JPH1034309A - ダイカスト金型キャビティの圧力監視装置 - Google Patents

ダイカスト金型キャビティの圧力監視装置

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JPH1034309A
JPH1034309A JP8192432A JP19243296A JPH1034309A JP H1034309 A JPH1034309 A JP H1034309A JP 8192432 A JP8192432 A JP 8192432A JP 19243296 A JP19243296 A JP 19243296A JP H1034309 A JPH1034309 A JP H1034309A
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忍 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型キャビティ内のガス圧力を正確に行なう
ことにより高品質の製品を生産するためのダイカスト金
型キャビティの圧力監視装置を提供する。 【解決手段】 固定金型3に移動金型7を締付けて、キ
ャビティ17において鋳造を行う際に、キャビティ17
内のガスを金型キャビティ17に連通したガス抜き用通
路31、33、35又は真空ランナー部を介してから外
部に排気し、圧力検出手段73により圧力測定用通路2
7を介してキャビティ17内のガス圧力を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイカスト金型キ
ャビティの圧力監視装置に係り、さらに詳しくは、ダイ
カストマシンにより鋳造される製品の品質を高めるべ
く、金型キャビティ内の圧力を監視するダイカスト金型
キャビティの圧力監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイカスト金型を用いたダイ
カストマシンによる鋳造法においては、射出時に金型キ
ャビティ内のガスの放出を確実に行うことは、品質の安
定生産上重要である。しかし、例えば潤滑油が気化した
ガスがガス抜きベントから抜けない場合がある。その原
因としては、離形剤の堆積や熱変形、型締力の上昇によ
る変形などが挙げられる。
【0003】金型キャビティ内のガスが抜けきらなけれ
ば金型キャビティ内圧は上昇する。すなわち、金型キャ
ビティ内の圧力は上昇するものの、溶湯に作用させるべ
き圧力が残留ガスによって吸収されて加圧が不足した
り、あるいは鋳物製品中へのガス巻き込み等の影響を受
けて不良率が高くなって品質の面で問題があった。
【0004】これまで、金型キャビティ内のガスの状態
を射出時に金型内のガス抜きベントから放出されるガス
の流量から把握していた。この場合、流量センサを金型
の外部に設置して、エジェクタ作用を利用した二次流流
路のガスの流量を測定をしている。その結果、流量セン
サを比較的長期間の使用が期待できた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、以前としてフラッシュによるディフュ
ーザ部の詰まりや、センサ周辺の雰囲気の塵埃による影
響で正確な測定が損なわれるという問題があった。
【0006】また、金型キャビティ内のガス抜きベント
は複数個あるため、すべてのガス抜きベントにガス流量
計を取付けてガス流量を測定しこの測定したガス流量で
製品の品質を管理することは非常に困難であるという問
題があった。
【0007】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、金型キャビティ内の
圧力を検出し、この検出された圧力を監視することによ
り高品質の製品を生産できるようにしたダイカスト金型
キャビティの圧力監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1によるこの発明のダイカスト金型キャビィ
の圧力監視装置は、固定金型に対して移動金型を移動し
金型キャビティ内に溶湯を圧入して鋳造を行うダイカス
トマシンであって、前記金型キャビティと連通した圧力
測定用通路を介して金型キャビティ内の圧力を検出する
圧力検出手段を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0009】したがって、金型キャビティと連通した圧
力測定用通路を介して圧力検出手段を備えたことによ
り、型締にて金型キャビティ内のガス圧力が圧力測定用
通路を経て圧力検出手段で正確に検出される。この検出
されたガス圧力を監視し、管理することで製品の品質管
理が行われて高品質の製品の生産が行われる。
【0010】請求項2によるこの発明のダイカスト金型
キャビティの圧力監視装置は、請求項1のダイカスト金
型キャビティの圧力監視装置において、前記金型キャビ
ティと大気に連通するガス抜き用通路を設け、このガス
抜き用通路の開口部に、前記金型キャビティ内の圧力が
所定圧力となるように調整するための開口部調整装置を
設けていることを特徴とするものである。
【0011】したがって、ガス抜き用通路の開口部に設
けた開口部調整装置を調整することにより、金型キャビ
ティ内のガスをガス抜き通路から大気へ排出する際のガ
ス圧力が所定圧力となるように調整される。而して、型
締にて金型キャビティ内のガス圧力が圧力測定用通路を
経て圧力検出手段で正確に検出され、この検出されたガ
ス圧力が開口部調整装置で調整されたガス圧力となって
いるかを監視し、管理することで製品の品質管理が行わ
れると共に高品質の製品の生産が行われる。
【0012】請求項3によるこの発明のダイカスト金型
キャビティの圧力監視装置は、請求項1のダイカスト金
型キャビティの圧力監視装置において、前記金型キャビ
ティと真空装置に連通する真空用通路を設け、この真空
用通路の開口部に、前記金型キャビティ内の真空度が所
定の真空度となるように調整するための真空度調整装置
を設けていることを特徴とするものである。
【0013】したがって、真空用通路の開口部に設けた
真空度調整装置を調整することにより、金型キャビティ
内のガスを真空用通路から真空装置のタンクヘ排出する
際の真空圧力(ガス圧力)が所定真空圧力となるように
調整される。而して、型締にて金型キャビティ内のガス
圧力が圧力測定用通路を経て圧力検出手段で正確に検出
され、この検出されたガス圧力が真空度調整装置で調整
されたガス圧力となっているかを監視し、管理すること
で製品の品質管理が行われると共に高品質の製品の生産
が行われる。
【0014】請求項4によるこの発明のダイカスト金型
キャビティの圧力監視装置は、請求項1,2又は3のダ
イカスト金型キャビティの圧力監視装置において、前記
圧力測定用通路に、配管を介して前記圧力検出手段を接
続せしめると共に、前記配管に分岐して圧力測定用通路
のポート部の目詰まりを防止し正確に圧力を測定するた
めに清掃すべく圧縮空気を供給、停止する圧縮空気回路
を接続していることを特徴とするものである。
【0015】したがって、圧力検出手段で金型キャビテ
ィ内のガス圧力を検出する前に、圧縮空気回路より圧縮
空気を、配管を経て圧力測定用通路に供給して、ポート
部の目詰まりが防止されるように清掃することにより、
圧力検出手段で検出されるガス圧力がより確実に検出さ
れる。
【0016】請求項5によるこの発明のダイカストマシ
ンの金型キャビティの圧力監視装置は、請求項1のダイ
カストマシンの圧力監視装置において、前記圧力測定用
通路に目詰まりがあるか否かを判断するため、前記圧力
測定用通路を介して圧力検出手段を設け、前記圧力測定
用通路の圧力変化により、正常か異常かを判別すること
を特徴とするものである。
【0017】したがって、圧力測定用通路を介して圧力
検出手段を設けたことにより、圧力測定通路に供給され
た圧縮空気の変化を圧力検出手段で検出し、この検出さ
れた圧力により正常か異常かが判別される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の一
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図8(A)には、ダイカストマシン1が示
されている。このダイカストマシン1においては、固定
金型3を固定する固定ダイプレート5と、前記固定金型
3に対向する移動金型7が取付けられている移動ダイプ
レート9を有している。この移動ダイプレート9は、図
示省略の型締機構等により前記固定ダイプレート5の方
向へ締付けられ、移動金型7を固定金型3に押付けるこ
とができる。
【0020】また、固定金型3および固定ダイプレート
5には射出シリンダ11が設けられており、溶湯注入口
13から供給される溶湯をプランジャー15により圧力
をかけて金型キャビティ17内に押し込んで、製品19
を鋳造する。
【0021】次に、図1〜図4に基づいて、この発明に
かかる圧力監視装置21を説明する。図1には、固定金
型3が示されている。中央部に設けられている金型キャ
ビティ17の下側部分(図1中下側部分)には、固定金
型3を貫通する溶湯圧入路23が流路25を介して金型
キャビティ17に接続されており、前述のプランジャー
15により溶湯を金型キャビティ17内部に圧入するよ
うになっている。
【0022】前記金型キャビティ17の図1中右側部分
には、固定金型3の内面3Aに沿って例えば0.05m
m程度の深さを有する圧力測定用通路としての溝27が
設けられており、この溝27の先端には後述する測定ブ
ロック29が接続されている。
【0023】一方、金型キャビティ17の上側部分(図
1中上側部分)には、金型キャビティ17に発生したガ
スを抜くために普通のダイカスト法ではガス抜き用通路
としての複数(ここでは3本)のエアー抜きベント3
1、33、35が設けられている。このエアー抜きベン
ト31、33、35からガスを抜くことにより溶湯に過
度の圧力が作用するのを防止して高品質の製品を鋳造す
る。
【0024】図1に図2、図3および図4を併せて参照
して前記測定ブロック29の詳細を説明する。前記測定
ブロック29の内側表面29Aには前述のように金型キ
ャビティ17と連結する溝27が設けられている。この
溝27の図2中右側端には、一旦測定ブロック29の内
部に向かい(図3参照)、その後固定金型3の外部に通
じる直角に曲がった連結管37が設けられ、図2に示す
ように、前述の溝27の周囲を囲うようにしてOリング
39が設けられている。また、測定ブロック29の内部
には、溶湯の凝固のために図2中左右に走る上下二本の
冷却管41U、41Lおよびこの冷却管41U、41L
と直交する冷却管41Rが設けられている。
【0025】再び図1を参照するに、前記連結管37の
端部(図1中右側端部)にはホース43を介してエアー
ユニット45が連結されている。このエアーユニット4
5は圧力検出回路47、ポート正常確認回路48および
圧縮空気回路49とからなっている。前記ホース43に
は配管51の一端が接続されていると共に配管51の他
端にはエアー源53が接続されている。
【0026】前記配管51にはポート正常確認回路48
として前記ホース43側より順にソレノイドSOLAを
備えた切換弁55、可変絞り弁57およびリリーフ弁5
9が直列に設けられている。そして、前記リリーフ弁5
9と可変絞り弁57との間における配管51には第1プ
レッシャースイッチ61が接続されていると共に前記可
変絞り弁57と切換弁55との間における配管51には
圧力検出手段としての第2プレッシャースイッチ63が
接続されている。
【0027】また、前記配管51の途中には圧力検出回
路47として配管65の一端が接続されていると共に配
管65の他端にはソレノイドSOLBを備えた切換弁6
7が接続されている。この切換弁67には配管69の一
端が接続されていると共に配管69の他端にはチェック
弁71が接続されている。前記配管69の途中には圧力
検出手段である圧力センサ73が接続されている。この
圧力センサ73はパソコンなどの制御装置75に接続さ
れている。前記配管51の途中には圧縮空気回路49と
して配管77の一端が接続されていると共に配管77の
他端は前記リリーフ弁59とエアー源53間の配管51
に接続されている。しかも、配管77の途中にはソレノ
イドSOLCを備えた切換弁79が設けられている。前
記切換弁55のソレノイドSOLAと切換弁67のSO
LBと切換弁77のソレノイドSOLCとがケーブル8
1で接続されている。
【0028】図1に図5(A),(B)を併せて参照す
るに、エアー抜きベント31(33、35)の開口部に
は、開口度を自動調整するための開口部調整装置83が
設けられている。この開口部調整装置83では、前記制
御装置75により制御される駆動モータ85と、この駆
動モータ85の回転を上下方向の移動に変換する伝達機
構87と、この伝達機構87により上下動するくさび状
部材89と、このくさび状部材89の上下動に伴って図
5中左右方向へ移動する開口調整材91とを有してい
る。この開口調整材91はバネ93によりエアー抜きベ
ント31(33、35)の開口部を開ける方向へ付勢さ
れている。
【0029】従って、制御装置75の制御により駆動モ
ータ85を駆動させると、伝達機構87で回転を上下方
向の移動に変換させ、くさび状部材89を上下動させて
開口調整材91を左右方向へ移動させることにより、エ
アー抜きベント31(33、35)の開口度が自動で調
整されることになる。
【0030】図6にはダイカストマシン1が真空ダイカ
ストマシンである場合の前記金型キャビティ17内の真
空度を調整する真空度調整装置95の例が示されてい
る。この真空度調整装置95では、前記金型キャビティ
17に連通した真空用通路としての真空ランナー部97
を密閉するように内部空間99を有する真空ブロック1
01が前記固定金型3、移動金型7に取付けてあり、内
部空間99は連結管103により前記真空ランナー部9
7の開口部と連結されている。
【0031】真空ブロック101の内部空間99には連
結管105の一端が接続されており、連結管105の他
端は、図示省略の真空装置における真空タンクに連結さ
れている。また、内部空間99には上下動自在の弁10
7が設けられていると共にこの弁107を上下動させる
シリンダ109に装着されているピストンロッド111
の下端が前記弁107に設けられている。このシリンダ
109は制御装置75により制御され、シリンダ室は図
示省略のエアー源に連結されている。
【0032】従って、制御装置75により制御されるエ
アー源がシリンダ109を上下動させることにより弁1
07を移動させて弁107の開度を調整し、弁107の
下の内部空間99を所定の圧力以下に保持することによ
り真空ランナー部97からガスを強制的に排気して金型
キャビティ17内の真空度を調整することができる。
【0033】次に、図7を参照して金型キャビティ17
内の圧力検出および圧力測定用通路である溝27の詰ま
り検出の動作について説明する。
【0034】先ず、エアーユニット45における切換弁
55、67および79のSOLA,SOLB,SOLC
をそれぞれOFFにして停止位置(図1で示される位
置)にセットしておいて、ダイカストマシン1の型締を
スタートをさせる(ステップSS)。
【0035】この状態で切換弁79のSOLCをONせ
しめると、エアー源53からの圧縮空気が配管77,5
1,ホース43および連結管37を経て溝27内へ噴射
されて溝27の目詰まりを防止すべく清掃される。そし
て一定時間経過後、切換弁79のSOLCをOFFせし
める(ステップS1)。次いで、固定金型3側へ移動金
型7が移動されて型締が行われる(ステップS2)。再
度、切換弁79のSOLCをONせしめると、エアー源
53からの圧縮空気が上述したように、配管77,5
1,ホース43および連結管37を経て溝37内へ噴射
されて溝27の目詰まりを防止すべく清掃される。そし
て、一定時間経過後、切換弁79のSOLCをOFFせ
しめる(ステップS3)。
【0036】次に、エアー源53から圧縮空気を配管5
1に吐出せしめて、配管51内の圧力が所定の圧力とな
っているかどうかの判断が行われる(ステップS4)。
第1プレッシャースイッチ61がOFFであればエアー
源49の圧力が不足していると判断して(ステップS
5)、アラームを出す(ステップS6)。
【0037】第1プレッシャースイッチ57がONの状
態で所定の圧力であると判断され、切換弁55のソレノ
イドSOLAをONせしめ(ステップS7)、例えば5
0秒後に検知タイマーが働く(ステップS8)。この検
知タイマーは、溶湯注入口13よりエアが逃げるため圧
力が低下するのでタイムラグでカバーするものである。
このとき、エアー源53からの圧縮空気が配管51、ホ
ース43および連結管37を経て溝27へ噴射されて金
型キャビティ17内に圧縮空気が流れる。
【0038】そこで、第2プレッシャースイッチ63が
ONしたかどうかの判断が行われる(ステップS9)。
第2プレッシャースイッチ63がOFFであれば溝27
内に目詰まりがなく正常と判断し金型キャビティ17内
の圧力を検出する検出動作が行われる(ステップS1
0)。
【0039】次いで、切換弁55のソレノイドSOLA
をOFFする(ステップS11)と同時に切換弁67の
ソレノイドSOLBをONせしめると(ステップS1
2)、金型キャビティ17内のガスが溝27、連結37
を経て配管51より配管65,69に流れて圧力センサ
73が働き金型キャビティ17内の圧力が測定される
(ステップS13)。次いで、切換弁67のソレノイド
SOLBをOFFせしめる(ステップS14)。
【0040】第2プレッシャースイッチ63がONの場
合には、圧力検出ポートである溝27に詰まりが発生し
ている(ステップS15)と判断され、第2プレッシャ
ースイッチ63の圧力が上昇し(ステップS16)、異
常が検出されて(ステップS17)、アラームが発せら
れる(ステップS18)。
【0041】このような詰まりチェック手順を鋳造工程
の一サイクルごとに実施し、圧力センサ73で金型キャ
ビティ17内の圧力測定を行う。このため、常に金型キ
ャビティ17内の圧力を正確かつ確実に検出することが
できる。
【0042】そして、検出された金型キャビティ17内
の圧力が所定の圧力でない場合には、前記開口部調整装
置83又は真空度調整装置95を作動させて金型キャビ
ティ17内の圧力が所定の圧力になるように調整され
る。その後、ダイカストマシン1の溶湯注入口13から
に溶湯を供給してプランジャー15によりキャビティ1
7内部に射出して製品が鋳造される。
【0043】図8(B)を参照するに、溶湯をキャビテ
ィ17に射出する際のプランジャー15の速度(図8
(B)中実線)と、プランジャー15の位置に対応して
圧力センサ73により測定されたキャビティ17の内圧
(図8(B)中点線)が示されている。なお、ここに示
されているキャビティ17の内圧の変化は、高品質の良
品を鋳造した際のデータである。
【0044】すなわち、最良の鋳造を行う場合の一例と
しては、プランジャー15はしばらくの間一定の低速度
で移動し、その後高速となり、ストロークの終わり部分
において停止する。これに伴って、キャビティ17の内
圧は最初は徐々に増していき、プランジャー15の移動
が完了する位置付近でピークを迎え、その後徐々に減少
して圧力が抜けていく。
【0045】圧力センサ73により金型キャビティ17
内の圧力を測定し、開口部調整装置83でエアー抜きベ
ント31、33、35の開口部の開口度を調整したり、
真空度調整装置95で真空ランナー部97の開口部を調
整することにより、上述したような圧力変化(図8中
(B)で示される状態)を検出した場合には、高品質な
製品が鋳造されたと判断する。
【0046】なお、製品の良否を判断する製品判断手段
としては、例えば金型キャビティ17内の圧力の測定値
を制御装置75のディスプレイCRTに表示して、圧力
の変化を視覚的に捉えられるようにしたものや、圧力値
を比較することによりずれを表示することができる。
【0047】以上説明したように、金型キャビティ17
内の圧力を従来のように排出されるガスの流量から測定
するのではなく、金型キャビティ17内の圧力を直接圧
力センサ73で測定するようにしたため、金型キャビテ
ィ17外の雰囲気による影響が少なく、安定した測定結
果が得られる。これにより、金型キャビティ17内の圧
力を所定値に保持するように管理できるため、高品質の
製品を得ることができる。また、一ヶ所のガス圧の検出
により金型キャビティ17内全体の圧力の状態を計測す
ることができるので、装置の小型化を図ることができ
る。
【0048】さらに、測定ブロック29をダイカストマ
シン1の金型内部に組み込むようにしたので、省スペー
ス化を図ることができる。
【0049】従って、エアー抜きベント31、33、3
5の開口部に設けられている開口部調整装置75(8
7)でエアー抜きベント31、33、35の開口度を調
整したり、また真空ランナー部97の開口部に設けられ
ている真空度調整装置95で真空ランナー部97の開口
度を調整すると共に、金型キャビティ17内の圧力変化
を最適な鋳造を行う際のキャビティ17内部の圧力変化
(例えば図8(B)中破線で示すグラフ)と比較するこ
とにより、製品の品質を容易に管理することができると
共に高品質の製品の生産を行うことができる。
【0050】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例で
は圧力測定用通路としての溝27の目詰まりを清掃する
手段としてエアー源53からの圧縮空気で溝27の目詰
まりを清掃する例で説明したが、ピン穴を介して圧力セ
ンサ73で圧力を検知、計測し、溶湯を射出後、ピン穴
を冷却し、前記ピン穴よりシリンダなどでピンを押し出
して溝27の目詰まりを清掃するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、金型キャビティ
と連通した圧力測定用通路を介して圧力検出手段を備え
たこにより、型締にて金型キャビティ内のガス圧力が圧
力測定用通路を経て圧力検出手段で正確に検出すること
ができる。この検出されたガス圧力を監視し、管理する
ことで、製品の品質管理を行うことができると共に高品
質の製品の生産を行うことができる。
【0052】請求項2の発明によれば、ガス抜き用通路
の開口部に設けた開口部調整装置を調整することによ
り、金型キャビティ内のガスをガス抜き通路から大気へ
排出する際のガス圧力を所定圧力となるように調整する
ことができる。その後、型締にて金型キャビティ内のガ
ス圧力を圧力測定用通路を経て圧力検出手段で正確に検
出し、所定圧となっているかを検出することができる。
この検出されたガス圧力が調整されたガス圧力となって
いるかを監視し、管理することで、製品の品質管理を行
うことができると共に高品質の製品の生産を行うことが
できる。
【0053】請求項3の発明によれば、真空用通路の開
口部に設けた真空度調整装置を調整することにより、金
型キャビティ内のガスを真空用通路から真空装置のタン
クヘ排出する際の真空圧力(ガス圧力)を所定真空圧力
となるように調整することができる。その後、型締にて
金型キャビティ内のガス圧力を圧力測定用通路を経て圧
力検出手段で正確に検出し、所定圧となっているかを検
出することができる。この検出されたガス圧力が調整さ
れたガス圧力となっているかを監視し、管理することで
製品の品質管理を行うことができると共に高品質の生産
を行うことができる。
【0054】請求項4の発明によれば、圧力検出手段で
金型キャビティ内のガス圧力を検出する前に、圧縮空気
回路より圧縮空気を、配管を経て圧力測定用通路に供給
して、ポート部の目詰まりが防止されるように清掃する
ことにより、圧力検出手段で検出されるガス圧力をより
確実に検出することができる。
【0055】請求項5の発明によれば、圧力測定用通路
を介して圧力検出手段を設けたことにより、圧力測定用
通路に供給された圧縮空気の変化を圧力検出手段で検出
し、この検出された圧力により正常か異常かを容易に判
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるダイカスト金型キャビティの
圧力監視斜視図およびブロック図である。
【図2】測定ブロックを示す正面図である。
【図3】図2中III 方向から見た側面図である。
【図4】図2中IV方向から見た底面図である。
【図5】ガス抜き通路の開口部に設けた開口部調整装置
の一例を示す構造図である。
【図6】真空ランナー部の開口部に設けた真空度調整装
置の別の一例を示す構造図である。
【図7】金型キャビティ内のガス圧力を検出する手順を
示すフローチャートである。
【図8】(A)はダイカストマシンの全体を示す断面
図、(B)は最適な鋳造に対するキャビティ内部の圧力
変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ダイカストマシン 3 固定金型 7 移動金型 17 キャビティ 21 圧力監視装置 27 溝(圧力測定用通路) 31、33、35 エアー抜きベント(ガス抜き用通
路) 61 第1プレッシャースイッチ 63 第2プレッシャースイッチ 73 圧力センサ(圧力検出手段) 83 開口部調整装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型に対して移動金型を移動し金型
    キャビティ内に溶湯を圧入して鋳造を行うダイカストマ
    シンであって、前記金型キャビティと連通した圧力測定
    用通路を介して金型キャビティ内の圧力を検出する圧力
    検出手段を備えていることを特徴とするダイカスト金型
    キャビティの圧力監視装置。
  2. 【請求項2】 前記金型キャビティと大気に連通するガ
    ス抜き用通路を設け、このガス抜き用通路の開口部に、
    前記金型キャビティ内の圧力が所定圧力となるように調
    整するための開口部調整装置を設けていることを特徴と
    する請求項1記載のダイカスト金型キャビティの圧力監
    視装置。
  3. 【請求項3】 前記金型キャビティと真空装置に連通す
    る真空用通路を設け、この真空用通路の開口部に、前記
    金型キャビティ内の真空度が所定の真空度となるように
    調整するための真空度調整装置を設けていることを特徴
    とする請求項1記載のダイカスト金型キャビティの圧力
    監視装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力測定用通路に、配管を介して前
    記圧力検出手段を接続せしめると共に、前記配管に分岐
    して圧力測定用通路のポート部の目詰まりを防止し正確
    に圧力を測定するために清掃すベく圧縮空気を供給、停
    止する圧縮空気回路を接続していることを特徴とする請
    求項1,2又は3記載のダイカスト金型キャビティの圧
    力監視装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力測定用通路に目詰まりがあるか
    否かを判断するため、前記圧力測定用通路を介して圧力
    検出手段を設け、前記圧力測定用通路の圧力変化によ
    り、正常か異常かを判別することを特徴とする請求項1
    記載のダイカスト金型キャビティの圧力監視装置。
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