JPH1040842A - X線管 - Google Patents
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- JPH1040842A JPH1040842A JP9092350A JP9235097A JPH1040842A JP H1040842 A JPH1040842 A JP H1040842A JP 9092350 A JP9092350 A JP 9092350A JP 9235097 A JP9235097 A JP 9235097A JP H1040842 A JPH1040842 A JP H1040842A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/14—Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
- H01J35/147—Spot size control
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/24—Tubes wherein the point of impact of the cathode ray on the anode or anticathode is movable relative to the surface thereof
- H01J35/26—Tubes wherein the point of impact of the cathode ray on the anode or anticathode is movable relative to the surface thereof by rotation of the anode or anticathode
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2235/00—X-ray tubes
- H01J2235/16—Vessels
- H01J2235/161—Non-stationary vessels
- H01J2235/162—Rotation
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸線の回りを回転可能な真空ケーシング
26、真空ケーシングに結合された陽極5、陰極2、真
空ケーシングの回転支承のための手段10,11、及び
陰極から陽極へ延びる電子ビームの集束のための手段を
有する回転陽極・X線管を改善して、陽極の直接的な冷
却を可能にして、高い回転数においても焦点の安定性の
ための条件を得られるようにする。 【解決手段】 陰極から陽極へ延びる電子ビームの集束
のための手段が、電子ビームを陽極上の定置の焦点内に
衝突させるように該電子ビームを集束する。
26、真空ケーシングに結合された陽極5、陰極2、真
空ケーシングの回転支承のための手段10,11、及び
陰極から陽極へ延びる電子ビームの集束のための手段を
有する回転陽極・X線管を改善して、陽極の直接的な冷
却を可能にして、高い回転数においても焦点の安定性の
ための条件を得られるようにする。 【解決手段】 陰極から陽極へ延びる電子ビームの集束
のための手段が、電子ビームを陽極上の定置の焦点内に
衝突させるように該電子ビームを集束する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 X線管であっ
て、回転軸線の回りを回転可能な真空ケーシング、真空
ケーシングに結合された陽極、陰極、真空ケーシングの
回転支承のための手段、及び陰極から陽極へ延びる電子
ビームの集束のための手段を有している形式のものに関
する。
て、回転軸線の回りを回転可能な真空ケーシング、真空
ケーシングに結合された陽極、陰極、真空ケーシングの
回転支承のための手段、及び陰極から陽極へ延びる電子
ビームの集束のための手段を有している形式のものに関
する。
【0002】通常、X線管内で中間の電気的な出力を高
めるために陽極が回転陽極(Dreh-anode)として構成され
ており、回転陽極がX線管の真空ケーシング内に受容さ
れて、ほぼ放射冷却(strahlungskuehlen)されている。
X線管の真空ケーシング内の回転陽極の回転運動によっ
て、陰極から陽極へ延びて定置の焦点にぶつかる電子ビ
ームから放出される熱量が、リング状の焦点軌道(Brenn
fleckbahn)に分配される。中間の電気的な出力の著しい
増大を可能にする冷却媒体による陽極の所望の直接的な
冷却は、従来は定置陽極(Festanode)で行われていて、
回転陽極では著しく困難である。
めるために陽極が回転陽極(Dreh-anode)として構成され
ており、回転陽極がX線管の真空ケーシング内に受容さ
れて、ほぼ放射冷却(strahlungskuehlen)されている。
X線管の真空ケーシング内の回転陽極の回転運動によっ
て、陰極から陽極へ延びて定置の焦点にぶつかる電子ビ
ームから放出される熱量が、リング状の焦点軌道(Brenn
fleckbahn)に分配される。中間の電気的な出力の著しい
増大を可能にする冷却媒体による陽極の所望の直接的な
冷却は、従来は定置陽極(Festanode)で行われていて、
回転陽極では著しく困難である。
【0003】
【従来の技術】定置陽極・X線管は例えば米国特許第2
791708号明細書により公知であり、この場合、冷
却通路を備えた冷却部材に配置されたリング状の陽極
が、電子を半径方向外側へ放出する陰極を取り囲んでい
る。X線管の運転中に、半径方向外側へ放出される電子
がリング状の陽極上にリング状の焦点を形成し、これに
よって陽極が点状の焦点に比べて局部的にわずかにしか
加熱されない。冷却媒体が付加的に冷却部材の冷却通路
を通って循環して、陽極を冷却する。熱伝導による冷却
は、回転陽極・X線管の場合には回転陽極の回転可能な
支承のために設けられた支承機構を介して行われねばな
らず、高価な液体金属・滑り支承部(Flue-ssigmetall-G
leitlager)を使用した場合でもわずかな熱量しか搬出さ
れない。今日の回転陽極・X線管の真空内の球軸受も問
題であり、それというのは真空内では個体潤滑しか可能
ではなく、かつ支承部がX線管の運転中に生じる温度変
化に基づき大きな支承遊びで運転されねばならないから
である。従ってこのような支承部はしばしば振動を生ぜ
しめ、振動は高い回転騒音を発生させ、比較的高い摩耗
に基づき回転陽極・X線管の耐用年数を制限して、経済
的に不利である。
791708号明細書により公知であり、この場合、冷
却通路を備えた冷却部材に配置されたリング状の陽極
が、電子を半径方向外側へ放出する陰極を取り囲んでい
る。X線管の運転中に、半径方向外側へ放出される電子
がリング状の陽極上にリング状の焦点を形成し、これに
よって陽極が点状の焦点に比べて局部的にわずかにしか
加熱されない。冷却媒体が付加的に冷却部材の冷却通路
を通って循環して、陽極を冷却する。熱伝導による冷却
は、回転陽極・X線管の場合には回転陽極の回転可能な
支承のために設けられた支承機構を介して行われねばな
らず、高価な液体金属・滑り支承部(Flue-ssigmetall-G
leitlager)を使用した場合でもわずかな熱量しか搬出さ
れない。今日の回転陽極・X線管の真空内の球軸受も問
題であり、それというのは真空内では個体潤滑しか可能
ではなく、かつ支承部がX線管の運転中に生じる温度変
化に基づき大きな支承遊びで運転されねばならないから
である。従ってこのような支承部はしばしば振動を生ぜ
しめ、振動は高い回転騒音を発生させ、比較的高い摩耗
に基づき回転陽極・X線管の耐用年数を制限して、経済
的に不利である。
【0004】回転陽極・X線管の中間の電気的な出力を
高めるための今日の解決策は、回転陽極を熱容量及び放
射出力の増大によって高いかつ中間的な出力のためにも
役立つようにすることにあり、これによってしかしなが
ら連続的なX線撮影間にX線管の冷却のための常に長い
中断が必要である。これによって得られる中間の電気的
な出力の限界が、ほぼ10kWである。増大する中間の
電気的な出力を有するX線管は次第に重くかつ容積が大
きくなっているので、取り扱いが困難である。
高めるための今日の解決策は、回転陽極を熱容量及び放
射出力の増大によって高いかつ中間的な出力のためにも
役立つようにすることにあり、これによってしかしなが
ら連続的なX線撮影間にX線管の冷却のための常に長い
中断が必要である。これによって得られる中間の電気的
な出力の限界が、ほぼ10kWである。増大する中間の
電気的な出力を有するX線管は次第に重くかつ容積が大
きくなっているので、取り扱いが困難である。
【0005】支承問題を避けかつ回転騒音を消滅させる
ための解決策が、液体金属・滑り滑り支承部の使用に、
かつ長期的にはマグネット支承部(Magnetlager)の使用
にある。液体金属・支承部及びマグネット支承部は回転
騒音及び摩耗を減少させるものの、大きな熱量を搬出し
て、回転陽極の冷却を効果的に行うことはできない。
ための解決策が、液体金属・滑り滑り支承部の使用に、
かつ長期的にはマグネット支承部(Magnetlager)の使用
にある。液体金属・支承部及びマグネット支承部は回転
騒音及び摩耗を減少させるものの、大きな熱量を搬出し
て、回転陽極の冷却を効果的に行うことはできない。
【0006】別の解決策がX線管を回転管として構成し
て、有利には電気的に絶縁する冷却媒体内で回転させる
ことにある。このようなX線管は例えばドイツ連邦共和
国実用新案登録願第8713042U1号明細書により
公知である。陰極及び陽極を真空ケーシングに堅く結合
して成る該X線管は、絶縁油で満たされた保護ケーシン
グによって取り囲まれて、中心軸線を中心として回転可
能に支承されている。冷却媒体としても役立つ絶縁油
は、保護ケーシングを通って循環し、X線放射器(Roent
genstrahler)の運転中に発生する損失熱の導出のために
役立つ。X線管の中心軸線に配置された陰極から放射さ
れた電子ビームを確実に回転陽極上の定置の焦点に衝突
させるために、X線管の真空ケーシングの外側に電子ビ
ームのための定置の偏向機構が配置されている。この種
の回転管はヨーロッパ特許出願第0473852A1号
明細書にも記載されているものの、冷却媒体内で回転さ
れるものではない。
て、有利には電気的に絶縁する冷却媒体内で回転させる
ことにある。このようなX線管は例えばドイツ連邦共和
国実用新案登録願第8713042U1号明細書により
公知である。陰極及び陽極を真空ケーシングに堅く結合
して成る該X線管は、絶縁油で満たされた保護ケーシン
グによって取り囲まれて、中心軸線を中心として回転可
能に支承されている。冷却媒体としても役立つ絶縁油
は、保護ケーシングを通って循環し、X線放射器(Roent
genstrahler)の運転中に発生する損失熱の導出のために
役立つ。X線管の中心軸線に配置された陰極から放射さ
れた電子ビームを確実に回転陽極上の定置の焦点に衝突
させるために、X線管の真空ケーシングの外側に電子ビ
ームのための定置の偏向機構が配置されている。この種
の回転管はヨーロッパ特許出願第0473852A1号
明細書にも記載されているものの、冷却媒体内で回転さ
れるものではない。
【0007】さらにヨーロッパ特許第881974号明
細には、冷却油内を回転して磁気的に保持された電子ビ
ーム束を生ぜしめる回転管が記載されており、この場
合、陽極が、陰極を取り囲むことなしに真空ケーシング
のガラス部材から突出する中空陽極として構成されてい
る。
細には、冷却油内を回転して磁気的に保持された電子ビ
ーム束を生ぜしめる回転管が記載されており、この場
合、陽極が、陰極を取り囲むことなしに真空ケーシング
のガラス部材から突出する中空陽極として構成されてい
る。
【0008】前記解決策においてはX線管の容積の大き
い構造が問題であり、容積の大きな構造は高い回転数と
関連して支承問題を惹起し、これは焦点の安定性の問題
をもたらし、特にコンピュータ断層撮影に不都合な焦点
ゆれとして現れる。
い構造が問題であり、容積の大きな構造は高い回転数と
関連して支承問題を惹起し、これは焦点の安定性の問題
をもたらし、特にコンピュータ断層撮影に不都合な焦点
ゆれとして現れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の回転陽極・X線管を改善して、陽極の直
接的な冷却を可能にして、高い回転数においても焦点の
安定性のための条件を得られるようにすることである。
に述べた形式の回転陽極・X線管を改善して、陽極の直
接的な冷却を可能にして、高い回転数においても焦点の
安定性のための条件を得られるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明に基づく構成では、 X線管が、回転軸線の回
りを回転可能な真空ケーシング、真空ケーシングに結合
されて回転軸線に対して同軸的なリング状、有利には中
空円筒形の陽極、真空ケーシング内に配置されて回転軸
線を取り囲みX線管の運転中に電子を半径方向外側へ放
出させる陰極、真空ケーシングの回転支承のための手
段、真空ケーシングの回転のための駆動手段、及び陰極
から陽極へ延びる電子ビームの集束のための手段を有し
ており、該集束のための手段が電子ビームを陽極上の定
置の焦点内に衝突させるように該電子ビームを集束す
る。
に本発明に基づく構成では、 X線管が、回転軸線の回
りを回転可能な真空ケーシング、真空ケーシングに結合
されて回転軸線に対して同軸的なリング状、有利には中
空円筒形の陽極、真空ケーシング内に配置されて回転軸
線を取り囲みX線管の運転中に電子を半径方向外側へ放
出させる陰極、真空ケーシングの回転支承のための手
段、真空ケーシングの回転のための駆動手段、及び陰極
から陽極へ延びる電子ビームの集束のための手段を有し
ており、該集束のための手段が電子ビームを陽極上の定
置の焦点内に衝突させるように該電子ビームを集束す
る。
【0011】
【発明の効果】陰極を取り囲む陽極のリング状の形に基
づき真空ケーシングの短い構造が可能である。真空ケー
シングの短い構造は真空ケーシングの剛性的な支承を可
能にし、真空ケーシングの高い回転数が焦点の安定性を
保証した状態で可能である。陽極及び有利には回転対称
的な陰極が互いに相対的に静止状態にある。
づき真空ケーシングの短い構造が可能である。真空ケー
シングの短い構造は真空ケーシングの剛性的な支承を可
能にし、真空ケーシングの高い回転数が焦点の安定性を
保証した状態で可能である。陽極及び有利には回転対称
的な陰極が互いに相対的に静止状態にある。
【0012】電子ビームの集束のための手段が本発明の
変化例では磁気的な手段及び静電的な手段を有してい
る。
変化例では磁気的な手段及び静電的な手段を有してい
る。
【0013】ヨーロッパ特許出願第0187020A2
号明細書により、冒頭に述べた形式のX線管は公知であ
り、この場合、X線管はX線管の回転軸線を取り囲んで
おらず、かつX線管の運転中に電子を全方向で半径方向
外側へ放出させるものではない。陰極はむしろX線管の
運転中には支承部及びマグネットを用いて定置に保たれ
る。
号明細書により、冒頭に述べた形式のX線管は公知であ
り、この場合、X線管はX線管の回転軸線を取り囲んで
おらず、かつX線管の運転中に電子を全方向で半径方向
外側へ放出させるものではない。陰極はむしろX線管の
運転中には支承部及びマグネットを用いて定置に保たれ
る。
【0014】本発明の特に有利な実施態様では、陰極か
ら陽極へ延びる電子ビームの集束のための磁気的な手段
が、真空ケーシングを部分的に取り囲み、若しくは真空
ケーシングに接触していてかつ真空ケーシングに対して
不動の少なくとも2つの電磁石若しくは永久磁石によっ
て形成されている。電子ビームの集束のための静電的な
手段が、真空ケーシング内に配置された有利には回転対
称的なウェーネルト電極を含んでおり、ウェーネルト電
極が陰極の相対する側に配置された2つの電極区分を有
しており、該電極区分の中心軸線が回転軸線である。こ
の場合、真空ケーシング内で静電的な磁場分配装置を陰
極と陽極との間に設けてあり、磁場分配装置が別の手段
なしに、加熱された陰極から放出された電子を星形に半
径方向外側へ陽極に向けて加速する。陽極上の定置の焦
点に衝突する電子ビームを形成するために、集束用の磁
気的な手段が設けられている。該磁気的な手段によって
生ぜしめられた磁場内で、半径方向に陽極へ向かって運
動しようとする電子に、偏向力が作用し、該偏向力は陰
極の、半径方向で焦点に相対する部分から放出される電
子を除いて、電子を該電子のまず半径方向に向けられた
軌道から偏向させて、半径方向に向けられた電子ビーム
を形成する。この場合、磁場における電子の偏向は運動
エネルギが高ければ高いほど弱く、即ち電子は陰極にお
ける出口の近くで最も強く偏向され、それというのはこ
こでは電子を半径方向に加速する静電界の影響が陰極と
陽極との間でまだ小さいからである。集束のための定置
の磁気的な手段によって生ぜしめられる同じく定置の磁
場が、X線管の運転中に陰極から放出され磁場内で偏向
された電子によって形成された電子ビームをX線管の回
転に際して定置に保持し、従って陽極上の焦点がリング
状の焦点軌道を描く。磁場によって生ぜしめられかつ回
転軸線に対して垂直な平面内で電子に作用して集束力
は、陽極の衝突面に形成される焦点の幅も規定する。
ら陽極へ延びる電子ビームの集束のための磁気的な手段
が、真空ケーシングを部分的に取り囲み、若しくは真空
ケーシングに接触していてかつ真空ケーシングに対して
不動の少なくとも2つの電磁石若しくは永久磁石によっ
て形成されている。電子ビームの集束のための静電的な
手段が、真空ケーシング内に配置された有利には回転対
称的なウェーネルト電極を含んでおり、ウェーネルト電
極が陰極の相対する側に配置された2つの電極区分を有
しており、該電極区分の中心軸線が回転軸線である。こ
の場合、真空ケーシング内で静電的な磁場分配装置を陰
極と陽極との間に設けてあり、磁場分配装置が別の手段
なしに、加熱された陰極から放出された電子を星形に半
径方向外側へ陽極に向けて加速する。陽極上の定置の焦
点に衝突する電子ビームを形成するために、集束用の磁
気的な手段が設けられている。該磁気的な手段によって
生ぜしめられた磁場内で、半径方向に陽極へ向かって運
動しようとする電子に、偏向力が作用し、該偏向力は陰
極の、半径方向で焦点に相対する部分から放出される電
子を除いて、電子を該電子のまず半径方向に向けられた
軌道から偏向させて、半径方向に向けられた電子ビーム
を形成する。この場合、磁場における電子の偏向は運動
エネルギが高ければ高いほど弱く、即ち電子は陰極にお
ける出口の近くで最も強く偏向され、それというのはこ
こでは電子を半径方向に加速する静電界の影響が陰極と
陽極との間でまだ小さいからである。集束のための定置
の磁気的な手段によって生ぜしめられる同じく定置の磁
場が、X線管の運転中に陰極から放出され磁場内で偏向
された電子によって形成された電子ビームをX線管の回
転に際して定置に保持し、従って陽極上の焦点がリング
状の焦点軌道を描く。磁場によって生ぜしめられかつ回
転軸線に対して垂直な平面内で電子に作用して集束力
は、陽極の衝突面に形成される焦点の幅も規定する。
【0015】回転軸線の方向で電子ビームに作用するデ
フォーカス力には、ウェーネルト電極によって静電的に
逆作用が生ぜしめられる。この場合、回転軸線の方向の
集束力が、電子ビームを形成する電子に作用して、陽極
の衝突面上の電子ビームの焦点の長さに影響を及ぼす。
フォーカス力には、ウェーネルト電極によって静電的に
逆作用が生ぜしめられる。この場合、回転軸線の方向の
集束力が、電子ビームを形成する電子に作用して、陽極
の衝突面上の電子ビームの焦点の長さに影響を及ぼす。
【0016】陽極の衝突面上の焦点の形が、磁場の形及
び強さ、並びに電子ビームの電界集束の強さによって規
定される。変化可能な焦点電磁石のコイル電流とウェー
ネルト電極に生じる電圧を適当に協働させることによっ
て簡単に実現される。
び強さ、並びに電子ビームの電界集束の強さによって規
定される。変化可能な焦点電磁石のコイル電流とウェー
ネルト電極に生じる電圧を適当に協働させることによっ
て簡単に実現される。
【0017】本発明の別の構成では、真空ケーシング内
に、該真空ケーシングに対して定置の制御電極が設けら
れており、制御電極の中心軸線が真空ケーシングの回転
軸線に相応している。制御電極は格子の形で構成され
て、制御信号を適当な信号経過で格子に作用させた場合
に、付加的にX線管のパルス運転を可能にする。
に、該真空ケーシングに対して定置の制御電極が設けら
れており、制御電極の中心軸線が真空ケーシングの回転
軸線に相応している。制御電極は格子の形で構成され
て、制御信号を適当な信号経過で格子に作用させた場合
に、付加的にX線管のパルス運転を可能にする。
【0018】本発明の別の構成では、真空ケーシングが
転がり軸受、特に球軸受を用いて回転可能に支承されて
いる。この場合、支承部分は真空ケーシング内に配置さ
れていないので、球軸受が湿式潤滑され、これによって
摩耗及び回転騒音が強く減少させられる。球軸受に容易
に接近でくることに基づき球軸受の交換が可能であり、
これによってX線管の経済性が高められる。さらに、球
軸受は遊びなしに構成でき、これによって焦点の安定性
が改善される。
転がり軸受、特に球軸受を用いて回転可能に支承されて
いる。この場合、支承部分は真空ケーシング内に配置さ
れていないので、球軸受が湿式潤滑され、これによって
摩耗及び回転騒音が強く減少させられる。球軸受に容易
に接近でくることに基づき球軸受の交換が可能であり、
これによってX線管の経済性が高められる。さらに、球
軸受は遊びなしに構成でき、これによって焦点の安定性
が改善される。
【0019】本発明のさらに別の構成では、真空ケーシ
ングの回転のための駆動手段として電動モータ若しくは
空気力式の駆動装置が設けられている。駆動装置は直接
に陽極に作用し、若しくはX線管の真空ケーシングに堅
く結合された軸に作用している。
ングの回転のための駆動手段として電動モータ若しくは
空気力式の駆動装置が設けられている。駆動装置は直接
に陽極に作用し、若しくはX線管の真空ケーシングに堅
く結合された軸に作用している。
【0020】本発明の特に有利な構成では、陽極が直接
に冷却媒体、有利には絶縁油のような液体で負荷されて
いる。陽極のアクチブな冷却が、X線管の運転中の高い
連続定格及び連続的なX線撮影の際のX線管の冷却時間
の著しい減少を可能にする。
に冷却媒体、有利には絶縁油のような液体で負荷されて
いる。陽極のアクチブな冷却が、X線管の運転中の高い
連続定格及び連続的なX線撮影の際のX線管の冷却時間
の著しい減少を可能にする。
【0021】本発明の別の構成では、冷却媒体が陽極の
外側を、方向付けられた流れとして負荷するようになっ
ている。この場合、陽極の外側が羽根を備えており、該
羽根に冷却媒体の流れが作用して、回転軸線を中心とし
て真空ケーシングを回転させるトルクが生じるようにな
っている。従って、真空ケーシングの回転のための特別
な駆動手段が省略される。
外側を、方向付けられた流れとして負荷するようになっ
ている。この場合、陽極の外側が羽根を備えており、該
羽根に冷却媒体の流れが作用して、回転軸線を中心とし
て真空ケーシングを回転させるトルクが生じるようにな
っている。従って、真空ケーシングの回転のための特別
な駆動手段が省略される。
【0022】
【発明の実施の形態】図面に基づき本発明の2つの実施
例を説明する。図2に示す本発明に基づく回転X線管(D
rehroentgenroehre)は、扁平円筒形の真空ケーシング2
6を有しており、真空ケーシングが該真空ケーシング2
6に堅く結合されて該真空ケーシング26を貫いて延び
る軸33を介して回転可能に支承されており、軸33の
軸線は真空ケーシング26の中心軸線である回転軸線に
相応している。回転X線管の真空ケーシング26はリン
グ状の陽極5、円形のカバー7及び円形の底部8から成
っており、前記陽極の円筒形の外周面が円筒形の真空ケ
ーシング26の套壁面を形成している。回転X線管の真
空ケーシング26のカバー7及び底部8は、絶縁性の材
料、例えばセラミック、若しくはガラスから成ってお
り、該材料が有利には高抵抗の導体層(Leitschicht)を
備えている。陽極5の円筒形の外周面とは逆に、陽極5
の、回転X線管の真空内に位置する内面は直径の異なる
円筒状の2つの面区分27,28及び該面区分を接続す
る円錐形の面区分6から成っている。円錐形の面区分6
は、陰極2からリング状の陽極5へ延びる電子ビーム1
9の衝突面を形成している。
例を説明する。図2に示す本発明に基づく回転X線管(D
rehroentgenroehre)は、扁平円筒形の真空ケーシング2
6を有しており、真空ケーシングが該真空ケーシング2
6に堅く結合されて該真空ケーシング26を貫いて延び
る軸33を介して回転可能に支承されており、軸33の
軸線は真空ケーシング26の中心軸線である回転軸線に
相応している。回転X線管の真空ケーシング26はリン
グ状の陽極5、円形のカバー7及び円形の底部8から成
っており、前記陽極の円筒形の外周面が円筒形の真空ケ
ーシング26の套壁面を形成している。回転X線管の真
空ケーシング26のカバー7及び底部8は、絶縁性の材
料、例えばセラミック、若しくはガラスから成ってお
り、該材料が有利には高抵抗の導体層(Leitschicht)を
備えている。陽極5の円筒形の外周面とは逆に、陽極5
の、回転X線管の真空内に位置する内面は直径の異なる
円筒状の2つの面区分27,28及び該面区分を接続す
る円錐形の面区分6から成っている。円錐形の面区分6
は、陰極2からリング状の陽極5へ延びる電子ビーム1
9の衝突面を形成している。
【0023】管状に構成された回転対称の陰極2は電気
的に絶縁されてX線管の真空ケーシング26の内側で軸
33を取り囲んでいて、かつX線管の真空ケーシング2
6のカバー7及び底部8に直接に接触している。陰極2
上には、静電型の集束手段として回転対称的に構成され
たウェーネルト電極3を装着してあり、ウェーネルト電
極がX線管の真空ケーシング26のカバー7及び底部8
の領域で陰極2の両方の端部に配置された相対する2つ
の電極区分3a,3bを有しており、該電極区分間に陰
極2の中央の部分が位置している。陰極2とウェーネル
ト電極3とは同じく互いに電気的に絶縁されている。X
線管の真空ケーシング26に堅く結合された制御電極4
は同じく回転対称的に構成されて、中心軸線を回転軸線
1と合致させるように配置されている。管状の制御電極
4は格子の形で構成されて、底部8及び又はカバー7に
取り付けられている。
的に絶縁されてX線管の真空ケーシング26の内側で軸
33を取り囲んでいて、かつX線管の真空ケーシング2
6のカバー7及び底部8に直接に接触している。陰極2
上には、静電型の集束手段として回転対称的に構成され
たウェーネルト電極3を装着してあり、ウェーネルト電
極がX線管の真空ケーシング26のカバー7及び底部8
の領域で陰極2の両方の端部に配置された相対する2つ
の電極区分3a,3bを有しており、該電極区分間に陰
極2の中央の部分が位置している。陰極2とウェーネル
ト電極3とは同じく互いに電気的に絶縁されている。X
線管の真空ケーシング26に堅く結合された制御電極4
は同じく回転対称的に構成されて、中心軸線を回転軸線
1と合致させるように配置されている。管状の制御電極
4は格子の形で構成されて、底部8及び又はカバー7に
取り付けられている。
【0024】真空ケーシング26の底部8をどのような
材料から製造するかに応じて、底部は図2及び図3に示
してあるように、真空ケーシング26からの有効X線ビ
ーム束20の妨げのない射出を可能にするためにリング
状のビーム出口窓9を備えている。
材料から製造するかに応じて、底部は図2及び図3に示
してあるように、真空ケーシング26からの有効X線ビ
ーム束20の妨げのない射出を可能にするためにリング
状のビーム出口窓9を備えている。
【0025】適当な材料、例えば六ホウ化ランタン(L
aB6)から成り、直接的な電流通過によって電子放出
にとって必要な熱を生ぜしめるために加熱される管状の
部材を有する陰極2は、負の高圧をかけられているのに
対して、陽極5は質量ポテンシャル(Massepotential)に
ある。陰極2を例えば、陰極2内に配置されたリング状
の加熱コイルによって直接に加熱することも可能であ
る。陰極2のための負の高圧及び加熱電圧並びにウェー
ネルト電極3及び制御電極4の電圧は、それぞれスリッ
プリング34乃至39に作用しており、スリップリング
が高圧絶縁体12,13を取り囲んで、該高圧絶縁体に
取り付けられている。管状の高圧絶縁体12,13は軸
33を取り囲んでいて、かつ外側から真空ケーシング2
6のカバー7及び底部8に接触している。陰極2、ウェ
ーネルト電極3、並びに制御電極4はそれぞれ、互いに
絶縁された導線を介して対応するスリップリングに接続
されている。リング状の陽極5と質量ポテンシャルとの
接続が、同じくスリップリング(図示せず)を介して行
われる。陰極2、ウェーネルト電極3及び制御電極4の
ための電圧を形成する発電機並びに、スリップリング3
4乃至39上を摺動するスリップ接点も図示してない。
aB6)から成り、直接的な電流通過によって電子放出
にとって必要な熱を生ぜしめるために加熱される管状の
部材を有する陰極2は、負の高圧をかけられているのに
対して、陽極5は質量ポテンシャル(Massepotential)に
ある。陰極2を例えば、陰極2内に配置されたリング状
の加熱コイルによって直接に加熱することも可能であ
る。陰極2のための負の高圧及び加熱電圧並びにウェー
ネルト電極3及び制御電極4の電圧は、それぞれスリッ
プリング34乃至39に作用しており、スリップリング
が高圧絶縁体12,13を取り囲んで、該高圧絶縁体に
取り付けられている。管状の高圧絶縁体12,13は軸
33を取り囲んでいて、かつ外側から真空ケーシング2
6のカバー7及び底部8に接触している。陰極2、ウェ
ーネルト電極3、並びに制御電極4はそれぞれ、互いに
絶縁された導線を介して対応するスリップリングに接続
されている。リング状の陽極5と質量ポテンシャルとの
接続が、同じくスリップリング(図示せず)を介して行
われる。陰極2、ウェーネルト電極3及び制御電極4の
ための電圧を形成する発電機並びに、スリップリング3
4乃至39上を摺動するスリップ接点も図示してない。
【0026】陰極2から陽極5に向かって延びる電子ビ
ーム19の磁気的な集束のための、真空ケーシング26
に対して定置の手段を設けてあり、該手段がU字形の磁
心を備えた2つの電磁石29,30によって形成されて
おり、磁心は方形の励磁コイル22,23及び半円形の
磁極シュー15,25;14,24を備えており、磁極
シューは半円形の区分を有している。図1から明らかな
ように、電磁石29,30はX線管の円筒形の真空ケー
シング26を取り囲んでおり、磁極シューがy・方向
(図1に記入された座標系、参照)で互いに向き合わさ
れており、従って、磁極シュー14と15と及び磁極シ
ュー24と25とが、z・方向に延びる軸33及び高圧
絶縁体12,13を接触なしに部分的に取り囲む半円形
の区分で相対している。
ーム19の磁気的な集束のための、真空ケーシング26
に対して定置の手段を設けてあり、該手段がU字形の磁
心を備えた2つの電磁石29,30によって形成されて
おり、磁心は方形の励磁コイル22,23及び半円形の
磁極シュー15,25;14,24を備えており、磁極
シューは半円形の区分を有している。図1から明らかな
ように、電磁石29,30はX線管の円筒形の真空ケー
シング26を取り囲んでおり、磁極シューがy・方向
(図1に記入された座標系、参照)で互いに向き合わさ
れており、従って、磁極シュー14と15と及び磁極シ
ュー24と25とが、z・方向に延びる軸33及び高圧
絶縁体12,13を接触なしに部分的に取り囲む半円形
の区分で相対している。
【0027】図3には、電磁石29,30の磁極間の磁
束線21の経過が鎖線で記入されている。実施例では電
磁石29,30の励磁コイル22,23はそれぞれ励磁
電流で負荷されるようになっており、磁極シュー15が
電磁石29の南極を成し、磁極シュー25が北極を成
し、かつ磁極シュー14が電磁石30の南極を成し、磁
極シュー24が北極を成している。
束線21の経過が鎖線で記入されている。実施例では電
磁石29,30の励磁コイル22,23はそれぞれ励磁
電流で負荷されるようになっており、磁極シュー15が
電磁石29の南極を成し、磁極シュー25が北極を成
し、かつ磁極シュー14が電磁石30の南極を成し、磁
極シュー24が北極を成している。
【0028】電磁石29,30の磁心は必ずしもU字形
である必要はなく、かつ励磁コイルは必ずしも方形であ
る必要はなく、例えばそれぞれ半円形と円形に構成され
ていてよい。
である必要はなく、かつ励磁コイルは必ずしも方形であ
る必要はなく、例えばそれぞれ半円形と円形に構成され
ていてよい。
【0029】X線管の運転時には、X線管の真空ケーシ
ング26は回転軸線1を中心として回転する。この場合
に、加熱された陰極2から電子を放出して、該電子が陰
極2と陽極5との間の静電界分布に基づきまず半径方向
に陰極2から陽極5に向けて加速される。陽極5の面区
分(衝突面)6上に該面区分へ衝突する電子ビーム19
によって生じる定置の焦点(Brennfleck)18を形成する
ために、X線管が定置の電磁石29,30を有してお
り、該電磁石が焦点18に衝突する電子ビーム19を形
成するようになっている。電磁石29,30によって形
成された磁場(その磁束線21が図3に鎖線で示してあ
る)内では、陰極2から放出された電子が焦点18に向
けて偏向される。図1に実施例ではx/y・平面に示さ
れて、放出された電子の軌道経過を表す複数の鎖線によ
って明らかなように、速度vで半径方向に陽極5へ運動
しようとする電子は、電磁石29,30の生じる磁場内
で電子をψ・方向に焦点18へ偏向する力Fを受ける。
偏向は、放出された電子の運動エネルギが高ければ高い
ほど弱い。陰極2からの電子の放出速度が著しく低く、
かつ陰極2と陽極5との間に作用する静電力が電子を次
第に加速するので、電子は軌道運動のはじめに陰極2の
近くで最も強く偏向される。x/y・平面内で電子を1つ
の電子ビーム19に集束する力は、z・方向に延びる回
転軸線1に対して直角方向に作用していて、陽極5の面
区分6上の焦点18の幅を規定する。
ング26は回転軸線1を中心として回転する。この場合
に、加熱された陰極2から電子を放出して、該電子が陰
極2と陽極5との間の静電界分布に基づきまず半径方向
に陰極2から陽極5に向けて加速される。陽極5の面区
分(衝突面)6上に該面区分へ衝突する電子ビーム19
によって生じる定置の焦点(Brennfleck)18を形成する
ために、X線管が定置の電磁石29,30を有してお
り、該電磁石が焦点18に衝突する電子ビーム19を形
成するようになっている。電磁石29,30によって形
成された磁場(その磁束線21が図3に鎖線で示してあ
る)内では、陰極2から放出された電子が焦点18に向
けて偏向される。図1に実施例ではx/y・平面に示さ
れて、放出された電子の軌道経過を表す複数の鎖線によ
って明らかなように、速度vで半径方向に陽極5へ運動
しようとする電子は、電磁石29,30の生じる磁場内
で電子をψ・方向に焦点18へ偏向する力Fを受ける。
偏向は、放出された電子の運動エネルギが高ければ高い
ほど弱い。陰極2からの電子の放出速度が著しく低く、
かつ陰極2と陽極5との間に作用する静電力が電子を次
第に加速するので、電子は軌道運動のはじめに陰極2の
近くで最も強く偏向される。x/y・平面内で電子を1つ
の電子ビーム19に集束する力は、z・方向に延びる回
転軸線1に対して直角方向に作用していて、陽極5の面
区分6上の焦点18の幅を規定する。
【0030】z・方向で電子に作用するデフォーカス力
(defokussierende Kraft)は、回転対称的なウェーネル
ト電極3の電界集束によって修正され、ウェーネルト電
極が陽極5の面区分6上の焦点18の長さを規定する。
陰極2から陽極5へ運動して電子ビーム19を形成する
電子へのウェーネルト電極の集束作用は、図2に鎖線で
示されている。
(defokussierende Kraft)は、回転対称的なウェーネル
ト電極3の電界集束によって修正され、ウェーネルト電
極が陽極5の面区分6上の焦点18の長さを規定する。
陰極2から陽極5へ運動して電子ビーム19を形成する
電子へのウェーネルト電極の集束作用は、図2に鎖線で
示されている。
【0031】焦点18の形は、電磁石29,30の磁場
の形及び強さ並びにウェーネルト電極3による電界集束
の強さに基づき規定される。変化可能な焦点18は、電
磁石29,30のコイル電流及びウェーネルト電圧の適
切なコンビネーションによって簡単に実現される。
の形及び強さ並びにウェーネルト電極3による電界集束
の強さに基づき規定される。変化可能な焦点18は、電
磁石29,30のコイル電流及びウェーネルト電圧の適
切なコンビネーションによって簡単に実現される。
【0032】X線管の真空ケーシング26の支承が、図
2及び図3に破線で示す保護ケーシング31に対して軸
33を介して球軸受10,11を用いて行われる。本発
明の特別な利点として、支承部分がなんら真空内に存在
していない。このことは、運転中に球軸受の湿式潤滑を
可能にし、これによって支承摩耗及び回転騒音が著しく
減少される。さらに球軸受が遊びなしに構成されると、
このことは従来の構造のX線管と比べて著しく高い回転
数を可能にして焦点の高い安定性をもたらす。球軸受が
交換可能である場合には、X線管の経済性がさらに高め
られる。
2及び図3に破線で示す保護ケーシング31に対して軸
33を介して球軸受10,11を用いて行われる。本発
明の特別な利点として、支承部分がなんら真空内に存在
していない。このことは、運転中に球軸受の湿式潤滑を
可能にし、これによって支承摩耗及び回転騒音が著しく
減少される。さらに球軸受が遊びなしに構成されると、
このことは従来の構造のX線管と比べて著しく高い回転
数を可能にして焦点の高い安定性をもたらす。球軸受が
交換可能である場合には、X線管の経済性がさらに高め
られる。
【0033】回転式X線管の軸33の自由な端部に、図
2及び図3に示してあるように、電動モータを設けてあ
り、該電動モータは軸33に相対回動不能に結合された
ロータ17及びステータ16を有している。電動モータ
を用いて軸33、ひいては該軸に堅く結合された真空ケ
ーシング26が回転軸線1を中心として回転させられ
る。真空ケーシング26のための駆動装置は必ずしも軸
33に作用する必要はない。電動モータのトルクを直接
に陽極に作用させることも考えられる。駆動装置は空気
力式の駆動装置であってもよい。
2及び図3に示してあるように、電動モータを設けてあ
り、該電動モータは軸33に相対回動不能に結合された
ロータ17及びステータ16を有している。電動モータ
を用いて軸33、ひいては該軸に堅く結合された真空ケ
ーシング26が回転軸線1を中心として回転させられ
る。真空ケーシング26のための駆動装置は必ずしも軸
33に作用する必要はない。電動モータのトルクを直接
に陽極に作用させることも考えられる。駆動装置は空気
力式の駆動装置であってもよい。
【0034】本発明に基づく回転X線管の別の実施例が
図4及び図5に示してある。該回転X線管は構造及び機
能の点で前に述べた実施例の回転X線管にほぼ相応して
いるものの、本発明の前述の実施例と異なって、陰極2
から陽極5へ延びる電子ビームの電界集束のための定置
の手段として2つの電磁石40,41を設けてあり、該
電磁石は端部をフランジ状に形成されて端部間に間隙を
備えたU字形の磁心及び、該磁心の間隙に相対する部分
を取り巻く方形の励磁コイル42,43から成ってい
る。図5に示してあるように、電磁石40がカバー7及
び高圧絶縁体12の近傍に、かつ電磁石41が底部8及
び高圧絶縁体13の近傍にフランジ状の端部で真空ケー
シング26のカバー7若しくは底部8に対して面平行(f
laechen-parallel)にかつ間隙を置いて取り付けられて
おり、電磁石40,41が図4及び図5に記入した座標
系のy・方向に向けられて配置され、かつ端部間の間隙
が互いに向き合わされている。電磁石40,41の保持
手段は図4及び図5には示されていない。真空ケーシン
グ26に対して相対的に不動に配置された電磁石40,
41は、定置の磁場(ruhendes Magnetfeld)を形成し、
該磁場は陰極2から陽極5へ延びる電子ビームの集束の
ために役立つ。陰極2から放出された電子を物理的に、
陽極5の衝突面(面区分6)の定置の焦点にぶつかる1
つの電子ビームに集束することは、前述の実施例の集束
にほぼ相応している。
図4及び図5に示してある。該回転X線管は構造及び機
能の点で前に述べた実施例の回転X線管にほぼ相応して
いるものの、本発明の前述の実施例と異なって、陰極2
から陽極5へ延びる電子ビームの電界集束のための定置
の手段として2つの電磁石40,41を設けてあり、該
電磁石は端部をフランジ状に形成されて端部間に間隙を
備えたU字形の磁心及び、該磁心の間隙に相対する部分
を取り巻く方形の励磁コイル42,43から成ってい
る。図5に示してあるように、電磁石40がカバー7及
び高圧絶縁体12の近傍に、かつ電磁石41が底部8及
び高圧絶縁体13の近傍にフランジ状の端部で真空ケー
シング26のカバー7若しくは底部8に対して面平行(f
laechen-parallel)にかつ間隙を置いて取り付けられて
おり、電磁石40,41が図4及び図5に記入した座標
系のy・方向に向けられて配置され、かつ端部間の間隙
が互いに向き合わされている。電磁石40,41の保持
手段は図4及び図5には示されていない。真空ケーシン
グ26に対して相対的に不動に配置された電磁石40,
41は、定置の磁場(ruhendes Magnetfeld)を形成し、
該磁場は陰極2から陽極5へ延びる電子ビームの集束の
ために役立つ。陰極2から放出された電子を物理的に、
陽極5の衝突面(面区分6)の定置の焦点にぶつかる1
つの電子ビームに集束することは、前述の実施例の集束
にほぼ相応している。
【0035】本発明に基づく回転X線管の特別な利点
が、陽極5をアクチブに冷却できることにある。図2及
び図3に破線で示した保護ケーシング31の実施例に基
づき図示してない形式で受容されかつ場合によっては冷
却装置を通して循環される冷却媒体32、実施例では絶
縁油(Isolieroel)が、回転X線管の真空ケーシング26
の外壁を直接に負荷して、良好な熱導出、ひいては回転
X線管の真空ケーシング26、特にリング状の陽極5の
良好な冷却を行う。従って陽極5の冷却時間の著しい減
少を伴ってX線管の高い連続定格(Dauerleistung)が可
能である。球軸受10,11が保護ケーシング32内に
位置している場合には、絶縁油32が球軸受10,11
の湿式潤滑のための潤滑材として機能する。回転X線管
は、制御電極4の使用によってパルス運転(Pulsbetrie
b)できる。
が、陽極5をアクチブに冷却できることにある。図2及
び図3に破線で示した保護ケーシング31の実施例に基
づき図示してない形式で受容されかつ場合によっては冷
却装置を通して循環される冷却媒体32、実施例では絶
縁油(Isolieroel)が、回転X線管の真空ケーシング26
の外壁を直接に負荷して、良好な熱導出、ひいては回転
X線管の真空ケーシング26、特にリング状の陽極5の
良好な冷却を行う。従って陽極5の冷却時間の著しい減
少を伴ってX線管の高い連続定格(Dauerleistung)が可
能である。球軸受10,11が保護ケーシング32内に
位置している場合には、絶縁油32が球軸受10,11
の湿式潤滑のための潤滑材として機能する。回転X線管
は、制御電極4の使用によってパルス運転(Pulsbetrie
b)できる。
【0036】別の実施例では真空ケーシング26が例え
ば陽極5の領域に羽根(図示せず)を備えていて、従っ
てドイツ連邦共和国実用新案第8713042U1号に
より開示されているように、ノズル(図示せず)から流
出する絶縁油32が流れとして羽根に作用して、回転軸
線1を中心として真空ケーシング26を回転させるトル
クが生じる。この場合には、回転X線管のための特別な
駆動手段が省略できる。
ば陽極5の領域に羽根(図示せず)を備えていて、従っ
てドイツ連邦共和国実用新案第8713042U1号に
より開示されているように、ノズル(図示せず)から流
出する絶縁油32が流れとして羽根に作用して、回転軸
線1を中心として真空ケーシング26を回転させるトル
クが生じる。この場合には、回転X線管のための特別な
駆動手段が省略できる。
【0037】本発明に基づく回転X線管は短く構成で
き、これによって冷却容量の大きな小型のX線放射器の
構造が可能である。X線管の真空ケーシング26の遊び
のない支承と共に、高い回転数が得られ、これによって
コンピュータ断層撮影内の焦点の不都合なゆれが著しく
減少させられる。
き、これによって冷却容量の大きな小型のX線放射器の
構造が可能である。X線管の真空ケーシング26の遊び
のない支承と共に、高い回転数が得られ、これによって
コンピュータ断層撮影内の焦点の不都合なゆれが著しく
減少させられる。
【0038】陰極2は必ずしも管状に回転対称的に構成
されて、軸33を真空ケーシング26内でz・方向に完
全に取り囲んでいる必要はなく、例えばリング状の形を
有して、軸33の中央の区分に制限されていてよい。
されて、軸33を真空ケーシング26内でz・方向に完
全に取り囲んでいる必要はなく、例えばリング状の形を
有して、軸33の中央の区分に制限されていてよい。
【図1】本発明に基づく回転X線管の平面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図
【図4】本発明に基づく別の回転X線管の斜視図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
1 回転軸線、 2 陰極、 3 ウェーネルト電
極、 3a,3b電極区分、 4 制御電極、
5 陽極、 6 面区分、 7 カバー、 8
底部、 9 ビーム出口窓、 10,11 球軸
受、 12,13 高圧絶縁体、 14,15 磁
極シュー、 16 ステータ、17 ロータ、 1
9 電子ビーム、 20 有効X線ビーム束、 2
1磁束線、 22,23 励磁コイル、 24,2
5 磁極シュー、 26 真空ケーシング、 2
7,28 面区分、 29,30 電磁石、32 冷
却媒体、 33 軸、 34乃至39 スリップリ
ング
極、 3a,3b電極区分、 4 制御電極、
5 陽極、 6 面区分、 7 カバー、 8
底部、 9 ビーム出口窓、 10,11 球軸
受、 12,13 高圧絶縁体、 14,15 磁
極シュー、 16 ステータ、17 ロータ、 1
9 電子ビーム、 20 有効X線ビーム束、 2
1磁束線、 22,23 励磁コイル、 24,2
5 磁極シュー、 26 真空ケーシング、 2
7,28 面区分、 29,30 電磁石、32 冷
却媒体、 33 軸、 34乃至39 スリップリ
ング
Claims (10)
- 【請求項1】 X線管であって、回転軸線(1)の回り
を回転可能な真空ケーシング(26)、真空ケーシング
(26)に結合されて回転軸線(1)に対して同軸的な
リング状の陽極(5)、真空ケーシング(26)内に配
置されて回転軸線(1)を取り囲みX線管の運転中に電
子を半径方向外側へ放出させる陰極(2)、真空ケーシ
ング(26)の回転支承のための手段(10,11)、
真空ケーシング(26)の回転のための駆動手段(1
6,17)、及び陰極(2)から陽極(5)へ延びる電
子ビーム(19)の集束のための手段を有しており、該
集束のための手段が電子ビーム(19)を陽極(5)上
の定置の焦点(18)内に衝突させるように該電子ビー
ムを集束することを特徴とするX線管。 - 【請求項2】 電子ビーム(19)の集束のための手段
が磁気的な手段(29,30;40,41)及び静電的
な手段(3)を有している請求項1記載のX線管。 - 【請求項3】 磁気的な手段が、真空ケーシングに対し
て不動の少なくとも2つの電磁石(29,30;40,
41)若しくは永久磁石によって形成されている請求項
2記載のX線管。 - 【請求項4】 静電的な手段がウェーネルト電極(3)
によって形成されており、ウェーネルト電極が陰極
(2)の相対する側に配置された2つの電極区分を有し
ている請求項2又は3記載のX線管。 - 【請求項5】 真空ケーシング(26)内に、該真空ケ
ーシング(26)に対して定置の制御電極(4)が設け
られており、制御電極の中心軸線が真空ケーシング(2
6)の回転軸線(1)に相応している請求項1から4の
いずれか1項記載のX線管。 - 【請求項6】 真空ケーシング(26)が転がり軸受
(10,11)を用いて支承されている請求項1から5
のいずれか1項記載のX線管。 - 【請求項7】 真空ケーシングの回転のための駆動手段
が電動モータ(16,17)若しくは空気力式の駆動装
置を含んでいる請求項1から6のいずれか1項記載のX
線管。 - 【請求項8】 リング状の陽極(5)が直接に冷却媒体
(32)で負荷されている請求項1から7のいずれか1
項記載のX線管。 - 【請求項9】 冷却媒体(32)として液体、例えば絶
縁油が設けられている請求項8記載のX線管。 - 【請求項10】 冷却媒体(32)が陽極(5)の外側
を、方向付けられた流れとして負荷するようになってお
り、陽極(5)の外側が羽根を備えており、該羽根に冷
却媒体(32)の流れが作用して、回転軸線(1)を中
心として真空ケーシング(26)を回転させるトルクが
生じるようになっている請求項8又は9記載のX線管。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19614222A DE19614222C1 (de) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | Röntgenröhre mit ringförmiger Anode |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040842A true JPH1040842A (ja) | 1998-02-13 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9092350A Withdrawn JPH1040842A (ja) | 1996-04-10 | 1997-04-10 | X線管 |
Country Status (3)
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|---|---|
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| JP (1) | JPH1040842A (ja) |
| DE (1) | DE19614222C1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008108700A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Toshiba Corp | 回転陽極型x線管装置 |
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1996
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- 1997-04-10 JP JP9092350A patent/JPH1040842A/ja not_active Withdrawn
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| DE19614222C1 (de) | 1997-08-21 |
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