JPH10340628A - 耐熱導体 - Google Patents

耐熱導体

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Publication number
JPH10340628A
JPH10340628A JP9148191A JP14819197A JPH10340628A JP H10340628 A JPH10340628 A JP H10340628A JP 9148191 A JP9148191 A JP 9148191A JP 14819197 A JP14819197 A JP 14819197A JP H10340628 A JPH10340628 A JP H10340628A
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JP
Japan
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plating layer
conductor
heat
thickness
conductivity
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9148191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Takahashi
保夫 高橋
Kenzo Takeuchi
健三 武内
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期使用に耐え得る安定した耐熱性および導
電性を示す耐熱導体を提供する。 【解決手段】 Cu導体の外周に、Crメッキ層および
Niメッキ層を順に設けて、Cu中にNiが拡散するこ
とを防止する。Crメッキ層の厚さは0.2〜2μm、
Niメッキ層の厚さは1〜5μmが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性と高導電性
を兼ね備えた耐熱絶縁電線用の耐熱導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、耐熱絶縁電線としてはたとえ
ばセラミック被膜線やガラス巻線などが知られており、
セラミック被膜線は、耐熱導体表面に熱分解法やゾルゲ
ル法などの塗布法、あるいはCVD法やPVD法などの
気相法によりセラミックコーティングを施して作製さ
れ、ガラス巻線は、耐熱導体にガラスやアルミナなどの
繊維を巻き付けて作製されている。
【0003】一般的な金属Cu導体は、高温において空
気中の酸素と反応し表面に酸化層が形成されることによ
って機械的特性が低下してしまうため、そのような高温
における機械的強度の低下が少ないものが、耐熱導体と
して使用されている。具体的には、Ag線、Ni線、ス
テンレス鋼(以下SUSと記す)線などのようにCu以
外の金属導体、あるいはNiメッキCu線、Niクラッ
ドCu線、SUSクラッドCu線などのように、Cuの
表面に酸素を遮断する層を形成するようにした導体が、
耐熱導体として例示される。
【0004】ところで近年、これら耐熱電線にはこれま
で以上に厳しい温度条件や電気特性が要求されるように
なり、400℃の高温でも機械的強度の低下が少ないと
いうすぐれた耐熱性とともに高い導電性を、長期に亘っ
て示すことが求められている。
【0005】しかしながら、上記した従来の耐熱導体に
よってでは、そのような要求が充分に満たされていると
はいえず、耐熱性と導電性のどちらかを用途に合わせて
犠牲にしているが現状である。
【0006】たとえば、上記した従来の耐熱導体のう
ち、Ag線はCu線よりも高い導電率を有しているが、
高温での長期使用では軟化して機械的強度が極端に低下
してしまうため、耐熱性に問題がある。Ni線やSUS
線は、400℃程度の高温においても表面に酸化層が生
じにくくすぐれた耐熱性を示すが、導電率はCu線より
も格段に低いため高導電率が要求される用途には不向き
である。SUSクラッドCu線は、大気中の酸素が最外
層のSUS層によって遮られて内側のCu層に達しない
ため、酸化層が生じるおそれもなく、400℃程度の温
度領域での長期使用においても導電率が変化しにくい。
しかしながらSUS層の厚さは、加工性の問題から数十
μm以下にすることは困難であり、そのような厚さのS
US層を備えることによって導電率はCu線に比べて低
くなってしまう。したがって高導電率が要求される用途
にはあまり適さない。
【0007】一方、NiメッキCu線やNiクラッドC
u線は、耐熱性もよく導電率もCu線に比べて低下も少
なく、耐熱絶縁電線用の耐熱導体として一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Niと
Cuとが接していると相互拡散が生じ易く、400℃以
上の温度で長期に亘って使用した場合には、Cu中にN
iが拡散することによる導電率の低下が起こる。さら
に、Cuの表面を覆っているNiがCu中に全て拡散す
るようなことが局所的にでも起これば、その部分のCu
は外気に触れるようになり酸素と反応してCuOやCu
2 Oのような酸化層が形成され、最悪の場合に導体の断
線や被膜剥離が生じる。このように、NiメッキCu線
やNiクラッドCu線は、耐熱性も導電性も良好ではあ
るが長期使用に耐え得るだけの信頼性には欠けるという
難点を有している。
【0009】このように従来の耐熱導体は一長一短であ
って、耐熱性、導電率および長期使用の信頼性の全てを
満足するものは、未だ得られていない。本発明は上記事
情から、従来の耐熱導体の難点を解消しようとして成さ
れたものであり、長期使用に耐え得る安定した耐熱性お
よび導電性を示す耐熱導体を提供することを、その目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の耐熱導体は、N
iの拡散を妨げるためにNiとCuとの間にバリアを設
けたものであり、Cu導体の外周に、Crメッキ層およ
びNiメッキ層を順に設けてなることを特徴としてい
る。
【0011】本発明においてCrメッキ層の厚さは、
0.2〜2μmであることが好ましく、0.2μmより
薄い場合には、メッキ膜が比較的粗い多孔質になり易
く、バリアとしての効果が不十分になるので、好ましく
ない。一方、Crメッキ層は非常に硬質のメッキ膜とな
り2μmを超えて厚い場合には高温下でクラックを生じ
易くなるので、やはり好ましくない。
【0012】本発明においてNiメッキ層は、耐熱層と
しての作用の他、Crメッキ層におけるクラック発生防
止の作用を有しており、その厚さは1〜5μmであるこ
とが好ましい。Niメッキ層の厚さが1μmより薄い場
合にはCrメッキ層に対するクラック防止効果が不十分
になり、5μmを超える場合にはNi自体の導電性が低
いため耐熱導体の導電性が低下するので、ともに好まし
くない。
【0013】本発明の耐熱導体は、Cu導体の外周表面
に電気メッキなど常法によって、Crメッキ層とNiメ
ッキ層を順に設けることにより、容易に得ることができ
る。電気メッキ法によればメッキ厚さの調整は容易であ
り、得られるメッキ層は多孔性ではあるが合金層を作ら
ないので可撓性に富む。Crメッキ層がNiメッキ層と
Cu導体との中間に入ることで、Ni/Cuの相互拡散
に対するバリア層の働きをする。なお、本発明において
Cu導体としてはとくに制限はないが、純度99.9%
以上の高導電率のものの使用が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下実施例にしたがって本発明の
詳細を説明する。
【0015】実施例1 外径0.5mmのCu素線に、厚さ1μmのCrメッキ
層と厚さ2μmのNiメッキ層を電気メッキにより形成
して、本発明の耐熱導体を得た。導電率を測定したとこ
ろ、同外径のCu素線を100%としたときの98%と
いう値を得た。
【0016】そして、この耐熱導体の高温における安定
性を調べるため、温度400℃の恒温槽中に1000時
間放置した後、取り出して導電率を測定したところ、変
化はみられず98%であった。さらに、425℃の恒温
槽中に1000時間放置した後、取り出して導電率を測
定したところ、やはり98%であった。そして450℃
の恒温槽中に1000時間放置した後、取り出して導電
率を測定したところ変化はみられず98%であった。
【0017】実施例2 Crメッキ層の厚さを2μmとした他は実施例1と同様
にして、本発明の耐熱導体を得た。その導電率は97%
であった。
【0018】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃、425℃、そして450℃の高温で10
00時間ずつ保持して導電率の変化を調べたところ、各
段階での導電率の変化はみられず、97%であった。
【0019】実施例3 Crメッキ層の厚さを2μm、Niメッキ層の厚さを5
μmとした他は実施例1と同様にして、本発明の耐熱導
体を得た。その導電率は95%であった。
【0020】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃、425℃、そして450℃の高温で10
00時間ずつ保持して導電率の変化を調べたところ、各
段階での導電率の変化はみられず、95%であった。
【0021】比較例1 CrメッキもNiメッキも施さない他は実施例1と同様
で、その導電率を100%として実施例の導電率を測定
した外径0.5mmのCu導体について、実施例と同様
の方法によって高温における安定性を調べようとしたと
ころ、加熱により酸化してしまったため測定不能であっ
た。
【0022】比較例2 Crメッキを施さずNiメッキ層の厚さを3μmとした
他は実施例1と同様にして、耐熱導体を得た。その導電
率は98%であった。
【0023】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃で1000時間保持して導電率の変化を調
べたところ、80%に低下した。さらに425℃で10
00時間保持しようとしたところ、NiがCu中に拡散
してしまったため測定を終了させた。
【0024】比較例3 Crメッキ層の厚さを0.1μm、Niメッキ層の厚さ
を3μmとした他は実施例1と同様にして、本発明の耐
熱導体を得た。その導電率は98%であった。
【0025】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃で1000時間保持して導電率の変化を調
べたところ、82%に低下した。さらに425℃で10
00時間保持しようとしたところ、NiがCu中に拡散
してしまったため測定を終了させた。
【0026】比較例4 Crメッキ層の厚さを5μm、Niメッキ層の厚さを3
μmとした他は実施例1と同様にして、本発明の耐熱導
体を得た。その導電率は97%であった。
【0027】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃で1000時間保持して導電率の変化を調
べたところ、65%に低下した。さらに425℃で10
00時間保持しようとしたところ、メッキ層にクラック
が入ってしまったため、測定を終了させた。
【0028】比較例5 外径0.5mmのCu素線に厚さ100μmのSUSク
ラッドを備えた耐熱導体について、導電率を測定したと
ころ50%という低い値であった。
【0029】そして、この耐熱導体を実施例1と同様に
して400℃、425℃、そして450℃の高温で10
00時間ずつ保持して導電率の変化を調べたところ、各
段階での導電率は50%のままで変化はみられなかっ
た。
【0030】これらの実施例および比較例の測定結果を
次の表1に示す。
【0031】
【表1】 表1からも明らかなように、Cu導体に適切な厚さでC
rメッキ層を設けた後Niメッキ層を設けることによっ
て、本発明の耐熱導体は、耐熱温度450℃以上、導電
率95%以上の特性を長期に亘って安定して示すことが
できた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長期使用に耐え得る安定した耐熱性および導電性を示す
耐熱導体を提供し得る。したがって、従来導体の耐熱性
に依存していたセラミック被膜線やガラス巻線などにお
いて、耐熱性および長期使用時の信頼性を向上させるこ
とが可能になる。
【0033】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu導体の外周に、Crメッキ層および
    Niメッキ層を順に設けてなることを特徴とする耐熱導
    体。
  2. 【請求項2】 前記Crメッキ層の厚さが、0.2〜2
    μmであることを特徴とする特許請求の範囲請求項1記
    載の耐熱導体。
  3. 【請求項3】 前記Niメッキ層の厚さが、1〜5μm
    であることを特徴とする特許請求の範囲請求項2記載の
    耐熱導体。
JP9148191A 1997-06-05 1997-06-05 耐熱導体 Withdrawn JPH10340628A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100688472B1 (ko) * 2005-01-28 2007-03-02 송기현 연약지반 탈수용 합성수지재 2단주름관의 탈수구멍 뚫음방법 및 연약지반탈수용 합성수지재 2단유공주름관

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907