JPH1038017A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents
流体封入式マウント装置Info
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- JPH1038017A JPH1038017A JP19749396A JP19749396A JPH1038017A JP H1038017 A JPH1038017 A JP H1038017A JP 19749396 A JP19749396 A JP 19749396A JP 19749396 A JP19749396 A JP 19749396A JP H1038017 A JPH1038017 A JP H1038017A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第一のオリフィス通路による低周波振動に対
する防振効果および可動部材による高周波振動に対する
防振効果と、第二のオリフィス通路による中周波振動に
対する防振効果とを、簡単な防振特性の切換構造および
切換制御によって、選択的に且つ有利に得ることの出来
る流体封入式マウント装置の提供。 【解決手段】 第一の可撓性膜44を第二のオリフィス
通路66の開口部に押し付けて閉塞せしめる押圧部材7
4の背後に第一の作用室88を形成し、該第一の作用室
88に負圧力を及ぼすことによって、押圧部材74によ
る第一の可撓性膜44の押し付けを解除せしめて第二の
オリフィス通路66を連通させるようにする一方、可動
部材100の背後に密閉された副室112を形成し、該
副室112に負圧力を及ぼすことによって、可動部材1
00の変形乃至は変位による液圧吸収を阻止せしめるよ
うにした。
する防振効果および可動部材による高周波振動に対する
防振効果と、第二のオリフィス通路による中周波振動に
対する防振効果とを、簡単な防振特性の切換構造および
切換制御によって、選択的に且つ有利に得ることの出来
る流体封入式マウント装置の提供。 【解決手段】 第一の可撓性膜44を第二のオリフィス
通路66の開口部に押し付けて閉塞せしめる押圧部材7
4の背後に第一の作用室88を形成し、該第一の作用室
88に負圧力を及ぼすことによって、押圧部材74によ
る第一の可撓性膜44の押し付けを解除せしめて第二の
オリフィス通路66を連通させるようにする一方、可動
部材100の背後に密閉された副室112を形成し、該
副室112に負圧力を及ぼすことによって、可動部材1
00の変形乃至は変位による液圧吸収を阻止せしめるよ
うにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動作
用を利用して防振効果を得るようにした流体封入式マウ
ント装置に係り、特に低周波振動および中周波振動に対
して防振効果を発揮する第一及び第二のオリフィス通路
と、高周波振動に対して防振効果を発揮する可動部材を
併せ備えた流体封入式マウント装置に関するものであ
る。
用を利用して防振効果を得るようにした流体封入式マウ
ント装置に係り、特に低周波振動および中周波振動に対
して防振効果を発揮する第一及び第二のオリフィス通路
と、高周波振動に対して防振効果を発揮する可動部材を
併せ備えた流体封入式マウント装置に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来から、マウント装置の一種として、そ
れぞれ防振連結される部材に取り付けられる第一の取付
部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一
方、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成されて振動が入
力される受圧室と、壁部の一部が可撓性膜で構成されて
容積可変とされた平衡室を設けて、それら受圧室と平衡
室に水等の非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧
室と平衡室の間にオリフィス通路を形成し、オリフィス
通路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に
基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント
装置が知られている。
れぞれ防振連結される部材に取り付けられる第一の取付
部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一
方、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成されて振動が入
力される受圧室と、壁部の一部が可撓性膜で構成されて
容積可変とされた平衡室を設けて、それら受圧室と平衡
室に水等の非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧
室と平衡室の間にオリフィス通路を形成し、オリフィス
通路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に
基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント
装置が知られている。
【0003】さらに、特開昭59−117929号公報
等には、広い周波数域や複数の周波数域の入力振動に対
して有効な防振効果を得るために、低周波振動に対して
防振効果を発揮するようにチューニングした第一のオリ
フィス通路と、中周波振動に対して防振効果を発揮する
ようにチューニングした第二のオリフィス通路を設ける
と共に、第二のオリフィス通路を遮断する遮断手段を設
けて、第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路を
択一的に機能せしめるようにする一方、変形乃至は変位
に基づいて受圧室の内圧変動を吸収して高周波振動に対
する防振性能を向上せしめる可動部材を、受圧室の壁部
に配設した流体封入式マウント装置が開示されている。
このようなマウント装置は、例えば自動車用エンジンマ
ウントに好適に採用され、それによって、停車時におけ
るアイドリング振動等の中周波振動に対して第二のオリ
フィス通路による振動絶縁効果を得ると共に、走行時に
おけるシェイク等の低周波振動に対する減衰効果を第一
のオリフィス通路によって、こもり音等の高周波振動に
対する絶縁効果を可動部材によって、それぞれ得ること
が可能となる。
等には、広い周波数域や複数の周波数域の入力振動に対
して有効な防振効果を得るために、低周波振動に対して
防振効果を発揮するようにチューニングした第一のオリ
フィス通路と、中周波振動に対して防振効果を発揮する
ようにチューニングした第二のオリフィス通路を設ける
と共に、第二のオリフィス通路を遮断する遮断手段を設
けて、第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路を
択一的に機能せしめるようにする一方、変形乃至は変位
に基づいて受圧室の内圧変動を吸収して高周波振動に対
する防振性能を向上せしめる可動部材を、受圧室の壁部
に配設した流体封入式マウント装置が開示されている。
このようなマウント装置は、例えば自動車用エンジンマ
ウントに好適に採用され、それによって、停車時におけ
るアイドリング振動等の中周波振動に対して第二のオリ
フィス通路による振動絶縁効果を得ると共に、走行時に
おけるシェイク等の低周波振動に対する減衰効果を第一
のオリフィス通路によって、こもり音等の高周波振動に
対する絶縁効果を可動部材によって、それぞれ得ること
が可能となる。
【0004】ところが、高周波振動の防振性能向上のた
めに可動部材を配設すると、低周波振動や中周波振動の
入力時においても、可動部材によって受圧室の内圧変動
が吸収されるために、この可動部材による内圧変動吸収
分だけ、オリフィス通路を流動せしめられる流体量が減
少することとなり、特に、振幅が小さい中周波振動に対
する第二のオリフィス通路による防振効果が大きく低下
してしまうおそれがあった。
めに可動部材を配設すると、低周波振動や中周波振動の
入力時においても、可動部材によって受圧室の内圧変動
が吸収されるために、この可動部材による内圧変動吸収
分だけ、オリフィス通路を流動せしめられる流体量が減
少することとなり、特に、振幅が小さい中周波振動に対
する第二のオリフィス通路による防振効果が大きく低下
してしまうおそれがあった。
【0005】なお、このような問題に鑑み、特開平4−
277341号公報等には、受圧室に配したロータリバ
ルブによって、第二のオリフィス通路と可動部材を択一
的に機能せしめるようにした流体封入式マウント装置が
提案されているが、かかる構造のものは、構造が極めて
複雑化することが避けられないという問題があった。
277341号公報等には、受圧室に配したロータリバ
ルブによって、第二のオリフィス通路と可動部材を択一
的に機能せしめるようにした流体封入式マウント装置が
提案されているが、かかる構造のものは、構造が極めて
複雑化することが避けられないという問題があった。
【0006】また、特開平4−277341号公報に
は、第二のオリフィス通路が開口する平衡室を、第一の
オリフィス通路が開口する平衡室に対して独立形成する
と共に、該第二のオリフィス通路が開口する平衡室の壁
部の一部を構成する可撓性膜の背後の第一の空気室を形
成する一方、可動部材の背後に第二の空気室を形成し、
それら第一の空気室と第二の空気室に対して択一的に負
圧空気を及ぼしめて、第一の空気室の可撓性膜と第二の
空気室の可動部材を択一的に吸引拘束せしめることによ
り、第二のオリフィス通路と可動部材を択一的に機能せ
しめるようにした流体封入式マウント装置が提案されて
いる。しかしながら、かかる構造のものは、第一の空気
室を負圧源に接続する第一の切換弁と第二の空気室を負
圧源に接続する第二の切換弁をそれぞれ装着して、それ
ら第一の切換弁および第二の切換弁を選択的に切換制御
しなければならないことに加えて、第一のオリフィス通
路が開口する平衡室と第二のオリフィス通路が開口する
平衡室を相互に独立して形成する必要があるために、部
品点数が多くなると共に、構造および制御が複雑となる
不具合があった。
は、第二のオリフィス通路が開口する平衡室を、第一の
オリフィス通路が開口する平衡室に対して独立形成する
と共に、該第二のオリフィス通路が開口する平衡室の壁
部の一部を構成する可撓性膜の背後の第一の空気室を形
成する一方、可動部材の背後に第二の空気室を形成し、
それら第一の空気室と第二の空気室に対して択一的に負
圧空気を及ぼしめて、第一の空気室の可撓性膜と第二の
空気室の可動部材を択一的に吸引拘束せしめることによ
り、第二のオリフィス通路と可動部材を択一的に機能せ
しめるようにした流体封入式マウント装置が提案されて
いる。しかしながら、かかる構造のものは、第一の空気
室を負圧源に接続する第一の切換弁と第二の空気室を負
圧源に接続する第二の切換弁をそれぞれ装着して、それ
ら第一の切換弁および第二の切換弁を選択的に切換制御
しなければならないことに加えて、第一のオリフィス通
路が開口する平衡室と第二のオリフィス通路が開口する
平衡室を相互に独立して形成する必要があるために、部
品点数が多くなると共に、構造および制御が複雑となる
不具合があった。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、請求項1乃至8に
記載の発明は、何れも、第一のオリフィス通路による低
周波振動に対する防振効果と、第二のオリフィス通路に
よる中周波振動に対する防振効果、更に可動部材による
高周波振動に対する防振効果を、それぞれ有利に得るこ
とが出来、特に可動部材による受圧室の内圧変動吸収機
能に起因する第二のオリフィス通路の防振性能の低下
が、簡単な構造によって有利に防止され得る、改良され
た構造の流体封入式マウント装置を提供することを、目
的とする。
を背景として為されたものであって、請求項1乃至8に
記載の発明は、何れも、第一のオリフィス通路による低
周波振動に対する防振効果と、第二のオリフィス通路に
よる中周波振動に対する防振効果、更に可動部材による
高周波振動に対する防振効果を、それぞれ有利に得るこ
とが出来、特に可動部材による受圧室の内圧変動吸収機
能に起因する第二のオリフィス通路の防振性能の低下
が、簡単な構造によって有利に防止され得る、改良され
た構造の流体封入式マウント装置を提供することを、目
的とする。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、第一
の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せ
しめて、該本体ゴム弾性体により壁部の一部が構成され
て振動が入力される受圧室と、壁部の一部が第一の可撓
性膜で構成されて容積可変とされた平衡室を形成し、該
受圧室と該平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、そ
れら受圧室と平衡室を相互に連通する第一のオリフィス
通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチュ
ーニングされた第二のオリフィス通路をそれぞれ形成
し、更に該第二のオリフィス通路を遮断する遮断手段を
設ける一方、前記受圧室の壁部において変形乃至は変位
に基づき内圧変動を吸収する可動部材を配設した流体封
入式マウント装置において、前記遮断手段を、前記第一
の可撓性膜を挟んで前記平衡室とは反対側に配されて該
第一の可撓性膜に向かって付勢されることにより該第一
の可撓性膜を前記第二のオリフィス通路の開口部に押し
付けて該開口部を閉塞せしめる押圧部材によって構成す
ると共に、該押圧部材の背後に第一の作用室を設けて、
該第一の作用室に負圧力が及ぼされることにより、該押
圧部材による第一の可撓性膜の押付力が解除されて該第
二のオリフィス通路の開口部が開口せしめられるように
する一方、前記可動部材を挟んで前記受圧室とは反対側
に、該可動部材の変形乃至は変位を許容する密閉された
副室を形成し、該副室に対して直接又は間接に負圧力を
及ぼしめて該可動部材の変形乃至は変位を阻止せしめる
ようにしたことにある。
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、第一
の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せ
しめて、該本体ゴム弾性体により壁部の一部が構成され
て振動が入力される受圧室と、壁部の一部が第一の可撓
性膜で構成されて容積可変とされた平衡室を形成し、該
受圧室と該平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、そ
れら受圧室と平衡室を相互に連通する第一のオリフィス
通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチュ
ーニングされた第二のオリフィス通路をそれぞれ形成
し、更に該第二のオリフィス通路を遮断する遮断手段を
設ける一方、前記受圧室の壁部において変形乃至は変位
に基づき内圧変動を吸収する可動部材を配設した流体封
入式マウント装置において、前記遮断手段を、前記第一
の可撓性膜を挟んで前記平衡室とは反対側に配されて該
第一の可撓性膜に向かって付勢されることにより該第一
の可撓性膜を前記第二のオリフィス通路の開口部に押し
付けて該開口部を閉塞せしめる押圧部材によって構成す
ると共に、該押圧部材の背後に第一の作用室を設けて、
該第一の作用室に負圧力が及ぼされることにより、該押
圧部材による第一の可撓性膜の押付力が解除されて該第
二のオリフィス通路の開口部が開口せしめられるように
する一方、前記可動部材を挟んで前記受圧室とは反対側
に、該可動部材の変形乃至は変位を許容する密閉された
副室を形成し、該副室に対して直接又は間接に負圧力を
及ぼしめて該可動部材の変形乃至は変位を阻止せしめる
ようにしたことにある。
【0009】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、第一の
作用室の負圧源への接続/遮断によって、第二のオリフ
ィス通路の防振機能がON/OFFされると共に、副室
の直接的又は間接的な負圧源への接続/遮断によって、
可動部材の防振機能がOFF/ONされる。即ち、第一
の作用室と副室の両方に負圧力を及ぼした状態下では、
可動部材による受圧室の内圧吸収が阻止されて、第二の
オリフィス通路による中周波振動に対する防振効果が有
効に発揮される一方、第一の作用室と副室の何れにも負
圧力を及ぼさない状態下では、第二のオリフィス通路が
遮断されて、第一のオリフィス通路による低周波振動に
対する防振効果と、可動部材による受圧室の内圧吸収に
基づく高周波振動に対する防振効果とが、共に有効に発
揮されることとなる。
造とされた流体封入式マウント装置においては、第一の
作用室の負圧源への接続/遮断によって、第二のオリフ
ィス通路の防振機能がON/OFFされると共に、副室
の直接的又は間接的な負圧源への接続/遮断によって、
可動部材の防振機能がOFF/ONされる。即ち、第一
の作用室と副室の両方に負圧力を及ぼした状態下では、
可動部材による受圧室の内圧吸収が阻止されて、第二の
オリフィス通路による中周波振動に対する防振効果が有
効に発揮される一方、第一の作用室と副室の何れにも負
圧力を及ぼさない状態下では、第二のオリフィス通路が
遮断されて、第一のオリフィス通路による低周波振動に
対する防振効果と、可動部材による受圧室の内圧吸収に
基づく高周波振動に対する防振効果とが、共に有効に発
揮されることとなる。
【0010】それ故、第二のオリフィス通路による防振
効果の、可動部材の内圧吸収作用による阻害が軽減乃至
は防止されるのであり、第一及び第二のオリフィス通路
と可動部材によって、広い周波数域の入力振動に対する
有効な防振効果が発揮されるのである。
効果の、可動部材の内圧吸収作用による阻害が軽減乃至
は防止されるのであり、第一及び第二のオリフィス通路
と可動部材によって、広い周波数域の入力振動に対する
有効な防振効果が発揮されるのである。
【0011】しかも、防振特性の切換用バルブ等を、非
圧縮性流体が封入された受圧室や平衡室の内部に配設す
る必要がないことから、構造が簡単で製作が容易である
といった利点もある。
圧縮性流体が封入された受圧室や平衡室の内部に配設す
る必要がないことから、構造が簡単で製作が容易である
といった利点もある。
【0012】さらに、前述の如く、第二のオリフィス通
路と可動部材を択一的に機能せしめるためには、第一の
作用室および副室に対して、負圧源を、同時に接続し又
は遮断すれば良いことから、マウント装置に対する負圧
源の接続/遮断回路の構造とその制御も容易となるとい
った利点もある。
路と可動部材を択一的に機能せしめるためには、第一の
作用室および副室に対して、負圧源を、同時に接続し又
は遮断すれば良いことから、マウント装置に対する負圧
源の接続/遮断回路の構造とその制御も容易となるとい
った利点もある。
【0013】また、請求項2に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1に記載の流体封入式マウント装置に
おいて、前記副室の壁部の一部が第二の可撓性膜で構成
されて、該副室が容積可変とされていると共に、該第二
の可撓性膜を挟んで該副室とは反対側に第二の作用室が
形成されており、該第二の作用室に負圧力が及ぼされる
ことによって、該第二の可撓性膜が吸引拘束されて該副
室に負圧力が間接に及ぼされて、前記可動部材の変形乃
至は変位が阻止されるようにしたことにある。
ところは、請求項1に記載の流体封入式マウント装置に
おいて、前記副室の壁部の一部が第二の可撓性膜で構成
されて、該副室が容積可変とされていると共に、該第二
の可撓性膜を挟んで該副室とは反対側に第二の作用室が
形成されており、該第二の作用室に負圧力が及ぼされる
ことによって、該第二の可撓性膜が吸引拘束されて該副
室に負圧力が間接に及ぼされて、前記可動部材の変形乃
至は変位が阻止されるようにしたことにある。
【0014】このような請求項2に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材に対する負圧力の直接的な作用が回避されることか
ら、可動部材の耐久性が有利に確保され得る。特に、内
燃機関における吸気系から負圧力を得るような場合に
は、負圧空気中に含まれるオイル等が可動部材に付着し
て劣化を促進するという問題が、有利に解消され得る。
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材に対する負圧力の直接的な作用が回避されることか
ら、可動部材の耐久性が有利に確保され得る。特に、内
燃機関における吸気系から負圧力を得るような場合に
は、負圧空気中に含まれるオイル等が可動部材に付着し
て劣化を促進するという問題が、有利に解消され得る。
【0015】また、請求項3に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1又は2に記載の流体封入式マウント
装置において、前記副室が前記受圧室に対して、前記可
動部材によって流体密に遮断されており、該副室に空気
が充填されていることにある。
ところは、請求項1又は2に記載の流体封入式マウント
装置において、前記副室が前記受圧室に対して、前記可
動部材によって流体密に遮断されており、該副室に空気
が充填されていることにある。
【0016】このような請求項3に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、副室に
非圧縮性流体を封入する必要がないことから、構造の簡
略化と製作性の向上が図られ得ると共に、副室に非圧縮
性流体を充填した場合に比べて、可動部材の変形乃至は
変位に基づく防振効果が発揮される周波数域をより高周
波数域にチューニングすることが容易となる。
造とされた流体封入式マウント装置においては、副室に
非圧縮性流体を封入する必要がないことから、構造の簡
略化と製作性の向上が図られ得ると共に、副室に非圧縮
性流体を充填した場合に比べて、可動部材の変形乃至は
変位に基づく防振効果が発揮される周波数域をより高周
波数域にチューニングすることが容易となる。
【0017】また、請求項4に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至3の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記可動部材の前記副室側への
変形量乃至は変位量を制限する規制部材が設けられてい
ることにある。
ところは、請求項1乃至3の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記可動部材の前記副室側への
変形量乃至は変位量を制限する規制部材が設けられてい
ることにある。
【0018】このような請求項4に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材の課題な変形等が防止されて耐久性の向上が図られ得
ると共に、負圧力によって可動部材の変形乃至は変位が
より有効に阻止されることから、可動部材のによる第二
のオリフィス通路の防振効果の阻害が一層効果的に回避
され得て、第二のオリフィス通路による中周波振動に対
する防振効果が一層有効に且つ安定して発揮され得るの
である。
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材の課題な変形等が防止されて耐久性の向上が図られ得
ると共に、負圧力によって可動部材の変形乃至は変位が
より有効に阻止されることから、可動部材のによる第二
のオリフィス通路の防振効果の阻害が一層効果的に回避
され得て、第二のオリフィス通路による中周波振動に対
する防振効果が一層有効に且つ安定して発揮され得るの
である。
【0019】また、請求項5に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至4の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記押圧部材が、前記第一の作
用室に収容配置されたコイルスプリングにより、前記第
一の可撓性膜に向かって付勢されていることにある。
ところは、請求項1乃至4の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記押圧部材が、前記第一の作
用室に収容配置されたコイルスプリングにより、前記第
一の可撓性膜に向かって付勢されていることにある。
【0020】このような請求項5に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、コイル
スプリングの付勢力によって押圧部材が第一の可撓性膜
に向かって付勢されて第二のオリフィス通路の開口部に
押し付けられることとなる。そして、コイルスプリング
を採用することによって、押圧部材への付勢力を容易に
且つ安定して得ることが出来るのであり、第二のオリフ
ィス通路をより確実に開閉せしめて、目的とする防振特
性をより安定して得ることが可能となる。
造とされた流体封入式マウント装置においては、コイル
スプリングの付勢力によって押圧部材が第一の可撓性膜
に向かって付勢されて第二のオリフィス通路の開口部に
押し付けられることとなる。そして、コイルスプリング
を採用することによって、押圧部材への付勢力を容易に
且つ安定して得ることが出来るのであり、第二のオリフ
ィス通路をより確実に開閉せしめて、目的とする防振特
性をより安定して得ることが可能となる。
【0021】また、請求項6に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至5の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材によって構
成された前記受圧室の壁部に開口窓が形成されていると
共に、前記可動部材が、前記本体ゴム弾性体と一体形成
されて該開口窓を流体密に閉塞する可動ゴム膜によって
構成されていることにある。
ところは、請求項1乃至5の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材によって構
成された前記受圧室の壁部に開口窓が形成されていると
共に、前記可動部材が、前記本体ゴム弾性体と一体形成
されて該開口窓を流体密に閉塞する可動ゴム膜によって
構成されていることにある。
【0022】このような請求項6に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材が本体ゴム弾性体と一体成形されることから、部品点
数の減少による構造の簡略化と製作性の向上が図られ得
る。特に、かかる請求項6に記載の発明によれば、可動
部材により受圧室に対して流体密に遮断されて空気が充
填された副室を備えた請求項3に記載の発明が、極めて
有利に実現され得る。
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材が本体ゴム弾性体と一体成形されることから、部品点
数の減少による構造の簡略化と製作性の向上が図られ得
る。特に、かかる請求項6に記載の発明によれば、可動
部材により受圧室に対して流体密に遮断されて空気が充
填された副室を備えた請求項3に記載の発明が、極めて
有利に実現され得る。
【0023】また、請求項7に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至6の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材が筒状部を
備えており、該筒状部の一方の開口部が前記本体ゴム弾
性体で閉塞されて該筒状部内に前記受圧室が形成されて
いると共に、該筒状部に開口窓が形成されて、該開口窓
に前記可動部材が配設されていることにある。
ところは、請求項1乃至6の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材が筒状部を
備えており、該筒状部の一方の開口部が前記本体ゴム弾
性体で閉塞されて該筒状部内に前記受圧室が形成されて
いると共に、該筒状部に開口窓が形成されて、該開口窓
に前記可動部材が配設されていることにある。
【0024】このような請求項7に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材の配設スペースが容易に且つ有利に確保され得て、マ
ウント装置のコンパクト化が可能となる。
造とされた流体封入式マウント装置においては、可動部
材の配設スペースが容易に且つ有利に確保され得て、マ
ウント装置のコンパクト化が可能となる。
【0025】また、請求項8に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至7の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材が有底筒形
状を有しており、その開口部が前記本体ゴム弾性体で閉
塞されると共に、該第二の取付部材の内部が前記第一の
可撓性膜によって開口部側と底部側に仕切られることに
より、該開口部側には、隔壁で二分されて前記受圧室と
前記平衡室が形成されている一方、該底部側には、前記
押圧部材が配設されていると共に、該押圧部材と該第二
の取付部材の底壁部との間に前記第一の作用室が形成さ
れていることにある。
ところは、請求項1乃至7の何れかに記載の流体封入式
マウント装置において、前記第二の取付部材が有底筒形
状を有しており、その開口部が前記本体ゴム弾性体で閉
塞されると共に、該第二の取付部材の内部が前記第一の
可撓性膜によって開口部側と底部側に仕切られることに
より、該開口部側には、隔壁で二分されて前記受圧室と
前記平衡室が形成されている一方、該底部側には、前記
押圧部材が配設されていると共に、該押圧部材と該第二
の取付部材の底壁部との間に前記第一の作用室が形成さ
れていることにある。
【0026】このような請求項8に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、受圧
室,平衡室および第一の作用室が、第二の取付部材の内
部において有利に形成され得て、スペースの有効利用が
図られ得るのであり、マウント装置のコンパクト化が可
能となる。また、かかる請求項8に記載の発明によれ
ば、第二の取付部材の底壁部と押圧部材の間にコイルス
プリングを配設することによって、コイルスプリングに
よって押圧部材に付勢力を及ぼす請求項5に記載の発明
が、極めて有利に実現され得る。
造とされた流体封入式マウント装置においては、受圧
室,平衡室および第一の作用室が、第二の取付部材の内
部において有利に形成され得て、スペースの有効利用が
図られ得るのであり、マウント装置のコンパクト化が可
能となる。また、かかる請求項8に記載の発明によれ
ば、第二の取付部材の底壁部と押圧部材の間にコイルス
プリングを配設することによって、コイルスプリングに
よって押圧部材に付勢力を及ぼす請求項5に記載の発明
が、極めて有利に実現され得る。
【0027】また、請求項9に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至8の何れかに記載の流体封入式
マウント装置であって、前記受圧室と前記平衡室を仕切
る隔壁において、前記第一のオリフィス通路が該隔壁の
外周部分に形成されると共に、前記第二のオリフィス通
路が該隔壁の中央部分に形成されて、該第二のオリフィ
ス通路の該平衡室側の開口部が、該隔壁の中央部分に位
置せしめられていることにある。
ところは、請求項1乃至8の何れかに記載の流体封入式
マウント装置であって、前記受圧室と前記平衡室を仕切
る隔壁において、前記第一のオリフィス通路が該隔壁の
外周部分に形成されると共に、前記第二のオリフィス通
路が該隔壁の中央部分に形成されて、該第二のオリフィ
ス通路の該平衡室側の開口部が、該隔壁の中央部分に位
置せしめられていることにある。
【0028】このような請求項9に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式マウント装置においては、第一の
オリフィス通路の流路長さが容易に確保されて低周波数
域へのチューニングが有利に為され得ると共に、第二の
オリフィス通路の平衡室側開口部が隔壁中央部分に位置
せしめられることにより、該第二のオリフィス通路の開
口部に第一の可撓性膜を押し付ける押圧部材の配設スペ
ースを容易に確保することが可能となる。
造とされた流体封入式マウント装置においては、第一の
オリフィス通路の流路長さが容易に確保されて低周波数
域へのチューニングが有利に為され得ると共に、第二の
オリフィス通路の平衡室側開口部が隔壁中央部分に位置
せしめられることにより、該第二のオリフィス通路の開
口部に第一の可撓性膜を押し付ける押圧部材の配設スペ
ースを容易に確保することが可能となる。
【0029】また、請求項10に記載の発明の特徴とす
るところは、請求項1乃至9の何れかに記載の流体封入
式マウント装置において、前記第一の作用室および前記
副室に対して、それぞれ空気管路を通じて単一の管路切
換手段が接続されており、該管路切換手段によって、そ
れら第一の作用室および副室に対して負圧源が同期して
接続/遮断されるようになっていることにある。
るところは、請求項1乃至9の何れかに記載の流体封入
式マウント装置において、前記第一の作用室および前記
副室に対して、それぞれ空気管路を通じて単一の管路切
換手段が接続されており、該管路切換手段によって、そ
れら第一の作用室および副室に対して負圧源が同期して
接続/遮断されるようになっていることにある。
【0030】このような請求項10に記載の発明に従う
構造とされた流体封入式マウント装置においては、第一
の作用室と副室に対して負圧源を接続/遮断することに
よる防振特性の切換えが、単一の管路切換手段による単
一の切換操作によって為され得ることから、空気管路の
構造が簡略であると共に、防振特性の切換操作が簡単で
ある。
構造とされた流体封入式マウント装置においては、第一
の作用室と副室に対して負圧源を接続/遮断することに
よる防振特性の切換えが、単一の管路切換手段による単
一の切換操作によって為され得ることから、空気管路の
構造が簡略であると共に、防振特性の切換操作が簡単で
ある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施の形態としての一具体例
について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
かにするために、本発明の実施の形態としての一具体例
について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0032】先ず、図1には、本発明の一具体例として
の自動車用エンジンマウント10が示されている。この
エンジンマウント10は、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二
の取付部材としての第二の取付金具14が、それらの間
に介装された本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結
された構造を有しており、第一の取付金具12および第
二の取付金具14が車両のボデー側およびパワーユニッ
ト側の各一方に取り付けられることにより、パワーユニ
ットを車体に対して防振支持せしめるようになってい
る。また、自動車への装着時には、パワーユニット重量
が及ぼされて本体ゴム弾性体16が弾性変形することに
より、第一の取付金具12と第二の取付金具14が互い
に接近する方向に所定量だけ相対変位せしめられる(図
2参照)と共に、防振を目的とする振動が、図中の略上
下方向に入力されることとなる。なお、以下の具体例の
説明中、上下方向とは、原則として図1における上下方
向を表すものとする。
の自動車用エンジンマウント10が示されている。この
エンジンマウント10は、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二
の取付部材としての第二の取付金具14が、それらの間
に介装された本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結
された構造を有しており、第一の取付金具12および第
二の取付金具14が車両のボデー側およびパワーユニッ
ト側の各一方に取り付けられることにより、パワーユニ
ットを車体に対して防振支持せしめるようになってい
る。また、自動車への装着時には、パワーユニット重量
が及ぼされて本体ゴム弾性体16が弾性変形することに
より、第一の取付金具12と第二の取付金具14が互い
に接近する方向に所定量だけ相対変位せしめられる(図
2参照)と共に、防振を目的とする振動が、図中の略上
下方向に入力されることとなる。なお、以下の具体例の
説明中、上下方向とは、原則として図1における上下方
向を表すものとする。
【0033】より詳細には、第一の取付金具12は、略
円板形状を有しており、その中央部分には、軸方向下方
に向かって突出する支持ロッド20が固着されており、
この支持ロッド20の突出先端部に対して、軸直角方向
外方に向かって広がる傘金具22がボルト固定されてい
る。また、支持ロッド20の軸方向上端部には、取付ボ
ルト18が一体形成されており、第一の取付金具12の
軸方向上方に向かって突出せしめられている。そして、
第一の取付金具12は、取付ボルト18によって、図示
しないパワーユニット側に取り付けられるようになって
いる。
円板形状を有しており、その中央部分には、軸方向下方
に向かって突出する支持ロッド20が固着されており、
この支持ロッド20の突出先端部に対して、軸直角方向
外方に向かって広がる傘金具22がボルト固定されてい
る。また、支持ロッド20の軸方向上端部には、取付ボ
ルト18が一体形成されており、第一の取付金具12の
軸方向上方に向かって突出せしめられている。そして、
第一の取付金具12は、取付ボルト18によって、図示
しないパワーユニット側に取り付けられるようになって
いる。
【0034】一方、第二の取付金具14は、全体として
大径の略円筒形状を有する筒金具24と、全体として略
有底円筒形状を有する底金具26を含んで構成されてい
る。筒金具24は、軸方向中間部分に段差部28が形成
されて、該段差部28を挟んで、軸方向上側部分が小径
部30とされていると共に、軸方向下側部分が大径部3
2とされている。また、小径部30側の開口部には、湾
曲して内方に突出するくびれ部34が形成されていると
共に、大径部32側の開口部には、かしめ部36が設け
られている。また一方、底金具26の開口部には、径方
向外方に広がるフランジ状部38が形成されている。そ
して、底金具26のフランジ状部38が筒金具24のか
しめ部36によってかしめ固定されることにより、底金
具26と筒金具24が同一軸上に位置する状態で相互に
連結せしめられており、それによって、第二の取付金具
14が、全体として深底の略有底円筒形状をもって形成
されている。なお、筒金具24の段差部28には、周上
の所定箇所に平板形状のブラケット40が溶着されてお
り、このブラケット40によって、第二の取付金具14
が、図示しないボデー側に取り付けられるようになって
いる。
大径の略円筒形状を有する筒金具24と、全体として略
有底円筒形状を有する底金具26を含んで構成されてい
る。筒金具24は、軸方向中間部分に段差部28が形成
されて、該段差部28を挟んで、軸方向上側部分が小径
部30とされていると共に、軸方向下側部分が大径部3
2とされている。また、小径部30側の開口部には、湾
曲して内方に突出するくびれ部34が形成されていると
共に、大径部32側の開口部には、かしめ部36が設け
られている。また一方、底金具26の開口部には、径方
向外方に広がるフランジ状部38が形成されている。そ
して、底金具26のフランジ状部38が筒金具24のか
しめ部36によってかしめ固定されることにより、底金
具26と筒金具24が同一軸上に位置する状態で相互に
連結せしめられており、それによって、第二の取付金具
14が、全体として深底の略有底円筒形状をもって形成
されている。なお、筒金具24の段差部28には、周上
の所定箇所に平板形状のブラケット40が溶着されてお
り、このブラケット40によって、第二の取付金具14
が、図示しないボデー側に取り付けられるようになって
いる。
【0035】そして、第一の取付金具12が、第二の取
付金具14の開口部側において、略同一軸上で所定距離
を隔てて配設されており、これら第一の取付金具12と
第二の取付金具14の間に本体ゴム弾性体16が介装さ
れている。この本体ゴム弾性体16は、略円錐台形状を
有しており、小径側端面に第一の取付金具12が加硫接
着されると共に、大径側端部外周面に第二の取付金具1
4のくびれ部34が加硫接着された一体加硫成形品とさ
れて、第二の取付金具14の開口部が本体ゴム弾性体1
6によって流体密に閉塞されている。また、本体ゴム弾
性体16の大径側端面には支持ロッド20が突出させら
れており、この支持ロッド20の先端部に取り付けられ
た傘金具22が、第二の取付金具14における筒金具2
4内に位置せしめられている。
付金具14の開口部側において、略同一軸上で所定距離
を隔てて配設されており、これら第一の取付金具12と
第二の取付金具14の間に本体ゴム弾性体16が介装さ
れている。この本体ゴム弾性体16は、略円錐台形状を
有しており、小径側端面に第一の取付金具12が加硫接
着されると共に、大径側端部外周面に第二の取付金具1
4のくびれ部34が加硫接着された一体加硫成形品とさ
れて、第二の取付金具14の開口部が本体ゴム弾性体1
6によって流体密に閉塞されている。また、本体ゴム弾
性体16の大径側端面には支持ロッド20が突出させら
れており、この支持ロッド20の先端部に取り付けられ
た傘金具22が、第二の取付金具14における筒金具2
4内に位置せしめられている。
【0036】また、第二の取付金具14を構成する筒金
具24の大径部32には、隔壁としての剛性部材である
仕切部材42と、第一の可撓性膜としての薄肉ゴム膜か
らなる第一のダイヤフラム44が、互いに重ね合わされ
て挿入配置されており、筒金具24の段差部28とかし
め部36の間で、各外周縁部が重ね合わせ方向に挟圧保
持されて、第二の取付金具14に対して固定されてい
る。なお、第一のダイヤフラム44の外周縁部には、有
効な挟圧保持力を及ぼすために金属リング46が加硫接
着されている。そして、第一のダイヤフラム44によっ
て第二の取付金具14の内部が流体密に仕切られてお
り、第一のダイヤフラム44に対して本体ゴム弾性体1
6側にだけ、所定の非圧縮性流体が封入されている。な
お、封入流体としては、流体の共振作用に基づく防振効
果を有効に得るために、例えば水やアルキレングリコー
ル,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等の、粘
性率が0.1Pa・s以下の低粘性流体が有利に採用さ
れる。
具24の大径部32には、隔壁としての剛性部材である
仕切部材42と、第一の可撓性膜としての薄肉ゴム膜か
らなる第一のダイヤフラム44が、互いに重ね合わされ
て挿入配置されており、筒金具24の段差部28とかし
め部36の間で、各外周縁部が重ね合わせ方向に挟圧保
持されて、第二の取付金具14に対して固定されてい
る。なお、第一のダイヤフラム44の外周縁部には、有
効な挟圧保持力を及ぼすために金属リング46が加硫接
着されている。そして、第一のダイヤフラム44によっ
て第二の取付金具14の内部が流体密に仕切られてお
り、第一のダイヤフラム44に対して本体ゴム弾性体1
6側にだけ、所定の非圧縮性流体が封入されている。な
お、封入流体としては、流体の共振作用に基づく防振効
果を有効に得るために、例えば水やアルキレングリコー
ル,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等の、粘
性率が0.1Pa・s以下の低粘性流体が有利に採用さ
れる。
【0037】さらに、本体ゴム弾性体16と第一のダイ
ヤフラム44の間には、仕切部材42が配設されている
ことにより、この仕切部材42を挟んだ両側に位置し
て、壁部の一部が本体ゴム弾性体16によって構成され
て振動入力時に本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づい
て内圧変動が生ぜしめられる受圧室48と、壁部の一部
が第一のダイヤフラム44によって構成されて該第一の
ダイヤフラム44の変形に基づいて容積変化が容易に許
容される平衡室50が、それぞれ形成されている。な
お、受圧室48には、傘金具22が収容配置されてお
り、パワーユニット重量にて本体ゴム弾性体16が弾性
変形せしめられたマウント装着状態下で、受圧室48内
の略中央部分に位置せしめられるようになっている(図
2参照)。それにより、傘金具22の周りに位置して、
振動入力時に流体流動が惹起される環状の狭窄流路51
が形成されているのであり、また、該傘金具22の外周
縁部が筒金具24のくびれ部34に当接することによっ
てリバウンド方向のストッパ機能が発揮されるようにな
っている。
ヤフラム44の間には、仕切部材42が配設されている
ことにより、この仕切部材42を挟んだ両側に位置し
て、壁部の一部が本体ゴム弾性体16によって構成され
て振動入力時に本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づい
て内圧変動が生ぜしめられる受圧室48と、壁部の一部
が第一のダイヤフラム44によって構成されて該第一の
ダイヤフラム44の変形に基づいて容積変化が容易に許
容される平衡室50が、それぞれ形成されている。な
お、受圧室48には、傘金具22が収容配置されてお
り、パワーユニット重量にて本体ゴム弾性体16が弾性
変形せしめられたマウント装着状態下で、受圧室48内
の略中央部分に位置せしめられるようになっている(図
2参照)。それにより、傘金具22の周りに位置して、
振動入力時に流体流動が惹起される環状の狭窄流路51
が形成されているのであり、また、該傘金具22の外周
縁部が筒金具24のくびれ部34に当接することによっ
てリバウンド方向のストッパ機能が発揮されるようにな
っている。
【0038】また、仕切部材42は、それぞれ略円板形
状を有する上板金具52と下板金具54が、互いに重ね
合わされた構造を有しており、それら上下板金具52,
54の中央部分が、それぞれプレス加工等で凹凸成形さ
れていることにより、それら上下板金具52,54の重
ね合わせ面間には、外周部分に位置して周方向に所定長
さで延び、両端部が連通口56,58を通じて受圧室4
8と平衡室50の各一方に連通された第一のオリフィス
通路60が形成されていると共に、中央部分に位置して
第一のオリフィス通路60の内周側を周方向に所定長さ
で延び、両端部が連通口62,64を通じて受圧室48
と平衡室50の各一方に連通された第二のオリフィス通
路66が形成されている。要するに、これら第一のオリ
フィス通路60と第二のオリフィス通路66は、受圧室
48と平衡室50を相互に連通する状態で、受圧室48
と平衡室50の間において相互に並列的に形成されてい
るのである。そして、振動入力時には、受圧室48と平
衡室50の間に惹起される相対的な内圧変動に基づい
て、受圧室48と平衡室50の間で、それら第一のオリ
フィス通路60と第二のオリフィス通路66を通じての
流体流動が生ぜしめられるようになっている。
状を有する上板金具52と下板金具54が、互いに重ね
合わされた構造を有しており、それら上下板金具52,
54の中央部分が、それぞれプレス加工等で凹凸成形さ
れていることにより、それら上下板金具52,54の重
ね合わせ面間には、外周部分に位置して周方向に所定長
さで延び、両端部が連通口56,58を通じて受圧室4
8と平衡室50の各一方に連通された第一のオリフィス
通路60が形成されていると共に、中央部分に位置して
第一のオリフィス通路60の内周側を周方向に所定長さ
で延び、両端部が連通口62,64を通じて受圧室48
と平衡室50の各一方に連通された第二のオリフィス通
路66が形成されている。要するに、これら第一のオリ
フィス通路60と第二のオリフィス通路66は、受圧室
48と平衡室50を相互に連通する状態で、受圧室48
と平衡室50の間において相互に並列的に形成されてい
るのである。そして、振動入力時には、受圧室48と平
衡室50の間に惹起される相対的な内圧変動に基づい
て、受圧室48と平衡室50の間で、それら第一のオリ
フィス通路60と第二のオリフィス通路66を通じての
流体流動が生ぜしめられるようになっている。
【0039】また、第二のオリフィス通路66は、第一
のオリフィス通路60よりも、流路断面積:Aと流路長
さ:Lの比:A/Lの値が大きく設定されており、以
て、シェイク等の低周波大振幅振動の入力時に流体の共
振作用に基づく減衰効果が発揮されるように第一のオリ
フィス通路60がチューニングされていると共に、アイ
ドリング振動等の中周波中振幅振動の入力時に流体の共
振作用に基づく低動ばね効果が発揮されるように第二の
オリフィス通路66がチューニングされている。
のオリフィス通路60よりも、流路断面積:Aと流路長
さ:Lの比:A/Lの値が大きく設定されており、以
て、シェイク等の低周波大振幅振動の入力時に流体の共
振作用に基づく減衰効果が発揮されるように第一のオリ
フィス通路60がチューニングされていると共に、アイ
ドリング振動等の中周波中振幅振動の入力時に流体の共
振作用に基づく低動ばね効果が発揮されるように第二の
オリフィス通路66がチューニングされている。
【0040】ここにおいて、第二のオリフィス通路66
は、上板金具52の中央部分に形成された浅底の大径逆
カップ状部68の内部に、下板金具54の中央部分に形
成された浅底の小径逆カップ状部70が挿入配置される
ことにより、大径逆カップ状部68の内部において、小
径逆カップ状部70の周りに位置して形成されている。
そして、この第二のオリフィス通路66の平衡室50側
に開口する連通口64は、下板金具54の小径逆カップ
状部70の周壁部に形成されており、該小径逆カップ状
部70の開口部を通じて、仕切部材42の中央部分に位
置して下方に向かって開口せしめられている。
は、上板金具52の中央部分に形成された浅底の大径逆
カップ状部68の内部に、下板金具54の中央部分に形
成された浅底の小径逆カップ状部70が挿入配置される
ことにより、大径逆カップ状部68の内部において、小
径逆カップ状部70の周りに位置して形成されている。
そして、この第二のオリフィス通路66の平衡室50側
に開口する連通口64は、下板金具54の小径逆カップ
状部70の周壁部に形成されており、該小径逆カップ状
部70の開口部を通じて、仕切部材42の中央部分に位
置して下方に向かって開口せしめられている。
【0041】さらに、第二の取付金具14の底部分、即
ち第一のダイヤフラム44で仕切られた底金具26側の
内部には、略逆カップ形状を有し、上底外面が平坦な円
形の押圧面72とされた押圧部材としての押圧金具74
が、上下方向に変位可能に配設されている。また、押圧
金具74の内部には、コイルスプリング76が挿入され
ており、押圧金具74の上底部と底金具26の底壁部と
の間で所定量だけ圧縮変形された状態で装着されてい
る。なお、底金具26の底壁部内面には、コイルスプリ
ング76を位置決めするための受け座78が固着されて
いる。これにより、コイルスプリング76の付勢力が押
圧金具74に及ぼされて、押圧金具74の開口側端部が
底金具26の底壁部から浮き上がり、押圧金具74の押
圧面72が第一のダイヤフラム44に圧接されて、第一
のダイヤフラム44が仕切部材42の下板金具54の中
央部分に押し付けられている。
ち第一のダイヤフラム44で仕切られた底金具26側の
内部には、略逆カップ形状を有し、上底外面が平坦な円
形の押圧面72とされた押圧部材としての押圧金具74
が、上下方向に変位可能に配設されている。また、押圧
金具74の内部には、コイルスプリング76が挿入され
ており、押圧金具74の上底部と底金具26の底壁部と
の間で所定量だけ圧縮変形された状態で装着されてい
る。なお、底金具26の底壁部内面には、コイルスプリ
ング76を位置決めするための受け座78が固着されて
いる。これにより、コイルスプリング76の付勢力が押
圧金具74に及ぼされて、押圧金具74の開口側端部が
底金具26の底壁部から浮き上がり、押圧金具74の押
圧面72が第一のダイヤフラム44に圧接されて、第一
のダイヤフラム44が仕切部材42の下板金具54の中
央部分に押し付けられている。
【0042】また、押圧金具74は、その筒壁部がテー
パ筒状に拡径されていると共に、開口周縁部には、径方
向外方に広がる円環板状の圧力作用板部80が一体形成
されている。更に、押圧金具74には、圧力作用板部8
0の外周縁部から径方向外方に向かって広がる略円環板
形状の支持ゴム板82が加硫接着されており、また、こ
の支持ゴム板82の外周縁部に対して金属リング84が
加硫接着されている。なお、押圧金具74の外周面は、
略全面に亘って、支持ゴム板82と一体形成されたゴム
膜で覆われている。そして、金属リング84が底金具2
6に圧入固定されることにより、支持ゴム板82の外周
縁部が底金具26の内周面に対して流体密に嵌着固定さ
れている。これにより、底金具26の内部が、押圧金具
74と支持ゴム板82によって、開口部側と底部側とに
流体密に二分されており、以て、押圧金具74を挟んだ
一方の側(底金具26の開口部側)には、壁部の一部が
第一のダイヤフラム44で構成されて第一のダイヤフラ
ム44の変形を許容する静圧室86が形成されている一
方、押圧金具74を挟んだ他方の側(底金具26の底部
側)には、密閉された第一の作用室88が形成されてい
る。
パ筒状に拡径されていると共に、開口周縁部には、径方
向外方に広がる円環板状の圧力作用板部80が一体形成
されている。更に、押圧金具74には、圧力作用板部8
0の外周縁部から径方向外方に向かって広がる略円環板
形状の支持ゴム板82が加硫接着されており、また、こ
の支持ゴム板82の外周縁部に対して金属リング84が
加硫接着されている。なお、押圧金具74の外周面は、
略全面に亘って、支持ゴム板82と一体形成されたゴム
膜で覆われている。そして、金属リング84が底金具2
6に圧入固定されることにより、支持ゴム板82の外周
縁部が底金具26の内周面に対して流体密に嵌着固定さ
れている。これにより、底金具26の内部が、押圧金具
74と支持ゴム板82によって、開口部側と底部側とに
流体密に二分されており、以て、押圧金具74を挟んだ
一方の側(底金具26の開口部側)には、壁部の一部が
第一のダイヤフラム44で構成されて第一のダイヤフラ
ム44の変形を許容する静圧室86が形成されている一
方、押圧金具74を挟んだ他方の側(底金具26の底部
側)には、密閉された第一の作用室88が形成されてい
る。
【0043】かかる第一の作用室88には、底金具26
の底壁部中央に貫設された接続ポート90によって、エ
ア管体92が接続されるようになっており、エア管体9
2を通じて、切換弁94に接続されることによって、切
換弁94の切換操作に従って、第一の作用室88が、負
圧源と大気中とに択一的に接続されるようになってい
る。そして、第一の作用室88を大気中に接続せしめた
状態下では、図1に示されているように、コイルスプリ
ング76の付勢力が押圧金具74に及ぼされて第一のダ
イヤフラム44が仕切部材42に押し付けられることに
より、第二のオリフィス通路66の連通口64が設けら
れた下板金具54の小径逆カップ状部70の開口部が流
体密に覆蓋されて、第二のオリフィス通路66が遮断状
態に維持されるようになっている。また一方、切換弁9
4の切換操作により、第一の作用室88を負圧源に接続
して負圧力を及ぼした状態下では、図2に示されている
ように、第一の作用室88と静圧室86の圧力差に基づ
き、押圧金具74が、コイルスプリング76の付勢力に
抗して、底金具26の底壁部側(図中、下方)に変位せ
しめられることとなり、以て、第一のダイヤフラム44
に対する押圧力が解除されて第一のダイヤフラム44が
仕切部材42から離隔されることにより、第二のオリフ
ィス通路66の連通口64が平衡室50に連通せしめら
れて、第二のオリフィス通路66が連通状態に維持され
るようになっている。
の底壁部中央に貫設された接続ポート90によって、エ
ア管体92が接続されるようになっており、エア管体9
2を通じて、切換弁94に接続されることによって、切
換弁94の切換操作に従って、第一の作用室88が、負
圧源と大気中とに択一的に接続されるようになってい
る。そして、第一の作用室88を大気中に接続せしめた
状態下では、図1に示されているように、コイルスプリ
ング76の付勢力が押圧金具74に及ぼされて第一のダ
イヤフラム44が仕切部材42に押し付けられることに
より、第二のオリフィス通路66の連通口64が設けら
れた下板金具54の小径逆カップ状部70の開口部が流
体密に覆蓋されて、第二のオリフィス通路66が遮断状
態に維持されるようになっている。また一方、切換弁9
4の切換操作により、第一の作用室88を負圧源に接続
して負圧力を及ぼした状態下では、図2に示されている
ように、第一の作用室88と静圧室86の圧力差に基づ
き、押圧金具74が、コイルスプリング76の付勢力に
抗して、底金具26の底壁部側(図中、下方)に変位せ
しめられることとなり、以て、第一のダイヤフラム44
に対する押圧力が解除されて第一のダイヤフラム44が
仕切部材42から離隔されることにより、第二のオリフ
ィス通路66の連通口64が平衡室50に連通せしめら
れて、第二のオリフィス通路66が連通状態に維持され
るようになっている。
【0044】なお、押圧金具74には、第一の作用室の
壁部を構成する剛性の高い圧力作用板部80が設けられ
ていることから、第一の作用室88に及ぼされる負圧力
の作用面積が有利に且つ安定して確保され得ることとな
り、押圧金具74の作動による第二のオリフィス通路6
6の連通/遮断制御を、比較的小さな負圧力によって容
易且つ確実に行うことが可能である。
壁部を構成する剛性の高い圧力作用板部80が設けられ
ていることから、第一の作用室88に及ぼされる負圧力
の作用面積が有利に且つ安定して確保され得ることとな
り、押圧金具74の作動による第二のオリフィス通路6
6の連通/遮断制御を、比較的小さな負圧力によって容
易且つ確実に行うことが可能である。
【0045】また、押圧金具74の上底部内面の中央部
分には、下方に向かって突出する緩衝ゴム突起96が設
けられて、コイルスプリング76の中空内部を軸方向に
突出して位置せしめられている。そして、押圧金具74
が負圧吸引されて下方に変位せしめられた際、この緩衝
ゴム突起96が底金具26側に当接することによって、
押圧金具74の下方への変位量が制限されると共に、変
位制限時における打音等の発生が軽減乃至は防止される
ようになっている。
分には、下方に向かって突出する緩衝ゴム突起96が設
けられて、コイルスプリング76の中空内部を軸方向に
突出して位置せしめられている。そして、押圧金具74
が負圧吸引されて下方に変位せしめられた際、この緩衝
ゴム突起96が底金具26側に当接することによって、
押圧金具74の下方への変位量が制限されると共に、変
位制限時における打音等の発生が軽減乃至は防止される
ようになっている。
【0046】一方、第二の取付金具14の筒金具24に
は、受圧室48の周壁部を構成する小径部30におい
て、円形の開口窓98が、少なくとも一つ貫設されてい
ると共に、開口窓98を覆うようにして、可動部材とし
ての円板形状の可動ゴム膜100が配設されている。か
かる可動ゴム膜100は、その外周縁部を開口窓98の
周縁部に加硫接着されており、それによって、開口窓9
8が可動ゴム膜100によって流体密に覆蓋されてい
る。なお、筒金具24の小径部30とくびれ部34は、
その内外周面が、略全面に亘って、シール材を兼ねた薄
肉の被覆ゴム層102によって被覆されており、この被
覆ゴム層102が開口窓98内にまで延び出されること
により、可動ゴム膜100が被覆ゴム層102と一体的
に形成されている。また、これら可動ゴム膜100と被
覆ゴム層102は、何れも、本体ゴム弾性体16と一体
形成されている。
は、受圧室48の周壁部を構成する小径部30におい
て、円形の開口窓98が、少なくとも一つ貫設されてい
ると共に、開口窓98を覆うようにして、可動部材とし
ての円板形状の可動ゴム膜100が配設されている。か
かる可動ゴム膜100は、その外周縁部を開口窓98の
周縁部に加硫接着されており、それによって、開口窓9
8が可動ゴム膜100によって流体密に覆蓋されてい
る。なお、筒金具24の小径部30とくびれ部34は、
その内外周面が、略全面に亘って、シール材を兼ねた薄
肉の被覆ゴム層102によって被覆されており、この被
覆ゴム層102が開口窓98内にまで延び出されること
により、可動ゴム膜100が被覆ゴム層102と一体的
に形成されている。また、これら可動ゴム膜100と被
覆ゴム層102は、何れも、本体ゴム弾性体16と一体
形成されている。
【0047】また、筒金具24の外周面には、円筒形状
の制限スリーブ104が外嵌され、筒金具24の外周面
に密着した状態で固定されている。この制限スリーブ1
04は、筒金具24に設けられた開口窓98を全面に亘
って覆い得る大きさを有しており、開口窓98を覆蓋す
る可動ゴム膜100に対して外方に所定距離を隔てて対
向位置せしめられている。また、制限スリーブ104に
は、開口窓98上に位置して可動ゴム膜100に対向位
置する部位に透孔106が設けられており、可動ゴム膜
100と制限スリーブ104の対向面間領域が、この透
孔106を通じて外周面上に開口,連通せしめられてい
る。
の制限スリーブ104が外嵌され、筒金具24の外周面
に密着した状態で固定されている。この制限スリーブ1
04は、筒金具24に設けられた開口窓98を全面に亘
って覆い得る大きさを有しており、開口窓98を覆蓋す
る可動ゴム膜100に対して外方に所定距離を隔てて対
向位置せしめられている。また、制限スリーブ104に
は、開口窓98上に位置して可動ゴム膜100に対向位
置する部位に透孔106が設けられており、可動ゴム膜
100と制限スリーブ104の対向面間領域が、この透
孔106を通じて外周面上に開口,連通せしめられてい
る。
【0048】さらに、制限スリーブ104の外周面上に
は、透孔106を覆蓋するようにして、略カップ形状の
蓋体108が、その開口部において重ね合わされて流体
密に固着されている。なお、蓋体108の制限スリーブ
104への固着は、例えば、それら蓋体108と制限ス
リーブ104を共に熱可塑性合成樹脂材料で形成するこ
とにより、超音波溶着等を利用することが可能となる。
は、透孔106を覆蓋するようにして、略カップ形状の
蓋体108が、その開口部において重ね合わされて流体
密に固着されている。なお、蓋体108の制限スリーブ
104への固着は、例えば、それら蓋体108と制限ス
リーブ104を共に熱可塑性合成樹脂材料で形成するこ
とにより、超音波溶着等を利用することが可能となる。
【0049】また、蓋体108と制限スリーブ104の
間には、第二の可撓性膜としてのゴム膜からなる第二の
ダイヤフラム110が配設されており、第二のダイヤフ
ラム110の外周縁部が蓋体108と制限スリーブ10
4の間で全周に亘って挟圧保持されていることによっ
て、可動ゴム膜100と蓋体108の間に形成された空
間が、第二のダイヤフラム110によって流体密に仕切
られている。以て、可動ゴム膜100と第二のダイヤフ
ラム110の間には、空気が充填されて可動ゴム膜10
0の弾性変形を許容する副室112が形成されている一
方、可動ゴム膜100と蓋体108の間には、密閉され
た第二の作用室114が形成されている。
間には、第二の可撓性膜としてのゴム膜からなる第二の
ダイヤフラム110が配設されており、第二のダイヤフ
ラム110の外周縁部が蓋体108と制限スリーブ10
4の間で全周に亘って挟圧保持されていることによっ
て、可動ゴム膜100と蓋体108の間に形成された空
間が、第二のダイヤフラム110によって流体密に仕切
られている。以て、可動ゴム膜100と第二のダイヤフ
ラム110の間には、空気が充填されて可動ゴム膜10
0の弾性変形を許容する副室112が形成されている一
方、可動ゴム膜100と蓋体108の間には、密閉され
た第二の作用室114が形成されている。
【0050】かかる第二の作用室114には、蓋体10
8の底壁部中央に貫設された接続ポート116によっ
て、エア管体92が接続されるようになっており、エア
管体92を通じて、切換弁94に接続されることによっ
て、切換弁94の切換操作に従って、第二の作用室11
4が、負圧源と大気中とに択一的に接続されるようにな
っている。そして、第二の作用室114を大気中に接続
せしめた状態下では、図1に示されているように、第二
のダイヤフラム110の変形や副室112の容積変化に
より可動ゴム膜100の弾性変形が許容されることとな
り、この可動ゴム膜100の弾性変形に基づいて、受圧
室48に惹起される内圧変動が吸収されて低動ばね効果
が発揮されるようになっている。ここにおいて、可動ゴ
ム膜100は、ばね定数や開口窓98の大きさ、制限ス
リーブ104への当接にて制限される変形量等が適当に
設定されることにより、その弾性変形による受圧室48
の内圧吸収に基づく低動ばね効果が、こもり音等に相当
する高周波小振幅振動に対して有効に発揮されるように
なっている。また一方、切換弁94の切換操作により、
第二の作用室114を負圧源に接続して負圧力を及ぼし
た状態下では、図2に示されているように、第二の作用
室114と副室112の圧力差に基づき、第二のダイヤ
フラム110が吸引されて蓋体108の内周面で拘束さ
れることに加えて、副室112にも負圧力が伝達されて
可動ゴム膜100が吸引され、制限スリーブ104への
当接にて変形制限されることによって、可動ゴム膜10
0の弾性変形に基づく受圧室48の内圧吸収が阻止され
るようになっている。
8の底壁部中央に貫設された接続ポート116によっ
て、エア管体92が接続されるようになっており、エア
管体92を通じて、切換弁94に接続されることによっ
て、切換弁94の切換操作に従って、第二の作用室11
4が、負圧源と大気中とに択一的に接続されるようにな
っている。そして、第二の作用室114を大気中に接続
せしめた状態下では、図1に示されているように、第二
のダイヤフラム110の変形や副室112の容積変化に
より可動ゴム膜100の弾性変形が許容されることとな
り、この可動ゴム膜100の弾性変形に基づいて、受圧
室48に惹起される内圧変動が吸収されて低動ばね効果
が発揮されるようになっている。ここにおいて、可動ゴ
ム膜100は、ばね定数や開口窓98の大きさ、制限ス
リーブ104への当接にて制限される変形量等が適当に
設定されることにより、その弾性変形による受圧室48
の内圧吸収に基づく低動ばね効果が、こもり音等に相当
する高周波小振幅振動に対して有効に発揮されるように
なっている。また一方、切換弁94の切換操作により、
第二の作用室114を負圧源に接続して負圧力を及ぼし
た状態下では、図2に示されているように、第二の作用
室114と副室112の圧力差に基づき、第二のダイヤ
フラム110が吸引されて蓋体108の内周面で拘束さ
れることに加えて、副室112にも負圧力が伝達されて
可動ゴム膜100が吸引され、制限スリーブ104への
当接にて変形制限されることによって、可動ゴム膜10
0の弾性変形に基づく受圧室48の内圧吸収が阻止され
るようになっている。
【0051】さらに、第二の作用室114は、第一の作
用室88と同じ切換弁94に対して、エア管体92によ
って接続されている。これにより、切換弁94の切換操
作に従って、第一の作用室88と第二の作用室114が
同期して切り換えられるようになっている。換言すれ
ば、切換弁94の切換操作によって、第一の作用室88
と第二の作用室114が共に負圧源に接続された状態
と、第一の作用室88と第二の作用室114が共に大気
中に接続された状態との、二つの接続状態が、択一的に
設定されるようになっているのである。
用室88と同じ切換弁94に対して、エア管体92によ
って接続されている。これにより、切換弁94の切換操
作に従って、第一の作用室88と第二の作用室114が
同期して切り換えられるようになっている。換言すれ
ば、切換弁94の切換操作によって、第一の作用室88
と第二の作用室114が共に負圧源に接続された状態
と、第一の作用室88と第二の作用室114が共に大気
中に接続された状態との、二つの接続状態が、択一的に
設定されるようになっているのである。
【0052】そして、第一の作用室88と第二の作用室
114が共に負圧源に接続された状態下では、図3にモ
デル図が示されているように、第二のオリフィス通路6
6が連通状態に維持される一方、可動ゴム膜100が拘
束状態に維持される。それ故、振動入力時には、第二の
オリフィス通路66を通じて流動せしめられる流体の共
振作用に基づいて、アイドリング振動に対して有効な防
振効果が発揮されると共に、可動ゴム膜100の液圧吸
収作用に起因する防振性能の低下も有利に回避され得る
のである。なお、第一のオリフィス通路60は開口状態
にあるが、中周波振動入力時における流通抵抗が著しく
大きいことから、第一のオリフィス通路60を通じての
流体流動に起因する防振性能の低下は殆ど問題となるこ
とがない。
114が共に負圧源に接続された状態下では、図3にモ
デル図が示されているように、第二のオリフィス通路6
6が連通状態に維持される一方、可動ゴム膜100が拘
束状態に維持される。それ故、振動入力時には、第二の
オリフィス通路66を通じて流動せしめられる流体の共
振作用に基づいて、アイドリング振動に対して有効な防
振効果が発揮されると共に、可動ゴム膜100の液圧吸
収作用に起因する防振性能の低下も有利に回避され得る
のである。なお、第一のオリフィス通路60は開口状態
にあるが、中周波振動入力時における流通抵抗が著しく
大きいことから、第一のオリフィス通路60を通じての
流体流動に起因する防振性能の低下は殆ど問題となるこ
とがない。
【0053】一方、第一の作用室88と第二の作用室1
14が共に大気中に接続された状態下では、図4にモデ
ル図が示されているように、可動ゴム膜100の弾性変
形に基づく液圧吸収作用が許容される一方、第二のオリ
フィス通路66が遮断状態に維持される。それ故、シェ
イク等の低周波振動に対しては、第一のオリフィス通路
60を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づく
減衰効果が、第二のオリフィス通路66を通じての流体
流動によって阻害されることなく、有利に発揮されると
共に、こもり音等の高周波振動に対しては、可動ゴム膜
100の液圧吸収作用に基づく有効な防振効果が有効に
発揮されるのである。なお、シェイク等の低周波振動
は、こもり音等の高周波振動に比べて、その振幅が極め
て大きいことから、第一のオリフィス通路60による低
周波振動に対する防振性能の、可動ゴム膜100の液圧
吸収作用による低下は殆ど問題となることがない。
14が共に大気中に接続された状態下では、図4にモデ
ル図が示されているように、可動ゴム膜100の弾性変
形に基づく液圧吸収作用が許容される一方、第二のオリ
フィス通路66が遮断状態に維持される。それ故、シェ
イク等の低周波振動に対しては、第一のオリフィス通路
60を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づく
減衰効果が、第二のオリフィス通路66を通じての流体
流動によって阻害されることなく、有利に発揮されると
共に、こもり音等の高周波振動に対しては、可動ゴム膜
100の液圧吸収作用に基づく有効な防振効果が有効に
発揮されるのである。なお、シェイク等の低周波振動
は、こもり音等の高周波振動に比べて、その振幅が極め
て大きいことから、第一のオリフィス通路60による低
周波振動に対する防振性能の、可動ゴム膜100の液圧
吸収作用による低下は殆ど問題となることがない。
【0054】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウントにおいては、自動車の停止時に第一の作用室8
8と第二の作用室114が共に負圧源に接続される一
方、自動車の走行時に第一の作用室88と第二の作用室
114が共に大気中に接続されるように、切換弁94を
切換操作することによって、停止時に入力されるアイド
リング振動に対する防振効果と、走行時に入力されるシ
ェイク等の低周波振動およびこもり音等の高周波振動に
対する防振効果とが、何れも、極めて有利に発揮される
のである。
マウントにおいては、自動車の停止時に第一の作用室8
8と第二の作用室114が共に負圧源に接続される一
方、自動車の走行時に第一の作用室88と第二の作用室
114が共に大気中に接続されるように、切換弁94を
切換操作することによって、停止時に入力されるアイド
リング振動に対する防振効果と、走行時に入力されるシ
ェイク等の低周波振動およびこもり音等の高周波振動に
対する防振効果とが、何れも、極めて有利に発揮される
のである。
【0055】そして、かかるエンジンマウントにおいて
は、防振特性の切り換えを、単一の切換弁94の操作に
よって行うことが可能であることから、空気圧機構の構
造が簡単で、且つその切換制御が極めて容易であるとい
った利点がある。
は、防振特性の切り換えを、単一の切換弁94の操作に
よって行うことが可能であることから、空気圧機構の構
造が簡単で、且つその切換制御が極めて容易であるとい
った利点がある。
【0056】また、防振特性の切り換えが、負圧力を利
用した部材の吸引作用によって行われることから、ロー
タリバルブ等を用いる場合に比して、切換機構の構造が
簡略で安価であることは勿論、構成部材に要求される加
工精度や組付精度も緩和されて、安定した作動が実現さ
れるといった利点がある。
用した部材の吸引作用によって行われることから、ロー
タリバルブ等を用いる場合に比して、切換機構の構造が
簡略で安価であることは勿論、構成部材に要求される加
工精度や組付精度も緩和されて、安定した作動が実現さ
れるといった利点がある。
【0057】特に、本実施例では、負圧力を第一の作用
室88と第二の作用室114に及ぼすことによって、ア
イドリング振動に対して有効な防振効果が発揮されるよ
うに設定されていることから、停車したアイドリング状
態で有利に確保される負圧力を利用することが可能とな
り、特別なバキュームタンク等を用いることなく、安定
した防振特性の切換作動が実現されるといった利点があ
る。
室88と第二の作用室114に及ぼすことによって、ア
イドリング振動に対して有効な防振効果が発揮されるよ
うに設定されていることから、停車したアイドリング状
態で有利に確保される負圧力を利用することが可能とな
り、特別なバキュームタンク等を用いることなく、安定
した防振特性の切換作動が実現されるといった利点があ
る。
【0058】以上、本発明の一具体例について詳述して
きたが、これは本発明の実施の一形態であって、本発明
は、かかる具体例によって何等限定的に解釈されるもの
でない。
きたが、これは本発明の実施の一形態であって、本発明
は、かかる具体例によって何等限定的に解釈されるもの
でない。
【0059】例えば、前記具体例では、副室112に空
気が充填されていたが、水等の非圧縮性流体が充填され
る副室を採用することも可能である。
気が充填されていたが、水等の非圧縮性流体が充填され
る副室を採用することも可能である。
【0060】また、受圧室の内圧変動を吸収する可動部
材として、所定距離だけ変位可能に配設された硬質の可
動板などを採用し、その変位によって受圧室の内圧変動
を吸収せしめるようにしても良い。
材として、所定距離だけ変位可能に配設された硬質の可
動板などを採用し、その変位によって受圧室の内圧変動
を吸収せしめるようにしても良い。
【0061】更にまた、前記実施例では、可動ゴム膜1
00の変形を許容する副室112の壁部の一部が第二の
ダイヤフラム110で構成されており、この第二のダイ
ヤフラム110の背後に形成された第二の作用室114
に負圧力が及ぼされることにより、副室112に対して
負圧力が間接的に作用せしめられるようになっていた
が、第二のダイヤフラム110を設けることなく、副室
112を大気中乃至は負圧源に直接に接続することも可
能である。このような場合でも、副室112に及ぼされ
る負圧力にて可動ゴム膜100が吸引拘束されることに
より、有効な防振特性の切換作動が実現され得る。
00の変形を許容する副室112の壁部の一部が第二の
ダイヤフラム110で構成されており、この第二のダイ
ヤフラム110の背後に形成された第二の作用室114
に負圧力が及ぼされることにより、副室112に対して
負圧力が間接的に作用せしめられるようになっていた
が、第二のダイヤフラム110を設けることなく、副室
112を大気中乃至は負圧源に直接に接続することも可
能である。このような場合でも、副室112に及ぼされ
る負圧力にて可動ゴム膜100が吸引拘束されることに
より、有効な防振特性の切換作動が実現され得る。
【0062】また、第一のオリフィス通路や第二のオリ
フィス通路の具体的構造は、要求される防振特性等に応
じて適宜に設定されるものであり、何等限定的に解釈さ
れるものでない。
フィス通路の具体的構造は、要求される防振特性等に応
じて適宜に設定されるものであり、何等限定的に解釈さ
れるものでない。
【0063】更に、押圧部材に対して、第一の可撓性膜
を第二のオリフィス通路の開口部に押し付けるための付
勢力を与える付勢部材としては、コイルスプリングの
他、ゴム弾性体等の公知の各種の付勢部材が採用可能で
ある。
を第二のオリフィス通路の開口部に押し付けるための付
勢力を与える付勢部材としては、コイルスプリングの
他、ゴム弾性体等の公知の各種の付勢部材が採用可能で
ある。
【0064】加えて、本発明は、自動車用エンジンマウ
ント以外の各種のマウント装置に対して、何れも有利に
適用され得ることは勿論である。
ント以外の各種のマウント装置に対して、何れも有利に
適用され得ることは勿論である。
【0065】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至10に記載の発明に従う構造とされた流体封入式
マウント装置においては、何れも、第一の作用室および
副室に対して、負圧源を、同時に接続し又は遮断するこ
とによって、中周波数域にチューニングされた第二のオ
リフィス通路と高周波数域に設定された可動部材を、択
一的に機能せしめることが出来るのである。
1乃至10に記載の発明に従う構造とされた流体封入式
マウント装置においては、何れも、第一の作用室および
副室に対して、負圧源を、同時に接続し又は遮断するこ
とによって、中周波数域にチューニングされた第二のオ
リフィス通路と高周波数域に設定された可動部材を、択
一的に機能せしめることが出来るのである。
【0067】すなわち、第一の作用室および副室に対し
て共に負圧源を接続せしめて第二のオリフィス通路を機
能せしめた状態下では、可動部材が拘束されることか
ら、可動部材による第二のオリフィス通路の防振性能の
阻害が防止されて、第二のオリフィス通路による中周波
振動に対する防振効果が有効に且つ安定して発揮され得
るのである。また、第一の作用室および副室に対する負
圧源を接続を解除せしめた状態下では、第二のオリフィ
ス通路が構造的に遮断されることから、第一のオリフィ
ス通路による低周波振動に対する防振効果と、可動部材
の液圧吸収による高周波振動に対する防振効果とが、第
二のオリフィス通路を通じての流体流動によって阻害さ
れることなく、何れも有効に発揮され得るのである。
て共に負圧源を接続せしめて第二のオリフィス通路を機
能せしめた状態下では、可動部材が拘束されることか
ら、可動部材による第二のオリフィス通路の防振性能の
阻害が防止されて、第二のオリフィス通路による中周波
振動に対する防振効果が有効に且つ安定して発揮され得
るのである。また、第一の作用室および副室に対する負
圧源を接続を解除せしめた状態下では、第二のオリフィ
ス通路が構造的に遮断されることから、第一のオリフィ
ス通路による低周波振動に対する防振効果と、可動部材
の液圧吸収による高周波振動に対する防振効果とが、第
二のオリフィス通路を通じての流体流動によって阻害さ
れることなく、何れも有効に発揮され得るのである。
【0068】そして、かかる流体封入式マウント装置に
おいては、上述の如き防振特性の切換制御が、第一の作
用室および副室に対して、負圧源を、同時に接続し又は
遮断すれば良いことから、防振特性の切り換えのための
構造とその制御が簡単であるといった大きな利点があ
る。
おいては、上述の如き防振特性の切換制御が、第一の作
用室および副室に対して、負圧源を、同時に接続し又は
遮断すれば良いことから、防振特性の切り換えのための
構造とその制御が簡単であるといった大きな利点があ
る。
【図1】本発明の一具体例としてのエンジンマウントを
示す縦断面説明図である。
示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの装着状態で
あって、第一及び第二の作用室を共に負圧源に接続せし
めた状態を示す縦断面説明図である。
あって、第一及び第二の作用室を共に負圧源に接続せし
めた状態を示す縦断面説明図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントにおいて、第
一及び第二の作用室を共に負圧源に接続せしめた状態を
概略的に示すモデル図である。
一及び第二の作用室を共に負圧源に接続せしめた状態を
概略的に示すモデル図である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントにおいて、第
一及び第二の作用室を共に大気中に接続せしめた状態を
概略的に示すモデル図である。
一及び第二の作用室を共に大気中に接続せしめた状態を
概略的に示すモデル図である。
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム弾性体 42 仕切部材 44 第一のダイヤフラム 48 受圧室 50 平衡室 60 第一のオリフィス通路 66 第二のオリフィス通路 74 押圧金具 76 コイルスプリング 86 静圧室 88 第一の作用室 94 切換弁 98 開口窓 100 可動ゴム膜 104 制限スリーブ 110 第二のダイヤフラム 112 副室 114 第二の作用室
Claims (10)
- 【請求項1】 第一の取付部材と第二の取付部材を本体
ゴム弾性体で連結せしめて、該本体ゴム弾性体により壁
部の一部が構成されて振動が入力される受圧室と、壁部
の一部が第一の可撓性膜で構成されて容積可変とされた
平衡室を形成し、該受圧室と該平衡室に非圧縮性流体を
封入すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通す
る第一のオリフィス通路と該第一のオリフィス通路より
も高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通
路をそれぞれ形成し、更に該第二のオリフィス通路を遮
断する遮断手段を設ける一方、前記受圧室の壁部におい
て変形乃至は変位に基づき内圧変動を吸収する可動部材
を配設した流体封入式マウント装置において、 前記遮断手段を、前記第一の可撓性膜を挟んで前記平衡
室とは反対側に配されて該第一の可撓性膜に向かって付
勢されることにより該第一の可撓性膜を前記第二のオリ
フィス通路の開口部に押し付けて該開口部を閉塞せしめ
る押圧部材によって構成すると共に、該押圧部材の背後
に第一の作用室を設けて、該第一の作用室に負圧力が及
ぼされることにより、該押圧部材による第一の可撓性膜
の押付力が解除されて該第二のオリフィス通路の開口部
が開口せしめられるようにする一方、前記可動部材を挟
んで前記受圧室とは反対側に、該可動部材の変形乃至は
変位を許容する密閉された副室を形成し、該副室に対し
て直接又は間接に負圧力を及ぼしめて該可動部材の変形
乃至は変位を阻止せしめるようにしたことを特徴とする
流体封入式マウント装置。 - 【請求項2】 前記副室の壁部の一部が第二の可撓性膜
で構成されて、該副室が容積可変とされていると共に、
該第二の可撓性膜を挟んで該副室とは反対側に第二の作
用室が形成されており、該第二の作用室に負圧力が及ぼ
されることによって、該第二の可撓性膜が吸引拘束され
て該副室に負圧力が間接に及ぼされて、前記可動部材の
変形乃至は変位が阻止される請求項1に記載の流体封入
式マウント装置。 - 【請求項3】 前記副室が前記受圧室に対して、前記可
動部材によって流体密に遮断されており、該副室に空気
が充填されている請求項1又は2に記載の流体封入式マ
ウント装置。 - 【請求項4】 前記可動部材の前記副室側への変形量乃
至は変位量を制限する規制部材が設けられている請求項
1乃至3の何れかに記載の流体封入式マウント装置。 - 【請求項5】 前記押圧部材が、前記第一の作用室に収
容配置されたコイルスプリングにより、前記第一の可撓
性膜に向かって付勢されている請求項1乃至4の何れか
に記載の流体封入式マウント装置。 - 【請求項6】 前記第二の取付部材によって構成された
前記受圧室の壁部に開口窓が形成されていると共に、前
記可動部材が、前記本体ゴム弾性体と一体形成されて該
開口窓を流体密に閉塞する可動ゴム膜によって構成され
ている請求項1乃至5の何れかに記載の流体封入式マウ
ント装置。 - 【請求項7】 前記第二の取付部材が筒状部を備えてお
り、該筒状部の一方の開口部が前記本体ゴム弾性体で閉
塞されて該筒状部内に前記受圧室が形成されていると共
に、該筒状部に開口窓が形成されて、該開口窓に前記可
動部材が配設されている請求項1乃至6の何れかに記載
の流体封入式マウント装置。 - 【請求項8】 前記第二の取付部材が有底筒形状を有し
ており、その開口部が前記本体ゴム弾性体で閉塞される
と共に、該第二の取付部材の内部が前記第一の可撓性膜
によって開口部側と底部側に仕切られることにより、該
開口部側には、隔壁で二分されて前記受圧室と前記平衡
室が形成されている一方、該底部側には、前記押圧部材
が配設されていると共に、該押圧部材と該第二の取付部
材の底壁部との間に前記第一の作用室が形成されている
請求項1乃至7の何れかに記載の流体封入式マウント装
置。 - 【請求項9】 前記受圧室と前記平衡室を仕切る隔壁に
おいて、前記第一のオリフィス通路が該隔壁の外周部分
に形成されると共に、前記第二のオリフィス通路が該隔
壁の中央部分に形成されて、該第二のオリフィス通路の
該平衡室側の開口部が、該隔壁の中央部分に位置せしめ
られている請求項1乃至8の何れかに記載の流体封入式
マウント装置。 - 【請求項10】 前記第一の作用室および副室に対し
て、それぞれ空気管路を通じて単一の管路切換手段が接
続されており、該管路切換手段によって、それら第一の
作用室および副室に対して負圧源が同期して接続/遮断
されるようになっている請求項1乃至9の何れかに記載
の流体封入式マウント装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19749396A JP3551637B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 流体封入式マウント装置 |
| EP97111972A EP0821181A3 (en) | 1996-07-26 | 1997-07-14 | Fluid-filled elestic mount having low-and medium-frequency vibration damping orifices, and high-frequency vibration isolating movable member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19749396A JP3551637B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 流体封入式マウント装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038017A true JPH1038017A (ja) | 1998-02-13 |
| JP3551637B2 JP3551637B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=16375395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19749396A Expired - Fee Related JP3551637B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 流体封入式マウント装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0821181A3 (ja) |
| JP (1) | JP3551637B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002250391A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Yamashita Rubber Co Ltd | 液封防振装置 |
| JP2003004086A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Yamashita Rubber Co Ltd | 液封防振装置 |
| JP2003004090A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Yamashita Rubber Co Ltd | 液封防振装置 |
| JP2003004089A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Yamashita Rubber Co Ltd | 液封防振装置 |
| JP2005113978A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
| JP2010255825A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
| US9939039B2 (en) | 2015-11-02 | 2018-04-10 | Hyundai Motor Company | Engine mount |
| JP2019027510A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| DE19902493C2 (de) * | 1999-01-22 | 2001-02-01 | Freudenberg Carl Fa | Umschaltbares Zweikammer-Stützlager mit hydraulischer Dämpfung |
| JP3663482B2 (ja) * | 1999-05-27 | 2005-06-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | 切替型液封入式防振装置 |
| WO2003001080A1 (en) | 2001-06-22 | 2003-01-03 | Yamashita Rubber Kabushiki Kaisha | Liquid ring vibration control device |
| DE10305172A1 (de) * | 2003-02-08 | 2004-08-26 | Mann + Hummel Gmbh | Ventil zur Steuerung eines Fluidstromes |
| GB201212534D0 (en) | 2012-07-13 | 2012-08-29 | Dtr Vms Ltd | Hydraulically damped mountinf device |
| KR102750657B1 (ko) * | 2019-06-12 | 2025-01-06 | 현대자동차주식회사 | 유체 봉입형 엔진 마운트 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2884799B2 (ja) * | 1991-02-04 | 1999-04-19 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式マウント装置 |
| DE4141332C2 (de) * | 1991-12-14 | 1995-05-24 | Freudenberg Carl Fa | Umschaltbares Lager |
| JP3495416B2 (ja) * | 1994-05-10 | 2004-02-09 | 山下ゴム株式会社 | 液封防振ゴム装置 |
| JP2986389B2 (ja) * | 1995-03-22 | 1999-12-06 | 山下ゴム株式会社 | 液封防振ゴム装置 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19749396A patent/JP3551637B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-07-14 EP EP97111972A patent/EP0821181A3/en not_active Withdrawn
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| JP2019027510A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
Also Published As
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|---|---|
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| EP0821181A3 (en) | 2000-04-26 |
| EP0821181A2 (en) | 1998-01-28 |
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