JPH1037340A - 断熱材と建築用調湿シート - Google Patents

断熱材と建築用調湿シート

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JPH1037340A
JPH1037340A JP21521096A JP21521096A JPH1037340A JP H1037340 A JPH1037340 A JP H1037340A JP 21521096 A JP21521096 A JP 21521096A JP 21521096 A JP21521096 A JP 21521096A JP H1037340 A JPH1037340 A JP H1037340A
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building
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Toyohisa Kaneko
豊寿 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に外気と内気との熱の遮断を行ない、そ
して断熱材表面の水蒸気を吸収して結露を防止し、建築
物の耐久性を高める。 【解決手段】 板状の断熱板12と、この断熱板12の
側面に面一に取り付けられたシート状の調湿部材14と
からなる断熱材である。調湿部材14は、互いに貼り合
わされた2枚の、水蒸気が通過可能なシート16と、こ
の2枚のシート16の間に充填された活性炭22とから
なる。シート16は、一面に細かい凹凸部16が外側へ
突出して形成され、この凹凸部16の中に活性炭22が
充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の建築物の
壁の内部、床下、屋根裏等に入れる断熱材と建築用調湿
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種建築物には、夏期には外
気の暑さを遮断し、冬期には内部の保温を図るため、建
築物の外壁と内壁の間や、床下、屋根裏等に断熱材を入
れている。この断熱材として、例えば高発泡ポリエチレ
ン系素材や発泡ポリスチレンの板状の断熱板や、グラス
ウールやロックウール等の繊維系のものもある。これら
断熱板は、建築物の縦枠と縦枠の間や、垂木と垂木の
間、また床根太と床根太の間等にはめ込まれ、縦枠や垂
木に固定されている。また、特に発泡樹脂系の断熱板は
適当な弾力性を有するため、縦枠や垂木等に隙間なく施
行することが可能で、効率良く室内外の熱の伝達を遮断
し、室内を快適な温度に保つことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、これら断熱材は、冬期間には室内の暖房による熱が
外部に逃げることを防止することができるが、このとき
室温よりも断熱材表面が低温となるため、断熱材の室内
側表面に結露が生じるものであった。そして発生した結
露による水滴が大きくなると水滴は断熱材の表面を伝っ
て落ち、水滴がこの建築物の構成要素である木材等に落
下する。そして、この木材の湿った部分にかびが生えた
り腐ったりすることがあり、建築物の耐久性を損なって
いた。さらに、構造材である木材が湿気を帯びることに
より、シロアリの被害を受けやすくなるという問題もあ
った。また、冬期間は室温よりも室内壁面が低温となる
ため、室内壁面にも結露が発生するという問題もあっ
た。
【0004】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、確実に外気と内気との熱の遮断を
行ない、そして断熱材表面の水蒸気を吸収して結露を防
止し、建築物の耐久性を高める断熱材と建築用調湿シー
トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、建築物に設
けられる断熱部材と、この断熱部材の表面に取り付けら
れたシート状の調湿部材とからなる断熱材である。上記
調湿部材は、透湿性のあるシート内に水蒸気を吸収及び
放出可能な調湿剤が充填されているものである。また、
上記調湿部材は、活性炭や木炭等の炭粒子であり、上記
シートは表面に細かい凹凸部が形成され、この凸部の内
側に上記調湿剤が充填されている。
【0006】またこの発明は、建築物に取り付け可能に
設けられ、水蒸気が通過可能な紙等のシートと、このシ
ートの内側充填された調湿剤とからなる建築用調湿シー
トである。上記シートは、一面に細かい凹凸部が形成さ
れ、この凸部の内側に上記調湿剤が充填された建築用調
湿シートである。さらに、上記調湿剤は活性炭や木炭等
の炭粒子である。
【0007】この発明の断熱材は、建築物の内気と外気
の温度差により断熱材の表面に結露しようとする水蒸気
を、調湿剤が効率良く吸収するため、断熱材表面に水滴
が発生することがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発
明の実施形態を示すもので、この実施の形態の断熱材1
0は、高発泡ポリエチレン系素材やポリスチレン、その
他の発泡樹脂でできた断熱部材12である。この断熱部
材12は適当な弾力性を有し、調湿性、透湿性がないも
のである。そして、断熱部材12に、シート状の調湿部
材である調湿シート14が接着剤等で貼り付けられてい
る。なお、断熱部材12は、現場で発泡して吹き付ける
ものでも良く、グラスウールやロックウール等の繊維系
の断熱部材でも良い。そして、調湿シート14は、細か
い複数の波状の凹凸部16が一面に突出して形成された
表紙18に、平坦な裏紙20が、凹凸部16の突出方向
の反対側の面に取り付けられている。表紙18と裏紙2
0は耐水性があり、水蒸気が通過可能な素材でできてい
る。凹凸部16の凸部中には、調湿剤である活性炭22
が充填されている。そして、断熱部材12の片面の一面
に、調湿シート14が、裏紙20側が断熱部材12に接
して取り付けられている。活性炭22は、水蒸気の吸放
出が可能な調湿性の高い炭であれば良く、その材質は問
わない。
【0009】この実施の形態の断熱材10の使用方法を
図2に基づいて説明する。図2は木造住宅の建設工程の
途中の壁部分を示し、地面に対して垂直方向に等間隔で
縦枠24が設けられ、窓の部分には窓台26とまぐさ2
8により開口部が形成されている。縦枠24の外側に
は、耐力パネル30等が取り付けられ、施工法によって
異なる部材が設けられている。そこへ、縦枠24、24
の間に、あらかじめ適した大きさに切断された断熱材1
0を、調湿シート14が室内側となるようにはめ込み、
そして、断熱材10と縦枠24とを固定する。このと
き、断熱材10は適当な弾力性を有するため、縦枠24
に密着し、隙間を作らない。また、断熱材10の縦方向
長さが足りない場合は、複数の同じ幅の断熱材10を縦
に並べ、断熱材10、10のつなぎ目部分をアルミ等の
テープ32で目張りする。その後、プラスターボード3
4を縦枠24の室内側に取り付ける。
【0010】次に図3は木造住宅の建設工程の途中の床
部分を示し、地面に対して水平方向に等間隔で大引36
が設けられ、さらに大引36に直交して等間隔に根太3
8が取り付けられている。そこへ、根太38、38の間
に、あらかじめ適した大きさに切断され、大引36の上
方の角部に係止される段部40が形成された断熱材10
を、調湿シート14が室内側となるようにはめ込む。そ
の後、図示しない床下張り材を根太38に取り付ける。
【0011】この実施の形態の断熱材10によれば、冬
期等に室内の温度を確実に保つことができる。そして、
室温より断熱材10の表面が低温となるため、断熱材1
0の室内側面に結露が生じやすい状態となるが、調湿シ
ート14内の活性炭22が水蒸気を吸収し、結露を防止
する。これにより、結露による水滴が建築物の構成要素
である木材等を湿潤させてかびが生えたり腐ったりする
問題が生じない。また、木材の調湿や腐りを防止するこ
とで、シロアリの被害を受けにくくすることができる。
そして、断熱材10は断熱部材12と調湿シート14を
貼り付けただけの簡単な構造であり、また取り付けが容
易で便利である。断熱材10は柔らかく、カッターなど
で簡単に切断することができるので、建築物の形状に合
わせて自由に切断して隙間なく施行され、効率良く熱の
遮断を行なうことができる。また、活性炭22は、調湿
のほかに、防腐、防臭、防蟻等の有効な作用があり、建
築物の耐久性を高める効果がある。
【0012】なお、この発明の断熱材は、発泡樹脂の断
熱板以外に、現場で発泡させる現場発泡系樹脂の断熱部
材や、繊維系の断熱部材でも良く、これらの各種の断熱
部材の表面に、調湿シートを、予めまたは現場で貼り付
けたものであれば良い。また、用途は、屋根の施工にも
使用することができ、屋根に使用する場合は、垂木と垂
木の間に、あらかじめ適した大きさに切断された断熱材
をはめ込んで使用する。垂木から断熱材が落下すること
を防止するため、垂木と断熱材との間に係合部材を取り
付けてもよい。また、断熱材は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、断熱部材や調湿剤の素材や形状な
ど、適宜変更可能なものである。
【0013】
【発明の効果】この発明の断熱材は、簡単な構造で、取
り付け作業も容易で確実に断熱効果を有するものであ
る。そして、外気と内気の温度差により断熱部材表面に
生じる結露を防止し、建築物の構成要素である木材の調
湿や腐朽を防止し、建築物の耐久性を高めるものであ
る。また、この発明の建築用調湿シートを、断熱材表面
の結露を防止することができ、結露の落下による木材の
調湿や腐朽を防止し、建築物の耐久性を高めるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の断熱材の使用状態を示
す断面図である。
【図2】この実施形態の断熱材の、建築物の壁部分の使
用状態を示す部分破断斜視図である。
【図3】この実施形態の断熱材の、建築物の床部分の使
用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 断熱材 12 断熱部材 14 調湿シート 20 裏紙 18 表紙 22 活性炭

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物に設けられる断熱部材と、この断
    熱部材の表面に取り付けられたシート状の調湿部材とか
    らなることを特徴とする断熱材。
  2. 【請求項2】 上記調湿部材は、透湿性のあるシート内
    に水蒸気を吸収及び放出可能な調湿剤が充填されている
    請求項1記載の断熱材。
  3. 【請求項3】 上記調湿部材は、炭粒子であり、上記シ
    ートは表面に細かい凹凸部が形成され、この凸部の内側
    に上記調湿剤が充填されている請求項2記載の断熱材。
  4. 【請求項4】 建築物に取り付け可能に設けられ、水蒸
    気が通過可能なシートと、このシートの内側充填された
    調湿剤とからなる建築用調湿シート。
  5. 【請求項5】 上記シートは、一面に細かい凹凸部が形
    成され、この凸部の内側に上記調湿剤が充填された請求
    項4記載の建築用調湿シート。
  6. 【請求項6】 上記調湿剤は炭粒子であることを特徴と
    する請求項5記載の建築用調湿シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105369906A (zh) * 2015-12-07 2016-03-02 徐州贝尔电气有限公司 一种具有吸湿防腐蚀功能的钢结构
JP2025157954A (ja) * 2024-04-03 2025-10-16 有限会社マイダ工務店 炭材の設置方法及び建物の床下構造

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CN105369906A (zh) * 2015-12-07 2016-03-02 徐州贝尔电气有限公司 一种具有吸湿防腐蚀功能的钢结构
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