JPH1037095A - グラシン剥離紙の製造方法 - Google Patents
グラシン剥離紙の製造方法Info
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- JPH1037095A JPH1037095A JP18712896A JP18712896A JPH1037095A JP H1037095 A JPH1037095 A JP H1037095A JP 18712896 A JP18712896 A JP 18712896A JP 18712896 A JP18712896 A JP 18712896A JP H1037095 A JPH1037095 A JP H1037095A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離紙を構成する剥離剤層(皮膜)にピンホ
ールや凹凸を発生させることなく糊残り現象を解消しさ
らにカールや寸法変化の少ない、印刷加工工程やラベリ
ング工程の作業性を改善したグラシン剥離紙を提供す
る。 【解決手段】 抄紙機に設置されたサイズプレス、ロー
ルコーターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の
塗工機により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を含有する塗液を原紙に塗布し、原紙を圧縮処理し
て得たグラシン紙に剥離剤を塗布するグラシン剥離紙の
製造方法。また剥離剤が無溶剤型シリコーン剥離剤であ
る上記のグラシン剥離紙の製造方法。
ールや凹凸を発生させることなく糊残り現象を解消しさ
らにカールや寸法変化の少ない、印刷加工工程やラベリ
ング工程の作業性を改善したグラシン剥離紙を提供す
る。 【解決手段】 抄紙機に設置されたサイズプレス、ロー
ルコーターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の
塗工機により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を含有する塗液を原紙に塗布し、原紙を圧縮処理し
て得たグラシン紙に剥離剤を塗布するグラシン剥離紙の
製造方法。また剥離剤が無溶剤型シリコーン剥離剤であ
る上記のグラシン剥離紙の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラシン紙を剥離
紙原紙に用いたグラシン剥離紙に関し、特に無溶剤型シ
リコーン剥離剤を使用したグラシン剥離紙の製造方法に
関するものである。
紙原紙に用いたグラシン剥離紙に関し、特に無溶剤型シ
リコーン剥離剤を使用したグラシン剥離紙の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着シートは一般に表面基材、粘
着剤および剥離紙から構成されており、商業用、事務
用、家庭用等非常に広範囲な用途に、ラベル、シール、
ステッカー、ワッペン等の形に加工されて使用されてい
る。表面基材としては、その種類によって上質紙、コー
ト紙、キャストコート紙、感熱記録紙等の一般紙類、さ
らにアルミ箔ラミ紙、アルミ蒸着紙、樹脂含浸紙および
PETフィルム、合成紙、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニール等の特殊紙やフィルムが使われている。粘着剤と
しては、ゴム系およびアクリル系が多く使われており、
特にアクリル酸エステルを主体にアクリル酸、メタアク
リル酸、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、アク
リロニトリル等を共重合させたものを主成分としたアク
リル系粘着剤がよく使用されている。
着剤および剥離紙から構成されており、商業用、事務
用、家庭用等非常に広範囲な用途に、ラベル、シール、
ステッカー、ワッペン等の形に加工されて使用されてい
る。表面基材としては、その種類によって上質紙、コー
ト紙、キャストコート紙、感熱記録紙等の一般紙類、さ
らにアルミ箔ラミ紙、アルミ蒸着紙、樹脂含浸紙および
PETフィルム、合成紙、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニール等の特殊紙やフィルムが使われている。粘着剤と
しては、ゴム系およびアクリル系が多く使われており、
特にアクリル酸エステルを主体にアクリル酸、メタアク
リル酸、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、アク
リロニトリル等を共重合させたものを主成分としたアク
リル系粘着剤がよく使用されている。
【0003】また、剥離紙としては、グラシン紙、クレ
ーコート紙、スーパーカレンダー紙、ポリラミ紙、ある
いはプラスチックフィルム等の支持体を原紙として用
い、これにエマルジョン型や溶剤型または無溶剤型のシ
リコーン化合物等の剥離剤を有する剥離層を設けたもの
が使用されている。
ーコート紙、スーパーカレンダー紙、ポリラミ紙、ある
いはプラスチックフィルム等の支持体を原紙として用
い、これにエマルジョン型や溶剤型または無溶剤型のシ
リコーン化合物等の剥離剤を有する剥離層を設けたもの
が使用されている。
【0004】中でも、グラシン紙を原紙に用いた剥離紙
は、印刷加工の工程やプリンターラベリングの工程で、
その透明性を利用して、光電管装置によって位置検出を
行うことに有効に使用されている。また、比較的紙厚の
薄い剥離紙が得られるため、巻取径やケースの大きさに
対して多面積にできる特徴を生かして、粘着用の剥離紙
として重要な位置を占めている。
は、印刷加工の工程やプリンターラベリングの工程で、
その透明性を利用して、光電管装置によって位置検出を
行うことに有効に使用されている。また、比較的紙厚の
薄い剥離紙が得られるため、巻取径やケースの大きさに
対して多面積にできる特徴を生かして、粘着用の剥離紙
として重要な位置を占めている。
【0005】一般に、剥離紙の製造方法は、剥離剤とし
てシリコーン化合物を溶剤で希釈して使用する溶剤型シ
リコーン剥離剤を剥離紙用原紙に塗工して剥離層を形成
している。溶剤型シリコーン剥離剤は、剥離剤に必要な
品質、例えば剥離力の設定あるいは剥離剤を塗布する際
の流動性等を適宜調節することが可能であり、剥離剤に
よる原紙表面のカバーリングが容易にできるという溶剤
型剥離剤のもつ特徴を利用して最も多く使用されてき
た。
てシリコーン化合物を溶剤で希釈して使用する溶剤型シ
リコーン剥離剤を剥離紙用原紙に塗工して剥離層を形成
している。溶剤型シリコーン剥離剤は、剥離剤に必要な
品質、例えば剥離力の設定あるいは剥離剤を塗布する際
の流動性等を適宜調節することが可能であり、剥離剤に
よる原紙表面のカバーリングが容易にできるという溶剤
型剥離剤のもつ特徴を利用して最も多く使用されてき
た。
【0006】しかし近年、安全面や公害面に対する配慮
が強く求められ、特に作業者の健康保持の面からも、溶
剤の使用を止めて無溶剤型シリコーン剥離剤へ切替える
ことが強く望まれている。溶剤型剥離剤を原紙上に塗工
する場合には、剥離剤が溶剤で希釈されているので塗工
する液量を多くすることができるが、一方、無溶剤型剥
離剤を原紙上に塗工する場合には溶剤を使用していない
ので、剥離剤の固形分がそのまま塗工量となるため塗工
する液量は少ない。そのために、無溶剤型剥離剤を用い
る場合には、溶剤型剥離剤に比べて、より薄い均一な剥
離剤皮膜を剥離紙用原紙上に形成させなければならな
い。原紙として、例えば、従来のグラシン紙を使用する
と、無溶剤型剥離剤をグラシン紙の表面に十分にカバー
リングすることが困難で、剥離剤被膜の均一な層を形成
させることができなかった。
が強く求められ、特に作業者の健康保持の面からも、溶
剤の使用を止めて無溶剤型シリコーン剥離剤へ切替える
ことが強く望まれている。溶剤型剥離剤を原紙上に塗工
する場合には、剥離剤が溶剤で希釈されているので塗工
する液量を多くすることができるが、一方、無溶剤型剥
離剤を原紙上に塗工する場合には溶剤を使用していない
ので、剥離剤の固形分がそのまま塗工量となるため塗工
する液量は少ない。そのために、無溶剤型剥離剤を用い
る場合には、溶剤型剥離剤に比べて、より薄い均一な剥
離剤皮膜を剥離紙用原紙上に形成させなければならな
い。原紙として、例えば、従来のグラシン紙を使用する
と、無溶剤型剥離剤をグラシン紙の表面に十分にカバー
リングすることが困難で、剥離剤被膜の均一な層を形成
させることができなかった。
【0007】このような状態の剥離紙上に粘着剤を塗工
した場合は、剥離剤層上に粘着剤層を形成させる工程
で、粘着剤が剥離層のピンホールや凹部に入り込んでし
まい、表面基材とともに粘着剤層を剥離紙から剥離した
際に、剥離紙上に粘着剤が残るという現象(糊残りと呼
ぶ)が認められる。この糊残りは、粘着製品をフォーム
印刷やシール印刷加工の工程で、印刷、ダイカット(打
ち抜き)、粕取り等をする際に、粕取り後の剥離剤層表
面に接触するガイドロール等に残った粘着剤が付着し、
紙送り不良や印刷ずれ等のトラブルを起こし、作業性や
品質面に極めて重大な障害となる。また、オートラベラ
ーやハンドラベラー等でプリントやラベリングを行う工
程でも、同様に剥離剤層表面の糊残りが問題となる。
した場合は、剥離剤層上に粘着剤層を形成させる工程
で、粘着剤が剥離層のピンホールや凹部に入り込んでし
まい、表面基材とともに粘着剤層を剥離紙から剥離した
際に、剥離紙上に粘着剤が残るという現象(糊残りと呼
ぶ)が認められる。この糊残りは、粘着製品をフォーム
印刷やシール印刷加工の工程で、印刷、ダイカット(打
ち抜き)、粕取り等をする際に、粕取り後の剥離剤層表
面に接触するガイドロール等に残った粘着剤が付着し、
紙送り不良や印刷ずれ等のトラブルを起こし、作業性や
品質面に極めて重大な障害となる。また、オートラベラ
ーやハンドラベラー等でプリントやラベリングを行う工
程でも、同様に剥離剤層表面の糊残りが問題となる。
【0008】このような糊残りする問題を解決するため
に、グラシン紙表面にポリビニルアルコール系樹脂の塗
被層を設けることが行われているが、カールや寸法変化
が生じ易く、新たなトラブルの原因となっている。グラ
シン紙は、多湿雰囲気におくと水分が繊維内に吸収さ
れ、繊維の膨張による繊維間の歪みを吸収できなくな
り、カールや寸法変化が発生し、剥離剤の塗工時、粘着
剤の塗工時、印刷加工時、ラベリング使用時等における
加工適性や作業性が低下する問題も抱えている。
に、グラシン紙表面にポリビニルアルコール系樹脂の塗
被層を設けることが行われているが、カールや寸法変化
が生じ易く、新たなトラブルの原因となっている。グラ
シン紙は、多湿雰囲気におくと水分が繊維内に吸収さ
れ、繊維の膨張による繊維間の歪みを吸収できなくな
り、カールや寸法変化が発生し、剥離剤の塗工時、粘着
剤の塗工時、印刷加工時、ラベリング使用時等における
加工適性や作業性が低下する問題も抱えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、グラシン紙
に無溶剤型シリコーン剥離剤を使用した剥離紙に関する
ものであり、特に剥離紙を構成する剥離剤層(皮膜)に
ピンホールや凹凸を発生させることなく、糊残り現象を
解消した剥離紙を提供する。さらにカールや寸法変化が
少なく、印刷加工工程やラベリング工程の作業性を改善
するグラシン剥離紙の製造方法を提供するものである。
に無溶剤型シリコーン剥離剤を使用した剥離紙に関する
ものであり、特に剥離紙を構成する剥離剤層(皮膜)に
ピンホールや凹凸を発生させることなく、糊残り現象を
解消した剥離紙を提供する。さらにカールや寸法変化が
少なく、印刷加工工程やラベリング工程の作業性を改善
するグラシン剥離紙の製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、先に上記
の問題を解決する有効な方法としてアクリル酸エステル
系樹脂を主成分とする塗被剤を用いる方法を開発した
(特願平07−272202号)。しかし、上記の発明
の方法は、極めて効果的な方法ではあるが、これらの塗
被剤が水性エマルジョンであるため、使用するまでの間
にエマルジョンの破壊が生じないよう保管時の温度に注
意を要すること、また、塗工する際にもエマルジョンが
破壊されることのないよう塗工条件等に注意する必要が
あった。
の問題を解決する有効な方法としてアクリル酸エステル
系樹脂を主成分とする塗被剤を用いる方法を開発した
(特願平07−272202号)。しかし、上記の発明
の方法は、極めて効果的な方法ではあるが、これらの塗
被剤が水性エマルジョンであるため、使用するまでの間
にエマルジョンの破壊が生じないよう保管時の温度に注
意を要すること、また、塗工する際にもエマルジョンが
破壊されることのないよう塗工条件等に注意する必要が
あった。
【0011】本発明者等は、上記の発明以後も引続き、
粘着剤が剥離剤層上のピンホールや凹部に入り込むこと
により引き起こされる糊残り現象がなく、カールや寸法
変化の少ないグラシン剥離紙の開発について鋭意研究を
重ねてきた結果、上記の発明のアクリル酸エステル系樹
脂を主成分とする塗被剤を用いる方法に匹敵する効果を
発揮し、かつ水溶性樹脂のためエマルジョンの破壊によ
る問題の生じない塗被液成分として、陰イオン性ポリア
クリルアミド系水溶性樹脂が有効であることを見出し本
発明を完成させた。その結果、グラシン原紙の剥離剤塗
工面に、抄紙機の中間部(メインドライヤーとアフター
ドライヤー間)に設置されたサイズプレス、ゲートロー
ルコーターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の
塗工機により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を主成分とする塗被層を設け、その上に好ましくは
無溶剤型シリコーン剥離剤を塗工することにより、糊残
り現象がなく、カールや寸法変化の少ないグラシン剥離
紙が得られることを見出した。
粘着剤が剥離剤層上のピンホールや凹部に入り込むこと
により引き起こされる糊残り現象がなく、カールや寸法
変化の少ないグラシン剥離紙の開発について鋭意研究を
重ねてきた結果、上記の発明のアクリル酸エステル系樹
脂を主成分とする塗被剤を用いる方法に匹敵する効果を
発揮し、かつ水溶性樹脂のためエマルジョンの破壊によ
る問題の生じない塗被液成分として、陰イオン性ポリア
クリルアミド系水溶性樹脂が有効であることを見出し本
発明を完成させた。その結果、グラシン原紙の剥離剤塗
工面に、抄紙機の中間部(メインドライヤーとアフター
ドライヤー間)に設置されたサイズプレス、ゲートロー
ルコーターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の
塗工機により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を主成分とする塗被層を設け、その上に好ましくは
無溶剤型シリコーン剥離剤を塗工することにより、糊残
り現象がなく、カールや寸法変化の少ないグラシン剥離
紙が得られることを見出した。
【0012】本発明は下記の態様を含む。 〔1〕 抄紙機に設置されたサイズプレス、ロールコー
ターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の塗工機
により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂を
含有する塗液を原紙に塗布し、該原紙を圧縮処理して得
たグラシン紙に剥離剤を塗布するグラシン剥離紙の製造
方法。 〔2〕 剥離剤が無溶剤型シリコーン剥離剤である
〔1〕記載のグラシン剥離紙の製造方法。
ターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の塗工機
により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂を
含有する塗液を原紙に塗布し、該原紙を圧縮処理して得
たグラシン紙に剥離剤を塗布するグラシン剥離紙の製造
方法。 〔2〕 剥離剤が無溶剤型シリコーン剥離剤である
〔1〕記載のグラシン剥離紙の製造方法。
【0013】〔3〕 陰イオン性ポリアクリルアミド系
水溶性樹脂を含有する塗液の塗布量が固形分として片面
当たり0.5〜2.0g/m2である〔1〕または〔2〕
記載のグラシン剥離紙の製造方法。 〔4〕 無溶剤型シリコーン剥離剤の塗工量が0.5〜
1.5g/m2である〔2〕または〔3〕記載のグラシン
剥離紙の製造方法。
水溶性樹脂を含有する塗液の塗布量が固形分として片面
当たり0.5〜2.0g/m2である〔1〕または〔2〕
記載のグラシン剥離紙の製造方法。 〔4〕 無溶剤型シリコーン剥離剤の塗工量が0.5〜
1.5g/m2である〔2〕または〔3〕記載のグラシン
剥離紙の製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】グラシン紙は、抄紙原料として強
叩解したケミカルパルプを主に配合した紙料を、酸性な
いし中性で抄紙し、抄紙機の乾燥機中間部で上記の如き
陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂を主成分と
する塗液を塗布した後、スーパーカレンダー等により圧
縮処理して仕上げる。パルプとしては、例えばスプルー
スやヘムロック等の高級針葉樹材を用いた針葉樹ケミカ
ルパルプが最適であるが、広葉樹材からのケミカルパル
プや針葉樹広葉樹その他の材からのケミメカニカルパル
プ、メカニカルパルプ、古紙、合成パルプ等を適宜混合
配合してその特性を活用する。パルプの叩解度は、カナ
ディアンスタンダードフリーネス(以下、CSF)で1
50ml以下に強叩解すると耐油性や透明性が向上す
る。しかし、抄紙性や湿度寸法安定性に問題が起こり易
くなるため、CSFで200〜400mlの中叩解程度
にとどめ、サイズプレス等でグラシン品質特性を補助す
ることが好ましい。また、抄紙原料には各種の添加剤と
して、例えばサイズ剤、紙力増強剤、濾水剤、染料、等
の抄紙用薬品を調節し配合することができる。
叩解したケミカルパルプを主に配合した紙料を、酸性な
いし中性で抄紙し、抄紙機の乾燥機中間部で上記の如き
陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂を主成分と
する塗液を塗布した後、スーパーカレンダー等により圧
縮処理して仕上げる。パルプとしては、例えばスプルー
スやヘムロック等の高級針葉樹材を用いた針葉樹ケミカ
ルパルプが最適であるが、広葉樹材からのケミカルパル
プや針葉樹広葉樹その他の材からのケミメカニカルパル
プ、メカニカルパルプ、古紙、合成パルプ等を適宜混合
配合してその特性を活用する。パルプの叩解度は、カナ
ディアンスタンダードフリーネス(以下、CSF)で1
50ml以下に強叩解すると耐油性や透明性が向上す
る。しかし、抄紙性や湿度寸法安定性に問題が起こり易
くなるため、CSFで200〜400mlの中叩解程度
にとどめ、サイズプレス等でグラシン品質特性を補助す
ることが好ましい。また、抄紙原料には各種の添加剤と
して、例えばサイズ剤、紙力増強剤、濾水剤、染料、等
の抄紙用薬品を調節し配合することができる。
【0015】本発明は、抄紙機の中間部に設置されたサ
イズプレス、ゲートロールコーターおよびバーコーター
の中から選ばれた1種の塗工機を用いて、陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂を主成分とする塗液をグ
ラシン原紙に塗布するところに特徴がある。サイズプレ
スは、2本のロールが形成する塗液のポンドに原紙を通
紙する機構で原紙表面に塗被層を形成するもので、原紙
の全面に無溶剤シリコーンの浸透を抑制する遮断層を効
果的に形成することができるのであり、本発明のグラシ
ン紙を製造する場合、原紙の両面に塗布してもかまわな
いが、剥離剤塗工面にのみ塗液が塗被されるように通紙
するのが好ましい。また、ゲートロールコーターは、片
面3本のロールが形成するニップ間で塗液が練られ、原
紙に塗液を転写させるもので、この方式もまた、原紙表
面に塗被層を形成するもので、原紙の全面に無溶剤シリ
コーンの浸透を抑制する遮断層を効果的に形成すること
ができるのである。さらに、バーコーターは、塗液がロ
ット表面に巻かれたワイヤーの隙間を通って原紙に転写
される方式であるため、この場合もまた、原紙表面に塗
被層を形成するもので、原紙の全面に無溶剤シリコーン
の浸透を抑制する遮断層を効果的に形成することができ
るのである。
イズプレス、ゲートロールコーターおよびバーコーター
の中から選ばれた1種の塗工機を用いて、陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂を主成分とする塗液をグ
ラシン原紙に塗布するところに特徴がある。サイズプレ
スは、2本のロールが形成する塗液のポンドに原紙を通
紙する機構で原紙表面に塗被層を形成するもので、原紙
の全面に無溶剤シリコーンの浸透を抑制する遮断層を効
果的に形成することができるのであり、本発明のグラシ
ン紙を製造する場合、原紙の両面に塗布してもかまわな
いが、剥離剤塗工面にのみ塗液が塗被されるように通紙
するのが好ましい。また、ゲートロールコーターは、片
面3本のロールが形成するニップ間で塗液が練られ、原
紙に塗液を転写させるもので、この方式もまた、原紙表
面に塗被層を形成するもので、原紙の全面に無溶剤シリ
コーンの浸透を抑制する遮断層を効果的に形成すること
ができるのである。さらに、バーコーターは、塗液がロ
ット表面に巻かれたワイヤーの隙間を通って原紙に転写
される方式であるため、この場合もまた、原紙表面に塗
被層を形成するもので、原紙の全面に無溶剤シリコーン
の浸透を抑制する遮断層を効果的に形成することができ
るのである。
【0016】なお、一般的に広く用いられているブレー
ドコーターやエアナイフコーター等の塗工機は、原紙に
過剰な塗液を供給し、次いで、ブレードやエアジェット
により過剰な塗液を掻き落とす、トレーリングタイプで
あるため、原紙の凸部の塗液はほとんどが掻き落とされ
てしまい、原紙の全面を塗被層が覆いきれず、原紙の全
面に無溶剤シリコーンの塗被層を形成することができ難
くなる。また、抄紙機外部の塗工機を用いての塗工は、
目的の目止め効果を得る上では可能であるが、生産工程
の煩雑さを増すばかりでなく、二度の工程を必要とする
のでコスト高となってしまう。
ドコーターやエアナイフコーター等の塗工機は、原紙に
過剰な塗液を供給し、次いで、ブレードやエアジェット
により過剰な塗液を掻き落とす、トレーリングタイプで
あるため、原紙の凸部の塗液はほとんどが掻き落とされ
てしまい、原紙の全面を塗被層が覆いきれず、原紙の全
面に無溶剤シリコーンの塗被層を形成することができ難
くなる。また、抄紙機外部の塗工機を用いての塗工は、
目的の目止め効果を得る上では可能であるが、生産工程
の煩雑さを増すばかりでなく、二度の工程を必要とする
のでコスト高となってしまう。
【0017】本発明で、原紙に塗布する陰イオン性ポリ
アクリルアミド系水溶性樹脂とは、アクリルアミドを水
に溶解し、レドックス重合を行うことにより得られる分
子量数10万〜千数100万のポリアクリルアミド水溶
性ポリマーを、アルカリの存在下で加熱し、部分的に加
水分解して酸アミドの一部をカルボキシル基に変えるこ
とによって陰イオン性を付与したものが例示できる。重
合したポリアクリルアミド系樹脂は、非イオン性である
ため、水中でまりのようになりやすく、自身のもつ重合
度を十分生かしきれないため所望の接着力や原紙に塗被
された場合の塗被膜の連続性が効果的に発揮されない。
このため、陰イオンまたは陽イオン変性が施され、分子
内に官能基として存在するイオン反発により分子がまり
のようにならず、伸びた状態で存在し、自身のもつ高重
合度に起因する物性を有効に発揮するようになる。しか
し、後者の陽イオン変性物はホフマン反応やマンニッヒ
反応等の煩雑な反応を利用して変性する必要がある難点
が伴う。一方、陰イオン変性ポリアクリルアミド樹脂は
効果に優れ、また価格的にも問題がない。これらには、
例えば、荒川化学工業社の「ポリマセット305」、
「ポリマセット500」、「ポリマセット512」等が
市販されている。なお、塗液には、例えば他の接着剤、
耐水化剤、耐油化剤、硬化剤、透明化剤、着色剤、消泡
剤、潤滑剤、剥離剤、無機および有機顔料等を助剤とし
て適宜添加することができる。
アクリルアミド系水溶性樹脂とは、アクリルアミドを水
に溶解し、レドックス重合を行うことにより得られる分
子量数10万〜千数100万のポリアクリルアミド水溶
性ポリマーを、アルカリの存在下で加熱し、部分的に加
水分解して酸アミドの一部をカルボキシル基に変えるこ
とによって陰イオン性を付与したものが例示できる。重
合したポリアクリルアミド系樹脂は、非イオン性である
ため、水中でまりのようになりやすく、自身のもつ重合
度を十分生かしきれないため所望の接着力や原紙に塗被
された場合の塗被膜の連続性が効果的に発揮されない。
このため、陰イオンまたは陽イオン変性が施され、分子
内に官能基として存在するイオン反発により分子がまり
のようにならず、伸びた状態で存在し、自身のもつ高重
合度に起因する物性を有効に発揮するようになる。しか
し、後者の陽イオン変性物はホフマン反応やマンニッヒ
反応等の煩雑な反応を利用して変性する必要がある難点
が伴う。一方、陰イオン変性ポリアクリルアミド樹脂は
効果に優れ、また価格的にも問題がない。これらには、
例えば、荒川化学工業社の「ポリマセット305」、
「ポリマセット500」、「ポリマセット512」等が
市販されている。なお、塗液には、例えば他の接着剤、
耐水化剤、耐油化剤、硬化剤、透明化剤、着色剤、消泡
剤、潤滑剤、剥離剤、無機および有機顔料等を助剤とし
て適宜添加することができる。
【0018】陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性樹
脂を主成分とする塗液の塗被量は、塗布する原紙の状態
によって変動するので一概にいえないが、固形分として
片面当たり0.5〜2.0g/m2 程度である。因に塗
工量が少ないとピンホールのバリヤー性が十分になら
ず、叩解や抄紙条件あるいは剥離剤塗工に制限が多くな
り好ましくない。一方、塗工量が多くても塗被層の経済
性、塗工適性に負担が掛かり好ましくない。
脂を主成分とする塗液の塗被量は、塗布する原紙の状態
によって変動するので一概にいえないが、固形分として
片面当たり0.5〜2.0g/m2 程度である。因に塗
工量が少ないとピンホールのバリヤー性が十分になら
ず、叩解や抄紙条件あるいは剥離剤塗工に制限が多くな
り好ましくない。一方、塗工量が多くても塗被層の経済
性、塗工適性に負担が掛かり好ましくない。
【0019】スーパーカレンダー等の圧縮処理は、例え
ば加圧、温度、速度、紙水分等を適宜調節する。
ば加圧、温度、速度、紙水分等を適宜調節する。
【0020】グラシン紙のベック平滑度(JIS−P−
8119)は400秒/10ml以上が好ましく、より
好ましくは500秒/10ml以上に調節する。平滑度
が低いと剥離剤のカバーリングが悪くなる恐れがあり、
剥離紙上にピンホール等が生じ、次に粘着剤層を塗工し
た後に糊残り現象が起こる恐れもある。グラシン紙のガ
ーレ高圧透気度(TAPPI T536−om88)は
3000秒/100ml以上が好ましく、より好ましく
は5000秒/100ml以上である。低いと無溶剤型
シリコーン剥離剤を塗工するときの剥離剤のカバーリン
グ適性を十分にできない恐れもある。緊度は特に限定し
ないが、1.05〜1.25g/cm3 程度が好まし
い。
8119)は400秒/10ml以上が好ましく、より
好ましくは500秒/10ml以上に調節する。平滑度
が低いと剥離剤のカバーリングが悪くなる恐れがあり、
剥離紙上にピンホール等が生じ、次に粘着剤層を塗工し
た後に糊残り現象が起こる恐れもある。グラシン紙のガ
ーレ高圧透気度(TAPPI T536−om88)は
3000秒/100ml以上が好ましく、より好ましく
は5000秒/100ml以上である。低いと無溶剤型
シリコーン剥離剤を塗工するときの剥離剤のカバーリン
グ適性を十分にできない恐れもある。緊度は特に限定し
ないが、1.05〜1.25g/cm3 程度が好まし
い。
【0021】このようにして得られたグラシン紙に、剥
離剤を塗布してグラシン剥離紙を得ることができる。剥
離剤としては、無溶剤型、溶剤型の公知の剥離剤が使用
できるが、薄い均一な被膜が要求される無溶剤型シリコ
ーン剥離剤に対しても十分に対応できるので適してい
る。
離剤を塗布してグラシン剥離紙を得ることができる。剥
離剤としては、無溶剤型、溶剤型の公知の剥離剤が使用
できるが、薄い均一な被膜が要求される無溶剤型シリコ
ーン剥離剤に対しても十分に対応できるので適してい
る。
【0022】無溶剤型シリコーン剥離剤としては、熱硬
化型シリコーン化合物、UV硬化型シリコーン化合物、
EB硬化型シリコーン化合物等が例示できる。これらを
塗工する方法としては、多段式ロールコーター、グラビ
アコーター等が使用される。この場合の塗工量は0.5
〜1.5g/m2 程度、より好ましくは0.5〜1.0
g/m2 程度の範囲で適宜調節される。なお、塗工量が
少ないと剥離剤層としての効果が十分に得られない場合
もあり、一方、多くても経済的な面から実用性に乏し
い。
化型シリコーン化合物、UV硬化型シリコーン化合物、
EB硬化型シリコーン化合物等が例示できる。これらを
塗工する方法としては、多段式ロールコーター、グラビ
アコーター等が使用される。この場合の塗工量は0.5
〜1.5g/m2 程度、より好ましくは0.5〜1.0
g/m2 程度の範囲で適宜調節される。なお、塗工量が
少ないと剥離剤層としての効果が十分に得られない場合
もあり、一方、多くても経済的な面から実用性に乏し
い。
【0023】なお、粘着シートを製造する方法として
は、このグラシン剥離紙上に粘着剤層を形成させた後、
表面基材を貼り合せる転写方式や、表面基材に直接粘着
剤を塗布させ、その後グラシン剥離紙を貼り合せる直接
方式も使用できる。
は、このグラシン剥離紙上に粘着剤層を形成させた後、
表面基材を貼り合せる転写方式や、表面基材に直接粘着
剤を塗布させ、その後グラシン剥離紙を貼り合せる直接
方式も使用できる。
【0024】粘着剤としては、例えば天然ゴム、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体、再生ゴム、合成ゴム等のゴム系、アクリル
系、シリコーン系等の粘着剤が挙げられる。これら粘着
剤は溶剤系、水性エマルジョン系、ホットメルト系、液
状硬化型等の形態で、例えばナイフコーター、ロールコ
ーター、ダイコーター、グラビアコーター、スクリーン
印刷等で塗布される。この場合の塗布量は、特に限定し
ないが乾燥重量で10〜40g/m2 程度が好ましく、
より好ましくは15〜25g/m2 程度の範囲で調節さ
れる。なお、少ないと粘着剤層としての効果が十分に得
られない場合があり、多くてもその効果が飽和し、また
経済的にも好ましくない。
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体、再生ゴム、合成ゴム等のゴム系、アクリル
系、シリコーン系等の粘着剤が挙げられる。これら粘着
剤は溶剤系、水性エマルジョン系、ホットメルト系、液
状硬化型等の形態で、例えばナイフコーター、ロールコ
ーター、ダイコーター、グラビアコーター、スクリーン
印刷等で塗布される。この場合の塗布量は、特に限定し
ないが乾燥重量で10〜40g/m2 程度が好ましく、
より好ましくは15〜25g/m2 程度の範囲で調節さ
れる。なお、少ないと粘着剤層としての効果が十分に得
られない場合があり、多くてもその効果が飽和し、また
経済的にも好ましくない。
【0025】また、表面基材としては、例えば、キャス
トコーテッド紙、アート紙、コート紙、上質紙、感熱記
録紙、インクジェット紙、熱転写受像紙、合成紙、蒸着
紙、布、不織布、織布、金属ホイル、各種高分子フィル
ム等を適宜使用することができる。
トコーテッド紙、アート紙、コート紙、上質紙、感熱記
録紙、インクジェット紙、熱転写受像紙、合成紙、蒸着
紙、布、不織布、織布、金属ホイル、各種高分子フィル
ム等を適宜使用することができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お特に断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ「重量
部」及び「重量%」を示し、塗布量、部数、混合割合等
は全て固形分で示した。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お特に断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ「重量
部」及び「重量%」を示し、塗布量、部数、混合割合等
は全て固形分で示した。
【0027】実施例1〜3 [グラシン紙の製造]それぞれフリーネス250mlの
N.BKP80部とL.BKP20部のパルプスラリー
にサイズ剤としてロジンサイズ(商品名「サイズパイン
E」,荒川化学工業社製)を絶乾パルプに対して0.4
%添加した。このパルプスラリーに硫酸バンドを添加し
定着させた後、長網抄紙機で抄紙した。
N.BKP80部とL.BKP20部のパルプスラリー
にサイズ剤としてロジンサイズ(商品名「サイズパイン
E」,荒川化学工業社製)を絶乾パルプに対して0.4
%添加した。このパルプスラリーに硫酸バンドを添加し
定着させた後、長網抄紙機で抄紙した。
【0028】なお、この原紙の剥離剤塗工面に抄紙機の
乾燥機中間部に設置されたサイズプレスで陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット
305」, 荒川化学工業社製, 分子量20万)の水溶液を
それぞれ片面のみに塗工量1.9g/m2 (実施例
1)、1.0g/m2 (実施例2)、0.52g/m2
(実施例3)塗工した後に紙水分を11〜15%に調節
し、金属ロールと弾性ロールからなる多段式スーパーキ
ャレンダーを用いて、緊度1.10±0.02g/cm
3 、ベック平滑度800±200秒/10ml、ガーレ
高圧透気度5000±2000秒/100mlに調節し
て米坪量74g/m2 のグラシン紙を得た。
乾燥機中間部に設置されたサイズプレスで陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット
305」, 荒川化学工業社製, 分子量20万)の水溶液を
それぞれ片面のみに塗工量1.9g/m2 (実施例
1)、1.0g/m2 (実施例2)、0.52g/m2
(実施例3)塗工した後に紙水分を11〜15%に調節
し、金属ロールと弾性ロールからなる多段式スーパーキ
ャレンダーを用いて、緊度1.10±0.02g/cm
3 、ベック平滑度800±200秒/10ml、ガーレ
高圧透気度5000±2000秒/100mlに調節し
て米坪量74g/m2 のグラシン紙を得た。
【0029】[剥離紙の製造]このグラシン紙の中間層
面にメチルビニルシロキサンを主成分とする無溶剤型シ
リコーン剥離剤(商品名「KNS−320」,信越化学
工業社製)を100部に対し、白金系触媒(商品名「P
L−56」,信越化学工業社製)を2部加えた混合物を
グラビアコーターで、それぞれ1.0g/m2 塗工し、
熱風乾燥キュアーさせてグラシン剥離紙を得た。
面にメチルビニルシロキサンを主成分とする無溶剤型シ
リコーン剥離剤(商品名「KNS−320」,信越化学
工業社製)を100部に対し、白金系触媒(商品名「P
L−56」,信越化学工業社製)を2部加えた混合物を
グラビアコーターで、それぞれ1.0g/m2 塗工し、
熱風乾燥キュアーさせてグラシン剥離紙を得た。
【0030】[粘着紙の製造]このそれぞれの剥離紙に
アクリルエマルジョン型粘着剤(商品名「TS−66
2」、日本カーバイド社製)をリバースロールコーター
で22g/m2 となるように塗布し、乾燥させた後坪量
64g/m2 の上質紙を貼り合わせて粘着紙を得て、糊
残り評価を行った。
アクリルエマルジョン型粘着剤(商品名「TS−66
2」、日本カーバイド社製)をリバースロールコーター
で22g/m2 となるように塗布し、乾燥させた後坪量
64g/m2 の上質紙を貼り合わせて粘着紙を得て、糊
残り評価を行った。
【0031】実施例4〜6 実施例1〜3のサイズプレスの代わりに、抄紙機の乾燥
機中間部に設置されたゲートロールコーターで陰イオン
性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセ
ット305」荒川化学工業社製)を片面に塗布した以外
は実施例1〜3と同様にしてグラシン剥離紙および粘着
紙を得た。
機中間部に設置されたゲートロールコーターで陰イオン
性ポリアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセ
ット305」荒川化学工業社製)を片面に塗布した以外
は実施例1〜3と同様にしてグラシン剥離紙および粘着
紙を得た。
【0032】実施例7〜9 実施例1〜3のサイズプレスの代わりに、抄紙機の乾燥
機中間部に設置されたバーコーターで陰イオン性ポリア
クリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット30
5」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾燥塗工
量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラシン剥
離紙および粘着紙を得た。
機中間部に設置されたバーコーターで陰イオン性ポリア
クリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット30
5」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾燥塗工
量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラシン剥
離紙および粘着紙を得た。
【0033】比較例1〜3 実施例1〜3のサイズプレスの代わりに、抄紙機の乾燥
機中間部に設置されたブレードコーターで陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット
305」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾燥
塗工量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラシ
ン剥離紙および粘着紙を得た。
機中間部に設置されたブレードコーターで陰イオン性ポ
リアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセット
305」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾燥
塗工量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラシ
ン剥離紙および粘着紙を得た。
【0034】比較例4〜6 実施例1〜3のサイズプレスの代わりに、抄紙機の乾燥
機中間部に設置されたエアナイフコーターで陰イオン性
ポリアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセッ
ト305」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾
燥塗工量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラ
シン剥離紙および粘着紙を得た。
機中間部に設置されたエアナイフコーターで陰イオン性
ポリアクリルアミド系水溶性樹脂(商品名「ポリマセッ
ト305」荒川化学工業社製)を片面にそれぞれ同じ乾
燥塗工量塗布した以外は実施例1〜3と同様にしてグラ
シン剥離紙および粘着紙を得た。
【0035】比較例7〜9 実施例1〜3の陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂の塗液をポリビニルアルコール(商品名「PVA1
17」クラレ社製)とした以外はそれぞれ実施例1〜3
と同様にしてグラシン剥離紙および粘着紙を得た。
樹脂の塗液をポリビニルアルコール(商品名「PVA1
17」クラレ社製)とした以外はそれぞれ実施例1〜3
と同様にしてグラシン剥離紙および粘着紙を得た。
【0036】かくして得られたグラシン剥離紙、粘着紙
を以下の方法で評価し、表1に示した。 〔ピンホールバリヤー性の評価〕市販の油性ペンで剥離
紙の剥離剤面に均一に塗り、裏面に現れる10cm2 内の
ピンホール数によって評価した。 (評価基準) ◎…0個 ○…1〜5個 △…6〜10個 ×…11個以上
を以下の方法で評価し、表1に示した。 〔ピンホールバリヤー性の評価〕市販の油性ペンで剥離
紙の剥離剤面に均一に塗り、裏面に現れる10cm2 内の
ピンホール数によって評価した。 (評価基準) ◎…0個 ○…1〜5個 △…6〜10個 ×…11個以上
【0037】〔カールの評価〕グラシン紙の流れ方向に
10cm、巾方向に10cmの正方形に調整したサンプ
ルを温度20℃、湿度40%の恒温恒湿ボックス内に4
時間放置し、その時のカールの状態を横から見て、浮き
上がっている両端間の最短直線距離を測定した。例え
ば、フラットならば10cmとなる。 (評価基準) ○…9〜10cm △…7〜9cm ×… 〜7cm
10cm、巾方向に10cmの正方形に調整したサンプ
ルを温度20℃、湿度40%の恒温恒湿ボックス内に4
時間放置し、その時のカールの状態を横から見て、浮き
上がっている両端間の最短直線距離を測定した。例え
ば、フラットならば10cmとなる。 (評価基準) ○…9〜10cm △…7〜9cm ×… 〜7cm
【0038】〔糊残り現象の評価〕粘着紙から表面基材
および粘着剤層を剥離した後、剥離紙の剥離剤表面とP
ETフィルム表面とを擦り合わせ、剥離剤表面に残って
いる粘着剤をPET表面に転写させ、転写した粘着剤の
量によって評価した。 (評価基準) ○…糊残りが殆ど認められない。 △…糊残りが認められる。 ×…糊残りが顕著。
および粘着剤層を剥離した後、剥離紙の剥離剤表面とP
ETフィルム表面とを擦り合わせ、剥離剤表面に残って
いる粘着剤をPET表面に転写させ、転写した粘着剤の
量によって評価した。 (評価基準) ○…糊残りが殆ど認められない。 △…糊残りが認められる。 ×…糊残りが顕著。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】実施例の結果から明らかなように、実施
例、比較例ともグラシン紙としては、ベック平滑度、ガ
ーレ高圧透気度の品質管理項目はすべて好ましい範囲の
ものであるが、ブレードコーター(比較例1〜3)やエ
アナイフコーター(比較例4〜6)で塗布したものはピ
ンホールバリヤー性と糊残りに問題がある。また、ポリ
ビニルアルコールを用いたもの(比較例7〜9)はカー
ル、寸法安定性に問題がある。 本発明の製造方法で得
られたグラシン剥離紙は、無溶剤型シリコーン剥離剤を
グラシン紙上に塗工したときに剥離剤のカバーリングが
よく、均一な剥離剤被膜が得られ、ピンホールバリヤー
性に優れ、粘着剤塗工後に生じる糊残り現象がみられ
ず、カールや寸法変化の少ないたグラシン剥離紙である
ことがわかる。
例、比較例ともグラシン紙としては、ベック平滑度、ガ
ーレ高圧透気度の品質管理項目はすべて好ましい範囲の
ものであるが、ブレードコーター(比較例1〜3)やエ
アナイフコーター(比較例4〜6)で塗布したものはピ
ンホールバリヤー性と糊残りに問題がある。また、ポリ
ビニルアルコールを用いたもの(比較例7〜9)はカー
ル、寸法安定性に問題がある。 本発明の製造方法で得
られたグラシン剥離紙は、無溶剤型シリコーン剥離剤を
グラシン紙上に塗工したときに剥離剤のカバーリングが
よく、均一な剥離剤被膜が得られ、ピンホールバリヤー
性に優れ、粘着剤塗工後に生じる糊残り現象がみられ
ず、カールや寸法変化の少ないたグラシン剥離紙である
ことがわかる。
【0041】このように、本発明の方法で得られたグラ
シン剥離紙は、無溶剤型シリコーン剥離剤を用いた場合
に生じていた、ピンホールバリヤー性や糊残りの問題が
解決され、かつカールや寸法安定性にも優れたものであ
った。本発明はグラシン紙(特に無溶剤型シリコーン剥
離剤を用いたグラシン紙)において、特に粘着剤が剥離
剤層上のピンホールや凹部に入り込むことにより引き起
こされる糊残り現象がなく、カールや寸法変化の少ない
グラシン剥離紙であった。
シン剥離紙は、無溶剤型シリコーン剥離剤を用いた場合
に生じていた、ピンホールバリヤー性や糊残りの問題が
解決され、かつカールや寸法安定性にも優れたものであ
った。本発明はグラシン紙(特に無溶剤型シリコーン剥
離剤を用いたグラシン紙)において、特に粘着剤が剥離
剤層上のピンホールや凹部に入り込むことにより引き起
こされる糊残り現象がなく、カールや寸法変化の少ない
グラシン剥離紙であった。
Claims (3)
- 【請求項1】 抄紙機に設置されたサイズプレス、ロー
ルコーターおよびバーコーターの中から選ばれた1種の
塗工機により、陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を含有する塗液を原紙に塗布し、該原紙を圧縮処理
して得たグラシン紙に剥離剤を塗布するグラシン剥離紙
の製造方法。 - 【請求項2】 剥離剤が無溶剤型シリコーン剥離剤であ
る請求項1記載のグラシン剥離紙の製造方法。 - 【請求項3】 陰イオン性ポリアクリルアミド系水溶性
樹脂を含有する塗液の塗布量が固形分として片面当たり
0.5〜2.0g/m2である請求項1または請求項2記
載のグラシン剥離紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18712896A JPH1037095A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | グラシン剥離紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18712896A JPH1037095A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | グラシン剥離紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037095A true JPH1037095A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16200618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18712896A Pending JPH1037095A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | グラシン剥離紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1037095A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4150152B1 (en) | 2020-05-11 | 2025-03-26 | SWM Luxembourg | Oil resistant article |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP18712896A patent/JPH1037095A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4150152B1 (en) | 2020-05-11 | 2025-03-26 | SWM Luxembourg | Oil resistant article |
| US12606958B2 (en) | 2020-05-11 | 2026-04-21 | SWM Holdings US, LLC | Oil resistant article |
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