JPH1034611A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

Info

Publication number
JPH1034611A
JPH1034611A JP20881196A JP20881196A JPH1034611A JP H1034611 A JPH1034611 A JP H1034611A JP 20881196 A JP20881196 A JP 20881196A JP 20881196 A JP20881196 A JP 20881196A JP H1034611 A JPH1034611 A JP H1034611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
mdf
molecular weight
decorative layer
veneer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20881196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3802614B2 (ja
Inventor
Masao Niki
正夫 仁木
Yasuhiro Harada
康裕 原田
Takayo Honda
貴代 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP20881196A priority Critical patent/JP3802614B2/ja
Publication of JPH1034611A publication Critical patent/JPH1034611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3802614B2 publication Critical patent/JP3802614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、MDFの表層の強
化と同時に表面化粧の可能な、省エネルギー、省資源的
で環境的にも問題のないMDFの表面加工技術を確立す
ることである。 【技術手段】 その全体或いはその表面部分が中密
度木質繊維板(2a)にて形成されている基板(2)に、ポリ
メチレンポリフェニルポリイソシアネートと、分子量1
000以上、6000以下のポリオキシアルキレンポリ
オールと、アルキレンカーボネートとを必須成分とする
イソシアネート組成物を塗布・浸透せしめた後、未硬化
の状態で、化粧層(1)を形成し、加熱・加圧して一体化
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はその全体或いはその表面
部分に中密度木質繊維板(以下、MDFと言う。)を用
いた耐水性、化粧層の密着性や強度、化粧性に優れた化
粧板製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水分を含む木質材料や表面化粧材料の接
着には在来よりジイソシアネートとポリオキシアルキレ
ンポリオールのプレポリマーや、ポバール水溶液とイソ
シアネートのエマルジョンの2液型接着剤が古くから使
用されている。しかしこれらの接着剤は高粘度でありそ
のまま表面加工用接着剤として使用すると、MDFヘの
投錨効果がなく、MDFの表層を引き裂いて被着物が剥
離する欠点がある。
【0003】これを防止するために、このプレポリマー
を溶剤で希釈してMDFに予め浸透せしめることも行え
るが、この場合は溶剤の蒸発が必要でエネルギーと資源
のロスがあり、環境的にも好ましいものではない。
【0004】又、エマルジョン型の水性塗料をMDFの
表面に塗装して化粧することも行われているが、そのま
までは毛羽立ちが目立ち、密着性も悪く、MDFの表層
が剥離する。このようなMDFの表層剥離を防止した
り、強度を向上させるために、ポリメリックイソシアネ
ート、あるいは粗MDIをMDFの表層にしみ込ませて
MDFの強化を行うことも提案されているが、この場合
も浸透には長時間を必要とし特にエポキシ樹脂との併用
系では高粘度のために浸透困難で不活性溶剤の使用が行
われている。
【0005】しかも、現状では前記ポリメリックイソシ
アネート、あるいは粗MDIの浸透はMDF自体の強化
が目的であり、化粧層の強化を図るものでなく、ポリメ
リックイソシアネート、あるいは粗MDIの浸透・硬化
による強化の後に塗装などを行うので、水性塗料や水性
接着剤では密着が悪くなり、表面サンディングなどの必
要性が出てきて工業的には必ずしも有利な方法と言えな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は先行技術の現
状を改善し、MDFの表層の強化と同時に表面化粧の可
能な、省エネルギー、省資源的で環境的にも問題のない
MDFの表面加工技術を確立することである。なお発明
者らは先にポリメリックMDIと、分子量200〜10
00のポリプロピレングリコール、またはそのグリシジ
ルエーテルを必須成分とする組成物をMDFに浸透せし
め、その表面に化粧生単板を接着したり、感熱ゲル型エ
マルジョン塗料を塗布してエンボス加工を行うMDFの
表面化粧技術を発明して出願中であるが、これら先行発
明と本発明の効果の差違はMDFの強靭性の向上のみな
らず、化粧層の強化や化粧層とMDFとの接着力の向上
を図るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】『請求項1』の化粧板の
製造方法は「その全体或いはその表面部分が中密度木質
繊維板(2a)にて形成されている基板(2)に、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネートと、分子量1000
以上、6000以下のポリオキシアルキレンポリオール
と、アルキレンカーボネートとを必須成分とするイソシ
アネート組成物を塗布・浸透せしめた後、未硬化の状態
で、化粧層(1)を形成し、加熱・加圧して一体化する」
ことを特徴とする。
【0008】これによれば、分子量1000〜6000
という比較的分子量の大きいポリオキシアルキレンポリ
オールを使用してもMDF(2a)に容易に浸透して行き、
MDF(2a)を強化するだけでなく、化粧層(1)との接着
力の向上並びに化粧層(1)そのものも強化され、耐摩耗
性に優れ且つ紙間剥離のない化粧板(A)とする事ができ
る。
【0009】『請求項2』は「化粧層(1)が、水分10%
以上を含有する木質化粧単板(1a)で構成されている」事
を特徴とするもので、これにより、木質化粧単板(1a)の
持つ天然木の質感が直接化粧層(1)に付与され且つイソ
シアネート組成物の存在により化粧層(1)が著しく強化
され、天然木材のような質感を持ち強度の非常に高い化
粧層(1)を有する化粧板(A)を得る事ができる。
【0010】『請求項3』は「化粧層(1)が、化粧薄葉
紙(1b)である」事を特徴とするもので、これによれば自
由に印刷される化粧薄葉紙(1b)を利用する事ができるの
で、化粧板(A)に自由な模様を形成する事ができ且つイ
ソシアネート組成物の存在により著しく強化された化粧
層(1)を有する化粧板(A)を得る事ができる。
【0011】『請求項4』は「その全体或いはその表面
部分が中密度木質繊維板(2a)にて形成されている基板
(2)に、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
と、分子量1000以上、6000以下のポリオキシア
ルキレンポリオールと、アルキレンカーボネートとを必
須成分とするイソシアネート組成物を塗布・浸透せしめ
た後、未硬化の状態で、水性塗料を塗布してゲル化さ
せ、加熱・加圧して硬化させること」を特徴とする。
【0012】これによれば、水性塗料を使用するので、
従来のように溶剤の揮散もないので作業環境もよく且つ
イソシアネート組成物との親和性もよいので、MDF(2
a)との密着性に著しく優れた化粧層(1)が得られる。ま
た、イソシアネート組成物の存在により前述同様MDF
(2a)の浸透層の強化が図られる。
【0013】『請求項5』は「加熱・加圧時に、化粧層
(1)の表面に表面押圧部材(4)を配設し、基板(2)の裏面
に弾性クッション部材(5)を配設する」ことを特徴とす
るもので、これによれば、基板(2)の裏面に配置された
弾性クッション部材(5)の弾性と硬質の表面押圧部材(4)
の協働により、表面押圧部材(4)が化粧層(1)の表面全体
に均等に接触して化粧面(1d)を押圧する事になるので、
MDF(2a)の繊維の絡まり部分が化粧層(1)の表面に表
れず、美しい化粧面(1d)を得る事ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。本発明の基板(2)の実施例は、図1又は3に示すよ
うに、基板(2)全体がMDF(2a)にて構成される場合
や、図2又は4に示すように基板(2)が、基板本体(3)の
表面にMDF(2a)が接着剤にて貼着されたものなどがあ
る。この場合の基板本体(3)としては、例えば合板、パ
ーティクルボード等の木質板の他、珪カル板、木質セメ
ント板、比重が0.5以上の鉱物質繊維板等の無機質板
等、各種のものを使用する事が出来る。
【0015】化粧層(1)は木質化粧薄単板(1a)や化粧薄
葉紙(1b)をMDF(2a)の表面に接着して形成したり(図
1、2)、水性塗料を塗装して形成される(図3、4)
のであるが、MDF(2a)の木質化粧薄単板(1a)や化粧薄
葉紙(1b)を接着しようとする面にポリメリックイソシア
ネート、分子量1000〜6000のポリオキシアルキ
レンポリオール及びアルキレンカーボネートを必須成分
とする組成物を浸透せしめ、前者にあっては、それらが
未硬化の状態で水分10%以上を含有する木質化粧薄単
板(1a)や化粧薄葉紙(1b)を載置・接着し、後者にあって
は水性塗料を塗布してゲル化させ、然る後、化粧面(1d)
に表面押圧部材(4)を載置し《例えば、鏡面の硬質板(4
a)、エンボス板(4b)を接触せしめ、或いはエンボスロー
ル(4c)など接触させつつ転動させ》、基板(2)の裏面に
は弾性クッション部材(5)を接触せしめ、この弾性クッ
ション部材(5)を介して加熱・加圧して木質化粧薄単板
(1a)や化粧薄葉紙(1b)をMDF(2a)の表面に接着して硬
化させたり、水性塗料を硬化させて化粧層(1)を形成す
る。
【0016】本発明で使用されるポリメリックイソシア
ネートとは、4,4'―ジフェニルメタンでイソシアネー
トの精製前処理した縮合体であり、通称、ポリメチレン
・ポリフェニレンイソシアネート、ポリメリックポリイ
ソシアネート、粗MDIなどと称されたり、P―MDI
などと表示されるものである。
【0017】分子量1000〜6000のポリオキシア
ルキレンポリオールとは、ポリプロピレンオキサイド、
プロピレンオキシドとエチレンオキサイドよりなるグリ
コール類、トリメチロールプロパンを起点としてプロピ
レンオキサイドが付加したトリオール類などで、分子量
が1000〜6000のポリオールを指す。分子量が1
000以下ではイソシアネートとの反応物が硬質になり
過ぎ、分子量が6000以上では軟質になり過ぎ且つ粘
度が高すぎてMDFヘの浸透が不良になる。通常、最も
好ましいのは2000〜4000である。
【0018】アルキレンカーボネートとは、エチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボ
ネートなどであり、プロピレンカーボネートが最も好ま
しいものである。これはイソシアネートとポリオールの
相溶化剤であり、イソシアネートが水と反応すると加水
分解されイソシアネートとの反応を行う。又、部分的に
揮散しても無臭・無毒の化合物として知られているもの
である。
【0019】MDF(2a)の水分は通常7〜8%であり、
これによっても浸透性組成物はウレタン鎖の鎖長が延長
されるが、被接着物である化粧薄単板(1a)や化粧薄葉紙
(1b)も水分は10%以上含む方が、加熱・加圧・硬化後
の化粧性において優れたものとなる。なお、この水分
(化粧薄単板(1a)や化粧薄葉紙(1b))は120%程度に
なっても充分に接着硬化をするので厳密な管理は不要で
ある。
【0020】本発明に使用される化粧層(1)形成用の水
性塗料は、水性感熱ゲル化エマルジョン型塗料用樹脂
で、水性塗料のため溶剤の揮散もないので作業環境もよ
く、感熱ゲル化エマルジョン型であるから水分を含んだ
状態であっても低温、短時間で均一にゲル化するので、
予備乾燥工程が簡略化でき、省エネルギー的であり生産
性が向上する。
【0021】しかも水性感熱ゲル化エマルジョン型塗料
は、MDF(2a)に塗布した場合、前述のように水分を含
んだ状態でもゲル化するので、水性塗料であるにも拘わ
らず、木質繊維の“膨れ”や“毛羽立ち”などが生じに
くい。そして、水性塗料であるから水分を含んでおり、
その塗布により塗料の水分を木質繊維が吸収して柔軟に
なるため、加圧する場合、低圧かつ短時間で非常にシャ
ープな表面加工層が得られる。また、水分含有によりM
DF(2a)が柔らかくなるので加工度が大きくなり、深絞
りのような加工も可能となる。
【0022】本発明方法の実施に使用しうる水性感熱ゲ
ル化エマルジョン型塗料には、イオン性がアニオン型の
エマルジョン、例えばカルボキシル基を持つようなエチ
レン−酢ビ−アクリル、(メタ)アクリル、スチレン−
(メタ)アクリル、エチレン−(メタ)アクリル系など
のエマルジョンが好ましい。これは、感熱ゲル化剤との
反応性を良くするためである。
【0023】感熱ゲル化剤としては、金属アンモニウム
錫塩があり、例えば、亜鉛アンモニア硫酸塩、亜鉛アン
モニア酢酸塩、亜鉛アンモニア炭酸塩などで、これらは
エマルジョンのカルボキシル基と反応しやすい。また、
亜鉛アンモニアオレイン酸塩などの高級脂肪酸塩などを
用いることにより、塗料に抗菌性を付与することも可能
である。
【0024】これらの感熱ゲル化剤は、上記エマルジョ
ンを40〜70℃でゲル化するものが望ましい。40℃
以下でゲル化するものでは、室温でエマルジョンの粘度
が上昇して作業性が悪く、70℃以上ではMDF(2a)の
反りや寸法変化の原因となる。また両者の反応はイオン
架橋型の反応であるため、加熱により予備ゲル化したエ
マルジョンは流動化して型に倣い、低圧かつ短時間の加
熱下でシャープな化粧層(1)が形成される。
【0025】加熱・加圧による硬化時の構成はMDF化
粧板(A)の化粧層(1)の仕上がりを良好にするための必須
の要件であり、化粧面(1d)を鏡面の硬質板(4a)、艶消し
鏡面板(図示せず)、エンボス板(4b)、エンボスロール
(4c)などの表面押圧部材(4)を用いる。通常は金属製
(クロムメッキ仕上げ)で、MDF化粧板(A)の非化粧
面(=裏面)は弾性クッション部材(5)を配置する。弾
性クッション部材(5)としてはシリコンゴム、フッ素樹
脂ゴム、ウレタンゴムなどで耐熱性に優れ且つ弾性復元
力に富むクッション部材が使用される。このようにMD
F化粧板(A)の化粧面(1d)には表面押圧部材(4)を、裏面
には弾性クッション部材(5)を接触せしめて加熱・加圧
する。これによって化粧面(1d)は均一な仕上げ状態とな
る。ただし、この弾性クッション部材(5)を欠いたり両
面にクッション部材(5)を用いたりするとMDF化粧板
(A)の化粧面(1d)にMDF(2a)を構成する木繊維の部分
的なからまりの斑点模様が生じ、化粧性が著しく損なわ
れる。
【0026】イソシアネート組成物は接着剤としての役
目も果たすので、水性エマルジョン型塗料による化粧層
(1)とMDF(2a)との密着性は著しく向上する。また、
分子量1000〜6000のポリオキシアルキレンポリ
オールとアルキレンカーボネートとを必須成分とするの
で、イソシアネート組成物は水との親和性が良好で且つ
MDF(2a)を構成する木質繊維との親和性にも優れ、若
干の膨潤性もあり、木質繊維に浸透させたときの反応性
の調節も容易で、硬化後は木質繊維の吸水による寸法変
化防止に役立ち、耐煮沸性のある製品の供給を可能とす
るものである。
【0027】(発明実施の態様)本発明実施の態様には
様々な仕様があるが、要はポリメリックイソシアネート
のイソシアネート官能基に対し、イソシアネート反応性
官能基が等モル以下、0.5モル以上程度になるように
分子量1000〜6000のポリオキシアルキレンポリ
オールとアルキレンカーボネート、及びその他必要な反
応薬剤を配合し、この際アルキレンカーボネートは、相
溶化、粘度コントロールに必要な最小量としておいて、
この用意された配合物をMDF基板(2)の一面または両
面に、或いは基板(2)表面のMDF(2a)の一面に塗布・
浸透させるが、塗布量は5〜20g/m2が適当である。
少なすぎると接着効果、補強効果が劣り、使用量が多す
ぎるとその分だけ材料費が高価になる。次いで塗布・浸
透剤が未硬化の状態で(塗布後直ちでもよい。)、含水
木質薄単板(1a)、化粧薄葉紙(1b)をMDF(2a)の被接着
面に載置し、含水木質薄単板(1a)又は化粧薄葉紙(1b)の
化粧面(1d)にクロムメッキした鏡面硬質板(4a)を当て、
裏面に弾性クッション部材(5)を当てて加圧・加熱・硬
化する。加圧力は5〜20kgf/cm2、加熱は80〜
140℃程度、時間は2〜20分程度がよい。又、水性
塗料による化粧では、前記塗布・浸透剤をMDF基板
(2)の一面または両面に、或いは基板(2)表面のMDF(2
a)の一面に塗布・浸透させ、然る後、塗布・浸透剤が未
硬化の状態で(塗布後直ちでもよい。)、感熱ゲルタイ
プの水性塗料を塗布し、60〜80℃の炉中に入れる。
前記加熱により感熱型水性塗料は数秒〜数分でゲル化す
るので化粧面(1d)に金属のエンボスロール(4c)を当て、
裏面にはウレタンゴムロール(5a)が当たるようにしてロ
ール(4c)(5a)間を通過させながら硬化を行う。化粧薄葉
紙(1b)の場合も、このような構造のラミネートマシーン
(図示せず)を用いて連続的に化粧薄葉紙(1b)をMDF
(2a)の被接着表面に接着しながら硬化を完了することが
できる。次いで得られたMDF化粧板(A)は通常の塗装
法によって必要に応じて表面強化や、美化を行うことが
できる。以下実施例により更に詳細に説明するが、これ
らが本発明の全てを代表する物ではない。
【0028】[実施例1]MDFへの浸透性接着剤とし
て分子量1000のポリプロピレングリコール22.7
wt%、エポキシ化アマニ油(EP8.8%)22.7w
t%、プロピレンカーボネート9.1wt%、ポリメリ
ックMDI(NCO約36%)45.5wt%を調整
し、この組成物を厚さ6mmで30cm角の乾式製法に
よるMDFの化粧単板の被接着表面に10g塗布した。
塗布液は直ちにMDFの被接着表面から内部に浸透した
ので、その上に厚さ0.15mm、水分41%を含むチ
ンチャンの化粧単板を載置し、その上に離型処理を施し
たクロームメッキ鏡面硬質板を配置し、MDFの裏面に
シリコンゴムシートを当て、平板プレスで、120℃、
l0kgf/cm2、5分間のプレス条件で接着して化粧
単板貼りMDF化粧板を得た。次にこの化粧面を140
0メッシュのサンドペーパで軽く研磨して、クリヤの2
液ウレタン樹脂塗装を行って床材としても使用可能な化
粧板を得た。なお、この化粧板の性能は(表―1)に示
す。
【0029】(実施例1に対する比較例)[実施例1]
においてプロビレンカーボネートを欠くものは粘度が高
くMDFへの浸透が不充分であり、長時間を要するため
生産性を欠いた。又、[実施例―1]と同じ組成物を用
いた場合に積層構造を両面クッション部材としたもの
と、化粧面にクッション部材を用いたものは、化粧面が
傷肌となり#400のサンディングでは消去できず、後
加工が極めて困難であった。
【0030】[実施例2][実施例1]において化粧単
板の代わりに木目模様を印刷した薄葉化粧紙(水分約1
5%)を用いた他は全く同じようにしてMDF化粧板を
得た。性能は(表―1)にまとめて示すが、紙間剥離も
生じない耐水性に浸れた床材として用い得るMDF化粧
板を得た。
【0031】(実施例2に対する比較例)通常化粧紙の
接着には酢ビ、または酢ビ−尿素エマルジョンが使用さ
れるが、本発明の接着条件で接着したものは紙間ないし
MDFの表面材破壊を生じ性能的には劣るものであっ
た。
【0032】[実施例3]MDFヘの浸透性接着剤とし
て分子量1000のポリプロビレングリコール20wt
%、ひまし油2Owt%、ポリメリックMDI(NCO
約36%)40wt%、プロピレンカーボネート10w
t%を調整し、他は実施例―1と同様にして化粧単板貼
り化粧板を得た。外観は[実施例1]と同様に優れたも
のであった。性能は(表―1)にまとめて示す。
【0033】(実施例3に対する比較例)[実施例3]
においてプロピレンカーボネートを欠くものは相溶性が
無く、白濁し高粘度でありMDFヘの含浸、接着目的に
は使用不能であった。
【0034】[実施例4]MDFへの浸透性接着剤とし
て分子量2000のポリプロビレングリコール42wt
%、ポリメリックMDI(NCO約36%含有品)41
wt%、ポリプロピレンカーボネート17wt%を調整
した。この組成物は透明に相溶し、MDFヘの浸透性に
優れ、可使時間も1日以上と長い。この組成物を厚さ6
mmで30cm角のMDFに約10g塗布・浸透させ、
[実施例2]と同様に木目模様を印刷した薄葉化粧紙を
載置し、120℃、l0kgf/cm2、5分間で接着
硬化し、次いでその表面に減摩剤2Owt%を含有する
2液ウレタン塗料を塗布し耐摩耗性に優れ紙間剥離など
のない床材として用いられるMDF化粧板を得た。
【0035】[実施例5][実施例4]の浸透性接着剤
を厚さ6mmで30cm角のMDFへ12g塗布・浸透
させ、次いでナラの木目模様を印刷した薄葉化粧紙を載
置し(化粧紙の水分は約50%)その上にエンボス板を
起き、裏面にシリコンゴムクッション部材をおいて12
0℃、l0kgf/cm2、7分間の加圧・加熱を行っ
て、エンボスと同時に化粧紙を接着した。化粧紙は含水
状態にあって伸びがあり、又、接着剤自身にも強靭性が
あるので化粧紙に亀裂などを生ずることもなかった。次
いでこのエンボス面にオイルスティンによるワイピング
を施し、[実施例4]同様に2液ウレタン塗装を行って
天然木観に富んだ化粧紙を得た。性能などは(表―1)
にまとめて示す。
【0036】 表−1(物性試験結果) 摩耗試験(/100回)*1 耐水試験*2 吸水試験 厚さ(μm) 重量(mg) (24時間) 実施例1 3.4 7.5 変化なし 変化なし 実施例2 2.1 6.2 変化なし 変化なし 実施例3 2.2 7.0 変化なし 変化なし 実施例4 1.7 6.6 変化なし 変化なし 実施例5 5.8 13.0 変化なし 変化なし *1 JIS K5400 耐摩耗試験 *2 JAS 特殊合板の性能試験
【0037】[実施例6]MDFへの浸透性接着剤とし
て、分子量2000のポリプロピレングリコール420
wt%、ポリメリックMDI(NCO約30%含有品)
41wt%、ポリプロピレンカーボネート17wt%を
混合・調製した。この組成物は透明に相溶し、MDFへ
の浸透性に優れており、可使時間も1日と長かった。こ
の組成物を厚さ6mmで30cm角のMDFに10g塗
布・浸透させた。次いでこの塗布面に、木目模様の印刷
を施した薄葉化粧紙(含水率約15%)を載置し、その
上にクロムメッキ鏡面板を起き、MDFの裏面にシリコ
ンゴムクッション部材をおいて平板プレスによって12
0℃、l0kgf/cm2、5分間の加圧・加熱を行っ
て、化粧紙を接着した。さらに、化粧面を#400のサ
ンドペーパで軽く研磨し、クリヤーの2液型ウレタン樹
脂塗料にて塗装仕上げをして化粧紙貼りMDF化粧板を
得た。
【0038】[実施例6に対する比較例1]MDFへの
浸透性接着剤のポリプロピレングリコールとして分子量
400のものを使用する他は実施例6と同様にして化粧
紙貼りMDF化粧板を得た。
【0039】[実施例6に対する比較例2]MDFへの
薄葉化粧紙を接着する際の接着剤として、酢ビ−尿素エ
マルジョン接着剤を使用し、熱圧時間を1分間とした他
は実施例6と同様にして化粧紙貼りMDF化粧板を得
た。
【0040】 表−2 耐水A試験 クロスカット試験 実施例6 〇 〇 比較例1 〇 △ 比較例2 × × 耐水A試験 JAS 特殊合板の性能試験 クロスカット試験 JIS K5400 碁盤目テープ法 2mmます目5×5 判定基準 〇欠損なし △欠損率5〜15% ×欠損率15%以上
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、分子量1000〜60
00という比較的分子量の大きいポリオキシアルキレン
ポリオールを含むイソシアネート組成物をMDFに浸透
させることにより、堅すぎることもなく且つ柔らかすぎ
る事もない適度な堅さでMDFの浸透層を強化するだけ
でなく、木質化粧単板や化粧薄葉紙或いは水性塗料の塗
布による化粧層との接着力の向上並びに化粧層そのもの
の強化を図り、耐摩耗性に優れ且つ紙間剥離や化粧層と
MDFとの層間剥離のない化粧板を極めて簡単に形成す
る事ができ、本発明方法は従来例に比較して工業的に桑
めて有意義な方法であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板の全体がMDFで形成され、化粧層が木質
化粧単板或いは化粧薄葉紙にて形成された本発明にかか
る化粧板の断面図
【図2】基板が基板本体の表面にMDFを接着して形成
され、化粧層が木質化粧単板或いは化粧薄葉紙にて形成
された本発明にかかる化粧板の断面図
【図3】基板の全体がMDFで形成され、化粧層が水性
塗料の塗布にて形成された本発明にかかる化粧板の断面
【図4】基板が基板本体の表面にMDFを接着して形成
され、化粧層が水性塗料の塗布にて形成された本発明に
かかる化粧板の断面図
【図5】本発明にかかる化粧板を鏡面硬質板と弾性クッ
ション部材とで熱圧・硬化させている状態の断面図
【図6】本発明にかかる化粧板をエンボス板と弾性クッ
ション部材とで熱圧・硬化させている状態の断面図
【図7】本発明にかかる化粧板をエンボスロールと弾性
クッションロールの間に通し熱圧・硬化させている状態
の断面図
【符号の説明】
(A)…化粧板 (1)…化粧層 (2)…基板 (2a)…MDF (3)…基板本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/04 B32B 27/04 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その全体或いはその表面部分が中
    密度木質繊維板にて形成されている基板に、ポリメチレ
    ンポリフェニルポリイソシアネートと、分子量1000
    以上、6000以下のポリオキシアルキレンポリオール
    と、アルキレンカーボネートとを必須成分とするイソシ
    アネート組成物を塗布・浸透せしめた後、未硬化の状態
    で、化粧層を形成し、加熱・加圧して一体化することを
    特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 化粧層が、水分10%以上を含有
    する木質化粧単板で構成されている事を特徴とする請求
    項1に記載の化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 化粧層が、化粧薄葉紙で構成され
    ている事を特徴とする請求項1に記載の化粧板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 その全体或いはその表面部分が中
    密度木質繊維板にて形成されている基板に、ポリメチレ
    ンポリフェニルポリイソシアネートと、分子量1000
    以上、6000以下のポリオキシアルキレンポリオール
    と、アルキレンカーボネートとを必須成分とするイソシ
    アネート組成物を塗布・浸透せしめた後、未硬化の状態
    で、水性塗料を塗布してゲル化させ、加熱・加圧して硬
    化させることを特徴とする化粧板の製造方法。
  5. 【請求項5】 加熱・加圧時に、化粧面に表面押
    圧部材を配設し、基板の裏面に弾性クッション部材を配
    設することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の化粧板の製造方法。
JP20881196A 1996-07-18 1996-07-18 化粧板の製造方法 Expired - Fee Related JP3802614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20881196A JP3802614B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 化粧板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20881196A JP3802614B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 化粧板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1034611A true JPH1034611A (ja) 1998-02-10
JP3802614B2 JP3802614B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=16562523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20881196A Expired - Fee Related JP3802614B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3802614B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216871A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Yamaha Corp 複合成形品の製造方法
JP2007176099A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 木質板及び木質板の耐液処理方法
JP2007313878A (ja) * 2006-04-26 2007-12-06 Matsushita Electric Works Ltd 建築板及び建築板の製造方法
JP2008222914A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd プライマー組成物
JP2010234716A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Victor Co Of Japan Ltd 木製成形体およびその製造方法
JP2012067242A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Eidai Co Ltd 木質ボード用二液型接着剤、木質ボードの製造方法及び軽量パーティクルボード
US11718083B2 (en) * 2020-04-16 2023-08-08 Välinge Innovation AB Method for producing a building element, a pressing device and a method of embossing a wooden surface

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216871A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Yamaha Corp 複合成形品の製造方法
JP2007176099A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 木質板及び木質板の耐液処理方法
JP2007313878A (ja) * 2006-04-26 2007-12-06 Matsushita Electric Works Ltd 建築板及び建築板の製造方法
JP2008222914A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd プライマー組成物
JP2010234716A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Victor Co Of Japan Ltd 木製成形体およびその製造方法
JP2012067242A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Eidai Co Ltd 木質ボード用二液型接着剤、木質ボードの製造方法及び軽量パーティクルボード
US11718083B2 (en) * 2020-04-16 2023-08-08 Välinge Innovation AB Method for producing a building element, a pressing device and a method of embossing a wooden surface
US20230330983A1 (en) * 2020-04-16 2023-10-19 Välinge Innovation AB Method for producing a building element, a pressing device and a method of embossing a wooden surface
US12350917B2 (en) * 2020-04-16 2025-07-08 Välinge Innovation AB Method for producing a building element, a pressing device and a method of embossing a wooden surface

Also Published As

Publication number Publication date
JP3802614B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3897581A (en) Plywood veneer of edge-bonded wet wood pieces and method of making same
JP3802614B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP4185940B2 (ja) 床基材の製造方法及び床材の製造方法
JP3043988B2 (ja) 木質単板貼り化粧板の製造方法
JPH09279821A (ja) 木質床材とその製造方法
CN116238014B (zh) 一种饰面板材的制备方法
JP5457303B2 (ja) 木質化粧板の製造方法
JP2006263977A (ja) 化粧板及びその製造方法
JPH11210325A (ja) 窓台及びその製法
JPS5852378A (ja) 多孔質材の積層成形加工法
JP2001121516A (ja) 表面塗装木質仕上材
JPH09267439A (ja) 化粧板の製造方法
JP4055498B2 (ja) 化粧パネルの製造方法
JP2681598B2 (ja) 化粧板およびその製造方法
KR101790273B1 (ko) 가구용 목재 보드 및 그 제조방법
JP4324875B2 (ja) 化粧造作部材の製造方法
JP4018008B2 (ja) 木質化粧シートの製造方法
JP4626468B2 (ja) 積層体、及び積層体の製造方法
JPS6131483A (ja) 木材の接着法
JP3145082B2 (ja) ポリエステル樹脂化粧合板及びその製造方法
JP2014184414A (ja) 無機質系基材の表面処理方法、無機質基材及び化粧板の製造方法
JPH09267438A (ja) 化粧板の製造方法
JPS6023040A (ja) 化粧材オ−バ−レイ木質複合材の製法
JP4947466B2 (ja) 化粧板及び化粧板の製造方法
JP2000328037A (ja) ポリウレタン接着剤及びこの接着剤を使用する化粧シート被覆材料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150512

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees