JPH1036350A - 4−ヒドロキシピペリジンの精製方法 - Google Patents
4−ヒドロキシピペリジンの精製方法Info
- Publication number
- JPH1036350A JPH1036350A JP21193796A JP21193796A JPH1036350A JP H1036350 A JPH1036350 A JP H1036350A JP 21193796 A JP21193796 A JP 21193796A JP 21193796 A JP21193796 A JP 21193796A JP H1036350 A JPH1036350 A JP H1036350A
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- Japan
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- hydroxypiperidine
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- crystals
- solvent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 4−ヒドロキシピペリジンを工業的に容易な
方法で高純度に精製する方法の提供。 【解決手段】 粗製4−ヒドロキシピペリジンを有機溶
媒を用いて再結晶させることにより高純度の柱状または
針状結晶体を得ることを特徴とする4−ヒドロキシピペ
リジンの精製方法。
方法で高純度に精製する方法の提供。 【解決手段】 粗製4−ヒドロキシピペリジンを有機溶
媒を用いて再結晶させることにより高純度の柱状または
針状結晶体を得ることを特徴とする4−ヒドロキシピペ
リジンの精製方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4−ヒドロキシピペ
リジンの精製方法に関する。4−ヒドロキシピペリジン
は医薬及び農薬の原料として有用な化合物であり、例え
ば、向精神薬として知られているプロペリシアジンなど
の原料として利用されている。
リジンの精製方法に関する。4−ヒドロキシピペリジン
は医薬及び農薬の原料として有用な化合物であり、例え
ば、向精神薬として知られているプロペリシアジンなど
の原料として利用されている。
【0002】
【従来の技術】従来、4−ヒドロキシピペリジンの精製
方法としては、粗製4−ヒドロキシピペリジンを蒸留
により精製する方法、粗製4−ヒドロキシピペリジン
を塩酸の付加塩とした後に4−ヒドロキシピペリジンを
単離して精製する方法が知られている。
方法としては、粗製4−ヒドロキシピペリジンを蒸留
により精製する方法、粗製4−ヒドロキシピペリジン
を塩酸の付加塩とした後に4−ヒドロキシピペリジンを
単離して精製する方法が知られている。
【0003】の方法は、4−ヒドロキシピペリジンが
昇華性を有し、融点が89〜92℃の固体であるため、
蒸留操作が困難である。また、該化合物は吸湿性を有す
るため、蒸留後粉砕して粉体とする際にも湿気を遮断し
なければならず操作が煩雑であり、蒸留精製する方法で
は特殊な装置が必要であるという問題点がある。
昇華性を有し、融点が89〜92℃の固体であるため、
蒸留操作が困難である。また、該化合物は吸湿性を有す
るため、蒸留後粉砕して粉体とする際にも湿気を遮断し
なければならず操作が煩雑であり、蒸留精製する方法で
は特殊な装置が必要であるという問題点がある。
【0004】の方法は、粗製4−ヒドロキシピペリジ
ンをメタノール、エタノール、イソプロパノールなどの
アルコール溶媒中で安定的な酸の付加塩として再結晶さ
せ、ろ取、乾燥して4−ヒドロキシピペリジン塩酸塩を
得るが、該化合物から4−ヒドロキシピペリジンを単離
するには、アルカリ水溶液で中和した後に有機溶媒で抽
出し、有機層を水洗して乾燥後に溶媒を留去又は蒸留す
るといった煩雑な操作となる。の方法も最終的に粉砕
処理をすることになるのでの方法と同様な問題点を含
んでいる。
ンをメタノール、エタノール、イソプロパノールなどの
アルコール溶媒中で安定的な酸の付加塩として再結晶さ
せ、ろ取、乾燥して4−ヒドロキシピペリジン塩酸塩を
得るが、該化合物から4−ヒドロキシピペリジンを単離
するには、アルカリ水溶液で中和した後に有機溶媒で抽
出し、有機層を水洗して乾燥後に溶媒を留去又は蒸留す
るといった煩雑な操作となる。の方法も最終的に粉砕
処理をすることになるのでの方法と同様な問題点を含
んでいる。
【0005】以上のように、4−ヒドロキシピペリジン
を精製する技術は工業的に確立されていなかった。
を精製する技術は工業的に確立されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、4−
ヒドロキシピペリジンを工業的に容易な方法で高純度に
精製する方法を提供する点にある。
ヒドロキシピペリジンを工業的に容易な方法で高純度に
精製する方法を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記問題点
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、粗製4−ヒドロキ
シピペリジンを有機溶媒を用いて再結晶させることによ
り高純度の結晶体としての該化合物を得る方法を見いだ
し、本発明を完成するにいたった。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、粗製4−ヒドロキ
シピペリジンを有機溶媒を用いて再結晶させることによ
り高純度の結晶体としての該化合物を得る方法を見いだ
し、本発明を完成するにいたった。
【0008】再結晶に用いる有機溶媒は、4−ヒドロキ
シピペリジンを適宜溶解する有機溶媒であれば特に制限
はなく、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトン類、テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシ
メタン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、
酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類(第1溶媒)
などが挙げられる。これらは単独で使用するか又は2種
以上を組み合わせて使用してもよい。貧溶媒であるヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエ
ンなどの炭化水素類を使用する際は、第1溶媒と組み合
わせて使用すればよい。また、良溶媒であるメタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類
は単独では使用に適さないが、貧溶媒との組み合わせで
使用することができる。単独で使用する際の好ましい溶
媒は、4−ヒドロキシピペリジンの結晶を乾燥しやすい
低沸点のアセトンである。
シピペリジンを適宜溶解する有機溶媒であれば特に制限
はなく、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトン類、テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシ
メタン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、
酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類(第1溶媒)
などが挙げられる。これらは単独で使用するか又は2種
以上を組み合わせて使用してもよい。貧溶媒であるヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエ
ンなどの炭化水素類を使用する際は、第1溶媒と組み合
わせて使用すればよい。また、良溶媒であるメタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類
は単独では使用に適さないが、貧溶媒との組み合わせで
使用することができる。単独で使用する際の好ましい溶
媒は、4−ヒドロキシピペリジンの結晶を乾燥しやすい
低沸点のアセトンである。
【0009】有機溶媒は単独で使用する場合、4−ヒド
ロキシピペリジンに対して通常2〜15重量倍量使用す
るが、溶媒の該化合物に対する溶解度によって用いる溶
媒の量を適宜加減すればよい。再結晶は、使用する有機
溶媒の沸点付近の温度で溶解させた後に徐冷して晶析さ
せる。
ロキシピペリジンに対して通常2〜15重量倍量使用す
るが、溶媒の該化合物に対する溶解度によって用いる溶
媒の量を適宜加減すればよい。再結晶は、使用する有機
溶媒の沸点付近の温度で溶解させた後に徐冷して晶析さ
せる。
【0010】再結晶の際に活性炭や活性白土などを加え
て熱時に4−ヒドロキシピペリジンが溶解している状態
で脱色処理することも精製には効果的である。
て熱時に4−ヒドロキシピペリジンが溶解している状態
で脱色処理することも精製には効果的である。
【0011】なお、再結晶で得られた4−ヒドロキシピ
ペリジンは、常法に従って、ろ取、乾燥することにより
最終製品とすることができる。
ペリジンは、常法に従って、ろ取、乾燥することにより
最終製品とすることができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に説明するが、
本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0013】実施例1 攪拌機、温度計、冷却器を備えた5L四つ口フラスコ
に、ガククロマトグラフィー(GC)純度93.6%の
粗製4−ヒドロキシピペリジン930.3g、アセトン
1860.6gを仕込み、60℃に加熱溶解して熱時に
活性炭9.3gで処理した後、氷水で冷却して再結晶を
行い、結晶をろ取し、乾燥(70℃/15Torr、4
時間)したところ、白色柱状結晶の4−ヒドロキシピペ
リジン874.1gを得た。GC純度は99.9%であ
った。0.01%は残留溶媒であった。
に、ガククロマトグラフィー(GC)純度93.6%の
粗製4−ヒドロキシピペリジン930.3g、アセトン
1860.6gを仕込み、60℃に加熱溶解して熱時に
活性炭9.3gで処理した後、氷水で冷却して再結晶を
行い、結晶をろ取し、乾燥(70℃/15Torr、4
時間)したところ、白色柱状結晶の4−ヒドロキシピペ
リジン874.1gを得た。GC純度は99.9%であ
った。0.01%は残留溶媒であった。
【0014】実施例2 攪拌機、温度計、冷却器を備えた500mL四つ口フラ
スコに、GC純度98.6%の粗製4−ヒドロキシピペ
リジン69.5g、THF208.5gを仕込み、66
℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を行い、結
晶をろ取し、乾燥(60℃/5Torr、3時間)した
ところ、白色針状結晶の4−ヒドロキシピペリジン6
5.9gを得た。GC純度は99.8%であった。0.
2%は残留溶媒であった。
スコに、GC純度98.6%の粗製4−ヒドロキシピペ
リジン69.5g、THF208.5gを仕込み、66
℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を行い、結
晶をろ取し、乾燥(60℃/5Torr、3時間)した
ところ、白色針状結晶の4−ヒドロキシピペリジン6
5.9gを得た。GC純度は99.8%であった。0.
2%は残留溶媒であった。
【0015】実施例3 攪拌機、温度計、冷却器を備えた2L四つ口フラスコ
に、GC純度98.6%の粗製4−ヒドロキシピペリジ
ン69.4g、ジメトキシメタン1041.0gを仕込
み、43℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を
行い、結晶をろ取し、乾燥(60〜70℃/25〜35
Torr、5時間)したところ、白色針状結晶の4−ヒ
ドロキシピペリジン51.9gを得た。GC純度は9
9.9%であった。0.1%は残留溶媒であった。
に、GC純度98.6%の粗製4−ヒドロキシピペリジ
ン69.4g、ジメトキシメタン1041.0gを仕込
み、43℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を
行い、結晶をろ取し、乾燥(60〜70℃/25〜35
Torr、5時間)したところ、白色針状結晶の4−ヒ
ドロキシピペリジン51.9gを得た。GC純度は9
9.9%であった。0.1%は残留溶媒であった。
【0016】実施例4 攪拌機、温度計、冷却器を備えた500mL四つ口フラ
スコに、GC純度96.9%の粗製4−ヒドロキシピペ
リジン62.1g、1,2−ジメトキシエタン240.
0gを仕込み、87℃に加熱溶解し、熱時に活性炭0.
62で処理した後、氷水で冷却して再結晶を行い、結晶
をろ取し、乾燥(60℃/2Torr、4時間)したと
ころ、白色針状結晶の4−ヒドロキシピペリジン51.
0gを得た。GC純度は99.7%であった。0.3%
は残留溶媒であった。
スコに、GC純度96.9%の粗製4−ヒドロキシピペ
リジン62.1g、1,2−ジメトキシエタン240.
0gを仕込み、87℃に加熱溶解し、熱時に活性炭0.
62で処理した後、氷水で冷却して再結晶を行い、結晶
をろ取し、乾燥(60℃/2Torr、4時間)したと
ころ、白色針状結晶の4−ヒドロキシピペリジン51.
0gを得た。GC純度は99.7%であった。0.3%
は残留溶媒であった。
【0017】実施例5 攪拌機、温度計、冷却器を備えた1L四つ口フラスコ
に、GC純度98.1%の粗製4−ヒドロキシピペリジ
ン128.5g、酢酸エチル400.0gを仕込み、7
3℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を行い、
結晶をろ取し、乾燥(40℃/2Torr、4時間)し
たところ、白色微細針状結晶の4−ヒドロキシピペリジ
ン120.6gを得た。GC純度は99.2%であっ
た。0.8%は残留溶媒であった。
に、GC純度98.1%の粗製4−ヒドロキシピペリジ
ン128.5g、酢酸エチル400.0gを仕込み、7
3℃に加熱溶解した後、氷水で冷却して再結晶を行い、
結晶をろ取し、乾燥(40℃/2Torr、4時間)し
たところ、白色微細針状結晶の4−ヒドロキシピペリジ
ン120.6gを得た。GC純度は99.2%であっ
た。0.8%は残留溶媒であった。
【0018】実施例6 攪拌機、温度計、冷却器を備えた100mL四つ口フラ
スコに、GC純度98.5%の4−ヒドロキシピペリジ
ン10.0g、トルエン27.0g、イソプロパノール
4.8gを仕込み、101℃に加熱溶解した後、氷水で
冷却して再結晶を行い、結晶をろ取し、乾燥(40〜7
0℃/2Torr、3時間)したところ、白色微細針状
結晶の4−ヒドロキシピペリジン8.0gを得た。GC
純度は99.8%であった。0.2%は残留溶媒であっ
た。
スコに、GC純度98.5%の4−ヒドロキシピペリジ
ン10.0g、トルエン27.0g、イソプロパノール
4.8gを仕込み、101℃に加熱溶解した後、氷水で
冷却して再結晶を行い、結晶をろ取し、乾燥(40〜7
0℃/2Torr、3時間)したところ、白色微細針状
結晶の4−ヒドロキシピペリジン8.0gを得た。GC
純度は99.8%であった。0.2%は残留溶媒であっ
た。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、医薬及び農薬の原料と
して有用な4−ヒドロキシピペリジンを工業的に容易な
方法で高純度に精製することができる。
して有用な4−ヒドロキシピペリジンを工業的に容易な
方法で高純度に精製することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 粗製4−ヒドロキシピペリジンを有機溶
媒を用いて再結晶させることにより高純度の柱状または
針状結晶体を得ることを特徴とする4−ヒドロキシピペ
リジンの精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21193796A JP2920617B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 4−ヒドロキシピペリジンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21193796A JP2920617B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 4−ヒドロキシピペリジンの精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036350A true JPH1036350A (ja) | 1998-02-10 |
| JP2920617B2 JP2920617B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16614160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21193796A Expired - Lifetime JP2920617B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 4−ヒドロキシピペリジンの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920617B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008546851A (ja) * | 2006-08-14 | 2008-12-25 | テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド | 純粋なパリペリドンとその製造法 |
| JP2013213004A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Dainippon Printing Co Ltd | オランザピンの製造方法 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21193796A patent/JP2920617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008546851A (ja) * | 2006-08-14 | 2008-12-25 | テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド | 純粋なパリペリドンとその製造法 |
| JP2013213004A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Dainippon Printing Co Ltd | オランザピンの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2920617B2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
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