JPH10337772A - 延伸ブロー容器及びその製造方法 - Google Patents
延伸ブロー容器及びその製造方法Info
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- JPH10337772A JPH10337772A JP11753197A JP11753197A JPH10337772A JP H10337772 A JPH10337772 A JP H10337772A JP 11753197 A JP11753197 A JP 11753197A JP 11753197 A JP11753197 A JP 11753197A JP H10337772 A JPH10337772 A JP H10337772A
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Abstract
り、機械的特性、耐熱性、耐水蒸気透過性などに優れ、
かつ、土中崩壊性を示すプラスチック容器を提供する。 【解決手段】下記式 で表される繰り返し単位を含有するポリグリコール酸を
含有する熱可塑性樹脂材料から形成される延伸ブロー容
器で、該熱可塑性樹脂材料でプリフォームを作製し、該
プリフォームをポリグリコール酸のガラス転移温度Tg
+70℃以下で、縦方向に1倍超過10倍以下に延伸す
ると共に、同次または逐次に空気を吹き込み、ブロー比
1.5〜10の中空容器にブロー成形する製造方法。
Description
を含有する熱可塑性樹脂材料から形成された延伸ブロー
容器に関し、さらに詳しくは、土中崩壊性、ハイバリヤ
ー性(炭酸ガスバリヤー性、酸素バリヤー性)、高弾性
率・高強度、耐熱性、耐湿性の延伸ブロー容器(延伸配
向中空容器)、及びその製造方法に関する。本発明の延
伸ブロー容器は、前記諸特性を活かして、例えば、炭酸
飲料水、清涼飲料水、調味料、食用油、果汁、酒類、洗
剤、化粧品などの容器として使用することができる。
な社会問題になっている。従来、高分子材料の多くは、
高性能と長期安定性を目的に開発され、生産されてきた
ので、自然環境の中では容易に分解されない。したがっ
て、不要となった大量のプラスチック廃棄物をどのよう
に処分し、管理するかが世界的規模で社会問題となって
いる。これらのプラスチック廃棄物の中でも、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の各種合成樹脂から形
成された中空容器は、嵩高いために、特に問題となって
いる。
によって分解される生分解性高分子が、環境に負荷を与
えない高分子材料として注目を集めている。生分解性
は、例えば、土壌中での崩壊性(土中崩壊性)試験によ
って評価することができる。しかしながら、PETボト
ルなどのプラスチック中空容器には、例えば、バリヤー
性、強靭性、耐熱性、溶融加工性、経済性が要求される
が、これらの要求を十分に満足し、かつ、生分解性を示
すプラスチック中空容器は、いまだ得られていない。
クを用いた中空容器には、以下のような問題点がある。
例えば、でん粉をベースにした中空容器は、耐水性、バ
リヤー性、機械的特性、耐熱性、耐カビ性の点で不満足
であり、しかも溶融加工が難しく、加工コストが嵩むと
いう問題がある。セルロースをベースにした中空容器
は、酸素及び炭酸ガスに対するバリヤー性、機械的特性
の点で不満足であり、しかも溶融加工が難しく、加工コ
ストが嵩むという問題がある。微生物産生ポリエステル
をベースにした中空容器は、酸素及び炭酸ガスに対する
バリヤー性、機械的強度の点で不満足であり、しかもコ
ストが非常に高いという問題がある。ポリこはく酸エス
テルなどの合成物型ポリエステルをベースとした中空容
器(特開平7−172425号公報)は、酸素及び炭酸
ガスに対するバリヤー性、機械的強度、耐熱性の点で不
満足であり、しかも原料のこはく酸やブタンジオールが
相当高価であるという問題がある。
ベースとした中空容器は、酸素及び炭酸ガスに対するバ
リヤー性、機械的強度の点で不満足であり、しかも原料
として使用する光学活性体のL−乳酸には高純度が要求
されるため、発酵というバイオプロセスにより製造しな
ければならず、低コスト化には限界がある。さらに、ポ
リ乳酸は、ガラス転移温度Tgが高いため、通常のコン
ポスト化条件ではコンポスト化が難しいという問題点も
ある。
器が提案されており(特開平6−23828号公報)、
その具体例として、乳酸−ポリグリコール酸(重量比=
50:50)共重合体をベースにした中空容器が開示さ
れている(実施例−6)。しかし、このように乳酸成分
を多量に含有する共重合体は、一般に、結晶性を喪失し
て、ガラス転移温度Tgが約30〜50℃の無定形物と
なるため、脆くて機械的強度が低く、しかも酸素及び炭
酸ガスに対するバリヤー性、耐熱性も極めて低いという
問題がある。
重合体を吹き込み成形法により成形してなる生分解性た
れ瓶が提案されている(特開平6−278785号公
報)。たれ瓶とは、通常、内容積約5ml以下の小サイ
ズの中空容器であって、醤油、ソース、かば焼きやソバ
用のたれ、液状香辛料などの食用調味料の小口包装容器
として使用されるものである。該公報では、乳酸とグリ
コール酸との共重合体として、ジョンソン・エンド・ジ
ョンソンメディカル社製の合成吸収性組織代用人工繊維
布(商品名、VICRYL MESH)を、押出機中で
約200℃で溶融してストランドとなし、切断して乳酸
−グリコール酸共重合体のペレットとしたものを用いて
いる(実施例1)。ここで用いられている乳酸−グリコ
ール酸共重合体は、溶融粘度が約300Pa・s(剪断
速度100/秒)と低く、たれ瓶のような小型の容器を
形成することはできるものの、通常の押出ブロー成形を
適用しようとしても、ドローダウンが激し過ぎて成形が
困難である。また、該公報には、樹脂温度約175℃で
吹き込み成形したことが記載されているが、このような
高温の樹脂温度でパリソンをブロー成形しても、分子配
向が殆どない実質的に無配向の押出ブロー容器しか得ら
れない。無配向の押出ブロー容器は、バリヤー性及び耐
熱性が劣悪であり、また、中サイズ(約25ml)以上
の中空容器にすると、機械的特性が不足する。
ガス及び酸素に対してハイバリヤー性であり、機械的特
性、耐熱性、耐水蒸気透過性などに優れ、かつ、土中崩
壊性を示すプラスチック中空容器を安価に提供すること
にある。本発明者らは、前記従来技術の問題点を克服す
るために鋭意研究した結果、特定の物性を有するポリグ
リコール酸を含有する熱可塑性樹脂材料から形成された
延伸ブロー容器が、土壌分解性であると共に、ハイバリ
ヤー性で、強靭性、耐熱性、耐水蒸気透過性に優れ、従
来よりプラスチック廃棄物の中で問題となっているプラ
スチック中空容器に充分代替し得る物性を有するもので
あり、しかも比較的安価に製造できることを見いだし
た。
(すなわち、グリコール酸の環状2量体エステル)を、
触媒(例えば、有機カルボン酸錫、ハロゲン化錫、ハロ
ゲン化アンチモン等のカチオン触媒)の存在下に加熱し
て、塊状開環重合または溶液開環重合することにより得
ることができる。優れた物性のポリグリコール酸を得る
には、モノマーとして高純度のグリコリドを使用するこ
とが好ましい。高純度のグリコリドは、グリコール酸オ
リゴマーを高沸点極性有機溶媒と混合して、常圧下また
は減圧下に、該オリゴマーの解重合が起こる温度に加熱
し、該オリゴマーが溶液相を形成している状態で解重合
させて、生成したグリコリドを高沸点極性有機溶媒と共
に溜出させ、溜出物からグリコリドを回収する方法によ
り、生産性よく得ることができる。
造する方法としては、例えば、ポリグリコール酸単独あ
るいはポリグリコール酸を含有する組成物をペレット化
し、該ペレットを射出成形機または押出成形機に供給し
てプリフォームを作成し、次いで、該プリフォームを延
伸ブロー成形する方法が挙げられる。プリフォームの成
形には、ポリグリコール酸の融点Tm〜255℃の樹脂
温度に調整して射出または押出成形することが重要であ
る。ブロー成形では、プリフォームを(ポリグリコール
酸のTg+70℃)以下の樹脂温度で、延伸ロッド等を
用いて縦方向に1倍超過10倍以下に延伸すると共に、
同時または逐次に、空気を吹き込んでブロー比1.5〜
10で中空容器にブロー成形し、必要に応じて熱固定を
行う。ポリグリコール酸は、CO、H2O、及びCH
2O、あるいはエチレングリコールという極めて安価な
原料を用いて、工業的に量産することができる。本発明
の延伸ブロー容器は、土中崩壊性を有するため、環境に
対する負荷が小さい。本発明は、これらの知見に基づい
て完成するに至ったものである。
下記式(1)
〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で測
定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点T
mが180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが2
0J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.
50g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する
熱可塑性樹脂材料から形成され、胴部側壁の引張強度
(円周方向)が100MPa以上で、胴部側壁の炭酸ガ
ス透過度(温度23℃、相対湿度80%で測定し、厚み
50μmに換算)が300cc/m2・day・atm
以下であることを特徴とする延伸ブロー容器が提供され
る。また、本発明によれば、(a)下記式(1)
〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で測
定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点T
mが180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが2
0J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.
50g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する
熱可塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で成形し
てプリフォームを作製し、該プリフォームを(ポリグリ
コール酸のガラス転移温度Tg+70℃)以下の樹脂温
度で、縦方向に1倍超過10倍以下に延伸すると共に、
同時または逐次に、空気を吹き込んで、ブロー比1.5
〜10の中空容器にブロー成形し、さらに、必要に応じ
て、ポリグリコール酸の結晶化温度Tc1〜(Tm+1
0℃)の温度で、1秒間〜30分間熱固定することを特
徴とする延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
壁の炭酸ガス透過度(温度23℃、相対湿度80%で測
定し、厚み50μmに換算)が300cc/m2・da
y・atm以下であって、酸素透過度(温度23℃、相
対湿度80%で測定し、厚み50μmに換算)が150
cc/m2・day・atm以下、及び/または透湿度
(温度40℃、相対湿度90%で測定し、厚み50μm
に換算)が100g/m2・day以下であるものは、
従来のポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリアミド
系多層、エチレン−ビニルアルコール共重合体系多層な
どの中空容器に代替し得るものであり、例えば、炭酸飲
料水、酒類、清涼飲料水、調味料、食用油類の容器とし
て好適である。本発明の延伸ブロー容器において、胴部
側壁の熱収縮率(130℃、10分間の条件下)が30
%以下であるものは、従来の耐熱性が要求される中空容
器の代替物となり得るものである。
壁の引張弾性率(円周方向)が3.0GPa以上である
ものは、目付の小さな中空容器とすることができ、低コ
スト化を図ることができる。また、従来の乳酸系ポリマ
ーからなる中空容器は、原料として、発酵というバイオ
プロセスで得られた高純度の光学活性体であるL−乳酸
を用いているため、量産化したとしてもコスト低減に限
界がある。これに対して、ポリグリコール酸は、モノマ
ーのグリコリドが、本発明者らが開発した「溶液相解重
合法」(特願平8−48000号)により、バイオプロ
セスを経ることなく高純度のものが量産化できるため、
低価格化が可能である。
リマー中、式(1)で表される繰り返し単位の割合は、
通常、70重量%以上、好ましくは80重量%以上、よ
り好ましくは90重量%以上である。式(1)で表され
る繰り返し単位の割合が70重量%未満であると、ポリ
グリコール酸本来の結晶性が損なわれ、延伸ブロー容器
の酸素及び炭酸ガスバリヤー性、引張強度、引張弾性
率、耐熱収縮性などが著しく低下するおそれがある。式
(1)で表される繰り返し単位以外の繰り返し単位とし
ては、例えば、下記式(2)
返し単位、下記式(3)
式(4)
は炭素数1〜10のアルキル基である。k=2〜10)
で表される繰り返し単位、下記式(5)
重量%以上の割合で導入することにより、ポリグリコー
ル酸ホモポリマーの融点Tmを下げることができる。ポ
リグリコール酸のTmが下がれば、ポリマーの加工温度
が下がり、溶融加工時の熱分解を低減することができ
る。また、共重合によりポリグリコール酸の結晶化速度
を制御し、押出加工性や延伸加工性を改良することもで
きる。一方、これらの繰り返し単位(2)〜(6)が3
0重量%を超過すれば、ポリグリコール酸が本来有する
結晶性が損なわれるおそれがある。
して使用するポリグリコール酸は、高分子量ポリマーで
ある。溶融粘度を分子量の指標とすることができる。本
発明で使用するポリグリコール酸は、温度(Tm+20
℃)(すなわち、通常の溶融加工温度に相当する温度)
及び剪断速度100/秒において測定した溶融粘度η*
が、500〜100,000Pa・sであり、好ましく
は1,000〜50,000Pa・s、より好ましくは
1,500〜20,000Pa・sである。ポリグリコ
ール酸の溶融粘度η*が500Pa・s未満では、延伸
ブロー容器に溶融成形する際に、溶融体がドローダウン
したり、延伸配向が難しかったり、結晶化度が低下した
り、あるいは得られた延伸ブロー容器の機械的特性が不
充分となり、破壊しやすくなったりするおそれがある。
一方、ポリグリコール酸の溶融粘度η*が100,00
0Pa・s超過では、溶融加工に高い温度が必要とな
り、その温度で加工するとポリグリコール酸が熱劣化を
起こしたりするおそれがある。
ール酸の融点Tmは、180℃以上であり、好ましくは
200℃以上、より好ましくは210℃以上である。T
mが高いポリグリコール酸を用いることにより、バリヤ
ー性、機械的特性、耐熱性に優れた延伸ブロー容器を得
ることができる。本発明で使用するポリグリコール酸の
溶融エンタルピーΔHmは、20J/g以上であり、好
ましくは30J/g以上、より好ましくは40J/G以
上である。Tmが180℃未満、及び/またはΔHmが
20J/g未満のポリグリコール酸は、分子内の化学構
造の乱れにより結晶化度が低下し、その結果、Tm及び
/またはΔHmが低くなっていると推定される。したが
って、このようなポリグリコール酸を用いて形成した延
伸ブロー容器は、バリヤー性が低くなり、あるいは引張
強度や引張弾性率も不充分となり、さらには、耐熱性も
不充分なものとなるおそれがある。本発明で使用するポ
リグリコール酸の溶融結晶化エンタルピーΔHmcは、
好ましくは10J/g以上であり、より好ましくは20
J/g以上、最も好ましくは30J/G以上である。
酸は、無配向結晶化物の密度が1.50g/cm3以上
であり、好ましくは1.51g/cm3以上、より好ま
しくは1.52g/cm3 以上である。この密度が1.
50g/cm3未満のポリグリコール酸は、分子内の化
学構造の乱れにより結晶化度が低下し、その結果、密度
が低下していると推定される。したがって、このような
低密度のポリグリコール酸を用いて得られた延伸ブロー
容器は、結晶化度が低く、バリヤー性、引張強度、引張
弾性率、耐熱性が不充分となるおそれがある。
少ない土中崩壊性の成形物である。すなわち、本発明の
ポリグリコール酸からなる延伸ブロー容器は、土壌中
に、深さ10cmに埋設した場合、通常、24カ月以
内、好ましくは12カ月以内に崩壊して、原形を失って
しまう。例えば、従来のポリ乳酸の中空容器の場合は、
ガラス転移温度Tgが高過ぎるため、通常の条件でコン
ポスト化が難しいという問題がある。これに対して、本
発明の延伸ブロー容器は、Tgがそれほど高くないポリ
グリコール酸から形成されているために、通常の条件に
よるコンポスト化が可能である。
機フィラーが無添加のもの、あるいは無機フィラーの添
加量の少ないものは、殆ど無色で、透明性が高く、ヘー
ズ値も極めて低い。
延伸ブロー成形時に、胴部側壁のポリマーの分子鎖が充
分に延伸配向されたものであることを要する。分子鎖の
延伸配向が不充分な場合は、延伸ブロー成形時に結晶化
度が低くなり、有害な粗大球晶が生成し、バリヤー性、
機械的特性、耐熱性の発現が不充分となる。延伸ブロー
容器の延伸配向度の指標の一つとして、胴部側壁の引張
強度値を用いることができる。本発明によれば、通常、
約25ml以上、好ましくは約50ml以上の内容積を
有する延伸ブロー容器を得ることができる。本発明の延
伸ブロー容器は、胴部側壁の円周方向(横方向)の引張
強度が100MPa以上で、好ましくは150MPa以
上、より好ましくは200MPa以上であり、高い配向
度を有している。引張強度が100MPa未満である
と、分子鎖の配向が不充分となり、バリヤー性、強靭
性、耐熱性が不充分となる。
MPa以上の延伸ブロー容器を得るには、ポリグリコー
ル酸を含有する熱可塑性樹脂材料から形成したプリフォ
ームを、(Tg+70℃)以下の樹脂温度で空気を吹き
込んで、ブロー比(プリフォームの直径に対する容器の
直径の比)が1.5以上となるように延伸配向させるこ
とが好ましい。樹脂温度が(Tg+70℃)を越える温
度では、ポリマーの分子鎖の運動が活発すぎて、延伸ブ
ローしても直ちに延伸配向状態が緩和し、配向が消滅な
いしは大幅に減少してしまうおそれがある。ブロー比
は、通常、1.5〜10、好ましくは1.8〜9、より
好ましくは2.0〜8である。ブロー比が1.5未満で
は、分子鎖の配向が不充分となり、結晶化度が不足し、
有害な粗大球晶の生成を招来して、充分な引張強度を発
現できなくなり、バリヤー性、耐熱性、透明性も不充分
となるおそれがある。
素及び炭酸ガスバリヤー性を有する延伸ブロー容器を得
ることができる。本発明の延伸ブロー容器は、胴部側壁
の酸素透過度(温度23℃、相対湿度80%で測定し、
厚み50μmに換算)が、通常150cc/m2・da
y・atm以下、好ましくは50cc/m2・day・
atm以下、より好ましくは20cc/m2・day・
atm以下である。本発明の延伸ブロー容器は、胴部側
壁の炭酸ガス透過度(温度23℃、相対湿度80%で測
定し、厚み50μmに換算)が300cc/m2・da
y・atm以下、好ましくは100cc/m2・day
・atm以下、より好ましくは30cc/m2・day
・atm以下である。このように、本発明によれば、酸
素及び炭酸ガスに対して、ハイバリヤー性の延伸ブロー
容器を得ることができる。本発明の延伸ブロー容器は、
胴部側壁の透湿度(温度40℃、相対湿度90%で測定
し、厚み50μmに換算)が、通常100g/m2・d
ay以下、好ましくは50g/m2・day以下、より
好ましくは30g/m2・day以下の耐湿性を有して
いる。
従来の土中崩壊性中空容器には類を見ないばかりでな
く、廃棄物で問題となっている従来のハイバリヤー性プ
ラスチック中空容器(例えば、ポリエステル中空容器、
ポリアミド多層押出中空容器、塩化ビニリデン中空容
器、エチレン−ビニルアルコール共重合体多層押出中空
容器など)と比較しても、極めて高いバリヤー性の中空
容器に属する。本発明の延伸ブロー容器は、相対湿度
(RH)が80〜90%という高湿度条件下でも高度の
バリヤー性を保持している。このようなバリヤー特性
は、予期し得ないものである。本発明の延伸ブロー容器
は、そのままで、あるいは防湿コート、防湿ラミネート
などを施して、例えば、炭酸飲料水、清涼飲料水、調味
料、食用油、酒類、果汁の容器として、PETボトルな
どの汎用のバリヤー性中空容器に代替することができ
る。
は、胴部側壁の引張弾性率(円周方向)が3.0GPa
以上、好ましくは3.5GPa以上、より好ましくは
4.0GPa以上の高弾性を有している。本発明の延伸
ブロー容器は、胴部側壁が高弾性であるため、その肉厚
を従来の中空容器の半分程度に低減しても、腰が強く、
内容物を充填した場合にも変形し難い。したがって、こ
の高弾性による肉厚低減による経済的効果は、極めて大
きい。
れた延伸ブロー容器を得ることが可能である。本発明の
延伸ブロー容器の胴部側壁の熱収縮率(130℃、10
分間)は、通常、30%以下、好ましくは20%以下、
より好ましくは10%以下と低いものである。このよう
に低熱収縮率の中空容器は、例えば、高温殺菌を要する
調味料等の食品類の容器として好適である。なお、熱収
縮率が30%を超える中空容器は、130℃以上での高
温での使用は、変形が大きくなりすぎて、問題を生ずる
場合がある。
使用するポリグリコール酸は、下記の方法によって製造
することができる。 ポリグリコール酸は、グリコリド(すなわち、1,4
−ジオキサン−2,5−ジオン)を、少量の触媒(例え
ば、有機カルボン酸錫、ハロゲン化錫、ハロゲン化アン
チモン等のカチオン触媒)の存在下に、約120℃〜約
250℃の温度に加熱して、開環重合する方法によって
得ることができる。開環重合は、塊状重合法または溶液
重合法によることが好ましい。また、ポリグリコール
酸は、グリコール酸またはグリコール酸アルキルエステ
ルを、触媒の存在下または不存在下に、加熱して、脱水
または脱アルコールする重縮合法によって得ることがで
きる。
記またはの方法において、コモノマーとして、例え
ば、シュウ酸エチレン(すなわち、1,4−ジオキサン
−2,3−ジオン)、ラクチド、ラクトン類(例えば、
β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、ピバロラ
クトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、β
ーメチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン
等)、トリメチレンカーボネート、及び1,3−ジオキ
サンなどの環状モノマー;乳酸、3−ヒドロキシプロパ
ン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン
酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボ
ン酸またはそのアルキルエステル;エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール等の脂肪族ジオールと、琥
珀酸、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸またはそのア
ルキルエステルとの実質的に等モルの混合物;またはこ
れらの2種以上を、グリコリド、グリコール酸、または
グリコール酸アルキルエステルと適宜組み合わせて共重
合すればよい。また、ポリグリコール酸共重合体は、ポ
リグリコール酸と、前記式(2)〜(5)から選ばれる
繰り返し単位を有する他の重合体とを、加熱下にエステ
ル交換反応させることによって得られたものであっても
よい。前記製造方法のうち、の方が、高分子量のポリ
グリコール酸が得られるので、好ましい。
用するグリコリド(グリコール酸の2量体環状エステ
ル)としては、従来のグリコール酸オリゴマーの昇華解
重合法によって得られるものよりも、本発明者らが開発
した「溶液相解重合法」(特願平8−48000号)に
よって得られるものの方が、高純度であり、しかも高収
率で大量に得ることができるので好ましい。モノマーと
して高純度のグリコリドを用いることにより、高分子量
のポリグリコール酸を容易に得ることができる。溶液相
解重合法では、(1)グリコール酸オリゴマーと230
〜450℃の範囲内の沸点を有する少なくとも一種の高
沸点極性有機溶媒とを含む混合物を、常圧下または減圧
下に、該オリゴマーの解重合が起こる温度に加熱して、
(2)該オリゴマーの融液相の残存率(容積比)が0.
5以下になるまで、該オリゴマーを該溶媒に溶解させ、
(3)同温度で更に加熱を継続して該オリゴマーを解重
合させ、(4)生成した2量体環状エステル(すなわ
ち、グリコリド)を高沸点極性有機溶媒と共に溜出さ
せ、(5)溜出物からグリコリドを回収する。
(2−メトキシエチル)フタレートなどのフタル酸ビス
(アルコキシアルキルエステル)、ジエチレングリコー
ルジベンゾエートなどのアルキレングリコールジベンゾ
エート、ベンジルブチルフタレートやジブチルフタレー
トなどの芳香族カルボン酸エステル、トリクレジルホス
フェートなどの芳香族リン酸エステル等を挙げることが
でき、該オリゴマーに対して、通常、0.3〜50倍量
(重量比)の割合で使用する。高沸点極性有機溶媒と共
に、必要に応じて、該オリゴマーの可溶化剤として、ポ
リプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、テ
トラエチレングリコールなどを併用することができる。
グリコール酸オリゴマーの解重合温度は、通常、230
℃以上であり、好ましくは230〜320℃である。解
重合は、常圧下または減圧下に行うが、0.1〜90.
0kPa(1〜900mbar)の減圧下に加熱して解
重合させることが好ましい。
ロー容器の原料として、前記特定のポリグリコール酸を
含有する熱可塑性樹脂材料を使用する。熱可塑性樹脂材
料としては、ポリグリコール酸のニートレジンを単独で
使用することができる。また、熱可塑性樹脂材料として
は、ポリグリコール酸に、本発明の目的を阻害しない範
囲内において、無機フィラー、他の熱可塑性樹脂、可塑
剤などを配合した組成物を使用することができる。より
具体的には、ポリグリコール酸100重量部に対して、
0〜100重量部の無機フィラー、0〜100重量部の
他の熱可塑性樹脂、0〜100重量部の可塑剤などを配
合した組成物(コンパウンド)を用いることができる。
無機フィラー、他の熱可塑性樹脂、または可塑剤が10
0重量部超過すると、得られる延伸ブロー容器のバリヤ
ー性、引張強度、引張弾性率、耐熱収縮性が不足し、ま
た、溶融加工性が低下するおそれがある。
ナ、シリカ、シリカアルミナ、ジルコニア、酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化ホウ素、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、カオリン、タルク、マイカ、フェラ
イト、炭素、ケイ素、窒化ケイ素、二硫化モリブデン、
ガラス、チタン酸カリウム等の粉末、ウイスカー、繊維
等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で、あるいは
2種以上を組み合わせて使用することができる。無機フ
ィラーは、ポリグリコール酸100重量部に対して、通
常0〜100重量部の割合で使用されるが、バリヤー
性、機械的強度等を考慮すると、好ましくは10重量部
以下、より好ましくは5重量部以下の範囲で用いること
が望ましい。無機フィラーを配合する場合の下限は、好
ましくは0.01重量部、より好ましくは0.05重量
部である。
の単独重合体及び共重合体、シュウ酸エチレンの単独重
合体及び共重合体、ε−カプロラクトンの単独重合体及
び共重合体、ポリこはく酸エステル、ポリヒドロキシブ
タン酸、ヒドロキシブタン酸−ヒドロキシ吉草酸共重合
体、酢酸セルロース、ポリビニルアルコール、でん粉、
ポリグルタミン酸エステル、天然ゴム、ポリエチレン、
ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、ポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン・ブチ
レン−スチレンブロック共重合体、ABS樹脂、MBS
樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられ
る。これらの熱可塑性樹脂は、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組み合わせて使用することができる。これ
らの熱可塑性樹脂は、ポリグリコール酸100重量部に
対して、通常0〜100重量部の割合で使用されるが、
バリヤー性、機械的強度、耐熱性、土中崩壊性などを考
慮すると、好ましくは50重量部以下、より好ましくは
30重量部以下の割合で使用することが望ましい。他の
熱可塑性樹脂を配合する場合の下限は、好ましくは0.
01重量部、より好ましくは0.05重量部である。
タレート、ジオクチルフタレート、ジエチルフタレー
ト、ベンジルブチルフタレート等のフタル酸エステル;
ジエチレングリコールジベンゾエート、エチレングリコ
ールジベンゾエート等の安息香酸エステル;アジピン酸
オクチル、セバチン酸オクチル等の脂肪族二塩基酸エス
テル;アセチルクエン酸トリブチル等の脂肪族三塩基酸
エステル;リン酸ジオクチル、リン酸トリクレジル等の
リン酸エステル;エポキシ化大豆油等のエポキシ系可塑
剤;ポリエチレングリコールセバケート、ポリプロピレ
ングリコールラウレート等のポリアルキレングリコール
エステル;等が挙げられる。これらの可塑剤は、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。可塑剤は、ポリグリコール酸100重量部
に対して、通常0〜100重量部の割合で使用される
が、バリヤー性、機械的強度、耐熱性などを考慮する
と、好ましくは50重量部以下、より好ましくは30重
量部以下の割合で使用することが望ましい。可塑剤を配
合する場合の下限は、好ましくは0.01重量部、より
好ましくは0.05重量部である。
安定剤、防湿剤、防水剤、揆水剤、滑剤、離型剤、カッ
プリング剤、顔料、染料などの各種添加剤を熱可塑性樹
脂材料に添加することができる。これら各種添加剤は、
それぞれの使用目的に応じて有効量が使用される。組成
物は、常法により、ポリグリコール酸と、必要に応じ
て、無機フィラー、熱可塑性樹脂、可塑剤、各種添加剤
などの他の成分の一種以上とを混練押出機に供給し、シ
リンダー温度Tm〜255℃(通常、150〜255
℃)で溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却、カッ
トしてペレット状にして製造される。
ロー容器は、前記特定の物性を有するポリグリコール酸
のニートレジンまたは該ポリグリコール酸を含有する組
成物からなる熱可塑性樹脂材料を、Tm〜255℃の樹
脂温度で成形して、実質的に非晶状態のプリフォームを
作製し、該プリフォームを(ポリグリコール酸のガラス
転移温度Tg+70℃)以下の樹脂温度で、縦方向に1
倍超過10倍以下に延伸すると共に、同時または逐次
に、空気を吹き込んで、ブロー比1.5〜10の中空容
器にブロー成形し、さらに必要に応じて、ポリグリコー
ル酸の結晶化温度Tc1〜(Tm+10℃)の温度で、
1秒間〜30分間熱固定することにより得ることができ
る。
度は、融点Tm〜255℃の範囲である。ポリグリコー
ル酸のTmは、ホモポリマーの場合は約220℃である
が、シュウ酸エチレン、ラクチド、ラクトン類、トリメ
チレンカーボネート、1,3−ジオキサンなどのコモノ
マーと共重合することにより、一般に、それよりも低下
する。そこで、プリフォーム成形時の樹脂温度は、通
常、150〜255℃、好ましくは190〜250℃、
より好ましくは200〜245℃である。樹脂温度が2
55℃を超過すると、ポリグリコール酸が熱分解を受け
やすくなり、満足なプリフォームを得ることができな
い。プリフォームは、実質的に非晶状態のプリフォーム
として成形される。プリフォームが結晶状態であると、
次の延伸工程において、延伸時の張力が大きくなり、延
伸が困難となる。実質的に非晶状態のプリフォームは、
溶融樹脂を急冷することにより得ることができる。
0℃)以下である。延伸ブロー時の樹脂温度が(Tg+
70℃)を越える温度では、ポリマーの分子鎖の運度が
活発すぎて、延伸ブローしても、直ちに延伸配向状態が
緩和して、配向が消滅ないしは大幅に減少してしまうお
それがある。コールドパリソン法の場合は、射出成形ま
たは押出成形により得られたパリソンを一旦冷却固化し
た後、延伸ブロー成形時に、樹脂温度がTg〜(Tg+
70℃)の範囲になるように再加熱する。ホットパリソ
ン法の場合には、射出成形または押出成形により得られ
たパリソンを冷却するが、樹脂が固化しない状態の間に
延伸ブロー成形する。すなわち、プリフォームがホット
パリソンの場合、Tm〜255℃の温度でプリフォーム
を溶融成形した後、(Tg−30℃)〜(Tg+70
℃)の温度に急冷し、樹脂が固化しない間に延伸ブロー
成形する。溶融成形したプリフォームを急冷してTg未
満の温度に過冷却しても、樹脂が固化しない間に直ちに
延伸ブロー成形すれば、延伸ブロー容器を製造すること
が可能である。ポリグリコール酸のTgは、ホモポリマ
ーの場合は約38℃であるが、シュウ酸エチレン、ラク
チド、ラクトン類、トリメチレングリコール、1,3−
ジオキサンなどのコモノマーと共重合することにより、
その値が変動する。そこで、延伸ブロー成形時の樹脂温
度は、(Tg+70℃)以下であるが、好ましくは30
〜100℃、より好ましくは35〜90℃である。
以下に延伸するが、有底パリソンの場合には、通常、延
伸ロッドを用いて延伸する。中空パイプ状パリソンの場
合には、両端をホールダーで保持して長さ方向(縦方
向)に延伸する。縦方向の延伸倍率は、好ましくは1.
5〜5倍程度である。ブロー比は、通常1.5〜10、
好ましくは1.8〜9、より好ましくは2.0〜8であ
る。ブロー比が1.5未満では、分子鎖の配向が不充分
となり、結晶化度が不足し、有害な粗大球晶の生成を招
来して、充分な引張強度を発現できなくなり、バリヤー
性、耐熱性、透明性も不充分となるおそれがある。ここ
で、ブロー比とは、ブロー成形において、容器に成形さ
れるパリソンの直径に対する容器の直径(最大直径)の
比をいう。空気を吹き込んでブローする工程は、縦方向
への延伸と同時に、あるいは縦方向への延伸の後に(逐
次に)行う。
て、Tc1〜(Tm+10℃)の温度(通常、70〜2
40℃)で、1秒間〜30分間(通常、2秒間〜10分
間)熱固定する。延伸ブロー成形により、胴部側壁が充
分に延伸配向されたハイバリヤー性、高弾性・高強度、
耐熱性の延伸ブロー容器を得ることができる。これに対
して、従来の延伸配向を伴わない通常の押出ブロー成形
法(例えば、特開平6−278785号公報)や射出ブ
ロー成形法では、中空容器の成形時に胴部側壁の延伸配
向が殆ど起こらないか、不充分にしか起こらないので、
得られる中空容器は、バリヤー性、機械的特性、耐熱性
が不満足なものとなる。
は、より詳細には、以下のような各種の方法がある。 (1)射出・延伸ブロー2段法 前記ポリグリコール酸を含有する熱可塑性樹脂材料を、
射出成形機に供給し、Tm〜255℃の樹脂温度で金型
内に射出成形して有底パリソンを作製した後、冷却固化
してTg未満の樹脂温度を有するコールドパリソンから
なるプリフォームとし、次いで、該プリフォームをTg
〜(Tg+70℃)の樹脂温度に再加熱した後、ブロー
成形用金型内に移動し、延伸ロッドにより縦方向に1倍
超過10倍以下に延伸すると共に、同時または逐次に、
空気を吹き込んでブロー比1.5〜10の中空容器にブ
ロー成形し、必要に応じて熱固定する。
射出成形機に供給し、Tm〜255℃の樹脂温度で金型
内に射出成形して有底パリソンを作製した後、冷却する
が(Tg+70℃)以下の樹脂温度を有する固化してい
ないホットパリソンからなるプリフォームとし、次い
で、該プリフォームをブロー成形用金型内に移動し、延
伸ロッドにより縦方向に1倍超過10倍以下に延伸する
と共に、同時または逐次に、空気を吹き込んでブロー比
1.5〜10の中空容器にブロー成形し、必要に応じて
熱固定する。この方法では、プリフォームが射出成形の
余熱を維持した状態で、ブロー成型工程に移る。ホット
パリソンの温度調整工程を付加してもよい。
パリソン用ダイを装着した押出機に供給し、Tm〜25
5℃の樹脂温度で押出成形して中空パイプを作製した
後、Tg未満の温度に冷却固化し、一定長に切断してコ
ールドパリソンからなるプリフォームとし、次いで、該
プリフォームをTg〜(Tg+70℃)の樹脂温度に再
加熱した後、その両端をホールダーで保持して長さ方向
に1倍超過10倍以下に延伸し、次いで、片端をピンチ
オフして有底とした後、ブロー成形用金型内に移動し、
空気を吹き込んでブロー比1.5〜10の中空容器にブ
ロー成形し、必要に応じて熱固定する。
パリソン用ダイを装着した押出機に供給し、Tm〜25
5℃の樹脂温度で押出成形して中空パイプを作製した
後、Tg未満の温度に冷却固化し、一定長に切断してコ
ールドパリソンからなるプリフォームとし、次いで、該
プリフォームをTg〜(Tg+70℃)の樹脂温度に再
加熱した後、その片端をピンチオフして有底とし、次い
で、ブロー成形用金型内に移動し、延伸ロッドにより縦
方向に1倍超過10倍以下に延伸すると共に、同時また
は逐次に、空気を吹き込んでブロー比1.5〜10の中
空容器にブロー成形し、必要に応じて熱固定する。
パリソン用ダイを装着した押出機に供給し、Tm〜25
5℃の樹脂温度で押出成形して中空パイプを作製した
後、(Tg+70℃)以下の樹脂温度に冷却し、一定長
に切断してホットパリソンからなるプリフォームとした
後、その両端をホールダーで保持して長さ方向に1倍超
過10倍以下に延伸し、次いで、片端をピンチオフして
有底とした後、ブロー成形用金型内に移動し、空気を吹
き込んでブロー比1.5〜10の中空容器にブロー成形
し、必要に応じて熱固定する。ホットパリソンの温度調
整工程を付加してもよい。
パリソン用ダイを装着した押出機に供給し、Tm〜25
5℃の樹脂温度で押出成形して中空パイプを作製した
後、(Tg+70℃)以下の樹脂温度に冷却し、一定長
に切断してホットパリソンからなるプリフォームとした
後、その片端をピンチオフして有底とし、次いで、ブロ
ー成形用金型内に移動し、延伸ロッドにより縦方向に1
倍超過10倍以下に延伸すると共に、同時または逐次
に、空気を吹き込んでブロー比1.5〜10の中空容器
にブロー成形し、必要に応じて熱固定する。ホットパリ
ソンの温度調整工程を付加してもよい。
が25ml以上の延伸ブロー容器を得ることができる
が、内容積は、使用目的に応じて適宜決定することがで
きる。延伸ブロー成形時に、通常、口部及び底部の成形
を行う延伸ブロー容器は、独立して直立できるように、
底部にフラット部を有する形状とすることが好ましい。
しかし、丸底のような底部にフラット部を有しないもの
でも、環状帯(一種のはかま)を付設することにより、
直立させることができる。
・高強度、耐熱性、透明性の特徴を活かして、各種の用
途に使用することができる。ハイバリヤー性を活かした
用途としては、例えば、炭酸飲料水、清涼飲料水、食用
油、果汁、酒類などの容器が挙げられる。高弾性・高強
度を活かした用途としては、例えば、飲料水、洗剤、化
粧品の容器が挙げられる。耐熱性を活かした用途として
は、例えば、高温滅菌を要する調味料容器、哺乳びんを
挙げることができる。
て、本発明についてより具体的に説明する。物性測定法 (1)溶融粘度η* ポリマーの分子量の指標として、溶融粘度η*を測定し
た。試料として、各ポリマーの厚み約0.2mmの非晶
シートを約150℃で5分間加熱して結晶化させたもの
を用い、D=0.5mm、L=5mmのノズル装着キャ
ピログラフ(東洋精機(株)製)を用いて、温度(Tm
+20℃)、剪断速度100/秒で測定した。 (2)熱的性質 試料として、各ポリマーの厚み約0.2mmの非晶シー
トを用い、示差走査熱量計(DSC;Mettler社
製TC−10A型)を用い、窒素ガス気流下、10℃/
分の速度で250℃まで昇温し、結晶化温度(T
c1)、融点(Tm)、及び溶融エンタルピー(ΔH
m)を測定した。次いで、250℃から10℃/分の速
度での降温過程で、溶融結晶化温度Tmc及び溶融結晶
化エンタルピーΔHmcを測定した。ただし、ガラス転
移温度(Tg)は、5℃/分の昇温速度で測定した。
トを150℃で5分間熱固定したものを用いて、JIS
R−7222(n−ブタノールを用いたピクノメータ
ー法)に準拠して測定した。 (4)引張弾性率 テンシロン(Toyo Baldwin社製)を用い、
幅10mmの短冊形試料片を、試料長が30mmになる
ようにクランプではさみ、23℃、引張速度10mm/
分で測定した。試料片は、ブロー容器の胴部側壁から切
り取り、円周方向(横方向)の引張弾性率を測定した。 (5)引張強度 引張速度を100mm/分に変更した点を除く外、引張
弾性率と同様にして測定した。
形試料片の片端をクリップではさみ、自由試料長が50
mmになるように切りそろえ、130℃の空気循環式ギ
ヤーオーブン中に10分間懸下して加熱した後、試料を
取り出し、試料長を測定して収縮率を求めた。 (7)酸素透過度 ブロー容器の胴部側壁から切り取った試料について、G
Lサイエンス社製の両端加温式透過試験機を用い、JI
S K−7126に準拠して23℃、80%RHの条件
で酸素透過度を測定し、厚み50μmに換算した。 (8)炭酸ガス透過度 ブロー容器の胴部側壁から切り取った試料について、酸
素透過度と同じ測定機を用い、23℃、80%RHで炭
酸ガス透過度を測定し、厚み50μmに換算した。
ODERN CONTROL社製PERMATRON−
W3/30を用い、JIS Z−0208に準拠して、
40℃、90%RHで透湿度を測定し、厚み50μmに
換算した。 (10)落下試験 ブロー容器に水70mlを充填し、25℃で高さ1.5
mの位置からコンクリート床上に落下させ、破壊の有無
を調べた。 (11)土中崩壊性 ブロー容器の胴部側壁から切り取った約3cmの短冊状
の試料片を、畑地の土壌中の深さ約10cmのところに
埋設し、半月毎に掘り出して形状を観察した。形状がく
ずれ始める時期を観察し、24カ月以内に崩壊を始めた
場合を土中崩壊性ありと評価した。
薬(株)製〕5kgを仕込み、撹拌しながら、170℃
から200℃まで約2時間かけて昇温加熱し、生成水を
溜出させながら、縮合させた。次いで、19kPa(1
90mbar)に減圧し2時間保持して、低沸分を溜出
させ、グリコール酸オリゴマーを調製した。オリゴマー
の融点Tmは、205℃であった。グリコール酸オリゴ
マー1.2kgを10リットルのフラスコに仕込み、溶
媒としてベンジルブチルフタレート5kg〔純正化学
(株)製〕及び可溶化剤としてポリプロピレングリコー
ル〔純正化学(株)製、#400〕150gを加え、窒
素ガス雰囲気中、5kPa(50mbar)の減圧下、
268℃に加熱し、当該オリゴマーの「溶液相解重合」
を行い、生成したグリコリドをベンジルブチルフタレー
トと共溜出させた。得られた共溜出物に約2倍容のシク
ロヘキサンを加えて、グリコリドをベンジルブチルフタ
レートから析出させ、濾別した。これを、酢酸エチルを
用いて再結晶し、室温で約1kPaで2晩減圧乾燥し
た。約78%の収率でグリコリドを得た。
コリド200gをPFA製シリンダーに仕込み、窒素ガ
スを吹き込みながら約30分間室温で乾燥した。次い
で、触媒としてSnCl4・6.5H2Oを0.04g添
加し、窒素ガスを吹き込みながら172℃に2時間保持
して重合した。重合終了後、シリンダーを室温まで冷却
し、シリンダーからポリグリコール酸〔ポリマー(P−
1)〕を取出した。得られた塊状ポリマーを約3mm以
下の細粒に粉砕し、約150℃、約0.1kPaで、1
晩減圧乾燥して、残モノマーを除去した。同じ方法を繰
り返し、必要量のポリマー(P−1)を調製した。
に代えて、グリコリド196gとL−(−)ラクチド
〔東京化成(株)製〕4gとの混合物を用いたこと以外
は、ポリマー調製例1と同様にして重合と後処理を行
い、グリコール酸−乳酸共重合体〔ポリマー(P−
2)〕を得た。同じ方法を繰り返して、必要量のポリマ
ー(P−2)を調製した。
〔東京化成(株)製〕をエタノールで再結晶して、精製
した。精製したL−(−)ラクチド198gをPFA製
シリンダーに仕込み、窒素ガスを吹き込みながら約30
分間室温で乾燥した。次いで、触媒としてオクタン酸錫
を0.048g添加し、窒素ガスを吹き込みながら13
0℃15時間保持して重合した。重合終了後、シリンダ
ーを室温まで冷却し、シリンダーから取り出した塊状ポ
リマーを約3mm以下の細粒に粉砕し、約100℃、約
1kPaで一晩減圧乾燥し、残存モノマーを除去してポ
リラクチド〔ポリマー(P−C1)〕を得た。同じ方法
を繰り返し、必要量のポリマー(P−C1)を調製し
た。
ラクチド35.72g(0.248モル)及びグリコリ
ド162.4g(1.4モル)をPFA製シリンダーに
仕込み、ビス−2−メトキシエチルフタレート17.0
ml、0.33モル濃度のオクタン酸錫のトルエン溶液
0.20ml、グリコール酸0.0626gを加え、
0.1mmHgの高真空でトルエンを除去し、窒素置換
を2回してから、攪拌しながら180℃、40分間加熱
し、さらに加熱を4時間20分続けて重合を行った。得
られた重合物を約3mm以下の細粒に粉砕し、約25
℃、約0.1kPaで48時間真空乾燥して、グリコー
ル酸/乳酸共重合体〔ポリマー(P−C2)〕を得た。
同じ方法を繰り返し、必要量のポリマー(P−C2)を
調製した。このポリマー(P−C2)は、市販の合成吸
収性組織代用人工繊維布(登録商標VICRYL ME
SH)の再溶融ペレットとほぼ同等物である。
ラクチド100gとグリコリド100gをPFA製シリ
ンダーに仕込み、窒素ガスを吹き込みながら約30分間
室温で乾燥した。次いで、触媒としてオクタン酸錫0.
048gを添加し、窒素を流しながら130℃に20時
間維持して重合した。重合終了後、シリンダーから取り
出した塊状ポリマーを約3mm以下の細粒に粉砕し、約
50℃、約0.1kPaで一晩減圧乾燥し、残存モノマ
ーを除去して、グリコール酸/乳酸共重合体〔ポリマー
(P−C3)〕を得た。同じ方法を繰り返し、必要量の
ポリマー(P−C3)を調製した。得られたポリマーの
ガラス転移温度Tgは約44℃であり、非晶無定形物で
あった。ポリマー調製例1〜5により得られた各ポリマ
ーの物性を表1に示す。
φのノズルを装着した小型二軸混練押出機に窒素ガス流
下で供給し、溶融温度約230〜240℃でストランド
状に押出し、空冷してカットし、ペレット(No.1)
を得た。このペレット(No.1)を射出成形機に供給
し、樹脂温度約235℃で有底パリソン金型(温度約1
0℃)内に射出(注入)し、固化させて取り出し、コー
ルドパリソンからなるプリフォーム(厚み約1.6m
m、外径約1.6cm,長さ約5cm、底部球面状)を
予備成形した。得られたコールドプリフォームを約45
℃に予熱して軟化させ、延伸ロッドを挿入して縦方向に
約2.25倍延伸配向させ、同時に、胴部外径約4.5
cm、胴部長さ約9cm、首部外径約1.6cm、首部
長さ約1cm、平底中央凹型のボトルの2つ割り金型で
はさみ、高圧ガスによりブロー比約2.8でブローし
て、円周方向(横方向)に延伸配向させてボトルを成形
し、さらに高圧ガスを吹き込んでボトルを150℃、1
0秒間熱固定させ、金型から取り出して、延伸ブロー容
器を成形した。得られた延伸ブロー容器は、透明であっ
た。
て、ポリマー(P−2)100重量部に可塑剤としてジ
メトキシエチルフタレート(DMEP)1重量部を配合
した組成物を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て、ペレット(No.2)を調製した。ペレット(N
o.2)を用い、実施例1と同様にして、延伸ブロー容
器を成形した。得られた延伸ブロー容器は、透明であっ
た。
(No.1)を射出成形機に供給し、235℃の樹脂温
度で有底パリソン金型(温度約30℃)に注入し、固化
する前に取り出して、ホットパリソンからなるプリフォ
ーム(厚み約1.6mm、外径約1.6cm、長さ約5
cm、底部球面状)を予備成形した。直ちに、そのホッ
トプリフォームに延伸ロッドを挿入して、縦方向に約
2.25倍延伸配向させ、同時に、胴部外径約4.5c
m、胴部長さ約9cm、首部外径約1.6cm、首部長
さ約1cm、平底中央凹型)のボトルの2つ割り金型で
はさみ、高圧ガスによりブロー比約2.8でブローして
円周方向に延伸配向させてボトルに成形し、さらに高圧
ガスを吹き込んで、ボトルを約150℃、10秒間熱固
定させ、金型から取り出し、延伸ブロー容器を成形し
た。この延伸ブロー容器は、透明であった。
て、実施例2で調製したペレット(No.2)を用いた
こと以外は、実施例3と同様にして延伸ブロー容器を作
製した。得られた延伸ブロー容器は、透明であった。
(No.1)を、外径1.6cm、クリヤランス0.7
mmのパリソン用ダイを装着した縦型押出機に供給し、
約235℃の樹脂温度で溶融パリソンを押出し、樹脂温
度を約160℃以上に維持しながら、パリソンを、胴部
外径約4.5cm、胴部長さ約9cm、首部外径約1.
6cm、首部長さ約1cm、平底中央凹型のボトルの2
つ割金型(倒置)ではさみ、平底部をピンチオフし、同
時に首部から高圧ガスを吹き込んでボトルに成形し、金
型を開いてボトルを取り出し、冷却して、胴部側壁が実
質的に無配向のボトルを成形した。得られたボトルは、
冷却する際に失透して不透明になった。
て、実施例2で調製したペレット(No.2)を用い、
かつ、ブロー成形温度を150℃としたこと以外は、比
較例1と同様にして押出ブロー容器を作製した。得られ
たボトルは、冷却する際に失透して不透明になった。
マー(P−C1)を用いて、押出時の樹脂温度を約19
0℃とした点を除き、実施例1と同様にしてペレット
(No.C1)を調製した。このペレット(No.C
1)を用いて、有底パリソン金型へ注入時の樹脂温度を
約190℃、延伸ブロー温度を約60℃とした点を除
き、実施例1と同様にして延伸ブロー容器を得た。得ら
れた延伸ブロー容器は、透明であった。
て、ポリマー調製例4で得たポリマー(P−C2)を用
いてペレット(No.C2)を作製し、このペレット
(No.C2)を用いた点を除く外、比較例1と同様に
して押出ブロー成形を試みたが、ポリマー(P−C2)
の溶融粘度η*が約300Pa・sと押出ブロー成形を
するにはあまりにも低すぎるため、ドローダウンが激し
く、中止せざるを得なかった。
マー(P−C3)を用いて、押出時の樹脂温度を約20
0℃とした点を除き、実施例1と同様にしてペレット
(No.C3)を調製した。このペレット(No.C
3)を用いて、有底パリソン金型へ注入時の樹脂温度を
約200℃、ホットプリフォームの温度を約70℃に設
定した点を除く外、実施例1と同様にして延伸ブロー容
器を作製した。しかし、グリコール酸/乳酸(重量比5
0:50)共重合体から得られた延伸ブロー容器は、耐
熱性、ガスバリヤー、及び落下強度に劣るものであっ
た。これらの実施例及び比較例の結果を表2に一括して
示す。
法) 延伸B:射出・延伸ブロー1段法(ホットパリソン法) 押出:押出ブロー成形法
に、高度の酸素及び炭酸ガスバリヤー性を有し、機械的
強度、耐熱性、耐湿性に優れた延伸ブロー容器が提供さ
れる。本発明の延伸ブロー容器は、従来よりプラスチッ
ク廃棄物の中で問題となっているPETボトルなどのプ
ラスチック中空容器に充分代替し得る物性を有するもの
であり、しかも比較的安価に提供される。本発明の延伸
ブロー容器は、これらの優れた特性を活かして、例え
ば、炭酸飲料水、清涼飲料水、食用油、果汁、酒類など
の容器、飲料水、洗剤、化粧品などの容器、高温滅菌を
要する調味料容器、哺乳びんなど広範な分野で使用する
ことができる。
Claims (16)
- 【請求項1】 (a)下記式(1) 【化1】 で表される繰り返し単位を含有し、(b)溶融粘度η*
〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で測
定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点T
mが180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが2
0J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.
50g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する
熱可塑性樹脂材料から形成され、胴部側壁の引張強度
(円周方向)が100MPa以上で、胴部側壁の炭酸ガ
ス透過度(温度23℃、相対湿度80%で測定し、厚み
50μmに換算)が300cc/m2・day・atm
以下であることを特徴とする延伸ブロー容器。 - 【請求項2】 土中崩壊性である請求項1記載の延伸ブ
ロー容器。 - 【請求項3】 胴部側壁の酸素透過度(温度23℃、相
対湿度80%;厚み50μmに換算)が150cc/m
2・day・atm以下である請求項1または2記載の
延伸ブロー容器。 - 【請求項4】 胴部側壁の透湿度(温度40℃、相対湿
度90%;厚み50μmに換算)が100g/m2・d
ay以下である請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の延伸ブロー容器。 - 【請求項5】 胴部側壁の引張弾性率(円周方向)が
3.0GPa以上である請求項1ないし4のいずれか1
項に記載の延伸ブロー容器。 - 【請求項6】 胴部側壁の熱収縮率(130℃、10分
間)が30%以下である請求項1ないし5のいずれか1
項に記載の延伸ブロー容器。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂材料が、ポリグリコール酸
単独、あるいはポリグリコール酸と、無機フィラー、他
の熱可塑性樹脂、及び可塑剤からなる群より選ばれる少
なくとも一種との組成物である請求項1ないし6のいず
れか1項に記載の延伸ブロー容器。 - 【請求項8】 ポリグリコール酸が、グリコール酸、グ
リコール酸アルキルエステルまたはグリコリドの単独重
合体、もしくはグリコール酸、グリコール酸アルキルエ
ステルまたはグリコリド70重量%以上100重量%未
満と、シュウ酸エチレン、ラクチド、ラクトン類、トリ
メチレンカーボネート、及び1,3−ジオキサンからな
る群より選ばれる少なくとも一種のコモノマー0重量%
超過30重量%以下との共重合体である請求項1ないし
7のいずれか1項に記載の延伸ブロー容器。 - 【請求項9】 内容積が25ml以上である請求項1な
いし8のいずれか1項に記載の延伸ブロー容器。 - 【請求項10】 (a)下記式(1) 【化2】 で表される繰り返し単位を含有し、(b)溶融粘度η*
〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で測
定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点T
mが180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが2
0J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.
50g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する
熱可塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で成形し
てプリフォームを作製し、該プリフォームを(ポリグリ
コール酸のガラス転移温度Tg+70℃)以下の樹脂温
度で、縦方向に1倍超過10倍以下に延伸すると共に、
同時または逐次に、空気を吹き込んで、ブロー比1.5
〜10の中空容器にブロー成形し、さらに、必要に応じ
て、ポリグリコール酸の結晶化温度Tc1〜(Tm+1
0℃)の温度で、1秒間〜30分間熱固定することを特
徴とする延伸ブロー容器の製造方法。 - 【請求項11】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で射出成形し
て有底パリソンを作製した後、冷却してTg未満の樹脂
温度を有するコールドパリソンからなるプリフォームと
し、次いで、該プリフォームをTg〜(Tg+70℃)
の樹脂温度に再加熱した後、ブロー成形用金型内に移動
し、延伸ロッドにより縦方向に1倍超過10倍以下に延
伸すると共に、同時または逐次に、空気を吹き込んでブ
ロー比1.5〜10の中空容器にブロー成形する請求項
10記載の延伸ブロー容器の製造方法。 - 【請求項12】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で射出成形し
て有底パリソンを作製した後、冷却して(Tg+70
℃)以下の樹脂温度を有するホットパリソンからなるプ
リフォームとし、次いで、該プリフォームをブロー成形
用金型内に移動し、延伸ロッドにより縦方向に1倍超過
10倍以下に延伸すると共に、同時または逐次に、空気
を吹き込んでブロー比1.5〜10の中空容器にブロー
成形する請求項10記載の延伸ブロー容器の製造方法。 - 【請求項13】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で押出成形し
て中空パイプを作製した後、Tg未満の温度に冷却し、
一定長に切断してコールドパリソンからなるプリフォー
ムとし、次いで、該プリフォームをTg〜(Tg+70
℃)の樹脂温度に再加熱した後、その両端をホールダー
で保持して長さ方向に1倍超過10倍以下に延伸し、次
いで、片端をピンチオフして有底とした後、ブロー成形
用金型内に移動し、空気を吹き込んでブロー比1.5〜
10の中空容器にブロー成形する請求項10記載の延伸
ブロー容器の製造方法。 - 【請求項14】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で押出成形し
て中空パイプを作製した後、Tg未満の温度に冷却し、
一定長に切断してコールドパリソンからなるプリフォー
ムとし、次いで、該プリフォームをTg〜(Tg+70
℃)の樹脂温度に再加熱した後、その片端をピンチオフ
して有底とし、次いで、ブロー成形用金型内に移動し、
延伸ロッドにより縦方向に1倍超過10倍以下に延伸す
ると共に、同時または逐次に、空気を吹き込んでブロー
比1.5〜10の中空容器にブロー成形する請求項10
記載の延伸ブロー容器の製造方法。 - 【請求項15】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で押出成形し
て中空パイプを作製した後、(Tg+70℃)以下の樹
脂温度に冷却し、一定長に切断してホットパリソンから
なるプリフォームとした後、その両端をホールダーで保
持して長さ方向に1倍超過10倍以下に延伸し、次い
で、片端をピンチオフして有底とした後、ブロー成形用
金型内に移動し、空気を吹き込んでブロー比1.5〜1
0の中空容器にブロー成形する請求項10記載の延伸ブ
ロー容器の製造方法。 - 【請求項16】 前記ポリグリコール酸を含有する熱可
塑性樹脂材料をTm〜255℃の樹脂温度で押出成形し
て中空パイプを作製した後、(Tg+70℃)以下の樹
脂温度に冷却し、一定長に切断してホットパリソンから
なるプリフォームとした後、その片端をピンチオフして
有底とし、次いで、ブロー成形用金型内に移動し、延伸
ロッドにより縦方向に1倍超過10倍以下に延伸すると
共に、同時または逐次に、空気を吹き込んでブロー比
1.5〜10の中空容器にブロー成形する請求項10記
載の延伸ブロー容器の製造方法。
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