JPH1034798A - 透明導電性フィルム - Google Patents

透明導電性フィルム

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JPH1034798A
JPH1034798A JP8198657A JP19865796A JPH1034798A JP H1034798 A JPH1034798 A JP H1034798A JP 8198657 A JP8198657 A JP 8198657A JP 19865796 A JP19865796 A JP 19865796A JP H1034798 A JPH1034798 A JP H1034798A
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oxynitride
transparent conductive
layer
film
metal
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JP8198657A
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Inventor
Masaaki Kikkai
正彰 吉開
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Masato Koyama
正人 小山
Yuichiro Harada
祐一郎 原田
Yoshihiro Sakai
▲祥▼浩 坂井
Akira Suzuki
彰 鈴木
Akiyoshi Nakajima
明美 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の透明導電性フィルムに対して、透明性が
高く、しかも基材である透明プラスチックフィルムと透
明導電層との密着力の高い曲げ加工などの後加工に適し
た透明導電性フィルムを提供する。 【解決手段】プラスチックフィルムの片面に酸窒化珪
素、酸窒化インジウム、酸窒化ガリウム、酸窒化アルミ
ニウム、酸窒化錫、酸窒化ほう素、酸窒化クロムの群か
ら選ばれる金属酸窒化物薄膜層を形成した後に該金属酸
窒化物薄膜層上に透明導電層を形成した透明導電性フィ
ルムを得る。ただし該金属酸窒化物の構成はMO
X Y 、Mは金属原子、Xは0.05〜3.5、Yは、
0.03〜2.6かつ、X+1.5Y≦3.5で、その
厚みは0.1〜19nmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明導電性フィルム
に関する。詳しくは、本発明は、プラスチックフィルム
からなる基材と透明導電層との密着性に優れた透明導電
性フィルムに関する。
【0002】本発明にかかる透明導電性フィルムは、透
明導電層と基材との密着性が必要な液晶表示素子用電
極、エレクトロルミネッセンス素子(電界発光素子、以
下EL素子という)用電極、タッチパネル用電極に用い
ることが出来る。
【0003】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、あらゆる分野で
使用されるようになってきており、特に、ワードプロセ
ッサやパーソナルコンピュータ、液晶表示型テレビ、電
子手帳、携帯電話、携帯型情報端末機等の電子産業分野
で数多く使用されている。このように使用分野の広がり
とともに液晶表示素子には、カラー化、大型化、軽量化
等の様々な特性が求められるようになった。このために
用いる透明導電性フィルムにも、1)軽量化出来るこ
と、2)薄型化出来ること、3)大面積化出来ること、
4)耐破損性があること、5)優れた加工性を有するこ
と、6)形状の多様化が可能であること、7)透明性が
高いことが求めれている。
【0004】従来、透明導電膜の基材としては、ガラス
が多く用いられてきたが、上記1)〜6)の条件を満た
すことが困難であるために最近ではプラスチックフィル
ムが多く用いられるようになった。また、プラスチック
フィルムを基材として用いた透明導電性フィルムは、上
記1)〜7)の特性を満たすほか、製造工程での取扱い
が容易なこと、打ち抜き加工等も可能であり、更にフィ
ルム状素材から連続生産が可能であるという特徴を有し
ている。
【0005】通常の透明導電性フィルムの要求性能とし
ては、透明性が良いこと、導電性が良いことなどが挙げ
られる。更に液晶表示素子用電極として用いる場合、ピ
ッチ間隔を狭くした場合でも加工中に透明導電層の剥離
が生じないこと、加熱処理を行っても変化が起こらない
ことが要求される。
【0006】通常透明導電層としてインジウム−錫酸化
物(以下ITOとする)を用いるが、単に透明導電層を
プラスチックフィルム上に積層するだけでは透明導電層
とプラスチックフィルムの密着性が良好でなく、しか
も、プラスチックフィルムとして、ポリエチレンテレフ
タレート(以下PETとする)を用いた場合、加熱処理
を行うとPETフィルムからオリゴマーが発生し、フィ
ルム全体が白濁するという欠点があった。
【0007】そこで、密着性を改善するため、オリゴマ
ーの発生を抑制するためにプラスチックフィルムと透明
導電層の界面に中間層を設ける方法が検討されてきた。
そこで、特開昭60−146409号には、ポリエーテ
ルサルフォンフィルムとインジウムを主成分とする金属
酸化物層との界面にアクリル系紫外線硬化型樹脂層を設
ける方法が、特開昭63−319355号には高分子フ
ィルムと導電性層との間に水性ポリウレタン樹脂層を設
ける方法が、特開昭61−146533号には、高分子
フィルムと酸化インジウムを含む透明導電層の界面にイ
ンジウム以外の金属酸化物層を中間層として用いる方法
が提案されている。
【0008】しかしながら、中間層にアクリル系紫外線
硬化型樹脂層、水性ポリウレタン樹脂層などの有機物層
を用いる場合には用いない場合に比べて、初期の密着性
が飛躍的に向上するものの、加熱処理を行うとこれらの
中間層の熱劣化により密着性が低下するという問題点が
あった。また、金属酸化物を中間層に用いた場合は、密
着性は向上し、加熱による熱劣化は認められないものの
これらの金属酸化物は一般的に屈折率が高いために金属
酸化物層とプラスチックフィルム界面での反射が増える
ために光線透過率が低くなり、しかもこれら金属酸化物
は硬いためにクラック、ピンホール等の欠陥が生じやす
いという問題点があり、かかる要請に応える事は困難で
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの問題点を解決し、従来の透明導電性フィルムに比べ
て透明導電層とプラスチックフィルムとの密着性が大幅
に向上し、しかも光線透過率が高く、加熱による劣化も
認められない透明導電性フィルムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題を解決するために鋭意検討した結果、透明導電層とプ
ラスチックフィルムとの間の中間層に上記の金属酸窒化
物を用いると透明導電層とプラスチックフィルムとの密
着性が飛躍的に向上し、しかも薄膜の屈折率がプラスチ
ックフィルムの屈折率に近いためにプラスチックフィル
ム上に積層した場合に透明性が高くなることを見いだし
た。また、金属酸窒化物中の酸素と窒素の原子数の割合
が0.1〜10.0の範囲にある場合、薄膜中での金属
−酸素、金属−窒素の結合が適当に分散されるために薄
膜が柔らかく、加工性が大幅に向上することを見いだし
た。
【0011】即ち、本発明の第一の要旨はプラスチック
フィルムからなる基材上に透明導電層を積層した透明導
電性フィルムにおいて、基材と透明導電層との間に金属
酸窒化物(MOX Y :ただし、Mは金属原子、Xは
0.05〜3.5、Yは、0.03〜2.6かつ、X+
Y≦3.5)からなる中間層を設け、かつその中間層の
厚みが0.1〜19nmであることを特徴とする透明導
電性フィルムである。
【0012】また、本発明の第二の要旨は、中間層が酸
窒化珪素、酸窒化インジウム、酸窒化ガリウム、酸窒化
アルミニウム、酸窒化錫、酸窒化ほう素、酸窒化クロム
の群から選ばれる金属酸窒化物単層もしくは2種類以上
の単層の積層体であることを特徴とし、第三の要旨は金
属酸窒化物における酸素と窒素の割合(X/Y)が、
0.1〜10.0(原子比)であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で使用するプラスチックフ
ィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルサルフォン、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアリレート、ポリアミド、及びポリ塩化
ビニールなどのホモポリマー、またはこれらの樹脂のモ
ノマーとの共重合可能なモノマーとのコポリマー等から
なるフィルムが挙げられ、これらの中から適宜選択して
使用することが出きる。好ましくはポリエチレンテレフ
タレート、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレートである。また、該フィルムの厚みと
しては特に制限はしないが、フィルムの強度、ハンドリ
ング性から25〜250μmが好ましい。
【0014】透明導電層としては従来公知の、1)金、
銀、銅、アルミニウム、パラジウム等の金属及びこれら
の合金の単層、積層体、2)酸化錫、酸化インジウム、
酸化インジウム−錫(ITO)、酸化亜鉛、ヨウ化銅等
化合物半導体及びそれらの混合物の単層、積層体、3)
前記1)、2)を組み合わせた積層膜を使用することが
出来る。
【0015】透明導電層の具体的な形成方法を例示する
ならば、スプレー法、金属溶射法、金属メッキ法、真空
蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、
分子線エピタキシー法(MBE)、CVD法、プラズマ
CVD法などの方法が挙げられる。
【0016】透明導電層の厚みは通常5nm〜700n
mであり、好ましくは10nm〜300nmであり、更
に好ましくは50nm〜150nmである。厚みが上記
の範囲内にある場合には透明性、導電性ともに優れた膜
となる。一方厚みが5nmより薄い場合には透明性は高
いが導電性が悪くなり、一方、700nmより厚いと導
電性はよいが透明性が悪くなる。
【0017】また、透明導電層とプラスチックフィルム
の界面(中間層)に金属酸窒化物層を形成する。金属酸
窒化物は有機物質であるプラスチックフィルム、無機物
質である透明導電層ともに密着性が良好であるために中
間層に用いると透明導電層の密着性が大幅に向上する。
【0018】金属酸窒化物としては、光線透過率が高
く、プラスチックフィルム、透明導電層と密着性の高い
ものが好ましい。具体的には酸窒化珪素、酸窒化インジ
ウム、酸窒化ガリウム、酸窒化アルミニウム、酸窒化
錫、酸窒化ほう素、酸窒化クロムが好ましい。
【0019】金属酸窒化物の形成法としては、例えば、
真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング
法、分子線エピタキシー(MBE)法、CVD法、MO
CVD法、プラズマCVD法等の真空中において形成す
る方法が挙げられる。例えば、スパッタリング法では、
減圧下でアルゴンガス、酸素などの酸素発生物質、窒
素、アンモニア等の窒素発生物質を導入しながら、シリ
コン、インジウム、ガリウム、アルミニウム、錫、ほう
素またはクロムからなるターゲットを用いてプラスチッ
クフィルム上に金属酸窒化物の薄膜を形成する。
【0020】金属酸窒化物は、MOX Y (ただし、M
は金属原子、Xは0.05〜3.5、Yは0.03〜
2.6かつ、X+Y≦3.5である。)の構成である。
また、金属酸窒化物中の酸素と窒素の割合(X/Y)
は、0.1〜10.0(原子比)が好ましく、さらには
1.0〜5.0(原子比)がより好ましい。金属酸窒化
物中の酸素と窒素の割合が上記の範囲内にある薄膜は薄
膜自身が柔軟性に富むためにピンホールなどの欠陥が生
じ難く、また、後工程として曲げ加工などを行った場合
や使用時にフィルムにストレスがかかった場合でもフィ
ルムにクラックなどの欠陥が生じにくいという特徴も有
している。また、金属酸窒化物は屈折率が比較的低いた
めに金属酸窒化物層からなる薄膜層とプラスチックフィ
ルム間での光の反射が少なくなるために光線透過率の高
い透明導電性フィルムとなり得る。酸素の割合が上記の
範囲より大きいとその薄膜は金属酸化物と同じで硬くな
り、クラックなどの欠陥が入りやすいという欠点を有
し、さらに屈折率が高くなるために光線透過率が低下す
るという欠点を有するようになる。また、窒素の割合が
上記の範囲より大きくなると、金属窒化物と同じで薄膜
の形成速度が遅くなり、しかも透明性が悪くなるという
欠点を有するようになる。金属酸窒化物層の厚みとして
は0.1〜19nmが好ましく、0.1〜12nmがさ
らに好ましく、0.1〜5nmが最も好ましい。
【0021】金属酸窒化物が上記の厚みの範囲内にある
場合透明導電膜とプラスチックフィルムの密着性が良好
となり、しかも薄膜自体に柔軟性があるためにピンホー
ル・クラックなどの欠陥が生じにくい為に良好な透明導
電性フィルムとなる。金属酸窒化物の厚みが上記の範囲
より小さい場合には金属酸窒化物層の厚みが十分でない
ために透明導電層とプラスチックフィルムとの密着性が
悪くなる。また、上記の範囲より大きい場合、薄膜の可
撓性が失われ、フィルムにストレスが加わった場合にク
ラック等の欠陥が起こりやすくなり、また、薄膜自身に
よる光の吸収・反射が問題となり好ましくない。
【0022】また、上記の範囲内において異種の金属酸
窒化物を積層しても、金属酸窒化物または金属酸化物と
金属窒化物の混合層と、金属酸化物または金属窒化物と
を積層しても構わない。
【0023】
【実施例】
実施例1 厚み125μmのポリエチレンテレフタレート(以下P
ETと略す)フィルム(帝人(株)製HSA)の片面に
酸窒化珪素(SiOX Y )から成る透明薄膜層をDC
マグネトロンスパッタリング法により2nmの厚みで形
成した。更に詳しく説明すると、空気が充満している真
空槽を1×10-3Torrまで排気した後にアルゴンガ
スを圧力3×10-3Torrまで導入し、続いて全圧が
4×10 -3Torrになるように酸素ガスを導入し、更
に全圧が5×10-3Torrになるように窒素ガスを導
入し、金属シリコンターゲットを用いてDCマグネトロ
ンスパッタリング法により該PETフィルムの片面に2
nmの厚みの酸窒化珪素層を形成した。
【0024】得られた酸窒化珪素薄膜層上に酸化インジ
ウム錫(以下ITOと略す)層を真空槽を1×10-3
orrまで排気した後にアルゴンガスを圧力3×10-3
Torrまで導入し、続いて全圧が4×10-3Torr
になるように酸素ガスを導入し、インジウム−錫合金タ
ーゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリング法に
より100nmの厚みの透明導電層を設け、透明導電性
フィルムを得た。
【0025】得られた透明導電性フィルムの全光線透過
率を日本電色(株)製NDH300Aを用いて測定し
た。また、得られた透明導電性フィルム耐屈曲性を以下
の方法で測定した。まず、サンプルを10cm×10c
mの大きさに切り出し、任意の方向にそれぞれ幅が1c
m×長さ10cmの形状の電極を銀ペーストを塗布する
ことにより間隔8cmで平行に形成した。電極間の抵抗
値の初期値を測定(R0)した後、電極間の中心部に置
いた、直径10mmのロッドの周りに透明導電層が形成
されている部分が交互に凹面、凸面になるように該透明
導電性フィルムをそれぞれ100回180゜折曲げ、電
極間の抵抗値(R)を測定した。折り曲げてテスト前後
の抵抗変化値(R/R0 )を用いて耐屈曲性を評価し
た。
【0026】また、光学顕微鏡を用いて400倍に拡大
した際の表面の欠陥(ピンホール、クラック等)の評価
を目視にて行い、評価値は○、×、△を用いて行った。
薄膜中の酸素と窒素の含有量、XおよびYの割合(原子
比)は、アルバック−ファイ(株)製オージェ電子分光
測定装置を用いて測定した。上記の評価結果は表1に併
せて示す。
【0027】実施例2 実施例1にて用いたPETフィルムの片面に酸窒化イン
ジウム(InOX Y)からなる薄膜層をDCマグネト
ロンスパッタリング法により3nmの厚みで形成した。
更に詳しく説明すると、空気が充満している真空槽を1
×10-3Torrまで排気した後にアルゴンガスを圧力
3×10-3Torrまで導入し、続いて全圧が4.5×
10-3Torrになるように酸素ガスを導入し、更に全
圧が5.5×10-3Torrになるようにして窒素ガス
を導入し、金属シリコンターゲットを用いてDCマグネ
トロンスパッタリング法により該PETフィルムの片面
に3nmの厚みの酸窒化インジウム層を形成した。
【0028】得られた酸窒化インジウム薄膜層上に実施
例1と同様にしてITO薄膜層を形成して透明導電性フ
ィルムを得た。得られた透明導電性フィルムの光線透過
率、耐屈曲性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1
と同様にして測定した。結果を表1に併せて示す。
【0029】実施例3 酸窒化珪素層の厚みを15nmとなるように形成した以
外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得た。
得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲性、
表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にして測
定した。結果を表1に併せて示す。
【0030】実施例4 実施例1において作成した酸窒化珪素上に実施例2と同
じ条件で酸窒化インジウム層を形成した。得られた酸窒
化インジウム薄膜層上に実施例1と同様にしてITO薄
膜層を形成して透明導電性フィルムを得た。得られた透
明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲性、表面状態、
酸素と窒素の割合を実施例1と同様にして測定した。結
果を表1に併せて示す。
【0031】実施例5 実施例1において酸窒化珪素層を形成する際に酸素を全
圧が4.5×10-3Torrになるように導入し、更に
窒素を全圧が5×10-3Torrになるように導入した
以外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得
た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲
性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に併せて示す。
【0032】実施例6 実施例1にて用いたPETフィルムの片面に酸窒化クロ
ム(CrOX Y )からなる薄膜層をDCマグネトロン
スパッタリング法により3nmの厚みで形成した。更に
詳しく説明すると、空気が充満している真空槽を1×1
-3Torrまで排気した後にアルゴンガスを圧力3×
10-3Torrまで導入し、続いて全圧が4.5×10
-3Torrになるように酸素ガスを導入し、更に全圧が
5.5×10-3Torrになるようにして窒素ガスを導
入し、金属シリコンターゲットを用いてDCマグネトロ
ンスパッタリング法により該PETフィルムの片面に3
nmの厚みの酸窒化クロム層を形成した。得られた酸窒
化クロム薄膜層上に実施例1と同様にしてITO薄膜層
を形成して透明導電性フィルムを得た。得られた透明導
電性フィルムの光線透過率、耐屈曲性、表面状態、酸素
と窒素の割合を実施例1と同様にして測定した。結果を
表1に併せて示す。
【0033】実施例7 実施例6において酸窒化クロム層を形成する際に酸素を
全圧が4.8×10-3Torrになるように導入し、更
に窒素を全圧が5×10-3Torrになるように導入し
た以外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得
た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲
性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に併せて示す。
【0034】実施例8 実施例6において酸窒化クロム層を形成する際に酸素を
全圧が4.2×10-3Torrになるように導入し、更
に窒素を全圧が5×10-3Torrになるように導入し
た以外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得
た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲
性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に併せて示す。
【0035】比較例1 実施例1において用いたPETフィルムの片面に、酸化
珪素(SiOX )からなる透明薄膜層をDCマグネトロ
ンスパッタリング法により2nmの厚みで形成した。更
に詳しく説明すると、空気が充満している真空槽を1×
10-3Torrまで排気した後にアルゴンガスを圧力3
×10-3Torrまで導入し、続いて全圧が4×10-3
Torrになるように酸素ガスを導入し、金属シリコン
ターゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリング法
により該PETフィルムの片面に2nmの厚みの酸化珪
素層を形成した。得られた酸化珪素薄膜層上に実施例1
と同様にしてITO薄膜層を形成して透明導電性フィル
ムを得た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、
耐屈曲性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同
様にして測定した。結果を表1に併せて示す。
【0036】比較例2 実施例1において用いたPETフィルムの片面に、窒化
珪素(SiNX )からなる透明薄膜層をDCマグネトロ
ンスパッタリング法により2nmの厚みで形成した。更
に詳しく説明すると、空気が充満している真空槽を1×
10-3Torrまで排気した後にアルゴンガスを圧力3
×10-3Torrまで導入し、続いて全圧が4×10-3
Torrになるように窒素ガスを導入し、金属シリコン
ターゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリング法
により該PETフィルムの片面に2nmの厚みの窒化珪
素層を形成した。得られた窒化珪素薄膜層上に実施例1
と同様にしてITO薄膜層を形成して透明導電性フィル
ムを得た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、
耐屈曲性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同
様にして測定した。結果を表1に併せて示す。
【0037】比較例3 実施例1において用いたPETフィルム上に実施例1と
同様にしてITO層を設け透明導電性フィルムを得た。
得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲性、
表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にして測
定した。
【0038】比較例4 酸窒化珪素層の厚みを0.05nmとなるように形成し
た以外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得
た。得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲
性、表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に併せて示す。
【0039】比較例5 酸窒化珪素層の厚みを30nmとなるように形成した以
外は実施例1と同様にして透明導電性フィルムを得た。
得られた透明導電性フィルムの光線透過率、耐屈曲性、
表面状態、酸素と窒素の割合を実施例1と同様にして測
定した。結果を表1に併せて示す。
【0040】
【表1】 ○ : 顕微鏡で見てクラック、ピンホールがない。 △ : 顕微鏡で見てクラック、ピンホールが少し有る。 × : 顕微鏡で見てクラック、ピンホールが沢山有る。
【0041】
【発明の効果】透明プラスチックフィルムと透明導電層
の界面に金属酸窒化物からなる薄膜層を形成すると透明
プラスチックフィルムと透明導電層との密着性が飛躍的
に向上し、曲げ加工などの後加工に適した、しかも透明
性の高い透明導電性フィルムが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 祐一郎 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 坂井 ▲祥▼浩 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 鈴木 彰 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 中島 明美 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムからなる基材上に
    透明導電層を積層した透明導電性フィルムにおいて、基
    材と透明導電層との間に金属酸窒化物(MO X Y :た
    だし、Mは金属原子、Xは0.05〜3.5、Yは、
    0.03〜2.6かつ、X+1.5Y≦3.5)層から
    なる中間層を設け、かつその中間層の厚みが0.1〜1
    9nmであることを特徴とする透明導電性フィルム。
  2. 【請求項2】 中間層が酸窒化珪素、酸窒化インジウ
    ム、酸窒化ガリウム、酸窒化アルミニウム、酸窒化錫、
    酸窒化ほう素、酸窒化クロムの群から選ばれる金属酸窒
    化物単層もしくは2種類以上の単層の積層体であること
    を特徴とする請求項1記載の透明導電性フィルム。
  3. 【請求項3】 金属酸窒化物における酸素と窒素の割合
    (X/Y)が、0.1〜10.0(原子比)であること
    を特徴とする請求項1記載の透明導電性フィルム。
JP8198657A 1996-07-29 1996-07-29 透明導電性フィルム Pending JPH1034798A (ja)

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Cited By (9)

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