JPH1036448A - 原料オレフィンの前処理方法及び前処理を実施した原料オ レフィンを用いて製造された予備重合メタロセン触媒およ び前処理を実施した原料オレフィンを用いたメタロセン触 媒による気相重合方法 - Google Patents

原料オレフィンの前処理方法及び前処理を実施した原料オ レフィンを用いて製造された予備重合メタロセン触媒およ び前処理を実施した原料オレフィンを用いたメタロセン触 媒による気相重合方法

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JPH1036448A
JPH1036448A JP19431496A JP19431496A JPH1036448A JP H1036448 A JPH1036448 A JP H1036448A JP 19431496 A JP19431496 A JP 19431496A JP 19431496 A JP19431496 A JP 19431496A JP H1036448 A JPH1036448 A JP H1036448A
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olefin
phase polymerization
gas
catalyst
treatment
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English (en)
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Takao Uetake
竹 隆 夫 植
Yoshinori Morita
田 好 則 森
Kenji Doi
居 賢 治 土
Teruhisa Kojima
島 輝 久 小
Ryoichi Yamamoto
本 良 一 山
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】触媒毒成分に極めて敏感なメタロセン触媒はモ
ノマー源によって大きく活性変動を発生しがちでありこ
れを防止する。 【構成】モノマーを水素と混合し、脱アセチレン、脱酸
素処理を実施する。好ましくは脱水処理に続いて脱硫・
脱二酸化炭素・一酸化炭素処理を実施する。またこのよ
うな処理を実施したモノマーで予備重合触媒を製造し、
気相重合を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合活性に優れた
原料オレフィン及びその製造方法並びに、それを用いて
製造された予備重合触媒及び重合活性に優れた原料オレ
フィンを用いた気相重合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエ
チレン、またはエチレンとα−オレフィンとの共重合体
である直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などに
代表されるオレフィン重合体は、フィルム成形用材料な
どとして広く利用されている。オレフィン重合体は、従
来マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とす
るチタン系固体状触媒成分の存在下に、オレフィンを
(共)重合させることによって製造されている。また、
近年、オレフィンをより高い重合活性で(共)重合させ
ることができる触媒として、ジルコニウムなどの周期律
表第IVB族金属のメタロセン化合物を含む固体状触媒成
分と有機アルミニウム成分とからなるメタロセン系触媒
が開発されている。
【0003】上記のような触媒を用いたオレフィンの
(共)重合は、溶液重合法、懸濁重合法または気相重合
法により行われる。気相重合法は、重合体を粒子状で得
ることができ、また液相重合法では必要な重合後の重合
体析出工程、重合体分離工程などが不要となるため、液
相重合法に比べて製造プロセスを簡略化することがで
き、製造コストを低減できる。
【0004】近年注目されているメタロセン触媒は高活
性であるが故に、失活性を有する不純物等に敏感であ
り、極微量な不純物の存在により触媒活性が著しく低下
したりして所定の重合活性が得られなかったり、分子量
分布が変化したりするトラブルが発生することがあっ
た。それらの要因の一つとして原料オレフィン中の不純
物があった。原料オレフィンは一定のスペックをもって
納入されておりいずれの製品を用いても同一の性能が得
られるはずであるがやはり、各々の製品の原料等の要因
によって特に検出限界近傍の不純物については完全にコ
ントロールすることは困難であった。
【0005】特に不純物に対して敏感なメタロセン系触
媒においてはその影響は従来のチーグラー系触媒に比較
して顕著であった。また、触媒を予備重合することも多
いが原料オレフィン中の不純物によって得られる予備重
合触媒の特性も変動することがあった。このように予備
重合触媒そのものの特性が変動したり、活性変動などが
顕著な場合、ポリマー物性への影響も大きく、製品ロス
が増大する恐れもある。
【0006】このような問題を回避しようとすると例え
ば、予備重合を製造する期間の原料オレフィンを一定に
するためにバッチ重合したり、予備重合用の原料オレフ
ィンをいったん貯留し、それを用いて均一な原料オレフ
ィン原料を得る等を実施する等の対策を考慮する必要が
生じる。また触媒活性の変動が発生した場合は各原料毎
に運転条件を設定したり、場合によっては同一原料中で
も運転条件の変更、場合によっては運転をいったん停止
し、再度稼働させる必要が生じることもあった。
【0007】このような状況のもとオレフィンを長期間
安定して気相重合させることができるメタロセン触媒を
用いた重合方法の出現が望まれており、特に重合活性の
安定した予備重合触媒の出現が望まれている。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らはこのよう
なオレフィンの気相重合法における問題点について鋭意
検討した結果、予備重合触媒を製造する原料オレフィン
又は気相重合を実施する原料オレフィンが、水素と混合
され、脱アセチレン、脱酸素処理により精製されれば予
備触媒製造中及び気相重合中の活性変動が抑えられるこ
とを見いだした。
【0009】予備重合触媒を製造する原料オレフィン又
は気相重合を実施する原料オレフィンを水素と混合し
て、脱アセチレンを実施する前に、脱硫化物及び脱二酸
化炭素、脱一酸化炭素処理又は脱水処理が実施されてい
ればより効果的に、予備触媒製造中及び気相重合中の活
性変動が抑えられることを見いだした。予備重合触媒を
製造する原料オレフィン又は気相重合を実施する原料オ
レフィンを脱水処理に次いで脱硫化物及び脱二酸化炭
素、脱一酸化炭素処理された後、水素と混合され、脱ア
セチレン、脱酸素処理により精製されれば最も効果的に
予備触媒製造中及び気相重合中の活性変動も抑制するこ
とができることを見いだした。酸素含有量が高い場合に
は脱アセチレン、脱酸素処理の後に再度脱水処理を実施
する事が望ましい場合がある。
【0010】まず、本発明に係る高重合活性状態を安定
して保つことのできる原料オレフィンの前処理方法は以
下の通りである。。まず第1に原料オレフィンが脱水処
理から説明する。脱水処理に用いる脱水剤は脱水処理工
程の出口に於いて水分含量が4ppm以下となる水吸着
能を有するものであればいずれでも良いが、一般的には
モレキュラーシーブがもっとも良く用いられる。
【0011】モレキュラーシーブとしては、嵩密度は
0.6〜0.9g/cm3のものが好ましく、このよう
なモレキュラーシーブは、ゼオラムA-3 、ゼオラムA-4
(商品名、トーソー製)、モレキュラーシーブ3A、モ
レキュラーシーブ4A(商品名、日本ユニカー製)とし
て市販されている。処理剤と原料オレフィンの接触方法
はいずれでもよいが通常は処理剤を充填した管をオレフ
ィンがピストンフローするスタイルが最も一般的であ
る。
【0012】処理温度は一般に0〜100℃、好ましく
は0〜50℃の範囲である。処理圧力は一般に1〜30
kg/cm2-G 、好ましくは15〜28kg/cm 2-G
の範囲である。処理速度はGHSVによって規定され、
GHSVは100〜2000hr-1、好ましくは20
0〜2000hr-1、より好ましくは200〜500h
-1の範囲であることが望ましい。
【0013】ここで用いられる「GHSV」は、単位時
間当りのガス空間速度を意味し、反応時の温度および圧
力における供給ガスの体積速度(m3/hr)を反応器
の体積(m3)で割ったものであり、単位はhr-1にな
る。このときの反応器体積は、触媒を充填しない空体積
である。脱硫化物及び脱二酸化炭素、脱一酸化炭素処理
する処理剤としてはの出口に於いて硫化物及び二酸化炭
素、一酸化炭素ガストータル含有量が15ppm以下、
好ましくは3ppm以下となる吸着能を有するものであ
ればいずれでも良いが、一般的に活性アルミナが用いら
れる。
【0014】活性アルミナとしては比重2.0〜4.0の範囲
にあるものが好ましく、又、一部シリカゲルが含有され
ていても良い。このような活性アルミナとしては 商品
名 Florite(Floridine製), Neobead C Neobead D, Neob
ead P, Neobead SA(水澤化学社製),Alcoa(Alcoa製)等が
挙げられる。処理剤とオレフィンの接触方法はいずれで
もよいが通常は処理剤を充填した管をオレフィンがピス
トンフローするスタイルが最も一般的である。
【0015】処理温度は一般に0〜100℃、好ましく
は0〜50℃の範囲である。処理圧力は一般に1〜30
kg/cm2-G 、好ましくは15〜28kg/cm 2-G
の範囲である。処理速度はGHSVによって規定され、
GHSVは100〜2000hr-1、好ましくは20
0〜2000hr-1、より好ましくは200〜500h
r-1の範囲であることが望ましい 次いで脱アセチレン、脱酸素ガスを処理する処理剤とし
てはの出口に於いてアセチレンと酸素ガストータル含含
有量が2ppm以下となる水添能を有するものであれば
いずれでも良いが、一般的に白金属を含有する触媒が用
いられる。
【0016】白金族の化合物としては白金、パラジウ
ム、ニッケルが挙げられ、パラジウムが最も好ましい。
白金族の担持量としては、0.1〜10 重量%含む好
ましくは0.1〜5 重量%、最も好ましく0.2〜1
重量%である。担体としてはAl2O3、SiO2、C
a2CO3、MgO、ZrO2 、TiO2 、B2O3 、
CaO、ZnO、BaO、ThO2 など、またはこれら
の混合物またはこれらと他の酸化物を含む混合物、たと
えばSiO2-MgO、SiO2-Al2O3 、SiO2-T
iO2 、SiO2-V2O5 、SiO2-Cr2O3 、SiO
2-TiO2-MgOなどを例示することができる。これら
の中でSiO2 、Al2O3 およびMgOからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の成分を主成分とするものが
好ましく、特にAl2O3 が好ましい。これらは、2種
以上組合せて用いることもできる。処理剤とオレフィン
の接触方法はいずれでもよいが通常は処理剤を充填した
管をオレフィンがピストンフローするスタイルが最も一
般的である。
【0017】処理温度は一般に0〜100℃、好ましく
は0〜50℃のオレフィン接触させる際には、温度は0
〜100℃、好ましくは0〜50℃の範囲であり、圧力
は1〜30kg/cm2-G 、好ましくは1〜10kg/
cm2-G の範囲であり、GHSVは100〜2000h
-1、好ましくは200〜2000hr-1、より好まし
くは200〜500hr-1の範囲であることが望まし
い。不活性脱アセチレン、脱酸素ガスを処理する前には
原料オレフィンと水素を予め混合しておくが、ガス体の
流速が乱流の範囲であれば特に特別な混合装置は必要な
いがラインミキサー等を設置しても良い。原料オレフィ
ンと水素の比率は通常0.0001〜0.01、好まし
くは0.0001〜0.001である。
【0018】再度脱水処理に用いる脱水剤は脱水処理工
程の出口に於いて水分含量が4ppm以下となる水吸着
能を有するものであればいずれでも良く、第一の脱水工
程で用いら留処理債と同様な処理剤が用いられ、全く同
一のものを用いても、他の種類のものを用いてもよい。
処理方法、処理条件も第一の脱水工程で用いら留処理債
と同様な処理条件が用いられ、全く同一のものを用いて
も、異なった条件で実施してもよい。
【0019】まず、本設備が用いられる気相重合方法及
び装置について説明する。重合反応は、回分式、半連続
式、連続式のいずれの方法においても行うことができ
る。さらに重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行
うことも可能である。本発明では、連続式流動床気相重
合法を採用することが好ましい。気相重合法における重
合温度は、通常50〜120℃、好ましくは60〜10
0℃の範囲である。重合圧力は、通常常圧〜100kg
/cm2ーG 、好ましくは常圧〜50kg/cm2ーG
の範囲ある。ガス線速は、0.4〜1.5m/sec、
好ましくは0.6〜1.2m/secの範囲である。
【0020】ここで、本発明に係るオレフィンの気相重
合方法を、図1を参照しながら詳細に説明する。上記の
ようなオレフィン重合触媒(固体状触媒)は、たとえば
ライン1を介して固体粉末状態で流動床反応器2に連続
的に供給される。固体状触媒は、メタロセン触媒が用い
られ、重合容積1リットル当り遷移金属化合物中の遷移
金属原子に換算して、通常0.00001〜1.0ミリ
モル/時間、好ましくは0.0001〜0.1ミリモル
/時間の量で用いられることが望ましい。
【0021】ガス状オレフィンは、流動床反応器2に、
たとえばその下方部分に、ライン3を介して、ガスブロ
ワー5により連続的に吹き込まれる。オレフィンは、オ
レフィン供給ライン4からガスブロワー5に供給され
る。流動床反応器2の下方部分に吹き込まれたオレフィ
ンは、多孔板などのガス分散板6を通って固体触媒を分
散させ、流動床(反応系)7を形成する。流動床7中で
は、オレフィンが(共)重合して粒子状のオレフィン
(共)重合体が生成する。このように、反応器2に供給
されるオレフィンは、反応系中の触媒粒子を流動状態に
保持する流動化ガスとしても役立つ。オレフィンと、窒
素などの不活性ガスとのガス混合物を流動化ガスとして
使用することも可能である。生成した重合体粒子は、流
動床反応器2から重合体回収ライン8を介して連続的に
抜き出される。
【0022】一方、流動床7を通過したガス状の未反応
オレフィンは、流動床反応器2の上方部分に設けられた
減速域2a内で減速されたのち、流動床反応器2から出
てくる。流動床反応器2から出てきた未反応オレフィン
は、オレフィン供給ライン4からの新たなオレフィンと
一緒に、循環ライン9を介して循環させることができ
る。未反応オレフィンは、循環させる前に、重合熱を熱
交換器10によって除去することが好ましい。しかしな
がら、重合熱は、新たなオレフィンを反応器2に供給す
る前に、これを加熱するために利用することもできる。
なお、図1において熱交換器10は、ブロワー5の下流
に示されているが、ブロワー5の上流に配置してもよ
い。
【0023】上記のようにして、本発明の重合方法は連
続的に操作することができる。得られるオレフィン重合
体の分子量は、重合系に水素などの分子量調節剤を存在
させるか、あるいは重合温度を変化させることによって
調節することができる。水素は、気相流動床反応装置の
任意の場所、たとえばライン11から供給することがで
きる。ここで、本発明で用いられるオレフィンとして
は、炭素数2〜18のα−オレフィンや、炭素数2〜1
8のシクロオレフィン、 またオレフィンとともに、ブ
タジエン、イソプレン、1,4-ヘキサジエン、ジシクロペ
ンタジエン、5-エチリデン-2-ノルボルネンなどのポリ
エン類を共重合させることもできる。
【0024】本発明で用いられる固体触媒の微粒子状担
体は、周期律表第II、III、IV族から選ばれる少なくと
も1種の元素の酸化物からなる微粒子状無機化合物であ
る。微粒子状無機化合物としては多孔質酸化物が好まし
く、具体的にはSiO2 、Al2O3 、MgO、ZrO2
、TiO2 、B2O3 、CaO、ZnO、BaO、Th
O2 など、またはこれらの混合物またはこれらと他の酸
化物を含む混合物、たとえばSiO2-MgO、SiO2-
Al2O3 、SiO2-TiO2 、SiO2-V2O5 、Si
O2-Cr2O3 、SiO2-TiO2-MgOなどを例示す
ることができる。これらの中でSiO2 、Al2O3 お
よびMgOからなる群から選ばれた少なくとも1種の成
分を主成分とするものが好ましく、特にSiO2 が好ま
しい。これらは、2種以上組合せて用いることもでき
る。
【0025】本発明で用いられる微粒子状担体は、比表
面積が、50〜1000m2/gの範囲にあり、細孔容
積が、0.3〜2.5cm3/gの範囲にあり、平均粒
径が、1〜300μmの範囲にあることが望ましい。ま
た、用いられる触媒としてはメタロセン型触媒であ
り、、周期率表第IVB族の遷移金属化合物と共に有機ア
ルミニウムオキシ化合物、必要に応じて有機アルミニウ
ム化合物を含羞下触媒成分を例示することができる。
【0026】周期率表第IVB族の遷移金属化合物として
は、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含む化
合物等を例示することができる。周期率表第IVB族の遷
移金属原子はジルコニウム、チタンまたはハフニウム等
である。有機アルミニウムオキシ化合物として具体的に
は、従来公知のアルミノキサンおよび特開平2-786
87号公報に例示されているようなベンゼン不溶性の有
機アルミニウムオキシ化合物が挙げられる。
【0027】従来公知のアルミノキサンは、後述するよ
うな有機アルミニウム化合物からたとえば下記のような
方法によって製造することができる。固体触媒成分を調
製するに際して、遷移金属化合物(遷移金属原子換算)
は、微粒子状担体1g当り、通常0.001〜1.0ミ
リモル、好ましくは0.01〜0.5ミリモルの量で用
いられ、有機アルミニウムオキシ化合物は、通常0.1
〜100ミリモル、好ましくは0.5〜20ミリモルの
量で用いられる。
【0028】有機アルミニウム化合物が用いられ、具体
的にはトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム等を例示することがで
きる。本発明に係るオレフィンの気相重合方法では、重
合反応器(流動床反応器)に固体状触媒およびオレフィ
ンを連続的に供給しながら気相でオレフィンを重合する
に際して、オレフィン重合予備重合触媒を固体粉末状態
で重合反応器に供給してもよい。この予備重合触媒の原
料オレフィンは気相重合用の原料オレフィンと同様な前
処理を実施することが望ましい。有機アルミニウム化合
物は、オレフィン重合用乾燥予備重合触媒に含まれる遷
移金属化合物中の遷移金属原子1モルに対して、通常1
〜1000モル、好ましくは2〜300モルの量で用い
られることが望ましい。
【0029】
【発明の効果】原料オレフィンの原料が変動しても、メ
タロセン触媒を用いて予備触媒製造したり、気相重合を
実施しても活性変動を起こさず安定して運転することが
できた。またこのようにして処理された原料オレフィン
を用いて予備重合触媒をせいぞうするとより触媒の性能
が安定した。
【0030】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。原料オ
レフィンは切り替え後の活性変動が著しかった以下の組
成のものを用いた。 組成:エチレン99 %以上、アセチレン 2 ppm、含S化合物
2 ppm、 水 13 ppm、 CO2 15 ppm、 CO 1 ppm 脱水装置:直径0.27m、高さ0.81mの円筒形の
反応器にモレキュラーシーブ(Zeolum A−4、
東ソー社製)を0.047m3充填した。 脱硫装置:直径0.3m、高さ1.0mの円筒形の反応
器に活性アルミナ(Selexsorb COS、Al
coa社製)を0.08m3充填した。 脱アセチレン脱酸素装置:直径0.36m、高さ1.1
mの円筒形の反応器にPdを担持したアルミナを(Gi
rdler社製)を0.08m3充填した。
【0031】
【実施例1】 [原料オレフィンの前処理] 表 1. 原料オレフィン処理条件
【0032】
【表1】 表 2. 各処理後の組成
【0033】
【表2】 [固体触媒成分の調整]メチルアルミノキサンとビス
(1,3−n−ブチルメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリドをシリカ(SiO2)に担持し、
ヘキサン溶媒中でトリイソブチルアルミニウム共存下、
エチレンと1−ヘキセンで予備重合を実施し、固液分離
後、ヘキサンで洗浄し1g当り3gのポリマーが予備重
合された固体触媒成分を得た。この予備重合したポリマ
ーの[η]は2.1dl/g、嵩密度が0.4g/cm
3あり、1-ヘキセンの含量は4.8重量%であった。
【0034】これをホット窒素ガスを用いて乾燥して気
相重合に供した。 [気相重合]連続式流動床気相重合装置を用い、全圧2
0kg/cm2-G 、重合温度85℃、ガス線速0.7m
/sec.でエチレンと1-ヘキセンとの共重合を行った。上
記で調製した乾燥予備重合触媒を60g/hrの割合で
連続的に供給し、重合の間一定のガス組成を維持するた
めにエチレン、1-ヘキセン、水素および窒素を連続的に
供給した(ガス組成;1-ヘキセン/エチレン=0.02
5、水素/エチレン=1.5×10-4、エチレン濃度=
71%)。
【0035】得られたエチレン・1-ヘキセン共重合体の
収量は、80kg/hrであり、密度が0.91g/c
3 であり、メルトフローレート(MFR)が0.61
g/10分であり、嵩密度が0.44g/cm3 であ
り、ポリマー粒子の平均粒径が1050μmであり、1
00μm以下の微粉ポリマーの割合が0.1重量%以下
であった。
【0036】10日間の連続重合の後、重合装置の内壁
および分散板を点検したところ、付着ポリマーは認めら
れなかく活性変動もなかった。また、この後長期製造運
転を実施し、その間に多数の原料オレフィンを使用した
が運転安定性、活性共になんら影響を受けること無く運
転を継続することができた。
【0037】
【実施例2】実施例1に於いて脱水処理を実施せずに原
料オレフィンの処理を実施した所、活性が約半分まで低
下し、小塊が発生したが何とか運転をすることはでき
た。しかし長期運転安定性は低かった。
【0038】
【比較例1】実施例1に於いてなんら前処理を実施しな
いで気相重合装置を用いて気相重合を実施した所、活性
が著しく低下し(約1/10)となり、ポリマー粒径も
小さくなり運転を継続することが困難となった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従ってオレフィンを重合させること
のできる気相流動床反応装置の一例を示す概略図である
【符号の説明】 1 触媒供給ライン 2 流動床反応器 2a 減速域 3 反応器下部原材料供給ライン 4 オレフィン供給ライン 5 ブロア− 6 分散板 7 流動床 8 重合体回収ライン 9 循環ライン 10 熱交換器 11 分子量調節剤供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 島 輝 久 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 山 本 良 一 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (54)【発明の名称】 原料オレフィンの前処理方法及び前処理を実施した原料オ レフィンを用い て製造された予備重合メタロセン触媒およ び前処理を実施した原料オレフ ィンを用いたメタロセン触 媒による気相重合方法

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)周期律表第II族、III族及びIV族か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物からなる微粒
    子状担体に、(B)周期律表第IVB族の遷移金属化合物
    と、(C)有機アルミニウムオキシ化合物とが担持され
    てなるメタロセン系固体触媒成分を用いて気相気相重合
    を実施する際に、原料オレフィンが水素と混合され、脱
    アセチレン、脱酸素処理により精製されたことを特徴と
    する原料オレフィン。
  2. 【請求項2】(A)周期律表第II族、III族及びIV族か
    ら選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物からなる微粒
    子状担体に、(B)周期律表第IVB族の遷移金属化合物
    と、(C)有機アルミニウムオキシ化合物とが担持され
    てなるメタロセン系固体触媒用いて気相重合を実施する
    際、その原料オレフィンが脱水処理に次いで脱硫化物及
    び脱二酸化炭素、脱一酸化炭素処理された後、水素と混
    合され、脱アセチレン、脱酸素処理により精製されたこ
    とを特徴とする原料オレフィン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のオレフィンを用い
    て製造されたことを特徴とする気相重合用予備重合触
    媒。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のオレフィンを用い
    て製造されたオレフィンを用いて実施することを特徴と
    する気相重合方法。
  5. 【請求項5】 請求項3も用いて気相重合することを特
    徴とする気相重合方法。
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JP2006096972A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 Sumitomo Chemical Co Ltd オレフィン重合体の製造方法
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WO2021193650A1 (ja) 2020-03-25 2021-09-30 日本ポリプロ株式会社 オレフィン重合用触媒、オレフィン重合用触媒の製造方法、及び、当該オレフィン重合用触媒を用いたオレフィン重合体の製造方法

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