JPH1035261A - ビスカスヒータ - Google Patents
ビスカスヒータInfo
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- JPH1035261A JPH1035261A JP19920296A JP19920296A JPH1035261A JP H1035261 A JPH1035261 A JP H1035261A JP 19920296 A JP19920296 A JP 19920296A JP 19920296 A JP19920296 A JP 19920296A JP H1035261 A JPH1035261 A JP H1035261A
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- bearing
- heat
- drive shaft
- chamber
- heat generating
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- Pending
Links
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】発熱室の一部を囲繞するとともに剪断発熱する
部材と駆動軸との間に介在する軸受に無理な力が作用せ
ず、軸受部からの粘性流体の漏洩を防止する。 【解決手段】 前部ハウジング本体1、前部区画プレー
ト5、後部区画プレート6及び後部ハウジング本体2
が、両ハウジング本体1,2間にガスケット4が介在さ
れた状態でボルト3によって締結されている。両区画プ
レート5,6間に発熱室12が形成され、その外側にウォ
ータジャケット13,14が形成されている。発熱室12内に
収納されたロータ23は駆動軸20の後端に圧入固定されて
いる。駆動軸20は軸受18,19を介して前部ハウジング8
に回動可能に支承されている。軸受19は区画プレート5
の内面と、駆動軸20の外周面とに緩く嵌合する状態で発
熱室12に隣接して設けられている。軸受19の外周と前部
区画プレート5との間及び軸受19の内周と駆動軸20との
間にシール部材25,26がそれぞれ設けられている。
部材と駆動軸との間に介在する軸受に無理な力が作用せ
ず、軸受部からの粘性流体の漏洩を防止する。 【解決手段】 前部ハウジング本体1、前部区画プレー
ト5、後部区画プレート6及び後部ハウジング本体2
が、両ハウジング本体1,2間にガスケット4が介在さ
れた状態でボルト3によって締結されている。両区画プ
レート5,6間に発熱室12が形成され、その外側にウォ
ータジャケット13,14が形成されている。発熱室12内に
収納されたロータ23は駆動軸20の後端に圧入固定されて
いる。駆動軸20は軸受18,19を介して前部ハウジング8
に回動可能に支承されている。軸受19は区画プレート5
の内面と、駆動軸20の外周面とに緩く嵌合する状態で発
熱室12に隣接して設けられている。軸受19の外周と前部
区画プレート5との間及び軸受19の内周と駆動軸20との
間にシール部材25,26がそれぞれ設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内に発
熱室及び放熱室を区画し、発熱室内に収納された粘性流
体をロータで剪断することにより発生した熱を放熱室内
の循環流体に熱交換するビスカスヒータに関する。
熱室及び放熱室を区画し、発熱室内に収納された粘性流
体をロータで剪断することにより発生した熱を放熱室内
の循環流体に熱交換するビスカスヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】車載用の補助熱源として、車両のエンジ
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてお
り、特開平3−57877号公報には車両用暖房装置に
利用されるビスカスヒータが開示されている。このビス
カスヒータでは、前部及び後部ハウジングが対設された
状態でボルトにより締結されて受熱室(放熱室)が形成
され、その放熱室内にロータと、該ロータを内包するカ
バー及びケーシングからなる回転体とが駆動軸の先端に
支持された状態で配設されている。ロータは駆動軸に一
体回転可能に固定され、カバーはころがり軸受を介して
駆動軸に回動可能に固定されたケーシングに対してボル
トにより一体的に固定されている。また、カバーにはボ
ルトによってインペラが固定されている。そして、ロー
タが駆動軸と共に回転すると、インペラが放熱室内の水
から受ける抵抗により、ロータと回転体とは相対回転
し、回転体の内面とロータ外面との間に介在されたシリ
コーンオイル等の粘性流体が剪断されて発熱する。その
熱が放熱室内の水に熱交換される。放熱室では循環水が
入水ポートから取り入れられ、出水ポートから外部の暖
房回路へ送り出される。そして、発熱室の熱で加熱され
た循環水が暖房回路で車室内の暖房に供される。
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてお
り、特開平3−57877号公報には車両用暖房装置に
利用されるビスカスヒータが開示されている。このビス
カスヒータでは、前部及び後部ハウジングが対設された
状態でボルトにより締結されて受熱室(放熱室)が形成
され、その放熱室内にロータと、該ロータを内包するカ
バー及びケーシングからなる回転体とが駆動軸の先端に
支持された状態で配設されている。ロータは駆動軸に一
体回転可能に固定され、カバーはころがり軸受を介して
駆動軸に回動可能に固定されたケーシングに対してボル
トにより一体的に固定されている。また、カバーにはボ
ルトによってインペラが固定されている。そして、ロー
タが駆動軸と共に回転すると、インペラが放熱室内の水
から受ける抵抗により、ロータと回転体とは相対回転
し、回転体の内面とロータ外面との間に介在されたシリ
コーンオイル等の粘性流体が剪断されて発熱する。その
熱が放熱室内の水に熱交換される。放熱室では循環水が
入水ポートから取り入れられ、出水ポートから外部の暖
房回路へ送り出される。そして、発熱室の熱で加熱され
た循環水が暖房回路で車室内の暖房に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のビスカスヒ
ータでは、発熱室を形成するケーシングは軸受を介して
駆動軸に回動可能に支持されている。発熱室内には粘性
流体が収容されており、軸受と駆動軸及び軸受とケーシ
ングとの当接面に隙間が生じると、粘性流体が発熱室か
ら漏洩する。発熱室の温度はかなり高くなり、発熱室を
放熱室と区画する部材(ケーシング)の温度もかなり高
くなる。その結果、駆動軸に軸受を介して支承されたケ
ーシングの熱膨張により、軸受外周面とケーシング内周
面との間に隙間が生じて、粘性流体が漏洩する虞があ
る。また、発熱室で発生した熱を効率よく放熱室内の循
環流体(循環水)に伝達するには、前記ケーシングの材
質として熱伝導性の良いものを使用するのが好ましく、
アルミニウムやアルミニウム合金が好ましい。しかし、
アルミニウム及びアルミニウム合金はころがり軸受の材
質である鋼に比較してその膨張率が1.5倍以上大きい
ため、より隙間が生じ易い。
ータでは、発熱室を形成するケーシングは軸受を介して
駆動軸に回動可能に支持されている。発熱室内には粘性
流体が収容されており、軸受と駆動軸及び軸受とケーシ
ングとの当接面に隙間が生じると、粘性流体が発熱室か
ら漏洩する。発熱室の温度はかなり高くなり、発熱室を
放熱室と区画する部材(ケーシング)の温度もかなり高
くなる。その結果、駆動軸に軸受を介して支承されたケ
ーシングの熱膨張により、軸受外周面とケーシング内周
面との間に隙間が生じて、粘性流体が漏洩する虞があ
る。また、発熱室で発生した熱を効率よく放熱室内の循
環流体(循環水)に伝達するには、前記ケーシングの材
質として熱伝導性の良いものを使用するのが好ましく、
アルミニウムやアルミニウム合金が好ましい。しかし、
アルミニウム及びアルミニウム合金はころがり軸受の材
質である鋼に比較してその膨張率が1.5倍以上大きい
ため、より隙間が生じ易い。
【0004】軸受を駆動軸及び前記区画部材に高温時の
熱膨張を見込んで強固に圧入することにより、ビスカス
ヒータの作動時において軸受と駆動軸あるいは区画部材
との間からの粘性流体の漏洩を防止できる。しかし、区
画部材に軸受を強固に圧入すと、圧入時に区画部材が変
形し、ロータと発熱室との平行度が所定の値からずれる
という問題がある。
熱膨張を見込んで強固に圧入することにより、ビスカス
ヒータの作動時において軸受と駆動軸あるいは区画部材
との間からの粘性流体の漏洩を防止できる。しかし、区
画部材に軸受を強固に圧入すと、圧入時に区画部材が変
形し、ロータと発熱室との平行度が所定の値からずれる
という問題がある。
【0005】また、ハウジングや区画部材(ケーシン
グ)は外周部でボルト等により締結されているため、中
央部分は発熱室内の内部圧力の上昇時や、ウォータジャ
ケット内の水流の変動時に変形する場合があり、その変
形が駆動軸に伝達される。また、電磁クラッチを介して
駆動軸に回転が伝達される構成の場合は、電磁クラッチ
の励消磁の際に駆動軸に軸方向への力が作用する。従っ
て、軸受が駆動軸及び区画部材に強固に圧入された状態
の場合は、駆動軸の移動が軸受を介して区画部材に伝達
され、区画部材が移動することにより発熱室とロータと
の隙間が変化して、ビスカスヒータの運転に悪影響を与
えるという問題もある。
グ)は外周部でボルト等により締結されているため、中
央部分は発熱室内の内部圧力の上昇時や、ウォータジャ
ケット内の水流の変動時に変形する場合があり、その変
形が駆動軸に伝達される。また、電磁クラッチを介して
駆動軸に回転が伝達される構成の場合は、電磁クラッチ
の励消磁の際に駆動軸に軸方向への力が作用する。従っ
て、軸受が駆動軸及び区画部材に強固に圧入された状態
の場合は、駆動軸の移動が軸受を介して区画部材に伝達
され、区画部材が移動することにより発熱室とロータと
の隙間が変化して、ビスカスヒータの運転に悪影響を与
えるという問題もある。
【0006】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであってその目的は、発熱室の一部を囲繞すると
ともに剪断発熱する部材と駆動軸との間に介在する軸受
に無理な力が作用せず、かつ軸受と軸受が嵌合する部材
との隙間からの粘性流体の漏洩を防止することができる
ビスカスヒータを提供することにある。
たものであってその目的は、発熱室の一部を囲繞すると
ともに剪断発熱する部材と駆動軸との間に介在する軸受
に無理な力が作用せず、かつ軸受と軸受が嵌合する部材
との隙間からの粘性流体の漏洩を防止することができる
ビスカスヒータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、ハウジング内に発熱室及び放
熱室を区画し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロ
ータで剪断することにより発生した熱を前記放熱室内の
循環流体に熱交換するビスカスヒータにおいて、前記ロ
ータを一体回転可能に支持する駆動軸を、前記発熱室の
一部を囲繞するとともに剪断発熱する部材に嵌合する軸
受を介して回動可能に支持し、少なくとも前記軸受の外
周と前記剪断発熱する部材との間にシール部材を設け
た。剪断発熱する部材とはロータとの相対回転により粘
性流体を剪断するとともに、その際に発熱する部材(例
えば、区画壁)をいう。
め、請求項1の発明では、ハウジング内に発熱室及び放
熱室を区画し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロ
ータで剪断することにより発生した熱を前記放熱室内の
循環流体に熱交換するビスカスヒータにおいて、前記ロ
ータを一体回転可能に支持する駆動軸を、前記発熱室の
一部を囲繞するとともに剪断発熱する部材に嵌合する軸
受を介して回動可能に支持し、少なくとも前記軸受の外
周と前記剪断発熱する部材との間にシール部材を設け
た。剪断発熱する部材とはロータとの相対回転により粘
性流体を剪断するとともに、その際に発熱する部材(例
えば、区画壁)をいう。
【0008】このビスカスヒータでは、剪断発熱する部
材は軸受を介して駆動軸を支持している。この剪断発熱
する部材と軸受との間には、シール部材が存在するた
め、剪断発熱により部材等が熱膨張した際に、部材と軸
受との間に隙間が生じても、粘性流体の漏洩が防止され
る。また、軸受は前記部材に対して緩く嵌合できるた
め、軸受を所定位置に組み付けるのが容易となるととも
に、部材の強度が低い場合でも、軸受の嵌合時に部材の
変形が生じない。また、ビスカスヒータの作動時に駆動
軸に対してその軸方向に移動させる力が作用した場合、
剪断発熱する部材は軸受と緩く嵌合できるため、前記部
材は変形せずに駆動軸に対して相対移動し、発熱室は変
形しない。
材は軸受を介して駆動軸を支持している。この剪断発熱
する部材と軸受との間には、シール部材が存在するた
め、剪断発熱により部材等が熱膨張した際に、部材と軸
受との間に隙間が生じても、粘性流体の漏洩が防止され
る。また、軸受は前記部材に対して緩く嵌合できるた
め、軸受を所定位置に組み付けるのが容易となるととも
に、部材の強度が低い場合でも、軸受の嵌合時に部材の
変形が生じない。また、ビスカスヒータの作動時に駆動
軸に対してその軸方向に移動させる力が作用した場合、
剪断発熱する部材は軸受と緩く嵌合できるため、前記部
材は変形せずに駆動軸に対して相対移動し、発熱室は変
形しない。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、前記放熱室は前記発熱室を挟んで前後に設け
られ、ハウジングには発熱室及び放熱室を区画する第1
及び第2の区画プレートが装備され、前記軸受は第1の
区画プレートの内周面に支持されている。
において、前記放熱室は前記発熱室を挟んで前後に設け
られ、ハウジングには発熱室及び放熱室を区画する第1
及び第2の区画プレートが装備され、前記軸受は第1の
区画プレートの内周面に支持されている。
【0010】この発明では、発熱室の両側に放熱室が配
置されているため、発熱室の熱の大部分が放熱室に伝達
され、循環流体の加熱に有効に使用される。請求項3の
発明は、請求項2に記載の発明において、前記区画プレ
ートはアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されて
いる。
置されているため、発熱室の熱の大部分が放熱室に伝達
され、循環流体の加熱に有効に使用される。請求項3の
発明は、請求項2に記載の発明において、前記区画プレ
ートはアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されて
いる。
【0011】この発明では、区画プレートが熱伝導率の
良い材質で形成されているため、発熱室で発生した熱が
効率良く放熱室の循環流体に伝達される。請求項4の発
明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明
において、前記軸受にはシール板付きころがり軸受が使
用されている。
良い材質で形成されているため、発熱室で発生した熱が
効率良く放熱室の循環流体に伝達される。請求項4の発
明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明
において、前記軸受にはシール板付きころがり軸受が使
用されている。
【0012】この発明では、軸受がころがり軸受のた
め、軸受を介して剪断発熱する部材に支持された駆動軸
はすべり軸受を使用した場合に比較して円滑に回転す
る。軸受はシール板を備えているため、軸受の外輪及び
内輪との隙間からの粘性流体の漏洩が防止される。
め、軸受を介して剪断発熱する部材に支持された駆動軸
はすべり軸受を使用した場合に比較して円滑に回転す
る。軸受はシール板を備えているため、軸受の外輪及び
内輪との隙間からの粘性流体の漏洩が防止される。
【0013】請求項5の発明は、請求項1に記載の発明
において、前記ロータは前記駆動軸の第1端部に固定さ
れ、前記発熱室は軸受を介して駆動軸を支持する第1の
ハウジングと、前記ロータに対して前記駆動軸の第2端
部側と反対側に配置された区画プレートとにより形成さ
れ、放熱室は前記区画プレートに対して第1のハウジン
グと反対側に設けられ、前記軸受にはシール板付きころ
がり軸受が使用されている。
において、前記ロータは前記駆動軸の第1端部に固定さ
れ、前記発熱室は軸受を介して駆動軸を支持する第1の
ハウジングと、前記ロータに対して前記駆動軸の第2端
部側と反対側に配置された区画プレートとにより形成さ
れ、放熱室は前記区画プレートに対して第1のハウジン
グと反対側に設けられ、前記軸受にはシール板付きころ
がり軸受が使用されている。
【0014】この発明では、放熱室は発熱室の片側にの
み配設されているため、両側に放熱室を設ける場合に比
較して構造が簡単となる。請求項6の発明は、請求項1
〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記
軸受の外周と前記剪断発熱する部材との間及び前記軸受
の内周と駆動軸との間にシール部材を設けた。
み配設されているため、両側に放熱室を設ける場合に比
較して構造が簡単となる。請求項6の発明は、請求項1
〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記
軸受の外周と前記剪断発熱する部材との間及び前記軸受
の内周と駆動軸との間にシール部材を設けた。
【0015】この発明では、軸受の内周と駆動軸との間
にもシール部材が設けられているため、軸受を駆動軸に
強固に嵌合しなくても、発熱室内の粘性流体がビスカス
ヒータの作動時に軸受と駆動軸との隙間から漏洩するの
が防止される。
にもシール部材が設けられているため、軸受を駆動軸に
強固に嵌合しなくても、発熱室内の粘性流体がビスカス
ヒータの作動時に軸受と駆動軸との隙間から漏洩するの
が防止される。
【0016】請求項7の発明では、前記シール部材はO
リングである。この発明では、シール部材がOリングの
ため、シール部材の取り扱いが容易となり、シール部の
構成も簡単となる。
リングである。この発明では、シール部材がOリングの
ため、シール部材の取り扱いが容易となり、シール部の
構成も簡単となる。
【0017】
(第1の実施の形態)以下、本発明を車両の暖房装置に
組み込まれるビスカスヒータに具体化した第1の実施の
形態を図1〜図3に従って説明する。
組み込まれるビスカスヒータに具体化した第1の実施の
形態を図1〜図3に従って説明する。
【0018】図1に示すように、前部ハウジング本体1
及び後部ハウジング本体2は、各ハウジング本体1,2
に設けられた凹部が互いに対向する状態で複数本のボル
ト3(図1では一本のみ図示)によって締結されてい
る。両ハウジング本体1,2間にはシールのためのガス
ケット4が介在されている。両ハウジング本体1,2の
凹部内には第1の区画プレートとしての前部区画プレー
ト5及び第2の区画プレートとしての後部区画プレート
6が収容されている。両区画プレート5,6はその外周
縁部が互いに当接し、その当接面にOリング7が配設さ
れている。両区画プレート5,6は、熱伝導性に優れた
材料(例えば、アルミニウムあるいはアルミニウム系合
金)で形成されている。前部ハウジング本体1及び前部
区画プレート5により前部ハウジング8が構成され、後
部ハウジング本体2及び後部区画プレート6により後部
ハウジング9が構成されている。また、両区画プレート
5,6が剪断発熱する部材となる。
及び後部ハウジング本体2は、各ハウジング本体1,2
に設けられた凹部が互いに対向する状態で複数本のボル
ト3(図1では一本のみ図示)によって締結されてい
る。両ハウジング本体1,2間にはシールのためのガス
ケット4が介在されている。両ハウジング本体1,2の
凹部内には第1の区画プレートとしての前部区画プレー
ト5及び第2の区画プレートとしての後部区画プレート
6が収容されている。両区画プレート5,6はその外周
縁部が互いに当接し、その当接面にOリング7が配設さ
れている。両区画プレート5,6は、熱伝導性に優れた
材料(例えば、アルミニウムあるいはアルミニウム系合
金)で形成されている。前部ハウジング本体1及び前部
区画プレート5により前部ハウジング8が構成され、後
部ハウジング本体2及び後部区画プレート6により後部
ハウジング9が構成されている。また、両区画プレート
5,6が剪断発熱する部材となる。
【0019】前部区画プレート5は、その中央部に形成
された支持筒部5aが前部ハウジング本体1と嵌合する
状態で配設され、支持筒部5aの外周部にOリング10
が配設されている。後部区画プレート6は、その後端側
に突設された筒部6aの内面が、後部ハウジング本体2
に突設された支持筒部2aに嵌合する状態で配設され、
支持筒部2aの外周部にOリング11が配設されてい
る。Oリング10,11は区画プレート5,6がハウジ
ング本体1,2に対して前後方向に相対移動可能に緩く
嵌合された状態であっても、その当接面の隙間のシール
を確保する役割を果たす。
された支持筒部5aが前部ハウジング本体1と嵌合する
状態で配設され、支持筒部5aの外周部にOリング10
が配設されている。後部区画プレート6は、その後端側
に突設された筒部6aの内面が、後部ハウジング本体2
に突設された支持筒部2aに嵌合する状態で配設され、
支持筒部2aの外周部にOリング11が配設されてい
る。Oリング10,11は区画プレート5,6がハウジ
ング本体1,2に対して前後方向に相対移動可能に緩く
嵌合された状態であっても、その当接面の隙間のシール
を確保する役割を果たす。
【0020】前部区画プレート5の後端側に設けられた
凹部と、後部区画プレート6の前端面とによって発熱室
12が形成される。前部ハウジング本体1の内壁と前部
区画プレート5の前端面との間には、発熱室12の前側
に隣接する円環状の前部ウォータジャケット13が区画
され、後部区画プレート6の外周部後端面と後部ハウジ
ング本体2の内壁との間には、発熱室12の後側に隣接
する円環状の後部ウォータジャケット14が区画され
る。前部ウォータジャケット13及び後部ウォータジャ
ケット14は、発熱室12に隣接する放熱室を構成す
る。
凹部と、後部区画プレート6の前端面とによって発熱室
12が形成される。前部ハウジング本体1の内壁と前部
区画プレート5の前端面との間には、発熱室12の前側
に隣接する円環状の前部ウォータジャケット13が区画
され、後部区画プレート6の外周部後端面と後部ハウジ
ング本体2の内壁との間には、発熱室12の後側に隣接
する円環状の後部ウォータジャケット14が区画され
る。前部ウォータジャケット13及び後部ウォータジャ
ケット14は、発熱室12に隣接する放熱室を構成す
る。
【0021】図1及び図2に示すように、後部区画プレ
ート6には後部ウォータジャケット14を区画して半径
方向に延びるように形成された隔壁6bと、筒部6aの
外側に沿って周方向に延びる円弧状の2条のフィン6c
とが突設されている。筒部6a、隔壁6b及びフィン6
cの各先端は、図1に示すように、後部ハウジング本体
2の内壁面に当接されている。また、前部区画プレート
5にも同様に、前部ウォータジャケット13を区画して
半径方向に延びるように形成された隔壁5bと、支持筒
部5aの外側に沿って周方向に延びる円弧状の2条のフ
ィン5cとが突設されている。隔壁5b及びフィン5c
の各先端は、図1に示すように、前部ハウジング本体1
の内壁面に当接されている。
ート6には後部ウォータジャケット14を区画して半径
方向に延びるように形成された隔壁6bと、筒部6aの
外側に沿って周方向に延びる円弧状の2条のフィン6c
とが突設されている。筒部6a、隔壁6b及びフィン6
cの各先端は、図1に示すように、後部ハウジング本体
2の内壁面に当接されている。また、前部区画プレート
5にも同様に、前部ウォータジャケット13を区画して
半径方向に延びるように形成された隔壁5bと、支持筒
部5aの外側に沿って周方向に延びる円弧状の2条のフ
ィン5cとが突設されている。隔壁5b及びフィン5c
の各先端は、図1に示すように、前部ハウジング本体1
の内壁面に当接されている。
【0022】後部ハウジング本体2の外周部(図1,2
の上部)には、車両内に設けられた暖房回路(図示略)
から後部ウォータジャケット14に循環水を取り入れる
入水ポート15が形成され、後部区画プレート6には入
水ポート15と連通する孔6dが形成されている。前部
ハウジング本体1の外周部(図1,2の上部)には、前
部ウォータジャケット13から循環水を暖房回路に送り
出す出水ポート16が形成され、前部区画プレート5に
は出水ポート16と連通する孔5dが形成されている。
また、両ハウジング本体1,2及び両区画プレート5,
6には前部ウォータジャケット13及び後部ウォータジ
ャケット14とを連通する連通路17が形成されてい
る。連通路17はガスケット4を貫通している。従っ
て、入水ポート15から後部ウォータジャケット14に
導入された循環流体としての循環水は、フィン6cにガ
イドされて連通路17に到る。そして、連通路17を経
て前部ウォータジャケット13に導入され、フィン5c
にガイドされて出水ポート16へ導かれる。
の上部)には、車両内に設けられた暖房回路(図示略)
から後部ウォータジャケット14に循環水を取り入れる
入水ポート15が形成され、後部区画プレート6には入
水ポート15と連通する孔6dが形成されている。前部
ハウジング本体1の外周部(図1,2の上部)には、前
部ウォータジャケット13から循環水を暖房回路に送り
出す出水ポート16が形成され、前部区画プレート5に
は出水ポート16と連通する孔5dが形成されている。
また、両ハウジング本体1,2及び両区画プレート5,
6には前部ウォータジャケット13及び後部ウォータジ
ャケット14とを連通する連通路17が形成されてい
る。連通路17はガスケット4を貫通している。従っ
て、入水ポート15から後部ウォータジャケット14に
導入された循環流体としての循環水は、フィン6cにガ
イドされて連通路17に到る。そして、連通路17を経
て前部ウォータジャケット13に導入され、フィン5c
にガイドされて出水ポート16へ導かれる。
【0023】前部ハウジング8には、2個の軸受18,
19を介して駆動軸20が回動可能に支承されている。
第1の軸受18は前部ハウジング本体1の支持筒部1a
の内面及び駆動軸20に緩く嵌合された状態で配設され
ている。第2の軸受19は、前部区画プレート5の内面
と、駆動軸20の外周面とに緩く嵌合する状態で発熱室
12に隣接して設けられている。第2の軸受19は止め
輪21により前部区画プレート5に対する軸方向の位置
決めがなされ、止め輪22により駆動軸20に対する軸
方向の位置決めがなされている。
19を介して駆動軸20が回動可能に支承されている。
第1の軸受18は前部ハウジング本体1の支持筒部1a
の内面及び駆動軸20に緩く嵌合された状態で配設され
ている。第2の軸受19は、前部区画プレート5の内面
と、駆動軸20の外周面とに緩く嵌合する状態で発熱室
12に隣接して設けられている。第2の軸受19は止め
輪21により前部区画プレート5に対する軸方向の位置
決めがなされ、止め輪22により駆動軸20に対する軸
方向の位置決めがなされている。
【0024】第2の軸受19にはシール板付きころがり
軸受が使用されている。図3に示すように、軸受19の
外輪19aと内輪19bとの間にシール板19cが取付
けられている。これにより、発熱室12内に駆動軸20
の後端部(第1端部)を収納しつつ、発熱室12を気密
な内部空間としている。駆動軸20の後端部には、発熱
室12内に収納される円板形のロータ23が一体回転可
能に圧入固定されている。ロータ23の周縁部には複数
の孔23aが形成されている。この孔23aはロータ2
3の回転時に剪断作用を高める役割と、ロータ23の前
後両側の粘性流体の移動を促進させる役割を果たす。
軸受が使用されている。図3に示すように、軸受19の
外輪19aと内輪19bとの間にシール板19cが取付
けられている。これにより、発熱室12内に駆動軸20
の後端部(第1端部)を収納しつつ、発熱室12を気密
な内部空間としている。駆動軸20の後端部には、発熱
室12内に収納される円板形のロータ23が一体回転可
能に圧入固定されている。ロータ23の周縁部には複数
の孔23aが形成されている。この孔23aはロータ2
3の回転時に剪断作用を高める役割と、ロータ23の前
後両側の粘性流体の移動を促進させる役割を果たす。
【0025】発熱室12の後側、後部ウォータジャケッ
ト14の内側には副オイル室24が設けられ、発熱室1
2と副オイル室24とは後部区画プレート6に形成され
た孔6e及び後部区画プレート6の前面に半径方向に延
びるように形成された溝6fを介して連通されている。
発熱室12及び副オイル室24内には、粘性流体として
のシリコーンオイルが所要量満たされている。そして、
駆動軸20及びロータ23の一体回転に伴い、発熱室1
2の内壁面とロータ23の外面との隙間には、表面張力
及びワイセンベルグ効果に基づいてシリコーンオイルが
満遍なく介在される。また、シール板19cの存在によ
り、軸受19内に収容されたグリースの外部への漏洩
と、発熱室12内に収容された粘性流体が軸受19の外
輪19aと内輪19bとの間から外部に漏洩するのが防
止される。
ト14の内側には副オイル室24が設けられ、発熱室1
2と副オイル室24とは後部区画プレート6に形成され
た孔6e及び後部区画プレート6の前面に半径方向に延
びるように形成された溝6fを介して連通されている。
発熱室12及び副オイル室24内には、粘性流体として
のシリコーンオイルが所要量満たされている。そして、
駆動軸20及びロータ23の一体回転に伴い、発熱室1
2の内壁面とロータ23の外面との隙間には、表面張力
及びワイセンベルグ効果に基づいてシリコーンオイルが
満遍なく介在される。また、シール板19cの存在によ
り、軸受19内に収容されたグリースの外部への漏洩
と、発熱室12内に収容された粘性流体が軸受19の外
輪19aと内輪19bとの間から外部に漏洩するのが防
止される。
【0026】軸受19の外周と前部区画プレート5との
間及び軸受19の内周と駆動軸20との間にシール部材
25,26がそれぞれ設けられている。シール部材2
5,26にはOリングが使用されている。
間及び軸受19の内周と駆動軸20との間にシール部材
25,26がそれぞれ設けられている。シール部材2
5,26にはOリングが使用されている。
【0027】駆動軸20の前端部(第2端部)にはボル
ト27によってプーリ28が固着されている。プーリ2
8はその外周部に巻き掛けらるベルト(図示略)を介し
て、外部駆動源としての車両のエンジンと駆動連結され
る。
ト27によってプーリ28が固着されている。プーリ2
8はその外周部に巻き掛けらるベルト(図示略)を介し
て、外部駆動源としての車両のエンジンと駆動連結され
る。
【0028】前記のように構成されたビスカスヒータ
は、エンジンが駆動されると、ベルト及びプーリ28を
介して駆動軸20が回転され、ロータ23が一体に回転
される。これに伴い、シリコーンオイルが発熱室12の
内壁面と、ロータ23の外面との間隙で剪断されて発熱
する。この熱は、両ウォータジャケット13,14内の
循環流体としての循環水に熱交換され、加熱された循環
水が暖房回路(図示略)を介して車室内の暖房に供され
る。
は、エンジンが駆動されると、ベルト及びプーリ28を
介して駆動軸20が回転され、ロータ23が一体に回転
される。これに伴い、シリコーンオイルが発熱室12の
内壁面と、ロータ23の外面との間隙で剪断されて発熱
する。この熱は、両ウォータジャケット13,14内の
循環流体としての循環水に熱交換され、加熱された循環
水が暖房回路(図示略)を介して車室内の暖房に供され
る。
【0029】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 発熱室12が前部ウォータジャケット13及び
後部ウォータジャケット14によって挟まれるように配
置されているため、発熱室12で発生した熱の大部分が
両区画プレート5,6を介して両ウォータジャケット1
3,14の循環水(循環流体)に伝達され、循環流体の
加熱に有効に使用される。
後部ウォータジャケット14によって挟まれるように配
置されているため、発熱室12で発生した熱の大部分が
両区画プレート5,6を介して両ウォータジャケット1
3,14の循環水(循環流体)に伝達され、循環流体の
加熱に有効に使用される。
【0030】(ロ) 両区画プレート5,6が熱伝導率
の良い材質(アルミニウム又はアルミニウム合金)で形
成されているため、発熱室12で発生した熱が効率良く
ウォータジャケット13,14の循環水に伝達される。
の良い材質(アルミニウム又はアルミニウム合金)で形
成されているため、発熱室12で発生した熱が効率良く
ウォータジャケット13,14の循環水に伝達される。
【0031】(ハ) 駆動軸20を前部区画プレート5
に回動可能に支持する軸受19が前部区画プレート5に
対して緩く嵌合しているため、軸受19を所定位置に組
み付けるのが容易となるとともに、前部区画プレート5
の強度が低い場合でも、軸受19の嵌合時に前部区画プ
レート5の変形が生じない。また、ビスカスヒータの作
動時に駆動軸20に対してその軸方向に移動させる力が
作用した場合、前部区画プレート5は軸受19と緩く嵌
合できるため、前部区画プレート5は変形せずに駆動軸
20に対して相対移動し、発熱室12は変形しない。
に回動可能に支持する軸受19が前部区画プレート5に
対して緩く嵌合しているため、軸受19を所定位置に組
み付けるのが容易となるとともに、前部区画プレート5
の強度が低い場合でも、軸受19の嵌合時に前部区画プ
レート5の変形が生じない。また、ビスカスヒータの作
動時に駆動軸20に対してその軸方向に移動させる力が
作用した場合、前部区画プレート5は軸受19と緩く嵌
合できるため、前部区画プレート5は変形せずに駆動軸
20に対して相対移動し、発熱室12は変形しない。
【0032】(ニ) 発熱により前部区画プレート5等
が熱膨張する場合、熱膨張率の差が大きな前部区画プレ
ート5と、軸受19との間に隙間が生じるが、両者間に
シール部材25が存在するため、粘性流体の漏洩が防止
される。
が熱膨張する場合、熱膨張率の差が大きな前部区画プレ
ート5と、軸受19との間に隙間が生じるが、両者間に
シール部材25が存在するため、粘性流体の漏洩が防止
される。
【0033】(ホ) 軸受19にシール板付きころがり
軸受が使用されているため、軸受としてすべり軸受を使
用した場合に比較して駆動軸20が前部区画プレート5
に対して円滑に回転する。軸受19はシール板19cを
備えているため、軸受19の外輪19a及び内輪19b
との隙間からの粘性流体の漏洩が防止される。
軸受が使用されているため、軸受としてすべり軸受を使
用した場合に比較して駆動軸20が前部区画プレート5
に対して円滑に回転する。軸受19はシール板19cを
備えているため、軸受19の外輪19a及び内輪19b
との隙間からの粘性流体の漏洩が防止される。
【0034】(ヘ) 軸受19が駆動軸20に対しても
緩く嵌合されているため、軸受19を駆動軸20の所定
位置に容易に組み付けることができる。また、軸受19
と駆動軸20との間にもシール部材26が存在するた
め、熱膨張により軸受19と駆動軸20との隙間が大き
くなっても、粘性流体の漏洩が防止される。
緩く嵌合されているため、軸受19を駆動軸20の所定
位置に容易に組み付けることができる。また、軸受19
と駆動軸20との間にもシール部材26が存在するた
め、熱膨張により軸受19と駆動軸20との隙間が大き
くなっても、粘性流体の漏洩が防止される。
【0035】(ト) 循環水が両ウォータジャケット1
3,14内をフィン5c,6cに案内されて定められた
順路で循環するため、ウォータジャケット13,14内
で循環水の流路の短絡や滞留を生じることがない。この
ため、前後両区画プレート5,6を挟んで、発熱室12
の粘性流体からウォータジャケット13,14の循環水
への熱交換を効率良く行うことができる。また、フィン
5c,6cの存在により、ウォータジャケット13,1
4内の循環水と、両区画プレート5,6の接触面積が増
大し、熱交換効率が向上する。
3,14内をフィン5c,6cに案内されて定められた
順路で循環するため、ウォータジャケット13,14内
で循環水の流路の短絡や滞留を生じることがない。この
ため、前後両区画プレート5,6を挟んで、発熱室12
の粘性流体からウォータジャケット13,14の循環水
への熱交換を効率良く行うことができる。また、フィン
5c,6cの存在により、ウォータジャケット13,1
4内の循環水と、両区画プレート5,6の接触面積が増
大し、熱交換効率が向上する。
【0036】(チ) シール部材25,26がOリング
のため、シール部材25,26の取り扱いが容易とな
り、シール部の構成も簡単となる。 (第2の実施の形態)次に第2の実施の形態を図4に従
って説明する。この実施の形態では放熱室(ウォータジ
ャケット)が発熱室12の後側にのみ設けられている点
が前記実施の形態と大きく異なっており、前部区画プレ
ート5が存在しない。なお、前記実施の形態と同一部分
は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
のため、シール部材25,26の取り扱いが容易とな
り、シール部の構成も簡単となる。 (第2の実施の形態)次に第2の実施の形態を図4に従
って説明する。この実施の形態では放熱室(ウォータジ
ャケット)が発熱室12の後側にのみ設けられている点
が前記実施の形態と大きく異なっており、前部区画プレ
ート5が存在しない。なお、前記実施の形態と同一部分
は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0037】第1のハウジングとしての前部ハウジング
29、区画プレート30及び後部ハウジング本体31
が、区画プレート30と後部ハウジング本体31との間
にガスケット32aを介して、各々積層された状態で複
数本のボルト3(1本のみ図示)により締結されてい
る。後部ハウジング33は、区画プレート30及び後部
ハウジング本体31によって構成される。また、前部ハ
ウジング29と区画プレート30との間にはOリング3
2bが介在されている。前部ハウジング29及び区画プ
レート30が剪断発熱する部材となる。
29、区画プレート30及び後部ハウジング本体31
が、区画プレート30と後部ハウジング本体31との間
にガスケット32aを介して、各々積層された状態で複
数本のボルト3(1本のみ図示)により締結されてい
る。後部ハウジング33は、区画プレート30及び後部
ハウジング本体31によって構成される。また、前部ハ
ウジング29と区画プレート30との間にはOリング3
2bが介在されている。前部ハウジング29及び区画プ
レート30が剪断発熱する部材となる。
【0038】前部ハウジング29の後端に設けられた凹
部は、区画プレート30の前端面とともに発熱室12を
形成している。一方、区画プレート30の後端面と後部
ハウジング本体31の内壁面とによって、発熱室12に
隣接する放熱室としてのウォータジャケット34が形成
されている。後部ハウジング本体31の後部外側には、
暖房回路からウォータジャケット34に循環水を取り入
れる入水ポート35aと、ウォータジャケット34から
循環水を暖房回路に送り出す出水ポート35bとが並設
されている。
部は、区画プレート30の前端面とともに発熱室12を
形成している。一方、区画プレート30の後端面と後部
ハウジング本体31の内壁面とによって、発熱室12に
隣接する放熱室としてのウォータジャケット34が形成
されている。後部ハウジング本体31の後部外側には、
暖房回路からウォータジャケット34に循環水を取り入
れる入水ポート35aと、ウォータジャケット34から
循環水を暖房回路に送り出す出水ポート35bとが並設
されている。
【0039】区画プレート30の中央部後端には円柱状
の凸部30aが突設され、また、区画プレート30の後
端面には入水ポート35aと出水ポート35bとの間に
おいて凸部30aから図4の上側半径方向に延在する隔
壁30bが突設されている。更に、区画プレート30の
後端面には、入水ポート35a近傍から出水ポート35
b近傍にわたり、凸部30a回りに円弧状に延在する複
数のフィン30cが突設されている。これらの凸部30
a、隔壁30b及びフィン30cの先端は後部ハウジン
グ本体31の内壁面に当接され、ウォータジャケット3
4内における循環流体としての循環水の循環経路を形成
している。
の凸部30aが突設され、また、区画プレート30の後
端面には入水ポート35aと出水ポート35bとの間に
おいて凸部30aから図4の上側半径方向に延在する隔
壁30bが突設されている。更に、区画プレート30の
後端面には、入水ポート35a近傍から出水ポート35
b近傍にわたり、凸部30a回りに円弧状に延在する複
数のフィン30cが突設されている。これらの凸部30
a、隔壁30b及びフィン30cの先端は後部ハウジン
グ本体31の内壁面に当接され、ウォータジャケット3
4内における循環流体としての循環水の循環経路を形成
している。
【0040】駆動軸20は前記実施の形態と同様に2個
の軸受18,19により前部ハウジング29に対して回
動可能に支持されている。即ち、発熱室12の一部を囲
繞するとともに、剪断発熱する部材としての前部ハウジ
ング29の発熱室12に隣接する箇所にシール板付きこ
ろがり軸受からなる軸受19が配設され、発熱部から離
れた支持筒部29aに軸受18が嵌合されている。そし
て、軸受19の外周と前部ハウジング29との間及び軸
受19の内周と駆動軸20との間にシール部材25,2
6がそれぞれ設けられている。
の軸受18,19により前部ハウジング29に対して回
動可能に支持されている。即ち、発熱室12の一部を囲
繞するとともに、剪断発熱する部材としての前部ハウジ
ング29の発熱室12に隣接する箇所にシール板付きこ
ろがり軸受からなる軸受19が配設され、発熱部から離
れた支持筒部29aに軸受18が嵌合されている。そし
て、軸受19の外周と前部ハウジング29との間及び軸
受19の内周と駆動軸20との間にシール部材25,2
6がそれぞれ設けられている。
【0041】この実施の形態においても、軸受19が前
部ハウジング29に対して緩く嵌合されるとともに、止
め輪により軸方向の位置決めがなされているため、駆動
軸20と前部ハウジング29との軸方向における位置決
めが容易になる。また、ビスカスヒータの運転時に駆動
軸20に軸方向の力が作用しても、前部ハウジング29
や軸受18,19に無理な力が加わらない。また、この
実施の形態では、ウォータジャケット34(放熱室)が
発熱室12の片側にのみ配設されているため、両側に放
熱室を設ける場合に比較して構造が簡単となる。
部ハウジング29に対して緩く嵌合されるとともに、止
め輪により軸方向の位置決めがなされているため、駆動
軸20と前部ハウジング29との軸方向における位置決
めが容易になる。また、ビスカスヒータの運転時に駆動
軸20に軸方向の力が作用しても、前部ハウジング29
や軸受18,19に無理な力が加わらない。また、この
実施の形態では、ウォータジャケット34(放熱室)が
発熱室12の片側にのみ配設されているため、両側に放
熱室を設ける場合に比較して構造が簡単となる。
【0042】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば次のように具体化してもよい。 (1) 軸受19の外周と剪断発熱する部材との間にの
みシール部材25を設け、軸受19を駆動軸20に対し
ては強く嵌合させてシール部材を省略する。ビスカスヒ
ータの作動時の発熱による熱膨張で軸受19及び駆動軸
20間に粘性流体の漏洩が生じる程度の隙間が生じない
ように強く嵌合させても、軸受19及び駆動軸20が変
形することはない。従って、軸受19と駆動軸20との
嵌合に手間がかかるが、シール部材の省略ができる。
るものではなく、例えば次のように具体化してもよい。 (1) 軸受19の外周と剪断発熱する部材との間にの
みシール部材25を設け、軸受19を駆動軸20に対し
ては強く嵌合させてシール部材を省略する。ビスカスヒ
ータの作動時の発熱による熱膨張で軸受19及び駆動軸
20間に粘性流体の漏洩が生じる程度の隙間が生じない
ように強く嵌合させても、軸受19及び駆動軸20が変
形することはない。従って、軸受19と駆動軸20との
嵌合に手間がかかるが、シール部材の省略ができる。
【0043】(2) 区画プレート5,6,30に形成
されたフィン5c,6c,30cをハウジングと当接し
ないように形成したり、完全に省略してもよい。 (3) 区画プレート5,6,30の材質をアルミニウ
ムやアルミニウム系合金以外のものとしてもよい。
されたフィン5c,6c,30cをハウジングと当接し
ないように形成したり、完全に省略してもよい。 (3) 区画プレート5,6,30の材質をアルミニウ
ムやアルミニウム系合金以外のものとしてもよい。
【0044】(4) 軸受19としてシール板付きころ
がり軸受に代えて、焼結金属で形成されたすべり軸受を
使用してもよい。 (5) プーリ28と駆動軸20との間に電磁クラッチ
機構を採用し、エンジンの駆動力を必要に応じて駆動軸
20に選択的に伝達可能とする。
がり軸受に代えて、焼結金属で形成されたすべり軸受を
使用してもよい。 (5) プーリ28と駆動軸20との間に電磁クラッチ
機構を採用し、エンジンの駆動力を必要に応じて駆動軸
20に選択的に伝達可能とする。
【0045】(6) ロータ23を駆動軸20の後端部
に一体回転可能に圧入固定する構成に代えて、ロータ2
3と駆動軸20とをスプラインを介して相対回動不能、
かつ軸方向の変位可能に嵌合してもよい。
に一体回転可能に圧入固定する構成に代えて、ロータ2
3と駆動軸20とをスプラインを介して相対回動不能、
かつ軸方向の変位可能に嵌合してもよい。
【0046】(7) 第1の実施の形態において、両ウ
ォータジャケット13,14を連通孔17で連通させず
に、入水ポート15及び出水ポート16を両ウォータジ
ャケット13,14で共用可能な形状としてもよい。両
ウォータジャケット13,14に入水ポート15から同
時に循環水が導入され、それぞれウォータジャケット1
3,14内を通過した循環水は出水ポート16から外部
暖房回路に送り出される。
ォータジャケット13,14を連通孔17で連通させず
に、入水ポート15及び出水ポート16を両ウォータジ
ャケット13,14で共用可能な形状としてもよい。両
ウォータジャケット13,14に入水ポート15から同
時に循環水が導入され、それぞれウォータジャケット1
3,14内を通過した循環水は出水ポート16から外部
暖房回路に送り出される。
【0047】(8) ロータ23は剪断面の厚みが一定
な平板状に限らず、外側ほど厚みが小さくなる形状(テ
ーパ状)に形成してもよい。ロータ23の外径を大きく
してロータ23の断面積を大きくする場合、その強度を
確保するためにロータ23の肉厚を確保する必要があ
る。厚みを一定にする場合に比較して、テーパ状の方が
全体の材料使用量を少なくでき、ロータを回動する動力
消費が少なくなる。
な平板状に限らず、外側ほど厚みが小さくなる形状(テ
ーパ状)に形成してもよい。ロータ23の外径を大きく
してロータ23の断面積を大きくする場合、その強度を
確保するためにロータ23の肉厚を確保する必要があ
る。厚みを一定にする場合に比較して、テーパ状の方が
全体の材料使用量を少なくでき、ロータを回動する動力
消費が少なくなる。
【0048】(9) ロータ23を平板に代えてラビリ
ンス形状の円盤とし、区画プレート5,6,30及び前
部ハウジング29に対応するラビリンスを形成する。こ
の場合は、剪断発熱の効率が良くなる。
ンス形状の円盤とし、区画プレート5,6,30及び前
部ハウジング29に対応するラビリンスを形成する。こ
の場合は、剪断発熱の効率が良くなる。
【0049】なお、本明細書で言う「粘性流体」とは、
ロータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生す
るあらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や
半流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限
定されるものではない。
ロータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生す
るあらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や
半流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限
定されるものではない。
【0050】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発
明において、前記軸受の外周と前記剪断発熱する部材と
の間にのみシール部材を設けた。この場合、シール部材
の数が少なくてすむ。
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発
明において、前記軸受の外周と前記剪断発熱する部材と
の間にのみシール部材を設けた。この場合、シール部材
の数が少なくてすむ。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
7に記載の発明によれば、発熱室の一部を囲繞するとと
もに剪断発熱する部材と駆動軸との間に介在する軸受に
無理な力が作用せず、かつ軸受と軸受が嵌合する部材と
の隙間からの粘性流体の漏洩を防止することができる。
7に記載の発明によれば、発熱室の一部を囲繞するとと
もに剪断発熱する部材と駆動軸との間に介在する軸受に
無理な力が作用せず、かつ軸受と軸受が嵌合する部材と
の隙間からの粘性流体の漏洩を防止することができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、発熱室の
両側に放熱室が配置されているため、発熱室の熱の大部
分が放熱室に伝達され、循環流体の加熱に有効に使用さ
れる。
両側に放熱室が配置されているため、発熱室の熱の大部
分が放熱室に伝達され、循環流体の加熱に有効に使用さ
れる。
【0053】請求項3の発明によれば、区画プレートが
熱伝導率の良い材質で形成されているため、発熱室で発
生した熱が効率良く放熱室の循環流体に伝達される。請
求項4の発明によれば、軸受にはシール板付きころがり
軸受が使用されているため、軸受を介して剪断発熱する
部材に支持された駆動軸はすべり軸受を使用した場合に
比較して円滑に回転するとともに、軸受の外輪及び内輪
との隙間からの粘性流体の漏洩がシール板により防止さ
れる。
熱伝導率の良い材質で形成されているため、発熱室で発
生した熱が効率良く放熱室の循環流体に伝達される。請
求項4の発明によれば、軸受にはシール板付きころがり
軸受が使用されているため、軸受を介して剪断発熱する
部材に支持された駆動軸はすべり軸受を使用した場合に
比較して円滑に回転するとともに、軸受の外輪及び内輪
との隙間からの粘性流体の漏洩がシール板により防止さ
れる。
【0054】請求項5の発明によれば、放熱室が発熱室
の片側にのみ配設されているため、両側に放熱室を設け
る場合に比較して構造が簡単となる。請求項6の発明に
よれば、剪断発熱する部材に駆動軸を支持する軸受の内
周と駆動軸との間にもシール部材を設けたので、軸受を
駆動軸に強固に嵌合しなくても、発熱室内の粘性流体が
ビスカスヒータの作動時に軸受と駆動軸との隙間から漏
洩するのが防止される。
の片側にのみ配設されているため、両側に放熱室を設け
る場合に比較して構造が簡単となる。請求項6の発明に
よれば、剪断発熱する部材に駆動軸を支持する軸受の内
周と駆動軸との間にもシール部材を設けたので、軸受を
駆動軸に強固に嵌合しなくても、発熱室内の粘性流体が
ビスカスヒータの作動時に軸受と駆動軸との隙間から漏
洩するのが防止される。
【0055】請求項7の発明によれば、シール部材がO
リングのため、シール部材の取り扱いが容易となり、シ
ール部の構成も簡単となる。
リングのため、シール部材の取り扱いが容易となり、シ
ール部の構成も簡単となる。
【図1】 第1の実施の形態のビスカスヒータの図2の
I−I線断面図。
I−I線断面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 シール板付きころがり軸受の部分拡大断面
図。
図。
【図4】 第2の実施の形態の部分縦断面図。
【符号の説明】 1…前部ハウジング本体、2…後部ハウジング本体、5
…第1の区画プレートとしての前部区画プレート、6…
第2の区画プレートとしての後部区画プレート、8…前
部ハウジング、9,33…後部ハウジング、12…発熱
室、13…放熱室としての前部ウォータジャケット、1
4…放熱室としての後部ウォータジャケット、18,1
9…軸受、20…駆動軸、23…ロータ、25,26…
シール部材、29…第1のハウジングとしての前部ハウ
ジング、30…区画プレート、34…放熱室としてのウ
ォータジャケット。
…第1の区画プレートとしての前部区画プレート、6…
第2の区画プレートとしての後部区画プレート、8…前
部ハウジング、9,33…後部ハウジング、12…発熱
室、13…放熱室としての前部ウォータジャケット、1
4…放熱室としての後部ウォータジャケット、18,1
9…軸受、20…駆動軸、23…ロータ、25,26…
シール部材、29…第1のハウジングとしての前部ハウ
ジング、30…区画プレート、34…放熱室としてのウ
ォータジャケット。
Claims (7)
- 【請求項1】 ハウジング内に発熱室及び放熱室を区画
し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロータで剪断
することにより発生した熱を前記放熱室内の循環流体に
熱交換するビスカスヒータにおいて、 前記ロータを一体回転可能に支持する駆動軸を、前記発
熱室の一部を囲繞するとともに剪断発熱する部材に嵌合
する軸受を介して回動可能に支持し、少なくとも前記軸
受の外周と前記剪断発熱する部材との間にシール部材を
設けたビスカスヒータ。 - 【請求項2】 前記放熱室は前記発熱室を挟んで前後に
設けられ、ハウジングには発熱室及び放熱室を区画する
第1及び第2の区画プレートが装備され、前記軸受は第
1の区画プレートの内周面に支持されている請求項1に
記載のビスカスヒータ。 - 【請求項3】 前記区画プレートはアルミニウム又はア
ルミニウム合金で形成されている請求項2に記載のビス
カスヒータ。 - 【請求項4】 前記軸受にはシール板付きころがり軸受
が使用されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に
記載のビスカスヒータ。 - 【請求項5】 前記ロータは前記駆動軸の第1端部に固
定され、前記発熱室は軸受を介して駆動軸を支持する第
1のハウジングと、前記ロータに対して前記駆動軸の第
2端部側と反対側に配置された区画プレートにより形成
され、放熱室は前記区画プレートに対して第1のハウジ
ングと反対側に設けられ、前記軸受にはシール板付きこ
ろがり軸受が使用されている請求項1に記載のビスカス
ヒータ。 - 【請求項6】 前記軸受の外周と前記剪断発熱する部材
との間及び前記軸受の内周と駆動軸との間にシール部材
を設けた請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のビ
スカスヒータ。 - 【請求項7】 前記シール部材はOリングである請求項
1〜請求項6のいずれか一項に記載のビスカスヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19920296A JPH1035261A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ビスカスヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19920296A JPH1035261A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ビスカスヒータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035261A true JPH1035261A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16403847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19920296A Pending JPH1035261A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ビスカスヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1035261A (ja) |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP19920296A patent/JPH1035261A/ja active Pending
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