JPH104152A - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
- Publication number
- JPH104152A JPH104152A JP8155139A JP15513996A JPH104152A JP H104152 A JPH104152 A JP H104152A JP 8155139 A JP8155139 A JP 8155139A JP 15513996 A JP15513996 A JP 15513996A JP H104152 A JPH104152 A JP H104152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- hole
- metal film
- electrode
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電子部品に関するもので、ケースの
気密性を高めることを目的とする。 【解決手段】 ガラス材料で形成されたケースと、この
ケース内に設けられた表面弾性波デバイスよりなる素子
12と、前記素子12の電極に対応するケース部分に形
成したケース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直
径が大なる少なくとも1個以上の貫通孔6と、この貫通
孔6の内面及びケース外の貫通孔6の外周部分に設けた
金属膜7と、この金属膜7上に設けられ素子12の電極
と接続される前記貫通孔6を封止する封孔体8を備えた
ものである。
気密性を高めることを目的とする。 【解決手段】 ガラス材料で形成されたケースと、この
ケース内に設けられた表面弾性波デバイスよりなる素子
12と、前記素子12の電極に対応するケース部分に形
成したケース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直
径が大なる少なくとも1個以上の貫通孔6と、この貫通
孔6の内面及びケース外の貫通孔6の外周部分に設けた
金属膜7と、この金属膜7上に設けられ素子12の電極
と接続される前記貫通孔6を封止する封孔体8を備えた
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SAWフィルタ、
SAW発振子あるいは水晶振動子などの電子部品に関す
るものである。
SAW発振子あるいは水晶振動子などの電子部品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、SAWフィルタやSAW発振子
あるいは水晶振動子は、外部雰囲気に応じてその特性が
変動するので、それらの素子をケース内に密封する構成
となっていた。
あるいは水晶振動子は、外部雰囲気に応じてその特性が
変動するので、それらの素子をケース内に密封する構成
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、リード線を用いて素子の入出力電極とケースの外
部引き出し電極を接続する構成となっており、素子の固
定は接着剤により行っていたので、この接着剤の一部が
飛散しそれが素子に付着してその特性を劣化させてしま
うという問題があった。
ては、リード線を用いて素子の入出力電極とケースの外
部引き出し電極を接続する構成となっており、素子の固
定は接着剤により行っていたので、この接着剤の一部が
飛散しそれが素子に付着してその特性を劣化させてしま
うという問題があった。
【0004】本発明はリード線や接着剤を用いずに素子
の固定と外部引き出し電極との接続を行うと同時に素子
を密封する構造とすることにより、接着剤の付着による
特性劣化を防止することを目的とするものである。
の固定と外部引き出し電極との接続を行うと同時に素子
を密封する構造とすることにより、接着剤の付着による
特性劣化を防止することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろ
う付け性であるケースと、このケース内に設けられた片
面に電極を具備する素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の貫
通孔と、この貫通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周
部分に設けた金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記貫
通孔を封止するろう材よりなる封孔体を備え、この封孔
体は前記ケース内部分において前記素子の電極に接続さ
れるように延長されケース外部分において前記金属膜の
少なくとも貫通孔の外周部分を覆うように構成したもの
である。
るために本発明は、絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろ
う付け性であるケースと、このケース内に設けられた片
面に電極を具備する素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の貫
通孔と、この貫通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周
部分に設けた金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記貫
通孔を封止するろう材よりなる封孔体を備え、この封孔
体は前記ケース内部分において前記素子の電極に接続さ
れるように延長されケース外部分において前記金属膜の
少なくとも貫通孔の外周部分を覆うように構成したもの
である。
【0006】以上の構成とすることにより強度が強く気
密性が極めて高く、特性劣化のない電子部品が得られ
る。
密性が極めて高く、特性劣化のない電子部品が得られ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろう付け性である
ケースと、このケース内に設けられた片面に電極を具備
する素子と、前記素子の電極に対応するケース部分に形
成したケース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直
径が大きくなる少なくとも1個以上の貫通孔と、この貫
通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周部分に設けた金
属膜と、前記金属膜上に設けられ前記貫通孔を封止する
ろう材よりなる封孔体を備え、この封孔体は前記ケース
内部分において前記素子の電極に接続されるように延長
されておりケース外部分において前記金属膜の少なくと
も貫通孔の外周部分を覆うように構成したものであり、
気密性に優れ強度も強く特性劣化のないものとすること
ができる。
は、絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろう付け性である
ケースと、このケース内に設けられた片面に電極を具備
する素子と、前記素子の電極に対応するケース部分に形
成したケース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直
径が大きくなる少なくとも1個以上の貫通孔と、この貫
通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周部分に設けた金
属膜と、前記金属膜上に設けられ前記貫通孔を封止する
ろう材よりなる封孔体を備え、この封孔体は前記ケース
内部分において前記素子の電極に接続されるように延長
されておりケース外部分において前記金属膜の少なくと
も貫通孔の外周部分を覆うように構成したものであり、
気密性に優れ強度も強く特性劣化のないものとすること
ができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、素子が表面弾性
波デバイスよりなり、その入出力電極に封孔体を接続
し、この封孔体により素子がケース内部の少なくとも貫
通孔側の内壁面から若干離れているようにしたもので、
確実に素子を振動させるものとなる。
波デバイスよりなり、その入出力電極に封孔体を接続
し、この封孔体により素子がケース内部の少なくとも貫
通孔側の内壁面から若干離れているようにしたもので、
確実に素子を振動させるものとなる。
【0009】請求項3に記載の発明は、絶縁性でかつ少
なくとも表面が非ろう付け性であるケースと、このケー
ス内に設けられた片面に電極を具備する素子と、前記素
子の電極に対応するケース部分に形成した少なくとも1
個以上の第一の貫通孔と、この第一の貫通孔の内面及び
ケース外の第一の貫通孔の外周部分に設けた金属膜と、
前記金属膜上に設けられ前記第一の貫通孔を封止するろ
う材よりなる第一の封孔体を備え、この第一の封孔体は
前記ケース内部分において素子がケース内部の少なくと
も第一の貫通孔側の内壁面から若干離れるように延長さ
れ、前記第一の封孔体のケース内部分の直径は第一の貫
通孔のケース内部分の開孔部の直径よりも若干大きくな
るよう形成し、前記第一の封孔体は前記素子の電極と接
続され、ケース外部分において前記金属膜の少なくとも
第一の貫通孔の外周部分を覆うように構成され、前記ケ
ースの第一の貫通孔を設けた面と対向する面に少なくと
も1個以上の第二の貫通孔を設け、この第二の貫通孔を
封止する無機材料よりなる第二の封孔体を備えたもので
あり、封孔体の注入が容易となる。
なくとも表面が非ろう付け性であるケースと、このケー
ス内に設けられた片面に電極を具備する素子と、前記素
子の電極に対応するケース部分に形成した少なくとも1
個以上の第一の貫通孔と、この第一の貫通孔の内面及び
ケース外の第一の貫通孔の外周部分に設けた金属膜と、
前記金属膜上に設けられ前記第一の貫通孔を封止するろ
う材よりなる第一の封孔体を備え、この第一の封孔体は
前記ケース内部分において素子がケース内部の少なくと
も第一の貫通孔側の内壁面から若干離れるように延長さ
れ、前記第一の封孔体のケース内部分の直径は第一の貫
通孔のケース内部分の開孔部の直径よりも若干大きくな
るよう形成し、前記第一の封孔体は前記素子の電極と接
続され、ケース外部分において前記金属膜の少なくとも
第一の貫通孔の外周部分を覆うように構成され、前記ケ
ースの第一の貫通孔を設けた面と対向する面に少なくと
も1個以上の第二の貫通孔を設け、この第二の貫通孔を
封止する無機材料よりなる第二の封孔体を備えたもので
あり、封孔体の注入が容易となる。
【0010】請求項4に記載の発明は、第二の貫通孔の
内面及びケース外の第二の貫通孔の外周部分に第一の貫
通孔と同様の金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記第
二の貫通孔を封止する第一の封孔体と同様の材料を用い
た第二の封孔体を備え、この第二の封孔体はケース外部
分において前記金属膜の少なくとも第二の貫通孔の外周
部分を覆うように構成したものであり、気密性の向上が
図れることになる。
内面及びケース外の第二の貫通孔の外周部分に第一の貫
通孔と同様の金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記第
二の貫通孔を封止する第一の封孔体と同様の材料を用い
た第二の封孔体を備え、この第二の封孔体はケース外部
分において前記金属膜の少なくとも第二の貫通孔の外周
部分を覆うように構成したものであり、気密性の向上が
図れることになる。
【0011】請求項5に記載の発明は、封孔体のケース
内部分の直径は、貫通孔のケース内部分に開孔部の直径
よりも若干大きくなるよう形成したものであり、素子と
の接続強度の向上が図れることになる。
内部分の直径は、貫通孔のケース内部分に開孔部の直径
よりも若干大きくなるよう形成したものであり、素子と
の接続強度の向上が図れることになる。
【0012】請求項6に記載の発明は、ガラス材料で形
成されたケースと、このケース内に設けられた表面弾性
波デバイスよりなる素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の貫
通孔と、この貫通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周
部分に設けた少なくとも表面を金または錫とした金属膜
と、前記金属膜上に設けられ前記貫通孔を封止する半田
材料よりなる封孔体を備え、この封孔体は前記ケース内
部分において素子がケース内部の少なくとも貫通孔側の
内壁面から若干離れるように延長され前記封孔体のケー
ス内部分の直径は貫通孔のケース内部分の開孔部の直径
よりも若干大きくなるよう形成し、前記封孔体は前記素
子の電極と接続されケース外部分において前記金属膜の
少なくとも貫通孔の外周部分を覆うように構成したもの
であり、素子との接続強度の向上と気密性の向上が図れ
ることになる。
成されたケースと、このケース内に設けられた表面弾性
波デバイスよりなる素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の貫
通孔と、この貫通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周
部分に設けた少なくとも表面を金または錫とした金属膜
と、前記金属膜上に設けられ前記貫通孔を封止する半田
材料よりなる封孔体を備え、この封孔体は前記ケース内
部分において素子がケース内部の少なくとも貫通孔側の
内壁面から若干離れるように延長され前記封孔体のケー
ス内部分の直径は貫通孔のケース内部分の開孔部の直径
よりも若干大きくなるよう形成し、前記封孔体は前記素
子の電極と接続されケース外部分において前記金属膜の
少なくとも貫通孔の外周部分を覆うように構成したもの
であり、素子との接続強度の向上と気密性の向上が図れ
ることになる。
【0013】請求項7に記載の発明は、ガラス材料で形
成されたケースと、このケース内に設けられた表面弾性
波デバイスよりなる素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の第
一の貫通孔と、この第一の貫通孔の内面及びケース外の
第一の貫通孔の外周部分に設けた少なくとも表面を金ま
たは錫とした金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記第
一の貫通孔を封止する半田材料よりなる第一の封孔体を
備え、この第一の封孔体は前記ケース内部分において素
子がケース内部の少なくとも第一の貫通孔側の内壁面か
ら若干離れるように延長され、前記第一の封孔体のケー
ス内部分の直径は第一の貫通孔のケース内部分の開孔部
の直径よりも若干大きくなるよう形成し、前記第一の封
孔体は前記素子の電極と接続され、ケース外部分におい
て前記金属膜の少なくとも第一の貫通孔の外周部分を覆
うように構成され、前記ケースの第一の貫通孔を設けた
面と対向する面に少なくとも1個以上の第二の貫通孔を
設け、この第二の貫通孔の内面及びケース外の第二の貫
通孔の外周部分に第一の貫通孔と同様の金属膜と、前記
金属膜上に設けられ前記第二の貫通孔を封止する第一の
封孔体と同様の材料を用いた第二の封孔体を備え、この
第二の封孔体はケース外部分において前記金属膜の少な
くとも第二の貫通孔の外周部分を覆うように構成したも
のであり、封孔体の形成が容易で気密性の向上が図れる
ことになる。
成されたケースと、このケース内に設けられた表面弾性
波デバイスよりなる素子と、前記素子の電極に対応する
ケース部分に形成したケース内部分よりケース外部分の
方が開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の第
一の貫通孔と、この第一の貫通孔の内面及びケース外の
第一の貫通孔の外周部分に設けた少なくとも表面を金ま
たは錫とした金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記第
一の貫通孔を封止する半田材料よりなる第一の封孔体を
備え、この第一の封孔体は前記ケース内部分において素
子がケース内部の少なくとも第一の貫通孔側の内壁面か
ら若干離れるように延長され、前記第一の封孔体のケー
ス内部分の直径は第一の貫通孔のケース内部分の開孔部
の直径よりも若干大きくなるよう形成し、前記第一の封
孔体は前記素子の電極と接続され、ケース外部分におい
て前記金属膜の少なくとも第一の貫通孔の外周部分を覆
うように構成され、前記ケースの第一の貫通孔を設けた
面と対向する面に少なくとも1個以上の第二の貫通孔を
設け、この第二の貫通孔の内面及びケース外の第二の貫
通孔の外周部分に第一の貫通孔と同様の金属膜と、前記
金属膜上に設けられ前記第二の貫通孔を封止する第一の
封孔体と同様の材料を用いた第二の封孔体を備え、この
第二の封孔体はケース外部分において前記金属膜の少な
くとも第二の貫通孔の外周部分を覆うように構成したも
のであり、封孔体の形成が容易で気密性の向上が図れる
ことになる。
【0014】請求項8に記載の発明は、素子とケース内
部の貫通孔側の内壁面の間にスペーサを設けたものであ
り、素子の振動を確実に確保することができる。
部の貫通孔側の内壁面の間にスペーサを設けたものであ
り、素子の振動を確実に確保することができる。
【0015】請求項9に記載の発明は、スペーサが無機
材料よりなり、表面弾性波デバイスよりなる素子のくし
形電極と入出力電極以外の部分に形成されたものであ
り、表面弾性波デバイスとしての振動を確保できる。
材料よりなり、表面弾性波デバイスよりなる素子のくし
形電極と入出力電極以外の部分に形成されたものであ
り、表面弾性波デバイスとしての振動を確保できる。
【0016】請求項10に記載の発明は、素子とケース
内部の貫通孔側の内壁面の間で、かつ貫通孔のケース内
部分の開孔部の周囲に堤防体を設けたものであり、封孔
体によってショートすることを防止することができる。
内部の貫通孔側の内壁面の間で、かつ貫通孔のケース内
部分の開孔部の周囲に堤防体を設けたものであり、封孔
体によってショートすることを防止することができる。
【0017】以下、具体的な実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)第一の実施の形態を図1と共に説明す
る。図1において、1は枠体で例えば硼珪酸ガラスで作
られている。この枠体1の開孔部2内には素子の一例と
して半導体ICチップ3が収納されている。また枠体1
の上下面にはそれぞれ硼珪酸ガラスで作られた第一、第
二の板体4,5がガラスどうしの直接接合により結合さ
れている。
用いて説明する。 (実施の形態1)第一の実施の形態を図1と共に説明す
る。図1において、1は枠体で例えば硼珪酸ガラスで作
られている。この枠体1の開孔部2内には素子の一例と
して半導体ICチップ3が収納されている。また枠体1
の上下面にはそれぞれ硼珪酸ガラスで作られた第一、第
二の板体4,5がガラスどうしの直接接合により結合さ
れている。
【0018】また、第一の板体4には素子側の面より外
側の面の方が開孔部の直径が大となる複数個の貫通孔6
が形成され、この貫通孔6の内面及び第一の板体4の外
側の面の貫通孔6の外周部分に金属膜7を形成し、この
金属膜7上に封孔体の一例として半田8が設けられ、こ
の半田8は開孔部2内においてそれぞれの半導体ICチ
ップ3の入出力用の電極9に接続され、第一の板体4の
外側の面においては貫通孔6の外周部に設けた金属膜7
上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うようにし、半田8
は第一の板体4の外側の面において外部電極10に接続
されている。すなわち枠体1、枠体4,5によりケース
が構成され、そのケース内に半導体ICチップ3が収納
されている。
側の面の方が開孔部の直径が大となる複数個の貫通孔6
が形成され、この貫通孔6の内面及び第一の板体4の外
側の面の貫通孔6の外周部分に金属膜7を形成し、この
金属膜7上に封孔体の一例として半田8が設けられ、こ
の半田8は開孔部2内においてそれぞれの半導体ICチ
ップ3の入出力用の電極9に接続され、第一の板体4の
外側の面においては貫通孔6の外周部に設けた金属膜7
上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うようにし、半田8
は第一の板体4の外側の面において外部電極10に接続
されている。すなわち枠体1、枠体4,5によりケース
が構成され、そのケース内に半導体ICチップ3が収納
されている。
【0019】図2は図1の第一の実施の形態の断面図で
ある。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板
厚は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、
さらに半導体ICチップ3の板厚は340μmとなって
いる。つまり半導体ICチップ3は枠体1よりも板厚が
薄いので、上下の板体4,5のいずれかあるいは両方の
内壁面との間には必ず空間11が形成される。ここで、
半導体ICチップ3のように配線パターン上に空間が不
必要な素子については、半田8が電極9に接続される
際、半導体ICチップ3の配線パターンの表面と第一の
板体4の内壁面との間には空間11は形成される必要は
ない。また、貫通孔6は半田8の注入を容易にするため
外側から半導体ICチップ3側の面に向かって径が小さ
くなるように形成している。
ある。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板
厚は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、
さらに半導体ICチップ3の板厚は340μmとなって
いる。つまり半導体ICチップ3は枠体1よりも板厚が
薄いので、上下の板体4,5のいずれかあるいは両方の
内壁面との間には必ず空間11が形成される。ここで、
半導体ICチップ3のように配線パターン上に空間が不
必要な素子については、半田8が電極9に接続される
際、半導体ICチップ3の配線パターンの表面と第一の
板体4の内壁面との間には空間11は形成される必要は
ない。また、貫通孔6は半田8の注入を容易にするため
外側から半導体ICチップ3側の面に向かって径が小さ
くなるように形成している。
【0020】このように、半導体ICチップ3の入出力
電極9はこの数ヵ所の半田8と合金接続され、その接続
強度は半導体ICチップ3を固定するのに十分な強度を
有しているため、ケース内において前後左右方向への位
置ずれを生じることはない。また、半田8が第一の板体
4の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜
7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケ
ース内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
電極9はこの数ヵ所の半田8と合金接続され、その接続
強度は半導体ICチップ3を固定するのに十分な強度を
有しているため、ケース内において前後左右方向への位
置ずれを生じることはない。また、半田8が第一の板体
4の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜
7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケ
ース内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
【0021】(実施の形態2)第二の実施の形態を図3
と共に説明する。図3において、1は枠体で例えば硼珪
酸ガラスで作られている。この枠体1の開孔部2内には
素子の一例としてSAWフィルタチップ(SAW発振子
チップ等でも良い)12が収納されている。また枠体1
の上下面にはそれぞれ硼珪酸ガラスで作られた第一、第
二の板体4,5がガラスどうしの直接接合で結合されて
いる。
と共に説明する。図3において、1は枠体で例えば硼珪
酸ガラスで作られている。この枠体1の開孔部2内には
素子の一例としてSAWフィルタチップ(SAW発振子
チップ等でも良い)12が収納されている。また枠体1
の上下面にはそれぞれ硼珪酸ガラスで作られた第一、第
二の板体4,5がガラスどうしの直接接合で結合されて
いる。
【0022】また、第一の板体4には素子側の面より外
側の面の方が開孔部の直径が大となる複数個の貫通孔6
が形成され、この貫通孔6の内面及び第一の板体4の外
側の面の貫通孔6の外周部分に金属膜7を形成し、この
金属膜7上に封孔体の一例として半田8が設けられ、こ
の半田8は開孔部2内においてそれぞれのSAWフィル
タチップ12の入出力用の電極13に接続され、第一の
板体4の外側の面においては貫通孔6の外周部に設けた
金属膜7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うように
し、半田8は第一の板体4の外側の面において外部電極
10に接続されている。すなわち枠体1、板体4,5に
よりケースが構成され、そのケース内にSAWフィルタ
チップ12が収納されている。
側の面の方が開孔部の直径が大となる複数個の貫通孔6
が形成され、この貫通孔6の内面及び第一の板体4の外
側の面の貫通孔6の外周部分に金属膜7を形成し、この
金属膜7上に封孔体の一例として半田8が設けられ、こ
の半田8は開孔部2内においてそれぞれのSAWフィル
タチップ12の入出力用の電極13に接続され、第一の
板体4の外側の面においては貫通孔6の外周部に設けた
金属膜7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うように
し、半田8は第一の板体4の外側の面において外部電極
10に接続されている。すなわち枠体1、板体4,5に
よりケースが構成され、そのケース内にSAWフィルタ
チップ12が収納されている。
【0023】図4は図2の第二の実施の形態の断面図で
ある。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板
厚は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、
さらにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmと
なっている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1
よりも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかあ
るいは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。ここで図2のようにSAWフィルタチップ12と第
一の板体4の内壁面とが接触してしまうとSAWフィル
タチップ12の振動が阻害されるため、SAWフィルタ
チップ12の配線パターンの表面と第一の板体4の内壁
面との間には振動に必要な空間14が必要となる。
ある。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板
厚は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、
さらにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmと
なっている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1
よりも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかあ
るいは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。ここで図2のようにSAWフィルタチップ12と第
一の板体4の内壁面とが接触してしまうとSAWフィル
タチップ12の振動が阻害されるため、SAWフィルタ
チップ12の配線パターンの表面と第一の板体4の内壁
面との間には振動に必要な空間14が必要となる。
【0024】この場合には、半田8が貫通孔6内に注入
されるときに開孔部2内においてそれぞれSAWフィル
タチップ12の入出力用の電極13に接続されると同時
に、半田8の押圧力でSAWフィルタチップ12を第二
の板体5方向に押圧し振動に必要な空間14を形成して
いる。このとき、貫通孔6は外側からケース内側の面に
向かって径が小さくなるように形成しているので、半田
8の注入が容易な上半田8の押圧力が得やすい構造とな
っている。
されるときに開孔部2内においてそれぞれSAWフィル
タチップ12の入出力用の電極13に接続されると同時
に、半田8の押圧力でSAWフィルタチップ12を第二
の板体5方向に押圧し振動に必要な空間14を形成して
いる。このとき、貫通孔6は外側からケース内側の面に
向かって径が小さくなるように形成しているので、半田
8の注入が容易な上半田8の押圧力が得やすい構造とな
っている。
【0025】つまりSAWフィルタチップ12の入出力
電極13はこの数ヵ所の半田8によって第二の板体5方
向に押圧されながら合金接続され、その接続強度はSA
Wフィルタチップ12を固定するのに十分な強度を有し
ているため、ケース内において前後左右方向への位置ず
れを生じることはない。
電極13はこの数ヵ所の半田8によって第二の板体5方
向に押圧されながら合金接続され、その接続強度はSA
Wフィルタチップ12を固定するのに十分な強度を有し
ているため、ケース内において前後左右方向への位置ず
れを生じることはない。
【0026】さらに、半田8のケース内部分(貫通孔6
からSAWフィルタチップ12の入出力電極13まで延
長された部分)の直径が貫通孔6のケース内側の開孔部
の直径よりも若干大きく形成することにより、接続強度
をより向上させることができ、SAWフィルタチップ1
2が脱落することはない。また、半田8が第一の板体4
の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜7
上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケー
ス内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
からSAWフィルタチップ12の入出力電極13まで延
長された部分)の直径が貫通孔6のケース内側の開孔部
の直径よりも若干大きく形成することにより、接続強度
をより向上させることができ、SAWフィルタチップ1
2が脱落することはない。また、半田8が第一の板体4
の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜7
上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケー
ス内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
【0027】(実施の形態3)第三の実施の形態を図5
と共に説明する。図5は図3において第二の板体5に第
二の貫通孔15を設けたものである。このような構造に
すると貫通孔6に半田8を形成するときケース内の空気
が第二の貫通孔15から抜け出て半田8の注入が非常に
容易になるのである。このとき、貫通孔6は外側から素
子側の面に向かって径が小さくなるように形成している
ので、半田8の注入が容易な構造となっている。
と共に説明する。図5は図3において第二の板体5に第
二の貫通孔15を設けたものである。このような構造に
すると貫通孔6に半田8を形成するときケース内の空気
が第二の貫通孔15から抜け出て半田8の注入が非常に
容易になるのである。このとき、貫通孔6は外側から素
子側の面に向かって径が小さくなるように形成している
ので、半田8の注入が容易な構造となっている。
【0028】また、SAWフィルタチップ12と第一の
板体4の内壁面の間に、SAWフィルタチップ12の振
動を阻害しないための空間14の確保も同時に容易に行
うことができる。半田8を形成した後、ケースを気密封
止するために第二の貫通孔15を例えば低融点ガラスの
ような材料で気密封止する必要がある。
板体4の内壁面の間に、SAWフィルタチップ12の振
動を阻害しないための空間14の確保も同時に容易に行
うことができる。半田8を形成した後、ケースを気密封
止するために第二の貫通孔15を例えば低融点ガラスの
ような材料で気密封止する必要がある。
【0029】しかし、ケース内部の素子がSAWフィル
タチップ12のようにあまり耐熱性の良くない場合には
低融点ガラスを用いることはできず、さらに融点の低い
例えば半田材料を用いるのが適当である。そこで、本発
明の第三の実施の形態では、貫通孔6に半田8を設けた
封止構造体と同様のものを第二の貫通孔15にも適用す
るため、第二の貫通孔15の内面及び第二の板体5の外
側の面の貫通孔の外周部分に第二の金属膜16を形成
し、この第二の金属膜16上に半田8を設け、第二の板
体5の外側の面において第二の貫通孔15の外周部に設
けた第二の金属膜16上の少なくとも第二の貫通孔15
の外周を覆うようにしたものである。このような構造に
することにより、ケース内の気密性は極めて高く保たれ
るようになる。
タチップ12のようにあまり耐熱性の良くない場合には
低融点ガラスを用いることはできず、さらに融点の低い
例えば半田材料を用いるのが適当である。そこで、本発
明の第三の実施の形態では、貫通孔6に半田8を設けた
封止構造体と同様のものを第二の貫通孔15にも適用す
るため、第二の貫通孔15の内面及び第二の板体5の外
側の面の貫通孔の外周部分に第二の金属膜16を形成
し、この第二の金属膜16上に半田8を設け、第二の板
体5の外側の面において第二の貫通孔15の外周部に設
けた第二の金属膜16上の少なくとも第二の貫通孔15
の外周を覆うようにしたものである。このような構造に
することにより、ケース内の気密性は極めて高く保たれ
るようになる。
【0030】(実施の形態4)第四の実施の形態を図6
と共に説明する。図6は第四の実施の形態の断面図であ
る。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板厚
は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、さ
らにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmとな
っている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1よ
りも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかある
いは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。
と共に説明する。図6は第四の実施の形態の断面図であ
る。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板厚
は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、さ
らにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmとな
っている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1よ
りも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかある
いは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。
【0031】ここで、図2のようにSAWフィルタチッ
プ12と第一の板体4の内壁面とが接触してしまうとS
AWフィルタチップ12の振動が阻害されるため、SA
Wフィルタチップ12の配線パターンの表面と第一の板
体4の内壁面との間に振動に必要な空間14が必要とな
る。
プ12と第一の板体4の内壁面とが接触してしまうとS
AWフィルタチップ12の振動が阻害されるため、SA
Wフィルタチップ12の配線パターンの表面と第一の板
体4の内壁面との間に振動に必要な空間14が必要とな
る。
【0032】そこで、SAWフィルタチップ12上にあ
らかじめ入出力電極13とは異なる位置で、かつSAW
フィルタチップ12の振動を阻害しないような部分に、
例えばAuのように容易に変形できる無機材料を用いた
スペーサ17をワイヤーボンディング時に形成されるボ
ール部分のみをボンディングする工法(あるいはワイヤ
ーバンプとも呼ばれる)等を用いて形成することによ
り、半田8を設ける前にSAWフィルタチップ12と第
一の板体4の内壁面との間の振動に必要な空間14を確
保し、SAWフィルタチップ12の振動を阻害しないよ
うにし、半田8を貫通孔6内に注入して開孔部2内にお
いてそれぞれSAWフィルタチップ12の入出力用の電
極13に接続する。
らかじめ入出力電極13とは異なる位置で、かつSAW
フィルタチップ12の振動を阻害しないような部分に、
例えばAuのように容易に変形できる無機材料を用いた
スペーサ17をワイヤーボンディング時に形成されるボ
ール部分のみをボンディングする工法(あるいはワイヤ
ーバンプとも呼ばれる)等を用いて形成することによ
り、半田8を設ける前にSAWフィルタチップ12と第
一の板体4の内壁面との間の振動に必要な空間14を確
保し、SAWフィルタチップ12の振動を阻害しないよ
うにし、半田8を貫通孔6内に注入して開孔部2内にお
いてそれぞれSAWフィルタチップ12の入出力用の電
極13に接続する。
【0033】このとき、貫通孔6は外側から素子側の面
に向かって径が小さくなるように形成しているので、半
田8の注入が容易な構造となっている。つまりSAWフ
ィルタチップ12はスペーサ17によって振動を阻害し
ないための空間14を確保し、その入出力電極13はこ
の数ヵ所の半田8によって合金接続され、その接続強度
はSAWフィルタチップ12を固定するのに十分な強度
を有しているため、ケース内において前後左右方向への
位置ずれを生じることはない。また、半田8が第一の板
体4の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属
膜7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、
ケース内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
に向かって径が小さくなるように形成しているので、半
田8の注入が容易な構造となっている。つまりSAWフ
ィルタチップ12はスペーサ17によって振動を阻害し
ないための空間14を確保し、その入出力電極13はこ
の数ヵ所の半田8によって合金接続され、その接続強度
はSAWフィルタチップ12を固定するのに十分な強度
を有しているため、ケース内において前後左右方向への
位置ずれを生じることはない。また、半田8が第一の板
体4の外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属
膜7上の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、
ケース内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
【0034】(実施の形態5)第五の実施の形態を図7
と共に説明する。図7は第五の実施の形態の断面図であ
る。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板厚
は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、さ
らにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmとな
っている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1よ
りも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかある
いは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。
と共に説明する。図7は第五の実施の形態の断面図であ
る。枠体1の板厚は400μmで、第一の板体4の板厚
は200μm、第二の板体5の板厚は200μmで、さ
らにSAWフィルタチップ12の板厚は340μmとな
っている。つまりSAWフィルタチップ12は枠体1よ
りも板厚が薄いので、上下の板体4,5のいずれかある
いは両方の内壁面との間には必ず空間11が形成され
る。
【0035】ここで、図2のようにSAWフィルタチッ
プ12と第一の板体4の内壁面とが接触してしまうとS
AWフィルタチップ12の振動が阻害されるため、SA
Wフィルタチップ12の配線パターンの表面と第一の板
体4の内壁面との間に振動に必要な空間14が必要とな
る。
プ12と第一の板体4の内壁面とが接触してしまうとS
AWフィルタチップ12の振動が阻害されるため、SA
Wフィルタチップ12の配線パターンの表面と第一の板
体4の内壁面との間に振動に必要な空間14が必要とな
る。
【0036】そこで、SAWフィルタチップ12上の入
出力電極13の周辺部でSAWフィルタチップ12の振
動を阻害しないような部分に、例えばポリイミドのテー
プのような薄板状の材料をドーナツ状に加工して堤防体
18を形成することにより、半田8を設ける前にSAW
フィルタチップ12と第一の板体4の内壁面との間の空
間11を確保してSAWフィルタチップ12の振動を阻
害しないようにし、かつ半田8が貫通孔6内に注入され
るとき、半田8がSAWフィルタチップ12上の入出力
電極13からはみ出し、他の電極とショートするのを防
止し、開孔部2内においてそれぞれSAWフィルタチッ
プ12の入出力用の電極13に接続する。
出力電極13の周辺部でSAWフィルタチップ12の振
動を阻害しないような部分に、例えばポリイミドのテー
プのような薄板状の材料をドーナツ状に加工して堤防体
18を形成することにより、半田8を設ける前にSAW
フィルタチップ12と第一の板体4の内壁面との間の空
間11を確保してSAWフィルタチップ12の振動を阻
害しないようにし、かつ半田8が貫通孔6内に注入され
るとき、半田8がSAWフィルタチップ12上の入出力
電極13からはみ出し、他の電極とショートするのを防
止し、開孔部2内においてそれぞれSAWフィルタチッ
プ12の入出力用の電極13に接続する。
【0037】このとき、貫通孔6は外側から素子側の面
に向かって径が小さくなるように形成しているので、半
田8の注入が容易な構造となっている。つまりSAWフ
ィルタチップ12は堤防体18によって振動を阻害しな
いための空間14を確保し、かつ半田8がSAWフィル
タチップ12上の入出力電極13からはみ出し他の電極
とショートするのを防止し、入出力電極13はこの数ヵ
所の半田8によって合金接続され、その接続強度はSA
Wフィルタチップ12を固定するのに十分な強度を有し
ているため、ケース内において前後左右方向への位置ず
れを生じることはない。また、半田8が第一の板体4の
外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜7上
の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケース
内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
に向かって径が小さくなるように形成しているので、半
田8の注入が容易な構造となっている。つまりSAWフ
ィルタチップ12は堤防体18によって振動を阻害しな
いための空間14を確保し、かつ半田8がSAWフィル
タチップ12上の入出力電極13からはみ出し他の電極
とショートするのを防止し、入出力電極13はこの数ヵ
所の半田8によって合金接続され、その接続強度はSA
Wフィルタチップ12を固定するのに十分な強度を有し
ているため、ケース内において前後左右方向への位置ず
れを生じることはない。また、半田8が第一の板体4の
外側の面において貫通孔6の外周部に設けた金属膜7上
の少なくとも貫通孔6の外周を覆うことにより、ケース
内の気密性は極めて高く保たれるようになる。
【0038】なお、第一から第五の実施の形態におい
て、枠体1の両側には第一、第二の板体4,5がガラス
どうしで直接接合されることとなる。もちろんこれらの
接合をさせるためには、枠体1と第一、第二の板体4,
5との接合面はガラスの鏡面が保持された状態でなけれ
ばならない。また、これら三者の直接接合をより確実な
ものにするためには、これら三者を加圧しながら加熱し
たりすることが好ましい。つまり、このような加圧をす
れば接合面にわずかなホコリ等が存在したとしても、そ
のホコリの外周面を強く圧接するので、直接接合が行え
ることとなるのである。
て、枠体1の両側には第一、第二の板体4,5がガラス
どうしで直接接合されることとなる。もちろんこれらの
接合をさせるためには、枠体1と第一、第二の板体4,
5との接合面はガラスの鏡面が保持された状態でなけれ
ばならない。また、これら三者の直接接合をより確実な
ものにするためには、これら三者を加圧しながら加熱し
たりすることが好ましい。つまり、このような加圧をす
れば接合面にわずかなホコリ等が存在したとしても、そ
のホコリの外周面を強く圧接するので、直接接合が行え
ることとなるのである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、素子のケース外
への電気的な引き出しは、貫通孔内の封孔体を介して行
うことができ、貫通孔の径をケース内部分よりケース外
部分の方が大なるようにすることにより、溶融状態の封
孔体の注入が容易となり、またこの封孔体は貫通孔内に
おいては金属膜に固着し、ケース内部においてはその径
が貫通孔のケース内部分の径よりも大なるように形成さ
れるので、強度が強く脱落は起こさず、さらにケース外
においては金属膜の貫通孔の外周部をこの封孔体によっ
て覆っているので気密性は極めて高くなり、この結果と
して素子の特性劣化は起きなくなるのである。
への電気的な引き出しは、貫通孔内の封孔体を介して行
うことができ、貫通孔の径をケース内部分よりケース外
部分の方が大なるようにすることにより、溶融状態の封
孔体の注入が容易となり、またこの封孔体は貫通孔内に
おいては金属膜に固着し、ケース内部においてはその径
が貫通孔のケース内部分の径よりも大なるように形成さ
れるので、強度が強く脱落は起こさず、さらにケース外
においては金属膜の貫通孔の外周部をこの封孔体によっ
て覆っているので気密性は極めて高くなり、この結果と
して素子の特性劣化は起きなくなるのである。
【図1】本発明の電子部品の第一の実施の形態を示す分
解斜視図
解斜視図
【図2】同断面図
【図3】本発明の第二の実施の形態の分解斜視図
【図4】同断面図
【図5】本発明の第三の実施の形態の分解斜視図
【図6】本発明の第四の実施の形態の断面図
【図7】本発明の第五の実施の形態の断面図
1 枠体 2 開孔部 3 半導体ICチップ 4 第一の板体 5 第二の板体 6 貫通孔 7 金属膜 8 半田 9 半導体ICチップの電極 10 外部電極 11 ケース内に生じる空間 12 SAWフィルタチップ 13 SAWフィルタチップの電極 14 振動に必要な空間 15 第二の貫通孔 16 第二の金属膜 17 スペーサ 18 堤防体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 眞司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 湯澤 哲夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろう付
け性であるケースと、このケース内に設けられた片面に
電極を具備する素子と、前記素子の電極に対応するケー
ス部分に形成したケース内部分よりケース外部分の方が
開孔部の直径が大きくなる少なくとも1個以上の貫通孔
と、この貫通孔の内面及びケース外の貫通孔の外周部分
に設けた金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記貫通孔
を封止するろう材よりなる封孔体を備え、この封孔体は
前記ケース内部分において前記素子の電極に接続される
ように延長されておりケース外部分において前記金属膜
の少なくとも貫通孔の外周部分を覆うように構成した電
子部品。 - 【請求項2】 素子は表面弾性波デバイスよりなり、そ
の入出力電極に封孔体を接続し、この封孔体により素子
がケース内部の少なくとも貫通孔側の内壁面から若干離
れている請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項3】 絶縁性でかつ少なくとも表面が非ろう付
け性であるケースと、このケース内に設けられた片面に
電極を具備する素子と、前記素子の電極に対応するケー
ス部分に形成した少なくとも1個以上の第一の貫通孔
と、この第一の貫通孔の内面及びケース外の第一の貫通
孔の外周部分に設けた金属膜と、前記金属膜上に設けら
れ前記第一の貫通孔を封止するろう材よりなる第一の封
孔体を備え、この第一の封孔体は前記ケース内部分にお
いて素子がケース内部の少なくとも第一の貫通孔側の内
壁面から若干離れるように延長され、前記第一の封孔体
のケース内部分の直径は第一の貫通孔のケース内部分の
開孔部の直径よりも若干大きくなるよう形成し、前記第
一の封孔体は前記素子の電極と接続され、ケース外部分
において前記金属膜の少なくとも第一の貫通孔の外周部
分を覆うように構成され、前記ケースの第一の貫通孔を
設けた面と対向する面に少なくとも1個以上の第二の貫
通孔を設け、この第二の貫通孔を封止する無機材料より
なる第二の封孔体を備えた電子部品。 - 【請求項4】 第二の貫通孔の内面及びケース外の第二
の貫通孔の外周部分に第一の貫通孔と同様の金属膜と、
前記金属膜上に設けられ前記第二の貫通孔を封止する第
一の封孔体と同様の材料を用いた第二の封孔体を備え、
この第二の封孔体はケース外部分において前記金属膜の
少なくとも第二の貫通孔の外周部分を覆うように構成さ
れた請求項3記載の電子部品。 - 【請求項5】 封孔体のケース内部分の直径は、貫通孔
のケース内部分に開孔部の直径よりも若干大きくなるよ
う形成した請求項3または4に記載の電子部品。 - 【請求項6】 ガラス材料で形成されたケースと、この
ケース内に設けられた表面弾性波デバイスよりなる素子
と、前記素子の電極に対応するケース部分に形成したケ
ース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直径が大き
くなる少なくとも1個以上の貫通孔と、この貫通孔の内
面及びケース外の貫通孔の外周部分に設けた少なくとも
表面を金または錫とした金属膜と、前記金属膜上に設け
られ前記貫通孔を封止する半田材料よりなる封孔体を備
え、この封孔体は前記ケース内部分において素子がケー
ス内部の少なくとも貫通孔側の内壁面から若干離れるよ
うに延長され前記封孔体のケース内部分の直径は貫通孔
のケース内部分の開孔部の直径よりも若干大きくなるよ
う形成し、前記封孔体は前記素子の電極と接続されケー
ス外部分において前記金属膜の少なくとも貫通孔の外周
部分を覆うように構成した電子部品。 - 【請求項7】 ガラス材料で形成されたケースと、この
ケース内に設けられた表面弾性波デバイスよりなる素子
と、前記素子の電極に対応するケース部分に形成したケ
ース内部分よりケース外部分の方が開孔部の直径が大き
くなる少なくとも1個以上の第一の貫通孔と、この第一
の貫通孔の内面及びケース外の第一の貫通孔の外周部分
に設けた少なくとも表面を金または錫とした金属膜と、
前記金属膜上に設けられ前記第一の貫通孔を封止する半
田材料よりなる第一の封孔体を備え、この第一の封孔体
は前記ケース内部分において素子がケース内部の少なく
とも第一の貫通孔側の内壁面から若干離れるように延長
され、前記第一の封孔体のケース内部分の直径は第一の
貫通孔のケース内部分の開孔部の直径よりも若干大きく
なるよう形成し、前記第一の封孔体は前記素子の電極と
接続され、ケース外部分において前記金属膜の少なくと
も第一の貫通孔の外周部分を覆うように構成され、前記
ケースの第一の貫通孔を設けた面と対向する面に少なく
とも1個以上の第二の貫通孔を設け、この第二の貫通孔
の内面及びケース外の第二の貫通孔の外周部分に第一の
貫通孔と同様の金属膜と、前記金属膜上に設けられ前記
第二の貫通孔を封止する第一の封孔体と同様の材料を用
いた第二の封孔体を備え、この第二の封孔体はケース外
部分において前記金属膜の少なくとも第二の貫通孔の外
周部分を覆うように構成された電子部品。 - 【請求項8】 素子とケース内部の貫通孔側の内壁面の
間にスペーサを設けた請求項7に記載の電子部品。 - 【請求項9】 スペーサは、無機材料よりなり、表面弾
性波デバイスよりなる素子のくし形電極と入出力電極以
外の部分に形成された請求項8記載の電子部品。 - 【請求項10】 素子とケース内部の貫通孔側の内壁面
の間で、かつ貫通孔のケース内部分の開孔部の周囲に堤
防体を設けた請求項9に記載の電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155139A JPH104152A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155139A JPH104152A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104152A true JPH104152A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15599409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8155139A Pending JPH104152A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH104152A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001244785A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Kyocera Corp | 弾性表面波装置 |
| US6960870B2 (en) | 1997-07-29 | 2005-11-01 | Seiko Epson Corporation | Piezo-electric resonator and manufacturing method thereof |
| US6976295B2 (en) | 1997-07-29 | 2005-12-20 | Seiko Epson Corporation | Method of manufacturing a piezoelectric device |
| JP2006080672A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Seiko Epson Corp | 圧電発振器、電子機器および圧電発振器の周波数調整方法 |
| WO2010098250A1 (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-02 | セイコーインスツル株式会社 | パッケージの製造方法、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 |
| JP2011249424A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Daishinku Corp | 電子部品パッケージの封止部材、電子部品パッケージ、及び電子部品パッケージの封止部材の製造方法 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155139A patent/JPH104152A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960870B2 (en) | 1997-07-29 | 2005-11-01 | Seiko Epson Corporation | Piezo-electric resonator and manufacturing method thereof |
| US6976295B2 (en) | 1997-07-29 | 2005-12-20 | Seiko Epson Corporation | Method of manufacturing a piezoelectric device |
| JP2001244785A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Kyocera Corp | 弾性表面波装置 |
| JP2006080672A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Seiko Epson Corp | 圧電発振器、電子機器および圧電発振器の周波数調整方法 |
| WO2010098250A1 (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-02 | セイコーインスツル株式会社 | パッケージの製造方法、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 |
| JPWO2010098250A1 (ja) * | 2009-02-25 | 2012-08-30 | セイコーインスツル株式会社 | パッケージの製造方法、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 |
| JP2011249424A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Daishinku Corp | 電子部品パッケージの封止部材、電子部品パッケージ、及び電子部品パッケージの封止部材の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2872056B2 (ja) | 弾性表面波デバイス | |
| KR100455058B1 (ko) | 전자회로장치가 밀봉된 전자부품 및 그 제조방법 | |
| JPH04293310A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JPH104152A (ja) | 電子部品 | |
| JP2798375B2 (ja) | 弾性表面波素子又はic封入パッケージ | |
| JP3702062B2 (ja) | 圧力センサ装置 | |
| JP4427873B2 (ja) | 圧電振動デバイス用パッケージ | |
| JPH0818390A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JPS62232948A (ja) | リ−ドフレ−ム | |
| JPH0456510A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JP2004072641A (ja) | 表面実装用の水晶発振器 | |
| JP3401781B2 (ja) | 電子部品用パッケージおよび電子部品用パッケージの製造方法 | |
| JP2007096597A (ja) | 弾性表面波デバイスおよびその製造方法 | |
| JP2000353934A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JPS61245710A (ja) | 水晶振動子 | |
| JPH0884042A (ja) | パッケージ部材 | |
| JPH07154185A (ja) | 弾性表面波装置およびその製造方法 | |
| JPH04293311A (ja) | 弾性表面波装置 | |
| JP3374395B2 (ja) | 電子部品用パッケージ | |
| JP3445761B2 (ja) | 電子デバイス用セラミックパッケージ | |
| JP2998510B2 (ja) | 電子部品とその製造方法 | |
| JPS59111350A (ja) | 半導体装置 | |
| JP2003163563A (ja) | 圧電装置 | |
| JPH08191181A (ja) | 電子部品の製造方法及び電子部品 | |
| JPH0878856A (ja) | 電子部品の製造方法 |