JPH1038986A - 変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置 - Google Patents
変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置Info
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- JPH1038986A JPH1038986A JP19110396A JP19110396A JPH1038986A JP H1038986 A JPH1038986 A JP H1038986A JP 19110396 A JP19110396 A JP 19110396A JP 19110396 A JP19110396 A JP 19110396A JP H1038986 A JPH1038986 A JP H1038986A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検出巻線に誘起される電圧から鉄心中の直流
偏磁磁束を精度良く測定すること。 【解決手段】 変圧器鉄心10に磁心入り検出巻線16
を設置し、検出巻線16に分流する磁束に感応する検出
巻線16から誘起電圧を発生させ、この誘起電圧をアン
プ22に増幅したあと測定器24でサンプリングし、サ
ンプリングの結果をコンピュータ26で積分する。さら
にコンピュータ26で積分値が零となるタイミングを順
次計測し、各タイミング間の時間間隔を測定し、この測
定結果から鉄心10中の直流偏磁磁束を算出する。
偏磁磁束を精度良く測定すること。 【解決手段】 変圧器鉄心10に磁心入り検出巻線16
を設置し、検出巻線16に分流する磁束に感応する検出
巻線16から誘起電圧を発生させ、この誘起電圧をアン
プ22に増幅したあと測定器24でサンプリングし、サ
ンプリングの結果をコンピュータ26で積分する。さら
にコンピュータ26で積分値が零となるタイミングを順
次計測し、各タイミング間の時間間隔を測定し、この測
定結果から鉄心10中の直流偏磁磁束を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器鉄心の直流
磁束測定方法および装置に係り、特に、変圧器鉄心に発
生する直流磁束を測定するに好適な変圧器鉄心の直流磁
束測定方法および装置に関する。
磁束測定方法および装置に係り、特に、変圧器鉄心に発
生する直流磁束を測定するに好適な変圧器鉄心の直流磁
束測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年パワーエレクトロニクス技術の進歩
に伴いGTO等の自己消弧形半導体素子を用いた自励式
電力変換器の電力分野への応用が進んでいる。一般に自
励式電力変換器を系統に接続する際には変圧器を用い
る。
に伴いGTO等の自己消弧形半導体素子を用いた自励式
電力変換器の電力分野への応用が進んでいる。一般に自
励式電力変換器を系統に接続する際には変圧器を用い
る。
【0003】自励式電力変換器で励磁される変圧器で
は、半導体素子の点弧角のばらつきにより、励磁電圧に
直流分が生じ、変圧器鉄心内部を通る磁束が正負のいず
れかに偏る直流偏磁現象が発生する。変圧器鉄心が直流
偏磁すると、変圧器の損失の増加、騒音の増加を引き起
こす。さらに、偏磁の程度によっては鉄心が磁気飽和
し、巻線に過大な電流が流れ、巻線に接続された変換器
の半導体素子の損傷をまねく恐れがある。
は、半導体素子の点弧角のばらつきにより、励磁電圧に
直流分が生じ、変圧器鉄心内部を通る磁束が正負のいず
れかに偏る直流偏磁現象が発生する。変圧器鉄心が直流
偏磁すると、変圧器の損失の増加、騒音の増加を引き起
こす。さらに、偏磁の程度によっては鉄心が磁気飽和
し、巻線に過大な電流が流れ、巻線に接続された変換器
の半導体素子の損傷をまねく恐れがある。
【0004】そこで、直流偏磁現象を抑制するために、
変換器用変圧器では、励磁電流成分により直流磁束を推
定し、この推定結果から直流偏磁現象の発生を抑制する
こと行なわれている。例えば、鉄心にギャップを設け、
飽和点の励磁電流を大きくし、励磁電流を検出し易くす
ることが行われている。しかし、この方式では、感度向
上のために、鉄心にギャップを設けなければならず、長
期信頼性の点で問題がある。
変換器用変圧器では、励磁電流成分により直流磁束を推
定し、この推定結果から直流偏磁現象の発生を抑制する
こと行なわれている。例えば、鉄心にギャップを設け、
飽和点の励磁電流を大きくし、励磁電流を検出し易くす
ることが行われている。しかし、この方式では、感度向
上のために、鉄心にギャップを設けなければならず、長
期信頼性の点で問題がある。
【0005】そこで、鉄心にギャップを設けることな
く、磁束から直流磁束を測定する方法が提案されてい
る。例えば、磁束から直流磁束を測定するものとして
は、特開昭61−289975号公報に記載されている
ように、ホール素子を鉄心中に埋め込む方法や、特公昭
50−33213号公報に記載されているように、検出
素子を鉄心に設けて磁束を測定する方法が知られてい
る。後者のものは、初期透磁率が極めて高く飽和磁束密
度が低い磁心に検出巻線を施したものを、変圧器鉄心に
少なくとも1個取付け、鉄心内部の磁束の零点にて磁心
入り検出巻線に誘起されるパルス状電圧のパルスの最大
値と最小値の時間間隔により直流磁束および直流磁束の
磁化方向を測定するものである。
く、磁束から直流磁束を測定する方法が提案されてい
る。例えば、磁束から直流磁束を測定するものとして
は、特開昭61−289975号公報に記載されている
ように、ホール素子を鉄心中に埋め込む方法や、特公昭
50−33213号公報に記載されているように、検出
素子を鉄心に設けて磁束を測定する方法が知られてい
る。後者のものは、初期透磁率が極めて高く飽和磁束密
度が低い磁心に検出巻線を施したものを、変圧器鉄心に
少なくとも1個取付け、鉄心内部の磁束の零点にて磁心
入り検出巻線に誘起されるパルス状電圧のパルスの最大
値と最小値の時間間隔により直流磁束および直流磁束の
磁化方向を測定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、変圧器
鉄心に磁心入り検出巻線を取付け、変圧器鉄心の磁束を
磁心入り検出巻線に分流し、検出巻線から誘起電圧を発
生させるようになっている。すなわち、磁心入り検出巻
線として初期透磁率が高く、飽和磁束密度が低いものを
用い、交流信号に励磁された変圧器鉄心から発生する磁
束(交流波形)を磁心入り検出巻線に分流させている。磁
心入り検出巻線に分流した磁束の波形は、変圧器鉄心の
磁束波形(交流波形)が零ガウスとなる点で、磁束が急激
に正から負または負から正に変化する矩形波となるの
で、この矩形波を微分した波形を検出巻線から誘起電圧
として出力するようにしている。検出巻線から出力され
る誘起電圧は、変圧器鉄心内部の磁束波形が零レベルと
なる点(磁束が正から負または負から正に変化する点)
で、微分値として最大値または最小値を示す。このため
誘起電圧のレベルが最大値と最小値となる時間間隔(発
生間隔)および誘起電圧のレベルが最小値と最大値とな
る時間間隔をそれぞれ求めている。そして、鉄心内部の
磁束の交流信号の正と負に対応した誘起電圧の時間間隔
がともに等しいときには直流磁束が発生していないと
し、鉄心内部の磁束の交流信号の正と負に対応した誘起
電圧の時間間隔が異なるときには直流磁束が発生したと
し、鉄心内部の磁束の交流信号の正と負に対応した誘起
電圧の時間間隔から偏磁に伴う直流磁束を求めるように
している。
鉄心に磁心入り検出巻線を取付け、変圧器鉄心の磁束を
磁心入り検出巻線に分流し、検出巻線から誘起電圧を発
生させるようになっている。すなわち、磁心入り検出巻
線として初期透磁率が高く、飽和磁束密度が低いものを
用い、交流信号に励磁された変圧器鉄心から発生する磁
束(交流波形)を磁心入り検出巻線に分流させている。磁
心入り検出巻線に分流した磁束の波形は、変圧器鉄心の
磁束波形(交流波形)が零ガウスとなる点で、磁束が急激
に正から負または負から正に変化する矩形波となるの
で、この矩形波を微分した波形を検出巻線から誘起電圧
として出力するようにしている。検出巻線から出力され
る誘起電圧は、変圧器鉄心内部の磁束波形が零レベルと
なる点(磁束が正から負または負から正に変化する点)
で、微分値として最大値または最小値を示す。このため
誘起電圧のレベルが最大値と最小値となる時間間隔(発
生間隔)および誘起電圧のレベルが最小値と最大値とな
る時間間隔をそれぞれ求めている。そして、鉄心内部の
磁束の交流信号の正と負に対応した誘起電圧の時間間隔
がともに等しいときには直流磁束が発生していないと
し、鉄心内部の磁束の交流信号の正と負に対応した誘起
電圧の時間間隔が異なるときには直流磁束が発生したと
し、鉄心内部の磁束の交流信号の正と負に対応した誘起
電圧の時間間隔から偏磁に伴う直流磁束を求めるように
している。
【0007】しかし、変圧器鉄心内部の磁束が偏磁に伴
って直流磁束分だけシフトすると、鉄心中の磁束波形の
零ガウスレベルがシフトし、正負で非対称な磁束波形と
なる。磁心中には、この磁束が分流するため、磁心中の
磁束(分流した磁束)を微分して得られた誘起電圧の最大
値と最小値を示す点は鉄心中の磁束の波形が零ガウスと
なる点とは異なり、誘起電圧の時間間隔から直流磁束を
求めても、誤差が生じることになる。
って直流磁束分だけシフトすると、鉄心中の磁束波形の
零ガウスレベルがシフトし、正負で非対称な磁束波形と
なる。磁心中には、この磁束が分流するため、磁心中の
磁束(分流した磁束)を微分して得られた誘起電圧の最大
値と最小値を示す点は鉄心中の磁束の波形が零ガウスと
なる点とは異なり、誘起電圧の時間間隔から直流磁束を
求めても、誤差が生じることになる。
【0008】またPWMインバータによって励磁される
変圧器鉄心の場合には、磁心入り検出巻線のパルス電圧
波形のうちパルスのピーク部分に電圧一定期間が生じた
り、励磁電圧一周期内に二つ以上のパルスが発生したり
することが考えられ、従来の測定方法では、直流磁束を
検出することが不可能となる。
変圧器鉄心の場合には、磁心入り検出巻線のパルス電圧
波形のうちパルスのピーク部分に電圧一定期間が生じた
り、励磁電圧一周期内に二つ以上のパルスが発生したり
することが考えられ、従来の測定方法では、直流磁束を
検出することが不可能となる。
【0009】本発明の目的は、磁心入り検出巻線に誘起
される電圧から鉄心中の直流磁束を正確に測定すること
ができる変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置を提
供することにある。
される電圧から鉄心中の直流磁束を正確に測定すること
ができる変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の方法として、変圧器鉄心に磁心入
り検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄
心から磁心入り検出巻線に分流する磁束を検出し、検出
した磁束を基に少なくとも交流信号の一周期に対応する
期間に属する零ガウス点について零ガウス間の時間間隔
をそれぞれ算出し、この算出値に従って偏磁による直流
磁束を算出する変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採用し
たものである。
に、本発明は、第1の方法として、変圧器鉄心に磁心入
り検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄
心から磁心入り検出巻線に分流する磁束を検出し、検出
した磁束を基に少なくとも交流信号の一周期に対応する
期間に属する零ガウス点について零ガウス間の時間間隔
をそれぞれ算出し、この算出値に従って偏磁による直流
磁束を算出する変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採用し
たものである。
【0011】第2の方法として、変圧器鉄心に磁心入り
検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心
から磁心入り検出巻線に分流する磁束により磁心入り検
出巻線から発生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電
圧を時間で積分し、この積分値が零となる複数の時点を
計測し、計測した時点を基に少なくとも交流信号の一周
期に対応する期間に属する時点について各時点間の時間
間隔をそれぞれ算出し、この算出値に従って偏磁による
直流磁束を算出する変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採
用したものである。
検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心
から磁心入り検出巻線に分流する磁束により磁心入り検
出巻線から発生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電
圧を時間で積分し、この積分値が零となる複数の時点を
計測し、計測した時点を基に少なくとも交流信号の一周
期に対応する期間に属する時点について各時点間の時間
間隔をそれぞれ算出し、この算出値に従って偏磁による
直流磁束を算出する変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採
用したものである。
【0012】第3の方法として、変圧器鉄心に磁心入り
検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心
から磁心入り検出巻線に分流する磁束により磁心入り検
出巻線から発生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電
圧を時間で積分し、この積分値が零となる複数の時点を
計測し、計測した時点を基に交流信号の半周期に対応す
る期間に属する時点について時点間の時間間隔を算出
し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を算出する
変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採用したものである。
検出巻線を設置し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心
から磁心入り検出巻線に分流する磁束により磁心入り検
出巻線から発生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電
圧を時間で積分し、この積分値が零となる複数の時点を
計測し、計測した時点を基に交流信号の半周期に対応す
る期間に属する時点について時点間の時間間隔を算出
し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を算出する
変圧器鉄心の直流磁束測定方法を採用したものである。
【0013】前記各測定方法を採用するに際しては、変
圧器を励磁する信号として、パルス信号、例えばPWM
信号を用いるものにも適用することができる。
圧器を励磁する信号として、パルス信号、例えばPWM
信号を用いるものにも適用することができる。
【0014】また、本発明は、第1の装置として、交流
信号の励磁に伴って変圧器鉄心から発生する磁束のうち
その分流分に感応して誘起電圧を発生する磁心入り検出
巻線と、磁心入り検出巻線から発生する誘起電圧を時間
で積分する積分手段と、積分手段の積分値が零となる複
数の時点を計測する時点計測手段と、時点計測手段の計
測値を基に少なくとも交流信号の一周期に対応する期間
に属する時点について各時点間の時間間隔をそれぞれ算
出する時間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算出値
に従って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算出手
段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束測定装置を構成
したものである。
信号の励磁に伴って変圧器鉄心から発生する磁束のうち
その分流分に感応して誘起電圧を発生する磁心入り検出
巻線と、磁心入り検出巻線から発生する誘起電圧を時間
で積分する積分手段と、積分手段の積分値が零となる複
数の時点を計測する時点計測手段と、時点計測手段の計
測値を基に少なくとも交流信号の一周期に対応する期間
に属する時点について各時点間の時間間隔をそれぞれ算
出する時間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算出値
に従って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算出手
段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束測定装置を構成
したものである。
【0015】第2の装置として、交流信号の励磁に伴っ
て変圧器鉄心から発生する磁束のうちその分流分に感応
して誘起電圧を発生する磁心入り検出巻線と、磁心入り
検出巻線から発生する誘起電圧を時間で積分する積分手
段と、積分手段の積分値が零となる複数の時点を計測す
る時点計測手段と、時点計測手段の計測値を基に交流信
号の半周期に対応する期間に属する時点について時点間
の時間間隔を算出する時間間隔算出手段と、時間間隔算
出手段の算出値に従って偏磁による直流磁束を算出する
直流磁束算出手段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束
測定装置を構成したものである。
て変圧器鉄心から発生する磁束のうちその分流分に感応
して誘起電圧を発生する磁心入り検出巻線と、磁心入り
検出巻線から発生する誘起電圧を時間で積分する積分手
段と、積分手段の積分値が零となる複数の時点を計測す
る時点計測手段と、時点計測手段の計測値を基に交流信
号の半周期に対応する期間に属する時点について時点間
の時間間隔を算出する時間間隔算出手段と、時間間隔算
出手段の算出値に従って偏磁による直流磁束を算出する
直流磁束算出手段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束
測定装置を構成したものである。
【0016】前記各測定装置を構成するに際しては、変
圧器鉄心をパルス信号としてPWM信号によって励磁す
るものにも適用することができる。
圧器鉄心をパルス信号としてPWM信号によって励磁す
るものにも適用することができる。
【0017】前記した手段によれば、磁心り検出巻線か
ら発生する誘起電圧を順次時間で積分し、この積分値が
零となる時点を計測し、計測した時点のうち少なくても
交流信号またはパルス信号の1周期あるいは半周期に対
応する期間に属する時点についてそれぞれ各時点間の時
間間隔を算出し、この算出値にしたがって偏磁に伴う直
流磁束(直流偏磁磁束)を算出するようにしているため、
偏磁に伴う直流磁束を正確に測定することができる。
ら発生する誘起電圧を順次時間で積分し、この積分値が
零となる時点を計測し、計測した時点のうち少なくても
交流信号またはパルス信号の1周期あるいは半周期に対
応する期間に属する時点についてそれぞれ各時点間の時
間間隔を算出し、この算出値にしたがって偏磁に伴う直
流磁束(直流偏磁磁束)を算出するようにしているため、
偏磁に伴う直流磁束を正確に測定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明に係る測定方法を説明するた
めのブロック図、図2は本発明に係る装置の全体構成
図、図3は変圧器鉄心の要部拡大構成図である。図2お
よび図3において、変圧器鉄心10は、例えば、珪素鋼
板が複数枚積層されて構成されており、変圧器鉄心10
には、一次巻線12と二次巻線14とが巻装されてい
る。一次巻線12は、自励式電力変換器に接続され、二
次巻線14は交流系統に接続される。また変圧器鉄心1
0には、磁心入り検出巻線16が変圧器鉄心10の磁化
の方向に沿って取付けられている。この磁心入り検出巻
線16は磁心18と、磁心18に巻き付けられた巻線2
0から構成されており、磁心18としては、例えば78
%Niパーマロイが使用されている。78%Niパーマ
ロイは、変圧器鉄心10に用いられる珪素鋼板の初期非
透磁率が20、000であるのに対して、100、00
0と極めて高い値のものが用いられている。すなわち磁
心入り検出巻線16は初期透磁率が高く、飽和磁束密度
が低いもので構成されている。そして、変圧器鉄心10
が、例えば交流信号で励磁されたときには、交流信号の
励磁に伴って変圧器鉄心10から磁心入り検出巻線16
に分流する磁束に磁心18が感応し、巻線20からパル
ス状の誘起電圧を発生するようになっている。
めのブロック図、図2は本発明に係る装置の全体構成
図、図3は変圧器鉄心の要部拡大構成図である。図2お
よび図3において、変圧器鉄心10は、例えば、珪素鋼
板が複数枚積層されて構成されており、変圧器鉄心10
には、一次巻線12と二次巻線14とが巻装されてい
る。一次巻線12は、自励式電力変換器に接続され、二
次巻線14は交流系統に接続される。また変圧器鉄心1
0には、磁心入り検出巻線16が変圧器鉄心10の磁化
の方向に沿って取付けられている。この磁心入り検出巻
線16は磁心18と、磁心18に巻き付けられた巻線2
0から構成されており、磁心18としては、例えば78
%Niパーマロイが使用されている。78%Niパーマ
ロイは、変圧器鉄心10に用いられる珪素鋼板の初期非
透磁率が20、000であるのに対して、100、00
0と極めて高い値のものが用いられている。すなわち磁
心入り検出巻線16は初期透磁率が高く、飽和磁束密度
が低いもので構成されている。そして、変圧器鉄心10
が、例えば交流信号で励磁されたときには、交流信号の
励磁に伴って変圧器鉄心10から磁心入り検出巻線16
に分流する磁束に磁心18が感応し、巻線20からパル
ス状の誘起電圧を発生するようになっている。
【0020】磁心入り検出巻線16の出力電圧はアンプ
(増幅器)22で増幅され、増幅された信号が測定器24
に入力され、ここでサンプリング処理された後、サンプ
リング処理された信号がコンピュータ26に入力される
ようになっている。コンピュータ26は、測定器24か
らの信号を基に、磁心入り検出巻線16から発生する誘
起電圧を、時間を関数として積分する積分手段と、積分
手段の積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測
手段と、時点計測手段の計測値を基に少なくとも交流信
号(またはPWM信号)の1周期に相当する期間に属する
時点について各時点間の時間間隔をそれぞれ算出する時
間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算出値にしたが
って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算出手段を
備えて構成されている。なお、磁心入り検出巻線16の
巻数は外部ノイズの影響を受けない巻数に設定されてい
るが、磁心入り検出巻線16から発生する誘起電圧に外
部ノイズが重畳するときには、測定器24またコンピュ
ータ26でアベレージング処理を行なうことで、外部ノ
イズを除去することができる。
(増幅器)22で増幅され、増幅された信号が測定器24
に入力され、ここでサンプリング処理された後、サンプ
リング処理された信号がコンピュータ26に入力される
ようになっている。コンピュータ26は、測定器24か
らの信号を基に、磁心入り検出巻線16から発生する誘
起電圧を、時間を関数として積分する積分手段と、積分
手段の積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測
手段と、時点計測手段の計測値を基に少なくとも交流信
号(またはPWM信号)の1周期に相当する期間に属する
時点について各時点間の時間間隔をそれぞれ算出する時
間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算出値にしたが
って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算出手段を
備えて構成されている。なお、磁心入り検出巻線16の
巻数は外部ノイズの影響を受けない巻数に設定されてい
るが、磁心入り検出巻線16から発生する誘起電圧に外
部ノイズが重畳するときには、測定器24またコンピュ
ータ26でアベレージング処理を行なうことで、外部ノ
イズを除去することができる。
【0021】次に、本発明の一実施形態の動作を図1お
よび図4に従って説明する。
よび図4に従って説明する。
【0022】変圧器鉄心10の二次巻線12に交流信号
が供給され、変圧器鉄心10が交流信号によって励磁さ
れると、変圧器鉄心10には、図4(a)に示すように、
交流信号に対応した磁束が流れる。なお、図4(a)で
は、直流偏磁磁束φdcによって鉄心10の磁束波形の
零ガウスレベルがシフトされている状態を示している
(直流偏磁磁束φdcが生じないときの磁束波形の零ガ
ウスレベルを点線で示している)。変圧器鉄心10に交
流信号にしたがった磁束が流れると、この磁束の一部が
磁心入り検出巻線16の磁心18に分流し、磁心18に
は、図4(b)に示すような磁束が流れる。磁心18に分
流する磁束は、磁束が正から負(または負から正)に急激
に変化する矩形波の波形となる。磁心18に矩形波によ
る磁束が分流すると、磁心入り検出巻線16からは、磁
心18に分流する磁束を微分した波形として、図4(c)
に示すように、パルス状の誘起電圧が発生する。磁心入
り検出巻線16から発生する誘起電圧はアンプ22で増
幅されたあと、測定器24でサンプリング処理され、コ
ンピュータ26で誘起電圧の発生タイミング(時点)が順
次計測される。この場合誘起電圧の最大値または最小値
のタイミングはT1’、T2’、T3’として計測され
る。ただし、これらのタイミングは、磁心18中の磁束
波形が零となるタイミングT1、T2、T3とは異な
る。このため、タイミングT1’、T2’、T3’間の
時間間隔Δt1’、Δt2’を求めても、直流偏磁磁束
φdcを正確に求めることができない。そこで、本実施
形態では、磁心入り検出巻線16の誘起電圧を測定する
とともに(ブロック100)、誘起電圧を積分し(ブロッ
ク102)、この積分値をもとに積分波形の零点と次の
零点の時間間隔を測定し(ブロック104)、測定した時
間間隔を基に直流磁束を算出する(ブロック108)こと
としている。
が供給され、変圧器鉄心10が交流信号によって励磁さ
れると、変圧器鉄心10には、図4(a)に示すように、
交流信号に対応した磁束が流れる。なお、図4(a)で
は、直流偏磁磁束φdcによって鉄心10の磁束波形の
零ガウスレベルがシフトされている状態を示している
(直流偏磁磁束φdcが生じないときの磁束波形の零ガ
ウスレベルを点線で示している)。変圧器鉄心10に交
流信号にしたがった磁束が流れると、この磁束の一部が
磁心入り検出巻線16の磁心18に分流し、磁心18に
は、図4(b)に示すような磁束が流れる。磁心18に分
流する磁束は、磁束が正から負(または負から正)に急激
に変化する矩形波の波形となる。磁心18に矩形波によ
る磁束が分流すると、磁心入り検出巻線16からは、磁
心18に分流する磁束を微分した波形として、図4(c)
に示すように、パルス状の誘起電圧が発生する。磁心入
り検出巻線16から発生する誘起電圧はアンプ22で増
幅されたあと、測定器24でサンプリング処理され、コ
ンピュータ26で誘起電圧の発生タイミング(時点)が順
次計測される。この場合誘起電圧の最大値または最小値
のタイミングはT1’、T2’、T3’として計測され
る。ただし、これらのタイミングは、磁心18中の磁束
波形が零となるタイミングT1、T2、T3とは異な
る。このため、タイミングT1’、T2’、T3’間の
時間間隔Δt1’、Δt2’を求めても、直流偏磁磁束
φdcを正確に求めることができない。そこで、本実施
形態では、磁心入り検出巻線16の誘起電圧を測定する
とともに(ブロック100)、誘起電圧を積分し(ブロッ
ク102)、この積分値をもとに積分波形の零点と次の
零点の時間間隔を測定し(ブロック104)、測定した時
間間隔を基に直流磁束を算出する(ブロック108)こと
としている。
【0023】具体的には、図4(d)に示すように、磁心
入り検出巻線16から発生する誘起電圧を順次時間を関
数として積分する。この積分波形は、図4(b)に示す磁
心中の磁束波形がシフトした波形となる。すなわち、積
分波形は、最大レベルおよび最小レベルが平になり、磁
心が十分飽和していることを示しているので、積分値の
うち零ガウスレベルは最大レベルと最小レベルの中間レ
ベルと見なすことができる。そしてこの中間レベルと交
わる点を順次求めることで、交流信号に対応したタイミ
ング(時点)としてT1、T2、T3を求めることがで
き、各タイミング間の時間間隔としてΔt1、t2を求
めることができる。
入り検出巻線16から発生する誘起電圧を順次時間を関
数として積分する。この積分波形は、図4(b)に示す磁
心中の磁束波形がシフトした波形となる。すなわち、積
分波形は、最大レベルおよび最小レベルが平になり、磁
心が十分飽和していることを示しているので、積分値の
うち零ガウスレベルは最大レベルと最小レベルの中間レ
ベルと見なすことができる。そしてこの中間レベルと交
わる点を順次求めることで、交流信号に対応したタイミ
ング(時点)としてT1、T2、T3を求めることがで
き、各タイミング間の時間間隔としてΔt1、t2を求
めることができる。
【0024】ここで、変圧器鉄心10を正弦波励磁した
場合の鉄心中の磁束波形は、図5 (a)に示すような波
形となる。またこのとき直流偏磁磁束φdcが生じたと
きには、鉄心中の磁束波形は図5(b)のような波形とな
る。
場合の鉄心中の磁束波形は、図5 (a)に示すような波
形となる。またこのとき直流偏磁磁束φdcが生じたと
きには、鉄心中の磁束波形は図5(b)のような波形とな
る。
【0025】なお、φdc:直流磁束、φ(t):磁束波
形、φdc0(t):φdc=0のときの磁束波形(φd
c=0のときの関数を以下、φdc0(t)で表す。)、
T=Δt1+Δt2:磁束波形の周期である。
形、φdc0(t):φdc=0のときの磁束波形(φd
c=0のときの関数を以下、φdc0(t)で表す。)、
T=Δt1+Δt2:磁束波形の周期である。
【0026】φdc0(t)がφdcだけ偏磁した場合の
磁束φ(t)は、 φ(t)=φdc0(t)+φdc となる。これより、 φdc=φ(t)−φdc0(t) ……(1) である。
磁束φ(t)は、 φ(t)=φdc0(t)+φdc となる。これより、 φdc=φ(t)−φdc0(t) ……(1) である。
【0027】次に、磁束波形φ(t)を、図6に示すよう
に1/4Tで考えると、 (t,φ(t))=(T/4−ΔT1/2,0) =(1/4(Δt2−Δt1),0) なるA点を通る。
に1/4Tで考えると、 (t,φ(t))=(T/4−ΔT1/2,0) =(1/4(Δt2−Δt1),0) なるA点を通る。
【0028】したがって、φdcは次の(2)式 φdc=0−φmax・sinω〔1/4(Δt2−Δt1)〕 =−φmax・sin2π/T〔1/4(Δt2−Δt1)〕 =φmax・sinπ/2〔(Δt1−Δt2)/(Δt1+Δt2)〕 ……(2) で表わされる。
【0029】このように、本実施形態によれば、磁心入
り検出巻線16から発生する誘起電圧を積分して得られ
た波形から磁束波形の零ガウス点と次の零ガウス点の時
間間隔としΔt1、Δt2を求めるようにしたため、直
流偏磁磁束φdcを正確に測定することができる。そし
てこの測定値をもとに自励式電力変換器の出力を制御す
ることで、電力変換器の半導体素子の損傷を防止するこ
とができる。
り検出巻線16から発生する誘起電圧を積分して得られ
た波形から磁束波形の零ガウス点と次の零ガウス点の時
間間隔としΔt1、Δt2を求めるようにしたため、直
流偏磁磁束φdcを正確に測定することができる。そし
てこの測定値をもとに自励式電力変換器の出力を制御す
ることで、電力変換器の半導体素子の損傷を防止するこ
とができる。
【0030】前記実施形態では、変圧器鉄心10が交流
信号によって正弦波励磁される場合について述べてが、
変圧器鉄心10がPWM信号によって励磁された場合で
も、PWM信号の励磁に伴う直流偏磁磁束を測定するこ
とができる。
信号によって正弦波励磁される場合について述べてが、
変圧器鉄心10がPWM信号によって励磁された場合で
も、PWM信号の励磁に伴う直流偏磁磁束を測定するこ
とができる。
【0031】図7はPWM波によって変圧器鉄心10が
励磁された場合の磁束および電圧波形を示している。
励磁された場合の磁束および電圧波形を示している。
【0032】PWM波により変圧器鉄心10が励磁され
た場合、鉄心内部の磁束波形は図7(a)となる。このよ
うな磁束波形による磁心18内部に分流した磁束波形は
図7(b)となり、巻線20に誘起される電圧の波形は
(b)の微分波形である図7(c)となる。この誘起電圧を
積分すると、この電圧波形は図7(d)となる。図7(d)
に示す積分波形のうち0レベル(積分値が0を示す時間
軸)と中間レベルとが交わる点を順次算出することで、
前記実施形態と同様に、Δt1、Δt2を求めることが
でき、前記(2)式の場合と同様な考え方によりPWM波
の偏磁に伴う直流偏磁磁束φdcを求めることができ
る。
た場合、鉄心内部の磁束波形は図7(a)となる。このよ
うな磁束波形による磁心18内部に分流した磁束波形は
図7(b)となり、巻線20に誘起される電圧の波形は
(b)の微分波形である図7(c)となる。この誘起電圧を
積分すると、この電圧波形は図7(d)となる。図7(d)
に示す積分波形のうち0レベル(積分値が0を示す時間
軸)と中間レベルとが交わる点を順次算出することで、
前記実施形態と同様に、Δt1、Δt2を求めることが
でき、前記(2)式の場合と同様な考え方によりPWM波
の偏磁に伴う直流偏磁磁束φdcを求めることができ
る。
【0033】PWM信号の具体例としては、例えば、図
8に示すように、半波のパルスが2パルスのPWM信号
によって励磁された場合の磁束および電圧波形は図8の
ようになる。図8において、Vは電圧、Vpwmはパル
ス電圧の波高値、Δtp1はパルス幅、Δb1は相隣接
するパルスのパルス間隔を示す。
8に示すように、半波のパルスが2パルスのPWM信号
によって励磁された場合の磁束および電圧波形は図8の
ようになる。図8において、Vは電圧、Vpwmはパル
ス電圧の波高値、Δtp1はパルス幅、Δb1は相隣接
するパルスのパルス間隔を示す。
【0034】図8(a)に示すPWM波によって変圧器鉄
心10が励磁された場合、鉄心内部の磁束波形は図8
(b)となる。この磁束波形による磁束が磁心入り検出巻
線16に分流すると、磁心内部に分流した磁束波形は
(c)となる。そしてこの磁束に感応して巻線20に誘起
される電圧の波形は(c)の微分波形である(d)となる。
この誘起電圧を積分すると、この電圧波形は(e)とな
る。そして、2パルスのPWM波によって励磁されたと
きには、以下に示す式にしたがって直流偏磁磁束を求め
ることができる。
心10が励磁された場合、鉄心内部の磁束波形は図8
(b)となる。この磁束波形による磁束が磁心入り検出巻
線16に分流すると、磁心内部に分流した磁束波形は
(c)となる。そしてこの磁束に感応して巻線20に誘起
される電圧の波形は(c)の微分波形である(d)となる。
この誘起電圧を積分すると、この電圧波形は(e)とな
る。そして、2パルスのPWM波によって励磁されたと
きには、以下に示す式にしたがって直流偏磁磁束を求め
ることができる。
【0035】すなわち2パルスのPWM波によって励磁
された場合、直流磁束が生じないときの磁束波形は図9
に示すような波形となり、直流磁束が生じたときには図
10に示すような波形となる。なお図10ではT/4周
期についてのみ示してある。
された場合、直流磁束が生じないときの磁束波形は図9
に示すような波形となり、直流磁束が生じたときには図
10に示すような波形となる。なお図10ではT/4周
期についてのみ示してある。
【0036】図9から、φdc0(t)は次の(3)式1/
2tb1<t<1/2tb1+tp1のとき、 φdc0(t)=Vpwm・t−1/2Vpwm・tb1 ……(3) で表わされる。
2tb1<t<1/2tb1+tp1のとき、 φdc0(t)=Vpwm・t−1/2Vpwm・tb1 ……(3) で表わされる。
【0037】一方、図10に示す点Aは、(t,φ(t))
=(T/4−Δt1/2,0)を通るので、(1)式にφd
c0(t)を代入し、直流偏磁磁束φdc φdc=0−Vpwm・1/4(Δt2−Δt1)+1/2Vpwm・tb1 =−1/4Vpwm・(Δt2−Δt1)+1/2Vpwm・pb1 ……(4) を求める。
=(T/4−Δt1/2,0)を通るので、(1)式にφd
c0(t)を代入し、直流偏磁磁束φdc φdc=0−Vpwm・1/4(Δt2−Δt1)+1/2Vpwm・tb1 =−1/4Vpwm・(Δt2−Δt1)+1/2Vpwm・pb1 ……(4) を求める。
【0038】tの範囲は、 1/2tb1<T/4−Δt1/2<1/2tb1+tp1 2tb1<Δt2−Δt1<2tb1+4tp1 ……(5) ただし、(4)式はΔt2−Δt1が(5)式の範囲で成立
する。Δt2−Δt1<0の場合は、|Δt2−Δt1
|として同様に求めることができる。このとき求めた直
流偏磁磁束は逆方向に直流磁束が発生している場合であ
る。
する。Δt2−Δt1<0の場合は、|Δt2−Δt1
|として同様に求めることができる。このとき求めた直
流偏磁磁束は逆方向に直流磁束が発生している場合であ
る。
【0039】次に、励磁電圧の半波のパルスが奇数個の
場合、例えば、半波のパルスが3パルスの磁束および電
圧波形を図11に示す。
場合、例えば、半波のパルスが3パルスの磁束および電
圧波形を図11に示す。
【0040】図11において、半波のパルスが3パルス
のPWM信号によって変圧器鉄心10が励磁された場
合、変圧器鉄心10には図11(a)に示すような電圧が
印加され、鉄心内部の磁束波形は(b)となる。この磁束
波形による磁束が磁心18内部に分流すると、その磁束
波形は(c)となる。この磁束に感応して巻線20から誘
起される電圧の波形は(c)の微分波形である(d)とな
る。この誘起電圧を積分すると、この積分波形は(e)と
なる。そして積分波形の中間値が零レベルと交差する点
を求めることで、Δt1、Δt2を求めることができ
る。この場合、以下の式にしたがって直流偏磁磁束を求
めることができる。
のPWM信号によって変圧器鉄心10が励磁された場
合、変圧器鉄心10には図11(a)に示すような電圧が
印加され、鉄心内部の磁束波形は(b)となる。この磁束
波形による磁束が磁心18内部に分流すると、その磁束
波形は(c)となる。この磁束に感応して巻線20から誘
起される電圧の波形は(c)の微分波形である(d)とな
る。この誘起電圧を積分すると、この積分波形は(e)と
なる。そして積分波形の中間値が零レベルと交差する点
を求めることで、Δt1、Δt2を求めることができ
る。この場合、以下の式にしたがって直流偏磁磁束を求
めることができる。
【0041】すなわち、3パルスのPWM波によって励
磁された場合に、直流磁束が発生しないときには図12
に示すような磁束波形が得られる。一方、直流磁束が発
生したときには、T/4周期で見ると、図13のような
波形で磁束を表わすことができる。
磁された場合に、直流磁束が発生しないときには図12
に示すような磁束波形が得られる。一方、直流磁束が発
生したときには、T/4周期で見ると、図13のような
波形で磁束を表わすことができる。
【0042】図12に示す磁束が直線的に増加する部分
L1およびL2は以下の式 L1:φdc0(t)=Vpwm・t 0<t<1/2tp1 L2:φdc0(t)=Vpwm・t−Vpwm・tb1 1/2tp1+tb1<t<1/2tp1+tb1+t
p2 で表わすことができる。
L1およびL2は以下の式 L1:φdc0(t)=Vpwm・t 0<t<1/2tp1 L2:φdc0(t)=Vpwm・t−Vpwm・tb1 1/2tp1+tb1<t<1/2tp1+tb1+t
p2 で表わすことができる。
【0043】一方、図13に示すA点は(t,φ(t))=
(T/4−Δt1/2,0)を通るので、(1)式にφdc
0(t)を代入すると、直流偏磁磁束φdcは以下の式 φdc=−1/4Vpwm(Δt2−Δt1) ……(6) 0<Δt2−Δt1<2tp1 ……(7) で表わされる。ただし、(6)式はΔt2−Δt1が(7)
式の範囲で成立する。
(T/4−Δt1/2,0)を通るので、(1)式にφdc
0(t)を代入すると、直流偏磁磁束φdcは以下の式 φdc=−1/4Vpwm(Δt2−Δt1) ……(6) 0<Δt2−Δt1<2tp1 ……(7) で表わされる。ただし、(6)式はΔt2−Δt1が(7)
式の範囲で成立する。
【0044】 φdc=−1/4Vpwm(Δt2−Δt1)+Vpwm・tb1 ……(8) 2tp1+4tb1<Δt2−Δt1<2tp1+4tb1+4tp2 ……(9) ただし、(8)式はΔt2−Δt1が(9)式の範囲で成立
する。そしてΔt2−Δt1<0のときは、|Δt2−
Δt1|として同様に計算することができる。そして求
めた直流磁束は逆方向に直流磁束が発生している場合で
ある。
する。そしてΔt2−Δt1<0のときは、|Δt2−
Δt1|として同様に計算することができる。そして求
めた直流磁束は逆方向に直流磁束が発生している場合で
ある。
【0045】次に、本発明の他の実施形態として、励磁
電圧波形が正弦波の場合でかつ変圧器鉄心10の透磁率
と磁心18の透磁率との比により、理想的に磁心18に
変圧器鉄心10の磁束が分流しない場合でも直流磁束を
測定できる場合について説明する。
電圧波形が正弦波の場合でかつ変圧器鉄心10の透磁率
と磁心18の透磁率との比により、理想的に磁心18に
変圧器鉄心10の磁束が分流しない場合でも直流磁束を
測定できる場合について説明する。
【0046】すなわち、本実施形態では、図1に示すよ
うに、磁心入り検出巻線16の誘起電圧を積分したあと
で(ブロック102)、積分波形の正または負のパルス幅
の時間間隔を測定し(ブロック106)で、この測定結果
から直流磁束を算出することとしている(ブロック10
8)。
うに、磁心入り検出巻線16の誘起電圧を積分したあと
で(ブロック102)、積分波形の正または負のパルス幅
の時間間隔を測定し(ブロック106)で、この測定結果
から直流磁束を算出することとしている(ブロック10
8)。
【0047】例えば、磁心入り検出巻線16を鉄心10
上に取付けたようなときには、変圧器鉄心10内部の磁
束が飽和に達すると、変圧器鉄心10の透磁率が下が
り、変圧器鉄心10の内部から磁心18内部に分流され
る磁束の割合が急激に増加し、磁心入り検出巻線16に
誘起電圧が発生する場合がある。このような場合は、磁
心18に急激に磁束が分流し始める鉄心10内部の磁束
φμレベルが磁心18の材料、装着方法により既知であ
ることを条件として、積分波形のパルス幅の時間間隔か
ら直流磁束を算出することとしている。
上に取付けたようなときには、変圧器鉄心10内部の磁
束が飽和に達すると、変圧器鉄心10の透磁率が下が
り、変圧器鉄心10の内部から磁心18内部に分流され
る磁束の割合が急激に増加し、磁心入り検出巻線16に
誘起電圧が発生する場合がある。このような場合は、磁
心18に急激に磁束が分流し始める鉄心10内部の磁束
φμレベルが磁心18の材料、装着方法により既知であ
ることを条件として、積分波形のパルス幅の時間間隔か
ら直流磁束を算出することとしている。
【0048】磁心入り検出巻線16を変圧器鉄心10上
に取り付けた状態で、変圧器鉄心10内部の磁束が飽和
すると、磁束および電圧は図14に示すような波形とな
る。なお、φμは磁心18に急激に磁束が分流し始める
鉄心10内部の磁束レベル、Δtはパルス幅の時間間隔
である。
に取り付けた状態で、変圧器鉄心10内部の磁束が飽和
すると、磁束および電圧は図14に示すような波形とな
る。なお、φμは磁心18に急激に磁束が分流し始める
鉄心10内部の磁束レベル、Δtはパルス幅の時間間隔
である。
【0049】図14(a)に示すように、変圧器鉄心内部
の磁束がφμを越えると磁束の一部が磁心18に分流
し、磁心18内部の磁束波形は(b)となる。そして磁心
入り検出巻線16に誘起される電圧の波形は、(b)の微
分波形である(c)となる。この誘起電圧を積分すると、
積分波形は(d)となる。この積分波形は鉄心中の磁束が
φμレベルを越えたタイミング、すなわち積分値が零と
なるタイミングT1、T2、T3、T4に対応して交流
信号の半周期ごとに誘起電圧が発生していることを示し
ている。φμを越えた磁束は直流偏磁磁束によって生じ
るため、タイミングT1・T2間、T3・T4間の時間
間隔Δtを正のパルス幅の時間間隔として求めること
で、直流偏磁磁束φdcを求めることができる。
の磁束がφμを越えると磁束の一部が磁心18に分流
し、磁心18内部の磁束波形は(b)となる。そして磁心
入り検出巻線16に誘起される電圧の波形は、(b)の微
分波形である(c)となる。この誘起電圧を積分すると、
積分波形は(d)となる。この積分波形は鉄心中の磁束が
φμレベルを越えたタイミング、すなわち積分値が零と
なるタイミングT1、T2、T3、T4に対応して交流
信号の半周期ごとに誘起電圧が発生していることを示し
ている。φμを越えた磁束は直流偏磁磁束によって生じ
るため、タイミングT1・T2間、T3・T4間の時間
間隔Δtを正のパルス幅の時間間隔として求めること
で、直流偏磁磁束φdcを求めることができる。
【0050】具体的には、変圧器鉄心10が正弦波励磁
されたときに直流磁束が発生すると、鉄心10上に取り
付けられた磁心入り検出巻線16によって図15に示す
ような磁束が検出される。
されたときに直流磁束が発生すると、鉄心10上に取り
付けられた磁心入り検出巻線16によって図15に示す
ような磁束が検出される。
【0051】図15中のA点は、(t,φ(t))=(T/
4−ΔT/2,φμ)を通るので、 (1)式に代入する
と、直流偏磁磁束φdcは次の(10)式 φdc=φμ−φmax・sin2π/T・1/4(T−2Δt) =φμ−φmax・sinπ/2(T−2Δt)/T …(10) で表わされる。ここで、Tは励磁電圧の周期、φdcは
直流偏磁磁束、φmaxは鉄心内部の磁束の振幅、φμ
は磁心に急激に磁束が分流し始める磁心内部の磁束レベ
ルを示す。
4−ΔT/2,φμ)を通るので、 (1)式に代入する
と、直流偏磁磁束φdcは次の(10)式 φdc=φμ−φmax・sin2π/T・1/4(T−2Δt) =φμ−φmax・sinπ/2(T−2Δt)/T …(10) で表わされる。ここで、Tは励磁電圧の周期、φdcは
直流偏磁磁束、φmaxは鉄心内部の磁束の振幅、φμ
は磁心に急激に磁束が分流し始める磁心内部の磁束レベ
ルを示す。
【0052】また図14では積分波形のパルスとして正
側のパルスについてのみ示しているが、直流磁束が逆方
向に発生した場合には積分波形のパルスは負側に発生す
ることになる。
側のパルスについてのみ示しているが、直流磁束が逆方
向に発生した場合には積分波形のパルスは負側に発生す
ることになる。
【0053】また変圧器鉄心10がPWM波により励磁
された場合でも、変圧器鉄心10上の磁心入り検出巻線
16によって直流磁束を測定することができる。
された場合でも、変圧器鉄心10上の磁心入り検出巻線
16によって直流磁束を測定することができる。
【0054】図16はPWM波により鉄心10が励磁さ
れた場合の磁束および電圧波形を示している。図16に
おいて、PWM波により鉄心10が励磁された場合、鉄
心内部の磁束波形は(a)となる。この磁束が磁心18に
分流すると、その磁束波形は(b)となる。そして検出巻
線16に誘起される電圧の波形は、(b)の微分波形であ
る(c)となる。この誘起電圧を積分すると、この積分波
形は(d)となる。そしてこの積分波形のパルス幅間隔Δ
tを算出し、この算出結果を(10)式に代入することで
直流偏磁磁束を求めることができる。
れた場合の磁束および電圧波形を示している。図16に
おいて、PWM波により鉄心10が励磁された場合、鉄
心内部の磁束波形は(a)となる。この磁束が磁心18に
分流すると、その磁束波形は(b)となる。そして検出巻
線16に誘起される電圧の波形は、(b)の微分波形であ
る(c)となる。この誘起電圧を積分すると、この積分波
形は(d)となる。そしてこの積分波形のパルス幅間隔Δ
tを算出し、この算出結果を(10)式に代入することで
直流偏磁磁束を求めることができる。
【0055】具体的には、励磁電圧の半波のパルスが偶
数個、例えば図17(a)に示すように、半波のパルスが
2パルスの励磁電圧が鉄心10に印加されたときには、
鉄心内部の磁束波形は図17(b)となる。この磁束が磁
心内部に分流すると、その磁束波形は図17(c)とな
り、巻線16に誘起される電圧の波形は(c)の微分波形
である(d)となる。そしてこの電圧を積分すると、この
電圧波形は(e)となる。そして積分波形を測定して得ら
れた時間間隔Δtを求め、Δtを次の(11)式に代入す
ることで、直流偏磁磁束φdc φdc=φμ−1/4Vpwm(T−2Δt)+1/2・Vpwm×2tb1 ……(11) 2tb1<T−2Δt<2tb1+4tp1 ……(12) を求めることができる。ただし、(11)式はT−2Δt
が(12)式の範囲で成立する。ここで、Tは励磁電圧の
周期、φdcは直流偏磁磁束、φmaxは鉄心内部の磁
束の振幅、φμは磁心に急激に磁束が分流し始める磁心
内部の磁束レベルを示す。
数個、例えば図17(a)に示すように、半波のパルスが
2パルスの励磁電圧が鉄心10に印加されたときには、
鉄心内部の磁束波形は図17(b)となる。この磁束が磁
心内部に分流すると、その磁束波形は図17(c)とな
り、巻線16に誘起される電圧の波形は(c)の微分波形
である(d)となる。そしてこの電圧を積分すると、この
電圧波形は(e)となる。そして積分波形を測定して得ら
れた時間間隔Δtを求め、Δtを次の(11)式に代入す
ることで、直流偏磁磁束φdc φdc=φμ−1/4Vpwm(T−2Δt)+1/2・Vpwm×2tb1 ……(11) 2tb1<T−2Δt<2tb1+4tp1 ……(12) を求めることができる。ただし、(11)式はT−2Δt
が(12)式の範囲で成立する。ここで、Tは励磁電圧の
周期、φdcは直流偏磁磁束、φmaxは鉄心内部の磁
束の振幅、φμは磁心に急激に磁束が分流し始める磁心
内部の磁束レベルを示す。
【0056】また図17では積分波形のパルスとして正
側に発生する場合についてのみ示しているが、直流磁束
が逆方向に発生したときには、積分波形のパルスとして
負側のパルスが発生する。
側に発生する場合についてのみ示しているが、直流磁束
が逆方向に発生したときには、積分波形のパルスとして
負側のパルスが発生する。
【0057】また励磁電圧の半波のパルスが奇数個、例
えば、図18に示すように、半波のパルスが3パルスの
磁束および電圧波形を図18に示す。3パルスのPWM
波により鉄心10が励磁されると、鉄心内部の磁束波形
は図18(b)となる。この磁束が磁心内部に分流する
と、その磁束波形は(c)となり、巻線16に誘起される
電圧の波形は、(c)を微分した(d)となる。そしてこの
誘起電圧を積分すると、この積分波形は(e)となる。そ
して積分波形から時間間隔Δtを算出し、この算出した
Δtを以下の式に代入することで、直流偏磁磁束φdc φdc=φμ−1/4Vpwm(T−2Δt) ……(13) 0<T−2Δt<2tp1 ……(14) を求めることができる。ただし、(13)式はT−2Δt
が(13)式の範囲で成立する。
えば、図18に示すように、半波のパルスが3パルスの
磁束および電圧波形を図18に示す。3パルスのPWM
波により鉄心10が励磁されると、鉄心内部の磁束波形
は図18(b)となる。この磁束が磁心内部に分流する
と、その磁束波形は(c)となり、巻線16に誘起される
電圧の波形は、(c)を微分した(d)となる。そしてこの
誘起電圧を積分すると、この積分波形は(e)となる。そ
して積分波形から時間間隔Δtを算出し、この算出した
Δtを以下の式に代入することで、直流偏磁磁束φdc φdc=φμ−1/4Vpwm(T−2Δt) ……(13) 0<T−2Δt<2tp1 ……(14) を求めることができる。ただし、(13)式はT−2Δt
が(13)式の範囲で成立する。
【0058】 φdc=φμ−1/4Vpwm(T−2Δt)+Vpwm×tb1……(15) 2tp1+4tb1<T−2Δt<2tp1+4tb1+4tp2…(16) ただし、(15)式はT−2Δtが(16)式の範囲で成立
する。
する。
【0059】本実施の形態によれば、変圧器鉄心10が
正弦波信号またはPWM信号によって励磁された場合で
も、鉄心10中の磁束のレベルがφμを越えたときに、
この磁束に感応した誘起電圧を積分し、積分波形の正ま
たは負のパルス幅の時間間隔(交流信号またはPWM信
号の半周期に対応する期間において積分値が零となるタ
イミング間の時間間隔)を測定することで、鉄心10中
の直流偏磁磁束を精度良く測定することができる。
正弦波信号またはPWM信号によって励磁された場合で
も、鉄心10中の磁束のレベルがφμを越えたときに、
この磁束に感応した誘起電圧を積分し、積分波形の正ま
たは負のパルス幅の時間間隔(交流信号またはPWM信
号の半周期に対応する期間において積分値が零となるタ
イミング間の時間間隔)を測定することで、鉄心10中
の直流偏磁磁束を精度良く測定することができる。
【0060】前記各実施形態で求めた直流偏磁磁束は、
一次電圧に帰還され、例えば、変圧器鉄心10の偏磁を
抑制するような直流電圧を一次電圧に加えることで、変
圧器鉄心10の偏磁抑制に寄与することができる。
一次電圧に帰還され、例えば、変圧器鉄心10の偏磁を
抑制するような直流電圧を一次電圧に加えることで、変
圧器鉄心10の偏磁抑制に寄与することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変圧器鉄心に設けた磁心入り検出巻線に誘起される電圧
を積分し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、
計測した時点を基に交流信号またはパルス信号の1周期
または半周期に対応する期間に属する時点について各時
点間の時間間隔を算出し、この算出値にしたがって偏磁
による直流磁束を算出するようにしたため、変圧器鉄心
内部の直流磁束(直流偏磁磁束)を精度良く測定すること
ができる。
変圧器鉄心に設けた磁心入り検出巻線に誘起される電圧
を積分し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、
計測した時点を基に交流信号またはパルス信号の1周期
または半周期に対応する期間に属する時点について各時
点間の時間間隔を算出し、この算出値にしたがって偏磁
による直流磁束を算出するようにしたため、変圧器鉄心
内部の直流磁束(直流偏磁磁束)を精度良く測定すること
ができる。
【図1】本発明の測定方法を説明するためのブロック構
成図である。
成図である。
【図2】本発明に係る装置の全体構成を示す構成図であ
る。
る。
【図3】磁心入り検出巻線と変圧器鉄心との関係を示す
要部拡大図である。
要部拡大図である。
【図4】正弦波励磁されたときの磁束および電圧波形図
である。
である。
【図5】正弦波励磁されたときの波形図である。
【図6】正弦波励磁されたときの直流偏磁磁束の算出方
法を説明するための図である。
法を説明するための図である。
【図7】PWM波励磁されたときの磁束および電圧波形
図である。
図である。
【図8】半波が2パルスのPWM波によって励磁された
ときの磁束および電圧波形図である。
ときの磁束および電圧波形図である。
【図9】半波が2パルスのPWM波の励磁による磁束波
形図である。
形図である。
【図10】半波が2パルスのPWM波の励磁による直流
偏磁磁束の算出方法を説明するための図である。
偏磁磁束の算出方法を説明するための図である。
【図11】半波が3パルスのPWM波の励磁による磁束
および電圧波形図である。
および電圧波形図である。
【図12】半波が3パルスのPWM波の励磁による磁束
波形図である。
波形図である。
【図13】半波が3パルスのPWM波の励磁による直流
偏磁磁束の算出方法を説明するための図である。
偏磁磁束の算出方法を説明するための図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示すもので、正弦波
励磁による磁束および電圧波形図である。
励磁による磁束および電圧波形図である。
【図15】正弦波励磁による磁束波形図である。
【図16】PWM波励磁による磁束および電圧波形図で
ある。
ある。
【図17】半波が2パルスのPWM波の励磁による磁束
および電圧波形図である。
および電圧波形図である。
【図18】半波が3パルスのPWM波の励磁による磁束
および電圧波形図である。
および電圧波形図である。
10 変圧器鉄心 16 磁心入り検出巻線 18 磁心 20 巻線 22 アンプ 24 測定器 26 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜館 良夫 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内
Claims (10)
- 【請求項1】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り検
出巻線に分流する磁束を検出し、検出した磁束を基に少
なくとも交流信号の一周期に対応する期間に属する零ガ
ウス点について零ガウス間の時間間隔をそれぞれ算出
し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を算出する
変圧器鉄心の直流磁束測定方法。 - 【請求項2】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り検
出巻線に分流する磁束により磁心入り検出巻線から発生
する誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧を時間で積分
し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、計測し
た時点を基に少なくとも交流信号の一周期に対応する期
間に属する時点について各時点間の時間間隔をそれぞれ
算出し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を算出
する変圧器鉄心の直流磁束測定方法。 - 【請求項3】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り検
出巻線に分流する磁束により磁心入り検出巻線から発生
する誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧を時間で積分
し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、計測し
た時点を基に交流信号の半周期に対応する期間に属する
時点について時点間の時間間隔を算出し、この算出値に
従って偏磁による直流磁束を算出する変圧器鉄心の直流
磁束測定方法。 - 【請求項4】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、パルス信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り
検出巻線に分流する磁束を検出し、検出した磁束を基に
少なくともパルス信号の一周期に対応する期間に属する
零ガウス点について零ガウス点間の時間間隔をそれぞれ
算出し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を算出
する変圧器鉄心の直流磁束測定方法。 - 【請求項5】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、パルス信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り
検出巻線に分流する磁束により磁心入り検出巻線から発
生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧を時間で積
分し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、計測
した時点を基に少なくともパルス信号の一周期に対応す
る期間に属する時点について各時点間の時間間隔をそれ
ぞれ算出し、この算出値に従って偏磁による直流磁束を
算出する変圧器鉄心の直流磁束測定方法。 - 【請求項6】 変圧器鉄心に磁心入り検出巻線を設置
し、パルス信号の励磁に伴って変圧器鉄心から磁心入り
検出巻線に分流する磁束により磁心入り検出巻線から発
生する誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧を時間で積
分し、この積分値が零となる複数の時点を計測し、計測
した時点を基にパルス信号の半周期に対応する期間に属
する時点について時点間の時間間隔を算出し、この算出
値に従って偏磁による直流磁束を算出する変圧器鉄心の
直流磁束測定方法。 - 【請求項7】 交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心から
発生する磁束のうちその分流分に感応して誘起電圧を発
生する磁心入り検出巻線と、磁心入り検出巻線から発生
する誘起電圧を時間で積分する積分手段と、積分手段の
積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測手段
と、時点計測手段の計測値を基に少なくとも交流信号の
一周期に対応する期間に属する時点について各時点間の
時間間隔をそれぞれ算出する時間間隔算出手段と、時間
間隔算出手段の算出値に従って偏磁による直流磁束を算
出する直流磁束算出手段とを備えている変圧器鉄心の直
流磁束測定装置。 - 【請求項8】 交流信号の励磁に伴って変圧器鉄心から
発生する磁束のうちその分流分に感応して誘起電圧を発
生する磁心入り検出巻線と、磁心入り検出巻線から発生
する誘起電圧を時間で積分する積分手段と、積分手段の
積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測手段
と、時点計測手段の計測値を基に交流信号の半周期に対
応する期間に属する時点について時点間の時間間隔を算
出する時間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算出値
に従って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算出手
段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束測定装置。 - 【請求項9】 PWM信号の励磁に伴って変圧器鉄心か
ら発生する磁束のうちその分流分に感応して誘起電圧を
発生する磁心入り検出巻線と、磁心入り検出巻線から発
生する誘起電圧を時間で積分する積分手段と、積分手段
の積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測手段
と、時点計測手段の計測値を基に少なくともPWM信号
の一周期に対応する期間に属する時点について各時点間
の時間間隔をそれぞれ算出する時間間隔算出手段と、時
間間隔算出手段の算出値に従って偏磁による直流磁束を
算出する直流磁束算出手段とを備えている変圧器鉄心の
直流磁束測定装置。 - 【請求項10】 PWM信号の励磁に伴って変圧器鉄心
から発生する磁束のうちその分流分に感応して誘起電圧
を発生する磁心入り検出巻線と、磁心入り検出巻線から
発生する誘起電圧を時間で積分する積分手段と、積分手
段の積分値が零となる複数の時点を計測する時点計測手
段と、時点計測手段の計測値を基にPWM信号の半周期
に対応する期間に属する時点について時点間の時間間隔
を算出する時間間隔算出手段と、時間間隔算出手段の算
出値に従って偏磁による直流磁束を算出する直流磁束算
出手段とを備えている変圧器鉄心の直流磁束測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19110396A JPH1038986A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19110396A JPH1038986A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038986A true JPH1038986A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16268914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19110396A Pending JPH1038986A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 変圧器鉄心の直流磁束測定方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1038986A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023538593A (ja) * | 2020-08-20 | 2023-09-08 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 電気モジュールおよび/または電子モジュールのための磁気部品 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP19110396A patent/JPH1038986A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023538593A (ja) * | 2020-08-20 | 2023-09-08 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 電気モジュールおよび/または電子モジュールのための磁気部品 |
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