JPH1041406A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH1041406A
JPH1041406A JP8189268A JP18926896A JPH1041406A JP H1041406 A JPH1041406 A JP H1041406A JP 8189268 A JP8189268 A JP 8189268A JP 18926896 A JP18926896 A JP 18926896A JP H1041406 A JPH1041406 A JP H1041406A
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gate electrode
oxide film
semiconductor device
gate
contact hole
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JP8189268A
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Kimihiro Ueda
公大 上田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート端子とボディ端子との接続により高速
動作を行う半導体装置において、ゲート端子とボディ端
子の接続位置が限定されることを防止して小型化を達成
するとともに、電源電圧の制限による不具合を解消した
半導体装置を提供する。 【解決手段】 P型のバルクシリコン基板PSの上にN
型ウエル層NWが形成され、N型ウエル層NW内にはチ
ャネル領域PCが形成されている。チャネル領域PCは
ソース領域STおよびドレイン領域DTとは逆極性の半
導体層で形成されている。そして、ゲート電極GTの端
部EP寄りの本体部MPの下部に位置するゲート酸化膜
GOにコンタクトホールCHCが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特にMOSトランジスタのボディ端子電圧の制御を個々
に可能とする半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MOSトランジスタのボディ端子
をゲート端子に接続することにより、MOSトランジス
タのオン電流(ドレイン−ソース間電流)を増加させ
て、スイッチング動作の高速化を図る研究がなされ、例
えば、1994年のIEDM(international electron
devices meeting)論文集のPP809-812(以後文献1と
呼称)、1996年のISSCC(IEEE international
solid-state circuits conference)論文集のPP84-85
(以後文献2と呼称)および同論文集のPP88-89(以後
文献3と呼称)に研究発表がなされている。
【0003】以下、図53〜図56を用いて、ボディ端
子をゲート端子に接続することによるMOSトランジス
タの動作を説明する。図53はNMOSトランジスタを
示す図であり、符号GTはゲート端子を、符号STはソ
ース端子を、符号DTはドレイン端子を、符号BTはボ
ディ端子を示す。なお、ボディ端子BTはバックゲート
端子と呼称される場合もある。
【0004】従来の半導体集積回路においては、NMO
Sトランジスタのボディ端子BTはソース端子STに接
続して使用し、ゲート−ソース端子間にしきい値電圧
(Vth)以上の電圧を与えればNMOSトランジスタが
オンしてドレイン−ソース端子間にオン電流が流れる。
【0005】図54にNMOSトランジスタの動作特性
を示す。図54において横軸にドレイン−ソース端子間
電圧(Vds)を、縦軸にドレイン−ソース端子間電流
(Ids)を示す。図54において、破線で示す特性BL
1およびBL2は、NMOSトランジスタのゲート−ソ
ース端子間にしきい値電圧(Vth)以上の電圧を与えた
場合の、ドレイン−ソース端子間電流特性を示し、特性
BL2はゲート−ソース端子間電圧(Vgs)が特性BL
1よりも高い場合の特性である。
【0006】また実線で示す特性SL1およびSL2
は、ゲート端子とボディ端子を接続した場合のドレイン
−ソース端子間電流特性を示し、特性SL2はゲート−
ソース端子間電圧(Vgs)が特性SL1よりも高い場合
の特性である。
【0007】図54から判るように、ゲート−ソース端
子間電圧(Vgs)が高いほど、流れる電流が大きくな
り、また、ゲート端子とボディ端子を接続した場合に
は、ボディ端子をソース端子に接続した場合に比べて流
れる電流が大きくなっている。
【0008】この現象は、下記の数式(1)によって示
される。
【0009】
【数1】
【0010】すなわち、ゲート−ソース端子間電圧(V
gs)が高くなるか、しきい値電圧(Vth)が小さくなる
ことによってドレイン−ソース端子間電流(Ids)が大
きくなる。そして、NMOSトランジスタの場合、しき
い値電圧(Vth)は、ボディ端子電圧(バックゲート電
圧)が接地電位(GND)であるときを基準とすると、
ボディ端子電圧が接地電位以上となるとしきい値電圧が
低下し、すなわちバックゲートバイアス効果が小さくな
り、ボディ端子電圧が接地電位以下となるとしきい値電
圧が増加する。
【0011】従って、ゲート端子とボディ端子を接続す
ると、ゲート端子に所定の電圧が与えられてNMOSト
ランジスタがオン状態になった場合に、ボディ端子電圧
がゲート端子電圧と同じ、すなわち接地電位以上にな
り、しきい値電圧が低下してドレイン−ソース端子間電
流が増加することになる。
【0012】逆に、PMOSトランジスタの場合には、
ボディ端子電圧がソース端子電圧より低くなるほど、バ
ックゲートバイアス効果が小さくなるので、しきい値電
圧は低下する。
【0013】MOSトランジスタで構成される半導体集
積回路は、その負荷容量を充放電することにより論理動
作する。従って、ゲート端子とボディ端子とを接続した
MOSトランジスタにおいてはドレイン−ソース端子間
電流を大きくすることができるので、高速動作が可能と
なる。
【0014】ここで問題となるのはゲート端子とボディ
端子とを接続するための構造である。図55および図5
6に、先に説明した文献1に示される、ゲート端子とボ
ディ端子との接続構造を示す。
【0015】図55は、半導体装置の部分断面図であ
り、P+シリコン領域PRの上部にはポリシリコンゲー
トPGが設けられており、そのポリシリコンゲートPG
を貫通するようにアルミニウム層ALが設けられ、ポリ
シリコンゲートPGとP+シリコン領域PRを電気的に
短絡している。
【0016】図56は、図55に示す構成を矢視方向か
ら見た場合の平面図であり、この図においてはアルミニ
ウム層ALを省略している。図56において、ドレイン
/ソース領域となるN+シリコン領域NRに挟まれてポ
リシリコンゲートPGが配置され、N+シリコン領域N
Rの外側のポリシリコンゲートPGの端部においてP+
シリコン領域PRが露出している。この部分が図55に
示した構成に相当する領域である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のMOSトランジスタにおけるゲート端子とボディ
端子の接続構造は、ゲートを導体層(アルミニウム層A
L)によって貫通することで、ゲートとゲート直下の半
導体基板との接続を行っていた。
【0018】このような構成においては、導体層(アル
ミニウム層AL)が、ゲート上層の絶縁層およびゲート
下層の絶縁層を貫通させるように形成しなければなら
ず、場所的な制約や製造上の困難が予想される。
【0019】また、ゲート端子とボディ端子を接続した
構成においては、ボディ領域を形成する半導体層(図5
5、図56においては図示されないP形シリコン層)と
ソース領域を形成する半導体層(N+シリコン領域N
R)で構成されるダイオードのビルトイン電圧(約0.
8V)以下の電源電圧を使用しなければならない。これ
は、ビルトイン電圧以上の電源電圧を使用した場合に
は、MOSトランジスタのドレイン領域を形成する半導
体層(N+シリコン領域NR)、ソース領域を形成する
半導体層(N+シリコン領域NR)、ボディ領域を形成
する半導体層で構成される寄生バイポーラトランジスタ
がオンして飽和領域で動作し、結果的に回路動作が遅く
なるからである。
【0020】現状の半導体装置では電源電圧として5
V、あるいは3.3Vが使用されており、将来的には1
Vの電源電圧が使用される可能性があるが、それに先だ
って2.5V、あるいは1.5Vの電源電圧が実用化さ
れることになる。
【0021】このような状況にあって、0.8V以下の
電源電圧しか使用できないというのであれば、5V、あ
るいは3.3Vの電源電圧を使用する他の半導体装置と
の並存が困難になるという問題があった。
【0022】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、ゲート端子とボディ端子との接続
により高速動作を行う半導体装置において、ゲート端子
とボディ端子の接続位置が限定されずに小型化を達成で
きるとともに、電源電圧の制限による不具合を解消した
半導体装置を提供する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置は、MOS構造を有する半導体装置であ
って、チャネル領域となる半導体層と、前記半導体層上
に形成され、ゲート酸化膜となる第1の酸化膜と、前記
第1の酸化膜上に、少なくとも一部が接するように形成
されたゲート電極と、前記ゲート電極と前記半導体層と
の間に形成され、前記ゲート電極と前記半導体層とを電
気的に接続する第1の接続手段とを備え、前記第1の接
続手段は、前記ゲート電極と前記半導体層とを直結する
ように形成された第1のコンタクトホールと、前記第1
のコンタクトホール内に充填された第1の導体層とを有
している。
【0024】本発明に係る請求項2記載の半導体装置
は、前記第1のコンタクトホールが、前記ゲート電極と
前記半導体層との間の前記第1の酸化膜を貫通するよう
に形成されている。
【0025】本発明に係る請求項3記載の半導体装置
は、前記半導体層上に前記第1の酸化膜に隣接して形成
され、前記第1の酸化膜よりも厚い第2の酸化膜をさら
に備え、前記ゲート電極は、その大部分が前記第1の酸
化膜上に接し、残る部分が前記第2の酸化膜上に接する
ように形成され、前記第1のコンタクトホールは、前記
ゲート電極と前記半導体層との間の前記第2の酸化膜を
貫通するように形成されている。
【0026】本発明に係る請求項4記載の半導体装置
は、MOS構造を有する半導体装置であって、チャネル
領域となる第1の半導体層と、前記第1の半導体層に隣
接して形成され、前記第1の半導体層と同一導電型で比
較的高濃度の第2の半導体層と、少なくとも前記第1の
半導体層上に形成され、ゲート酸化膜となる第1の酸化
膜と、前記第1の酸化膜上に、少なくとも一部が接する
ように形成されたゲート電極と、前記ゲート電極と前記
第2の半導体層との間に形成され、前記ゲート電極と前
記第2の半導体層とを電気的に接続する第1の接続手段
とを備え、前記第1の接続手段は、前記ゲート電極と前
記第2の半導体層とを直結するように形成された第1の
コンタクトホールと、前記第1のコンタクトホール内に
充填された第1の導体層とを有している。
【0027】本発明に係る請求項5記載の半導体装置
は、前記第1の酸化膜が、前記第1の半導体層上から前
記第2の半導体層上にかけて形成され、前記第1のコン
タクトホールは、前記ゲート電極と前記第2の半導体層
との間の前記第1の酸化膜を貫通するように形成されて
いる。
【0028】本発明に係る請求項6記載の半導体装置
は、前記第2の半導体層上に前記第1の酸化膜に隣接し
て形成され、前記第1の酸化膜よりも厚い第2の酸化膜
をさらに備え、前記ゲート電極は、その大部分が前記第
1の酸化膜上に接し、残る部分が前記第2の酸化膜上に
接するように形成され、前記第1のコンタクトホール
は、前記ゲート電極と前記第2の半導体層との間の前記
第2の酸化膜を貫通するように形成されている。
【0029】本発明に係る請求項7記載の半導体装置
は、前記第1の導体層が、前記ゲート電極と同一の材質
で形成されている。
【0030】本発明に係る請求項8記載の半導体装置
は、前記第1の導体層が、前記ゲート電極とは異なる材
質で形成されている。
【0031】本発明に係る請求項9記載の半導体装置
は、前記ゲート電極を覆うように形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された配線層と、前記配線層と前記
ゲート電極との間に形成され、前記配線層と前記ゲート
電極とを電気的に接続する第2の接続手段とをさらに備
え、前記第2の接続手段は、前記配線層と前記ゲート電
極とを直結するように形成された第2のコンタクトホー
ルと、前記第2のコンタクトホール内に充填された第2
の導体層とを有し、前記ゲート電極は、前記第1のコン
タクトホールとの係合部が、他の部分よりも幅広く形成
され、前記第2のコンタクトホールは、前記配線層の表
面から、前記ゲート電極の前記係合部の前記第1のコン
タクトホールが係合する面とは反対側の面にかけて、前
記絶縁層を貫通するように形成されている。
【0032】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
は、前記MOS構造を有する半導体装置がゲートアレイ
型半導体装置を構成し、前記ゲートアレイ型半導体装置
は、第1導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成
され、前記複数の第1導電型のMOSトランジスタのゲ
ート電極が一列に平行配列された第1の配列体と、第2
導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成され、前
記複数の第2導電型のMOSトランジスタのゲート電極
が一列に平行配列された第2の配列体と、隣接配置され
た前記第1の配列体と前記第2の配列体との間に設けら
れ、両者を電気的に分離する分離層とを有し、前記第1
の接続手段は、前記第1導電型のMOSトランジスタの
ゲート電極、および前記第2導電型のMOSトランジス
タのゲート電極の全てについて設けられている。
【0033】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
は、前記MOS構造を有する半導体装置がゲートアレイ
型半導体装置を構成し、前記ゲートアレイ型半導体装置
は、第1導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成
され、前記複数の第1導電型のMOSトランジスタのゲ
ート電極が一列に平行配列された第1の配列体と、第2
導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成され、前
記複数の第2導電型のMOSトランジスタのゲート電極
が一列に平行配列された第2の配列体と、隣接配置され
た前記第1の配列体と前記第2の配列体との間に設けら
れ、両者を電気的に分離する第1の分離層と、隣接する
前記第1導電型のMOSトランジスタ間、および隣接す
る前記第2導電型のMOSトランジスタ間を分離する第
2の分離層とを有し、前記第1の接続手段は、前記第1
導電型のMOSトランジスタのゲート電極、および前記
第2導電型のMOSトランジスタのゲート電極の全てに
ついて設けられている。
【0034】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
は、前記MOS構造を有する半導体装置が、外部から与
えられるデータの処理を行うデータ処理手段と、該デー
タ処理手段と前記外部から与えられるデータの入力、お
よび前記データ処理手段で処理された処理済みデータの
出力を行う入出力手段との間に電気的に介挿されたデー
タ授受手段とを構成し、前記データ処理手段および前記
データ授受手段は、前記第1の接続手段を設けることに
よって生じる寄生ダイオードのビルトイン電圧より低い
第1の電圧を動作電源電圧として使用し、前記入出力手
段は、前記寄生ダイオードのビルトイン電圧以上の第2
の電圧を動作電源電圧として使用する。
【0035】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
は、前記MOS構造を有する半導体装置は、容量素子を
充放電することで、データの書き込み、および読み出し
を行う半導体記憶装置の入出力ゲートを構成する。
【0036】
【発明の実施の形態】
<A.序論>まず発明者等は、ゲート端子とボディ端子
を接続するための構成として、ボディ端子をソース端子
に接続する一般的なMOSトランジスタの構成から以下
に説明するような構成に想到した。
【0037】図1はゲート端子とボディ端子を接続した
PMOSトランジスタ90のレイアウトを示す平面図で
ある。図1はゲート電極とその周辺の構成を示す図であ
り、細長形状のゲート電極GTの一方の端部上部からボ
ディ端子領域BTの上部に渡ってメタル配線MWが配置
されている。ここで、酸化膜LOはゲート電極GTを覆
うように形成されているので、本来ゲート電極GTは見
えないが、明確化のためゲート電極GTを実線で示して
いる。
【0038】メタル配線MWとボディ端子BTとはコン
タクトホールCHAによって接続され、メタル配線MW
とゲート電極GTとはコンタクトホールCHBによって
接続される構成となっている。
【0039】また、ゲート電極GTの中央部の短手方向
の両側にはドレイン領域DTおよびソース領域STが設
けられている。なお、ゲート電極GTの直下はチャネル
領域となっている。
【0040】図2に、図1に示すPMOSトランジスタ
90を、バルクシリコン基板を用いて作成した場合のY
−Y′線での断面構成を示す。図2において、P型のバ
ルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層NWが形成さ
れ、N型ウエル層NW内にはチャネル領域PCが形成さ
れている。チャネル領域PCはソース領域STおよびド
レイン領域DTとは逆極性(ここではN型)の半導体層
で形成され、図1に示すようにチャネル領域PCを挟ん
でソース領域STおよびドレイン領域DTが形成されて
いる。
【0041】チャネル領域PCの上部にはゲート酸化膜
GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されている。そ
して、ゲート電極GTおよびその他の構成を覆うように
酸化膜LOが形成されている。
【0042】チャネル領域PCは、その長手方向両端外
側に形成された酸化膜SOによって他の半導体層から分
離され、ゲート電極GTの長手方向両端部は酸化膜SO
の上部にまで延在するように形成されている。そして、
ゲート電極GTの長手方向の一方の端部は酸化膜LOを
貫通するコンタクトホールCHBを介して、酸化膜LO
上に形成されたメタル配線MWに接続されている。
【0043】また、メタル配線MWは酸化膜LOを貫通
するコンタクトホールCHAを介して、N型ウエル層N
W内に形成されたN+型(N型不純物濃度が高い)のボ
ディ端子領域BTに接続されている。従って、ゲート電
極GTがボディ端子領域BTを介してN型ウエル層NW
(ボディ)に接続され、ボディ端子領域BTはN型ウエ
ル層NWを介してN型のチャネル領域PCと接続される
ことになる。
【0044】なお、ボディ端子領域BTをN+型とする
のは、不純物濃度を高くすることによって、メタル配線
MWとN型ウエル層NWとの接続によって生じるコンタ
クト抵抗を小さくするためである。
【0045】図3に、図1に示すPMOSトランジスタ
90を、SOI(Silicon On Insulator)シリコン基板
を用いて作成した場合のY−Y′線での断面構成を示
す。図3において、P型のバルクシリコン基板PS内に
埋込酸化膜BOが形成されている。このように、SOI
シリコン基板とはバルクシリコン基板上に酸化膜が形成
されたものであり、ここでは、バルクシリコン基板PS
内に埋込みにより埋込酸化膜BOが形成された構成とな
っている。なお、図2を用いて説明したバルクシリコン
基板を用いた場合と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0046】SOIシリコン基板を用いてMOSトラン
ジスタを作成した場合には、埋込酸化膜上の半導体層内
にトランジスタ構造が形成されるため、ソース領域およ
びドレイン領域の容量が小さくなり、高速に動作するト
ランジスタを得ることができる。
【0047】図3においても図2と同様に、ゲート電極
GTの長手方向の一方の端部が酸化膜LOを貫通するコ
ンタクトホールCHBを介して、酸化膜LO上に形成さ
れたメタル配線MWに接続され、メタル配線MWは酸化
膜LOを貫通するコンタクトホールCHAを介して、N
型ウエル層NW内に形成されたN+型のボディ端子領域
BTに接続されている。
【0048】そして、ボディ端子領域BTは、チャネル
領域PCとボディ端子領域BTとの間に形成されたN型
半導体領域NRを介してチャネル領域PCと接続されて
いる。
【0049】なお、N型半導体領域NRを形成するに
は、チャネル領域PCとボディ端子領域BTとの間に形
成された酸化膜SOが埋込酸化膜BOに到達しないよう
にしなければならない。
【0050】このように、図1に示すPMOSトランジ
スタ90は、バルクシリコン基板を使用した構成および
SOIシリコン基板を使用した構成に対応できる。
【0051】次に、ゲート端子とボディ端子を接続した
NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを使
用した回路構成の一例として、図4に2入力NORゲー
トを示す。
【0052】図4において、電源電位VDD(第1の電
位)と接地電位GND(第3の電位)との間に、PMO
SトランジスタMP1、MP2およびNMOSトランジ
スタMN1が順に直列に接続され、NMOSトランジス
タMN1のドレイン電極とソース電極の間に、並列にN
MOSトランジスタMN2が接続されている。
【0053】PMOSトランジスタMP1およびNMO
SトランジスタMN2のゲート電極は第1入力端子IN
1に接続され、PMOSトランジスタMP1およびNM
OSトランジスタMN1のゲート電極は第2入力端子I
N2に接続されている。また、NMOSトランジスタM
N1およびMN2のドレイン電極は出力端子OUT1に
接続されている。
【0054】ここで、図4に示す2入力NORゲート
の、PMOSトランジスタMP1およびMP2のレイア
ウトを図5に示す。図5において2つの細長形状のゲー
ト電極GTが並列に配置されている。図に向かって右側
がPMOSトランジスタMP1のゲート電極であり、左
側がPMOSトランジスタMP2のゲート電極である。
【0055】そして、2つのゲート電極GTのそれぞれ
の一方の端部上部からボディ端子領域BTの上部に渡っ
てメタル配線MWが配置されている。ここで、酸化膜L
Oは2つのゲート電極GTを覆うように形成されている
ので、本来ゲート電極GTは見えないが、明確化のため
2つのゲート電極GTを実線で示している。
【0056】メタル配線MWとボディ端子BTとはコン
タクトホールCHAによって接続され、メタル配線MW
とゲート電極GTとはコンタクトホールCHBによって
接続される構成となっている。
【0057】また、2つのゲート電極GTの中央部の短
手方向の両側にはドレイン領域DTおよびソース領域S
Tが設けられている。そして、PMOSトランジスタM
P2のソース領域STの上部からPMOSトランジスタ
MP1のドレイン領域DTの上部に渡って、メタル配線
MWが配置されている。なお、メタル配線MWとドレイ
ン領域DTおよびソース領域STとはコンタクトホール
CHAによって接続されている。
【0058】なお、PMOSトランジスタMP2のドレ
イン領域DTにはコンタクトホールCHAを介してメタ
ル配線MWが接続され、当該メタル配線MWは出力端子
OUT1に接続されている。そして、PMOSトランジ
スタMP1のソース領域STにはコンタクトホールCH
Aを介してメタル配線MWが接続され、当該メタル配線
MWは電源電位VDDに接続されている。
【0059】図6に、図5に示すPMOSトランジスタ
MP1およびMP2をバルクシリコン基板を用いて作成
した場合のX−X′線での断面構成を示す。図6におい
て、P型のバルクシリコン基板PSの上に、PMOSト
ランジスタMP1およびMP2の構成に対応して2つの
N型ウエル層NWが形成されている。なお、2つのN型
ウエル層NWの間には、それぞれのボディ領域を分離す
るために、P型ウエル領域PWが形成されている。
【0060】2つのN型ウエル層NW内には、N型のチ
ャネル領域PCと、当該チャネル領域PCを挟むように
+型のドレイン領域DTおよびソース領域STが形成
されている。そして、チャネル領域PCの上部にはゲー
ト酸化膜GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されて
いる。そして、ゲート電極GTおよびその他の構成を覆
うように酸化膜LOが形成されている。
【0061】そして、PMOSトランジスタMP1とP
MOSトランジスタMP2とは、酸化膜SOとP型ウエ
ル領域PWとによって互いに電気的に分離されている。
【0062】また、PMOSトランジスタMP1のドレ
イン領域DTと、PMOSトランジスタMP2のソース
領域STは、酸化膜LOを貫通するコンタクトホールC
HAを介して、酸化膜LO上に形成されたメタル配線M
Wにそれぞれ接続されている。
【0063】図7に、図5に示すPMOSトランジスタ
MP1およびMP2をSOIシリコン基板を用いて作成
した場合のX−X′線での断面構成を示す。図7におい
て、P型のバルクシリコン基板PS内に埋込酸化膜BO
が形成されている。なお、図6を用いて説明したバルク
シリコン基板を用いた場合と同一の構成については同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0064】図7においても図6と同様に、PMOSト
ランジスタMP1のドレイン領域DTと、PMOSトラ
ンジスタMP2のソース領域STは、酸化膜LOを貫通
するコンタクトホールCHAを介して、酸化膜LO上に
形成されたメタル配線MWにそれぞれ接続されている。
【0065】そして、PMOSトランジスタMP1とM
P2との間には、埋込酸化膜BOに達する酸化膜SOが
形成され、PMOSトランジスタMP1とMP2とは、
酸化膜SOと埋込酸化膜BOとによって電気的に分離さ
れている。
【0066】以上説明したように、ゲート端子とボディ
端子を接続するための構成の一例を示すPMOSトラン
ジスタ90においては、ソース領域およびドレイン領域
の外部に、両者とは別個に設けられた半導体層(図2に
おいてはN+型のボディ端子領域BT)に、コンタクト
ホールを介してメタル配線を接続し、当該メタル配線と
ゲート電極とをコンタクトホールを介して接続する構成
としていた。
【0067】従って、ソース領域およびドレイン領域の
外部に別個に半導体層を設ける必要があり、トランジス
タの形成領域が大きくなるという問題を有していた。
【0068】また、直列接続された2つのMOSトラン
ジスタ間を酸化膜によって分離し、両者のソース領域と
ドレイン領域とはメタル配線で接続する構成では、両M
OSトランジスタを近接配置するための制限が大きく、
装置全体を小型化できないという問題を有していた。
【0069】そこで、これらの問題点を解消するととも
に、図55および図56を用いて説明した従来の半導体
装置の問題点も解消する構成を、以下、実施の形態1〜
10として説明する。
【0070】<B.実施の形態1> <B−1.装置構成>図8に本発明に係る半導体装置の
実施の形態1として、ゲート端子とボディ端子を接続し
たPMOSトランジスタ100のレイアウトを示す。図
8において、ゲート電極GTは、チャネル領域の上部に
位置する本体部MPと、本体部MPの両端に形成された
端部EPとを有して細長形状となっている。
【0071】図8において、ゲート電極GTの本体部M
Pの一方端は端部EPと同じ程度の幅を有し、そこに
は、コンタクトホールCHCが設けられている。ここ
で、酸化膜LOはゲート電極GTを覆うように形成され
ているので、本来ゲート電極GTは見えないが、明確化
のためゲート電極GTを実線で示している。また、コン
タクトホールCHCもゲート電極GTに覆われて見えな
いが、明確化のため実線で示している。
【0072】ゲート電極GTの本体部MPの短手方向両
側にはドレイン領域DTおよびソース領域STが設けら
れている。なお、ゲート電極GTの直下はチャネル領域
となっている。
【0073】図9に、図8に示すPMOSトランジスタ
100を、バルクシリコン基板を用いて作成した場合の
Y−Y′線での断面構成を示す。図9において、P型の
バルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層NWが形成
され、N型ウエル層NW内にはチャネル領域PCが形成
されている。チャネル領域PCはソース領域STおよび
ドレイン領域DTとは逆極性(ここではN型)の半導体
層で形成されている。なお、図8に示すようにチャネル
領域PCを挟んでソース領域STおよびドレイン領域D
Tが形成されている。
【0074】チャネル領域PCの上部にはゲート酸化膜
GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されている。そ
して、ゲート電極GTおよびその他の構成を覆うように
酸化膜LOが形成されている。
【0075】チャネル領域PCは、その長手方向両端に
形成された酸化膜SOによって他の半導体層から分離さ
れ、ゲート電極GTの端部EPは酸化膜SOの上部にま
で延在するように形成されている。そして、ゲート電極
GTの端部EP寄りの本体部MPの下部に位置するゲー
ト酸化膜GOにコンタクトホールCHCが形成されてい
る。従って、ゲート電極GTとチャネル領域PC(すな
わちボディ領域)とがコンタクトホールCHCを介して
電気的に接続されることになる。
【0076】なお、コンタクトホールCHC内には導体
層が充填されていることは言うまでもなく、「コンタク
トホールを介して電気的に接続される」という表現は、
「コンタクトホール内に充填された導体層によって電気
的に接続される」ということを意味している。
【0077】図10に、図8に示すPMOSトランジス
タ100を、SOIシリコン基板を用いて作成した場合
のY−Y′線での断面構成を示す。図10において、P
型のバルクシリコン基板PS内に埋込酸化膜BOが形成
されている。なお、図9を用いて説明したバルクシリコ
ン基板を用いた場合と同一の構成については同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0078】図10においても図9と同様に、ゲート電
極GTの端部EP寄りの本体部MPの下部に位置するゲ
ート酸化膜GOにコンタクトホールCHCが形成されて
いる。従って、ゲート電極GTとチャネル領域PC(す
なわちボディ領域)とがコンタクトホールCHCを介し
て電気的に接続されることになる。
【0079】<B−2.特徴的作用効果>以上説明した
ようにPMOSトランジスタ100は、ゲート酸化膜G
Oを貫通するコンタクトホールCHCによって、ゲート
電極GTとチャネル領域PC(すなわちボディ領域)と
を電気的に接続するので、図1〜図3を用いて説明した
PMOSトランジスタ90のように、ソース領域および
ドレイン領域の外部に両者とは別個にボディ端子領域B
Tとなるような半導体層を設ける必要が無く、トランジ
スタの形成領域を小さくすることができる。
【0080】また、コンタクトホールCHCはゲート酸
化膜GOのみを貫通するように設けられるので、その深
さは浅く、製造が容易である。
【0081】<C.実施の形態2> <C−1.装置構成>図11および図12に本発明に係
る半導体装置の実施の形態2として、ゲート端子とボデ
ィ端子を接続したPMOSトランジスタ200の断面構
成を示す。なお、平面構成を示すレイアウト図は、図8
を用いて説明したPMOSトランジスタ100のレイア
ウト図と同様であるので省略する。なお、図11および
図12に示す断面は図8に示すY−Y′線での断面であ
る。
【0082】図11は、PMOSトランジスタ200を
バルクシリコン基板を用いて作成した場合の構成であ
り、P型のバルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層
NWが形成され、N型ウエル層NW内にはN型のチャネ
ル領域PCおよびN+型半導体領域NPが互いに近接し
て形成されている。
【0083】チャネル領域PCおよびN+型半導体領域
NPの上部にはゲート酸化膜GOを間に挟んでゲート電
極GTが形成されている。そして、ゲート電極GTおよ
びその他の構成を覆うように酸化膜LOが形成されてい
る。
【0084】チャネル領域PCおよびN+型半導体領域
NPは、その長手方向外側に形成された酸化膜SOによ
って他の半導体層から分離され、ゲート電極GTの端部
EPは酸化膜SOの上部にまで延在するように形成され
ている。そして、N+型半導体領域NPの上部に位置す
るゲート酸化膜GOにコンタクトホールCHCが形成さ
れている。従って、ゲート電極GTとN+型半導体領域
NP(すなわちボディ領域)とがコンタクトホールCH
Cを介して電気的に接続されることになる。
【0085】次に、PMOSトランジスタ200を、S
OIシリコン基板を用いて作成した場合の断面構成を図
12に示す。図12において、P型のバルクシリコン基
板PS内に埋込酸化膜BOが形成されている。なお、図
11を用いて説明したバルクシリコン基板を用いた場合
と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0086】図12においても図11と同様に、N+
半導体領域の上部に位置するゲート酸化膜GOにコンタ
クトホールCHCが形成されている。従って、ゲート電
極GTとN+型半導体領域(すなわちボディ領域)とが
コンタクトホールCHCを介して電気的に接続されるこ
とになる。
【0087】<C−2.特徴的作用効果>以上説明した
ようにPMOSトランジスタ200は、ゲート酸化膜G
Oを貫通するコンタクトホールCHCによって、ゲート
電極GTとN+型半導体領域(すなわちボディ領域)N
Pとを電気的に接続するので、図1〜図3を用いて説明
したPMOSトランジスタ90のように、ソース領域お
よびドレイン領域の外部に両者とは別個にボディ端子領
域BTとなるような半導体層を設ける必要が無く、トラ
ンジスタの形成領域を小さくすることができる。
【0088】また、コンタクトホールCHCをN+型半
導体領域NPに接続するので、コンタクトホールCHC
内の導体との接続によって生じるコンタクト抵抗を小さ
くでき、トランジスタのスイッチング速度を向上させる
ことができる。
【0089】<D.実施の形態3> <D−1.装置構成>図13に本発明に係る半導体装置
の実施の形態3として、ゲート端子とボディ端子を接続
したPMOSトランジスタ300のレイアウトを示す。
図13において、細長形状のゲート電極GTは、チャネ
ル領域の上部に位置する本体部MPと、本体部MPの両
端に、コンタクトホールを設けるため幅広く形成された
端部EPとを有した構成となっている。そして、端部E
Pの一方にはコンタクトホールCHCが設けられてい
る。
【0090】また、ゲート電極GTの本体部MPの短手
方向両側にはドレイン領域DTおよびソース領域STが
設けられている。なお、ゲート電極GTの直下はチャネ
ル領域となっている。
【0091】ここで、酸化膜LOはゲート電極GTを覆
うように形成されているので、本来ゲート電極GTは見
えないが、明確化のためゲート電極GTを実線で示して
いる。また、コンタクトホールCHCもゲート電極GT
に覆われて見えないが、明確化のため実線で示してい
る。
【0092】図14に、図13に示すPMOSトランジ
スタ300を、バルクシリコン基板を用いて作成した場
合のY−Y′線での断面構成を示す。図14において、
P型のバルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層NW
が形成され、N型ウエル層NW内にはチャネル領域PC
が形成されている。チャネル領域PCはソース領域ST
およびドレイン領域DTとは逆極性(ここではN型)の
半導体層で形成されている。なお、図13に示すように
チャネル領域PCを挟んでソース領域STおよびドレイ
ン領域DTが形成されている。
【0093】チャネル領域PCの上部にはゲート酸化膜
GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されるととも
に、コンタクトホールCHCが形成されている。コンタ
クトホールCHCは、ゲート電極GTの一方の端部EP
とチャネル領域PCとの間に存在する酸化膜LOを貫通
するように設けられている。
【0094】チャネル領域PCは、その長手方向外側に
形成された酸化膜SOによって他の半導体層から分離さ
れ、ゲート電極GTの他方の端部EPは酸化膜SOの上
部にまで延在するように形成されている。そして、ゲー
ト電極GTの一方の端部EPは、コンタクトホールCH
Cを介してチャネル領域PCに接続されているので、ゲ
ート電極GTとチャネル領域PC(すなわちボディ領
域)とが電気的に接続されることになる。
【0095】図15に、図13に示すPMOSトランジ
スタ300を、SOIシリコン基板を用いて作成した場
合のY−Y′線での断面構成を示す。図15において、
P型のバルクシリコン基板PS内に埋込酸化膜BOが形
成されている。なお、図14を用いて説明したバルクシ
リコン基板を用いた場合と同一の構成については同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0096】図15においても図14と同様に、ゲート
電極GTの一方の端部EPは、コンタクトホールCHC
を介してチャネル領域PCに接続されているので、ゲー
ト電極GTとチャネル領域PC(すなわちボディ領域)
とが電気的に接続されることになる。
【0097】<D−2.特徴的作用効果>以上説明した
ようにPMOSトランジスタ300は、ゲート電極GT
の一方の端部EPとチャネル領域PCとの間に存在する
酸化膜LOを貫通するように設けられたコンタクトホー
ルCHCによって、ゲート電極GTとチャネル領域PC
(すなわちボディ領域)とを電気的に接続するので、図
1〜図3を用いて説明したPMOSトランジスタ90の
ように、ソース領域およびドレイン領域の外部に両者と
は別個にボディ端子領域BTとなるような半導体層を設
ける必要が無く、トランジスタの形成領域を小さくする
ことができる。
【0098】また、ゲート電極GTの一方の端部EPと
チャネル領域PCとの間を接続するようにコンタクトホ
ールCHCを設けたので、ゲート電極GTの本体部MP
の下部にコンタクトホールCHCを設ける構成に比べ
て、ゲート電極GTの本体部MPの面積を小さくするこ
とができる。ゲート電極GTの本体部MPの面積を小さ
くすることは、ゲートの静電容量を規定するゲート酸化
膜GOの面積を小さくすることにつながり、ゲートの静
電容量の充放電に費やす時間の短縮が可能となる。
【0099】<E.実施の形態4> <E−1.装置構成>図16および図17に本発明に係
る半導体装置の実施の形態4として、ゲート端子とボデ
ィ端子を接続したPMOSトランジスタ400の断面構
成を示す。なお、平面構成を示すレイアウト図は、図1
3を用いて説明したPMOSトランジスタ300のレイ
アウト図と同様であるので省略する。なお、図16およ
び図17に示す断面は図13に示すY−Y′線での断面
である。
【0100】図16は、PMOSトランジスタ400を
バルクシリコン基板を用いて作成した場合の構成であ
り、P型のバルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層
NWが形成され、N型ウエル層NW内にはN型のチャネ
ル領域PCおよびN+型半導体領域NPが互いに近接し
て形成されている。
【0101】チャネル領域PCの上部にはゲート酸化膜
GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されている。そ
して、N+型半導体領域NPの上部にはコンタクトホー
ルCHCが形成されている。コンタクトホールCHC
は、ゲート電極GTの一方の端部EPとN+型半導体領
域NPとの間に存在する酸化膜LOを貫通するように設
けられている。
【0102】チャネル領域PCおよびN+型半導体領域
は、その長手方向外側に形成された酸化膜SOによって
他の半導体層から分離され、ゲート電極GTの他方の端
部EPは酸化膜SOの上部にまで延在するように形成さ
れている。
【0103】なお、ゲート電極GTの一方の端部EP
は、コンタクトホールCHCを介してN+型半導体領域
NPに接続されているので、ゲート電極GTとN+型半
導体領域NP(すなわちボディ領域)とが電気的に接続
されることになる。
【0104】次に、PMOSトランジスタ400を、S
OIシリコン基板を用いて作成した場合の断面構成を図
17に示す。図17において、P型のバルクシリコン基
板PS内に埋込酸化膜BOが形成されている。なお、図
16を用いて説明したバルクシリコン基板を用いた場合
と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0105】図17においても図16と同様に、ゲート
電極GTの一方の端部EPは、コンタクトホールCHC
を介してN+型半導体領域NPに接続されているので、
ゲート電極GTとN+型半導体領域NP(すなわちボデ
ィ領域)とが電気的に接続されることになる。
【0106】<E−2.特徴的作用効果>以上説明した
ようにPMOSトランジスタ400は、ゲート電極GT
の一方の端部EPとN+型半導体領域NPとの間に存在
する酸化膜LOを貫通するように設けられたコンタクト
ホールCHCによって、ゲート電極GTとN+型半導体
領域NPとを電気的に接続するので、図1〜図3を用い
て説明したPMOSトランジスタ90のように、ソース
領域およびドレイン領域の外側に両者とは別個にボディ
端子領域BTとなるような半導体層を設ける必要が無
く、トランジスタの形成領域を小さくすることができ
る。
【0107】また、ゲート電極GTの一方の端部EPと
+型半導体領域NPとの間を接続するようにコンタク
トホールCHCを設けたので、ゲート電極GTの本体部
MPの下部にコンタクトホールCHCを設ける構成に比
べて、ゲート電極GTの本体部MPの面積を小さくする
ことができる。ゲート電極GTの本体部MPの面積を小
さくすることは、ゲートの静電容量を規定するゲート酸
化膜GOの面積を小さくすることにつながり、ゲートの
静電容量の充放電に費やす時間の短縮が可能となる。
【0108】また、コンタクトホールCHCをN+型半
導体領域NPに接続するので、コンタクトホールCHC
内の導体との接続によって生じるコンタクト抵抗を小さ
くでき、トランジスタのスイッチング速度をさらに向上
させることができる。
【0109】<F.実施の形態5> <F−1.装置構成>図18に本発明に係る半導体装置
の実施の形態5として、ゲート端子とボディ端子を接続
したPMOSトランジスタ500のレイアウトを示す。
図18において、細長形状のゲート電極GTは、チャネ
ル領域の上部だけに形成され、いわゆる本体部MPのみ
の構成となっている。そして、その長手方向の一方端の
みが幅広く形成され、その上部にメタル配線MWが配置
され、メタル配線MWとゲート電極GTとを接続するコ
ンタクトホールCHBが設けられている。また、コンタ
クトホールCHBの下部にはコンタクトホールCHCが
設けられている。
【0110】また、ゲート電極GTの本体部MPの短手
方向両側にはドレイン領域DTおよびソース領域STが
設けられている。なお、ゲート電極GTの直下はチャネ
ル領域となっている。
【0111】ここで、酸化膜LOはゲート電極GTを覆
うように形成されているので、本来ゲート電極GTは見
えないが、明確化のためゲート電極GTを実線で示して
いる。また、コンタクトホールCHBはメタル配線に覆
われ、コンタクトホールCHCはゲート電極GTに覆わ
れて見えないが、明確化のため実線で示している。
【0112】図19に、図18に示すPMOSトランジ
スタ500を、バルクシリコン基板を用いて作成した場
合のY−Y′線での断面構成を示す。図19において、
P型のバルクシリコン基板PSの上にN型ウエル層NW
が形成され、N型ウエル層NW内にはチャネル領域PC
が形成されている。チャネル領域PCはソース領域ST
およびドレイン領域DTとは逆極性(ここではN型)の
半導体層で形成されている。なお、図19に示すように
チャネル領域PCを挟んでソース領域STおよびドレイ
ン領域DTが形成されている。
【0113】チャネル領域PCの上部にはゲート酸化膜
GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されている。コ
ンタクトホールCHCは、ゲート電極GTの一方端の下
部に位置するゲート酸化膜GOを貫通するように設けら
れている。
【0114】この構成は図9を用いて説明した実施の形
態1に係るPMOSトランジスタ100と同様であり、
その作用効果も同様であるが、ゲート電極GTの一方端
の上部に位置する酸化膜LOを貫通するようにコンタク
トホールCHBを設け、当該コンタクトホールCHBと
メタル配線MWとを接続することで、ゲート電極GTへ
のゲート信号の入力経路を得ることができる。
【0115】<F−2.特徴的作用効果>以上説明した
ようにPMOSトランジスタ500は、ゲート電極GT
の本体部MPの一方端において、チャネル領域PCとの
電気的な接続を行うとともに、メタル配線MWとの電気
的な接続を行うので、メタル配線MWとの電気的な接続
をゲート電極GTの端部EPで行う場合に比べて、トラ
ンジスタ領域を縮小して小型化することができる。
【0116】<G.実施の形態6> <G−1.装置構成>以上説明した本発明に係る実施の
形態1〜5においては、PMOSトランジスタの単独の
構成について説明したが、以下に本発明に係る実施の形
態6として、ゲートアレイ型の半導体装置に本発明を適
用した場合の構成について説明する。
【0117】図20にゲートアレイ型の半導体装置の全
体構成をブロック図として示す。図20において、複数
のPMOSトランジスタ領域PTRおよびNMOSトラ
ンジスタ領域NTRが規則的に配置された内部トランジ
スタ領域ITRを囲むようにインタフェース領域IFR
が配置され、インタフェース領域IFRに対応して入出
力バッファ領域IORが配置されている。
【0118】ここで、内部トランジスタ領域ITRは、
外部から与えられるデータの処理を行うのでデータ処理
手段ということができ、入出力バッファ領域IORは外
部から与えられるデータの入力、および内部トランジス
タ領域ITR(データ処理手段)で処理された処理済み
データの出力を行う入出力手段ということができ、イン
タフェース領域IFRは、入出力バッファ領域IORと
内部トランジスタ領域ITRとの間でデータの授受を行
うデータ授受手段ということができる。
【0119】ゲートアレイ型の半導体装置は、短い開発
期間で半導体集積回路を作製することが可能な構成とし
て広く用いられている。このゲートアレイ型の半導体装
置では、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
スタを作り込んだマスタを予め準備し(この準備のため
の工程をマスタ工程と呼称する)、ユーザからの注文に
応じて、コンタクトホールの形成や配線の形成を行う
(これらの工程をスライス工程と呼称する)ことでトラ
ンジスタ間を接続し、所望の回路構成を得るものであ
る。
【0120】図20に示す内部トランジスタ領域ITR
は、マスタ工程までが完了した状態であり、その中の一
部領域である“Z”領域の詳細を図21に示す。図21
において、PMOSトランジスタ領域PTRおよびNM
OSトランジスタ領域NTRは共にゲート電極GTが互
い違いに並列に配置され、隣合うゲート電極GT間が、
ドレイン領域DTおよびソース領域STとなっている。
【0121】ゲート電極GTは、チャネル領域の上部に
位置する本体部MPと、本体部MPの両端に形成された
端部EPとを有した構成となっている。図21におい
て、ゲート電極GTの本体部MPの一方端は端部EPと
同じ程度の幅を有し、そこには、コンタクトホールCH
Cが設けられている。そして、PMOSトランジスタ領
域PTRおよびNMOSトランジスタ領域NTRとの間
には酸化膜SOが形成されている。
【0122】図22に図21のY−Y′線での断面構成
を示す。図22においてP型のバルクシリコン基板PS
内に埋込酸化膜BOが形成されたSOIシリコン基板と
なっている。そして、埋込酸化膜BOの上にN型のチャ
ネル領域PCおよびP型のチャネル領域NCが形成され
ている。
【0123】チャネル領域PCおよびチャネル領域NC
の上部には、それぞれゲート酸化膜GOを間に挟んでゲ
ート電極GTが形成されている。コンタクトホールCH
Cは、ゲート電極GTの端部EP寄りの本体部MPの下
部に位置するゲート酸化膜GOを貫通するように設けら
れ、ゲート電極GTとチャネル領域PC(すなわちボデ
ィ領域)およびチャネル領域NC(すなわちボディ領
域)とが電気的に接続されている。
【0124】チャネル領域PCおよびチャネル領域NC
は、埋込酸化膜BOまで到達するように形成された酸化
膜SOによって分離され、ゲート電極GTの端部EPは
酸化膜SOの上部にまで延在するように形成されてい
る。このように、ゲートアレイ型の半導体装置のマスタ
に本発明を適用することが可能である。
【0125】次に、図21に示すマスタ上に、2入力N
ORゲートを構成した場合のレイアウトを図23に示
す。なお、2入力NORゲートの構成は、図4を用いて
説明しているので説明は省略する。
【0126】図23において、PMOSトランジスタ領
域PTRに並列に形成された4つのゲート電極GTのう
ち、中央の2つをゲート電極GP1およびGP2とし、
PMOSトランジスタMP1およびMP2のゲート電極
として使用する。そして、残る2つのゲート電極は、電
源電位VDD(第1の電位)を与えるメタル配線MW1に
コンタクトホールCHBを介して接続することで、図示
されない他のPMOSトランジスタとの電気的な分離の
ための分離用ゲートとして使用する。
【0127】なお、このようにゲート電極によって隣接
するトランジスタとの分離を行う構成をゲートアイソレ
ーション方式と呼称する。
【0128】また、NMOSトランジスタ領域NTRに
並列に形成された4つのゲート電極GTのうち、中央の
2つをゲート電極GN1およびGN2とし、NMOSト
ランジスタMN1およびMN2のゲート電極として使用
する。そして、残る2つのゲート電極は、接地電位GN
D(第2の電位)を与えるメタル配線MW2にコンタク
トホールCHBを介して接続することで、図示されない
他のNMOSトランジスタとの電気的な分離のための分
離用ゲートとして使用する。
【0129】図23において、PMOSトランジスタM
P1のソース領域ST(ゲート電極GP1と分離用ゲー
トとの間の領域)上には、メタル配線MW1が延在し、
両者はコンタクトホールCAHを介して接続されてい
る。
【0130】NMOSトランジスタMN1のソース領域
ST(ゲート電極GN1と分離用ゲートとの間の領
域)、およびMN2のソース領域ST(ゲート電極GN
2と分離用ゲートとの間の領域)上には、メタル配線M
W2が延在し、両者はコンタクトホールCAHを介して
接続されている。
【0131】また、ゲート電極GP1とGN2は、第1
入力端子IN1に共通に接続され、ゲート電極GP2と
GN1は共通して第2入力端子IN2に接続され、PM
OSトランジスタMP2のドレイン領域DT(ゲート電
極GP2と分離用ゲートとの間の領域)と、NMOSト
ランジスタMN1およびMN2のドレイン領域DT(ゲ
ート電極GN1とGN2との間の領域)は共通して出力
端子OUT1に接続されている。なお、これらの接続は
メタル配線MW3によってなされている。
【0132】<G−2.特徴的作用効果>このように、
ゲートアレイ型の半導体装置のマスタに本発明を適用す
ることで、ゲート電極GP1、GP2、GN1、GN2
はコンタクトホールCHCによってボディ領域と電気的
に接続されるので、ソース領域STおよびドレイン領域
DTの外部に両者とは別個にボディ端子領域となるよう
な半導体層をマスタ内に設ける必要がなく、トランジス
タの形成領域を小さくすることができる。
【0133】また、直列接続されたPMOSトランジス
タMP1とMP2との間は酸化膜によって分離されてい
ないので、両者のソース領域STとドレイン領域DTと
は共有することができ、装置全体のさらなる小型化を図
ることができる。
【0134】<H.実施の形態7> <H−1.装置構成>本発明に係る実施の形態6おいて
は、ゲートアイソレーション方式のゲートアレイ型半導
体集積回路に本発明を適用した構成について説明した
が、本発明の適用はゲートアイソレーション方式に限ら
れず、隣接するトランジスタとの電気的な分離を酸化膜
によって行う、酸化膜分離方式のゲートアレイ型半導体
集積回路に適用しても良いことは言うまでもない。
【0135】その一例として、図24に酸化膜分離方式
で製造されたマスタの構成を示す。図24において、P
MOSトランジスタ領域PTRおよびNMOSトランジ
スタ領域NTRは共にゲート電極GTが並列に配置さ
れ、隣合うゲート電極GT間には酸化膜SOが形成され
ている。また、PMOSトランジスタ領域PTRおよび
NMOSトランジスタ領域NTRとの間には酸化膜SO
が形成されている。
【0136】ゲート電極GTは、チャネル領域の上部に
位置する本体部MPと、本体部MPの両端に形成された
端部EPとを有した構成となっている。図24におい
て、ゲート電極GTの本体部MPの一方端は端部EPと
同じ程度の幅を有し、そこには、コンタクトホールCH
Cが設けられている。
【0137】図25に、図24に示す酸化膜分離方式で
製造されたマスタをバルクシリコン基板を用いて作成し
た場合のX−X′線での断面構成を示す。図25におい
て、P型のバルクシリコン基板PSの上に、2つのN型
ウエル層NWが形成されている。なお、2つのN型ウエ
ル層NWの間には、それぞれのボディ領域を分離するた
めに、P型ウエル領域PWが形成されている。
【0138】2つのN型ウエル層NW内には、N型のチ
ャネル領域PCと、当該チャネル領域PCを挟むように
+型のドレイン領域DTおよびソース領域STが形成
されている。そして、チャネル領域PCの上部にはゲー
ト酸化膜GOを間に挟んでゲート電極GTが形成されて
いる。ドレイン領域DTおよびソース領域STはそれぞ
れの外側に形成された酸化膜SOによって他の半導体層
から分離されている。
【0139】図26に、図24に示す酸化膜分離方式で
製造されたマスタをSOIシリコン基板を用いて作成し
た場合のX−X′線での断面構成を示す。図26におい
て、P型のバルクシリコン基板PS内に埋込酸化膜BO
が形成され、ドレイン領域DTおよびソース領域STの
それぞれの外側に形成された酸化膜SOは埋込酸化膜B
Oに達し、各トランジスタは酸化膜SOと埋込酸化膜B
Oとで電気的に分離されている。なお、図25を用いて
説明したバルクシリコン基板を用いた場合と同一の構成
については同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0140】また、図27に、図24に示す酸化膜分離
方式で製造されたマスタをSOIシリコン基板を用いて
作成した場合のY−Y′線での断面構成を示す。図27
においてP型のバルクシリコン基板PS内に埋込酸化膜
BOが形成されたSOIシリコン基板となっている。そ
して、埋込酸化膜BOの上にN型のチャネル領域PCお
よびP型のチャネル領域NCが形成されている。
【0141】チャネル領域PCおよびチャネル領域NC
の上部には、それぞれゲート酸化膜GOを間に挟んでゲ
ート電極GTが形成されている。コンタクトホールCH
Cは、ゲート電極GTの端部EP寄りの本体部MPの下
部に位置するゲート酸化膜GOを貫通するように設けら
れ、ゲート電極GTとチャネル領域PCおよびチャネル
領域NC(すなわちボディ領域)とが電気的に接続され
ている。
【0142】チャネル領域PCおよびチャネル領域NC
は、埋込酸化膜BOまで到達するように形成された酸化
膜SOによって分離され、ゲート電極GTの端部EPは
酸化膜SOの上部にまで延在するように形成されてい
る。
【0143】<H−2.特徴的作用効果>このように、
酸化膜分離方式のゲートアレイ型半導体集積回路におい
ても、本発明を適用することで、各ゲート電極はコンタ
クトホールCHCによってボディ領域と電気的に接続さ
れるので、ソース領域STおよびドレイン領域DTの外
部に両者とは別個にボディ端子領域となるような半導体
層をマスタ内に設ける必要がなく、トランジスタの形成
領域を小さくすることができる。
【0144】<I.実施の形態8> <I−1.装置構成>以上説明した本発明に係る実施の
形態1〜7においては、PMOSトランジスタ単独で、
あるいはゲートアレイ型の半導体装置を例として、ゲー
ト端子とボディ端子とを接続するための実際の半導体層
の接続状態について説明したが、以下においては、本発
明に係る実施の形態8として、ゲート端子とボディ端子
とを接続する回路構成について説明する。
【0145】図28は、図20を用いて説明したゲート
アレイ型の半導体装置における入出力バッファ領域IO
Rおよびインタフェース領域IFRの構成を示す図であ
る。
【0146】図28において、入出力バッファ領域IO
RにはインバータゲートIV1が設けられている。イン
バータゲートIV1は電源電位VDD1(第2の電位)と
接地電位GND(第3の電位)との間に直列に接続され
たPMOSトランジスタMP3およびNMOSトランジ
スタMN3を有している。
【0147】PMOSトランジスタMP3およびNMO
SトランジスタMN3のボディ端子は、それぞれのソー
ス端子に接続され、ゲート端子は入力端子INに共通に
接続されている。そして、PMOSトランジスタMP3
およびNMOSトランジスタMN3の接続ノードND1
と接地電位GNDとの間には、抵抗素子Rが介挿されて
いる。
【0148】また、インタフェース領域IFRにはイン
バータゲートIV2が設けられている。インバータゲー
トIV2は電源電位VDD(第1の電位)と接地電位GN
D(第2の電位)との間に直列に接続されたPMOSト
ランジスタMP4およびNMOSトランジスタMN4を
有している。
【0149】PMOSトランジスタMP4およびNMO
SトランジスタMN4のボディ端子は、それぞれのゲー
ト端子に接続され、ゲート端子はインバータゲートIV
1の接続ノードND1に共通に接続されている。従っ
て、PMOSトランジスタMP4およびNMOSトラン
ジスタMN4の動作速度は高速化されていることにな
る。
【0150】そして、PMOSトランジスタMP4およ
びNMOSトランジスタMN4の接続ノードND2は出
力端子OUTとして内部トランジスタ領域ITRに接続
されている。なお、内部トランジスタ領域ITRを構成
する全てのMOSトランジスタは、ボディ端子をゲート
端子に接続することによって高速化されている。
【0151】<I−2.装置動作>次に動作について説
明する。以下は、一例として電源電位VDD1に3Vの電
圧を、電源電位VDDに0.5Vの電圧を、接地電位GN
Dに0Vの電圧を与えた場合について説明する。
【0152】入力端子INにハイレベル(電圧3V)の
信号を与えると、NMOSトランジスタMN3がオン状
態となり、PMOSトランジスタMP3がオフ状態とな
って、接続ノードND1からはロウレベル(電圧0V)
の信号が出力される。従って、インバータゲートIV2
のPMOSトランジスタMP4がオン状態となり、NM
OSトランジスタMN5がオフ状態となって、出力端子
OUTからはハイレベル(電圧0.5V)の信号が内部
トランジスタ領域ITRに与えられることになる。
【0153】一方、入力端子INにロウレベル(電圧0
V)の信号を与えると、PMOSトランジスタMP3が
オン状態となり、NMOSトランジスタMN4がオフ状
態となる。この場合、接続ノードND1からはPMOS
トランジスタMP3のオン抵抗と抵抗素子Rの値とで規
定される電圧が出力されることになる。
【0154】例えば、抵抗素子Rの抵抗値を100Ω、
PMOSトランジスタMP3のオン抵抗を500Ωに設
定しておけば、接続ノードND1からは、ハイレベル
(電圧0.5V)の信号が出力されることになる。従っ
て、インバータゲートIV2のPMOSトランジスタM
P4がオフ状態となり、NMOSトランジスタMN5が
オン状態となって、出力端子OUTからはロウレベル
(電圧0V)の信号が内部トランジスタ領域ITRに与
えられることになる。
【0155】<I−3.特徴的作用効果>以上説明し
た、入出力バッファ領域IORおよびインタフェース領
域IFRの構成によれば、入出力バッファ領域IORの
電源電位VDD1の電圧を3Vにした場合に、入出力バッ
ファ領域IORは0〜0.5Vまでの電圧しか出力しな
い。これは、ボディ端子がゲート端子に接続されたPM
OSトランジスタMP4およびNMOSトランジスタM
N4にとっては、ボディ領域を形成する半導体層とソー
ス領域を形成する半導体層とで構成されるダイオードの
ビルトイン電圧以下であり、ドレイン領域を形成する半
導体層、ソース領域を形成する半導体層、ボディ領域を
形成する半導体層で構成される寄生バイポーラトランジ
スタがオンすることを防止でき、回路動作が低速下する
ことを防止できる。
【0156】また、入出力バッファ領域IORと内部ト
ランジスタ領域ITRとの間に、ダイオードのビルトイ
ン電圧以下の電源電圧VDDによって動作するインタフェ
ース領域IFRを設けることで、現状の半導体装置にお
いて電源電圧として使用されている5V、あるいは3.
3Vの電圧で動作する半導体装置と、ボディ端子をゲー
ト端子に接続することによって高速化された半導体装置
との並存が可能となる。
【0157】なお、入出力バッファ領域IORは、入力
端子INに外部ノイズ(例えば、電圧4Vあるいは−1
V)が与えられた場合でも、0V〜0.5Vまでの電圧
しか出力せず、外部ノイズを吸収する機能も有してい
る。そのため、ゲート端子とボディ端子とが接続され、
ビルトイン電圧以下で動作する内部回路を保護すること
ができる。
【0158】<J.実施の形態9> <J−1.装置構成>以上説明した本発明に係る実施の
形態8においては、ゲート端子とボディ端子とを接続す
る回路構成の一例について説明したが、以下に説明する
ように、容量素子を充放電することで、データの書き込
みおよび読み出しを行う半導体記憶装置の入出力ゲート
として機能するMOSトランジスタをゲート端子とボデ
ィ端子とを接続した構成としても良い。
【0159】すなわち、図29に示すように、NMOS
トランジスタMN5と、NMOSトランジスタMN5の
ソース端子と接地電位GNDとの間に介挿された容量素
子(例えばキャパシタ)Cとを有するメモリセルにおい
て、NMOSトランジスタMN5のゲート端子とボディ
端子とを接続することで、NMOSトランジスタMN5
の動作速度を高め、容量素子Cへのデータの書き込み、
読み出しを高速化することができる。
【0160】なお、容量素子Cへのデータの書き込み、
読み出しは、ワード線端子WLにハイレベルの信号を与
えてNMOSトランジスタMN5をオン状態にすること
で、NMOSトランジスタMN5のドレイン端子に接続
されたデータ線(ビット線)端子DLから容量素子Cに
電荷を充電したり、容量素子Cの電荷を放電することに
より行う。また、データの保持(記憶)は、ワード線端
子WLにロウベルの信号を与えてNMOSトランジスタ
をオフ状態にすることで、容量素子Cに蓄積された電荷
を保持することにより行う。
【0161】<J−2.特徴的作用効果>以上説明した
ように、メモリセルを構成するMOSトランジスタのゲ
ート端子とボディ端子とを接続した構成により、データ
の書き込み、読み出しを高速化することができるととも
に、ボディ端子が一定電位に固定されることになるの
で、オン状態にあるときに、宇宙線に含まれるα線が半
導体層に入射すること起因する誤動作、すなわちソフト
エラーを防止することができる。
【0162】ソフトエラーを防止するにはボディ端子を
一定電位に固定すれば良いので、従来からなされている
ように、ボディ端子をソース端子あるいはドレイン端子
に接続する構成によっても効果はあるが、ボディ端子を
ソース端子あるいはドレイン端子に接続するには、ソー
ス領域およびドレイン領域とは別個にボディ端子領域
(コンタクト領域)となるような半導体層を設ける必要
があり、トランジスタの形成領域を小さくすることがで
きないという問題があった。
【0163】一方、本発明に係る実施の形態1〜6にお
いて説明した、ゲート端子とボディ端子とを接続する構
成によれば、ソース領域およびドレイン領域とは別個に
ボディ端子領域となるような半導体層を設ける必要がな
く、トランジスタの形成領域を小さくすることができる
ので、メモリセルのソフトエラーを防止でき、かつ小型
化された記憶装置を得ることができる。
【0164】<K.実施の形態10>以下、ゲート端子
とボディ端子とを接続した構成の製造方法について説明
する。
【0165】<K−1.実施の形態1の構成に対応した
製造工程>まず、図30に示す工程において、P型シリ
コン基板PS内に埋込酸化膜BOが形成され、SOI層
SIが形成されたSOIシリコン基板を準備する。な
お、SOIシリコン基板はバルクシリコン基板と同様一
般的なものである。
【0166】そして、SOI層SIの上に、熱酸化法を
用いて酸化膜SO1を形成する。その後酸化膜SO1の
上に所定の開口部を有するシリコン窒化膜SNをCVD
法などにより形成する。
【0167】次に、図31に示す工程において、シリコ
ン窒化膜SNをマスクとして選択酸化法を用いて酸化膜
SO2を形成した後、シリコン窒化膜SNを除去する。
このとき、酸化膜SO2の下面は埋込酸化膜BOの表面
に達するように形成する。
【0168】次に、図32に示す工程において、写真製
版技術を用いてPMOSトランジスタ領域PTRのみが
開口するようにレジストREを塗布し、例えばリンイオ
ン(P+)注入を行い、PMOSトランジスタのチャネ
ル領域PCを形成する。
【0169】また同様に、図33に示す工程において、
写真製版技術を用いてNMOSトランジスタ領域のみが
開口するようにレジストREを塗布し、例えばボロンイ
オン(B+)注入を行い、NMOSトランジスタのチャ
ネル領域NCを形成する。
【0170】次に、ウェットエッチング技術を用いてシ
リコン表面の酸化膜(酸化膜SO2以外)を除去した
後、ゲート酸化膜GOおよびゲート電極GT1を順に形
成し、図34に示す工程において、ゲート電極GT1と
ボディ領域(チャネル領域PCおよびチャネル領域N
C)とのコンタクト領域が開口するように、レジストR
Eを塗布しコンタクト領域をエッチングする。
【0171】次に、ゲート電極GT1の表面をエッチン
グして清浄化した後、図35に示す工程において、ゲー
ト電極GT1の上にさらにゲート電極GT2を形成し、
最終的なゲート電極の形状にあわせてレジストREを塗
布する。
【0172】次に、図36に示す工程において、ゲート
電極GT1およびGT2をエッチングしてレジストRE
を除去する。なお図36は、図22に示すマスタのY−
Y′線での断面図と同様である。
【0173】ここで、ゲート電極GT1およびGT2は
同一の材質であるので、最終的にはゲート電極GTとし
て一体化する。なお、このようにゲート電極を2回に分
けて形成するのは、コンタクトホールCHC内にゲート
電極と同一の材質(例えばポリシリコン)を充填するた
めである。
【0174】また、コンタクトホールCHC内に充填す
る材質はゲート電極と同一の材質に限られず、例えば、
コンタクト抵抗を低減するという目的からタングステン
(W)などを充填しても良い。
【0175】<K−2.実施の形態2に対応した構成の
製造工程>本発明に係る実施の形態2として、図11お
よび図12を用いて説明した、チャネル領域に半導体領
域が近接する構成の製造方法は、図33を用いて説明し
た工程の後に、図37に示す工程においてレジストRE
を塗布し、所望の領域上が開口部となるようにレジスト
REを加工し、リンイオン注入あるいはボロンイオン注
入を行えば良い。それ以降の工程は、図34〜図36に
示す工程と同様である。
【0176】<K−3.配線工程>図36までの工程に
より作製されたマスタの上に、図38に示す工程におい
てゲート電極GTおよびその他の構成を覆うように酸化
膜LOを形成し、その上にレジストREを塗布し、所望
の領域上、すなわち、コンタクトホールCHCの上部が
開口部となるようにレジストREを加工する。そして、
酸化膜LOをエッチングしてコンタクトホールCHBを
形成する。
【0177】次に、図39に示す工程において、コンタ
クトホールCHB内にタングステン(W)を埋め込み、
レジストREを除去する。その後、所定のメタル配線M
Wを形成すればトランジスタの各端子を取り出すことが
できる。図38はゲート端子の場合である。
【0178】<K−4.実施の形態3に対応した構成の
製造工程>本発明に係る実施の形態3として、図14お
よび図15を用いて説明した、ゲート酸化膜より厚い酸
化膜中にコンタクトホールを有する構成の製造方法を以
下に説明する。
【0179】図33を用いて説明した工程の後に、図4
0に示す工程において、酸化膜LO1を形成し、レジス
トREを塗布して所望開口部を有した形状に加工する。
【0180】次に、図41に示す工程において、酸化膜
LO1および酸化膜SO1を選択的にエッチングして、
チャネル領域PCおよびNCを露出させる。なお、図4
1においては、酸化膜LO1および酸化膜SO1は一体
化させて示している。
【0181】次に、図42に示す工程においてゲート酸
化膜GOおよびゲート電極GT1を順に形成し、ゲート
電極GT1とボディ領域(N+型半導体領域NPおよび
チャネル領域NC)とのコンタクト領域が開口するよう
に、レジストREを形成しコンタクト領域をエッチング
する。
【0182】次に、ゲート電極GT1の表面をエッチン
グして清浄化した後、図43に示す工程において、ゲー
ト電極GT1の上にさらにゲート電極GT2を形成し、
最終的なゲート電極の形状にあわせてレジストREを塗
布する。
【0183】次に、図44に示す工程において、ゲート
電極GT1およびGT2をエッチングしてレジストRE
を除去する。
【0184】最後に、図45に示す工程において、ゲー
ト電極GTおよびその他の構成を覆うように酸化膜LO
を形成する。ここで、ゲート電極GT1およびGT2は
同一の材質であるので、最終的にはゲート電極GTとし
て一体化する。
【0185】<K−5.バルクシリコン基板を用いた場
合の製造方法>バルクシリコン基板を用いた場合の製造
方法として、図24を用いて説明した酸化膜分離方式で
製造されたマスタの製造方法を説明する。
【0186】まず、図46に示す工程において、バルク
シリコン基板PSの上に、熱酸化法を用いて酸化膜SO
1を形成し、その後、選択酸化法を用いて酸化膜SO2
を形成する。
【0187】次に、図47に示す工程において、例えば
リンイオン注入を選択的に行い、PMOSトランジスタ
のN型ウエル領域NWを形成する。
【0188】また同様に図48に示す工程において、写
真製版技術を用いて、例えばボロンイオン注入を選択的
に行い、NMOSトランジスタのP型ウエル領域PWを
形成する。これは、バルクシリコン基板PSではSOI
シリコン基板と異なり埋込酸化膜がないため、NMOS
トランジスタのP型ウエル領域PWを、バルクシリコン
基板PSや、他のNMOSトランジスタのP型ウエルと
分離するためである。
【0189】次に、図49に示す工程において、ゲート
電極GT1とボディ領域(N型ウエル領域NWおよびP
型ウエル領域PW)とのコンタクト領域が開口するよう
に、レジストREを塗布しコンタクト領域をエッチング
する。
【0190】次に、ゲート電極GT1の表面をエッチン
グして清浄化した後、図50に示す工程において、ゲー
ト電極GT1の上にさらにゲート電極GT2を形成し、
最終的なゲート電極の形状にあわせてレジストREを塗
布する。
【0191】次に、図51に示す工程において、ゲート
電極GT1およびGT2をエッチングしてレジストRE
を除去した後、ゲート電極GTおよびその他の構成を覆
うように酸化膜LOを形成し、その上にレジストREを
塗布し、所望の領域上、すなわち、コンタクトホールC
HCの上部が開口部となるようにレジストREを加工す
る。そして、酸化膜LOをエッチングしてコンタクトホ
ールCHBを形成する。
【0192】次に、図52に示す工程において、コンタ
クトホールCHB内にタングステン(W)を埋め込み、
レジストREを除去する。その後、所定のメタル配線M
Wを形成すればトランジスタの各端子を取り出すことが
できる。図52はゲート端子の場合である。
【0193】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
によれば、ゲート電極と半導体層との間に、ゲート電極
と半導体層とを電気的に接続する第1の接続手段を備え
ているので、ゲート電極とボディとが接続されて高速動
作が可能となる。また、ゲート電極と半導体層とを直接
に接続することができ、専用の半導体層を途中に介在さ
せて、ゲート電極と半導体層とを間接的に接続する構成
に比べてトランジスタの形成領域を小さくすることがで
きる。
【0194】本発明に係る請求項2記載の半導体装置に
よれば、第1のコンタクトホールをゲート酸化膜となる
第1の酸化膜を貫通するように形成するので、その深さ
は浅く、容易に形成することができる。
【0195】本発明に係る請求項3記載の半導体装置に
よれば、半導体層上に第1の酸化膜に隣接して形成さ
れ、第1の酸化膜よりも厚い第2の酸化膜を備えること
で、ゲートの静電容量を規定する第1の酸化膜の面積を
縮小することができ、ゲートの静電容量の充放電に費や
す時間の短縮が可能となり、さらなる高速動作が可能な
半導体装置を得ることができる。
【0196】本発明に係る請求項4記載の半導体装置に
よれば、ゲート電極と第2の半導体層との間に、ゲート
電極と第2の半導体層とを電気的に接続する第1の接続
手段を備えているので、ゲート電極とボディとが接続さ
れて高速動作が可能となる。また、ゲート電極と第2の
半導体層とを直接に接続することができ、専用の半導体
層を途中に介在させて、ゲート電極と第2の半導体層と
を間接的に接続する構成に比べてトランジスタの形成領
域を小さくすることができる。また、第1の導体層が比
較的高濃度の第2の半導体層に接続されるので、接触面
におけるコンタクト抵抗を小さくでき、トランジスタの
スイッチング速度を向上させることができる。
【0197】本発明に係る請求項5記載の半導体装置に
よれば、第1のコンタクトホールをゲート酸化膜となる
第1の酸化膜を貫通するように形成するので、その深さ
は浅く、容易に形成することができる。
【0198】本発明に係る請求項6記載の半導体装置に
よれば、第2の半導体層上に第1の酸化膜に隣接して形
成され、第1の酸化膜よりも厚い第2の酸化膜を備える
ことで、ゲートの静電容量を規定する第1の酸化膜の面
積を縮小することができ、ゲートの静電容量の充放電に
費やす時間の短縮が可能となり、さらなる高速動作が可
能な半導体装置を得ることができる。
【0199】本発明に係る請求項7記載の半導体装置に
よれば、第1の導体層を、ゲート電極と同一の材質で形
成するので、ゲート電極の形成工程においてゲート電極
と同時に形成することができ、製造工程を簡略化した半
導体装置を得ることができる。
【0200】本発明に係る請求項8記載の半導体装置に
よれば、第1の導体層を、ゲート電極とは異なる材質で
形成するので、コンタクト抵抗を低下させる材質を選択
することで、トランジスタのスイッチング速度を向上さ
せることができる。
【0201】本発明に係る請求項9記載の半導体装置に
よれば、第2のコンタクトホールを、配線層の表面か
ら、ゲート電極の係合部の第1のコンタクトホールが係
合する面とは反対面にかけて絶縁層を貫通するように形
成するので、配線層とゲート電極との電気的な接続を、
係合部以外で行う場合に比べて、トランジスタ領域を縮
小して小型化することができる。
【0202】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
によれば、ゲートアレイ型半導体装置において、トラン
ジスタの形成領域の面積を大きくすることなくゲート電
極とボディとが接続されて高速動作が可能となる。ま
た、複数並べて形成された第1導電型および第2導電型
のMOSトランジスタの間には分離層を有さないので、
第1導電型のMOSトランジスタを直列に接続する場
合、および第2導電型のMOSトランジスタを直列に接
続する場合には、主電極領域であるソース領域あるいは
ドレイン領域を共有することができ、装置全体のさらな
る小型化を図ることができる。
【0203】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
によれば、隣接配置された第1の配列体と第2の配列体
とを電気的に分離する第1の分離層と、第1導電型のM
OSトランジスタ間、および第2導電型のMOSトラン
ジスタ間を分離する第2の分離層とを有したゲートアレ
イ型半導体装置においても、トランジスタの形成領域の
面積を大きくすることなくゲート電極とボディとが接続
されて高速動作が可能となる。
【0204】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
によれば、データ処理手段およびデータ授受手段におい
て、寄生ダイオードのビルトイン電圧より低い第1の電
圧を動作電源電圧とし使用するので、寄生ダイオードの
ONに伴って、寄生バイポーラトランジスタがオンする
ことを防止でき、回路動作が低速下することを防止でき
る。また、データ処理手段と入出力手段との間に、寄生
ダイオードのビルトイン電圧より低い第1の電圧を動作
電源電圧とするデータ授受手段を電気的に介挿するの
で、第2の電圧を動作電源電圧とする半導体装置との並
存が可能となる。また、入出力手段は寄生ダイオードの
ビルトイン電圧以上の第2の電圧を動作電源電圧として
使用するので、外部ノイズの影響をうけにくく、データ
処理手段を保護することができる。
【0205】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
によれば、容量素子を充放電することで、データの書き
込みおよび読み出しを行う半導体記憶装置において、デ
ータの書き込み、および読み出し動作を高速化すること
ができるとともに、ボディが一定電位に固定されること
になるので、オン状態にあるときに、宇宙線に含まれる
α線が半導体層に入射すること起因する誤動作、すなわ
ちソフトエラーを防止することができる。また、そのた
めにトランジスタの形成領域の面積を大きくする必要が
ないので、半導体記憶装置小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゲート端子とボディ端子との接続を行うため
の構成の一例を説明する平面図である。
【図2】 ゲート端子とボディ端子との接続を行うため
の構成の一例を説明する断面図である。
【図3】 ゲート端子とボディ端子との接続を行うため
の構成の一例を説明する断面図である。
【図4】 本発明に係る構成を適用した2入力NORゲ
ートを示す図である。
【図5】 2入力NORゲートの一部の構成を示す平面
図である。
【図6】 2入力NORゲートの一部の構成を示す断面
図である。
【図7】 2入力NORゲートの一部の構成を示す断面
図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態1の構成を示す平面
図である。
【図9】 本発明に係る実施の形態1の構成を示す断面
図である。
【図10】 本発明に係る実施の形態1の構成を示す断
面図である。
【図11】 本発明に係る実施の形態2の構成を示す断
面図である。
【図12】 本発明に係る実施の形態2の構成を示す断
面図である。
【図13】 本発明に係る実施の形態3の構成を示す平
面図である。
【図14】 本発明に係る実施の形態3の構成を示す断
面図である。
【図15】 本発明に係る実施の形態3の構成を示す断
面図である。
【図16】 本発明に係る実施の形態4の構成を示す断
面図である。
【図17】 本発明に係る実施の形態4の構成を示す断
面図である。
【図18】 本発明に係る実施の形態5の構成を示す平
面図である。
【図19】 本発明に係る実施の形態5の構成を示す断
面図である。
【図20】 本発明に係る実施の形態6のゲートアレイ
型の半導体装置の全体構成を示すブロック図である。
【図21】 本発明に係る実施の形態6のゲートアレイ
型の半導体装置の部分構成を示す平面図である。
【図22】 本発明に係る実施の形態6のゲートアレイ
型の半導体装置の部分構成を示す断面図である。
【図23】 本発明に係る構成を適用した2入力NOR
ゲートを、ゲートアレイ型の半導体装置で形成した場合
のレイアウトを示す平面図である。
【図24】 本発明に係る実施の形態7のゲートアレイ
型の半導体装置の部分構成を示す平面図である。
【図25】 本発明に係る実施の形態7のゲートアレイ
型の半導体装置の部分断面図である。
【図26】 本発明に係る実施の形態7のゲートアレイ
型の半導体装置の部分断面図である。
【図27】 本発明に係る実施の形態7のゲートアレイ
型の半導体装置の部分断面図である。
【図28】 本発明に係る実施の形態8を説明する図で
ある。
【図29】 本発明に係る実施の形態9を説明する図で
ある。
【図30】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図31】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図32】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図33】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図34】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図35】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図36】 本発明に係る実施の形態1の構成の製造工
程を示す図である。
【図37】 本発明に係る実施の形態2の構成の製造工
程を示す図である。
【図38】 配線工程を示す図である。
【図39】 配線工程を示す図である。
【図40】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図41】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図42】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図43】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図44】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図45】 本発明に係る実施の形態3の構成の製造工
程を示す図である。
【図46】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図47】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図48】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図49】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図50】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図51】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図52】 本発明に係る構成を適用した酸化膜分離方
式のゲートアレイ型半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図53】 NMOSトランジスタの端子配置を示す図
である。
【図54】 NMOSトランジスタの動作特性を示す図
である。
【図55】 ゲート端子とボディ端子との接続を行うた
めの従来の構成を示す断面図である。
【図56】 ゲート端子とボディ端子との接続を行うた
めの従来の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
CHB,CHC コンタクトホール、GT ゲート電
極、GO ゲート酸化膜、MW メタル配線。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOS構造を有する半導体装置であっ
    て、 チャネル領域となる半導体層と、 前記半導体層上に形成され、ゲート酸化膜となる第1の
    酸化膜と、 前記第1の酸化膜上に、少なくとも一部が接するように
    形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極と前記半導体層との間に形成され、前記
    ゲート電極と前記半導体層とを電気的に接続する第1の
    接続手段とを備え、 前記第1の接続手段は、 前記ゲート電極と前記半導体層とを直結するように形成
    された第1のコンタクトホールと、 前記第1のコンタクトホール内に充填された第1の導体
    層とを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のコンタクトホールは、前記ゲ
    ート電極と前記半導体層との間の前記第1の酸化膜を貫
    通するように形成されている請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記半導体層上に前記第1の酸化膜に隣
    接して形成され、前記第1の酸化膜よりも厚い第2の酸
    化膜をさらに備え、 前記ゲート電極は、その大部分が前記第1の酸化膜上に
    接し、残る部分が前記第2の酸化膜上に接するように形
    成され、 前記第1のコンタクトホールは、前記ゲート電極と前記
    半導体層との間の前記第2の酸化膜を貫通するように形
    成されている請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 MOS構造を有する半導体装置であっ
    て、 チャネル領域となる第1の半導体層と、 前記第1の半導体層に隣接して形成され、前記第1の半
    導体層と同一導電型で比較的高濃度の第2の半導体層
    と、 少なくとも前記第1の半導体層上に形成され、ゲート酸
    化膜となる第1の酸化膜と、 前記第1の酸化膜上に、少なくとも一部が接するように
    形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極と前記第2の半導体層との間に形成さ
    れ、前記ゲート電極と前記第2の半導体層とを電気的に
    接続する第1の接続手段とを備え、 前記第1の接続手段は、 前記ゲート電極と前記第2の半導体層とを直結するよう
    に形成された第1のコンタクトホールと、 前記第1のコンタクトホール内に充填された第1の導体
    層とを有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の酸化膜は、前記第1の半導体
    層上から前記第2の半導体層上にかけて形成され、 前記第1のコンタクトホールは、前記ゲート電極と前記
    第2の半導体層との間の前記第1の酸化膜を貫通するよ
    うに形成されている請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の半導体層上に前記第1の酸化
    膜に隣接して形成され、前記第1の酸化膜よりも厚い第
    2の酸化膜をさらに備え、 前記ゲート電極は、その大部分が前記第1の酸化膜上に
    接し、残る部分が前記第2の酸化膜上に接するように形
    成され、 前記第1のコンタクトホールは、前記ゲート電極と前記
    第2の半導体層との間の前記第2の酸化膜を貫通するよ
    うに形成されている請求項4記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の導体層は、前記ゲート電極と
    同一の材質で形成されている請求項1または請求項4記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の導体層は、前記ゲート電極と
    は異なる材質で形成されている請求項1または請求項4
    記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記ゲート電極を覆うように形成された
    絶縁層と、 前記絶縁層上に形成された配線層と、 前記配線層と前記ゲート電極との間に形成され、前記配
    線層と前記ゲート電極とを電気的に接続する第2の接続
    手段とをさらに備え、 前記第2の接続手段は、 前記配線層と前記ゲート電極とを直結するように形成さ
    れた第2のコンタクトホールと、 前記第2のコンタクトホール内に充填された第2の導体
    層とを有し前記ゲート電極は、前記第1のコンタクトホ
    ールとの係合部が、他の部分よりも幅広く形成され、 前記第2のコンタクトホールは、前記配線層の表面か
    ら、前記ゲート電極の前記係合部の前記第1のコンタク
    トホールが係合する面とは反対側の面にかけて、前記絶
    縁層を貫通するように形成されている、請求項1または
    請求項4記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記MOS構造を有する半導体装置は
    ゲートアレイ型半導体装置を構成し、 前記ゲートアレイ型半導体装置は、 第1導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成さ
    れ、前記複数の第1導電型のMOSトランジスタのゲー
    ト電極が一列に平行配列された第1の配列体と、 第2導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成さ
    れ、前記複数の第2導電型のMOSトランジスタのゲー
    ト電極が一列に平行配列された第2の配列体と、 隣接配置された前記第1の配列体と前記第2の配列体と
    の間に設けられ、両者を電気的に分離する分離層とを有
    し、 前記第1の接続手段は、前記第1導電型のMOSトラン
    ジスタのゲート電極、および前記第2導電型のMOSト
    ランジスタのゲート電極の全てについて設けられている
    請求項1または請求項4記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記MOS構造を有する半導体装置は
    ゲートアレイ型半導体装置を構成し、 前記ゲートアレイ型半導体装置は、 第1導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成さ
    れ、前記複数の第1導電型のMOSトランジスタのゲー
    ト電極が一列に平行配列された第1の配列体と、 第2導電型のMOSトランジスタが複数並べて形成さ
    れ、前記複数の第2導電型のMOSトランジスタのゲー
    ト電極が一列に平行配列された第2の配列体と、 隣接配置された前記第1の配列体と前記第2の配列体と
    の間に設けられ、両者を電気的に分離する第1の分離層
    と、 隣接する前記第1導電型のMOSトランジスタ間、およ
    び隣接する前記第2導電型のMOSトランジスタ間を分
    離する第2の分離層とを有し、 前記第1の接続手段は、前記第1導電型のMOSトラン
    ジスタのゲート電極、および前記第2導電型のMOSト
    ランジスタのゲート電極の全てについて設けられている
    請求項1または請求項4記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記MOS構造を有する半導体装置
    は、外部から与えられるデータの処理を行うデータ処理
    手段と、該データ処理手段と前記外部から与えられるデ
    ータの入力、および前記データ処理手段で処理された処
    理済みデータの出力を行う入出力手段との間に電気的に
    介挿されたデータ授受手段とを構成し、 前記データ処理手段および前記データ授受手段は、前記
    第1の接続手段を設けることによって生じる寄生ダイオ
    ードのビルトイン電圧より低い第1の電圧を動作電源電
    圧として使用し、 前記入出力手段は、前記寄生ダイオードのビルトイン電
    圧以上の第2の電圧を動作電源電圧として使用する請求
    項1または請求項4記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記MOS構造を有する半導体装置
    は、容量素子を充放電することで、データの書き込み、
    および読み出しを行う半導体記憶装置の入出力ゲートを
    構成する請求項1または請求項4記載の半導体装置。
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