生成物は得られず、従って、HGBV−B ゲノムか
ら得られた生成物を示した。得られたこれらの生成物の
長さは、感染動物の肝臓内に存在するそれのような上記
ゲノムの5'末端が、AUG 開始コドンから442 ヌクレオチ
ド長だけ上流に位置することを示した。
【0232】上記環化実験で得られた配列の3'位置を確
認するために、予測される3'末端に対応するプライマー
を使用してRT−PCR を行った(表2の反応1.25を参照さ
れたい)。配列番号156 と配列番号157 とを使用した
(上記の通りの)感染 T−1053血漿のRT−PCR では450b
p の生成物が得られた。これとは対照的に、配列番号15
7 の相補と配列番号147 とを使用するRT−PCR では、検
出可能なPCR 生成物が得られなかった(データは示して
いない)。これらのデータは上記ゲノムの3'末端がポリ
T系の50ヌクレオチド長下流に位置することを示唆して
いる。
認するために、予測される3'末端に対応するプライマー
を使用してRT−PCR を行った(表2の反応1.25を参照さ
れたい)。配列番号156 と配列番号157 とを使用した
(上記の通りの)感染 T−1053血漿のRT−PCR では450b
p の生成物が得られた。これとは対照的に、配列番号15
7 の相補と配列番号147 とを使用するRT−PCR では、検
出可能なPCR 生成物が得られなかった(データは示して
いない)。これらのデータは上記ゲノムの3'末端がポリ
T系の50ヌクレオチド長下流に位置することを示唆して
いる。
【0233】表9 、表10、表11と上記RNA 環化実験とか
らのクローン化生成物を、実施例5で既に説明した通り
に配列決定した。興味深いことに、反応1.4 、1.6 、1.
9 、1.10、1.11のクローン化生成物がその末端において
上記2つのプライマー配列の一方だけしか含まないこと
が発見され、このことは、これらの生成物が、誤ったラ
ンダムな合成開始事象(priming event) の結果として生
じたことを示唆していた。PCR /配列決定実験によっ
て、生成物1.4 、1.6 、1.9 、1.10、1.11中で検出した
配列が、クローン4 (配列番号21) 及び/又はクローン
50 (配列番号29)とに関連付けられた。加えて、反応の
各々から得られた配列は、HCV との同一性が限定されて
いた。従って、これらの生成物は、PCR 生成物の一方の
末端における誤った合成開始(priming) の結果ではあっ
ても、真正のHGBV配列を含むと考えられた。反応1.14か
ら得られた生成物も誤った合成開始の結果であると考え
られた。この場合に、配列番号160 の相補が、反応1.14
から得た生成物の5'末端に発見された (図22、GB−B)。
GB−A 内にある配列番号161 から配列番号160 が得られ
ているので、このことは予想外であった。しかし、反応
1.14から得た生成物と反応2.8 から得た生成物との間の
配列の同一性が、別のPCR /配列決定実験(データは示
していない)と共に、反応1.14が真正HGBV配列を含むこ
とを実証した。配列番号160 の相補が配列番号162 の上
流にあって、GB−B 配列に対してPCR プライマーとして
働くのに十分な同一性を有することが明らかである。
らのクローン化生成物を、実施例5で既に説明した通り
に配列決定した。興味深いことに、反応1.4 、1.6 、1.
9 、1.10、1.11のクローン化生成物がその末端において
上記2つのプライマー配列の一方だけしか含まないこと
が発見され、このことは、これらの生成物が、誤ったラ
ンダムな合成開始事象(priming event) の結果として生
じたことを示唆していた。PCR /配列決定実験によっ
て、生成物1.4 、1.6 、1.9 、1.10、1.11中で検出した
配列が、クローン4 (配列番号21) 及び/又はクローン
50 (配列番号29)とに関連付けられた。加えて、反応の
各々から得られた配列は、HCV との同一性が限定されて
いた。従って、これらの生成物は、PCR 生成物の一方の
末端における誤った合成開始(priming) の結果ではあっ
ても、真正のHGBV配列を含むと考えられた。反応1.14か
ら得られた生成物も誤った合成開始の結果であると考え
られた。この場合に、配列番号160 の相補が、反応1.14
から得た生成物の5'末端に発見された (図22、GB−B)。
GB−A 内にある配列番号161 から配列番号160 が得られ
ているので、このことは予想外であった。しかし、反応
1.14から得た生成物と反応2.8 から得た生成物との間の
配列の同一性が、別のPCR /配列決定実験(データは示
していない)と共に、反応1.14が真正HGBV配列を含むこ
とを実証した。配列番号160 の相補が配列番号162 の上
流にあって、GB−B 配列に対してPCR プライマーとして
働くのに十分な同一性を有することが明らかである。
【0234】上記の表9 と表10と表11とに示した生成物
から得られた配列と、上記RNA 環化実験から得られた配
列とを、GCG Package (Version 7) プログラムを使用し
てコンティグ(contig)の形にアセンブルした。このアセ
ンブルしたコンティグの概要を図22に示す。GBコンティ
グA(GB−A)は長さ9493bpであり、その全てが配列決定さ
れており、配列番号163 に示す。GB−A は、クローン2
(配列番号22) とクローン16 (配列番号26) とクローン
23 (配列番号28) とクローン18 (配列番号27)とクロー
ン11 (配列番号24) とクローン10 (配列番号23) とを含
む。配列番号163 は3つの読み可能枠に翻訳され、配列
番号164 −392 としての配列表の形で示されている。GB
コンティグB(GB−B)は9143 bp であり、配列番号393 に
示す。GB−B(配列番号393)は、クローン4 (配列番号2
1) とクローン50 (配列番号29) とクローン119(配列番
号30) とクローン13 (配列番号25) とを含んでいる。配
列番号393 は1つの開放読み枠に翻訳され、配列番号39
6 、397 として配列表の形で示されている。5'末端と3'
末端とからのUTR の各々を6つの読み枠に翻訳すること
が可能である。
から得られた配列と、上記RNA 環化実験から得られた配
列とを、GCG Package (Version 7) プログラムを使用し
てコンティグ(contig)の形にアセンブルした。このアセ
ンブルしたコンティグの概要を図22に示す。GBコンティ
グA(GB−A)は長さ9493bpであり、その全てが配列決定さ
れており、配列番号163 に示す。GB−A は、クローン2
(配列番号22) とクローン16 (配列番号26) とクローン
23 (配列番号28) とクローン18 (配列番号27)とクロー
ン11 (配列番号24) とクローン10 (配列番号23) とを含
む。配列番号163 は3つの読み可能枠に翻訳され、配列
番号164 −392 としての配列表の形で示されている。GB
コンティグB(GB−B)は9143 bp であり、配列番号393 に
示す。GB−B(配列番号393)は、クローン4 (配列番号2
1) とクローン50 (配列番号29) とクローン119(配列番
号30) とクローン13 (配列番号25) とを含んでいる。配
列番号393 は1つの開放読み枠に翻訳され、配列番号39
6 、397 として配列表の形で示されている。5'末端と3'
末端とからのUTR の各々を6つの読み枠に翻訳すること
が可能である。
【0235】B. HGBV内の2種類のHCV 様ウイルスの
存在に関する証拠 1. 2つの互いに異なったRNA 種を表すGB−A とGB−
B との証拠 GB−A(配列番号163)及びGB−B(配列番号393)とHCV −1
(GenBank accession#M67463)との比較によって、GB−A
(配列番号163)及びGB−B(配列番号393)と HCV−1 とが
全て異なった配列であることを示す。GB−A(配列番号16
3)及びGB−B(配列番号393)とHCV −1 との核酸配列のド
ットプロット分析を、GCG Package(Version 7)を使用し
て行った。21のウィンドウサイズと14のストリンジェン
シー(stringency)とを使用して、GB−A(配列番号163)及
びGB−B(配列番号393)と HCV−1 とが互いに明らかに異
なったヌクレオチド配列を含むことが発見された(図2
3)。従って、GB−A(配列番号163)及びGB−B(配列番号3
93)は、HCV の異なる株又は遺伝子型を表すものではな
く、互いに異なる株又は遺伝子型を表すものでもない。
この分析によって、限定されたヌクレオチド同一性を有
する短い領域が、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号
393)のNS3 様配列とNS5b様配列との中に、並びにHCV の
NS3 配列とNS5b配列の中に発見された。しかし、推定上
のNTP 結合へリカーゼとRNA 依存性RNA ポリメラーゼの
各々がNS3 とNS5bとに対応し、これが全てのフラビウイ
ルス中に保存されているので、上記領域内のヌクレオチ
ド同一性は驚くには値しない(下記参照)。GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)が別々のRNA 分子を表
し、これらが同じRNA 分子の別々の領域でもないという
ことが、5' RACE 実験(上記)によって実証され、(実
施例8で説明した)ノーザンブロットデータによって立
証された。最初に、5' RACE 実験によって、GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)との5'末端がそれぞれ異
なることが示された。RNA 分子の5'末端は1種だけだか
ら、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)とは別々
のRNA 分子を表す。第2に、クローン4とクローン50
(両方ともGB−B[配列番号393]から得られた配列番号2
1、29、実施例8を参照されたい)を用いてノーザンブ
ロット法によって感染タマリンの肝臓RNA 中に検出され
た8300塩基のRNA 分子は、GB−B(配列番号393 、9143 b
p)のサイズに概ね一致した。GB−A とGB−B とが同一の
RNA 分子のそれぞれ一部であるとすれば、少なくとも1
7,000個の塩基を有するノーザンブロット生成物がなけ
ればならない。これらのデータは、GB−A(配列番号163)
とGB−B(配列番号393)とが、HCV の変形でもなく又は互
いの変形でもない、2つの互いに異なったRNA 分子のヌ
クレオチド配列であることを示す。
存在に関する証拠 1. 2つの互いに異なったRNA 種を表すGB−A とGB−
B との証拠 GB−A(配列番号163)及びGB−B(配列番号393)とHCV −1
(GenBank accession#M67463)との比較によって、GB−A
(配列番号163)及びGB−B(配列番号393)と HCV−1 とが
全て異なった配列であることを示す。GB−A(配列番号16
3)及びGB−B(配列番号393)とHCV −1 との核酸配列のド
ットプロット分析を、GCG Package(Version 7)を使用し
て行った。21のウィンドウサイズと14のストリンジェン
シー(stringency)とを使用して、GB−A(配列番号163)及
びGB−B(配列番号393)と HCV−1 とが互いに明らかに異
なったヌクレオチド配列を含むことが発見された(図2
3)。従って、GB−A(配列番号163)及びGB−B(配列番号3
93)は、HCV の異なる株又は遺伝子型を表すものではな
く、互いに異なる株又は遺伝子型を表すものでもない。
この分析によって、限定されたヌクレオチド同一性を有
する短い領域が、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号
393)のNS3 様配列とNS5b様配列との中に、並びにHCV の
NS3 配列とNS5b配列の中に発見された。しかし、推定上
のNTP 結合へリカーゼとRNA 依存性RNA ポリメラーゼの
各々がNS3 とNS5bとに対応し、これが全てのフラビウイ
ルス中に保存されているので、上記領域内のヌクレオチ
ド同一性は驚くには値しない(下記参照)。GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)が別々のRNA 分子を表
し、これらが同じRNA 分子の別々の領域でもないという
ことが、5' RACE 実験(上記)によって実証され、(実
施例8で説明した)ノーザンブロットデータによって立
証された。最初に、5' RACE 実験によって、GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)との5'末端がそれぞれ異
なることが示された。RNA 分子の5'末端は1種だけだか
ら、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)とは別々
のRNA 分子を表す。第2に、クローン4とクローン50
(両方ともGB−B[配列番号393]から得られた配列番号2
1、29、実施例8を参照されたい)を用いてノーザンブ
ロット法によって感染タマリンの肝臓RNA 中に検出され
た8300塩基のRNA 分子は、GB−B(配列番号393 、9143 b
p)のサイズに概ね一致した。GB−A とGB−B とが同一の
RNA 分子のそれぞれ一部であるとすれば、少なくとも1
7,000個の塩基を有するノーザンブロット生成物がなけ
ればならない。これらのデータは、GB−A(配列番号163)
とGB−B(配列番号393)とが、HCV の変形でもなく又は互
いの変形でもない、2つの互いに異なったRNA 分子のヌ
クレオチド配列であることを示す。
【0236】T−1053のノーザンブロット分析とPCR 調
査によれば、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)
とにそれぞれ対応する2つのRNA 種は、 T−1053の肝臓
中に相等しい含量で存在するわけではないことが判明し
た。上記のように、いずれもGB−B(配列番号393)から得
られたクローン4とクローン50(各々配列番号21、29)
が、(実施例8 で説明した通り) T−1053の感染肝臓中
に存在する8.3 kb RNA種とハイブリッド形成した。これ
とは対照的に、いずれもGB−A(配列番号163)から得られ
たクローン2 (配列番号22) とクローン10 (配列番号2
3) とクローン16(配列番号26) とクローン23 (配列番号
28) は、同一の実験において T−1053肝臓RNA とのハイ
ブリッド形成を全く示さなかった(データは示していな
い)。加えて、クローン4 PCR とクローン16 PCRとが同
等の感度を有することがプラズミド鋳型を使用して実証
された(データは示していない)にもかかわらず、クロ
ーン16 PCRは、エチジウム染色によって T−1053肝臓RN
A から生成されたcDNA上において、クローン4PCR に比
べて著しく少ない生成物しか生成しなかった。これは、
動物を犠牲にした時点で T−1053血漿中において発見さ
れた状況とは対照的だった。 T−1053血漿RNA から生成
されたcDNA上におけるクローン4(GB −B(配列番号393
) に特異的)PCR とクローン6(GB −A(配列番号163)
に特異的)PCRに関するPCR 滴定実験は、相等しい量のG
B−A(配列番号163)RNA とGB−B(配列番号393)RNA とが
T−1053血漿中に存在することを示唆した (実施例4 、
E.2)。従って、GB−A(配列番号163)RNA とGB−B(配列番
号393) RNA とが T−1053血漿中に相等しい含量で存在
していたにもかかわらず、動物を犠牲にした時点の T−
1053肝臓中には、GB−A(配列番号163)RNA よりも多い量
のGB−B(配列番号393)RNAが存在すると考えられた。こ
れらの結果はさらに、 T−1053血漿中にGB−A(配列番号
163)とGB−B(配列番号393)とに対応する2つの互いに異
なったRNA 分子が存在することの更に別の証拠であり、
これらのRNA が必ずしも感染タマリン肝臓RNA 中に相等
しい含量で存在するわけではないということを示唆し
た。従って、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)
とが単一のウイルスゲノムの別々のセグメントを形成す
るとは考え難い。
査によれば、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)
とにそれぞれ対応する2つのRNA 種は、 T−1053の肝臓
中に相等しい含量で存在するわけではないことが判明し
た。上記のように、いずれもGB−B(配列番号393)から得
られたクローン4とクローン50(各々配列番号21、29)
が、(実施例8 で説明した通り) T−1053の感染肝臓中
に存在する8.3 kb RNA種とハイブリッド形成した。これ
とは対照的に、いずれもGB−A(配列番号163)から得られ
たクローン2 (配列番号22) とクローン10 (配列番号2
3) とクローン16(配列番号26) とクローン23 (配列番号
28) は、同一の実験において T−1053肝臓RNA とのハイ
ブリッド形成を全く示さなかった(データは示していな
い)。加えて、クローン4 PCR とクローン16 PCRとが同
等の感度を有することがプラズミド鋳型を使用して実証
された(データは示していない)にもかかわらず、クロ
ーン16 PCRは、エチジウム染色によって T−1053肝臓RN
A から生成されたcDNA上において、クローン4PCR に比
べて著しく少ない生成物しか生成しなかった。これは、
動物を犠牲にした時点で T−1053血漿中において発見さ
れた状況とは対照的だった。 T−1053血漿RNA から生成
されたcDNA上におけるクローン4(GB −B(配列番号393
) に特異的)PCR とクローン6(GB −A(配列番号163)
に特異的)PCRに関するPCR 滴定実験は、相等しい量のG
B−A(配列番号163)RNA とGB−B(配列番号393)RNA とが
T−1053血漿中に存在することを示唆した (実施例4 、
E.2)。従って、GB−A(配列番号163)RNA とGB−B(配列番
号393) RNA とが T−1053血漿中に相等しい含量で存在
していたにもかかわらず、動物を犠牲にした時点の T−
1053肝臓中には、GB−A(配列番号163)RNA よりも多い量
のGB−B(配列番号393)RNAが存在すると考えられた。こ
れらの結果はさらに、 T−1053血漿中にGB−A(配列番号
163)とGB−B(配列番号393)とに対応する2つの互いに異
なったRNA 分子が存在することの更に別の証拠であり、
これらのRNA が必ずしも感染タマリン肝臓RNA 中に相等
しい含量で存在するわけではないということを示唆し
た。従って、GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番号393)
とが単一のウイルスゲノムの別々のセグメントを形成す
るとは考え難い。
【0237】2. GB−A(配列番号163)とGB−B(配列番
号393)とが2つの互いに異なるウイルスのゲノムを表す
ということの証拠 感染力(infectivity) とPCR の検討により、GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)のウイルス性質に関する
証拠が得られる。具体的には、濾過(0.1μm)されて10-4
に希釈された又は濾過されずに10-5に希釈された T−10
53血漿を接種されたタマリン T−1049とタマリン T−10
51は、いずれもクローン4(GB −B[配列番号393])配列
とクローン16(GB −A[配列番号163])配列の両方に関し
て陽性だった。接種の前は、これらの動物は二匹ともク
ローン4とクローン16とに対して陰性だった(実施例
4、E.4 、E.5 )。従って、GB−A とGB−B とに対応す
る急性相 T−1053血漿中に含まれる2つのRNA 種を、濾
過し、希釈して、他の動物に当該のGB−A(配列番号163)
とGB−B(配列番号393)とのウイルスに予期される性質を
維持するよう継代接種することが可能だった。GB−A と
GB−B とが別個のウイルス粒子からのRNA 分子を表すこ
とは、H205接種タマリンのPCR 調査によって明らかにな
った。具体的には、H205接種後にRT−PCR によって4匹
のタマリンが全てクローン4(GB−B[配列番号393])に対
して陽性になった。これとは対照的に、4匹のH205接種
タマリンの内の1匹(T−1053) だけがクローン 16(GB−
B[配列番号163])に対して陽性になったにすぎなかった
(実施例4 、E.2 )。従って、GB−A(配列番号163)配列
は T−1048と T−1057と T−1061には本当に存在しない
と仮定し、且つ、クローン16 PCRの結果が陰性であるこ
とが感染力の低さに起因するわけではないと仮定する
と、GB−B(配列番号393)配列に対応するウイルス(即
ち、肝炎GBウイルスB[HGBV−B])が、GB−A(配列番号16
3)配列とは無関係に単独で継代接種されうると考えられ
た。 T−1057からのHGBV−B のみの試料を、更に2回継
代接種した(実施例4)。これらの動物では、GB−A(配
列番号163)配列はRT−PCR によって検出されなかった。
加えて、これらの動物において肝臓酵素のレベルが有意
に上昇するとされており(実施例4 )、このことは、HG
BV−B だけでもタマリンに肝炎を発症せしめることを示
した。GB−B(配列番号393)配列が検出限界未満のタマリ
ンにおいて、GB−A(配列番号163)配列が確認された。具
体的には、GB−B のみの動物(T−1048、 T−1057、 T−
1061)に T−1053血漿で誘導すると、クローン16に特異
的なRT−PCR によって検出されるような、GB−A(配列番
号163)のみのウイルス血症が発症した。 T−1057からの
GB−A のみの血漿を更に1回継代接種した(実施例
4)。従って、GB−A(配列番号163)配列に対応するウイ
ルス(肝炎GBウイルス A[HGBV −A])はHGBV−B とは無
関係に単独で複製するものと考えられた。HGBV−B の不
在下でHGBV−A の継代接種を更に続けている。現在まで
のところ、HGBV−A がタマリンの肝炎を引き起こすか否
かは判明していない。しかし、 T−1053誘導タマリンに
HGBV−A ウイルス血症を伴う肝臓酵素のレベル上昇がな
いことや、 T−1057からのHGBV−A のみの血清を継代接
種しても肝臓酵素のレベル上昇のないことは、タマリン
におけるHGBV−B の肝好性とは対照的である。
号393)とが2つの互いに異なるウイルスのゲノムを表す
ということの証拠 感染力(infectivity) とPCR の検討により、GB−A(配列
番号163)とGB−B(配列番号393)のウイルス性質に関する
証拠が得られる。具体的には、濾過(0.1μm)されて10-4
に希釈された又は濾過されずに10-5に希釈された T−10
53血漿を接種されたタマリン T−1049とタマリン T−10
51は、いずれもクローン4(GB −B[配列番号393])配列
とクローン16(GB −A[配列番号163])配列の両方に関し
て陽性だった。接種の前は、これらの動物は二匹ともク
ローン4とクローン16とに対して陰性だった(実施例
4、E.4 、E.5 )。従って、GB−A とGB−B とに対応す
る急性相 T−1053血漿中に含まれる2つのRNA 種を、濾
過し、希釈して、他の動物に当該のGB−A(配列番号163)
とGB−B(配列番号393)とのウイルスに予期される性質を
維持するよう継代接種することが可能だった。GB−A と
GB−B とが別個のウイルス粒子からのRNA 分子を表すこ
とは、H205接種タマリンのPCR 調査によって明らかにな
った。具体的には、H205接種後にRT−PCR によって4匹
のタマリンが全てクローン4(GB−B[配列番号393])に対
して陽性になった。これとは対照的に、4匹のH205接種
タマリンの内の1匹(T−1053) だけがクローン 16(GB−
B[配列番号163])に対して陽性になったにすぎなかった
(実施例4 、E.2 )。従って、GB−A(配列番号163)配列
は T−1048と T−1057と T−1061には本当に存在しない
と仮定し、且つ、クローン16 PCRの結果が陰性であるこ
とが感染力の低さに起因するわけではないと仮定する
と、GB−B(配列番号393)配列に対応するウイルス(即
ち、肝炎GBウイルスB[HGBV−B])が、GB−A(配列番号16
3)配列とは無関係に単独で継代接種されうると考えられ
た。 T−1057からのHGBV−B のみの試料を、更に2回継
代接種した(実施例4)。これらの動物では、GB−A(配
列番号163)配列はRT−PCR によって検出されなかった。
加えて、これらの動物において肝臓酵素のレベルが有意
に上昇するとされており(実施例4 )、このことは、HG
BV−B だけでもタマリンに肝炎を発症せしめることを示
した。GB−B(配列番号393)配列が検出限界未満のタマリ
ンにおいて、GB−A(配列番号163)配列が確認された。具
体的には、GB−B のみの動物(T−1048、 T−1057、 T−
1061)に T−1053血漿で誘導すると、クローン16に特異
的なRT−PCR によって検出されるような、GB−A(配列番
号163)のみのウイルス血症が発症した。 T−1057からの
GB−A のみの血漿を更に1回継代接種した(実施例
4)。従って、GB−A(配列番号163)配列に対応するウイ
ルス(肝炎GBウイルス A[HGBV −A])はHGBV−B とは無
関係に単独で複製するものと考えられた。HGBV−B の不
在下でHGBV−A の継代接種を更に続けている。現在まで
のところ、HGBV−A がタマリンの肝炎を引き起こすか否
かは判明していない。しかし、 T−1053誘導タマリンに
HGBV−A ウイルス血症を伴う肝臓酵素のレベル上昇がな
いことや、 T−1057からのHGBV−A のみの血清を継代接
種しても肝臓酵素のレベル上昇のないことは、タマリン
におけるHGBV−B の肝好性とは対照的である。
【0238】急性相 T−1053血漿中の2種類のウイルス
の存在は、H205接種物に基づくと考えられる。具体的に
は、実施例7のデータは、クローン16(配列番号26、GB
−A[配列番号163]からのもの)が7匹の検査対象タマリ
ンからの接種前の血漿中にはいずれにも存在しなかった
ことを示した。加えて、クローン2 、10、18、23(各々
配列番号22、23、27、28、全てGB−A[配列番号163]から
のもの)も、検査したHGBV接種タマリン血漿の何れにお
いても検出されなかった(実施例7)。接種前のタマリ
ンの血漿をクローン4 とクローン50(各々配列番号21、
29、全てGB−B[配列番号393]からのもの)に関して検査
した時にも、同様の陰性の結果が得られた。従って、HG
BV−A とHGBV−B はいずれも接種前のタマリンの血漿中
に存在しなかった。これに対し、上記クローンの全て
(即ち、GB−A[配列番号163]からのクローン2 、10、1
6、18、23と、GB−B[配列番号393]からのクローン4 、5
0)が、H205接種物中に検出された(表7)。興味深い
ことに、T −1053肝臓から作られたcDNA(上記)に見ら
れるように、H205からランダムに合成開始された同一の
cDNAを使用した場合に、GB−A(配列番号163)中の幾つか
の別々のPCR 標的は全て、GB−B(配列番号393)中の同様
のPCR 標的の場合よりも生成物が少なかった(データは
示していない)。従って、当初のGB接種物であるH205中
には、HGBV−A 及びHGBV−B が存在すると結論付けられ
た。しかし、H205中にはHGBV−A よりも多くのHGBV−B
が含まれると考えられる。H205接種物中のHGBV−A が相
対的に少ないことが、H205接種後に4匹のタマリンの中
の1匹だけがHGBV−A に対して陽性であったこと (実施
例4、E.2)の理由と考えられる。
の存在は、H205接種物に基づくと考えられる。具体的に
は、実施例7のデータは、クローン16(配列番号26、GB
−A[配列番号163]からのもの)が7匹の検査対象タマリ
ンからの接種前の血漿中にはいずれにも存在しなかった
ことを示した。加えて、クローン2 、10、18、23(各々
配列番号22、23、27、28、全てGB−A[配列番号163]から
のもの)も、検査したHGBV接種タマリン血漿の何れにお
いても検出されなかった(実施例7)。接種前のタマリ
ンの血漿をクローン4 とクローン50(各々配列番号21、
29、全てGB−B[配列番号393]からのもの)に関して検査
した時にも、同様の陰性の結果が得られた。従って、HG
BV−A とHGBV−B はいずれも接種前のタマリンの血漿中
に存在しなかった。これに対し、上記クローンの全て
(即ち、GB−A[配列番号163]からのクローン2 、10、1
6、18、23と、GB−B[配列番号393]からのクローン4 、5
0)が、H205接種物中に検出された(表7)。興味深い
ことに、T −1053肝臓から作られたcDNA(上記)に見ら
れるように、H205からランダムに合成開始された同一の
cDNAを使用した場合に、GB−A(配列番号163)中の幾つか
の別々のPCR 標的は全て、GB−B(配列番号393)中の同様
のPCR 標的の場合よりも生成物が少なかった(データは
示していない)。従って、当初のGB接種物であるH205中
には、HGBV−A 及びHGBV−B が存在すると結論付けられ
た。しかし、H205中にはHGBV−A よりも多くのHGBV−B
が含まれると考えられる。H205接種物中のHGBV−A が相
対的に少ないことが、H205接種後に4匹のタマリンの中
の1匹だけがHGBV−A に対して陽性であったこと (実施
例4、E.2)の理由と考えられる。
【0239】3.HGBV−A とHGBV−B とがフラビウイル
ス科(Flaviviridae)に属することの証拠 実施例5で説明したGB−A(配列番号165 −268 、270 −
384 ,386 −392)の3つの枠翻訳生成物とGB−B(配列番
号397)とをSWISS −PROTデータベースで検索すると、HC
V の様々な菌株との、限定されてはいるが顕著なアミノ
酸配列の相同性を示した。GB−A(配列番号164)とGB−B
(配列番号393)とからの翻訳生成物は、様々なHCV 単離
物(即ち、NS2 、NS3 、NS4 、NS5 )の非構造タンパク
領域に対して最も近いホモロジーを示した。例えば、図
24に示されるように、フラビウイルスの推定上のNTP 結
合ヘリカーゼドメインにおける保存残基(*で表す)
(図24A )と、全てのウイルス性RNA 依存性RNA ポリメ
ラーゼのRNA 依存性RNA ポリメラーゼドメインにおける
保存残基(*で表す)(図24B )は、同様に HCV−1 N
S3及びNS5b(SWISS −PROT accession number p26664)
と、GB−A(配列番号390)及びGB−B(配列番号397)の予期
される翻訳生成物のいずれにも保持されていた。(Choo
ら, PNAS 88:2451−2455 [1991] とDomierら, Virology
158:20 −27 [1987] を参照されたい。)従って、GB−
A ウイルスとGB−B ウイルスとはいずれも機能NTP 結合
ヘリカーゼ(functional NTP −binding helicase) とRN
A 依存性RNA ポリメラーゼとをコードすると考えられ
た。しかし、GB−A(配列番号390)とGB−B(配列番号397)
は、その間に完全なアミノ酸同一性があるわけではな
く、及び/又は、HCV NS3 及びNS5bの他の領域内におい
てHCV とも完全なアミノ酸同一性がない。具体的には、
図24A に示されるNS3 の残基200 個に亙って、GB−A(配
列番号390 、残基1252−1449) ウイルスとHCV −1 (配
列番号398)は47%同一であり、GB−B(配列番号397 、残
基1212−1408) ウイルスとHCV −1 (配列番号398)は55
%同一であり、GB−A(配列番号390 、残基1252−1449)
ウイルスとGB−B(配列番号397 、残基1212−1408) ウイ
ルスは43.5%同一だった。加えて、図24B に示されるNS
3 の残基 100個に亙って、GB−A(配列番号390 、残基26
44−2739) ウイルスと HCV−1 (配列番号398)は36%同
一であり、GB−B(配列番号397 、残基2513−2612) ウイ
ルスとHCV −1 (配列番号398)は41%同一であり、GB−
A(配列番号390 、残基2644−2739) ウイルスとGB−B(配
列番号397 、残基2599−2698)ウイルスは44%同一だっ
た。HCV と比較した場合に、GB−A(配列番号390)とGB−
B(配列番号397)との他の推定上の非構造遺伝子にも、ホ
モロジーは比較的低かった。Genbank に登録された種々
のHCV 配列と比較しても、GB−A ウイルスとGB−B ウイ
ルスとの推定上の非構造タンパク質のホモロジーの全体
的レベルは、GB−A(配列番号164)とGB−B (配列番号39
3)の両方はフラビウイルス科の2つの互いに異なったメ
ンバーから得られることを示唆している。フラビウイル
ス類は、1つのNTP 結合ヘリカーゼドメインと1つのRN
A 依存性RNA ポリメラーゼドメインとに対応する単一の
ゲノムRNA 分子を含む。推定上のRNA ヘリカーゼドメイ
ンと推定上のRNA 依存性RNA ポリメラーゼドメインとを
各々に含む2つのコンティグの存在は、急性相 T−1053
血漿中の2つのHCV 様フラビウイルスの存在と一致する
ものである。
ス科(Flaviviridae)に属することの証拠 実施例5で説明したGB−A(配列番号165 −268 、270 −
384 ,386 −392)の3つの枠翻訳生成物とGB−B(配列番
号397)とをSWISS −PROTデータベースで検索すると、HC
V の様々な菌株との、限定されてはいるが顕著なアミノ
酸配列の相同性を示した。GB−A(配列番号164)とGB−B
(配列番号393)とからの翻訳生成物は、様々なHCV 単離
物(即ち、NS2 、NS3 、NS4 、NS5 )の非構造タンパク
領域に対して最も近いホモロジーを示した。例えば、図
24に示されるように、フラビウイルスの推定上のNTP 結
合ヘリカーゼドメインにおける保存残基(*で表す)
(図24A )と、全てのウイルス性RNA 依存性RNA ポリメ
ラーゼのRNA 依存性RNA ポリメラーゼドメインにおける
保存残基(*で表す)(図24B )は、同様に HCV−1 N
S3及びNS5b(SWISS −PROT accession number p26664)
と、GB−A(配列番号390)及びGB−B(配列番号397)の予期
される翻訳生成物のいずれにも保持されていた。(Choo
ら, PNAS 88:2451−2455 [1991] とDomierら, Virology
158:20 −27 [1987] を参照されたい。)従って、GB−
A ウイルスとGB−B ウイルスとはいずれも機能NTP 結合
ヘリカーゼ(functional NTP −binding helicase) とRN
A 依存性RNA ポリメラーゼとをコードすると考えられ
た。しかし、GB−A(配列番号390)とGB−B(配列番号397)
は、その間に完全なアミノ酸同一性があるわけではな
く、及び/又は、HCV NS3 及びNS5bの他の領域内におい
てHCV とも完全なアミノ酸同一性がない。具体的には、
図24A に示されるNS3 の残基200 個に亙って、GB−A(配
列番号390 、残基1252−1449) ウイルスとHCV −1 (配
列番号398)は47%同一であり、GB−B(配列番号397 、残
基1212−1408) ウイルスとHCV −1 (配列番号398)は55
%同一であり、GB−A(配列番号390 、残基1252−1449)
ウイルスとGB−B(配列番号397 、残基1212−1408) ウイ
ルスは43.5%同一だった。加えて、図24B に示されるNS
3 の残基 100個に亙って、GB−A(配列番号390 、残基26
44−2739) ウイルスと HCV−1 (配列番号398)は36%同
一であり、GB−B(配列番号397 、残基2513−2612) ウイ
ルスとHCV −1 (配列番号398)は41%同一であり、GB−
A(配列番号390 、残基2644−2739) ウイルスとGB−B(配
列番号397 、残基2599−2698)ウイルスは44%同一だっ
た。HCV と比較した場合に、GB−A(配列番号390)とGB−
B(配列番号397)との他の推定上の非構造遺伝子にも、ホ
モロジーは比較的低かった。Genbank に登録された種々
のHCV 配列と比較しても、GB−A ウイルスとGB−B ウイ
ルスとの推定上の非構造タンパク質のホモロジーの全体
的レベルは、GB−A(配列番号164)とGB−B (配列番号39
3)の両方はフラビウイルス科の2つの互いに異なったメ
ンバーから得られることを示唆している。フラビウイル
ス類は、1つのNTP 結合ヘリカーゼドメインと1つのRN
A 依存性RNA ポリメラーゼドメインとに対応する単一の
ゲノムRNA 分子を含む。推定上のRNA ヘリカーゼドメイ
ンと推定上のRNA 依存性RNA ポリメラーゼドメインとを
各々に含む2つのコンティグの存在は、急性相 T−1053
血漿中の2つのHCV 様フラビウイルスの存在と一致する
ものである。
【0240】実施例10.PCR HGBVとC 型肝炎ウイルスとの配列相関性を検出するため
に、PCR に基づく実験を次のように行った。様々な位置
的起源からのHCV 単離体(Cha, T.−A.ら, J. Clin. Mic
robiol. 29:2528 −2534[1991]) において高度に保存さ
れている、HCVゲノムの5'−非翻訳領域(UTR) 配列に基
づくPCR プライマー(J.H. Han, PNAS 88:1711 −1715
[1991])を、H205感染タマリン T−1053肝臓RNA におけ
る類似の配列を検出するために使用した。実施例8Aで説
明した通りに、全細胞RNA を感染タマリン T−1053の肝
臓と非感染タマリン(T−1040) の肝臓とから抽出した。
Perkin−Elmer から入手可能なキットを使用し、その推
奨使用法に概ね従って、各RNA の試料30μg を逆転写し
PCR 増幅した。HCV 5'−UTR の塩基 249−268 を含むア
ンチセンスプライマー(プライマー1)を上記逆転写酵
素反応に使用した。プライマー1と、HCV 5'−UTR の塩
基13−46を含むプライマー(プライマー2)とを、介在
配列のPCR 増幅のために使用した。サーモサイクリング
(thermocycling) の条件はCha ら(前出)による。H205
感染タマリン T−1053のHCV 5'−UTR 配列の検出感度を
増大させるために、上記PCR 反応に対して、「入れ子」
PCR プライマーを使用した第2の増幅反応を生じさせ
た。そのためのプライマーは、HCV5'−UTR 内における
上記プライマー1の配列と上記プライマー2の配列との
間にある配列から得た。プライマー3はHCV 5'−UTR の
塩基47−69からの配列を含み、アンチセンスプライマー
であるプライマー4はHCV 5'−UTR の塩基 188−210を
含んでいた。この「入れ子」PCR 反応では、第1のPCR
反応からのPCR 生成物(反応体積合計100 μl から2μl
)をDNA 鋳型源として使用した。アニーリング温度が6
0℃でなく55℃であったことを除いてサーモサイクリン
グ条件は上記と概ね同一だった。第2のPCR 反応で得ら
れたPCR 生成物を、アガロースゲル電気泳動と臭化エチ
ジウム染色とを使用して所期のDNA 生成物に関して分析
した。HCV 5'−UTR 配列に基づくこの所期のDNA フラグ
メントのサイズ(Han ら、前出)は、第1のPCR 反応の
生成物に関しては 253bpであり、入れ子PCR 反応の生成
物に関しては 163bpであった。所期サイズのPCR 生成物
が、実施例8Aで説明したHCV 感染チンパンジーの肝臓か
ら抽出した全細胞RNA 30μg を使用して行った対照実験
において得られ(データは示していない)、これは、こ
の実験手順でHCV の5'−UTR を検出できることを示す。
しかし、 T−1053肝臓 RNA 又は T−1040肝臓RNA の一
方を使用した場合には、どちらの所期生成物も、生じた
臭化エチジウム染色アガロースゲル上に発見できなかっ
た(データは示していない)。このように所期の結果が
得られなかったのは、(i) 上記試薬の5'−UTR の配列が
HCV のそれと大きく異なっていたために、使用したオリ
ゴヌクレオチドプライマーが効率的にアニールされず、
従って、PCR 増幅が不可能になったということ、又は、
(ii)上記試薬に5'−UTR が欠如していたということを示
唆する。どちらの場合にも、上記試薬のヌクレオチド配
列がHCV のそれと大きく異なっていることが、この結果
から推定される。
に、PCR に基づく実験を次のように行った。様々な位置
的起源からのHCV 単離体(Cha, T.−A.ら, J. Clin. Mic
robiol. 29:2528 −2534[1991]) において高度に保存さ
れている、HCVゲノムの5'−非翻訳領域(UTR) 配列に基
づくPCR プライマー(J.H. Han, PNAS 88:1711 −1715
[1991])を、H205感染タマリン T−1053肝臓RNA におけ
る類似の配列を検出するために使用した。実施例8Aで説
明した通りに、全細胞RNA を感染タマリン T−1053の肝
臓と非感染タマリン(T−1040) の肝臓とから抽出した。
Perkin−Elmer から入手可能なキットを使用し、その推
奨使用法に概ね従って、各RNA の試料30μg を逆転写し
PCR 増幅した。HCV 5'−UTR の塩基 249−268 を含むア
ンチセンスプライマー(プライマー1)を上記逆転写酵
素反応に使用した。プライマー1と、HCV 5'−UTR の塩
基13−46を含むプライマー(プライマー2)とを、介在
配列のPCR 増幅のために使用した。サーモサイクリング
(thermocycling) の条件はCha ら(前出)による。H205
感染タマリン T−1053のHCV 5'−UTR 配列の検出感度を
増大させるために、上記PCR 反応に対して、「入れ子」
PCR プライマーを使用した第2の増幅反応を生じさせ
た。そのためのプライマーは、HCV5'−UTR 内における
上記プライマー1の配列と上記プライマー2の配列との
間にある配列から得た。プライマー3はHCV 5'−UTR の
塩基47−69からの配列を含み、アンチセンスプライマー
であるプライマー4はHCV 5'−UTR の塩基 188−210を
含んでいた。この「入れ子」PCR 反応では、第1のPCR
反応からのPCR 生成物(反応体積合計100 μl から2μl
)をDNA 鋳型源として使用した。アニーリング温度が6
0℃でなく55℃であったことを除いてサーモサイクリン
グ条件は上記と概ね同一だった。第2のPCR 反応で得ら
れたPCR 生成物を、アガロースゲル電気泳動と臭化エチ
ジウム染色とを使用して所期のDNA 生成物に関して分析
した。HCV 5'−UTR 配列に基づくこの所期のDNA フラグ
メントのサイズ(Han ら、前出)は、第1のPCR 反応の
生成物に関しては 253bpであり、入れ子PCR 反応の生成
物に関しては 163bpであった。所期サイズのPCR 生成物
が、実施例8Aで説明したHCV 感染チンパンジーの肝臓か
ら抽出した全細胞RNA 30μg を使用して行った対照実験
において得られ(データは示していない)、これは、こ
の実験手順でHCV の5'−UTR を検出できることを示す。
しかし、 T−1053肝臓 RNA 又は T−1040肝臓RNA の一
方を使用した場合には、どちらの所期生成物も、生じた
臭化エチジウム染色アガロースゲル上に発見できなかっ
た(データは示していない)。このように所期の結果が
得られなかったのは、(i) 上記試薬の5'−UTR の配列が
HCV のそれと大きく異なっていたために、使用したオリ
ゴヌクレオチドプライマーが効率的にアニールされず、
従って、PCR 増幅が不可能になったということ、又は、
(ii)上記試薬に5'−UTR が欠如していたということを示
唆する。どちらの場合にも、上記試薬のヌクレオチド配
列がHCV のそれと大きく異なっていることが、この結果
から推定される。
【0241】HCV の実験的感染の急性相中に得られたチ
ンパンジー血漿プールから核酸を実施例7で説明した通
り単離した(G.Schlauderら,J. Clin. Microbiology 2
9:2175−2179[1991]) 。クローン16プライマー (配列番
号93、94) を使用してRT−PCRを実施例7の通り行っ
た。これらのプライマーに関する所期サイズのバンド
は、臭化エチジウム染色によっても検出されず、クロー
ン16に特異的なプローブに対するハイブリッド形成後に
も検出されなかった(データは示していない)。こうし
た結果は、HCV に対するクローン16配列 (配列番号26)
の無関係性を立証する。
ンパンジー血漿プールから核酸を実施例7で説明した通
り単離した(G.Schlauderら,J. Clin. Microbiology 2
9:2175−2179[1991]) 。クローン16プライマー (配列番
号93、94) を使用してRT−PCRを実施例7の通り行っ
た。これらのプライマーに関する所期サイズのバンド
は、臭化エチジウム染色によっても検出されず、クロー
ン16に特異的なプローブに対するハイブリッド形成後に
も検出されなかった(データは示していない)。こうし
た結果は、HCV に対するクローン16配列 (配列番号26)
の無関係性を立証する。
【0242】実施例11.他の肝炎ウイルスに対するHGBV
感染血清の反応性 H205接種物(T−1048、 T−1057、 T−1061) 又は T−10
53接種物(T−1051) を使用したHGBV接種の前と後に血清
標本を得、既知の肝炎ウイルスに接触した後に検出され
ることが多い抗体に関する検査を行った。A 型肝炎ウイ
ルスに対する抗体(本出願人から入手可能なHAVAB 検定
を使用)と、B 型肝炎コアの核タンパク質(本出願人か
ら入手可能な Corzyme(登録商標)検査を使用)と、E
型肝炎ウイルス(HEV) (本出願人から入手可能なHEV EI
A を使用)と、C 型肝炎ウイルス(HCV) (本出願人から
入手可能なHCV 第2世代検査を使用)とに関して、上記
標本を検査した。これらの検査は、各検査キットのパッ
ケージに同封された説明書に従って行った。★HGBV接種
の前と後のどちらにおいても、検査したタマリンは何れ
も、HCV 又はHEV に対する抗体に関して陽性ではなかっ
た(表12を参照)。従って、HGBV感染は、HCV 又はHEV
に対する検出可能な抗血清をもたらさなかった。
感染血清の反応性 H205接種物(T−1048、 T−1057、 T−1061) 又は T−10
53接種物(T−1051) を使用したHGBV接種の前と後に血清
標本を得、既知の肝炎ウイルスに接触した後に検出され
ることが多い抗体に関する検査を行った。A 型肝炎ウイ
ルスに対する抗体(本出願人から入手可能なHAVAB 検定
を使用)と、B 型肝炎コアの核タンパク質(本出願人か
ら入手可能な Corzyme(登録商標)検査を使用)と、E
型肝炎ウイルス(HEV) (本出願人から入手可能なHEV EI
A を使用)と、C 型肝炎ウイルス(HCV) (本出願人から
入手可能なHCV 第2世代検査を使用)とに関して、上記
標本を検査した。これらの検査は、各検査キットのパッ
ケージに同封された説明書に従って行った。★HGBV接種
の前と後のどちらにおいても、検査したタマリンは何れ
も、HCV 又はHEV に対する抗体に関して陽性ではなかっ
た(表12を参照)。従って、HGBV感染は、HCV 又はHEV
に対する検出可能な抗血清をもたらさなかった。
【0243】
【表12】 上記タマリンの中の1匹(T−1061) は、HGBV接種の前と
後のどちらにおいてもHAV 抗体に対して陽性であり、こ
のことは、HAV に事前に罹患していたことを示唆した
(表9 、 T−1061)。しかし、他の3匹のタマリン(T−
1048、 T−1057、T−1051) は、HGBV接種後において、H
AV に特異的な抗体を全く示さなかった。従って、HGBV
感染は抗HAV 反応を生じさせない。上記タマリンの中の
1匹(T−1048) は、HGBV接種の前と後のどちらにおいて
もHBV 抗体に対して陰性だった。上記タマリンの中の2
匹(T−1061、 T−1057) は、HGBV接種の前に陽性だっ
た。上記タマリンの中の1匹(T−1051) は、HGBV接種の
前にはHBV 抗体に対して境界近くの陽性であったが、接
種後には陰性だった。こうしたデータに基づく限り、HG
BV試薬による感染がHBV 核に対する免疫反応を誘導する
という証明は得られない。総論的に言えば、これらのデ
ータは、HGBV試薬が独特(unique)なウイルス剤であり、
ヒト肝炎に関連した一般のウイルス性試薬の何れにも関
係しないことを実証した。
後のどちらにおいてもHAV 抗体に対して陽性であり、こ
のことは、HAV に事前に罹患していたことを示唆した
(表9 、 T−1061)。しかし、他の3匹のタマリン(T−
1048、 T−1057、T−1051) は、HGBV接種後において、H
AV に特異的な抗体を全く示さなかった。従って、HGBV
感染は抗HAV 反応を生じさせない。上記タマリンの中の
1匹(T−1048) は、HGBV接種の前と後のどちらにおいて
もHBV 抗体に対して陰性だった。上記タマリンの中の2
匹(T−1061、 T−1057) は、HGBV接種の前に陽性だっ
た。上記タマリンの中の1匹(T−1051) は、HGBV接種の
前にはHBV 抗体に対して境界近くの陽性であったが、接
種後には陰性だった。こうしたデータに基づく限り、HG
BV試薬による感染がHBV 核に対する免疫反応を誘導する
という証明は得られない。総論的に言えば、これらのデ
ータは、HGBV試薬が独特(unique)なウイルス剤であり、
ヒト肝炎に関連した一般のウイルス性試薬の何れにも関
係しないことを実証した。
【0244】実施例12.HGBV感染肝臓のウェスタンブロ
ット分析 上記の実施例1 と実施例2とに示したように、HGBVを接
種したタマリンには肝臓酵素値の上昇が認められた。HG
BVが実際に肝臓向性ウイルスである場合には、ウイルス
タンパク質が感染肝臓細胞内で生成され、こうしたタン
パク質に対する免疫反応が生じることが推測される。こ
の実施例では、HGBV感染タマリンから得られた肝臓に特
有(unique)のタンパク質が現れ、このタンパク質がHGBV
感染後の回復期段階に得られたタマリン血清を使用する
ウェスタンブロットによって特異的に認識されるとすべ
き根拠を示す。
ット分析 上記の実施例1 と実施例2とに示したように、HGBVを接
種したタマリンには肝臓酵素値の上昇が認められた。HG
BVが実際に肝臓向性ウイルスである場合には、ウイルス
タンパク質が感染肝臓細胞内で生成され、こうしたタン
パク質に対する免疫反応が生じることが推測される。こ
の実施例では、HGBV感染タマリンから得られた肝臓に特
有(unique)のタンパク質が現れ、このタンパク質がHGBV
感染後の回復期段階に得られたタマリン血清を使用する
ウェスタンブロットによって特異的に認識されるとすべ
き根拠を示す。
【0245】HGBV感染タマリン肝臓と様々な対照用のタ
マリン肝臓とチンパンジー肝臓とを賽の目に切り、Omni
−mixer ホモジナイザーを使用してPBS 中にホモジナイ
ズした(5mlに対して肝臓約1g) 。得られた懸濁液を、遠
心分離(10,000×g 、1時間、4 ℃)と、 5μm フィル
タと 0.8μm フィルタと0.45μm フィルタとを通す限界
濾過とによって清澄化した。この清澄化したホモジネー
トを、100S以上の全成分のペレット化を生じさせる条件
下で遠心分離した。ペレット(100S肝臓フラクション)
を少量の緩衝液中に溶解し、−70℃で貯蔵した。
マリン肝臓とチンパンジー肝臓とを賽の目に切り、Omni
−mixer ホモジナイザーを使用してPBS 中にホモジナイ
ズした(5mlに対して肝臓約1g) 。得られた懸濁液を、遠
心分離(10,000×g 、1時間、4 ℃)と、 5μm フィル
タと 0.8μm フィルタと0.45μm フィルタとを通す限界
濾過とによって清澄化した。この清澄化したホモジネー
トを、100S以上の全成分のペレット化を生じさせる条件
下で遠心分離した。ペレット(100S肝臓フラクション)
を少量の緩衝液中に溶解し、−70℃で貯蔵した。
【0246】標準的な方法と試薬(Laemmli 不連続ゲ
ル)を使用してSDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動(P
AGE)を行った。100S肝臓フラクションを、SDS と 2−メ
ルカプトエタノールとを含む試料緩衝液中に1:20に希釈
し、 5分間95℃に加熱した。30〜45分間200 ボルトで12
% アクリルアミド又は 4→15% アクリルアミド線形勾配
ゲル(7cm×8cm)のいずれかによって上記タンパク質を電
気泳動した。標準の方法と試薬を使用して、タンパク質
をニトロセルロース膜に電気転写(electro−transfer)
した。
ル)を使用してSDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動(P
AGE)を行った。100S肝臓フラクションを、SDS と 2−メ
ルカプトエタノールとを含む試料緩衝液中に1:20に希釈
し、 5分間95℃に加熱した。30〜45分間200 ボルトで12
% アクリルアミド又は 4→15% アクリルアミド線形勾配
ゲル(7cm×8cm)のいずれかによって上記タンパク質を電
気泳動した。標準の方法と試薬を使用して、タンパク質
をニトロセルロース膜に電気転写(electro−transfer)
した。
【0247】標準的な方法を使用してウェスタンブロッ
トを生じさせた。概略的に言えば、ニトロセルロース膜
をTBS/Tween 中で簡単にすすぎ、 4℃のTBS/CS(100mM
Tris、150mM NaCl、10mM EDTA 、0.18% Tween −20、4.
0%仔ウシ血清、pH 8.0)中で一晩封鎖した。上記ニトロ
セルロース膜をMulti −screen装置の中に入れ、 600μ
g の血清を上記装置の溝の中に入れ、その後2 時間室温
に維持し、一晩4 ℃で温置した。 Multi−screen装置か
ら上記ニトロセルロース膜を取り除き、TBS/Twee (50mM
Tris 、150mM NaCl、0.05% Tween −20、pH8.0 )中で
5分間ずつ3回上記ニトロセルロース膜を洗浄した。そ
のニトロセルロース膜をヤギ抗ヒト:HRPO抱合体(0.2μ
g/ml TBS/CS)15ml中で室温で1時間温置した。上記の通
りに洗浄した後に、ニトロセルロース膜をTMB 酵素基質
溶液中に温置し、水ですすぎ、乾燥した。犠牲時(GB接
種12日後)に T−1053肝臓から単離して上記の通りに吸
収転写したタンパク質は、GB接種後5週目、6週目、7
週目、9週目、又は11週目から、 T−1057血清との反応
時に約50〜80kDa の見掛け分子量を有する独特な抗原性
タンパク質を示した。GB接種前又は接種3週後の T−10
57血清と反応させた時には、上記バンドは存在しなかっ
た。上記 T−1057血清の何れかと反応させた時に、上記
バンドは、非接種タマリン(T−1040) から得られた肝臓
タンパク質を含むレーン中には現れなかった。加えて、
他のGB接種後の血清(GB接種後11週目の T−1048と、GB
接種後 8週目の T−1051)に T−1053肝臓タンパク質を
反応させた時には、同一サイズ (50〜80kDa)のタンパク
質が現れたが、同じ上記動物から得た接種前血清と T−
1053肝臓タンパク質を反応させた時には、この同一サイ
ズのタンパク質は現れなかった。
トを生じさせた。概略的に言えば、ニトロセルロース膜
をTBS/Tween 中で簡単にすすぎ、 4℃のTBS/CS(100mM
Tris、150mM NaCl、10mM EDTA 、0.18% Tween −20、4.
0%仔ウシ血清、pH 8.0)中で一晩封鎖した。上記ニトロ
セルロース膜をMulti −screen装置の中に入れ、 600μ
g の血清を上記装置の溝の中に入れ、その後2 時間室温
に維持し、一晩4 ℃で温置した。 Multi−screen装置か
ら上記ニトロセルロース膜を取り除き、TBS/Twee (50mM
Tris 、150mM NaCl、0.05% Tween −20、pH8.0 )中で
5分間ずつ3回上記ニトロセルロース膜を洗浄した。そ
のニトロセルロース膜をヤギ抗ヒト:HRPO抱合体(0.2μ
g/ml TBS/CS)15ml中で室温で1時間温置した。上記の通
りに洗浄した後に、ニトロセルロース膜をTMB 酵素基質
溶液中に温置し、水ですすぎ、乾燥した。犠牲時(GB接
種12日後)に T−1053肝臓から単離して上記の通りに吸
収転写したタンパク質は、GB接種後5週目、6週目、7
週目、9週目、又は11週目から、 T−1057血清との反応
時に約50〜80kDa の見掛け分子量を有する独特な抗原性
タンパク質を示した。GB接種前又は接種3週後の T−10
57血清と反応させた時には、上記バンドは存在しなかっ
た。上記 T−1057血清の何れかと反応させた時に、上記
バンドは、非接種タマリン(T−1040) から得られた肝臓
タンパク質を含むレーン中には現れなかった。加えて、
他のGB接種後の血清(GB接種後11週目の T−1048と、GB
接種後 8週目の T−1051)に T−1053肝臓タンパク質を
反応させた時には、同一サイズ (50〜80kDa)のタンパク
質が現れたが、同じ上記動物から得た接種前血清と T−
1053肝臓タンパク質を反応させた時には、この同一サイ
ズのタンパク質は現れなかった。
【0248】他のGB接種タマリンからの肝臓組織中で、
又は、HCV もしくはHBV のいずれかに感染させたチンパ
ンジーの肝臓組織の中で、上記免疫反応性バンドが検出
されるかを調べるために、更に別のウェスタンブロット
実験を行った。各々の場合、肝臓タンパク質を含むニト
ロセルロースストリップを T−1048(GB接種後5 、8、1
6週目)と T−1051(GB接種後 8、12週目)とから得た
血清プールと反応させた。上記プール中では、5つの血
清を同等の割合で混合した。50〜80kDa の反応性タンパ
ク質バンドを、GB接種タマリン(GB接種後14日目に得た
T−1038、 T−1049、 T−1055と、GB接種後12日目に得
た T−1053)から得た全てのタマリン肝臓標本において
検出した。この免疫反応性バンドは、 T−1040(非接
種)から得た肝臓標本と、チンパンジー肝臓標本 (CHAS
−457(HCV 接種前) 、CHAS−457(HCV +) 、 CRAIG−45
4(HCV +) 、MUNA−376(HBV +))とにおいては検出でき
なかった。
又は、HCV もしくはHBV のいずれかに感染させたチンパ
ンジーの肝臓組織の中で、上記免疫反応性バンドが検出
されるかを調べるために、更に別のウェスタンブロット
実験を行った。各々の場合、肝臓タンパク質を含むニト
ロセルロースストリップを T−1048(GB接種後5 、8、1
6週目)と T−1051(GB接種後 8、12週目)とから得た
血清プールと反応させた。上記プール中では、5つの血
清を同等の割合で混合した。50〜80kDa の反応性タンパ
ク質バンドを、GB接種タマリン(GB接種後14日目に得た
T−1038、 T−1049、 T−1055と、GB接種後12日目に得
た T−1053)から得た全てのタマリン肝臓標本において
検出した。この免疫反応性バンドは、 T−1040(非接
種)から得た肝臓標本と、チンパンジー肝臓標本 (CHAS
−457(HCV 接種前) 、CHAS−457(HCV +) 、 CRAIG−45
4(HCV +) 、MUNA−376(HBV +))とにおいては検出でき
なかった。
【0249】以上総合して、これらのデータは、HGBV感
染タマリン肝臓に特異的に結合する、約50〜80kDa の見
掛け分子量を有する免疫原性及び抗原性タンパク質の存
在を実証するものだった。このHGBV関連タンパク質の性
質(即ち、ウイルスをコードするか又は宿主起源か)は
現在調査中である。HGBV関連タンパク質の起源に関係な
く、これらの結果は、HGBV感染がHGBV感染タマリン肝臓
中に存在する抗原に対する抗体反応を誘導する事実と整
合している。
染タマリン肝臓に特異的に結合する、約50〜80kDa の見
掛け分子量を有する免疫原性及び抗原性タンパク質の存
在を実証するものだった。このHGBV関連タンパク質の性
質(即ち、ウイルスをコードするか又は宿主起源か)は
現在調査中である。HGBV関連タンパク質の起源に関係な
く、これらの結果は、HGBV感染がHGBV感染タマリン肝臓
中に存在する抗原に対する抗体反応を誘導する事実と整
合している。
【0250】実施例13.CKS に基づく免疫原性HGBV−A
及びHGBV−B ポリペプチドの発現と検出 A. HGBV−A 及びHGBV−B 配列のクローン化 クローン化ベクターpJO200、pJO201、pJO202により、組
換えタンパク質を CMP−KDO シンセターゼ (CKS)タンパ
ク質に融合させた。これらのプラスミドの各々はプラス
ミドpBR322由来であるが、(E.coli CKSタンパク質を構
成する全体で 248個のアミノ酸の中の最初の 239個をコ
ードする)kdsB遺伝子フラグメントに融合した修飾ラッ
クプロモーターと、kdsB遺伝子フラグメントの末端に融
合した合成リンカーとを有する。この合成リンカーは、
遺伝子挿入に要する複数の制限部位と、翻訳停止シグナ
ルと、trpA rho依存性転写ターミネーターとを含んでい
た。このリンカー領域内の特有の制限部位は、5'から3'
方向に、EcoRI 、SacI、KpnI、SmaI、BamHI 、XbaI、Ps
tI、SphI、HindIIIを含んでいた。各々のプラスミド
は、上記複数のクローン化部位内のいずれの読み枠の中
へも挿入を可能にする。タンパク質合成のCKS 方法とCK
S ベクターは、本明細書に引例として組み入れられてい
る本出願人の米国特許第 5,124,255号に開示されてお
り、一方、検定フォーマットと検査キットとにおけるCK
S 融合タンパク質の使用は、本明細書に引例として組み
入れられている本出願人の米国出願番号No. 07/903,043
に開示されている。
及びHGBV−B ポリペプチドの発現と検出 A. HGBV−A 及びHGBV−B 配列のクローン化 クローン化ベクターpJO200、pJO201、pJO202により、組
換えタンパク質を CMP−KDO シンセターゼ (CKS)タンパ
ク質に融合させた。これらのプラスミドの各々はプラス
ミドpBR322由来であるが、(E.coli CKSタンパク質を構
成する全体で 248個のアミノ酸の中の最初の 239個をコ
ードする)kdsB遺伝子フラグメントに融合した修飾ラッ
クプロモーターと、kdsB遺伝子フラグメントの末端に融
合した合成リンカーとを有する。この合成リンカーは、
遺伝子挿入に要する複数の制限部位と、翻訳停止シグナ
ルと、trpA rho依存性転写ターミネーターとを含んでい
た。このリンカー領域内の特有の制限部位は、5'から3'
方向に、EcoRI 、SacI、KpnI、SmaI、BamHI 、XbaI、Ps
tI、SphI、HindIIIを含んでいた。各々のプラスミド
は、上記複数のクローン化部位内のいずれの読み枠の中
へも挿入を可能にする。タンパク質合成のCKS 方法とCK
S ベクターは、本明細書に引例として組み入れられてい
る本出願人の米国特許第 5,124,255号に開示されてお
り、一方、検定フォーマットと検査キットとにおけるCK
S 融合タンパク質の使用は、本明細書に引例として組み
入れられている本出願人の米国出願番号No. 07/903,043
に開示されている。
【0251】表9と表10(実施例9)で説明した移動実
験 (walking experiment) から得られたHGBV−A 配列と
HGBV−B 配列を、表13と表14に示した制限酵素(10単
位、NEB )を使用して適切な pT7Blue T−ベクタークロ
ーンから切り離し、実施例3Bで説明した通りに1%低融点
アガロースゲルから精製した。プラスミドpJO200、pJO2
01、pJO202を同一の制限酵素(10単位、NEB )によって
消化し、細菌性アルカリフォスフォターゼ(GIBCO BRL,
Grand Island, NY) で脱リン酸した。精製したHGBVフラ
グメントの各々を、消化し脱リン酸したpJO200、pJO20
1、pJO202の中に結合させ、実施例3Bで説明した通りに
E. coli XL1 Blueに形質転換した。標準的なミニプレプ
(miniprep)分析によって、CKS/HGBV発現ベクターの形成
の成功を確認した。
験 (walking experiment) から得られたHGBV−A 配列と
HGBV−B 配列を、表13と表14に示した制限酵素(10単
位、NEB )を使用して適切な pT7Blue T−ベクタークロ
ーンから切り離し、実施例3Bで説明した通りに1%低融点
アガロースゲルから精製した。プラスミドpJO200、pJO2
01、pJO202を同一の制限酵素(10単位、NEB )によって
消化し、細菌性アルカリフォスフォターゼ(GIBCO BRL,
Grand Island, NY) で脱リン酸した。精製したHGBVフラ
グメントの各々を、消化し脱リン酸したpJO200、pJO20
1、pJO202の中に結合させ、実施例3Bで説明した通りに
E. coli XL1 Blueに形質転換した。標準的なミニプレプ
(miniprep)分析によって、CKS/HGBV発現ベクターの形成
の成功を確認した。
【0252】別の2つのPCR 生成物を、特に発現のため
に準備した。これら2つの生成物は、4.1 、4.2 と表さ
れ、各々にHGBV−B コア領域とHGBV−A コア領域とをコ
ードすると予想された(図22参照)。実施例9で説明し
たように、PCR 生成物4.1 を、プライマーコア B−s と
プライマーコア B−a1 (配列番号708 、709)を使用して
作成し、PCR 生成物4.2 を、プライマーコア A−s とプ
ライマーコア2.2.1' (配列番号710 、138)を使用して生
成した。この4.1 センス及びアンチセンスプライマー
は、末端となるように意図したEcoRI 及びBamHI 制限部
位を各々に有した。上記のように、4.1PCR生成物を消化
し、ゲル単離し、pJO200、pJO201、pJO202に結合させ
た。 4.2PCR 生成物に関するセンスプライマーは、末端
となるように意図したEcoRI 制限部位を有するが、その
アンチセンスプライマーは制限部位を持たなかった。従
って、この生成物を、EcoRI によって切断し、ゲル単離
し、既にBamHI で消化したpJO200、pJO201、pJO202に結
合させ、DNA ポリメラーゼのクレノウフラグメントとdN
TPとで末端修飾し、EcoRI で消化し、当業界で公知のよ
うに細菌性アルカリフォスフォターゼで脱リン酸した。
に準備した。これら2つの生成物は、4.1 、4.2 と表さ
れ、各々にHGBV−B コア領域とHGBV−A コア領域とをコ
ードすると予想された(図22参照)。実施例9で説明し
たように、PCR 生成物4.1 を、プライマーコア B−s と
プライマーコア B−a1 (配列番号708 、709)を使用して
作成し、PCR 生成物4.2 を、プライマーコア A−s とプ
ライマーコア2.2.1' (配列番号710 、138)を使用して生
成した。この4.1 センス及びアンチセンスプライマー
は、末端となるように意図したEcoRI 及びBamHI 制限部
位を各々に有した。上記のように、4.1PCR生成物を消化
し、ゲル単離し、pJO200、pJO201、pJO202に結合させ
た。 4.2PCR 生成物に関するセンスプライマーは、末端
となるように意図したEcoRI 制限部位を有するが、その
アンチセンスプライマーは制限部位を持たなかった。従
って、この生成物を、EcoRI によって切断し、ゲル単離
し、既にBamHI で消化したpJO200、pJO201、pJO202に結
合させ、DNA ポリメラーゼのクレノウフラグメントとdN
TPとで末端修飾し、EcoRI で消化し、当業界で公知のよ
うに細菌性アルカリフォスフォターゼで脱リン酸した。
【0253】B. HGBV−A 及びHGBV−B 配列の発現 トリプトン32gm/L、酵母抽出物20gm/L、NaCl 5gm/L、pH
7.4 、アンピシリン100mg/L 、グルコース3mM を含む媒
質中で振とうしながら、CKS/HGBV発現ベクターを含むE.
coli XL1 Blue培養物を37℃で生長させた。この培養物
が 1.0〜2.0 のOD600 に達した時に、修飾ラックプロモ
ーターからの発現を誘導するためIPTGを最終濃度1mM に
なるように加えた。更に3時間振とうしながら37℃で培
養物を生長させ、集菌した。細胞ペレットを SDS/PAGE
充填緩衝液(Tris pH6.8 62.5mM、SDS 2%、グリセロー
ル 10%、 2−メルカプトエタノール5%、ブロモフェノー
ルブルー0.1mg/ml)中に10のOD600 となるよう再懸濁さ
せ、5分間沸騰させた。調製した全細胞ライゼートのア
リコートを10% SDS −ポリアクリルアミドゲル上に施
し、40% メタノール/10% 酢酸中にクーマシーブルー染
料0.2%を含む溶液で着色し、更に、バックグラウンドが
透明になるまで16.5% メタノール/5%酢酸で脱色した。
7.4 、アンピシリン100mg/L 、グルコース3mM を含む媒
質中で振とうしながら、CKS/HGBV発現ベクターを含むE.
coli XL1 Blue培養物を37℃で生長させた。この培養物
が 1.0〜2.0 のOD600 に達した時に、修飾ラックプロモ
ーターからの発現を誘導するためIPTGを最終濃度1mM に
なるように加えた。更に3時間振とうしながら37℃で培
養物を生長させ、集菌した。細胞ペレットを SDS/PAGE
充填緩衝液(Tris pH6.8 62.5mM、SDS 2%、グリセロー
ル 10%、 2−メルカプトエタノール5%、ブロモフェノー
ルブルー0.1mg/ml)中に10のOD600 となるよう再懸濁さ
せ、5分間沸騰させた。調製した全細胞ライゼートのア
リコートを10% SDS −ポリアクリルアミドゲル上に施
し、40% メタノール/10% 酢酸中にクーマシーブルー染
料0.2%を含む溶液で着色し、更に、バックグラウンドが
透明になるまで16.5% メタノール/5%酢酸で脱色した。
【0254】全細胞ライゼートを第2の10% SDS −ポリ
アクリルアミドゲル上に施し、イムノブロット検定のた
めに電気泳動によってニトロセルロースに転写した。転
写されたタンパク質を含むニトロセルロースのシートを
室温で30分間封鎖溶液(Tris緩衝塩類液中の5%Carnatio
n 無脂肪ドライミルク)中に温置し、E. coli 細胞ライ
ゼートに対して予め封鎖されたヤギ抗CKS 血清中で室温
で1時間温置し、封鎖溶液中に1:1000に希釈した。この
ニトロセルロースシートをTris緩衝塩類液(TBS) で2回
洗浄し、その後アルカリホスファターゼ抱合ウサギ抗ヤ
ギIgG と共に室温で1時間温置し、封鎖溶液中で 1:10
00に希釈した。このニトロセルロースシートをTBS で2
回洗浄し、ニトロブルーテトラゾリウム(nitroblue tet
razolium) と5 −ブロモ−4 −クロロ−3 −インドリル
ホスフェートとを含むTBS 中で発色させた。各フラグメ
ントに対する適切な読み枠を、適正な予想サイズの免疫
反応性CKS 融合タンパク質の発現に基づいて定め、ベク
ター挿入結合部分についてはDNA 配列決定によって確認
した。
アクリルアミドゲル上に施し、イムノブロット検定のた
めに電気泳動によってニトロセルロースに転写した。転
写されたタンパク質を含むニトロセルロースのシートを
室温で30分間封鎖溶液(Tris緩衝塩類液中の5%Carnatio
n 無脂肪ドライミルク)中に温置し、E. coli 細胞ライ
ゼートに対して予め封鎖されたヤギ抗CKS 血清中で室温
で1時間温置し、封鎖溶液中に1:1000に希釈した。この
ニトロセルロースシートをTris緩衝塩類液(TBS) で2回
洗浄し、その後アルカリホスファターゼ抱合ウサギ抗ヤ
ギIgG と共に室温で1時間温置し、封鎖溶液中で 1:10
00に希釈した。このニトロセルロースシートをTBS で2
回洗浄し、ニトロブルーテトラゾリウム(nitroblue tet
razolium) と5 −ブロモ−4 −クロロ−3 −インドリル
ホスフェートとを含むTBS 中で発色させた。各フラグメ
ントに対する適切な読み枠を、適正な予想サイズの免疫
反応性CKS 融合タンパク質の発現に基づいて定め、ベク
ター挿入結合部分についてはDNA 配列決定によって確認
した。
【0255】上記フラグメント各々の適切な読み枠を決
定した後に、適切な構成要素を含む培養物からの試料
を、SDS −ポリアクリルアミドゲル電気泳動とウェスタ
ンブロットとによって分析した。図25A は、上記CKS 融
合タンパク質全細胞ライゼートを含む2つのクーマシー
染色10%SDS−ポリアクリルアミドゲルを示す。レーン1
とレーン16は、左に示されるキロダルトン単位の分子量
標準を含む。ゲル1(HGBV−A 試料)上の展開順序は次
の通りだった:レーン2 、クローン1.17誘導前:レーン
3 −15、クローン4.2 、クローン1.17、クローン1.8 、
クローン1.2 、クローン1.18 (配列番号390)、クローン
1.19、クローン1.20、クローン1.21、クローン1.22 (配
列番号390)、クローン2.12、クローン1.5 、クローン1.
23、クローン2.18、各々全て誘導3時間後。ゲル2 (HG
BV−B 試料)上の展開順序は次の通りだった:レーン1
7、クローン4.1 誘導前:レーン18−29、クローン4.1
、クローン1.15、クローン1.14、クローン2.8 、クロ
ーン1.13、クローン1.12、クローン2.1 、クローン1.7
、クローン1.3 、クローン1.4 、クローン1.16、クロ
ーン2.12、各々全て誘導3時間後。これらのタンパク質
を上記と同じ順序で2つの別の10%ゲル上に施し、上記
の通りにニトロセルロースに転写した。試料を、2匹の
回復期の T−1048、 T−1051からの血清のプールを使用
したウェスタンブロットで次のように分析した。上記試
料を含むニトロセルロースシートを封鎖溶液中に30分間
温置し、E.coliライゼート 10%と、XL1 −Blue/CKSライ
ゼート6mg/mlと、表6(実施例4)で説明した回復期タ
マリン血清プールの1:100 希釈液とを含む封鎖溶液に移
した。室温で一晩温置した後、上記ニトロセルロースシ
ートをTBS 中で2回洗浄し、HRPO−抱合ヤギ抗ヒトIgG
中に室温で1時間温置し、封鎖溶液中に1:500 に希釈し
た。ニトロセルロースシートをTBS 中で2回洗浄し、4
−クロロ−1 −ナフトール 2 mg/mlと過酸化水素 0.02%
とメタノール 17%とを含むTBS 中で発色させた。図25B
に示されているように、3つのHGBV−B タンパク質、ク
ローン1.4 、1.7 、4.1 のCKS 融合が、タマリン血清プ
ールとの免疫反応を示した。クローン1.7 は、HGBV−B
免疫原性領域をコードする配列 (配列番号610)を含み、
クローン1.4 は、同じ回復期タマリン血清プールを使用
したcDNAライブラリー(実施例4)のイムノスクリーニ
ングによって発見された、2つのHGBV−B 免疫原性領域
をコードする配列 (配列番号12、13、18) を含んでい
た。
定した後に、適切な構成要素を含む培養物からの試料
を、SDS −ポリアクリルアミドゲル電気泳動とウェスタ
ンブロットとによって分析した。図25A は、上記CKS 融
合タンパク質全細胞ライゼートを含む2つのクーマシー
染色10%SDS−ポリアクリルアミドゲルを示す。レーン1
とレーン16は、左に示されるキロダルトン単位の分子量
標準を含む。ゲル1(HGBV−A 試料)上の展開順序は次
の通りだった:レーン2 、クローン1.17誘導前:レーン
3 −15、クローン4.2 、クローン1.17、クローン1.8 、
クローン1.2 、クローン1.18 (配列番号390)、クローン
1.19、クローン1.20、クローン1.21、クローン1.22 (配
列番号390)、クローン2.12、クローン1.5 、クローン1.
23、クローン2.18、各々全て誘導3時間後。ゲル2 (HG
BV−B 試料)上の展開順序は次の通りだった:レーン1
7、クローン4.1 誘導前:レーン18−29、クローン4.1
、クローン1.15、クローン1.14、クローン2.8 、クロ
ーン1.13、クローン1.12、クローン2.1 、クローン1.7
、クローン1.3 、クローン1.4 、クローン1.16、クロ
ーン2.12、各々全て誘導3時間後。これらのタンパク質
を上記と同じ順序で2つの別の10%ゲル上に施し、上記
の通りにニトロセルロースに転写した。試料を、2匹の
回復期の T−1048、 T−1051からの血清のプールを使用
したウェスタンブロットで次のように分析した。上記試
料を含むニトロセルロースシートを封鎖溶液中に30分間
温置し、E.coliライゼート 10%と、XL1 −Blue/CKSライ
ゼート6mg/mlと、表6(実施例4)で説明した回復期タ
マリン血清プールの1:100 希釈液とを含む封鎖溶液に移
した。室温で一晩温置した後、上記ニトロセルロースシ
ートをTBS 中で2回洗浄し、HRPO−抱合ヤギ抗ヒトIgG
中に室温で1時間温置し、封鎖溶液中に1:500 に希釈し
た。ニトロセルロースシートをTBS 中で2回洗浄し、4
−クロロ−1 −ナフトール 2 mg/mlと過酸化水素 0.02%
とメタノール 17%とを含むTBS 中で発色させた。図25B
に示されているように、3つのHGBV−B タンパク質、ク
ローン1.4 、1.7 、4.1 のCKS 融合が、タマリン血清プ
ールとの免疫反応を示した。クローン1.7 は、HGBV−B
免疫原性領域をコードする配列 (配列番号610)を含み、
クローン1.4 は、同じ回復期タマリン血清プールを使用
したcDNAライブラリー(実施例4)のイムノスクリーニ
ングによって発見された、2つのHGBV−B 免疫原性領域
をコードする配列 (配列番号12、13、18) を含んでい
た。
【0256】上記のパラグラフで説明した試料も、軍医
GB(the surgeon GB)からの急性肝炎の発病後約3週目に
得られた回復期血清の1:100 希釈液を使用して、上記の
通りにウェスタンブロットによって分析した。HGBV−A
とHGBV−B とからの融合タンパク質の上記血清に対する
反応性を表13、14に示す。HGBV−B タンパク質では1つ
(2.1) だけがこの血清に対する反応性を示したが、この
反応性は非常に低く、一方、2つのHGBV−A タンパク質
(1.22[配列番号390]、2.17)はこの血清に対する高い反
応性を示した。これら2つのHGBV−A タンパク質は40個
のアミノ酸について共通であり、このことは、1個以上
のエピトープに対する反応性を反映している可能性があ
る。これら2つのHGBV−A タンパク質を、実施例16で説
明した通りのELISA 検定で使用するために選択した。第
11代継代接種GB材料(H205 GB pass 11) に感染したタマ
リンは、幾つかのHGBV−B エピトープに対して免疫反応
を示し、HGBV−A エピトープに対しては免疫反応を示さ
なかったが、最初のGB源からの血清は、少なくとも1つ
のGBV −A エピトープに対して著しい反応性を示したと
いうことは興味深い。このことは、HGBV−A が軍医GBに
おける肝炎の原因であった可能性を示唆した。
GB(the surgeon GB)からの急性肝炎の発病後約3週目に
得られた回復期血清の1:100 希釈液を使用して、上記の
通りにウェスタンブロットによって分析した。HGBV−A
とHGBV−B とからの融合タンパク質の上記血清に対する
反応性を表13、14に示す。HGBV−B タンパク質では1つ
(2.1) だけがこの血清に対する反応性を示したが、この
反応性は非常に低く、一方、2つのHGBV−A タンパク質
(1.22[配列番号390]、2.17)はこの血清に対する高い反
応性を示した。これら2つのHGBV−A タンパク質は40個
のアミノ酸について共通であり、このことは、1個以上
のエピトープに対する反応性を反映している可能性があ
る。これら2つのHGBV−A タンパク質を、実施例16で説
明した通りのELISA 検定で使用するために選択した。第
11代継代接種GB材料(H205 GB pass 11) に感染したタマ
リンは、幾つかのHGBV−B エピトープに対して免疫反応
を示し、HGBV−A エピトープに対しては免疫反応を示さ
なかったが、最初のGB源からの血清は、少なくとも1つ
のGBV −A エピトープに対して著しい反応性を示したと
いうことは興味深い。このことは、HGBV−A が軍医GBに
おける肝炎の原因であった可能性を示唆した。
【0257】1.4 、1.7 、又は2.17 ELISAS (実施例1
5、16を参照されたい)によってCKS/HGBV−A 又はCKS/H
GBV−B 融合タンパク質の1つ以上に対する抗体の存在
を示した4つの別のヒト血清を、ウェスタンブロット分
析のために選択した。これらの血清の3つ(G1−41、G1
−14、G1−31)は西アフリカ「危険」集団からのもので
あり、4番目(341C)は、非 A−E 肝炎(エジプト)標本
(これらの集団の詳細な説明については実施例15を参照
されたい)からのものだった。上記のCKS 融合タンパク
質の中の幾つかからの全細胞ライゼートを別の10% SDS
−ポリアクリルアミドゲルに施し、上記の通りニトロセ
ルロースに転写した。これらのブロットの各々を上記の
通りに予め封鎖し、E. coli ライゼート 10%と XL1−Bl
ue/CKSライゼート 6 mg/mlとを含む封鎖緩衝液中に1:10
0 に希釈したヒト血清標本の1つと共に一晩温置した。
ブロットをTBS 中で2回洗浄し、HRPO抱合ヤギ抗ヒトIg
G と反応させ、上記の通りに発色させた。
5、16を参照されたい)によってCKS/HGBV−A 又はCKS/H
GBV−B 融合タンパク質の1つ以上に対する抗体の存在
を示した4つの別のヒト血清を、ウェスタンブロット分
析のために選択した。これらの血清の3つ(G1−41、G1
−14、G1−31)は西アフリカ「危険」集団からのもので
あり、4番目(341C)は、非 A−E 肝炎(エジプト)標本
(これらの集団の詳細な説明については実施例15を参照
されたい)からのものだった。上記のCKS 融合タンパク
質の中の幾つかからの全細胞ライゼートを別の10% SDS
−ポリアクリルアミドゲルに施し、上記の通りニトロセ
ルロースに転写した。これらのブロットの各々を上記の
通りに予め封鎖し、E. coli ライゼート 10%と XL1−Bl
ue/CKSライゼート 6 mg/mlとを含む封鎖緩衝液中に1:10
0 に希釈したヒト血清標本の1つと共に一晩温置した。
ブロットをTBS 中で2回洗浄し、HRPO抱合ヤギ抗ヒトIg
G と反応させ、上記の通りに発色させた。
【0258】CKS/HGBV−B タンパク質を上記血清の2つ
(G1−41、G1−14)を使用して分析し、その反応性を表
13に示した。タマリン血清に対して反応性を示した上記
3つのタンパク質に加えて、更に別の2つのタンパク質
(1.16、2.1)が2つのヒト血清のどちらか一方に対して
反応性を示した。CKS/HGBV−A タンパク質を、上記4つ
のヒト血清全てと分析し、これらの反応性を表14に示
す。GB血清に対して反応性を示した上記2つのタンパク
質に加えて、更に別の3つのタンパク質(1.5、1.18、1.
19) がヒト血清の1つ以上に対して反応性を示した。こ
れらのタンパク質の内の2つ(1.5 、1.18)を、実施例
16で説明する通りのELISA 検定に使用するために選択し
た。ウェスタンブロットによって及び/又は2つのHGBV
−A タンパク質(1.18、2.17)と1つのHGBV−B タンパ
ク質(1.7) とに対するELISA (実施例15、16)によって
反応性を示すG1−31血清が、GB−C 配列 (配列番号673
、残基2274−2640) がそれから単離された血清である
(実施例17)ということが特に興味深い。
(G1−41、G1−14)を使用して分析し、その反応性を表
13に示した。タマリン血清に対して反応性を示した上記
3つのタンパク質に加えて、更に別の2つのタンパク質
(1.16、2.1)が2つのヒト血清のどちらか一方に対して
反応性を示した。CKS/HGBV−A タンパク質を、上記4つ
のヒト血清全てと分析し、これらの反応性を表14に示
す。GB血清に対して反応性を示した上記2つのタンパク
質に加えて、更に別の3つのタンパク質(1.5、1.18、1.
19) がヒト血清の1つ以上に対して反応性を示した。こ
れらのタンパク質の内の2つ(1.5 、1.18)を、実施例
16で説明する通りのELISA 検定に使用するために選択し
た。ウェスタンブロットによって及び/又は2つのHGBV
−A タンパク質(1.18、2.17)と1つのHGBV−B タンパ
ク質(1.7) とに対するELISA (実施例15、16)によって
反応性を示すG1−31血清が、GB−C 配列 (配列番号673
、残基2274−2640) がそれから単離された血清である
(実施例17)ということが特に興味深い。
【0259】
【表13】
【0260】
【表14】 実施例14.免疫反応性HGBV−A 及びHGBV−B タンパク質
のエピトープマッピング A. HGBV−B タンパク質 1.7のエピトープマッピング 免疫原性領域の位置を確認するために、HGBV−B 免疫原
性タンパク質1.7 内の重複サブクローンを、実施例7で
説明した通り T−1053血清からのRT−PCR によって実施
した。各PCR プライマーは、制限酵素消化を容易にする
ために5'末端側に余分の6つの塩基を有しており、その
後にEcoRI 部位(センスプライマー)又はHindIII部位
(アンチセンスプライマー)のいずれかが続いた。加え
て、各アンチセンスプライマーはコーディング領域の直
後に終止コドンを含んでいた。消化後に、実施例13で説
明したように、各フラグメントをEcoRI/HindIII−消化p
JO201の中にクローン化した。実施例13で説明した通
り、CKS 融合タンパク質を発現させ、タマリン T−1048
/T−1051血清を使用したウェスタンブロットによって分
析した。 1.7−1 から 1.7−5 と称する5つの重複クロ
ーンを生成した。これらのクローンは、サイズがアミノ
酸 104〜110 個分の範囲にある1.7 タンパク質の領域を
コードしている。各クローンを生成するために使用した
PCR プライマーと、コードされたポリペプチドのサイズ
と、1.7 配列内の位置と、タマリン T−1048/T−1051血
清に対する反応性とを、表15に示す。cDNAライブラリー
(実施例4)のイムノスクリーニングによって発見され
た免疫原性領域(配列番号678 )にまたがる、更に別の
2つの重複クローンを生成した。 1.7−6 と 1.7−7 と
称されるこれらのクローンの各々は、アミノ酸75個のポ
リペプチドをコードする。使用したPCR プライマーと、
コードされたポリペプチドのサイズと、1.7 配列内の位
置と、タマリン T−1048/T−1051血清に対する反応性と
を、表15に示す。アミノ酸 507個分の長さの1.7 タンパ
ク質の中に、2つの免疫原性領域を確認した。即ち、 N
末端付近の免疫原性領域は残基 1−105 の範囲内であ
り、上記タンパク質の中央付近の免疫原性領域は残基 1
85−410 の範囲内であった。これらの領域の各々の中に
単一のエピトープ又は複数のエピトープがあるかどうか
は、更に検討を要する。
のエピトープマッピング A. HGBV−B タンパク質 1.7のエピトープマッピング 免疫原性領域の位置を確認するために、HGBV−B 免疫原
性タンパク質1.7 内の重複サブクローンを、実施例7で
説明した通り T−1053血清からのRT−PCR によって実施
した。各PCR プライマーは、制限酵素消化を容易にする
ために5'末端側に余分の6つの塩基を有しており、その
後にEcoRI 部位(センスプライマー)又はHindIII部位
(アンチセンスプライマー)のいずれかが続いた。加え
て、各アンチセンスプライマーはコーディング領域の直
後に終止コドンを含んでいた。消化後に、実施例13で説
明したように、各フラグメントをEcoRI/HindIII−消化p
JO201の中にクローン化した。実施例13で説明した通
り、CKS 融合タンパク質を発現させ、タマリン T−1048
/T−1051血清を使用したウェスタンブロットによって分
析した。 1.7−1 から 1.7−5 と称する5つの重複クロ
ーンを生成した。これらのクローンは、サイズがアミノ
酸 104〜110 個分の範囲にある1.7 タンパク質の領域を
コードしている。各クローンを生成するために使用した
PCR プライマーと、コードされたポリペプチドのサイズ
と、1.7 配列内の位置と、タマリン T−1048/T−1051血
清に対する反応性とを、表15に示す。cDNAライブラリー
(実施例4)のイムノスクリーニングによって発見され
た免疫原性領域(配列番号678 )にまたがる、更に別の
2つの重複クローンを生成した。 1.7−6 と 1.7−7 と
称されるこれらのクローンの各々は、アミノ酸75個のポ
リペプチドをコードする。使用したPCR プライマーと、
コードされたポリペプチドのサイズと、1.7 配列内の位
置と、タマリン T−1048/T−1051血清に対する反応性と
を、表15に示す。アミノ酸 507個分の長さの1.7 タンパ
ク質の中に、2つの免疫原性領域を確認した。即ち、 N
末端付近の免疫原性領域は残基 1−105 の範囲内であ
り、上記タンパク質の中央付近の免疫原性領域は残基 1
85−410 の範囲内であった。これらの領域の各々の中に
単一のエピトープ又は複数のエピトープがあるかどうか
は、更に検討を要する。
【0261】B. HGBV−B タンパク質1.4 のエピトー
プマッピング 免疫原性領域の位置を確認するために、HGBV−B 免疫原
性タンパク質1.4 内の重複サブクローンを、 T−1053血
清からのRT−PCR によって実施した。各PCR プライマー
は、制限酵素消化を容易にするために5'末端側に余分の
6つの塩基を有しており、その後にEcoRI 部位(センス
プライマー)又はBamHI 部位(アンチセンスプライマ
ー)のいずれかが続いた。加えて、各アンチセンスプラ
イマーはコーディング領域の直後に終止コドンを含んで
いた。消化後に、実施例13で説明したように、各フラグ
メントを EcoRI/BamHI−消化pJO201の中にクローン化し
た。実施例13で説明した通り、CKS 融合タンパク質を発
現させ、タマリン T−1048/T−1051血清を使用したウェ
スタンブロットによって分析した。 1.4−1 から 1.4−
4 と称する4つの重複クローンを生成した。これらのク
ローンは、サイズがアミノ酸 137〜138 個の範囲にある
1.4 タンパク質の領域をコードしている。各クローンを
生成するために使用したPCR プライマーと、コードされ
たポリペプチドのサイズと、1.4 配列内の位置と、タマ
リン T−1048/T−1051血清に対する反応性とを、表15に
示す。cDNAライブラリー(実施例4)のイムノスクリー
ニングによって発見された免疫原性領域にまたがる、更
に別の2つの重複クローンを生成した。 1.4−5 と 1.4
−6 とで称されるこれらのクローンの各々は、アミノ酸
75個の長さのポリペプチドをコードする。使用したPCR
プライマーと、コードされたポリペプチドのサイズと、
1.4 配列内の位置と、タマリン T−1048/T−1051血清に
対する反応性とを、表15に示す。残基 129−393 を含む
アミノ酸 265個から構成される配列が、アミノ酸 522個
分の長さの1.4 タンパク質の中の免疫原性領域であると
確認した。ライブラリーのイムノスクリーニング(実施
例4)によって上記配列内に2つの非隣接免疫原性クロ
ーンを確認したので、少なくとも2つのエピトープが上
記領域内に存在する可能性がある。
プマッピング 免疫原性領域の位置を確認するために、HGBV−B 免疫原
性タンパク質1.4 内の重複サブクローンを、 T−1053血
清からのRT−PCR によって実施した。各PCR プライマー
は、制限酵素消化を容易にするために5'末端側に余分の
6つの塩基を有しており、その後にEcoRI 部位(センス
プライマー)又はBamHI 部位(アンチセンスプライマ
ー)のいずれかが続いた。加えて、各アンチセンスプラ
イマーはコーディング領域の直後に終止コドンを含んで
いた。消化後に、実施例13で説明したように、各フラグ
メントを EcoRI/BamHI−消化pJO201の中にクローン化し
た。実施例13で説明した通り、CKS 融合タンパク質を発
現させ、タマリン T−1048/T−1051血清を使用したウェ
スタンブロットによって分析した。 1.4−1 から 1.4−
4 と称する4つの重複クローンを生成した。これらのク
ローンは、サイズがアミノ酸 137〜138 個の範囲にある
1.4 タンパク質の領域をコードしている。各クローンを
生成するために使用したPCR プライマーと、コードされ
たポリペプチドのサイズと、1.4 配列内の位置と、タマ
リン T−1048/T−1051血清に対する反応性とを、表15に
示す。cDNAライブラリー(実施例4)のイムノスクリー
ニングによって発見された免疫原性領域にまたがる、更
に別の2つの重複クローンを生成した。 1.4−5 と 1.4
−6 とで称されるこれらのクローンの各々は、アミノ酸
75個の長さのポリペプチドをコードする。使用したPCR
プライマーと、コードされたポリペプチドのサイズと、
1.4 配列内の位置と、タマリン T−1048/T−1051血清に
対する反応性とを、表15に示す。残基 129−393 を含む
アミノ酸 265個から構成される配列が、アミノ酸 522個
分の長さの1.4 タンパク質の中の免疫原性領域であると
確認した。ライブラリーのイムノスクリーニング(実施
例4)によって上記配列内に2つの非隣接免疫原性クロ
ーンを確認したので、少なくとも2つのエピトープが上
記領域内に存在する可能性がある。
【0262】C. HGBV−A タンパク質1.22 (配列番号
390)及び2.17のエピトープマッピング HGBV−A タンパク質1.22(配列番号390 )と2.17 (配列
番号613)は、いずれもウェスタンブロットによってGB血
清との免疫反応を示した(実施例13)。これらの2つの
タンパク質はアミノ酸40個分だけ重なっているので、観
察された免疫反応は、1つのエピトープによるか、又は
2つ以上のエピトープの存在の結果として生じた可能性
がある。完全な1.22/2.17配列はアミノ酸 641個分の長
さだった。免疫原性領域を発見するために、この領域内
の重複サブクローンを T−1053からRT−PCR によって実
施した。各PCR プライマーは、制限酵素消化を容易にす
るために5'末端側に余分の6つの塩基を有しており、そ
の後に、EcoRI 部位(センスプライマー)、又は、1.22
/2.17−2 から1.22/2.17−6 に関してBamHI 部位(ア
ンチセンスプライマー)のいずれかが続いた。しかし、
クローン1.22/2.17−1 は内部EcoRI 部位を有するの
で、BamHI 部位がセンスプライマーとして使用され、Hi
ndIII部位がアンチセンスプライマーとして使用され
た。加えて、各アンチセンスプライマーはコーディング
領域の直後に終止コドンを含んでいた。消化後に、実施
例13で説明したように、各フラグメントをEcoRI/BamHI
−消化(又は、1.22/2.17−1 に関してはBamHI/HindII
I−消化)pJO201の中にクローン化した。実施例13で説
明した通り、CKS 融合タンパク質を発現させ、GB血清を
使用してウェスタンブロットによって分析した。このク
ローンはアミノ酸 115−116個分のサイズ範囲の1.22/2.
17 の領域をコードした。各クローンを生成するために
使用したPCR プライマーと、コードされたポリペプチド
のサイズと、HGBV−Aポリペプチド配列内の位置と、GB
血清に対する反応性とを、表15に示す。1.22/2.17 タン
パク質の中央では、免疫原性領域はアミノ酸 220個分の
長さの領域に狭まっていた。これは、1.22と2.17の間の
アミノ酸40個分の長さの重複領域を含み、従って、2つ
のタンパク質に共通する免疫反応は、共有している1つ
のエピトープによるか、又は複数のエピトープに起因し
ていた可能性がある。
390)及び2.17のエピトープマッピング HGBV−A タンパク質1.22(配列番号390 )と2.17 (配列
番号613)は、いずれもウェスタンブロットによってGB血
清との免疫反応を示した(実施例13)。これらの2つの
タンパク質はアミノ酸40個分だけ重なっているので、観
察された免疫反応は、1つのエピトープによるか、又は
2つ以上のエピトープの存在の結果として生じた可能性
がある。完全な1.22/2.17配列はアミノ酸 641個分の長
さだった。免疫原性領域を発見するために、この領域内
の重複サブクローンを T−1053からRT−PCR によって実
施した。各PCR プライマーは、制限酵素消化を容易にす
るために5'末端側に余分の6つの塩基を有しており、そ
の後に、EcoRI 部位(センスプライマー)、又は、1.22
/2.17−2 から1.22/2.17−6 に関してBamHI 部位(ア
ンチセンスプライマー)のいずれかが続いた。しかし、
クローン1.22/2.17−1 は内部EcoRI 部位を有するの
で、BamHI 部位がセンスプライマーとして使用され、Hi
ndIII部位がアンチセンスプライマーとして使用され
た。加えて、各アンチセンスプライマーはコーディング
領域の直後に終止コドンを含んでいた。消化後に、実施
例13で説明したように、各フラグメントをEcoRI/BamHI
−消化(又は、1.22/2.17−1 に関してはBamHI/HindII
I−消化)pJO201の中にクローン化した。実施例13で説
明した通り、CKS 融合タンパク質を発現させ、GB血清を
使用してウェスタンブロットによって分析した。このク
ローンはアミノ酸 115−116個分のサイズ範囲の1.22/2.
17 の領域をコードした。各クローンを生成するために
使用したPCR プライマーと、コードされたポリペプチド
のサイズと、HGBV−Aポリペプチド配列内の位置と、GB
血清に対する反応性とを、表15に示す。1.22/2.17 タン
パク質の中央では、免疫原性領域はアミノ酸 220個分の
長さの領域に狭まっていた。これは、1.22と2.17の間の
アミノ酸40個分の長さの重複領域を含み、従って、2つ
のタンパク質に共通する免疫反応は、共有している1つ
のエピトープによるか、又は複数のエピトープに起因し
ていた可能性がある。
【0263】
【表15】 実施例15.HGBV−Bの血清学的研究 A.組換えタンパク精製手順 CKS融合タンパクを発現する細菌細胞培養物を凍結
し、−70℃で保存した。三つの構築物それぞれからの
細菌細胞を解凍し、リゾチームとDNアーゼを用いて粉
砕処理し、次いでフッ化フェニルメタンスルホニルおよ
びその他のプロテアーゼ阻害剤の存在下、超音波処理し
て個々の組換え抗原と大腸菌タンパクの混合物を得た。
三つの培養物それぞれについて、不溶性の組換え抗原を
遠心分離により濃縮し、一連の洗浄工程に付して非組換
え大腸菌タンパクの大部分を除去した。本プロトコール
で使用した洗浄液の構成は、蒸留水、5%Triton
X−100、および50mMのTris(8.5)であ
った。得られた沈殿物をドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)の存在下、溶解した。タンパク濃度を測定したあ
と、2−メルカプトエタノールを加え、混合物をセファ
クリルS300樹脂を用いたゲル濾過カラムクロマトグ
ラフィーに付し、種々のタンパクをそのサイズによって
分別、分離した。各分画を集め、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)で分析した。
この電気泳動で分離されたタンパクは、次いでクーマシ
ーブリリアントブルーR250で染色し、分子量が約7
5kD(CKS−1.7/配列番号610)、80kD
(CKS−1.4/配列番号611)、42kD(CK
S−4.1/配列番号612)に相当するタンパクの有
無を調べた。該当するタンパクを含有する分画をプール
し、SDS−PAGEによって再度調査した。
し、−70℃で保存した。三つの構築物それぞれからの
細菌細胞を解凍し、リゾチームとDNアーゼを用いて粉
砕処理し、次いでフッ化フェニルメタンスルホニルおよ
びその他のプロテアーゼ阻害剤の存在下、超音波処理し
て個々の組換え抗原と大腸菌タンパクの混合物を得た。
三つの培養物それぞれについて、不溶性の組換え抗原を
遠心分離により濃縮し、一連の洗浄工程に付して非組換
え大腸菌タンパクの大部分を除去した。本プロトコール
で使用した洗浄液の構成は、蒸留水、5%Triton
X−100、および50mMのTris(8.5)であ
った。得られた沈殿物をドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)の存在下、溶解した。タンパク濃度を測定したあ
と、2−メルカプトエタノールを加え、混合物をセファ
クリルS300樹脂を用いたゲル濾過カラムクロマトグ
ラフィーに付し、種々のタンパクをそのサイズによって
分別、分離した。各分画を集め、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)で分析した。
この電気泳動で分離されたタンパクは、次いでクーマシ
ーブリリアントブルーR250で染色し、分子量が約7
5kD(CKS−1.7/配列番号610)、80kD
(CKS−1.4/配列番号611)、42kD(CK
S−4.1/配列番号612)に相当するタンパクの有
無を調べた。該当するタンパクを含有する分画をプール
し、SDS−PAGEによって再度調査した。
【0264】精製抗原を含有するプール分画の免疫原性
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適当な陽性コントロールがな
かったため、組換えタンパクは、各融合タンパクのCK
S部分に対するモノクローナル抗体との反応性によって
同定した。CKS−1.7タンパク(配列番号610)
について、組換え抗原を検出すべく抗−CKSモノクロ
ーナル抗体を用いてウェスタンブロット法で調べると、
約75kDのところにシングルバンドが認められた。こ
の結果はCKS−1.7タンパク(配列番号610)の
予想サイズに一致している。CKS−1.4タンパク
(配列番号611)については、抗−CKSモノクロー
ナル抗体によって60kDと70kDの間に四重のバン
ドパターンが検出された。観察されたこれらのバンドは
完全長タンパクについて予想された長さより短く、恐ら
く欠失されたものであろうと思われる。CKS−4.1
タンパク(配列番号52)をウェスタンブロット法で調
べると、抗−CKSモノクローナル抗体によって組換え
抗体が約42kDにおいてシングルバンドとして検出さ
れた。この結果はCKS−4.1タンパク(配列番号6
12)について予想されたサイズと一致している。
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適当な陽性コントロールがな
かったため、組換えタンパクは、各融合タンパクのCK
S部分に対するモノクローナル抗体との反応性によって
同定した。CKS−1.7タンパク(配列番号610)
について、組換え抗原を検出すべく抗−CKSモノクロ
ーナル抗体を用いてウェスタンブロット法で調べると、
約75kDのところにシングルバンドが認められた。こ
の結果はCKS−1.7タンパク(配列番号610)の
予想サイズに一致している。CKS−1.4タンパク
(配列番号611)については、抗−CKSモノクロー
ナル抗体によって60kDと70kDの間に四重のバン
ドパターンが検出された。観察されたこれらのバンドは
完全長タンパクについて予想された長さより短く、恐ら
く欠失されたものであろうと思われる。CKS−4.1
タンパク(配列番号52)をウェスタンブロット法で調
べると、抗−CKSモノクローナル抗体によって組換え
抗体が約42kDにおいてシングルバンドとして検出さ
れた。この結果はCKS−4.1タンパク(配列番号6
12)について予想されたサイズと一致している。
【0265】B.ポリスチレンビーズの被覆手順 上記タンパクを透析し、以下に記載のように、これらの
タンパクのポリスチレンビーズ上での抗原性を評価し
た。これとは別に、三種の精製HGBV組換えタンパク
(CKS−1.7/配列番号610、CKS−1.4/
配列番号611、およびCKS−4.1/配列番号61
2)のそれぞれを用いてHGBVに対する抗体を検出す
べく、酵素結合免疫吸収アッセイ(ELISA)を行っ
た。これらのタンパクで行ったELISAをそれぞれ、
1.7ELISA(CKS−1.7(配列番号610)
組換えタンパク使用)、1.4ELISA(CKS−
1.4(配列番号611)組換えタンパク使用)、およ
び4.1ELISA(CKS−4.1(配列番号61
2)組換えタンパク使用)とする。最初の研究において
は、1/4インチのポリスチレンビーズを種々の濃度の
精製タンパクで被覆(約60ビーズ/ロット)し、無接
種のタマリンからの血清を陰性コントロール、接種した
タマリンからの回復期血清を陽性コントロールとして用
いたELISA試験(下記)により評価した。その他の
コントールとして、種々の肝炎ウイルスに対して陰性と
判定された個体から得たヒト血清のプールを含めた。追
加の陽性コントロールは、ビーズの被覆効率をモニター
するためのCKSタンパクに対するモノクローナル抗体
であった。陰性コントロールシグナルに対する陽性コン
トロールシグナルの比が最も高くなるようにビーズの被
覆条件を選択し、ビーズ被覆プロセスのスケールアッセ
イに用いた。四つのELISA試験のそれぞれについ
て、1000ビーズからなるロットを少なくとも2ロッ
ト作成し、血清学的研究に用いた。
タンパクのポリスチレンビーズ上での抗原性を評価し
た。これとは別に、三種の精製HGBV組換えタンパク
(CKS−1.7/配列番号610、CKS−1.4/
配列番号611、およびCKS−4.1/配列番号61
2)のそれぞれを用いてHGBVに対する抗体を検出す
べく、酵素結合免疫吸収アッセイ(ELISA)を行っ
た。これらのタンパクで行ったELISAをそれぞれ、
1.7ELISA(CKS−1.7(配列番号610)
組換えタンパク使用)、1.4ELISA(CKS−
1.4(配列番号611)組換えタンパク使用)、およ
び4.1ELISA(CKS−4.1(配列番号61
2)組換えタンパク使用)とする。最初の研究において
は、1/4インチのポリスチレンビーズを種々の濃度の
精製タンパクで被覆(約60ビーズ/ロット)し、無接
種のタマリンからの血清を陰性コントロール、接種した
タマリンからの回復期血清を陽性コントロールとして用
いたELISA試験(下記)により評価した。その他の
コントールとして、種々の肝炎ウイルスに対して陰性と
判定された個体から得たヒト血清のプールを含めた。追
加の陽性コントロールは、ビーズの被覆効率をモニター
するためのCKSタンパクに対するモノクローナル抗体
であった。陰性コントロールシグナルに対する陽性コン
トロールシグナルの比が最も高くなるようにビーズの被
覆条件を選択し、ビーズ被覆プロセスのスケールアッセ
イに用いた。四つのELISA試験のそれぞれについ
て、1000ビーズからなるロットを少なくとも2ロッ
ト作成し、血清学的研究に用いた。
【0266】簡単に述べると、ポリスチレンビーズを精
製タンパクで被覆するにあたり、洗浄したビーズをシン
チレーションバイアルに加え、ビーズを組換え抗原含有
緩衝液に浸漬した(約0.233ml/ビーズ)。各組
換え抗原につき種々の異なる濃度を用意し、これらをp
H5.0〜9.5の範囲に調整した種々の異なる緩衝液
とともに用いて評価した。次いでバイアルを40℃のイ
ンキュベーター中の回転装置上に2時間載置し、その後
液体を吸引し、ビーズをpH6.8のリン酸緩衝食塩水
(PBS)で3回洗浄した。次いでビーズを0.1%T
ritonX−100を用いて1時間、40℃で処理
し、PBSで3回洗浄した。次に、ビーズを5%ウシ血
清アルブミンでオーバーコートし、攪拌しながら40
℃、1時間でインキュベートした。PBSでさらに洗浄
を繰り返した後、ビーズを5%ショ糖で20分間室温で
オーバーコートし、液体は吸引除去した。最後にビーズ
を空気乾燥し、HGBVに対する抗体を検出するための
ELISA試験に使用した。
製タンパクで被覆するにあたり、洗浄したビーズをシン
チレーションバイアルに加え、ビーズを組換え抗原含有
緩衝液に浸漬した(約0.233ml/ビーズ)。各組
換え抗原につき種々の異なる濃度を用意し、これらをp
H5.0〜9.5の範囲に調整した種々の異なる緩衝液
とともに用いて評価した。次いでバイアルを40℃のイ
ンキュベーター中の回転装置上に2時間載置し、その後
液体を吸引し、ビーズをpH6.8のリン酸緩衝食塩水
(PBS)で3回洗浄した。次いでビーズを0.1%T
ritonX−100を用いて1時間、40℃で処理
し、PBSで3回洗浄した。次に、ビーズを5%ウシ血
清アルブミンでオーバーコートし、攪拌しながら40
℃、1時間でインキュベートした。PBSでさらに洗浄
を繰り返した後、ビーズを5%ショ糖で20分間室温で
オーバーコートし、液体は吸引除去した。最後にビーズ
を空気乾燥し、HGBVに対する抗体を検出するための
ELISA試験に使用した。
【0267】C.HGBVに対する抗体を検出するため
のELISA手順 ELISAは間接アッセイ法で行った。即ち、血清また
は血漿を検体希釈剤で希釈し、固相に被覆した抗原と反
応させた。洗浄工程の後、固相と結合したタマリンまた
はヒト抗体を検出するために、ビーズをヒト免疫グロブ
リンを指向する西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP
O)標識抗体と反応させた。切捨て値を越えるシグナル
を生じた検体は反応性ありとした。ELISAに関する
付加的な詳細を以下に記す。
のELISA手順 ELISAは間接アッセイ法で行った。即ち、血清また
は血漿を検体希釈剤で希釈し、固相に被覆した抗原と反
応させた。洗浄工程の後、固相と結合したタマリンまた
はヒト抗体を検出するために、ビーズをヒト免疫グロブ
リンを指向する西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP
O)標識抗体と反応させた。切捨て値を越えるシグナル
を生じた検体は反応性ありとした。ELISAに関する
付加的な詳細を以下に記す。
【0268】ELISAの様式は、抗原で被覆した固相
を予め検体希釈剤(動物血清と非イオン活性剤を含有す
る緩衝溶液)で希釈したタマリン血清と接触させるもの
である。この検体希釈剤の調合に当たっては、特異的抗
体が抗原で被覆された固相と結合する割合を高める一
方、固相に対する非特異的な免疫グロブリンの結合に起
因するバックグラウンドシグナルを減少させるように調
合した。具体的には、10μlのタマリン血清を150
μlの検体希釈剤で希釈し、回転攪拌した。この予備希
釈された検体10μlを反応トレイ中のウェルに添加し
た後、200μlの検体希釈剤と抗原被覆ポリスチレン
ビーズを加えた。この反応トレイをダイナミックインキ
ュベーター(アボットラボラトリーズ製)中でインキュ
ベートした。インキュベーターは、室温で常に攪拌し続
けた。1時間のインキュベーションの後、液体を吸引除
去し、ビーズを含有するウェルを蒸留水で3回洗浄した
(各回5ml)。次にコンジュゲート希釈剤(動物血清
と非イオン活性剤を含有する緩衝溶液)で希釈したHR
PO標識ヤギ抗ヒト免疫グロブリンを200μl各ウェ
ルに添加し、反応トレイを上記のようにして再び1時間
インキュベートした。液体を吸引除去し、ビーズを含有
するウェルを蒸留水で上記のようにして3回洗浄した。
抗原及び結合免疫グロブリンを有するビーズをウェルか
ら除去し、各ビーズを試験管に入れ、0.3%o−フェ
ニレンジアミン二塩酸塩の0.02%H2O2含有0.1
Mクエン酸塩緩衝液(pH5.5)溶液300μlと反
応させた。室温で30分保持後、1NのH2SO4を加え
て反応を停止させた。492nmでの吸収を分光光度計
で読み取った。生じた色は、試験サンプル中に存在する
抗体の量と正比例する関係にあった。
を予め検体希釈剤(動物血清と非イオン活性剤を含有す
る緩衝溶液)で希釈したタマリン血清と接触させるもの
である。この検体希釈剤の調合に当たっては、特異的抗
体が抗原で被覆された固相と結合する割合を高める一
方、固相に対する非特異的な免疫グロブリンの結合に起
因するバックグラウンドシグナルを減少させるように調
合した。具体的には、10μlのタマリン血清を150
μlの検体希釈剤で希釈し、回転攪拌した。この予備希
釈された検体10μlを反応トレイ中のウェルに添加し
た後、200μlの検体希釈剤と抗原被覆ポリスチレン
ビーズを加えた。この反応トレイをダイナミックインキ
ュベーター(アボットラボラトリーズ製)中でインキュ
ベートした。インキュベーターは、室温で常に攪拌し続
けた。1時間のインキュベーションの後、液体を吸引除
去し、ビーズを含有するウェルを蒸留水で3回洗浄した
(各回5ml)。次にコンジュゲート希釈剤(動物血清
と非イオン活性剤を含有する緩衝溶液)で希釈したHR
PO標識ヤギ抗ヒト免疫グロブリンを200μl各ウェ
ルに添加し、反応トレイを上記のようにして再び1時間
インキュベートした。液体を吸引除去し、ビーズを含有
するウェルを蒸留水で上記のようにして3回洗浄した。
抗原及び結合免疫グロブリンを有するビーズをウェルか
ら除去し、各ビーズを試験管に入れ、0.3%o−フェ
ニレンジアミン二塩酸塩の0.02%H2O2含有0.1
Mクエン酸塩緩衝液(pH5.5)溶液300μlと反
応させた。室温で30分保持後、1NのH2SO4を加え
て反応を停止させた。492nmでの吸収を分光光度計
で読み取った。生じた色は、試験サンプル中に存在する
抗体の量と正比例する関係にあった。
【0269】HGBVエピトープに対する抗体を含まな
いと思われる検体とHGBVエピトープに対する抗体を
含むと思われる検体とを分別するために、検体の各グル
ープに対して予備的な切捨て値を設定した。
いと思われる検体とHGBVエピトープに対する抗体を
含むと思われる検体とを分別するために、検体の各グル
ープに対して予備的な切捨て値を設定した。
【0270】D.感染個体の血清におけるHGBV由来
RNAの検出 タマリン血清またはヒト血清/血漿中における、HGB
V−RNA存在下の1.7ELISAおよび1.4EL
ISAの血清反応データを相互に関連付けるために、R
T−PCRを既に参照して本明細書に包含した米国特許
出願第08/283,314号の実施例7と同様に実施
した。実施にあたってはHGBVのクローン化された配
列に由来するオリゴヌクレオチドを使用した。オリゴヌ
クレオチドのHGBV−Bゲノムに由来するクローン4
(実施例7参照)およびHGBV−Aゲノムに由来する
クローン16に対する最終濃度は0.5μMであった。
RNAの検出 タマリン血清またはヒト血清/血漿中における、HGB
V−RNA存在下の1.7ELISAおよび1.4EL
ISAの血清反応データを相互に関連付けるために、R
T−PCRを既に参照して本明細書に包含した米国特許
出願第08/283,314号の実施例7と同様に実施
した。実施にあたってはHGBVのクローン化された配
列に由来するオリゴヌクレオチドを使用した。オリゴヌ
クレオチドのHGBV−Bゲノムに由来するクローン4
(実施例7参照)およびHGBV−Aゲノムに由来する
クローン16に対する最終濃度は0.5μMであった。
【0271】E.タマリンの血清像 LEMSIPに収容されたタマリンから週単位で採血し
て血清を得、肝臓の酵素レベルを検査した。検体血清の
残量はさらなる調査のためにアボットラボラトリーズに
送った。
て血清を得、肝臓の酵素レベルを検査した。検体血清の
残量はさらなる調査のためにアボットラボラトリーズに
送った。
【0272】1.タマリンについてのELISAの結果
(初期感染性の研究) 4匹のタマリン(T−1053、T−1048、T−1
057、およびT−1061)にGB血清(H205G
B継代数11と称する)を接種した。接種後(PI)の
最初1週間の間、タマリンT−1053では肝酵素の上
昇が認められた。このタマリンは、PI12日で安楽死
させた。タマリンT−1048、T−1057、および
T−1061は、接種後2週間までの間に肝酵素の上昇
を示した。この上昇はPI8〜9週まで続いた(図2〜
4)後、接種前のレベルに戻った。PI14週におい
て、これら3匹のタマリンに対し、タマリンT−105
3(この個体は感染力を有することが判明している−実
施例2)から得た希釈していない血清0.10mlでの
再接種を行った。
(初期感染性の研究) 4匹のタマリン(T−1053、T−1048、T−1
057、およびT−1061)にGB血清(H205G
B継代数11と称する)を接種した。接種後(PI)の
最初1週間の間、タマリンT−1053では肝酵素の上
昇が認められた。このタマリンは、PI12日で安楽死
させた。タマリンT−1048、T−1057、および
T−1061は、接種後2週間までの間に肝酵素の上昇
を示した。この上昇はPI8〜9週まで続いた(図2〜
4)後、接種前のレベルに戻った。PI14週におい
て、これら3匹のタマリンに対し、タマリンT−105
3(この個体は感染力を有することが判明している−実
施例2)から得た希釈していない血清0.10mlでの
再接種を行った。
【0273】この3匹のタマリン(タマリンT−104
8、T−1057、およびT−1061)の回復期の血
清がCKS−1.7(配列番号610)組換えタンパ
ク、CKS−1.4(配列番号611)組換えタンパ
ク、CKS−4.1(配列番号612)組換えタンパク
に対する抗体を有するか否かについて、ELISA(図
3、4、5)を個々に行って検討した。1.7(配列番
号610)、1.4(配列番号611)、4.1(配列
番号612)、あるいは1.5(配列番号614)の各
組換えタンパクに対する特異抗体は、どの接種前の検体
からも検出されなかった。
8、T−1057、およびT−1061)の回復期の血
清がCKS−1.7(配列番号610)組換えタンパ
ク、CKS−1.4(配列番号611)組換えタンパ
ク、CKS−4.1(配列番号612)組換えタンパク
に対する抗体を有するか否かについて、ELISA(図
3、4、5)を個々に行って検討した。1.7(配列番
号610)、1.4(配列番号611)、4.1(配列
番号612)、あるいは1.5(配列番号614)の各
組換えタンパクに対する特異抗体は、どの接種前の検体
からも検出されなかった。
【0274】図26に示すように、T−1048の血清
においては、1.7および1.4ELISAの試験によ
ってPI56〜84日で特異抗体が検出されたが、PI
97および137日では検出されなかった。また、T−
1048の血清は、4.1ELISAの試験では特異抗
体を検出しなかった。図27に示すよ うに1.7タン
パク(配列番号610)に対する抗体がT−1057の
血清においてPI56および63日に検出されたが、P
I63日よりも後は検出されなかった。4.1タンパク
(配列番号612)に対する抗体がPI28〜63日に
検出されたが、PI84〜97では検出されなかった。
上記のように、各タマリンに対し、PI97日に接種剤
H205で再接種を行った。4.1タンパク(配列番号
612)に対する特異抗体がPI112日およびPI1
26日に検出されたが、これは接種に対する既往反応を
示唆するものである。1.4組換えタンパク(配列番号
611)については抗体反応は認められなかった。組換
え1.4タンパク(配列番号611)に対する特異抗体
がタマリンT−1061の血清においてPI84日から
PI112日の間で検出されたが、PI126日以降で
は検出されなかった。図28に示すように、タマリンT
−1061の血清は1.7タンパク(配列番号610)
および4.1タンパク(配列番号612)に対する抗体
に関してPI350日で陰性であった。
においては、1.7および1.4ELISAの試験によ
ってPI56〜84日で特異抗体が検出されたが、PI
97および137日では検出されなかった。また、T−
1048の血清は、4.1ELISAの試験では特異抗
体を検出しなかった。図27に示すよ うに1.7タン
パク(配列番号610)に対する抗体がT−1057の
血清においてPI56および63日に検出されたが、P
I63日よりも後は検出されなかった。4.1タンパク
(配列番号612)に対する抗体がPI28〜63日に
検出されたが、PI84〜97では検出されなかった。
上記のように、各タマリンに対し、PI97日に接種剤
H205で再接種を行った。4.1タンパク(配列番号
612)に対する特異抗体がPI112日およびPI1
26日に検出されたが、これは接種に対する既往反応を
示唆するものである。1.4組換えタンパク(配列番号
611)については抗体反応は認められなかった。組換
え1.4タンパク(配列番号611)に対する特異抗体
がタマリンT−1061の血清においてPI84日から
PI112日の間で検出されたが、PI126日以降で
は検出されなかった。図28に示すように、タマリンT
−1061の血清は1.7タンパク(配列番号610)
および4.1タンパク(配列番号612)に対する抗体
に関してPI350日で陰性であった。
【0275】2.タマリンについてのPCRの結果(初
期感染性の研究)タマリンT−1048およびT−10
57の血清を選択し、実施例7に記載のクローン4から
得たプライマーと実施例7に記載のクローン16から得
たプライマーを用い、RT−PCRによってHGBV−
RNAを調べた。
期感染性の研究)タマリンT−1048およびT−10
57の血清を選択し、実施例7に記載のクローン4から
得たプライマーと実施例7に記載のクローン16から得
たプライマーを用い、RT−PCRによってHGBV−
RNAを調べた。
【0276】HGBV−RNAは、RT−PCRによっ
ては接種前10日および接種前17日の血清中のプライ
マーのいずれにおいても(T−1048)(図26)、
あるいは接種前17、37、59日の血清中のプライマ
ーのいずれにおいても(T−1057)(図27)検出
されなかった。T−1048については、HGBV−R
NAが、PI7〜137日の間に得た17の異なった血
清のうちの15に関してクローン4からのプライマーを
用いて検出された。HGBV−RNAは、PI7〜97
日の期間に得た10種血清のいずれかにあっても、クロ
ーン16から得たプライマーを用いるRT−PCRによ
っては検出されなかった。T−1053の血漿を接種す
ると、接種後8日および40日の期間に採取した血清5
検体のうち4検体がクローン16に対して陽性であっ
た。T−1057については、RT−PCRの結果が陽
性であったのは、図27に示すようにPI7日から28
日に採取した4検体で、クローン4からのプライマーを
用いたものであった。各検体に対して行ったRT−PC
Rの結果は、PI28日後においては弱いハイブリダイ
ゼーションシグナルを示した287日目を除いては、ク
ローン4に対して陰性であった。PI7日〜97日に得
たT−1057の6つの検体のいずれもが、クローン1
6からのプライマーを用いたRT−PCRが陽性であっ
た。しかしながら、T−1053の接種後8日〜85日
の間の血清は、クローン16からのプライマーの使用で
陽性であった。
ては接種前10日および接種前17日の血清中のプライ
マーのいずれにおいても(T−1048)(図26)、
あるいは接種前17、37、59日の血清中のプライマ
ーのいずれにおいても(T−1057)(図27)検出
されなかった。T−1048については、HGBV−R
NAが、PI7〜137日の間に得た17の異なった血
清のうちの15に関してクローン4からのプライマーを
用いて検出された。HGBV−RNAは、PI7〜97
日の期間に得た10種血清のいずれかにあっても、クロ
ーン16から得たプライマーを用いるRT−PCRによ
っては検出されなかった。T−1053の血漿を接種す
ると、接種後8日および40日の期間に採取した血清5
検体のうち4検体がクローン16に対して陽性であっ
た。T−1057については、RT−PCRの結果が陽
性であったのは、図27に示すようにPI7日から28
日に採取した4検体で、クローン4からのプライマーを
用いたものであった。各検体に対して行ったRT−PC
Rの結果は、PI28日後においては弱いハイブリダイ
ゼーションシグナルを示した287日目を除いては、ク
ローン4に対して陰性であった。PI7日〜97日に得
たT−1057の6つの検体のいずれもが、クローン1
6からのプライマーを用いたRT−PCRが陽性であっ
た。しかしながら、T−1053の接種後8日〜85日
の間の血清は、クローン16からのプライマーの使用で
陽性であった。
【0277】3.タマリンについてのELISAの結果
(力価検定/伝播性の研究) 実施例2に記載のように、タマリンT−1053の血清
を4匹のタマリンに接種した。これら4匹のタマリンの
うち3匹を疾病の急性期(PI12日から14日の間)
に安楽死させた。これら3匹のタマリンについて得たR
T−PCRの結果を以下に記す。生き残ったタマリン
(T−1051)は最初PI14日までに肝酵素値が上
昇し、この上昇値は少なくともPI8週まで持続した。
タマリンT−1051の検体を1.7ELISAおよび
1.4ELISAで試験した。結果を図29に示す。特
異抗体は接種後の最初の41日間に採取された血清にお
いても接種前の血清においても検出されなかった。しか
しながら、1.4タンパク(配列番号611)および
1.7タンパク(配列番号610)に対する抗体反応が
PI49日とPI113日の間に、また4.1タンパク
(配列番号612)に対する抗体反応がPI28日とP
I105日の間に認められた。タマリンはPI113日
目に安楽死させた。
(力価検定/伝播性の研究) 実施例2に記載のように、タマリンT−1053の血清
を4匹のタマリンに接種した。これら4匹のタマリンの
うち3匹を疾病の急性期(PI12日から14日の間)
に安楽死させた。これら3匹のタマリンについて得たR
T−PCRの結果を以下に記す。生き残ったタマリン
(T−1051)は最初PI14日までに肝酵素値が上
昇し、この上昇値は少なくともPI8週まで持続した。
タマリンT−1051の検体を1.7ELISAおよび
1.4ELISAで試験した。結果を図29に示す。特
異抗体は接種後の最初の41日間に採取された血清にお
いても接種前の血清においても検出されなかった。しか
しながら、1.4タンパク(配列番号611)および
1.7タンパク(配列番号610)に対する抗体反応が
PI49日とPI113日の間に、また4.1タンパク
(配列番号612)に対する抗体反応がPI28日とP
I105日の間に認められた。タマリンはPI113日
目に安楽死させた。
【0278】タマリン(T−1034)は、実施例1お
よび表4に記載のように最近罹患した肝炎感染から回復
しつつある患者(最初のGB源)の潜在的感染性血清
0.1mlで前に接種したものである。肝酵素値の上昇
はT−1034において接種後の約10週間認められな
かった。この理由からタマリンT−1034は付加的研
究において使用できるであろうと決定した。タマリンT
−1034はHGBV調製物で接種した。このHGBV
調製物は、タマリンT−1053の血清を予め接種した
3匹のタマリン(T−1055、T−1038、T−1
049)の血清プールから実施例4??の記載に従って
調製したものである。
よび表4に記載のように最近罹患した肝炎感染から回復
しつつある患者(最初のGB源)の潜在的感染性血清
0.1mlで前に接種したものである。肝酵素値の上昇
はT−1034において接種後の約10週間認められな
かった。この理由からタマリンT−1034は付加的研
究において使用できるであろうと決定した。タマリンT
−1034はHGBV調製物で接種した。このHGBV
調製物は、タマリンT−1053の血清を予め接種した
3匹のタマリン(T−1055、T−1038、T−1
049)の血清プールから実施例4??の記載に従って
調製したものである。
【0279】これらの3匹のタマリン(T−1055、
T−1038、T−1049)に、実施例2の記載に従
ってタマリンT−1053から調製した血清を接種し
た。PI11日までには3匹のタマリン全てで肝酵素の
上昇が認められた。PI12日目にタマリンT−105
5を殺した。タマリンT−1038とタマリンT−10
49はPI14日目に殺した。これらのタマリンの血清
をプールして、清澄化し、濾過した。この濾過したもの
の10-6希釈物(健常タマリン血清中に調製)0.25
mlをタマリンT−1034に接種した。
T−1038、T−1049)に、実施例2の記載に従
ってタマリンT−1053から調製した血清を接種し
た。PI11日までには3匹のタマリン全てで肝酵素の
上昇が認められた。PI12日目にタマリンT−105
5を殺した。タマリンT−1038とタマリンT−10
49はPI14日目に殺した。これらのタマリンの血清
をプールして、清澄化し、濾過した。この濾過したもの
の10-6希釈物(健常タマリン血清中に調製)0.25
mlをタマリンT−1034に接種した。
【0280】T−1034に接種後2週間で肝酵素AL
T値の上昇が最初に認められ、続く7週間の間上昇値を
保ち、最後に接種後10週までに正常化した。図30に
示したように1.4(配列番号22)組換えタンパクに
対する特異抗体応答がPI49日に最初に検出され、P
I56日〜118日の間検出され続けた。4.1(配列
番号52)組換えタンパクに対する抗体応答はPI49
日に最初に検出され、PI56日〜77日の間検出され
続けた。但しPI84日から118日の間は検出されな
かった。1.7(配列番号610)組換えタンパクに対
する抗体応答はPI56日に最初に検出され、PI63
日〜118日の間検出され続けた。タマリンはPI11
8日目に殺した。
T値の上昇が最初に認められ、続く7週間の間上昇値を
保ち、最後に接種後10週までに正常化した。図30に
示したように1.4(配列番号22)組換えタンパクに
対する特異抗体応答がPI49日に最初に検出され、P
I56日〜118日の間検出され続けた。4.1(配列
番号52)組換えタンパクに対する抗体応答はPI49
日に最初に検出され、PI56日〜77日の間検出され
続けた。但しPI84日から118日の間は検出されな
かった。1.7(配列番号610)組換えタンパクに対
する抗体応答はPI56日に最初に検出され、PI63
日〜118日の間検出され続けた。タマリンはPI11
8日目に殺した。
【0281】実施例2に記載のように、タマリンT−1
044は、H205で接種した7日後にT−1057か
らの血清で接種した。この接種物はクローン4プライマ
ーで検出された配列に対してのみ陽性であった。クロー
ン16プライマーを用いたRT−PCRでPI14日か
ら63日の間、切捨て値を越えるゆるやかなALT値の
上昇が見られた。前述のように、1.7(配列番号61
0)組換えタンパクに対する特異抗体応答は、PI63
日〜84日の間、検出された。4.1(配列番号61
2)組換えタンパクに対する抗体応答や、1.4(配列
番号611)組換えタンパクに対する抗体応答は検出さ
れなかった。タマリンは、PI161日目に殺した。
044は、H205で接種した7日後にT−1057か
らの血清で接種した。この接種物はクローン4プライマ
ーで検出された配列に対してのみ陽性であった。クロー
ン16プライマーを用いたRT−PCRでPI14日か
ら63日の間、切捨て値を越えるゆるやかなALT値の
上昇が見られた。前述のように、1.7(配列番号61
0)組換えタンパクに対する特異抗体応答は、PI63
日〜84日の間、検出された。4.1(配列番号61
2)組換えタンパクに対する抗体応答や、1.4(配列
番号611)組換えタンパクに対する抗体応答は検出さ
れなかった。タマリンは、PI161日目に殺した。
【0282】4.タマリンについてのPCRの結果(力
価検定/伝播性の研究) 接種に先立つ8週目の週にT−1049とT−1055
から採取した血清および接種の日にT−1038から得
た血清は、クローン16(配列番号26)およびクロー
ン4(配列番号21)に対し、RT−PCR陰性であっ
た。タマリンT−1049とタマリンT−1055はク
ローン4の配列(配列番号21)に対して接種の1週間
後、RT−PCR陽性であった(クローン16のPCR
は実施しなかった)。殺す日に先立つ、T−1049
(PI14日)並びにT−1055(PI11日)は、
クローン4(配列番号21)およびクローン16の配列
(配列番号26)のいずれに対しても、RT−PCR陽
性であった。タマリンT−1038は、殺す日(PI1
4日)には、両プライマーのいずれでも陽性であった。
価検定/伝播性の研究) 接種に先立つ8週目の週にT−1049とT−1055
から採取した血清および接種の日にT−1038から得
た血清は、クローン16(配列番号26)およびクロー
ン4(配列番号21)に対し、RT−PCR陰性であっ
た。タマリンT−1049とタマリンT−1055はク
ローン4の配列(配列番号21)に対して接種の1週間
後、RT−PCR陽性であった(クローン16のPCR
は実施しなかった)。殺す日に先立つ、T−1049
(PI14日)並びにT−1055(PI11日)は、
クローン4(配列番号21)およびクローン16の配列
(配列番号26)のいずれに対しても、RT−PCR陽
性であった。タマリンT−1038は、殺す日(PI1
4日)には、両プライマーのいずれでも陽性であった。
【0283】図30から判るように、T−1034は、
接種後に採取した(PI7日)最初の血清サンプルにつ
いてクローン4プライマーで検出された配列に対しRT
−PCR陽性で、PI70日まで陽性でありつづけた。
PI112日に採取したサンプルは陰性であった。これ
らのサンプル全てはクローン16プライマーによるRT
−PCRで陰性であった。接種前の70日目および10
1日目に採取したサンプルは両プライマーのいずれでも
陰性であった。
接種後に採取した(PI7日)最初の血清サンプルにつ
いてクローン4プライマーで検出された配列に対しRT
−PCR陽性で、PI70日まで陽性でありつづけた。
PI112日に採取したサンプルは陰性であった。これ
らのサンプル全てはクローン16プライマーによるRT
−PCRで陰性であった。接種前の70日目および10
1日目に採取したサンプルは両プライマーのいずれでも
陰性であった。
【0284】タマリンT−1051に関する図29から
判るように、HGBV−RNAは、接種の8週間前に採
取した血清サンプルにおいては、両プライマー(上記の
クローン4とクローン16からのもの)のいずれによっ
ても検出されなかった。HGBV− RNAは、PI7
日〜69日の間に採取した6種の血清において、クロー
ン4からのプライマーを用いたRT−PCRで検出され
たが、PI77、84、91、あるいは105日に採取
した血清では検出されなかった。接種後に採取した9つ
のサンプルにおいて、クローン16からのプライマーを
用いたRT−PCRでHGBV−RNAが検出された。
判るように、HGBV−RNAは、接種の8週間前に採
取した血清サンプルにおいては、両プライマー(上記の
クローン4とクローン16からのもの)のいずれによっ
ても検出されなかった。HGBV− RNAは、PI7
日〜69日の間に採取した6種の血清において、クロー
ン4からのプライマーを用いたRT−PCRで検出され
たが、PI77、84、91、あるいは105日に採取
した血清では検出されなかった。接種後に採取した9つ
のサンプルにおいて、クローン16からのプライマーを
用いたRT−PCRでHGBV−RNAが検出された。
【0285】図7に示すように、T−1044は、接種
後(PI7日)に採取した最初の血清サンプルにおいて
は、クローン4プライマーで検出された配列に対し、R
T−PCR陽性であり、PI 63日まで陽性でありつ
づけた。PI77日〜119日の間に採取したサンプル
は陰性であった。これらのすべてのサンプルは、クロー
ン16プライマーに対してRT−PCR陰性であった。
接種の42日前に採取したサンプルは、両プライマーの
いずれに対しても陰性であった。
後(PI7日)に採取した最初の血清サンプルにおいて
は、クローン4プライマーで検出された配列に対し、R
T−PCR陽性であり、PI 63日まで陽性でありつ
づけた。PI77日〜119日の間に採取したサンプル
は陰性であった。これらのすべてのサンプルは、クロー
ン16プライマーに対してRT−PCR陰性であった。
接種の42日前に採取したサンプルは、両プライマーの
いずれに対しても陰性であった。
【0286】タマリンT−1047とT−1056に対
し、PI14日に採取したT−1044血清を接種し
た。これらの両動物からPI7日〜64日の間に採取し
た9種のサンプルは、クローン4プライマー(配列番号
8と9)によるRT−PCRは陽性であったが、クロー
ン16プライマーでは陰性であった。
し、PI14日に採取したT−1044血清を接種し
た。これらの両動物からPI7日〜64日の間に採取し
た9種のサンプルは、クローン4プライマー(配列番号
8と9)によるRT−PCRは陽性であったが、クロー
ン16プライマーでは陰性であった。
【0287】タマリンT−1058に、T−1053血
清による誘発の22日後に採取した無希釈のT−105
7血清を接種した。この接種物は、クローン16プライ
マーで検出された配列に対して陽性であったが、クロー
ン4プライマーでのものには陰性であった。この動物か
ら採取した血清サンプルを、GBV−配列[クローン1
6、クローン2、クローン10、クローン18]および
GB−B配列[クローン4およびクローン50]に由来
するプライマーを用いて試験した。接種の9日前に採取
したサンプルは、全てのプライマーでいずれも陰性であ
った。PI14日に採取したサンプルはクローン10と
18のプライマーのみで陽性であった。PI21日に採
取したサンプルはクローン16、10、および18のプ
ライマーのみで陽性であった。PI28日に採取したサ
ンプルはクローン18のプライマーのみで陽性であっ
た。PI35日に採取したサンプルはクローン2、1
6、および18のプライマーのみで陽性であった。PI
41日に採取したサンプルはクローン16および18の
プライマーのみで陽性であった。クローン4およびクロ
ーン50からのプライマーでは、試験した全サンプルが
陰性であった。
清による誘発の22日後に採取した無希釈のT−105
7血清を接種した。この接種物は、クローン16プライ
マーで検出された配列に対して陽性であったが、クロー
ン4プライマーでのものには陰性であった。この動物か
ら採取した血清サンプルを、GBV−配列[クローン1
6、クローン2、クローン10、クローン18]および
GB−B配列[クローン4およびクローン50]に由来
するプライマーを用いて試験した。接種の9日前に採取
したサンプルは、全てのプライマーでいずれも陰性であ
った。PI14日に採取したサンプルはクローン10と
18のプライマーのみで陽性であった。PI21日に採
取したサンプルはクローン16、10、および18のプ
ライマーのみで陽性であった。PI28日に採取したサ
ンプルはクローン18のプライマーのみで陽性であっ
た。PI35日に採取したサンプルはクローン2、1
6、および18のプライマーのみで陽性であった。PI
41日に採取したサンプルはクローン16および18の
プライマーのみで陽性であった。クローン4およびクロ
ーン50からのプライマーでは、試験した全サンプルが
陰性であった。
【0288】5.タマリンによる血清学的研究のまとめ 5匹のタマリンに対し、HGBVの種々の調製物を接種
すると、接種後2週間までに肝酵素が上昇を始めた。こ
の上昇値は続く6〜8週間の間持続した。一以上のHG
BV組換え抗原、1.7、1.4、および4.1に対す
る特異抗体の応答が5匹全部のタマリンで観察された。
いずれの場合も抗体はまず、PI6から10週で検出さ
れ、さらに2週間から7週間の間持続した。一般に、抗
体レベルはピークに達し、次いで引き続く数週間の内に
急速に下降した。抗体は、肝酵素の値が正常値に戻った
後しばらくして検出可能となることがわかる。このこと
は、抗体の産生がウイルス感染の消散において何らかの
作用をしていることを示唆するものである。
すると、接種後2週間までに肝酵素が上昇を始めた。こ
の上昇値は続く6〜8週間の間持続した。一以上のHG
BV組換え抗原、1.7、1.4、および4.1に対す
る特異抗体の応答が5匹全部のタマリンで観察された。
いずれの場合も抗体はまず、PI6から10週で検出さ
れ、さらに2週間から7週間の間持続した。一般に、抗
体レベルはピークに達し、次いで引き続く数週間の内に
急速に下降した。抗体は、肝酵素の値が正常値に戻った
後しばらくして検出可能となることがわかる。このこと
は、抗体の産生がウイルス感染の消散において何らかの
作用をしていることを示唆するものである。
【0289】6.タマリンでのPCR研究のまとめ ゲノムウォーキング実験の結果は、クローン4(配列番
号21)とクローン16(配列番号26)が別々のRN
A分子上にあることを示唆している。我々は従前、ウイ
ルスゲノムには異なる2種類が存在し、その一つは一部
にクローン4(配列番号21)を含有しもう一つは一部
にクローン16(配列番号26)を含有する、という仮
説を提起した。ある動物がクローン4からのプライマー
で陽性でクローン16からのプライマーでは陰性である
という事実が観察されたことは、ウイルスゲノムに異な
る2種類が存在することを支持するものである。しかし
ながら、クローン16(配列番号26)の配列が感染タ
マリンの内のあるものでは検出できなかったことは、ク
ローン16のプライマーセットとクローン4のプライマ
ーセットとの感度の下限の違いを反映している、という
議論もできるかもしれない。もしこの後者の可能性が正
しいとするならば、両方のプライマーともに陽性のタマ
リンは、これら二つのプライマーセットに関し、感度の
差を示すはずである。上記の結果は二つのウイルス種の
存在によって説明されるのであって二つのプライマーセ
ットの感度の差によるものではない、という立場を補強
するため、タマリンT−1057とT−1053のcD
NAの一連の希釈列を用いてPCRを実施した。T−1
057血清はクローン4プライマーの血清当量5×10
-3μlで陽性、5×10-4μlで陰性であった。T−1
057血清を20μlという多量で用いてRT−PCR
をクローン16プライマーで行ったが、結果は陰性であ
った。もしこの差が二つのプライマーセット(クローン
4対クローン16)の相対感度に帰するのであれば、他
の検体もPCR試験を行ったとき4000倍もの高い終
点希釈を示すであろうと予測される。しかしながら、T
−1053血清に由来するcDNAは、クローン4(配
列番号21)およびクローン16(配列番号26)の両
クローンの配列に対し、いずれも血清当量2.5×10
-4μlで陽性で、2.5×10-5μlで陰性であること
が判った。よってこの結果はプライマーセットの感度の
差では説明できず、contigB−クローン4(配列
番号21)およびcontigA−クローン16(配列
番号26)配列が、T−1057においては少なくとも
4000倍異なる力価であるがT−1053では略等し
い力価であるような別個のウイルスゲノムの上に存在す
る、という仮定と整合する。すなわちこのデータは、異
なる検体において異なる相対終点力価を有する別個の二
つのウイルスの存在と整合するものである。
号21)とクローン16(配列番号26)が別々のRN
A分子上にあることを示唆している。我々は従前、ウイ
ルスゲノムには異なる2種類が存在し、その一つは一部
にクローン4(配列番号21)を含有しもう一つは一部
にクローン16(配列番号26)を含有する、という仮
説を提起した。ある動物がクローン4からのプライマー
で陽性でクローン16からのプライマーでは陰性である
という事実が観察されたことは、ウイルスゲノムに異な
る2種類が存在することを支持するものである。しかし
ながら、クローン16(配列番号26)の配列が感染タ
マリンの内のあるものでは検出できなかったことは、ク
ローン16のプライマーセットとクローン4のプライマ
ーセットとの感度の下限の違いを反映している、という
議論もできるかもしれない。もしこの後者の可能性が正
しいとするならば、両方のプライマーともに陽性のタマ
リンは、これら二つのプライマーセットに関し、感度の
差を示すはずである。上記の結果は二つのウイルス種の
存在によって説明されるのであって二つのプライマーセ
ットの感度の差によるものではない、という立場を補強
するため、タマリンT−1057とT−1053のcD
NAの一連の希釈列を用いてPCRを実施した。T−1
057血清はクローン4プライマーの血清当量5×10
-3μlで陽性、5×10-4μlで陰性であった。T−1
057血清を20μlという多量で用いてRT−PCR
をクローン16プライマーで行ったが、結果は陰性であ
った。もしこの差が二つのプライマーセット(クローン
4対クローン16)の相対感度に帰するのであれば、他
の検体もPCR試験を行ったとき4000倍もの高い終
点希釈を示すであろうと予測される。しかしながら、T
−1053血清に由来するcDNAは、クローン4(配
列番号21)およびクローン16(配列番号26)の両
クローンの配列に対し、いずれも血清当量2.5×10
-4μlで陽性で、2.5×10-5μlで陰性であること
が判った。よってこの結果はプライマーセットの感度の
差では説明できず、contigB−クローン4(配列
番号21)およびcontigA−クローン16(配列
番号26)配列が、T−1057においては少なくとも
4000倍異なる力価であるがT−1053では略等し
い力価であるような別個のウイルスゲノムの上に存在す
る、という仮定と整合する。すなわちこのデータは、異
なる検体において異なる相対終点力価を有する別個の二
つのウイルスの存在と整合するものである。
【0290】HGBV−Bによるウイルス血症のみで肝
酵素レベルの上昇を引き起こすのに十分であって、GB
V−Aのみのウイルス血症段階では肝酵素レベル上昇は
認められない、という観察結果から、HGBV−Bが恐
らくこれらのタマリンにおける肝炎の原因物質であった
ことがわかった。HGBV−B抗原に対する免疫応答
は、精々接種後150日という短期間出現した。これに
対する説明としては、これらのELISAアッセイにお
いて選定されたエピトープが、免疫応答が生成する主エ
ピトープからのものではなかったということが考えられ
る。他の説明として、タマリンにおいては肝炎誘発は長
期間の応答を必要とする重症ではない、ということも考
えられる。これは、急性期に殺した、あるいは急性期の
少し後で自然死した動物において、肝臓の炎症が軽症な
いし非重症に止まった(結果は示さない)という組織学
的証拠と整合する。
酵素レベルの上昇を引き起こすのに十分であって、GB
V−Aのみのウイルス血症段階では肝酵素レベル上昇は
認められない、という観察結果から、HGBV−Bが恐
らくこれらのタマリンにおける肝炎の原因物質であった
ことがわかった。HGBV−B抗原に対する免疫応答
は、精々接種後150日という短期間出現した。これに
対する説明としては、これらのELISAアッセイにお
いて選定されたエピトープが、免疫応答が生成する主エ
ピトープからのものではなかったということが考えられ
る。他の説明として、タマリンにおいては肝炎誘発は長
期間の応答を必要とする重症ではない、ということも考
えられる。これは、急性期に殺した、あるいは急性期の
少し後で自然死した動物において、肝臓の炎症が軽症な
いし非重症に止まった(結果は示さない)という組織学
的証拠と整合する。
【0291】この研究で記載した6匹の動物の内の5匹
において、PI112日までにHGBV−Bによるウイ
ルス血症が散退した。一方、タマリンT−1048は1
36日間ウイルス血症から回復せず、死亡時(PI13
7日)にウイルス血症が認められた。GBV−A配列に
陽性であった4匹の動物中で、3匹は、GBV−A配列
が最初に出現してから77日後までにウイルス血症の解
消をみた。これに対し、タマリンT−1061は、犠牲
に供されるまでの245日間、ウイルス血症が認められ
た。加えて、タマリンT−1051は、犠牲に供される
まで(PI113日)ウイルス血症であったが、この持
続するウイルス血症が最初にT−1053血漿で接種し
たことによるものか、あるいはその69日後にT−10
53血漿で追加接種した結果によるものかは不明であ
る。
において、PI112日までにHGBV−Bによるウイ
ルス血症が散退した。一方、タマリンT−1048は1
36日間ウイルス血症から回復せず、死亡時(PI13
7日)にウイルス血症が認められた。GBV−A配列に
陽性であった4匹の動物中で、3匹は、GBV−A配列
が最初に出現してから77日後までにウイルス血症の解
消をみた。これに対し、タマリンT−1061は、犠牲
に供されるまでの245日間、ウイルス血症が認められ
た。加えて、タマリンT−1051は、犠牲に供される
まで(PI113日)ウイルス血症であったが、この持
続するウイルス血症が最初にT−1053血漿で接種し
たことによるものか、あるいはその69日後にT−10
53血漿で追加接種した結果によるものかは不明であ
る。
【0292】HGBV−AおよびHGBV−Bの両方に
陽性であった6匹の動物のピークALTの平均値は、H
GBV−Bのみに陽性の4匹の動物の平均値より高かっ
た。加えてピーク値に達するのは、平均してGBV−B
のみに陽性の動物よりもGBV−AおよびGBV−Bの
両方に陽性の動物における方が早かった。これらの結果
は、肝炎の強さは両剤が相当量で存在することに関係す
るかもしれないことを示唆している。タマリンT−10
47とT−1056へのGBV−Bの追加継代接種にお
いて肝酵素値の上昇がGBV−Bウイルス血症でほとん
どなかったことが観察されたが、この結果は、タマリン
においては両剤がALTレベルの主たる上昇をもたらす
のに必須ではないかという仮説を支持する。HGBV−
B単独を用いた継代接種に加え、T−1058に接種物
HGBV−Aを接種した時の初期の結果は、クローン4
とクローン50のプライマーで検出可能なGB−B配列
の不在によって示されるように、HGBV−Aは検出可
能なHGBV−Bがなくとも独立に伝染しうることを示
唆している。
陽性であった6匹の動物のピークALTの平均値は、H
GBV−Bのみに陽性の4匹の動物の平均値より高かっ
た。加えてピーク値に達するのは、平均してGBV−B
のみに陽性の動物よりもGBV−AおよびGBV−Bの
両方に陽性の動物における方が早かった。これらの結果
は、肝炎の強さは両剤が相当量で存在することに関係す
るかもしれないことを示唆している。タマリンT−10
47とT−1056へのGBV−Bの追加継代接種にお
いて肝酵素値の上昇がGBV−Bウイルス血症でほとん
どなかったことが観察されたが、この結果は、タマリン
においては両剤がALTレベルの主たる上昇をもたらす
のに必須ではないかという仮説を支持する。HGBV−
B単独を用いた継代接種に加え、T−1058に接種物
HGBV−Aを接種した時の初期の結果は、クローン4
とクローン50のプライマーで検出可能なGB−B配列
の不在によって示されるように、HGBV−Aは検出可
能なHGBV−Bがなくとも独立に伝染しうることを示
唆している。
【0293】F.ヒト集団でのHGBVへの暴露を示す
ための実験手順 種々のヒト集団から検体を得て、HGBV−Bに由来す
る組換えタンパクを用いた三種の別個のELISAによ
ってHGBVに対する抗体の有無を調べた。実施例15
Bのようにして1.7ELISAにおいてはCKS−
1.7組換えタンパク(配列番号610)で固相を被覆
し、1.4ELISAにおいてはCKS−1.4組換え
タンパク(配列番号611)で固相を被覆し、また4.
1ELISAでは4.1組換えタンパク(配列番号61
2)で固相を被覆して用いた。実施例15Eでも記した
ように、HGBVで接種したタマリンでは、これらのタ
ンパクに対して特異的ではあるが短い抗体応答が認めら
れた。この検出可能な免疫応答の短期的な性質からする
と、結果が陰性のヒト集団においてHGBVに対して従
前暴露された可能性がないとはいえない。
ための実験手順 種々のヒト集団から検体を得て、HGBV−Bに由来す
る組換えタンパクを用いた三種の別個のELISAによ
ってHGBVに対する抗体の有無を調べた。実施例15
Bのようにして1.7ELISAにおいてはCKS−
1.7組換えタンパク(配列番号610)で固相を被覆
し、1.4ELISAにおいてはCKS−1.4組換え
タンパク(配列番号611)で固相を被覆し、また4.
1ELISAでは4.1組換えタンパク(配列番号61
2)で固相を被覆して用いた。実施例15Eでも記した
ように、HGBVで接種したタマリンでは、これらのタ
ンパクに対して特異的ではあるが短い抗体応答が認めら
れた。この検出可能な免疫応答の短期的な性質からする
と、結果が陰性のヒト集団においてHGBVに対して従
前暴露された可能性がないとはいえない。
【0294】ヒトの検体で行った血清学的研究は二重の
目的を有するものであった。第一の目的は、種々のヒト
集団における本発明のHGBV組換え抗原に対する抗体
の血清学的存在を決定することであった。これらの研究
は次の(1)〜(3)のテストを含む:(1)HGBV
への暴露に関し「低リスク」と考えられる集団(例えば
合衆国における健康なボランティアの血液ドナーの人
々);(2)HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と
考えられる集団(例えば経静脈麻薬使用者や血友病患者
の検体は、非経口的に伝播した肝炎ウイルス(HBVお
よびHCV)に対して血清反応がしばしば陽性となる;
発展途上国に居住する個体からの検体は、経腸的に伝播
したウイルス(HAVおよびHEV)に対して血清反応
がしばしば陽性となる;(3)既知の肝炎ウイルス(H
AV、HBV、HCV、HDV、またはHEV)への暴
露や、サイトメガロウイルス(CMV)やエプスタイン
−バーウイルス(EBV)などの肝炎関連のその他のウ
イルスへの暴露には関連のない、「非A−E−肝炎」を
有する個体から得た検体グループ。非A−E−肝炎とい
う一般的呼称に属するグループのメンバーの一部はHE
Vに対する抗体に関してはテストされていない場合があ
る。よって、1.7、1.4、あるいは4.1ELIS
Aで反応性を有した非A−E群のすべての検体につい
て、HEV−ELISAアッセイ(本出願人から入手可
能)を行った。抗HEVは、三つの地域(パキスタン、
アメリカ合衆国、およびニュージーランド)からのサン
プルで以下に記載するように陽性の結果となった。
目的を有するものであった。第一の目的は、種々のヒト
集団における本発明のHGBV組換え抗原に対する抗体
の血清学的存在を決定することであった。これらの研究
は次の(1)〜(3)のテストを含む:(1)HGBV
への暴露に関し「低リスク」と考えられる集団(例えば
合衆国における健康なボランティアの血液ドナーの人
々);(2)HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と
考えられる集団(例えば経静脈麻薬使用者や血友病患者
の検体は、非経口的に伝播した肝炎ウイルス(HBVお
よびHCV)に対して血清反応がしばしば陽性となる;
発展途上国に居住する個体からの検体は、経腸的に伝播
したウイルス(HAVおよびHEV)に対して血清反応
がしばしば陽性となる;(3)既知の肝炎ウイルス(H
AV、HBV、HCV、HDV、またはHEV)への暴
露や、サイトメガロウイルス(CMV)やエプスタイン
−バーウイルス(EBV)などの肝炎関連のその他のウ
イルスへの暴露には関連のない、「非A−E−肝炎」を
有する個体から得た検体グループ。非A−E−肝炎とい
う一般的呼称に属するグループのメンバーの一部はHE
Vに対する抗体に関してはテストされていない場合があ
る。よって、1.7、1.4、あるいは4.1ELIS
Aで反応性を有した非A−E群のすべての検体につい
て、HEV−ELISAアッセイ(本出願人から入手可
能)を行った。抗HEVは、三つの地域(パキスタン、
アメリカ合衆国、およびニュージーランド)からのサン
プルで以下に記載するように陽性の結果となった。
【0295】HGBVに対する暴露に関し「低リスク」
と考えられる集団よりも、HGBVに対する暴露の「リ
スクあり」の集団や非A−E肝炎を有する個体における
方が、より高い血清学的存在率がみられることが予想さ
れる。
と考えられる集団よりも、HGBVに対する暴露の「リ
スクあり」の集団や非A−E肝炎を有する個体における
方が、より高い血清学的存在率がみられることが予想さ
れる。
【0296】本血清学的研究の第二の目的は、一以上の
HGBVエピトープに対する抗体について陽性であるこ
とが判った検体RT−PCRで調べ、ウイルスが血清中
に存在するかどうかを決定することであった。HBVお
よびHCVは数カ月あるいは数年も持続するウイルス血
症の疾病状態を、また、一般にHAVやHEVは一般に
数週間持続する短期間のウイルス血症をもたらすことは
よく知られている。急性で消退しつつある肝炎である、
HBVやHCV感染の場合には、ウイルス血症の段階は
数週間という短期間の持続の場合もあろう。このように
RT−PCRは、感染個体にウイルスが存在するという
証拠を得るために用いることができる。しかしながら、
ウイルス血症の状態は短期間でありうるので、ある剤に
感染した個体でもその剤に関してRT−PCR陰性とな
ることもある。
HGBVエピトープに対する抗体について陽性であるこ
とが判った検体RT−PCRで調べ、ウイルスが血清中
に存在するかどうかを決定することであった。HBVお
よびHCVは数カ月あるいは数年も持続するウイルス血
症の疾病状態を、また、一般にHAVやHEVは一般に
数週間持続する短期間のウイルス血症をもたらすことは
よく知られている。急性で消退しつつある肝炎である、
HBVやHCV感染の場合には、ウイルス血症の段階は
数週間という短期間の持続の場合もあろう。このように
RT−PCRは、感染個体にウイルスが存在するという
証拠を得るために用いることができる。しかしながら、
ウイルス血症の状態は短期間でありうるので、ある剤に
感染した個体でもその剤に関してRT−PCR陰性とな
ることもある。
【0297】G.切捨て値の決定 間接方式を利用するその他のELISAアッセイにおけ
る従前の経験から、予備的な切捨て値を、研究対象のタ
ンパクに対する抗体に関して恐らく陰性であると思われ
る集団から得た吸収に基づいて算出すればよいことが判
明している。予備的切捨て値は、集団の平均吸収値と、
集団の平均値からの10の標準偏差との合計として計算
した。切捨て値は一検査群の検査が行われるたびに用い
られるものなので、切捨てを表現するより簡便な方法
は、各アッセイのたびに5個重複して走らせる陰性コン
トロール(正常ヒト血漿プール−NFP)から決める方
法であった。1.7、1.4、および4.1ELISA
については、陰性コントロールは、典型的には0.03
0と0.060の間の吸収を有していた。以下に記載の
ように、切捨て値は約0.300から0.600である
と吸収であると計算されたが、これは陰性コントロール
の値の10倍の吸収シグナルに匹敵するものであった。
よって、検体が反応性であると考えられるのは、陰性対
照(N)吸収値に対するサンプル(S)の吸収値(=S
/N比)が10.0以上であることを要する。
る従前の経験から、予備的な切捨て値を、研究対象のタ
ンパクに対する抗体に関して恐らく陰性であると思われ
る集団から得た吸収に基づいて算出すればよいことが判
明している。予備的切捨て値は、集団の平均吸収値と、
集団の平均値からの10の標準偏差との合計として計算
した。切捨て値は一検査群の検査が行われるたびに用い
られるものなので、切捨てを表現するより簡便な方法
は、各アッセイのたびに5個重複して走らせる陰性コン
トロール(正常ヒト血漿プール−NFP)から決める方
法であった。1.7、1.4、および4.1ELISA
については、陰性コントロールは、典型的には0.03
0と0.060の間の吸収を有していた。以下に記載の
ように、切捨て値は約0.300から0.600である
と吸収であると計算されたが、これは陰性コントロール
の値の10倍の吸収シグナルに匹敵するものであった。
よって、検体が反応性であると考えられるのは、陰性対
照(N)吸収値に対するサンプル(S)の吸収値(=S
/N比)が10.0以上であることを要する。
【0298】H.追補的試験 最初の試験で反応性であるとされた検体は、原則として
2個重複で再試験した。もし再試験時の吸収の一あるい
は二者も切捨て値より高ければ、その検体は繰り返し反
応性であると考えられた。繰り返し反応性であると考え
られた検体については、さらにELISAのデータを補
充すべく追補的アッセイを行った。十分量がある場合、
繰り返し反応性検体はウェスタンブロットによって、抗
体応答がCKS1.7(配列番号610)CKS1.4
(配列番号611)またはCKS4.1(配列番号61
2)抗原を指向するものであって、問題とする主タンパ
クとともに固相に共に被覆されていたかもしれない大腸
菌タンパクを指向するものではないことを確認した。ウ
ェスタンブロットが陽性と考えられるためには、可視的
なバンドが1.7タンパク(配列番号610)に対して
80kD、1.4タンパク(配列番号611)に対して
60から70kD、または4.1タンパク(配列番号6
12)に対して42kDにおいて検出される必要があ
る。ウェスタンブロットはELISAの感度に匹敵ない
しそれを凌駕するほど最適化されていないので、陰性の
結果が出ても直ちにELISAのデータを捨てることは
しなかった。しかしながら、陽性の結果が出れば、それ
はELISAによって検出された反応性を補強するもの
である。
2個重複で再試験した。もし再試験時の吸収の一あるい
は二者も切捨て値より高ければ、その検体は繰り返し反
応性であると考えられた。繰り返し反応性であると考え
られた検体については、さらにELISAのデータを補
充すべく追補的アッセイを行った。十分量がある場合、
繰り返し反応性検体はウェスタンブロットによって、抗
体応答がCKS1.7(配列番号610)CKS1.4
(配列番号611)またはCKS4.1(配列番号61
2)抗原を指向するものであって、問題とする主タンパ
クとともに固相に共に被覆されていたかもしれない大腸
菌タンパクを指向するものではないことを確認した。ウ
ェスタンブロットが陽性と考えられるためには、可視的
なバンドが1.7タンパク(配列番号610)に対して
80kD、1.4タンパク(配列番号611)に対して
60から70kD、または4.1タンパク(配列番号6
12)に対して42kDにおいて検出される必要があ
る。ウェスタンブロットはELISAの感度に匹敵ない
しそれを凌駕するほど最適化されていないので、陰性の
結果が出ても直ちにELISAのデータを捨てることは
しなかった。しかしながら、陽性の結果が出れば、それ
はELISAによって検出された反応性を補強するもの
である。
【0299】繰り返し反応性のある検体で十分量あるも
のの対しては、クローン4プライマーを使用するRT−
PCR(実施例15Dに記載に従って実施)を実施し、
血清中のHGBV特異性ヌクレオチド配列を同定しても
よい。結果が陽性であれば、その検体はウイルス血症で
あることがわかり、究極的にはヒト肝炎におけるHGB
Vの役割を確立する一助になるであろう。しかしなが
ら、結果が陰性であってもそれはELISAの結果が誤
りだったと解釈してはならない。タマリンによる研究に
おいて実施例15Eに記載したように、RT−PCRの
結果は感染後の最初の数週間は陽性で、その後本発明の
ELISAで抗体がまさに検出されはじめた頃には陰性
になっていた。この後の段階における検体はRT−PC
R反応陰性であっても一方または両方のELISAにお
いて陽性であるかもしれない。
のの対しては、クローン4プライマーを使用するRT−
PCR(実施例15Dに記載に従って実施)を実施し、
血清中のHGBV特異性ヌクレオチド配列を同定しても
よい。結果が陽性であれば、その検体はウイルス血症で
あることがわかり、究極的にはヒト肝炎におけるHGB
Vの役割を確立する一助になるであろう。しかしなが
ら、結果が陰性であってもそれはELISAの結果が誤
りだったと解釈してはならない。タマリンによる研究に
おいて実施例15Eに記載したように、RT−PCRの
結果は感染後の最初の数週間は陽性で、その後本発明の
ELISAで抗体がまさに検出されはじめた頃には陰性
になっていた。この後の段階における検体はRT−PC
R反応陰性であっても一方または両方のELISAにお
いて陽性であるかもしれない。
【0300】I.低リスク検体における血清反応データ ウィスコンシン州南東部の健康なボランティア血液供与
者から100血清と100血漿から成る集団を得て、上
記のELISAによって1.7(配列番号610)、
1.4(配列番号611)、4.1(配列番号612)
の各組換えタンパクに対する抗体を検査した。血清およ
び血漿について、1.7、1.4、および4.1ELI
SAで得られた吸収の値を別々にプロットした(図9−
14)。
者から100血清と100血漿から成る集団を得て、上
記のELISAによって1.7(配列番号610)、
1.4(配列番号611)、4.1(配列番号612)
の各組換えタンパクに対する抗体を検査した。血清およ
び血漿について、1.7、1.4、および4.1ELI
SAで得られた吸収の値を別々にプロットした(図9−
14)。
【0301】1.7ELISAでは、血清検体と血漿検
体に対する平均吸収値はそれぞれ0.072[標準偏差
(SD)は0.061]および0.083(SD=0.
055)であった。よって1.7ELISAでは血清と
血漿に対する仮の切捨て値はそれぞれ0.499および
0.468であった。上述のように陰性コントロールの
吸収値をもとにして切捨て値を表すこともできる。S/
N比が10.0を越える検体を反応性ありとした。この
切捨て値を用いると、1.7(配列番号610)に対す
る抗体に対して試験した200検体の内の0検体が反応
性であった。
体に対する平均吸収値はそれぞれ0.072[標準偏差
(SD)は0.061]および0.083(SD=0.
055)であった。よって1.7ELISAでは血清と
血漿に対する仮の切捨て値はそれぞれ0.499および
0.468であった。上述のように陰性コントロールの
吸収値をもとにして切捨て値を表すこともできる。S/
N比が10.0を越える検体を反応性ありとした。この
切捨て値を用いると、1.7(配列番号610)に対す
る抗体に対して試験した200検体の内の0検体が反応
性であった。
【0302】1.4ELISAでは幾つかの検体(血清
集団から3種、血漿集団から6種)が0.300を越え
る吸収値を示した(S/N比が6から12、予想される
切捨て値に近いかそれ以上)。再試験すると、これらの
検体の9種全部が10.0より低いS/N比を示した。
血清検体と血漿検体に対する平均吸収値はそれぞれ0.
072(SD=0.052)および0.108(SD=
0.062)であった。1.4ELISAにおける切捨
て値は、上記の式によって計算した。即ち、血清と血漿
それぞれの集団に対する切捨て値はそれぞれ0.436
および0.542であった。血清集団の中の一検体は、
最初の試験で反応性とされたが、二重にして再試験した
ときには陰性であった。血漿集団の中の2検体も最初は
試験で反応性とされたが、再試験では陰性であった。血
漿100検体と血清100検体からなる第二の正常検体
200の集団を試験した。先に提案した切捨てに基づき
試験すると、血漿2検体および血清2検体が繰り返し反
応性であった。
集団から3種、血漿集団から6種)が0.300を越え
る吸収値を示した(S/N比が6から12、予想される
切捨て値に近いかそれ以上)。再試験すると、これらの
検体の9種全部が10.0より低いS/N比を示した。
血清検体と血漿検体に対する平均吸収値はそれぞれ0.
072(SD=0.052)および0.108(SD=
0.062)であった。1.4ELISAにおける切捨
て値は、上記の式によって計算した。即ち、血清と血漿
それぞれの集団に対する切捨て値はそれぞれ0.436
および0.542であった。血清集団の中の一検体は、
最初の試験で反応性とされたが、二重にして再試験した
ときには陰性であった。血漿集団の中の2検体も最初は
試験で反応性とされたが、再試験では陰性であった。血
漿100検体と血清100検体からなる第二の正常検体
200の集団を試験した。先に提案した切捨てに基づき
試験すると、血漿2検体および血清2検体が繰り返し反
応性であった。
【0303】4.1ELISAでは血清検体と血漿検体
に対する平均吸収値はそれぞれ0.070[標準偏差
(SD)は0.037]および0.063(SD=0.
040)であった。よって4.1ELISAにおいて、
血清および血漿に対する仮の切捨て値はそれぞれ0.3
29および0.511であった。上述のように陰性コン
トロールの吸収値に基づいて切捨て値を決めることもで
きる:S/N比が10.0を越える検体を反応性ありと
した。この切捨て値を用いると、4.1(配列番号61
2)に対する抗体について試験した100血漿検体の内
の0検体、および100血清検体の内の0検体が最初の
試験で反応性を有しているとされた。
に対する平均吸収値はそれぞれ0.070[標準偏差
(SD)は0.037]および0.063(SD=0.
040)であった。よって4.1ELISAにおいて、
血清および血漿に対する仮の切捨て値はそれぞれ0.3
29および0.511であった。上述のように陰性コン
トロールの吸収値に基づいて切捨て値を決めることもで
きる:S/N比が10.0を越える検体を反応性ありと
した。この切捨て値を用いると、4.1(配列番号61
2)に対する抗体について試験した100血漿検体の内
の0検体、および100血清検体の内の0検体が最初の
試験で反応性を有しているとされた。
【0304】インターステート血液銀行(オハイオ州)
から追加の760の血漿供与者の提供を受け、1.7E
LISAおよび1.4ELISAの試験を行った。合計
9検体が繰り返し反応性であった。両方のELISAで
同時に反応性を有する検体はなく、全9検体が1.4E
LISAで繰り返し反応性であった。
から追加の760の血漿供与者の提供を受け、1.7E
LISAおよび1.4ELISAの試験を行った。合計
9検体が繰り返し反応性であった。両方のELISAで
同時に反応性を有する検体はなく、全9検体が1.4E
LISAで繰り返し反応性であった。
【0305】アメリカ合衆国に居住している血漿或いは
血液提供者からの合計960検体について、1.7タン
パクおよび1.4タンパクに対する抗体の有無を調査し
た。合計13検体が1.4ELISAにおいて繰り返し
反応性であった。1.7ELISAで繰り返し反応性を
有する検体はなかった。
血液提供者からの合計960検体について、1.7タン
パクおよび1.4タンパクに対する抗体の有無を調査し
た。合計13検体が1.4ELISAにおいて繰り返し
反応性であった。1.7ELISAで繰り返し反応性を
有する検体はなかった。
【0306】以上まとめると、これらのデータは次のこ
とを示している。すなわち、HGBV−Bからの組換え
抗原を用いる一種以上のELISAアッセイにおいて、
これまでのELISA結果によると、アメリカ合衆国の
血液提供者から採取された960検体のうち13検体が
抗体反応性であった。この結果からHGBVはアメリカ
合衆国に固有のいわゆる風土病である可能性があると思
われる。
とを示している。すなわち、HGBV−Bからの組換え
抗原を用いる一種以上のELISAアッセイにおいて、
これまでのELISA結果によると、アメリカ合衆国の
血液提供者から採取された960検体のうち13検体が
抗体反応性であった。この結果からHGBVはアメリカ
合衆国に固有のいわゆる風土病である可能性があると思
われる。
【0307】これらのデータを表16に示す。
【0308】J.肝炎に関し「リスクあり」と考えられ
る検体 この研究でのデータを表16に示す。
る検体 この研究でのデータを表16に示す。
【0309】(i)西アフリカからの検体 西アフリカから入手した1300検体の内、合計181
検体が一以上のELISAで繰り返し反応性であった。
3種のELISA全部で繰り返し反応性の検体が1検体
あった。合計43検体が1.7ELISAで繰り返し反
応性を有し、91検体が1.4ELISAで繰り返し反
応性を有し、51検体が4.1ELISAで繰り返し反
応性を有した。
検体が一以上のELISAで繰り返し反応性であった。
3種のELISA全部で繰り返し反応性の検体が1検体
あった。合計43検体が1.7ELISAで繰り返し反
応性を有し、91検体が1.4ELISAで繰り返し反
応性を有し、51検体が4.1ELISAで繰り返し反
応性を有した。
【0310】1.7ELISAで繰り返し反応性であっ
た6検体のうちの一つは、1.7タンパク(配列番号6
10)についてのウェスタンブロットで反応性であっ
た。1.4ELISAで繰り返し反応性であった9検体
のうちの9検体(100%)は、1.4タンパク(配列
番号611)に対する抗体についてのウェスタンブロッ
トで陽性であった。一検体が両方のタンパクについての
ウェスタンブロットで陽性であった。4.1ELISA
で繰り返し反応性であった12検体のうちの12検体
(100%)は、4.1タンパク(配列番号612)に
関するウェスタンブロットで陽性であった。
た6検体のうちの一つは、1.7タンパク(配列番号6
10)についてのウェスタンブロットで反応性であっ
た。1.4ELISAで繰り返し反応性であった9検体
のうちの9検体(100%)は、1.4タンパク(配列
番号611)に対する抗体についてのウェスタンブロッ
トで陽性であった。一検体が両方のタンパクについての
ウェスタンブロットで陽性であった。4.1ELISA
で繰り返し反応性であった12検体のうちの12検体
(100%)は、4.1タンパク(配列番号612)に
関するウェスタンブロットで陽性であった。
【0311】繰り返し反応性であった3つの検体(1.
4ELISAで陽性であった一検体と、両ELISAお
よびウェスタンブロットで陽性であった一検体を含む)
について、クローン4からのプライマーを用いるRT−
PCRによって上記のようにしてHGBV−RNAの有
無を調べた。
4ELISAで陽性であった一検体と、両ELISAお
よびウェスタンブロットで陽性であった一検体を含む)
について、クローン4からのプライマーを用いるRT−
PCRによって上記のようにしてHGBV−RNAの有
無を調べた。
【0312】得られたデータはHGBVが西アフリカの
風土病である可能性を示唆するものであった。
風土病である可能性を示唆するものであった。
【0313】(ii)経静脈麻薬使用者(IVDU)から
の検体 セット1: 112検体のうち3検体が1.4ELIS
Aで陽性であった。5検体が4.1ELISAで、3検
体が1.7ELISAで反応性であった。2サンプル
が、2以上のELISAで陽性であった。
の検体 セット1: 112検体のうち3検体が1.4ELIS
Aで陽性であった。5検体が4.1ELISAで、3検
体が1.7ELISAで反応性であった。2サンプル
が、2以上のELISAで陽性であった。
【0314】セット2: 経静脈麻薬使用者の集団から
計99検体を採取した。この試験はイリノイ州シカゴの
ハインズ退役軍人管理病院(Hines Veteran's Administ
ration Hospital )で実施されたものの一部である。検
体のいずれも1.7あるいは4.1ELISAで反応性
を有しなかった。一検体は1.4ELISAで繰り返し
反応性が認められた。この繰り返し反応性の検体につい
て、クローン4からのプライマーを用いるRT−PCR
によって上記のようにしてHGBV−RNAの有無を調
べた。この検体はRT−PCR陰性であった。
計99検体を採取した。この試験はイリノイ州シカゴの
ハインズ退役軍人管理病院(Hines Veteran's Administ
ration Hospital )で実施されたものの一部である。検
体のいずれも1.7あるいは4.1ELISAで反応性
を有しなかった。一検体は1.4ELISAで繰り返し
反応性が認められた。この繰り返し反応性の検体につい
て、クローン4からのプライマーを用いるRT−PCR
によって上記のようにしてHGBV−RNAの有無を調
べた。この検体はRT−PCR陰性であった。
【0315】K.非A−E肝炎の個体から採取した検体 得られたデータを表16にまとめて示す。
【0316】
【表16】 非A−E肝炎と診断された個体群から種々の検体集団を
得て、実施例15Cに従って1.7、1.4、および
4.1ELISAを実施した。使用した検体は次のもの
を含む:日本のクリニックからの180検体;ニュージ
ーランドのクリニックからの56検体;ギリシャのクリ
ニックからの73検体;エジプトのクリニックからの1
32検体;アメリカ合衆国テキサス州のクリニックから
の64検体(セットT);ミネソタの研究センターから
の72検体(セットM);米国からの62検体(セット
#1);パキスタンのクリニックからの82検体;イタ
リーのクリニックからの10検体(幾つかの検体は血清
量の不足のため実行可能なELISAアッセイすべては
実施しなかった)。
得て、実施例15Cに従って1.7、1.4、および
4.1ELISAを実施した。使用した検体は次のもの
を含む:日本のクリニックからの180検体;ニュージ
ーランドのクリニックからの56検体;ギリシャのクリ
ニックからの73検体;エジプトのクリニックからの1
32検体;アメリカ合衆国テキサス州のクリニックから
の64検体(セットT);ミネソタの研究センターから
の72検体(セットM);米国からの62検体(セット
#1);パキスタンのクリニックからの82検体;イタ
リーのクリニックからの10検体(幾つかの検体は血清
量の不足のため実行可能なELISAアッセイすべては
実施しなかった)。
【0317】(i)日本の検体 これらの180検体は85人の異なる患者からのもので
あった。全180検体のうち二つが1.7ELISAで
繰り返し反応性であった。この二つの反応性を示す検体
は2人の異なる患者からのものであった。上記2検体に
ついて、クローン4からのプライマーを用いるRT−P
CRによって前記のように検査した。陽性の検体はなか
った。
あった。全180検体のうち二つが1.7ELISAで
繰り返し反応性であった。この二つの反応性を示す検体
は2人の異なる患者からのものであった。上記2検体に
ついて、クローン4からのプライマーを用いるRT−P
CRによって前記のように検査した。陽性の検体はなか
った。
【0318】1.4ELISAで陽性の検体はなかっ
た。
た。
【0319】4.1ELISAについては、89検体中
7検体が4.1アッセイで繰り返し反応性を示した
(注:これら89検体は29人の異なる患者から得たも
のであった)。反応性の検体のうち5検体は一人の患者
からのものであった。残る2検体は別の一人の患者から
のものであった。
7検体が4.1アッセイで繰り返し反応性を示した
(注:これら89検体は29人の異なる患者から得たも
のであった)。反応性の検体のうち5検体は一人の患者
からのものであった。残る2検体は別の一人の患者から
のものであった。
【0320】(ii)ニュージーランドの検体 56検体のうち計4検体が1.7、1.4、および4.
1ELISAの一以上において繰り返し反応性であっ
た。これらの内、二以上のELISAで反応性を示した
検体はなかった。1検体が1.7ELISAで繰り返し
反応性であり、2検体が1.4ELISAで繰り返し反
応性であった。1検体が4.1ELISAで繰り返し反
応性であった。二つの繰り返し反応性の検体についてP
CRを実施した。その結果、両検体とも陰性であった。
1.4ELISAで繰り返し反応性を示した1検体はH
EVに対する抗体とも反応性を有した。
1ELISAの一以上において繰り返し反応性であっ
た。これらの内、二以上のELISAで反応性を示した
検体はなかった。1検体が1.7ELISAで繰り返し
反応性であり、2検体が1.4ELISAで繰り返し反
応性であった。1検体が4.1ELISAで繰り返し反
応性であった。二つの繰り返し反応性の検体についてP
CRを実施した。その結果、両検体とも陰性であった。
1.4ELISAで繰り返し反応性を示した1検体はH
EVに対する抗体とも反応性を有した。
【0321】(iii)ギリシャの検体 73検体中の計5検体が1.7および/または1.4E
LISAで抗体反応性であった。これら73検体は計1
1人の患者から採取したものであった。繰り返し反応性
の5検体中2検体は、両ELISAで繰り返し反応性を
示したが、これらは別々の日に同一の患者から採取した
ものであった。二つの繰り返し反応性を示した検体をR
T−PCRで調べたところ陰性であった。これらの検体
のいずれも4.1ELISAでは抗体反応性を有しなか
った。
LISAで抗体反応性であった。これら73検体は計1
1人の患者から採取したものであった。繰り返し反応性
の5検体中2検体は、両ELISAで繰り返し反応性を
示したが、これらは別々の日に同一の患者から採取した
ものであった。二つの繰り返し反応性を示した検体をR
T−PCRで調べたところ陰性であった。これらの検体
のいずれも4.1ELISAでは抗体反応性を有しなか
った。
【0322】(iv)エジプトの検体 132検体中の計11検体が1.7、1.4、あるいは
4.1ELISAで反応性を示した。8検体が1.7お
よび1.4ELISAの両方で陽性であった。9検体が
1.7ELISAで抗体反応性であり、9検体が1.4
ELISAで反応性であった。1検体は4.1ELIS
Aでは繰り返し反応性を示したが、1.7および1.4
ELISAでは陰性であった。1.7ELISAで繰り
返し反応性を示した1検体は、ウェスタンブロットで調
べると1.7組換えタンパク(配列番号610)に対す
る抗体に関し陰性であった。1.4ELISAで繰り返
し反応性を示した9検体中6検体は、ウェスタンブロッ
トでは1.4組換えタンパク(配列番号611)に対す
る抗体に関し陽性であった。繰り返し反応性であったも
ののうち7検体についてRT−PCRで試験した。どの
検体も反応性を示さなかった。これら全132検体は2
5人の異なる個体から別々の日に採取したものであっ
た。繰り返し反応性を示した11検体は、異なる5個体
からのものであった。これらの個体中の一個体(患者#
101)においては、免疫応答は明白にタマリン(図3
1)で観察されたそれと相似であった。図31において
ALTレベルが医者が症状を認めた時には上昇していた
ことに注意されたい。その後の検体ではALTレベルは
低下し、1.4および1.7ELISAによって抗体が
検出された。抗体応答は、タマリンで観察された血清反
応状況と同じく、その後数週間にわたって低下した。追
加の3人の患者(257、260、および340)は患
者#101と同様の血清パターンを示した(図32−3
4参照)。これらのデータはHGBVがこれらの肝炎の
症例において原因剤であるかもしれないという仮説を支
持するものである。
4.1ELISAで反応性を示した。8検体が1.7お
よび1.4ELISAの両方で陽性であった。9検体が
1.7ELISAで抗体反応性であり、9検体が1.4
ELISAで反応性であった。1検体は4.1ELIS
Aでは繰り返し反応性を示したが、1.7および1.4
ELISAでは陰性であった。1.7ELISAで繰り
返し反応性を示した1検体は、ウェスタンブロットで調
べると1.7組換えタンパク(配列番号610)に対す
る抗体に関し陰性であった。1.4ELISAで繰り返
し反応性を示した9検体中6検体は、ウェスタンブロッ
トでは1.4組換えタンパク(配列番号611)に対す
る抗体に関し陽性であった。繰り返し反応性であったも
ののうち7検体についてRT−PCRで試験した。どの
検体も反応性を示さなかった。これら全132検体は2
5人の異なる個体から別々の日に採取したものであっ
た。繰り返し反応性を示した11検体は、異なる5個体
からのものであった。これらの個体中の一個体(患者#
101)においては、免疫応答は明白にタマリン(図3
1)で観察されたそれと相似であった。図31において
ALTレベルが医者が症状を認めた時には上昇していた
ことに注意されたい。その後の検体ではALTレベルは
低下し、1.4および1.7ELISAによって抗体が
検出された。抗体応答は、タマリンで観察された血清反
応状況と同じく、その後数週間にわたって低下した。追
加の3人の患者(257、260、および340)は患
者#101と同様の血清パターンを示した(図32−3
4参照)。これらのデータはHGBVがこれらの肝炎の
症例において原因剤であるかもしれないという仮説を支
持するものである。
【0323】上の4人の患者からの7検体中、いずれの
検体もRT−PCRではHGBV−RNA陽性ではなか
った。この結果には幾つかの理由が考えられる。第一に
ウイルス血症の段階は非常に短期間であるかもしれず、
その場合ウイルスは最初の採血の日までに血清から除去
されてしまっていた可能性がある。第二にこれらの検体
が船でエジプトから輸送されてきたことから、恐らく保
存・輸送の過程で凍結、解凍を経るかその他の変化を受
けたことが考えられ、その結果HGBV−RNAの検出
能力が低下した可能性がある。
検体もRT−PCRではHGBV−RNA陽性ではなか
った。この結果には幾つかの理由が考えられる。第一に
ウイルス血症の段階は非常に短期間であるかもしれず、
その場合ウイルスは最初の採血の日までに血清から除去
されてしまっていた可能性がある。第二にこれらの検体
が船でエジプトから輸送されてきたことから、恐らく保
存・輸送の過程で凍結、解凍を経るかその他の変化を受
けたことが考えられ、その結果HGBV−RNAの検出
能力が低下した可能性がある。
【0324】(v)アメリカ合衆国の検体(セットT) アメリカ合衆国の64検体(セットT)で、1.7、
1.4、4.1ELISAにおいて繰り返し反応性を有
するものはなかった。
1.4、4.1ELISAにおいて繰り返し反応性を有
するものはなかった。
【0325】(vi)アメリカ合衆国の検体(セットM) アメリカ合衆国の72検体(セットM)のうち、計4検
体が一以上のELISAで繰り返し反応性を示した。2
検体は1.7および4.1ELISAで反応性を示し
た。1.7ELISAのみで反応性のものが1検体、
4.1ELISAのみで反応性のものが1検体存在し
た。
体が一以上のELISAで繰り返し反応性を示した。2
検体は1.7および4.1ELISAで反応性を示し
た。1.7ELISAのみで反応性のものが1検体、
4.1ELISAのみで反応性のものが1検体存在し
た。
【0326】(vii) アメリカ合衆国の検体(セット1) 非A−E肝炎のアメリカ合衆国検体(セット1)51検
体中、3検体が一つまたは両ELISAで繰り返し反応
性を示した。1検体は両ELISAで繰り返し反応性を
示した。1検体は1.7ELISAで反応性を示し、3
検体は1.4ELISAで繰り返し反応性を示した。両
ELISAで陽性の検体は、1.4組換えタンパク(配
列番号22)に対するウェスタンブロットで陽性であっ
たが、1.7組換えタンパク(配列番号23)では陰性
であった。追加の1検体は1.4ELISAで陽性、
1.4組換えタンパク(配列番号611)に対してウェ
スタンブロット陽性であった。1.4ELISAで繰り
返し反応性を示した1検体はHEVに対する抗体に反応
性であった。
体中、3検体が一つまたは両ELISAで繰り返し反応
性を示した。1検体は両ELISAで繰り返し反応性を
示した。1検体は1.7ELISAで反応性を示し、3
検体は1.4ELISAで繰り返し反応性を示した。両
ELISAで陽性の検体は、1.4組換えタンパク(配
列番号22)に対するウェスタンブロットで陽性であっ
たが、1.7組換えタンパク(配列番号23)では陰性
であった。追加の1検体は1.4ELISAで陽性、
1.4組換えタンパク(配列番号611)に対してウェ
スタンブロット陽性であった。1.4ELISAで繰り
返し反応性を示した1検体はHEVに対する抗体に反応
性であった。
【0327】(viii)パキスタンの検体 82検体中の計4検体が、1.4および/または1.7
ELISAで繰り返し抗体反応性であった。両ELIS
Aで反応性を示した検体はなかった。2検体が1.7E
LISAで繰り返し反応性を示し、2検体が1.4EL
ISAで繰り返し反応性を示した。1.4ELISAで
繰り返し反応性の2検体は、HEVに対する抗体にも反
応性であった。82検体いずれも4.1ELISAでは
陽性でなかった。
ELISAで繰り返し抗体反応性であった。両ELIS
Aで反応性を示した検体はなかった。2検体が1.7E
LISAで繰り返し反応性を示し、2検体が1.4EL
ISAで繰り返し反応性を示した。1.4ELISAで
繰り返し反応性の2検体は、HEVに対する抗体にも反
応性であった。82検体いずれも4.1ELISAでは
陽性でなかった。
【0328】(ix)イタリーの検体 10検体いずれも、1.7、1.4、および4.1EL
ISAで繰り返し反応性を示さなかった。
ISAで繰り返し反応性を示さなかった。
【0329】L.血清反応の結果の統計的意義 これらのデータは、HGBVタンパクに対する特異抗体
(即ち1.7、1.4、または4.1ELISAで抗体
に繰り返し反応性を示す検体)を、調査した集団の三つ
のカテゴリー全部で検出できることを示している。種々
の検体カテゴリー(「低リスク」、「リスクあり」、お
よび非A−E肝炎患者)から得た血清学上の結果を合わ
せ、χ二乗検定で統計的意義について分析した。データ
は、HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考えられ
る個体、あるいは分類未知の肝炎と診断された個体を含
むボランティア血液提供者において、抗−HGBVの血
清学的有病率を比較すると有意の差異が存在することを
示した。西アフリカ検体においては血清学的有病率は1
3.9%であって、これはベースライン上のグループ
(表17)と比べ、p値0.000の下で有意に高かっ
た。同様にIVDUのおいても、結果をボランティア提
供者のデータと比較した時、統計的に有意の差が存在し
た(p値=0.000)。日本、ニュージーランド、ア
メリカ合衆国、エジプト、およびパキスタンを含む国々
については、アメリカ合衆国のボランティア血液提供者
に比べ、非A−E肝炎患者において抗体の存在に有意の
差が存在した。
(即ち1.7、1.4、または4.1ELISAで抗体
に繰り返し反応性を示す検体)を、調査した集団の三つ
のカテゴリー全部で検出できることを示している。種々
の検体カテゴリー(「低リスク」、「リスクあり」、お
よび非A−E肝炎患者)から得た血清学上の結果を合わ
せ、χ二乗検定で統計的意義について分析した。データ
は、HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考えられ
る個体、あるいは分類未知の肝炎と診断された個体を含
むボランティア血液提供者において、抗−HGBVの血
清学的有病率を比較すると有意の差異が存在することを
示した。西アフリカ検体においては血清学的有病率は1
3.9%であって、これはベースライン上のグループ
(表17)と比べ、p値0.000の下で有意に高かっ
た。同様にIVDUのおいても、結果をボランティア提
供者のデータと比較した時、統計的に有意の差が存在し
た(p値=0.000)。日本、ニュージーランド、ア
メリカ合衆国、エジプト、およびパキスタンを含む国々
については、アメリカ合衆国のボランティア血液提供者
に比べ、非A−E肝炎患者において抗体の存在に有意の
差が存在した。
【0330】
【表17】 H.まとめ これらのデータは、本明細書に記載の種々のELISA
が、日本、ニュージーランド、アメリカ合衆国、エジプ
ト、およびパキスタンを含む様々な地域におけるヒトの
肝炎診断に有用である可能性を示唆している。これらの
データは、試験した検体の全カテゴリーにおいてHGB
Vに対する抗体の血清学的存在を過小に評価しているよ
うに思われる。さらなるHGBVエピトープが発見さ
れ、評価されるにつれ、現在は診断を下すことができな
い患者において肝炎を診断するにあたり、HGBVゲノ
ム(群)に基づく試験の有用性がより重要なものとなる
ことが期待される。注:これらの最初の研究ではRT−
PCRの結果は陰性であったが、その後のデータから血
清反応陽性の個体の血清でフラヴィ様ウイルス配列が見
いだされた。
が、日本、ニュージーランド、アメリカ合衆国、エジプ
ト、およびパキスタンを含む様々な地域におけるヒトの
肝炎診断に有用である可能性を示唆している。これらの
データは、試験した検体の全カテゴリーにおいてHGB
Vに対する抗体の血清学的存在を過小に評価しているよ
うに思われる。さらなるHGBVエピトープが発見さ
れ、評価されるにつれ、現在は診断を下すことができな
い患者において肝炎を診断するにあたり、HGBVゲノ
ム(群)に基づく試験の有用性がより重要なものとなる
ことが期待される。注:これらの最初の研究ではRT−
PCRの結果は陰性であったが、その後のデータから血
清反応陽性の個体の血清でフラヴィ様ウイルス配列が見
いだされた。
【0331】上に記載したように、2種以上のHGBV
株が存在する。これらは本発明の範囲内のものと考えら
れ、これを「肝炎GBウイルス(HGBV)」と呼ぶ。
株が存在する。これらは本発明の範囲内のものと考えら
れ、これを「肝炎GBウイルス(HGBV)」と呼ぶ。
【0332】実施例16.HGBV−Aの血清学的研究 A.組換えタンパク精製手順 CKS融合タンパクを発現する細菌細胞を凍結し、−7
0℃で保存した。各GBV−A構築物からの細菌細胞を
解凍し、実施例15でGBV−B構築物について記載し
たようにして粉砕処理した。さらに、組換えタンパク
を、実施例15でGBV−B組換えタンパクについて記
載したようにして精製した。
0℃で保存した。各GBV−A構築物からの細菌細胞を
解凍し、実施例15でGBV−B構築物について記載し
たようにして粉砕処理した。さらに、組換えタンパク
を、実施例15でGBV−B組換えタンパクについて記
載したようにして精製した。
【0333】この精製手順で収集した分画を電気泳動で
分離し、クーマシーブリリアントブルーR250で染色
して、分子量が約60kD(CKS−1.5/配列番号
614)、65kD(CKS−2.17/配列番号61
3)、55kD(CKS−1.18/配列番号39
0)、および66kD(CKS−1.22/配列番号3
90)に相当するタンパクの有無を調べた。該当するタ
ンパクを含有する分画をプールし、SDS−PAGEに
よって再度調査した。
分離し、クーマシーブリリアントブルーR250で染色
して、分子量が約60kD(CKS−1.5/配列番号
614)、65kD(CKS−2.17/配列番号61
3)、55kD(CKS−1.18/配列番号39
0)、および66kD(CKS−1.22/配列番号3
90)に相当するタンパクの有無を調べた。該当するタ
ンパクを含有する分画をプールし、SDS−PAGEに
よって再度調査した。
【0334】精製抗原を含有するプール分画の免疫原性
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適当な陽性コントロールがな
かったため、組換えタンパクは、各融合タンパクのCK
S部分に対するモノクローナル抗体との反応性によって
同定した。CKS−1.5タンパク(配列番号614)
について、組換え抗原を検出すべく抗−CKSモノクロ
ーナル抗体を用いてウェスタンブロット法で調べると、
約60kDのところにシングルバンドが認められた。こ
の結果はCKS−1.5タンパク(配列番号614)の
予想サイズに対応している。同様にCKS−2.17タ
ンパク(配列番号613)、CKS−1.18タンパク
(配列番号390)およびCKS−1.22タンパク
(配列番号390)も、イムノブロット法で調べた結果
予想されたサイズを有していた。
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適当な陽性コントロールがな
かったため、組換えタンパクは、各融合タンパクのCK
S部分に対するモノクローナル抗体との反応性によって
同定した。CKS−1.5タンパク(配列番号614)
について、組換え抗原を検出すべく抗−CKSモノクロ
ーナル抗体を用いてウェスタンブロット法で調べると、
約60kDのところにシングルバンドが認められた。こ
の結果はCKS−1.5タンパク(配列番号614)の
予想サイズに対応している。同様にCKS−2.17タ
ンパク(配列番号613)、CKS−1.18タンパク
(配列番号390)およびCKS−1.22タンパク
(配列番号390)も、イムノブロット法で調べた結果
予想されたサイズを有していた。
【0335】B.ポリスチレンビーズの被覆手順 上記タンパクを透析し、実施例15の記載に従って、こ
れらのタンパクのポリスチレンビーズ上での抗原性を評
価した。
れらのタンパクのポリスチレンビーズ上での抗原性を評
価した。
【0336】C.HGBVに対する抗体を検出するため
のELISAの手順各種ELISAは実施例15の記載
に従って実施した。
のELISAの手順各種ELISAは実施例15の記載
に従って実施した。
【0337】D.感染個体の血清におけるHGBV−R
NAの検出 各ELISAで繰り返し反応性を示した検体について、
実施例15のセクションDの記載に従ってHGBV−R
NAの有無を調べた。
NAの検出 各ELISAで繰り返し反応性を示した検体について、
実施例15のセクションDの記載に従ってHGBV−R
NAの有無を調べた。
【0338】E.タマリンの血清像 すべてHGBV−Aゲノム由来のCKS1.5タンパ
ク、CKS2.17タンパク、CKS1.18タンパ
ク、あるいはCKS1.22タンパクを用いたELIS
Aアッセイにおいて、タマリンからの血清はいずれも特
異免疫反応を示さなかった。しかしながら、先の実施例
に記載のように、感染タマリンの内のあるものではHG
BV−AのRNAが検出された(実施例15中タマリン
の血清像についてのまとめ参照)。
ク、CKS2.17タンパク、CKS1.18タンパ
ク、あるいはCKS1.22タンパクを用いたELIS
Aアッセイにおいて、タマリンからの血清はいずれも特
異免疫反応を示さなかった。しかしながら、先の実施例
に記載のように、感染タマリンの内のあるものではHG
BV−AのRNAが検出された(実施例15中タマリン
の血清像についてのまとめ参照)。
【0339】F.ヒト集団についての血清学的研究のた
めの実験手順 実施例15では、HGBV−Bに由来する組換え抗原を
用いたELISAによって種々のヒトの集団におけるH
GBV−Bに対する抗体の存在を評価した。その後、同
じ検体の多くについて、CKS1.5組換えタンパク
(配列番号614)を用いた1.5ELISA、CKS
2.17組換えタンパク(配列番号613)を用いた
2.17ELISA、CKS1.18組換えタンパク
(配列番号390)を用いた1.18ELISA、およ
びCKS1.22組換えタンパク(配列番号390)を
それぞれ用いたELISAによって、HGBV−Aに対
する抗体の有無を調べた。各タンパクは実施例15のよ
うに固相に被覆して用いた。実施例15に記載のよう
に、HGBVを接種された回復期のタマリン5匹全部
が、HGBV−B組換えタンパクに対して特異的抗体反
応を示したが、短期間しか持続しなかった(1.7、
1.4、および4.1ELISAで検出)。1.5、
2.17、1.18、あるいは1.22ELISAにお
いては、どのタマリンも検出可能な抗体反応を示さなか
ったが、西アフリカからのヒト検体の幾つかは、ウェス
タンブロットでこれらの組換えタンパクの一以上のもの
について特異的抗体反応を示し、ある外科医(GB剤の
供給者)の提供になる肝炎発症22日目に採取した検体
の一つは、ウェスタンブロットで試験したとき2.17
組換えタンパクに対する特異的抗体反応を示した(実施
例3参照)。本実施例では、様々なヒトの集団において
抗体を検出するに際しての、1.5、2.17、1.1
8、および1.22ELISAの有用性を評価した。
めの実験手順 実施例15では、HGBV−Bに由来する組換え抗原を
用いたELISAによって種々のヒトの集団におけるH
GBV−Bに対する抗体の存在を評価した。その後、同
じ検体の多くについて、CKS1.5組換えタンパク
(配列番号614)を用いた1.5ELISA、CKS
2.17組換えタンパク(配列番号613)を用いた
2.17ELISA、CKS1.18組換えタンパク
(配列番号390)を用いた1.18ELISA、およ
びCKS1.22組換えタンパク(配列番号390)を
それぞれ用いたELISAによって、HGBV−Aに対
する抗体の有無を調べた。各タンパクは実施例15のよ
うに固相に被覆して用いた。実施例15に記載のよう
に、HGBVを接種された回復期のタマリン5匹全部
が、HGBV−B組換えタンパクに対して特異的抗体反
応を示したが、短期間しか持続しなかった(1.7、
1.4、および4.1ELISAで検出)。1.5、
2.17、1.18、あるいは1.22ELISAにお
いては、どのタマリンも検出可能な抗体反応を示さなか
ったが、西アフリカからのヒト検体の幾つかは、ウェス
タンブロットでこれらの組換えタンパクの一以上のもの
について特異的抗体反応を示し、ある外科医(GB剤の
供給者)の提供になる肝炎発症22日目に採取した検体
の一つは、ウェスタンブロットで試験したとき2.17
組換えタンパクに対する特異的抗体反応を示した(実施
例3参照)。本実施例では、様々なヒトの集団において
抗体を検出するに際しての、1.5、2.17、1.1
8、および1.22ELISAの有用性を評価した。
【0340】G.切捨て値の決定 1.5、2.17、1.18、および1.22ELIS
Aにおける切捨て値を、実施例15に記載のようにして
決定した。
Aにおける切捨て値を、実施例15に記載のようにして
決定した。
【0341】H.追補的試験 実施例15に記載したように、最初反応性を示した検体
については、原則として再試験を行った。ある検体が2
回目も反応性を示した場合、ELISAによるデータを
さらに補充すべく追加の試験(例えばウェスタンブロッ
ト)を実施した。ウェスタンブロットの結果が陽性と考
えられるためには、観察可能ななバンドが1.5タンパ
ク(配列番号614)に対して60kD、2.17タン
パク(配列番号613)に対して65kD、1.18タ
ンパク(配列番号390)に対して55kD、および
1.22タンパク(配列番号390)に対して66kD
において検出される必要がある。ウェスタンブロットは
ELISAの感度に匹敵ないしはそれを凌駕するほど最
適化されていないので、陰性の結果が出ても直ちにEL
ISAのデータを捨てることはしなかった。しかしなが
ら、陽性の結果が出れば、それはELISAによって検
出された反応性を補強するものである。 実施例15で
記載したように、繰り返し反応性のある検体で十分量あ
るものの対しては、プライマーを使用するRT−PCR
(実施例15の記載に従って実施)を実施し、血清中の
HGBV特異性ヌクレオチド配列を同定してもよい。
については、原則として再試験を行った。ある検体が2
回目も反応性を示した場合、ELISAによるデータを
さらに補充すべく追加の試験(例えばウェスタンブロッ
ト)を実施した。ウェスタンブロットの結果が陽性と考
えられるためには、観察可能ななバンドが1.5タンパ
ク(配列番号614)に対して60kD、2.17タン
パク(配列番号613)に対して65kD、1.18タ
ンパク(配列番号390)に対して55kD、および
1.22タンパク(配列番号390)に対して66kD
において検出される必要がある。ウェスタンブロットは
ELISAの感度に匹敵ないしはそれを凌駕するほど最
適化されていないので、陰性の結果が出ても直ちにEL
ISAのデータを捨てることはしなかった。しかしなが
ら、陽性の結果が出れば、それはELISAによって検
出された反応性を補強するものである。 実施例15で
記載したように、繰り返し反応性のある検体で十分量あ
るものの対しては、プライマーを使用するRT−PCR
(実施例15の記載に従って実施)を実施し、血清中の
HGBV特異性ヌクレオチド配列を同定してもよい。
【0342】I.低リスク検体における血清学的データ 計252本の血漿検体をオハイオ州のインターステート
血液銀行から入手し、1.5組換えタンパク(配列番号
614)を用いた1.5ELISAで抗体の有無を検査
した。この集団での平均吸収値は0.036(SD=
0.022)であった。切捨て値は0.168と計算さ
れた。これはS/N比=10.0に対応する。760本
の血漿検体(切捨て値決定のために用いた252検体を
含む)について、1.5ELISAで抗体の有無を検査
した。繰り返し反応性を示す検体はなかった。加えて、
100本の血漿検体をウィスコンシン州南東部から入手
し、1.5ELISAで抗体の有無を検査した。繰り返
し反応性を示す検体はなかった。
血液銀行から入手し、1.5組換えタンパク(配列番号
614)を用いた1.5ELISAで抗体の有無を検査
した。この集団での平均吸収値は0.036(SD=
0.022)であった。切捨て値は0.168と計算さ
れた。これはS/N比=10.0に対応する。760本
の血漿検体(切捨て値決定のために用いた252検体を
含む)について、1.5ELISAで抗体の有無を検査
した。繰り返し反応性を示す検体はなかった。加えて、
100本の血漿検体をウィスコンシン州南東部から入手
し、1.5ELISAで抗体の有無を検査した。繰り返
し反応性を示す検体はなかった。
【0343】このように、1.5タンパクに対する抗体
の存在を示す証拠はアメリカ合衆国の血液提供者におい
ては見いだされなかった。200本の検体をウィスコン
シンの血液提供者から入手し、2.17組換えタンパク
(配列番号60)を用いる2.17ELISAによって
抗体の有無を検査した。この集団での平均吸収値は0.
058(SD=0.025)であった。切捨て値は0.
208と計算された。これはS/N比=10.0にほぼ
対応する。検体の一つは繰り返し反応性を示した。この
ように、アメリカ合衆国の血液提供者(N=200)に
おける血清学的有病率(seroprevalence)は比較的低かっ
た。
の存在を示す証拠はアメリカ合衆国の血液提供者におい
ては見いだされなかった。200本の検体をウィスコン
シンの血液提供者から入手し、2.17組換えタンパク
(配列番号60)を用いる2.17ELISAによって
抗体の有無を検査した。この集団での平均吸収値は0.
058(SD=0.025)であった。切捨て値は0.
208と計算された。これはS/N比=10.0にほぼ
対応する。検体の一つは繰り返し反応性を示した。この
ように、アメリカ合衆国の血液提供者(N=200)に
おける血清学的有病率(seroprevalence)は比較的低かっ
た。
【0344】上のパラグラフに記載のものと同じ200
検体について、1.18および1.22ELISAで抗
体の有無を検査した。どの検体も繰り返し反応性を示さ
なかった。このように、ボランティアの血液提供者から
の検体については、1.5、2.17、1.18、およ
び1.22ELISAから判断するかぎり、HGBV−
Aタンパクに関して抗体陽性であるという証拠はなかっ
た。
検体について、1.18および1.22ELISAで抗
体の有無を検査した。どの検体も繰り返し反応性を示さ
なかった。このように、ボランティアの血液提供者から
の検体については、1.5、2.17、1.18、およ
び1.22ELISAから判断するかぎり、HGBV−
Aタンパクに関して抗体陽性であるという証拠はなかっ
た。
【0345】J.肝炎に関し「リスクあり」と考えられ
る検体 この研究でのデータを表18にまとめて示す。
る検体 この研究でのデータを表18にまとめて示す。
【0346】
【表18】 (i)西アフリカからの検体 1300検体の内、58検体が1.5ELISAで反応
性を示した。繰り返し反応性であった18検体のうちの
12検体は、1.5タンパク(配列番号614)に対す
る抗体についてのウェスタンブロットで陽性であった。
817検体中43検体が2.17ELISAで反応性で
あった。これらの繰り返し反応性の検体については、
2.17タンパク(配列番号613)に対する抗体に関
するウェスタンブロットは行わなかった。
性を示した。繰り返し反応性であった18検体のうちの
12検体は、1.5タンパク(配列番号614)に対す
る抗体についてのウェスタンブロットで陽性であった。
817検体中43検体が2.17ELISAで反応性で
あった。これらの繰り返し反応性の検体については、
2.17タンパク(配列番号613)に対する抗体に関
するウェスタンブロットは行わなかった。
【0347】817検体中6検体が1.22ELISA
で反応性であった。353検体中9検体が1.18EL
ISAで反応性であった。2.17ELISAで反応性
の21検体をウェスタンブロットで試験したところ、1
3検体が反応性であった。1.18ELISAで繰り返
し反応性の8検体がウェスタンブロットで陽性であっ
た。
で反応性であった。353検体中9検体が1.18EL
ISAで反応性であった。2.17ELISAで反応性
の21検体をウェスタンブロットで試験したところ、1
3検体が反応性であった。1.18ELISAで繰り返
し反応性の8検体がウェスタンブロットで陽性であっ
た。
【0348】これらのデータはHGBVが西アフリカの
風土病である可能性を示唆するものである。
風土病である可能性を示唆するものである。
【0349】(ii)経静脈麻薬使用者からの検体 経静脈麻薬使用者の集団から全112検体を採取した。
この試験はイリノイ州シカゴのハインズ退役軍人管理病
院で実施されたものの一部である。1検体は2.17E
LISAで繰り返し反応性が認められた。追加の1検体
は1.18ELISAで反応性を示した。これらの検体
のいずれも1.5あるいは1.22ELISAでは陽性
ではなかった。
この試験はイリノイ州シカゴのハインズ退役軍人管理病
院で実施されたものの一部である。1検体は2.17E
LISAで繰り返し反応性が認められた。追加の1検体
は1.18ELISAで反応性を示した。これらの検体
のいずれも1.5あるいは1.22ELISAでは陽性
ではなかった。
【0350】K.非A−E肝炎の個体から採取した検体 得られたデータを表18にまとめて示す。
【0351】
【表19】 非A−E肝炎の個体群から種々の検体集団(実施例15
Kに記載)を得て、1.5、2.17、1.18、およ
び1.22ELISA(実施例15Cに記載)を実施し
た。幾つかの検体は血清量の不足のため全部のELIS
Aアッセイは実施しなかった。
Kに記載)を得て、1.5、2.17、1.18、およ
び1.22ELISA(実施例15Cに記載)を実施し
た。幾つかの検体は血清量の不足のため全部のELIS
Aアッセイは実施しなかった。
【0352】(i)日本の検体 89検体中の計4検体は、1.5ELISAで繰り返し
反応性を示した。そのうちの3検体は1個人から、1検
体は別の個人からのものであった。1.5ELISA、
1.18ELISA、および1.22ELISAで陰性
であった1検体は、2.17ELISAでは反応性を示
した。1.18ELISAで反応性を示した検体はなか
った。これらの検体は、1.22ELISAでは検査し
なかった。
反応性を示した。そのうちの3検体は1個人から、1検
体は別の個人からのものであった。1.5ELISA、
1.18ELISA、および1.22ELISAで陰性
であった1検体は、2.17ELISAでは反応性を示
した。1.18ELISAで反応性を示した検体はなか
った。これらの検体は、1.22ELISAでは検査し
なかった。
【0353】(ii)ニュージーランドの検体 56検体のうち1.5ELISAで反応性を示したもの
はなかった。これらの検体は2.17ELISA、1.
18ELISA、あるいは1.22ELISAでは検査
しなかった。
はなかった。これらの検体は2.17ELISA、1.
18ELISA、あるいは1.22ELISAでは検査
しなかった。
【0354】(iii)ギリシャの検体 67検体(10人の患者からのもの)のいずれもが1.
5、2.17、あるいは1.22ELISAでは反応性
を示さなかった。
5、2.17、あるいは1.22ELISAでは反応性
を示さなかった。
【0355】(iv)エジプトの検体 132検体中に1.5ELISAに反応性の検体はなか
った。検査可能であった132検体中、計7検体が2.
17ELISAで反応性を有した。これらの検体は急性
の非A−E肝炎患者25名からのものであった。25名
の患者のうち3名が2.17ELISAで肝炎の発症の
あと1日以上たったとき血清反応陽性であった。1.1
8、あるいは1.22ELISAで反応性の検体は存在
しなかった。
った。検査可能であった132検体中、計7検体が2.
17ELISAで反応性を有した。これらの検体は急性
の非A−E肝炎患者25名からのものであった。25名
の患者のうち3名が2.17ELISAで肝炎の発症の
あと1日以上たったとき血清反応陽性であった。1.1
8、あるいは1.22ELISAで反応性の検体は存在
しなかった。
【0356】(v)アメリカ合衆国の検体(セットM) 72検体のいずれも1.5ELISAで反応性を示さな
かった。72検体中3検体は1.18ELISAで反応
性を示した。2検体が2.17ELISAで、また4検
体が1.22ELISAで反応性を示した。2サンプル
は一以上のELISAで反応性を示した。
かった。72検体中3検体は1.18ELISAで反応
性を示した。2検体が2.17ELISAで、また4検
体が1.22ELISAで反応性を示した。2サンプル
は一以上のELISAで反応性を示した。
【0357】(vi)アメリカ合衆国の検体(セットT) 64検体のいずれも1.5、1.22、あるいは2.1
7ELISAで反応性を示さなかった。1検体は1.1
8で反応性を有した。
7ELISAで反応性を示さなかった。1検体は1.1
8で反応性を有した。
【0358】(vii) アメリカ合衆国の検体(セット1) 62検体中の計3検体が一以上のGBV−AのELIS
Aで反応性を示した。2.17および1.22ELIS
Aの両者で繰り返し反応性を示したものが1検体存在し
た。2.17ELISAのみに反応性の検体が1検体あ
り、別の1検体は1.22ELISAのみに反応性を示
した。1.5あるいは1.18ELISAに反応性の検
体は存在しなかった。
Aで反応性を示した。2.17および1.22ELIS
Aの両者で繰り返し反応性を示したものが1検体存在し
た。2.17ELISAのみに反応性の検体が1検体あ
り、別の1検体は1.22ELISAのみに反応性を示
した。1.5あるいは1.18ELISAに反応性の検
体は存在しなかった。
【0359】上に述べたように、2以上のHGBV株が
あり、あるいは、2以上の別種のウイルスを本明細書に
記載の配列によって表すことができる。それらは本発明
の範囲内のものと考えられ、これを「肝炎GBウイルス
(HGBV)」と呼ぶ。
あり、あるいは、2以上の別種のウイルスを本明細書に
記載の配列によって表すことができる。それらは本発明
の範囲内のものと考えられ、これを「肝炎GBウイルス
(HGBV)」と呼ぶ。
【0360】L.血清反応の結果の統計的意義 これらのデータによって、HGBV−Aタンパクに対す
る特異抗体(即ち1.5、2.17、1.18および
1.22ELISAで抗体に繰り返し反応性を示す検
体)は、HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考え
られる個体および非A−E肝炎と診断された個体におい
て検出されたが、アメリカ合衆国のボランティアからも
売血者からもそれほど高頻度には検出されることがなか
ったことが示された。表19において、種々のカテゴリ
ーの検体(表18の「低リスク」、「リスクあり」、お
よび非A−E肝炎患者)からの血清反応の結果を合わ
せ、χ二乗検定で統計的意義について分析した。表18
は検査した検体の総数におけるHGBVタンパクに対す
る抗体の血清学的存在をまとめたものであるが、これと
異なり、表19のデータは、異なる個体(人)からの結
果を示している。GBV−AのELISAについては、
抗−HGBVの血清学的存在をボランティア血液提供者
とHGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考えられる
個体(西アフリカ、但しIVDUではないもの)との間
で比較すると、有意の差(p値=0.000)が存在す
ることを示している。加えて、ボランティアの血液提供
者と比較した場合、エジプトとアメリカ合衆国における
非A−E肝炎患者におけるHGBV−Aに対する抗体の
血清学的存在には、統計的に有意の差があった。このデ
ータは、HGBV−Aに対する暴露と非A−E肝炎とに
関連があることを示唆している。注:これらの最初の研
究ではRT−PCRの結果は陰性であったが、その後の
データによって血清反応陽性の個体の血清においてフラ
ヴィ様ウイルス配列が見いだされた(実施例19参
照)。
る特異抗体(即ち1.5、2.17、1.18および
1.22ELISAで抗体に繰り返し反応性を示す検
体)は、HGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考え
られる個体および非A−E肝炎と診断された個体におい
て検出されたが、アメリカ合衆国のボランティアからも
売血者からもそれほど高頻度には検出されることがなか
ったことが示された。表19において、種々のカテゴリ
ーの検体(表18の「低リスク」、「リスクあり」、お
よび非A−E肝炎患者)からの血清反応の結果を合わ
せ、χ二乗検定で統計的意義について分析した。表18
は検査した検体の総数におけるHGBVタンパクに対す
る抗体の血清学的存在をまとめたものであるが、これと
異なり、表19のデータは、異なる個体(人)からの結
果を示している。GBV−AのELISAについては、
抗−HGBVの血清学的存在をボランティア血液提供者
とHGBVへの暴露に関し「リスクあり」と考えられる
個体(西アフリカ、但しIVDUではないもの)との間
で比較すると、有意の差(p値=0.000)が存在す
ることを示している。加えて、ボランティアの血液提供
者と比較した場合、エジプトとアメリカ合衆国における
非A−E肝炎患者におけるHGBV−Aに対する抗体の
血清学的存在には、統計的に有意の差があった。このデ
ータは、HGBV−Aに対する暴露と非A−E肝炎とに
関連があることを示唆している。注:これらの最初の研
究ではRT−PCRの結果は陰性であったが、その後の
データによって血清反応陽性の個体の血清においてフラ
ヴィ様ウイルス配列が見いだされた(実施例19参
照)。
【0361】M.まとめ これらのデータは、本発明に記載のELISAが西アフ
リカに居住している個体および非A−E肝炎の個体にお
いて抗体を検出するのに有用であることを示唆するもの
である。西アフリカの個体群においては肝炎に罹患する
リスクは比較的高い。人々のほぼ85%近くが肝炎Bウ
イルスに対する抗体に血清反応陽性であり、約5%が肝
炎Cウイルスに対する抗体に陽性である。これらのデー
タは、試験した検体の全カテゴリーにおいてHGBVに
対する抗体の血清学的存在を過小に評価しているように
思われる。さらなるHGBVエピトープが発見され、評
価されるにつれ、現在は診断を下すことができない患者
において肝炎を診断するにあたり、HGBVゲノム
(群)に基づく試験の有用性がより重要なものとなるこ
とが期待される。
リカに居住している個体および非A−E肝炎の個体にお
いて抗体を検出するのに有用であることを示唆するもの
である。西アフリカの個体群においては肝炎に罹患する
リスクは比較的高い。人々のほぼ85%近くが肝炎Bウ
イルスに対する抗体に血清反応陽性であり、約5%が肝
炎Cウイルスに対する抗体に陽性である。これらのデー
タは、試験した検体の全カテゴリーにおいてHGBVに
対する抗体の血清学的存在を過小に評価しているように
思われる。さらなるHGBVエピトープが発見され、評
価されるにつれ、現在は診断を下すことができない患者
において肝炎を診断するにあたり、HGBVゲノム
(群)に基づく試験の有用性がより重要なものとなるこ
とが期待される。
【0362】実施例18.ヒトにおけるGB関連ウイル
スの同定 A.理論 HGBV−AおよびHGBV−Bの両者のエピトープが
同定された(実施例3)。これらを血清学的マーカーと
して用いてヒトの血清および血漿サンプルをスクリーニ
ングした(実施例5および6)。これらのマーカーのう
ちの幾つかについての血清学的活性と非A−E肝炎の発
症頻度との間に顕著な相関があったが、これはHGBV
−Bがヒトにおける非A−E肝炎の病因物質であること
を示唆している(実施例5G)。しかしながら、GBヒ
ト血清をウェスタンブロットで分析してみるとHGBV
−Bエピトープに対する反応性は示されなかった(実施
例3)。そのかわり、GBヒト血清に少なくとも一つの
HGBV−Aエピトープが同定された。これはHGBV
−AがGBにおける肝炎の病因物質であったことを示唆
するものである。HGBV−A配列もHGBV−B配列
も、RT−PCRでは非A−E肝炎の患者では同定され
なかった(実施例5E)。そこで非A−E肝炎に罹患し
ているヒトにおけるHGBV−Aおよび/またはHGB
V−B感染の証拠を定める必要がいまだ残っている。
スの同定 A.理論 HGBV−AおよびHGBV−Bの両者のエピトープが
同定された(実施例3)。これらを血清学的マーカーと
して用いてヒトの血清および血漿サンプルをスクリーニ
ングした(実施例5および6)。これらのマーカーのう
ちの幾つかについての血清学的活性と非A−E肝炎の発
症頻度との間に顕著な相関があったが、これはHGBV
−Bがヒトにおける非A−E肝炎の病因物質であること
を示唆している(実施例5G)。しかしながら、GBヒ
ト血清をウェスタンブロットで分析してみるとHGBV
−Bエピトープに対する反応性は示されなかった(実施
例3)。そのかわり、GBヒト血清に少なくとも一つの
HGBV−Aエピトープが同定された。これはHGBV
−AがGBにおける肝炎の病因物質であったことを示唆
するものである。HGBV−A配列もHGBV−B配列
も、RT−PCRでは非A−E肝炎の患者では同定され
なかった(実施例5E)。そこで非A−E肝炎に罹患し
ているヒトにおけるHGBV−Aおよび/またはHGB
V−B感染の証拠を定める必要がいまだ残っている。
【0363】ヒト血清あるいは血漿源におけるHGBV
−Aおよび/またはHGBV−B配列の同定が失敗に終
わったことには幾つかの要因が考えられる。第一に、我
々がRT−PCRによって検査したのは限られた数のH
GBV−A血清陽性および/またはHGBV−B血清陽
性サンプルであって、これらのサンプルの多くは保存歴
が不明である。よってこれらのサンプル中に存在したウ
イルス性のRNAが不適当な保存の影響を受けた可能性
がある。第二に、GB感染は自然に快癒するように見受
けられる。そのため、GB配列が感染した個体の血清中
に存在する期間幅は非常に狭い可能性がある。即ちGB
配列を含有する血清サンプルを得る機会は極端に低いも
のとなろう。最後に、HGBV−Aおよび/またはHG
BV−B配列を探すにあたって、限られた数のPCRプ
ライマーセットを用いたことが挙げられる。HGBV−
Aおよび/またはHGBV−BはRNAウイルスである
ため、突然変異の率が高い傾向がある(ホランドら(1
982年)サイエンス215:1577−1585)。
即ち、検査したヒト血清中のHGBV−Aおよび/また
はHGBV−B配列が我々のPCRプライマーの配列と
は異なっていて、そのためHGBV−Aおよび/または
HGBV−Bが検出されない可能性がある。
−Aおよび/またはHGBV−B配列の同定が失敗に終
わったことには幾つかの要因が考えられる。第一に、我
々がRT−PCRによって検査したのは限られた数のH
GBV−A血清陽性および/またはHGBV−B血清陽
性サンプルであって、これらのサンプルの多くは保存歴
が不明である。よってこれらのサンプル中に存在したウ
イルス性のRNAが不適当な保存の影響を受けた可能性
がある。第二に、GB感染は自然に快癒するように見受
けられる。そのため、GB配列が感染した個体の血清中
に存在する期間幅は非常に狭い可能性がある。即ちGB
配列を含有する血清サンプルを得る機会は極端に低いも
のとなろう。最後に、HGBV−Aおよび/またはHG
BV−B配列を探すにあたって、限られた数のPCRプ
ライマーセットを用いたことが挙げられる。HGBV−
Aおよび/またはHGBV−BはRNAウイルスである
ため、突然変異の率が高い傾向がある(ホランドら(1
982年)サイエンス215:1577−1585)。
即ち、検査したヒト血清中のHGBV−Aおよび/また
はHGBV−B配列が我々のPCRプライマーの配列と
は異なっていて、そのためHGBV−Aおよび/または
HGBV−Bが検出されない可能性がある。
【0364】HGBV−Aおよび/またはHGBV−B
のゲノムの変異性のために我々のPCR研究においてこ
れらのウイルスが妨害された可能性を示すため、HGB
V−Aおよび/またはHGBV−Bの高度に保存された
NS3様の領域(図17参照)に合わせ、変性PCRプ
ライマーを設計配置した。これらの高度に保存された領
域がウイルスの複製サイクルにおいて必要な機能を果た
しているからである。よってこれらの配列はHGBV−
Aおよび/またはHGBV−B変異体においても保存さ
れているはずである。この領域内に設計配置されたPC
Rプライマーは、RT−PCRによってHGBV−Aお
よび/またはHGBV−BのゲノムRNAを検出できる
はずである。加えて、HGBV−A、HGBV−Bおよ
びHCV配列を特異的に増幅することのできる変性PC
Rプライマーを設計すれば、HGBV−A、HGBV−
BおよびHCVに関連するウイルスから得た配列を増幅
することができるかもしれないと我々は判断した。よっ
て、もし別々のHGBV−A関連ウイルスまたはHGB
V−B関連ウイルスの抗原と交差反応する抗体が存在す
るために、ヒトの血清および血漿サンプル(実施例5お
よび6)で血清反応があまり検出されなかったのである
ならば、我々はこれらのGB関連ウイルスから配列を得
ることができるであろう。[これはニコルと彼の同僚が
最近米国南西部における急性呼吸器疾患の大流行に関連
する特殊なハンタウイルスを同定するために採用した実
験手法に類似のものである。ニコルら、サイエンス26
2:914−917(1993)] B.肝炎GBウイルスC(HGBV−C)のNS3様領
域のクローニング ウイルス感染のモデルでは、感染の初期段階でウイルス
血症が起こり、これがウイルスタンパクに対するIgM
抗体の検出と相関していることが多い。実施例5、6で
記載したように、HGBV−A及びHGBV−Bに由来
する組換えタンパクに対するIgG抗体が検出された検
体は、ELISAにおいて免疫反応性を有していた。更
に追加のELISAを実施し、IgM抗体がこれらのタ
ンパクについて検出されるかどうかを調べた。西アフリ
カの個体(実施例5E−i)の血清反応陽性の検体の内
のあるものは、組換えタンパクに対するIgM抗体に関
して反応性であった(データ省略)。これらの検体はウ
イルスを含有する可能性が高いと考えられた。加えて、
急性肝炎に罹患しているHGBV−A陽性およびHGB
V−B陽性のエジプトの個体(実施例5F−vii )で、
HGBV−AまたはHGBV−B組換えタンパクに対す
るIgM抗体が検出されない検体についても、急性肝臓
疾患はウイルスの存在と関連している可能性があること
から検査を実施した。これらのサンプルの核酸につい
て、HGBV−A、HGBV−B、及びHCV−1の各
配列を増幅する変性オリゴヌクレオチドプライマーを用
いて“半入れ子”(hemi-nested) RT−PCRを実施し
た。使用機器は GeneAmp(登録商標)RNAP
CRキット(パーキンエルマー製)を用い、製造業者の
使用説明書に従って実施した。簡単に言えば、増幅の第
一セットは、2mMのMgCl2 および1μMのプライ
マーns3.1−sとns3.1−a(配列番号はそれ
ぞれ671および672)で抽出した核酸のランダム−
プライムド逆転写反応によるcDNA産物について行っ
た。反応物に対し、変性−アニーリング−伸展[(94
℃、30秒;37℃、30秒;2分かけて72℃;72
℃、30秒)を3サイクル行い、次いで(94℃、30
秒;55℃、30秒;72℃、30秒)を37サイクル
行う]を40回行い、最後に72℃で10分間伸展させ
た。反応が終了したものは、4℃で保存した。増幅の第
二セットは、最初のPCR産物の4%を鋳型として使用
し、ns3.1−sおよびns3−a(配列番号はそれ
ぞれ671および673)を“ヘミネスティッド”プラ
イマーセットとして用いた他は上記と同様であった。P
CRの第一及び第二のセットの産物をゲル濾過で分析し
た。
のゲノムの変異性のために我々のPCR研究においてこ
れらのウイルスが妨害された可能性を示すため、HGB
V−Aおよび/またはHGBV−Bの高度に保存された
NS3様の領域(図17参照)に合わせ、変性PCRプ
ライマーを設計配置した。これらの高度に保存された領
域がウイルスの複製サイクルにおいて必要な機能を果た
しているからである。よってこれらの配列はHGBV−
Aおよび/またはHGBV−B変異体においても保存さ
れているはずである。この領域内に設計配置されたPC
Rプライマーは、RT−PCRによってHGBV−Aお
よび/またはHGBV−BのゲノムRNAを検出できる
はずである。加えて、HGBV−A、HGBV−Bおよ
びHCV配列を特異的に増幅することのできる変性PC
Rプライマーを設計すれば、HGBV−A、HGBV−
BおよびHCVに関連するウイルスから得た配列を増幅
することができるかもしれないと我々は判断した。よっ
て、もし別々のHGBV−A関連ウイルスまたはHGB
V−B関連ウイルスの抗原と交差反応する抗体が存在す
るために、ヒトの血清および血漿サンプル(実施例5お
よび6)で血清反応があまり検出されなかったのである
ならば、我々はこれらのGB関連ウイルスから配列を得
ることができるであろう。[これはニコルと彼の同僚が
最近米国南西部における急性呼吸器疾患の大流行に関連
する特殊なハンタウイルスを同定するために採用した実
験手法に類似のものである。ニコルら、サイエンス26
2:914−917(1993)] B.肝炎GBウイルスC(HGBV−C)のNS3様領
域のクローニング ウイルス感染のモデルでは、感染の初期段階でウイルス
血症が起こり、これがウイルスタンパクに対するIgM
抗体の検出と相関していることが多い。実施例5、6で
記載したように、HGBV−A及びHGBV−Bに由来
する組換えタンパクに対するIgG抗体が検出された検
体は、ELISAにおいて免疫反応性を有していた。更
に追加のELISAを実施し、IgM抗体がこれらのタ
ンパクについて検出されるかどうかを調べた。西アフリ
カの個体(実施例5E−i)の血清反応陽性の検体の内
のあるものは、組換えタンパクに対するIgM抗体に関
して反応性であった(データ省略)。これらの検体はウ
イルスを含有する可能性が高いと考えられた。加えて、
急性肝炎に罹患しているHGBV−A陽性およびHGB
V−B陽性のエジプトの個体(実施例5F−vii )で、
HGBV−AまたはHGBV−B組換えタンパクに対す
るIgM抗体が検出されない検体についても、急性肝臓
疾患はウイルスの存在と関連している可能性があること
から検査を実施した。これらのサンプルの核酸につい
て、HGBV−A、HGBV−B、及びHCV−1の各
配列を増幅する変性オリゴヌクレオチドプライマーを用
いて“半入れ子”(hemi-nested) RT−PCRを実施し
た。使用機器は GeneAmp(登録商標)RNAP
CRキット(パーキンエルマー製)を用い、製造業者の
使用説明書に従って実施した。簡単に言えば、増幅の第
一セットは、2mMのMgCl2 および1μMのプライ
マーns3.1−sとns3.1−a(配列番号はそれ
ぞれ671および672)で抽出した核酸のランダム−
プライムド逆転写反応によるcDNA産物について行っ
た。反応物に対し、変性−アニーリング−伸展[(94
℃、30秒;37℃、30秒;2分かけて72℃;72
℃、30秒)を3サイクル行い、次いで(94℃、30
秒;55℃、30秒;72℃、30秒)を37サイクル
行う]を40回行い、最後に72℃で10分間伸展させ
た。反応が終了したものは、4℃で保存した。増幅の第
二セットは、最初のPCR産物の4%を鋳型として使用
し、ns3.1−sおよびns3−a(配列番号はそれ
ぞれ671および673)を“ヘミネスティッド”プラ
イマーセットとして用いた他は上記と同様であった。P
CRの第一及び第二のセットの産物をゲル濾過で分析し
た。
【0365】西アフリカの1サンプルは、約386bp
(HGBV−A、HGBV−B、またはHCV産物の予
想されるサイズ)にぼやけた半入れ子反応に由来するP
CR産物を有していた。この産物を、本技術分野の書物
に記載されているpT7ブルーT−ベクタープラスミド
(ノヴァゲン製)にクローニングした。このクローンか
ら得た配列(GBcontigC[GB−C]、配列番
号673、残基2274−2640)をGBconti
gA(GB−A、配列番号163、残基4438−48
04)、GBcontigB(GB−B、配列番号39
3、残基4218−4587)、およびHCV−1(配
列番号398)と比較した。図36は、これらの配列の
ヌクレオチド配列を示し、一方、表20はこれらの配列
間の%相同性を示す。
(HGBV−A、HGBV−B、またはHCV産物の予
想されるサイズ)にぼやけた半入れ子反応に由来するP
CR産物を有していた。この産物を、本技術分野の書物
に記載されているpT7ブルーT−ベクタープラスミド
(ノヴァゲン製)にクローニングした。このクローンか
ら得た配列(GBcontigC[GB−C]、配列番
号673、残基2274−2640)をGBconti
gA(GB−A、配列番号163、残基4438−48
04)、GBcontigB(GB−B、配列番号39
3、残基4218−4587)、およびHCV−1(配
列番号398)と比較した。図36は、これらの配列の
ヌクレオチド配列を示し、一方、表20はこれらの配列
間の%相同性を示す。
【0366】
【表20】 図36と表20に示すように、GB−A、GB−B、お
よびHCV−1のヌクレオチドの比較の結果、これらの
配列は47.99〜61.66%互いに類似している。
このことは、これらのウイルスのNTP結合性ヘリカー
ゼに存在する保存されたアミノ酸残基を考えると特に驚
くべきことではない(実施例2B3、図17A)。西ア
フリカのサンプル(GB−C、配列番号673、残基2
274−2640)から得たNS3PCR産物のヌクレ
オチドと他のウイルスのヌクレオチドを比較すると、G
B−A(配列番号163、残基4438−4804)、
GB−B(配列番号393、残基4218−458
7)、およびHCV−1(配列番号398)からのNS
3配列に関連しているが、明確に異なっていることが示
唆されている。ウィスコンシン配列分析パッケージ(バ
ージョン8)中の核酸およびタンパクデータベースとG
B−C(配列番号673、残基2274−2640)と
のBLASTINおよびBLASTX解析の結果、HC
Vの株の幾つかは配列の同一性に限界があることが判明
した。ヌクレオチドおよびアミノ酸に関するもっとも高
いP値(すなわち偶然に配列が整合した確率)はそれぞ
れ1.9×10-20と5.3×10-31であった(データ
省略)。以上を合わせると、これらのデータは、GB−
C(配列番号673、残基2274−2640)がHG
BV−A、HGBV−Bおよび我々がここでHGBV−
Cと標記するHCVに関連するユニークなGB様のウイ
ルスに由来するものであるかもしれないことを示唆して
いる。
よびHCV−1のヌクレオチドの比較の結果、これらの
配列は47.99〜61.66%互いに類似している。
このことは、これらのウイルスのNTP結合性ヘリカー
ゼに存在する保存されたアミノ酸残基を考えると特に驚
くべきことではない(実施例2B3、図17A)。西ア
フリカのサンプル(GB−C、配列番号673、残基2
274−2640)から得たNS3PCR産物のヌクレ
オチドと他のウイルスのヌクレオチドを比較すると、G
B−A(配列番号163、残基4438−4804)、
GB−B(配列番号393、残基4218−458
7)、およびHCV−1(配列番号398)からのNS
3配列に関連しているが、明確に異なっていることが示
唆されている。ウィスコンシン配列分析パッケージ(バ
ージョン8)中の核酸およびタンパクデータベースとG
B−C(配列番号673、残基2274−2640)と
のBLASTINおよびBLASTX解析の結果、HC
Vの株の幾つかは配列の同一性に限界があることが判明
した。ヌクレオチドおよびアミノ酸に関するもっとも高
いP値(すなわち偶然に配列が整合した確率)はそれぞ
れ1.9×10-20と5.3×10-31であった(データ
省略)。以上を合わせると、これらのデータは、GB−
C(配列番号673、残基2274−2640)がHG
BV−A、HGBV−Bおよび我々がここでHGBV−
Cと標記するHCVに関連するユニークなGB様のウイ
ルスに由来するものであるかもしれないことを示唆して
いる。
【0367】C.GB−Cは外因性である GB−C配列に対するPCRプライマーを用い、上記の
ように、即ち例えば実施例6Bに記載の手順によって、
この配列がヒト、アカゲザル、S.cerevisia
eおよびE.coliのゲノム中に検出されるかどうか
を決定した。PCRはパーキン−エルマー−シータスの
GeneAmp(登録商標)を使用し、基本的に製造者
の指示書に従って実施した。即ち、300ngのゲノム
DNAを各100μlの反応物に対して使用した。PC
Rプライマー(配列番号675および676)を最終濃
度1.0μMで使用した。PCRは40サイクル行い
(94℃、30秒;55℃、30秒;72℃、30
秒)、次いで72℃で10分間伸展させた。PCR産物
をアガロースゲル電気泳動で分離し、臭化エチジウムで
核酸を直接染色したのちUV照射で可視化し、さらにサ
ザントランスファーでHybond−N+ナイロンフィ
ルターに移してから放射標識プローブとハイブリダイズ
した。図37は、GB−C(配列番号673、残基22
74−2640)から調製した放射線標識プローブとハ
イブリダイズした後、PCR産物をサザンブロットして
得たPhosphoImage(モレキュラー・ダイナ
ミクス社、カリフォルニア州サニーヴェイル)である。
GB−C(配列番号673)は、300ngのヒトゲノ
ムDNA中にGB−Cプラスミド鋳型の〜350fg
(1ゲノムコピー当量、レーン5)および〜35fg
(0.1ゲノムコピー当量、レーン6)が検出された以
外、ヒト(図19、レーン1)、アカゲザル(レーン
2)、S.cerevisiae(レーン3)、E.c
oli(レーン4)の各ゲノムDNAには検出されなか
った。(レーン7は〜3.5fg[0.01ゲノムコピ
ー当量]のGB−Cプラスミド鋳型からのPCR産物を
300ngのヒトゲノムDNA中に含有する。)このよ
うに、0.1ゲノムコピー当量を検出できるゲノムPC
Rを使用してもGB−C(配列番号673)はヒト、ア
カゲザル、S.cerevisiaeおよびE.col
iのゲノム中に検出できない。この結果は、GB−C
(配列番号673)が外因性(即ちウイルス性)起源で
あるという予想と一致している。
ように、即ち例えば実施例6Bに記載の手順によって、
この配列がヒト、アカゲザル、S.cerevisia
eおよびE.coliのゲノム中に検出されるかどうか
を決定した。PCRはパーキン−エルマー−シータスの
GeneAmp(登録商標)を使用し、基本的に製造者
の指示書に従って実施した。即ち、300ngのゲノム
DNAを各100μlの反応物に対して使用した。PC
Rプライマー(配列番号675および676)を最終濃
度1.0μMで使用した。PCRは40サイクル行い
(94℃、30秒;55℃、30秒;72℃、30
秒)、次いで72℃で10分間伸展させた。PCR産物
をアガロースゲル電気泳動で分離し、臭化エチジウムで
核酸を直接染色したのちUV照射で可視化し、さらにサ
ザントランスファーでHybond−N+ナイロンフィ
ルターに移してから放射標識プローブとハイブリダイズ
した。図37は、GB−C(配列番号673、残基22
74−2640)から調製した放射線標識プローブとハ
イブリダイズした後、PCR産物をサザンブロットして
得たPhosphoImage(モレキュラー・ダイナ
ミクス社、カリフォルニア州サニーヴェイル)である。
GB−C(配列番号673)は、300ngのヒトゲノ
ムDNA中にGB−Cプラスミド鋳型の〜350fg
(1ゲノムコピー当量、レーン5)および〜35fg
(0.1ゲノムコピー当量、レーン6)が検出された以
外、ヒト(図19、レーン1)、アカゲザル(レーン
2)、S.cerevisiae(レーン3)、E.c
oli(レーン4)の各ゲノムDNAには検出されなか
った。(レーン7は〜3.5fg[0.01ゲノムコピ
ー当量]のGB−Cプラスミド鋳型からのPCR産物を
300ngのヒトゲノムDNA中に含有する。)このよ
うに、0.1ゲノムコピー当量を検出できるゲノムPC
Rを使用してもGB−C(配列番号673)はヒト、ア
カゲザル、S.cerevisiaeおよびE.col
iのゲノム中に検出できない。この結果は、GB−C
(配列番号673)が外因性(即ちウイルス性)起源で
あるという予想と一致している。
【0368】D.GB−Cは追加のヒト血清サンプル中
に検出できる 追加のHGBV−AおよびHGBV−B免疫反応性ヒト
血清サンプルにRT−PCRを適用し、GB−C配列の
存在について調べた。実施例7に記載のように、血清サ
ンプルから抽出した核酸をランダムヘキサマーで逆転写
し、cDNAに対して35−40サイクルの増幅を行い
(94℃、30秒;55℃、30秒;72℃、30−9
0秒)、次いで72℃で10分間伸展させた。GB−C
に特異的なPCRプライマー(g131−slとg13
1−al、配列番号675と676)を濃度1.0μM
で使用した。PCR産物をアガロースゲル電気泳動で分
離し、臭化エチジウムで核酸を直接染色したのちUV照
射で可視化し、サザンブロットでHybond−N+ナ
イロンフィルターに移してから放射標識プローブとハイ
ブリダイズした。西アフリカからの計48本のHGBV
−免疫陽性サンプルを試験した。GB−Cが同定された
最初のサンプルを含む西アフリカからの8サンプルは、
GB−C配列に陽性であることがRT−PCRで判っ
た。GB血清反応陰性の西アフリカ血清サンプルを計1
0本試験したが、いずれも検出可能なGB−C配列は有
していなかった。陽性サンプル4本からのPCR産物を
クローニングし、前記のように配列決定した。156に
わたるヌクレオチドを調べた所、試験した4クローンの
内の2つがGB−C配列(配列番号673、残基227
4−2640)と同一であり、2クローン(配列番号6
77および678)がGB−C(配列番号673、残基
2274−2640)と88.4%および83.6%相
同の配列を含有していた(図38)。しかしながら、ヌ
クレオチドレベルにおけるダイバージェンスにもかかわ
らず、各クローンは非常に類似しており、配列番号67
8の予想された翻訳中にはただ一つのアミノ酸の相違が
見られただけであることが、予想された翻訳で示され
た。
に検出できる 追加のHGBV−AおよびHGBV−B免疫反応性ヒト
血清サンプルにRT−PCRを適用し、GB−C配列の
存在について調べた。実施例7に記載のように、血清サ
ンプルから抽出した核酸をランダムヘキサマーで逆転写
し、cDNAに対して35−40サイクルの増幅を行い
(94℃、30秒;55℃、30秒;72℃、30−9
0秒)、次いで72℃で10分間伸展させた。GB−C
に特異的なPCRプライマー(g131−slとg13
1−al、配列番号675と676)を濃度1.0μM
で使用した。PCR産物をアガロースゲル電気泳動で分
離し、臭化エチジウムで核酸を直接染色したのちUV照
射で可視化し、サザンブロットでHybond−N+ナ
イロンフィルターに移してから放射標識プローブとハイ
ブリダイズした。西アフリカからの計48本のHGBV
−免疫陽性サンプルを試験した。GB−Cが同定された
最初のサンプルを含む西アフリカからの8サンプルは、
GB−C配列に陽性であることがRT−PCRで判っ
た。GB血清反応陰性の西アフリカ血清サンプルを計1
0本試験したが、いずれも検出可能なGB−C配列は有
していなかった。陽性サンプル4本からのPCR産物を
クローニングし、前記のように配列決定した。156に
わたるヌクレオチドを調べた所、試験した4クローンの
内の2つがGB−C配列(配列番号673、残基227
4−2640)と同一であり、2クローン(配列番号6
77および678)がGB−C(配列番号673、残基
2274−2640)と88.4%および83.6%相
同の配列を含有していた(図38)。しかしながら、ヌ
クレオチドレベルにおけるダイバージェンスにもかかわ
らず、各クローンは非常に類似しており、配列番号67
8の予想された翻訳中にはただ一つのアミノ酸の相違が
見られただけであることが、予想された翻訳で示され
た。
【0369】ギリシャ、エジプトおよびアメリカ合衆国
の非A−E肝炎の個体から追加の血清サンプルを得て、
前記のようにしてGB−C配列について検査した。これ
らのサンプルはいずれもGB−C配列は含有していなか
った。サンプル中にGB−C配列が検出されなかったこ
とには幾つかの理由が考えられる(上記、理論の項参
照)。しかしながら、GB−C(配列番号673、残基
2274−2640)と二つのGB−C変異体(配列番
号 678と677)との間における上述の配列変化
は、もし密接に関連している西アフリカからのHGBV
−Cがヌクレオチドレベルで15.1%異なることがあ
るならば、GB−Cに特異的なPCRプライマー(g1
31−sl、g131−al、配列番号675と67
6)が地理的に別個の隔離体であるGB−Cウイルス
と、検出可能なPCR産物を産生するほどには十分ハイ
ブリダイズしないかもしれないことを示唆している。こ
の場合、ゲノムのより高度に保存された領域(5’UT
R)に設計されたPCRプライマーによって、GB−C
配列を西アフリカ血清サンプル中に検出できるかもしれ
ない。
の非A−E肝炎の個体から追加の血清サンプルを得て、
前記のようにしてGB−C配列について検査した。これ
らのサンプルはいずれもGB−C配列は含有していなか
った。サンプル中にGB−C配列が検出されなかったこ
とには幾つかの理由が考えられる(上記、理論の項参
照)。しかしながら、GB−C(配列番号673、残基
2274−2640)と二つのGB−C変異体(配列番
号 678と677)との間における上述の配列変化
は、もし密接に関連している西アフリカからのHGBV
−Cがヌクレオチドレベルで15.1%異なることがあ
るならば、GB−Cに特異的なPCRプライマー(g1
31−sl、g131−al、配列番号675と67
6)が地理的に別個の隔離体であるGB−Cウイルス
と、検出可能なPCR産物を産生するほどには十分ハイ
ブリダイズしないかもしれないことを示唆している。こ
の場合、ゲノムのより高度に保存された領域(5’UT
R)に設計されたPCRプライマーによって、GB−C
配列を西アフリカ血清サンプル中に検出できるかもしれ
ない。
【0370】E.HGBV−C配列の伸展 実施例2Aに記載のPCRウォーキング法によって追加
のGB−C配列を得た。即ち、当初GB−C(配列番号
673、残基2274−2640)を同定するために用
いた西アフリカのヒト血清から全核酸を抽出した。この
核酸を前記のようにして逆転写した。その結果得られた
cDNAを、2mMのMgCl2を用いたこと以外はソ
レンセンらによって記載された方法に従って50μlの
PCR反応物(PCR1)中で増幅した。反応物を35
サイクルの変性−アニーリング−伸展工程(94℃、3
0秒;55℃、30秒;72℃、90秒)に付し、次い
で72℃で10分間伸展させた。ソレンセンらによって
記載された方法に従ってストレプトアビジン被覆常磁性
ビーズ(プロメガ社)によってビオチン化産物を単離し
た。次いでソレンセンらの記載する方法に従ってこのス
トレプトアビジンで精製した産物に上記と同じ全35サ
イクルの変性−アニーリング−伸展によってネスティッ
ドPCR(PCR2)を行った。得られた産物およびこ
れを精製するために用いたPCRプライマーを表21に
示す。
のGB−C配列を得た。即ち、当初GB−C(配列番号
673、残基2274−2640)を同定するために用
いた西アフリカのヒト血清から全核酸を抽出した。この
核酸を前記のようにして逆転写した。その結果得られた
cDNAを、2mMのMgCl2を用いたこと以外はソ
レンセンらによって記載された方法に従って50μlの
PCR反応物(PCR1)中で増幅した。反応物を35
サイクルの変性−アニーリング−伸展工程(94℃、3
0秒;55℃、30秒;72℃、90秒)に付し、次い
で72℃で10分間伸展させた。ソレンセンらによって
記載された方法に従ってストレプトアビジン被覆常磁性
ビーズ(プロメガ社)によってビオチン化産物を単離し
た。次いでソレンセンらの記載する方法に従ってこのス
トレプトアビジンで精製した産物に上記と同じ全35サ
イクルの変性−アニーリング−伸展によってネスティッ
ドPCR(PCR2)を行った。得られた産物およびこ
れを精製するために用いたPCRプライマーを表21に
示す。
【0371】
【表21】 さらに、上記のPCR1の条件下でオリゴヌクレオチド
プライマー(配列番号669および670)を用いて
1.3kb産物(C.16)を生成した。この産物を表
21に記載のものと共にアガロースゲルから単離し、本
技術分野で周知の方法によってpT7ブルーT−ベクタ
ープラスミド(ノヴァゲン社)中にクローニングした。
プライマー(配列番号669および670)を用いて
1.3kb産物(C.16)を生成した。この産物を表
21に記載のものと共にアガロースゲルから単離し、本
技術分野で周知の方法によってpT7ブルーT−ベクタ
ープラスミド(ノヴァゲン社)中にクローニングした。
【0372】クローニングした産物は、実施例5に記載
のようにして配列決定した。GCGパッケージ(バージ
ョン7)のプログラムによって配列を組み立てた。構築
されたcontigの概略を図39に示す。GB−Cは
長さが9034bpで、その全長が配列決定された。こ
れを配列番号400−606に示す。これらの配列番号
は三つの前進翻訳フレームと対応している。
のようにして配列決定した。GCGパッケージ(バージ
ョン7)のプログラムによって配列を組み立てた。構築
されたcontigの概略を図39に示す。GB−Cは
長さが9034bpで、その全長が配列決定された。こ
れを配列番号400−606に示す。これらの配列番号
は三つの前進翻訳フレームと対応している。
【0373】実施例19.CKSに基づいた発現と免疫
原性HGBV−Cポリペプチドの検出 実施例17(表13)に記載のウォーキング試験で得た
HGBV−C配列を、実施例13の記載にしたがって表
22(10ユニット、NEB)に掲載の制限酵素を用い
てCKS発現ベクターpJO200、pJO201およ
びpJO202にクローニングした。追加のPCRクロ
ーン2種、C3/2およびC8/12、も発現した(図
39)。配列番号681のプライマーによってPCR産
物C3/2を生成し、PCR産物C8/12と配列番号
685の補体を、実施例9の記載に従ってプライマー
(配列番号693とその補体)を用いて生成した。この
PCR産物を前記のようにしてpT7ブルー中にクロー
ニングし、次いで表22に掲載した制限酵素で遊離さ
せ、上記のpJO200、pJO201およびpJO2
02中にクローニングした。
原性HGBV−Cポリペプチドの検出 実施例17(表13)に記載のウォーキング試験で得た
HGBV−C配列を、実施例13の記載にしたがって表
22(10ユニット、NEB)に掲載の制限酵素を用い
てCKS発現ベクターpJO200、pJO201およ
びpJO202にクローニングした。追加のPCRクロ
ーン2種、C3/2およびC8/12、も発現した(図
39)。配列番号681のプライマーによってPCR産
物C3/2を生成し、PCR産物C8/12と配列番号
685の補体を、実施例9の記載に従ってプライマー
(配列番号693とその補体)を用いて生成した。この
PCR産物を前記のようにしてpT7ブルー中にクロー
ニングし、次いで表22に掲載した制限酵素で遊離さ
せ、上記のpJO200、pJO201およびpJO2
02中にクローニングした。
【0374】一以上のCKS/HGBV−AあるいはC
KS/HGBV−B融合タンパクに対する抗体の存在が
1.7、4.1、または2.17ELISA(実施例1
5、16参照)によって示唆された二つのヒト血清を選
択し、ウェスタンブロットによって分析した。これらの
血清のうちの一つ(240D)は非A−E肝炎(エジプ
ト)の個体からのものであり、他方(G8−81)は西
アフリカの個体のものでHGBVへの暴露について「リ
スクあり」(実施例15参照)のものであった。CKS
/HGBV−C融合タンパクを発現し、これを前記のよ
うにしてニトロセルロースシートに移した。記載された
ようにブロットをプレブロックし、10%のE.col
i溶解物と6mg/mlのXL1−ブルー/CKS溶解
物を含有するブロッキングバッファーで1:100に希
釈されたヒト血清サンプルの一つで一夜インキュベート
した。ブロットはTBSで2回洗浄し、HRPO−接合
ヤギ抗−ヒトIgGと反応させ、上記のように展開させ
た。結果を表22に示す。
KS/HGBV−B融合タンパクに対する抗体の存在が
1.7、4.1、または2.17ELISA(実施例1
5、16参照)によって示唆された二つのヒト血清を選
択し、ウェスタンブロットによって分析した。これらの
血清のうちの一つ(240D)は非A−E肝炎(エジプ
ト)の個体からのものであり、他方(G8−81)は西
アフリカの個体のものでHGBVへの暴露について「リ
スクあり」(実施例15参照)のものであった。CKS
/HGBV−C融合タンパクを発現し、これを前記のよ
うにしてニトロセルロースシートに移した。記載された
ようにブロットをプレブロックし、10%のE.col
i溶解物と6mg/mlのXL1−ブルー/CKS溶解
物を含有するブロッキングバッファーで1:100に希
釈されたヒト血清サンプルの一つで一夜インキュベート
した。ブロットはTBSで2回洗浄し、HRPO−接合
ヤギ抗−ヒトIgGと反応させ、上記のように展開させ
た。結果を表22に示す。
【0375】HGBV−Cタンパクの内この二つの血清
の一方あるいは他方と反応性を示したものがいくつかあ
り、その三つ(C.1、C.6、C.7)を選んでEL
ISAアッセイ(実施例20参照)に付した。このよう
にして、HGBV−Aおよび/またはHGBV−Bタン
パクと反応性を示すことが既に判っているサンプルは、
HGBV−Cタンパクとも反応することが判明した。三
つのHGBVウイルスからの複数のタンパクとの反応性
は、ウイルス間でエピトープが共有された結果の交差反
応によるものであるかもしれない。あるいは、これは複
数種のウイルスの感染によるものかもしれず、さらには
その他の同定されていない要因によるものである可能性
もある。
の一方あるいは他方と反応性を示したものがいくつかあ
り、その三つ(C.1、C.6、C.7)を選んでEL
ISAアッセイ(実施例20参照)に付した。このよう
にして、HGBV−Aおよび/またはHGBV−Bタン
パクと反応性を示すことが既に判っているサンプルは、
HGBV−Cタンパクとも反応することが判明した。三
つのHGBVウイルスからの複数のタンパクとの反応性
は、ウイルス間でエピトープが共有された結果の交差反
応によるものであるかもしれない。あるいは、これは複
数種のウイルスの感染によるものかもしれず、さらには
その他の同定されていない要因によるものである可能性
もある。
【0376】
【表22】 実施例20.GBV−Cの血清学的研究 A.組換えタンパク精製手順 CKS融合タンパクを発現する細菌細胞を凍結し、−7
0℃で保存した。各GBV−C構築物からの細菌細胞を
解凍し、実施例15でGBV−B構築物について記載し
たようにして破砕処理した。さらに、組換えタンパク
を、実施例15でGBV−B組換えタンパクについて記
載したようにして精製した。
0℃で保存した。各GBV−C構築物からの細菌細胞を
解凍し、実施例15でGBV−B構築物について記載し
たようにして破砕処理した。さらに、組換えタンパク
を、実施例15でGBV−B組換えタンパクについて記
載したようにして精製した。
【0377】この精製手順で収集した分画を電気泳動で
分離し、クーマシーブリリアントブルーR250で染色
して、分子量が約75kD(CKS−C.1/配列番号
404)、71kD(CKS−C.6/配列番号40
4)、および49kD(CKS−C.7/配列番号40
4)であるタンパクの存否を調べた。予想された分子量
のタンパクを示すバンドが、CKS−C.6およびCK
SC.7組換えタンパクについて観察された。CKS−
C.1タンパクについては、予想された分子量75kD
の所ではなく、分子量62kDに対応する箇所にバンド
が認められた。なぜ予想されたバンドと観察されたバン
ドが異なるのかは不明である。興味の対象のタンパクを
含有する分画をプールし、SDS−PAGEによって再
度調査した。
分離し、クーマシーブリリアントブルーR250で染色
して、分子量が約75kD(CKS−C.1/配列番号
404)、71kD(CKS−C.6/配列番号40
4)、および49kD(CKS−C.7/配列番号40
4)であるタンパクの存否を調べた。予想された分子量
のタンパクを示すバンドが、CKS−C.6およびCK
SC.7組換えタンパクについて観察された。CKS−
C.1タンパクについては、予想された分子量75kD
の所ではなく、分子量62kDに対応する箇所にバンド
が認められた。なぜ予想されたバンドと観察されたバン
ドが異なるのかは不明である。興味の対象のタンパクを
含有する分画をプールし、SDS−PAGEによって再
度調査した。
【0378】精製抗原を含有するプール分画の免疫原性
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適切な陽性対照がなかったた
め、組換えタンパクは、各融合タンパクのCKS部分に
対するモノクローナル抗体との反応性によって同定し
た。CKS−C.1タンパク(配列番号404)の組換
え抗原を検出すべく抗−CKSモノクローナル抗体を用
いてウェスタンブロット法で調べると、約65kDのと
ころにシングルバンドが認められた。この結果はCKS
−C.1タンパク(配列番号404)の予想サイズの7
5kDとは異なっている。なお、CKS−C.6タンパ
ク(配列番号404)およびCKS−C.7タンパク
(配列番号404)については、イムノブロット法で調
べた結果予想されたサイズを有していた。
および構造の完全性を、実施例13に記載の方法に従っ
てニトロセルロースに対する電子移動およびイムノブロ
ット法によって決定した。適切な陽性対照がなかったた
め、組換えタンパクは、各融合タンパクのCKS部分に
対するモノクローナル抗体との反応性によって同定し
た。CKS−C.1タンパク(配列番号404)の組換
え抗原を検出すべく抗−CKSモノクローナル抗体を用
いてウェスタンブロット法で調べると、約65kDのと
ころにシングルバンドが認められた。この結果はCKS
−C.1タンパク(配列番号404)の予想サイズの7
5kDとは異なっている。なお、CKS−C.6タンパ
ク(配列番号404)およびCKS−C.7タンパク
(配列番号404)については、イムノブロット法で調
べた結果予想されたサイズを有していた。
【0379】B.ポリスチレンビーズの被覆手続き 上記タンパクを透析し、実施例15の記載に従って、こ
れらのタンパクのポリスチレンビーズ上での免疫原性を
評価した。C.HGBVに対する抗体を検出するための
ELISAの手順各種ELISAは実施例15の記載に
従って実施した。
れらのタンパクのポリスチレンビーズ上での免疫原性を
評価した。C.HGBVに対する抗体を検出するための
ELISAの手順各種ELISAは実施例15の記載に
従って実施した。
【0380】D.感染個体の血清におけるHGBV−R
NAの検出 各ELISAで繰り返し反応性を示した検体について、
実施例15のセクションDの記載に従ってHGBV−R
NAを調べた。
NAの検出 各ELISAで繰り返し反応性を示した検体について、
実施例15のセクションDの記載に従ってHGBV−R
NAを調べた。
【0381】E.タマリンの血清像 HGBV−Cゲノム由来のCKSC.1タンパク、CK
SC.6タンパク、あるいはCKSC.7タンパクを用
いたELISAアッセイにおいて、タマリンからの血清
はいずれも特異的免疫反応を示さなかった。実施例15
中のタマリンの血清像についての記載参照。
SC.6タンパク、あるいはCKSC.7タンパクを用
いたELISAアッセイにおいて、タマリンからの血清
はいずれも特異的免疫反応を示さなかった。実施例15
中のタマリンの血清像についての記載参照。
【0382】F.追補的試験 実施例15に記載したように、最初反応性を示した検体
については、典型的には再試験を行った。ある検体が繰
り返し反応性を示した場合、ELISAによるデータを
さらに補充すべく追加の試験(例えばウェスタンブロッ
ト)を実施することができる。ウェスタンブロットの結
果が陽性と考えられるためには、観察可能なバンドが
C.1タンパク(配列番号404)に対して65kD、
C.6タンパク(配列番号404)に対して71kD、
またはC.7タンパク(配列番号404)に対して49
kDにおいて検出される必要がある。ウェスタンブロッ
トはELISAの感度に匹敵しあるいはそれを越えるほ
ど最適化されていないので、陰性の結果が出ても直ちに
ELISAのデータを捨てることはしなかった。しかし
ながら、陽性の結果が出ればそれはELISAによって
検出された反応性を補強するものである。
については、典型的には再試験を行った。ある検体が繰
り返し反応性を示した場合、ELISAによるデータを
さらに補充すべく追加の試験(例えばウェスタンブロッ
ト)を実施することができる。ウェスタンブロットの結
果が陽性と考えられるためには、観察可能なバンドが
C.1タンパク(配列番号404)に対して65kD、
C.6タンパク(配列番号404)に対して71kD、
またはC.7タンパク(配列番号404)に対して49
kDにおいて検出される必要がある。ウェスタンブロッ
トはELISAの感度に匹敵しあるいはそれを越えるほ
ど最適化されていないので、陰性の結果が出ても直ちに
ELISAのデータを捨てることはしなかった。しかし
ながら、陽性の結果が出ればそれはELISAによって
検出された反応性を補強するものである。
【0383】実施例15で記載したように、繰り返し反
応性のある検体で十分量あるものに対しては、RT−P
CR(配列番号8と9に対応するプライマーを用い、実
施例10の記載に従って実施)によって血清中のHGB
V−C特異性ヌクレオチド配列を同定することができ
る。
応性のある検体で十分量あるものに対しては、RT−P
CR(配列番号8と9に対応するプライマーを用い、実
施例10の記載に従って実施)によって血清中のHGB
V−C特異性ヌクレオチド配列を同定することができ
る。
【0384】G.実験手順 実施例15では、種々のヒト個体群におけるHGBV−
BとHGBV−Aに対する抗体の存在を評価するため
に、HGBV−Bからの組換え抗原を使用したELIS
Aを利用した。実施例14に記載したように、固相の上
に被覆したCKS−C.1組換えタンパク(配列番号4
04)を用いたC.1ELISA、CKS−C.6組換
えタンパク(配列番号404)を用いたC.6ELIS
A、およびCKS−C.7組換えタンパク(配列番号4
04)を用いたC.7ELISAを利用し、HGBV−
Cに対する抗体についての試験を同じ検体の多くについ
て行なった。実施例15に述べたように、HGBVを接
種した回復期にあるタマリンの5匹全てが、(1.7、
1.4および4.1ELISAを用いて検出されたよう
に)HGBV−B組換えタンパクに応答する特異的では
あるが短命の抗体を産生した。C.1、C.6および
C.7ELISAに応答する検出可能な抗体を産生した
タマリンはなかったが、ヒトの検体の幾つかは、ウエス
タンブロット法(実施例13参照)によって試験したと
き、C.1、C.6およびC.7組換えタンパクに反応
する特異的な抗体を産生した。本実施例では、種々のヒ
ト個体群における抗体を検出する上でのC.1、C.6
およびC.7ELISAの有用性を評価した。
BとHGBV−Aに対する抗体の存在を評価するため
に、HGBV−Bからの組換え抗原を使用したELIS
Aを利用した。実施例14に記載したように、固相の上
に被覆したCKS−C.1組換えタンパク(配列番号4
04)を用いたC.1ELISA、CKS−C.6組換
えタンパク(配列番号404)を用いたC.6ELIS
A、およびCKS−C.7組換えタンパク(配列番号4
04)を用いたC.7ELISAを利用し、HGBV−
Cに対する抗体についての試験を同じ検体の多くについ
て行なった。実施例15に述べたように、HGBVを接
種した回復期にあるタマリンの5匹全てが、(1.7、
1.4および4.1ELISAを用いて検出されたよう
に)HGBV−B組換えタンパクに応答する特異的では
あるが短命の抗体を産生した。C.1、C.6および
C.7ELISAに応答する検出可能な抗体を産生した
タマリンはなかったが、ヒトの検体の幾つかは、ウエス
タンブロット法(実施例13参照)によって試験したと
き、C.1、C.6およびC.7組換えタンパクに反応
する特異的な抗体を産生した。本実施例では、種々のヒ
ト個体群における抗体を検出する上でのC.1、C.6
およびC.7ELISAの有用性を評価した。
【0385】H.切捨て値の決定 C.1、C.6およびC.7ELISAの切捨て値を実
施例15に記載したようにして決定した。
施例15に記載したようにして決定した。
【0386】I.低リスク検体を用いて得た血清学的デ
ータ ウイスコンシン州南西部に住む健康なボランティアのド
ナーから100本の血清と100本の血漿を含む集団を
得るとともに、C.1ELISAにおけるCKS−C.
1(配列番号404)タンパク、C.6ELISAにお
けるCKS−C.6(配列番号404)タンパク、およ
びC.7ELISAにおけるCKS−C.7(配列番号
404)タンパクを含むHGBV−Cからの三種の組換
えタンパクに対する抗体について試験を行なった。
ータ ウイスコンシン州南西部に住む健康なボランティアのド
ナーから100本の血清と100本の血漿を含む集団を
得るとともに、C.1ELISAにおけるCKS−C.
1(配列番号404)タンパク、C.6ELISAにお
けるCKS−C.6(配列番号404)タンパク、およ
びC.7ELISAにおけるCKS−C.7(配列番号
404)タンパクを含むHGBV−Cからの三種の組換
えタンパクに対する抗体について試験を行なった。
【0387】C.1ELISAについては、血清および
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.049(標準
偏差(SD)=0.040)と0.038(SD=0.
029)であった。血清と血漿についての切捨て値はそ
れぞれ0.214と0.286と計算された。上記のよ
うに、切捨て値は、陰性対照の吸収値の関数として表す
こともでき、10.0を越えるS/N値を有する検体は
反応性であると考えられた。この切捨て値を用いたとこ
ろ、100の血漿検体にはC.1タンパク(配列番号4
04)に対する抗体に初期反応性および繰り返し反応性
がみとめられたものはなく、100の血清検体の内の一
つでは、C.1タンパク(配列番号404)に対する抗
体に初期反応性および繰り返し反応性が認められた。
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.049(標準
偏差(SD)=0.040)と0.038(SD=0.
029)であった。血清と血漿についての切捨て値はそ
れぞれ0.214と0.286と計算された。上記のよ
うに、切捨て値は、陰性対照の吸収値の関数として表す
こともでき、10.0を越えるS/N値を有する検体は
反応性であると考えられた。この切捨て値を用いたとこ
ろ、100の血漿検体にはC.1タンパク(配列番号4
04)に対する抗体に初期反応性および繰り返し反応性
がみとめられたものはなく、100の血清検体の内の一
つでは、C.1タンパク(配列番号404)に対する抗
体に初期反応性および繰り返し反応性が認められた。
【0388】C.6ELISAについては、血清および
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.102(標準
偏差(SD)=0.046)と0.105(SD=0.
047)であった。10以上のS/N値を有する検体が
反応性であると判断されるように切捨て値を設定した。
この切捨て値を用いたところ、3個の検体(2個は血清
の集団からで、1個は血漿の集団から)ではC.6タン
パク(配列番号404)に対する抗体に対して繰り返し
反応性がみとめられた。
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.102(標準
偏差(SD)=0.046)と0.105(SD=0.
047)であった。10以上のS/N値を有する検体が
反応性であると判断されるように切捨て値を設定した。
この切捨て値を用いたところ、3個の検体(2個は血清
の集団からで、1個は血漿の集団から)ではC.6タン
パク(配列番号404)に対する抗体に対して繰り返し
反応性がみとめられた。
【0389】C.7ELISAについては、血清および
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.061(標準
偏差(SD)=0.040)と0.050(SD=0.
055)であった。10以上のS/N値を有する検体が
反応性であると判断されるように切捨て値を設定した。
この切捨て値を用いたところ、C.7タンパク(配列番
号404)に対する抗体に対して繰り返し反応性である
と考えられる検体は無かった。
血漿の検体の平均吸収値が、それぞれ0.061(標準
偏差(SD)=0.040)と0.050(SD=0.
055)であった。10以上のS/N値を有する検体が
反応性であると判断されるように切捨て値を設定した。
この切捨て値を用いたところ、C.7タンパク(配列番
号404)に対する抗体に対して繰り返し反応性である
と考えられる検体は無かった。
【0390】したがって、米国人の血液提供者(N=2
00)の約1%にC1、C6またはC.7タンパクに対
する抗体が存在することが証明された。
00)の約1%にC1、C6またはC.7タンパクに対
する抗体が存在することが証明された。
【0391】J.肝炎に対し「リスクあり」と考えられ
る検体 この研究のデータを表23にまとめて示す。
る検体 この研究のデータを表23にまとめて示す。
【0392】
【表23】 (i)西アフリカからの検体 137個の検体の内の計20個が、GBV−Cタンパク
を用いたELISAの一種またはそれ以上において反応
性であった。97個の内の合計12個がC.1ELIS
Aにおいて繰り返し反応性であることが認められ、52
個の内の3個がC.6ELISAにおいて繰り返し反応
性であることが認められ、137個の検体の内の5個が
C.7ELISAにおいて繰り返し反応性であることが
認められた。C.1において反応性であった検体の内の
3個をウエスタンブロット法で試験し、反応性であるこ
とが分かった。
を用いたELISAの一種またはそれ以上において反応
性であった。97個の内の合計12個がC.1ELIS
Aにおいて繰り返し反応性であることが認められ、52
個の内の3個がC.6ELISAにおいて繰り返し反応
性であることが認められ、137個の検体の内の5個が
C.7ELISAにおいて繰り返し反応性であることが
認められた。C.1において反応性であった検体の内の
3個をウエスタンブロット法で試験し、反応性であるこ
とが分かった。
【0393】これらのデータは、HGBVが西アフリカ
の風土病であることを示唆している。
の風土病であることを示唆している。
【0394】(ii)経静脈麻薬使用者の検体 イリノイ州シカゴのハインズ退役軍人管理病院において
行なわれた研究の一環として、経静脈麻薬使用者の集団
から合計112個の検体を得た。112個の検体の内の
計2個が一種またはそれ以上のタンパクに対して繰り返
し反応性を有していた。1個の検体がC.1ELISA
において繰り返し反応性であることがみとめられ、1個
の検体がC.7ELISAにおいて繰り返し反応性であ
ることがみとめられた.C.6ELISAにおいて陽性
であった検体は無かった。
行なわれた研究の一環として、経静脈麻薬使用者の集団
から合計112個の検体を得た。112個の検体の内の
計2個が一種またはそれ以上のタンパクに対して繰り返
し反応性を有していた。1個の検体がC.1ELISA
において繰り返し反応性であることがみとめられ、1個
の検体がC.7ELISAにおいて繰り返し反応性であ
ることがみとめられた.C.6ELISAにおいて陽性
であった検体は無かった。
【0395】K.非A−E肝炎の個体から得た検体 この研究のデータを表23にまとめて示す。
【0396】非A−E肝炎を有する個体から種々の検体
の集団(実施例15.Kに記載)を得、1.5、2.1
7、1.18、および1.22ELISA(実施例1
5.Cに記載)によって試験した。検体の量が不十分で
あったため、検体の全てを全てのELISAにおいて試
験できなかった。
の集団(実施例15.Kに記載)を得、1.5、2.1
7、1.18、および1.22ELISA(実施例1
5.Cに記載)によって試験した。検体の量が不十分で
あったため、検体の全てを全てのELISAにおいて試
験できなかった。
【0397】(i)日本の検体 合計89個の検体の内、C.1ELISAにおいて繰り
返し反応性であるとみとめられたものは無かった。検体
の量が少なかったため、C6またはC.7ELISAで
の抗体についての試験は行なわなかった。
返し反応性であるとみとめられたものは無かった。検体
の量が少なかったため、C6またはC.7ELISAで
の抗体についての試験は行なわなかった。
【0398】(ii)ギリシャの検体 合計67個の検体をC.1およびC.7ELISAを用
いて試験した。反応性のみとめられた検体は無かった。
いて試験した。反応性のみとめられた検体は無かった。
【0399】(iii)エジプトの検体 132個の検体の内の計18個が一つ以上のELISA
において反応性であるとみとめられた。C.1ELIS
Aにおいて反応性であるとみとめられたものは無かっ
た。計15個の検体がC.6ELISAにおいて反応性
であるとみとめられ、3個の検体がC.7ELISAに
おいて反応性であるとみとめられた。
において反応性であるとみとめられた。C.1ELIS
Aにおいて反応性であるとみとめられたものは無かっ
た。計15個の検体がC.6ELISAにおいて反応性
であるとみとめられ、3個の検体がC.7ELISAに
おいて反応性であるとみとめられた。
【0400】(iv)米国の検体(Mセット) 合計6個の検体が一以上のELISAにおいて反応性で
あると認められた。2個の検体がC.1ELISAにお
いて繰り返し反応性であると認められた。4個の検体が
C.6ELISAにおいて繰り返し反応性であると認め
られた。C.7ELISAにおいて繰り返し反応性の検
体は無かった。
あると認められた。2個の検体がC.1ELISAにお
いて繰り返し反応性であると認められた。4個の検体が
C.6ELISAにおいて繰り返し反応性であると認め
られた。C.7ELISAにおいて繰り返し反応性の検
体は無かった。
【0401】(v)米国からの検体(Tセット) 64個の検体の内で、C.1ELISAまたはC.6E
LISAにおいて反応性であると認められたものは無か
った。1個の検体がC.7ELISAにおいて繰り返し
反応性であった。
LISAにおいて反応性であると認められたものは無か
った。1個の検体がC.7ELISAにおいて繰り返し
反応性であった。
【0402】(vi)米国の種々の臨床現場からの検体
(セット1) 総計すると、62個の検体の内の3個が一以上のELI
SAで反応性であると認められた。1個の検体がC.1
ELISAおよびC.6ELISAの両方において繰り
返し反応性であると認められた。2個の検体がC.7E
LISAにおいて繰り返し反応性であると認められた。
(セット1) 総計すると、62個の検体の内の3個が一以上のELI
SAで反応性であると認められた。1個の検体がC.1
ELISAおよびC.6ELISAの両方において繰り
返し反応性であると認められた。2個の検体がC.7E
LISAにおいて繰り返し反応性であると認められた。
【0403】上記のように、HGBVには二以上の株が
存在する可能性があり、即ち二以上の別個のウイルスを
本明細書に開示した配列によって表すことができる。こ
れらは本発明の範囲内であると考えられ“肝炎GBウイ
ルス(“HGBV”)”と称す。
存在する可能性があり、即ち二以上の別個のウイルスを
本明細書に開示した配列によって表すことができる。こ
れらは本発明の範囲内であると考えられ“肝炎GBウイ
ルス(“HGBV”)”と称す。
【0404】L.血清反応の結果の統計的意義 これらのデータは、HGBVに晒されるリスクがあると
考えられる個人、および非A−E肝炎であると診断され
た個人からは、HGBV−Cタンパク(即ち、C.1、
C.6およびC.7ELISAの抗体に対して繰り返し
反応性である検体)に特異的な抗体が検出され、米国か
らのボランティアまたは売血血液提供者からはこれらの
抗体が低い割合で検出された。表24に、種々のカテゴ
リーの検体(表23に示す“低リスク”、“リスク有
り”、および非A−E肝炎患者)について得られた血清
反応の結果をグループ分けして示し、χ二乗検定によっ
て統計的意義を分析した。試験した検体の総数における
HGBVタンパクに対する抗体の血清学的にみた存在を
まとめた表23のデータと異なり、表24のデータは、
異なる個体(人)について得られた結果を反映してい
る。GBV−CのELISAについては、そのデータ
は、ボランティアの血液提供者における抗HGBVの血
清学的にみた存在と、IVDUではなくHGBVに晒さ
れる“リスクあり”と考えられる個体(西アフリカ)と
の比較においては有意差(p値=0.000)があるこ
とを示している。また、エジプトと米国の非A−E肝炎
に罹患している個体におけるHGBV−Cに対する血清
学的にみた抗体の存在は、ボランティアの血液提供者と
比較した場合、統計的有意差があった。これらのデータ
によれば、HGBV−Cに晒されることは非A−E肝炎
と関連していることが示唆される。注:これらの初期の
研究ではRT−PCRの結果は陰性であったが、その後
に得られたデータによって、血清学的に陽性の個体(実
施例19参照)の血清におけるフラヴィ様ウイルス配列
が判明した。
考えられる個人、および非A−E肝炎であると診断され
た個人からは、HGBV−Cタンパク(即ち、C.1、
C.6およびC.7ELISAの抗体に対して繰り返し
反応性である検体)に特異的な抗体が検出され、米国か
らのボランティアまたは売血血液提供者からはこれらの
抗体が低い割合で検出された。表24に、種々のカテゴ
リーの検体(表23に示す“低リスク”、“リスク有
り”、および非A−E肝炎患者)について得られた血清
反応の結果をグループ分けして示し、χ二乗検定によっ
て統計的意義を分析した。試験した検体の総数における
HGBVタンパクに対する抗体の血清学的にみた存在を
まとめた表23のデータと異なり、表24のデータは、
異なる個体(人)について得られた結果を反映してい
る。GBV−CのELISAについては、そのデータ
は、ボランティアの血液提供者における抗HGBVの血
清学的にみた存在と、IVDUではなくHGBVに晒さ
れる“リスクあり”と考えられる個体(西アフリカ)と
の比較においては有意差(p値=0.000)があるこ
とを示している。また、エジプトと米国の非A−E肝炎
に罹患している個体におけるHGBV−Cに対する血清
学的にみた抗体の存在は、ボランティアの血液提供者と
比較した場合、統計的有意差があった。これらのデータ
によれば、HGBV−Cに晒されることは非A−E肝炎
と関連していることが示唆される。注:これらの初期の
研究ではRT−PCRの結果は陰性であったが、その後
に得られたデータによって、血清学的に陽性の個体(実
施例19参照)の血清におけるフラヴィ様ウイルス配列
が判明した。
【0405】
【表24】 実施例21.非A−E肝炎のヒトにおけるHGBV−C
の存在 HGBV−Cに特異的なELISAの生成により、非A
−E肝炎に罹患している患者の免疫的に陽性の血清(H
GBV−C血清学の実施例)を同定できるようになっ
た。この血清を、非A−E肝炎であると立証された個体
(表25)から得た幾つかの免疫的に陽性のHGBV−
AとHGBV−Bと共に、HGBV−C配列についてR
T−PCRによって試験した。HGBV−Cの異型もな
るべく検出できるよう、第1回目の増幅において変性N
S3オリゴヌクレオチドプライマーを使用してRT−P
CRを行ない、これに続き、ネスト化されたGB−C特
異性プライマーを用いて第2回目の増幅を行なった。具
体的には、第1回目の増幅は、2mMのMgCl2 、お
よび1μMのプライマーns3.2−s1、ns3.2
−a1(配列番号はそれぞれ711と712)を使用
し、実施例6で述べたようにして調製された血清cDN
A製品を用いて行なった。反応物に対して変性−アニー
リング−伸展を40回繰り返し〔(94℃で30秒、3
7℃で30秒、2分間かけて72℃に温度上昇、72℃
で30秒)というサイクルを3回繰り返し、その後(9
4℃で30秒、50℃で30秒、72℃で30秒)のサ
イクルを37回〕、これに続き72℃で10分間伸展を
行なった。得られた反応物を4℃に維持した。第2回目
の増幅は、2mMのMgCl2、1μMのGB−C特異
性のプライマー(配列番号675と676)、および鋳
型としての4%の第1のPCR製品を使用して行なっ
た。第2回目の増幅では、増幅すべき鋳型との塩基対の
不適合を含んでいるようなオリゴヌクレオチドプライマ
ーを有する特定の生成物をも増幅するために設計された
温度循環計画を採用した〔Roux、Bio/Tech
niques、16:812〜814(1994
年)〕。即ち、反応は、温度循環(94℃で20秒、5
5℃(各サイクル毎に0.3℃低下)で30秒、72℃
で1分)を43回行なった後、(94℃で20秒、40
℃で30秒、72℃で1分)で10回行い、最終伸展を
72℃で10分行なった。PCR産物をアガロースゲル
電気泳動法により単離し、臭化エチジウムを用いて核酸
を直接染色した後、紫外線照射によって可視化し、サザ
ントランスファーでHybond−N+ナイロンフィル
ターに移した後、GB−Cに対する放射線標識化プロー
ブにハイブリダイゼーションを行なった。PCR産物
を、当分野において述べられたようにクローン化すると
ともに配列決定した。
の存在 HGBV−Cに特異的なELISAの生成により、非A
−E肝炎に罹患している患者の免疫的に陽性の血清(H
GBV−C血清学の実施例)を同定できるようになっ
た。この血清を、非A−E肝炎であると立証された個体
(表25)から得た幾つかの免疫的に陽性のHGBV−
AとHGBV−Bと共に、HGBV−C配列についてR
T−PCRによって試験した。HGBV−Cの異型もな
るべく検出できるよう、第1回目の増幅において変性N
S3オリゴヌクレオチドプライマーを使用してRT−P
CRを行ない、これに続き、ネスト化されたGB−C特
異性プライマーを用いて第2回目の増幅を行なった。具
体的には、第1回目の増幅は、2mMのMgCl2 、お
よび1μMのプライマーns3.2−s1、ns3.2
−a1(配列番号はそれぞれ711と712)を使用
し、実施例6で述べたようにして調製された血清cDN
A製品を用いて行なった。反応物に対して変性−アニー
リング−伸展を40回繰り返し〔(94℃で30秒、3
7℃で30秒、2分間かけて72℃に温度上昇、72℃
で30秒)というサイクルを3回繰り返し、その後(9
4℃で30秒、50℃で30秒、72℃で30秒)のサ
イクルを37回〕、これに続き72℃で10分間伸展を
行なった。得られた反応物を4℃に維持した。第2回目
の増幅は、2mMのMgCl2、1μMのGB−C特異
性のプライマー(配列番号675と676)、および鋳
型としての4%の第1のPCR製品を使用して行なっ
た。第2回目の増幅では、増幅すべき鋳型との塩基対の
不適合を含んでいるようなオリゴヌクレオチドプライマ
ーを有する特定の生成物をも増幅するために設計された
温度循環計画を採用した〔Roux、Bio/Tech
niques、16:812〜814(1994
年)〕。即ち、反応は、温度循環(94℃で20秒、5
5℃(各サイクル毎に0.3℃低下)で30秒、72℃
で1分)を43回行なった後、(94℃で20秒、40
℃で30秒、72℃で1分)で10回行い、最終伸展を
72℃で10分行なった。PCR産物をアガロースゲル
電気泳動法により単離し、臭化エチジウムを用いて核酸
を直接染色した後、紫外線照射によって可視化し、サザ
ントランスファーでHybond−N+ナイロンフィル
ターに移した後、GB−Cに対する放射線標識化プロー
ブにハイブリダイゼーションを行なった。PCR産物
を、当分野において述べられたようにクローン化すると
ともに配列決定した。
【0406】上記の方法を用い、GB−C.4、GB−
C.5、GB−C.6、およびGB−C.7を得た。こ
れらの配列は、82.1〜86.6%の割合でGB−C
(配列番号400、塩基4167〜4365)と相同で
ある。図40は、予期されたコドントリプレットにおけ
る、GB−Cと相同な領域に整合したGB−C.4、G
B−C.5、GB−C.6、およびGB−C.7の配列
の相違を示す。この図に示すように、ヌクレオチドの相
違の殆どは、GB−Cからのアミノ酸の変化を引き起こ
さない。このアミノ酸レベルでの全体的な配列の維持
は、GB−C.4、GB−C.5、GB−C.6、およ
びGB−C.7が同じウイルスの異なった株であるHG
BV−Cから得られたものであることを示唆している。
さらに、ヌクレオチドレベルでの配列の相違の程度は、
これらのPCR産物が以前に同定されたGB−C配列の
何れかによる汚染の結果生じたものではないことを示し
ている。
C.5、GB−C.6、およびGB−C.7を得た。こ
れらの配列は、82.1〜86.6%の割合でGB−C
(配列番号400、塩基4167〜4365)と相同で
ある。図40は、予期されたコドントリプレットにおけ
る、GB−Cと相同な領域に整合したGB−C.4、G
B−C.5、GB−C.6、およびGB−C.7の配列
の相違を示す。この図に示すように、ヌクレオチドの相
違の殆どは、GB−Cからのアミノ酸の変化を引き起こ
さない。このアミノ酸レベルでの全体的な配列の維持
は、GB−C.4、GB−C.5、GB−C.6、およ
びGB−C.7が同じウイルスの異なった株であるHG
BV−Cから得られたものであることを示唆している。
さらに、ヌクレオチドレベルでの配列の相違の程度は、
これらのPCR産物が以前に同定されたGB−C配列の
何れかによる汚染の結果生じたものではないことを示し
ている。
【0407】これらの個体の内の三つ(GB−C.4、
GB−C.5、GB−C.6、およびGB−C.7源)
については、A型肝炎、B型肝炎、またはC型肝炎に感
染している証拠はなかった。病因が未知の肝炎に罹患し
ている個体におけるGB−C配列の存在は、ヒト肝炎の
原因物質の一つがHGBV−Cであることを示唆してい
る。個体の内の2つ(GB−C.4とGB−C.5を含
んでいる)については経時的試料が利用可能であった。
これらの試料中のHGBV−Cの配列を追跡するため
に、クローン特異性のRT−PCRを開発した。即ち、
血清から抽出した核酸を、実施例7において行なったよ
うにランダムヘキサマーによって逆転写した。得られた
cDNAを、94℃で30秒、55℃で30秒、72℃
で30秒の条件での増幅を40回行い、その後、伸展を
72℃で10分行なった。GB−C.4とGB−C.5
に特異的なPCRプライマー(GB−C.4−s1とG
B−C.4−a1、またはGB−C.5−s1とGB−
C.5−a1)を1.0μMの濃度で使用した。PCR
産物をアガロースゲル電気泳動法により単離し、臭化エ
チジウムを用いて核酸を直接染色した後、紫外線照射に
よって可視化し、サザントランスファーでHybond
−N+ナイロンフィルターに移した後、放射線標識プロ
ーブにハイブリダイズした。
GB−C.5、GB−C.6、およびGB−C.7源)
については、A型肝炎、B型肝炎、またはC型肝炎に感
染している証拠はなかった。病因が未知の肝炎に罹患し
ている個体におけるGB−C配列の存在は、ヒト肝炎の
原因物質の一つがHGBV−Cであることを示唆してい
る。個体の内の2つ(GB−C.4とGB−C.5を含
んでいる)については経時的試料が利用可能であった。
これらの試料中のHGBV−Cの配列を追跡するため
に、クローン特異性のRT−PCRを開発した。即ち、
血清から抽出した核酸を、実施例7において行なったよ
うにランダムヘキサマーによって逆転写した。得られた
cDNAを、94℃で30秒、55℃で30秒、72℃
で30秒の条件での増幅を40回行い、その後、伸展を
72℃で10分行なった。GB−C.4とGB−C.5
に特異的なPCRプライマー(GB−C.4−s1とG
B−C.4−a1、またはGB−C.5−s1とGB−
C.5−a1)を1.0μMの濃度で使用した。PCR
産物をアガロースゲル電気泳動法により単離し、臭化エ
チジウムを用いて核酸を直接染色した後、紫外線照射に
よって可視化し、サザントランスファーでHybond
−N+ナイロンフィルターに移した後、放射線標識プロ
ーブにハイブリダイズした。
【0408】急性非A−E肝炎に罹患しているエジプト
人の患者の血清においてGB−C.4が見いだされた。
この患者はHGBV−Aタンパクについ血清反応陽性で
あった(HGBV−A ELISAの実施例参照)。こ
のエジプト人の患者から得た5個の一連の試料のRT−
PCRはウイルス血症を示し、これは血清ALT値が正
常になった後少なくも20日の間持続した(表26)。
血清ALTが正常になった後におけるGB−C配列の存
在は、人によっては慢性の感染につながることを示唆し
た。しかし、この患者の試料はそれ以上は得られなかっ
たため、HGBV−Cの慢性化について結論を出すこと
はできない。この問題を解決するため追加の試料を求め
ている段階である。
人の患者の血清においてGB−C.4が見いだされた。
この患者はHGBV−Aタンパクについ血清反応陽性で
あった(HGBV−A ELISAの実施例参照)。こ
のエジプト人の患者から得た5個の一連の試料のRT−
PCRはウイルス血症を示し、これは血清ALT値が正
常になった後少なくも20日の間持続した(表26)。
血清ALTが正常になった後におけるGB−C配列の存
在は、人によっては慢性の感染につながることを示唆し
た。しかし、この患者の試料はそれ以上は得られなかっ
たため、HGBV−Cの慢性化について結論を出すこと
はできない。この問題を解決するため追加の試料を求め
ている段階である。
【0409】GB−C.5は、肝炎に関連する再生不良
貧血に罹患していたカナダ人の患者から得た。この患者
の各試料は、C.7ELISAにおいて血清学的に陽性
であった(実施例20)。カナダ人の患者から再生不良
貧血の間(症状の顕出後13日目)および死亡時(14
日目、図41)において得た試料から、GB−C.5特
異性のプライマー(GB−C.5−s1とGB−C.5
−a1)を用いてGB−C.5を検出した。しかし、G
B−C.5特異性のPCRは、症状の発生時(0日目、
急性肝炎)および3日目(肝不全)においてGB−C.
5配列を検出できなかった。したがって、最初の試料中
にGB−C.5が検出限界以下のレベルで存在していた
か否かは不明である。もし、存在していたとしたら、H
GBV−Cは、その患者の再生不良貧血の原因物質であ
ったであろう。しかし、GB−C.5は、再生不良の危
期においてのみRT−PCRによって検出されたため、
GB−C.5は、貧血の対処のために投与された血液製
品から混入したものかもしれない。この場合、再生不良
貧血へのHGBV−Cの関連はHCVと類似したもので
あろう〔ヒブス(Hibbs )ら、JAMA、267、20
51〜2054(1992年)〕。
貧血に罹患していたカナダ人の患者から得た。この患者
の各試料は、C.7ELISAにおいて血清学的に陽性
であった(実施例20)。カナダ人の患者から再生不良
貧血の間(症状の顕出後13日目)および死亡時(14
日目、図41)において得た試料から、GB−C.5特
異性のプライマー(GB−C.5−s1とGB−C.5
−a1)を用いてGB−C.5を検出した。しかし、G
B−C.5特異性のPCRは、症状の発生時(0日目、
急性肝炎)および3日目(肝不全)においてGB−C.
5配列を検出できなかった。したがって、最初の試料中
にGB−C.5が検出限界以下のレベルで存在していた
か否かは不明である。もし、存在していたとしたら、H
GBV−Cは、その患者の再生不良貧血の原因物質であ
ったであろう。しかし、GB−C.5は、再生不良の危
期においてのみRT−PCRによって検出されたため、
GB−C.5は、貧血の対処のために投与された血液製
品から混入したものかもしれない。この場合、再生不良
貧血へのHGBV−Cの関連はHCVと類似したもので
あろう〔ヒブス(Hibbs )ら、JAMA、267、20
51〜2054(1992年)〕。
【0410】HGBV−CとHCVとの関係が遠いこと
に鑑み、HCV感染を検出するための現在の方法によ
り、HGBV−Cを含むヒトの試料を認識できるか否か
は興味の対象であった。HCVに暴露または感染した個
体の通常の検査法は、HCV−1の3つまたはそれ以上
の領域から得た抗原を利用する抗体試験によるものであ
る。この試験により、殆どの個体におけるHCVの既知
の遺伝子型の全てに対する抗体を検出できる〔サカモト
ら、J.Gen.Virol.75、1761〜176
8(1994年)、スチュイバー(Stuyver )ら、J.
Gen.Virol.74、1093〜1102(19
93年)〕。HCVのための第2世代のELISAを、
実施例10(表25)に記載されたHGBV−Cを含む
試料に対して実施した。HGBV−Cを含む4つの試料
の内の一つがHCV抗原に対して血清反応陽性であっ
た。HCVに対して血清反応陰性のヒト血清中の限られ
たものだけが、非常に感度の高いRT−PCRアッセイ
により、HCVゲノムRNAに対して陽性であることが
示された〔スギタニ、1992年、#65〕。類似のR
T−PCRアッセイ(実施例9に記載されたような)
は、血清反応陽性の試料中のHCVウイルス血症の存在
を確認した。しかし、血清反応HCV陰性の試料にはH
CVウイルス血症であるものは存在しなかった。したが
って、HGBV−C配列を含む4つの個体の内の一つは
HCV感染の証拠を有しているものの、HCVの存在に
関する本アッセイは、HGBV−Cの存在を正確に予測
できなかった。この一人のHCV陽性の患者はHGBV
−Cにも感染していたようである。この患者の肝炎がH
CV、HGBV−C、または両方のウイルスの存在によ
るものであったかは不明確である。同じ患者においてH
CVとHGBV−Cが発見されることは、これらの感染
を受ける共通のリスクが存在することを示唆するもので
あろう。
に鑑み、HCV感染を検出するための現在の方法によ
り、HGBV−Cを含むヒトの試料を認識できるか否か
は興味の対象であった。HCVに暴露または感染した個
体の通常の検査法は、HCV−1の3つまたはそれ以上
の領域から得た抗原を利用する抗体試験によるものであ
る。この試験により、殆どの個体におけるHCVの既知
の遺伝子型の全てに対する抗体を検出できる〔サカモト
ら、J.Gen.Virol.75、1761〜176
8(1994年)、スチュイバー(Stuyver )ら、J.
Gen.Virol.74、1093〜1102(19
93年)〕。HCVのための第2世代のELISAを、
実施例10(表25)に記載されたHGBV−Cを含む
試料に対して実施した。HGBV−Cを含む4つの試料
の内の一つがHCV抗原に対して血清反応陽性であっ
た。HCVに対して血清反応陰性のヒト血清中の限られ
たものだけが、非常に感度の高いRT−PCRアッセイ
により、HCVゲノムRNAに対して陽性であることが
示された〔スギタニ、1992年、#65〕。類似のR
T−PCRアッセイ(実施例9に記載されたような)
は、血清反応陽性の試料中のHCVウイルス血症の存在
を確認した。しかし、血清反応HCV陰性の試料にはH
CVウイルス血症であるものは存在しなかった。したが
って、HGBV−C配列を含む4つの個体の内の一つは
HCV感染の証拠を有しているものの、HCVの存在に
関する本アッセイは、HGBV−Cの存在を正確に予測
できなかった。この一人のHCV陽性の患者はHGBV
−Cにも感染していたようである。この患者の肝炎がH
CV、HGBV−C、または両方のウイルスの存在によ
るものであったかは不明確である。同じ患者においてH
CVとHGBV−Cが発見されることは、これらの感染
を受ける共通のリスクが存在することを示唆するもので
あろう。
【0411】上記のPCR手順を使用し、1994年に
2人のボランティアの米国人提供者から得た血液の“正
常(normal)”ユニット中に、GB−C配列(図41に
示した先のGB−C分離株と〜85%相同、データは示
していない)を同定した。これらのユニットは、試験の
結果HBV、HCVについて陰性であるとされ、正常な
血清ALT値を有していた。しかし、これらのユニット
は1.4ELISAでの試験の結果、陽性とされた。免
疫的にスクリーニングされた〜1000ユニットの内の
少なくとも2つの“正常”血液ユニットにHGBV−C
が発見されたことは、このウイルスが現在、米国の血液
供給に存在していることを示唆している。しかし、我々
はHGBVタンパクから開発されたELISAおよびH
GBV配列からのヌクレオチドプローブを使用して、こ
れらの血液ユニットを同定できることを示す。
2人のボランティアの米国人提供者から得た血液の“正
常(normal)”ユニット中に、GB−C配列(図41に
示した先のGB−C分離株と〜85%相同、データは示
していない)を同定した。これらのユニットは、試験の
結果HBV、HCVについて陰性であるとされ、正常な
血清ALT値を有していた。しかし、これらのユニット
は1.4ELISAでの試験の結果、陽性とされた。免
疫的にスクリーニングされた〜1000ユニットの内の
少なくとも2つの“正常”血液ユニットにHGBV−C
が発見されたことは、このウイルスが現在、米国の血液
供給に存在していることを示唆している。しかし、我々
はHGBVタンパクから開発されたELISAおよびH
GBV配列からのヌクレオチドプローブを使用して、こ
れらの血液ユニットを同定できることを示す。
【0412】種々のHGBV配列(図41)には、多数
の配列のバリエーションがあることに留意しなければな
らない。ウイルス性の核酸に対するPCRに基づくアッ
セイは、非常に敏感ではあるものの、オリゴヌクレオチ
ドプライマーとウイルス鋳型との間の配列の一致に依存
する。したがって、本研究で利用したPCRプライマー
は、種々の分離物において十分保存されていないHGB
V−Cゲノムの領域に位置していたため、試験したHG
BV−Cウイルス血症の試料の全てを、ここで採用した
RT−PCRによって検出できなかったのであろう。H
CV5’の翻訳されていない領域中に発見されたように
〔チャ(Cha ) ら、J.Clin.Microbio
l.、29、2528〜2534(1991年)〕、H
GBV−Cゲノムの良く保存された領域からのPCRプ
ライマーを利用することにより、HGBV−Cウイルス
血症の試料をより正確に検出できるようになろう。
の配列のバリエーションがあることに留意しなければな
らない。ウイルス性の核酸に対するPCRに基づくアッ
セイは、非常に敏感ではあるものの、オリゴヌクレオチ
ドプライマーとウイルス鋳型との間の配列の一致に依存
する。したがって、本研究で利用したPCRプライマー
は、種々の分離物において十分保存されていないHGB
V−Cゲノムの領域に位置していたため、試験したHG
BV−Cウイルス血症の試料の全てを、ここで採用した
RT−PCRによって検出できなかったのであろう。H
CV5’の翻訳されていない領域中に発見されたように
〔チャ(Cha ) ら、J.Clin.Microbio
l.、29、2528〜2534(1991年)〕、H
GBV−Cゲノムの良く保存された領域からのPCRプ
ライマーを利用することにより、HGBV−Cウイルス
血症の試料をより正確に検出できるようになろう。
【0413】
【表25】
【0414】
【表26】 実施例22.配列の比較と系統的分析 ヌクレオチドと予測したアミノ酸配列の比較、即ちアラ
イメントを行なうことによってウイルスの近親性の程度
についての情報を得ることができる。HGBV配列と他
のウイルスの配列とのアライメントを行なうことによ
り、配列間の類似性と相同性の程度を量的に評価するこ
とができる。この情報は、HGBVウイルスの分類のた
めの原理を開発するのに使用できる。一般に、二つのア
ミノ酸配列の間の類似性の計算は、アライメント中のア
ミノ酸対の側鎖の間の類似度程度に基づいて行なわれ
る。類似度は、アミノ酸の側鎖の物理化学的特徴、即
ち、寸法、形状、電荷、水素結合の能力、および化学的
反応性に基づいている。即ち類似したアミノ酸は類似の
物理化学的特徴を備えた側鎖を有している。例えば、フ
ェニルアラニンとチロシンは共に芳香性の側鎖を含んで
おり、したがって化学的に類似であると見做すことがで
きる。アミノ酸の化学についての議論は基礎的な生化学
の教科書、例えば、Biochemistry、第3
版、ルバート・スタイヤー(Lubert Stier)編、W.
H.Freeman and Company、ニュー
ヨーク、1988年に見ることができる。整列した2つ
のアミノ酸配列の間の相同性の計算は、一般的にアライ
メント中の同一のアミノ酸対の数を計数し、この数をア
ライメント中の配列の長さで割るという算術計算であ
る。アミノ酸配列のアライメントに使用する方法と同様
に、アライメントした2つのヌクレオチド配列の間の相
同性の程度の決定は、アライメント中の同一のヌクレオ
チド塩基対の数を計数し、この数をアライメント中の配
列の長さで割るという算術計算である。アラインした2
つのヌクレオチド配列の間の類似性の計算は、アライメ
ント中の種々の位置における対になった(即ち、整合し
た)対の間における遷移および転換に対して時として異
なる値を用いる。しかし、一対のヌクレオチド配列間の
類似性と相同性の点数は通常非常に接近しており、即ち
1〜2%以内である。
イメントを行なうことによってウイルスの近親性の程度
についての情報を得ることができる。HGBV配列と他
のウイルスの配列とのアライメントを行なうことによ
り、配列間の類似性と相同性の程度を量的に評価するこ
とができる。この情報は、HGBVウイルスの分類のた
めの原理を開発するのに使用できる。一般に、二つのア
ミノ酸配列の間の類似性の計算は、アライメント中のア
ミノ酸対の側鎖の間の類似度程度に基づいて行なわれ
る。類似度は、アミノ酸の側鎖の物理化学的特徴、即
ち、寸法、形状、電荷、水素結合の能力、および化学的
反応性に基づいている。即ち類似したアミノ酸は類似の
物理化学的特徴を備えた側鎖を有している。例えば、フ
ェニルアラニンとチロシンは共に芳香性の側鎖を含んで
おり、したがって化学的に類似であると見做すことがで
きる。アミノ酸の化学についての議論は基礎的な生化学
の教科書、例えば、Biochemistry、第3
版、ルバート・スタイヤー(Lubert Stier)編、W.
H.Freeman and Company、ニュー
ヨーク、1988年に見ることができる。整列した2つ
のアミノ酸配列の間の相同性の計算は、一般的にアライ
メント中の同一のアミノ酸対の数を計数し、この数をア
ライメント中の配列の長さで割るという算術計算であ
る。アミノ酸配列のアライメントに使用する方法と同様
に、アライメントした2つのヌクレオチド配列の間の相
同性の程度の決定は、アライメント中の同一のヌクレオ
チド塩基対の数を計数し、この数をアライメント中の配
列の長さで割るという算術計算である。アラインした2
つのヌクレオチド配列の間の類似性の計算は、アライメ
ント中の種々の位置における対になった(即ち、整合し
た)対の間における遷移および転換に対して時として異
なる値を用いる。しかし、一対のヌクレオチド配列間の
類似性と相同性の点数は通常非常に接近しており、即ち
1〜2%以内である。
【0415】前に述べたように、HGBV作用物質とC
型肝炎遺伝子型のアミノ酸配列の間の相同性は限られた
ものである。HGBV作用物質とHCVとの間の近親性
の程度をより精度良く決定するために、HGBV−A、
BおよびCの全体的な大きな開放読み枠(ORF)の配
列、および幾つかの代表的なHCV分離物の大きなOR
Fのアミノ酸配列を用いてアミノ酸配列アライメントを
行った。さらに、ヌクレオチドレベルにおけるHGBV
作用物質とHCVの間の近親性の程度は、HGBV−
A、BおよびCの全体的なゲノムヌクレオチド配列、お
よび幾つかの代表的なHCV分離物の全体的なゲノムヌ
クレオチド配列を用いて決定した。アミノ酸配列とヌク
レオチド配列の間のアライメントは、53711、ウイ
スコンシン州マジゾン、サイエンスドライブ575にあ
るジェネティック・コンピュータ・グループ社から入手
可能なウイスコンシン配列分析パッケージ(バージョン
8)のプログラムGAPを用いて行なった。ギャップ作
成とギャップ延長のペナルティーは、核酸配列のアライ
メントに対してはそれぞれ5.0と0.3であり、アミ
ノ酸配列の比較に対してはそれぞれ3.0と0.1であ
った。GAPプログラムは、アラインされている2つの
配列の間の百分率で表した類似性と相同性の程度を計算
するために、ニードルマン(Needleman )とワンシュ
(Wunsch)のアルゴリズム(J.Mol.Biol.4
8、443〜453、1970年)を使用している。
型肝炎遺伝子型のアミノ酸配列の間の相同性は限られた
ものである。HGBV作用物質とHCVとの間の近親性
の程度をより精度良く決定するために、HGBV−A、
BおよびCの全体的な大きな開放読み枠(ORF)の配
列、および幾つかの代表的なHCV分離物の大きなOR
Fのアミノ酸配列を用いてアミノ酸配列アライメントを
行った。さらに、ヌクレオチドレベルにおけるHGBV
作用物質とHCVの間の近親性の程度は、HGBV−
A、BおよびCの全体的なゲノムヌクレオチド配列、お
よび幾つかの代表的なHCV分離物の全体的なゲノムヌ
クレオチド配列を用いて決定した。アミノ酸配列とヌク
レオチド配列の間のアライメントは、53711、ウイ
スコンシン州マジゾン、サイエンスドライブ575にあ
るジェネティック・コンピュータ・グループ社から入手
可能なウイスコンシン配列分析パッケージ(バージョン
8)のプログラムGAPを用いて行なった。ギャップ作
成とギャップ延長のペナルティーは、核酸配列のアライ
メントに対してはそれぞれ5.0と0.3であり、アミ
ノ酸配列の比較に対してはそれぞれ3.0と0.1であ
った。GAPプログラムは、アラインされている2つの
配列の間の百分率で表した類似性と相同性の程度を計算
するために、ニードルマン(Needleman )とワンシュ
(Wunsch)のアルゴリズム(J.Mol.Biol.4
8、443〜453、1970年)を使用している。
【0416】選択された数の主要なC型肝炎のウイルス
(HCV)遺伝子型のヌクレオチド配列とアミノ酸配列
をGenBankから入手した。これをそれらの登録番
号とともに下記に示す。
(HCV)遺伝子型のヌクレオチド配列とアミノ酸配列
をGenBankから入手した。これをそれらの登録番
号とともに下記に示す。
【0417】
【表27】 大きな開放読み枠(即ち推定の前駆体ポリタンパク)の
予想されるアミノ酸配列と、上記HCV遺伝子型の各々
とHGBV分離物との間のヌクレオチド配列との間の対
毎の比較結果を表28と29にそれぞれ示す。各HCV
分離物の遺伝子型の指定を一番上の行に示す。この遺伝
子型の指定は、シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら(1
994年)Hepatology、19、1321〜1
324に記載されたHCV分離物のための命名法に基づ
く。
予想されるアミノ酸配列と、上記HCV遺伝子型の各々
とHGBV分離物との間のヌクレオチド配列との間の対
毎の比較結果を表28と29にそれぞれ示す。各HCV
分離物の遺伝子型の指定を一番上の行に示す。この遺伝
子型の指定は、シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら(1
994年)Hepatology、19、1321〜1
324に記載されたHCV分離物のための命名法に基づ
く。
【0418】表28に示すデータは、HCV遺伝子型の
間におけるアミノ酸配列の相同性の下限が69%である
ことを示している。この値は、シモンズら〔シモンズ・
ピー(Simmonds, P )ら、Hepatology、1
9、1321〜1324(1994年)〕が示した値に
非常に近い。シモンズらは、2つの主要な群からの8個
の完全なHCVゲノムのコード化領域を比較して、6
7.1%〜68.6%のアミノ酸配列の類似度を示し
た。しかし、この著者は、類似度を計算した方法を記載
しなかった。この値(69%)は、HCV−J8と他の
主要なHCV分離物との比較についてオコモト(Okomot
o )ら〔Virology、188、331〜341、
1992〕が報告した値にも非常に近い。しかし、これ
らの研究者も、相同性を計算した方法を述べなかった。
HGBVポリタンパク配列と各HCV遺伝子型との比較
は、HGBVによってコードされたポリタンパクの配列
は、HCVポリタンパク(表28)の何れのものに対し
ても33%以下の相同性しか示さないことを明らかにし
ている。ヌクレオチド配列(表29)の比較により、任
意のHGBVと任意のHCV分離物との間では最大で4
4.2%の相同性があり、これに対し、HCVの分離物
の間では最小でもヌクレオチド配列の相同性が64.9
%である。したがって、HGBV−A、BおよびCとH
CVとの間では、そのヌクレオチドと予想されるアミノ
酸配列の相同性が、既知のHCV遺伝子型について確立
された相同性の範囲から大きく外れたものであるため、
HGBVウイルスはC型肝炎ウイルスの遺伝子型である
と考えることはできない。
間におけるアミノ酸配列の相同性の下限が69%である
ことを示している。この値は、シモンズら〔シモンズ・
ピー(Simmonds, P )ら、Hepatology、1
9、1321〜1324(1994年)〕が示した値に
非常に近い。シモンズらは、2つの主要な群からの8個
の完全なHCVゲノムのコード化領域を比較して、6
7.1%〜68.6%のアミノ酸配列の類似度を示し
た。しかし、この著者は、類似度を計算した方法を記載
しなかった。この値(69%)は、HCV−J8と他の
主要なHCV分離物との比較についてオコモト(Okomot
o )ら〔Virology、188、331〜341、
1992〕が報告した値にも非常に近い。しかし、これ
らの研究者も、相同性を計算した方法を述べなかった。
HGBVポリタンパク配列と各HCV遺伝子型との比較
は、HGBVによってコードされたポリタンパクの配列
は、HCVポリタンパク(表28)の何れのものに対し
ても33%以下の相同性しか示さないことを明らかにし
ている。ヌクレオチド配列(表29)の比較により、任
意のHGBVと任意のHCV分離物との間では最大で4
4.2%の相同性があり、これに対し、HCVの分離物
の間では最小でもヌクレオチド配列の相同性が64.9
%である。したがって、HGBV−A、BおよびCとH
CVとの間では、そのヌクレオチドと予想されるアミノ
酸配列の相同性が、既知のHCV遺伝子型について確立
された相同性の範囲から大きく外れたものであるため、
HGBVウイルスはC型肝炎ウイルスの遺伝子型である
と考えることはできない。
【0419】
【表28】
【0420】
【表29】 C型肝炎ウイルスとGB型肝炎のウイルスとの間の関係
は、それらのアラインされたヌクレオチド、推定された
アミノ酸配列(即ち、大きな開放読み枠)、またはこれ
らの配列の一部について系統的分析を行なうことによっ
て調べることができる。この方法をC型肝炎ウイルスに
適用したところ、HCV分離物の可変性により配列の6
つの均等に発散した主グループを描写することが示され
た〔シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら、J.Gen.
Virol.(1993年)74、2391〜2399
およびシモンズ・ピー(Simmonds, P) ら、J.Gen.
Virol.(1994年)75、1053〜106
1〕。この分析の結果、C型肝炎ウイルスのための命名
法が確立された〔シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら、H
epatology、19、1321〜1324(19
94年)〕、この命名法では、分離物を配列間の進化論
的隔たりに基づいて遺伝子型に分類している。
は、それらのアラインされたヌクレオチド、推定された
アミノ酸配列(即ち、大きな開放読み枠)、またはこれ
らの配列の一部について系統的分析を行なうことによっ
て調べることができる。この方法をC型肝炎ウイルスに
適用したところ、HCV分離物の可変性により配列の6
つの均等に発散した主グループを描写することが示され
た〔シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら、J.Gen.
Virol.(1993年)74、2391〜2399
およびシモンズ・ピー(Simmonds, P) ら、J.Gen.
Virol.(1994年)75、1053〜106
1〕。この分析の結果、C型肝炎ウイルスのための命名
法が確立された〔シモンズ・ピー(Simmonds, P )ら、H
epatology、19、1321〜1324(19
94年)〕、この命名法では、分離物を配列間の進化論
的隔たりに基づいて遺伝子型に分類している。
【0421】GB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスと
の間の系統的関係を決定するために、NS3の推定ヘリ
カーゼ遺伝子およびNS5Bの推定RNA−依存RNA
−ポリメラーゼ(RdRp)内のアミノ酸配列のアライ
メントを行なった。また、Flaviviridae内
の他のウイルスからの関連する配列、およびヘリカーゼ
遺伝子およびポリメラーゼ遺伝子内においてFlavi
viridaeのメンバーに対する進化論的近親性を有
することが示されているウイルスもアライメントに含め
た〔クーニン・イー・ヴイ(Koonin, E. V.) およびドル
ジャ・ブイ・ヴイ(Dolja, V. V )(1993年)、Cr
it.Rev.Biochem.Mol.Biol.2
8、375〜430、およびクーニン・イー・ヴイ(Koo
nin, E.V.) (1991年)、J.Gen.Viro
l.72、2179〜2206〕。
の間の系統的関係を決定するために、NS3の推定ヘリ
カーゼ遺伝子およびNS5Bの推定RNA−依存RNA
−ポリメラーゼ(RdRp)内のアミノ酸配列のアライ
メントを行なった。また、Flaviviridae内
の他のウイルスからの関連する配列、およびヘリカーゼ
遺伝子およびポリメラーゼ遺伝子内においてFlavi
viridaeのメンバーに対する進化論的近親性を有
することが示されているウイルスもアライメントに含め
た〔クーニン・イー・ヴイ(Koonin, E. V.) およびドル
ジャ・ブイ・ヴイ(Dolja, V. V )(1993年)、Cr
it.Rev.Biochem.Mol.Biol.2
8、375〜430、およびクーニン・イー・ヴイ(Koo
nin, E.V.) (1991年)、J.Gen.Viro
l.72、2179〜2206〕。
【0422】アミノ酸配列のアライメントは、ウイスコ
ンシン配列分析パッケージ(バージョン8)のプログラ
ムPILEUPを用いて行なった。アラインされた一対
の配列の間の系統的な距離は、ジェイ・フェルセンスタ
イン(J. Felsenstein)〔フェルセンスタイン・ジェイ
(1989年)、Cladistics5、164〜1
66〕のご好意により提供を受けたPHYLIPパッケ
ージ(バージョン3.5c、1993年)のPROTD
ISTプログラムを用いて決定した。この計算した距離
は、プログラムNEIGHBOR(隣接結合設定)を使
用して系統図(phylogenetic trees)を組み立てるのに
使用した。プログラムDRAWTREEを用いて系統図
をプロットした。使用したウイルスの配列とそれらに対
応するゲンバンク登録番号を表30に示す。ヘリカー
ゼ、RdRp、または完全な大きな開放読み枠内で行な
ったアライメントのための各HCV遺伝子型と各HGB
Vウイルスとの間の旋回距離を、表31、32および3
3にそれぞれ示す。HCV遺伝子型と、HGBVウイル
スおよび表30に列挙した他のウイルスとの間で計算し
た距離は示していない。ヘリカーゼ、RdRp、または
完全な大きな開放読み枠配列のアミノ酸アライメントに
ついて作られた系統図を図42、43および44にそれ
ぞれ示す。
ンシン配列分析パッケージ(バージョン8)のプログラ
ムPILEUPを用いて行なった。アラインされた一対
の配列の間の系統的な距離は、ジェイ・フェルセンスタ
イン(J. Felsenstein)〔フェルセンスタイン・ジェイ
(1989年)、Cladistics5、164〜1
66〕のご好意により提供を受けたPHYLIPパッケ
ージ(バージョン3.5c、1993年)のPROTD
ISTプログラムを用いて決定した。この計算した距離
は、プログラムNEIGHBOR(隣接結合設定)を使
用して系統図(phylogenetic trees)を組み立てるのに
使用した。プログラムDRAWTREEを用いて系統図
をプロットした。使用したウイルスの配列とそれらに対
応するゲンバンク登録番号を表30に示す。ヘリカー
ゼ、RdRp、または完全な大きな開放読み枠内で行な
ったアライメントのための各HCV遺伝子型と各HGB
Vウイルスとの間の旋回距離を、表31、32および3
3にそれぞれ示す。HCV遺伝子型と、HGBVウイル
スおよび表30に列挙した他のウイルスとの間で計算し
た距離は示していない。ヘリカーゼ、RdRp、または
完全な大きな開放読み枠配列のアミノ酸アライメントに
ついて作られた系統図を図42、43および44にそれ
ぞれ示す。
【0423】
【表30】
【0424】
【表31】
【0425】
【表32】 HGBV−A、BおよびCの、NS5B領域内でコード
された、推定RdRpと、幾つかのHCV遺伝子型のR
dRp、伝染性ウイルス二種、幾つかの代表的なフラヴ
ィウイルス、および幾つかのポジティプストランドのR
NA植物ウイルスとの間でのアミノ酸配列のアライメン
トは、それらがポジティプストランドRNAウイルスの
RdRpに関連する保存された配列の特色を有すること
を示した(データは示していない)。類似の分析に基づ
き、HGBV−AとHGBV−Bでコードされたヘリカ
ーゼは、これらのポジティプストランドのRNAウイル
スのヘリカーゼと著しい相同性を示す(データは示して
いない)。例外は、ヘリカーゼ遺伝子を保有していない
と推定されるCARMV、TCV、およびMNSVであ
る〔グイレー・エッチ(Guilley, H)ら、(1985年)
Nucleic Acids Res.13、6663
〜6677〕。これらの結果は、以前の系統的分析によ
って示された、これらのウイルスのヘリカーゼとRdR
p遺伝子のスーパーグループへの関連に鑑みると予期で
きない結果ではなかった〔クーニン・イー・ヴイ(Koon
in, E. V. )およびドルジャ・ブイ・ヴイ(Dolja, V.
V )(1993年)、Crit.Rev.Bioche
m.Mol.Biol.28、375〜430〕。しか
し、ヘリカーゼまたはRdRp配列(表31および3
3)の配列に基づくHGBV分離物とHCV分離物の間
の系統的距離の調査は、これら2群の間には相当な隔た
りがあることを示している。計算された隔たりは、HC
V遺伝子型の間における近い関係を示し、2つの遺伝子
型の間での最大距離は0.3696(RdRp距離)で
ある。しかし、HGBV−A、−B、または−CとHC
V群の任意のメンバーとの間のRdRpから計算された
距離は、0.96042〜1.46261である。同様
に、任意の2つのHCV遺伝子型についてのヘリカーゼ
アライメントから計算された値は0.044555〜
0.19706の範囲であるのに対し、HCV群の任意
のメンバーとHGBV−A、−B、または−Cとの間の
距離は0.69130〜0.87120の範囲である。
また、HCV遺伝子型とGBウイルスの完全な大きな開
放読み枠の予想されるアミノ酸配列のアライメントは、
HCV分離物の進化論的隔たりの範囲は狭く(0.17
918〜0.39646)、一方、任意のGBウイルス
と任意のHCV分離物の間の距離は最小でも1.686
50であることを示す。したがって、GB肝炎ウイルス
は、C型肝炎ウイルスの遺伝子型が示す範囲から外れた
進化論的隔たりを示す。
された、推定RdRpと、幾つかのHCV遺伝子型のR
dRp、伝染性ウイルス二種、幾つかの代表的なフラヴ
ィウイルス、および幾つかのポジティプストランドのR
NA植物ウイルスとの間でのアミノ酸配列のアライメン
トは、それらがポジティプストランドRNAウイルスの
RdRpに関連する保存された配列の特色を有すること
を示した(データは示していない)。類似の分析に基づ
き、HGBV−AとHGBV−Bでコードされたヘリカ
ーゼは、これらのポジティプストランドのRNAウイル
スのヘリカーゼと著しい相同性を示す(データは示して
いない)。例外は、ヘリカーゼ遺伝子を保有していない
と推定されるCARMV、TCV、およびMNSVであ
る〔グイレー・エッチ(Guilley, H)ら、(1985年)
Nucleic Acids Res.13、6663
〜6677〕。これらの結果は、以前の系統的分析によ
って示された、これらのウイルスのヘリカーゼとRdR
p遺伝子のスーパーグループへの関連に鑑みると予期で
きない結果ではなかった〔クーニン・イー・ヴイ(Koon
in, E. V. )およびドルジャ・ブイ・ヴイ(Dolja, V.
V )(1993年)、Crit.Rev.Bioche
m.Mol.Biol.28、375〜430〕。しか
し、ヘリカーゼまたはRdRp配列(表31および3
3)の配列に基づくHGBV分離物とHCV分離物の間
の系統的距離の調査は、これら2群の間には相当な隔た
りがあることを示している。計算された隔たりは、HC
V遺伝子型の間における近い関係を示し、2つの遺伝子
型の間での最大距離は0.3696(RdRp距離)で
ある。しかし、HGBV−A、−B、または−CとHC
V群の任意のメンバーとの間のRdRpから計算された
距離は、0.96042〜1.46261である。同様
に、任意の2つのHCV遺伝子型についてのヘリカーゼ
アライメントから計算された値は0.044555〜
0.19706の範囲であるのに対し、HCV群の任意
のメンバーとHGBV−A、−B、または−Cとの間の
距離は0.69130〜0.87120の範囲である。
また、HCV遺伝子型とGBウイルスの完全な大きな開
放読み枠の予想されるアミノ酸配列のアライメントは、
HCV分離物の進化論的隔たりの範囲は狭く(0.17
918〜0.39646)、一方、任意のGBウイルス
と任意のHCV分離物の間の距離は最小でも1.686
50であることを示す。したがって、GB肝炎ウイルス
は、C型肝炎ウイルスの遺伝子型が示す範囲から外れた
進化論的隔たりを示す。
【0426】HGBVおよびHCVの配列の系統的分析
は、“HCV配列からのHGBV配列のダイバージェン
スをHCV配列の間でのダイバージェンスとどの様にし
て比較できるか?特に、HCV配列相互のダイバージェ
ンスよりもHCV配列からのHGBV配列のダイバージ
ェンスの方が少ないのであろうか?”という疑問に答え
ようとするものである。もしHCV配列相互のダイバー
ジェンスよりもHGBV配列のHCV配列からのダイバ
ージェンスが小さいとしたら、満足しなければならない
条件は、HGBV−A、HGBV−B、および/または
HGBV−Cの配列が、HCV配列の最も距離的に関連
する対と同じ程度に、HCV配列の少なくとも一つと接
近していることである(即ち、任意のHGBV配列から
任意にHCV配列までの最小距離は、HCV配列の間で
観察される最大値と等しいか小さい)。現在の配列デー
タはこの条件を満たしていない。表31(RbRpアラ
イメント)においては、最小HCV−HGBV距離は、
最大HCV−HCVの距離の2.83倍であり、表32
においては、最小HCV−HGBV距離は、最大HCV
−HCVの距離の3.51倍である。したがって、デー
タは、HGBV配列は、前に特徴づけしたHCV群のメ
ンバーによってダイバージェンスが制限された群のメン
バーであるとする着想を支持するものではない。
は、“HCV配列からのHGBV配列のダイバージェン
スをHCV配列の間でのダイバージェンスとどの様にし
て比較できるか?特に、HCV配列相互のダイバージェ
ンスよりもHCV配列からのHGBV配列のダイバージ
ェンスの方が少ないのであろうか?”という疑問に答え
ようとするものである。もしHCV配列相互のダイバー
ジェンスよりもHGBV配列のHCV配列からのダイバ
ージェンスが小さいとしたら、満足しなければならない
条件は、HGBV−A、HGBV−B、および/または
HGBV−Cの配列が、HCV配列の最も距離的に関連
する対と同じ程度に、HCV配列の少なくとも一つと接
近していることである(即ち、任意のHGBV配列から
任意にHCV配列までの最小距離は、HCV配列の間で
観察される最大値と等しいか小さい)。現在の配列デー
タはこの条件を満たしていない。表31(RbRpアラ
イメント)においては、最小HCV−HGBV距離は、
最大HCV−HCVの距離の2.83倍であり、表32
においては、最小HCV−HGBV距離は、最大HCV
−HCVの距離の3.51倍である。したがって、デー
タは、HGBV配列は、前に特徴づけしたHCV群のメ
ンバーによってダイバージェンスが制限された群のメン
バーであるとする着想を支持するものではない。
【0427】これらの相対距離は、ブートストラップに
基づく試験を用いて調べることができる〔エフロン・ビ
ー(Efron, B. )(1982年)、“ジャックナイフ、
ブートストラップ、および他の再サンプリング計画”、
Society Industrial and Ap
plied Mathematics、フィラデルフィ
ヤ、エルトン・ビー(Elton, B.) およびゴング・ジー
(Gong, G.)、1983年)“ジャックナイフ、ブート
ストラップ、およびクロスバリデーションの楽しい研
究”Am.Stat.37、36〜48〕。ブートスト
ラップサンプリングから得られた結果を表32に示す。
この表は、HCV−HGBVのダイバージェンス(全て
のHCV−HGBV距離の内の最小値)のHCVダイバ
ージェンス(全てのHCV−HCV距離の内の最大値)
に対する比較を示すもので、PROTDISTプログラ
ムを用いて計算したPAM距離に基づいている。配列ア
ライメントにおけるカラムの1000のブートストラッ
プ再サンプリングにおいて、HCV間の最大のダイバー
ジェンスは、HCV配列からのHGBV配列のダイバー
ジェンスの最小値を越えることは無かった(表34)。
したがって、2つの分離した遺伝子からのコード領域の
アライメントに基づく個々の測定においては、HCV遺
伝子型の遺伝子配列のダイバージェンスの範囲内にHG
BVの配列が入るという例は一つもない。慎重気味に推
測するとしても、HGBVのためのデータを、HCV配
列と同じ配列プールから引き出せる可能性は100,0
00に一つ未満である。
基づく試験を用いて調べることができる〔エフロン・ビ
ー(Efron, B. )(1982年)、“ジャックナイフ、
ブートストラップ、および他の再サンプリング計画”、
Society Industrial and Ap
plied Mathematics、フィラデルフィ
ヤ、エルトン・ビー(Elton, B.) およびゴング・ジー
(Gong, G.)、1983年)“ジャックナイフ、ブート
ストラップ、およびクロスバリデーションの楽しい研
究”Am.Stat.37、36〜48〕。ブートスト
ラップサンプリングから得られた結果を表32に示す。
この表は、HCV−HGBVのダイバージェンス(全て
のHCV−HGBV距離の内の最小値)のHCVダイバ
ージェンス(全てのHCV−HCV距離の内の最大値)
に対する比較を示すもので、PROTDISTプログラ
ムを用いて計算したPAM距離に基づいている。配列ア
ライメントにおけるカラムの1000のブートストラッ
プ再サンプリングにおいて、HCV間の最大のダイバー
ジェンスは、HCV配列からのHGBV配列のダイバー
ジェンスの最小値を越えることは無かった(表34)。
したがって、2つの分離した遺伝子からのコード領域の
アライメントに基づく個々の測定においては、HCV遺
伝子型の遺伝子配列のダイバージェンスの範囲内にHG
BVの配列が入るという例は一つもない。慎重気味に推
測するとしても、HGBVのためのデータを、HCV配
列と同じ配列プールから引き出せる可能性は100,0
00に一つ未満である。
【0428】
【表33】 本研究で利用したHCV配列が、HCV遺伝子型の最も
大きくダイバージェンスしたものを代表していると仮定
すると、これらの結果は、HGBV−A、B、およびC
がHCVの遺伝子型でないことを示している。また、H
GBV−AとHGBV−Cの間の関係は、それらのHG
BV−Bに対する関係に比べより近いようであり、これ
は、HGBV−AとHGBV−Cが異なったウイルスの
系列を代表するものであることを示唆している。同様に
HGBV−Bは、その独自のウイルス系列を代表する唯
一のものである。分析されたウイルス配列の間の相対旋
回距離は、図45および46に示した根のない系統図を
調べることによって容易に明らかになる。系統図におい
て枝の長さは進化論的距離に比例している。HCVウイ
ルスが近い進化論的関係を持つことは明らかであり、分
析を行なうにあたりコード化されたゲノム配列の一部を
使用するか、ゲノムの全体を使用するかを選択すること
と一致している(図44)。HGBV−A、HGBV−
B、およびHGBV−Cと、Flaviviridae
の他のメンバーとの間のダイバージェンスの程度が大き
いことは、C型肝炎ウイルスに最も緊密に関係している
ものの、GB作用物質はHCVの遺伝子型とは考えるこ
とはできず、実際にはフラヴィウイルス科内の新しいグ
ループを代表するものであろうことを示している。
大きくダイバージェンスしたものを代表していると仮定
すると、これらの結果は、HGBV−A、B、およびC
がHCVの遺伝子型でないことを示している。また、H
GBV−AとHGBV−Cの間の関係は、それらのHG
BV−Bに対する関係に比べより近いようであり、これ
は、HGBV−AとHGBV−Cが異なったウイルスの
系列を代表するものであることを示唆している。同様に
HGBV−Bは、その独自のウイルス系列を代表する唯
一のものである。分析されたウイルス配列の間の相対旋
回距離は、図45および46に示した根のない系統図を
調べることによって容易に明らかになる。系統図におい
て枝の長さは進化論的距離に比例している。HCVウイ
ルスが近い進化論的関係を持つことは明らかであり、分
析を行なうにあたりコード化されたゲノム配列の一部を
使用するか、ゲノムの全体を使用するかを選択すること
と一致している(図44)。HGBV−A、HGBV−
B、およびHGBV−Cと、Flaviviridae
の他のメンバーとの間のダイバージェンスの程度が大き
いことは、C型肝炎ウイルスに最も緊密に関係している
ものの、GB作用物質はHCVの遺伝子型とは考えるこ
とはできず、実際にはフラヴィウイルス科内の新しいグ
ループを代表するものであろうことを示している。
【0429】本発明は、試験試料中におけるHGBV−
A、HGBV−B、およびHGBV−Cの存在を決定す
るための試薬と方法を提供するものである。本明細書に
記載したHGBV−A、HGBV−B、およびHGBV
−Cに特異的なポリヌクレオチドまたはポリペプチド
(またはその断片)、またはこれらのポリペプチドおよ
びポリヌクレオチドから産生される抗体は、一般に使用
されているアッセイ用試薬と組み合わせることができ、
また上記のウイルスに対する抗体を検出するための本ア
ッセイ手順に組み込むことができ、これは本発明の範囲
内と考えられるものである。あるいは、本明細書に記載
したHGBV−A、HGBV−B、およびHGBV−C
に特異的なポリヌクレオチドまたはポリペプチド(また
はその断片)、またはこれらのポリペプチドおよびポリ
ヌクレオチド(またはその断片)から産生される抗体
は、HGBV−A、HGBV−B、およびHGBV−C
ウイルスを検出するためにそれぞれ別個に使用できる。
A、HGBV−B、およびHGBV−Cの存在を決定す
るための試薬と方法を提供するものである。本明細書に
記載したHGBV−A、HGBV−B、およびHGBV
−Cに特異的なポリヌクレオチドまたはポリペプチド
(またはその断片)、またはこれらのポリペプチドおよ
びポリヌクレオチドから産生される抗体は、一般に使用
されているアッセイ用試薬と組み合わせることができ、
また上記のウイルスに対する抗体を検出するための本ア
ッセイ手順に組み込むことができ、これは本発明の範囲
内と考えられるものである。あるいは、本明細書に記載
したHGBV−A、HGBV−B、およびHGBV−C
に特異的なポリヌクレオチドまたはポリペプチド(また
はその断片)、またはこれらのポリペプチドおよびポリ
ヌクレオチド(またはその断片)から産生される抗体
は、HGBV−A、HGBV−B、およびHGBV−C
ウイルスを検出するためにそれぞれ別個に使用できる。
【0430】本発明の他の用途または変種は、本明細書
の開示を検討すれば当業者にとって明らかなもである。
したがって、本発明は添付の請求の範囲のみによって限
定されることを意図するものである。
の開示を検討すれば当業者にとって明らかなもである。
したがって、本発明は添付の請求の範囲のみによって限
定されることを意図するものである。
【0431】
【0432】
【化1】
【0433】
【化2】
【0434】
【化3】
【0435】
【化4】
【0436】
【化5】
【0437】
【化6】
【0438】
【化7】
【0439】
【化8】
【0440】
【化9】
【0441】
【化10】
【0442】
【化11】
【0443】
【化12】
【0444】
【化13】
【0445】
【化14】
【0446】
【化15】
【0447】
【化16】
【0448】
【化17】
【0449】
【化18】
【0450】
【化19】
【0451】
【化20】
【0452】
【化21】
【0453】
【化22】
【0454】
【化23】
【0455】
【化24】
【0456】
【化25】
【0457】
【化26】
【0458】
【化27】
【0459】
【化28】
【0460】
【化29】
【0461】
【化30】
【0462】
【化31】
【0463】
【化32】
【0464】
【化33】
【0465】
【化34】
【0466】
【化35】
【0467】
【化36】
【0468】
【化37】
【0469】
【化38】
【0470】
【化39】
【0471】
【化40】
【0472】
【化41】
【0473】
【化42】
【0474】
【化43】
【0475】
【化44】
【0476】
【化45】
【0477】
【化46】
【0478】
【化47】
【0479】
【化48】
【0480】
【化49】
【0481】
【化50】
【0482】
【化51】
【0483】
【化52】
【0484】
【化53】
【0485】
【化54】
【0486】
【化55】
【0487】
【化56】
【0488】
【化57】
【0489】
【化58】
【0490】
【化59】
【0491】
【化60】
【0492】
【化61】
【0493】
【化62】
【0494】
【化63】
【0495】
【化64】
【0496】
【化65】
【0497】
【化66】
【0498】
【化67】
【0499】
【化68】
【0500】
【化69】
【0501】
【化70】
【0502】
【化71】
【0503】
【化72】
【0504】
【化73】
【0505】
【化74】
【0506】
【化75】
【0507】
【化76】
【0508】
【化77】
【0509】
【化78】
【0510】
【化79】
【0511】
【化80】
【0512】
【化81】
【0513】
【化82】
【0514】
【化83】
【0515】
【化84】
【0516】
【化85】
【0517】
【化86】
【0518】
【化87】
【0519】
【化88】
【0520】
【化89】
【0521】
【化90】
【0522】
【化91】
【0523】
【化92】
【0524】
【化93】
【0525】
【化94】
【0526】
【化95】
【0527】
【化96】
【0528】
【化97】
【0529】
【化98】
【0530】
【化99】
【0531】
【化100】
【0532】
【化101】
【0533】
【化102】
【0534】
【化103】
【0535】
【化104】
【0536】
【化105】
【0537】
【化106】
【0538】
【化107】
【0539】
【化108】
【0540】
【化109】
【0541】
【化110】
【0542】
【化111】
【0543】
【化112】
【0544】
【化113】
【0545】
【化114】
【0546】
【化115】
【0547】
【化116】
【0548】
【化117】
【0549】
【化118】
【0550】
【化119】
【0551】
【化120】
【0552】
【化121】
【0553】
【化122】
【0554】
【化123】
【0555】
【化124】
【0556】
【化125】
【0557】
【化126】
【0558】
【化127】
【0559】
【化128】
【0560】
【化129】
【0561】
【化130】
【0562】
【化131】
【0563】
【化132】
【0564】
【化133】
【0565】
【化134】
【0566】
【化135】
【0567】
【化136】
【0568】
【化137】
【0569】
【化138】
【0570】
【化139】
【0571】
【化140】
【0572】
【化141】
【0573】
【化142】
【0574】
【化143】
【0575】
【化144】
【0576】
【化145】
【0577】
【化146】
【0578】
【化147】
【0579】
【化148】
【0580】
【化149】
【0581】
【化150】
【0582】
【化151】
【0583】
【化152】
【0584】
【化153】
【0585】
【化154】
【0586】
【化155】
【0587】
【化156】
【0588】
【化157】
【0589】
【化158】
【0590】
【化159】
【0591】
【化160】
【0592】
【化161】
【0593】
【化162】
【0594】
【化163】
【0595】
【化164】
【0596】
【化165】
【0597】
【化166】
【0598】
【化167】
【0599】
【化168】
【0600】
【化169】
【0601】
【化170】
【0602】
【化171】
【0603】
【化172】
【0604】
【化173】
【0605】
【化174】
【0606】
【化175】
【0607】
【化176】
【0608】
【化177】
【0609】
【化178】
【0610】
【化179】
【0611】
【化180】
【0612】
【化181】
【0613】
【化182】
【0614】
【化183】
【0615】
【化184】
【0616】
【化185】
【0617】
【化186】
【0618】
【化187】
【0619】
【化188】
【0620】
【化189】
【0621】
【化190】
【0622】
【化191】
【0623】
【化192】
【0624】
【化193】
【0625】
【化194】
【0626】
【化195】
【0627】
【化196】
【0628】
【化197】
【0629】
【化198】
【0630】
【化199】
【0631】
【化200】
【0632】
【化201】
【0633】
【化202】
【0634】
【化203】
【0635】
【化204】
【0636】
【化205】
【0637】
【化206】
【0638】
【化207】
【0639】
【化208】
【0640】
【化209】
【0641】
【化210】
【0642】
【化211】
【0643】
【化212】
【0644】
【化213】
【0645】
【化214】
【0646】
【化215】
【0647】
【化216】
【0648】
【化217】
【0649】
【化218】
【0650】
【化219】
【0651】
【化220】
【0652】
【化221】
【0653】
【化222】
【0654】
【化223】
【0655】
【化224】
【0656】
【化225】
【0657】
【化226】
【0658】
【化227】
【0659】
【化228】
【0660】
【化229】
【0661】
【化230】
【0662】
【化231】
【0663】
【化232】
【0664】
【化233】
【0665】
【化234】
【0666】
【化235】
【0667】
【化236】
【0668】
【化237】
【0669】
【化238】
【0670】
【化239】
【0671】
【化240】
【0672】
【化241】
【0673】
【化242】
【0674】
【化243】
【0675】
【化244】
【0676】
【化245】
【0677】
【化246】
【0678】
【化247】
【0679】
【化248】
【0680】
【化249】
【0681】
【化250】
【0682】
【化251】
【0683】
【化252】
【0684】
【化253】
【0685】
【化254】
【0686】
【化255】
【0687】
【化256】
【0688】
【化257】
【0689】
【化258】
【0690】
【化259】
【0691】
【化260】
【0692】
【化261】
【0693】
【化262】
【0694】
【化263】
【0695】
【化264】
【0696】
【化265】
【0697】
【化266】
【0698】
【化267】
【0699】
【化268】
【0700】
【化269】
【0701】
【化270】
【0702】
【化271】
【0703】
【化272】
【0704】
【化273】
【0705】
【化274】
【0706】
【化275】
【0707】
【化276】
【0708】
【化277】
【0709】
【化278】
【0710】
【化279】
【0711】
【化280】
【0712】
【化281】
【0713】
【化282】
【0714】
【化283】
【0715】
【化284】
【0716】
【化285】
【0717】
【化286】
【0718】
【化287】
【0719】
【化288】
【0720】
【化289】
【0721】
【化290】
【0722】
【化291】
【0723】
【化292】
【0724】
【化293】
【0725】
【化294】
【0726】
【化295】
【0727】
【化296】
【0728】
【化297】
【0729】
【化298】
【0730】
【化299】
【0731】
【化300】
【0732】
【化301】
【0733】
【化302】
【0734】
【化303】
【0735】
【化304】
【0736】
【化305】
【0737】
【化306】
【0738】
【化307】
【0739】
【化308】
【0740】
【化309】
【0741】
【化310】
【0742】
【化311】
【0743】
【化312】
【0744】
【化313】
【0745】
【化314】
【0746】
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【化324】
【0756】
【化325】
【0757】
【化326】
【0758】
【化327】
【0759】
【化328】
【0760】
【化329】
【0761】
【化330】
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【化331】
【0763】
【化332】
【0764】
【化333】
【0765】
【化334】
【0766】
【化335】
【0767】
【化336】
【0768】
【化337】
【0769】
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【0770】
【化339】
【0771】
【化340】
【0772】
【化341】
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【0841】
【化410】
【0842】
【化411】
【0843】
【化412】
【0844】
【化413】
【0845】
【化414】
【0846】
【化415】
【0847】
【化416】
【0848】
【化417】
【0849】
【化418】
【0850】
【化419】
【0851】
【化420】
【0852】
【化421】
【0853】
【化422】
【0854】
【化423】
【0855】
【化424】
【0856】
【化425】
【0857】
【化426】
【0858】
【化427】
【0859】
【化428】
【0860】
【化429】
【0861】
【化430】
【0862】
【化431】
【0863】
【化432】
【0864】
【化433】
【0865】
【化434】
【0866】
【化435】
【0867】
【化436】
【図1】タマリンT−1053のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図2】タマリンT−1048のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図3】タマリンT−1057のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図4】タマリンT−1061のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図5】タマリンT−1047のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図6】タマリンT−1042のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図7】タマリンT−1044のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図8】タマリンT−1034のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図9】タマリンT−1055のグラフを示し、個々の
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
タマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU/
ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットしたグ
ラフである。グラフ中、ALT COはALTのカット
オフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を示
している。
【図10】タマリンT−1051のグラフを示し、個々
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
【図11】タマリンT−1038のグラフを示し、個々
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
【図12】タマリンT−1049のグラフを示し、個々
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
のタマリンの肝酵素(ALTまたはICD)の量(mU
/ml)を時間(接種後の週数)に対してプロットした
グラフである。グラフ中、ALT COはALTのカッ
トオフ値を示し、ICDODはICDのカットオフ値を
示している。
【図13】クローンの同定に使用される代表相違分析
(representational difference analysis,RDA)に
含まれるステップの流れ図を示す。
(representational difference analysis,RDA)に
含まれるステップの流れ図を示す。
【図14】接種前及び急性HGBV感染タマリンの血漿
に実施した代表相違分析(RDA)で得られた生成物の
エチジウムブロミド染色2.0%アガロースゲルを示
す。
に実施した代表相違分析(RDA)で得られた生成物の
エチジウムブロミド染色2.0%アガロースゲルを示
す。
【図15】最初の3回の控除(subtraction)/ハイブ
リダイゼーションで得られた、ゲノムDNA、アンプリ
コン(amplicon)DNA、及び産物のサザンブロットの
オートラジオグラムを示す。
リダイゼーションで得られた、ゲノムDNA、アンプリ
コン(amplicon)DNA、及び産物のサザンブロットの
オートラジオグラムを示す。
【図16】図15に示したのと同じオートラジオグラム
であるが、但し、別の放射性標識プローブを使用した。
であるが、但し、別の放射性標識プローブを使用した。
【図17】ゲノムDNA由来のポリメラーゼ連鎖反応
(PCR)増幅産物のエチジウムブロミド染色1.5%
アガロースゲルを示す。
(PCR)増幅産物のエチジウムブロミド染色1.5%
アガロースゲルを示す。
【図18】図17の1.5%アガロースゲルのサザンブ
ロットで得られたオートラジオグラムを示す。
ロットで得られたオートラジオグラムを示す。
【図19】正常ヒト血清並びに接種前及び急性タマリン
血漿から得られたRT−PCR産物のエチジウムブロミ
ド染色1.5%アガロースゲルを示す。
血漿から得られたRT−PCR産物のエチジウムブロミ
ド染色1.5%アガロースゲルを示す。
【図20】図19に示したのと同じゲルのサザンブロッ
トで得られたオートラジオグラムを示す。
トで得られたオートラジオグラムを示す。
【図21A】未感染タマリン及びHGBV感染タマリン
の肝臓から抽出された全細胞RNAのノーザンブロット
のオートラジオグラムを示す。
の肝臓から抽出された全細胞RNAのノーザンブロット
のオートラジオグラムを示す。
【図21B】未感染タマリン及びHGBV感染タマリン
の肝臓から抽出された全細胞RNAのノーザンブロット
のオートラジオグラムを示す。
の肝臓から抽出された全細胞RNAのノーザンブロット
のオートラジオグラムを示す。
【図22】各組換えポリヌクレオチド単離体が連続RN
A種に存在することを示す図である。
A種に存在することを示す図である。
【図23】AはHGBV−Aのドットブロット比較を示
し、核酸配列のドットプロット分析を示し、BはHGB
V−Bのドットブロット比較を示し、核酸配列のドット
プロット分析を示し、CはHGBV−A対HGBV−B
のドットブロット比較を示し、核酸配列のドットプロッ
ト分析を示す。
し、核酸配列のドットプロット分析を示し、BはHGB
V−Bのドットブロット比較を示し、核酸配列のドット
プロット分析を示し、CはHGBV−A対HGBV−B
のドットブロット比較を示し、核酸配列のドットプロッ
ト分析を示す。
【図24】AはHGBV−A、HGBV−B及びHCV
−1 NS3の推定翻訳産物の推定NTP結合ヘリカー
ゼドメインにおける保存残基を示し、BはHGBV−
A、HGBV−B及びHCV−1 NS5bの推定翻訳
産物のRNA依存性RNAポリメラーゼドメインの保存
残基を示す。
−1 NS3の推定翻訳産物の推定NTP結合ヘリカー
ゼドメインにおける保存残基を示し、BはHGBV−
A、HGBV−B及びHCV−1 NS5bの推定翻訳
産物のRNA依存性RNAポリメラーゼドメインの保存
残基を示す。
【図25】A、BはCKS融合タンパク質全細胞溶解物
のクーマシー染色10%SDS−ポリアクリルアミドゲ
ルを示す。3つのCKS融合タンパク質がHGBV感染
タマリン血清に対して免疫反応性を示している。
のクーマシー染色10%SDS−ポリアクリルアミドゲ
ルを示す。3つのCKS融合タンパク質がHGBV感染
タマリン血清に対して免疫反応性を示している。
【図26】タマリンT−1048のグラフを示し、個々
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
【図27】タマリンT−1057のグラフを示し、個々
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
【図28】タマリンT−1061のグラフを示し、個々
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
【図29】タマリンT−1051のグラフを示し、個々
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
【図30】タマリンT−1034のグラフを示し、個々
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
のタマリンの、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵
素(ALT)の量(mU/ml)(実線で示す);2)
CKS−1.7組換えタンパク質のELISA吸収値
(点線で結ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組
換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白
丸で示す);4)CKS−4.1組換えタンパク質のE
LISA吸収値(点線で結ばれた+で示す);5)配列
番号21のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白
の四角で示す);6)配列番号21のプライマーを使用
した陽性PCR結果(中黒の四角で示す);7)配列番
号26のプライマーを使用した陰性PCR結果(中白の
菱形で示す);8)配列番号26のプライマーを使用し
た陽性PCR結果(中黒の菱形で示す);9)接種デー
タ(矢頭で示す)をプロットしたグラフである。
【図31】患者101のグラフを示し、ヒト検査試料
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
【図32】患者257のグラフを示し、ヒト検査試料
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
【図33】患者260のグラフを示し、ヒト検査試料
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
【図34】患者340のグラフを示し、ヒト検査試料
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
の、1)時間(接種後の週数)に対する肝酵素(AL
T)の量(mU/ml)(実線で示す);2)CKS−
1.7組換えタンパク質のELISA吸収値(点線で結
ばれた黒丸で示す);3)CKS−1.4組換えタンパ
ク質のELISA吸収値(点線で結ばれた白丸で示す)
をプロットしたグラフである。
【図35】AはContig.A、Contig.B及
びHCV−1 NS3の推定翻訳産物の推定NTP結合
ヘリカーゼドメインの保存残基を示し、Bは Cont
ig.A、Contig.B及びHCV−1 NS5b
の推定翻訳産物のRNA依存性RNAポリメラーゼドメ
インの保存残基を示す。
びHCV−1 NS3の推定翻訳産物の推定NTP結合
ヘリカーゼドメインの保存残基を示し、Bは Cont
ig.A、Contig.B及びHCV−1 NS5b
の推定翻訳産物のRNA依存性RNAポリメラーゼドメ
インの保存残基を示す。
【図36】HGBV−A、HGBV−B、HGBV−C
及びHCV−1のヌクレオチドの整列を示す。
及びHCV−1のヌクレオチドの整列を示す。
【図37】GB−C由来の放射性標識プローブを用いて
ハイブリダイズした後のPCT産物のサザンブロットか
ら得られたPhosphoImage(Molecul
ar Dynamics,Sunnyvale,CA)
を示す。
ハイブリダイズした後のPCT産物のサザンブロットか
ら得られたPhosphoImage(Molecul
ar Dynamics,Sunnyvale,CA)
を示す。
【図38】HGBV−Cと2種の変種クローンとのヌク
レオチド整列を示す。
レオチド整列を示す。
【図39】HGBV−Cの集成後のContigの概略
を表わす。
を表わす。
【図40】HGBV−Cと4種の変種クローンとのヌク
レオチド整列を示す。
レオチド整列を示す。
【図41】カナダ人患者GB−C.5.由来の放射性標識
プローブを用いてハイブリダイズした後のカナダ人肝炎
患者から生成されたPCT産物のサザンブロットのPh
osphoImage(Molecular Dyna
mics,Sunnyvale,CA)を示す。
プローブを用いてハイブリダイズした後のカナダ人肝炎
患者から生成されたPCT産物のサザンブロットのPh
osphoImage(Molecular Dyna
mics,Sunnyvale,CA)を示す。
【図42】記載のウイルスのヘリカーゼドメインの整列
から生成された系統樹を示す。
から生成された系統樹を示す。
【図43】SCOTT、記載のウイルスのRNA依存性
RNAポリメラーゼドメインの整列から生成された系統
樹を示す。
RNAポリメラーゼドメインの整列から生成された系統
樹を示す。
【図44】記載のウイルスの大読取り枠(推定前駆体ポ
リプロテイン)の整列から生成された系統樹を示す。
リプロテイン)の整列から生成された系統樹を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/02 C12P 21/02 C C12Q 1/68 C12Q 1/68 A // A61K 38/00 A61K 39/29 ADY 39/29 ADY 39/395 D 39/395 S C12P 21/08 C12P 21/08 G01N 33/576 Z G01N 33/576 33/577 B 33/577 A61K 37/02 (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 タミ・ジエイ・パイロツト−マテイアス アメリカ合衆国、イリノイ・60048、グリ ーン・オークス、クランブルツク・ロー ド・2100 (72)発明者 ジヨージ・ジエイ・ドーソン アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイビル、サウス・ダイモンド・ロード・ 914 (72)発明者 ジヨージ・ジー・シユラウダー アメリカ合衆国、イリノイ・60076、スコ キー、カーラブ・7640 (72)発明者 サーレツシユ・エム・デサイ アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイビル、アミー・レーン・1408 (72)発明者 トマス・ピー・リアリー アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53143、 ケノーシヤ、ワンハンドレツドセブンス・ アベニユー・6820 (72)発明者 アンソニー・スコツト・ミユーホフ アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53143、 ケノーシヤ、シツクステイエイス・プレイ ス・611 (72)発明者 ジエイムズ・カール・エルカー アメリカ合衆国、イリノイ・60030、ハイ ネスビル、ノース・ホワイト・テイル・ド ライブ359 (72)発明者 シエリ・エル・ビユイジク アメリカ合衆国、イリノイ・60073、ラウ ンド・レイク、イースト・プリンストン・ コート・660 (72)発明者 イサ・ケイ・マツシユアワー アメリカ合衆国、イリノイ・60030、グレ イスレイク、アーバー・ブルバード・ 18790
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも1種の肝炎GBウイルス(H
GBV)エピトープに対する抗体。 - 【請求項2】 前記抗体がポリクローナルである請求項
1に記載の抗体。 - 【請求項3】 前記抗体がモノクローナルである請求項
1に記載の抗体。 - 【請求項4】 検査試料中の肝炎GBウイルス(HGB
V)抗原または抗体の存在を判定するためのキットであ
って、HGBVの配列と少なくとも60%の配列類似率
を有する配列によってコードされるHGBVエピトープ
を含むHGBV抗原に特異的に結合する抗体を含む容器
を包含するキット。 - 【請求項5】 前記抗体が固相に付着されている請求項
4に記載のキット。 - 【請求項6】 肝炎GBウイルス(HGBV)を含む疑
いのある検査試料中のHGBV抗原を検出する方法であ
って、 a.前記検査試料を、少なくとも1種のHGBV抗原に
特異的に結合する抗体またはそのフラグメントと、抗体
/抗原複合体を形成するのに十分な時間及び条件下で接
触させ; b.前記抗体を含む複合体を検出することからなる方
法。 - 【請求項7】 前記抗体が固相に付着されている請求項
6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記抗体がモノクローナル抗体またはポ
リクローナル抗体である請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 肝炎GBウイルス(HGBV)に対する
抗体を製造する方法であって、個体に、免疫応答を生起
するのに十分な量の少なくとも1つのHGBVエピトー
プを含む単離免疫原性ポリペプチドまたはそのフラグメ
ントを投与することからなる方法。
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