JPH1037525A - 震災時の津波と火災の避難壕 - Google Patents

震災時の津波と火災の避難壕

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JPH1037525A
JPH1037525A JP19339196A JP19339196A JPH1037525A JP H1037525 A JPH1037525 A JP H1037525A JP 19339196 A JP19339196 A JP 19339196A JP 19339196 A JP19339196 A JP 19339196A JP H1037525 A JPH1037525 A JP H1037525A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各種震災時に火災、出水などの災害を完全に
防いで身を護ることができるコンパクトで組立簡易な避
難施設の提供。 【解決手段】 源水槽27等を埋設した構成で地下基礎
部26を作り、上部に避難室ユニット2と機械室ユニッ
ト16を組んで、耐火外壁材5を貼接する。機械室ユニ
ット16は、スプリンクラー21を設置した入口室と、
各種の送水ポンプ38と、電源のバッテリー22等を設
置すると共に、上階部の、避難室ユニット2は、密閉し
た避難室3を設置し、この避難室3の外壁面には外部冷
却導水装置を介して、下部の源水槽27から上部のスプ
リンクラー迄に送水するものと、下部の浄水槽28か
ら、散水ヘッドで散水冷却する2種類の耐熱冷却構造の
ものと、耐火断熱材を挟んで、下部の浄水槽28から内
部冷却導水管11で浄水槽28に還流する循環冷却の構
成の耐熱構造が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、震災の発生時に短
時間に避難が可能な、身近で強固なしかも安全な避難場
所に係るものであり、狭い場所においても、発生を想定
される地震と津波の衝撃を避ける事と、発災時の消火用
水の準備と活用による消火活動の拠点として、出水と大
火災に対応が可能な身近な避難設備として、又、事後の
飲料可能な水の確保ができる場所として開発したもので
あって、震災により文明社会より原始の社会に陥る危険
を未然に防止し、しかも、災害の拡大を回避する目的で
開発した、震災時の津波と火災の避難壕に関するもので
ある。
【0002】又、最近、富士山の噴火も問題になるつつ
あるが、一旦噴火した場合には、首都圏の飲料水の水源
の破滅の危険も想定して、対策を準備する必要がある。
【0003】過密な都市で、このような災害の発生に備
えるためには、狭い空間を利用して多量の雨水を貯水し
て、‘万が一の災害’に備える必要がある。
【0004】本発明は、水の確保と、一時避難できる場
所の提供により、震災等から生じる大パニックを回避す
ることができる新規な避難壕に関するものである。
【0005】
【従来の技術】地震国日本において、地震対策は不可欠
なことであるが、人々に経験が無い為そして、不測の事
態の発生の予測ができぬ為に協力を得ることが難しく、
長い人生での瞬間の経験の為に、地震対策を実行するに
も、私権が絡み、一朝一夕の解決は難しく、しかも技術
的にも、いろいろな難点もあり放置されたままで、震災
発生時の津波と火災の耐火耐熱の安全な避難室について
は、有効な対策は見当たらず、皆無に等しい現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】阪神淡路大震災では、
津波の被害は問題にならなかったが、今後、発生するで
あろう海洋型の震災では、地震の衝撃波と、同時に、短
時間に襲来が予想される、津波等の出水による、二重の
被害の発生は無視できない。一例をあげると、北海道の
奥尻島の場合には、地震の発生で、堤防は無傷でも津波
により大被害を蒙った。地震国日本では、国や行政機関
に対策を求めるだけでは不十分で、企業や各自の責任
で、独自にこの様な災害に備える必要がある。
【0007】例えば、各地域にある広く広がる0メート
ル地帯に、予測を越える津波の襲来による浸水と、震災
による停電と破損が重なると、下水による水の排出が困
難になり、一面が海になり、しかも浸水地域内の多数の
車のガソリン等の流出と、放置された煙草等の火気や原
因の不明な出火により、広範囲な逃げ場の無い火災も想
定されるがこのような災害に対する対策を立てる必要が
ある。
【0008】本発明は、住宅密集地域の身近な狭い場所
で、多量の水の比熱を有効に利用する事で安全に避難で
きる場所として、又、発災後の飲料水の確保を可能にす
る所として、震災時の火災と津波の避難壕を提供するも
のである。
【0009】さらにまた、本発明は地域住民が協力しあ
って災害の発生の初期の防止に努める拠点として開発し
た、震災の被害を最小にする効果が期待できる震災時の
津波と火災の避難壕を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成を
備えることにより、前述の課題を解決できたものであ
る。
【0011】(1)源水槽と浄水槽の2つの水槽の下半
部と集水槽を埋設した構成で基礎部を作り、此の基礎部
の上部にL型鋼材の骨組みの箱状体の避難室ユニットと
機械室ユニットを、上下に組み合わせて連結し、外周に
耐火外壁材を貼接し、下階部を構成する機械室ユニット
は、外部防火戸と、長い耐火のれんと、スプリンクラー
を設置した入口室と、源水槽と浄化槽の2つの貯水槽と
を備え、各槽の上部に冷却と消火用の各種の送水ポンプ
と、駆動用の電源のバッテリー等を設置すると共に、内
部防火戸を介して、上階部の、避難室ユニットは、密閉
した避難室を設置し、この避難室の外壁面には前記耐火
外壁材の内側に外部冷却導水装置を介して、下部の源水
槽から上部のスプリンクラー迄に送水するものと、下部
の浄水槽から、各所に設置した散水ヘッドで散水冷却す
る2種類の耐熱冷却構造のものと、耐火断熱材を挟ん
で、下部の浄水槽から内部冷却導水管で浄水槽に還流す
る循環冷却の構成の耐熱構造が設置されていることを特
徴とする震災時の津波と火災の避難壕。
【0012】(2)上階部の避難室は、密閉にして、防
火ダンパー付きの下部からの通風換気扇による給排気構
造と、空気ボンベによる呼吸用の空気の補給構造によ
り、避難した人々の絶対の安全を守ると共に、津波等の
異常出水に耐える構造として、下部の基礎部から機械室
ユニットの中途まで、2つの貯水槽を深く強固に設置す
ることにより、地震と津波の衝撃に耐えるようにしたこ
とを特徴とする前項(1)の震災時の津波と火災の避難
壕。
【0013】(3)上階部に避難ユニット群を接合した
もので避難室を作り、下階部に設置した機械室ユニット
群のポンプ群と、外部の耐火外壁材とスプリンクラーの
散水によるものと、2つの防火戸と、長い耐火性暖簾
と、内部散水装置の入口に向けての散水で、入口等から
の火気の侵入を守る耐火構造により、避難した人々の生
命を守る外気と火気に対する保気防火構造を備えること
を特徴とする震災時の津波と火災の避難壕。
【0014】(4)源水槽より、外部冷却導水装置によ
り、壁面の外側を経てスプリンクラーに至る構造の水
と、浄水槽より内部冷却導水管により壁面の内側を循環
する構造の水の、2つの吸熱構造に加えて、浄水槽から
外部冷却導水管を経て各所の散水ヘッドに至る散水冷却
による補助構造の、三重の広域火災の輻射熱に対する耐
熱吸熱構造を備えて成ることを特徴とする震災時の津波
と火災の避難壕。
【0015】
【作用】上記のように構成された、震災時の津波と火災
の避難壕においては、箱状体の骨組みを作り、外側部に
耐火性の外壁材を張り、内側に外部冷却導水装置と、耐
火性の断熱材と内部冷却導水管を設けたことと、出入口
に外部防火戸等を設置したことにより、火災に因る避難
室の過熱を防止するように働く。源水槽、浄水槽、集水
槽を設けたことにより災害時、集水槽に集まった水をポ
ンプを駆動してスプリンラーに圧送することにより震災
時の津波と火災の避難壕内の温度上昇の防止に効果があ
ると共に、残った水は、発災後の飲料の機能な貴重な水
の確保に有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
説明する。
【0017】各図について説明する。
【0018】図1,図8ないし図11に示す通り、震災
時の津波と火災の避難壕1は、地下基礎部26の上に、
機械室ユニット16、避難室ユニット2を乗せて、互い
に固着して取り付けた構造であって、工場であらかじめ
規格化された部材を設置現場で組み立てて、内部の機器
を取り付けるもので、規格生産することで施工のミス防
ぐ効果があると共に、大量生産による販売価格の低下を
期待できる。
【0019】また、自動車等で狭い場所への運搬が容易
で設置が可能なように考慮したものであって、幅約4m
・奥行2m・高さ地上5m地下部分2〜3mの狭い場所
でも建設が可能な安全な避難壕1で、例えば家庭の駐車
場の脇に建設することができる。
【0020】各ユニットは、例えば図8に示すようにL
型鋼材4等で骨格構造を作り、これより箱状に作られた
物に、内周を外部冷却導水装置7等で補強したものであ
る。
【0021】(上階部を構成する避難室3の構造)避難
室3は図示のように左右一対の避難ユニット2で形成さ
れ、互いに接続された同種類のユニット2には、熱の伝
導率の高い金属板を重ねて、幅が広く薄い通水部に下部
と最上部に接続部があり、四隅等に固定用のボルト用の
穴のある幅50センチ、縦2.5メートルの外部冷却導
水装置7が、箱状に組まれたL型鋼材4の上下の両端ま
で、図5および図6に示すように下部から上部まで吸熱
のために並列に配置されていて、各ユニット2の床面下
か或は下階部で給水配管38bに集合されて、源水槽2
7上に設けた送水ポンプ38に接続されており、下部か
ら水を外部冷却導水装置7に送り込む事で、耐火外壁材
5を通過した熱を吸収し、更に、最上部に送られて来た
水が、熱水に変化しつつ、上部のスプリンクラー21に
送られて、震災時の津波と火災の避難壕1の高温の周囲
の外周部に散水できるもので給水配管38bと、更に、
浸水等による作動不良に備えて、外部導水装置の下部か
ら、外面をへて外壁材の各所の散水ヘッド31に向けて
細いパイプの、2種類の給水配管を有した外部冷却導水
装置7が取り付けてあり、水の比熱を有効に使用するこ
とで、震災時の津波と火災の避難壕1を守る構造であ
る。
【0022】温度センサーを付けて自動化することも可
能であり、避難する人々に、操作方法をテープレコーダ
ーで指導しても良い、周囲が暑く成ってからスイッチを
押しても遅くはない。
【0023】科学の実験など分るように、試験管に水を
入れて上部を熱した場合には、熱の対流が起きない為
に、長時間手で持つ事ができる。
【0024】この原理を応用したもので、避難室1の周
囲に冷水の壁を作り、外から侵入する熱を吸収して、上
部のスプリンクラー21で排水するため、高温部に熱湯
の散水でも水蒸気に変化するときの蒸発潜熱が働き冷却
効果がある。
【0025】外部冷却導水装置7の配管には、浄水槽2
8からの水を手動ポンプ37で外部に突出した各所の散
水ヘッド31で散水する構造が併置されてあり、使用法
を間違えたり、電源や配管が津波等で故障した場合の緊
急時に備えた構造も併置させてある。
【0026】散水ヘッド31とは、自動車のウインドワ
ッシャー液を散布するものと同様な細かな穴が配管の先
端に取り付けられたもので、少量の水でも高温部に散水
することで冷却に有効に使える。
【0027】以上の構造の外周部の壁の最内側に耐火断
熱材10を挟んで、内部冷却導水管11が取り付けられ
て、配管により他の送水ポンプ38で浄水槽28の水を
常時循環する構造になっている。そして、この内部冷却
導水管11の内側の内壁材とで合わされて壁面が作ら
れ、震災時の津波と火災の避難壕1の上階部の避難ユニ
ット2の避難室3を構成している。
【0028】この避難室3は、震災時に発生を予想され
る大火災の高熱を、水を有効に使って冷蔵庫の様な保冷
の為の設備であると同時に、津波に対する避難設備であ
って、高波により、一時水没する危険がある場合、上部
が密閉構造が確保できるように下部との出入口に内部防
火戸13を設けて、接続される機械室ユニット16と遮
断して津波等の出水に備えている。
【0029】通常の換気は、防火ダンバー付きの下部へ
の通風換気扇15を取り付けた構造で換気している。下
部の機械室ユニット16の上部で外気を出し入れするこ
とで、通常の無知による事故の発生に備える。
【0030】首都圏などの、密集住宅地域に大火災が発
生すると、多量の有毒ガスが発生したり、広い地域に酸
欠により、人命に危害をもたらす危険もあるので、火を
消す事と、呼吸用の空気ボンベ14は避難室3内には必
要である。
【0031】東京が全部消失した場合は、空気の入れ替
えでも、長時間かかるという試算もあると書かれた新聞
情報からもその必要性は高い。
【0032】本発明は、災害の発生時に備えたもので、
避難室3は、密閉を想定しているので、緊急時に備えて
空気ボンベ14を設置して置き、災害発生時には、少量
づつ使用するものとする。
【0033】ところで、このような避難壕1の上階部の
避難室3に窓や緊急脱出扉を留保した理由は、下記によ
る。
【0034】すなわち、 (イ)緊急事態の発生した時に使用するものであって開
口部を設けた為に、より以上の危険をもたらすことと、
避難する時間は数時間を想定したものであること。
【0035】(ロ)通常の安全対策としては、下部への
既設の通風換気扇15を利用できること。
【0036】(ハ)緊急事態の時には、周囲は火や海で
あり、事前の安全対策が考慮された避難壕がより安全で
ある。
【0037】(ニ)空気ボンベ14の使用を想定してお
り、酸素の使用も考慮しなければ成らない。開口部を開
くと避難室は火の海になる危険がある。
【0038】(ホ)異常な出水の場合には、一時水中で
も安全な密閉構造の空気室を構成しているが、開口部を
設けると不完全となり、外部への避難はより危険であ
る。
【0039】(下階部を構成する機械室ユニット16の
構造等)機械室ユニット16は、浄水槽28,源水槽2
7および入口室18を構成する箱状の三つのユニット構
造であって、通常の断熱構造でも問題は少ない。
【0040】入口防火戸19は、入口室18の入口で上
部に、長い耐火性のれん20と、スプリンクラー21が
あり、通常時には、送水ポンプ38とサイレンに連動し
て戸を開くと散水する事が可能であり、また、通常時の
不法侵入者を除去すること、災害発生時には、衣服に火
がついたままの侵入の防止と、人々が詰めかけることに
より火気の遮断ができず危険な時に、水膜と水蒸気で火
気の侵入を防止できると共に、外部との温度差による呼
吸用の空気の流失防止を図って設けた施設である。
【0041】災害の発生により避難する時には、衣服が
濡れても広域火災の場合には、周辺の気温の上昇で問題
はない、危険なのは衣服からの自然発火である。
【0042】入口室18は、階段室17になっていて、
上部に図示の構成の内部防火戸13(または丸型のマン
ホール状の形状が落下の危険が無くて最適)であるが、
避難室3の入口を構成している。
【0043】階段室17の奥の下部は、加熱ヒーターを
取り除いた風呂水浄化セット23(市販品可)が、常
に、源水槽27の水を浄化して、浄水槽28に送り込
み、満杯になった場合には、上部に設けられた、還流用
の配管28aが斜めに取り付けられた構造で、源水槽2
7に還流する構造で災害発生時に飲料可能な雑用水を確
保できる構造となっている。源水槽27と、浄水槽28
の上部には、ポンプ類を収納する空間を作り、避難室3
からの貯水槽内部の点検口と各種ポンプ37から39と
の配管と、バッテリー22の設置場所で、入口室18よ
り点検できる構造となっている。
【0044】本発明では2m位の出水にも飲料が可能な
水の確保ができる。
【0045】(地下基礎部26の構造)地下基礎部26
は、震災時の津波と火災の避難壕1の基礎で、集水槽2
9と、源水槽27と浄水槽28の下部を構成するもの
で、地表より深く埋めることにより、この避難壕1の幅
が狭く、高さが高い欠点を、下が重く、上が軽い構造の
利点を生み出し、しかも地下深く貯水槽の下半部を埋設
することで、狭い場所にでも、多量の水の備えを可能に
している。ともに、強固な基礎部を作ることで安全性を
高めている。
【0046】又、下部の方に、貯水槽27,28・上部
にポンプ37,38や、バッテリー22を置くことで、
震災時の津波と火災の避難壕1が受けるであろう、振動
に強い事と、津波等による約2mの出水にも耐え得る利
点がある。
【0047】震災や津波で発生する衝撃波は、物理学の
慣性の法則で水に衝撃を伝える事で被害の拡大を防ぐ効
果がある。本発明の貯水槽を半分埋め込む方式の効果は
絶大である。
【0048】0メートル地帯では、地下深く埋設しなく
とも、古来より、水害常習地帯に設けられた土盛した避
難小屋の様に、周囲から積み上げる方式で、堤防の上部
や通常の水面より高い位置に避難室3が設置されること
が望ましい。
【0049】集水槽29は、図3に示すように入口室1
8の下部で近隣の建物より雨水取り入れ配管34で、雨
水を受け入れ、浄化剤,濾過器35等でゴミ等を除去し
た雨水を、排水ポンプ39で通常時は、源水槽27へ送
り込み、災害時には、切り換えてスプリンクラー21で
散水することで、震災時の津波と火災の避難壕1の安全
を保つ構造として提供できる。
【0050】(屋根部の構造)耐火構造の物であればい
ずれの構造でも良いが、屋根部に配管をして、市販のス
プリンクラー21を数か所取り付けたものが望ましい。
【0051】日当たりが良い場所に設置した場合には、
屋根,側壁または他の個所に太陽発電パネル32を設置
して常時バッテリーに充電して使用することが望まし
い。
【0052】(配水系統の概要)震災時の津波と火災の
避難壕の配水系統の概要については、図4を参照して説
明する。
【0053】近隣の家屋等から屋根の雨水を集め、雨水
を取り入れ配管34にて、集水槽29に集め、濾過剤
(木炭・砂利等)などを含む濾過器35をへて配水ポン
プ39にて源水槽27に水を貯水する、だが、災害が発
生した時には、水の汚れが酷く、切換弁39aにて上部
にスプリンクラー21より外部に放水するものとする。
【0054】上部スプリンクラー21の配管には外部冷
却導水管7と接続されているが、発災時は破損等の事態
にも上から水が落ちる事でより以上に安全となる。
【0055】雨水取り入れ配管34の取り入れ口の近く
には、水と油の分離槽を設けて置くと、震災時の津波と
火災の避難壕1の本体の安全性が高くなります。
【0056】源水槽27は、源水の貯蔵場所で浄水槽2
8より大型のものがのぞましい。
【0057】源水槽27に入った水は、市販されている
風呂水浄化セット23(加熱装置を取り除いたもの)
で、更に、浄化することにより、飲料も可能な雑用水と
なり、浄水槽28に貯水され、タンクが満杯になると、
上部の還流配管28aにより、源水槽27に還流される
構造のために、風呂水浄化セット23は、常時運転され
るものとする。
【0058】浄水槽28の水は、通常時は、他の送水ポ
ンプ38により、隣接の家屋の雑用水30として使用す
る風呂水・トイレ用水・洗濯用水に利用すれば、上水道
の使用を50%減量する効果もあり、都市に作るダムと
して、渇水時の対策として有効であり、また、雨水を貯
水する事で集中豪雨の出水対策としても有効である。
【0059】災害の発生より、配管の破損に備えて、雑
用水30の配管の中途にバルブを付けて置くものとす
る。
【0060】震災が発生した時、近隣の消火用には、別
個に設けられる消火用水取出口24より両方の貯水槽2
7,28を使用できるが、震災時の津波と火災の安全を
保つために、貯水槽の地表面以上に消火用水取出口24
を設けて、地表面以下の水を使用しない構造で、避難壕
1の安全を保つ為に使用する。したがって、貯水槽2
7,28の上のポンプの取り出し配管は、地表面以下の
深いところまで配管を延ばして設置することもできる。
【0061】近隣に、火災が迫った時に、自宅に多量の
水を散水し、周囲および屋根に散水する事で財産を守る
ことも可能である。
【0062】自宅の着火が数分遅れれば、風向きが変わ
って焼残った事例もある。
【0063】震災時の津波と火災の避難壕1の300℃
の高温を避けるために使用する水は、主に、源水槽27
の水を使用する。
【0064】すなわち、外部冷却導水装置7に使用する
水は、浸み出す程度でも、比熱を十分利用できるので別
段の効果がある。
【0065】富士の氷穴に証明できるように、冷たい場
所での対流を防げば、長時間の冷却維持は可能であるの
で、周囲に発生するであろう水蒸気にも、輻射熱を遮る
効果がある。
【0066】内部散水装置(スプリンクラー)21は、
入口室18を守るために、源水槽27の水を送水ポンプ
38で、入口防火戸19へ強く散水する構造である。災
害時に消火用の器材を取ればスイッチが切れるように設
定すれば、通常時に不法な侵入者の排除にも効果があ
る。
【0067】集水槽29の配水ポンプ39は、源水槽1
7またはスプリンクラー21で散水するようにした構造
である。
【0068】浄化槽28の水は、前述の雑用水30とし
て使用するものと、避難室3の冷却に使用する他に発災
後の生活用水に使用するために、極力使用を控える構造
とすることが望ましい。
【0069】室内緊急消火栓12は、飛来物等で避難壕
1が破損した時に、毛布等で穴を防ぎ散水するなどの、
緊急時に使用するもので、通常の散水栓を示す。
【0070】(配電について)本発明は、前述のように
屋根部、又は、側壁等に、太陽発電パネル32を取り付
けて、通常よりバッテリー22等に充電に使用するもの
と、風呂水浄化セット23や、雑用水30の送水ポンプ
の電源に使用する。
【0071】震災時には、一時に多量の電力を使用する
為に、発電機36を配備してあるが、広域火災の時は、
長期の酸欠も発生する危険があり、酸欠で使用が不能に
なる危険があるので、太陽発電パネル32を利用すると
共にバッテリーの充電可能な併用方式にして、入口室1
8の上部の周囲にそのためのバッテリー22を設置す
る。
【0072】又、発電機は、救助器材の電源として持ち
出される事も想定できるのであるが、発災時の使用を前
提とすることは、危険である。
【0073】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されるの
で、以下の効果を奏する。
【0074】下部に貯水槽を半分ほど埋めて基礎を作っ
た上に、骨組みを箱状体ユニットを積み重ねて、上部に
密閉した避難室を設けた為に、緊急を要する津波の短時
間の避難を可能にしたことで、有効な身近な避難場所に
なり得る。
【0075】又、身近な防災拠点として、消火活動の水
と救出用の器材が確保され、初期消火に専心できるが、
不幸にして、火災が拡大しても、身近な所で安全な避難
が可能である。
【0076】消火用の水の取出しは、取出しが容易な地
上にあり、別に準備してある消火用のポンプにより迅速
な消火活動が可能であり、また、別に、器材を準備して
置けば地域住民による迅速な救助活動も容易である。
【0077】避難壕が、火災に包まれても、多量の水
と、2重の耐火耐熱構造と呼吸用の空気の準備で避難し
た人々の安全が確保できるし、発災後の水が確保できる
事で、設置した人々に設置費用以上の経済的な利益が生
じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の避難壕の要部を残して示す縦断正面
【図2】 X−X部分を拡大して示す縦断側面図
【図3】 要部構造を示す縦断側面図
【図4】 配水系統図
【図5】 壁面構造および配水系統を示す要部の拡大断
面図(I)
【図6】 壁面構造および配水系統を示す要部の拡大断
面図(II)
【図7】 壁面構造および配水系統を示す要部の拡大断
面図(III )
【図8】 外部冷却導水装置の接続構成および手動ポン
プ用の配置を示す説明図
【図9】 内部冷却導水管の接続構成を示す説明図
【図10】 避難室ユニットのフレーム構造の一例を示
す概略斜面図
【図11】 避難室ユニット化の一例を示す概略斜面図
【符号の説明】
1 避難壕 2 避難室ユニット 3 避難室 4 L型鋼材 5 耐火外壁材 6 箱状体 7 外部冷却導水装置 10 耐火断熱材 11 内部冷却導水管 13 内部防火戸 15 下部への通風換気扇 16 機械室ユニット 18 入口室 19 入口防火戸 20 耐火性のれん 21 スプリンクラー 22 バッテリー 26 地下基礎部 27 源水槽 28 浄化槽 29 集水槽 31 散水ヘッド 32 太陽発電パネル 35 濾過器 38 送水ポンプ 39 配水ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 源水槽と浄水槽の2つの水槽の下半部と
    集水槽を埋設した構成で地下基礎部を作り、この地下基
    礎部の上部にL型鋼材の骨組みの箱状体の避難室ユニッ
    トと機械室ユニットを、上下に組み合わせて連結固着
    し、外周に耐火外壁材を貼接し、下階部を構成する機械
    室ユニットは、入口防火戸と、長い耐火のれんと、スプ
    リンクラーを設置した入口室と、源水槽と浄水槽の2つ
    の貯水槽とを備え、各槽の上部に冷却と消火用の各種の
    送水ポンプと、駆動用の電源のバッテリー等を設置する
    と共に、内部防火戸を介して、上階部の、避難室ユニッ
    トは、密閉した避難室を設置し、この避難室の外壁面に
    は前記耐火外壁材の内側に外部冷却導水装置を介して、
    下部の源水槽から上部のスプリンクラー迄に送水するも
    のと、下部の浄水槽から、各所に設置した散水ヘッドで
    散水冷却する2種類の耐熱冷却構造のものと、耐火断熱
    材を挟んで、下部の浄水槽から内部冷却導水管で浄水槽
    に還流する循環冷却の構成の耐熱構造が設置されている
    ことを特徴とする震災時の津波と火災の避難壕。
  2. 【請求項2】 上階部の避難室は、密閉にして、防火ダ
    ンパー付きの下部からの通風換気扇による給排気構造
    と、空気ボンベによる呼吸用の空気の補給構造により、
    避難した人々の絶対の安全を守ると共に、津波等の異常
    出水に耐える構造として、下部の基礎部から機械室ユニ
    ットの中途まで、2つの貯水槽を深く強固に設置するこ
    とにより、地震と津波の衝撃に耐えるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の震災時の津波と火災の避難
    壕。
  3. 【請求項3】 上階部に避難ユニット群を接合したもの
    で避難室を作り、下階部に設置した機械室ユニット群の
    ポンプ群と、外部の耐火外壁材とスプリンクラーの散水
    によるものと、2つの防火戸と、長い耐火性暖簾と、内
    部散水装置の入口に向けての散水で、入口等からの火気
    の侵入を守る耐火構造により、避難した人々の生命を守
    る外気と火気に対する保気防火構造を備えることを特徴
    とする震災時の津波と火災の避難壕。
  4. 【請求項4】 源水槽より、外部冷却導水装置により、
    壁面の外側を経てスプリンクラーに至る構造の水と、浄
    水槽より内部冷却導水管により壁面の内側を循環する構
    造の水の、2つの吸熱構造に加えて、浄水槽から外部冷
    却導水管を経て各所の散水ヘッドに至る散水冷却による
    補助構造の、三重の広域火災の輻射熱に対する耐熱吸熱
    構造を備えて成ることを特徴とする震災時の津波と火災
    の避難壕。
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