JPH1035019A - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JPH1035019A
JPH1035019A JP8192296A JP19229696A JPH1035019A JP H1035019 A JPH1035019 A JP H1035019A JP 8192296 A JP8192296 A JP 8192296A JP 19229696 A JP19229696 A JP 19229696A JP H1035019 A JPH1035019 A JP H1035019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最適なγ補正値をリアルタイム(1枚毎)に設
定することができ、連続コピー時でも安定した画像を形
成できる像形成装置を提供する。 【解決手段】本発明の像形成装置は、作像条件を決定す
る作像条件制御部と、画像信号の階調を補正するγ補正
部と、像形成毎に階調パターン信号を変更して非画像領
域に階調パターンを生成する階調パターン制御部と、γ
補正部または階調パターン制御部の出力信号に基づいて
感光体1上に潜像を形成する露光制御部と、潜像の表面
電位を検出する表面電位計3と、潜像を可視化する現像
部4と、感光体1上の画像濃度を検出する画像濃度セン
サ6と、光学検知素子の感度が低下する領域では画像濃
度センサ6と表面電位計3で画像濃度を推定する画像濃
度推定手段と、階調パターンの画像濃度を画像濃度推定
手段で推定して目標画像濃度になるようにγ補正部の補
正量を変更する階調補正情報変更手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカラープ
リンタ、デジタルカラー複写機、カラーファクシミリ等
に用いられるデジタルカラー像形成装置及び電子写真方
式のカラー画像処理装置に応用できる像形成装置に関
し、特に、入力画像データから出力画像を形成する像形
成装置、詳しくは多階調画像を形成する像形成装置のキ
ャリブレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカラー複写機等におい
て、環境(温度・湿度)の変化により影響される色調の
バラツキを補正するのに、用紙搬送ベルト上に4色の1
2階調のパッチを形成し、濃度をモニターし、自動的に
色調を補正することで、色味が変わらないようにするも
のが知られている(FUJI XEROX社製フルカラ
ー複写機、DocuColor4040)。しかしこの
方式では、紙間に12個のパッチを作成するのでクリー
ナー部に負担がかかる。
【0003】また、入力カラー信号に対して階調補正を
行い、該階調補正後のカラー信号に応じて、記録媒体上
にカラー画像を形成する像再生装置において、画像濃度
センサまたは電位センサで階調補正情報を変更するもの
が知られている(特公平2−34509号公報等)。し
かし、画像濃度センサは高濃度部で感度が無いので階調
補正情報を正しく変更できない。また、電位センサで電
位を検出して階調補正情報を変更する場合は、トナー濃
度変動、環境変動によりトナーの帯電量が変化するので
階調補正情報を正しく変更できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】入力画像データから出
力画像を形成する像形成装置で、多階調画像を形成する
像形成装置における課題としては以下のようなものがあ
る。 (1)図26に感光体表面電位の経時特性を、図27に
感光体表面電位の帯電電位特性を示すが、感光体の特性
は温度、経時で変化し、また、感光体の帯電グリッド電
位の変化等により感光体帯電電位特性が変化するので画
像が安定しない。 (2)図28に書き込み値とトナー付着量の関係がトナ
ー濃度(TC)により変化する様子を、図29に書き込
み値とトナー付着量の関係がトナー帯電量により変化す
る様子を示すが、トナー濃度変動や、湿度変動によるト
ナー帯電量の変化によってトナー付着量が変化するので
画像が安定しない。 (3)上記(1),(2)の問題を解決するため、階調
補正用に感光体や中間転写体の紙間に階調補正用のパッ
チを形成して、その濃度をモニタして補正することが行
われているが、階調補正用に紙間に多くのパッチを作成
するとクリーナー部に負担がかかり、部品の寿命が短く
なる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、上記の課題を解決し、最適な階調補正情報(γ補
正値)をリアルタイム(1枚毎)に設定することがで
き、連続コピー(プリント)時でも安定した画像を形成
できるようにした像形成装置を提供することを目的とす
る。また、ファジイ推論によりきめの細かい作像条件の
制御が可能であり、さらに、クリーナー部の負担を軽く
して部品の寿命を長くすることができる像形成装置を提
供することを目的とする。
【0006】また、画像濃度センサの出力である画像濃
度(トナー付着量)と電位センサの出力である表面電位
から最適な階調補正情報(γ補正値)を設定することが
でき、画像濃度の安定を図ることができる像形成装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の像形成装置は、作像条件を決定する
作像条件決定手段と、画像信号の階調を補正する階調補
正手段と、像形成毎に階調パターンのパターン信号を変
更して非画像領域に階調パターンを生成する階調パター
ン生成手段と、前記階調補正手段または階調パターン生
成手段の出力信号に基づいて像担持体上に潜像を形成す
る潜像形成手段と、前記階調パターンの潜像の表面電位
を検出する表面電位検出手段と、前記潜像を可視化する
現像手段と、像担持体上または転写体上の可視像に光を
照射する光照射手段と、前記光照射手段で可視像に光を
照射した反射光量を光学検知素子で検出して画像濃度を
検出する画像濃度検出手段と、前記光学検知素子の感度
が低下する領域では前記画像濃度検出手段と前記表面電
位検出手段で画像濃度を推定する画像濃度推定手段と、
階調パターンの画像濃度を前記画像濃度推定手段で推定
して目標画像濃度になるように前記階調補正手段の補正
量を変更する階調補正情報変更手段を有することを特徴
とするものである。
【0008】ここで、請求項1記載の像形成装置におい
ては、前記画像濃度推定手段において、画像濃度検出手
段の出力が閾値以下のときに、光学検知素子の感度が低
下する領域/感度が良好な領域を判断する(請求項
5)。
【0009】請求項1記載の像形成装置においては、前
記画像濃度推定手段において、前記階調パターンにおけ
る表面電位(Vs)と画像濃度(ID)の関係は、 ID=a×Vs+b (但し、a、bは定数) または、現像バイアスのDC成分VDCとして、 ID=a×(Vs−VDC)+b (但し、a、bは定
数) の関係式から成立つ(請求項6)。また、前記の表面電
位と画像濃度との関係式は最小二乗法により求める(請
求項7)。
【0010】請求項1記載の像形成装置においては、前
記画像濃度推定手段において、高濃度の階調パターンの
表面電位は低濃度部の表面電位から推定する(請求項
8)。
【0011】請求項1記載の像形成装置においては、前
記の階調補正手段はルックアップテーブル(LUT)と
する(請求項9)。
【0012】請求項1記載の像形成装置においては、前
記階調補正情報変更手段において、目標画像濃度は外部
装置から設定可能とする(請求項10)。
【0013】請求項1記載の像形成装置においては、前
記階調補正情報変更手段において、階調補正情報により
補正しても目標画像濃度に近くならなければ作像条件を
変更する、または作像不可能であることを表示する(請
求項11)。
【0014】請求項1記載の像形成装置においては、前
記作像条件決定手段は、温度、湿度、トナー濃度、装置
の累積像形成枚数の少なくとも一つから作像条件を決定
する(請求項12)。
【0015】請求項1記載の像形成装置においては、前
記作像条件決定手段は、温度、湿度、トナー濃度、装置
の累積像形成枚数の少なくとも一つを検出する状態量検
出手段と、前記状態量と作像条件の制御量とを関係づけ
る少なくとも一つの規則を記憶した規則記憶手段と、前
記状態量と作像条件の制御量とに関してそれぞれ複数の
ファジイ集合で表現した複数のメンバーシップ関数を記
憶した関数記憶手段と、前記状態量が前記複数のメンバ
ーシップ関数によっていずれのファジイ集合にどの程度
含まれるかを求め、当該求めた結果を用いて、前記各規
則に従って最も可能性の高い作像条件の制御量をファジ
イ推論するファジイ推論手段とを有する(請求項1
3)。
【0016】請求項1記載の像形成装置においては、前
記作像条件決定手段は、温度、湿度、トナー濃度、装置
の累積像形成枚数の少なくとも一つを検出する状態量検
出手段と、前記状態量の変化量(状態変化量)を検出す
る状態変化量検出手段と、前記状態量、状態変化量と作
像条件の制御量とを関係づける少なくとも一つの規則を
記憶した規則記憶手段と、前記状態量、状態変化量と作
像条件の変化量とに関してそれぞれ複数のファジイ集合
で表現した複数のメンバーシップ関数を記憶した関数記
憶手段と、前記状態量、状態変化量が前記複数のメンバ
ーシップ関数によっていずれのファジイ集合にどの程度
含まれるかを求め、当該求めた結果を用いて、前記各規
則に従って最も可能性の高い作像条件の制御量をファジ
イ推論するファジイ推論手段とを有する(請求項1
4)。
【0017】請求項1記載の像形成装置においては、前
記作像条件は、帯電電位、現像バイアス、露光量、転写
バイアスのうちの少なくとも一つとする(請求項1
5)。
【0018】次に、請求項2記載の像形成装置は、作像
条件を決定する作像条件決定手段と、画像信号の階調を
補正する階調補正手段と、階調パターン信号を生成して
非画像領域に階調パターンを生成する階調パターン生成
手段と、前記階調補正手段の出力信号または階調パター
ン生成手段の出力信号に応じて像担持体上に潜像を形成
する潜像形成手段と、前記階調パターンの潜像の表面電
位を検出する表面電位検出手段と、前記潜像を可視化す
る現像手段と、像担持体上の可視像に光を照射する光照
射手段と、前記光照射手段で可視像に光を照射した反射
光量を光学検知素子で検出して画像濃度を検出する画像
濃度検出手段と、前記表面電位検出手段の出力である表
面電位と前記画像濃度検出手段の出力である画像濃度か
ら表面電位に対する画像濃度を推定する画像濃度推定手
段1と、前記階調パターン信号と前記表面電位検出手段
の出力である表面電位とから潜像特性を推定する潜像特
性推定手段と、前記潜像特性推定手段と画像濃度推定手
段1とから階調パターン信号と画像濃度の関係を推定す
る画像濃度推定手段2と、目標画像濃度を記憶する目標
画像濃度記憶手段と、前記画像濃度推定手段2と前記目
標画像濃度記憶手段とから目標画像濃度になるように前
記階調補正手段の補正量を変更する階調補正情報変更手
段を有することを特徴とするものである。
【0019】請求項3記載の像形成装置は、作像条件を
決定する作像条件決定手段と、画像信号の階調を補正す
る階調補正手段と、階調パターン信号を生成して非画像
領域に階調パターンを生成する階調パターン生成手段
と、前記階調補正手段の出力信号と階調パターン生成手
段の出力信号とを選択する選択手段と、前記選択手段の
出力信号を中間調処理する中間調処理手段と、前記中間
調処理手段の出力に応じて像担持体上に潜像を形成する
潜像形成手段と、前記階調パターンの潜像の表面電位を
検出する表面電位検出手段と、前記潜像を可視化する現
像手段と、像担持体上の可視像に光を照射する光照射手
段と、前記光照射手段で可視像に光を照射した反射光量
を光学検知素子で検出して画像濃度を検出する画像濃度
検出手段と、前記表面電位検出手段の出力である表面電
位と前記画像濃度検出手段の出力である画像濃度とから
表面電位に対する画像濃度を推定する画像濃度推定手段
1と、前記階調パターン信号と前記表面電位検出手段の
出力である表面電位とから潜像特性を推定する潜像特性
推定手段と、前記潜像特性推定手段と画像濃度推定手段
1とから階調パターン信号と画像濃度の関係を推定する
画像濃度推定手段2と、目標画像濃度を記憶する目標画
像濃度記憶手段と、前記画像濃度推定手段2と前記目標
画像濃度記憶手段とから目標画像濃度になるように前記
階調補正手段の補正量を変更する階調補正情報変更手段
を有することを特徴とするものである。
【0020】請求項4記載の像形成装置は、作像条件を
決定する作像条件決定手段と、画像信号を中間調処理す
る中間調処理手段と、前記中間調処理手段の出力の階調
を補正する階調補正手段と、階調パターン信号を生成し
て非画像領域に階調パターンを生成する階調パターン生
成手段と、前記階調補正手段の出力信号と階調パターン
生成手段の出力信号とを選択する選択手段と、前記選択
手段の出力信号に応じて像担持体上に潜像を形成する潜
像形成手段と、前記階調パターンの潜像の表面電位を検
出する表面電位検出手段と、前記潜像を可視化する現像
手段と、像担持体上の可視像に光を照射する光照射手段
と、前記光照射手段で可視像に光を照射した反射光量を
光学検知素子で検出して画像濃度を検出する画像濃度検
出手段と、前記表面電位検出手段の出力である表面電位
と前記画像濃度検出手段の出力である画像濃度とから表
面電位に対する画像濃度を推定する画像濃度推定手段1
と、前記階調パターン信号と前記表面電位検出手段の出
力である表面電位とから潜像特性を推定する潜像特性推
定手段と、前記潜像特性推定手段と画像濃度推定手段1
とから階調パターン信号と画像濃度の関係を推定する画
像濃度推定手段2と、目標画像濃度を記憶する目標画像
濃度記憶手段と、前記画像濃度推定手段2と前記目標画
像濃度記憶手段とから目標画像濃度になるように前記階
調補正手段の補正量を変更する階調補正情報変更手段を
有することを特徴とするものである。
【0021】ここで、請求項2,3または4記載の像形
成装置においては、前記階調パターン生成手段は、像形
成ごとに階調パターン信号を変更する(請求項16)。
【0022】より具体的に述べると、前記階調パターン
生成手段は、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各階調のパッチ
を形成する(例:像形成→0/256階調のYMCKの
パッチを形成→像形成1/256階調のYMCKのパッ
チを形成→像形成→・・・)(請求項17)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のパッチ
を形成する(例:像形成→0〜255階調のYパッチを
形成→像形成→0〜255階調のMパッチを形成→像形
成→・・・)(請求項18)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のうちの
幾つかのパッチを形成する(例:像形成→0階調のYM
CKのパッチを形成→像形成→50階調のYMCKのパ
ッチを形成→像形成→100階調のYMCKのパッチを
形成→像形成→・・・)(請求項19)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)それぞれの階調の
うち、幾つかのパッチを形成する(例:像形成→0、5
0、100、150階調のYのパッチを形成→像形成→
0、50、100、150階調のMのパッチを形成→像
形成→・・・)(請求項20)、 のいずれかのように、像形成ごとに階調パターン信号を
変更する。
【0023】請求項3または4記載の像形成装置におい
ては、前記中間調処理手段はディザ処理手段とする(請
求項21)。
【0024】請求項3または4記載の像形成装置におい
ては、前記中間調処理手段は多値誤差拡散手段とする
(請求項22)。
【0025】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記画像濃度推定手段1において、前記階調
パターンにおける表面電位(Vs)と画像濃度(ID)
の関係は、 ID=a×Vs+b (但し、a、bは定数) または、現像バイアスのDC成分VDCとして、 ID=a×(Vs−VDC)+b (但し、a、bは定
数) の関係式から成立つ折線により近似する(請求項2
3)。また、前記の表面電位と画像濃度との関係式は最
小二乗法により求める(請求項24)。
【0026】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記画像濃度推定手段1において、前記光学
検知素子の感度が低下する領域では、折線の傾きが最大
である直線で推定する(請求項25)。また、前記画像
濃度推定手段1において、折線の傾きが最大である直線
は、画像濃度または表面電位がある閾値以上である(請
求項26)。
【0027】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記画像濃度推定手段2において、階調パタ
ーン信号と画像濃度の関係を演算により近似する(請求
項27)。また、前記近似は、折線により近似する(請
求項28)。あるいは、前記近似は、最小二乗法または
スプラインあるいはベジェ曲線とする(請求項29)。
【0028】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記目標画像濃度記憶手段において、目標画
像濃度は外部装置から通信により設定可能とする(請求
項30)。
【0029】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記階調補正情報変更手段において、階調補
正情報により補正しても目標画像濃度に近くならなけれ
ば作像条件を変更する(請求項31)。また、作像条件
変更後の表面電位と画像濃度との関係を作像条件変更前
後の帯電電位の比で補正する画像濃度推定手段1とする
(請求項32)。あるいは、作像条件変更後の表面電位
と画像濃度との関係を作像条件変更前後の表面電位の比
で補正する画像濃度推定手段1とする(請求項33)。
【0030】請求項2,3または4記載の像形成装置に
おいては、前記階調補正情報変更手段において、階調補
正情報により補正しても目標画像濃度に近くならなけれ
ば、作像不可能である情報を表示、または外部装置と通
信して伝達する(請求項34)。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0032】まず、請求項1記載の像形成装置の実施の
形態について説明する。図1は本発明に係る像形成装置
の全体構成を示す構成説明図であって、電子写真方式の
カラー画像形成部と作像制御系を併せて示した図であ
り、ここでは、カラー画像形成部はデジタルカラー複写
機のプリンター部の構成例を示している。まず、本発明
に係るデジタルカラー複写機の構成及び動作について説
明する。
【0033】デジタルカラー複写機は、カラー画像読取
部(以下、カラースキャナーと称す)とカラー画像形成
部(以下、カラープリンターと称す)とより構成されて
いる。図示を省略しているが、カラースキャナーは、原
稿の画像を照明ランプ、ミラー群、及びレンズを介して
カラーセンサに結像して、原稿のカラー画像情報を、例
えば青(B),緑(G),赤(R)の色分解光毎に読み
取り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサは、
ここではB,G,Rの色分解手段とCCD等の光電変換
素子で構成されており、上記3色の読み取りを行う。
尚、図1ではこのカラーセンサをCCDとして図示して
ある。
【0034】上記カラーセンサ(CCD)からの画像信
号はA/D変換されて画像処理部に送られ、B,G,R
の色分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理部
で色変換処理を行い、イエロー(以下、Yと記す)、マ
ゼンタ(同、M)、シアン(同、C)、黒(同、K)の
カラー画像データを得る。そして、このカラー画像デー
タは階調補正手段であるYMCKγ補正部で補正処理さ
れた後、カラープリンターの露光制御部に送られ、露光
制御部により書き込み光学ユニット(図示せず)が制御
され、Y,M,C,Kの各色画像毎に像担持体としての
感光体ドラム1上への潜像形成、現像部4による顕像
化、中間転写ベルト7への転写の各工程を行い中間点ベ
ルト上にカラー画像を形成し、これを転写紙に一括転写
して最終的なカラーコピーとする。
【0035】尚、Y,M,C,Kの画像データを得るた
めのカラースキャナーの動作方式は、カラープリンター
の動作とタイミングを取ったスキャナースタート信号を
受けて原稿走査を行い、1回走査毎にY,M,C,Kの
各1色の画像データを得る。この動作を合計4回繰り返
すことにより、順次の4色画像データを得る。そして、
その都度カラープリンターで順次潜像形成、顕像化しつ
つ、これを中間転写ベルトに重ね合わせて4色フルカラ
ー画像を形成する。
【0036】次に、図1に示すカラープリンターの概要
を説明する。露光制御部は、カラースキャーからのカラ
ー画像データを光信号に変換し、書き込み光学ユニット
(図示せず)を制御して原稿画像に対応した光書き込み
を行い、感光体ドラム1に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニットは、周知のレーザー光源とその発光
駆動制御部、ポリゴンミラー等の光偏向器、fθレンズ
や反射ミラー等の光学系等で構成されている。また、上
記構成に替えて発光ダイオード(LED)アレー光源と
等倍結像素子アレー等を用いた書き込み光学ユニットと
することもできる。
【0037】感光体ドラム1は、矢印の如く反時計方向
に回転するが、その周囲には、その回転方向の順に帯電
器2、前記光書き込み部、表面電位計3、現像部4のY
現像器4Y,M現像器4M,C現像器4C,K現像器4
K、LED等の光照射手段6aとホトトランジスタ等の
光学検知素子6bからなる画像濃度センサ(Pセンサ)
6、中間転写ベルト7、感光体クリーナー8、除電器9
などが配置されている。
【0038】現像部4の各現像器4Y,4M,4C,4
Kは、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ド
ラム1の表面に接触させて回転する現像スリーブと、現
像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する撹拌ローラ、
トナー補給部からの補給トナーを現像器内に補給するた
めの補給クラッチ、及び現像器内の現像剤のトナー濃度
を検知するトナー濃度センサ(Tセンサ)5などで構成
されている。そして、待機状態では4個の現像器全て
が、現像スリーブ上の剤は穂切り(現像不作動)状態に
なっている。
【0039】次に画像形成動作を説明するが、ここでは
現像動作の順序(カラー画像形成順序)が、K,C,
M,Yの例で説明する(ただし、画像形成順序は、これ
に限定されるものではなく、Y,M,C,K等の順でも
よい)。
【0040】コピー動作が開始されると、前記カラース
キャナーで所定のタイミングからK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づいて、感光体ド
ラム1へのレーザー光による光書き込み、潜像形成が始
まる(以下、K画像データによる静電潜像をK潜像と称
す。C,M,Yについても同じ)。このK潜像の先端部
から現像可能とすべく、現像部4のK現像器4Kの現像
位置に潜像先端部が到達する前に、K現像器4Kの現像
スリーブを回転開始し、剤の穂立てを行い、現像バイア
ス制御部で現像スリーブに所定のバイアス電圧を印加す
ることで、K潜像をKトナーで現像する。
【0041】そして以後、K潜像領域の現像動作を続け
るが、潜像後端部がK現像位置を通過した時点で、速や
かにK現像スリーブ上の剤穂切りを行い、現像不作動状
態にする。これは少なくとも、次のC画像データによる
C潜像先端部が到達する前に完了させる。尚、穂切りは
現像スリーブの回転方向を、現像動作中とは逆方向に切
り替えることで行う。
【0042】さて、感光体ドラム1に形成したKトナー
像は、感光体ドラム1と等速駆動されている中間転写ベ
ルト7の表面に転写される(以下、感光体ドラムから中
間転写ベルトへのトナー像転写をベルト転写と称す)。
このベルト転写は、感光体ドラム1と中間転写ベルト7
が接触状態において、中間転写制御部で転写バイアスロ
ーラ7aに所定のバイアス電圧を印加することで行う。
【0043】尚、中間転写ベルト7には、感光体ドラム
1に順次形成されるK,C,M,Yのトナー像を、同一
面に順次位置合わせして、4色重ねのベルト転写画像を
形成し、その後、転写紙に一括転写を行う。
【0044】ところで、感光体ドラム1側ではK画像工
程の次にC画像工程に進むが、所定のタイミングからカ
ラースキャナーによるC画像データ読み取りが始まり、
その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像形
成を行う。
【0045】C現像器4Cはその現像位置に対して、先
の潜像後端部が通過した後で、且つC潜像の先端が到達
する前に現像スリーブを回転開始して剤の穂立てを行
い、現像バイアス制御部で現像スリーブに所定のバイア
ス電圧を印加することで、C潜像をCトナーで現像す
る。以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像後端部が
通過した時点で、先のK現像器の場合と同様にC現像ス
リーブ上の剤穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先
端部が到達する前に完了させる。
【0046】尚、M及びYの工程については、それぞれ
の画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が上述の
K,Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0047】中間転写ベルト7は、駆動ローラ7b、ベ
ルト転写バイアスローラ7a、及び従動ローラ群に張架
されており、図示しない駆動モータにより駆動制御され
る。また、中間転写ベルト7にはベルトクリーナー13
が設けられており、該ベルトクリーナー13は、ブラシ
ローラやゴムブレード等の清掃部材、及びベルトからの
接離機構(図示せず)などで構成されており、1色目の
K画像をベルト転写した後の2,3,4色目をベルト転
写している間は、接離機構によってベルト面から離間さ
せておく。
【0048】中間転写ベルト7の紙転写部10には、転
写チャージャ(あるいは転写バイアスローラ)が設置さ
れており、該転写チャージャは紙転写制御によってその
転写バイアスが制御されており、中間転写ベルト7上に
形成された4色重ね画像を転写紙に一括転写する時に、
所定の転写バイアスが印加され紙への転写を行う。ま
た、転写部10の下流側には分離チャージャ等からなる
分離部11が設置され、転写後の転写紙を中間転写ベル
ト7から分離して、定着ローラに向けて搬送させる。
尚、転写紙は、図示しない給紙ローラやレジストローラ
によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像の先端部が
紙転写位置に到達するタイミングに合わせて転写部10
に給紙される。
【0049】さて、中間転写ベルト7の動き方は、1色
目のKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の
動作方式として、一定速往動方式(画像形成中は一定速
で往動を続ける)、スキップ往動方式(1色目の転写が
終了したら、感光体面から離間して往動方向に高速スキ
ップし、所定量移動したら当初の一定速に戻し、再び感
光体面に接触する)、往復動(クイックリターン)方式
(1色目の転写が終了したら、感光体面から離間して逆
方向に高速リターンして一旦停止し、2色目の画像先端
にタイミングを合わせて再び感光体面に接触し、往動方
向にスタートする)の3通りが知られているが、この中
の一方式か、または、コピーサイズに応じて(コピー速
度面などで)効率的な方式の組合せによって動作させ、
中間転写ベルト7上のKトナー像に、C,M,Yのトナ
ー像を順次重ね合わせてベルト転写し、4色重ねのベル
ト転写画像を得る。そして、4色目のYトナー像のベル
ト転写工程に引き続いてそれぞれの動作方式で、中間転
写ベルト7面上の4色重ねトナー像を転写紙に一括転写
する。
【0050】転写部10で中間転写ベルト7から4色重
ねトナー像を一括転写された転写紙は、分離部11で分
離されて定着器に搬送され、定着制御部により所定温度
にコントロールされた定着ローラ12によりトナー像が
溶融定着された後、図示しないコピートレイに搬出され
フルカラーコピーを得る。
【0051】尚、ベルト転写後の感光体ドラム1は、感
光体クリーナー8(クリーニング前除電器、ブラシロー
ラ、ゴムブレード等から構成される)で表面をクリーニ
ングされた後、除電器9で均一に除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト7は、ベ
ルトクリーナー13が図示しない接離機構でベルト面に
接触されることにより表面をクリーニングされる。
【0052】リピートコピーの時は、前記カラースキャ
ナーの動作、及び感光体ドラム1への画像形成は、1枚
目のY(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミン
グで2枚目のK(1色目)画像工程に進む。また、中間
転写ベルト7の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙へ
の一括転写工程に引き続き、表面をベルトクリーナー1
3でクリーニングされた領域に、2枚目Kトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。
【0053】以上、4色フルカラーを得るコピーモード
の説明を行ったが、3色コピーモード、2色コピーモー
ドの場合は、指定された色の回数の分について、上記と
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現像
器のみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中間転写ベ
ルト7は、感光体ドラム1面に接触したまま往動方向に
一定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー13も中間転
写ベルト7に接触したままの状態で、コピー動作を行
う。
【0054】次にこの装置の画像形成に関連する作像制
御系の検出手段について説明する。まず、表面電位検出
手段としての表面電位計3は、感光体ドラム1の表面電
位を検知する。トナー濃度センサ(Tセンサ)5は、各
色の現像器4Y,4M,4C,4K内のトナー濃度を検
知する。画像濃度検出手段としての画像濃度センサ6
は、感光体上の可視像(現像像)の濃度を検出する。ま
た、定着ローラの温度検出手段として定着サーミスタ等
が定着ローラ表面に接して配置され(図示せず)、定着
ローラの表面温度を検知する。またこの他に、複写機内
の温度や湿度を検知するための温度センサ、湿度センサ
等が設けられている。
【0055】各検出手段の検知出力は、周知のCPUや
メモリ(ROM,RAM)、インターフェイス、I/O
ポート、各種制御回路等からなる作像条件制御部に入力
され、作像条件制御部は、この入力情報に基づいて作像
条件を決定し、各制御部(帯電制御部、現像バイアス制
御部、露光制御部、中間転写制御部、紙転写制御部等)
に制御情報を出力する。
【0056】ところで、以上のような構成・動作のデジ
タルカラー複写機では、入力画像データから出力画像を
形成し、より詳しくはカラーの多階調画像を形成するも
のであるが、このような像形成装置においては、感光体
の特性は温度、経時で変化し、また、感光体の帯電グリ
ッド電位の変化等により感光体帯電電位特性が変化する
ので画像が安定しない(図26,27参照)、トナー濃
度変動や、湿度変動によるトナー帯電量の変化によって
トナー付着量が変化するので画像が安定しない(図2
8,29参照)、等の問題がある。このため、階調補正
用に感光体や中間転写体の紙間に階調補正用のパッチを
形成して、その濃度をモニタして補正することが行われ
ているが、階調補正用に紙間に多くのパッチを作成する
とクリーナー部に負担がかかり、部品の寿命が短くな
る、等の問題がある。本発明はこのような像形成装置お
ける課題を解決し、最適な階調補正情報(γ補正値)を
リアルタイム(1枚毎)に設定することができ、連続コ
ピー(プリント)時でも安定した画像を形成できるよう
にするものである。
【0057】そこで本発明に係る像形成装置では、図1
に示すように、作像条件を決定する作像条件制御部と、
画像信号の階調を補正するYMCKγ補正部と、像形成
毎に階調パターンのパターン信号を変更して非画像領域
に階調パターンを生成する階調パターン制御部と、前記
YMCKγ補正部または階調パターン制御部の出力信号
に基づいて感光体ドラム1上に潜像を形成する露光制御
部と、前記階調パターンの潜像の表面電位を検出する表
面電位計3と、前記潜像を可視化する現像部4と、感光
体ドラム1上の可視像に光を照射する光照射手段(LE
D等)6aと、前記光照射手段6aで可視像に光を照射
した反射光量を光学検知素子(ホトトランジスタ等)6
bで検出して画像濃度を検出する画像濃度センサ6とを
備え、階調パターンの画像濃度を画像濃度センサ6で検
出して目標画像濃度になるように前記YMCKγ補正部
の補正量を変更する階調補正情報変更手段を有する構成
となっている。
【0058】図1において、YMCKγ補正部はルック
アップテーブル(以下、LUTとする)である。階調パ
ターン制御部は外部のパーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと記す)等と接続可能であり、目標画像濃度等
を外部から設定できるようになっている(図示せず)。
【0059】ここで、非画像領域への階調パターン生成
について説明する。図3に感光体ドラム1上の紙間の非
画像領域を示す。画像領域(図示せず)では前述したカ
ラースキャナーのCCDにより読み取った画像信号を画
像処理して得たカラー画像データにより露光制御部で書
き込み光学ユニットを制御してレーザー光を露光して潜
像形成を行う。これに対して、非画像領域には階調パタ
ーン制御部からの階調パターン信号により露光制御部で
書き込み光学ユニットを制御して階調パターンを露光す
る。この階調パターンの露光は1枚毎すなわち紙間に階
調パターンを作成することにより像形成毎に階調パター
ンを作成できる。また、階調パターンの濃度を像形成毎
に変えて階調パターンを生成することもできる。そし
て、このようにして形成された階調パターンに、光照射
手段6aであるLED等からの光を照射し、その反射光
を画像濃度センサ6の光学検知素子6bであるホトトラ
ンジスタで検知し、階調パターンの画像濃度を検出して
階調補正を行う。
【0060】尚、図3では紙間の非画像領域について説
明したが、大きい感光体ドラムの場合にはドラムの端に
非画像領域を作成することも可能である。すなわち、像
形成のたびに感光体ドラムの端に濃度を変えて複数の階
調パターンを生成することも可能である。
【0061】次に、階調補正方法について説明する。図
5に画像濃度センサによる階調補正の一例を示す。これ
は、感光体上の非画像領域に階調パターンの書込値を変
えて10個のパッチを作成し、これを画像濃度センサで
検知して階調補正を行う例である。尚、図では画像濃度
センサより換算したトナー付着量で示している。
【0062】図5の第1象限にレーザー書込値(LD書
込値)と感光体上のトナー付着量の関係を示す。図中、
のグラフはLD書込値と実際のトナー付着量の関係で
ある。実際のトナー付着量とは、感光体上のトナーを天
秤で測定した値である。また、予め黒トナーとカラート
ナーにおいて、画像濃度センサの出力と実際のトナー付
着量との関係を求め(図4参照)、黒トナー用と、カラ
ートナー用と分けて付着量テーブルに記憶しておく。
のグラフは黒トナーを画像濃度センサで測定し、黒トナ
ー用の付着量テーブルで変換したものである。のグラ
フはカラートナーを画像濃度センサで測定し、カラート
ナー用の付着量テーブルで変換したものである。また、
図5の第2象限のグラフは外部のパソコンからも設定可
能な、書込値に対する感光体上の目標トナー付着量(目
標画像濃度)である。
【0063】予め、、のグラフの逆変換を求めてお
く。ただし、カラートナーの場合には画像濃度センサの
感度がある領域、すなわちトナー付着量が閾値th1 以下
を使用するようにする。
【0064】図5より、黒最大書込値に対する階調補正
値は、図中の矢印のように、黒最大書込値補正値を求め
ることが可能である。同様にして、カラー最大書込値も
図中の矢印のようにカラー最大書込値補正値を求めるこ
とが可能である。そして、このようにして求めた補正値
に基づいて階調補正情報変更手段によりYMCKγ補正
部の補正量を変更することにより、階調補正を良好に行
うことができ、画像濃度が安定する。
【0065】しかし、上記の方法では、画像濃度センサ
の感度は高トナー付着部で感度が無いので(図4参
照)、実際のトナー付着量と画像濃度センサから換算し
たトナー付着量で誤差を生じ、高濃度部の補正の精度が
良くない。
【0066】そこで図2に示すように、本発明の請求項
1記載の像形成装置では、図1の制御系の構成に加え
て、光学検知素子(ホトトランジスタ等)6bの感度が
低下する領域(高トナー付着部)では画像濃度センサ6
と表面電位計3で画像濃度を推定する画像濃度推定手段
を設け、階調補正情報変更手段は、階調パターンの画像
濃度を画像濃度推定手段で推定して目標画像濃度になる
ようにYMCKγ補正部の補正量を変更するようにした
ものである。
【0067】図6に請求項1の構成(画像濃度推定)に
よる階調補正の例を示す。これは、感光体上の非画像領
域に階調パターンの書込値を変えて10個のパッチを作
成し、画像濃度センサ6と表面電位計3の検出値から階
調パターンの画像濃度を画像濃度推定手段で推定して目
標画像濃度になるように階調補正を行う例である。尚、
図では画像濃度センサより換算したトナー付着量で示し
ている。図6ののグラフは階調パターンを作成したと
きポテンシャル(階調パターンの表面電位と現像バイア
スの差)とトナー付着量(測定値)の関係を示す。と
のグラフは黒トナーとカラートナーを画像濃度センサ
で測定したときの画像濃度センサの出力を前記のトナー
付着量テーブルで換算したものである。高トナー付着量
部では実際の付着量と誤差がある。またトナー付着量が
閾値th_H以上になると画像濃度センサから換算したトナ
ー付着量と誤差を生じ、閾値th_L以下ではポテンシャル
とトナー付着量の関係が線形でなくなってしまう。そこ
で図中の枠で囲んだ領域(付着量推定で使用する領域)
部分により最小二乗法などによりのグラフの直線領域
を決定する。この枠で囲んだ領域部分はトナー付着量th
_H以上に対応した画像濃度出力から判定することも可能
である。
【0068】ここで、感光体上のトナー付着量をMA
(画像濃度IDに相当)、Vsをポテンシャル(表面電
位)とすると、 MA=a×Vs+b (但し、a,bは定数) ・・・(1) または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 MA=a×(Vs−VDC)+b (但し、a,bは定数)・・・(2) と決定できる。
【0069】上記(1)式または(2)式の関係により、レ
ーザー書込値(LD書込値)と感光体上のトナー付着量
の関係(図6ののグラフ)を求めることが可能であ
り、尚、この逆変換を求めておく。また、のグラフは
書込値に対する目標とする感光体上のトナー付着量の関
係である。この関係も外部のパソコンにより設定可能で
ある(図示せず)。最大書込値に対する階調補正値は、
図中の矢印のようして、との逆変換により、求める
ことが可能である。
【0070】また、高付着部の推定には、のグラフの
直線領域と階調パターンのポテンシャル情報を使用する
ので、高付着量部の階調パターンは現像する必要がな
い。したがって、無駄なトナー消費をしないで階調補正
を行うことができるので、像形成装置のクリーニング部
の負担を軽減することができる。さらに、高濃度部の書
込値Wのときの感光体上の表面電位Vは、低濃度部の書
込値W1のときの表面電位をV1、書込値W2のときの
表面電位をV2とすると(W1≠W2)、 V=(V2−V1)/(W2−W1)W ・・・(3) から求めることも可能である。すなわち、高濃度の階調
パターンの表面電位を、低濃度部の表面電位から推定す
るようにすれば、高濃度部のパッチを作成しないので、
パッチの個数を少なくできる。
【0071】上記の階調補正例では、階調補正部(YM
CKγ補正部)はLUTとし、階調補正情報変更手段に
よりLUTに階調補正情報を設定する構成としている
が、予め複数の(疑似輪郭が発生しないような)曲線を
用意しておき、階調補正情報と最も近い曲線を選択する
ようにしてもよい。
【0072】上記の階調補正例で得られた階調補正情報
により補正しても目標トナー付着量(目標画像濃度)に
ならなければ、作像条件を変更する。作像条件を変更
後、新たな階調補正情報でも補正ができなければ、再度
作像条件を変更する。そして、前記作像条件の変更を予
め定められた回数まで繰り返しても目標トナー付着量に
ならなければ、操作部の表示パネルに作像不可能の表示
をしてユーザーに伝える。または、外部のパソコンに伝
えて警告表示させることも可能である(図示せず)。作
像条件は図8に示す電位テーブルを選択することで変更
可能である。尚、図8で、VDは帯電電位、VBは現像
バイアスである。
【0073】次に、ファジイ推論により作像条件の制御
量を求める方法について説明する。図7にファジイ推論
により作像条件の制御量を求める作像条件決定手段の例
を示す。この作像条件決定手段は、温度、湿度、トナー
濃度、装置の累積像形成枚数(コピーカウンター)の少
なくとも一つを検出する状態量検出手段と、前記状態量
の変化量(状態変化量)を検出する状態変化量検出手段
と、前記状態量(及び/または状態変化量)と作像条件
の制御量とを関係づける少なくとも一つの規則を記憶し
た規則記憶手段と、前記状態量(及び/または状態変化
量)と作像条件の変化量とに関してそれぞれ複数のファ
ジイ集合で表現した複数のメンバーシップ関数を記憶し
た関数記憶手段と、前記状態量(及び/または状態変化
量)が前記複数のメンバーシップ関数によっていずれの
ファジイ集合にどの程度含まれるかを求め、当該求めた
結果を用いて、前記各規則に従って最も可能性の高い作
像条件の制御量をファジイ推論するファジイ推論手段と
を有している。
【0074】尚、上記制御量は図8の電位テーブルを選
択する番号である。もし、制御量が1.6のように1番
目のテーブルと2番目のテーブルの間になった場合、単
純に近いテーブルを選択しても良い。また、1番目のテ
ーブルと2番目のテーブルを補間して求めても良い。以
下、ファジイ推論の具体例を示す。
【0075】(ファジイ推論例1)図9にファジイ推論
例1を示す。これは、トナー濃度と湿度からファジイ推
論手段により電位テーブル番号を選択する例である。ま
た、図10は図9のファジイ推論手段の規則記憶手段に
記憶されたファジイルールを示す図、図11の(a)〜
(f)は図9のファジイ推論手段の関数記憶手段に記憶
されたメンバーシップ関数を示す図である。
【0076】以下、説明のためにファジイルールは次の
4個とする。 (ルール1)if トナー濃度=NB and 湿度=NM then テーブル番号=NB. (ルール2)if トナー濃度=NM and 湿度=NM then テーブル番号=NM. (ルール3)if トナー濃度=NB and 湿度=NS then テーブル番号=NM. (ルール4)if トナー濃度=NM and 湿度=NS then テーブル番号=ZO.
【0077】このようにファジイルールを必要に応じて
設定する。尚、図10,11のNB,NM,NS,Z
O,PS,PM,PBはファジイ集合を表す。
【0078】図11の(a)から(f)はルール1から
ルール4を用いてファジイ推論によりテーブル番号を算
出する例を示すものである。(a)の横軸は1から25
6に正規化してある。また、(a)はトナー濃度のメン
バーシップ関数、(c)は湿度のメンバーシップ関数で
ある。
【0079】例として、トナー濃度=x、湿度=yの場
合を考える。まずルール1によりトナー濃度のメンバー
シップ関数からNBに(図11(b)の1の部分)、湿
度のメンバーシップ関数からNB(図11(d)の1の
部分)の集合に含まれる。さらに最小値(MIN−OP
ERATION)をとると図11(e)の1の部分にな
る。ルール2からルール4までを上記のように行い、M
AX−OPERATIONを行うと図11(f)の1〜
4の斜線の領域が求められる。この領域の非ファジイ化
を重心法により算出することによりテーブル番号(作像
条件の制御量)を求めることができる。
【0080】(ファジイ推論例2)図12にファジイ推
論例2を示す。これは、トナー濃度とトナー濃度変化量
からファジイ推論手段により電位テーブル番号を選択す
る例である。また、図13は図12のファジイ推論手段
の規則記憶手段に記憶されたファジイルールを示す図、
図14の(a)〜(f)は図12のファジイ推論手段の
関数記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数を示す図
である。本例でもファジイ推論例1と同様に、図13の
ファジイルールを用いて、図14の(a)〜(f)のメ
ンバーシップ関数により電位テーブル(作像条件の制御
量)を決定可能である。
【0081】(ファジイ推論例3)図15及び図18に
ファジイ推論例3を示す。これは、トナー濃度と湿度か
ら図15のファジイ推論手段により中間制御量(以下、
GAINとする)を求め、そのGAINと温度により図
18のファジイ推論により電位テーブル番号(作像条件
の制御量)を決定する例である。このようにファジイ推
論を前段と後段の2段階にすることにより、ファジイル
ール、メンバーシップ関数の作成を容易にすることがで
きる。尚、図16は図15のファジイ推論手段の規則記
憶手段に記憶されたファジイルールを示す図、図17の
(a)〜(f)は図15のファジイ推論手段の関数記憶
手段に記憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
また、図19は図18のファジイ推論手段の規則記憶手
段に記憶されたファジイルールを示す図、図20の
(a)〜(f)は図18のファジイ推論手段の関数記憶
手段に記憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
【0082】作像条件として、帯電電位、現像バイアス
の他に、前記のファジイ推論例3を用いれば、容易に露
光量、中間転写バイアス、紙転写バイアスの制御量も決
定できる。また、トナー濃度、湿度、温度から作像条件
の制御量を求める例を示したが、同様にして、装置の累
積像形成枚数(コピーカウンター)からも作像条件の制
御量を求めることも可能である。
【0083】次に、請求項2,3,4記載の像形成装置
の実施の形態について説明する。
【0084】図21は請求項3記載の像形成装置の作像
制御系の構成を示す図、図22は請求項4記載の像形成
装置の作像制御系の構成を示す図である。また、図23
は図21あるいは図22の作像制御部の部分の構成例を
示す図である。また、図24は図21あるいは図22の
作像制御系を備えた像形成装置のカラー画像形成部の構
成例を示す図である。尚、図24に示すカラー画像形成
部は、図1,2に示した像形成装置のカラー画像形成部
と同様の構成であり、その構成・動作については前述し
た通りであるので、ここでは説明を省略する。
【0085】図21,23,24に示す構成の像形成装
置は、作像条件を決定する作像条件制御部と、画像信号
の階調を補正するYMCKγ補正部と、階調パターン信
号を生成して非画像領域に階調パターンを生成する階調
パターン生成部と、前記YMCKγ補正部の出力信号と
階調パターン生成部の出力信号とを選択するセレクタ
と、前記セレクタの出力信号を中間調処理する中間調処
理部と、前記中間調処理部の出力に応じて感光体ドラム
1上に潜像を形成する露光制御部と、前記階調パターン
の潜像の表面電位を検出する表面電位計3と、前記潜像
を可視化する現像部4と、感光体ドラム1上の可視像に
光を照射する光照射手段(LED等)6aと、前記光照
射手段6aで可視像に光を照射した反射光量を光学検知
素子(ホトトランジスタ等)6bで検出して画像濃度を
検出する画像濃度センサ6と、前記表面電位計3の出力
である表面電位と前記画像濃度センサ6の出力である画
像濃度とから表面電位に対する画像濃度を推定する画像
濃度推定手段1と、前記階調パターン信号と前記表面電
位計3の出力である表面電位とから潜像特性を推定する
潜像特性推定手段と、前記潜像特性推定手段と画像濃度
推定手段1とから階調パターン信号と画像濃度の関係を
推定する画像濃度推定手段2と、目標画像濃度を記憶す
る目標画像濃度記憶手段と、前記画像濃度推定手段2と
前記目標画像濃度記憶手段とから目標画像濃度になるよ
うに前記YMCKγ補正部の補正量を変更する階調補正
情報変更手段を有する構成となっている。
【0086】また、図22,23,24に示す構成の像
形成装置は、作像条件を決定する作像条件制御部と、画
像信号を中間調処理する中間調処理部と、前記中間調処
理部の出力の階調を補正するYMCKγ補正部と、階調
パターン信号を生成して非画像領域に階調パターンを生
成する階調パターン生成部と、前記YMCKγ補正部の
出力信号と階調パターン生成部の出力信号とを選択する
セレクタと、前記セレクタの出力信号に応じて感光体ド
ラム1上に潜像を形成する露光制御部と、前記階調パタ
ーンの潜像の表面電位を検出する表面電位計3と、前記
潜像を可視化する現像部4と、感光体ドラム1上の可視
像に光を照射する光照射手段(LED等)6aと、前記
光照射手段6aで可視像に光を照射した反射光量を光学
検知素子(ホトトランジスタ等)6bで検出して画像濃
度を検出する画像濃度センサ6と、前記表面電位計3の
出力である表面電位と前記画像濃度センサ6の出力であ
る画像濃度とから表面電位に対する画像濃度を推定する
画像濃度推定手段1と、前記階調パターン信号と前記表
面電位計3の出力である表面電位とから潜像特性を推定
する潜像特性推定手段と、前記潜像特性推定手段と画像
濃度推定手段1とから階調パターン信号と画像濃度の関
係を推定する画像濃度推定手段2と、目標画像濃度を記
憶する目標画像濃度記憶手段と、前記画像濃度推定手段
2と前記目標画像濃度記憶手段とから目標画像濃度にな
るように前記YMCKγ補正部の補正量を変更する階調
補正情報変更手段を有する構成となっている。
【0087】尚、図21,23,24の組合せは請求項
3の像形成装置の構成を示しており、図22,23,2
4の組合せは請求項4の像形成装置の構成を示している
が、図21あるいは図22の中間調処理部を省略した構
成が、請求項2の像形成装置の構成となる。また、図2
1の像形成装置では、セレクタの出力信号を中間処理部
で中間調処理し、その中間調処理部の出力に応じて感光
体ドラム1上に潜像を形成する構成であるが、図22の
像形成装置では、画像信号を中間調処理部で中間調処理
し、中間調処理部の出力の階調をYMCKγ補正部で補
正する構成であり、この点で両者は異なるが、その他の
構成・動作(階調補正動作)は同じである。
【0088】以下、上記像形成装置による階調補正動作
について説明する。
【0089】図21または図22の像形成装置おいて、
YMCKγ補正部はルックアップテーブル(以下、LU
Tとする)である。中間処理部にはディザ処理または多
値誤差拡散などが使用できる。また、多値誤差拡散を用
いることにより多値誤差拡散後の信号のビット幅を小さ
くできるので、ハードウエアを削減できる。尚、図22
の構成の方がハードウエアの削減効果は大きい。
【0090】次に非画像領域への階調パターン生成につ
いて説明する。先の図3に示したように、感光体ドラム
1上の紙間の非画像領域に階調パターンが形成される。
画像領域(図示せず)では前述したカラースキャナーの
CCDにより読み取った画像信号を画像処理して得たカ
ラー画像データにより露光制御部で書き込み光学ユニッ
トを制御してレーザー光を露光して潜像形成を行う。こ
れに対して、非画像領域には階調パターン生成部からの
階調パターン信号により露光制御部で書き込み光学ユニ
ットを制御して階調パターンを露光する。この階調パタ
ーンの露光は1枚毎すなわち紙間に階調パターンを作成
することにより像形成毎に階調パターンを作成できる。
また、階調パターンの濃度を像形成毎に変えて階調パタ
ーンを生成することもできる。
【0091】階調パターンの具体的な作成方法として
は、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各階調のパッチ
を形成する(例:像形成→0/256階調のYMCKの
パッチを形成→像形成1/256階調のYMCKのパッ
チを形成→像形成→・・・)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のパッチ
を形成する(例:像形成→0〜255階調のYパッチを
形成→像形成→0〜255階調のMパッチを形成→像形
成→・・・)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のうちの
幾つかのパッチを形成する(例:像形成→0階調のYM
CKのパッチを形成→像形成→50階調のYMCKのパ
ッチを形成→像形成→100階調のYMCKのパッチを
形成→像形成→・・・)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)それぞれの階調の
うち、幾つかのパッチを形成する(例:像形成→0、5
0、100、150階調のYのパッチを形成→像形成→
0、50、100、150階調のMのパッチを形成→像
形成→・・・)、などの方法がある。
【0092】尚、図3では紙間の非画像領域について説
明したが、大きい感光体ドラムの場合にはドラムの端に
非画像領域を作成することも可能である。すなわち、像
形成のたびに感光体ドラムの端に濃度を変えて複数の階
調パターンを生成することも可能である。
【0093】以上のようにして形成された階調パターン
の表面電位と画像濃度を表面電位計3及び画像濃度セン
サ6により検知し、図23の作像制御部で階調補正情報
を作成する。尚、図23は作像制御部の構成を示すブロ
ック図であり、情報の流れを矢印で示している。
【0094】図23において、階調補正情報変更手段並
びに目標画像濃度記憶手段は外部インターフェイスによ
り外部装置(パソコン、複写機の操作部や表示パネル
等)と接続可能であり、外部装置との接続方法はケーブ
ルまたはネットワークである。このように外部装置と接
続することにより、目標画像濃度(標準画像濃度)等を
外部装置から設定することができる。図25の第2象限
に目標画像濃度の例を示す。さらに、外部装置に階調補
正が不可能であることや、作像条件を変更していること
などの情報を伝達して表示させることもできる。尚、標
準画像濃度とは、書込値に対して明度リニアな値また
は、濃度リニアな値であり、グレイバランスが取れてい
る値である。
【0095】次に、図25を用いて画像濃度推定方法と
階調補正情報の作成方法について説明する。図25は感
光体上の非画像領域に階調パターンの書込値を変えて1
0個のパッチを作成した例であり、これを画像濃度セン
サと表面電位計で検知して階調補正を行う例である。
尚、図では画像濃度センサより換算したトナー付着量で
示している。まず、ポテンシャル(階調パターンの表面
電位と現像バイアスの差)と感光体上のトナー付着量
(測定値)の関係を求める。この場合、予め画像濃度セ
ンサの出力と感光体上のトナー付着量の関係を求めてお
きテーブル化しておく。図25の第1象限のグラフは階
調パターンを作成したときのポテンシャルと感光体上の
トナー付着量の関係(現像特性)である。
【0096】ポテンシャルVsとトナー付着量MA(画
像濃度IDに相当)との関係は、 MA=a×Vs+b (但し、a,bは定数) ・・・(1) または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 MA=a×(Vs−VDC)+b (但し、a,bは定数)・・・(2) と近似できる。また、最小二乗法により近似して測定誤
差を少なくすることも可能である。
【0097】しかし、図4(画像濃度センサの特性図)
に示したように、画像濃度センサは高付着部で感度が無
い。したがって、図25の第1象限のグラフのポテンシ
ャルとトナー付着量(画像濃度センサからの出力を付着
量テーブルで変換した値)の関係に最小二乗法を適用す
る。すなわち、隣り合うN点に最小二乗法による1次近
似を適用して、最大傾きである直線を選択することによ
り、高付着部でのポテンシャルと付着量の関係として推
定する。実験により、ポテンシャルまたはトナー付着量
がある閾値以上のときに最大傾きを選択したほうが推定
誤差を少なくできることが判明している。また、Nは3
または4が実用的である。また、低・中付着量部は隣り
合う点を直線近似する。あるいは最小二乗法により求め
た1次式により折線近似してもよい。
【0098】次に、図25のグラフの第3、第4象限の
関係、すなわち書込値(階調パターン信号)とポテンシ
ャルの関係(潜像特性)を求める。これは、第1象限の
関係を求めるときに使用したパッチを用いても求めるこ
とが可能である。また、新たに別のパッチを作成して求
めることも可能である。
【0099】次に、現像特性と潜像特性とから、書込値
とトナー付着量の関係を求める。図25の第3,第4象
限→第1象限の矢印(実線)のように辿ることにより、
書込値に対するトナー付着量を求めることができる。さ
らに、求めた点を最小二乗法やスプラインあるいはベジ
ェ曲線などの方法で近似することにより、全ての書込値
に対するトナー付着量の関係(プリンタガンマ(現像ガ
ンマ))を求めることができる。
【0100】次に、図25の第2象限の目標トナー付着
量(目標画像濃度)と前記で求めたプリンタガンマから
階調補正情報を、図25の矢印(破線)にしたがって求
めることが可能となる。そして、求めた階調補正情報
を、階調補正情報変更手段によりYMCKγ補正部(L
UT)に設定することにより階調補正が可能となる。ま
た、予め複数の(疑似輪郭が発生しないような)曲線を
用意しておき、階調補正情報と最も近い曲線を選択して
もよい。
【0101】以上のように現像特性と潜像特性により階
調補正することで画像濃度を安定にすることができる。
また、表面電位計3で感光体1の残留電位を検知して図
23に示す作像制御部のの潜像特性推定手段により潜像
特性を補正すれば、感光体の電位が変動しても画像濃度
を安定にすることができる。
【0102】次に、階調補正情報変更手段において、前
記階調補正情報によりYMCKγ補正部の補正量を補正
しても目標トナー付着量(目標画像濃度)にならなけれ
ば、作像条件を変更する。そして、作像条件を変更する
と画像濃度が変化するので、前記と同様の方法により階
調補正情報を新たに作成すればよい。または、画像濃度
推定手段1により、作像条件変更後の表面電位と画像濃
度の関係を作像条件変更前の状態から推定すれば、潜像
特性を求めるための階調パターンを作成するだけで階調
補正情報を決定できる。この場合、現像パッチを作成し
ないので、無駄なトナー消費をしないという利点もあ
る。
【0103】ここで、作像条件変更後の画像濃度の推定
を以下に示す。階調パターン作成時のポテンシャルとト
ナー付着量(画像濃度センサからの出力を付着量テーブ
ルで変換した値)の関係をVS[i],MA[i](i=0〜
9)とし、隣り合う4点に最小二乗法による1次近似を
適用する。作像条件変更前の帯電電位をVD1、変更後
の帯電電位をVD2とすると、前記(1)または(2)
式の傾きaは、 a→(VD2/VD1)×a (但し、VD1>VD2) a→(VD1/VD2)×a (但し、VD1<VD2) となる。また、bは補正後のaを用いて、 b=(MA[i-1]+MA[i])/2−a×(VS[i-1]+VS
[i])/2 と補正する。
【0104】また、作像条件変更前の帯電後の表面電位
をV1、変更後の帯電後の表面電位をV2として、傾き
aを、 a→(V2/V1)×a (但し、V1>V2) a→(V1/V2)×a (但し、V1<V2) と補正しても良い。
【0105】作像条件を変更後、新たな階調補正情報で
も補正ができなければ、再度作像条件を変更する。そし
て、前記作像条件の変更を予め定められた回数まで繰り
返しても目標トナー付着量にならなければ、像形成装置
の操作パネルに作像不可能の表示をしてユーザーに伝え
る。または、前述したネットワークなどの通信手段で外
部のホストコンピュータ等に伝えることも可能である
(図示せず)。尚、作像条件は帯電電位と現像バイアス
である。さらに書き込みの露光量も作像条件としてもよ
い。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の像
形成装置では、像形成毎に階調パターンのパターン信号
を変更して非画像領域(紙間等)に階調パターンを形成
し、階調パターンの画像濃度(トナー付着量)を画像濃
度検出手段で検出して目標画像濃度(目標トナー付着
量)になるように階調補正手段の補正量を変更するの
で、最適な階調補正情報(γ補正値)をリアルタイム
(1枚毎)に設定することができ、環境条件(温度、湿
度)や経時変化等に対しても、画像濃度を安定化させる
ことができる。さらに、光学検知素子の感度が低下する
領域では、画像濃度検出手段と表面電位検出手段の検出
値から階調パターンの画像濃度を推定して目標画像濃度
になるように階調補正手段の補正量を変更するので、高
濃度部でも画像濃度が安定化する。また、紙間等の非画
像領域に作成するパッチの個数を少なくすることができ
るので、クリーナー部への負担を軽くすることができ、
部品の寿命を延ばすことができる。
【0107】さらに、請求項1の構成に加えて、画像濃
度検出手段の感度がある領域を閾値で判断することによ
り(請求項5)、ポテンシャルとトナー付着量の関係を
安定して求めることができ、画像濃度が安定化する。
【0108】請求項1の構成に加えて、ポテンシャルと
トナー付着量の関係を線形に近似することにより(請求
項6)、トナー付着量の推定が良くなり、画像濃度が安
定化する。また、最小二乗法によりポテンシャルとトナ
ー付着量の関係を求めることにより(請求項7)、測定
誤差を少なくすることができ、画像濃度が安定化する。
【0109】請求項1の構成に加えて、高濃度の階調パ
ターンの表面電位を、低濃度部の表面電位から推定する
ことにより(請求項8)、少ないパッチ数で階調補正情
報を設定でき、画像濃度が安定化する。
【0110】請求項1の構成に加えて、階調補正手段を
ルックアップテーブル(LUT)とすることにより(請
求項9)、容易に階調補正情報の変更が可能になり、コ
ピー速度が低下せずに画像濃度を安定化可能となる。
【0111】請求項1の構成に加えて、目標画像濃度を
外部装置から設定可能とすることにより(請求項1
0)、グレーバランスの目標を設定でき、画像濃度を安
定化できる。
【0112】請求項1の構成に加えて、階調補正情報に
より補正しても目標画像濃度に近くならなければ作像条
件を変更することにより(請求項11)、目標画像濃度
を出力することができるので、画像濃度が安定化する。
また、作像不可能であることを表示することにより、ユ
ーザーに無駄なコピーを取らせることがない。
【0113】請求項1の構成に加えて、作像条件決定手
段は、温度、湿度、トナー濃度、装置の累積像形成枚数
の少なくとも一つから作像条件を決定することにより
(請求項12)、画像濃度が安定化する。
【0114】請求項1の構成に加えて、作像条件決定手
段は、温度、湿度、トナー濃度、装置の累積像形成枚数
のうち少なくとも一つからファジイ推論により作像条件
を決定することにより(請求項13)、きめの細かい制
御が可能になり、画像濃度が安定化する。
【0115】請求項1の構成に加えて、作像条件決定手
段は、温度、湿度、トナー濃度、装置の累積像形成枚数
のうち少なくとも一つから状態量を検出し、さらに状態
量の変化量を検出して、状態量、状態変化量からファジ
イ推論により作像条件を決定することにより、きめの細
かい制御が可能になり、画像濃度が安定化する。
【0116】請求項1の構成に加えて、作像条件とし
て、帯電電位、現像バイアス、露光量、転写バイアスの
うちの少なくとも一つを制御することにより(請求項1
5)、画像濃度が安定化する。
【0117】請求項2記載の像形成装置では、階調パタ
ーン信号を生成して非画像領域(紙間等)に階調パター
ンを形成し、該階調パターンの表面電位と画像濃度(ト
ナー付着量)を表面電位検出手段と画像濃度検出手段で
検出し、その表面電位と画像濃度から表面電位に対する
画像濃度(トナー付着量)の関係(現像特性)を推定
し、階調パターン信号と表面電位とから潜像特性を推定
し、その現像特性と潜像特性とから階調パターン信号と
画像濃度(トナー付着量)の関係を推定し、その推定し
た階調パターン信号と画像濃度(トナー付着量)の関係
と予め記憶していた目標画像濃度(目標トナー付着量)
とから、目標画像濃度になるように階調補正手段の補正
量を変更する、すなわち、現像特性と潜像特性とから像
担持体上のトナー付着量を求め、目標画像濃度から階調
補正しているので、画像濃度が安定化する。
【0118】請求項3記載の像形成装置では、階調パタ
ーン信号を生成し、その階調パターン信号を中間処理し
た出力信号により、非画像領域(紙間等)に階調パター
ンを形成し、中間処理後の階調パターンの表面電位と画
像濃度(トナー付着量)を表面電位検出手段と画像濃度
検出手段で検出し、その表面電位と画像濃度から表面電
位に対する画像濃度(トナー付着量)の関係(現像特
性)を推定し、階調パターン信号と表面電位とから潜像
特性を推定し、その中間処理後の現像特性と潜像特性と
から階調パターン信号と画像濃度(トナー付着量)の関
係を推定し、その推定した階調パターン信号と画像濃度
(トナー付着量)の関係と予め記憶していた目標画像濃
度(目標トナー付着量)とから、目標画像濃度になるよ
うに階調補正手段の補正量を変更する、すなわち、中間
処理後の現像特性と潜像特性とから像担持体上のトナー
付着量を求め、目標画像濃度から階調補正しているの
で、画像濃度が安定化する。
【0119】請求項4記載の像形成装置では、階調パタ
ーン信号を生成して非画像領域(紙間等)に階調パター
ンを形成し、該階調パターンの表面電位と画像濃度(ト
ナー付着量)を表面電位検出手段と画像濃度検出手段で
検出し、その表面電位と画像濃度から表面電位に対する
画像濃度(トナー付着量)の関係(現像特性)を推定
し、階調パターン信号と表面電位とから潜像特性を推定
し、その現像特性と潜像特性とから階調パターン信号と
画像濃度(トナー付着量)の関係を推定し、その推定し
た階調パターン信号と画像濃度(トナー付着量)の関係
と予め記憶していた目標画像濃度(目標トナー付着量)
とから、目標画像濃度になるように、中間処理後の画像
信号の階調を補正する階調補正手段の補正量を変更す
る、すなわち、現像特性と潜像特性とから像担持体上の
トナー付着量を求め、目標画像濃度から中間処理後の画
像信号の階調補正をしているので、画像濃度が安定化す
る。
【0120】さらに、請求項2,3または4の構成に加
えて、階調パターン生成手段は、像形成ごとに階調パタ
ーン信号を変更する(請求項16)、より具体的に述べ
ると、前記階調パターン生成手段は、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各階調のパッチ
を形成する(請求項17)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のパッチ
を形成する(請求項18)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のうちの
幾つかのパッチを形成する(請求項19)、 像形成前あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒(K)それぞれの階調の
うち、幾つかのパッチを形成する(請求項20)、 のいずれかのように、像形成ごとに階調パターン信号を
変更することにより、紙間等の非画像領域に作成するパ
ッチの個数を少なくすることができるので、クリーナー
部の負担がかからず、部品の寿命を延ばすことができ
る。また、像形成ごとに階調パターン信号を変更して像
担持体上のトナー付着量を求めて階調補正するので、画
像濃度が安定化する。
【0121】請求項3または4の構成に加えて、中間調
処理手段はディザ処理手段とすることにより(請求項2
1)、ディザ処理後の信号のビット数を少なくできるの
で、ハードウェアを削減することができる。
【0122】請求項3または4の構成に加えて、中間調
処理手段は多値誤差拡散手段とすることにより(請求項
22)、多値誤差拡散後の信号のビット数を少なくでき
るので、ハードウェアを削減することができる。
【0123】請求項2,3または4の構成加えて、画像
濃度推定手段1において、階調パターンにおける表面電
位と画像濃度の関係を線形に近似して推定することによ
り(請求項23)、画像濃度を安定化することができ
る。また、前記の表面電位と画像濃度との関係を最小二
乗法により近似することにより(請求項24)、測定誤
差を少なくでき、画像濃度を安定化することができる。
【0124】請求項2,3または4の構成に加えて、画
像濃度推定手段1において、光学検知素子の感度が低下
する領域では、折線の傾きが最大である直線で推定する
ことにより(請求項25)、高濃度部の画像も推定で
き、画像濃度が安定化する。また、画像濃度推定手段1
において、折線の傾きが最大である直線は、画像濃度ま
たは表面電位がある閾値以上であるとすることにより
(請求項26)、高濃度部の画像も推定でき、画像濃度
が安定化する。
【0125】請求項2,3または4の構成に加えて、画
像濃度推定手段2において、階調パターン信号と画像濃
度の関係を演算により近似することにより(請求項2
7)、全ての書込値に対する画像濃度を推定できるの
で、画像濃度が安定化する。また、前記近似は、折線に
より近似することにより(請求項28)、全ての書込値
に対する画像濃度を推定できるので、画像濃度が安定化
する。あるいは、前記近似は、最小二乗法またはスプラ
インあるいはベジェ曲線とすることにより(請求項2
9)、全ての書込値に対する画像濃度を推定できるの
で、画像濃度が安定化する。
【0126】請求項2,3または4の構成に加えて、目
標画像濃度記憶手段において、目標画像濃度は外部装置
から通信により設定可能とすることにより(請求項3
0)、画像濃度を外部から設定することができる。ま
た、グレーバランスの目標を設定でき、画像濃度を安定
化できる。
【0127】請求項2,3または4の構成に加えて、階
調補正情報変更手段において、階調補正情報により補正
しても目標画像濃度に近くならなければ作像条件を変更
することにより(請求項31)、目標画像濃度を出力す
ることができるので、画像濃度が安定化する。また、作
像条件変更後の表面電位と画像濃度との関係を作像条件
変更前後の帯電電位の比で補正する画像濃度推定手段1
とする(請求項32)、あるいは、作像条件変更後の表
面電位と画像濃度との関係を作像条件変更前後の表面電
位の比で補正する画像濃度推定手段1とする(請求項3
3)ことにより、作像条件変更後は、潜像特性を推定す
るために階調パターンを発生すればよいので、無駄なト
ナー消費をしなくて済み、クリーナー部の負担を軽減す
ることができる。
【0128】請求項2,3または4の構成に加えて、階
調補正情報変更手段において、階調補正情報により補正
しても目標画像濃度に近くならなければ、作像不可能で
ある情報を表示、または外部装置と通信して伝達するこ
とにより(請求項34)、ユーザーに作像不可能である
ことを知らせることができ、ユーザーに無駄なコピーを
取らせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る像形成装置の全体構成を示す構成
説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す図であって、請求項1記
載の像形成装置の全体構成を示す構成説明図である。
【図3】感光体ドラムの非画像領域への階調パターン生
成方法及び画像濃度検出手段の説明図である。
【図4】画像濃度センサの特性(トナー付着量に対する
センサ出力)を示す図である。
【図5】画像濃度センサにより階調パターンのトナー付
着量(画像濃度)を検出して目標トナー付着量(目標画
像濃度)となるように階調補正を行う方法の説明図であ
る。
【図6】画像濃度センサと表面電位計の検出値から階調
パターンのトナー付着量(画像濃度)を推定して目標ト
ナー付着量(目標画像濃度)になるように階調補正を行
う方法の説明図である。
【図7】ファジイ推論により作像条件の制御量を求める
作像条件決定手段の例を示す図である。
【図8】作像条件の一つである電位テーブルの一例を示
す図である。
【図9】ファジイ推論手段によるファジイ推論の一例を
示す図である。
【図10】図9のファジイ推論手段の規則記憶手段に記
憶されたファジイルールを示す図である。
【図11】図9のファジイ推論手段の関数記憶手段に記
憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
【図12】ファジイ推論手段によるファジイ推論の別の
例を示す図である。
【図13】図12のファジイ推論手段の規則記憶手段に
記憶されたファジイルールを示す図である。
【図14】図12のファジイ推論手段の関数記憶手段に
記憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
【図15】ファジイ推論手段を2段階に構成してファジ
イ推論を行う場合の前段のファジイ推論手段の例を示す
図である。
【図16】図15のファジイ推論手段の規則記憶手段に
記憶されたファジイルールを示す図である。
【図17】図15のファジイ推論手段の関数記憶手段に
記憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
【図18】図15のファジイ推論手段に続く、後段のフ
ァジイ推論手段の例を示す図である。
【図19】図18のファジイ推論手段の規則記憶手段に
記憶されたファジイルールを示す図である。
【図20】図18のファジイ推論手段の関数記憶手段に
記憶されたメンバーシップ関数を示す図である。
【図21】本発明の実施例を示す図であって、請求項3
記載の像形成装置の作像制御系の構成を示すブロック図
である。
【図22】本発明の実施例を示す図であって、請求項4
記載の像形成装置の作像制御系の構成を示すブロック図
である。
【図23】図21または図22に示す作像制御系の作像
制御部の構成を示すブロック図である。
【図24】図21または図22に示す作像制御系を備え
た像形成装置の画像形成部の構成を示す構成説明図であ
る。
【図25】階調パターンのポテンシャル(表面電位)と
画像濃度(トナー付着量)の関係(現像特性)、及び書
込値(階調パターン信号)とポテンシャルの関係(潜像
特性)から感光体上のトナー付着量を推定し、目標トナ
ー付着量(目標画像濃度)になるように階調補正を行う
方法の説明図である。
【図26】感光体表面電位の経時特性を示す図である。
【図27】感光体表面電位の帯電電位特性を示す図であ
る。
【図28】感光体への書き込み値とトナー付着量の関係
がトナー濃度(TC)により変化する関係を示す図であ
る。
【図29】書き込み値とトナー付着量の関係がトナー帯
電量(Q/M)により変化する関係を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電器 3 表面電位計 4 現像部 4Y イエロー(Y)現像器 4M マゼンタ(M)現像器 4C シアン(C)現像器 4K 黒(K)現像器 5 トナー濃度センサ 6 画像濃度センサ 6a 光照射手段(LED等) 6b 光学検知素子(ホトトランジスタ等) 7 中間転写ベルト 8 感光体クリーナー 9 除電器 10 転写部 11 分離部 12 定着ローラ 13 ベルトクリーナー

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作像条件を決定する作像条件決定手段と、
    画像信号の階調を補正する階調補正手段と、像形成毎に
    階調パターンのパターン信号を変更して非画像領域に階
    調パターンを生成する階調パターン生成手段と、前記階
    調補正手段または階調パターン生成手段の出力信号に基
    づいて像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前
    記階調パターンの潜像の表面電位を検出する表面電位検
    出手段と、前記潜像を可視化する現像手段と、像担持体
    上または転写体上の可視像に光を照射する光照射手段
    と、前記光照射手段で可視像に光を照射した反射光量を
    光学検知素子で検出して画像濃度を検出する画像濃度検
    出手段と、前記光学検知素子の感度が低下する領域では
    前記画像濃度検出手段と前記表面電位検出手段で画像濃
    度を推定する画像濃度推定手段と、階調パターンの画像
    濃度を前記画像濃度推定手段で推定して目標画像濃度に
    なるように前記階調補正手段の補正量を変更する階調補
    正情報変更手段を有することを特徴とする像形成装置。
  2. 【請求項2】作像条件を決定する作像条件決定手段と、
    画像信号の階調を補正する階調補正手段と、階調パター
    ン信号を生成して非画像領域に階調パターンを生成する
    階調パターン生成手段と、前記階調補正手段の出力信号
    または階調パターン生成手段の出力信号に応じて像担持
    体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記階調パター
    ンの潜像の表面電位を検出する表面電位検出手段と、前
    記潜像を可視化する現像手段と、像担持体上の可視像に
    光を照射する光照射手段と、前記光照射手段で可視像に
    光を照射した反射光量を光学検知素子で検出して画像濃
    度を検出する画像濃度検出手段と、前記表面電位検出手
    段の出力である表面電位と前記画像濃度検出手段の出力
    である画像濃度から表面電位に対する画像濃度を推定す
    る画像濃度推定手段1と、前記階調パターン信号と前記
    表面電位検出手段の出力である表面電位とから潜像特性
    を推定する潜像特性推定手段と、前記潜像特性推定手段
    と画像濃度推定手段1とから階調パターン信号と画像濃
    度の関係を推定する画像濃度推定手段2と、目標画像濃
    度を記憶する目標画像濃度記憶手段と、前記画像濃度推
    定手段2と前記目標画像濃度記憶手段とから目標画像濃
    度になるように前記階調補正手段の補正量を変更する階
    調補正情報変更手段を有することを特徴とする像形成装
    置。
  3. 【請求項3】作像条件を決定する作像条件決定手段と、
    画像信号の階調を補正する階調補正手段と、階調パター
    ン信号を生成して非画像領域に階調パターンを生成する
    階調パターン生成手段と、前記階調補正手段の出力信号
    と階調パターン生成手段の出力信号とを選択する選択手
    段と、前記選択手段の出力信号を中間調処理する中間調
    処理手段と、前記中間調処理手段の出力に応じて像担持
    体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記階調パター
    ンの潜像の表面電位を検出する表面電位検出手段と、前
    記潜像を可視化する現像手段と、像担持体上の可視像に
    光を照射する光照射手段と、前記光照射手段で可視像に
    光を照射した反射光量を光学検知素子で検出して画像濃
    度を検出する画像濃度検出手段と、前記表面電位検出手
    段の出力である表面電位と前記画像濃度検出手段の出力
    である画像濃度とから表面電位に対する画像濃度を推定
    する画像濃度推定手段1と、前記階調パターン信号と前
    記表面電位検出手段の出力である表面電位とから潜像特
    性を推定する潜像特性推定手段と、前記潜像特性推定手
    段と画像濃度推定手段1とから階調パターン信号と画像
    濃度の関係を推定する画像濃度推定手段2と、目標画像
    濃度を記憶する目標画像濃度記憶手段と、前記画像濃度
    推定手段2と前記目標画像濃度記憶手段とから目標画像
    濃度になるように前記階調補正手段の補正量を変更する
    階調補正情報変更手段を有することを特徴とする像形成
    装置。
  4. 【請求項4】作像条件を決定する作像条件決定手段と、
    画像信号を中間調処理する中間調処理手段と、前記中間
    調処理手段の出力の階調を補正する階調補正手段と、階
    調パターン信号を生成して非画像領域に階調パターンを
    生成する階調パターン生成手段と、前記階調補正手段の
    出力信号と階調パターン生成手段の出力信号とを選択す
    る選択手段と、前記選択手段の出力信号に応じて像担持
    体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記階調パター
    ンの潜像の表面電位を検出する表面電位検出手段と、前
    記潜像を可視化する現像手段と、像担持体上の可視像に
    光を照射する光照射手段と、前記光照射手段で可視像に
    光を照射した反射光量を光学検知素子で検出して画像濃
    度を検出する画像濃度検出手段と、前記表面電位検出手
    段の出力である表面電位と前記画像濃度検出手段の出力
    である画像濃度とから表面電位に対する画像濃度を推定
    する画像濃度推定手段1と、前記階調パターン信号と前
    記表面電位検出手段の出力である表面電位とから潜像特
    性を推定する潜像特性推定手段と、前記潜像特性推定手
    段と画像濃度推定手段1とから階調パターン信号と画像
    濃度の関係を推定する画像濃度推定手段2と、目標画像
    濃度を記憶する目標画像濃度記憶手段と、前記画像濃度
    推定手段2と前記目標画像濃度記憶手段とから目標画像
    濃度になるように前記階調補正手段の補正量を変更する
    階調補正情報変更手段を有することを特徴とする像形成
    装置。
  5. 【請求項5】前記画像濃度推定手段において、画像濃度
    検出手段の出力が閾値以下のときに、光学検知素子の感
    度が低下する領域/感度が良好な領域を判断することを
    特徴とする請求項1記載の像形成装置。
  6. 【請求項6】前記画像濃度推定手段において、前記階調
    パターンにおける表面電位(Vs)と画像濃度(ID)
    の関係は、 ID=a×Vs+b (但し、a、bは定数) または、現像バイアスのDC成分VDCとして、 ID=a×(Vs−VDC)+b (但し、a、bは定
    数) の関係式から成立つことを特徴とする請求項1記載の像
    形成装置。
  7. 【請求項7】前記の表面電位と画像濃度との関係式は最
    小二乗法により求めることを特徴とする請求項1または
    6記載の像形成装置。
  8. 【請求項8】前記画像濃度推定手段において、高濃度の
    階調パターンの表面電位は、低濃度部の表面電位から推
    定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記の階調補正手段はルックアップテーブ
    ル(LUT)とすることを特徴とする請求項1記載の像
    形成装置。
  10. 【請求項10】前記階調補正情報変更手段において、目
    標画像濃度は外部装置から設定可能とすることを特徴と
    する請求項1記載の像形成装置。
  11. 【請求項11】前記階調補正情報変更手段において、階
    調補正情報により補正しても目標画像濃度に近くならな
    ければ作像条件を変更する、または作像不可能であるこ
    とを表示することを特徴とする請求項1記載の像形成装
    置。
  12. 【請求項12】前記作像条件決定手段は、温度、湿度、
    トナー濃度、装置の累積像形成枚数の少なくとも一つか
    ら作像条件を決定することを特徴とする請求項1記載の
    像形成装置。
  13. 【請求項13】前記作像条件決定手段は、温度、湿度、
    トナー濃度、装置の累積像形成枚数の少なくとも一つを
    検出する状態量検出手段と、前記状態量と作像条件の制
    御量とを関係づける少なくとも一つの規則を記憶した規
    則記憶手段と、前記状態量と作像条件の制御量とに関し
    てそれぞれ複数のファジイ集合で表現した複数のメンバ
    ーシップ関数を記憶した関数記憶手段と、前記状態量が
    前記複数のメンバーシップ関数によっていずれのファジ
    イ集合にどの程度含まれるかを求め、当該求めた結果を
    用いて、前記各規則に従って最も可能性の高い作像条件
    の制御量をファジイ推論するファジイ推論手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の像形成装置。
  14. 【請求項14】前記作像条件決定手段は、温度、湿度、
    トナー濃度、装置の累積像形成枚数の少なくとも一つを
    検出する状態量検出手段と、前記状態量の変化量(状態
    変化量)を検出する状態変化量検出手段と、前記状態
    量、状態変化量と作像条件の制御量とを関係づける少な
    くとも一つの規則を記憶した規則記憶手段と、前記状態
    量、状態変化量と作像条件の変化量とに関してそれぞれ
    複数のファジイ集合で表現した複数のメンバーシップ関
    数を記憶した関数記憶手段と、前記状態量、状態変化量
    が前記複数のメンバーシップ関数によっていずれのファ
    ジイ集合にどの程度含まれるかを求め、当該求めた結果
    を用いて、前記各規則に従って最も可能性の高い作像条
    件の制御量をファジイ推論するファジイ推論手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載の像形成装置。
  15. 【請求項15】前記作像条件は、帯電電位、現像バイア
    ス、露光量、転写バイアスのうちの少なくとも一つとす
    ることを特徴とする請求項1記載の像形成装置。
  16. 【請求項16】前記階調パターン生成手段は、像形成ご
    とに階調パターン信号を変更することを特徴とする請求
    項2,3または4記載の像形成装置。
  17. 【請求項17】前記階調パターン生成手段は、像形成前
    あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼンタ
    (M)、シアン(C)、黒(K)の各階調のパッチを形
    成する(例:像形成→0/256階調のYMCKのパッ
    チを形成→像形成1/256階調のYMCKのパッチを
    形成→像形成→・・・)ことを特徴とする請求項16記
    載の像形成装置。
  18. 【請求項18】前記階調パターン生成手段は、像形成前
    あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼンタ
    (M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のパッチを形
    成する(例:像形成→0〜255階調のYパッチを形成
    →像形成→0〜255階調のMパッチを形成→像形成→
    ・・・)ことを特徴とする請求項16記載の像形成装
    置。
  19. 【請求項19】前記階調パターン生成手段は、像形成前
    あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼンタ
    (M)、シアン(C)、黒(K)の全階調のうちの幾つ
    かのパッチを形成する(例:像形成→0階調のYMCK
    のパッチを形成→像形成→50階調のYMCKのパッチ
    を形成→像形成→100階調のYMCKのパッチを形成
    →像形成→・・・)ことを特徴とする請求項16記載の
    像形成装置。
  20. 【請求項20】前記階調パターン生成手段は、像形成前
    あるいは像形成間に、イエロー(Y)、マゼンタ
    (M)、シアン(C)、黒(K)それぞれの階調のう
    ち、幾つかのパッチを形成する(例:像形成→0、5
    0、100、150階調のYのパッチを形成→像形成→
    0、50、100、150階調のMのパッチを形成→像
    形成→・・・)ことを特徴とする請求項16記載の像形
    成装置。
  21. 【請求項21】前記中間調処理手段はディザ処理手段と
    することを特徴とする請求項3または4記載の像形成装
    置。
  22. 【請求項22】前記中間調処理手段は多値誤差拡散手段
    とすることを特徴とする請求項3または4記載の像形成
    装置。
  23. 【請求項23】前記画像濃度推定手段1において、前記
    階調パターンにおける表面電位(Vs)と画像濃度(I
    D)の関係は、 ID=a×Vs+b (但し、a、bは定数) または、現像バイアスのDC成分VDCとして、 ID=a×(Vs−VDC)+b (但し、a、bは定
    数) の関係式から成立つ折線により近似することを特徴とす
    る請求項2,3または4記載の像形成装置。
  24. 【請求項24】前記の表面電位と画像濃度との関係式は
    最小二乗法により求めることを特徴とする請求項23記
    載の像形成装置。
  25. 【請求項25】前記画像濃度推定手段1において、前記
    光学検知素子の感度が低下する領域では、折線の傾きが
    最大である直線で推定することを特徴とする請求項2,
    3または4記載の像形成装置。
  26. 【請求項26】前記画像濃度推定手段1において、折線
    の傾きが最大である直線は、画像濃度または表面電位が
    ある閾値以上であることを特徴とする請求項2,3,4
    または25記載の像形成装置。
  27. 【請求項27】前記画像濃度推定手段2において、階調
    パターン信号と画像濃度の関係を演算により近似するこ
    とを特徴とする請求項2,3または4記載の像形成装
    置。
  28. 【請求項28】前記近似は、折線により近似することを
    特徴とする請求項27記載の像形成装置。
  29. 【請求項29】前記近似は、最小二乗法またはスプライ
    ンあるいはベジェ曲線とすることを特徴とする請求項2
    7記載の像形成装置。
  30. 【請求項30】前記目標画像濃度記憶手段において、目
    標画像濃度は外部装置から通信により設定可能とするこ
    とを特徴とする請求項2,3または4記載の像形成装
    置。
  31. 【請求項31】前記階調補正情報変更手段において、階
    調補正情報により補正しても目標画像濃度に近くならな
    ければ作像条件を変更することを特徴とする請求項2,
    3または4記載の像形成装置。
  32. 【請求項32】作像条件変更後の表面電位と画像濃度と
    の関係を作像条件変更前後の帯電電位の比で補正する画
    像濃度推定手段1とすることを特徴とする請求項31記
    載の像形成装置。
  33. 【請求項33】作像条件変更後の表面電位と画像濃度と
    の関係を作像条件変更前後の表面電位の比で補正する画
    像濃度推定手段1とすることを特徴とする請求項31記
    載の像形成装置。
  34. 【請求項34】前記階調補正情報変更手段において、階
    調補正情報により補正しても目標画像濃度に近くならな
    ければ、作像不可能である情報を表示、または外部装置
    と通信して伝達することを特徴とする請求項2,3また
    は4記載の像形成装置。
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