JPH10337912A - 2色プリンタおよび2色ラベル - Google Patents

2色プリンタおよび2色ラベル

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JPH10337912A
JPH10337912A JP9169457A JP16945797A JPH10337912A JP H10337912 A JPH10337912 A JP H10337912A JP 9169457 A JP9169457 A JP 9169457A JP 16945797 A JP16945797 A JP 16945797A JP H10337912 A JPH10337912 A JP H10337912A
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printed
ink
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Tadashi Matsuguchi
口 正 松
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多品種小ロットの印字に適し色の変更が容易
な2色プリンタを提供する。 【解決手段】 2色プリンタ10は、筐体12を含む。
ラベル連続体100は、保持リール14から引き出され
て印字ステーション16に移送される。印字ステーショ
ン16は、インクの小滴を吐出するためのインクジェッ
トノズル18を含む。インクジェットノズル18には、
インクを供給するためのインクカートリッジ22が交換
可能に取り付けられる。印字ステーション16の下流に
は、乾燥装置26が設けられ、乾燥装置26の下流に
は、印字ステーション28が設けられる。印字ステーシ
ョン28は、ラベル106表面の感熱発色層112を加
熱して文字等を印字するためのサーマルヘッド30を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2色プリンタおよび
2色ラベルに関し、特に、文字、図形、記号などの画線
を印字するための印字手段を複数有する2色プリンタお
よび表面に文字、図形、記号などの画線が異なる色で印
字された2色ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の背景となる従来の2色プリンタ
としては、感熱発色層を加熱して発色させるためのサー
マルヘッドを2つ有するものがある。この装置に適用さ
れる被印字材の感熱発色層は、サーマルヘッドにより印
加される熱量の高低により、発色する色相が異なるよう
に形成されている。したがって、2つのサーマルヘッド
をそれぞれ適宜に動作させることにより、表面に異なる
色の文字、図形、記号が印字された2色ラベルを得るこ
とができる。また、従来の別の2色プリンタとしては、
感熱転写装置を2組有するものがある。2つの感熱転写
装置は、それぞれ感熱転写リボンの一部を加熱溶融させ
て被印字材に転写して文字、図形、記号を被印字材上に
形成するものである。したがって、2つの感熱転写リボ
ンを異なる色のものにすれば表面に異なる色の文字、図
形、記号の印字された2色ラベルを得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2色と
も感熱発色方式の2色プリンタでは、感熱発色層が基材
と一体に形成されているので色の変更ができない。ま
た、感熱2色発色方式は、色の鮮明さに欠ける面があ
る。一方、2組の感熱転写装置を有する2色プリンタで
は、感熱転写リボンを交換することにより色の変更が容
易であるが、機構の複雑さによるコストアップと、ラン
ニングコストが高いという問題がある。
【0004】それゆえに、本発明の主たる目的は、多品
種小ロットの印字に適し色の変更が容易な2色プリンタ
を提供することである。また、本発明の別の目的は、見
栄えの良い2色ラベルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる2色プリ
ンタは、感熱発色層を有する被印字材を移送する移送手
段と、移送手段によって移送される被印字材の表面に文
字、図形、記号などを印字するための第1の印字手段
と、被印字材の移送経路に設けられ、第1の印字手段に
よる印字とは異なる色で別の文字、図形、記号などを被
印字材表面に印字するための第2の印字手段とを含む2
色プリンタであって、第1の印字手段は、被印字材表面
に有間隔に対向して設けられインクを被印字材表面へ飛
翔させて印字するインクジェットノズルと、インクを貯
留してインクジェットノズルへインクを供給するための
インクカートリッジとを含み、第2の印字手段は、被印
字材表面に接触して設けられ印字するべき部分だけを加
熱して感熱発色層を発色させるためのサーマルヘッドを
含む、2色プリンタである。この2色プリンタでは、イ
ンクジェット方式の第1の印字手段によって、被印字材
上に文字、図形、記号などが印字される。さらに、感熱
発色方式の第2の印字手段によって、第1の印字手段に
よる印字とは異なる色で文字、図形、記号などが印字さ
れる。第1および第2の印字手段は、別々に設けられて
いるので、異なる色の文字等を被印字材上に印字するこ
とができ、同一の部分に重ねて印字することも可能であ
る。この2色プリンタでは、第1の印字手段のインクカ
ートリッジを交換することにより、色の変更が容易にで
きる。また、第1の印字手段による印字と第2の印字手
段による印字とでは見る者の受ける印象も異なるためコ
ントラストをつけやすい。そのため、この2色プリンタ
によれば、見栄えのよい2色ラベルを得ることができ
る。しかも、第1の印字手段は、非接触のインクジェッ
ト方式によるものなので、被印字材の移送機構を全体と
して簡単な機構にすることができる。また、インクジェ
ット方式によれば、印字に必要な量だけのインクしか使
用せず、感熱転写方式のように感熱転写リボンの印字に
使用しない部分を浪費してしまうというような不都合が
ないため、感熱転写方式に比べてランニングコストを低
減することができる。
【0006】また、本発明にかかる2色ラベルは、感熱
発色層の形成された基材と、基材上にインクジェット方
式により形成される第1の印字層と、基材上に第1の印
字層とは別に感熱発色方式により形成される第2の印字
層とを含む、2色ラベルである。この2色ラベルでは、
異なる印字方式により第1の印字層と第2の印字層とが
形成されるので、第1の印字層上に別の色の第2の印字
層を形成することができる。また、第1の印字層をイン
クジェット方式で形成するので、インクジェットノズル
へ供給するインクを交換することにより印字色の変更も
容易である。また、感熱発色印字とインクジェット印字
とでは見る者の受ける印象も異なるためコントラストを
つけやすい。そのため、本発明によれば見栄えのよい2
色ラベルを得ることができる。
【0007】さらに、本発明にかかる別の2色プリンタ
は、被印字材を移送する移送手段と、移送手段によって
移送される被印字材の表面に文字、図形、記号などを印
字するための第1の印字手段と、被印字材の移送経路に
設けられ、第1の印字手段による印字とは異なる色で別
の文字、図形、記号などを被印字材表面に印字するため
の第2の印字手段とを含む2色プリンタであって、第1
の印字手段は、被印字材表面に有間隔に対向して設けら
れインクを被印字材表面へ飛翔させて印字するインクジ
ェットノズルと、インクを貯留してインクジェットノズ
ルへインクを供給するためのインクカートリッジとを含
み、第2の印字手段は、感熱転写リボンを移送するため
のリボン移送手段と、リボン移送手段によって転写位置
へ移送された感熱転写リボンを被印字材との間で挟んで
被印字材に接触させるとともに、印字するべき部分だけ
を加熱して感熱転写リボンの一部を加熱溶融して被印字
材に転写させるためのサーマルヘッドとを含む、2色プ
リンタである。この2色プリンタでは、インクジェット
方式の第1の印字手段によって、被印字材上に文字、図
形、記号などが印字される。さらに、感熱転写方式の第
2の印字手段によって、第1の印字手段による印字とは
異なる色で文字、図形、記号などが印字される。第1お
よび第2の印字手段は、別々に設けられているので、異
なる色の文字等を被印字材上に印字することができ、同
一の部分に重ねて印字することも可能である。この2色
プリンタでは、第1の印字手段のインクカートリッジを
交換することにより、色の変更が容易にできる。また、
第2の印字手段による感熱転写リボンを交換することに
より簡単に印字の色を変更することができる。また、第
1の印字手段による印字と第2の印字手段による印字と
では見る者の受ける印象も異なるためコントラストをつ
けやすい。そのため、この2色プリンタによれば、見栄
えのよい2色ラベルを得ることができる。しかも、イン
クジェット方式によれば、印字に必要な量だけのインク
しか使用せず、感熱転写方式のように感熱転写リボンの
印字に使用しない部分を浪費してしまうというような不
都合がないため、感熱転写方式に比べてランニングコス
トを低減することができる。
【0008】また、本発明にかかる別の2色ラベルは、
基材上にインクジェット方式により形成される第1の印
字層と、基材上に第1の印字層とは別に感熱転写方式に
より形成される第2の印字層とを含む、2色ラベルであ
る。この2色ラベルでは、異なる印字方式により第1の
印字層と第2の印字層とが形成されるので、第1の印字
層上に別の色の第2の印字層を形成することができる。
インクジェットノズルへ供給するインクを交換したり、
感熱転写リボンを交換することにより印字色の変更も容
易である。したがって、この構成によれば、色の変更が
容易である。また、インクジェット印字と感熱転写印字
とでは見る者の受ける印象も異なるためコントラストを
つけやすい。そのため、本発明によれば見栄えのよい2
色ラベルを得ることができる。
【0009】本発明の上述の目的,その他の目的,特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる2色プリン
タの一例を示す図解図である。図1に示す2色プリンタ
10は、筐体12を含む。筐体12には、ラベル連続体
100をロール状に巻き取り保持するための保持リール
14が収納される。保持リール14は、筐体12に回動
可能に支持される。ラベル連続体100は、保持リール
14から引き出されて順次移送される。図2は、ラベル
連続体100の平面図および側面図である。ラベル連続
体100は、たとえばプラスチックで形成された長尺帯
状の支持材102を含む。支持材102表面には、シリ
コーンなどを塗工した剥離剤層104が形成されてお
り、その上に連続的かつ間欠的にラベル106が仮着さ
れている。ラベル106の構成については後述する。
【0011】保持リール14から引き出されたラベル連
続体100は、図1に示すように、筐体12内を第1の
印字手段としての印字ステーション16に移送される。
印字ステーション16は、移送中のラベル106表面に
文字、図形もしくは記号またはこれらの結合をインクジ
ェット方式により印字するためのものである。インクジ
ェット方式は、インクの小滴をラベル106の表面へ飛
翔させて定着させることにより印字する方式である。印
字ステーション16は、インクの小滴を吐出するための
インクジェットノズル18を含む。インクジェットノズ
ル18は、その先端とラベル連続体100の表面との間
に所定の間隔をあけつつ、ラベル連続体100の表面に
対向して設けられる。また、印字ステーション16は、
真空吸引装置20を含む。真空吸引装置20は、走行中
のラベル連続体100の裏面を吸引し、インクジェット
印字を的確に行うため、インクジェットノズル18の先
端とラベル連続体100の表面との距離を一定に保たせ
るためのものである。なお、インクを飛翔させる方式と
しては、たとえば圧電素子を用いてインクに機械的振動
または変位を与える方式やインクを加熱して発泡させそ
の圧力を利用する方式等の公知の方式が利用できる。
【0012】また、インクジェットノズル18には、イ
ンクを供給するためのインクカートリッジ22が交換可
能に取り付けられる。インクカートリッジ22内には、
インクが貯留されており、必要に応じて所望の色のイン
クの入ったインクカートリッジ22が選択されてインク
ジェットノズル18に取り付けられ使用される。
【0013】また、印字ステーション16は、ラベル検
知センサを含む。ラベル検知センサは、ラベル連続体1
00の移送と印字との同期をとるために、ラベル106
の移送方向の前端を検知するためのものである。このラ
ベル検知センサは、インクジェットノズル18の近傍の
移送方向上流側に設けられる。この場合、ラベル検知セ
ンサとしては、ラベル連続体100へ向かって光を照射
し、ラベル連続体100の裏面にあらかじめ印刷された
アイマーク120による反射光の変化を検知する反射光
センサ24aが用いられる。アイマーク120は、ラベ
ル連続体100の裏面にその表面に仮着されたラベル1
06の移送方向前端部と対応する位置にあらかじめ印刷
されて形成される。ただし、アイマーク120の印刷さ
れていないラベル連続体100を使用する場合には、ラ
ベル106の有無による透過光の変化を検知する透過光
センサ24bがラベル連続体100を間に挟みつつ反射
光センサ24aと対向して設けられる。この場合には、
反射光センサ24aから放射された光がラベル連続体1
00を厚み方向に透過して透過光センサ24bに入射す
るように配置される。
【0014】ラベル連続体100の移送方向の印字ステ
ーション16の下流には、インクジェットノズル18か
らラベル106の表面に付与されたインクジェット用イ
ンクを乾燥させるための乾燥装置26が設けられる。乾
燥装置26により乾燥させることによりインクジェット
用インクは、ラベル106表面に固着される。この乾燥
装置26としては、加熱炉型のものを用いてもよく、ま
た、インクが紫外線硬化型のものの場合には紫外線照射
型のものを用いてもよい。
【0015】さらに、乾燥装置26の下流には、第2の
印字手段としての印字ステーション28が設けられる。
印字ステーション28は、移送中のラベル連続体100
上のラベル106表面に文字、図形もしくは記号または
これらの結合を感熱発色方式により印字するためのもの
である。印字ステーション28は、ラベル106表面の
感熱発色層112を加熱して文字等を印字するためのサ
ーマルヘッド30を有する。サーマルヘッド30の先端
の発熱部は、ラベル106表面に接触し、所定の圧力で
ラベル連続体100の厚み方向へ押しつけられるように
形成される。また、サーマルヘッド30の先端の発熱部
と対向するラベル連続体100の裏面には、プラテンロ
ーラ32が設けられ、ラベル連続体100は、サーマル
ヘッド30の先端の発熱部とプラテンローラ32との間
に挟持される。
【0016】また、印字ステーション28は、ラベル検
知センサを含む。ラベル検知センサは、ラベル連続体1
00の移送と印字との同期をとるために、ラベル106
の移送方向の前端を検知するためのものである。このラ
ベル検知センサは、サーマルヘッド30の近傍の移送方
向上流側に設けられる。この場合、ラベル検知センサと
しては、ラベル連続体100の裏面にあらかじめ印刷さ
れたアイマーク120による反射光の変化を検知する反
射光センサ34aが用いられる。ただし、アイマーク1
20の印刷されていないラベル連続体100を使用する
場合には、ラベル106の有無による透過光の変化を検
知する透過光センサ34bがラベル連続体100を間に
挟みつつ反射光センサ34aと対向して設けられる。
【0017】さらに、印字ステーション28は、移送手
段を構成するための駆動モータ38を含む。駆動モータ
38は、伝達プーリ、ベルト、ギアなどを介してプラテ
ンローラ32に接続され、プラテンローラ32は、駆動
モータ38によって回転駆動される。ラベル連続体10
0は、プラテンローラ32の強制的な回転に伴って移送
される。そして、ラベル連続体100は筐体12外へ送
りだされる。使用者は、ラベル連続体100表面に仮着
されたラベル106を剥離して商品に貼り付ける等して
使用する。なお、図示はしないが、ラベル連続体100
の移送経路において、移送方向を変更させたりするため
に、適宜ガイドローラ等が設けられてもよい。
【0018】また、図1に示す2色プリンタ10は、電
源装置50および制御回路52を含む。電源装置50
は、上述した各装置に電力を供給するためのものであり
従来から公知のものを使用できる。また、制御回路52
は、上述した各装置をあらかじめ設定されたプログラム
に従い制御して、所望の2色ラベルを形成するためのも
のであり、従来からこの種の装置に使用されているもの
に本発明にかかる動作をするようプログラミングするこ
とにより使用される。
【0019】次に、図2および図3を参照しながら、ラ
ベル連続体100およびラベル106について説明す
る。なお、図3に示す各層の厚みは、説明を分かりやす
くするために誇張して示したものであり、実際の厚みの
比率とは異なるものである。ラベル連続体100は、長
尺帯状の紙や合成樹脂でなる支持材102を含む。支持
材102の表面には、たとえばシリコーンなどを塗工し
てなる剥離剤層104が形成される。剥離剤層104の
上には、ラベル106が仮着される。この場合、複数の
ラベル106は、図2に示すように、それぞれ互いに一
定の間隔(ラベルギャップ)をおきつつ、支持材102
の長手方向に連続的かつ間欠的に仮着される。
【0020】ラベル106は、基材108を含む。基材
108は、紙やたとえばポリエチレンテレフタレートな
どのプラスチックフィルムないしシートから形成され
る。この基材108の裏面全面には、ラベル106を貼
着するための粘着剤層110が形成される。粘着剤層1
10を形成するための粘着剤としては、たとえばアクリ
ル系粘着剤などの公知のものが使用される。
【0021】基材108表面の全面には、加熱すること
によりたとえば黒色発色する感熱発色層112が形成さ
れる。感熱発色層112において必要な部分だけを加熱
して発色させることにより、ラベル106の表面に文字
等を表現する第2の印字層を形成することができる。感
熱発色層112は、発色剤、顕色剤などをバインダ中に
分散させたものを基材上に塗布し乾燥させることにより
形成される。発色剤としては、たとえばトリアリルメタ
ン系染料、ジフェニルメタン系染料、チアジン系染料、
スピロ系染料、ラクタム系染料、フルオラン系染料など
感熱発色材料として公知のものが使用される。顕色剤と
しては、選択された感熱発色材料との組み合わせにおい
て公知の無機酸性物質、フェノール性化合物などのもの
が使用される。さらにバインダとしては、たとえばポリ
ビニルアルコール、メチルセルロース、メトキシセルロ
ースなど公知のものが使用される。
【0022】感熱発色層112表面の全面には、サーマ
ルヘッドのブロッキングの防止や、感熱発色層の保護な
どのために保護層114が形成される。保護層114
は、たとえば合成樹脂に添加材を混合したものを感熱発
色層112上に塗布して乾燥させることにより形成され
る。この合成樹脂としては、たとえば塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、ブチラール樹脂、アクリル系共重合
体樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコールな
どが単独でまたは混合されて使用される。添加材として
は、充填材としてたとえば無機フィラーとして炭酸カル
シウム、焼成カオリン、シリカなどが使用でき、また、
スティック防止材としてステアリン酸亜鉛、ポリエチレ
ンワックス等が使用できる。
【0023】保護層114の表面には、ラベル連続体1
00の製造時にあらかじめプレ印刷層116が形成され
る。プレ印刷層116は、たとえば図4(A)に示すよ
うに、店名や「お値段」などの文言や線図などの後で変
更を要しない固定的な文字、図形、模様、記号もしくは
これらの結合が、たとえばオフセット印刷やグラビア印
刷などの公知の方法によって印刷されたものである。な
お、このプレ印刷層116は、必要に応じて形成される
ものであり、必ずしも常に必要なものではない。
【0024】また、保護層114表面には、インクジェ
ットノズル18からのインクにより形成された第1の印
字層としてのインクジェット印字層118が形成され
る。このインクジェット印字層118は、保護層114
上にたとえば黒色などの無彩色もしくは赤色などの有彩
色の文字、図形、記号などを表現するためのものであ
る。インクジェット印字層118は、感熱発色層112
が発色していない部分に文字等を表現できるのみなら
ず、第2の印字層としての感熱発色層112の発色して
いる部分に重ねて文字等を表現することができる。ま
た、図3に示すように、プレ印刷層116の上に重ねて
印字することもできる。インクジェット用のインクとし
ては、使用するインクジェット方式に適合しやすいもの
が公知のものの中から選択され、たとえば特開昭57−
74193号に開示されているような染料を含む水性の
ものを用いてもよく、顔料を含む油性のものを用いても
よい。このようなインクジェット用インクの一例として
は、たとえば、イエローインクとしてC.I.アシッド
イエロー23とジエチレングリコールと水との混合物を
用いることができ、マゼンタインクとしてC.I.アシ
ッドレッド92とジエチレングリコールと水との混合物
を用いることができ、シアンインクとしてC.I.ダイ
レクトブルー86とジエチレングリコールと水との混合
物を用いることができる。なお、基材108と感熱発色
層112との間に両者の付きを良くするための中間層を
設けてもよい。
【0025】以下に、図4を参照しながら、図1に示す
2色プリンタ10の使用方法の一例について説明する。
図4(A)は、ラベル連続体100上のラベル106に
印字する前の状態の一例を示す平面図である。このと
き、ラベル106の表面には、あらかじめ形成された
「○○○ストア」などの文字等が印刷されたプレ印刷層
116のみが存在する。次に、印字ステーション16を
使用せずにラベル連続体100を通過させ、印字ステー
ション28において、たとえば「白身魚フライ」などの
商品名、値段およびそれらをコード化したバーコード等
が黒色の感熱発色印字される。そして、このラベル10
6を筐体12の外へ送りだす。得られた図4(B)に示
す状態のラベル106は、商品に貼付して使用できる。
つまり、この2色プリンタ10は、単色プリンタとして
も用いることができるものである。そして、いわゆるタ
イムサービス時に商品の値段を割り引いていることを示
すために、図4(C)に示すように2色ラベルが形成さ
れる。この2色ラベルは、印字ステーション16におい
てたとえば赤色のインクが使用されて、「値引き」、
「お買得チャンス」および値引き後の値段である「¥4
00」などの文字、顧客の注意を引く爆発模様などがイ
ンクジェット方式により印字される。そして、引き続き
印字ステーション28において図2(B)に示す文言等
を感熱発色印字させて得られるものである。この場合、
値引きしていることをわかりやすくするために、元の売
値の上に重ねて、赤の二重線が印字されるよう感熱発色
およびインクジェット印字される。
【0026】本発明にかかる2色プリンタ10は、異な
る方式の印字手段を同時に有するハイブリッドプリンタ
であるので、ラベル106の表面の同一部分に重ねて印
字した場合にも鮮明な印字を得ることができる。また、
この2色プリンタ10では、インクカートリッジ22を
交換することにより、色の変更が比較的低コストで比較
的容易にできる。そのため、この2色プリンタ10はラ
ンニングコストの安いものである。また、インクジェッ
ト方式による印字と感熱発色手段による印字とでは見る
者の受ける印象も異なるためコントラストをつけやす
い。そのため、この2色プリンタ10によれば、見栄え
のよい2色ラベルを得ることができる。また、印字ステ
ーション16および印字ステーション28のどちらかを
使用することにより単色のプリンタとしても使用するこ
とができる。さらに、インクカートリッジ22を交換す
ることにより、印字色を様々な色に変更することができ
るので、この2色プリンタ10は印字色のバリエーショ
ンが豊富なものである。なお、この発明の実施の形態に
おいては、上述のように、印字手段を2組有するものに
ついて説明したが、同様にしてさらに複数組の印字手段
を設けることもできる。
【0027】図5は、本発明にかかる2色プリンタの別
の例を示す図解図である。図5に示す2色プリンタ10
は、図1に示した2色プリンタに比べて、印字ステーシ
ョン16と印字ステーション28とを入れ換えたもので
ある。すなわち、図5に示す2色プリンタ10では、第
1の印字手段として感熱発色方式の印字ステーション2
8が設けられ、第2の印字手段としてインクジェット方
式の印字ステーション16が設けられる。ラベル連続体
100は、印字ステーション28のプラテンローラ32
の回転により移送され、印字ステーション16へ送り込
まれてインクジェット印字された後、さらに、筐体12
外へ送り出される。プラテンローラ32は、駆動モータ
38により強制的に回転駆動される。使用者は、ラベル
連続体100表面に仮着されたラベル106を剥離して
商品に貼り付けるなどして使用する。なお、図5に示す
2色プリンタ10では、乾燥装置が設けられていない
が、印字ステーション16の下流側にインクジェットイ
ンクを乾燥させるための乾燥装置を設けてもよい。ま
た、プラテンローラ32以外にラベル連続体100を移
送させるための駆動ローラを設けてもよい。図5に示す
2色プリンタ10によっても、上述と同様の作用効果を
得ることができる。また、図5に示す2色プリンタ10
では、サーマルヘッド30による感熱発色印字の後でイ
ンクジェット印字をするので、サーマルヘッド30の先
端の発熱部にインクジェットインクが接触することがな
く、サーマルヘッド30が汚れるなどの不都合が生じに
くい。
【0028】また、図6は、本発明にかかる2色プリン
タのさらに別の例を示す図解図である。図6に示す2色
プリンタ10は、図1に示した2色プリンタに比べて、
第2の印字手段として、感熱転写方式の印字ステーショ
ン50を設けたことを特徴とする。したがって、図6に
示す2色プリンタ10では、ラベル106の表面に感熱
発色層を設ける必要がなく、普通紙のラベルに対して2
色印字をすることができるものである。また、値札、下
げ札等としてのタグは、耐候性が要求されることから感
熱発色層は通常設けられないが、図6に示す2色プリン
タ10は、そのような普通紙のタグに対して2色印字を
することもできる。この場合、タグの基材としては、た
とえば厚さ0.15mm〜0.2mmの厚紙が使用でき
る。
【0029】この印字ステーション50は、感熱転写方
式によりたとえば赤色などの有彩色もしくは黒色などの
無彩色で印字するためのものである。印字ステーション
50は、感熱転写リボン150をロール状に巻き取り保
持するための保持リール52を有する。感熱転写リボン
150は、保持リール52からラベル106上へと引き
出される。また、印字ステーション50は、感熱転写リ
ボン150を加熱して文字等をラベル106表面に転写
するためのサーマルヘッド54を有する。サーマルヘッ
ド54の先端の発熱部は、感熱転写リボン150を間に
挟みながらラベル106表面に接触し、所定の圧力でラ
ベル連続体100の厚み方向へ感熱転写リボン150を
押しつけるように形成される。また、サーマルヘッド5
4の先端の発熱部と対向するラベル連続体100の裏面
には、プラテンローラ56が設けられ、ラベル連続体1
00および感熱転写リボン150は、サーマルヘッド5
4の先端の発熱部とプラテンローラ56との間に挟持さ
れる。この挟持された部分が転写位置となる。プラテン
ローラ56は、プーリや伝達ベルトを介して駆動モータ
38によって回転駆動され、プラテンローラ56の強制
的な回転にともないラベル連続体100は移送される。
【0030】さらに、印字ステーション50は、感熱転
写リボン150を巻き取るための巻取リール58を含
む。巻取リール58は、プーリや伝達ベルトを介して駆
動モータ60に接続され、ラベル連続体100の移送お
よびサーマルヘッド54の印字に同期して強制的に回転
され、感熱転写リボン150を巻き取る。また、印字ス
テーション50は、ラベル検知センサを含む。ラベル検
知センサは、移送と印字の同期をとるために、ラベル1
06の移送方向の前端を検知するためのものである。こ
のラベル検知センサは、サーマルヘッド54の近傍の移
送方向上流側に設けられる。この場合、ラベル検知セン
サとしては、ラベル連続体100の裏面にあらかじめ印
刷されたアイマーク120による反射光の変化を検知す
る反射光センサ34aが用いられる。ただし、アイマー
ク120の印刷されていないラベル連続体100を使用
する場合には、ラベル106の有無による透過光の変化
を検知する透過光センサ34bがラベル連続体100を
間に挟みつつ反射光センサ34aと対向して設けられ
る。
【0031】次に、図7を参照しながら、図6に示す2
色プリンタ10に用いられるラベル連続体100および
ラベル106について説明する。なお、図7に示す各層
の厚みは、説明を分かりやすくするために誇張して示し
たものであり、実際の厚みの比率とは異なるものであ
る。ラベル連続体100は、長尺帯状の紙や合成樹脂で
なる支持材102を含む。支持材102の表面には、た
とえばシリコーンなどの剥離剤層104が形成される。
剥離剤層104の上には、図2に示したものと同様にラ
ベル106が仮着される。ラベル106は、基材108
を含む。基材108の裏面全面には、ラベル106を貼
着するための粘着剤層110が形成される。基材108
表面には、保護層114が形成される。保護層114
は、たとえば合成樹脂に添加材を混合したものを塗布し
て乾燥させることにより形成される。保護層114の表
面には、図3に示したものと同様にプレ印刷層116が
形成される。なお、保護層114は、必要のない場合に
は設けなくてもよい。
【0032】そして、保護層114表面には、インクジ
ェットノズル18からのインクにより形成された第1の
印字層としてのインクジェット印字層118が形成され
る。このインクジェット印字層118は、保護層114
上にたとえば黒色などの無彩色もしくは赤色などの有彩
色の文字、図形、記号などを表現するためのものであ
る。インクジェット印字層118は、図7に示すよう
に、プレ印刷層116の上に重ねて印字することもでき
る。
【0033】また、保護層114表面には、感熱転写リ
ボン150から熱転写されて第2の印字層としての転写
層122が形成される。この転写層122は、保護層1
14上にたとえば赤色などの有彩色もしくは黒色などの
無彩色の文字、図形、記号などを表現するためのもので
ある。感熱転写リボン150は、たとえばプラスチック
からなる支持材上に熱転写性インクを塗布して乾燥させ
ることにより形成される。熱転写性インクとしては、バ
インダ中に顔料を分散させたものが使用される。バイン
ダとしては、たとえばカルナバワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、パラフィンワックスなどの公知の材
料が使用される。また、顔料としては、たとえばファー
ストエローG、トルイジンレッド、フタロシアニンブル
ーなど公知のものが使用される。転写層122は、プレ
印刷層116およびインクジェット印字層118の形成
されていない部分に文字等を表現できるのみならず、そ
れらの上に重ねて文字等を表現することができる。
【0034】この2色プリンタ10は、異なる方式の印
字手段を同時に有するハイブリッドプリンタであるの
で、ラベル106の表面の同一部分に重ねて印字した場
合にも鮮明な印字を得ることができる。しかも、インク
ジェット印字と感熱転写印字とでは見る者の受ける印象
も異なるためコントラストをつけやすい。また、第1の
印字層は、非接触のインクジェット方式によるものであ
るので、第2の印字層による感熱転写インクとはインク
の組成が異なり、第2の印字層を形成する際の加熱によ
りインクが再溶融して被印字材の表面を汚すなどの不都
合がおこりにくい。これらの理由から、この2色プリン
タ10によれば、見栄えのよい2色ラベルを得ることが
できる。また、この2色プリンタ10は、印字ステーシ
ョン16および印字ステーション50のいずれか一方の
みを使用することにより単色のプリンタとしても使用す
ることができる。さらに、インクカートリッジ22およ
び感熱転写リボン150を交換することにより、印字色
を様々な色に様々な組み合わせで変更することができる
ので、この2色プリンタ10は印字色のバリエーション
が豊富なものであり、カラフルな2色ラベルを得ること
ができる。また、印字色を比較的低コストで容易に変更
することができるため、ランニングコストも安くするこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、多品種小ロットのラベ
ル印字に適し、色の変更が容易で、しかもランニングコ
ストの安い2色プリンタを得ることができる。また、見
栄えが良くランニングコストの安い2色ラベルを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる2色プリンタの一例を示す図解
図である。
【図2】(A)はラベル連続体の一例を示す平面図であ
り、(B)はその側面図である。
【図3】本発明にかかる2色ラベルの一例を示す断面図
解図である。
【図4】(A)はラベルに印字する前の状態の一例を示
す平面図であり、(B)はそのラベルに1色の印字をし
た状態の一例を示す平面図であり、(C)はそのラベル
に2色の印字をした状態の一例を示す平面図である。
【図5】本発明にかかる2色プリンタの別の例を示す図
解図である。
【図6】本発明にかかる2色プリンタのさらに別の例を
示す図解図である。
【図7】図6に示す2色プリンタにより得られる2色ラ
ベルの一例を示す断面図解図である。
【符号の説明】
10 2色プリンタ 12 筐体 14 保持リール 16 印字ステーション 18 インクジェットノズル 20 真空吸引装置 22 インクカートリッジ 24a,34a 反射光センサ 24b,34b 透過光センサ 26 乾燥装置 28 印字ステーション 30 サーマルヘッド 32 プラテンローラ 38 駆動モータ 50 印字ステーション 52 保持リール 54 サーマルヘッド 56 プラテンローラ 58 巻取リール 60 駆動モータ 100 ラベル連続体 102 支持材 104 剥離剤層 106 ラベル 108 基材 110 粘着剤層 112 感熱発色層 114 保護層 116 プレ印刷層 118 インクジェット印字層 120 アイマーク 122 転写層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/26 B41M 5/18 B 5/26 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱発色層を有する被印字材を移送する
    移送手段、前記移送手段によって移送される前記被印字
    材の表面に文字、図形、記号などを印字するための第1
    の印字手段、および前記被印字材の移送経路に設けら
    れ、前記第1の印字手段による印字とは異なる色で別の
    文字、図形、記号などを前記被印字材表面に印字するた
    めの第2の印字手段を含む2色プリンタであって、 前記第1の印字手段は、前記被印字材表面に有間隔に対
    向して設けられインクを前記被印字材表面へ飛翔させて
    印字するインクジェットノズルと、前記インクを貯留し
    て前記インクジェットノズルへ前記インクを供給するた
    めのインクカートリッジとを含み、 前記第2の印字手段は、前記被印字材表面に接触して設
    けられ印字するべき部分だけを加熱して前記感熱発色層
    を発色させるためのサーマルヘッドを含む、2色プリン
    タ。
  2. 【請求項2】 感熱発色層の形成された基材、 前記基材上にインクジェット方式により形成される第1
    の印字層、および前記基材上に前記第1の印字層とは別
    に感熱発色方式により形成される第2の印字層を含む、
    2色ラベル。
  3. 【請求項3】 被印字材を移送する移送手段、 前記移送手段によって移送される被印字材の表面に文
    字、図形、記号などを印字するための第1の印字手段、
    および前記被印字材の移送経路に設けられ、前記第1の
    印字手段による印字とは異なる色で別の文字、図形、記
    号などを被印字材表面に印字するための第2の印字手段
    を含む2色プリンタであって、 前記第1の印字手段は、前記被印字材表面に有間隔に対
    向して設けられインクを前記被印字材表面へ飛翔させて
    印字するインクジェットノズルと、前記インクを貯留し
    て前記インクジェットノズルへ前記インクを供給するた
    めのインクカートリッジとを含み、 前記第2の印字手段は、感熱転写リボンを移送するため
    のリボン移送手段と、リボン移送手段によって転写位置
    へ移送された感熱転写リボンを被印字材との間で挟んで
    被印字材に接触させるとともに、印字するべき部分だけ
    を加熱して感熱転写リボンの一部を加熱溶融して被印字
    材に転写させるためのサーマルヘッドとを含む、2色プ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 基材、 前記基材上にインクジェット方式により形成される第1
    の印字層、および前記基材上に前記第1の印字層とは別
    に感熱転写方式により形成される第2の印字層を含む、
    2色ラベル。
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