JPH10339155A - 過給機のオイル洩れ防止装置 - Google Patents
過給機のオイル洩れ防止装置Info
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- JPH10339155A JPH10339155A JP15262797A JP15262797A JPH10339155A JP H10339155 A JPH10339155 A JP H10339155A JP 15262797 A JP15262797 A JP 15262797A JP 15262797 A JP15262797 A JP 15262797A JP H10339155 A JPH10339155 A JP H10339155A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ターボチャージャのような過給機において、
ベアリングハウジング側からコンプレッサハウジング側
へ洩れ出るオイルを確実にシールすること。 【解決手段】 従来から、シャフト4に取り付けられて
回転するカラー14に鍔部20を形成して、シャフト4
を伝って来るオイルをシール室16内へ振り飛ばすと共
に、カラー14に形成した環状の溝19に対向するシー
ルリング18をリテーナ12の中心筒部17の内面に取
り付けることにより、オイルが軸方向に伝わるのを防止
しているが、鍔部20の回転によってシール室16内の
空気に旋回流が生じて、その旋回流の誘引作用によりオ
イルがシール室16の中心部分に向かう傾向が生じ、そ
れによってオイル洩れを起こすので、中心筒部17にオ
ーバラップ部33を形成して空気の旋回流だけを抑制す
る。別の実施形態として、シール室16内に概ね半径方
向に隔壁を設けることもできる。
ベアリングハウジング側からコンプレッサハウジング側
へ洩れ出るオイルを確実にシールすること。 【解決手段】 従来から、シャフト4に取り付けられて
回転するカラー14に鍔部20を形成して、シャフト4
を伝って来るオイルをシール室16内へ振り飛ばすと共
に、カラー14に形成した環状の溝19に対向するシー
ルリング18をリテーナ12の中心筒部17の内面に取
り付けることにより、オイルが軸方向に伝わるのを防止
しているが、鍔部20の回転によってシール室16内の
空気に旋回流が生じて、その旋回流の誘引作用によりオ
イルがシール室16の中心部分に向かう傾向が生じ、そ
れによってオイル洩れを起こすので、中心筒部17にオ
ーバラップ部33を形成して空気の旋回流だけを抑制す
る。別の実施形態として、シール室16内に概ね半径方
向に隔壁を設けることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用のター
ボチャージャのような高速回転をする過給機において、
吸気を加圧するコンプレッサのシャフトに設けられたオ
イルシール部から潤滑用のオイルが洩れ出るのを防止す
る装置に関する。
ボチャージャのような高速回転をする過給機において、
吸気を加圧するコンプレッサのシャフトに設けられたオ
イルシール部から潤滑用のオイルが洩れ出るのを防止す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボチャージャの一般的な構造を図7
に示す。コンプレッサハウジング1とタービンハウジン
グ2とを接続するベアリングハウジング3内に、シャフ
ト4をベアリング5に装着した状態で配置し、シャフト
4がベアリングハウジング3内で高速回転をすることが
できるようにする。シャフト4の一端にはコンプレッサ
ハウジング1内に納まるようにインペラ6がナット7に
よって取り付けられると共に、他端にはタービンハウジ
ング2内に納まるようにタービンロータ8が接続され
る。
に示す。コンプレッサハウジング1とタービンハウジン
グ2とを接続するベアリングハウジング3内に、シャフ
ト4をベアリング5に装着した状態で配置し、シャフト
4がベアリングハウジング3内で高速回転をすることが
できるようにする。シャフト4の一端にはコンプレッサ
ハウジング1内に納まるようにインペラ6がナット7に
よって取り付けられると共に、他端にはタービンハウジ
ング2内に納まるようにタービンロータ8が接続され
る。
【0003】シャフト4のコンプレッサハウジング1側
には、スラストブッシュ9がシャフト4と共に回転する
ように取り付けられ、ベアリングハウジング3に図示し
ないピンによって固定されたスラストベアリング10の
給油孔11から、スラストブッシュ9内へオイルが供給
される。スラストベアリング10はリテーナ12を介し
てスナップリング13によって軸方向に固定される。ス
ラストベアリング10を潤滑した後のオイルがインペラ
6側へ洩れ出ないように、シャフト4にはそれと一体に
なって回転するカラー14がリテーナ12によって覆わ
れる部分に取り付けられる。リテーナ12の内部にはス
ラストベアリング10と概ね平行にデフレクタ15が固
定され、それによって、リテーナ12の内部にシール室
16と呼ぶ空間が区画形成される。
には、スラストブッシュ9がシャフト4と共に回転する
ように取り付けられ、ベアリングハウジング3に図示し
ないピンによって固定されたスラストベアリング10の
給油孔11から、スラストブッシュ9内へオイルが供給
される。スラストベアリング10はリテーナ12を介し
てスナップリング13によって軸方向に固定される。ス
ラストベアリング10を潤滑した後のオイルがインペラ
6側へ洩れ出ないように、シャフト4にはそれと一体に
なって回転するカラー14がリテーナ12によって覆わ
れる部分に取り付けられる。リテーナ12の内部にはス
ラストベアリング10と概ね平行にデフレクタ15が固
定され、それによって、リテーナ12の内部にシール室
16と呼ぶ空間が区画形成される。
【0004】シャフト4に取り付けられたカラー14の
外周の一部を小さな間隙をおいて覆うように、ハウジン
グ側に固定されているリテーナ12の中央には中心筒部
17が形成されており、この中心筒部17の一部には更
に内側に向かって突出するシールリング18が取り付け
られている。このシールリング18は、カラー14に形
成された環状の溝19の中に挿入されて、環状の溝19
の各面との間に小さな間隙を残して接触しないようにリ
テーナ12によって支持されている。
外周の一部を小さな間隙をおいて覆うように、ハウジン
グ側に固定されているリテーナ12の中央には中心筒部
17が形成されており、この中心筒部17の一部には更
に内側に向かって突出するシールリング18が取り付け
られている。このシールリング18は、カラー14に形
成された環状の溝19の中に挿入されて、環状の溝19
の各面との間に小さな間隙を残して接触しないようにリ
テーナ12によって支持されている。
【0005】スラストブッシュ9とスラストベアリング
10との間を潤滑した後のオイルの一部は、ハウジング
側に固定されたデフレクタ15と、シャフト4と共に回
転するカラー14との間に形成された隙間を通って軸方
向にシール室16へ流入するが、そのオイルが直接にシ
ールリング18とカラー14の環状の溝19との隙間へ
流入しないように、図9にも明示したように、カラー1
4の環状の溝19よりもスラストベアリング10寄りの
部分には鍔部20が形成されている。そして、デフレク
タ15の下部はオイル案内用の舌片21となっていて、
リテーナ12との間にオイル排出口22を形成してお
り、オイル排出口22はベアリング5やスラストベアリ
ング10の下部に形成された潤滑室23に合流してい
る。
10との間を潤滑した後のオイルの一部は、ハウジング
側に固定されたデフレクタ15と、シャフト4と共に回
転するカラー14との間に形成された隙間を通って軸方
向にシール室16へ流入するが、そのオイルが直接にシ
ールリング18とカラー14の環状の溝19との隙間へ
流入しないように、図9にも明示したように、カラー1
4の環状の溝19よりもスラストベアリング10寄りの
部分には鍔部20が形成されている。そして、デフレク
タ15の下部はオイル案内用の舌片21となっていて、
リテーナ12との間にオイル排出口22を形成してお
り、オイル排出口22はベアリング5やスラストベアリ
ング10の下部に形成された潤滑室23に合流してい
る。
【0006】従って、前記オイルの一部は鍔部20の潤
滑室23側の側面24に対し粘性によって付着して連れ
回りをすることにより遠心力を与えられて、図10中に
矢印31によって示したように、鍔部20の側面24か
ら半径方向に振り飛ばされるので、オイルが軸方向に環
状の溝19まで伝って行くことは阻止される。また、カ
ラー14の鍔部20によって振り飛ばされたオイルは、
リテーナ12の外周壁28によって受け止められ、重力
によって外周壁28に沿って流下することによりオイル
排出口22に集められて、ベアリング5やスラストベア
リング10を潤滑してから潤滑室23へ落ちるドレンオ
イルと合流して図示しないオイル溜へ戻る。(従来技術
については特開昭55−1017130号公報、又は特
開平6−317171号公報等を参照。)
滑室23側の側面24に対し粘性によって付着して連れ
回りをすることにより遠心力を与えられて、図10中に
矢印31によって示したように、鍔部20の側面24か
ら半径方向に振り飛ばされるので、オイルが軸方向に環
状の溝19まで伝って行くことは阻止される。また、カ
ラー14の鍔部20によって振り飛ばされたオイルは、
リテーナ12の外周壁28によって受け止められ、重力
によって外周壁28に沿って流下することによりオイル
排出口22に集められて、ベアリング5やスラストベア
リング10を潤滑してから潤滑室23へ落ちるドレンオ
イルと合流して図示しないオイル溜へ戻る。(従来技術
については特開昭55−1017130号公報、又は特
開平6−317171号公報等を参照。)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ターボチャージャにおいてもカラー14に設けられてい
る鍔部20は、オイルが軸方向に伝って来たときに、潤
滑室23側の側面24にオイルを粘性によって付着させ
て連れ回りをさせ、遠心力を発生させて振り飛ばすこと
により、更に軸方向に環状の溝19の方へオイルが伝っ
て行くのを阻止しようとするものであるが、図10に示
したように、鍔部20の外周面25とインペラ6側の側
面26は、それに接触するシール室16内の空気に対し
て、側面24がオイルに対してするのと同様な作用をす
るので、空気は粘性によって鍔部20の外周面25とイ
ンペラ6側の側面26に付着して連れ回りをする。しか
し、空気はオイルに較べて単位体積の質量が小さいの
で、半径方向に振り飛ばされるような運動成分はあまり
発生せず、図10に矢印27によって示したように、連
れ回りによって直接に生じるところの、シャフト4の回
転方向(矢印29)と同じ回転方向の旋回流の運動成分
の方が強く生じる。
ターボチャージャにおいてもカラー14に設けられてい
る鍔部20は、オイルが軸方向に伝って来たときに、潤
滑室23側の側面24にオイルを粘性によって付着させ
て連れ回りをさせ、遠心力を発生させて振り飛ばすこと
により、更に軸方向に環状の溝19の方へオイルが伝っ
て行くのを阻止しようとするものであるが、図10に示
したように、鍔部20の外周面25とインペラ6側の側
面26は、それに接触するシール室16内の空気に対し
て、側面24がオイルに対してするのと同様な作用をす
るので、空気は粘性によって鍔部20の外周面25とイ
ンペラ6側の側面26に付着して連れ回りをする。しか
し、空気はオイルに較べて単位体積の質量が小さいの
で、半径方向に振り飛ばされるような運動成分はあまり
発生せず、図10に矢印27によって示したように、連
れ回りによって直接に生じるところの、シャフト4の回
転方向(矢印29)と同じ回転方向の旋回流の運動成分
の方が強く生じる。
【0008】図10に示したように、鍔部20の回転に
よってシール室16内に生じる空気の旋回流27は、カ
ラー14の鍔部20によって振り飛ばされたオイルがリ
テーナ12の外周壁28に付着した後に、重力によって
オイル排出口22の方へ流下しようとするのを多少とも
妨げる作用をする。即ち、外周壁28に付着したオイル
は空気の旋回流27によって誘引され、オイル排出口2
2へ流出しないで、外周壁28の内面に沿って旋回流2
7と同じ回転方向に流動しようとするために、そのオイ
ルに重力の作用が加わることにより、シール室16の下
部には図10中に参照符号30によって示したような形
のオイルの滞留部が生じる。
よってシール室16内に生じる空気の旋回流27は、カ
ラー14の鍔部20によって振り飛ばされたオイルがリ
テーナ12の外周壁28に付着した後に、重力によって
オイル排出口22の方へ流下しようとするのを多少とも
妨げる作用をする。即ち、外周壁28に付着したオイル
は空気の旋回流27によって誘引され、オイル排出口2
2へ流出しないで、外周壁28の内面に沿って旋回流2
7と同じ回転方向に流動しようとするために、そのオイ
ルに重力の作用が加わることにより、シール室16の下
部には図10中に参照符号30によって示したような形
のオイルの滞留部が生じる。
【0009】シール室16内に空気の旋回流27が生じ
ることによって、シール室16では外周部分の圧力より
もカラー14の近傍の中心部分の圧力の方が低くなるの
で、外周壁28に付着したオイルがオイル排出口22へ
流出しないで、リテーナ12の壁面伝いに中心部分のカ
ラー14の方向へ、それも環状の溝19の方向へ流れよ
うとする傾向が生じる。そのため、図10に示したよう
な厚いオイルの滞留部30が生じたときは、滞留部30
のうちでもシール室16の中心部分に最も近いところか
ら、破線の矢印32によって示したような中心部分に向
かうオイルの流れも生じるようになる。
ることによって、シール室16では外周部分の圧力より
もカラー14の近傍の中心部分の圧力の方が低くなるの
で、外周壁28に付着したオイルがオイル排出口22へ
流出しないで、リテーナ12の壁面伝いに中心部分のカ
ラー14の方向へ、それも環状の溝19の方向へ流れよ
うとする傾向が生じる。そのため、図10に示したよう
な厚いオイルの滞留部30が生じたときは、滞留部30
のうちでもシール室16の中心部分に最も近いところか
ら、破線の矢印32によって示したような中心部分に向
かうオイルの流れも生じるようになる。
【0010】シール室16内における空気の旋回流27
は、シャフト4の回転数が高くなるほど強くなるので、
シャフト4が高速回転する状態、即ち、このターボチャ
ージャによって過給を受ける図示しない内燃機関の高負
荷時においては、前述のような理由でシール室16の中
心部分に向かって流れてカラー14の環状の溝19付近
に滞留するオイルの量が増加する。このようにして環状
の溝19の付近に溜まったオイルは、運転中にインペラ
6の背面の圧力がシール室16の中心部分の圧力よりも
低くなったときに、環状の溝19とシールリング18と
の隙間を通ってコンプレッサハウジング1内へ洩れ出て
内燃機関に吸入され、燃焼室において一部は燃焼する
が、オイルは一般に難燃性であるから大部分は燃えない
で排気ガスと共に大気中へ放出されるので、そのオイル
が大気汚染の原因になるだけでなくターボチャージャに
おいてはオイルの欠乏を来すことになる。
は、シャフト4の回転数が高くなるほど強くなるので、
シャフト4が高速回転する状態、即ち、このターボチャ
ージャによって過給を受ける図示しない内燃機関の高負
荷時においては、前述のような理由でシール室16の中
心部分に向かって流れてカラー14の環状の溝19付近
に滞留するオイルの量が増加する。このようにして環状
の溝19の付近に溜まったオイルは、運転中にインペラ
6の背面の圧力がシール室16の中心部分の圧力よりも
低くなったときに、環状の溝19とシールリング18と
の隙間を通ってコンプレッサハウジング1内へ洩れ出て
内燃機関に吸入され、燃焼室において一部は燃焼する
が、オイルは一般に難燃性であるから大部分は燃えない
で排気ガスと共に大気中へ放出されるので、そのオイル
が大気汚染の原因になるだけでなくターボチャージャに
おいてはオイルの欠乏を来すことになる。
【0011】本発明は、従来技術における前述のような
問題に対処して、ターボチャージャのような過給機にお
いて、ベアリングハウジングとコンプレッサハウジング
との境界部分のシャフトに設けられたカラーの鍔部がオ
イルを振り飛ばす所謂「飛散作用」を妨げることなし
に、カラーに設けられた環状の溝と協働するシールリン
グの付近へオイルが侵入するのを防止することができ、
それによってベアリングハウジング内にある潤滑用のオ
イルが、コンプレッサハウジングとの境界部分からコン
プレッサ側へ洩れ出るのを確実に防止することができる
ような、改良された過給機のオイル洩れ防止装置を提供
することを目的としている。
問題に対処して、ターボチャージャのような過給機にお
いて、ベアリングハウジングとコンプレッサハウジング
との境界部分のシャフトに設けられたカラーの鍔部がオ
イルを振り飛ばす所謂「飛散作用」を妨げることなし
に、カラーに設けられた環状の溝と協働するシールリン
グの付近へオイルが侵入するのを防止することができ、
それによってベアリングハウジング内にある潤滑用のオ
イルが、コンプレッサハウジングとの境界部分からコン
プレッサ側へ洩れ出るのを確実に防止することができる
ような、改良された過給機のオイル洩れ防止装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された過給機のオイル洩れ防止装置を提供する。
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された過給機のオイル洩れ防止装置を提供する。
【0013】請求項1に記載されたオイル洩れ防止装置
においては、特にシール室の内部における空気の旋回流
を抑制するために、リテーナの中心筒部の軸方向の先端
に、カラーの鍔部に近接して実質的にそれを覆うオーバ
ラップ部を具えているので、オーバラップ部は近接した
位置において鍔部を覆って、鍔部の外周面やコンプレッ
サハウジング側の側面がシール室内の空気と接触するの
を制限する。従って、鍔部が空気を連れ回りさせて旋回
流を生じさせることが防止される。このようにして空気
の旋回流が抑制されるため、ベアリングハウジング側か
らシャフトを伝って来たオイルが鍔部の潤滑室側の端面
によって振り飛ばされるときに、それが旋回流によって
シール室の中心部分に向かって流れることがなく、シー
ルリングを超えてオイルがコンプレッサハウジング側へ
洩れ出ることが防止される。
においては、特にシール室の内部における空気の旋回流
を抑制するために、リテーナの中心筒部の軸方向の先端
に、カラーの鍔部に近接して実質的にそれを覆うオーバ
ラップ部を具えているので、オーバラップ部は近接した
位置において鍔部を覆って、鍔部の外周面やコンプレッ
サハウジング側の側面がシール室内の空気と接触するの
を制限する。従って、鍔部が空気を連れ回りさせて旋回
流を生じさせることが防止される。このようにして空気
の旋回流が抑制されるため、ベアリングハウジング側か
らシャフトを伝って来たオイルが鍔部の潤滑室側の端面
によって振り飛ばされるときに、それが旋回流によって
シール室の中心部分に向かって流れることがなく、シー
ルリングを超えてオイルがコンプレッサハウジング側へ
洩れ出ることが防止される。
【0014】この場合、オーバラップ部が鍔部の外周面
に対向する位置に、軸方向の先端面に向かって縮径或い
は拡径するテーパー状の内周面を具えていてもよく、そ
れによってオーバラップ部と鍔部の間隔を、それらが接
触しない状態で更に近接させることが可能になるから、
オーバラップ部による旋回流の発生抑止効果が更に強く
なり、ひいてはオイル洩れ防止効果が高くなる。オーバ
ラップ部の軸方向の先端面は鍔部の潤滑室側の側面を超
えない程度、好ましくは同じ面上に揃うようにするのが
よく、それによってオーバラップ部の旋回流抑止効果を
高く維持しながら、鍔部によってオイルを十分に飛散さ
せることができる。
に対向する位置に、軸方向の先端面に向かって縮径或い
は拡径するテーパー状の内周面を具えていてもよく、そ
れによってオーバラップ部と鍔部の間隔を、それらが接
触しない状態で更に近接させることが可能になるから、
オーバラップ部による旋回流の発生抑止効果が更に強く
なり、ひいてはオイル洩れ防止効果が高くなる。オーバ
ラップ部の軸方向の先端面は鍔部の潤滑室側の側面を超
えない程度、好ましくは同じ面上に揃うようにするのが
よく、それによってオーバラップ部の旋回流抑止効果を
高く維持しながら、鍔部によってオイルを十分に飛散さ
せることができる。
【0015】請求項5に記載されたオイル洩れ防止装置
においては、特に、シール室内に中心部分から外周方向
に向かって1個以上の隔壁を取り付けた点に特徴があ
る。隔壁は直接にシール室内における空気の旋回流を抑
制するが、それだけではなく、鍔部によって振り飛ばさ
れたオイルがシール室の中心部分の方へ戻らないように
案内する作用をする。より具体的に、隔壁は、それに衝
突する空気の旋回流及び振り飛ばされたオイルをシール
室の外周方向へそらすように、シール室の半径方向に対
して傾斜しているのがよく、更に、それに衝突するオイ
ルを通過させるために、外周側においてリテーナの外周
壁の内面との間に通路を形成していることが望ましい。
このようにして空気の旋回流が抑制されるため、オイル
が旋回流によってシール室の中心部分に向かって流れる
のが阻止され、シールリングを超えてオイルがコンプレ
ッサハウジング側へ洩れ出ることが防止される。
においては、特に、シール室内に中心部分から外周方向
に向かって1個以上の隔壁を取り付けた点に特徴があ
る。隔壁は直接にシール室内における空気の旋回流を抑
制するが、それだけではなく、鍔部によって振り飛ばさ
れたオイルがシール室の中心部分の方へ戻らないように
案内する作用をする。より具体的に、隔壁は、それに衝
突する空気の旋回流及び振り飛ばされたオイルをシール
室の外周方向へそらすように、シール室の半径方向に対
して傾斜しているのがよく、更に、それに衝突するオイ
ルを通過させるために、外周側においてリテーナの外周
壁の内面との間に通路を形成していることが望ましい。
このようにして空気の旋回流が抑制されるため、オイル
が旋回流によってシール室の中心部分に向かって流れる
のが阻止され、シールリングを超えてオイルがコンプレ
ッサハウジング側へ洩れ出ることが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による過給機のオイル洩れ
防止装置の第1実施形態の要部を図1に基づいて説明す
る。このオイル洩れ防止装置は、従来技術として先に説
明した図7に示すようなターボチャージャにおけるコン
プレッサハウジング1とベアリングハウジング3の境界
部分において、図8から図10に示したような従来のオ
イル洩れ防止装置、即ち、シャフト4に取り付けられた
カラー14に形成されている鍔部20と、鍔部20によ
って振り飛ばされるオイルを受け止めるためにリテーナ
12及びデフレクタ15によって構成されたシール室1
6と、やはりカラー14に形成された環状の溝19と、
それと協働するようにリテーナ12側に設けられたシー
ルリング18とからなるオイル洩れ防止装置の代わりに
用いられるものであるから、従来技術におけるものと実
質的に同じ構成部分については、本発明の実施形態にお
いても同じ参照符号を付すことによって、重複する詳細
な説明を省略することにする。
防止装置の第1実施形態の要部を図1に基づいて説明す
る。このオイル洩れ防止装置は、従来技術として先に説
明した図7に示すようなターボチャージャにおけるコン
プレッサハウジング1とベアリングハウジング3の境界
部分において、図8から図10に示したような従来のオ
イル洩れ防止装置、即ち、シャフト4に取り付けられた
カラー14に形成されている鍔部20と、鍔部20によ
って振り飛ばされるオイルを受け止めるためにリテーナ
12及びデフレクタ15によって構成されたシール室1
6と、やはりカラー14に形成された環状の溝19と、
それと協働するようにリテーナ12側に設けられたシー
ルリング18とからなるオイル洩れ防止装置の代わりに
用いられるものであるから、従来技術におけるものと実
質的に同じ構成部分については、本発明の実施形態にお
いても同じ参照符号を付すことによって、重複する詳細
な説明を省略することにする。
【0017】図1に示す第1実施形態の特徴として、リ
テーナ12の中心筒部17の先端が図9に示した従来例
よりも軸方向に長く延びて、カラー14の鍔部20に近
接してそれを丁度全部覆うような形の薄肉のオーバラッ
プ部33を一体に形成していることである。言うまでも
なく、オーバラップ部33は中心筒部17とは別体のも
のとして製作し、中心筒部17の先端に溶接等の方法で
取り付けてもよい。オーバラップ部33の先端面34は
鍔部20の潤滑室23側の側面24を超えないように、
しかし、オーバラップ部33が鍔部20のインペラ6側
の側面26と外周面25を実質的に完全に覆うことがで
きるように、オーバラップ部33が軸方向に突出する長
さを定めて、オーバラップ部33が鍔部20の回転によ
る側面24のオイルの飛散作用を妨げないようにする。
テーナ12の中心筒部17の先端が図9に示した従来例
よりも軸方向に長く延びて、カラー14の鍔部20に近
接してそれを丁度全部覆うような形の薄肉のオーバラッ
プ部33を一体に形成していることである。言うまでも
なく、オーバラップ部33は中心筒部17とは別体のも
のとして製作し、中心筒部17の先端に溶接等の方法で
取り付けてもよい。オーバラップ部33の先端面34は
鍔部20の潤滑室23側の側面24を超えないように、
しかし、オーバラップ部33が鍔部20のインペラ6側
の側面26と外周面25を実質的に完全に覆うことがで
きるように、オーバラップ部33が軸方向に突出する長
さを定めて、オーバラップ部33が鍔部20の回転によ
る側面24のオイルの飛散作用を妨げないようにする。
【0018】第1実施形態においては、このようにリテ
ーナ12の中心筒部17の延長としてオーバラップ部3
3を設けるので、鍔部20の回転によるオイルの飛散作
用は従来のものと同様に行われて、シャフト4に沿って
軸方向にベアリングハウジング3側からコンプレッサハ
ウジング1側へ伝わるオイルを振り飛ばし、リテーナ1
2の外周壁28によってオイルを集めて、重力によって
流下させることにより何の支障もなくオイル排出口22
から排出させることができる。それと同時に、鍔部20
の外周面25やインペラ6側の側面26は、シール室1
6内の空気を旋回させようとするが、それらの部分がオ
ーバラップ部33によって覆われて、内部にきわめて小
さな空間が形成されているに過ぎないので、実質的に空
気の旋回流と呼び得るようなものは発生しない。従っ
て、空気の旋回流による誘引作用によってオイルがシー
ル室16の中心部分に集まったり、そのオイルがシール
リング18の部分からコンプレッサハウジング1側へ洩
れ出るようなこともない。
ーナ12の中心筒部17の延長としてオーバラップ部3
3を設けるので、鍔部20の回転によるオイルの飛散作
用は従来のものと同様に行われて、シャフト4に沿って
軸方向にベアリングハウジング3側からコンプレッサハ
ウジング1側へ伝わるオイルを振り飛ばし、リテーナ1
2の外周壁28によってオイルを集めて、重力によって
流下させることにより何の支障もなくオイル排出口22
から排出させることができる。それと同時に、鍔部20
の外周面25やインペラ6側の側面26は、シール室1
6内の空気を旋回させようとするが、それらの部分がオ
ーバラップ部33によって覆われて、内部にきわめて小
さな空間が形成されているに過ぎないので、実質的に空
気の旋回流と呼び得るようなものは発生しない。従っ
て、空気の旋回流による誘引作用によってオイルがシー
ル室16の中心部分に集まったり、そのオイルがシール
リング18の部分からコンプレッサハウジング1側へ洩
れ出るようなこともない。
【0019】図2は、図1によって説明した第1実施形
態の変形例としての第2実施形態のオイル洩れ防止装置
の要部を示したものである。鍔部20の外周面25とオ
ーバラップ部33の内周面35との間の隙間が狭いほ
ど、そこに空気の旋回流が発生してもシール室16内の
オイルの流れに及ぼす影響が小さくなるので、図2に示
す第2実施形態においては、オーバラップ部33の内周
面35を先端に向かって縮径するテーパー面として形成
することにより、オーバラップ部33の先端と鍔部20
が接触しない程度に、シール室16に対する鍔部20の
外周面25とオーバラップ部33の内周面35との隙間
の開口面積を小さくしている点に特徴がある。これによ
って、第2実施形態のオイル洩れ防止装置は、第1実施
形態のそれよりも更に高いオイル洩れ防止効果を奏す
る。
態の変形例としての第2実施形態のオイル洩れ防止装置
の要部を示したものである。鍔部20の外周面25とオ
ーバラップ部33の内周面35との間の隙間が狭いほ
ど、そこに空気の旋回流が発生してもシール室16内の
オイルの流れに及ぼす影響が小さくなるので、図2に示
す第2実施形態においては、オーバラップ部33の内周
面35を先端に向かって縮径するテーパー面として形成
することにより、オーバラップ部33の先端と鍔部20
が接触しない程度に、シール室16に対する鍔部20の
外周面25とオーバラップ部33の内周面35との隙間
の開口面積を小さくしている点に特徴がある。これによ
って、第2実施形態のオイル洩れ防止装置は、第1実施
形態のそれよりも更に高いオイル洩れ防止効果を奏す
る。
【0020】図3は、やはり第1実施形態の変形例とし
ての第3実施形態のオイル洩れ防止装置の要部を示すも
ので、第2実施形態のそれと異なる点は、オーバラップ
部33の内周面36が、先端に向かって拡径するテーパ
ー面として形成していることである。このようにするこ
とで、鋳造によってオーバーラップ部33をリテーナ1
2と一体のものとして製作するときに、オーバーラップ
部33が鋳型を抜く方向に拡がっているので製作が容易
になる。
ての第3実施形態のオイル洩れ防止装置の要部を示すも
ので、第2実施形態のそれと異なる点は、オーバラップ
部33の内周面36が、先端に向かって拡径するテーパ
ー面として形成していることである。このようにするこ
とで、鋳造によってオーバーラップ部33をリテーナ1
2と一体のものとして製作するときに、オーバーラップ
部33が鋳型を抜く方向に拡がっているので製作が容易
になる。
【0021】図4から図6は本発明の第4実施形態とし
てのオイル洩れ防止装置の構造と、その作動を示したも
のである。図4又は図5から明らかなように、第4実施
形態においては第1実施形態から第3実施形態のオイル
洩れ防止装置とは異なって、リテーナ12とデフレクタ
15によって形成されたシール室16内に、半径方向と
は僅かに異なる方向の1個以上の隔壁37を設けている
点に特徴がある。図5の断面図においてシャフト4の回
転方向が矢印29によって示す方向であれば、隔壁37
を唯1個だけ設ける場合には、図5に示したように隔壁
37をY軸とX軸によって区画される右下の第2象限の
領域に設けるのが最も適当で、それに次ぐものは右上の
第1象限の領域に設ける場合である。しかし、本発明を
実施する場合には、図5における左下の第3象限や、左
上の第4象限の領域に隔壁37を設けることもあり得
る。なお、図4は第1象限又は第4象限に設けた場合を
例示している。
てのオイル洩れ防止装置の構造と、その作動を示したも
のである。図4又は図5から明らかなように、第4実施
形態においては第1実施形態から第3実施形態のオイル
洩れ防止装置とは異なって、リテーナ12とデフレクタ
15によって形成されたシール室16内に、半径方向と
は僅かに異なる方向の1個以上の隔壁37を設けている
点に特徴がある。図5の断面図においてシャフト4の回
転方向が矢印29によって示す方向であれば、隔壁37
を唯1個だけ設ける場合には、図5に示したように隔壁
37をY軸とX軸によって区画される右下の第2象限の
領域に設けるのが最も適当で、それに次ぐものは右上の
第1象限の領域に設ける場合である。しかし、本発明を
実施する場合には、図5における左下の第3象限や、左
上の第4象限の領域に隔壁37を設けることもあり得
る。なお、図4は第1象限又は第4象限に設けた場合を
例示している。
【0022】半径方向に近い方向に隔壁37を設けた第
1の目的は、前述のように鍔部20の回転によってシー
ル室16内に生じる空気の旋回流を強制的に抑止するこ
とにあるが、それだけではなく、第2の目的として、鍔
部20によってオイルが振り飛ばされて空気の旋回流と
共に隔壁37に当たるときに、そのオイルと空気の旋回
流を可及的に外周方向へ、それもシール室16の下方へ
そらして、オイルはオイル排出口22(図7及び図8参
照)の方へ導くことにより、オイルがシール室16の中
心部分へ近づくのを阻止することにある。
1の目的は、前述のように鍔部20の回転によってシー
ル室16内に生じる空気の旋回流を強制的に抑止するこ
とにあるが、それだけではなく、第2の目的として、鍔
部20によってオイルが振り飛ばされて空気の旋回流と
共に隔壁37に当たるときに、そのオイルと空気の旋回
流を可及的に外周方向へ、それもシール室16の下方へ
そらして、オイルはオイル排出口22(図7及び図8参
照)の方へ導くことにより、オイルがシール室16の中
心部分へ近づくのを阻止することにある。
【0023】従って、隔壁37は、図5や図6に示すよ
うに、シール室16の半径方向に位置決めされておら
ず、それに衝突するオイルや空気の旋回流をシール室1
6の外周方向へそらすために半径方向に対して若干の角
度だけ傾斜している。隔壁37は、鍔部20の回転によ
ってオイルの飛散作用と同時に生じる空気の旋回流が隔
壁37に当たる方向(入射方向)、即ち、旋回流の流線
が当たる点におけるシャフト4を中心とする円に対する
接線方向を示す矢印38が、隔壁37の法線39よりも
シール室16の内周側となるようにするのがよい。それ
によって、空気の旋回流やその流れに乗って隔壁37に
当たるオイルは中心方向42に向かうことがなく、外周
方向43へそらされるので、中心部分のシールリング1
8等へオイルが回るのを防止することができる。
うに、シール室16の半径方向に位置決めされておら
ず、それに衝突するオイルや空気の旋回流をシール室1
6の外周方向へそらすために半径方向に対して若干の角
度だけ傾斜している。隔壁37は、鍔部20の回転によ
ってオイルの飛散作用と同時に生じる空気の旋回流が隔
壁37に当たる方向(入射方向)、即ち、旋回流の流線
が当たる点におけるシャフト4を中心とする円に対する
接線方向を示す矢印38が、隔壁37の法線39よりも
シール室16の内周側となるようにするのがよい。それ
によって、空気の旋回流やその流れに乗って隔壁37に
当たるオイルは中心方向42に向かうことがなく、外周
方向43へそらされるので、中心部分のシールリング1
8等へオイルが回るのを防止することができる。
【0024】この場合、図から明らかなように、少なく
とも隔壁37の外周側には、リテーナ12の外周壁28
との間にオイルを通過させる通路40を設けるのがよ
い。通路40は鍔部20によって振り飛ばされたオイル
が外周壁28に付着した後に、重力によって外周壁28
伝いにオイル排出口22の方へ流下するのを許すための
ものである。それにより、隔壁37を設けたことによっ
て外周壁28の内面にオイルが停滞するのを防止するこ
とができる。
とも隔壁37の外周側には、リテーナ12の外周壁28
との間にオイルを通過させる通路40を設けるのがよ
い。通路40は鍔部20によって振り飛ばされたオイル
が外周壁28に付着した後に、重力によって外周壁28
伝いにオイル排出口22の方へ流下するのを許すための
ものである。それにより、隔壁37を設けたことによっ
て外周壁28の内面にオイルが停滞するのを防止するこ
とができる。
【0025】このようにして、本発明の第4実施形態の
オイル洩れ防止装置は、隔壁37を設けることによって
空気の旋回流を抑制すると共に、中心部分のシールリン
グ18の付近へオイルが流入するのを阻止して、外部へ
のオイル洩れを防止することができる。
オイル洩れ防止装置は、隔壁37を設けることによって
空気の旋回流を抑制すると共に、中心部分のシールリン
グ18の付近へオイルが流入するのを阻止して、外部へ
のオイル洩れを防止することができる。
【図1】本発明の第1実施形態の要部の構造を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の要部の構造を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図3】本発明の第3実施形態の要部の構造を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明の第4実施形態の要部の構造を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図5】第4実施形態の要部の構造を示す横断側面図で
ある。
ある。
【図6】第4実施形態の作動を示す要部の横断側面図で
ある。
ある。
【図7】一般的なターボチャージャの全体構造を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
【図8】図7の一部を拡大して示す縦断正面図である。
【図9】従来例の要部の構造を示す縦断正面図である。
【図10】従来例の要部の作動を示すもので、図8のX
−X線における横断側面図である。
−X線における横断側面図である。
1…コンプレッサハウジング 3…ベアリングハウジング 4…シャフト 5…ベアリング 6…インペラ 10…スラストベアリング 11…給油孔 12…リテーナ 14…カラー 15…デフレクタ 16…シール室 17…リテーナ12に形成された中心筒部 18…中心筒部17に設けられたシールリング 19…カラー14に設けられた環状の溝 20…カラー14に設けられた鍔部 22…オイル排出口 23…潤滑室 24…鍔部20の潤滑室23側の側面 25…鍔部20の外周面 26…鍔部20のインペラ6側の側面 27…空気の旋回流を示す矢印 28…リテーナ12の外周壁 30…オイルの滞留部 33…オーバラップ部 34…オーバラップ部33の先端面 35,36…オーバラップ部33の内周面 37…隔壁 38…空気の旋回流が当たる方向(円の接線方向) 39…法線 40…通路
Claims (7)
- 【請求項1】 過給機のシャフトを支持するベアリング
部を潤滑するオイルが前記シャフト伝いにベアリングハ
ウジング側からコンプレッサハウジング側へ洩れ出るの
を阻止するために、前記ベアリングハウジングと前記コ
ンプレッサハウジングとの境界部分において前記シャフ
トに取り付けられて一体として回転するカラーと、前記
カラーの少なくとも一部を覆うシール室を形成するため
に前記ベアリングハウジング側に取り付けられたリテー
ナと、同じく前記ベアリングハウジング側に取り付けら
れたデフレクタと、前記ベアリングハウジング側から前
記コンプレッサハウジング側へ軸方向に伝って来たオイ
ルを半径方向に振り飛ばすために前記シール室内におい
て前記カラーに形成された鍔部と、同じく前記カラーに
形成された環状の溝と、前記カラーに形成された前記環
状の溝に対応して前記リテーナの中心筒部から内側へ突
出するように設けられたシールリングと、更に、前記シ
ール室の内部における空気の旋回流を抑制するために、
前記リテーナの前記中心筒部の軸方向の先端において前
記カラーの前記鍔部に近接して実質的にそれを覆うオー
バラップ部とを具えていることを特徴とする過給機のオ
イル洩れ防止装置。 - 【請求項2】 前記オーバラップ部が、その軸方向の先
端面に向かって縮径する内周面を、前記鍔部の外周面に
対向する位置に具えていることを特徴とする請求項1に
記載された過給機のオイル洩れ防止装置。 - 【請求項3】 前記オーバラップ部が、その軸方向の先
端面に向かって拡径する内周面を、前記鍔部の外周面に
対向する位置に具えていることを特徴とする請求項1に
記載された過給機のオイル洩れ防止装置。 - 【請求項4】 前記オーバラップ部の軸方向の先端面
が、前記鍔部の潤滑室側の側面を超えない程度の軸方向
の長さを有することを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載された過給機のオイル洩れ防止装置。 - 【請求項5】 過給機のシャフトを支持するベアリング
部を潤滑するオイルが前記シャフト伝いにベアリングハ
ウジング側からコンプレッサハウジング側へ洩れ出るの
を阻止するために、前記ベアリングハウジングと前記コ
ンプレッサハウジングとの境界部分において前記シャフ
トに取り付けられて一体として回転するカラーと、前記
カラーの少なくとも一部を覆うシール室を形成するため
に前記ベアリングハウジング側に取り付けられたリテー
ナと、同じく前記ベアリングハウジング側に取り付けら
れたデフレクタと、前記ベアリングハウジング側から前
記コンプレッサハウジング側へ軸方向に伝って来たオイ
ルを半径方向に振り飛ばすために前記シール室内におい
て前記カラーに形成された鍔部と、同じく前記カラーに
形成された環状の溝と、前記カラーに形成された前記環
状の溝に対応して前記リテーナの中心筒部から内側へ突
出するように設けられたシールリングと、更に、前記シ
ール室の内部における空気の旋回流を抑制するために、
前記シール室内において中心部分から外周方向に向かっ
て取り付けられた1個以上の隔壁とを具えていることを
特徴とする過給機のオイル洩れ防止装置。 - 【請求項6】 前記隔壁が、それに衝突する空気の旋回
流及び振り飛ばされたオイルを前記シール室の外周方向
へそらすように、前記シール室の半径方向に対して傾斜
していることを特徴とする請求項5に記載された過給機
のオイル洩れ防止装置。 - 【請求項7】 前記隔壁が、前記リテーナの外周壁に沿
って流れるオイルを通過させるために、少なくとも外周
側において前記リテーナの外周壁の内面との間に通路を
形成していることを特徴とする請求項5又は6のいずれ
かに記載された過給機のオイル洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15262797A JP3755965B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 過給機のオイル洩れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15262797A JP3755965B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 過給機のオイル洩れ防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10339155A true JPH10339155A (ja) | 1998-12-22 |
| JP3755965B2 JP3755965B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=15544527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15262797A Expired - Fee Related JP3755965B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 過給機のオイル洩れ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3755965B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040037773A (ko) * | 2002-10-30 | 2004-05-07 | 현대자동차주식회사 | 터보 차저의 오일 리크 방지장치 |
| JP2012026303A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 排気ターボ過給機における潤滑油の排出装置 |
| WO2013145078A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | トヨタ自動車 株式会社 | 排気タービン過給機 |
| WO2014014791A1 (en) * | 2012-07-15 | 2014-01-23 | Honeywell International Inc. | Turbocharger with lubricant deflector |
| JP2020051272A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | ターボチャージャ |
| US11293307B2 (en) | 2020-04-15 | 2022-04-05 | Raytheon Technologies Corporation | Partial arc gutter for gas turbine engine |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15262797A patent/JP3755965B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040037773A (ko) * | 2002-10-30 | 2004-05-07 | 현대자동차주식회사 | 터보 차저의 오일 리크 방지장치 |
| JP2012026303A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 排気ターボ過給機における潤滑油の排出装置 |
| WO2013145078A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | トヨタ自動車 株式会社 | 排気タービン過給機 |
| WO2014014791A1 (en) * | 2012-07-15 | 2014-01-23 | Honeywell International Inc. | Turbocharger with lubricant deflector |
| US9850911B2 (en) | 2012-07-15 | 2017-12-26 | Honeywell International Inc. | Turbocharger with lubricant deflector |
| JP2020051272A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | ターボチャージャ |
| US11293307B2 (en) | 2020-04-15 | 2022-04-05 | Raytheon Technologies Corporation | Partial arc gutter for gas turbine engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3755965B2 (ja) | 2006-03-15 |
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