JPH103419A - データベースシステムおよびその構築方法およびそのアクセス方法およびそれを備えた情報処理装置 - Google Patents

データベースシステムおよびその構築方法およびそのアクセス方法およびそれを備えた情報処理装置

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JPH103419A
JPH103419A JP8153745A JP15374596A JPH103419A JP H103419 A JPH103419 A JP H103419A JP 8153745 A JP8153745 A JP 8153745A JP 15374596 A JP15374596 A JP 15374596A JP H103419 A JPH103419 A JP H103419A
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data
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JP8153745A
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Kosuke Kobayashi
康祐 小林
Takeshi Kaneko
剛 金子
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データベースシステムにおける参照権に階層
構造をもたせる。 【解決手段】 データベースシステムに、各部門ごと
に、スキーマ(SKM1等)と、ビュー(V31等)
と、テーブル(T1等)とを設ける。スキーマは、スキ
ーマ名の他に、自部門内のビューへのポインタと自部門
のテーブルへのポインタとを含む。ビューは、ビュー名
の他に、上位部門のスキーマの下のテーブルへのポイン
タを含む。テーブルは、テーブル名の他に、実データ
(D1〜D4,DC,DD)へのポインタを含む。これ
らのスキーマ、ビューおよびテーブルのポインタによっ
て、階層構造を形成する各部門が保有するデータに対す
る参照権の有無を設定する。データ検索時には、利用者
の個人特定データの入力により、当該利用者の属する部
門を特定し、当該部門に設定された他部門への参照権の
情報を取得し、その参照権に応じてデータ検索を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各部門ごとに蓄積さ
れた部門データに対するアクセス管理機能を備えたデー
タベースシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リレーショナルデータベース
においては、いわゆるSQL(Structered Query Langua
ge) と呼ばれるデータベース操作言語が用いられている
が、この種のデータベースシステムでは、いわゆるスキ
ーマ(schema)によってデータベースの論理構造が定義さ
れ記述されるようになっている。このスキーマとは、デ
ータベースを構成するデータ(レコード)のサイズ、検
索キーの定義、および検索方法等を記述すると共に、デ
ータ検索時のログイン対象となるものである。検索対象
はログイン対象のスキーマに登録されたデータを基本と
するが、その他、スキーマ中に定義したビューが指示す
る他のスキーマ下のデータも検索対象となる。
【0003】このようなデータベースにおいては、従来
より、参照権はスキーマごとに独立して付与されるよう
になっており、また、スキーマの関係にもツリー構造
(木構造)を与えることができなかったので、参照権に
階層構造をもたせることが実現できなかった。また、ツ
リー構造上、上位部門のデータを下位部門の共通データ
とする一方、他部門からの参照は禁止するといった階層
構造をなす参照権の概念はなかった。
【0004】一方、データ検索時に階層構造によるアク
セスを行うものとしては、特開平5−346940号公
報、あるいは特開平1−94429号公報に記載があ
る。このうち、特開平5−346940号公報には、ス
キーマ情報から列見出しによる2つの階層的な見出しを
備える対応表を定義し、この対応表の形式に基づき検索
したデータを表示するとしたものが記載されているが、
これは各利用者に対し参照権を定義するものではない。
また、特開平1−94429号公報には、階層選択的に
条件を選択するだけでリレーショナル型データベースを
容易に検索することができるようにしたものが記載され
ているが、ここでも参照権に階層構造をもたせることを
実現するという課題は解決されておらず、その示唆もな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
SQLによって検索可能なデータベースシステムには参
照権に階層構造をもたせることができず、ツリー構造を
もつ部門構成における各部門のデータの管理を的確に行
うことが容易でないという問題があった。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、参照権に階層構造をもたせること
ができるデータベースシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータベ
ースシステムは、階層構造をなす複数の部門の各々につ
いての個別の部門データを保有するデータベースシステ
ムにおいて、各部門データを参照する権利である参照権
を部門構成に応じて階層的に設定したものである。
【0008】このデータベースシステムでは、階層構造
をなす各部門のデータに対するアクセスの可否は、当該
階層構造に応じて設定された参照権によって定められ
る。
【0009】請求項2記載のデータベースシステムは、
請求項1記載のデータベースシステムにおいて、各部門
ごとに、参照対象である実データのアドレスを指し示す
ポインタを含むテーブルと、参照可能な他部門のテーブ
ルを指し示すポインタを含むビューと、前記テーブルを
指し示すポインタとビューを指し示すポインタとを含む
スキーマとを設けることにより、参照権を階層的に設定
するようにしたものである。
【0010】このデータベースシステムでは、各部門ご
とに設けたスキーマ、ビューおよびテーブルの内容に従
って参照権が階層的に設定される。
【0011】請求項3記載のデータベースシステムの構
築方法は、階層構造をなす複数の部門の各々についての
個別の部門データを保有するデータベースシステムの構
築方法であって、階層構造をなす複数の部門の全体構成
を表す階層構造情報を予め記録しておくと共に、この階
層構造情報を基に、前記各部門ごとに、参照対象である
実データのアドレスを指し示すポインタを含むテーブル
と、参照可能な他部門のテーブルを指し示すポインタを
含むビューと、前記テーブルを指し示すポインタとビュ
ーを指し示すポインタとを含むスキーマとを配置するこ
とによって、参照権を階層的に設定するようにしたもの
である。
【0012】このデータベースシステムの構築方法で
は、階層構造情報に基づき、各部門ごとにスキーマ、ビ
ューおよびテーブルが配置され、これらによって参照権
が階層的に設定される。
【0013】請求項4記載のデータベースシステムのア
クセス方法は、請求項1記載のデータベースシステムに
対するアクセス方法であって、データベースシステム内
に、少なくとも利用者を特定するための情報と利用者が
参照権を有する部門を表す情報とを対応付けた個人情報
ファイルを設けると共に、全利用者についての個人情報
ファイルを、データベースシステムから全利用者の端末
装置に一括してダウンロードし、前記利用者を特定する
ための情報を用いて、各利用者の端末装置にダウンロー
ドされた前記個人情報ファイルにアクセスすることによ
り、当該利用者が参照権を有する部門名を取得し、この
参照権を有する部門に対してデータアクセスを行うよう
にしたものである。
【0014】このデータベースシステムのアクセス方法
では、データベースシステム内に設けた全利用者の個人
情報ファイルを一括して全利用者の端末装置にダウンロ
ードしておくと共に、利用者を特定するための情報をキ
ーとしてそのダウンロードされた個人情報ファイルにア
クセスすることにより、参照権を有する部門名が得ら
れ、その参照権を有する部門に対してデータアクセスが
行われる。
【0015】請求項5記載のデータベースシステムのア
クセス方法は、請求項1記載のデータベースシステムに
対するアクセス方法であって、データベースシステム内
に、少なくとも利用者を特定するための情報と利用者が
参照権を有する部門を表す情報とを対応付けた個人情報
ファイルを設けると共に、データベースシステムにアク
セスしようとする利用者の個人情報ファイルを、データ
ベースシステムからその利用者の使用する端末装置にダ
ウンロードし、その端末装置のアドレスから定まる前記
利用者を特定するための情報に基づいて、当該端末装置
のダウンロードされた前記個人情報ファイルにアクセス
することにより、当該利用者が参照権を有する部門名を
取得し、この参照権を有する部門に対してデータアクセ
スを行うようにしたものである。
【0016】このデータベースシステムのアクセス方法
では、データベースシステム内に設けた1人分の個人情
報ファイルをその利用者の端末装置にダウンロードして
おくと共に、その利用者の端末装置のアドレスから、当
該利用者を特定するための情報を得て、当該利用者を特
定するための情報をキーとして、ダウンロードされた端
末装置情報ファイルにアクセスすることにより、参照権
を有する部門名が得られ、その参照権を有する部門に対
してデータアクセスが行われる。
【0017】請求項6記載の情報処理装置は、請求項1
記載のデータベースシステムを含み、階層的に設定され
た参照権に従ってデータアクセスが行われるように構成
したものである。
【0018】請求項7記載のデータベースシステムは、
請求項1記載のデータベースシステムにおいて、各部門
が木構造における上位部門に対してのみ参照権を有する
ように設定したものである。
【0019】請求項8記載のデータベースシステムは、
請求項1記載のデータベースシステムにおいて、各部門
が木構造における下位部門に対してのみ参照権を有する
ように設定したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】実施の形態1.まず、図2および図3を参
照して、本発明の一実施の形態に係るデータベースシス
テムにおける参照権の概念を説明する。
【0022】図2はある事業所の階層的部門構成を表
し、図3は各部門が保持し参照するファイルの構成を示
す。この図に示したように、この事業所は部門1および
部門2をからなり、この事業所全体に共通するファイル
Cを有する。部門1は部門3および部門4からなり、こ
の部門1用のファイル1を有する。部門2は下部門を持
たず、この部門2用のファイル2を有する。部門1の下
部門に位置する部門3および部門4はいずれも下部門を
持たず、それぞれに対応してファイル3およびファイル
4を有する。
【0023】部門3は、自部門が保持するファイル3、
部門1が保持するファイル1、および事業所共用のファ
イルCの3つのファイルを参照する権利である参照権を
有し、部門1は自部門のファイル1および事業所のファ
イルCに対して参照権を有するが、自部門に属する部門
3のファイル3および部門4のファイル4に対しては参
照権を有しないものとする。また、部門1、部門3およ
び部門4は、部門2のファイル2に対する参照権を有せ
ず、部門2はファイル2および事業所共用のファイルC
に対する参照権を有するものとする。
【0024】このように、本実施の形態では、ツリー構
造の上位部門が保持するファイルおよび自部門の保持す
るファイルに対し参照権を有する一方、別系統にあるフ
ァイルに対しては参照権を有しないこととする参照権の
階層構造を構成するものとする。
【0025】図1は、上記のような部門構成の事業所に
ついて構築したデータベースシステムを含むネットワー
クシステムの構成を表すものである。このシステムは、
ネットワーク10と、ネットワーク10に接続された業
務サーバ20と、個人用の端末装置50と、業務サーバ
20に対する入出力装置60とを備えている。業務サー
バ20は、データベースシステム21と、個人情報ファ
イル格納部22とを備え、端末装置50は個人情報ファ
イル格納部22からダウンロードした当該個人用の個人
情報ファイル51を備える。
【0026】図3は、データベースシステム21の構造
を詳細に表すものである。なお、図1では、図3に示し
たデータベースシステム21の構成のうち要部のみを示
している。
【0027】このデータベースシステム21では、SQ
Lユーザである各部門ごとに、スキーマ、ビュー、テー
ブルおよび実データを設けることで、参照権に階層構造
をもたせることを実現している。具体的には、部門4、
部門3、部門2、部門1、事業所およびデータベース
(DB)管理部のそれぞれについて、ログイン名となる
SQLユーザと、ログイン対象となるスキーマ(SKM
4,SKM3,SKM2,SKM1,SKMC,SFM
AN)とが設定(または定義)されている。各スキーマ
には、それぞれ、各部門の所有するファイルの管理情報
を含むテーブルT4,T3,T2,T1,TC,TDが
設定されると共に、参照権を有する上位部門のスキーマ
下に設定されたテーブルを指示するビューが設定されて
いる。
【0028】具体的には、部門3は部門1のファイル1
および事業所の共用ファイルCに参照権を有するので、
部門3に対応するスキーマSKM3の下に、部門1のテ
ーブルT1を指し示すビューV31と事業所のテーブル
TCを指し示すビューV3Cとが設定されている。一
方、部門3は部門2のファイル2および部門4のファイ
ル4に対する参照権を有しないので、部門2のテーブル
T2および部門4のテーブルT4を指し示すビューは、
スキーマSKM3下に設定されていない。その他の部門
についても同様であり、上記した参照権の階層構造に従
い各部門ごとにビューが設定されている。なお、DB管
理部を除くすべての部門のスキーマの下に、DB管理部
のテーブルTDを指し示すビュー(V4D,V3D,V
2D,V1D,VCD)が設定されている。
【0029】図4は、スキーマ、ビューおよびテーブル
の内容を表すものである。なお、この図は部門3に関す
る例示である。スキーマは、スキーマ名(SKM3)等
の管理情報のほか、自スキーマ下の各ビュー(V31
等)へのポインタ、自スキーマ下のテーブル(T3)へ
のポインタ、およびその他の付属情報から構成されてい
る。ビューは、ビュー名(V31)等の管理情報のほ
か、上位部門のスキーマの下にあるテーブル(T1)へ
のポインタ、およびその他の付属情報から構成されてい
る。テーブルは、テーブル名(T3)等の管理情報のほ
か、実データの表示情報、実データの検索情報、実デー
タの格納アドレスを示すポインタ(D3)、およびその
他の付属情報から構成されている。
【0030】図5は、個人情報ファイル格納部22に格
納された個人情報ファイルの内容を表すものである。こ
の図に示したように、個人情報ファイルは、ファイルの
管理情報のほか、個人情報を特定するコード、氏名、ロ
グイン・スキーマ(SKM3)、およびその他の付属情
報から構成されている。
【0031】図3において、各部門ごとの実データD
4,D3,D2,D1,DC,DDのアドレスは、上記
のように、各部門のテーブルT4,T3,T2,T1,
TC,TD内に設定されたポインタによって指し示され
るようになっている。このうち、DB管理部用の実デー
タDDは、スキーマ階層管理データとして構成されてい
る。このスキーマ階層管理データは、図6に示したよう
に、「自部門名」、「自部門のスキーマ名」、「上位部
門のスキーマ名」および「下位部門の数」を1レコード
とし、このようなレコードをすべての部門について設定
して構成したものである。
【0032】以上のようにして、各部門ごとのスキーマ
の下に、ツリー構造の上位に位置する部門のスキーマ下
のテーブルを指し示すビューを設定することにより、階
層構造をなす参照権をデータベースシステム上に設定す
ることを実現している。そして、このデータベースシス
テムに対し、端末装置50の個人情報ファイル51を基
に、各自が所属する部門ごとのスキーマにログインする
ことにより、参照権の階層構造に従ったデータ検索が可
能となる。
【0033】次に、このような構成のデータベースシス
テムを含むネットワークシステムの作用・動作を説明す
る。
【0034】まず、図1を参照して、データベースシス
テム21に対するアクセスの仕方を説明する。ここで
は、一例として、部門3に属する利用者がデータベース
21へアクセスするためにログインする場合を示す。
【0035】利用者が参照権に従ってデータベースシス
テムを利用する場合には、端末装置50からログインす
る際に、その利用者が属する部門のスキーマ(ここで
は、SKM3)を正しく指定する必要があり、以下の操
作を行う。すなわち、利用者は、端末装置50から予め
登録された個人特定コードを入力すると共に(図1ステ
ップS101)、この個人特定コードをキーとして、個
人特定コードおよびログインスキーマ等の情報からなる
個人情報ファイル51をサーチし(ステップS10
2)、この個人情報ファイル51から、利用者の属する
部門に対応するスキーマ名を取得する。
【0036】次に、このスキーマ名を用いて、端末装置
50および業務サーバ20の双方のデータベース検索ソ
フトウエアと連携して、該当スキーマ(ここでは、SK
M3)へログインする(ステップS103)。スキーマ
へログインした後は、スキーマ内のテーブル(ここで
は、T3)および自部門に対するデータ検索が可能にな
ると共に、スキーマ下のビュー(ここでは、V31,V
3C,V3D)によって示される当該部門3が参照権を
有する上位部門(ここでは、部門1、事業所、およびD
B管理部)に対するデータ検索が可能となる。
【0037】次に、図1を参照して、個人情報の追加お
よび変更を行う場合の動作を説明する。
【0038】個人情報の追加を行う場合は、業務サーバ
20の入出力装置60から、個人の氏名、所属部門およ
び個人を特定するコード等の個人情報を入力する(図1
ステップS110)。入力された個人情報は端末装置5
0内の個人情報ファイル51と同一形式の個人情報ファ
イル格納部22に格納される。
【0039】個人情報の追加を行う場合は業務サーバ2
0の入出力装置60から個人情報を特定するコードを入
力し、このコードをキーとして業務サーバ20の個人情
報ファイル格納部22内の個人情報ファイルを検索し、
該当する個人情報を業務サーバ20の入出力装置60の
表示装置に出力する(ステップS111)。そして、必
要項目を変更した後、再び業務サーバ20の個人情報フ
ァイル格納部22に再格納することで個人情報ファイル
を更新する(ステップS110)。
【0040】個人情報ファイルは、業務サーバ20の個
人情報ファイル格納部22への登録完了後、端末装置5
0からの要求に応じ、業務サーバ20から端末装置50
に送付される(ステップS112)。これにより、端末
装置50は、常に最新の個人情報を保持すると共に、デ
ータベースシステム21へログイン時に、個人が属する
部門に対応するスキーマを正しく特定することが可能と
なる。
【0041】次に、図4を参照して、データ相互の関連
を検索時の流れに従って説明する。ここでは、部門3に
所属する個人を例に説明する。
【0042】まず、端末装置50から個人情報を特定す
るコードを入力し、このコードをキーとして端末装置5
0内の個人情報ファイル51(図5)をサーチする。端
末装置50は、この個人情報ファイル51から得たログ
インスキーマ名を基に、当該個人が属する部門3に対応
したスキーマ(SKM3)へログインする。
【0043】データベースシステムへログインした際に
検索対象となるデータは、スキーマ(SKM3)が保持
するポインタが指し示すテーブル(T3)、およびスキ
ーマが保持するポインタが指し示すビュー(V31)が
保持するポインタが指し示すテーブル(T1)である。
【0044】スキーマ(SKM3)にはビュー(V3
1)へのポインタおよびテーブル(T3)へのポインタ
等が保持され、ビュー(V31)には上位部門のスキー
マ下のテーブル(T1)へのポインタが保持され、さら
に、テーブル(T3)には実データ(D3)へのポイン
タが保持されている。したがって、これらのポインタを
順にたどることにより、参照権の階層構造(図2)に基
づいた実データの参照が可能となる。
【0045】次に、スキーマ、テーブルおよびビューの
展開方法について説明する。
【0046】部門の階層関係は、既に述べたように、ス
キーマ階層管理データ(図6)によって管理されてい
る。データベースの初期登録時においては、まず、スキ
ーマ階層管理データを登録し、このデータを基にスキー
マ、テーブルおよびビューの展開を行う。部門変更を行
う場合には、スキーマ階層管理データを最新の部門階層
構造に従って更新すると共に、更新完了後、スキーマ階
層管理データの内容に従って、スキーマの設定と、テー
ブルおよびビューの再配置とを行う。以下、その処理内
容を詳細に説明する。
【0047】図7は、図2に示した部門構成に対応して
スキーマ、テーブルおよびビューの展開を行う処理を表
すものである。
【0048】この図に示したように、まずスキーマ階層
管理データを入力して、DB管理部の実データDDとし
て図6に示したようなレコードを登録する(ステップS
201)。次に、自部門に対応するスキーマの有無を調
べる(ステップS202)。スキーマが存在していない
ときは(ステップS202;Y)、自部門に対応するス
キーマを新たに作成する(ステップS203)。例え
ば、部門3についてのスキーマがないときは、スキーマ
SKM3を新たに作成する。
【0049】次に、上位部門名をキーとして、スキーマ
階層管理データをサーチする(ステップS204)。例
えば、自部門が部門3の場合には、上位の部門1をキー
とする。この結果、上位部門が存在し(ステップS20
5)、かつ当該上位部門(部門1)に対応するスキーマ
(ここでは、SKM1)にテーブル(ここでは、T1)
が存在するときは(ステップS206)、そのテーブル
を指し示すビュー(ここでは、V31)を作成する(ス
テップS207)。当該上位部門のレコードがさらに上
位の部門のスキーマ名を含んでいてサーチが必要なとき
は(ステップS208)、再びスキーマ階層管理データ
をサーチして(ステップS209)、ビューを作成する
(ステップS207)。図2の例では、部門1の上位に
さらに事業所があるので、事業所のレコードをサーチ
し、その事業所のテーブル(TC)を指し示すビュー
(V3C)を作成する。このような処理を、上位部門の
スキーマ名を含まないレコードが現れるまで繰り返す。
【0050】次に、自部門下にテーブルを作成する(ス
テップS210)。テーブル作成後、自部門を上位部門
として記録している下位部門があれば(ステップS21
1;Y)、当該下位部門のレコードをサーチし(ステッ
プS212)、当該下位部門に対応するスキーマに、自
部門下に作成したテーブルを指し示すビューを新たに作
成する(ステップS213)。さらに下位部門があれば
(ステップS214;Y)、その部門を上記と同様にサ
ーチし、該当部門に対応するスキーマに、ビューを新た
に作成する。例えば、自部門が部門1の場合には、その
下位部門が2つ存在するので、上位部門として部門1を
記録している部門3および部門4のレコードをサーチ
し、対応するスキーマへビュー(V31,V41)を作
成する。
【0051】また、スキーマ階層管理データは全部門に
共通したものであるため、無条件にすべてのスキーマに
対してビュー(V4D,V3D,V2D,V1D,VC
D)を作成する。複数部門が指定された場合は、指定さ
れた部門ごとに図7の処理を繰り返す。これにより、図
3に示したようなデータベースシステムが構築されるこ
ととなる。
【0052】このように、本実施の形態では、スキー
マ、テーブルおよびビューの配置、ならびにログインス
キーマの個人情報による特定によって、データベースシ
ステム上に階層構造をもって展開されたデータを参照で
きるようにすることで、参照権に階層構造をもたせるこ
とを可能としている。具体的には、検索時のログイン対
象であるスキーマを部門ごとに作成し、部門が保有する
データをテーブルとして該当部門に対応するスキーマへ
登録するようにしている。また、下位部門のスキーマ
に、上位部門に対応するスキーマ下にあるテーブルを指
示するビューを設定することにより、下位部門に対応す
るスキーマへログインした際、自部門および上位部門に
属するデータの検索が可能となるようにしている。ま
た、スキーマへのログインにあたっては、端末装置ごと
に保持している個人情報ファイルから所属部門に対応す
るスキーマ名を抽出し、端末装置および業務サーバの双
方のデータベース検索ソフトウエアと連携の上、所属部
門に対応するスキーマへログインするようにしている。
部門間の系統関係および上下関係は、予めスキーマ階層
管理データとして登録しておき、データ展開の際、これ
を参照してテーブルの登録先およびビューの展開先スキ
ーマを決定するようにしている。
【0053】このようにして、各部門の利用者は、予め
設定された系統関係の部門データのみを参照可能とな
り、それ以外の部門データの参照は制限される。これに
より、無関係の部門からの不要なデータアクセスを排除
することができ、データベースシステムにおけるデータ
アクセスの輻輳の防止、およびデータ機密の的確な管理
が可能となる。
【0054】実施の形態2.次に、本発明の他の実施の
形態を説明する。
【0055】上記実施の形態1では、データベースシス
テムにおける参照権に階層構造をもたせることを実現す
るにあたり、業務サーバ20と端末装置50の双方に同
一のファイルを設け、端末装置50から個人を特定する
コードを入力すると共に、このコードをキーとして個人
情報ファイル51をサーチしてログインスキーマの情報
を取得するようにしたが、個人を特定するコードの代わ
りに、端末装置のアドレスを用いるようにしてもよい。
一般に、各利用者は特定の端末を使用していることが多
いので、端末装置のアドレスをもって個人特定コードの
代用としても支障がないからである。
【0056】実施の形態1では、データベースの利用に
際し、端末装置の設置場所によらず個人に対して特定の
参照権が与えられているが、これに対し、実施の形態2
では、端末の設置場所によって異なる参照権が与えられ
ることになる。例えば、部門3に設置された端末装置か
らは、部門3に付与された参照権に従って部門3、部門
1、事業所に属するデータD3、D1、DCが参照可能
となる。部門1に設置された端末装置からは、部門1の
参照権に従って部門1に属するD1、事業所に属するD
Cが参照可能である。部門4に設置された端末装置から
は、部門4下のD4、部門1下のD1、事業所下のDC
が参照可能である。部門2に設置された端末装置から
は、部門2下のD2、事業所下のDCが参照可能であ
る。
【0057】実施の形態3.次に、本発明のさらに他の
実施の形態を説明する。
【0058】上記した実施の形態1では、ツリー構造に
おける上位部門に対して参照権を有するように構成した
が、これとは逆に、本実施の形態は、ツリー構造におけ
る上位部門は下位部門のすべてのデータを参照可能とす
る一方、上位部門のデータ参照はできないように設定し
たものである。この場合、ビューの配置およびビューが
保持するテーブルへのポインタは、実施の形態1とは逆
に設定する。
【0059】例えば、図2に示した部門構成における参
照権は次のとおり設定される。部門3は部門3下のD3
のみ参照可能である。部門4も部門4下のD4のみ参照
可能である。部門1は部門1、部門3、部門4下のD
1、D3、D4の参照が可能である。部門2は部門2下
のD2のみ参照可能である。事業所は事業所内のすべて
のデータDC、D1、D2、D3、D3を参照可能であ
る。
【0060】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定さ
れるものではなく、その均等の範囲で種々に変形可能で
ある。例えば、ある部門から見て同一系統上の上位部門
および下位部門のデータのみ参照可能とし、他の系統の
部門のデータは参照不可とするように設定することも可
能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のデ
ータベースシステムによれば、階層構造をなす部門の各
々についての個別の部門データを参照する権利である参
照権を部門構成に応じて階層的に設定するようにしたの
で、各部門データに対するアクセスの可否は、当該参照
権の有無によって定められる。これにより、各部門の利
用者は、予め設定された系統関係の部門データのみを参
照可能となり、それ以外の部門データの参照は制限され
る。したがって、無関係の部門からの不要なアクセスを
排除することができ、データベースシステムにおけるデ
ータアクセスの輻輳を防止できると共に、データ機密管
理の的確性を担保できる。
【0062】また、請求項4記載のデータベースシステ
ムのアクセス方法によれば、データベースシステム内に
設けた全利用者の個人情報ファイルを全利用者の端末装
置にダウンロードしておき、利用者を特定するための情
報をキーとしてそのダウンロードされた個人情報ファイ
ルにアクセスすることにより、参照権を有する部門名を
得るようにしたので、例えば部門構成の変更等に伴って
参照権の設定内容(階層構造)に変動が生じた場合であ
っても、データベースシステム内に設けた個人情報ファ
イルを直ちに更新するようにしておけば、最新の階層構
造に基づく参照権の情報を取得することができる。した
がって、部門構成等の変更が頻繁に行われる組織におい
ても、常に最新の階層構造に基づく参照権に従った検索
が可能になるという効果がある。
【0063】一方、請求項5記載のデータベースシステ
ムのアクセス方法によれば、データベースシステム内に
設けた1人分の個人情報ファイルのみをその利用者の端
末装置にダウンロードしておき、その利用者の端末装置
のアドレスから定まる当該利用者を特定するための情報
をキーとしてそのダウンロードされた端末装置情報ファ
イルにアクセスすることにより、参照権を有する部門名
を得るようにしたので、参照権の情報を取得する際の検
索範囲を狭めることができ、検索時の応答性能が向上す
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るデータベースシ
ステムを適用したネットワークシステムの構成およびそ
のアクセス方法を表す図である。
【図2】 図1のデータベースシステムが適用される部
門構成例を表す図である。
【図3】 図1のデータベースシステムの構成を詳細に
表す図である。
【図4】 図1のデータベースシステムにおけるスキー
マ、ビューおよびテーブルの各内容および相互の関係を
表す図である。
【図5】 図1のデータベースシステムの個人情報格納
部に格納された個人情報ファイルの内容を表す図であ
る。
【図6】 図1のデータベースシステムにおけるスキー
マ階層管理データの内容を表す図である。
【図7】 このデータベースシステムの構築方法を表す
流れ図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク、20 業務サーバ、21 データ
ベースシステム、22個人情報ファイル格納部、50
端末装置、51 個人情報ファイル、60入出力装置、
SKM1〜SKM4,SKMC,SFMAN スキー
マ、V31,V3C,V3D,V41,V4C,V4
D,V2C,V2D,V1C,V1D,VCD ビュ
ー、T1〜T4,TC,TD テーブル。
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図2はある事業所の階層的部門構成を表
し、図3は各部門が保持し参照するファイルの構成を示
す。この図に示したように、この事業所は部門1および
部門2からなり、この事業所全体に共通するファイルC
を有する。部門1は部門3および部門4からなり、この
部門1用のファイル1を有する。部門2は下部門を持た
ず、この部門2用のファイル2を有する。部門1の下部
門に位置する部門3および部門4はいずれも下部門を持
たず、それぞれに対応してファイル3およびファイル4
を有する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層構造をなす複数の部門の各々につい
    ての個別の部門データを保有するデータベースシステム
    であって、 前記各部門データを参照する権利である参照権を部門構
    成に応じて階層的に設定したことを特徴とするデータベ
    ースシステム。
  2. 【請求項2】 前記各部門ごとに、 参照対象である実データのアドレスを指し示すポインタ
    を含むテーブルと、 参照可能な他部門のテーブルを指し示すポインタを含む
    ビューと、 前記テーブルを指し示すポインタとビューを指し示すポ
    インタとを含むスキーマとを設けることにより、 前記参照権を階層的に設定したことを特徴とする請求項
    1記載のデータベースシステム。
  3. 【請求項3】 階層構造をなす複数の部門の各々につい
    ての個別の部門データを保有するデータベースシステム
    の構築方法であって、 前記階層構造をなす複数の部門の全体構成を表す階層構
    造情報を予め記録しておくと共に、この階層構造情報を
    基に、前記各部門ごとに、参照対象である実データのア
    ドレスを指し示すポインタを含むテーブルと、参照可能
    な他部門のテーブルを指し示すポインタを含むビュー
    と、前記テーブルを指し示すポインタとビューを指し示
    すポインタとを含むスキーマとを配置することによっ
    て、参照権を階層的に設定することを特徴とするデータ
    ベースシステムの構築方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータベースシステムに
    対するアクセス方法であって、 データベースシステム内に、少なくとも利用者を特定す
    るための情報と利用者が参照権を有する部門を表す情報
    とを対応付けた個人情報ファイルを設けると共に、 全利用者についての個人情報ファイルを、データベース
    システムから全利用者の端末装置に一括してダウンロー
    ドし、 前記利用者を特定するための情報を用いて、各利用者の
    端末装置にダウンロードされた前記個人情報ファイルに
    アクセスすることにより、当該利用者が参照権を有する
    部門名を取得し、 この参照権を有する部門に対してデータアクセスを行う
    ようにしたことを特徴とするデータベースシステムのア
    クセス方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデータベースシステムに
    対するアクセス方法であって、 データベースシステム内に、少なくとも利用者を特定す
    るための情報と利用者が参照権を有する部門を表す情報
    とを対応付けた個人情報ファイルを設けると共に、 データベースシステムにアクセスしようとする利用者の
    個人情報ファイルを、データベースシステムからその利
    用者の使用する端末装置にダウンロードし、 その端末装置のアドレスから定まる前記利用者を特定す
    るための情報を基に、当該端末装置にダウンロードされ
    た前記個人情報ファイルにアクセスすることにより、当
    該利用者が参照権を有する部門名を取得し、 この参照権を有する部門に対してデータアクセスを行う
    ようにしたことを特徴とするデータベースシステムのア
    クセス方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデータベースシステムを
    含み、 前記階層的に設定された参照権に従ってデータアクセス
    が行われることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 各部門が木構造における上位部門に対し
    てのみ参照権を有するように設定したことを特徴とする
    請求項1記載のデータベースシステム。
  8. 【請求項8】 各部門が木構造における下位部門に対し
    てのみ参照権を有するように設定したことを特徴とする
    請求項1記載のデータベースシステム。
JP8153745A 1996-06-14 1996-06-14 データベースシステムおよびその構築方法およびそのアクセス方法およびそれを備えた情報処理装置 Pending JPH103419A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007451A (ja) * 2000-04-18 2002-01-11 Musashino Reizo Kk 個人情報の管理方法
JP2002014979A (ja) * 2000-05-09 2002-01-18 Sung Duk Kim 住所管理システム及び住所管理方法
US7065525B1 (en) 1999-06-30 2006-06-20 Denso Corporation Information service system for providing terminal users with terminal user specific information

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