JPH10340661A - 電磁接触器のスプール構造 - Google Patents

電磁接触器のスプール構造

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JPH10340661A
JPH10340661A JP14946097A JP14946097A JPH10340661A JP H10340661 A JPH10340661 A JP H10340661A JP 14946097 A JP14946097 A JP 14946097A JP 14946097 A JP14946097 A JP 14946097A JP H10340661 A JPH10340661 A JP H10340661A
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Tsuneo Ebisawa
恒雄 海老澤
Masamitsu Hiuga
正光 日向
Yutaka Nakamura
豊 中村
Yukinobu Takatani
幸悦 高谷
Katsuaki Watanabe
勝昭 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スプールのハウジング内での配置精度のバラツ
キを減少させて、電磁接触器の固定接点と可動接点との
接離性能を良好にする。 【解決手段】スプール62の上端つば部62aに、一対
の側板8と四つの突起82,83とで構成される位置決
め部材を固定する。側板8は、可動鉄片7を両側面から
挟むように設けてあり、突起82,83は、両側板の長
手方向両端の上面に設けてある。突起82は、上部ケー
ス11の角部をなす二面にそれぞれ接する接触面を有す
る。突起83は、上部ケース11の角部をなす二面のう
ち側板の板面と対向する面に接する接触面と、側板の長
手方向端面と対向する面に接触する尖端部83bとを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機などの開閉
に用いる電磁接触器のスプール構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電磁接触器のハウジング
内部を示す概略構成図である。ハウジング1は上部ケー
ス11と下部ケース12とで構成され、上部ケース11
の下端に絶縁板2が固定され、その上に接点支え3が左
右に移動自在に設置されている。接点支え3には、接触
ばね31を介して可動接点32が取り付けてあり、接点
支え3と上部ケース11との間には、復帰ばね4が介装
されている。また、上部ケース11内には、上部ケース
11側に固定された固定接点5が可動接点32の左側に
対向する位置に配置されている。
【0003】下部ケース12内には、固定鉄心61とス
プール62とコイル63とで構成される電磁石が収納さ
れている。固定鉄心61は、所定間隔を開けて並べた3
本の脚部61a,61b,61cとこれらの下端をつな
ぐヨーク61dとで構成され、中央の脚部61bに、筒
体62aの上下端につば部62b,62cを備えたスプ
ール62が取り付けられている。スプールの下端つば部
62cは、中央の脚部61bと両側の脚部61a,61
cとの間に納まる幅に形成されているが、上端つば部6
2bの右側部分は右側脚部61cの位置まで延び、その
上部に、後述の可動鉄片7の軸部71を嵌合する溝62
dが設けてある。また、スプール62の筒体62aには
コイル63が巻き付けられている。
【0004】可動鉄片7は、電磁石の作動により回動し
て接点支え3を移動させるものであり、スプール62の
溝62dに嵌合された軸部71と、固定鉄心61と絶縁
板2の間に配置されて横方向に延びる横腕72と、横腕
72の右端から斜め上方内側(左側)に「V」字状に曲
がり、その先端が僅かに外側に曲がった縦腕73と、で
構成され、縦腕73の先端は、上部ケース11内の接点
支え3の溝部33内にあり、接点支え3に当接してい
る。
【0005】したがって、コイル63を励起させると、
可動鉄片7の横腕72が固定鉄心61に吸引されて軸部
71を支点として反時計回りに回動するため、縦腕73
が接点支え3を左側に移動させる。これにより、可動接
点32が移動して固定接点5に接触し、主回路が閉じ
る。ここで、接触ばね31は可動接点32を常時左向き
に付勢させ、接点間の接触を良好に保持している。
【0006】コイル63の励起を止めると、固定鉄心6
1の吸引力がなくなるため、復帰ばね4が接点支え3を
右側に移動させる。これにより、可動鉄片7が時計方向
に回動するとともに、可動接点32が固定接点5から離
れて、主回路が開く。
【0007】また、図6に示すように、上部ケース11
の外側には突起11aが、下部ケース12の上部にはこ
の突起11aを嵌め入れる枠部12aが設けてあり、上
部ケース11の突起11aを下部ケース12の枠部12
aに嵌め入れることにより、ハウジング1が組み立てら
れるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような電磁接触器
において、固定接点と可動接点との隙間(開離時)およ
び接触度合(接触時)は、ハウジングをなす下部ケース
と上部ケースとの組立精度、固定鉄心およびスプールの
下部ケース内での設置位置、スプールの溝位置、溝と可
動鉄片の軸部との隙間、各構成部材の寸法精度などによ
って決まり、これらのバラツキが大きいと、前記隙間お
よび接触度合が設計値から大きく外れて接離性能に影響
を及ぼす恐れがある。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、スプールのハウジング内
での配置精度のバラツキを減少させて、固定接点と可動
接点との接離性能を良好にすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ハウジングが上部ケースと
下部ケースとで構成され、上部ケース内には、固定接点
が取り付けられているとともに、この固定接点に接離す
る可動接点を備えた接点支えが収納され、下部ケース内
には、固定鉄心と、この固定鉄心に取り付けられて筒体
の上下端につば部を備えたスプールと、このスプールに
巻き付けられたコイルと、で構成される電磁石が収納さ
れ、下部ケース内の電磁石の上方で横方向に延びる横腕
と、この横腕の一端から上方に延びて先端が上部ケース
内の接点支えに当接する縦腕と、スプールの上部に設け
た溝に嵌合されて回動軸となる軸部と、で構成される可
動鉄片が、スプールの溝に嵌合された軸部を支点として
回動することにより、接点支えが移動して固定接点と可
動接点が接離する電磁接触器のスプール構造において、
スプールの上端つば部に、上部ケースの内面に接する接
触面を有する位置決め部材を設けたことを特徴とする電
磁接触器のスプール構造を提供する。
【0011】このスプール構造によれば、スプールが上
部ケースに対して位置決めされるため、スプールのハウ
ジング内での配置精度のバラツキが減少する。請求項2
に係る発明は、請求項1記載の電磁接触器のスプール構
造の実施態様であって、位置決め部材は、スプールの上
端つば部の上に可動鉄片を両側面から挟むように設け
た、下部ケース上端の幅(横腕の側面を正面としたとき
の左右方向の寸法)に応じた長さの一対の側板と、両側
板の長手方向両端の上面に設けた突起と、で構成され、
この突起に上部ケースの内面に接する接触面を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2記載の電
磁接触器のスプール構造の実施態様であって、各側板の
長手方向一端の突起は、上部ケースの角部をなす二面に
それぞれ接する接触面を有し、他端の突起は、上部ケー
スの角部をなす二面のうち側板の板面と対向する面に接
する接触面と、側板の長手方向端面と対向する面に接触
する尖端部と、を有することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、この実施形態における電磁接触器を
示す概略構成図であり、図2および図3は、本発明の一
実施形態に相当するスプール構造を示す平面図および正
面図であり、図4は、このスプールの上部ケースに対す
る取付状態を示す平面図である。
【0014】図1の電磁接触器は、スプール構造以外の
点では、図5に示す前述の従来の電磁接触器と同じであ
る。スプール構造は以下のようになっている。このスプ
ール62は、従来のスプールと同様に、上端つば部62
bの右側部分の奥行き方向(図2の上下方向)両端部を
固定鉄心61の右側脚部61cの位置まで延ばし、その
部分を、可動鉄片7の軸部71を嵌合する溝部材62e
に形成している。この溝部材62eは、断面略「コ」の
字状で上方に開口した溝62dを備え、この溝62dの
左側部分は上方に立ち上がって、その先端が右側に曲が
り、溝62dの左側上方を少し塞ぐ突起62fを形成し
ている。この突起62fにより、可動鉄片7の軸部71
が溝62dから外れ難いようになっている。
【0015】また、上端つば部62bの上面の、可動鉄
片7の横腕72を両側面から挟む位置に、一対の側板8
が横腕72の側面と平行に固定されている。この側板8
は、長さが下部ケース12上端の幅(図1の左右方向の
内部寸法)より僅かに小さい寸法で、幅が上端つば62
bの上端ラインL1 と下部ケース12の上端ラインL 2
との間隔より僅かに小さい寸法の、細長い長方形の板材
であって、その長手方向一端に、溝部材62eに合わせ
た大きさの長方形の切欠部81が形成されている。両側
板8は、この切欠部81を右下側にして溝部材62eの
上部に被せた状態で、上端つば部62bの上に固定され
ており、その左端は固定鉄心61の左側脚部61aより
僅かに外側まで延びている。
【0016】両側板8の長手方向両端の上面には突起8
2,83が固定されている。図2および図4から分かる
ように、両側板8の右端の突起82は、上部ケース11
の右角部110をなす二つの内面110a,110bに
それぞれ接する接触面82a,82bを有し、左端の突
起83は、上部ケース11の左角部111をなす二つの
内面111a,111bのうち側板8の板面と対向する
面111aに接する接触面83aと、側板8の長手方向
端面と対向する面111bに接触する三角形の尖端部8
3bを有する。各側板8の両端の突起82,83間の寸
法(突起83の尖端点と突起82の右側接触面82bと
の距離)は、上部ケース11の幅方向(図4の左右方
向)内部寸法に等しく、両側板8の右端の突起82同士
の接触面82a間および左端の突起83同士の接触83
a間の寸法は、上部ケース11の奥行き方向(図4の上
下方向)内部寸法に等しい。
【0017】したがって、このスプール62の筒体62
aを、下部ケース11内に設置された固定鉄心61の中
央脚部61bに上側から嵌めることにより、四つの突起
82,83が下部ケース12の上端ラインL2 より上側
に露出する。この状態で、スプール62の溝62dに軸
部71を嵌め入れることにより可動鉄片7を取り付け、
その後に、その他の上側ケース11内に配置される構成
部材を配置し、上側ケース11を下部ケース12の上に
被せれば、四つの突起82,83の露出部分の接触面8
2a,82b,83aおよび尖端部83bは、上部ケー
ス11の角部をなす内面110a,110b,111
a,111bにそれぞれ接触する。ここで、左端に配置
された突起83の尖端部83bにより、全ての突起8
2,83が上部ケース11内に容易に嵌め入れられる。
そのため、スプール62は上部ケース11に対して容易
に位置決めされる。その結果、スプール62のハウジン
グ1内での配置精度のバラツキが減少する。
【0018】なお、この実施形態では、上部ケース11
の四隅に対応させた四つの突起82,83をスプール6
2に設けているが、これに加えて、上部ケース11の内
面の四隅以外の面に対応させた突起を設けてもよい。ま
た、この実施形態では、左端に配置される突起83の左
面を三角形の尖端部83bとしているが、この尖端部8
3bを接触面に代えてもよい。しかしながら、尖端部を
設けると、上部ケースに対して突起を圧入状態とするこ
とも可能となって、スプールのハウジング内での配置精
度を非常に高くすることができるため、この実施形態の
ように尖端部を設けることが好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスプール
構造によれば、スプールのハウジング内での配置精度の
バラツキを減少させて、固定接点と可動接点との接離性
能を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における電磁接触器を示す概略構成図
である。
【図2】本発明の一実施形態に相当するスプール構造を
示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に相当するスプール構造を
示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に相当するスプールの上部
ケースに対する取付状態を示す平面図である。
【図5】従来の電磁接触器を示す概略構成図である。
【図6】電磁接触器の外観(ハウジング)を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 ハウジング 11 上部ケース 12 下部ケース 11a 突起 12b 枠部 110 上部ケースの右角部 110a 右角部をなす面 110b 右角部をなす面 111 上部ケースの左角部 111a 左角部をなす面 111b 左角部をなす面 2 絶縁板 3 接点支え 4 復帰ばね 5 固定接点 61 固定鉄心 61a 左側脚部 61b 中央脚部 61c 右側脚部 61d ヨーク 62 スプール 62a 筒体 62b 上端つば部 62c 下端つば部 62d 溝 62e 溝部材 62f 突起 7 可動鉄片 71 軸部 72 横腕 73 縦腕 8 側板(位置決め部材) 81 切欠部 82 突起(位置決め部材) 83 突起(位置決め部材) 82a 接触面 82b 接触面 83a 接触面 83b 尖端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高谷 幸悦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 渡邊 勝昭 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングが上部ケースと下部ケースと
    で構成され、上部ケース内には、固定接点が取り付けら
    れているとともに、この固定接点に接離する可動接点を
    備えた接点支えが収納され、下部ケース内には、固定鉄
    心と、この固定鉄心に取り付けられて筒体の上下端につ
    ば部を備えたスプールと、このスプールに巻き付けられ
    たコイルと、で構成される電磁石が収納され、下部ケー
    ス内の電磁石の上方で横方向に延びる横腕と、この横腕
    の一端から上方に延びて先端が上部ケース内の接点支え
    に当接する縦腕と、スプールの上部に設けた溝に嵌合さ
    れて回動軸となる軸部と、で構成される可動鉄片が、ス
    プールの溝に嵌合された軸部を支点として回動すること
    により、接点支えが移動して固定接点と可動接点が接離
    する電磁接触器のスプール構造において、 スプールの上端つば部に、上部ケースの内面に接する接
    触面を有する位置決め部材を設けたことを特徴とする電
    磁接触器のスプール構造。
  2. 【請求項2】 位置決め部材は、スプールの上端つば部
    の上に可動鉄片を両側面から挟むように設けた、下部ケ
    ース上端の幅に応じた長さの一対の側板と、両側板の長
    手方向両端の上面に設けた突起と、で構成され、この突
    起に上部ケースの内面に接する接触面を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の電磁接触器のスプール構造。
  3. 【請求項3】 各側板の長手方向一端の突起は、上部ケ
    ースの角部をなす二面にそれぞれ接する接触面を有し、
    他端の突起は、上部ケースの角部をなす二面のうち側板
    の板面と対向する面に接する接触面と、側板の長手方向
    端面と対向する面に接触する尖端部と、を有することを
    特徴とする請求項2記載の電磁接触器のスプール構造。
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