JPH1034308A - 竪型ダイカストマシンの射出装置 - Google Patents

竪型ダイカストマシンの射出装置

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JPH1034308A
JPH1034308A JP19027796A JP19027796A JPH1034308A JP H1034308 A JPH1034308 A JP H1034308A JP 19027796 A JP19027796 A JP 19027796A JP 19027796 A JP19027796 A JP 19027796A JP H1034308 A JPH1034308 A JP H1034308A
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JP
Japan
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injection
plunger
injection sleeve
casting machine
sleeve
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Application number
JP19027796A
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English (en)
Inventor
Naomichi Yamamoto
直道 山本
Kunio Takeya
国男 武谷
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金型変更等で溶湯量が変化しても、これに対
応して射出スリーブに対するプランジャチップの相対高
さ位置を簡便容易に調整可能な射出装置を提供する。 【解決手段】 ピストンロッドとカップリングを介して
該プランジャの上端部に固設されたプランジャチップを
該射出スリーブの軸方向に摺動自在に嵌装したダイカス
トマシンの射出装置であって、傾転した該射出スリーブ
に給湯した後、傾転復帰して、該射出スリーブと該ブロ
ックと該プランジャチップをともに一体的に上方へ移動
して該射出スリーブの上端部を金型下部へドッキングし
て該射出スリーブ内の前記プランジャチップを上昇させ
て金型キャビティ内へ溶湯を射出充填するダイカストマ
シンの射出装置において、前記射出プランジャの中間部
の外側に鍔状のフランジを設けるとともに、該射出プラ
ンジャの外周の該フランジと前記カップリングとの間
を、両端部がそれぞれ該フランジと該カップリングに当
接できるとともに上下方向に進退動自在な昇降管を配設
し、該昇降管の外周に、該昇降管を任意の高さで把持す
る把持手段を前記ブロックに備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ダイカストマ
シンの射出装置に係り、特に、射出スリーブ内に注湯す
る溶湯量を任意に変更可能なように、射出スリーブ内を
摺動する射出プランジャの頂部に接続されたプランジャ
チップの相対位置を任意に変更自在な竪型ダイカストマ
シンの射出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカストマシンは、高温状態にある金
属溶湯を温度低下を最小限に抑えて金型キャビティ内へ
鋳込む(射出充填する)ことが出来るか否かが、成形品
の良否に著しい影響をもっている。そのわけは、溶湯の
温度低下とともに溶湯の粘度が増大し、金型キャビティ
内での湯回り不良を誘発するためである。したがって、
金型キャビティ内に可能な限り短い時間で溶湯を鋳込む
必要があるため、ダイカストマシンには高い射出速度が
要求される。ところが、射出速度を上げれば上げるほ
ど、射出スリーブ、もしくは、金型キャビティ内の溶湯
面は乱れて飛散する状態となるため、その雰囲気のガス
を巻き込み、成形過程で溶湯中に気泡を含んでしまう。
それゆえにその成形品には、溶湯中に溶湯金属以外の空
隙部、すなわち、鋳巣を生じ、成形品の強度、耐圧性、
防滴性(非漏洩性)の面で問題となることが多かった。
以上の説明でも明らかなように、良好なダイカスト成形
品を得るには、溶湯面を乱すことなく低速度で、かつ、
射出スリーブ内の溶湯が金型キャビティ内へ移動する時
間をできるだけ短くして鋳込むことが重要であることが
わかる。
【0003】一方、図7と図8は従来構造の射出装置1
00を示したものであり、射出スリーブ4は円筒形状の
ブロック6の上端部に嵌装されて垂直上方に立設のうえ
一体化され、ブロック6の下端部に穿設した複数個のシ
リンダ15には、射出シリンダ8の上端部に立設したラ
ム16が上下芳香摺動自在に嵌装されており、ポートc
を経由して作動油を供給することにより射出シリンダ8
に対してブロック6および射出スリーブ4を進退動させ
るようになっている。また、射出シリンダ8のピストン
ロッド13は、カップリング12により射出プランジャ
(プランジャともいう)7と接合され、射出プランジャ
7の先端部のプランジャチップ5が射出スリーブ4内を
上下に進退動する。また、射出シリンダ8の上端部の両
側面には水平な回転軸9が設けられ、この回転軸9回り
に図示しない回転駆動手段により射出シリンダ8はブロ
ック6、射出スリーブ4と一体的に傾動される。図7
は、その傾動した状態を示し、とりべ11により、傾動
した射出スリーブ4に溶湯10を注入したあと、図8の
ように傾動復帰(傾動した状態からもとの直立状態へ復
帰する)してから、射出シリンダ8の作動油をオフロー
ド(無負荷)状態としたうえ、ポートcよりラム16の
作動油注入孔を介してシリンダ15内に作動油を供給し
てブロック6を上昇させると、ブロック6の下端部に内
側に水平に張り出したフランジ状の係合部14の上面
が、カップリング12の下端面を押し上げる結果、ブロ
ック6と一体的に射出スリーブ4とプランジャチップ5
が上昇し、射出スリーブの先端部は固定金型2の下部装
着孔にドッキングされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造の竪型ダイカストマシンの射出装置100
では、射出スリーブへ注入する溶湯量が、図の溶湯10
のように溶湯液面がほぼ射出スリーブ上端面近くになる
ようにプランジャチップの高さを設定し、射出プランジ
ャの長さが設計されている。ところが、生産上の都合に
より成形品の形状を変えるため、両金型1、2を変更し
これに伴って1回の溶湯射出充填量が少なくなった場合
には、溶湯10は図7、図8の示す溶湯10Aになり、
溶湯液面と射出スリーブ上端面との落差が大きくなる。
溶湯の移動時間を短くするためには、射出スリーブから
金型キャビティまでの溶湯の移動距離を最短にすればよ
いが、成形品の形状によってはその体積に見合う溶湯量
が異なるため、上述したように射出プランジャ長さが一
定の従来構造の射出装置では、射出スリーブとプランジ
ャチップとの相対位置を単一的に設定されているため、
溶湯量の変化に対応して射出スリーブ内に注入後の液面
が射出スリーブ上端面近くとすることが出来ず、たとえ
ば、図8の溶湯10Aのように、大きな落差を生じて金
型キャビティへの射出充填の際には毎回無駄な移動距離
が生じる。また、落差が大きいため、溶湯注入の際に周
囲の空気を巻き込みやすく、成形品品質の低下の原因と
なる。これらの対策として、金型が変わり1回の溶湯供
給量の変化に対応してプランジャチップの射出スリーブ
に対する相対位置を変えるために、射出プランジャを異
なる長さのものに取り替えたり、溶湯量に変化に応じて
直径(内径)の異なる射出プランジャとこれに嵌合する
プランジャチップをあらかじめ複数組容易しておき、そ
の都度溶湯量に見合う最適なものに交換する方法もある
が、前者はブロックと射出シリンダの分離を必要とする
ので大変煩雑であり運転休止時間の増大を招き、後者は
設備費の増加を招くという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明においては、中間部の軸直角方向に
貫通孔を有する円筒形状のブロックの上端部に下端部が
嵌装されて支承され垂直に立設された射出スリーブ内
に、該ブロックの下部に該ブロックに対して進退動自在
に配設され水平軸回りに傾動自在な射出シリンダのピス
トンロッドとカップリングを介して連結された射出プラ
ンジャを介して該プランジャの上端部に固設されたプラ
ンジャチップを該射出スリーブの軸方向に摺動自在に嵌
装したダイカストマシンの射出装置であって、傾転した
該射出スリーブに給湯した後、傾転復帰して、該射出ス
リーブと該ブロックと該プランジャチップをともに一体
的に上方へ移動して該射出スリーブの上端部を金型下部
へドッキングして該射出スリーブ内の前記プランジャチ
ップを上昇させて金型キャビティ内へ溶湯を射出充填す
るダイカストマシンの射出装置において、前記射出プラ
ンジャの中間部の外側に鍔状のフランジを設けるととも
に、該射出プランジャの外周の該フランジと前記カップ
リングとの間を、両端部がそれぞれ該フランジと該カッ
プリングに当接できるとともに上下方向に進退動自在な
昇降管を配設し、該昇降管の外周に、該昇降管を任意の
高さで把持する把持手段を前記ブロックに備えた構成と
した。
【0006】上記の第1発明の把持手段として、第2発
明では、昇降管の把持手段を、電磁ブレーキまたは電磁
クラッチとした。また、第3発明では、昇降管の把持手
段を、流体圧シリンダのピストンロッドにリンク機構を
介して水平前後動する左右一対のブレーキシューからな
る機械的ブレーキとした。さらに、第4発明では、昇降
管の把持手段を、流体圧シリンダのピストンロッドに連
結された梃子レバーを介して昇降管外周に巻回された鋼
帯バンドに緊張力を与える機械的ブレーキとした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、中間部の軸直
角方向に貫通孔を有する円筒形状のブロックの上端部に
下端部が嵌装されて支承され垂直に立設された射出スリ
ーブ内に、該ブロックの下部に該ブロックに対して進退
動自在に配設され水平軸回りに傾動自在な射出シリンダ
のピストンロッドとカップリングを介して連結された射
出プランジャを介して該プランジャの上端部に固設され
たプランジャチップを該射出スリーブの軸方向に摺動自
在に嵌装したダイカストマシンの射出装置であって、傾
転した該射出スリーブに給湯した後、傾転復帰して、該
射出スリーブと該ブロックと該プランジャチップをとも
に一体的に上方へ移動して該射出スリーブの上端部を金
型下部へドッキングして該射出スリーブ内の前記プラン
ジャチップを上昇させて金型キャビティ内へ溶湯を射出
充填するダイカストマシンの射出装置において、前記射
出プランジャの中間部の外側に鍔状のフランジを設ける
とともに、該射出プランジャの外周の該フランジと前記
カップリングとの間を、両端部がそれぞれ該フランジと
該カップリングに当接できるとともに上下方向に進退動
自在な昇降管を配設し、該昇降管の外周に、該昇降管を
任意の高さで把持する把持手段を前記ブロックに備えた
ため、金型が変わって溶湯量が変化した場合には、今ま
で把持手段で把持していた昇降管の高さ位置を変更して
適正な高さ位置に変化させる。すなわち、溶湯量が小さ
くなった場合には、昇降管を、今までよりも低い位置で
把持し、昇降管上端と射出スリーブのフランジ当接部を
今までよりも高い位置に修正変更することにより、射出
スリーブに対するプランジャチップ高さを高くする。
【0008】また、第2発明ないし第4発明では、それ
ぞれ、昇降管を電磁ブレーキ(または電磁クラッチ)、
リンク機構による機械式ブレーキ、鋼帯バンドによる機
械式ブレーキを用いて把持するようにしたため、昇降管
に任意の高さ位置で簡便容易にブロックと昇降管とを着
脱できる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例の詳細
について説明する。図1〜図6は本発明の実施例に係
り、図1は射出装置の全体縦断面図、図2は図1のA−
A視の全体縦断面図、図3は図1のB−B視の断面平面
図、図4は他の実施例を示す把持手段(第2実施例)の
断面平面図、図5は図4のC−C視の要部縦断面図、図
6は他の実施例を示す把持手段(第3実施例)の断面平
面図である。本発明の射出装置100Aは、図1〜図3
に示すように、可動金型1と固定金型2の直下に配設さ
れ、垂直な円筒形状のブロック6の上端部に射出スリー
ブ4の下端部を嵌装して立設し、ブロック6の直下に
は、射出シリンダ8が配設され、ブロック6の下部に設
けた縦方向円筒空洞部からなる2個の垂直なラムシリン
ダ15内に射出シリンダ8の上端面に上方に突設された
ラム16が嵌装され、ラム16内に穿設された作動油の
供給通路16aを介して作動油を導くことにより、射出
シリンダ8に対してブロック6を進退動自在に上下動さ
せるとともに、射出シリンダ8の両端に取り付けた水平
な回転軸9を軸承する軸受9aで軸支することによっ
て、図示しない傾動手段により射出シリンダ8とブロッ
ク6とを一体的に傾動できるように構成される。
【0010】一方、ブロック6内の空洞部では、射出シ
リンダ8のピストンロッド13の上端部がカップリング
12を介して射出プランジャ7の下端部と連結される。
本発明においては、射出プランジャ7の中間部に鍔状の
フランジ7fが固設され、射出プランジャ7のフランジ
7fとカップリング12との間に、上端にフランジを有
する昇降管20が射出プランジャ7の外側に二重管とし
て嵌装され、上下方向に進退動自在に配設される。一
方、この昇降管20の上下動範囲の適当な高さに昇降管
20の外周を把持する把持手段30がブロック6の内部
に固設される。把持手段30は、図1〜図3の第1実施
例では、電磁ブレーキ30A(もしくは電磁クラッチ)
とされ、昇降管20を任意の高さにセットした後、把持
できる構造になっている。電磁ブレーキ30Aまたは電
磁クラッチ30Aは、励磁された電磁力により昇降管を
ある一定位置に保持し、消磁によりその把持を解除する
ものであり、昇降管外周面を電磁力により加圧する電磁
摩擦式のものや、駆動側と被動側の各々に設けた歯と歯
の噛み合いによる電磁歯形式のものや、摩擦力でなく非
接触でトルクを伝達するヒステレシスクラッチ・ブレー
キおよびインダクション・クラッチ等が使用される。
【0011】このように、構成された本発明の竪型ダイ
カストマシンの射出装置100Aの作動について説明す
る。図1のように射出スリーブ4、ブロック6、射出シ
リンダ8が直立した状態から、図示しない傾動手段によ
り回転軸9回りに約10〜20度だけ傾動して停止さ
せ、従来構造の図7と同様に、とりべ11により射出ス
リーブ4内に溶湯を注ぐ。この作業が完了した後、傾動
復帰してもとの直立状態(図1の状態)に戻す。射出ス
リーブ4内に供給された溶湯液面は、たとえば図1のよ
うに溶湯10Aの液面のように、射出スリーブ4の上端
面近くになるように、あらかじめ昇降管20の高さ位置
を調節しておく。次に、射出シリンダ8のロッド側室e
およびヘッド側室dの作動油圧力をオフロード(無負
荷)状態としたうえ、ラムシリンダ15へポートcおよ
びラム16の作動油通路16aを経由してゆっくりと作
動油を導き、ブロック6を静かに上昇させる。このと
き、ブロック6が把持手段30(具体的には、電磁ブレ
ーキ30A等)を介して昇降管を把持しているので、ブ
ロック6とともに昇降管20も上昇し、昇降管20の上
端部のフランジ20aがフランジ7fに当接して射出プ
ランジャ7を押し上げる結果、射出スリーブ4内のプラ
ンジャチップ5は射出スリーブ4との相対位置を変える
ことなく射出スリーブ4と一体的に上昇するので、射出
スリーブ内溶湯も同時に一体的に上昇する。このように
して、射出スリーブ4の上端部は固定金型2の下面に穿
設された装着部に密着されドッキング作業を完了する。
この後、射出シリンダ8を操作して射出スリーブ4内の
溶湯を金型キャビティ3内へ射出充填する。
【0012】ところで、生産上の何らかの事由により、
金型交換し溶湯量が大きく変化した場合には、いままで
の射出スリーブ4とプランジャチップ5との相対位置で
は、射出スリーブ注湯の際にオーバフローしたり(溶湯
量が増えた場合)、射出スリーブ注湯後の溶湯液面位置
が射出スリーブ上端面よりもかなり低い高さとなり(溶
湯量が減った場合)、既に述べたような問題が生じるの
でプランジャチップ高さ位置の調整が必要となる。そこ
で、プランジャチップ5の高さ位置を調整するには、ま
ず射出シリンダ8を操作して把持手段30に把持された
昇降管20の下端にカップリング12の上面が静かに当
接するまでゆっくりとピストンロッド13を上昇させ、
当接した後、把持手段30の把持力を解除して(電磁ブ
レーキ30Aの場合は、消磁する)、その後、ピストン
ロッド13を必要な高さほど上下して昇降管20の高さ
位置を調整する。位置決めが完了した後、再び把持手段
30で昇降管20を把持する。このようにして、所定の
高さに調整された後は、昇降管20の上端部のフランジ
20aと射出プランジャ7のフランジ7fとが当接し
て、プランジャチップ5の高さ位置が高くなり(あるい
は低くなり)、射出スリーブ4へ注湯された溶湯10A
の液面は射出スリーブ4の上端面近くとなり(あるいは
上端面から遠ざかり)、前述したと同じように、ドッキ
ング作業の後、無駄な射出スリーブ内移送を起こすこと
なく、金型キャビティ3内へ高速で射出充填される。な
お、本発明では、以上のような手順によって、射出シリ
ンダ8を操作して昇降管20の高さを調整するので、高
さ調整を容易に行なうために、射出シリンダ8のピスト
ンロッド13の進退動距離を測定するための位置センサ
を備えておくことが望ましい。これらの位置センサとし
て、たとえば磁気スケールやリニアエンコーダ、超音波
式変位センサやレーザ光変位センサが採用し得る。
【0013】図4および図5は、把持手段30が他の実
施例(第2実施例)を示す射出装置100Bを示したも
ので、機械式ブレーキ30Bを採用したものである。図
1〜図3の射出装置100Aと異なる点のみ説明する
と、機械式ブレーキ30Bは、ブロック6を貫通して水
平に設置した流体圧シリンダ(油圧シリンダでもエアシ
リンダでもよい)40でリンク機構31により昇降管2
0の外側に対向した左右一対のブレーキシュー32、3
2を昇降管20に対して接離自在に移動して昇降管20
を把持するようになっており、リンク機構31は、ブロ
ック6の内側の2箇所の取付座6a、6aにそれぞれピ
ン接合されたリンク31a、31dをリンク31b、リ
ンク31cを介して回動し、リンク31a、リンク31
dの中間部に取り付けたブレーキシュー32、32を水
平進退動させる構造となっている。この場合におけるプ
ランジャチップ5の射出スリーブ4に対する相対高さ位
置の調整方法も、図1〜図3の射出装置100Aと同様
に行なう。
【0014】図6は、把持手段30の別の他の実施例
(第3実施例)を示し、鋼帯バンドを用いた機械式ブレ
ーキ30Cを備えている。機械式ブレーキ30Cを備え
た射出装置100Cでは、昇降管20の周囲に掛け回さ
れた鋼帯バンド35の両端を一端に締結した梃子(て
こ)34の中間部をブロック6の内側に設けた取付座6
bbにピン接合し、他端をブロック6を貫通して設置し
た流体圧シリンダ(油圧シリンダでもエアシリンダでも
よい)40のピストンロッド先端部にピン接合したもの
で、流体圧シリンダ40の作動により鋼帯バンド35に
緊張力を作用させて昇降管20を把持するようになって
いる。射出装置100Cの場合におけるプランジャチッ
プ5の射出スリーブ4に対する相対高さ位置の調整方法
も、図1〜図3の射出装置100Aや図4〜図5の射出
装置100Bと同様に行なう。
【0015】このようにして構成された射出装置100
Bや射出装置100Cの作動も、前述した射出装置10
0Aの作動と同様に、射出スリーブ内への注湯後、フラ
ンジ20aの上面を、フランジ7fの下面に当接してブ
ロック6、昇降管20、プランジャチップ5を一体的に
上方へ移動して射出スリーブ4の上端部を固定金型キャ
ビティ2にドッキングし、その後、射出シリンダ8を前
進駆動すると、射出プランジャ7は昇降管20内を何ら
拘束されることなく自由に上方に移動し、金型キャビテ
ィ3内へ溶湯を射出充填する。
【0016】以上説明したように、本発明においては、
プランジャチップ5の射出スリーブ4に対する高さ位置
を任意に、かつ、簡便容易に調整することが可能とされ
るので、必要な溶湯量を無駄な移動を行なうことなく最
短時間で、金型キャビティ内へ射出充填することができ
るので、生産性が向上するとともに、鋳造欠陥が無く成
形品品質が著しく向上する。また、昇降管20の高さ調
整の際に昇降管を上下させる動力手段を別途に必要とせ
ず、既存の動力(射出シリンダ)を使用するから、設備
の増加も無いというメリットを有する。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の竪型ダイカ
ストマシンの射出装置においては、極めて簡便容易な操
作により、給湯量に合わせて適宜プランジャチップの高
さ位置を調整できるので、常に射出スリーブ内溶湯の液
面を射出スリーブ上端面近くに保持できるから、無駄な
移動距離がなく、そのため溶湯の充填中の冷却固化を防
止でき、最適な射出状態を確保できる。また、プランジ
ャチップの射出スリーブに対する高さ位置調整は、一度
設定すると溶湯量が不変であれば変更の必要がないの
で、運転操作が容易である。したがって、給湯の温度低
下や溶湯粘度の増大による金型キャビティ内の湯回り不
良を極力防止できるとともに、注湯時の空気巻き込みも
少なく、強度、耐圧性、防液性の優れた高品質の成形品
を確実容易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に射出装置の全体縦断面図であ
る。
【図2】図1のA−A視の全体縦断面図である。
【図3】図1のB−B視の断面平面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る把持手段(第2実施
例)の断面平面図である。
【図5】図4のC−C視の要部縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る把持装置(第3実施
例)の断面平面図である。
【図7】従来の射出装置(傾転時)の全体縦断面図であ
る。
【図8】従来の射出装置(直立時)の全体縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 可動金型 2 固定金型 3 金型キャビティ 4 射出スリーブ 5 プランジャチップ 6 ブロック 6a 貫通孔 6b 取付座 7 射出プランジャ 7f フランジ 8 射出シリンダ 9 回転軸 9a 軸受 10 溶湯 10A 溶湯 11 とりべ 12 カップリング 13 ピストンロッド 15 ラムシリンダ 16 ラム 16a 作動油供給通路 20 昇降管 20a フランジ 30 把持手段 30A 電磁ブレーキ(または電磁クラッチ) 30B 機械式ブレーキ 30C 機械式ブレーキ 30a ブレーキシュー 31 リンク機構 31a、31b、31c、31d リンク 32 ブレーキシュー 33 ピンジョイント 34 梃子 35 鋼帯バンド 40 流体圧シリンダ 40a ピストンロッド 40b フォークエンド 100 射出装置(従来構造) 100A、100B、100C 射出装置(本発明構
造) a、b、c ポート d ヘッド側室 e ロッド側室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部の軸直角方向に貫通孔を有する円
    筒形状のブロックの上端部に下端部が嵌装されて支承さ
    れ垂直に立設された射出スリーブ内に、該ブロックの下
    部に該ブロックに対して進退動自在に配設され水平軸回
    りに傾動自在な射出シリンダのピストンロッドとカップ
    リングを介して連結された射出プランジャを介して該プ
    ランジャの上端部に固設されたプランジャチップを該射
    出スリーブの軸方向に摺動自在に嵌装したダイカストマ
    シンの射出装置であって、 傾転した該射出スリーブに給湯した後、傾転復帰して、
    該射出スリーブと該ブロックと該プランジャチップをと
    もに一体的に上方へ移動して該射出スリーブの上端部を
    金型下部へドッキングして該射出スリーブ内の前記プラ
    ンジャチップを上昇させて金型キャビティ内へ溶湯を射
    出充填するダイカストマシンの射出装置において、 前記射出プランジャの中間部の外側に鍔状のフランジを
    設けるとともに、該射出プランジャの外周の該フランジ
    と前記カップリングとの間を、両端部がそれぞれ該フラ
    ンジと該カップリングに当接できるとともに上下方向に
    進退動自在な昇降管を配設し、 該昇降管の外周に、該昇降管を任意の高さで把持する把
    持手段を前記ブロックに備えたことを特徴とする竪型ダ
    イカストマシンの射出装置。
  2. 【請求項2】 昇降管の把持手段を、電磁ブレーキまた
    は電磁クラッチとした請求項1記載の竪型ダイカストマ
    シンの射出装置。
  3. 【請求項3】 昇降管の把持手段を、流体圧シリンダの
    ピストンロッドにリンク機構を介して水平前後動する左
    右一対のブレーキシューからなる機械的ブレーキとした
    請求項1記載の竪型ダイカストマシンの射出装置。
  4. 【請求項4】 昇降管の把持手段を、流体圧シリンダの
    ピストンロッドに連結された梃子レバーを介して昇降管
    外周に巻回された鋼帯バンドに緊張力を与える機械的ブ
    レーキとした請求項1記載の竪型ダイカストマシンの射
    出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114407287A (zh) * 2021-12-27 2022-04-29 江苏磊霆精密新材料有限公司 一种伸缩抵接式法兰盘注塑模具
CN114407287B (zh) * 2021-12-27 2023-08-29 江苏磊霆精密新材料有限公司 一种伸缩抵接式法兰盘注塑模具

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