JPH1040841A - 回転陽極型x線管 - Google Patents
回転陽極型x線管Info
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- JPH1040841A JPH1040841A JP19765596A JP19765596A JPH1040841A JP H1040841 A JPH1040841 A JP H1040841A JP 19765596 A JP19765596 A JP 19765596A JP 19765596 A JP19765596 A JP 19765596A JP H1040841 A JPH1040841 A JP H1040841A
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- Japan
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- rotating
- fixed support
- rotating body
- ray tube
- bearing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ターゲットの回転機構を構成するベアリ
ングの冷却特性を改善した回転陽極型X線管を提供する
こと。 【解決手段】 電子ビームの照射でX線を発生する回転
ターゲット14と、筒状部分を有し回転ターゲットに連
結した第1回転体21と、この第1回転体21の筒状部
分21bの内部に位置し、第1回転体21に連結した第
2回転体22と、第1回転体21と第2回転体22間に
位置する固定支持体24と、この固定支持体24と第2
回転体22間に配置されたベアリング27a、27bと
を具備した回転陽極型X線管において、固定支持体24
の第1回転体21側に位置する外側部分24Aとベアリ
ング側に位置する内側部分24Bとが異なる材質で構成
されている。
ングの冷却特性を改善した回転陽極型X線管を提供する
こと。 【解決手段】 電子ビームの照射でX線を発生する回転
ターゲット14と、筒状部分を有し回転ターゲットに連
結した第1回転体21と、この第1回転体21の筒状部
分21bの内部に位置し、第1回転体21に連結した第
2回転体22と、第1回転体21と第2回転体22間に
位置する固定支持体24と、この固定支持体24と第2
回転体22間に配置されたベアリング27a、27bと
を具備した回転陽極型X線管において、固定支持体24
の第1回転体21側に位置する外側部分24Aとベアリ
ング側に位置する内側部分24Bとが異なる材質で構成
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ターゲットの
回転機構を構成するベアリングの冷却特性を向上させた
回転陽極型X線管に関する。
回転機構を構成するベアリングの冷却特性を向上させた
回転陽極型X線管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転陽極型X線管について、回転
ターゲット部分とこの回転ターゲットを回転させる回転
機構部分を抜き出した図4を参照して説明する。符号4
1は真空容器の一部で、真空容器41内に陽極の一部を
構成する回転ターゲット42が配置されている。回転タ
ーゲット42は回転軸43に連結され、回転軸43は第
1回転体44に連結されている。第1回転体44は底部
44aと筒状部44bを有し、回転軸43は第1回転体
44の底部44a中央の透孔部分にねじ込まれる形で連
結されている。また、第1回転体44の筒状部44bの
内部に第2回転体45が位置している。第2回転体45
は、回転ターゲット42の回転軸上に位置し、そして、
鍔状に広がった図の上端部45aが第1回転体44の底
部44aにねじ47で固定されている。
ターゲット部分とこの回転ターゲットを回転させる回転
機構部分を抜き出した図4を参照して説明する。符号4
1は真空容器の一部で、真空容器41内に陽極の一部を
構成する回転ターゲット42が配置されている。回転タ
ーゲット42は回転軸43に連結され、回転軸43は第
1回転体44に連結されている。第1回転体44は底部
44aと筒状部44bを有し、回転軸43は第1回転体
44の底部44a中央の透孔部分にねじ込まれる形で連
結されている。また、第1回転体44の筒状部44bの
内部に第2回転体45が位置している。第2回転体45
は、回転ターゲット42の回転軸上に位置し、そして、
鍔状に広がった図の上端部45aが第1回転体44の底
部44aにねじ47で固定されている。
【0003】また、第1回転体44の筒状部44b内部
で、第1回転体44と第2回転体45間に固定支持体4
6が配置されている。固定支持体46の図の上方部分は
筒状部46aになっている。そして、固定支持体46と
第2回転体45間に、回転ターゲット42の回転軸方向
に所定の間隔でベアリング48a、48bが配置されて
いる。ベアリング48a、48b間は同心の2つの円筒
部材49a、49bで固定されている。なお、図の下方
に位置するベアリング48bは固定支持体46の段部4
6bに接触している。
で、第1回転体44と第2回転体45間に固定支持体4
6が配置されている。固定支持体46の図の上方部分は
筒状部46aになっている。そして、固定支持体46と
第2回転体45間に、回転ターゲット42の回転軸方向
に所定の間隔でベアリング48a、48bが配置されて
いる。ベアリング48a、48b間は同心の2つの円筒
部材49a、49bで固定されている。なお、図の下方
に位置するベアリング48bは固定支持体46の段部4
6bに接触している。
【0004】上記した構成において、外部から加えられ
る回転磁界で第1回転体44が回転し、第1回転体44
の回転によって回転ターゲット42が回転する。
る回転磁界で第1回転体44が回転し、第1回転体44
の回転によって回転ターゲット42が回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転陽極型X線
管は、回転機構を構成する固定支持体46として、通
常、鉄系の材料が使用されている。鉄系の材料は熱伝導
度が低く、ベアリング48a、48bで発生した熱が外
部に伝わりにくい。このため、ベアリング48a、48
bの冷却は必ずしも十分に行われない。
管は、回転機構を構成する固定支持体46として、通
常、鉄系の材料が使用されている。鉄系の材料は熱伝導
度が低く、ベアリング48a、48bで発生した熱が外
部に伝わりにくい。このため、ベアリング48a、48
bの冷却は必ずしも十分に行われない。
【0006】ベアリング48a、48bの冷却が十分で
ない場合、X線管を製造する例えば排気工程において、
回転ターゲット42への入力が制限され、回転ターゲッ
ト42の温度を高くしたガス出しが難しくなる。この結
果、回転ターゲット42のガス出しが十分に行われず、
製品寿命が短くなったり、X線管の耐電圧特性が悪化し
たりする。このような問題を解決するために、固定支持
体46の材料を鉄系から熱伝導のよい銅系の材質に変更
することが考えられる。しかし、固定支持体46に銅系
の材料を使用すると、外部のステータから加えられる回
転磁界の磁束強度が弱まり、第1回転体44が回転しに
くくなる。
ない場合、X線管を製造する例えば排気工程において、
回転ターゲット42への入力が制限され、回転ターゲッ
ト42の温度を高くしたガス出しが難しくなる。この結
果、回転ターゲット42のガス出しが十分に行われず、
製品寿命が短くなったり、X線管の耐電圧特性が悪化し
たりする。このような問題を解決するために、固定支持
体46の材料を鉄系から熱伝導のよい銅系の材質に変更
することが考えられる。しかし、固定支持体46に銅系
の材料を使用すると、外部のステータから加えられる回
転磁界の磁束強度が弱まり、第1回転体44が回転しに
くくなる。
【0007】また、ベアリング48a、48bの潤滑被
膜として、鉛や銀被膜などが使用されているが、ベアリ
ング48a、48bの冷却が十分でないと、潤滑被膜が
劣化しスムーズな回転ができなくなる。
膜として、鉛や銀被膜などが使用されているが、ベアリ
ング48a、48bの冷却が十分でないと、潤滑被膜が
劣化しスムーズな回転ができなくなる。
【0008】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、回転ターゲットの回転機構を構成するベアリングの
冷却特性を改善した回転陽極型X線管を提供することを
目的とする。
で、回転ターゲットの回転機構を構成するベアリングの
冷却特性を改善した回転陽極型X線管を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子ビームの
照射でX線を発生する回転ターゲットと、筒状部分を有
し前記回転ターゲットに連結した第1回転体と、この第
1回転体の前記筒状部分の内部に位置し、前記第1回転
体に連結した第2回転体と、前記第1回転体と前記第2
回転体間に位置する固定支持体と、この固定支持体と前
記第2回転体間に配置されたベアリングとを具備した回
転陽極型X線管において、前記固定支持体の前記第1回
転体側の外側部分と前記ベアリング側の内側部分とが異
なる材質で構成されている。
照射でX線を発生する回転ターゲットと、筒状部分を有
し前記回転ターゲットに連結した第1回転体と、この第
1回転体の前記筒状部分の内部に位置し、前記第1回転
体に連結した第2回転体と、前記第1回転体と前記第2
回転体間に位置する固定支持体と、この固定支持体と前
記第2回転体間に配置されたベアリングとを具備した回
転陽極型X線管において、前記固定支持体の前記第1回
転体側の外側部分と前記ベアリング側の内側部分とが異
なる材質で構成されている。
【0010】また、固定支持体の内側部分と外側部分と
が接する領域のうち、その一部がろう付けまたは溶接さ
れたことを特徴とする請求項1記載の回転陽極型X線
管。
が接する領域のうち、その一部がろう付けまたは溶接さ
れたことを特徴とする請求項1記載の回転陽極型X線
管。
【0011】また、固定支持体の内側部分が銅または銅
合金で形成され、外側部分が鉄系の材質で形成されてい
る。
合金で形成され、外側部分が鉄系の材質で形成されてい
る。
【0012】また、ベアリングが回転ターゲットの回転
軸方向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置
された範囲の側方部分を避けた位置の内側部分の表面
に、前記回転ターゲットの回転軸を囲む方向に溝を設け
ている。
軸方向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置
された範囲の側方部分を避けた位置の内側部分の表面
に、前記回転ターゲットの回転軸を囲む方向に溝を設け
ている。
【0013】また、ベアリングが回転ターゲットの回転
軸方向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置
された範囲の側方部分における固定支持体の内側部分と
外側部分間に隙間を設けている。
軸方向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置
された範囲の側方部分における固定支持体の内側部分と
外側部分間に隙間を設けている。
【0014】上記した構成によれば、固定支持体の内側
部分が熱伝導のよい例えば銅系統の材質で構成され、外
側部分が透磁率の大きい例えば鉄系統の材質で構成され
ている。この構成によれば、ベアリング側の内側部分が
熱伝導のよい銅系統の材質であるため良好な冷却特性が
維持され、ベアリング温度を下げることができる。した
がって、排気中のターゲット入力を大きくでき、十分な
ガス出しが行える。この結果、X線管の耐電圧性能を向
上でき、信頼性の高いX線管を実現できる。また、ベア
リング潤滑被膜の劣化を防止できる。また、ベアリング
側の外側部分が透磁率の大きい鉄系統の材質であるた
め、外部のステータから加えられる回転磁界の磁束強度
が弱まることがなく、強い回転力が維持される。
部分が熱伝導のよい例えば銅系統の材質で構成され、外
側部分が透磁率の大きい例えば鉄系統の材質で構成され
ている。この構成によれば、ベアリング側の内側部分が
熱伝導のよい銅系統の材質であるため良好な冷却特性が
維持され、ベアリング温度を下げることができる。した
がって、排気中のターゲット入力を大きくでき、十分な
ガス出しが行える。この結果、X線管の耐電圧性能を向
上でき、信頼性の高いX線管を実現できる。また、ベア
リング潤滑被膜の劣化を防止できる。また、ベアリング
側の外側部分が透磁率の大きい鉄系統の材質であるた
め、外部のステータから加えられる回転磁界の磁束強度
が弱まることがなく、強い回転力が維持される。
【0015】また、固定支持体のベアリング側の内側部
分と外側部分とを異なる材質で構成した場合、両者の熱
膨張率の相違からバイメタルのような変形が起る恐れが
ある。しかし、この発明では、固定支持体の内側部分と
外側部分との接合を内側部分と外側部分が接する全領域
でなく、ベアリングなどの発熱部分を避けた位置で部分
的にろう付け、あるいは、溶接している。または、ベア
リングなどの発熱部分の側方部分には、内側部分と外側
部分間に隙間を設けている。この場合、温度が上昇する
領域の近くでは内側部分と外側部分が機械的に結合して
いないため、固定支持体はバイメタルのような変形が少
なくなる。
分と外側部分とを異なる材質で構成した場合、両者の熱
膨張率の相違からバイメタルのような変形が起る恐れが
ある。しかし、この発明では、固定支持体の内側部分と
外側部分との接合を内側部分と外側部分が接する全領域
でなく、ベアリングなどの発熱部分を避けた位置で部分
的にろう付け、あるいは、溶接している。または、ベア
リングなどの発熱部分の側方部分には、内側部分と外側
部分間に隙間を設けている。この場合、温度が上昇する
領域の近くでは内側部分と外側部分が機械的に結合して
いないため、固定支持体はバイメタルのような変形が少
なくなる。
【0016】また、固定支持体の内側部分と外側部分と
が接する領域において、内側部分の表面に円周方向に溝
を設けている。この場合、内側部分と外側部分とを接合
するろう材の流れを溝の部分で遮断でき、内側部分と外
側部分との部分的なろう付けを確実に行える。このと
き、ベアリングが配置された領域の側方部分を避けてそ
の外側に溝を形成すれば、ベアリングの側方部分がろう
接されない構造を容易に実現できる。
が接する領域において、内側部分の表面に円周方向に溝
を設けている。この場合、内側部分と外側部分とを接合
するろう材の流れを溝の部分で遮断でき、内側部分と外
側部分との部分的なろう付けを確実に行える。このと
き、ベアリングが配置された領域の側方部分を避けてそ
の外側に溝を形成すれば、ベアリングの側方部分がろう
接されない構造を容易に実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0018】符号11は、X線管を構成する真空容器
で、真空容器11内の一端に電子ビームを発生する陰極
12が配置され、真空容器11内の他端に陽極13が配
置されている。陽極13の先端には、電子ビームの照射
でX線を発生する回転ターゲット14が設けられ、ま
た、回転ターゲット14は回転軸15を介して回転機構
16に連結されている。真空容器11外の陽極13の近
くにステータ17が配置されている。ステータ17に電
流を流すと回転磁界が発生し、この回転磁界で陽極の回
転機構16が作動し、回転ターゲット14が回転する。
で、真空容器11内の一端に電子ビームを発生する陰極
12が配置され、真空容器11内の他端に陽極13が配
置されている。陽極13の先端には、電子ビームの照射
でX線を発生する回転ターゲット14が設けられ、ま
た、回転ターゲット14は回転軸15を介して回転機構
16に連結されている。真空容器11外の陽極13の近
くにステータ17が配置されている。ステータ17に電
流を流すと回転磁界が発生し、この回転磁界で陽極の回
転機構16が作動し、回転ターゲット14が回転する。
【0019】ここで、回転ターゲット14や回転機構1
6部分の構造について図2を参照して説明する。符号1
1がX線管を構成する真空容器の一部で、真空容器11
内に陽極の一部を構成する回転ターゲット14が配置さ
れている。回転ターゲット14は回転軸15に連結さ
れ、回転軸15は第1回転体21に連結されている。第
1回転体21は底部21aと筒状部21bを有し、回転
軸15は第1回転体21の底部21a中央の透孔部分に
ねじ込まれて連結されている。
6部分の構造について図2を参照して説明する。符号1
1がX線管を構成する真空容器の一部で、真空容器11
内に陽極の一部を構成する回転ターゲット14が配置さ
れている。回転ターゲット14は回転軸15に連結さ
れ、回転軸15は第1回転体21に連結されている。第
1回転体21は底部21aと筒状部21bを有し、回転
軸15は第1回転体21の底部21a中央の透孔部分に
ねじ込まれて連結されている。
【0020】また、第1回転体21の筒状部21b内側
に第2回転体22が位置している。第2回転体22は、
回転ターゲット14の回転軸上に位置し、例えば、回転
ターゲット14の回転中心となっており、そして、鍔状
に広がった図の上端部22aが第1回転体21の底部2
1aにねじ23で固定されている。
に第2回転体22が位置している。第2回転体22は、
回転ターゲット14の回転軸上に位置し、例えば、回転
ターゲット14の回転中心となっており、そして、鍔状
に広がった図の上端部22aが第1回転体21の底部2
1aにねじ23で固定されている。
【0021】また、第1回転体21の筒状部21b内部
で、第1回転体21と第2回転体22間に固定支持体2
4が配置されている。固定支持体24は例えば2層構造
に構成され、第1回転体21側の外側部分24Aが筒状
で、第2回転体24側の内側部分24Bが外側部分24
Aに嵌め込まれた形になっている。固定支持体24は全
体としては図の上方部分が筒状部24aになっており、
この筒状部24a内部に上記した第2回転体22が位置
している。
で、第1回転体21と第2回転体22間に固定支持体2
4が配置されている。固定支持体24は例えば2層構造
に構成され、第1回転体21側の外側部分24Aが筒状
で、第2回転体24側の内側部分24Bが外側部分24
Aに嵌め込まれた形になっている。固定支持体24は全
体としては図の上方部分が筒状部24aになっており、
この筒状部24a内部に上記した第2回転体22が位置
している。
【0022】ところで、固定支持体24の外側部分24
Aと内側部分24Bは異なる材質で構成され、例えば、
外側部分24Aは鉄系の材質で形成され、内側部分24
Bは銅または銅合金で形成されている。そして、外側部
分24Aと内側部分24Bは部分的にろう付けされてい
る。外側部分24Aと内側部分24Bをろう付けする場
合、内側部分24Bの径が小さくなった部分と外側部分
24Aとで挟まれた部分に環状のろう材25が配置さ
れ、外部から加熱される。このとき、内側部分24Bの
表面に円周方向に溝26を形成し、ろう材25の流れを
遮断できるようになっている。この構成によればろう材
25の流れが溝26の部分で遮断され、それより先にろ
う材25が流れない。このため、外側部分24Aと内側
部分24Bは、ろう材25が配置された位置から溝26
までの領域が部分的にろう接されることになる。
Aと内側部分24Bは異なる材質で構成され、例えば、
外側部分24Aは鉄系の材質で形成され、内側部分24
Bは銅または銅合金で形成されている。そして、外側部
分24Aと内側部分24Bは部分的にろう付けされてい
る。外側部分24Aと内側部分24Bをろう付けする場
合、内側部分24Bの径が小さくなった部分と外側部分
24Aとで挟まれた部分に環状のろう材25が配置さ
れ、外部から加熱される。このとき、内側部分24Bの
表面に円周方向に溝26を形成し、ろう材25の流れを
遮断できるようになっている。この構成によればろう材
25の流れが溝26の部分で遮断され、それより先にろ
う材25が流れない。このため、外側部分24Aと内側
部分24Bは、ろう材25が配置された位置から溝26
までの領域が部分的にろう接されることになる。
【0023】また、固定支持体24と第2回転体22間
には、回転ターゲット14の回転軸方向に所定の間隔で
例えば2か所にベアリング27a、27bが配置され、
ベアリング27a、27b間は同心の2つの円筒部材2
8a、28bで固定されている。なお、図の下方に位置
するベアリング27bは固定支持体24の段部24bに
接触している。この場合、ベアリング27a、27bは
固定支持体24の内側部分24Bに形成された環状の溝
26より図の上方に位置している。
には、回転ターゲット14の回転軸方向に所定の間隔で
例えば2か所にベアリング27a、27bが配置され、
ベアリング27a、27b間は同心の2つの円筒部材2
8a、28bで固定されている。なお、図の下方に位置
するベアリング27bは固定支持体24の段部24bに
接触している。この場合、ベアリング27a、27bは
固定支持体24の内側部分24Bに形成された環状の溝
26より図の上方に位置している。
【0024】上記した構成の回転陽極型X線管によれ
ば、ベアリング27a、27bに接する固定支持体24
の内側部分24Bが熱伝導の良い例えば銅系統の材質で
構成されている。このため、ベアリング27a、27b
に対する良好な冷却特性を維持できる。また、外側部分
が透磁率の大きい例えば鉄系統の材質で構成されている
ため、外部のステータから加えられる回転磁界の磁束強
度が弱まることがない。また、内側部分24Bと外側部
分24Aは、温度が上昇するベアリングの側方を避けた
領域で部分的にろう接されている。このため、固定支持
体24部分のベアリング27a、27bの熱によるバイ
メタル状の変形を少なくできる。
ば、ベアリング27a、27bに接する固定支持体24
の内側部分24Bが熱伝導の良い例えば銅系統の材質で
構成されている。このため、ベアリング27a、27b
に対する良好な冷却特性を維持できる。また、外側部分
が透磁率の大きい例えば鉄系統の材質で構成されている
ため、外部のステータから加えられる回転磁界の磁束強
度が弱まることがない。また、内側部分24Bと外側部
分24Aは、温度が上昇するベアリングの側方を避けた
領域で部分的にろう接されている。このため、固定支持
体24部分のベアリング27a、27bの熱によるバイ
メタル状の変形を少なくできる。
【0025】次に、本発明の他の実施形態について図3
を参照して説明する。図3は、固定支持体の外側部分2
4Aと内側部分24Bの接触部分を抜き出して示した図
で、図2に対応する部分には同一の符号を付し重複する
説明は省略する。図3の実施形態の場合、ベアリング2
7a、27bが配置されるその側方領域Rでは、固定支
持体の内側部分24Bと外側部分24A間に隙間Gを設
けている。この場合も、温度が上昇する領域の近くで外
側部分24Aと内側部分24Bが機械的に結合していな
いためバイメタル状の変形を防止できる。
を参照して説明する。図3は、固定支持体の外側部分2
4Aと内側部分24Bの接触部分を抜き出して示した図
で、図2に対応する部分には同一の符号を付し重複する
説明は省略する。図3の実施形態の場合、ベアリング2
7a、27bが配置されるその側方領域Rでは、固定支
持体の内側部分24Bと外側部分24A間に隙間Gを設
けている。この場合も、温度が上昇する領域の近くで外
側部分24Aと内側部分24Bが機械的に結合していな
いためバイメタル状の変形を防止できる。
【0026】なお、上記した実施形態では、固定支持体
の外側部分24Aと内側部分24Bの接合をろう接で行
っているが、ろう接に代えて溶接で接合することもでき
る。
の外側部分24Aと内側部分24Bの接合をろう接で行
っているが、ろう接に代えて溶接で接合することもでき
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、回転ターゲットの回転
機構を構成するベアリングの冷却特性を改善した回転陽
極型X線管を実現できる。
機構を構成するベアリングの冷却特性を改善した回転陽
極型X線管を実現できる。
【図1】本発明の実施形態を説明する概略の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態を説明する概略の断面図で、
回転ターゲットと回転機構部分を抜き出して示した図で
ある。
回転ターゲットと回転機構部分を抜き出して示した図で
ある。
【図3】本発明の実施形態を説明する概略の断面図で、
固定支持体の外側部分と内側部分を抜き出して示した図
である。
固定支持体の外側部分と内側部分を抜き出して示した図
である。
【図4】従来例を説明する概略の断面図である。
11…真空容器 12…陰極 13…陽極 14…回転ターゲット 15…回転軸 16…回転機構 17…ステータ 21…第1回転体 21b…第1回転体の筒状部分 22…第2回転体 24…固定支持体 24A…固定支持体の外側部分 24B…固定支持体の内側部分 27a、27b…ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田沢 宏明 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須電子管工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 電子ビームの照射でX線を発生する回転
ターゲットと、筒状部分を有し前記回転ターゲットに連
結した第1回転体と、この第1回転体の前記筒状部分の
内部に位置し、前記第1回転体に連結した第2回転体
と、前記第1回転体と前記第2回転体間に位置する固定
支持体と、この固定支持体と前記第2回転体間に配置さ
れたベアリングとを具備した回転陽極型X線管におい
て、前記固定支持体の前記第1回転体側の外側部分と前
記ベアリング側の内側部分とが異なる材質で構成された
ことを特徴とする回転陽極型X線管。 - 【請求項2】 固定支持体の内側部分と外側部分とが接
する領域のうち、その一部がろう付けまたは溶接された
ことを特徴とする請求項1記載の回転陽極型X線管。 - 【請求項3】 固定支持体の内側部分が銅または銅合金
で形成され、外側部分が鉄系の材質で形成されたことを
特徴とする請求項1記載の回転陽極型X線管。 - 【請求項4】 ベアリングが回転ターゲットの回転軸方
向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置され
た範囲の側方部分を避けた位置の内側部分の表面に、前
記回転ターゲットの回転軸を囲む方向に溝を設けたこと
を特徴とする請求項1記載の回転陽極型X線管。 - 【請求項5】 ベアリングが回転ターゲットの回転軸方
向に所定の間隔で配置され、このベアリングが配置され
た範囲の側方部分における固定支持体の内側部分と外側
部分間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載の
回転陽極型X線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19765596A JPH1040841A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 回転陽極型x線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19765596A JPH1040841A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 回転陽極型x線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040841A true JPH1040841A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16378121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19765596A Pending JPH1040841A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 回転陽極型x線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040841A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102020208976A1 (de) | 2020-07-17 | 2022-01-20 | Siemens Healthcare Gmbh | Röntgenquellenvorrichtung umfassend eine Anode zur Erzeugung von Röntgenstrahlen |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19765596A patent/JPH1040841A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102020208976A1 (de) | 2020-07-17 | 2022-01-20 | Siemens Healthcare Gmbh | Röntgenquellenvorrichtung umfassend eine Anode zur Erzeugung von Röntgenstrahlen |
| US11804354B2 (en) | 2020-07-17 | 2023-10-31 | Siemens Healthcare Gmbh | X-ray source device comprising an anode for generating x-rays |
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