JPH1037731A - 船外機のエンジン - Google Patents
船外機のエンジンInfo
- Publication number
- JPH1037731A JPH1037731A JP19779396A JP19779396A JPH1037731A JP H1037731 A JPH1037731 A JP H1037731A JP 19779396 A JP19779396 A JP 19779396A JP 19779396 A JP19779396 A JP 19779396A JP H1037731 A JPH1037731 A JP H1037731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- engine
- oil pump
- crankshaft
- balancer shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】オイルポンプをクランク軸と等速の駆動回転速
度で駆動可能にし、オイルポンプおよびエンジン自体の
小形化を図る。 【解決手段】本発明に係る船外機のエンジン3は、クラ
ンク軸6が鉛直方向を向くように縦置きに船外機1に搭
載され、そのエンジンケース23内にクランク軸6に平行
してバランサ軸40が軸支され、このバランサ軸40にクラ
ンク軸6の回転が等速伝達されるように構成された船外
機のエンジンにおいて、オイルポンプ58をバランサ軸40
付近に設置し、このオイルポンプ58をバランサ軸40で直
接駆動するように構成したことを特徴とするものであ
る。
度で駆動可能にし、オイルポンプおよびエンジン自体の
小形化を図る。 【解決手段】本発明に係る船外機のエンジン3は、クラ
ンク軸6が鉛直方向を向くように縦置きに船外機1に搭
載され、そのエンジンケース23内にクランク軸6に平行
してバランサ軸40が軸支され、このバランサ軸40にクラ
ンク軸6の回転が等速伝達されるように構成された船外
機のエンジンにおいて、オイルポンプ58をバランサ軸40
付近に設置し、このオイルポンプ58をバランサ軸40で直
接駆動するように構成したことを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進用に用い
られる船外機のエンジンに関するものである。
られる船外機のエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの船外機のエンジンは、そのクラン
ク軸が鉛直方向を向くように縦置きに船外機に搭載され
ており、クランク軸の回転は下方に長く延びるドライブ
軸を介して船外機の最下部に設けられた推進用のプロペ
ラに伝達されるようになっている。
ク軸が鉛直方向を向くように縦置きに船外機に搭載され
ており、クランク軸の回転は下方に長く延びるドライブ
軸を介して船外機の最下部に設けられた推進用のプロペ
ラに伝達されるようになっている。
【0003】ところで、エンジンが4サイクルエンジン
である場合、エンジン内部には動弁装置駆動用のカム軸
が軸支されている。そして、このカム軸によって潤滑用
のオイルポンプが駆動される場合が多い。例えば、特公
平3−3904号公報に記載されている船外機は、カム
軸の下端付近にオイルポンプが設けられており、このオ
イルポンプがカム軸によって駆動されるように構成され
ている。
である場合、エンジン内部には動弁装置駆動用のカム軸
が軸支されている。そして、このカム軸によって潤滑用
のオイルポンプが駆動される場合が多い。例えば、特公
平3−3904号公報に記載されている船外機は、カム
軸の下端付近にオイルポンプが設けられており、このオ
イルポンプがカム軸によって駆動されるように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カム軸
の回転速度はクランク軸の回転速度の半分であるため、
このように遅く回転するカム軸でオイルポンプを駆動す
るにはオイルポンプの容量を大きくする必要があり、オ
イルポンプの大形化、ひいてはエンジンの大形化に繋が
ってしまう。
の回転速度はクランク軸の回転速度の半分であるため、
このように遅く回転するカム軸でオイルポンプを駆動す
るにはオイルポンプの容量を大きくする必要があり、オ
イルポンプの大形化、ひいてはエンジンの大形化に繋が
ってしまう。
【0005】これに対し、オイルポンプをクランク軸で
直接駆動すれば、オイルポンプの駆動回転速度が高くな
るのでオイルポンプを小形化することができるが、クラ
ンク軸の下端には前記ドライブ軸が連結され、上端には
フライホイールマグネト装置や始動装置等が設けられて
いる関係上、クランク軸の回転を取り出すにはクランク
軸の中間部に専用のギヤ装置等を設ける必要があり、や
はりエンジンの大形化と構造の複雑化を招いてしまう。
直接駆動すれば、オイルポンプの駆動回転速度が高くな
るのでオイルポンプを小形化することができるが、クラ
ンク軸の下端には前記ドライブ軸が連結され、上端には
フライホイールマグネト装置や始動装置等が設けられて
いる関係上、クランク軸の回転を取り出すにはクランク
軸の中間部に専用のギヤ装置等を設ける必要があり、や
はりエンジンの大形化と構造の複雑化を招いてしまう。
【0006】本発明に係る船外機のエンジンは、このよ
うな問題点を解決するために発明されたもので、その第
一の目的は、オイルポンプをクランク軸と等速の駆動回
転速度で駆動可能にし、オイルポンプおよびエンジン自
体の小形化を図ることにある。
うな問題点を解決するために発明されたもので、その第
一の目的は、オイルポンプをクランク軸と等速の駆動回
転速度で駆動可能にし、オイルポンプおよびエンジン自
体の小形化を図ることにある。
【0007】また、本発明の第二の目的は、エンジンケ
ース内部に形成するオイル通路の構成を簡略化してエン
ジンの製造を容易にすることにある。
ース内部に形成するオイル通路の構成を簡略化してエン
ジンの製造を容易にすることにある。
【0008】さらに、本発明の第三の目的は、エンジン
ケース内に軸支されるバランサ軸の潤滑状態を良好にす
ることにある。
ケース内に軸支されるバランサ軸の潤滑状態を良好にす
ることにある。
【0009】そして、本発明の第四の目的は、油圧監視
用のオイルプレッシャレギュレータの油圧測定精度を向
上させるとともに、このオイルプレッシャレギュレータ
の着脱性を良くしてエンジンの整備性を向上させること
にある。
用のオイルプレッシャレギュレータの油圧測定精度を向
上させるとともに、このオイルプレッシャレギュレータ
の着脱性を良くしてエンジンの整備性を向上させること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項1に記載
したように、クランク軸が鉛直方向を向くように縦置き
に船外機に搭載され、そのエンジンケース内にクランク
軸に平行してバランサ軸が軸支され、このバランサ軸に
クランク軸の回転が等速伝達されるように構成された船
外機のエンジンにおいて、オイルポンプをバランサ軸付
近に設置し、このオイルポンプをバランサ軸で直接駆動
するように構成したことを特徴とする。
め、本発明に係る船外機のエンジンは、請求項1に記載
したように、クランク軸が鉛直方向を向くように縦置き
に船外機に搭載され、そのエンジンケース内にクランク
軸に平行してバランサ軸が軸支され、このバランサ軸に
クランク軸の回転が等速伝達されるように構成された船
外機のエンジンにおいて、オイルポンプをバランサ軸付
近に設置し、このオイルポンプをバランサ軸で直接駆動
するように構成したことを特徴とする。
【0011】このように、クランク軸の回転が等速伝達
されるバランサ軸によってオイルポンプを直接駆動する
ように構成すれば、オイルポンプをクランク軸と同じ駆
動回転速度で速く駆動することができるため、その分オ
イルポンプの容量を小さくしてオイルポンプおよびエン
ジン自体の小形化を図ることができる。
されるバランサ軸によってオイルポンプを直接駆動する
ように構成すれば、オイルポンプをクランク軸と同じ駆
動回転速度で速く駆動することができるため、その分オ
イルポンプの容量を小さくしてオイルポンプおよびエン
ジン自体の小形化を図ることができる。
【0012】また、本発明に係る船外機のエンジンは、
請求項2に記載したように、バランサ軸を中空軸状に形
成し、その中空部の一端をオイルポンプの吐出側通路に
連通させるとともに、中空部の他端をエンジンの潤滑部
に連通させた。
請求項2に記載したように、バランサ軸を中空軸状に形
成し、その中空部の一端をオイルポンプの吐出側通路に
連通させるとともに、中空部の他端をエンジンの潤滑部
に連通させた。
【0013】こうすれば、バランサ軸の中空部がそのま
まオイル通路として活用されるので、エンジンケース内
部に形成するオイル通路の数を減らしてオイル通路の構
成を簡略化することができ、これによってエンジンの製
造が容易になる。
まオイル通路として活用されるので、エンジンケース内
部に形成するオイル通路の数を減らしてオイル通路の構
成を簡略化することができ、これによってエンジンの製
造が容易になる。
【0014】さらに、本発明に係る船外機のエンジン
は、請求項3に記載したように、オイルポンプをエンジ
ンケースの底部に設置し、オイルポンプの吸入側通路と
吐出側通路を、エンジンケースの底部およびその上に固
定される別体のオイルギャラリブロックとの間に構成
し、オイルギャラリブロックにバランサ軸の下端を軸支
する軸受部を設け、この軸受部と吐出側通路とを連通さ
せた。
は、請求項3に記載したように、オイルポンプをエンジ
ンケースの底部に設置し、オイルポンプの吸入側通路と
吐出側通路を、エンジンケースの底部およびその上に固
定される別体のオイルギャラリブロックとの間に構成
し、オイルギャラリブロックにバランサ軸の下端を軸支
する軸受部を設け、この軸受部と吐出側通路とを連通さ
せた。
【0015】これにより、オイルポンプの吸入側通路と
吐出側通路の一部を別体のオイルギャラリブロックに形
成できるので、エンジンケース内部に形成するオイル通
路の構成を簡略化することができ、この点でもエンジン
の製造が容易になる。しかも、オイルポンプの吐出側通
路とバランサ軸の下端を軸支する軸受部が1つのオイル
ギャラリブロックに設けられて互いに連通しており、吐
出側通路を流れる高圧なオイルが軸受部に直接供給され
るため、バランサ軸の潤滑状態が良好に保たれる。
吐出側通路の一部を別体のオイルギャラリブロックに形
成できるので、エンジンケース内部に形成するオイル通
路の構成を簡略化することができ、この点でもエンジン
の製造が容易になる。しかも、オイルポンプの吐出側通
路とバランサ軸の下端を軸支する軸受部が1つのオイル
ギャラリブロックに設けられて互いに連通しており、吐
出側通路を流れる高圧なオイルが軸受部に直接供給され
るため、バランサ軸の潤滑状態が良好に保たれる。
【0016】そして、本発明に係る船外機のエンジン
は、請求項4に記載したように、オイル通路内の油圧を
監視するオイルプレッシャレギュレータを、オイル通路
に対して上向きに取り付けた。
は、請求項4に記載したように、オイル通路内の油圧を
監視するオイルプレッシャレギュレータを、オイル通路
に対して上向きに取り付けた。
【0017】こうすれば、オイルプレッシャレギュレー
タにオイルの泡が巻き込まれにくくなるのでオイルプレ
ッシャレギュレータの油圧測定精度が向上し、同時にオ
イルプレッシャレギュレータの着脱性が良くなるのでエ
ンジンの整備性も向上する。
タにオイルの泡が巻き込まれにくくなるのでオイルプレ
ッシャレギュレータの油圧測定精度が向上し、同時にオ
イルプレッシャレギュレータの着脱性が良くなるのでエ
ンジンの整備性も向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
船外機の一例を示す右側面図である。また、図2は船外
機のエンジン部分の縦断面図であり、図3は図2のIII-
III 線に沿う横断面図である。
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
船外機の一例を示す右側面図である。また、図2は船外
機のエンジン部分の縦断面図であり、図3は図2のIII-
III 線に沿う横断面図である。
【0019】この船外機1は、最上部に箱状のエンジン
カバー2を有しており、その内部にエンジン3が納めら
れている。エンジンカバー2の前面からはステアリング
ハンドル4が前方に延びており、その先端にエンジン3
の出力調整用のスロットルグリップ5が設けられてい
る。エンジン3は、そのクランク軸6が鉛直方向を向く
よう縦置きに搭載されている。
カバー2を有しており、その内部にエンジン3が納めら
れている。エンジンカバー2の前面からはステアリング
ハンドル4が前方に延びており、その先端にエンジン3
の出力調整用のスロットルグリップ5が設けられてい
る。エンジン3は、そのクランク軸6が鉛直方向を向く
よう縦置きに搭載されている。
【0020】エンジンカバー2の下部にはドライブハウ
ジング7が繋がり、ドライブハウジング7の下部にギヤ
ハウジング8が設けられている。ギヤハウジング8の内
部にはプロペラ軸10が軸支され、このプロペラ軸10の後
端にプロペラ11が設けられている。
ジング7が繋がり、ドライブハウジング7の下部にギヤ
ハウジング8が設けられている。ギヤハウジング8の内
部にはプロペラ軸10が軸支され、このプロペラ軸10の後
端にプロペラ11が設けられている。
【0021】一方、ドライブハウジング7内にはエンジ
ン3のクランク軸6下端から鉛直下に延びるドライブ軸
12が軸支されており、このドライブ軸12の下端がベベル
ギヤ等で構成された前後進切換装置13を介しプロペラ軸
10に連携している。
ン3のクランク軸6下端から鉛直下に延びるドライブ軸
12が軸支されており、このドライブ軸12の下端がベベル
ギヤ等で構成された前後進切換装置13を介しプロペラ軸
10に連携している。
【0022】エンジン3の出力はドライブ軸12および前
後進切換装置13を経てプロペラ軸10に伝達され、前後進
切換装置13の切換操作によってプロペラ軸10およびプロ
ペラ11の回転方向を切り換えたりニュートラルにシフト
することができる。
後進切換装置13を経てプロペラ軸10に伝達され、前後進
切換装置13の切換操作によってプロペラ軸10およびプロ
ペラ11の回転方向を切り換えたりニュートラルにシフト
することができる。
【0023】ドライブハウジング7の上部はクランプブ
ラケット15の回転支持部16に回転自在に軸支されてお
り、このクランプブラケット15が船舶17のトランサム
(船尾部)18に固定される。したがって、船外機1は船
体17に対し 360゜回転可能に設けられ、ステアリングハ
ンドル4を回動することにより船外機1全体の向きを変
えて船体17の操舵を行うことができる。
ラケット15の回転支持部16に回転自在に軸支されてお
り、このクランプブラケット15が船舶17のトランサム
(船尾部)18に固定される。したがって、船外機1は船
体17に対し 360゜回転可能に設けられ、ステアリングハ
ンドル4を回動することにより船外機1全体の向きを変
えて船体17の操舵を行うことができる。
【0024】ところで、エンジンカバー2は、例えば金
属製のロアーカバー2aの上にシール部材19を挟んで合
成樹脂製のアッパーカバー2bが着脱可能に被装された
構造となっており、ロアーカバー2aの上にエンジン3
が固定されている。なお、ステアリングハンドル4はロ
アーカバー2aに一体的に設けられており、アッパーカ
バー2bの後上部には空気取入口20と引き起こしハンド
ルを兼ねた防水カバー21が設けられている。
属製のロアーカバー2aの上にシール部材19を挟んで合
成樹脂製のアッパーカバー2bが着脱可能に被装された
構造となっており、ロアーカバー2aの上にエンジン3
が固定されている。なお、ステアリングハンドル4はロ
アーカバー2aに一体的に設けられており、アッパーカ
バー2bの後上部には空気取入口20と引き起こしハンド
ルを兼ねた防水カバー21が設けられている。
【0025】エンジン3は、例えば4サイクルOHV形
式の単気筒エンジンであり、以下のように構成されてい
る。
式の単気筒エンジンであり、以下のように構成されてい
る。
【0026】まず、エンジンカバー2のロアーカバー2
a上にエンジンケース23が固定されている。このエンジ
ンケース23は、下側のクランクケース23aと上側のシリ
ンダbブロック23bとが接合されて構成されている。シ
リンダブロック23bには後方に向かって水平に延びる筒
状のシリンダスリーブ24が一体に形成されており、この
シリンダスリーブ24の後端にシリンダヘッド25およびヘ
ッドカバー26が固定される。
a上にエンジンケース23が固定されている。このエンジ
ンケース23は、下側のクランクケース23aと上側のシリ
ンダbブロック23bとが接合されて構成されている。シ
リンダブロック23bには後方に向かって水平に延びる筒
状のシリンダスリーブ24が一体に形成されており、この
シリンダスリーブ24の後端にシリンダヘッド25およびヘ
ッドカバー26が固定される。
【0027】シリンダスリーブ24の内側にはシリンダボ
ア27が形成され、シリンダヘッド25にはシリンダボア27
に整合する燃焼室28が形成されている。また、シリンダ
ヘッド25内には燃焼室28に繋がる吸気ポート29と排気ポ
ート30が形成されるとともに、これら2つのポート29,3
0 を開閉する吸気バルブ31および排気バルブ32がセット
され、さらに各バルブ31,32 を開閉させる動弁装置33が
組み込まれている。なお、燃焼室28には点火プラグ34が
設けられている。
ア27が形成され、シリンダヘッド25にはシリンダボア27
に整合する燃焼室28が形成されている。また、シリンダ
ヘッド25内には燃焼室28に繋がる吸気ポート29と排気ポ
ート30が形成されるとともに、これら2つのポート29,3
0 を開閉する吸気バルブ31および排気バルブ32がセット
され、さらに各バルブ31,32 を開閉させる動弁装置33が
組み込まれている。なお、燃焼室28には点火プラグ34が
設けられている。
【0028】一方、クランク軸6は、クランクケース23
a側に設けられたメタル軸受35と、シリンダブロック23
b側に設けられたベアリング36とによって回転自在に軸
支されている。クランク軸6の中間部には上下一対のク
ランクウェブ6a,6bが形成され、その間にクランク
ピン6cが偏心して設けられている。
a側に設けられたメタル軸受35と、シリンダブロック23
b側に設けられたベアリング36とによって回転自在に軸
支されている。クランク軸6の中間部には上下一対のク
ランクウェブ6a,6bが形成され、その間にクランク
ピン6cが偏心して設けられている。
【0029】シリンダボア27にはピストン37が摺動自在
に挿入されており、このピストン37に設けられたピスト
ンピン37aと、クランク軸6のクランクピン6cとの間
がコンロッド38で連結され、これによってシリンダボア
27内におけるピストン37の往復運動がクランク軸6の回
転運動に変換される。クランク軸6の下端にはドライブ
軸12の上端がスプライン嵌合等により回転一体に連結さ
れているため、クランク軸6の回転がそのままドライブ
軸12に伝達される。
に挿入されており、このピストン37に設けられたピスト
ンピン37aと、クランク軸6のクランクピン6cとの間
がコンロッド38で連結され、これによってシリンダボア
27内におけるピストン37の往復運動がクランク軸6の回
転運動に変換される。クランク軸6の下端にはドライブ
軸12の上端がスプライン嵌合等により回転一体に連結さ
れているため、クランク軸6の回転がそのままドライブ
軸12に伝達される。
【0030】ところで、図4は図2の IV-IV線に沿うク
ランクケース23aの平面図であり、図5および図6は、
それぞれ図4の V-V線、 VI-VI線に沿う縦断面図であ
る。
ランクケース23aの平面図であり、図5および図6は、
それぞれ図4の V-V線、 VI-VI線に沿う縦断面図であ
る。
【0031】図3と図5に示すように、エンジンケース
23内にはクランク軸6に平行してバランサ軸40とカム軸
41が軸支されている。この2本の軸40,41 は、その下端
がクランクケース23a側に設けられた軸受部42,43 に軸
支され、上端がシリンダブロック23b側に設けられた軸
受部44,45 に軸支されている。
23内にはクランク軸6に平行してバランサ軸40とカム軸
41が軸支されている。この2本の軸40,41 は、その下端
がクランクケース23a側に設けられた軸受部42,43 に軸
支され、上端がシリンダブロック23b側に設けられた軸
受部44,45 に軸支されている。
【0032】バランサ軸40は、ピストン37の往復運動お
よびクランクウェブ6a,6bの回転運動に伴う慣性力
に起因して発生するエンジン振動を打ち消すための回転
軸であり、例えばクランク軸6の左側に配置されてい
る。一方、カム軸41は、シリンダヘッド25に組み込まれ
た動弁装置33を駆動するための回転軸であり、例えばク
ランク軸6の右側に配置されている。
よびクランクウェブ6a,6bの回転運動に伴う慣性力
に起因して発生するエンジン振動を打ち消すための回転
軸であり、例えばクランク軸6の左側に配置されてい
る。一方、カム軸41は、シリンダヘッド25に組み込まれ
た動弁装置33を駆動するための回転軸であり、例えばク
ランク軸6の右側に配置されている。
【0033】クランク軸6の上側のクランクウェブ6a
の上方にはバランサドライブギヤ47が固定されており、
このバランサドライブギヤ47がバランサ軸40に設けられ
たバランサドリブンギヤ48に噛み合っている。また、ク
ランク軸6の下側のクランクウェブ6bの下方にはカム
ドライブギヤ49が固定されており、このカムドライブギ
ヤ49がカム軸41に設けられたカムドリブンギヤ50に噛み
合っている。
の上方にはバランサドライブギヤ47が固定されており、
このバランサドライブギヤ47がバランサ軸40に設けられ
たバランサドリブンギヤ48に噛み合っている。また、ク
ランク軸6の下側のクランクウェブ6bの下方にはカム
ドライブギヤ49が固定されており、このカムドライブギ
ヤ49がカム軸41に設けられたカムドリブンギヤ50に噛み
合っている。
【0034】バランサドライブギヤ47とバランサドリブ
ンギヤ48の歯数は同一に設定されており、カムドライブ
ギヤ49の歯数はカムドリブンギヤ50の歯数の2分の1に
設定されている。したがって、クランク軸6が回転する
とバランサ軸40にはクランク軸6の回転が等速伝達さ
れ、カム軸41にはクランク軸6の回転が2分の1に減速
されて伝達される。
ンギヤ48の歯数は同一に設定されており、カムドライブ
ギヤ49の歯数はカムドリブンギヤ50の歯数の2分の1に
設定されている。したがって、クランク軸6が回転する
とバランサ軸40にはクランク軸6の回転が等速伝達さ
れ、カム軸41にはクランク軸6の回転が2分の1に減速
されて伝達される。
【0035】バランサ軸40は中空部40dを備えた中空軸
状に形成されており、上下2つのバランスウェイト40
a,40bが一体に形成されている。また、上下のバラン
スウェイト40a,40bの間には偏心カム40cが形成され
ている。
状に形成されており、上下2つのバランスウェイト40
a,40bが一体に形成されている。また、上下のバラン
スウェイト40a,40bの間には偏心カム40cが形成され
ている。
【0036】そして、図3に示すようにエンジンケース
23に設けられたプランジャ式の燃料ポンプ51の被動ロッ
ド51aが偏心カム40cに当接しているため、バランサ軸
40が回転すると偏心カム40cにより被動ロッド51aが周
期的に押圧されて燃料の吐出が行われ、キャブレタ等の
燃料供給装置に燃料が供給される。
23に設けられたプランジャ式の燃料ポンプ51の被動ロッ
ド51aが偏心カム40cに当接しているため、バランサ軸
40が回転すると偏心カム40cにより被動ロッド51aが周
期的に押圧されて燃料の吐出が行われ、キャブレタ等の
燃料供給装置に燃料が供給される。
【0037】一方、カム軸41には吸気カム41aと排気カ
ム41bが形成されており、カム軸41の回転に伴う吸気カ
ム41aおよび排気カム41bの動きが2個のタペット52お
よび2本のプッシュロッド53を介して動弁装置33に伝達
され、動弁装置33が駆動されて吸気バルブ31および排気
バルブ32が開閉する。
ム41bが形成されており、カム軸41の回転に伴う吸気カ
ム41aおよび排気カム41bの動きが2個のタペット52お
よび2本のプッシュロッド53を介して動弁装置33に伝達
され、動弁装置33が駆動されて吸気バルブ31および排気
バルブ32が開閉する。
【0038】ところで、図4および図5に示すように、
エンジンケース23の底部(クランクケース23a)にはオ
イルポンプハウジング55が台座状に形成されており、こ
のオイルポンプハウジング55の上に別体のオイルギャラ
リブロック56が3本のボルト57によって締結される。そ
して、このオイルギャラリブロック56の上部に、前述の
如くバランサ軸40の下端を軸支する軸受部42が形成され
ている。
エンジンケース23の底部(クランクケース23a)にはオ
イルポンプハウジング55が台座状に形成されており、こ
のオイルポンプハウジング55の上に別体のオイルギャラ
リブロック56が3本のボルト57によって締結される。そ
して、このオイルギャラリブロック56の上部に、前述の
如くバランサ軸40の下端を軸支する軸受部42が形成され
ている。
【0039】オイルポンプハウジング55の内部には、例
えばトロコイド式のオイルポンプ58が設けられている。
このオイルポンプ58の主軸58aは上方に延びて軸受部42
内に突入し、バランサ軸40の下端に回転一体に結合され
ているため、バランサ軸40が回転するとオイルポンプ58
が直接駆動される。
えばトロコイド式のオイルポンプ58が設けられている。
このオイルポンプ58の主軸58aは上方に延びて軸受部42
内に突入し、バランサ軸40の下端に回転一体に結合され
ているため、バランサ軸40が回転するとオイルポンプ58
が直接駆動される。
【0040】オイルポンプ58の吸入側通路58bと吐出側
通路58cは、オイルポンプハウジング55とオイルギャラ
リブロック56との間に構成されている。オイルギャラリ
ブロック56には吸入側通路58bに繋がるオイル通路59が
設けられており、ここに接続されたパイプ状のオイルス
トレーナ60が下方に湾曲してクランクケース23aの底面
近くまで延びている。
通路58cは、オイルポンプハウジング55とオイルギャラ
リブロック56との間に構成されている。オイルギャラリ
ブロック56には吸入側通路58bに繋がるオイル通路59が
設けられており、ここに接続されたパイプ状のオイルス
トレーナ60が下方に湾曲してクランクケース23aの底面
近くまで延びている。
【0041】一方、クランクケース23aの外部にはオイ
ルフィルタハウジング61が設けられており、その内部に
オイルフィルタ62が収容されている。オイルフィルタ62
はオイルフィルタハウジング61の上蓋63を外すことによ
り取り出すことができ、洗浄や交換が可能である。
ルフィルタハウジング61が設けられており、その内部に
オイルフィルタ62が収容されている。オイルフィルタ62
はオイルフィルタハウジング61の上蓋63を外すことによ
り取り出すことができ、洗浄や交換が可能である。
【0042】そして、オイルポンプ58の吐出側通路58c
から水平に延びるオイル通路65がオイルフィルタハウジ
ング61の底部に設けられた入口通路66に繋がり、同じく
オイルフィルタハウジング61の底部に設けられた出口通
路67から延びるオイル通路68がクランク軸6の下側のメ
タル軸受35に繋がっている。
から水平に延びるオイル通路65がオイルフィルタハウジ
ング61の底部に設けられた入口通路66に繋がり、同じく
オイルフィルタハウジング61の底部に設けられた出口通
路67から延びるオイル通路68がクランク軸6の下側のメ
タル軸受35に繋がっている。
【0043】また、クランク軸6の内部には、下側のメ
タル軸受35の位置から斜め上方に延びてクランクピン6
cに開口するオイル通路69が形成されている。このオイ
ル通路69の端部はプラグ70で閉塞される。
タル軸受35の位置から斜め上方に延びてクランクピン6
cに開口するオイル通路69が形成されている。このオイ
ル通路69の端部はプラグ70で閉塞される。
【0044】一方、図5に示すように、オイルギャラリ
ブロック56には吐出側通路58cを軸受部42に連通させる
小孔72が穿設されている。この小孔72により、吐出側通
路58cが軸受部42を経てバランサ軸40の中空部40d下端
に連通する。
ブロック56には吐出側通路58cを軸受部42に連通させる
小孔72が穿設されている。この小孔72により、吐出側通
路58cが軸受部42を経てバランサ軸40の中空部40d下端
に連通する。
【0045】また、シリンダブロック23bの上部には水
平に延びるオイル通路73が形成されている。このオイル
通路73は、バランサ軸40の上端を軸支する軸受部44とク
ランク軸6の上側のベアリング36とカム軸41の上端を軸
支する軸受部45とを結ぶように形成されている。なお、
ベアリング36の周囲にはオイル溝74が形成され、オイル
通路73の両端はプラグ75で閉塞されている。
平に延びるオイル通路73が形成されている。このオイル
通路73は、バランサ軸40の上端を軸支する軸受部44とク
ランク軸6の上側のベアリング36とカム軸41の上端を軸
支する軸受部45とを結ぶように形成されている。なお、
ベアリング36の周囲にはオイル溝74が形成され、オイル
通路73の両端はプラグ75で閉塞されている。
【0046】バランサ軸40の中空部40dの上端には小孔
76が穿設されており、この小孔76によってバランサ軸40
の中空部40dがオイル通路73に連通している。したがっ
て、バランサ軸40の中空部40dは、その一端(下端)が
小孔72によりオイルポンプ58の吐出側通路58cに連通
し、他端(上端)が小孔76とオイル通路73とによりエン
ジン3の潤滑部(軸受部36,44,45)に連通している。
76が穿設されており、この小孔76によってバランサ軸40
の中空部40dがオイル通路73に連通している。したがっ
て、バランサ軸40の中空部40dは、その一端(下端)が
小孔72によりオイルポンプ58の吐出側通路58cに連通
し、他端(上端)が小孔76とオイル通路73とによりエン
ジン3の潤滑部(軸受部36,44,45)に連通している。
【0047】ところで、図6に示すようにオイル通路68
の中間部には油圧監視用のオイルプレッシャレギュレー
タ79が上向きに設けられており、オイル通路68の先端に
はオイルプレッシャスイッチ80が設けられている。そし
て、図2および図5に示すようにエンジンケース23の底
部には所定量のオイル81が貯溜されている。
の中間部には油圧監視用のオイルプレッシャレギュレー
タ79が上向きに設けられており、オイル通路68の先端に
はオイルプレッシャスイッチ80が設けられている。そし
て、図2および図5に示すようにエンジンケース23の底
部には所定量のオイル81が貯溜されている。
【0048】エンジン3は以上のように構成されてい
る。なお、エンジン3の上部には発電用のフライホイー
ルマグネト装置82とロープリコイル式の始動装置83が設
けられている。
る。なお、エンジン3の上部には発電用のフライホイー
ルマグネト装置82とロープリコイル式の始動装置83が設
けられている。
【0049】このエンジン3が始動すると、クランク軸
6の回転によってバランサ軸40が回転駆動され、バラン
サ軸40に設けられた2つのバランスウェイト40a,40b
の遠心力により、ピストン37の往復運動およびクランク
ウェブ6a,6bの回転運動に伴う慣性力に起因して発
生するエンジン振動が打ち消される。このため、エンジ
ン3の静粛性が大きく向上する。
6の回転によってバランサ軸40が回転駆動され、バラン
サ軸40に設けられた2つのバランスウェイト40a,40b
の遠心力により、ピストン37の往復運動およびクランク
ウェブ6a,6bの回転運動に伴う慣性力に起因して発
生するエンジン振動が打ち消される。このため、エンジ
ン3の静粛性が大きく向上する。
【0050】同時に、バランサ軸40が回転することによ
りオイルポンプ58が駆動され、エンジンケース23の底部
に貯溜されたオイル81がオイルストレーナ60とオイル通
路59と吸入側通路58bを経てオイルポンプ58に吸入され
る。オイルポンプ58に吸入されたオイルは吐出側通路58
c側に圧送され、ここからオイル通路65と小孔72とに分
れて流れる。
りオイルポンプ58が駆動され、エンジンケース23の底部
に貯溜されたオイル81がオイルストレーナ60とオイル通
路59と吸入側通路58bを経てオイルポンプ58に吸入され
る。オイルポンプ58に吸入されたオイルは吐出側通路58
c側に圧送され、ここからオイル通路65と小孔72とに分
れて流れる。
【0051】オイル通路65に流れたオイル81は入口通路
66からオイルフィルタハウジング61内に流入し、オイル
フィルタ62によって濾過された後に出口通路67とオイル
通路68を流れ、その一部がクランク軸6の下側のメタル
軸受35に供給される。残る大部分のオイル81は、クラン
ク軸6内のオイル通路69を流れてクランクピン6cとコ
ンロッド38の大端部との間を潤滑した後、クランク軸6
の回転遠心力によってクランクケース23内に飛散し、シ
リンダボア27とピストン37との間の摺動面やピストンピ
ン37aとコンロッド38の小端部との間、さらにカム軸41
の吸気カム41aと排気カム41bおよびタペット52、プッ
シュロッド53等を潤滑してクランクケース23の底部に流
れ落ちる。
66からオイルフィルタハウジング61内に流入し、オイル
フィルタ62によって濾過された後に出口通路67とオイル
通路68を流れ、その一部がクランク軸6の下側のメタル
軸受35に供給される。残る大部分のオイル81は、クラン
ク軸6内のオイル通路69を流れてクランクピン6cとコ
ンロッド38の大端部との間を潤滑した後、クランク軸6
の回転遠心力によってクランクケース23内に飛散し、シ
リンダボア27とピストン37との間の摺動面やピストンピ
ン37aとコンロッド38の小端部との間、さらにカム軸41
の吸気カム41aと排気カム41bおよびタペット52、プッ
シュロッド53等を潤滑してクランクケース23の底部に流
れ落ちる。
【0052】また、オイルポンプ58の吐出側通路58cか
ら小孔72に流れたオイル81は、その一部がバランサ軸40
の下側の軸受部42に供給され、他はバランサ軸40の中空
部40dを上方に流れて小孔76からオイル通路73に流れ、
バランサ軸40の上側の軸受部44とクランク軸6の上端を
支持するベアリング36とカム軸41の上側の軸受部45を潤
滑する。
ら小孔72に流れたオイル81は、その一部がバランサ軸40
の下側の軸受部42に供給され、他はバランサ軸40の中空
部40dを上方に流れて小孔76からオイル通路73に流れ、
バランサ軸40の上側の軸受部44とクランク軸6の上端を
支持するベアリング36とカム軸41の上側の軸受部45を潤
滑する。
【0053】オイル通路68に設けられたオイルプレッシ
ャレギュレータ79はオイル通路68内の油圧を監視し、例
えば油圧が上がり過ぎた時に船外機1の制御パネル等に
設けられたブザーやランプ等の警報手段を作動させる。
また、オイルプレッシャスイッチ80は、オイル通路68内
の油圧が下がり過ぎた時に上記警報手段を作動させる。
ャレギュレータ79はオイル通路68内の油圧を監視し、例
えば油圧が上がり過ぎた時に船外機1の制御パネル等に
設けられたブザーやランプ等の警報手段を作動させる。
また、オイルプレッシャスイッチ80は、オイル通路68内
の油圧が下がり過ぎた時に上記警報手段を作動させる。
【0054】このエンジン3のように、クランク軸6と
等速で回転するバランサ軸40によってオイルポンプ58を
直接駆動するようにすれば、オイルポンプ58をクランク
軸6と等速の駆動回転速度で速く駆動することができ
る。このため、クランク軸6の半分の回転速度で回転す
るカム軸41でオイルポンプ58を駆動した場合に比較し、
オイルポンプ58の容量が小さくても充分なオイル吐出量
を得ることができる。したがって、オイルポンプ58およ
びエンジン3自体の小形化を図ることができる。
等速で回転するバランサ軸40によってオイルポンプ58を
直接駆動するようにすれば、オイルポンプ58をクランク
軸6と等速の駆動回転速度で速く駆動することができ
る。このため、クランク軸6の半分の回転速度で回転す
るカム軸41でオイルポンプ58を駆動した場合に比較し、
オイルポンプ58の容量が小さくても充分なオイル吐出量
を得ることができる。したがって、オイルポンプ58およ
びエンジン3自体の小形化を図ることができる。
【0055】また、このエンジン3では、バランサ軸40
が中空軸状に形成されており、その中空部40dの一端
(下端)がオイルポンプ58の吐出側通路58cに連通し、
中空部40dの他端(上端)がエンジンの潤滑部(36,44,
45)に連通するように構成されているため、バランサ軸
40の中空部40dがそのままオイル通路として活用されて
いる。したがって、エンジンケース23の内部に形成する
オイル通路の数を減らすことができ、エンジン3の製造
が容易になっている。
が中空軸状に形成されており、その中空部40dの一端
(下端)がオイルポンプ58の吐出側通路58cに連通し、
中空部40dの他端(上端)がエンジンの潤滑部(36,44,
45)に連通するように構成されているため、バランサ軸
40の中空部40dがそのままオイル通路として活用されて
いる。したがって、エンジンケース23の内部に形成する
オイル通路の数を減らすことができ、エンジン3の製造
が容易になっている。
【0056】さらに、このエンジン3では、オイルポン
プ58の吸入側通路58bと吐出側通路58cがエンジンケー
ス23の底部(オイルポンプハウジング55)とその上に固
定される別体のオイルギャラリブロック56との間に構成
されているので、吸入側通路58bと吐出側通路58cをエ
ンジンケース23の底部側に全て形成する必要がなく、こ
の点でもエンジンケース23の内部に形成するオイル通路
の構成を簡略化することができ、エンジン3の製造が容
易になっている。
プ58の吸入側通路58bと吐出側通路58cがエンジンケー
ス23の底部(オイルポンプハウジング55)とその上に固
定される別体のオイルギャラリブロック56との間に構成
されているので、吸入側通路58bと吐出側通路58cをエ
ンジンケース23の底部側に全て形成する必要がなく、こ
の点でもエンジンケース23の内部に形成するオイル通路
の構成を簡略化することができ、エンジン3の製造が容
易になっている。
【0057】しかも、オイルポンプ58の吐出側通路58c
とバランサ軸40の下端を軸支する軸受部42が1つのオイ
ルギャラリブロック56に設けられており、小孔72を介し
て互いに連通しているため、吐出側通路58cを流れる高
圧なオイルが小孔72を経て軸受部42に直接供給されるよ
うになっている。このため、バランサ軸40の潤滑状態を
良好に保つことができる。
とバランサ軸40の下端を軸支する軸受部42が1つのオイ
ルギャラリブロック56に設けられており、小孔72を介し
て互いに連通しているため、吐出側通路58cを流れる高
圧なオイルが小孔72を経て軸受部42に直接供給されるよ
うになっている。このため、バランサ軸40の潤滑状態を
良好に保つことができる。
【0058】また、このエンジン3では、オイル通路68
内の油圧を監視するオイルプレッシャレギュレータ79を
オイル通路68に対して上向きに取り付けてあるため、オ
イルプレッシャレギュレータ79にオイルの泡が巻き込ま
れにくくなっている。このため、オイルプレッシャレギ
ュレータ79の油圧測定精度が向上し、同時にオイルプレ
ッシャレギュレータ79の着脱性が良くなるのでエンジン
3の整備性も向上する。
内の油圧を監視するオイルプレッシャレギュレータ79を
オイル通路68に対して上向きに取り付けてあるため、オ
イルプレッシャレギュレータ79にオイルの泡が巻き込ま
れにくくなっている。このため、オイルプレッシャレギ
ュレータ79の油圧測定精度が向上し、同時にオイルプレ
ッシャレギュレータ79の着脱性が良くなるのでエンジン
3の整備性も向上する。
【0059】なお、本実施形態ではエンジン3が4サイ
クルOHV形式の単気筒エンジンとされているが、クラ
ンク軸と等速で回転するバランサ軸を備えたエンジンで
あれば、例えば多気筒の4サイクルエンジンや、OHC
形式のエンジン等にも本発明に係る構成を適用すること
ができる。また、船外機以外に用いられているエンジン
にも本発明に係る構成を適用することができる。
クルOHV形式の単気筒エンジンとされているが、クラ
ンク軸と等速で回転するバランサ軸を備えたエンジンで
あれば、例えば多気筒の4サイクルエンジンや、OHC
形式のエンジン等にも本発明に係る構成を適用すること
ができる。また、船外機以外に用いられているエンジン
にも本発明に係る構成を適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のエンジンは、クランク軸が鉛直方向を向くように縦
置きに船外機に搭載され、そのエンジンケース内にクラ
ンク軸に平行してバランサ軸が軸支され、このバランサ
軸にクランク軸の回転が等速伝達されるように構成され
た船外機のエンジンにおいて、オイルポンプをバランサ
軸付近に設置し、このオイルポンプをバランサ軸で直接
駆動するように構成したことを特徴とするものである。
機のエンジンは、クランク軸が鉛直方向を向くように縦
置きに船外機に搭載され、そのエンジンケース内にクラ
ンク軸に平行してバランサ軸が軸支され、このバランサ
軸にクランク軸の回転が等速伝達されるように構成され
た船外機のエンジンにおいて、オイルポンプをバランサ
軸付近に設置し、このオイルポンプをバランサ軸で直接
駆動するように構成したことを特徴とするものである。
【0061】このように、クランク軸の回転が等速伝達
されるバランサ軸によってオイルポンプを直接駆動する
ように構成すれば、オイルポンプをクランク軸と同じ駆
動回転速度で速く駆動することができるため、その分オ
イルポンプの容量を小さくしてオイルポンプおよびエン
ジン自体の小形化を図ることができる。
されるバランサ軸によってオイルポンプを直接駆動する
ように構成すれば、オイルポンプをクランク軸と同じ駆
動回転速度で速く駆動することができるため、その分オ
イルポンプの容量を小さくしてオイルポンプおよびエン
ジン自体の小形化を図ることができる。
【0062】また、本発明に係る船外機のエンジンは、
バランサ軸を中空軸状に形成し、その中空部の一端をオ
イルポンプの吐出側通路に連通させるとともに、中空部
の他端をエンジンの潤滑部に連通させた。
バランサ軸を中空軸状に形成し、その中空部の一端をオ
イルポンプの吐出側通路に連通させるとともに、中空部
の他端をエンジンの潤滑部に連通させた。
【0063】こうすれば、バランサ軸の中空部がそのま
まオイル通路として活用されるので、エンジンケース内
部に形成するオイル通路の数を減らしてオイル通路の構
成を簡略化することができ、これによってエンジンの製
造を容易にすることができる。
まオイル通路として活用されるので、エンジンケース内
部に形成するオイル通路の数を減らしてオイル通路の構
成を簡略化することができ、これによってエンジンの製
造を容易にすることができる。
【0064】さらに、本発明に係る船外機のエンジン
は、オイルポンプをエンジンケースの底部に設置し、オ
イルポンプの吸入側通路と吐出側通路を、エンジンケー
スの底部およびその上に固定される別体のオイルギャラ
リブロックとの間に構成し、オイルギャラリブロックに
バランサ軸の下端を軸支する軸受部を設け、この軸受部
と吐出側通路とを連通させた。
は、オイルポンプをエンジンケースの底部に設置し、オ
イルポンプの吸入側通路と吐出側通路を、エンジンケー
スの底部およびその上に固定される別体のオイルギャラ
リブロックとの間に構成し、オイルギャラリブロックに
バランサ軸の下端を軸支する軸受部を設け、この軸受部
と吐出側通路とを連通させた。
【0065】これにより、オイルポンプの吸入側通路と
吐出側通路の一部を別体のオイルギャラリブロックに形
成できるので、エンジンケース内部に形成するオイル通
路の構成を簡略化することができ、この点でもエンジン
の製造が容易になる。しかも、オイルポンプの吐出側通
路とバランサ軸の下端を軸支する軸受部が1つのオイル
ギャラリブロックに設けられて互いに連通しており、吐
出側通路を流れる高圧なオイルが軸受部に直接供給され
るため、バランサ軸の潤滑状態が良好に保たれる。
吐出側通路の一部を別体のオイルギャラリブロックに形
成できるので、エンジンケース内部に形成するオイル通
路の構成を簡略化することができ、この点でもエンジン
の製造が容易になる。しかも、オイルポンプの吐出側通
路とバランサ軸の下端を軸支する軸受部が1つのオイル
ギャラリブロックに設けられて互いに連通しており、吐
出側通路を流れる高圧なオイルが軸受部に直接供給され
るため、バランサ軸の潤滑状態が良好に保たれる。
【0066】そして、本発明に係る船外機のエンジン
は、オイル通路内の油圧を監視するオイルプレッシャレ
ギュレータを、オイル通路に対して上向きに取り付けた
ので、オイルプレッシャレギュレータにオイルの泡が巻
き込まれにくくなり、オイルプレッシャレギュレータの
油圧測定精度が向上するとともに、オイルプレッシャレ
ギュレータの着脱性が良くなるのでエンジンの整備性を
向上させることができる。
は、オイル通路内の油圧を監視するオイルプレッシャレ
ギュレータを、オイル通路に対して上向きに取り付けた
ので、オイルプレッシャレギュレータにオイルの泡が巻
き込まれにくくなり、オイルプレッシャレギュレータの
油圧測定精度が向上するとともに、オイルプレッシャレ
ギュレータの着脱性が良くなるのでエンジンの整備性を
向上させることができる。
【図1】本発明に係る船外機の一例を示す右側面図。
【図2】船外機のエンジン部分の縦断面図。
【図3】図2のIII-III 線に沿う横断面図。
【図4】図2の IV-IV線に沿うクランクケースの平面
図。
図。
【図5】図4の V-V線に沿う縦断面図で、本発明の一実
施形態を示す図。
施形態を示す図。
【図6】図4の VI-VI線に沿う縦断面図。
1 船外機 3 エンジン 6 クランク軸 23 エンジンケース 36,44,45 エンジンの潤滑部である軸受部 40 バランサ軸 40d バランサ軸の中空部 41 カム軸 42 バランサ軸の下端を軸支する軸受部 55 オイルポンプハウジング 56 オイルギャラリブロック 58 オイルポンプ 58b オイルポンプの吸入側通路 58c オイルポンプの吐出側通路 59,65,68,69,73 オイル通路 79 オイルプレッシャレギュレータ 81 オイル
Claims (4)
- 【請求項1】 クランク軸6が鉛直方向を向くように縦
置きに船外機1に搭載され、そのエンジンケース23内に
クランク軸6に平行してバランサ軸40が軸支され、この
バランサ軸40にクランク軸6の回転が等速伝達されるよ
うに構成された船外機のエンジンにおいて、オイルポン
プ58をバランサ軸40付近に設置し、このオイルポンプ58
をバランサ軸40で直接駆動するように構成したことを特
徴とする船外機のエンジン3。 - 【請求項2】 バランサ軸40を中空軸状に形成し、その
中空部40dの一端をオイルポンプ58の吐出側通路58cに
連通させるとともに、中空部40dの他端をエンジン3の
潤滑部(例えば36,44,45)に連通させた請求項1に記載
の船外機のエンジン3。 - 【請求項3】 オイルポンプ58をエンジンケース23の底
部に設置し、オイルポンプ58の吸入側通路58bと吐出側
通路58cを、エンジンケース23の底部(55)およびその上
に固定される別体のオイルギャラリブロック56との間に
構成し、オイルギャラリブロック56にバランサ軸40の下
端を軸支する軸受部42を設け、この軸受部42と吐出側通
路58cとを連通させた請求項2に記載の船外機のエンジ
ン3。 - 【請求項4】 オイル通路68内の油圧を監視するオイル
プレッシャレギュレータ79を、オイル通路68に対して上
向きに取り付けた請求項1〜3のいずれかに記載の船外
機のエンジン3。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19779396A JPH1037731A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 船外機のエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19779396A JPH1037731A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 船外機のエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037731A true JPH1037731A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16380453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19779396A Pending JPH1037731A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 船外機のエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1037731A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003336791A (ja) * | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Suzuki Motor Corp | 内燃機関におけるバランサシャフト周辺構造 |
| JP2017129102A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | スズキ株式会社 | 船外機 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19779396A patent/JPH1037731A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003336791A (ja) * | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Suzuki Motor Corp | 内燃機関におけるバランサシャフト周辺構造 |
| JP2017129102A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | スズキ株式会社 | 船外機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0849450B1 (en) | A vertical internal combustion engine | |
| JP4058926B2 (ja) | 船外機の潤滑装置 | |
| JP3307233B2 (ja) | 船外機のエンジン | |
| US10408097B2 (en) | Four-cycle OHV engine | |
| JP3334503B2 (ja) | 船外機のエンジン | |
| JP3994710B2 (ja) | 縦型エンジンの潤滑装置 | |
| JP2017048774A (ja) | Ohv型4サイクルエンジン | |
| JP3972496B2 (ja) | 船外機 | |
| JP2572502B2 (ja) | 2サイクルエンジンのバランサ機構 | |
| US20060102123A1 (en) | Valve drive mechanism in an internal combustion engine | |
| JP2970079B2 (ja) | 船外機のエンジン潤滑構造 | |
| JPH0476209A (ja) | 4サイクルエンジンのオイル供給装置 | |
| JP4577008B2 (ja) | 船外機の潤滑通路構造 | |
| JPH1181950A (ja) | ドライサンプ式4サイクルエンジン | |
| JP2876398B2 (ja) | 船外機における4サイクルエンジンのオイルポンプ装置 | |
| JP4161774B2 (ja) | 4サイクルエンジンにおけるカムシャフト支持構造 | |
| JP3896805B2 (ja) | 船外機用4サイクルエンジン | |
| JPS58178819A (ja) | 4サイクル内燃機関 | |
| JPH10231734A (ja) | 堅型内燃機関 | |
| JP2000297655A (ja) | 4サイクルエンジン | |
| JP3998483B2 (ja) | デコンプ手段を備える内燃機関のデコンプリフト量調整方法 | |
| JP3870737B2 (ja) | 船外機のオイル戻し構造 | |
| JP2000179321A (ja) | 縦形エンジンの潤滑構造 | |
| JP2003254030A (ja) | 4ストローク内燃機関のブリーザ装置 | |
| JPH04342811A (ja) | 船外機のエンジン潤滑構造 |