JPH1034675A - ゴム成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

ゴム成形品の製造方法及び製造装置

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JPH1034675A
JPH1034675A JP8194444A JP19444496A JPH1034675A JP H1034675 A JPH1034675 A JP H1034675A JP 8194444 A JP8194444 A JP 8194444A JP 19444496 A JP19444496 A JP 19444496A JP H1034675 A JPH1034675 A JP H1034675A
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rubber
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molded product
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Harusuke Nagami
晴資 永見
Katsuyoshi Fujiwara
勝良 藤原
Taisuke Hatta
泰典 八田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡剤が含有されたゴム材により形成した成
形素材を成形型内で膨脹させることによりゴム成形品を
得る場合において、成形型内でのガスの残留を確実に防
止して表面が平滑なゴム成形品を得る。 【解決手段】 発泡剤含有のゴム材を用いて形成したゴ
ムロール素材に芯金を挿通させて成形型21に装填し、
これをガラスビーズ28が充填させた流動層29に埋め
込んで空気を吹き込みながらヒータ30で均一加熱す
る。成形型の中央部22aを薄肉に、両端部22b,2
2bを厚肉にして、内部のゴムロール素材の中央部に先
に伝熱させて発泡を端部側よりも先に開始させ、続いて
端部側にかけて発泡が進行するようにする。ゴムロール
素材が膨脹して中央部が成形型内周面に圧着し、順次、
端部側に圧着させて内部のガスを端部側に集めてガス抜
孔から押出させる。他に、中央部のみを予備加熱するよ
うにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム成形品の製造
方法及び製造装置に関し、特に、電子写真装置や静電写
真装置等のいわゆるOA機器に使用されるゴム製の現像
ロール,帯電ロール,転写ロールもしくはクリーニング
ロール等の製造に適した製造方法及び製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のゴム成形品には、ロールの表面
が平滑であること等の特性が要求されている。そして、
このような要求特性を付与するためのゴム成形品の製造
方法及び製造装置として、従来より、発泡剤を含有する
ゴム材を用いてゴム成形品より小径の円筒状の成形素材
を形成し、この成形素材をその筒孔に芯金を挿通させた
状態で成形型に装填し、この成形型を加熱して加硫させ
つつ上記発泡剤を発泡させることにより上記成形素材を
成形型内で膨脹させて軸方向に比較的長い円筒状のゴム
成形品を得るものが知られている(例えば、特開平6−
182784号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
製造方法においては、成形素材を成形型内で加硫・発泡
させると、その周方向及び軸方向に均一に発泡せずに、
周方向もしくは軸方向のいずれか一方もしくは双方に不
均一になる場合があり、その不均一発泡に起因する成型
型内のガスの残留により種々の不都合が生じることがあ
る。
【0004】すなわち、図9及び図10に示すように、
成形型aをオーブンb内のオーブン台c上に横置して加
熱すると、そのオーブン台cと接触している成形型aの
下部から先に熱が伝わり、その成形型a下部側の成形素
材dから先に発泡及び加硫が進行する。その結果、上記
発泡・加硫の際に発生するガスが昇温の遅い部分と成型
型との間に滞留もしくは残留し、発泡後のゴム成型品の
外表面にうねり、凹凸、しわ、もしくは、ピンホール等
の発生を招くことになる。
【0005】また、上記従来の製造方法の場合、円筒形
状の成形素材を形成した後にその筒孔に芯金を挿通し、
これを成形型内に装填するようにしており、上記芯金の
挿通作業のために上記筒孔の内径を芯金の外径より大径
にする必要がある。このため、図11に示すように、成
形型a内で芯金eを中心位置に保持すると、成形素材d
がぶら下がり状態になり、成形素材dの上部内周面が芯
金eと接触し、場合によっては上記成形素材dの下部外
周面が成形型aの下部内周面と接触することになる(図
11では成形素材dの下部外周面も接触している例を示
す)。このため、成形素材dの上記接触している部分が
芯金e及び成形型aから直接的に伝熱を受けて他の部分
より先に加熱され、これらの部分と他の部分とにおける
発泡の不均一に起因してガスの滞留により上記の如くし
わやくぼみ等の発生を招くことになる。
【0006】さらに、成形素材をたとえほぼ均一に発泡
させ得たとしても、成形型の中央部に滞留もしくは残留
するガスにより上記のしわやくぼみ等が発生してゴム成
形品の表面の平滑度合いが低下する。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、発泡剤が含有
されたゴム材により形成した成形素材を成形型内で膨脹
させることによりゴム成形品を得る製造方法及び製造装
置において、成形型内でのガスの残留を防止して表面が
平滑なゴム成形品を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、発泡剤を含有するゴム材を
用いてゴム成形品より小さい成形素材を形成する工程
と、上記成形素材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的
に同一の内面形状を有する成形型内に装填する工程と、
装填された成形型の外面を加熱することにより上記発泡
剤を発泡させて上記成形素材を上記成形型内で膨脹させ
る工程とを順に行うゴム成形品の製造方法を前提とす
る。このものにおいて、上記膨脹させる工程を、成形型
の中央部外面を先に昇温させて成形素材の中央部から発
泡させ、次に、上記成形型の中央部外面から順に端部外
面に向けて昇温させて上記成形素材の端部に向けて発泡
させ、上記成形型内のガスを端部側から外部に押出すよ
うにする構成とするものである。
【0009】上記の構成の場合、成形型内の中央部に位
置する成形素材中央部から先に発泡し始め、順次、端部
側に向けて発泡していくことになる。すなわち、上記成
形素材中央部が膨脹して成形型の内周面に先に密着し、
そこから順に端部側にかけて成形素材の外周面が上記成
形型の内周面に密着していくことになる。このため、成
形型の内部のガスが、中央部から端部側に向けて膨脹が
進行していく成形素材により押されて、途中に残留する
ことなく成形型の端部に集められ、外部に押出される。
これにより、発泡後のゴム成形体の外周面が確実に成形
型の内周面に密着し、そのゴム成形体の外周面が平滑に
なる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、膨脹させる工程の初期に成形型の中央部を
予備加熱して成形素材の中央部を先に発泡開始させた後
に、全体を加熱するようにするものである。
【0011】上記の構成の場合、成形型の中央部を予備
加熱すると、成形素材の中央部の発泡が先に開始して先
に膨脹し始めることになる。以後、全体加熱すると、成
形素材の中央部が端部よりも先に膨脹した状態から端部
と共に発泡して膨脹する。これにより、請求項1記載の
発明の製造方法による作用が確実に得られる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、成形型の中央部の肉厚を相対的に薄肉に、
端部の肉厚を相対的に厚肉にそれぞれした成形型を用
い、膨脹させる工程を、上記成形型の全体を加熱しても
上記中央部が端部側よりも早く昇温するようにするもの
である。
【0013】上記の構成の場合、成形型の全体を加熱す
ると、成形型の内部に対し、薄肉にされた成形型の中央
部の方が、厚肉にされた成形型の端部側よりも先に熱が
伝わることになる。この結果、上記成形型の中央部に位
置する成形素材の中央部の方が、成形型の端部側に位置
する成形素材よりも先に昇温されて発泡し始める。この
ため、成形素材の中央部から先に膨脹し始め、順次、そ
の膨脹が端部側に進行する。これにより、請求項1記載
の発明の製造方法による作用が確実に得られる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、成形型の中央部を除き端部側を断熱材で被
覆し、膨脹させる工程を、上記成形型の全体を加熱して
も上記中央部が端部側よりも早く昇温するようにするも
のである。
【0015】上記の構成の場合、成形型の全体を加熱す
ると、成形型の内部に対し、断熱材で被覆されていない
成形型の中央部の方が、断熱材で被覆された成形型の端
部側よりも先に熱が伝わることになる。この結果、上記
成形型の中央部に位置する成形素材の中央部の方が、成
形型の端部側に位置する成形素材よりも先に昇温されて
発泡し始める。このため、成形素材の中央部から先に膨
脹し始め、順次、その膨脹が端部側に進行する。これに
より、請求項1記載の発明の製造方法による作用が確実
に得られる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明の製造方法を実施するための製造装置で
あり、端部にガス抜孔が貫通形成された成形型と、この
成形型の中央部のみを加熱する予備加熱手段と、上記成
形型の全体を加熱する加熱手段とを備える構成とするも
のである。
【0017】上記の構成の場合、予備加熱手段により成
形型の中央部のみが加熱されるため、この予備加熱手段
を作動させることにより成形素材の中央部を端部側より
も先に発泡させることが可能になる。そして、加熱手段
により成形型の全体が加熱されて、上記成形素材の中央
部が成形型の内周面に先に密着し、順次、端部側にかけ
て密着していくことになる。そして、その成形素材の膨
脹の進行に伴い、成形型の内部のガスが次第に成形型の
端部側に集められ、そのガスがガス抜孔から外部に押出
される。このため、請求項1及び請求項2記載の発明の
製造方法を確実に実施することが可能になる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1及び請求
項3記載の発明の製造方法を実施するための製造装置で
あり、端部にガス抜孔が貫通形成された成形型と、この
成形型を加熱する加熱手段とを備え、上記成形型を、中
央部の肉厚が端部の肉厚よりも薄肉に形成する構成とす
るものである。
【0019】上記の構成の場合、加熱手段で成形型を加
熱すると、薄肉にされた成形型の中央部の方が端部側よ
りも先に伝熱されて内部の成形素材の中央部が端部側よ
りも先に昇温し、発泡を開始する。このため、上記請求
項5記載の発明の場合と同様に、成形素材の中央部が成
形型の内周面に先に密着し、順次、端部側にかけて密着
していくことになる。そして、その成形素材の膨脹の進
行に伴い、成形型の内部のガスが次第に成形型の端部側
に集められ、そのガスがガス抜孔から外部に押出され
る。このため、請求項1及び請求項3記載の発明の製造
方法を確実に実施することが可能になる。
【0020】また、請求項7記載の発明は、請求項1及
び請求項4記載の発明の製造方法を実施するための製造
装置であり、端部にガス抜孔が貫通形成された成形型
と、この成形型を加熱する加熱手段とを備え、上記成形
型を、中央部を除き端部側が断熱材により被覆されてな
るものとするものである。
【0021】上記の構成の場合、加熱手段で成形型を加
熱すると、断熱材で被覆されていない成形型の中央部の
方が、断熱材で被覆された端部側よりも先に伝熱されて
内部の成形素材の中央部が端部側よりも先に昇温し、発
泡を開始する。このため、上記請求項5もしくは請求項
6記載の発明の場合と同様に、成形素材の中央部が成形
型の内周面に先に密着し、順次、端部側にかけて密着し
ていくことになる。そして、その成形素材の膨脹の進行
に伴い、成形型の内部のガスが次第に成形型の端部側に
集められ、そのガスがガス抜孔から外部に押出される。
このため、請求項1及び請求項4記載の発明の製造方法
を確実に実施することが可能になる。
【0022】さらに、請求項8記載の発明は、請求項5
〜請求項7のいずれか1に記載の製造装置において、加
熱手段を、内部に多数の粒状伝熱媒体が充填されて成形
型がその多数の粒状伝熱媒体に覆われた状態で加熱され
る流動床式加熱炉により構成するものである。
【0023】上記の構成の場合、成形型は多数の粒状伝
熱媒体が充填されて構成された流動床の多数の伝熱媒体
により覆われた状態で加熱されるため、成形型の方向及
び長手方向のいかんを問わず、全ての外表面を均一に加
熱することが可能になる。このため、成形素材の中央部
を先に発泡させて膨脹した状態から全体の発泡及び膨脹
を進行させることが確実となって、成形型の内部のガス
を成形型の端部側に集めて外部に排出させることが確実
に行い得る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0025】図1には、本発明の製造方法及び製造装置
の成形型によって製造されるゴム成形品としてのゴムロ
ール1がゴム部材3の一部を切り欠いた状態で示されて
いる。このゴムロール1は、芯金2の外周面に対し、円
筒状のゴム部材3が発泡及び加硫成形により固着されて
一体化されたものである。
【0026】図2には、上記ゴム部材3となる成形素材
としてのゴムロール素材4が示されている。上記ゴムロ
ール素材4は、発泡剤を含有する未加硫のゴム材を用い
て、未加硫のまま例えば押出し式により成形されるもの
であって、筒孔4aの内径が上記芯金2の外径よりも若
干大きく、かつ、外径が上記ゴム部材3の外径よりも若
干小さい円筒形状に形成される。
【0027】上記ゴムロール素材4(ゴム部材3)の形
成に用いるゴム材としては、天然ゴム、クロロプレンゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレン
ゴム、ブチルゴム、アクリル・ニトリル・ブタジエンゴ
ム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴ
ム、水素化ニトリルゴム、エピクロロヒドリンゴム等の
架橋ゴム、及び、これらの単量体を用いた共重合体、こ
れらのブレンド物、並びに、ポリオレフィン系,ポリエ
ステル系,ポリエーテル系,ポリアミド系,ポリウレン
タン系等の熱可塑性エラストマー等から適宜選択するこ
とができる。
【0028】そして、上記ゴム材には発泡剤が含有され
ている。発泡剤としては、アゾジカーボンアミド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン、p-トルエンスルホニ
ルヒドラジド、p,p'- オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)等が好ましく使用し得る。この発泡剤は、
発泡成形によって得られるゴムロール1の0.5〜50
容量%が気泡となるように、その配合量を設定すること
が望ましい。すなわち、0.5容量%未満では所期の効
果が得られないためであり、一方、50容量%を越える
発泡では、ゴム成形品の弾性率が低くなり過ぎるからで
ある。
【0029】また、上記ゴム材には電気抵抗調整剤が含
有される。電気抵抗調整剤としては、カーボンブラック
が好適であり、その他にグラファイト、導電性金属粒
子、もしくは、各種界面活性剤等を用いることもでき
る。加えて、ゴム成形品の硬度を調整する(低硬度にす
る)目的で、上記ゴム材に各種の軟化剤を含有させるこ
ともできる。軟化剤としては、アロマチック系、ナフテ
ン系、パラフィン系等の鉱物油、DOP、DOA、DO
S等の可塑剤、なたね油、ヤシ油等の植物油等を用いる
こともできる。
【0030】さらに、ゴム材には、必要に応じて、ゴム
用薬品、ゴム添加剤を配合することができる。ゴム用薬
品、ゴム用添加剤としては、硫黄、パーオキサイド等の
加硫剤、亜鉛華、ステアリン酸等の加硫促進助剤、スル
フェンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジ
ン系等の加硫促進剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止
剤、粘着付与剤等を使用することができ、さらに、各種
の補強剤、摩擦係数調整剤、シリカ、タルク、クレイ等
の無機充填剤も任意に選択し得る。
【0031】上記ゴム材のゴム配合の具体的な一例は次
の通りである。
【0032】
【表1】 続いて、上記ゴムロール1の製造方法及び製造装置につ
いての実施形態を説明する。
【0033】<第1実施形態>本第1実施形態は、製造
方法について請求項1,2、製造装置について請求項
5,8に係るものである。
【0034】まず、上記ゴムロール素材4の成形にあっ
ては、上記配合のゴム材をオープンロールで混練し、こ
の混練されたゴム材を、ダイを用いて押出成形し、円筒
状の上記ゴムロール素材4を得る。上記ゴムロール素材
4は、後述の成形型に対するゴム材仕込み量が50容量
%(芯金2と金型との間の容積、いわゆるキャビティを
100とする)となるように形成する。そして、成形し
たゴムロール素材4の筒孔4aに対し、芯金2を挿通さ
せる。
【0035】次に、上記の芯金2を挿通した状態のゴム
ロール素材4を、図3に示す成形型11に装填する。
【0036】この場合の成形型11は、従来から用いら
れているものと同じであり、円筒管構造とされた筒部材
12と、この筒部材12の両端開口を着脱可能に閉止す
る一対のドーナッツ状の端部材13,13とを備えてい
る。上記筒部材12は、内径がゴムロール1のゴム部材
3の外径に等しい断面円形のキャビティ面14を有する
ものである。また、上記の各端部材13には図示省略の
ガス抜孔が貫通形成されている。
【0037】そして、上記の芯金2を筒孔4aに挿通し
た状態のゴムロール素材4を上記成形型5に装填するに
は、横置きの筒部材12の内部に上記ゴムロール素材4
を挿入し、芯金2の各端部を各端部材13の中心孔13
cに内嵌保持させて、その各端部材13を筒部材12に
固定する。
【0038】装填終了後、上記成形型11を加熱するこ
とにより内部のゴムロール素材4の発泡及び加硫を行な
わせる。この場合の加熱方法は、図4に示す加熱手段1
5を用いて行う。この加熱手段15は、従来周知のギヤ
オーブンもしくは熱風炉により基本構成され、内部に遠
赤外線ヒータにより構成された予備加熱手段16が配設
されている。
【0039】上記加熱手段15は、内部を略密閉する炉
体17の両側から内方にそれぞれ突出するようブラケッ
ト18,18により回転可能に支持された支持ローラ1
9,19と、この支持ローラ19をベルト20aを介し
て回転駆動させるモータ20とを備えており、上記各支
持ローラ19により上記成形型11を中空に浮かせた状
態で支持してその成形型11を回転させながら加熱し得
るようになっている。また、上記予備加熱手段16は、
上記両支持ローラ19,19により支持された成形型1
1の長手方向軸の中央部位に相対向するように上下両側
に配設されON・OFF作動により上記成形型11の中
央部位のみを局部的に加熱し得るようになっている。
【0040】そして、まず、上記成形型11を加熱手段
15の両支持ローラ19,19に支持させて回転させな
がら予備加熱手段16を作動させ、これにより、上記成
形型11の中央部位のみを予備加熱して内部のゴムロー
ル素材4の中央部のみを加熱させる。つまり、この予備
加熱の間は、上記加熱手段15による加熱は停止させて
おく。この予備加熱により上記ゴムロール素材4の中央
部の発泡剤が先に発泡し始めて体積膨脹する。次に、所
定時間の予備加熱の後に、上記加熱手段15を作動させ
て炉壁17内の全体を加熱し、上記成形型11の全体を
本加熱する。これにより、上記ゴムロール素材4の全体
の発泡剤が発泡して体積膨脹し、芯金2との間、及び、
キャビティ面14との間のそれぞれの隙間を完全に埋め
つくし、さらに、上記発泡による圧力で芯金2の外周
面、及び、キャビティ面14に圧接されることとなり、
加硫成形により上記芯金2と一体化して所定形状のゴム
ロール1が得られる。
【0041】このような加熱方法の場合、予備加熱によ
りゴムロール素材4の中央部が先に発泡して膨脹し、そ
の状態から本加熱により上記ゴムロール素材4の全体が
発泡するため、そのゴムロール素材4の膨脹により上記
成形型11のキャビティ面14に対し上記ゴムロール素
材4の中央部が先に圧接され、続いて、端部側にかけて
順次圧接されることになる。このため、上記発泡により
生じるガスや成形型11内のエアが上記膨脹の過程で上
記中央部等に残留することなく成形型11の端部側に確
実に集められ、上記膨脹圧により両端板部材13,13
のガス抜孔を通して外部に確実にかつ自動的に押出され
る。従って、成形型11から取り外したゴム成形品であ
る上記ゴムロール1の外周面を、従来の場合の如きガス
の残留や滞留に起因するしわやくぼみ等が生じることな
く、キャビティ面14に対応して確実に平滑なものにす
ることができる。
【0042】<第2実施形態>本第2実施形態は、図5
に示す成形型21を用いて発泡・加硫を行う製造方法で
あり、製造方法について請求項1,3、製造装置につい
て請求項6,8に係るものである。
【0043】上記成形型21は、円筒管構造とされた筒
部材22と、この筒部材22の両端開口を着脱可能に閉
止する一対のドーナッツ状の端部材23,23とを備え
ている。上記筒部材22は、内径がゴムロール1のゴム
部材3の外径に等しい断面円形のキャビティ面24を有
する一方、長手軸方向の中央部22aの肉厚が相対的に
薄肉に、両端部22b,22bの肉厚が相対的に厚肉に
形成されている。また、上記各端部材23には外周側位
置に複数のガス抜孔23a,23aが貫通形成されてい
る。
【0044】そして、ゴムロール素材4を第1実施形態
と同様に成形し、その筒孔4aに対し芯金2を挿通させ
る。次に、その芯金2を挿通した状態のゴムロール素材
4を横置きの筒部材22の内部に挿入し、芯金2の各端
部を各端部材23の中心孔23cに内嵌保持させてその
各端部材23を筒部材22に固定し、これにより、成形
型21への装填が終了する。
【0045】装填終了後、上記成形型21を加熱するこ
とにより内部のゴムロール素材4の発泡及び加硫を行な
わせる。この場合の加熱方法は、図6に示す流動床式加
熱炉により構成された加熱手段25を用いて行う。この
加熱手段25は、炉体26の下部に配設された火格子2
7と、この火格子27の上に多数の流動媒体及び伝熱媒
体としての多数のガラスビーズ28が充填されて構成さ
れた流動層29と、この流動層29の最下層に配設され
たヒータ30と、上記流動層29の多数のガラスビーズ
28を流動させて強制循環させるよう上記炉体26の下
端開口26aから空気を吹き込む図示省略のブロワとを
備えている。
【0046】そして、上記流動層29の内部に成形型2
1を埋め込んだ状態にし、上記ヒータ30により流動層
29を加熱する一方、上記ブロワで空気を吹き込む。こ
れにより、上記流動層29を構成する多数のガラスビー
ズ28が加熱されながら、その加熱された多数のガラス
ビーズ28が成形型21の周囲を強制循環するため、こ
のガラスビーズ28から熱を受けて上記成形型21はそ
の全体が均一に加熱される。
【0047】上記成形型21において、中央部22aが
両端部22b,22bよりも薄肉にされているため、そ
の外面に受けた熱が内部のゴムロール素材4に対しその
中央部の方が端部側よりも先に伝熱されて中央部の方が
昇温速度が端部側よりも早くなる。そして、ゴムロール
素材4は中央部の方が端部側よりも先に発泡し始めて膨
脹しだし、それに続いてゴムロール素材4の端部側にか
けて発泡及び膨脹が順次進行していくことになる。この
ため、上記ゴムロール素材4の膨脹により成形型21の
キャビティ面24に対し上記ゴムロール素材4の中央部
が先に圧接され、続いて、端部側にかけて順次圧接され
ることになる。このため、上記発泡により生じるガスや
成形型11内のエアが第1実施形態と同様に上記膨脹の
過程で上記中央部等に残留することなく成形型11の端
部側に確実に集められ、上記膨脹圧により両端部材2
3,23の各ガス抜孔23aを通して外部に確実にかつ
自動的に押出される。従って、成形型21から取り外し
たゴム成形品である上記ゴムロール1の外周面を、従来
の場合の如きガスの残留や滞留に起因するしわやくぼみ
等が生じることなく、キャビティ面24に対応して確実
に平滑なものにすることができる。
【0048】なお、上記の加熱手段25において、流動
層29をガラスビーズ28に代えて例えばセラミックボ
ール等の他の流動媒体・伝熱媒体を用いてもよい。
【0049】<第3実施形態>本第3実施形態は、図7
に示す成形型31を用いて発泡・加硫を行う製造方法で
あり、製造方法について請求項1,4、製造装置につい
て請求項7,8に係るものである。
【0050】上記成形型31は、第1実施形態における
成形型11と同様構成の筒部材12と、ガス抜孔を有す
る一対の端部材13,13とを備えたものであり、さら
にその筒部材12の長手軸方向の両端部の所定範囲が断
熱材32,32で被覆されたものである。この各断熱材
32の被覆範囲は、成形型31の中央部において筒部材
12の長手軸方向全長の1/3〜2/3程度が断熱材3
2により被覆されずに露出するように設定するのが好ま
しい。
【0051】そして、ゴムロール素材4を第1実施形態
と同様に成形し、その筒孔4aに対し芯金2を挿通させ
る。次に、その芯金2を挿通した状態のゴムロール素材
4を横置きの筒部材12の内部に挿入し、芯金2の各端
部を各端部材13の中心孔13cに内嵌保持させてその
各端部材13を筒部材12に固定し、これにより、成形
型31への装填が終了する。
【0052】装填終了後、上記成形型31を加熱するこ
とにより内部のゴムロール素材4の発泡及び加硫を行な
わせる。この場合の加熱方法は、図8に示す加熱手段3
3を用いて行う。この加熱手段33は、遠赤外線ヒータ
34,34が内蔵されたオーブンにより構成されてお
り、内部を略密閉する炉体35の両側から内方にそれぞ
れ突出するようブラケット36,36により回転可能に
支持された支持ローラ37,37と、この支持ローラ3
7をベルト38aを介して回転駆動させるモータ38と
を備えたものである。また、上記両遠赤外線ヒータ3
4,34は、上記各支持ローラ37により上記成形型3
1を中空に浮かせた状態で支持された成形型31の長手
軸方向の全長範囲を上下から挟むように配設され、この
両遠赤外線ヒータ34,34により上記成形型31を回
転させながら加熱し得るようになっている。
【0053】そして、まず、上記成形型31を加熱手段
33の両支持ローラ37,37に支持させて回転させな
がら両遠赤外線ヒータ34,34を作動させる。これに
より、上記ゴムロール素材4の中央部の発泡剤が先に発
泡し始めて体積膨脹し、遅れて断熱材32で被覆された
端部側の発泡剤が発泡し始める。つまり、上記成形型3
1の端部側を断熱材32で被覆することにより中央部の
方が端部側よりも昇温速度が早くなり、ゴムロール素材
4の中央部から先に発泡・膨脹が始まることになる。そ
して、それに続いてゴムロール素材4の端部側にかけて
発泡及び膨脹が順次進行していくことになるため、上記
ゴムロール素材4の膨脹により成形型31のキャビティ
面14に対し上記ゴムロール素材4の中央部が先に圧接
され、続いて、端部側にかけて順次圧接されることにな
る。このため、上記発泡により生じるガスや成形型31
内のエアが第1実施形態と同様に上記膨脹の過程で上記
中央部等に残留することなく成形型11の端部側に確実
に集められ、上記膨脹圧により両端部材13,13の各
ガス抜孔を通して外部に確実にかつ自動的に押出され
る。従って、成形型31から取り外したゴム成形品であ
る上記ゴムロール1の外周面を、従来の場合の如きガス
の残留や滞留に起因するしわやくぼみ等が生じることな
く、上記キャビティ面14に対応して確実に平滑なもの
にすることができる。
【0054】なお、この第3実施形態では加熱手段33
として遠赤外線ヒータ内蔵オーブンを用いているが、こ
れに限らず、第2実施形態で説明した流動床式加熱炉で
ある加熱手段25を用いてもよい。
【0055】
【実施例】
<第1実施例>上述の第1実施形態に基づいて比較試験
を行った。すなわち、同じ配合のゴムロール素材4を用
いて加熱手段15において予備加熱を行った後に本加熱
を行うことにより得たゴムロール(実施例)と、予備加
熱を行わずに本加熱のみを行うことにより得たゴムロー
ル(比較例)とについて、長手軸方向の外径変化量及び
表面状態の比較試験を行った。
【0056】上記ゴムロール素材4の配合を表2に示
す。
【0057】
【表2】 また、上記実施例の場合、両予備加熱手段16,16と
しての遠赤外線ヒータの出力をそれぞれ1kwとして予
備加熱を2.5分行った後、本加熱を炉内温度160℃
で行い20分の発泡・加硫を行った。これに対し、上記
比較例の場合、上記遠赤外線ヒータの出力を零とし、炉
内温度160℃で加熱して20分の発泡・加硫を行っ
た。
【0058】得られた実施例及び比較例について、それ
ぞれ長手軸方向の中央位置及び左右両端位置の寸法精度
としての外径変化量と、表面状態としてピンホールの有
無及び表面粗度とを測定した。その結果を表3に示す。
【0059】
【表3】 なお、外径変化量は各測定位置でのうねりの指標を表す
外径の最大値と最小値との差として示し、表面状態の
内、ピンホールはゴムロールの表面をビデオマイクロス
コープにより目視観察して、ピンホールが1つでもあれ
ば×、1つもなければ○と判定した。また、表面粗度
(Rz )も併せて測定した。
【0060】この結果、比較例では外径変化量が0.3
6〜0.42mmであったのに対し、実施例では0.0
3〜0.05mmと極めて高い寸法精度が得られた。ま
た、表面状態においても、比較例ではピンホールが生じ
たのに対し、実施例ではピンホールは発生しなかった。
さらに、表面粗度においても、比較例では30μmと粗
いものであったのに対し、実施例では7μmと極めて平
滑に仕上がった。
【0061】<第2実施例>上述の第2実施形態に基づ
いてゴムロール1を製造し、その表面状態を観察した。
この際のゴムロール素材4は表1に示す配合で形成し
た。
【0062】この結果、得られたゴムロール1はしわや
くぼみ等が全くない平滑な表面となることが確認でき
た。
【0063】<第3実施例>上述の第3実施形態に基づ
いて比較試験を行った。すなわち、同じ配合のゴムロー
ル素材4を用い、そのゴムロール素材4を断熱材32を
被覆した成形型31と、断熱材を被覆しない成形型11
とにそれぞれ装填し、次に、両成形型31,11をそれ
ぞれ流動床式加熱炉の加熱手段25(図6参照)と、遠
赤外線ヒータ内蔵オーブンの加熱手段33(図8参照)
とを用いて加熱し、得られた4種のゴムロールについ
て、長手軸方向の外径変化量及び表面状態の比較試験を
行った。なお、上記のゴムロール素材4の配合は第1実
施例と同様の配合(表2参照)とした。
【0064】上記の成形型31にゴムロール素材4を装
填しこれを加熱手段25で加熱して得られたゴムロール
を実施例1、同様に装填したものを加熱手段33で加熱
して得られたゴムロールを実施例2、上記の成形型11
にゴムロール素材4を装填しこれを加熱手段25で加熱
して得られたゴムロールを比較例1、同様に装填したも
のを加熱手段33で加熱して得られたゴムロールを比較
例2とした。
【0065】また、上記実施例1及び比較例1の場合、
加熱手段25において炉内温度160℃で20分の発泡
・加硫を行い、上記上記実施例2及び比較例2の場合、
加熱手段33において遠赤外線ヒータ32,32をそれ
ぞれ1KWの出力で5分間作動させ炉内温度160℃で
20分の発泡・加硫を行った。
【0066】得られた実施例1,2及び比較例1,2に
ついて、それぞれ長手軸方向の中央位置及び左右両端位
置の寸法精度としての外径変化量と、表面状態としてピ
ンホールの有無とを測定した。その結果を表4に示す。
【0067】
【表4】 この結果、比較例1では外径変化量が0.35〜0.4
1mm、比較例2では外径変化量が0.38〜0.55
mmであったのに対し、実施例1では0.03〜0.0
6mm、実施例2では0.04〜0.07mmというよ
うに両実施例1,2共に極めて高い寸法精度が得られ
た。また、表面状態においても、比較例1,2ではピン
ホールが共に生じたのに対し、実施例1,2ではピンホ
ールは共に発生しなかった。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるゴム成形品の製造方法及び製造装置によれ
ば、成形型の内部のガスを途中に残留させることなく成
形型の端部に集めることができ、外部に押出すことがで
きる。これにより、発泡後のゴム成形体の外周面を確実
に成形型の内周面に密着させて、そのゴム成形体の外周
面を平滑にさせることができる。
【0069】請求項2〜請求項4のいずれか1に記載の
発明によれば、請求項1記載の発明の製造方法による効
果を確実に得ることができる。
【0070】請求項5記載の発明によれば、予備加熱手
段の作動により成形素材の中央部を端部側よりも先に発
泡させることができ、加熱手段の作動により成形型の全
体を加熱させることができるため、その成形素材の膨脹
の進行に伴い、成形型の内部のガスを確実に成形型の端
部側に集めることができ、そのガスをガス抜孔から外部
に押出すことができる。このため、請求項1及び請求項
2記載の発明の製造方法を確実に実施することができ
る。
【0071】請求項6記載の発明によれば、成形型の中
央部を端部よりも薄肉にしているため、加熱手段で成形
型を加熱することにより、上記請求項5記載の発明の場
合と同様に、成形素材の膨脹の進行に伴い、成形型の内
部のガスを確実に成形型の端部側に集めてガス抜孔から
外部に押出すことができる。このため、請求項1及び請
求項3記載の発明の製造方法を確実に実施することがで
きる。
【0072】また、請求項7記載の発明によれば、成形
型の中央部を除いて端部側を断熱材で被覆しているた
め、上記請求項5もしくは請求項6記載の発明の場合と
同様に、成形素材の中央部を先に発泡させることがで
き、成形型の内部のガスを確実に成形型の端部側に集め
てガス抜孔から外部に押出すことができる。このため、
請求項1及び請求項4記載の発明の製造方法を確実に実
施することができる。
【0073】さらに、請求項8記載の発明によれば、請
求項5〜請求項7のいずれか1に記載の発明による効果
に加えて、成形型の全ての外表面を均一に加熱すること
ができ、成形素材の中央部を先に発泡させて膨脹した状
態から全体の発泡及び膨脹を進行させることを確実に行
うことができ、これにより、成形型の内部のガスを確実
に成形型の端部側に集めて外部に排出させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム成形品としてのゴムロールを一部切り欠い
て示す部分斜視図である。
【図2】成形素材としてのゴムロール素材を示す部分斜
視図である。
【図3】第1実施形態での成形型の断面図である。
【図4】第1実施形態での製造装置の断面説明図であ
る。
【図5】第2実施形態での成形型の断面図である。
【図6】第2実施形態での製造装置の断面説明図であ
る。
【図7】第3実施形態での成形型の断面図である。
【図8】第3実施形態での製造装置の断面説明図であ
る。
【図9】従来におけるオーブン内に成形型が配置された
状態の簡略説明図である。
【図10】従来におけるオーブン台上の成形型を示す側
面図である。
【図11】従来における成形型内の成形素材を示す横断
面図である。
【符号の説明】
1 ゴムロール(ゴム成形品) 2 芯金 3 ゴム部材 4 ゴムロール素材(成形素材) 4a 筒孔 11,21,31 成形型 14,24, キャビティ面 15,25,33 加熱手段 16 予備加熱手段 22a 薄肉とされた中央部 22b 厚肉とれた端部 23a ガス抜孔 28 ガラスビーズ(伝熱媒体) 29 流動層 32 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 39/26 B29C 39/26 39/38 39/38 // B29K 21:00 105:04 B29L 31:08 (72)発明者 藤原 勝良 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 (72)発明者 八田 泰典 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡剤を含有するゴム材を用いてゴム成
    形品より小さい成形素材を形成する工程と、上記成形素
    材を上記ゴム成形品の外面形状と実質的に同一の内面形
    状を有する成形型内に装填する工程と、装填された成形
    型の外面を加熱することにより上記発泡剤を発泡させて
    上記成形素材を上記成形型内で膨脹させる工程とを順に
    行うゴム成形品の製造方法において、 上記膨脹させる工程を、成形型の中央部外面を先に昇温
    させて成形素材の中央部から発泡させ、次に、上記成形
    型の中央部外面から順に端部外面に向けて昇温させて上
    記成形素材の端部に向けて発泡させ、上記成形型内のガ
    スを端部側から外部に押出すようにすることを特徴とす
    るゴム成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 膨脹させる工程の初期に成形型の中央部を予備加熱して
    成形素材の中央部を先に発泡開始させた後に、全体を加
    熱するようにすることを特徴とするゴム成形品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 成形型の中央部の肉厚を相対的に薄肉に、端部の肉厚を
    相対的に厚肉にそれぞれした成形型を用い、 膨脹させる工程を、上記成形型の全体を加熱しても上記
    中央部が端部側よりも早く昇温するようにすることを特
    徴とするゴム成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 成形型の中央部を除き端部側を断熱材で被覆し、 膨脹させる工程を、上記成形型の全体を加熱しても上記
    中央部が端部側よりも早く昇温するようにすることを特
    徴とするゴム成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 端部にガス抜孔が貫通形成された成形型
    と、 この成形型の中央部のみを加熱する予備加熱手段と、 上記成形型の全体を加熱する加熱手段とを備えているこ
    とを特徴とするゴム成形品の製造装置。
  6. 【請求項6】 端部にガス抜孔が貫通形成された成形型
    と、この成形型を加熱する加熱手段とを備え、 上記成形型は、中央部の肉厚が端部の肉厚よりも薄肉に
    形成されていることを特徴とするゴム成形品の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 端部にガス抜孔が貫通形成された成形型
    と、この成形型を加熱する加熱手段とを備え、 上記成形型は、中央部を除き端部側が断熱材により被覆
    されてなることを特徴とするゴム成形品の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜請求項7のいずれか1におい
    て、 加熱手段は、内部に多数の粒状伝熱体が充填されて成形
    型がその多数の粒状伝熱体に覆われた状態で加熱される
    流動床式加熱炉により構成されていることを特徴とする
    ゴム成形品の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009142151A1 (ja) * 2008-05-23 2009-11-26 東レ・ダウコーニング株式会社 シリコーンゴムスポンジ成形品の製造方法
JP2013208888A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Fuji Xerox Co Ltd ゴムロールの製造方法

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