JPH1034310A - チルベントのガス抜き方法及びその装置 - Google Patents

チルベントのガス抜き方法及びその装置

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JPH1034310A
JPH1034310A JP20023096A JP20023096A JPH1034310A JP H1034310 A JPH1034310 A JP H1034310A JP 20023096 A JP20023096 A JP 20023096A JP 20023096 A JP20023096 A JP 20023096A JP H1034310 A JPH1034310 A JP H1034310A
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JP
Japan
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chill
gas
cavity
vent
melt
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JP20023096A
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English (en)
Inventor
Yutaka Arai
豊 荒井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルベントのガス抜き溝内で溶融物を確実に
凝固させることで、溶融物の流出を防いでキャビティ内
の気密を保ち、かつガス抜き溝の隙間が従来よりも広く
取れることで、ガス抜き効果も高めることのできるチル
ベントのガス抜き方法及びその装置。 【解決手段】 チルベントのガス抜き溝内に冷却液を吐
出し、キャビティ内のガスに続いて排出されてくる溶融
物を直接冷却し、溶融物の直進性を抑え、凝固させる。
また、チルベントのガス抜き溝内に冷却液を吐出する冷
却液供給手段を備える。また、前記冷却液に泡状化した
ものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト金型や
射出成形用金型において、エアー抜きを目的として使用
されるチルベントのガス抜き溝からの溶湯および溶融樹
脂の漏れ防止方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳造や射出成形に使用される
金型の分割面に、キャビティ内の空気、もしくは離型剤
より発生するガス等を排出するためのチルベントを設け
る技術が既に知られている。図4は従来のチルブロック
18、19からなるチルベント10を搭載した金型11
の断面図を示している。金型11は、固定盤38に装着
された固定金型39と、可動盤40に装着されて固定金
型39方向へ進退可能な可動金型41から構成されてい
る。両金型39、41の分割面42には、キャビティ面
43が刻設されており、可動金型41が固定金型39と
当接した際にキャビティ12が形成されるようになって
いる。また、固定盤38のスリーブ孔44には、注湯口
31を有する射出スリーブ32が挿入されている。射出
スリーブ32内には、射出プランジャ33が摺動可能に
内設されている。射出プランジャ33は、プランジャロ
ッド45とプランジャロッド45先端部に固定されたプ
ランジャチップ34から構成されている。プランジャロ
ッド45の他端は射出駆動装置(図示しない)と接続し
ている。プランジャチップ34の外径は、射出スリーブ
32の内径と略同一である。射出スリーブ32内とキャ
ビティ12とは、ランナ部46およびその上部に形成さ
れたゲート部47を介して連通されている。可動金型4
1には、分割面42に対して略垂直にピン挿入孔51が
形成されており、そのピン挿入孔51には、鋳造後、キ
ャビティ12内で凝固した鋳造品を押し出すための押し
出しピン48がキャビティ12内に対して出没可能に設
けられている。この押し出しピン48は複数本配置され
るもので、その一端は押し出し板49に連通されてお
り、他端はキャビティ面43の一部を形成している。キ
ャビティ12上方の金型39、41には、固定チルブロ
ック18と可動チルブロック19からなるチルベント1
0が内設されている。両チルブロック18、19の分割
面42には、多数の山形溝の連続する波形形状が形成さ
れており、両チルブロック18、19が閉じると、ジグ
ザグ状のガス抜き溝20が形成される。このガス抜き溝
20の隙間は、浸入してくる溶湯もしくは溶融樹脂(以
下、溶融物と略す)に対する冷却効果を高めるためと、
隙間が大きすぎると溶融物の浸入量が大きくなるという
理由から、0.5ミリ以下に設定してある。キャビティ
12内部と開放口36とは、連通孔13とガス抜き溝2
0を介して連通されている。開放口36は、導管37を
介して真空吸引装置35と繋がっているか、もしくは大
気に開放されている。
【0003】上記のようなチルベント10を搭載する金
型11で鋳造を行うにあたっては、まず注湯口31から
射出スリーブ32内に溶融物14を供給する。射出スリ
ーブ32内を摺動可能な射出プランジャ33のプランジ
ャロッド45を前進させることによって射出が開始され
る。真空鋳造の場合は、プランジャチップ34が注湯口
31を塞ぐ位置に達した時、真空吸引装置35を作動さ
せてキャビティ12内部の減圧を開始する。プランジャ
チップ34によって押し出された溶融物14は、射出ス
リーブ32内からランナ部46、ゲート部47を経由し
てキャビティ12内部へ注入される。溶融物14の注入
に伴い、キャビティ12内のガスは、チルベント10内
に形成されるガス抜き溝20を通過して開放口36に向
かい、導管37を介して接続した真空吸引装置35によ
り吸引されるか、もしくは開放口36を大気に開放して
おいて、自然排気される。溶融物14の充填が進み、キ
ャビティ12内のガスがガス抜き溝20を通って略全て
排気されると、続いて溶融物14がガス抜き溝20内に
流入する。ガス抜き溝20の隙間は0.5ミリ以下と微
小で抵抗が高く、かつ溶融物14が両チルブロック1
8、19によって冷却されるため、溶融物14の先端部
はガス抜き溝20内で凝固し、ガス抜き溝20を閉塞す
る。以上の動作により、溶融物14の金型11外部への
流出が阻止され、キャビティ12内部の気密性が保たれ
る。溶融物14の充填終了後、さらにキャビティ12内
の溶融物14をより緻密にさせるためにプランジャチッ
プ34によってキャビティ12内の溶融物14に最後の
高圧加圧をかけ、押湯効果を与える。その後、一定時間
経過させて溶融物14の冷却、固化を待ち、凝固を完了
させた後、可動金型41を固定金型39より引き離して
押し出し板49を前進させる。鋳造品は、複数の押し出
しピン48によってキャビティ12から離型される。な
お、特開平2−274359号公報には、図5に示すよ
うな技術が開示されている。これは、チルベント52の
ガス抜き溝53の近傍に冷却路54を設け、冷却路54
に冷却水を通水することによってチルベント52を冷却
可能とする、という技術である。この技術によってさら
に冷却効果が高められ、慣性力の大きい溶融物でもチル
ベントで冷却、固化されるため、溶融物が型外に流出し
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法にあっても、チルベントで溶融物を間接的に冷却
するものであるため、十分な冷却効果が得られない。こ
のため、ガス抜き溝の隙間を狭める必要があり、ガス抜
き効果の低下を招く。本発明は、上述の問題に鑑みてな
されたものであり、ガス抜き溝に進入してくる溶融物を
直接冷却することで、溶融物の流出を確実に防止し、か
つガス抜き溝の隙間を従来よりも広く取ることのできる
チルベントのガス抜き方法及びその装置を提供すること
を解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有するチルベントのガス抜き方法及びその装置に
よって解決される。即ち、請求項1に記載の発明は、チ
ルベントのガス抜き溝内に冷却液を吐出し、キャビティ
内のガスに続いて排出されてくる溶融物を直接冷却する
ことを特徴とする。このため、直接、溶融物の直進性を
抑え、凝固させることで溶融物の漏れを確実に抑えるこ
とができる。また、ガス抜き溝の隙間を従来よりも広く
取ることが可能となる。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載した冷却液が泡状化していることを
特徴とする。このため、冷却液の比重が軽いことから、
冷却液がキャビティ内に浸入することを防ぐことができ
る。また、請求項3に記載の発明は、チルベントのガス
抜き溝内に冷却液を吐出する冷却液供給手段を備えたこ
とを特徴とする。このため、直接、溶融物の直進性を抑
え、凝固させることで溶融物の漏れを確実に抑えること
ができる。また、ガス抜き溝の隙間を従来よりも広く取
ることが可能となる。また、請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載した冷却液が泡状化していることを特徴
とする。このため、冷却液の比重が軽いことから、冷却
液がキャビティ内に浸入することを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3に基づいて詳細に説明する。なお、従来技術と同
一箇所には、同一の符号および名称を用いて説明するこ
ととする。図2は、本発明の実施の形態に係るチルベン
ト10を搭載したダイカスト金型11の断面図である。
キャビティ12と、隙間が約0.8〜1.2ミリに設定
されたガス抜き溝20を結ぶ連通孔13には、通過する
溶湯14を検知するための溶湯感知センサ15が、先端
面が連通孔13の一部を形成するように配置されてい
る。この溶湯感知センサ15は、信号線27を介して金
型11外部のPC(プログラマブルコントローラ)26
と接続しており、PC26は、信号線55を介して泡剤
供給ポンプ16と接続している。図1は、図2における
チルベント10構造の拡大断面図を示している。可動チ
ルブロック19には、先端部がガス抜き溝20の上流部
に開口する泡剤排出ピン21が内設されている。泡剤排
出ピン21は、可動チルブロック19内に設けられた貫
通路22、金型11外部の泡剤供給路23を介して泡剤
供給ポンプ16と連通している。図3は、図1における
泡剤排出ピン21の拡大断面図である。泡剤排出ピン2
1は、円柱形状の本体24と、本体24よりも径の小さ
い先端部25からなっている。本体24には、外周面に
沿って溝28が形成されている。泡剤排出ピン21の軸
芯には、本体24と先端部25に渡って貫通孔29が形
成されており、貫通孔29は先端部25内において吐出
口50に分岐している。また、貫通孔29は通路30を
介して外周溝28と連通している。先端部25の外周面
とチルベント10内壁との間には、吐出口50とガス抜
き溝20を繋ぐクリアランスが設けられている。このク
リアランスは、溶湯が浸入して凝固し、泡剤17の供給
を妨げてしまうことを防止するために、溶湯が浸入しな
い0.2ミリ以下の寸法に設定してある。
【0007】上記のような泡剤排出ピン21を内蔵する
チルベント10を搭載した金型11で鋳造を行うにあた
っては、注湯口31から射出スリーブ32内に溶湯14
を供給し、プランジャチップ34によって溶湯14を押
し出すことによって射出を開始する。プランジャチップ
34が注湯口31を塞ぐ位置に達した時、真空吸引装置
35を用いてキャビティ12内部の排気を開始する。溶
湯14は、射出スリーブ32内からキャビティ12内部
へ注入される。溶湯14の注入に伴い、キャビティ12
内のガスは、キャビティ12上部に設けられたチルベン
ト10のガス抜き溝20を通過して開放口36に向か
い、開放口36に導管37を介して繋がっている真空吸
引装置35により吸引される。溶湯14の充填が進み、
キャビティ12内のガスが略全て排出されると同時に、
溶湯14が連通孔13に達する。連通孔13に配置され
た溶湯感知センサ15は、溶湯検知信号をPC26に送
信し、PC26が泡剤供給ポンプ16に泡剤供給信号を
送信することによって加圧された泡剤17が泡剤供給路
23、貫通路22を経由して、泡剤排出ピン21内に供
給される。泡剤排出ピン21に達した泡剤17は、外周
溝28、通路30、貫通孔29を経由して先端部25の
吐出口50に送られ、前記クリアランスからガス抜き溝
20内へ吐出される。泡剤17は、ガス抜き溝20上流
側より浸入してくる溶湯14を直接的に冷却するため、
溶湯14の先端部はガス抜き溝20内で凝固する。よっ
て、ガス抜き溝20は閉塞されるため、溶湯14は導管
37には浸入せず、キャビティ12内部の気密性は保た
れる。
【0008】なお、本実施の形態では、泡剤排出ピン2
1を可動チルブロック19側に設けたが、固定チルブロ
ック18側に設けてもよいことは言うまでもない。ま
た、従来のチルベントのガス抜き溝に比べて、断面積を
拡張することが可能となるため、ガスの排出効果が向上
する。また、チルベント内で凝固した溶湯は、型開きし
た後、取り除かれる。ガス抜き溝20内へ排出された泡
剤17は、減圧中は常に下流側の開放口36へ流れてい
るため、泡剤17がキャビティ12側へ浸入して溶湯の
熱によってガス化して鋳造品に巣が生じてしまうという
ような品質劣化を防ぐことができる。また、泡剤17を
回収して再利用することも可能である。
【0009】本実施の形態では、キャビティ12上部の
連通孔13に配置された溶湯感知センサ15に溶湯14
が達した時に、ガス抜き溝20内に泡剤17を供給して
いたが、その他の方法でも、例えば射出プランジャ33
の進出量に応じて泡剤17を排出するタイミングを計る
ことも可能である。また、本実施の形態で溶湯14を直
冷する手段として使用した泡剤17は、水を泡状化させ
たものか、もしくは例えば次に示す方法で溶液を泡状化
させたものである。 起泡成分を持った材料、例えば脂肪酸塩を混入させ
た溶液を、機械的に攪拌するか、あるいは高圧ガスを吹
き込み泡立てる。脂肪酸塩の例として、ラウリン酸ナト
リウム、ステアリン酸ナトリウム、がある。 重炭酸ソーダの粉末とエアーを混合し、溶液と反応
させる。 高圧炭酸ガスを溶液に吹き込む。 溶液に揮発性アルコール成分をもつ発泡剤を圧入す
る。 さらに、上記水や溶液を泡状化させずに直接ガス抜き溝
20に吐出して冷却させることも可能である。ただし、
水や溶液は比重が重く、キャビティ内に浸入する危険性
があることから、使用する際は泡状化したほうが好まし
い。また、従来、チルベント内で凝固した溶湯を容易に
離型させるために、離型剤を型開きしてからガス抜き溝
にスプレーで塗布していたのを、上記溶液に離型成分を
含ませておくことで、前記工程を省くことができる。さ
らに、通常、繰り返し鋳造作業に使用すると、キャビテ
ィ内に塗布された離型剤の付着堆積によりガス抜き溝の
流路断面積が減少し、所期のガス抜き状態が得られなく
なることから堆積物の除去および清掃を行わなければな
らなかったのが、冷却液が洗浄効果を有することにか
ら、ガス抜き溝内に張り付いた不純物を取り除くことが
可能となる。また、清掃のために鋳造機の運転を停止す
る必要もなくなるため、運転効率が向上する。本発明
は、本実施の形態で使用したチルブロックのガス抜き溝
に対してだけでなく、金型内に穿設したスリットに対し
ても適用することが可能である。
【0010】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ガス抜
きを目的として使用されるチルベントのガス抜き溝に冷
却液を供給することで溶湯の直進性を抑え、溶融物の流
出を防ぎ、キャビティ内の気密性を保つことが可能とな
る。また、ガス抜き溝の隙間を従来より広く取れること
で、ガス抜き効果も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るチルベント部の拡大
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るチルベントを搭載し
た金型の断面図である。
【図3】図1における泡排出ピンの拡大断面図である。
【図4】従来のチルベントを搭載した金型の断面図であ
る。
【図5】従来のチルベント部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10─チルベント 11─金型 14─溶融物 17─
冷却液 20─ガス抜き溝 21─冷却液供給手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チルベントのガス抜き溝内に冷却液を吐
    出し、キャビティ内のガスに続いて排出されてくる溶融
    物を直接冷却することを特徴とするチルベントのガス抜
    き方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した冷却液が泡状化して
    いることを特徴とするチルベントのガス抜き方法。
  3. 【請求項3】 チルベントのガス抜き溝内に冷却液を吐
    出する冷却液供給手段を備えたことを特徴とするチルベ
    ントのガス抜き装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した冷却液が泡状化して
    いることを特徴とするチルベントのガス抜き装置。
JP20023096A 1996-07-30 1996-07-30 チルベントのガス抜き方法及びその装置 Pending JPH1034310A (ja)

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JP20023096A JPH1034310A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 チルベントのガス抜き方法及びその装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069355A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Toyota Motor Corp 成形金型
JP2007507350A (ja) * 2003-10-01 2007-03-29 キャスト センター プロプライエタリー リミテッド 鋳造金型用ベント組立品
CN112743778A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 杨登任 射出模具用的排气件

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