JPH104048A - 光強度シミュレーション装置および光強度シミュレーション方法 - Google Patents

光強度シミュレーション装置および光強度シミュレーション方法

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JPH104048A
JPH104048A JP8154489A JP15448996A JPH104048A JP H104048 A JPH104048 A JP H104048A JP 8154489 A JP8154489 A JP 8154489A JP 15448996 A JP15448996 A JP 15448996A JP H104048 A JPH104048 A JP H104048A
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data
pattern
light intensity
simulation
unit
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JP8154489A
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Yuichi Fukushima
祐一 福島
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70491Information management, e.g. software; Active and passive control, e.g. details of controlling exposure processes or exposure tool monitoring processes
    • G03F7/705Modelling or simulating from physical phenomena up to complete wafer processes or whole workflow in wafer productions

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CADデータからシミュレーション用パター
ンデータへの変換が容易となり、極めて小さいメモリ容
量で、かつ、短時間でパターンデータの変更が可能な光
強度シミュレーション装置および方法を提供すること。 【解決手段】 CADデータ変換部2によりCADデー
タからシミュレーション対象となる部分が切り出され、
2値データ変換部3によってパターン部と非パターン部
とに2値データ化され、特性条件入力部1から入力され
た光学条件等と共にデータ記憶部4に記憶される。2値
データ変更部5はデータ記憶部4からデータを読み出
し、光学条件選択部6と共に、解析処理部8からの指示
に基づいてパターンデータと光学条件を変,選択する。
その結果に基づく計算が光強度計算部7でなされ、解析
処理部8は計算結果を解析し、出力部9へ出力すると共
に、所定の解析条件に基づいてパターンデータや光学条
件の変更指示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程中
のフォトリソグラフィ工程において主として研究開発用
途に用いられる、露光工程のシミュレーションを行うた
めの光強度シミュレーション装置および光強度シミュレ
ーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体工程の研究開発、あるい
は、開発試作段階においては、そのプロセスや製造物の
特性を把握し、製造条件に対する特性の予測や評価を仮
想的に実験するための技術としてコンピュータシミュレ
ーション技術があり、現在盛んに利用されている。
【0003】特に半導体製造技術の中で中心となる微細
加工技術であるフォトリソグラフィ工程のシミュレーシ
ョン技術は理論的にも確立しており、研究開発において
欠かせない技術となっている。フォトリソグラフィのシ
ミュレーションの中で特に露光工程のシミュレーション
は光強度シミュレーションと称され、投影露光装置(ス
テッパーとも称する)を用いてフォトマスクパターン
(以降マスクパターンと呼ぶ)をウェハ上に露光転写し
た場合の投影光学像の光強度分布を計算により求めるも
のである。
【0004】光強度シミュレーション技術の基礎となる
理論は、物理理論としてはH.Hopkinsらによっ
て確立された結像光学理論(参考文献:Born, Wolf著
「光学の原理II・III」(1975)、あるいは、H. Hopkins;
J. Opt. Soc. Am. Vol. 47, No. 6 (1957), p.508- )
があり、コンピュータ計算モデルとしては、Linまた
はYeungによるモデル等がある。また、コンピュー
タシミュレーションを行うソフトウェアをシュミレータ
とも呼び、ソフトウェアとハードウェアを含めたシステ
ム全体をシミュレーション装置と呼ぶことがある。
【0005】図2に従来の光強度シミュレーション装置
の構成を示す。この図に示す光強度シミュレーション装
置では、まず光強度シミュレーションに必要な条件の入
力から始まる。すなわち、パターンデータ入力部20に
対し、マスクパターンを模擬したパターンデータを入力
する。この際のパターンデータは、一般的にはマスクパ
ターンの寸法座標値と、光源から輻射される光の強度透
過率(以下、単に透過率という)、および、透過する光
の位相をシフトさせる量の値のみであるが、シミュレー
ション計算は数値積分を基にしたものであるため、2次
元パターン図形を任意のインクリメントで区分し、その
インクリメントを単位として離散化して数値計算を行っ
ている。そのためパターンデータ入力部20において
は、最初から離散化したパターンデータを入力するか、
あるいは、データ変換ルーチンを設けて寸法座標値を離
散化しパターンデータとする処理を行う。
【0006】また、光学条件入力部21では、露光光学
系のパラメータ、すなわち、開口数(NA)や可干渉
度、光源波長、焦点誤差等を入力する。そして、これら
露光光学系のパラメータ、および、パターンデータ入力
部20に入力されたパターンデータに基づいて、光強度
計算部22においてシミュレーション計算が行われ、そ
の結果が、出力部(例えば、ディスプレイやプリンタ
等)23へ出力される。
【0007】この際、例えばいずれかの光学条件を少し
ずつ変化させて計算したい場合には、何回繰り返し計算
を行うかを、シミュレーションの実行条件として光強度
計算部22に予め設定しておき、各種パラメータを変化
させながら計算を繰り返し実行する。ただし、この時の
繰り返し計算は、前のデータを参照したり、計算結果を
判断して処理方法を決めるものではなく、単純な工程の
繰り返しを行い、計算結果を蓄積するだけのものであ
る。そして、解析処理部24で、すべての計算結果をま
とめ、各種パラメータに対する特性の変化等の解析を行
った後、その解析結果を出力部23へ出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、光強度シミュレ
ーションを行う際に、実際の露光工程において最適な露
光条件を得ようとした場合には、種々の露光条件のパラ
メータを変化させ、最適値を求める作業が必要であっ
た。すなわち、最適値を求めるには、パラメータを一つ
一つ変化させながら繰り返しシミュレーション計算を行
い、最適な特性値となる場合を探索すればよい。
【0009】従来の光強度シミュレーションにおいて主
な最適化の目的としては、露光光学系の開発における解
像性能の最適化、あるいは露光後のレジスト現像プロセ
スのシミュレーションのための光強度分布最適化などで
あった。これらの目的では、実際には投影露光装置の光
学条件(開口数、可干渉度、光源波長等)のいずれかを
変化させて繰り返し計算し、最適な光学条件を求めれば
よかった。この際、マスクパターンは、ほとんどの場合
特性値の数値化に都合のよい、ごく単純なライン&スペ
ースパターンまたは孤立ホールパターンが用いられてい
た。
【0010】しかしながら、近年では、位相シフトマス
クや光近接効果補正パターン等、マスクパターンの改質
により露光状態を改善しようとする、いわゆる超解像技
術が隆盛となってきた。それに伴い、光強度シミュレー
ションの目的も変化してきており、前述した位相シフト
マスクパターン等において、最適なマスクパターンを得
ることを目的としたシミュレーションが必要となってき
ている。
【0011】マスクパターン最適化を目的とするシミュ
レーションでは、露光装置の条件を固定としてマスクパ
ターンの寸法や配置を変化させていく必要がある。マス
クパターンは2次元平面上で配置されているため、これ
を変化させる条件は実際にはかなりの数になる。例え
ば、パターン寸法をX方向およびY方向に変化させた
り、パターン間隔を変化させたりするだけでも、組み合
わせの数は数十通りになる。このようなシミュレーショ
ンを行う場合は、数十通りのマスクパターンデータを作
成しておき、計算する度にデータを変えなければならな
かった。またマスクパターン自体も実際のマスクパター
ンに近い複雑なパターンを用意する必要があった。
【0012】位相シフトマスクや光近接効果補正パター
ンのシミュレーションにおける目的は、マスクパターン
に関わる特性を解析することである。したがって、これ
らのシミュレーションにおいて、パターンは重要な要素
となり、前述した光学条件の解析のように、単純なパタ
ーンのみを用いるだけでは不充分であった。このため、
この種のシミュレーションにおいては、実用的なパター
ン、例えば論理回路パターンのように2次元的に図形が
不規則に配列されたパターンを取り扱う必要がある。
【0013】そのために、従来よりも多数の図形、大き
な記憶領域を必要とし、また、実際に即したパターンが
必要であることから、シミュレーションを行う際にパタ
ーンを設計してデータを作成するのではなく、実用パタ
ーンのデータ、すなわち、一般的にはCADデータを用
いる必要があった。
【0014】このように、実用パターンに対してシミュ
レーションを行うためには、本来マスク作成用であるC
ADデータを取り込み、シミュレーションに使える形に
データ変換しなければならない。しかし、一般にCAD
データは、パターンの輪郭、座標値、パターンの内側か
外側かを示す情報等からなっているのに対し、光強度シ
ミュレーション用のパターンデータは、前述した通り、
数値計算のために任意に区分されたインクリメントを単
位として離散化されており、マスク作製用のCADによ
るデータとは持っている情報が質的に異なるため、デー
タの変換が非常に煩雑となっていた。
【0015】ここで、マスク作製用CADデータ(以
下、CADデータという)と、光強度シミュレーション
用パターンデータ(以下、シミュレーションデータとい
う)との違いについて、図3を参照して説明する。図3
(a)は一般的なCADデータの構成について説明した
図である。ここで、図中、X,Yは、CADデータに含
まれる座標値の座標軸を示す。CADデータによりL字
型のパターンを表す場合、この図のような多角形の各頂
点 a1〜a7を定める。この場合、a1を始点として反時
計廻りにa2,a3,…とし、a7 を終点として始点と重
なって閉じた図形が定義される。
【0016】そして、CADデータにおいてパターンの
データは、2次元平面座標における各頂点a1〜a7の座
標値、および、パターン要素型としてポリゴン(多角
形)を表す記号からなっている。ここで、要素型とは、
図形を表現するデータの種類を示すものであり、要素型
がポリゴン(多角形)の場合は、上述した各頂点の座標
値を一筆書きでつなげて、パターンの図形を表すことに
なる。
【0017】また、例えばCADデータにより長方形の
パターンを表す場合、CADデータは、2つの座標値
と、要素型として長方形を表す記号とからなり、2つの
座標点を結ぶ線を対角線と見なして長方形のパターンを
表すことになる。さらに、円形のパターンを表す場合
は、CADデータは1つの座標値と数値、および、要素
型として円形を表す記号とからなり、上述した1つの座
標値と数値をそれぞれ円の中心点および半径と見なして
円形のパターンを表すことになる。
【0018】また、CADデータには、マスクパターン
の透過率および位相シフト量等のデータは含まれていな
い。実際には、この他にレイヤ数,描画インクリメン
ト,倍率,データ名等の管理情報が入る場合も多いが、
パターン自体を表す情報ではないので本質的なものでは
ない。
【0019】これに対し、図3(b)は、シミュレーシ
ョンデータの構成を示すものである。この図では、図3
(a)に相当するパターンを表すため、例として、8×
8の区画に等分した領域内に、「p」と表したメッシュ
でL字型のパターン領域を定義した。ここで、図3
(b)中、F,Gは、図3(a)内のX,Y軸に対応さ
せるために、単に便宜上設けた座標軸であり、その方向
や長さ等は定義されていない。
【0020】この図におけるデータ構成は、8×8のメ
ッシュの1個ずつが情報単位であり、各メッシュ座標そ
れぞれについて、パターン部であれば「p」、非パター
ン部であれば「s」と表している。したがって、シミュ
レーションデータの場合は、各メッシュ毎にパターンの
情報を持つ。パターン情報は、従来はマスクパターンの
透過率および透過光の位相のシフト量という2つの数値
を入力していた。
【0021】ちなみに、透過率と位相シフト量は、光の
振幅透過率を計算することにより、複素数表示によって
1つの値で表すことができる。すなわち、振幅透過率
は、 t=√T・exp(i・π・Φ/180) ……(1) によって求まり、一般に複素数となる。なお、(1)式
において、tは振幅透過率、Tは透過率、iは虚数単
位、Φは位相シフト量である。また、この数値計算は精
度保持のため、一般に16桁の数値で計算される。
【0022】したがって、例えば、非パターン部の透過
率が8%、位相シフト量が180゜だとすると、振幅透
過率は、(1)式に基づいて複素数表示で示すと、-0.2
82842712474619+0iとなり、また、透過率が8%、位
相シフト量が170゜だったとすると、-0.27854569612
80075+0.04911512158758924iとなる。そして、このよ
うにして求められた値が、非パターン部に該当するメッ
シュ全てに入力される。このように、複素数によって表
された数値が、区分したメッシュ全てに入力されるた
め、全体的には大きなメモリ容量となる。実際には、区
分するメッシュの数は、200×200以上にするのが
普通であるため、1つのシミュレーションデータが要す
るメモリ容量は膨大となる。
【0023】以上のように、CADデータと、シミュレ
ーションデータとでは、前者がパターン単位の情報を持
ち、後者が区分されたインクリメント単位の離散化され
た情報を持つという本質的な違いがある。しかも、デー
タ量としては、シミュレーションデータの方が一般的に
はかなり大きく、また、CADデータではマスクの透過
率や位相シフト量等の情報は通常含まれない。
【0024】また、CADパターンは、マスク全面のパ
ターンデータを有するものであるが、シミュレーション
ではごく一部のパターンを対象として選択して用いると
いう違いがあった。マスク全面のパターンデータは面積
が広いため、そのデータ容量は膨大なものとなり、デー
タの読み込み、表示、変換等すべてに亘り処理時間が大
きい。それに比べシミュレーション対象とするパターン
は、範囲を限定(通常は10μm角以下で充分)しても
よく、データ容量はごく小さい。
【0025】したがって、マスクパターンを最適化する
目的でシミュレーションを実施したい場合、従来はシミ
ュレーション用パターンデータをその都度最初から作成
するか、あるいは、CADデータから対象パターン部分
を取り出してきてデータ変換する必要があった。しかし
ながら、前述したように、最適値を求めるために繰り返
し計算により解析処理を行う場合、数十通りのパターン
データが必要となるため、CADパターンデータだけで
はこの解析処理を行うことはできなかった。このため、
シミュレーション用パターンデータを最初にすべて作成
することでこの処理を行うことができるが、複雑なパタ
ーンデータを数十通りも作る必要が生じ、極めて効率が
悪いという問題点があった。
【0026】そこで、本発明は上記のような問題点を鑑
み、CADデータからシミュレーション用パターンデー
タへの変換が容易となり、極めて小さいメモリ容量で、
かつ、短時間でパターンデータの変更が可能な光強度シ
ミュレーション装置および光強度シミュレーション方法
を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、フォトリソグラフィ工程
における露光工程のシミュレーションを行う光強度シミ
ュレーション装置において、フォトマスクのパターンデ
ータ、パターン部分における透過率および透過光の位相
シフト量等の特性値、および、光学条件が入力される入
力手段と、前記パターンデータからシミュレーションの
対象となるパターン部分を抽出するパターン抽出手段
と、前記抽出されたパターン部分のデータを所定の単位
に分割し、該分割した個々の単位がパターン部か、また
は、非パターン部かを示す2値データに変換するデータ
変換手段と、前記2値データ、特性値および光学条件に
基づいて、ウェハ上にマスクパターンを露光転写した場
合の投影光学像の光強度分布を計算する光強度計算手段
とを具備することを特徴とする。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光強度シミュレーション装置において、前記入力手段
に入力されるパターンデータが、CADを用いて作成さ
れたパターンデータであることを特徴とする。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光強度シミュレーション装置において、前記
光強度計算手段の計算結果に基づいてパターンデータの
変更を指示するデータ変更指示手段と、前記変更指示手
段からの指示に基づいて、前記データ変換手段から出力
される2値データの内容を変更するデータ変更手段とを
具備することを特徴とする。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光強度シミュレーション装置において、シミュレーシ
ョン結果の解析条件を指定する情報が入力される解析条
件入力手段を具備してなり、前記データ変更指示手段
は、指定された解析条件および前記光強度計算手段によ
って得られた計算結果に基づいて、前記データ変更手段
に対する変更指示内容を決定することを特徴とする。
【0031】これらの装置構成により、マスクパターン
データの原情報としてCADパターンデータを利用して
シミュレーション用パターンデータに変換する機能部分
と、これを解析目的によって適宜データ変更が可能なデ
ータ変更機能部分とを備え、パターン変更が必要な解析
処理を自動的に行えるようにした。
【0032】また、請求項5に記載の発明は、フォトリ
ソグラフィ工程における露光工程のシミュレーションを
行う光強度シミュレーション方法において、CADを用
いて作成されたパターンデータを入力した後、該パター
ンデータを2次元平面上に展開し、さらにこれをパター
ン部と非パターン部とを区別することによって成る2値
データに変換し、パターンの透過率および位相のシフト
量の値とともに装置のメモリー内に記憶する第1の工程
と、前記第1の工程で作成したデータから光強度を計算
し、その計算結果を用いて、目的とした特性値を種々の
解析手段により導き、さらに目標とした特性条件値との
差異を判定し、その結果に応じて前記2値データの一部
を変更するよう指示する第2の工程と、前記第2の工程
における指示に基づいて該当2値データ部分を変更した
2値データを作成し、元の2値データの該当する部分に
対して2値データを変更する第3の工程とを含むことを
特徴とする。
【0033】上述した光強度シミュレーション方法によ
り、マスクパターンデータの原情報としてCADパター
ンデータを利用し、シミュレーションの対象とするパタ
ーン部分を切り出して2値データに変換し、解析の目的
によって必要なパターンのみ該2値データの変更を行う
ことで迅速かつ元のCADパターンデータを不要とした
パターンデータの変更処理を行えるようにした。なお、
位相シフト技術を応用したフォトマスク(いわゆる位相
シフトマスク)では、各部のパターンの透過光に相対的
な位相のズレを適宜与えるが、本明細書でいう位相シフ
ト量とは、この相対的な位相のズレの値を指す。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の内容を詳述する。図1は本発明の実施形態における光
強度シミュレーション装置の構成を示すブロック図であ
る。以下、各構成部位の役割および動作内容を詳述す
る。
【0035】まず、特性条件入力部1では、シミュレー
ション対象とする露光光学系の光学条件(光源波長、開
口数、可干渉度、焦点誤差等)と、マスクパターンの透
過率および透過光の位相シフト量の値を入力する。これ
らの値は、可変パラメータとして変化させる範囲を指定
でき、複数の値を指定しておくことができる。また、シ
ミュレーションにより特性値の解析処理を行う場合に
は、その解析条件を特性条件入力部1に入力する。
【0036】ここで、解析条件とは、種々の解析を該シ
ミュレーション装置内で一括して処理するために必要な
情報である。例えば、光学系パラメータ(焦点誤差や波
長等)に対して、特性値(特定パターンの寸法値、形
状、光強度ピーク値等)の変化をシミュレーションする
場合や、結果として得られる特性の範囲が決まってい
て、それを満たす最適なパラメータを求める場合等が例
として挙げられる。
【0037】ここでは、光学パラメータはその値と範囲
を指定し、特性値については、着目する特性と計測方法
および目標値を定めておく。これらの条件に基づき、後
述する解析処理部8においてパラメータを順次変更しつ
つ繰り返し計算され、特性解析が行われる。あるいは、
最適化を目的とした場合は最適条件が求められる。これ
ら光学パラメータは全て後述するデータ記憶部4に記憶
される。
【0038】次にCADデータ変換部2では、マスクパ
ターン作成用CADデータ(あるいはシミュレーション
用に作成したデータでもよい)を用意し、これを読込ん
だ後、シミュレーション対象とするパターン部分だけを
切り出すという処理を行う。CADデータは、半導体工
程別に複数のレイヤで構成される場合があるが、その場
合はレイヤ毎に同様の処理を行う。パターンの透過率お
よび位相のシフト量は、レイヤ毎に設定しておくことが
できる。
【0039】このCADデータを2値データ変換部3に
おいてシミュレーション計算用に変換処理する。ここで
の変換は、従来の技術の項に記したように、パターンを
任意のインクリメントで分割して、分割したインクリメ
ント単位でパターン部か非パターン部かを区別した2値
データに変換する。この2値データはインクリメント単
位でパターン部か非パターン部かの情報を持つ離散的デ
ータとなる。2値データとは、例えばパターン部を
「1」、非パターン部を「0」とする2値を指し、情報
としてわずか1ビットで表現できる。なお、もちろんこ
の2値データには、マスクパターンの透過率や位相シフ
ト量といった情報は入らない。従って、パターンデータ
全体は、メッシュ数×1ビットのデータで表現できるの
で、大幅にデータ量が減る。
【0040】そして、変換した2値データ、および、特
性条件入力部1での入力データは、すべてデータ記憶部
4に記憶される。このデータ記憶部4では、必要に応じ
てデータを引き出したり、新たに記憶したりすることが
できる。次に2値データ変更部5は、データ記憶部4か
らデータを読み出し、後述する解析処理部8からの情報
によってパターンデータの変更が指示された場合、その
指示内容に従って該当するパターンデータ部分を変更
し、変更したデータを次の光強度計算部7に出力する。
なお、解析処理部8を通っていない最初の処理では、読
み出したデータに特に変更を加えず、そのまま光強度計
算部7に出力される。
【0041】光学条件選択部6では、解析目的として光
学系のパラメータを変化させる場合に、適宜、光学条件
パラメータを選択・変更し、光強度計算部7にデータを
出力する。例えば、焦点誤差を0から1μmまで0.2
μm刻みで変化させる、という場合には、解析処理部8
から繰り返し計算の指示があると、回数に応じて焦点誤
差の値を変更して次の光強度計算部7に出力する。
【0042】光強度計算部7は、前述した光学系パラメ
ータ、特性値、および、パターンデータ、並びに、マス
クパターンの透過率、位相シフト量から、光学理論に基
づく光強度計算を行う部分であり、狭義の光強度シミュ
レーション部として位置づけられる。すなわち条件を入
力すれば、光強度計算結果を繰り返すという機能を持つ
部分である。
【0043】次の解析処理部8は、光学条件の変化やパ
ターンデータの変化に対して光強度計算部7から送られ
てきたシミュレーション結果を評価・判断した処理を行
う。前述したように、解析目的には、単に光学パラメー
タを変化させて特性値との関係を評価する場合や、特性
値が目標値に入るパラメータ条件を探索する場合、ま
た、2次元的なパターンの最適値を求める場合等、種々
の解析方法があり、その個々の目的に対してそれぞれ適
切な解析手法をとるよう選択ができる。解析手法の選択
は最初に特性条件入力部1において指定しておく。
【0044】このようにシミュレーション装置を構成し
たことによって、解析処理部8と2値データ変更部5と
の間で、パラメータ変化を伴った繰り返し計算処理を行
うことが可能となる。すなわち、解析処理部8でシミュ
レーション結果を評価・判断して、次の計算におけるパ
ラメータ条件を指定し、パターンデータ変更を要する場
合は、2値データ変更部5に対してその変更内容を指示
し、光学条件変更が必要な場合は、光学条件選択部6に
対して変更する条件を指示する。
【0045】これにより、2値データ変更部5は、解析
処理部8からの指示に応じてパターン部(「1」)であ
ったところを非パターン部(「0」)に、または、非パ
ターン部であったところをパターン部に変更して、パタ
ーンデータの変更を行う。また、光学条件選択部6も同
様に解析処理部8の指示に基づいて光学条件の変更を行
う。そして、これらの変更の後、再度、光強度計算部7
で光強度計算を行う。また、特にパターンの最適化を目
的とするシミュレーションの場合については、まず、解
析処理部8においてシミュレーション結果が目標値範囲
内であるかを判断する。範囲内であれば、最適値が求ま
ったとして結果をまとめて出力する。範囲に入らなけれ
ば前述のように条件変更を指示して光強度計算を繰り返
せばよい。
【0046】このような解析手順は、解析処理部8での
判断処理を決定しておくことで、繰り返し計算やパター
ンデータ変更、パラメータ条件変更等の自動処理が可能
となる。また、計算の都度、解析者が判断したい場合
や、結果によって判断を変えたい場合には、解析途中で
シミュレーション結果を出力し、解析者により処理手順
や条件を変更することも、判断処理を自動としないだけ
で可能である。また、シミュレーション結果の出力につ
いては、光強度計算部7あるいは解析処理部8からの処
理結果が出力部9に送られ、画面出力または印刷出力等
の出力処理が行われる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マスクパターンデータの原情報としてCADパター
ンデータを利用し、該CADパターンデータからシミュ
レーションの対象とするパターン部分を抽出して2値デ
ータに変換することによってシミュレーション用パター
ンデータを作成し、また、指定された解析目的によって
必要なパターン部分のみ、適宜、2値データの変更を行
うので、条件変更を伴う解析処理において自動処理が可
能となるばかりでなく、マスクパターンデータがシミュ
レーション対象部分のみ2値データに変換されることに
より、極めて小さいメモリ容量で、かつ、ごく短時間で
変更が可能なパターンデータ変更処理、および、これを
利用したパターンデータの最適値解析等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光強度シミュレーション装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の光強度シミュレーション装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】CADデータとシミュレーションデータの構成
の違いを説明するための説明図であり、(a)はCAD
データの、(b)はシミュレーションデータのデータ構
成を示す。
【符号の説明】
1 特性条件入力部 2 CADデータ変換部 3 2値データ変換部 4 データ記憶部 5 2値データ変更部 6 光学条件選択部 7 光強度計算部 8 解析処理部 9 出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトリソグラフィ工程における露光工
    程のシミュレーションを行う光強度シミュレーション装
    置において、 フォトマスクのパターンデータ、パターン部分における
    透過率および透過光の位相シフト量等の特性値、およ
    び、光学条件が入力される入力手段と、 前記パターンデータからシミュレーションの対象となる
    パターン部分を抽出するパターン抽出手段と、 前記抽出されたパターン部分のデータを所定の単位に分
    割し、該分割した個々の単位がパターン部か、または、
    非パターン部かを示す2値データに変換するデータ変換
    手段と、 前記2値データ、特性値および光学条件に基づいて、ウ
    ェハ上にマスクパターンを露光転写した場合の投影光学
    像の光強度分布を計算する光強度計算手段とを具備する
    ことを特徴とする光強度シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段に入力されるパターンデー
    タが、CADを用いて作成されたパターンデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光強度シミュレーシ
    ョン装置。
  3. 【請求項3】 前記光強度計算手段の計算結果に基づい
    てパターンデータの変更を指示するデータ変更指示手段
    と、 前記変更指示手段からの指示に基づいて、前記データ変
    換手段から出力される2値データの内容を変更するデー
    タ変更手段とを具備することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の光強度シミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 シミュレーション結果の解析条件を指定
    する情報が入力される解析条件入力手段を具備してな
    り、 前記データ変更指示手段は、指定された解析条件および
    前記光強度計算手段によって得られた計算結果に基づい
    て、前記データ変更手段に対する変更指示内容を決定す
    ることを特徴とする請求項3に記載の光強度シミュレー
    ション装置。
  5. 【請求項5】 フォトリソグラフィ工程における露光工
    程のシミュレーションを行う光強度シミュレーション方
    法において、 CADを用いて作成されたパターンデータを入力した
    後、該パターンデータを2次元平面上に展開し、さらに
    これをパターン部と非パターン部とを区別することによ
    って成る2値データに変換し、パターンの透過率および
    位相のシフト量の値とともに装置のメモリー内に記憶す
    る第1の工程と、 前記第1の工程で作成したデータから光強度を計算し、
    その計算結果を用いて、目的とした特性値を種々の解析
    手段により導き、さらに目標とした特性条件値との差異
    を判定し、その結果に応じて前記2値データの一部を変
    更するよう指示する第2の工程と、 前記第2の工程における指示に基づいて該当2値データ
    部分を変更した2値データを作成し、元の2値データの
    該当する部分に対して2値データを変更する第3の工程
    とを含むことを特徴とする光強度シミュレーション方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965823A3 (en) * 1998-06-15 2000-10-04 Nec Corporation Method for analyzing light intensity distribution
US6418553B1 (en) 1999-03-12 2002-07-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Circuit designing method for semiconductor device and computer-readable medium

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965823A3 (en) * 1998-06-15 2000-10-04 Nec Corporation Method for analyzing light intensity distribution
US6449387B1 (en) 1998-06-15 2002-09-10 Nec Corporation Method for analyzing light intensity distribution
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