JPH1039858A - 鍵盤のウイッペン位置調整装置および鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤のウイッペン位置調整装置および鍵盤装置

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JPH1039858A
JPH1039858A JP8194816A JP19481696A JPH1039858A JP H1039858 A JPH1039858 A JP H1039858A JP 8194816 A JP8194816 A JP 8194816A JP 19481696 A JP19481696 A JP 19481696A JP H1039858 A JPH1039858 A JP H1039858A
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JP
Japan
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keyboard
whippen
action
capstan
screw
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Application number
JP8194816A
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English (en)
Inventor
Seisaku Shinmachi
誠策 新町
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Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アコースティックピアノや擬似アクションを
備えた電子楽器の鍵盤装置においてウイッペンの上下位
置調整を容易とする。 【解決手段】 ネジ部26bをねじ込むと、先端部26
cが空間36g内に突出し、ヒンジ部36dを中心とし
て揺動片36cは左回りに揺動し、一点鎖線で示すごと
くキャプスタン25を押すので、反作用としてウイッペ
ン36が上がる。逆にねじ戻すと、空間36g内の先端
部26cの突出量が少なくなり、揺動片36cは右回り
に揺動し、ウイッペン36は下がる。このネジ部材26
の回転は、直線棒状のドライバーを前側鍵盤部の上方空
間から前側鍵盤部と擬似アクションとの間の空間に挿入
して、ネジ部材26に係合すれば容易に回転できる。こ
のため、ウイッペン36の上下位置調整が容易となり、
タッチを容易に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アコースティック
ピアノや電子楽器等の鍵盤楽器における鍵盤のウイッペ
ン位置調整装置およびこのウイッペン位置調整装置を用
いた鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アコースティックピアノに用いら
れる鍵盤装置は、その押鍵動作を鍵盤により上向きの動
作に変換して、鍵盤のキャプスタンによりアクション側
のウイッペンを突き上げている。この動作により、アク
ションに備えられているハンマーによる打弦動作を実現
している。
【0003】また、最近、電子ピアノにも、アコーステ
ィックピアノのタッチを実現するために、アコースティ
ックピアノのアクションを模した擬似アクションを用い
たものが存在する。このような鍵盤楽器においても、ハ
ンマーが打弦しないだけで、押鍵動作を鍵盤により上向
きの動作に変換して、キャプスタンがアクション側のウ
イッペンを突き上げる点については同様であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、アコース
ティックピアノおよび擬似アクションを設けた電子ピア
ノにおいて、鍵盤のタッチを調整するために、鍵盤から
のキャプスタンの突出量を変更して、ウイッペンの上下
位置を調整することが必要である。
【0005】キャプスタンはそのネジ部により鍵盤にね
じ込まれているので、キャプスタンを回転することによ
り突出量は調整することができる。しかし、鍵盤とウイ
ッペンとの間は狭く、キャプスタンを回転させること
は、面倒な作業であった。すなわち、鍵盤に螺合されて
いるキャプスタンを回転させるためには、先端が尖った
あるいは先端が六角スパナ状となっている細長い回転操
作用工具を鍵盤とウイッペンとの間に挿入して、キャプ
スタンの側面に設けられた孔に挿入したり、側面に噛み
合わせる必要がある。しかし、回転操作用工具を左また
は右にいっぱいに振っても、調整が不足な場合は、一
旦、回転操作用工具をキャプスタンからはずして、再
度、別方向からキャプスタンに回転操作用工具をはめ
て、回転操作用工具を左または右に振る必要があった。
【0006】なお、擬似アクションを備えた電子ピアノ
では、アクション等の内部機構がコンパクト化されてお
り、鍵盤とウイッペンとの間は特に狭くされているの
で、前記回転操作用工具でさえ、うまくキャプスタン側
面の孔に挿入したりあるいは側面に噛み合わせたりする
ことや、回転操作用工具を左右に振って調整することが
困難な状況であり、鍵盤タッチの調整効率に問題を生じ
た。
【0007】このため、本発明は、アコースティックピ
アノや擬似アクションを備えた電子ピアノ等の鍵盤装置
において、ウイッペンの上下位置の調整を容易とするこ
とを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
鍵盤のウイッペン位置調整装置は、ウイッペン側に、ネ
ジ部材が螺合されている。このネジ部材は、回転操作頭
部とネジ部とを有し、ウイッペンの揺動端近傍の螺合部
にネジ部にて螺合され、ネジ部の先端部が前記ウイッペ
ンを貫通して鍵盤側のキャプスタンに接触する構成とさ
れている。
【0009】このことにより、回転操作頭部を回転操作
すると、ウイッペンとキャプスタンとの距離が調整され
て、ウイッペンの上下位置が調整される。しかも、この
調整は鍵盤上のキャプスタンの上下位置の調整ではな
く、ウイッペン側のウイッペンの上から下に向けて貫通
しているネジ部材の回転により行われる。ウイッペンの
揺動端は、ウイッペンが上から覆っている鍵盤の後端部
よりも、鍵盤の上方空間から良く見え、回転操作用工具
も挿入し易い位置である。しかも、ネジ部材の回転操作
頭部はキャプスタンに接触する必要が無い。
【0010】したがって、本発明では、容易に回転操作
用工具をネジ部材の回転操作頭部に係合でき、かつ容易
にネジ部材を回転させることができ、ウイッペンの上下
位置の調整が容易となる。また、本発明の鍵盤のウイッ
ペン位置調整装置は、ウイッペンの下面側に揺動可能に
取り付けられて鍵盤側のキャプスタンと接触し、揺動に
応じて前記ウイッペンと前記キャプスタンとの距離が変
動する揺動片と、回転操作頭部とネジ部とを有し、前記
ウイッペンの揺動端近傍の螺合部に前記ネジ部にて螺合
され、前記ネジ部の先端部が前記ウイッペンを貫通して
前記揺動片に接触するネジ部材とを備えている。
【0011】このように、回転操作されるネジ部材は鍵
盤側でなくウイッペンに設けられている。ウイッペンと
キャプスタンとの距離の調整は、ネジ部材の回転操作頭
部を回転操作することで、ネジ部の先端部が揺動片を揺
動させることよりなされる。このことによりウイッペン
の上下位置が調整でき、鍵盤のタッチが調整できる。
【0012】ネジ部材はそのネジ部の先端部が揺動片に
接触していれば良いので、鍵盤側の螺合部に螺合される
場合のネジ部材の位置や傾きは比較的広い範囲で選択で
きる。すなわち配置や角度の自由度が高い。従来では、
ネジ部材そのものがキャプスタンであったため、ウイッ
ペンにネジ部材の頭部を接触させなくてはならないこと
から、その配置や角度は極めて限られ、回転操作用工具
の挿入や操作が困難であった。
【0013】本発明では、ネジ部材の回転操作頭部はい
ずれの部材にも接触する必要が無いので、ネジ部材の配
置や角度の自由度が高く、回転操作用工具が操作し易い
位置・角度に配置することができる。しかも、ネジ部材
の取り付けはウイッペン側であり、ウイッペンの上方に
回転操作頭部が出ているので、ネジ部材の配置や角度の
自由度が一層高い。例えば、一般的に回転操作用工具と
して知られている直線棒状のドライバー等を挿入して操
作できる位置・角度に回転操作頭部を配置することが容
易にできる。
【0014】なお、揺動片を揺動可能に鍵盤に取り付け
るには、例えば、ウイッペンと揺動片とをプラスチック
スにて一体に成形し、ウイッペンと揺動片とをヒンジ部
にて接続することによりなすことができる。螺合部は、
特別な形状でなくてもよく、ネジ部材のネジ部が螺合さ
れるネジ孔が形成されていれば良い。
【0015】前記ネジ部材は、鍵盤側(演奏者側)に傾
いて螺合部に螺入されていれば、鍵盤の上方空間から回
転操作用工具を挿入して回転操作頭部に係合してネジ部
材を回転することが容易にでき、回転操作が効率的とな
る。特に、前述したごとく回転操作用工具として直線棒
状のドライバーを用いることも可能であるので、通常の
道具で良く、コスト的に有利であるとともに、一層、回
転操作が効率的となる。
【0016】このようなキャプスタン調整装置を組み込
んだ鍵盤装置としては、次のような鍵盤装置としても良
い。例えば、一端側を押鍵操作部とし他端側を軸支部と
して、該押鍵操作部への押鍵操作が加えられると前記軸
支部を中心として揺動する前側鍵盤部と、一端側が前記
前側鍵盤部の下方に配置され、他端側が前記前側鍵盤部
の軸支部よりも後側に突出し、両端の間で前記前側鍵盤
部の揺動軸とほぼ平行な軸にて揺動可能に支持されると
ともに、一端側で前記前側鍵盤部により上方から押圧さ
れると他端を持ち上げるアクションレバーと、前記アク
ションレバーに連動するアクションとからなる構成と
し、前記アクションを構成しているウイッペンの揺動端
近傍に前述したいずれかのウイッペン位置調整装置を設
けた構成とすることができる。
【0017】このように、鍵盤を二段に積み重ねた構成
にすると、従来のキャプスタンを直接操作して調節する
機構では、回転操作用工具の挿入がますます困難となり
回転操作は極めて非効率なものとなるが、本発明のウイ
ッペン位置調整装置では、上下位置調整のためのネジ部
材はウイッペンの上面側に設けられ、しかもその回転操
作頭部は他の構成と接触しているわけではないので、ネ
ジ部材の配置に自由度が高く、回転操作用工具を挿入し
て回転操作することが容易である。
【0018】更に、前側鍵盤部の必要な長さは押鍵操作
部から軸支部までであり、直接アクションまで伸びてい
ないので、前側鍵盤部の長さは十分に短い。この短い前
側鍵盤部の押鍵操作をアクション側に伝達させるのがア
クションレバーである。アクションレバーは、一端側が
前側鍵盤部の下方に配置され、他端側が前側鍵盤部の軸
支部よりも後側に突出し、両端の間で前側鍵盤部の揺動
軸とほぼ平行な軸にて揺動可能に支持されている。そし
て、一端側で前側鍵盤部により上方から押圧されると他
端側を持ち上げるように動作する。したがって、アクシ
ョンレバーを介すことにより、従来の鍵盤と同じ様に、
アクションに押鍵操作を伝達させることができる。この
アクションレバーは、従来の鍵盤よりも短い。このよう
に、短い前側鍵盤部と短いアクションレバーとを組み合
せているので、従来の長い鍵盤を用いる必要が無く、長
い期間使用しても、短い鍵盤と短いアクションレバーと
に歪みを生じ難い。したがって、メンテナンスが軽減さ
れる。特に、アクションレバーの一端側が前側鍵盤部の
内、押鍵操作部と軸支部との間の領域の下方に配置され
ていると、更にアクションレバーを短くすることがで
き、一層、アクションレバーの歪みの発生を抑制するこ
とができる。
【0019】更に、アクションは、通常のアコースティ
ックピアノに用いられるアクションであっても良いし、
アクションレバーに連動して、アコースティックピアノ
のアクションを模擬する動作を行う擬似アクションであ
っても良い。ウイッペンはキャプスタンスとの接触部で
アクション側へ押鍵操作を伝達しているが、このの接触
部が、前側鍵盤部の上面位置よりも下方に配置されてい
る構成としても良い。このように構成すると、従来より
もアクションを前側鍵盤部に対して下方の位置に配置す
ることができ、鍵盤装置全体の高さを低くでき、小型化
できる。
【0020】更に、アクション側へ押鍵操作を伝達する
ウイッペンとキャプスタンとの接触部が、前側鍵盤部の
揺動軸位置よりも下方に配置されていれば、更に鍵盤装
置の高さを低くすることができる。尚、擬似アクション
としては、前側鍵盤部への押鍵操作によりアクションレ
バーが揺動するに伴い、キャプスタンスにより押し上げ
られつつ揺動するウイッペンと、ウイッペンに揺動可能
に軸支されウイッペンの揺動に伴い上昇しつつ揺動する
ジャックと、ジャックが所定位置まで上昇する間、この
ジャックに突き上げられて揺動し、該ジャックが所定位
置まで上昇した後、該ジャックから離間して慣性運動す
るバットと、バットに備えられた擬似ハンマー部と、慣
性運動している擬似ハンマー部に当接してバットの動作
を阻止するハンマーストッパーとを備えた構成とするこ
とができ、アコースティックピアノとほぼ同一のタッチ
感を生じさせることができる。
【0021】特に、アクションレバーおよびウイッペン
がプラスチックス製であると、木材を用いた場合に比較
して、特に長期間歪みを生じることがないので、メンテ
ナンスが一層軽減される。更に、鍵盤がプラスチックス
製であれば、メンテナンスの軽減に一層好ましく、更に
ジャックがプラスチックス製であれば、メンテナンスの
軽減に一層好ましい。
【0022】このようなプラスチックスとしては、例え
ば、メタクリル酸メチル重合体やメタクリル酸メチル・
スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、AS樹脂(SA
N樹脂)、ABS樹脂等の合成樹脂を挙げることができ
る。尚、電子楽器の鍵盤装置として用いる場合には、前
側鍵盤部により上方から押圧されるアクションレバーの
一端側の下方に、アクションレバーの押鍵操作による揺
動を検出するセンサを設けても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】図1,2は、本発明一実施の形態
としての鍵盤装置2の部分断面図を示し、図1は鍵盤装
置2における白鍵10の取付状態を示し、図2は鍵盤装
置2における黒鍵12の取付状態を示している。
【0024】棚板4上に金属製の脚部6aが固定され、
この脚部6a上に、棚板4から所定間隔離れた位置に、
金属製のシャーシ6が固定されている。シャーシ6の
内、後端部6f側には軸部10aの脚部分8が固定さ
れ、その脚部分8に前側鍵盤部10,12が前側鍵盤部
10,12の一端に設けられた軸部(軸支部に該当)1
0aにて揺動自在に取り付けられている。この軸部10
aによる前側鍵盤部10,12の揺動軸は、棚板4表面
に平行、すなわち水平方向に配置されている。したがっ
て、前側鍵盤部10,12の先端部10b,12bは、
上下方向に揺動可能である。
【0025】また、前側鍵盤部10,12の先端部10
b,12b近傍には、下方に向けて鉤状アーム10c,
12cが突出している。白鍵10側の鉤状アーム10c
は、その鉤部10dが軸部10a方向に直角に折れ曲が
り、黒鍵12側の鉤状アーム12cは、その鉤部12d
が先端部12b方向に直角に折れ曲がっている。
【0026】尚、前側鍵盤部10,12は合成樹脂にて
所々補強用のリブを配置した中空状に形成されている。
シャーシ6の前端部6bには上下両面にそれぞれ2本づ
つ平行に緩衝用の長尺フェルト14a,14b,16
a,16bが前側鍵盤部10,12の配列方向(図1,
2の紙面に直角方向)に沿って取り付けられている。
【0027】前側鍵盤部10,12の先端部10b,1
2b側の押鍵操作部10e,12eを演奏者が押し下げ
ていない場合には、鉤部10d,12dは、前端部6b
下面の長尺フェルト14b,16bに、それぞれ当接
し、前側鍵盤部10,12の揺動は停止している。
【0028】また、押鍵操作部10e,12eを演奏者
が押し下げた場合には、前側鍵盤部10,12の下面1
0f,12fが、前端部6b上面の長尺フェルト14
a,16aに、それぞれ当接し、前側鍵盤部10,12
がそれ以上、下方へ揺動するのを阻止する。
【0029】シャーシ6の前端部6bの前後両側には鍵
盤ガイド部7a,7bが上方に向けて突出されている。
この鍵盤ガイド部7a,7bは中空に形成された前側鍵
盤部10,12に挿入されて、押鍵操作時に前側鍵盤部
10,12の先端部10b,12bが左右に振れないよ
うにガイドする役目を果している。
【0030】前側鍵盤部10,12の軸部10a側の下
方には、アクションレバー18がその中間部の揺動軸1
8aにてシャーシ6の略U字状の軸受部材6cにより揺
動可能に支持されている。揺動軸18aの上からは、シ
ャーシ6に片持ち状に取り付けられた軸受部材固定板6
dが当接し、揺動軸18aが軸受部材6cから外れない
ようにされている。
【0031】アクションレバー18には、その揺動軸1
8aを挟んで、操作端18bと揺動端18cとが設けら
れている。操作端18bは、アクションレバー18の揺
動時にシャーシ6の開口部6eを介して、シャーシ6の
上方と下方との間を移動できる。操作端18bの先端の
上方側面には、表面の摩擦抵抗が小さい摺動テープ20
が設けられ、この摺動テープ20には、前側鍵盤部1
0,12の押鍵操作部10e,12eと軸部10aの脚
部分8との間の領域の下方に突出するアクチュエーター
10g,12gの先端にそれぞれ接触している。
【0032】操作端18bの下方には、前側鍵盤部1
0,12の配列方向に基板28が架け渡され、各アクシ
ョンレバー18に対応した位置に押鍵検出センサ30が
設けられている。操作端18bがアクチュエーター10
g,12gにより押し下げられると、押鍵検出センサ3
0内の2つのスイッチのオン/オフタイミングおよびそ
のタイミングの差により、押鍵操作のタイミングとベロ
シティーとを得ることができる。
【0033】また、揺動端18cは、シャーシ6の後端
部6f側の脚部6aの開口部6gを介して擬似アクショ
ン22側の下部空間部22aに突出している。図3の拡
大図に示すごとく、揺動端18cの先端にはバランス用
の重り24が重り収納部24a内に設けられ、その重り
収納部24aに隣接して上方に突出するキャプスタン2
5が設けられている。
【0034】このキャプスタン25の上方に対向した位
置に、擬似アクション22のウイッペン36の揺動端3
6bが配置されている。この揺動端36bの下面側に
は、ウイッペン36と並行して揺動片36cがヒンジ部
36dを介して揺動可能に接続されている。この揺動片
36cの下面にはウイッペンクロス36eが貼着され、
このウイッペンクロス36eを介して、揺動片36cは
アクションレバー18の揺動端18cに設けられたキャ
プスタン25に接触している。
【0035】ウイッペン36の先端部には、前側の上方
から後側の下方へと螺合部36fが斜めに貫通して設け
られ、螺合部36fには前側鍵盤部10と擬似アクショ
ン22との間の空間を介して、前側鍵盤部10の上方空
間方向に回転操作頭部26aが向くように、斜め前側に
傾いた姿勢で、ネジ部材26が、そのネジ部26bにて
螺入されている。そして、ネジ部26bは螺合部36f
を斜め下方に貫通して、ネジ部26bの先端部26c
が、揺動片36cとウイッペン36との間の空間36g
に突出し、揺動片36cの上面に接触し、上方に揺動し
ないように支えている。
【0036】このため、回転操作頭部26aを右回り
(時計回り)に回転させるとネジ部26bがねじ込まれ
て、先端部26cが一層、空間36g内に突出し、先端
部26cが揺動片36cの上面を押して下側に移動させ
る。このことにより、ヒンジ部36dを中心として揺動
片36cは左回り(反時計回り)に揺動し、図3に一点
鎖線で示すごとく、揺動片36cの位置が少し下方に動
こうとするが、キャプスタン25は下限位置に存在する
ので、反作用としてウイッペン36の揺動端36bが上
方に移動する。このことにより、ネジ部材26はウイッ
ペン36を押し上げ、ウイッペン36の位置が高くな
る。また逆に回転操作頭部26aを左回り(反時計回
り)に回転させるとネジ部26bがねじ戻されて、空間
36g内の先端部26cの突出量が少なくなり、揺動片
36cは上方に移動しょうとするので、逆にウイッペン
36の揺動端36bが下がり、ウイッペン36の位置が
低くなる。
【0037】このネジ部材26の回転操作頭部26aの
回転は、図1に示すごとく、一般的な回転操作用工具で
ある直線棒状のドライバーDを前側鍵盤部10の上方空
間から前側鍵盤部10と擬似アクション22との間の空
間に挿入して、ネジ部材26の回転操作頭部26aに係
合すれば容易に回転できる。このため、ウイッペン36
の上下位置の変更による前側鍵盤部10,12のタッチ
感を調整するのは容易である。
【0038】擬似アクション22は、アコースティック
ピアノのアクションを模擬する動作を行うもので、ウイ
ッペン36、ジャック38、バット40およびストップ
レール42を備えている。ウイッペン36は、ウイッペ
ンフレンジ44を介してセンターレール46に揺動可能
に支持され、押鍵動作に伴うキャプスタン25の上昇に
よって、揺動片36c部分で押し上げられ、前側鍵盤部
10,12の揺動方向とは逆向き即ち図1,2にて時計
回りに揺動する。尚、ウイッペン36にはバックチェッ
ク48が支持ワイヤ50により支持されている。
【0039】ジャック38は、ウイッペン36に揺動可
能に連結され、ジャックテール38aがレギュレチング
レール52に当接するまでウイッペン36と共に上昇す
る。このレギュレチングレール52は、センターレール
46から伸び出しているレギュレチングブラケット54
の先端に固定されている。
【0040】バット40は、ジャック38に対して当接
・離間すると共に、センターレール46に固着されたバ
ットフレンジ40aにセンターピン40bで揺動可能に
支持されている。バット40の上部には、擬似ハンマー
部材58がネジ止めされている。この擬似ハンマー部材
58は、金属板をプレス加工してカール状のカール部5
8aおよび鋭角的に折り返したレスト部58bを形成し
たものであり、バット40と一体に揺動する。
【0041】この擬似ハンマー部材58の高さは、通常
のハンマーアッセンブリよりもかなり低くく形成されて
いる(例えば1/2〜1/20程度)。また、バット4
0の側部には、前側鍵盤部10,12側へ向かって突出
するようにキャッチャー部材64が固定されている。
【0042】ストップレール42は、前側鍵盤部10,
12の配列方向に延びて両端がブラケット59にて支持
され、バット40の擬似ハンマー部材58を覆うように
設けられている。このストップレール42は、ハンマー
ストッパー部42a、ハンマーレール部42bおよびキ
ャッチャーストッパー部42cを備えている。
【0043】ハンマーストッパー部42aは、押鍵によ
り揺動した擬似ハンマー部材58のカール部58aと当
接可能であり、ハンマーレール部42bは静止位置の擬
似ハンマー部材58のレスト部58bと当接可能であ
る。このハンマーストッパー部42aとハンマーレール
部42bは、それぞれセンターピン40bを間にする位
置に、ストップレール42の相対向する面に緩衝材60
(例えばフェルトやウレタンゴムなど)を貼着すること
により形成されている。一方、キャッチャーストッパー
部42cは、押鍵により揺動したキャッチャー部材64
と当接可能な位置にて緩衝材60(例えばフェルトやウ
レタンゴムなど)を貼着することにより形成されてい
る。
【0044】上述のごとく構成された鍵盤装置2は、押
鍵操作をしていない状態では、擬似アクション22のウ
イッペン36等の重量がネジ部材26、揺動片36cお
よびキャプスタン25を介して、アクションレバー18
の揺動端18cへかかっている。また、揺動端18cに
は重り24の重量もかかっている。したがって、アクシ
ョンレバー18には図1,2における時計回りに揺動す
るモーメントが生じており、この結果、アクションレバ
ー18の操作端18bは前側鍵盤部10,12のアクチ
ュエーター10g,12gを持ち上げる。このため、前
側鍵盤部10,12は、図1,2において時計回りに揺
動しようとするが、鉤状アーム10c,12cが長尺フ
ェルト14b,16bに当接して、揺動が阻止された状
態で停止している。
【0045】演奏者が前側鍵盤部10,12の押鍵操作
部10e,12eを押し下げると、前側鍵盤部10,1
2はその軸部10aを揺動軸として図1,2において反
時計回りに揺動する。このことにより、アクションレバ
ー18の操作端18bがアクチュエーター10g,12
gに押し下げられるので、アクションレバー18は揺動
軸18aを中心として反時計回りに揺動し、揺動端18
cのキャプスタン25が揺動片36cおよびネジ部材2
6を介して擬似アクション22のウイッペン36を持ち
上げる。したがって、ウイッペン36は時計回りに揺動
する。
【0046】このウイッペン36の揺動に伴いジャック
38がバット40を突き上げるように上昇しつつウイッ
ペン36に対して反時計回りに揺動する。その後、ジャ
ック38のジャックテール38aがレギュレチングレー
ル52に当たると、ジャック38はジャックテール38
aとレギュレチングレール52との接触箇所を支点とし
て急速に反時計回りに揺動しジャック38の先端はバッ
ト40から抜ける。このジャック38の先端がバット4
0から抜ける動作がレットオフである。従って、擬似ア
クション22においても通常のアクションと同じくレッ
トオフを生じさせることができる。
【0047】レットオフ後、バット40は、擬似ハンマ
ー部材58およびキャッチャー部材64と共に慣性運動
により時計回りに揺動し続ける。その後、この慣性運動
を行っている擬似ハンマー部材58のカール部58aが
ストップレール42のハンマーストッパー部42aに貼
着されている緩衝材60に衝突し、同時にキャッチャー
部材64もストップレール42のキャッチャーストッパ
ー部42cに貼着されている緩衝材60に衝突する。こ
れによりバット40は慣性運動を阻止され、逆方向即ち
反時計回りに揺り戻す。この衝突による衝撃力は2箇所
(ハンマーストッパー部42aとキャッチャーストッパ
ー部42c)で分散されるため、揺動系全体の安定性や
耐久性が向上する。
【0048】バット40が揺り戻ったとき、前側鍵盤部
10,12から演奏者の指が離れていれば、擬似ハンマ
ー部材58のレスト部58bがストップレール42のハ
ンマーレール部42bに貼着されている緩衝材60に当
接し、その状態で静止する。一方、バット40が擬似ハ
ンマー部材58およびキャッチャー部材64と共に揺り
戻ったとき、いまだ前側鍵盤部10,12が押下され続
けていれば、図3,4に示すように、擬似ハンマー部材
58のレスト部58bがストップレール42のハンマー
レール部42bに貼着されている緩衝材60に当接する
前にキャッチャー部材64がバックチェック48のフェ
ルト48aによりバックストップ位置で受け止められ
る。このキャッチャー部材64がバックチェック48の
フェルト48aに受け止められるのがバックストップで
ある。
【0049】したがって、擬似アクション22の機能は
擬似ハンマー部材58が打弦しないのみで、アコーステ
ィックピアノのアクションと同じ機能を果たす。このた
め、演奏者が前側鍵盤部10,12から受けるタッチ感
は、ほとんどアコースティックピアノと同じである。
【0050】また、図4,5に示すごとく、押鍵時には
アクションレバー18の操作端18bの下側が押鍵検出
センサ30に接触して、押鍵検出センサ30内部の2つ
のスイッチをオン/オフ動作させるので、押鍵タイミン
グとそのベロシティーが検出でき、この検出に基づいて
図示していない電子制御回路の制御により電子音源か
ら、押鍵に対応するタイミングで、鍵盤対応する音程お
よびベロシティーに対応する強さで演奏音を出力するこ
とができる。
【0051】上述のごとく構成された鍵盤装置2は、前
述のごとく、アクションレバー18側のキャプスタン2
5の高さを調整するのではなく、ウイッペン36側で、
ウイッペン36の上部に突出したネジ部材26の調整に
より、ウイッペン36の下面に設けられている揺動片3
6cを揺動させてウイッペン36の上下位置を調整して
いる。このような構成のため、ネジ部材26がウイッペ
ン36に隠されることが無く、更にネジ部材26と揺動
片36cとが別体に設けられているので、ネジ部材26
の配置の自由度が大きい。したがって、図1に示すごと
く、直線棒状のドライバーDがそのまま使用できる位置
および傾きで、ネジ部材26を設けることができる。
【0052】また、ネジ部材26に対するドライバーD
の操作は軸回転させるのみであり、左右に振ることはな
い。このため、従来のような左右に振るための空間は必
要としないので、高密度に鍵盤装置2と擬似アクション
22とが組み合わされていても、ウイッペン36の上下
位置の調整が非常に効率的にできるようになる。
【0053】また、揺動片36cはヒンジ部36dにて
揺動可能にウイッペン36に接続されているが、ウイッ
ペン36、揺動片36cおよびヒンジ部36dは、プラ
スチックスにて一体成形されているので、製造も容易で
ある。また、本実施の形態の鍵盤装置2は、前側鍵盤部
10,12、アクションレバー18および擬似アクショ
ン22を備え、前側鍵盤部10,12の長さは、押鍵操
作部10e,12eから脚部分8で支持されている軸部
10aまでであり、前側鍵盤部10,12の長さは従来
の鍵盤の長さに比較して十分に短い。この前側鍵盤部1
0,12の押鍵操作を擬似アクション22側に伝達させ
るのがアクションレバー18であり、このアクションレ
バー18は、一端側(操作端18b)が前側鍵盤部1
0,12の下方に配置され、他端(揺動端18c)が前
側鍵盤部10,12の軸部10aよりも前側鍵盤部1
0,12の外側に突出して擬似アクション22の下部空
間部22aに挿入されている。このアクションレバー1
8も従来の鍵盤の長さに比較して十分に短い。
【0054】このアクションレバー18の存在により、
軸部10aまでの短い前側鍵盤部10,12であって
も、上述したごとく従来の鍵盤と同じ様に、擬似アクシ
ョン22に押鍵操作を伝達させることができる。このよ
うに、短い前側鍵盤部10,12と短いアクションレバ
ー18とを組み合せているので、従来の長い鍵盤を用い
る必要が無く、長い期間使用しても、短い前側鍵盤部1
0,12と短いアクションレバー18とに歪みを生じ難
い。したがって、メンテナンスが軽減される。特に、ア
クションレバー18の一端(操作端18b)側が前側鍵
盤部10,12の内、押鍵操作部10e,12eと軸部
10aとの間の領域の下方に配置されているので、アク
ションレバー18をより短くすることができ、一層、ア
クションレバー18の歪みの発生を抑制することができ
る。
【0055】アクションレバー18の揺動端18cにキ
ャプスタン25を設け、このキャプスタン25の先端で
ウイッペン36の揺動片36cに接触して擬似アクショ
ン22側へ押鍵操作を伝達しているが、このキャプスタ
ン25と揺動片36c(実際にはウイッペンクロス36
e)との接触部が、前側鍵盤部10,12の軸部10a
位置よりも下方に配置されているので、従来よりも擬似
アクション22を下方の位置に配置することができ、鍵
盤装置2の高さを低くすることができる。
【0056】ここで、前側鍵盤部10,12、アクショ
ンレバー18、ウイッペン36、ジャック38、バット
フレンジ40a、ウイッペンフレンジ44およびバット
40が合成樹脂等のプラスチックスにて形成されている
ので、木材を用いた場合に比較して、特に長期間歪みを
生じることがない。したがって、メンテナンスが十分に
軽減される。これらの部材は、金属にて構成しても良
く、更に歪みが生じにくくなる。合成樹脂製あるいは金
属製にするのは、少なくとも、アクションレバー18お
よびウイッペン36が精度を維持する上で最も好まし
い。更に、前側鍵盤部10,12、次いでジャック38
が合成樹脂製あるいは金属製にされることが好ましい。
他の構成は、木製でも合成樹脂製でも金属製でも良い。
【0057】[その他]前記実施の形態では、揺動片3
6cはウイッペン36とはヒンジ部36dで接続された
状態で一体に構成されていたが、図6に示すごとく、ネ
ジ部26bの略半球状の先端部70を直接、アクション
レバー18のキャプスタン25に接触させるようにし、
ウイッペン72の揺動片を省略しても良い。このように
構成してもネジ部材26の回転により、ウイッペン72
の上下位置を調整できる。なお、キャプスタン25の表
面にクロス25aを貼着しているが、ネジ部26bの先
端部70の表面に貼着しても良い。
【0058】また、前記実施の形態では、キャプスタン
25の高さは固定されていたが、更に、キャプスタン2
5の高さも調整可能としておき、予め大きな位置調整は
擬似アクション22と組み合わされる前に、キャプスタ
ン(例えばスクリュー上のキャプスタンとして)25側
にて調整しておき、擬似アクション22と組み合わせて
からの微調整は、ネジ部材26にて行っても良い。
【0059】前記実施の形態では、電子ピアノとしての
構成を例示したために、擬似アクション22を使用した
が、擬似アクション22の代りに、通常のアコースティ
ックピアノに用いられるアクションを用いて、アコース
ティックピアノとして構成しても良い。この構成におい
ても、ウイッペン36,72の高さの調整は効率的とな
り、また、アクション部分の高さが小さくなりアコース
ティックピアノのコンパクト化が可能となると共に、更
に鍵盤が短くなったこと、および合成樹脂で形成されて
いることにより、メンテナンス的にも有利となる。
【0060】また、前述の例は、アップライト型ピアノ
の例であったが、グランド型ピアノの擬似アクションを
使用した電子ピアノとしても良いし、グランド型アコー
スティックピアノに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態としての鍵盤装置2の内、白鍵
部分の部分断面図である。
【図2】 一実施の形態としての鍵盤装置2の内、黒鍵
部分の部分断面図である。
【図3】 一実施の形態としての螺合部、キャプスタン
およびウイッペン周辺の拡大図である。
【図4】 一実施の形態としての鍵盤装置2の内、白鍵
を操作した状態の説明図である。
【図5】 一実施の形態としての鍵盤装置2の内、黒鍵
を操作した状態の説明図である。
【図6】 他の実施の形態の螺合部、キャプスタンおよ
びウイッペン周辺の拡大図である。
【符号の説明】
2…鍵盤装置 4…棚板 6…シャーシ
6a…脚部 6b…前端部 6c…軸受部材 6d…軸受部
材固定板 6e…開口部 6f…後端部 6g…開口部 8…軸部の脚部分 10,12…前側鍵盤部(10…白鍵,12…黒鍵) 10a…軸部 10b,12b…先端部 10c,12c…鉤状アーム 10d,12d…鉤部 10e,12e…押鍵操作部 10f,12f…下面 10g,12g…アクチュエーター 14a,14b,16a,16b…長尺フェルト 18…アクションレバー 18a…揺動軸 18b
…操作端 18c…揺動端 20…摺動テープ 22…擬似ア
クション 22a…下部空間部 24…重り 24a…重り収
納部 24b…空間 25…キャプスタン 25a…クロ
ス 26…ネジ部材 26a…回転操作頭部 26b…
ネジ部 26c,70…ネジ部の先端部 28…基板 30…押鍵検出センサ 36,72…ウイッペン
36b…揺動端 36c…揺動片 36d…ヒンジ部 36e…ウイ
ッペンクロス 36f…螺合部 36g…空間 38…ジャック 38a…ジャックテール 40…バット 40a…
バットフレンジ 40b…センターピン 42…ストップレール 42a…ハンマーストッパー部 42b…ハンマーレ
ール部 42c…キャッチャーストッパー部 44…ウイッペ
ンフレンジ 46…センターレール 48…バックチェック 5
0…支持ワイヤ 52…レギュレチングレール 54…レギュレチング
ブラケット 58…擬似ハンマー部材 58a…カール部 58
b…レスト部 59…ブラケット 60…緩衝材 64…キャッチ
ャー部材 D…ドライバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転操作頭部とネジ部とを有し、ウイッペ
    ンの揺動端近傍の螺合部に前記ネジ部にて螺合され、前
    記ネジ部の先端部が前記ウイッペンを貫通して鍵盤側の
    キャプスタンに接触するネジ部材を備えたことにより、 前記回転操作頭部を回転操作すると、前記ウイッペンと
    前記キャプスタンとの距離が調整されて、前記ウイッペ
    ンの上下位置が調整されることを特徴とする鍵盤のウイ
    ッペン位置調整装置。
  2. 【請求項2】ウイッペンの下面側に揺動可能に取り付け
    られて鍵盤側のキャプスタンと接触し、揺動に応じて前
    記ウイッペンと前記キャプスタンとの距離が変動する揺
    動片と、 回転操作頭部とネジ部とを有し、前記ウイッペンの揺動
    端近傍の螺合部に前記ネジ部にて螺合され、前記ネジ部
    の先端部が前記ウイッペンを貫通して前記揺動片に接触
    するネジ部材と、 を備えたことにより、 前記回転操作頭部を回転操作すると、前記ネジ部の先端
    部が前記揺動片を揺動させて前記ウイッペンと前記キャ
    プスタンとの距離を変化させ、前記ウイッペンの上下位
    置が調整されることを特徴とする鍵盤のウイッペン位置
    調整装置。
  3. 【請求項3】前記ウイッペンと前記揺動片とがプラスチ
    ックスにて一体に成形され、前記ウイッペンと前記揺動
    片とがヒンジ部にて揺動可能に接続されていることを特
    徴とする請求項2記載の鍵盤のウイッペン位置調整装
    置。
  4. 【請求項4】前記ネジ部材は、鍵盤側に傾いて前記螺合
    部に螺入されていることにより、前記鍵盤の上方空間か
    ら回転操作用工具を挿入して前記ネジ部材の回転操作頭
    部に係合することで前記ネジ部材を回転することが可能
    となることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の
    鍵盤のウイッペン位置調整装置。
  5. 【請求項5】前記回転操作用工具は、直線棒状のドライ
    バーであることを特徴とする請求項4記載の鍵盤のウイ
    ッペン位置調整装置。
  6. 【請求項6】一端側を押鍵操作部とし他端側を軸支部と
    して、該押鍵操作部への押鍵操作が加えられると前記軸
    支部を中心として揺動する前側鍵盤部と、 一端側が前記前側鍵盤部の下方に配置され、他端側が前
    記前側鍵盤部の軸支部よりも後側に突出し、両端の間で
    前記前側鍵盤部の揺動軸とほぼ平行な軸にて揺動可能に
    支持されるとともに、一端側で前記前側鍵盤部により上
    方から押圧されると他端を持ち上げるアクションレバー
    と、 前記アクションレバーに連動するアクションと、 を備えるとともに、 前記アクションを構成しているウイッペンの揺動端近傍
    に請求項1〜5のいずれか記載の鍵盤のウイッペン位置
    調整装置を設けたことを特徴とする鍵盤装置。
  7. 【請求項7】前記アクションが、前記アクションレバー
    に連動して、アコースティックピアノのアクションを模
    擬する動作を行う擬似アクションであることを特徴とす
    る請求項6記載の鍵盤装置。
  8. 【請求項8】前記擬似アクションが、 前記前側鍵盤部への押鍵操作により前記アクションレバ
    ーが揺動するに伴い、前記キャプスタンに押し上げられ
    つつ揺動する前記ウイッペンと、 前記ウイッペンに揺動可能に軸支され前記ウイッペンの
    揺動に伴い上昇しつつ揺動するジャックと、 前記ジャックが所定位置まで上昇する間、このジャック
    に突き上げられて揺動し、該ジャックが所定位置まで上
    昇した後、該ジャックから離間して慣性運動するバット
    と、 前記バットに備えられた擬似ハンマー部と、 前記慣性運動している前記擬似ハンマー部に当接して前
    記バットの動作を阻止するハンマーストッパーと、 を備えたことを特徴とする請求項7記載の鍵盤装置。
  9. 【請求項9】前記ジャックがプラスチックス製であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の鍵盤装置。
  10. 【請求項10】前記アクション側へ押鍵操作を伝達する
    前記ウイッペンと前記キャプスタンとの接触部が、前記
    前側鍵盤部の上面位置よりも下方に配置されていること
    を特徴とする請求項6〜9のいずれか記載の鍵盤装置。
  11. 【請求項11】前記アクション側へ押鍵操作を伝達する
    前記ウイッペンと前記キャプスタンとの接触部が、前記
    前側鍵盤部の揺動軸位置よりも下方に配置されているこ
    とを特徴とする請求項6〜9のいずれか記載の鍵盤装
    置。
  12. 【請求項12】前記前側鍵盤部がプラスチックス製であ
    ることを特徴とする請求項6〜11のいずれか記載の鍵
    盤装置。
  13. 【請求項13】前記前側鍵盤部により上方から押圧され
    る前記アクションレバーの一端側の下方に、前記アクシ
    ョンレバーの押鍵操作による揺動を検出するセンサを設
    けたことを特徴とする請求項6〜12のいずれか記載の
    鍵盤装置。
JP8194816A 1996-07-24 1996-07-24 鍵盤のウイッペン位置調整装置および鍵盤装置 Pending JPH1039858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008972A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤装置

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