JPH1041801A - 半導体スイッチ回路 - Google Patents

半導体スイッチ回路

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JPH1041801A
JPH1041801A JP8215392A JP21539296A JPH1041801A JP H1041801 A JPH1041801 A JP H1041801A JP 8215392 A JP8215392 A JP 8215392A JP 21539296 A JP21539296 A JP 21539296A JP H1041801 A JPH1041801 A JP H1041801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性改善をする周波数範囲を拡大することが
でき、汎用性が高く、使い勝手のよい集積回路化回路を
得る。 【解決手段】 パストランジスタ6、このパストランジ
スタ6が非導通状態の際に導通状態となるシャントトラ
ンジスタ8を有しており、上記パストランジスタ6のド
レイン−ソース電極間に、並列共振を得るためのインダ
クタ18及び電圧容量可変用ダイオード20を並列接続
し、このダイオード20には、直流阻止用キャパシタ2
1(又はダイオードでもよい)を直列に接続し、このキ
ャパシタ21と上記ダイオード20との間に制御電圧を
加える。これによれば、並列共振により使用周波数の特
性改善ができ、また上記制御電圧を変えることにより、
上記ダイオード20の容量が変化するので、これにより
並列共振周波数を変化させることができ、使用周波数の
範囲が容易に拡張可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体スイッチ回
路、特に準マイクロ波帯及びマイクロ波帯の信号を扱う
通信装置の送信、受信の切替え、或いは送受信装置内に
おいて各種切替えを行うための半導体スイッチ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】準マイクロ波帯及びマイクロ波帯の信号
を扱う通信装置等において、高周波信号の伝送を断続
し、又は切替えるために集積回路化された半導体スイッ
チ回路が用いられており、この種の半導体スイッチ回路
としては、図3に示されるものがある。
【0003】図3において、半導体スイッチ1は例えば
GaAs(ガリウム砒素)基板を用いたGaAsIC
(ガリウム砒素モノリシック集積回路)で作られ、その
入力端2に信号源3が接続され、他方の出力端4に負荷
抵抗5が接続される。この半導体スイッチ1内では、上
記入力端2と出力端4の間にパストランジスタ6が接続
され、このパストランジスタ6のドレイン(D)側とグ
ランド端7の間にシャントトランジスタ8が接続され
る。これらのトランジスタ6,8としては、GaAs化
合物半導体の電界効果トランジスタであるMES FE
T(Metal Semiconductor Field Effect Transisto
r)、或いはGaAs JFET(ジャンクションFE
T)等が用いられる。
【0004】また、上記パストランジスタ6のソース側
に、このトランジスタ6のDC経路を確保するための抵
抗10、このパストランジスタ6のゲートと制御端11
との間に高周波阻止用抵抗12、上記シャントトランジ
スタ8と制御端13との間に同様の高周波阻止用抵抗1
4が接続されており、この高周波阻止用抵抗12,14
によれば、高周波が半導体集積回路外に漏れないように
することができる。上記制御端11、13には、制御電
圧源15,16が接続され、これらの制御電圧源15,
16から上記のパストランジスタ6とシャントトランジ
スタ8のそれぞれのゲートに、制御電圧を相補的に加え
ることにより、これらのトランジスタ6,8のオンオフ
動作を制御することができる。
【0005】次に、図3の動作を簡単に説明する。ま
ず、この半導体スイッチ1をオン動作(導通状態)させ
る場合は、制御電圧源16からパストランジスタ6のゲ
ートに、例えば0Vの電圧が加えられ、他方の制御電圧
源15からシャントトランジスタ8のゲートに、例えば
−3Vの負電圧が加えられる。そうすると、パストラン
ジスタ6が導通状態、シャントトランジスタ8が非導通
状態となり、信号源3から入力端2へ入力した信号はそ
のまま出力端4へ伝送される。
【0006】一方、半導体スイッチ1をオフ動作(非導
通状態)させる場合は、上記とは逆に、パストランジス
タ6のゲートに−3Vの負電圧、他方のシャントトラン
ジスタ8のゲートに0Vの電圧が加えられる。そうする
と、パストランジスタ6が非導通状態、シャントトラン
ジスタ8が導通状態となり、信号源3からの入力信号は
パストランジスタ6で遮断される。このとき、シャント
トランジスタ8では、出力を短絡に近くして上記の遮断
効果(アイソレーション)を高める役目をすることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体スイッチ回路では、1GHz以上の準マイクロ波
帯又はマイクロ波帯の周波数信号を扱うことから、半導
体集積回路内の上記トランジスタ6,8の寄生容量と寄
生抵抗の存在により影響が生じ、上記半導体スイッチ1
のオン動作時の通過損失が大きくなり、一方のオフ動作
時では、アイソレーション特性が低下するという不具合
があった。
【0008】このような不具合を解決すため、図4に示
されるように、インダクタンス成分の挿入により並列共
振状態が得られるようにして、特性の改善を行うことが
考えられる。即ち、図4において、半導体スイッチ1内
のパストランジスタ6のドレイン(D)−ソース(S)
間に並列にインダクタ18を接続し、このインダクタ1
8のインダクタンスとパストランジスタ13の寄生容量
によって、使用周波数で並列共振が生じるように、上記
インダクタンスの値を調整する。このようなインダクタ
18を用いた並列共振によれば、低インピーダンス化を
図ることができ、使用周波数での特性改善が可能とな
る。
【0009】図5には、上記図4の半導体スイッチ回路
で共振周波数を約1.6GHzとしたときの効果である
シュミレーション計算結果が示されており、図(A)は
オン動作時の信号通過特性、図(B)はオフ動作時のア
イソレーション特性を示している。この図からも明らか
なように、約1.6GHzの共振周波数を中心に、特性
が飛躍的に改善されている。
【0010】しかしながら、上記図4のような半導体ス
イッチ回路においては、上記パストランジスタ6に並列
接続した上記インダクタ18を半導体集積回路内に内蔵
しているため、共振周波数、即ち使用周波数を容易に変
えることができないという問題があった。上記のように
特性改善を図った半導体スイッチ回路を汎用集積回路と
して用いる場合では、ある程度の周波数範囲の動作領域
を確保する必要があり、逆に使用周波数の範囲を容易に
変えることができれば、使い勝手がよく、商品性の高い
半導体スイッチが得られることになる。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、特性改善をする周波数範囲
を拡大することができ、汎用性が高く、使い勝手のよい
集積回路化された半導体スイッチ回路を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項に係る発明は、信号入出力動作のための
パストランジスタと、このパストランジスタが非導通状
態の際に導通状態となるシャントトランジスタと、を含
む半導体スイッチ回路において、上記パストランジスタ
のドレイン−ソース電極間に、並列共振を得るためのイ
ンダクタンス及び電圧容量可変用ダイオードを並列接続
し、この電圧容量可変用ダイオードには、直流阻止用キ
ャパシタを直列に接続し、この直流阻止用キャパシタと
上記電圧容量可変用ダイオードとの間に、高周波信号阻
止用抵抗を介して上記電圧容量可変用ダイオードの容量
を変化させる制御電圧を加えるようにしたことを特徴と
する。第2請求項に係る発明は、上記直流阻止用キャパ
シタの代りに、第2の電圧容量可変用ダイオードを用
い、この第2の電圧容量可変用ダイオードは上記電圧容
量可変用ダイオードに電極を対向させて接続することを
特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、上記パストランジス
タの寄生容量と上記電圧容量可変用ダイオードの容量と
を加えた容量と、上記インダクタンスとで、ある使用周
波数で並列共振が起こることになる。そして、この場合
の上記電圧容量可変用ダイオードの容量を制御電圧で変
化させると、この容量変化に応じて並列共振の周波数が
変化することになる。この結果、並列共振状態により特
性改善を図る周波数範囲が拡大できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態の第
1例である半導体スイッチ回路の構成が示されており、
このスイッチ回路は、準マイクロ波帯又はマイクロ波帯
の高周波信号を扱う回路に適用され、基本的な構成は図
3又は図4で示した回路と同様となっている。図1に示
されるように、半導体スイッチ1には、信号源3が接続
される入力端2、負荷抵抗5が接続される出力端4が配
置され、この入力端2と出力端4の間にパストランジス
タ(MES FET等)6が接続され、このパストラン
ジスタ6のドレイン側とグランド端7の間にシャントト
ランジスタ8が接続される。
【0015】また、上記パストランジスタ6のソース側
に、DC経路を確保するための抵抗10が接続され、こ
のパストランジスタ6のゲートと制御端11との間に
は、高周波が半導体集積回路外に漏れないようにする高
周波阻止用抵抗12が接続され、上記シャントトランジ
スタ8と制御端13との間にも同機能の高周波阻止用抵
抗14が接続される。そして、上記パストランジスタ6
及びシャントトランジスタ8は、制御電圧源15,16
から相補的な制御電圧をそれぞれのゲートに印加するこ
とにより、オンオフ動作をする。
【0016】このような半導体スイッチ1において、上
記パストランジスタ6のドレイン(D)とソース(S)
との間に、インダクタ18を接続し、またこのドレイン
−ソース間に、電圧容量可変用ダイオードとしてのダイ
オード20とキャパシタ21を直列にして、かつインダ
クタ18と並列になるように接続する。このダイオード
20としては、ショットキー型や接合型の可変容量ダイ
オード等が用いられており、上記キャパシタ21はこの
ダイオード20に適切なバイアス電圧が加わるようにす
るための直流阻止用キャパシタである。これによれば、
上記インダクタ18のインダクタンスとパストランジス
タ6の寄生容量及びダイオード20の容量とによって、
ある周波数で並列共振状態が得られる。
【0017】そして、このダイオード20とキャパシタ
21との接続点に、高周波信号阻止用の抵抗22を介し
て制御端23が取り付けられ、この制御端23には制御
電圧源24が接続される。従って、この制御電圧源24
から印加される電圧を可変すると、ダイオード20の容
量が変化して共振周波数も変化することになり、使用周
波数範囲を拡張することができる。
【0018】このような並列共振周波数の可変は、次の
ような式で説明することができる。即ち、上記のダイオ
ード20に印加される電圧をVj、接合容量をCJ とす
ると、両者の関係は次の式となる。
【数式1】CJ =CJO{1−(Vj/Vbi)}-M ここで、CJOはゼロバイアス時の接合容量、Vbiは内蔵
電位(build in potential)、Mは接合傾斜係数であ
る。
【0019】そうして、上記の並列共振周波数fO は、
上記のパストランジスタ6のドレイン、ソース間の容量
をCds、上記インダクタ18のインダクタンスをLsと
すると、上記数式1から、
【数式2】 fO =1/{2π[Ls(CJ +Cds)]1/2 } と表すことができる。上記の数式1及び数式2から理解
されるように、ダイオード20に印加される電圧Vjを
変化させれば、接合容量CJ が変化し、このCJ の変化
によって並列共振周波数fO が変化することになる。
【0020】第1例は以上の構成からなり、以下にその
作用を簡単に説明する。図1において、パストランジス
タ6のゲートに、そのドレイン(D)−ソース(S)間
が低抵抗にて導通状態となる電圧(例えば0V)が制御
電圧源16から印加され、シャントトランジスタ8のゲ
ートには、そのドレイン−ソース間が高抵抗でオープン
状態となる負電圧(例えば−3V)が他方の制御電圧源
15から印加されると、パストランジスタ6が導通状
態、シャントトランジスタ8が非導通状態となる。この
状態で、半導体スイッチ1はオン状態となり、入力端2
へ入力した信号はそのまま出力端4へ伝送される。
【0021】一方、パストランジスタ6のゲートに、そ
のドレイン−ソース間が高抵抗にて開放となる負電圧
(例えば−3V)が制御電圧源16から印加され、シャ
ントトランジスタ8のゲートには、そのドレイン−ソー
ス間が低抵抗の状態となる電圧(例えば0V)が他方の
制御電圧源15から印加されると、パストランジスタ6
が非導通状態、シャントトランジスタ8が導通状態とな
る。この状態で、半導体スイッチ1はオフ状態となり、
入力信号は出力端4へ伝送されず、このときのシャント
トランジスタ8はアイソレーション機能を果たすことに
なる。
【0022】このような半導体スイッチ1の切替え動作
においては、上記パストランジスタ6に対し並列接続さ
れたダイオード20とキャパシタ21の間に、制御電圧
源24から使用周波数により設定された制御電圧が印加
されており、これにより、上記ダイオード20の容量は
上記数式1の関係で設定される値となる。従って、この
ダイオード20の容量及びパストランジスタ6の寄生容
量とインダクタ18のインダクタンスによって並列共振
が起きることになる。この結果、例えば約1.6GHz
を使用周波数とした場合は、上記図5で示した信号通過
特性[図(A)]及びアイソレーション特性[図
(B)]と同等の特性が得られる。
【0023】そうして、本発明では、上記制御電圧源2
4の制御電圧を変化させると、上記ダイオード20の容
量は上記数式1の関係で変化することになり、この容量
が変化した結果として、並列共振の共振周波数fO が上
記数式2により変化する。このことは、図5の特性が得
られる周波数を1.6GHzから上側又は下側へシフト
できることを意味し、これによって使用周波数を容易に
広げることが可能となる。
【0024】図2には、実施形態の第2例の構成が示さ
れており、この第2例は第1例の直流阻止用キャパシタ
21の代りに電圧容量可変用ダイオードを用いたもので
ある。図2に示されるように、電圧容量可変用ダイオー
ドである第1のダイオード26(上記ダイオード20と
同様)及び第2のダイオード27をそれらの電極を対向
させた状態で、パストランジスタ6のドレイン−ソース
間に接続する。そして、これらダイオード26,27間
の接続点に、高周波信号阻止用の抵抗22を介して制御
端23が取り付けられ、この制御端23に制御電圧源2
4が接続される。
【0025】このような第2例においても、上記制御電
圧源24から印加される電圧を変えて上記第1ダイオー
ド26の容量を変化させ、並列共振の共振周波数を可変
とすることにより、使用周波数範囲を拡張することが可
能となる。そして、上記第2のダイオード27は、直流
を阻止して第1のダイオード26へ適切なバイアス電圧
を与える役目をすることになる。
【0026】この第2例によれば、集積回路の製作にお
いて、上記第2のダイオード27の方が第1例で使用し
たキャパシタ21よりも構造的に容易であり、コスト的
にも有利であるという利点がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、パストランジスタのドレイン−ソース電
極間に、並列共振を得るためのインダクタンス及び電圧
容量可変用ダイオードを接続し、この電圧容量可変用ダ
イオードには、直流阻止用キャパシタを直列に接続し、
上記電圧容量可変用ダイオードの容量を制御電圧で変化
させるようにしたので、特性改善を実現する周波数範囲
を拡大して高性能化を図ることができ、集積回路として
汎用性が高く、また使い勝手がよく商品性の高い半導体
スイッチ回路を得ることが可能となる。
【0028】第2請求項記載の発明によれば、上記直流
阻止用キャパシタの代りに、第2の電圧容量可変用ダイ
オードを用いるようにしたので、集積回路化が容易とな
り、低コスト化を図ることができ、また小型化も可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例に係る半導体スイッ
チ回路の構成を示す回路図である。
【図2】実施形態の第2例に係る半導体スイッチ回路の
構成を示す回路図である。
【図3】従来の半導体スイッチ回路の一例を示す回路図
である。
【図4】図3の半導体スイッチ回路に対して特性を改善
した例を示す回路図である。
【図5】図4の半導体スイッチ回路における特性を示
し、図(A)はオン動作時の信号通過特性図、図(B)
はオフ動作時のアイソレーション特性図である。
【符号の説明】
2 … 入力端、 4 … 出力端、 6 … パストランジスタ、 8 … シャントトランジスタ、 12,14,22 … 高周波阻止用抵抗、 15,16,24 … 制御電圧源、 18 … インダクタ、 20,26,27 … ダイオード、 21 … キャパシタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入出力動作のためのパストランジス
    タと、このパストランジスタが非導通状態の際に導通状
    態となるシャントトランジスタと、を含む半導体スイッ
    チ回路において、 上記パストランジスタのドレイン−ソース電極間に、並
    列共振を得るためのインダクタンス及び電圧容量可変用
    ダイオードを並列接続し、この電圧容量可変用ダイオー
    ドには、直流阻止用キャパシタを直列に接続し、この直
    流阻止用キャパシタと上記電圧容量可変用ダイオードと
    の間に、高周波信号阻止用抵抗を介して上記電圧容量可
    変用ダイオードの容量を変化させる制御電圧を加えるよ
    うにしたことを特徴とする半導体スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 上記直流阻止用キャパシタの代りに、第
    2の電圧容量可変用ダイオードを用い、この第2の電圧
    容量可変用ダイオードは上記電圧容量可変用ダイオード
    に電極を対向させて接続することを特徴とする第1請求
    項記載の半導体スイッチ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007336544A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Thomson Licensing マルチメディア端子のための選択的アイソレーションを備えたスイッチ及びスイッチング装置

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