JPH10340703A - 蛍光放電管の使用に適した水銀放出構体とその製造方法及び水銀放出構体を使用した蛍光放電管 - Google Patents

蛍光放電管の使用に適した水銀放出構体とその製造方法及び水銀放出構体を使用した蛍光放電管

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JPH10340703A
JPH10340703A JP14747697A JP14747697A JPH10340703A JP H10340703 A JPH10340703 A JP H10340703A JP 14747697 A JP14747697 A JP 14747697A JP 14747697 A JP14747697 A JP 14747697A JP H10340703 A JPH10340703 A JP H10340703A
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Hiroshi Saiki
博志 済木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、寸法切断することなくガラスバル
ブ内に内挿できバルブ内に水銀を放出できる水銀放出構
体、及びその製造方法、並びにそれを用いた蛍光放電管
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ガラスバルブ13の両端に一対の電極マ
ウントが封止された蛍光放電管に使用される水銀放出構
体で、水銀放出構体1は、ニッケル、チタン、タンタル
等の一種又は複数種の金属粉末をガラスバルブ13に内
挿できる寸法で固めた焼結金属と水銀とを加熱処理して
構成し、ガラスバルブ内に内挿後に、加熱により水銀が
バルブ13内に蒸散・放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスバルブ内に
水銀を封入した蛍光放電管に関し、特に水銀を封入する
ための水銀放出構体及びその製造方法、並びにその水銀
放出構体を使用した蛍光放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器、液晶テレビ等のバック
ライトとして冷陰極や熱陰極型の蛍光放電管がよく使用
されており、それら蛍光放電管の管内には周知のよう
に、ネオン、アルゴン等の希ガスの他に水銀が封入され
ている。水銀はその取扱いが危険性を伴うため管内への
封入には細心の注意を要するために、最近では生水銀を
直接封入しないで、水銀放出構体を使用することが増え
てきている。その水銀放出構体としては、棒状又は板状
のニッケル金属基体上にチタンやジルコニウムの金属の
一種と水銀との金属化合物を形成したものが知られてお
り、ガラス管の開口端に封止された電極マウントの管内
の電極部分やその近辺に水銀放出構体を取り付け、ガラ
ス管外より高周波コイルで水銀放出構体を加熱し、ニッ
ケル金属基体上の金属と化合している水銀を蒸散して放
出し管内に拡散、封入する方法が使用されている。
【0003】この水銀放出構体は、まず水銀を固体の金
属化合物の形でガラス管内に封入し、その後にガラス管
外からの加熱によって水銀を蒸散・放出させ、水銀放出
後の化合物の残留物であるチタンやジルコニウムは管内
の不純物を吸収するゲッタ材として使用することができ
るので、従来のようなマーキュリドーザを使用して液状
の水銀を機械的に排気管を通じて封入するのに比べ、水
銀の取扱いの安全面や封入水銀量の管理等の面で優れて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
水銀放出構体は、ガラス管外からの加熱温度が低いと水
銀を放出させる速度が遅く、例えば10-4mmHgの真空
中で900℃に加熱して水銀放出構体の水銀含有量の9
0%を放出させるには、数分〜10数分と相当な時間が
必要となる。これでは、現在のように大量生産で高速運
転が必要とされる製造工程では十分な水銀量を放出、封
入することができない。
【0005】またこの水銀放出構体の金属基体として、
鉄の基体にニッケルメッキしたものを用いた場合には、
高周波加熱によってニッケルが蒸発してガラス管の内壁
に付着し、その結果、光束の低下を引き起こす原因にな
る。
【0006】また、ニッケル筒体に水銀とチタン又はジ
ルコニウムの金属化合物を充填させたものが提案されて
いるが、高周波加熱の際にニッケル筒にヒビ割れが生じ
たり、時には破壊される恐れを有している。
【0007】さらに上記の板状又は棒状の水銀放出構体
は、蛍光放電管の管径を非常に細くした場合、その管径
に適合する形状に合せて金属基体を加工することが必要
となり、必然的にその為の加工数の増加は否めず、また
寸法切断時には水銀金属化合物が金属基体から脱落して
所定量の水銀を封入できないし、ひいては環境汚染にも
繋がりかねない問題を含んでいる。この問題に対処する
ためには、加工上の作業性の配慮に加え、水銀と金属化
合物の金属基体からの脱落を防止するという加工方法が
必要となり、水銀放出構体の水銀量の含有量の調整、管
理等の複雑で且つ煩わしい作業が要求される。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めに成したもので、蛍光放電管の使用に適した水銀放出
構体及びその製造方法並びにそれを使用した蛍光放電管
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の蛍光放電管の使用に適合した水銀放出構体
は、蛍光放電管のガラスバルブ内に内挿できる寸法で固
め焼結した金属焼結体と、これと化合する水銀とから構
成されている。
【0010】また別の水銀放出構体は、金属焼結体に鉄
を主成分とした磁性材粉末を混入し、ガラスバルブ内に
内挿したときに、その定位置での載置を磁石で移動可能
にしたものである。
【0011】本発明の水銀放出構体の一つの製作方法
は、金属粉末の一種又は複数種をガラスバルブ内に内挿
できる寸法に固め加熱により金属焼結体を作り、この金
属焼結体と水銀とを真空加熱容器中で加熱してなる。
【0012】また本発明の水銀放出構体の別の製作方法
は、金属焼結体と水銀とを真空小容器に封入し、これを
加熱容器中に載置して加熱して金属焼結体と水銀とを化
合させてなる。
【0013】本発明の蛍光放電管は、上記水銀放出構体
をその水銀放出後に主電極として供するように主電極に
兼用したり、水銀放出構体を水銀放出用の目的にのみ使
用したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ニッケル、チタン、タンタル等の一種又は複数種の
金属粉末を前記ガラスバルブ内に内挿できる寸法で固め
焼結してなる金属焼結体と、水銀と前記金属焼結体とを
加熱処理により化合させたもので構成され、前記ガラス
バルブ内に内挿された後加熱されることにより前記ガラ
スバルブ内に水銀を放出する蛍光放電管の使用に適した
水銀放出構体で、予めガラスバルブに内挿できる寸法に
構成しているので、バルブに内挿できる寸法に切断する
加工処理が不要になる。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、水銀放
出構体を主電極の一方に兼用したものであり、水銀放出
後は主電極として使用に供することができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、一対の
主電極が水銀放出構体を兼用してなるもので、水銀放出
後は一対の主電極として使用に供することができる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、一対の
電極マウントが、ガラスバルブの両端に封止される一対
の金属棒と、前記ガラスバルブ内に位置する前記一対の
金属棒の一方の先端部に取り付けられる水銀放出構体で
あり、水銀放出構体が水銀放出後は主電極として使用で
きるものである。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、完成さ
れる蛍光放電管の全長より長いガラスバルブの一端に電
極マウントのいずれか一方が封止され、電極マウントの
他方が封止されずに完成される蛍光放電管の全長に等し
い位置に載置され、他方の電極マウントの位置と前記ガ
ラスバルブの他端との間に載置された水銀放出構体の水
銀放出後に他方の電極マウントが前記ガラスバルブに封
止される蛍光放電管の使用に適合した水銀放出構体で、
予めガラスバルブに内挿できる寸法に構成しているの
で、バルブに内挿できる寸法に切断する加工処理が不要
になる。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、ニッケ
ル、チタン、タンタル等の一種又は複数種の金属粉末を
前記ガラスバルブ内に内挿できる寸法で固め焼結してな
る金属焼結体を作成した後、金属焼結体と水銀とを混入
した真空加熱容器を外部より電気的に加熱して前記金属
焼結体と前記水銀とを化合させてなる水銀放出構体の製
造方法であり、予めガラスバルブに内挿できる寸法に構
成しているので、バルブに内挿できる寸法に切断する加
工処理が不要になる。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、ニッケ
ル、チタン、タンタル等の一種又は複数種の金属粉末を
前記ガラスバルブ内に内挿できる寸法で固め焼結してな
る金属焼結体を作成した後、金属焼結体と水銀とを小容
器に混入し当該小容器を真空状態にし、真空状態の小容
器を加熱容器に載置して当該加熱容器の発熱温度で当該
小容器を加熱して前記金属焼結体と前記水銀とを化合さ
せてなる水銀放出構体の製造方法であり、予めガラスバ
ルブに内挿できる寸法に構成しているので、バルブに内
挿できる寸法に切断する加工処理が不要になる。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は、前記水
銀放出構体は、完成される蛍光放電管の全長より長いガ
ラスバルブの一端に電極マウントのいずれか一方が封止
され、電極マウントの他方が封止されずに完成される蛍
光放電管の全長に等しい位置に載置され、他方の電極マ
ウントの位置とガラスバルブの他端との間に載置された
水銀放出構体の水銀放出後に他方の電極マウントが前記
ガラスバルブに封止される蛍光放電管の使用に適した水
銀放出構体で、ニッケル、チタン、タンタル等の一種又
は複数種の金属粉末と鉄を主体とした磁性粉末との混合
粉末を焼結した金属焼結体と、水銀と前記金属焼結体と
を加熱処理により化合させたもので構成されてなり、前
記ガラスバルブの外部より前記ガラスバルブ内の水銀放
出構体を磁石により移動されるものであり、予めガラス
バルブに内挿できる寸法に構成しているので、バルブに
内挿できる寸法に切断する加工処理が不要になり、且つ
磁性材料を混入しているので水銀放出構体を移動させる
ことが容易になる。
【0022】本発明の請求項9に記載の発明は、ニッケ
ル、チタン、タンタル等の一種又は複数種の金属粉末を
前記ガラスバルブ内に内挿できる寸法で固め焼結してな
る金属焼結体と水銀とを加熱処理により化合させてなる
水銀放出構体を前記一対の主電極のいずれか一方に兼用
してなる蛍光放電管であり、水銀放出構体はバルブに内
挿できる寸法に切断する加工処理が不要になる。
【0023】本発明の請求項10に記載の発明は、ガラ
スバルブの両端に封止される一対の電極マウントは、ガ
ラスバルブの両端に封止される一対の金属棒と、ガラス
バルブ内に位置する一対の金属棒の先端部に取り付けら
れる一対の主電極とからなり、ニッケル、チタン、タン
タル等の一種又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ
内に内挿できる寸法で固め焼結してなる金属焼結体と水
銀とを加熱処理により化合させてなる水銀放出構体を前
記一対の主電極に兼用してなる蛍光放電管であり、水銀
放出構体はバルブに内挿できる寸法に切断する加工処理
が不要になる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面ととも
に説明する。図1は、本発明の蛍光放電管の使用に適合
した水銀放出構体の斜視図を示し、1は中空円筒形状の
水銀放出構体、2は電極マウントの金属棒(図示せず)
が挿入される穴である。この水銀放出構体1は、ニッケ
ル、チタン、タンタル等の一種又は複数種の金属粉末を
型で固めて、900℃程度の高温で焼結した金属焼結体
に水銀を化合させて構成される。
【0025】図2は、本発明の水銀放出構体の製作方法
を示したものであり、まず図2(a)に示すように、チ
タン、タンタル、ニッケル等の金属微粉末3の一種又は
複数種を型で固めてなる固形物を焼結する温度、例えば
900℃程度の高温を10数分〜1時間程度加熱して金
属焼結体4を作成する。
【0026】次いで図2(b)に示すように、加熱容器
6中に金属焼結体4と水銀5とを入れ、真空ポンプ7で
加熱容器6内を真空状態にする。その状態で、加熱容器
6に周回された高周波コイル8に通電し、500℃〜6
00℃程度の温度で長時間、例えば12〜15時間程度
加熱し金属焼結体4と水銀5とを化合させる。その後、
加熱容器6及び水銀と化合した金属焼結体4等を冷却し
た後、加熱容器6から金属焼結体4を取り出せば、金属
焼結体4には水銀5が化合してなる図1に示す水銀放出
構体1が完成される。
【0027】本実施例では、加熱容器6内に金属焼結体
4と水銀5とを封入したが、加熱容器6に大きいものを
使用すると、容器内を真空状態にするのに長時間要する
ことになる。図3は、その点を考慮したものであり、ま
ず図3(a)に示すように、金属焼結体4と水銀5とを
小さな、例えばガラス容器9に排気管10から挿入し、
ガラス容器9を真空ポンプ7によって真空にした後、排
気管10を溶融して封止する。次いで、図3(b)に示
すように、かかる小容器9を必要個数だけ加熱容器11
例えばタングステンヒーター12で発熱する電気炉中に
載置して炉の発熱温度で高温加熱するようにしても良
い。なお、この小容器9はガラス容器を用いたが、金属
の小容器でも差し支えない。
【0028】図4は、かかる水銀放出構体1を使用した
本発明の蛍光放電管の構成図であり、13はガラスバル
ブ、14、15はバルブ両端部に封止される金属棒、1
6はチタン、タンタル、ニッケル等の一種又は複数種の
金属微粉末を焼結した金属焼結体を金属棒にカシメ、溶
接等によって取り付けられる主電極である。また水銀放
出構体1は、金属棒14に例えばカシメて取り付けられ
る。かかる構成を含む蛍光放電管は、図示していない
が、周知のようにガラスバルブ内面に蛍光膜が施され、
バルブ内部に所定量のアルゴンやネオンガスが封入され
ている。
【0029】ところで蛍光放電管のバルブ内へ水銀を放
出し拡散するには、水銀放出構体1が取り付けられてい
る付近をバルブ外より高周波加熱すれば、金属焼結体と
化合している水銀が蒸散しバルブ内に放出される。水銀
放出構体1から水銀が蒸散し放出した後は、水銀放出構
体1はチタン、タンタル、ニッケル等の焼結体が主であ
り、これは蛍光放電管の主電極として使用でき、いわば
水銀放出構体1を主電極としても兼用することができ
る。
【0030】図5は、本発明の水銀放出構体を使用して
なる蛍光放電管の他の実施例である構成図を示し、17
はガラスバルブ、18、19は金属棒、20、21は金
属棒の先端部に取り付けられる主電極となる例えば前述
したチタン、タンタル、ニッケル等の金属粉末の金属焼
結体、22は金属棒に取り付けられたビードガラスを示
す。
【0031】図において、金属棒18と主電極20とか
らなる電極マウントをガラスバルブ17の一端に封止
し、完成される蛍光放電管の全長より長いガラスバルブ
17内に電極21とビードガラス22を金属棒19に取
り付けた電極マウントを完成される蛍光放電管の全長位
置に配置し、また水銀放出構体23を図示の位置に配置
する。なお、ガラスバルブ17の内部は、前述のように
バルブ内面に蛍光膜が施され、所定量のアルゴンやネオ
ンガスが予め封入されている。
【0032】この状態において、水銀放出構体23の位
置にあるバルブ17の外部より高周波コイル(図示せ
ず)で加熱すれば、前述したように水銀が蒸散し、バル
ブ17に封止されていない電極マウントのビードガラス
22とバルブ内壁の隙間を通って水銀が完成される蛍光
放電管のガラスバルブ内にまで拡散される。
【0033】その後、ビードガラス22とガラスバルブ
17とを加熱して溶着し、ガラスバルブの不要部分24
をカットすれば蛍光放電管が完成される。なお、ガラス
バルブの不要部分は、そのバルブ両端を封止すれば内部
に拡散されている水銀が外部に放出されることがないの
で、安全である。本実施例では、水銀放出構体は水銀を
放出させる目的のためにだけ用いるので、図1のように
金属棒に支持される穴を設ける必要がなく、単に円柱状
に形成すれば良い。この図5の実施例のように、水銀放
出構体23を単に水銀放出のためにだけ使用する場合に
は、水銀放出構体23を出来るだけガラスバルブ17の
定位置に配置することが好ましい。
【0034】図6は、かかる点を考慮して製作された水
銀放出構体25を使用した蛍光放電管の実施例である。
この水銀放出構体25は、タンタル、チタン、ニッケル
等の一種又は複数種の基体となる金属微粉末に鉄又は鉄
の化合物等の磁性粉末を混合したものを図2で説明した
のと同様に、型で固めて焼結した金属焼結体に水銀を化
合して作成される。かかる水銀放出構体25がガラスバ
ルブ17に封入され、その位置を決定する場合、バルブ
17の外部より磁石26をバルブ17に近づければ、水
銀放出構体25に磁性材料が含まれているので水銀放出
構体25は磁石26に引き付けられ、したがって磁石2
6を矢印方向に移動させることによって水銀放出構体2
5もガラスバルブ内を矢印方向に移動するのでその位置
を定位することができる。
【0035】なお、水銀放出構体25に含まれる磁性材
料の割合は、ガラスバルブの肉厚、用いる磁石の磁力の
大きさ等を考慮して決定すればよい。ちなみに、水銀放
出構体のチタンとタンタルと鉄の混合微粉末100重量
%に対して鉄又は鉄の化合物の磁性材料の割合を20重
量%にしてもバルブ内を十分移動させることは出来る
が、磁石の磁力には相当な大きさのものが必要になる。
当然のことながら、この水銀放出構体中の磁性材料の割
合をさらに増やせば、例えば50重量%にすれば磁力の
小さい磁石でも十分である。また水銀放出構体中の磁性
材料の割合は、例えば20重量%と50重量%とでは水
銀放出量に多少の影響はあるものの問題となるものでは
ない。
【0036】上述の図5と図6にかかる実施例では、電
極マウントは、棒状の金属に焼結体の電極を取り付けた
ものであるが、他の例えば棒状の金属体だけのものでも
特性、機能的に問題ないものであれば、それでも何等差
し支えない。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の蛍光放電管
に使用される水銀放出構体は、予め使用される形状に金
属焼結体を作成し、それに水銀を化合させるものである
ので、蛍光放電管のガラスバルブに内挿するのに、例え
ばそのバルブの内径に合せて切断するといった作業も必
要でなく、安定した水銀量を放出しバルブ内に拡散させ
ることができる。
【0038】また、水銀を放出した後は、電極マウント
の電極として使用することができる金属粉末を焼結した
金属焼結体に水銀を化合させておけば、水銀の放出後は
主電極として使用することができる。
【0039】さらに、鉄、炭化第三鉄、窒化第四鉄等の
磁性物質の粉末を焼結金属体に混入しておけば、水銀放
出構体をガラスバルブの定位置に載置する場合に、バル
ブ外部からの磁石の操作で水銀放出構体を移動させ、所
定位置に載置出来、完成される蛍光放電管のバルブ内に
水銀を放出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光放電管に使用される水銀放出構体
の斜視図
【図2】(a)本発明の水銀放出構体の製造方法を示
し、金属焼結体の製作過程を示す状態図 (b)本発明の水銀放出構体の製造方法を示し、金属焼
結体に水銀を化合させる製作過程を示す状態図
【図3】(a)本発明の蛍光放電管に使用される水銀放
出構体の製造方法の他の実施例で、金属焼結体と水銀と
を小容器に封入し、内部を真空状態にしてなる状態図 (b)本発明の蛍光放電管に使用される水銀放出構体の
製造方法の他の実施例で、金属焼結体と水銀とを内挿し
た小容器を加熱容器中で加熱している状態図
【図4】本発明の水銀放出構体を使用してなる蛍光放電
管の構成図
【図5】本発明の水銀放出構体を使用してなる蛍光放電
管の他の実施例である構成図
【図6】本発明の水銀放出構体を使用してなる蛍光放電
管のさらに他の実施例である構成図
【符号の説明】
1 水銀放出構体 3 金属粉末 4 金属焼結体 5 水銀 6 加熱容器 7 真空ポンプ 8 高周波コイル 9 小容器 10 排気管 11 加熱容器 13、17 ガラスバルブ 14、15 金属棒 16 主電極 18、19 金属棒 20、21 主電極 22 ビードガラス 23、25 水銀放出構体 26 磁石

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスバルブの両端に一対の電極マウント
    を封止し、前記ガラスバルブ内壁に蛍光膜が施され、前
    記ガラスバルブ内に希ガスが封入されてなる蛍光放電管
    において、前記ガラスバルブ内に水銀を放出する水銀放
    出構体であって、ニッケル、チタン、タンタル等の一種
    又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ内に内挿でき
    る寸法で固め焼結してなる金属焼結体と水銀とを加熱処
    理により化合させたもので構成され、前記ガラスバルブ
    内に内挿された後加熱されることにより前記ガラスバル
    ブ内に水銀を放出する蛍光放電管の使用に適した水銀放
    出構体。
  2. 【請求項2】一対の電極マウントは、前記ガラスバルブ
    の両端に封止される一対の金属棒と、前記ガラスバルブ
    内に位置する前記一対の金属棒の先端部に取り付けられ
    る一対の主電極とからなり、前記一対の主電極のいずれ
    か一方が水銀放出構体であり、水銀の放出後は電極とし
    て使用できるものである請求項1に記載の蛍光放電管の
    使用に適した水銀放出構体。
  3. 【請求項3】一対の電極マウントは、前記ガラスバルブ
    の両端に封止される一対の金属棒と、前記ガラスバルブ
    内に位置する前記一対の金属棒の先端部に取り付けられ
    る一対の主電極とからなり、前記一対の主電極は水銀放
    出構体を兼用してなり、水銀放出後は電極として使用で
    きるものである請求項1に記載の蛍光放電管の使用に適
    した水銀放出構体。
  4. 【請求項4】一対の電極マウントは、その一方が前記ガ
    ラスバルブの一端に封止される第1の金属棒であり、他
    方が前記ガラスバルブの他端に封止される第2の金属棒
    と前記ガラスバルブの内に位置する前記第2の金属棒の
    先端部に取り付けられる水銀放出構体であり、前記水銀
    放出構体は水銀放出後に電極として使用される請求項1
    に記載の蛍光放電管の使用に適した水銀放出構体。
  5. 【請求項5】一対の電極マウントは、一対の金属棒と、
    ガラスバルブ内に位置する前記金属棒の先端部に取り付
    けられる一対の主電極からなり、完成される蛍光放電管
    の全長より長いガラスバルブの一端に前記電極マウント
    のいずれか一方が封止され、前記一対の電極マウントの
    他方が封止されずに完成される蛍光放電管の全長に等し
    い位置に載置され、前記他方の電極マウントの位置と前
    記ガラスバルブの他端との間に水銀放出構体が載置され
    てなり、前記水銀放出構体の水銀放出後に前記他方の電
    極マウントが前記ガラスバルブに封止される請求項1に
    記載の蛍光放電管の使用に適した水銀放出構体。
  6. 【請求項6】ガラスバルブの両端に一対の電極マウント
    を封止し、前記ガラスバルブ内壁に蛍光膜が施され、前
    記バルブ内に希ガスが封入されてなる蛍光放電管の使用
    に適合し前記ガラスバルブ内に水銀を放出する水銀放出
    構体の製造方法であって、ニッケル、チタン、タンタル
    等の一種又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ内に
    内挿できる寸法で固め焼結してなる金属焼結体を作成
    し、次いで、前記金属焼結体と水銀とを混入した加熱容
    器を真空状態にし、真空状態の前記加熱容器を外部より
    電気的に加熱して前記金属焼結体と前記水銀とを化合さ
    せてなる水銀放出構体の製造方法。
  7. 【請求項7】ガラスバルブの両端に一対の電極マウント
    を封止し、前記ガラスバルブ内壁に蛍光膜が施され、前
    記バルブ内に希ガスが封入されてなる蛍光放電管に内挿
    され前記ガラスバルブ内に水銀を放出する水銀放出構体
    の製造方法であって、ニッケル、チタン、タンタル等の
    一種又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ内に内挿
    できる寸法で固め焼結してなる金属焼結体を作成し、次
    いで、前記金属焼結体と水銀とを小容器に混入し当該容
    器を真空状態にし、前記真空状態の小容器を加熱容器に
    載置し、当該加熱容器の発熱温度により前記小容器を加
    熱して前記金属焼結体と前記水銀とを化合させてなる水
    銀放出構体の製造方法。
  8. 【請求項8】ガラスバルブの一端に一方の電極マウント
    を封止し、前記ガラスバルブの他端を封止してなる前記
    ガラスバルブに、前記一方の電極マウントの位置から所
    定位置に他方の電極マウントを載置し、前記他方の電極
    マウントと前記ガラスバルブの他端との間に水銀放出構
    体を載置し、前記水銀放出構体の加熱により水銀放出後
    に前記他方の電極マウントを前記ガラスバルブに封止
    し、前記ガラスバルブの不要部分を切断してなる蛍光放
    電管において、前記水銀放出構体は、ニッケル、チタ
    ン、タンタル等の一種又は複数種の金属粉末と鉄を主体
    とした磁性粉末との混合粉末を焼結した金属焼結体と、
    水銀と前記金属焼結体とを加熱処理により化合させたも
    ので構成されてなり、前記ガラスバルブの外部より前記
    ガラスバルブ内の水銀放出構体を磁石により移動される
    ものである蛍光放電管の使用に適した水銀放出構体。
  9. 【請求項9】ガラスバルブの両端に一対の電極マウント
    を封止し、前記ガラスバルブ内壁に蛍光膜が施され、前
    記バルブ内に希ガスが封入されてなる蛍光放電管におい
    て、前記一対の電極マウントは、前記ガラスバルブの両
    端に封止される一対の金属棒と、前記ガラスバルブ内に
    位置する前記一対の金属棒の先端部に取り付けられる一
    対の主電極とからなり、ニッケル、チタン、タンタル等
    の一種又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ内に内
    挿できる寸法で固め焼結してなる金属焼結体と水銀とを
    加熱処理により化合させてなる水銀放出構体を前記一対
    の主電極のいずれか一方に兼用してなり、前記水銀放出
    構体の水銀放出後は電極として使用される蛍光放電管。
  10. 【請求項10】ガラスバルブの両端に一対の電極マウン
    トを封止し、前記ガラスバルブ内壁に蛍光膜が施され、
    前記バルブ内に希ガスが封入されてなる蛍光放電管にお
    いて、前記一対の電極マウントは、前記ガラスバルブの
    両端に封止される一対の金属棒と、前記ガラスバルブ内
    に位置する前記一対の金属棒の先端部に取り付けられる
    一対の主電極とからなり、ニッケル、チタン、タンタル
    等の一種又は複数種の金属粉末を前記ガラスバルブ内に
    内挿できる寸法で固め焼結してなる金属焼結体と水銀と
    を加熱処理により化合させてなる水銀放出構体を前記一
    対の主電極に兼用してなり、前記水銀放出構体の水銀放
    出後は電極として使用される蛍光放電管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008129700A1 (ja) * 2007-04-17 2008-10-30 Panasonic Corporation 水銀放出体、それを用いた低圧放電ランプの製造方法および低圧放電ランプ、ならびにバックライトユニット、液晶表示装置

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