JPH1040231A - 入力パターンの変化の連続性を考慮したトポロジカル・マップ演算装置及び方法 - Google Patents

入力パターンの変化の連続性を考慮したトポロジカル・マップ演算装置及び方法

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JPH1040231A
JPH1040231A JP8194873A JP19487396A JPH1040231A JP H1040231 A JPH1040231 A JP H1040231A JP 8194873 A JP8194873 A JP 8194873A JP 19487396 A JP19487396 A JP 19487396A JP H1040231 A JPH1040231 A JP H1040231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動ロボットなどの移動体が環境内を動き回
ることによって収集するセンサー情報と運動情報(移動
の連続性、移動方向)等を利用することにより、トポロ
ジカル・マップを効率的に学習することにある。 【解決手段】 ウィナー・ユニット候補集合算出手段1
02は、トポロジカル・マップ101上で、現在の入力
タイミングにおける入力ベクトルに対応するウィナー・
ユニットの候補の集合であるウィナー・ユニット候補集
合を算出する。この手段102は、例えば、現在の入力
タイミングに近接する過去の入力タイミングにおいて算
出されたウィナー・ユニットに基づいて、ウィナー・ユ
ニット候補集合を算出する。ウィナー・ユニット算出手
段103は、現在の入力タイミングにおける入力ベクト
ルに対応するウィナー・ユニットを、ウィナー・ユニッ
ト候補集合算出手段102が算出したウィナー・ユニッ
ト候補集合に含まれるユニットのうち最大の入力を受け
たユニットとして算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動ロボットのよ
うに環境(空間)内を移動する移動体のナビゲーション
を行うための地図を表現するため等に用いられるトポロ
ジカル・マップの学習技術に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体が、ある位置から別の位置へ移動
するなどのナビゲーションを効率良く行うためには地図
を利用することが必要であり、実際、人は目的に応じて
様々な地図を利用している。
【0003】人が使用する普通の地図は、多くの人が共
有して利用できるように、方位、距離、高度などの情報
を計器によって測量し、地形や道路などの情報を記号を
使って紙などの媒体に記述して作成される。
【0004】一方、人を含めた多くの生物は、環境内を
動き回ることによって、脳内に認知地図(いわゆる土地
勘)を学習によって獲得することができる。いわゆる普
通の地図が万人向けであるのに対して、学習によって作
られる生物の認知地図は個人用であり目的依存である。
【0005】移動体が学習によって地図を作成できるこ
とには、 1)初めての環境で、かつ既存の地図を持っていないと
き、学習によって独自に地図を作成できる。
【0006】2)既存の地図がある目的に対して不適当
なとき、目的に合った地図を学習できる。 3)使用可能なセンサー(受容器)の種類に基づいて、
より効果的な地図を作成できる(例えば、超音波センサ
ーしか持っていない移動ロボットにとっては、視覚に基
づいた地図は役に立たない)。 等の利点がある。従って、学習によって地図を自己組織
的に作成できることは、非常に重要な機能である。
【0007】地図の表現方法には、普通の地図(方位、
距離、高度などを記号を使って2次元上に表現したも
の)、識別木(木構造)を利用した地図、座標を使って
表現する地図などがある。本発明においては、特に、Te
uvo Kohonen が、論文 "Self-Organized Formation o
f Topologically Correct Feature Maps, BiologicalC
ybernetics 43, 59-69, 1982"、"The Self-Organizing
Map, The Proceedingsof IEEE, VOL.78, NO.9, 1464-14
80, 1990" 等において提案したトポロジカル・マップ
(topological map 又は topology preserving map)を
利用して、地図を表現する。トポロジカル・マップは、
ニューラル・ネットワーク(神経回路網)のひとつのモ
デルであり、入力パターンが相互に持つ類似性(位相構
造)が発火するニューロンの位置関係に反映させられる
「トポロジー保存写像」を、学習によって形成できると
いう特徴を有している。以下に、トポロジカル・マップ
について説明する。
【0008】(1)トポロジカル・マップの構造 トポロジカル・マップは、図19に示される1層構造を
有するニューラル・ネットワークである。このニューラ
ル・ネットワークは、2次元状に配置されたN(=N1
×N2 )個のユニット(神経細胞)から構成される。そ
して、入力としてベクトル∈RM が与えられる。ここ
で、Mは、入力の次元を示す。また、以下の説明で、下
線付き記号はベクトル量を示す。i番目のユニットは、
シナプス結合ベクトル(以下、シナプス荷重と呼ぶ)
i ∈RM (i=1,・・・,N)を介してセンサー情報
を受け取るので、ユニットiへの入力ui は次式で計算
される。
【0009】
【数7】
【0010】ニューラル・ネットワークの出力yi (i
=1,・・・,N)は、下記数8式と数9式に示される
ように、最大入力を受けたユニットcがウィナー(winn
er:勝者)となり、ウィナー・ユニットのみが発火し
(1を出力し)、残りのユニットは発火しない(0を出
力する)ように、決定される。
【0011】
【数8】
【0012】
【数9】
【0013】入力とシナプス荷重 i が単位ベクトル
に規格化されている時、ウィナー・ユニットは、下記数
10式に示されるように、入力に最も近い(最も類似
する)シナプス荷重 i を有するユニットcとして決定
することもできる。以後の説明では、簡単のために、入
とシナプス荷重 i は、ともに単位ベクトルに規格
化されているとする。
【0014】
【数10】
【0015】(2)学習則 トポロジカル・マップの学習においては、ある環境(空
間)上で互いに近接する入力のパターンに対して、ト
ポロジカル・マップ上で同様に互いに近接するユニット
が発火するように、学習が行われる。
【0016】この学習において、シナプス荷重 i の変
化分Δ i は、下記数11式によって計算される。
【0017】
【数11】
【0018】ここで、ηは、学習速度を決定する正の定
数、L(c) は、ウィナー・ユニットcの周辺(近傍)の
ユニットの集合である。数11式は、数10式を満たす
ウィナー・ユニットcとその周辺の集合L(c) に属する
ユニットのシナプス荷重 i のみが学習により修正さ
れ、その他のユニットのシナプス荷重 i は変化させら
れないことを意味している。一般的に、学習の初期にお
いては、ηの値は大きく、かつ集合L(c) の範囲は広く
設定し、学習が進むにつれて、徐々に、ηの値は小さ
く、かつ集合L(c) の範囲は広く設定するのがよいと言
われている。
【0019】(3)性質と応用分野 上記(1)で説明した構造を有するトポロジカル・マッ
プは、上記(2)で説明した学習則に基づく学習によっ
て、入力の類似性が発火するウィナー・ユニットcの
位置の近接性に反映される写像、すなわち、入力のトポ
ロジー(位相構造)を保存する写像を、獲得することが
できる。
【0020】この性質を利用することによって、トポロ
ジカル・マップは、入力の分類、運動制御、音声認識、
ベクトル量子化、組合せ最適化問題など、多方面に応用
されている。後述する本実施の形態が対象とする、学習
による地図の自己組織的形成は、入力の分類の応用の
ひとつである。すなわち、本実施の形態では、入力
任意の空間内の位置を示している場合に、その空間内で
互いに近接する各位置に対応する各入力は、学習され
たトポロジカル・マップ上で同様に互いに近接するウィ
ナー・ユニットcに写像されるという性質を利用するこ
とにより、任意の位置検出センサーからの入力に基づ
いて環境(空間)内の位置を特定する地図としての役割
を有するトポロジカル・マップを実現することができ
る。これはちょうど、人が、目から得た視覚情報に基づ
いて現在の位置を特定する行動に対応する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記「従来の技術」の
項の(2)において説明した従来のトポロジカル・マッ
プの学習則は、入力空間Xから入力(入力ベクトル)
が、ランダムに、或いはある確率分布に従って選択され
ることを前提としている。ここで、移動体が、環境(空
間)内を移動しながらセンサーによって環境の情報を計
測し、得られたセンサー情報から地図を形成する場合に
は、センサーから得られる入力情報は、ランダムに与え
られるのではなく、移動経路に従って与えられる。しか
し、上記従来の学習則は、一般的であって応用分野に特
有の性質を利用しないため、入力が移動経路に沿って
与えられるという情報、すなわち、運動情報を利用する
ことができない。
【0022】そのため、上記従来の学習則は、学習定数
ηや学習範囲L(c) を学習回数に応じて適切に調節する
必要があり、また、学習に時間がかかるという問題点を
有していた。更に、上記従来の学習則は、学習がうまく
進まず、形成されたトポロジカル・マップによる地図が
ねじれてしまう事態も起こり得るという問題点を有して
いた。
【0023】本発明の課題は、移動ロボットなどの移動
体が環境内を動き回ることによって収集するセンサー情
報と運動情報(移動の連続性、移動方向)等を利用する
ことによって、トポロジカル・マップを効率的に学習す
ることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。本発明は、2次元状に配置されたN個のユ
ニットから構成され、入力ベクトルが与えられたとき
に、各ユニットへの入力が入力ベクトルの各成分とシナ
プス荷重ベクトルの各成分との積の総和として決定さ
れ、その各ユニットへの入力のうち最大の入力を受けた
ユニットであるウィナー・ユニットのみが発火するよう
に決定されるトポロジカル・マップの演算装置/方法を
前提とする。
【0025】まず、ウィナー・ユニット候補集合算出手
段102は、現在の入力タイミングにおける入力ベクト
ルに対応するウィナー・ユニットの候補の集合であるウ
ィナー・ユニット候補集合を算出する。
【0026】次に、ウィナー・ユニット算出手段103
は、現在の入力タイミングにおける入力ベクトルに対応
するウィナー・ユニットを、ウィナー・ユニット候補集
合算出手段102が算出したウィナー・ユニット候補集
合に含まれるユニットのうち最大の入力を受けたユニッ
トとして算出する。
【0027】このように本発明では、学習モード又は参
照モードにおいて、トポロジカル・マップ上でウィナー
・ユニットが演算される場合に、予めその演算範囲をウ
ィナー・ユニット候補集合として限定しておくことによ
り、効率的かつ精度の高いウィナー・ユニットの演算が
可能となる。
【0028】上述の発明の構成において、ウィナー・ユ
ニット候補集合算出手段102は、現在の入力タイミン
グに近接する過去の入力タイミングにおいて算出された
ウィナー・ユニットに基づいて、ウィナー・ユニット候
補集合を算出するように構成することができる。
【0029】或いは、上述の発明の構成において、現在
の入力タイミングにおける入力ベクトルの変化方向を算
出する入力ベクトル変化方向算出手段104を更に含
み、ウィナー・ユニット候補集合算出手段102は、現
在の入力タイミングに近接する過去の入力タイミングに
おけるウィナー・ユニットと、入力ベクトル変化方向算
出手段104が算出した現在の入力タイミングにおける
入力ベクトルの変化方向とに基づいて、ウィナー・ユニ
ット候補集合を算出するように構成することができる。
【0030】このように、ウィナー・ユニット候補集合
が、現在の入力タイミングに近接する過去(例えば1つ
前)の入力タイミングにおいて算出されたウィナー・ユ
ニットに基づいて、或いは、そのウィナー・ユニット
と、入力ベクトル変化方向算出手段104が算出した現
在の入力タイミングにおける入力ベクトルの変化方向と
に基づいて、決定されることにより、入力ベクトルの変
化状態をウィナー・ユニットの算出処理に反映させるこ
とができ、入力ベクトルの性質に応じた効率的かつ精度
の高いウィナー・ユニットの算出が可能となる。
【0031】ここで、ウィナー・ユニットは、トポロジ
カル・マップ101の各ユニットのシナプス荷重ベクト
ルを更新する学習処理のために算出されるように構成す
ることができる。すなわち、本発明は、トポロジカル・
マップ101の学習モードに対して適用されるように構
成することができる。
【0032】またこの場合において、トポロジカル・マ
ップ101は、環境内での移動体の移動経路をナビゲー
トするための地図として使用され、入力ベクトルは移動
体の環境内での位置を示すセンサー情報に対応するよう
に構成することができる。
【0033】このように、本発明が、トポロジカル・マ
ップ101の学習モードに対して適用され、かつ環境内
での移動体の移動経路をナビゲートするための地図とし
て使用される場合に、移動体の移動経路及び移動方向に
関する情報が、ウィナー・ユニット候補集合に反映され
るため、学習時のウィナー・ユニットを移動体の移動経
路及び移動方向による制約のもとで決定することがで
き、学習を効率的かつ正確に行うことが可能となる。
【0034】本発明が、上述のように、トポロジカル・
マップ101の学習モードに対して適用され、かつ環境
内での移動体の移動経路をナビゲートするための地図と
して使用される場合の、より具体的な構成について以下
に示す。
【0035】ウィナー・ユニット候補集合算出手段10
2は、現在の入力タイミングの1つ前の入力タイミング
で算出されたウィナー・ユニットの位置を(inw
nw)、ウィナー・ユニット候補集合に含まれる各ユニ
ットの位置を(in ,jn )、ウィナー・ユニット候補
集合をC(nw )としたとき、前述の数1式又は数2式
を満たすウィナー・ユニット候補集合C(nw )を算出
する。
【0036】或いは、入力ベクトル変化方向算出手段1
04は、現在の入力タイミングにおける入力ベクトルの
変化方向を、前述の数3式又は数5式を満たす4方向di
r1,dir2,dir3、dir4の何れかの方向として算出し、ウ
ィナー・ユニット候補集合算出手段102は、現在の入
力タイミングの1つ前の入力タイミングで算出されたウ
ィナー・ユニットの位置を(inw,jnw)、ウィナー・
ユニット候補集合をC(nw )としたとき、入力ベクト
ル変化方向算出手段104が算出した現在の入力タイミ
ングにおける入力ベクトルの変化方向に応じて、前述の
数4式(数3式た適用される場合)又は数6式(数5式
が適用される場合)を満たすウィナー・ユニット候補集
合C(nw )を算出する。
【0037】また、本発明が、前述のように、トポロジ
カル・マップ101の学習モードに対して適用される場
合において、ウィナー・ユニット算出手段103が算出
したウィナー・ユニットと、入力ベクトル変化方向算出
手段104が算出した現在の入力タイミングにおける入
力ベクトルの変化方向とに基づき、シナプス荷重ベクト
ルが更新されるユニットの集合である学習対象ユニット
集合を算出する学習対象ユニット集合算出手段と、その
学習対象ユニット集合算出手段が算出した学習対象ユニ
ット集合に含まれるユニットに対して、シナプス荷重ベ
クトルを更新する学習処理を実行するシナプス荷重ベク
トル更新手段とを更に含むように構成することができ
る。
【0038】このように、本発明が、トポロジカル・マ
ップ101の学習モードに対して適用される場合に、移
動体の移動経路及び移動方向に関する情報を、シナプス
荷重ベクトルを更新すべき学習対象ユニット集合の決定
に反映させることができ、やはり学習を効率的かつ正確
に行うことが可能となる。
【0039】一方、本発明において、ウィナー・ユニッ
トは、トポロジカル・マップ101の参照処理のために
算出されるように構成することができる。すなわち、本
発明は、トポロジカル・マップ101の参照モードに対
しても適用されるように構成することができる。
【0040】また、この場合において、本発明は、環境
内での移動体の移動経路をナビゲートするための地図と
して使用されるように構成することができる。このよう
に、本発明が、トポロジカル・マップ101の参照モー
ドに対して適用され、かつ環境内での移動体の移動経路
をナビゲートするための地図として使用される場合に、
移動体の移動経路及び移動方向に関する情報が、ウィナ
ー・ユニット候補集合に反映されるため、参照時のウィ
ナー・ユニットを移動体の移動経路及び移動方向による
制約のもとで決定することができ、参照を効率的かつ正
確に行うことが可能となる。
【0041】なお、本発明は、上述と同様の機能を実現
する方法として構成することもできる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。移動体が、環境
内を移動しながらセンサーによって環境の情報を計測
し、得られたセンサー情報をトポロジカル・マップに入
力して地図を学習するとき、センサー入力は、ランダ
ムに与えられるのではなく、移動体の移動経路に沿って
入力される。そこで、本実施の形態では、入力が移動
経路に沿って与えられるという情報、すなわち、運動情
報を利用して、トポロジカル・マップの学習を行うこと
を特徴とする。ここで、運動情報とは、 1)移動の連続性の情報:移動はある位置からその隣の
位置へ連続的に行われるという性質を示す情報。
【0043】2)移動方向:現在の位置から次に移動す
る方向を示す情報。 をいう。本実施の形態では、これらの運動情報を利用し
て、学習時におけるウィナー・ユニットの選択及び学習
範囲の設定が行われ、学習が効率化される。
【0044】図2は、本実施の形態における地図学習装
置の構成図である。この地図学習装置は、センサー部2
01、移動駆動部202、センサー情報処理部203、
地図表現部204、学習調節部205、及び学習実行部
206から構成される。そして、この地図学習装置は、
地図学習モードと地図参照モードの2つの動作モードで
動作する。地図学習モードでは、この地図学習装置を搭
載した移動体が、環境内を動き回り、環境情報を収集し
て、環境の地図を学習する。一方、地図参照モードで
は、学習した地図をナビゲーション等に利用する。 <用語と記号の説明>図2の構成について説明する前
に、以下の説明において使用される用語と記号を定義す
る。 ・n(1≦n≦N):トポロジカル・マップを構成する
N(=N1 ×N2 )個のユニットの番号。 ・k(1≦k≦K):移動経路に沿った学習位置の番
号。この位置は、移動経路に沿って、所定時間間隔毎又
は所定距離の移動毎或いはセンサー情報が所定閾値以上
に変化する毎に決定される。 ・ k :位置kにおいて、センサー部201により計測
されるセンサー情報ベクトル。 ・ k :位置kにおいて、センサー情報処理部203に
よって処理されトポロジカル・マップに入力される入力
ベクトル。 ・参照時ウィナー・ユニット:地図参照モードでのウィ
ナー・ユニット。 ・学習時ウィナー・ユニット:地図学習モードでのウィ
ナー・ユニット。 ・nw r k ):移動経路に沿った位置kでの入力
k に対する参照時ウィナー・ユニット番号。参照時ウィ
ナー・ユニットnw r k )とも称する。 ・nw l k ):移動経路に沿った位置kでの入力
k に対する学習時ウィナー・ユニット番号。学習時ウィ
ナー・ユニットnw l k )とも称する。 ・L(nw l k )):移動経路に沿った現在の位置
kでの学習時ウィナー・ユニットnw l k )の周辺
においてシナプス荷重の修正が行われるユニットの集合
(学習対象ユニット集合)。L(nw )と称される場合
もある。 ・C(nw l k-1 )):移動経路に沿った1つ前の
位置k−1における学習時ウィナー・ユニットがnw l
k-1 )であるとき、現在の位置kにおける学習時ウ
ィナー・ユニットnw l k )の候補になるユニット
の集合(学習時ウィナー・ユニット候補集合)。C(n
w )と称される場合もある。 ・(in ,jn ):番号nのユニットのトポロジカル・
マップ上での位置。 ・(inw,jnw):番号nのウィナー・ユニットのトポ
ロジカル・マップ上での位置。 次に、図2の各部の詳細について説明する。 <環境と移動ロボット>図2の地図学習装置が搭載され
る移動ロボットが動き回る環境(動作範囲)として、例
えば、図3に示されるような、平面上の円形の環境が想
定される。この円形の環境は、平面上に定義されたxy
座標系の原点に中心があり、半径がRである。環境に
は、M個のランドマークがあるとする。 <センサー部201の説明>センサー部201は、移動
体が環境内を移動して到達した位置において、環境から
の情報を多種類のセンサーを利用して収集する。また、
センサー部201は、移動駆動部202から移動距離、
移動方向、消費エネルギー等の情報も収集する。それら
の収集された情報を表現するセンサー情報 k は、セン
サー情報処理部203に伝達される。
【0045】具体的には図3の例において、移動ロボッ
トは、M個のランドマークからの距離を計測できるセン
サーを有し、移動経路に沿った位置kにおいて、ランド
マークからの距離 k =(dk (1) ,dk (2) ,・・,
k (m) ,・・dk (M) ),(1≦k≦K)を計測す
る。ここで、dk (m) は、位置kからランドマークmま
での距離を示す。 <移動駆動部202の説明>移動駆動部202は、モー
ター等の駆動部を制御して移動体を移動させる。地図学
習モードでは、移動駆動部202は、移動体が環境内を
動き回るように、ランダム・ウォークをさせたり、行っ
たことがない場所へ移動させたり、環境の境界で移動方
向を変更する等の機能を有する。地図の学習の終了後の
地図参照モードでは、移動駆動部202は、地図表現部
204が表現する地図を利用してナビゲーションを行
い、環境内を効率的に移動する機能を有する。
【0046】また、移動駆動部202は、移動経路に沿
った位置kにおいて移動方向をセンサー部201に伝達
する。 <センサー情報処理部203>センサー情報処理部20
3は、センサー部201が収集したセンサー情報 k
規格化すると共に、地図表現部204であるトポロジカ
ル・マップへの入力として適合した形式 k に変換す
る。また、移動駆動部202から運動情報(移動方向
等)を受け取って、それを学習調節部205に伝達す
る。
【0047】具体的には、センサー情報処理部203
は、センサー情報 k を、下記数12式〜数14式によ
って、入力 k に変換する。すなわち、まず、センサー
情報 k の成分dk (m) (1≦m≦M)のそれぞれに対
して、下記数12式で示されるバンド・パス・フィルタ
(ガウシアン・フィルタの一種)の演算が実行される。
【0048】
【数12】
【0049】ここで、μj (m) 及びσ(m) (1≦j≦
G)は、それぞれランドマークmからの距離dk (m)
対するフィルタのパラメータ(ガウシアン・フィルタの
平均と分散)であり、Gはdk (m) に対して演算される
フィルタの個数である。μj (m)及びσ(m) の値は、移
動ロボットとランドマークmの間の最大距離max(m)と最
小距離min(m)とから、下記数13式に基づいて設定され
る。
【0050】
【数13】
【0051】次に、センサー情報 k の成分d
k (m) (1≦m≦M)のそれぞれに対する数12式の演
算結果が、下記数14式に基づいて、1つのベクトルに
まとめられて規格化されることにより、入力ベクトル
k が算出される。
【0052】
【数14】
【0053】上記数14式の右辺の分母は、その右辺の
分子によって得られるベクトルを、単位ベクトルに規格
化するための項である。このようにして得られる入力
k が、図2の地図表現部204であるトポロジカル・マ
ップに入力される。
【0054】今、例えばセンサーが2個あり2つの場所
で、センサー情報 1 =(1.0,1.0), 2 =(2.0,2.0) が
得られたとする。これらの値を単純に規格化すれば(す
なわち単位ベクトルに変換すれば)、共に(2-1/2,2
-1/2)となって区別がつかなくなってしまう。そこで、
センサー情報 k (k=1,2)の各成分に対して数1
2式に示されるバンド・パス・フィルタの演算が実行さ
れ、その演算結果を使用して数14式に基づくベクトル
化及び規格化が行われる。ここで、センサー情報
k (k=1,2)の各成分に対してそれぞれG=11個
のガウシアン・フィルタが演算されるとし、この場合
に、μj (m) =σ(m) =0.27 (1≦j≦G,m=1,
2)とすれば、上記センサー情報 1 及び 2 は、数1
2式及び数14式の演算によって、図4(a) 及び(b) に
示される成分を有する入力 1 及び 2に変換される。
なお、入力 k =(第1成分の11個の値,第2成分の
11個の値)(k=1,2)である。図4(a) 及び(b)
から、数12式及び数14式に示される演算によって、
センサー情報 1 及び 2 が、相互に区別できる形式で
入力 1 及び 2 に変換されることがわかる。また、こ
れらの演算は、トポロジカル・マップの各ユニットへの
入力の最大値を、ある値で抑えることができるという利
点も有している。 <地図表現部204の説明>次に、図2の地図表現部2
04は、センサー情報処理部203においてセンサー情
k から上述のようにして得られた入力 k を入力
し、トポロジカル・マップを用いて環境地図を表現す
る。ここで、トポロジカル・マップには、N(=N(=
1 ×N2 )個のユニットが格子状に配置されている
(後述する図14参照)。
【0055】地図参照モードでは、地図表現部204
は、移動経路に沿った位置kにおけるセンサー情報 k
から算出された入力 k (1≦k≦K)を、シナプス荷
n∈RM*G (数14式参照)を介して、トポロジカ
ル・マップのそれぞれのユニットに入力する。そして、
地図表現部204は、トポロジカル・マップ上で、入力
k に対する参照時ウィナー・ユニットnw r k
と出力yn を、下記数15式及び数16式に基づいて算
出する。
【0056】
【数15】
【0057】
【数16】
【0058】図5は、地図参照モードにおける図2の地
図学習装置の動作を示すフローチャートである。まず、
センサー部201が、現在の移動位置kにおけるセンサ
ー情報 k を獲得する(図5の501)。
【0059】次に、センサー情報処理部203が、数1
2式〜数14式に基づいて、現在の移動位置kにおける
センサー情報 k に対応する入力 k を計算する(図5
の502)。
【0060】続いて、地図表現部204が、数15式及
び数16式に基づいて、移動位置kにおける参照時ウィ
ナー・ユニットnw r k )と出力yn を算出する
(図5の503)。なお、これらの演算は、図13を用
いて後述するように、並列計算が可能である。
【0061】移動駆動部202等は、地図表現部204
が算出した出力yn に基づいて、環境内での現在の位置
を把握し、予めプログラムされた行動を実行する(マッ
プの利用:図5の504)。
【0062】そして、移動駆動部202は、現在の位置
kが移動の終わり位置であるか否かを判定し(図5の5
05)、終わり位置でないと判定した場合には、次の位
置k+1への移動制御を実行し(図5の505→506
→501)、終わり位置になったと判定した場合には、
移動制御を終了する。 <学習調節部205の説明>学習調節部205は、地図
学習モードにおいて、センサー情報処理部203がセン
サー部201から取得するセンサー情報 k に基づいて
算出した入力 k を用いて、現在の位置kにおける学習
時ウィナー・ユニットnw l k )を決定する。
【0063】この場合に、本発明に関連する特徴とし
て、学習調節部205は、下記数17式の第2式に示さ
れるように、移動経路に沿った1つ前の位置k−1にお
ける処理で算出された学習時ウィナー・ユニット候補集
合C(nw l k-1 ))の範囲内のみから、現在の位
置kにおける学習時ウィナー・ユニットnw l k
を算出する。なお、k=1(先頭位置)の場合には、学
習調節部205は、数17式の第1式に示されるよう
に、環境の全範囲から、先頭位置k=1における学習時
ウィナー・ユニットnw l 1 )を算出する。
【0064】
【数17】
【0065】この学習時ウィナー・ユニット候補集合C
(nw l k-1 ))は、数18式〜数26式を用いて
後述するように、1つ前の位置k−1における処理で算
出された学習時ウィナー・ユニットnw l k-1 )に
対して特定の範囲に存在するユニットの集合、或いは、
1つ前の位置k−1における処理で算出された学習時ウ
ィナー・ユニットnw l k-1 )に対して特定の範囲
であって、かつ学習調節部205がセンサー情報処理部
203を介して移動駆動部202から取得する運動情報
(移動方向等)に基づいて決定される特定の範囲に存在
するユニットの集合である。
【0066】「従来の技術」の項で説明したように、入
k (センサー情報 k )は、移動体の移動経路に沿
って与えられるにもかかわらず、従来の学習則では、移
動経路に沿った現在の位置kにおける学習時ウィナー・
ユニットnw l k )は、1つ前の位置k−1におけ
る処理において算出された学習時ウィナー・ユニットn
w l k-1 )の位置とは無関係に算出されていた。
【0067】これに対して、本実施の形態では、現在の
位置kにおける学習時ウィナー・ユニットn
w l k )は、上述したように、移動体の移動経路に
よる制約を受けて決定されるため、学習が効率的かつ正
確に行われるという、大きな特徴を有するのである。
【0068】学習調節部205は、上述したようにして
現在の位置kにおける学習時ウィナー・ユニットnw l
k )を決定した後、そのユニットの周辺においてシ
ナプス荷重の修正が行われるべき学習対象ユニット集合
L(nw l k ))を決定し、その集合を学習実行部
206に伝達する。
【0069】これと共に、学習調節部205は、学習時
ウィナー・ユニットnw l k )に対して特定の範囲
に存在するユニットの集合、或いは、学習時ウィナー・
ユニットnw l k-1 )に対して特定の範囲であっ
て、かつ学習調節部205がセンサー情報処理部203
を介して移動駆動部202から取得する運動情報(移動
方向等)に基づいて決定される特定の範囲に存在するユ
ニットの集合として、学習時ウィナー・ユニット候補集
合C(nw l k ))を算出する。これは、前述した
ように、移動経路に沿った次の位置での処理において、
学習時ウィナー・ユニット候補集合C(n
w l k-1 ))として参照されることになる。
【0070】以下に、学習時ウィナー・ユニット候補集
合C(nw l k-1 ))と、学習対象ユニット集合L
(nw l k ))の具体的な設定例を示す。なお、表
示の簡単のため、学習時ウィナー・ユニットnw l
k )はnw と略す。従って、C(nw l k-1 ))は
C(nw )と略され、また、L(nw l k ))はL
(nw )と略される。また、<用語と記号の説明>にお
いて前述したように、(in ,jn )は番号nのユニッ
トのトポロジカル・マップ上での位置を示し、(inw
nw)は番号nの学習時ウィナー・ユニットnw のトポ
ロジカル・マップ上での位置を示す。設定例1 下記数18式に示されるように、C(nw ),L
(nw )は共に、図6に示される位置(inw,jnw)に
存在する学習時ウィナー・ユニットnw 自身と、それに
隣接する8個のユニットの、計9個のユニットの集合と
して設定される。
【0071】
【数18】
【0072】設定例2 下記数19式に示されるように、C(nw )は、図7に
示される位置(inw,jnw)に存在する学習時ウィナー
・ユニットnw 自身と、その上下左右に位置する4個の
ユニットの、計5個のユニットの集合として設定され、
L(nw )は、図6に示されるユニットの集合として設
定される。
【0073】
【数19】
【0074】設定例3 下記数20式に示されるように、C(nw ),L
(nw )は共に、図7に示される位置(inw,jnw)に
存在する学習時ウィナー・ユニットnw 自身と、その上
下左右に位置する4個のユニットの、計5個のユニット
の集合として設定される。
【0075】
【数20】
【0076】設定例4 上記設定例1〜3では、C(nw ),L(nw )は、移
動経路に沿った1つ前の位置における処理で算出された
学習時ウィナー・ユニットnw のみから、それぞれの範
囲が決定されている。
【0077】これに加えて、設定例4では、移動体の移
動方向も考慮して、C(nw )及びL(nw )の範囲が
設定される。まず、移動体の移動方向が、90°間隔
で、図8(a) 及び数21式に示される4方向に分類され
る。学習調節部205は、この移動方向情報(運動情
報)を、センサー情報処理部203を介して移動駆動部
202から受け取る。
【0078】
【数21】
【0079】そして、下記数22式に示されるように、
移動方向に応じて、C(nw )は、位置(inw,jnw
(図9(a) 〜(d) の黒丸)に存在する学習時ウィナー・
ユニットnw を中心として、図9(a) 〜(d) に示される
ユニットの集合として設定される。
【0080】
【数22】
【0081】また、L(nw )は、数23式に示される
ように、C(nw )と同じに設定されるか、或いは、数
24式に示されるように、図6に示されるユニットの集
合として設定される。
【0082】
【数23】
【0083】
【数24】
【0084】設定例5 設定例5では、まず、移動体の移動方向が、90°間隔
で、図8(b) 及び数25式に示される4方向に分類され
る。
【0085】
【数25】
【0086】そして、下記数26式に示されるように、
移動方向に応じて、C(nw )は、位置(inw,jnw
(図10(a) 〜(d) の黒丸)に存在する学習時ウィナー
・ユニットnw を中心として、図10(a) 〜(d) に示さ
れるユニットの集合として設定される。
【0087】
【数26】
【0088】また、L(nw )は、設定例4の場合と同
様に、数23式に示されるように、C(nw )と同じに
設定されるか、或いは、数24式に示されるように、図
6に示されるユニットの集合として設定される。 <学習実行部206の説明>次に、図2に示される学習
実行部206は、地図学習モードにおいて、上述の学習
調節部205から移動経路に沿った現在の位置kにおけ
る学習対象ユニット集合L(nw l k ))を受け
て、下記数27式に従って、シナプス荷重 iの変化分
Δ i を計算する。
【0089】
【数27】
【0090】ここで、ηは、数11式の場合と同様であ
る。これにより、学習対象ユニット集合L(nw l
k ))に属するユニットのシナプス荷重 i のみが学習
によって修正され、その他のユニットのシナプス荷重
i は変化させられない。
【0091】その後、数27式によって計算された変化
分Δ i を用いて、下記数28式に基づいて、シナプス
荷重 i が更新される。ここで、数28式の右辺の分母
は、シナプス荷重 i のノルムが1となるように規格化
を行うための項である。
【0092】
【数28】
【0093】<地図学習モード時の全体動作の説明>図
11は、地図参照モードにおける図2の地図学習装置の
動作を示すフローチャートである。
【0094】まず、センサー部201が、現在の移動位
置kにおけるセンサー情報 k を獲得する(図11の1
101)。次に、センサー情報処理部203が、数12
式〜数14式に基づいて、現在の移動位置kにおけるセ
ンサー情報 k に対応する入力 k を計算する(図11
の1102)。
【0095】次に、学習調節部205が、移動経路に沿
った1つ前の位置k−1での処理で算出している学習時
ウィナー・ユニット候補集合C(nw l k-1 ))の
範囲内において、各ユニットの出力 i k ,i∈C
(nw l k-1 ))を計算する(図11の110
3)。
【0096】続いて、学習調節部205が、ステップ1
103で計算した出力から、数17式に基づいて、移動
経路に沿った現在の位置kにおける学習時ウィナー・ユ
ニットnw l k )を決定する(図11の110
4)。
【0097】更に、学習調節部205が、数18式〜数
26式に基づいて、現在の位置kにおける学習対象ユニ
ット集合L(nw l (xk ))と、次の位置のための学
習時ウィナー・ユニット候補集合C(nw l k ))
を決定する(図11の1105)。このようにして決定
されたL(nw l k ))は、学習実行部206に伝
達される。また、C(nw l k ))は、移動経路に
沿った次の位置での学習調節部205による処理(図1
1の1103)において、学習時ウィナー・ユニット候
補集合C(nw l k-1 ))として参照される。
【0098】次に、学習実行部206が、数27式及び
数28式に基づいて、学習調節部205から伝達された
学習対象ユニット集合L(nw l k ))に属するユ
ニットのシナプス荷重 i に対して、学習処理を実行す
る(図11の1106)。
【0099】そして、移動駆動部202は、現在の位置
kが移動の終わり位置であるか否かを判定し(図11の
1107)、終わり位置でないと判定した場合には、次
の位置k+1への移動制御を実行し(図11の1107
→1108→1101)、終わり位置になったと判定し
た場合には、移動制御及び地図学習モードの処理を終了
する。
【0100】以上の地図学習モードの処理が終了した後
に、<地図表現部204の説明>の項で説明した図5の
動作フローチャートで示される地図参照モードの処理が
実行されると、図12に示されるように、現実の環境内
の移動体の各位置k間の関係が、地図表現部204内の
トポロジカル・マップにおいて計算される各参照時ウィ
ナー・ユニットnw r k )間の位置関係と、良く一
致するようになる。 <ハードウエア構成例の説明>図13は、図2に示され
る本実施の形態における地図学習装置がハードウエアに
よって構成される場合の、構成例を示す図である。
【0101】図13において、入力部1301は図2の
センサー部201及びセンサー情報処理部203に対応
し、並列計算ユニット1302は図2の地図表現部20
4に対応し、地図学習の制御部1303は図2の学習調
節部205及び学習実行部206に対応し、出力部13
04は図2の移動駆動部202の一部の機能に対応す
る。また、表示部1305は、並列計算ユニット130
2の出力に基づいて地図を表示する。そして、入力部1
301、並列計算ユニット1302、地図学習の制御部
1303、出力部1304、及び表示部1305は、バ
ス1306によって相互に接続される。
【0102】図13の特徴は、並列計算ユニット130
2が、トポロジカル・マップの各ユニットに対応して並
列に構成され、図5のステップ503、図11のステッ
プ1103、図11のステップ1106として示される
トポロジカル・マップの各ユニットに依存する計算を並
列に計算できる点である。これにより、地図参照モード
及び地図学習モードでの各処理を、高速に実行すること
が可能となる。 <シミュレーション実験の結果の説明>以上の本実施の
形態の有効性を示すために、計算機シミュレーション実
験を行った。まず、以下に、実験条件を示す。
【0103】・トポロジカル・マップのユニット数:N
=49(=7×7)。それぞれのユニットには、図14
に示される番号が付加される。 ・図3に示される円形環境の半径:R=1.0 m 。
【0104】・図3に示される円形環境の中心位置(座
標):原点(0,0) 。 ・ランドマークの数:M=3。 ・ランドマークの位置(座標):(1.0,0),(0,1.0),(-2/
3,-2/3) 。
【0105】・ランドマークからの各距離dk (m) (1
≦k≦200,1≦m≦3)に対するガウシアン・フィ
ルタの個数:G=11。 ・ランドマークの距離の最大、最小:(max,min)=(2.0,
0) 。
【0106】・移動経路に沿った学習位置の総数:0.2
m 間隔の200 点。 ・移動経路:移動体は、図15に示されるように、原点
(0,0) から移動を開始し、ほぼランダムに環境内を動き
回る。
【0107】・学習前のシナプス荷重 i :ランダムに
設定されるが、規格されている。 以下の説明では、まず、数10式及び数11式に基づく
従来のトポロジカル・マップの学習則が採用された場合
のシミュレーション結果を示し、次に、数17式、数2
7式、及び数28式に基づく本実施の形態によるトポロ
ジカル・マップの学習則が採用された場合のシミュレー
ション結果を示す。
【0108】(1)学習前の状態 図16は、学習前の地図(トポロジカル・マップ)の様
子を示した図である。この図は、移動ロボットが円形環
境内の0.1 m 間隔の格子上の位置(0.1x,0.1y)に存在す
ると仮定して、その位置で計測されるセンサー情報 k
が入力 k に変換された上でトポロジカル・マップに入
力された場合の参照時ウィナー・ユニットn
w r k )の番号を、上記位置上に表記したものであ
る。
【0109】図16からわかるように、学習前のトポロ
ジカル・マップのシナプス荷重 iはランダムであるた
め、図14に示されるように配置されているユニットの
位置関係と、移動ロボットの図15に示される座標内で
の位置関係は、全く無関係になっている。
【0110】(2)従来の学習則が採用された場合 図17は、数10式及び数11式に基づく従来のトポロ
ジカル・マップの学習則に従って、2000回の学習が
行われた後の地図(トポロジカル・マップ)の様子を示
した図である。図17では、図14に示されるように配
置されているユニットの位置関係と、移動ロボットの図
15に示される座標内での位置関係は、相対的な位置関
係において部分的には一致しているものの、ねじれが起
きている部分もあり、全体としては正しい地図が得られ
ていないことがわかる。
【0111】(3)本実施の形態による学習則が採用さ
れた場合 図18は、数17式、数27式、及び数28式に基づく
本実施の形態によるトポロジカル・マップの学習則に従
い、かつ、C(nw )及びL(nw )が、数22式,数
24式、及び図8(a) ,図9(a) 〜(d) に示されるよう
に設定された場合において、2000回の学習が行われ
た後の地図(トポロジカル・マップ)の様子を示した図
である。図18からわかるように、図14に示されるよ
うに配置されているユニットの位置関係と、移動ロボッ
トの図15に示される座標内での位置関係は、非常に良
く一致しており、センサー情報 k から地図が正確に作
成されたことがわかる。
【0112】なお、本シミュレーションでは、図3に示
される円形の環境が図14に示される方形のトポロジカ
ル・マップに写像されているが、両者の形状を一致させ
ることにより、更に正確な地図を作成することが可能で
ある。 <他の実施の形態の説明>以上説明した実施の形態にお
いては、地図学習モードにおいて、移動経路に沿った1
つ前の位置k−1における処理によって得られる学習時
ウィナー・ユニットnw l k-1 )に基づいて、現在
の位置kにおける学習時ウィナー・ユニットnw l
k )の範囲が限定されているが、1つ以上前の複数の位
置における結果に基づいてその範囲が限定されてもよ
い。
【0113】また、上述の実施の形態においては、移動
方向に基づいて、現在の位置kにおける学習時ウィナー
・ユニットnw l k )の範囲が限定される例も示さ
れているが、そのほかにも、移動速度をはじめとする種
々の運動情報に基づいてその範囲が限定されてもよい。
【0114】更に、上述の実施の形態においては、地図
学習モードにおける学習時ウィナー・ユニットn
w l k )の範囲のみでなく、地図参照モードにおけ
る参照時ウィナー・ユニットnw r k )の範囲も、
移動経路に関連する情報に基づいて限定されてもよい。
【0115】加えて、本実施の形態では、トポロジカル
・マップが移動体の地図の用途で使用された場合におけ
る学習則を例として開示しているが、本発明はこれに限
られるものではなく、入力の分類、運動制御、音声認
識、ベクトル量子化、組合せ最適化問題などの、多方面
へのトポロジカル・マップの応用分野において、学習時
ウィナー・ユニット又は参照時ウィナー・ユニットを、
パターンの変化の連続性を示す情報に基づいて限定する
ことにより、学習処理及び参照処理の効率及び精度を飛
躍的に向上させることができる。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、学習モード又は参照モ
ードにおいて、トポロジカル・マップ上でウィナー・ユ
ニットが演算される場合に、予めその演算範囲をウィナ
ー・ユニット候補集合として限定しておくことにより、
効率的かつ精度の高いウィナー・ユニットの演算が可能
となる。
【0117】また、本発明において、ウィナー・ユニッ
ト候補集合が、現在の入力タイミングに近接する過去
(例えば1つ前)の入力タイミングにおいて算出された
ウィナー・ユニットに基づいて、或いは、そのウィナー
・ユニットと、入力ベクトル変化方向算出手段が算出し
た現在の入力タイミングにおける入力ベクトルの変化方
向とに基づいて決定されることにより、入力ベクトルの
変化状態をウィナー・ユニットの算出処理に反映させる
ことができ、入力ベクトルの性質に応じた効率的かつ精
度の高いウィナー・ユニットの算出が可能となる。
【0118】また、本発明が、トポロジカル・マップの
学習モードに対して適用され、かつ環境内での移動体の
移動経路をナビゲートするための地図として使用される
場合に、移動体の移動経路及び移動方向に関する情報
が、ウィナー・ユニット候補集合に反映されるため、学
習時のウィナー・ユニットを移動体の移動経路及び移動
方向による制約のもとで決定することができ、学習を効
率的かつ正確に行うことが可能となる。
【0119】更に、本発明が、トポロジカル・マップの
学習モードに対して適用される場合に、移動体の移動経
路及び移動方向に関する情報を、シナプス荷重ベクトル
を更新すべき学習対象ユニット集合の決定に反映させる
ことができ、やはり学習を効率的かつ正確に行うことが
可能となる。
【0120】加えて、本発明が、トポロジカル・マップ
の参照モードに対して適用され、かつ環境内での移動体
の移動経路をナビゲートするための地図として使用され
る場合に、移動体の移動経路及び移動方向に関する情報
が、ウィナー・ユニット候補集合に反映されるため、参
照時のウィナー・ユニットを移動体の移動経路及び移動
方向による制約のもとで決定することができ、参照を効
率的かつ正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本実施の形態における地図学習装置の構成図で
ある。
【図3】移動ロボットと円形環境を示す図である。
【図4】センサー情報処理部の説明図である。
【図5】地図参照モードでの動作フローチャートであ
る。
【図6】C(nw ),L(nw )の設定例1,2を示す
図である。
【図7】C(nw ),L(nw )の設定例2を示す図で
ある。
【図8】移動方向の分類を示す図である。
【図9】C(nw ),L(nw )の設定例4を示す図で
ある。
【図10】C(nw ),L(nw )の設定例5を示す図
である。
【図11】地図学習モードでの動作フローチャートであ
る。
【図12】学習後の地図(トポロジカル・マップ)の説
明図である。
【図13】本実施の形態のハードウエア構成例を示す図
である。
【図14】ユニットの番号を示す図である。
【図15】移動ロボットの移動経路を示す図である。
【図16】学習前の地図(ウィナー・ユニットの配置)
を示す図である。
【図17】従来の学習則で学習が行われた後の地図(ウ
ィナー・ユニットの配置)を示す図である。
【図18】本実施の形態における学習則で学習が行われ
た後の地図(ウィナー・ユニットの配置)を示す図(設
定例4を使ってC,Lを決定した場合)である。
【図19】トポロジカル・マップの構成図である。
【符号の説明】
101 トポロジカル・マップ 102 ウィナー・ユニット候補集合算出手段 103 ウィナー・ユニット算出手段 104 入力ベクトル変化方向算出手段 201 センサー部 202 移動駆動部 203 センサー情報処理部 204 地図表現部 205 学習調節部 206 学習実行部 1301 入力部 1302 並列計算ユニット 1303 地図学習の制御部 1304 出力部 1305 表示部 1306 バス n(1≦n≦N) トポロジカル・マップを構成す
るN(=N1 ×N2 )個のユニットの番号。 k(1≦k≦K) 移動経路に沿った学習位置の番
号。 k 位置kにおいて、センサー部2
01により計測されるセンサー情報ベクトル。 k 位置kにおいて、センサー情報
処理部203によって処理されトポロジカル・マップに
入力される入力ベクトル。 nw r k ) 移動経路に沿った位置kでの入
k に対する参照時ウィナー・ユニット番号。 L(nw l k )) 移動経路に沿った現在の位置kでの学習時ウィナー・ L(nw ) ユニットnw l (xk )の周辺においてシナプス荷重 の修正が行われるユニットの集合(学習対象ユニット 集合)。 C(nw l k-1 )) 移動経路に沿った1つ前の位置k−1における学習 C(nw ) 時ウィナー・ユニットがnw l k-1 )であるとき に、現在の位置kにおける学習時ウィナー・ユニット nw l k )の候補になるユニットの集合(学習時 ウィナー・ユニット候補集合)。 (in ,jn ) 番号nのユニットの、トポロジ
カル・マップ上での位置。 (inw,jnw) 番号nのウィナー・ユニット
の、トポロジカル・マップ上での位置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元状に配置されたN個のユニットか
    ら構成され、入力ベクトルが与えられたときに、前記各
    ユニットへの入力が前記入力ベクトルの各成分とシナプ
    ス荷重ベクトルの各成分との積の総和として決定され、
    該各ユニットへの入力のうち最大の入力を受けたユニッ
    トであるウィナー・ユニットのみが発火するように決定
    されるトポロジカル・マップの演算装置であって、 現在の入力タイミングにおける入力ベクトルに対応する
    ウィナー・ユニットの候補の集合であるウィナー・ユニ
    ット候補集合を算出するウィナー・ユニット候補集合算
    出手段と、 前記現在の入力タイミングにおける入力ベクトルに対応
    するウィナー・ユニットを、前記ウィナー・ユニット候
    補集合算出手段が算出したウィナー・ユニット候補集合
    に含まれるユニットのうち最大の入力を受けたユニット
    として算出するウィナー・ユニット算出手段と、 を含むことを特徴とするトポロジカル・マップ演算装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手
    段は、現在の入力タイミングに近接する過去の入力タイ
    ミングにおいて算出されたウィナー・ユニットに基づい
    て、前記ウィナー・ユニット候補集合を算出する、 ことを特徴とする請求項1に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  3. 【請求項3】 前記現在の入力タイミングにおける入力
    ベクトルの変化方向を算出する入力ベクトル変化方向算
    出手段を更に含み、 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手段は、前記現在
    の入力タイミングに近接する過去の入力タイミングにお
    けるウィナー・ユニットと、前記入力ベクトル変化方向
    算出手段が算出した前記現在の入力タイミングにおける
    入力ベクトルの変化方向とに基づいて、前記ウィナー・
    ユニット候補集合を算出する、 ことを特徴とする請求項1に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  4. 【請求項4】 前記ウィナー・ユニットは、前記トポロ
    ジカル・マップの各ユニットのシナプス荷重ベクトルを
    更新する学習処理のために算出される、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    トポロジカル・マップ演算装置。
  5. 【請求項5】 前記トポロジカル・マップは、環境内で
    の移動体の移動経路をナビゲートするための地図として
    使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応する、 ことを特徴とする請求項4に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  6. 【請求項6】 前記トポロジカル・マップは、環境内で
    の移動体の移動経路をナビゲートするための地図として
    使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応し、 前記ウィナー・ユニットは、前記トポロジカル・マップ
    の各ユニットのシナプス荷重ベクトルを更新する学習処
    理のために算出され、 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手段は、現在の入
    力タイミングの1つ前の入力タイミングで算出されたウ
    ィナー・ユニットの位置を(inw,jnw)、前記ウィナ
    ー・ユニット候補集合に含まれる各ユニットの位置を
    (in ,jn )、前記ウィナー・ユニット候補集合をC
    (nw )としたとき、下記数1式を満たすウィナー・ユ
    ニット候補集合C(nw )を算出する、 【数1】 ことを特徴とする請求項2に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  7. 【請求項7】 前記トポロジカル・マップは、環境内で
    の移動体の移動経路をナビゲートするための地図として
    使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応し、 前記ウィナー・ユニットは、前記トポロジカル・マップ
    の各ユニットのシナプス荷重ベクトルを更新する学習処
    理のために算出され、 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手段は、現在の入
    力タイミングの1つ前の入力タイミングで算出されたウ
    ィナー・ユニットの位置を(inw,jnw)、前記ウィナ
    ー・ユニット候補集合をC(nw )としたとき、下記数
    2式を満たすウィナー・ユニット候補集合C(nw )を
    算出する、 【数2】 ことを特徴とする請求項2に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  8. 【請求項8】 前記トポロジカル・マップは、環境内で
    の移動体の移動経路をナビゲートするための地図として
    使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応し、 前記ウィナー・ユニットは、前記トポロジカル・マップ
    の各ユニットのシナプス荷重ベクトルを更新する学習処
    理のために算出され、 前記入力ベクトル変化方向算出手段は、前記現在の入力
    タイミングにおける入力ベクトルの変化方向を、下記数
    3式を満たす4方向dir1,dir2,dir3、dir4の何れかの
    方向として算出し、 【数3】 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手段は、現在の入
    力タイミングの1つ前の入力タイミングで算出されたウ
    ィナー・ユニットの位置を(inw,jnw)、前記ウィナ
    ー・ユニット候補集合をC(nw )としたとき、前記入
    力ベクトル変化方向算出手段が算出した前記現在の入力
    タイミングにおける入力ベクトルの変化方向に応じて、
    下記数4式を満たすウィナー・ユニット候補集合C(n
    w )を算出する、 【数4】 ことを特徴とする請求項3に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  9. 【請求項9】 前記トポロジカル・マップは、環境内で
    の移動体の移動経路をナビゲートするための地図として
    使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応し、 前記ウィナー・ユニットは、前記トポロジカル・マップ
    の各ユニットのシナプス荷重ベクトルを更新する学習処
    理のために算出され、 前記入力ベクトル変化方向算出手段は、前記現在の入力
    タイミングにおける入力ベクトルの変化方向を、下記数
    5式を満たす4方向dir1,dir2,dir3、dir4の何れかの
    方向として算出し、 【数5】 前記ウィナー・ユニット候補集合算出手段は、現在の入
    力タイミングの1つ前の入力タイミングで算出されたウ
    ィナー・ユニットの位置を(inw,jnw)、前記ウィナ
    ー・ユニット候補集合をC(nw )としたとき、前記入
    力ベクトル変化方向算出手段が算出した前記現在の入力
    タイミングにおける入力ベクトルの変化方向に応じて、
    下記数6式を満たすウィナー・ユニット候補集合C(n
    w )を算出する、 【数6】 ことを特徴とする請求項3に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  10. 【請求項10】 前記ウィナー・ユニットは、前記トポ
    ロジカル・マップの各ユニットのシナプス荷重ベクトル
    を更新する学習処理のために算出され、 前記ウィナー・ユニット算出手段が算出したウィナー・
    ユニットと、前記入力ベクトル変化方向算出手段が算出
    した前記現在の入力タイミングにおける入力ベクトルの
    変化方向とに基づき、シナプス荷重ベクトルが更新され
    るユニットの集合である学習対象ユニット集合を算出す
    る学習対象ユニット集合算出手段と、 該学習対象ユニット集合算出手段が算出した学習対象ユ
    ニット集合に含まれるユニットに対して、前記シナプス
    荷重ベクトルを更新する学習処理を実行するシナプス荷
    重ベクトル更新手段と、 を更に含む、 ことを特徴とする請求項3に記載のトポロジカル・マッ
    プ演算装置。
  11. 【請求項11】 前記ウィナー・ユニットは、前記トポ
    ロジカル・マップの参照処理のために算出される、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    トポロジカル・マップ演算装置。
  12. 【請求項12】 前記トポロジカル・マップは、環境内
    での移動体の移動経路をナビゲートするための地図とし
    て使用され、 前記入力ベクトルは、前記移動体の前記環境内での位置
    を示すセンサー情報に対応する、 ことを特徴とする請求項11に記載のトポロジカル・マ
    ップ演算装置。
  13. 【請求項13】 2次元状に配置されたN個のユニット
    から構成され、入力ベクトルが与えられたときに、前記
    各ユニットへの入力が前記入力ベクトルの各成分とシナ
    プス荷重ベクトルの各成分との積の総和として決定さ
    れ、該各ユニットへの入力のうち最大の入力を受けたユ
    ニットであるウィナー・ユニットのみが発火するように
    決定されるトポロジカル・マップの演算方法であって、 現在の入力タイミングにおける入力ベクトルに対応する
    ウィナー・ユニットの候補の集合であるウィナー・ユニ
    ット候補集合を算出し、 前記現在の入力タイミングにおける入力ベクトルに対応
    するウィナー・ユニットを、前記ウィナー・ユニット候
    補集合に含まれるユニットのうち最大の入力を受けたユ
    ニットとして算出する、 過程を含むことを特徴とするトポロジカル・マップ演算
    方法。
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