JPH1042109A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH1042109A JPH1042109A JP8194705A JP19470596A JPH1042109A JP H1042109 A JPH1042109 A JP H1042109A JP 8194705 A JP8194705 A JP 8194705A JP 19470596 A JP19470596 A JP 19470596A JP H1042109 A JPH1042109 A JP H1042109A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数ラインのセンサで読み取った画像間の副
走査方向の位置ずれをなくすことができる画像読取装置
を提供する。 【解決手段】 副走査方向の画素の基準位置と第1キャ
リッジの副走査方向の走査位置または走査速度を検出す
るために白地上に一定幅、45°の角度の多数の黒の斜
線パターン10が副走査方向に等ピッチで形成されてい
る。原点位置/位置誤差測定部23は斜線パターン10
を読み取るときの副走査のラインクロックを基準にして
画素の位置誤差を得、位置誤差補正部24は得られた位
置誤差のデータに基づいて画素の位置誤差を補正する。
走査方向の位置ずれをなくすことができる画像読取装置
を提供する。 【解決手段】 副走査方向の画素の基準位置と第1キャ
リッジの副走査方向の走査位置または走査速度を検出す
るために白地上に一定幅、45°の角度の多数の黒の斜
線パターン10が副走査方向に等ピッチで形成されてい
る。原点位置/位置誤差測定部23は斜線パターン10
を読み取るときの副走査のラインクロックを基準にして
画素の位置誤差を得、位置誤差補正部24は得られた位
置誤差のデータに基づいて画素の位置誤差を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、副走査方向の走査
速度むら、または走査位置ずれに応じて画像データの画
素位置の誤差を補正する画像読取装置に関する。
速度むら、または走査位置ずれに応じて画像データの画
素位置の誤差を補正する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばR、G、Bの複数のイメ
ージセンサが副走査方向に離間し、且つ平行に配列され
たライン走査型画像読取装置では、各センサにより読み
取られる原稿の同一位置の画像データには時間的なずれ
があり、したがって、原稿の同一位置の画像データが各
センサから得られるように補正を行わないとカラー画像
の読み取りにおいては色ずれが発生し、色を正しく読み
取ることができない。このずれは各センサの間隔と読み
取り走査速度に応じて決定され、また、走査速度にむら
があると色ずれの原因となる。
ージセンサが副走査方向に離間し、且つ平行に配列され
たライン走査型画像読取装置では、各センサにより読み
取られる原稿の同一位置の画像データには時間的なずれ
があり、したがって、原稿の同一位置の画像データが各
センサから得られるように補正を行わないとカラー画像
の読み取りにおいては色ずれが発生し、色を正しく読み
取ることができない。このずれは各センサの間隔と読み
取り走査速度に応じて決定され、また、走査速度にむら
があると色ずれの原因となる。
【0003】上記不具合を避けるために、例えば特開平
6−22159号公報には読み取りキャリッジを駆動す
るモータの回転に伴って発生するパルスの間隔の間、マ
イクロプロセッサが内部クロックを計数することにより
モータの駆動速度を求めて実際の走査速度とし、この走
査速度に基づいて複数のセンサ間の位置ずれを補正する
方法が提案されている。この方法では、副走査方向の下
流のセンサに対して上流のセンサのデータが合わせら
れ、センサ間の位置ずれが補正される。
6−22159号公報には読み取りキャリッジを駆動す
るモータの回転に伴って発生するパルスの間隔の間、マ
イクロプロセッサが内部クロックを計数することにより
モータの駆動速度を求めて実際の走査速度とし、この走
査速度に基づいて複数のセンサ間の位置ずれを補正する
方法が提案されている。この方法では、副走査方向の下
流のセンサに対して上流のセンサのデータが合わせら
れ、センサ間の位置ずれが補正される。
【0004】また、米国特許第4,882,631号に
は、原稿の読み取り開始位置の近傍に3角形のマークを
設け、このマークを原稿読み取り素子により副走査方向
のラインクロックに同期して読み取り、そのラインの画
像データからマークを検出することにより原稿の先端の
信号を得る方法が示されている。
は、原稿の読み取り開始位置の近傍に3角形のマークを
設け、このマークを原稿読み取り素子により副走査方向
のラインクロックに同期して読み取り、そのラインの画
像データからマークを検出することにより原稿の先端の
信号を得る方法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−22159号公報に示す従来の読み取り装置では、
副走査方向の走査速度をモータから検出しているので、
モータの回転運動を直線運動に変換する機構によりモー
タの回転むらとキャリッジの移動速度むらは必ずしも一
致するものではなく、走査速度を正確に検出することが
できず、その結果、画素の位置ずれが発生するという問
題点がある。
6−22159号公報に示す従来の読み取り装置では、
副走査方向の走査速度をモータから検出しているので、
モータの回転運動を直線運動に変換する機構によりモー
タの回転むらとキャリッジの移動速度むらは必ずしも一
致するものではなく、走査速度を正確に検出することが
できず、その結果、画素の位置ずれが発生するという問
題点がある。
【0006】また、原稿を照明する光源が搭載されて副
走査方向に移動するキャリッジは、主走査方向の幅が大
きいので、両端が同一の速度で移動しているとは限ら
ず、したがって、両端が同一の速度で移動していない場
合にはキャリッジの両端位置で画素の位置ずれが発生す
る。
走査方向に移動するキャリッジは、主走査方向の幅が大
きいので、両端が同一の速度で移動しているとは限ら
ず、したがって、両端が同一の速度で移動していない場
合にはキャリッジの両端位置で画素の位置ずれが発生す
る。
【0007】また、上記従来の読み取り装置では、下流
のセンサに対して上流のセンサのデータを合わせるの
で、勿論、最下流のセンサから得られるデータに対して
補正する必要はない。ここで、補正を行わない最下流の
センサから得られるデータに着目すると、読み取り走査
速度が変動した場合には一定速度で走査して読み取る場
合に比べると原稿上の読み取り位置がずれることにな
り、結果として速度変動に伴う画像の伸び縮みが起きる
という問題点がある。
のセンサに対して上流のセンサのデータを合わせるの
で、勿論、最下流のセンサから得られるデータに対して
補正する必要はない。ここで、補正を行わない最下流の
センサから得られるデータに着目すると、読み取り走査
速度が変動した場合には一定速度で走査して読み取る場
合に比べると原稿上の読み取り位置がずれることにな
り、結果として速度変動に伴う画像の伸び縮みが起きる
という問題点がある。
【0008】すなわち、上記従来の読み取り装置では、
この伸び縮みが生じるデータに対して上流のセンサのデ
ータを補正しているので、結果として色ずれは防止でき
ていることになるが、カラー画像全体としては走査速度
の変動に伴う画像の伸び縮みを防止することができず、
本来の画素との位置ずれは残ることになる。また、この
従来の読み取り装置では、複数のラインセンサの間隔が
変化しないものとして補正基準としているので、1つの
センサのみを有する読み取り装置には適用することがで
きない。
この伸び縮みが生じるデータに対して上流のセンサのデ
ータを補正しているので、結果として色ずれは防止でき
ていることになるが、カラー画像全体としては走査速度
の変動に伴う画像の伸び縮みを防止することができず、
本来の画素との位置ずれは残ることになる。また、この
従来の読み取り装置では、複数のラインセンサの間隔が
変化しないものとして補正基準としているので、1つの
センサのみを有する読み取り装置には適用することがで
きない。
【0009】また、米国特許第4,882,631号に
示す従来の読み取り装置では、マークを原稿読み取り素
子により副走査方向のラインクロックに同期して読み取
るので、画像はライン間隔で離散化されており、したが
って、その検出位置はライン間隔に相当する不確かさが
避けられないという問題点がある。言い換えると、ライ
ン間隔を下回るような高精度では先頭位置を検出するこ
とができない。
示す従来の読み取り装置では、マークを原稿読み取り素
子により副走査方向のラインクロックに同期して読み取
るので、画像はライン間隔で離散化されており、したが
って、その検出位置はライン間隔に相当する不確かさが
避けられないという問題点がある。言い換えると、ライ
ン間隔を下回るような高精度では先頭位置を検出するこ
とができない。
【0010】また、マークの読み取り位置と原稿の先頭
位置では距離があるが、少なくともキャリッジはマーク
位置から原稿の先頭位置まで移動するまでは一定速度で
走査していることを前提としており、したがって、この
距離における走査位置および走査速度に誤差があると画
素の副走査方向の位置誤差が発生するという問題点があ
る。
位置では距離があるが、少なくともキャリッジはマーク
位置から原稿の先頭位置まで移動するまでは一定速度で
走査していることを前提としており、したがって、この
距離における走査位置および走査速度に誤差があると画
素の副走査方向の位置誤差が発生するという問題点があ
る。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、複数ラインのセンサで読
み取った画像間の副走査方向の位置ずれをなくすことが
できる画像読取装置を提供することにある。
たもので、その第1の目的は、複数ラインのセンサで読
み取った画像間の副走査方向の位置ずれをなくすことが
できる画像読取装置を提供することにある。
【0012】第2の目的は、原稿を走査する速度あるい
は位置を測定する専用の装置を設けることなく、原稿の
位置誤差を検出することができる画像読取装置を提供す
ることにある。
は位置を測定する専用の装置を設けることなく、原稿の
位置誤差を検出することができる画像読取装置を提供す
ることにある。
【0013】第3の目的は、画素の位置誤差の測定処理
を簡略化することができる画像読取装置を提供すること
にある。
を簡略化することができる画像読取装置を提供すること
にある。
【0014】第4の目的は、従来から使用されている原
稿を走査する速度を検出する手段を使用して複数ライン
のセンサで読み取った画像間の副走査方向の位置ずれを
なくすことができる画像読取装置を提供することにあ
る。
稿を走査する速度を検出する手段を使用して複数ライン
のセンサで読み取った画像間の副走査方向の位置ずれを
なくすことができる画像読取装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、第1の手段は、分光感度の異なる複数ラインの
センサで構成された光電変換手段で原稿を線順次に走査
して読み取る画像読取装置において、副走査のラインク
ロックを基準にして画素の位置誤差を得る手段と、この
位置誤差を得る手段によって得られた位置誤差のデータ
に基づいて画素の位置誤差を補正する手段とを備えてい
ることを特徴としている。
るため、第1の手段は、分光感度の異なる複数ラインの
センサで構成された光電変換手段で原稿を線順次に走査
して読み取る画像読取装置において、副走査のラインク
ロックを基準にして画素の位置誤差を得る手段と、この
位置誤差を得る手段によって得られた位置誤差のデータ
に基づいて画素の位置誤差を補正する手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0016】上記第2の目的を達成するため、第2の手
段は、第1の手段における位置誤差を得る手段は、原稿
の読み取り領域外に設置され、副走査方向に対して傾き
を有する線の等ピッチの並びで構成されたパターンを原
稿の画像とともに読み取り、読み取った複数のラインか
ら得られる斜線の画像のそれぞれに対して重心を計算す
るウィンドウを順次設定して主走査方向の重心の移動か
ら副走査方向の画素の位置を得ることを特徴としてい
る。
段は、第1の手段における位置誤差を得る手段は、原稿
の読み取り領域外に設置され、副走査方向に対して傾き
を有する線の等ピッチの並びで構成されたパターンを原
稿の画像とともに読み取り、読み取った複数のラインか
ら得られる斜線の画像のそれぞれに対して重心を計算す
るウィンドウを順次設定して主走査方向の重心の移動か
ら副走査方向の画素の位置を得ることを特徴としてい
る。
【0017】上記第3の目的を達成するため、第3の手
段は、第2の手段おいて前記読み取った複数のライン以
外のラインから得られる画像データの位置誤差を、測定
した位置誤差のデータを複数ラインのセンサのライン間
隔に相当する副走査のクロック数分シフトして他の読み
取りラインの位置誤差のデータとすることを特徴として
いる。
段は、第2の手段おいて前記読み取った複数のライン以
外のラインから得られる画像データの位置誤差を、測定
した位置誤差のデータを複数ラインのセンサのライン間
隔に相当する副走査のクロック数分シフトして他の読み
取りラインの位置誤差のデータとすることを特徴として
いる。
【0018】上記第4の目的を達成するため、第4の手
段は、第1の手段において、前記画素の位置誤差を得る
手段が、原稿を走査する速度または位置を検出し、検出
出力を原稿を読み取る副走査のラインクロックに同期し
たタイミングのデータに変換して複数ラインのセンサの
いずれか1つのラインが読み取る画像に対応する位置誤
差のデータを得るとともに、前記位置誤差のデータを複
数ラインのセンサのライン間隔に相当する副走査のクロ
ック数分シフトして他の読み取りラインの位置誤差のデ
ータとすることを特徴としている。
段は、第1の手段において、前記画素の位置誤差を得る
手段が、原稿を走査する速度または位置を検出し、検出
出力を原稿を読み取る副走査のラインクロックに同期し
たタイミングのデータに変換して複数ラインのセンサの
いずれか1つのラインが読み取る画像に対応する位置誤
差のデータを得るとともに、前記位置誤差のデータを複
数ラインのセンサのライン間隔に相当する副走査のクロ
ック数分シフトして他の読み取りラインの位置誤差のデ
ータとすることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0020】1.第1の実施形態 1.1 装置の概略構成 先ず、図2を参照して本実施形態に係る画像読取装置の
概略について説明する。図2において、画像読取装置は
コンタクトガラス1と、光源2と、第1ないし第3のミ
ラー3,4,5と、レンズ6、光電変換装置7および筐
体8とから基本的に構成されている。
概略について説明する。図2において、画像読取装置は
コンタクトガラス1と、光源2と、第1ないし第3のミ
ラー3,4,5と、レンズ6、光電変換装置7および筐
体8とから基本的に構成されている。
【0021】コンタクトガラス1は筐体8により支持さ
れ、原稿は読み取り面を下にしてコンタクトガラス1上
に載置される。コンタクトガラス1上の原稿は光源2に
より照明され、読み取り面の反射光が第1ミラー3、第
2ミラー4、第3ミラー5により順次反射され、次いで
レンズ6により光電変換装置7上のライン状の光電変換
素子の受光面に結像されて電気信号に変換される。
れ、原稿は読み取り面を下にしてコンタクトガラス1上
に載置される。コンタクトガラス1上の原稿は光源2に
より照明され、読み取り面の反射光が第1ミラー3、第
2ミラー4、第3ミラー5により順次反射され、次いで
レンズ6により光電変換装置7上のライン状の光電変換
素子の受光面に結像されて電気信号に変換される。
【0022】光源2と第1ミラー3は不図示の第1キャ
リッジに取り付けられ、この第1キャリッジは原稿を線
順次で読み取るために原稿面との距離を一定にしたまま
不図示の駆動装置により副走査方向(図の左右方向)に
移動する。また、第2ミラー4と第3ミラー5は不図示
の第2キャリッジに取り付けられ、この第2キャリッジ
は第1キャリッジの1/2の速度で副走査方向に移動す
る。このような方法によりコンタクトガラス1上の所定
の範囲を線順次で読み取ることができる。
リッジに取り付けられ、この第1キャリッジは原稿を線
順次で読み取るために原稿面との距離を一定にしたまま
不図示の駆動装置により副走査方向(図の左右方向)に
移動する。また、第2ミラー4と第3ミラー5は不図示
の第2キャリッジに取り付けられ、この第2キャリッジ
は第1キャリッジの1/2の速度で副走査方向に移動す
る。このような方法によりコンタクトガラス1上の所定
の範囲を線順次で読み取ることができる。
【0023】また、図3に示すようにコンタクトガラス
1の回りの筐体8には、シェーディング補正のために基
準濃度を光電変換素子に読み取らせるための基準濃度板
9が主走査方向に延びるように取り付けられると共に、
第1キャリッジの副走査方向の走査位置または走査速度
を検出するために図5に示すように白地上に一定幅、4
5°の角度の多数の黒の斜線Lのパターン10が副走査
方向に等ピッチで形成されている。基準濃度板9は光電
変換装置7により読み取られて、ライン状の光電変換素
子毎の感度バラツキや、照明むら、レンズ6の周辺光量
の低下等を補正するために用いられ、また、斜線パター
ン10も同様に光電変換装置7により読み取られる。
1の回りの筐体8には、シェーディング補正のために基
準濃度を光電変換素子に読み取らせるための基準濃度板
9が主走査方向に延びるように取り付けられると共に、
第1キャリッジの副走査方向の走査位置または走査速度
を検出するために図5に示すように白地上に一定幅、4
5°の角度の多数の黒の斜線Lのパターン10が副走査
方向に等ピッチで形成されている。基準濃度板9は光電
変換装置7により読み取られて、ライン状の光電変換素
子毎の感度バラツキや、照明むら、レンズ6の周辺光量
の低下等を補正するために用いられ、また、斜線パター
ン10も同様に光電変換装置7により読み取られる。
【0024】図4は図3の2点鎖線の円CLで囲んだ領
域を拡大して示し、第1キャリッジの副走査方向の走査
位置または走査速度の測定開始時の過度現象が原稿の読
み取り範囲の先端で納まるように、斜線パターン10は
第1キャリッジによる原稿の読み取り範囲の先端より前
の待機状態まで延びている。
域を拡大して示し、第1キャリッジの副走査方向の走査
位置または走査速度の測定開始時の過度現象が原稿の読
み取り範囲の先端で納まるように、斜線パターン10は
第1キャリッジによる原稿の読み取り範囲の先端より前
の待機状態まで延びている。
【0025】1.2 システム構成 次に、図1を参照して本実施形態の読み取り装置を詳細
に説明する。光電変換装置7は例えばR、G、Bの3ラ
インCCDであり、CCDの受光部に結像された原稿画
像をR、G、Bの電気信号に変換する。このR、G、B
の電気信号はA/D変換器21により共にデジタルの多
値データに変換され、次いでシェーディング補正部22
により基準濃度板9の基準濃度に基づいてシェーディン
グ補正される。そして、このデータに基づいて原点検出
/位置誤差測定部23により斜線パターン10が判別さ
れて原点位置と位置誤差が測定され、次いでこの測定結
果に基づいて位置誤差補正部24により副走査方向の画
素の位置誤差が補正され、3ラインバッファ25を介し
て出力される。
に説明する。光電変換装置7は例えばR、G、Bの3ラ
インCCDであり、CCDの受光部に結像された原稿画
像をR、G、Bの電気信号に変換する。このR、G、B
の電気信号はA/D変換器21により共にデジタルの多
値データに変換され、次いでシェーディング補正部22
により基準濃度板9の基準濃度に基づいてシェーディン
グ補正される。そして、このデータに基づいて原点検出
/位置誤差測定部23により斜線パターン10が判別さ
れて原点位置と位置誤差が測定され、次いでこの測定結
果に基づいて位置誤差補正部24により副走査方向の画
素の位置誤差が補正され、3ラインバッファ25を介し
て出力される。
【0026】制御部20は、光電変換装置7、A/D変
換器21、シェーディング補正部22、原点検出/位置
誤差測定部23、位置誤差補正部24およびラインバッ
ファ25のタイミング制御、動作条件の設定などを行
い、また、ビデオ制御信号を出力する。ラインバッファ
25からはこのビデオ制御信号に同期してR、G、Bの
ビデオ信号が出力される。
換器21、シェーディング補正部22、原点検出/位置
誤差測定部23、位置誤差補正部24およびラインバッ
ファ25のタイミング制御、動作条件の設定などを行
い、また、ビデオ制御信号を出力する。ラインバッファ
25からはこのビデオ制御信号に同期してR、G、Bの
ビデオ信号が出力される。
【0027】1.3 位置誤差測定原理 次に、位置誤差の測定原理について説明する。
【0028】図6の矢印で示す主走査方向は、ラインC
CD7が線順次で同時に読み取る1ラインの画素の並び
と、この並列データを直列データに変換したときの時間
軸上の順序を示している。また、矢印で示す副走査方向
は、主走査方向の1ラインを読み取る範囲を順次移動さ
せながら読み取る方向を示している。なお、移動手段と
しては図2に示すように原稿を固定して走査光学系を移
動させる形式の他に、走査光学系を固定して原稿を移動
させる形式が有る。
CD7が線順次で同時に読み取る1ラインの画素の並び
と、この並列データを直列データに変換したときの時間
軸上の順序を示している。また、矢印で示す副走査方向
は、主走査方向の1ラインを読み取る範囲を順次移動さ
せながら読み取る方向を示している。なお、移動手段と
しては図2に示すように原稿を固定して走査光学系を移
動させる形式の他に、走査光学系を固定して原稿を移動
させる形式が有る。
【0029】図6において主走査方向と副走査方向の各
平行な線により囲まれた四角形領域を画素とすると、こ
の画素により構成される平面は、原稿の画像を電気信号
に変換した場合に原稿画像の写像がそのまま並んでいる
という形で捉えることができる。なお、これはビットマ
ップということもある。このデータはラインCCD7か
らリアルタイムで出力される時には主走査方向、副走査
方向が時間的な順序を有するが、メモリに取り込んだ状
態ではそれぞれの画素を任意にアクセスすることができ
るので、主走査方向、副走査方向、時間の順序にとらわ
らないで扱うことができる。
平行な線により囲まれた四角形領域を画素とすると、こ
の画素により構成される平面は、原稿の画像を電気信号
に変換した場合に原稿画像の写像がそのまま並んでいる
という形で捉えることができる。なお、これはビットマ
ップということもある。このデータはラインCCD7か
らリアルタイムで出力される時には主走査方向、副走査
方向が時間的な順序を有するが、メモリに取り込んだ状
態ではそれぞれの画素を任意にアクセスすることができ
るので、主走査方向、副走査方向、時間の順序にとらわ
らないで扱うことができる。
【0030】図6はまた、主走査方向、副走査方向の画
素サイズが等しい場合において、副走査方向の走査速度
が変動しないときの45°の斜線Lの読み取りデータa
と、走査速度が変動するときの読み取りデータbをビッ
トマップに対応させて示している。すなわち、読み取り
データaは副走査方向の読み取りタイミングを制御する
クロックに対応する所定の一定速度で走査したときを示
し、ビットマップとしても45°の斜線像である。
素サイズが等しい場合において、副走査方向の走査速度
が変動しないときの45°の斜線Lの読み取りデータa
と、走査速度が変動するときの読み取りデータbをビッ
トマップに対応させて示している。すなわち、読み取り
データaは副走査方向の読み取りタイミングを制御する
クロックに対応する所定の一定速度で走査したときを示
し、ビットマップとしても45°の斜線像である。
【0031】これに対し、読み取りデータbは走査速度
の変動に応じて傾きが異なる。副走査方向の区間A−B
は走査速度が「0」のときを示し、この場合には副走査
方向の読み取りタイミングを制御するクロックによりビ
ットマップのアドレスが進んでも読み取り位置が変わら
ないので、副走査方向に平行な線となる。また、区間B
−Cは走査速度が所定速度の1/2のときを示し、この
場合にはビットマップのアドレスが進んでもその半分し
か進まない位置の画像を読み取るのでその読み取り画像
の角度は約26.57°(tan θ=0.5)である。区
間C−Dは所定速度で走査しているときを示し、45°
の角度が得られる。D以降の区間は走査速度が所定速度
の1.5倍の場合を示し、その角度は約56.31°で
ある。
の変動に応じて傾きが異なる。副走査方向の区間A−B
は走査速度が「0」のときを示し、この場合には副走査
方向の読み取りタイミングを制御するクロックによりビ
ットマップのアドレスが進んでも読み取り位置が変わら
ないので、副走査方向に平行な線となる。また、区間B
−Cは走査速度が所定速度の1/2のときを示し、この
場合にはビットマップのアドレスが進んでもその半分し
か進まない位置の画像を読み取るのでその読み取り画像
の角度は約26.57°(tan θ=0.5)である。区
間C−Dは所定速度で走査しているときを示し、45°
の角度が得られる。D以降の区間は走査速度が所定速度
の1.5倍の場合を示し、その角度は約56.31°で
ある。
【0032】したがって、走査速度が変動すると像の傾
きが異なることを測定原理として、言い換えれば斜線の
主走査方向への移動量が副走査方向に移動速度に対応す
ることを測定原理として、副走査方向の走査速度のむら
と、ミラー3〜5、レンズ6、光電変換装置7の振動な
どに起因するビットマップ画像の画素の位置誤差を測定
することができる。
きが異なることを測定原理として、言い換えれば斜線の
主走査方向への移動量が副走査方向に移動速度に対応す
ることを測定原理として、副走査方向の走査速度のむら
と、ミラー3〜5、レンズ6、光電変換装置7の振動な
どに起因するビットマップ画像の画素の位置誤差を測定
することができる。
【0033】なお、図6では正方形の画素を示したが、
画素が正方形ではなく、例えば主走査方向の分解能が4
00dpi、副走査方向の分解能が600dpiのよう
な画素にも適用することができる。また、45°以外の
斜線を用いても同様に、斜線画像の主走査方向への移動
量が副走査方向の読み取り速度に依存するという関係が
成立するので、画素の位置誤差を計測することができ
る。
画素が正方形ではなく、例えば主走査方向の分解能が4
00dpi、副走査方向の分解能が600dpiのよう
な画素にも適用することができる。また、45°以外の
斜線を用いても同様に、斜線画像の主走査方向への移動
量が副走査方向の読み取り速度に依存するという関係が
成立するので、画素の位置誤差を計測することができ
る。
【0034】1.4 斜線パターンの判別処理次に、斜
線パターン判別処理について説明する。図7は図6と同
様にビットマップに斜線が有る場合を示し、図8はその
場合の8ビット(0〜255)の読み取り値を示してい
る。なお、0=白、255=黒であり、主走査方向の座
標をXn、副走査方向の座標をYmとしている。また、
図9は主走査方向3画素×副走査方向3画素の斜線パタ
ーン検知用ウインドウを示し、図9(a)〜(e)はそ
れぞれ主走査方向に1画素ずつシフトしたウインドウを
示している。
線パターン判別処理について説明する。図7は図6と同
様にビットマップに斜線が有る場合を示し、図8はその
場合の8ビット(0〜255)の読み取り値を示してい
る。なお、0=白、255=黒であり、主走査方向の座
標をXn、副走査方向の座標をYmとしている。また、
図9は主走査方向3画素×副走査方向3画素の斜線パタ
ーン検知用ウインドウを示し、図9(a)〜(e)はそ
れぞれ主走査方向に1画素ずつシフトしたウインドウを
示している。
【0035】ここで、図9(a)に示すウインドウ(X
2〜X4、Y1〜3)内の中心画素を挟む対角方向、す
なわち中心画素を含む左上斜め方向の3つの画素値の和
Paと右下斜め方向の3つの画素値の和Qaを計算する
と、 Pa=(X2,Y1)+(X3,Y1)+(X2,Y2) =3+1+1=5 Qa=(X4,Y2)+(X3,Y3)+(X4,Y3) =3+4+8=15 となる。
2〜X4、Y1〜3)内の中心画素を挟む対角方向、す
なわち中心画素を含む左上斜め方向の3つの画素値の和
Paと右下斜め方向の3つの画素値の和Qaを計算する
と、 Pa=(X2,Y1)+(X3,Y1)+(X2,Y2) =3+1+1=5 Qa=(X4,Y2)+(X3,Y3)+(X4,Y3) =3+4+8=15 となる。
【0036】同様に、図9(b)〜(e)について求め
ると、 Pb=(X3,Y1)+(X4,Y1)+(X3,Y2) =1+4+2=7 Qb=(X5,Y2)+(X4,Y3)+(X5,Y3) =13+8+201=222 Pc=(X4,Y1)+(X5,Y1)+(X4,Y2) =4+2+3=9 Qc=(X6,Y2)+(X5,Y3)+(X6,Y3) =216+201+250=667 Pd=(X5,Y1)+(X6,Y1)+(X5,Y2) =2+18+13=33 Qd=(X7,Y2)+(X6,Y3)+(X7,Y3) =248+250+252=750 Pe=(X6,Y1)+(X7,Y1)+(X6,Y2) =18+220+216=454 Qe=(X8,Y2)+(X7,Y3)+(X8,Y3) =250+252+249=751 となる。
ると、 Pb=(X3,Y1)+(X4,Y1)+(X3,Y2) =1+4+2=7 Qb=(X5,Y2)+(X4,Y3)+(X5,Y3) =13+8+201=222 Pc=(X4,Y1)+(X5,Y1)+(X4,Y2) =4+2+3=9 Qc=(X6,Y2)+(X5,Y3)+(X6,Y3) =216+201+250=667 Pd=(X5,Y1)+(X6,Y1)+(X5,Y2) =2+18+13=33 Qd=(X7,Y2)+(X6,Y3)+(X7,Y3) =248+250+252=750 Pe=(X6,Y1)+(X7,Y1)+(X6,Y2) =18+220+216=454 Qe=(X8,Y2)+(X7,Y3)+(X8,Y3) =250+252+249=751 となる。
【0037】次に、中心画素と右下斜め方向の3画素
(中心画素を含む)の差Rを求めると、 Ra=15−5=10 Rb=222−7=215 Rc=667−9=658 Rd=750−33=717 Re=751−454=297 となる。
(中心画素を含む)の差Rを求めると、 Ra=15−5=10 Rb=222−7=215 Rc=667−9=658 Rd=750−33=717 Re=751−454=297 となる。
【0038】この差Rの値が大きい場合に3×3画素の
ウインドウ内に斜線パターンが有ることを示す。したが
って、例えばRの値が500以上の場合に斜線パターン
が有ると判断すれば図9(c),(d)に示すウインド
ウ内に斜線パターンが有ると判断することができる。
ウインドウ内に斜線パターンが有ることを示す。したが
って、例えばRの値が500以上の場合に斜線パターン
が有ると判断すれば図9(c),(d)に示すウインド
ウ内に斜線パターンが有ると判断することができる。
【0039】次に、図10を参照して他の斜線パターン
判別処理を説明する。図10(a)〜(e)はそれぞれ
図9(a)〜(e)に示すウインドウ内の各値を閾値=
128で2値化した場合を示し、同様に各ウインドウ内
の中心画素の左上斜め方向の3つの画素値の和Pa〜P
eと右下斜め方向の3つの画素値の和Qa〜Qeを計算
すると、 Pa=(X2,Y1)+(X3,Y1)+(X2,Y2) =0+0+0=0 Qa=(X4,Y2)+(X3,Y3)+(X4,Y3) =0+0+0=0 Pb=(X3,Y1)+(X4,Y1)+(X3,Y2) =0+0+0=0 Qb=(X5,Y2)+(X4,Y3)+(X5,Y3) =0+0+1=1 Pc=(X4,Y1)+(X5,Y1)+(X4,Y2) =0+0+0=0 Qc=(X6,Y2)+(X5,Y3)+(X6,Y3) =1+1+1=3 Pd=(X5,Y1)+(X6,Y1)+(X5,Y2) =0+0+0=0 Qd=(X7,Y2)+(X6,Y3)+(X7,Y3) =1+1+1=3 Pe=(X6,Y1)+(X7,Y1)+(X6,Y2) =0+1+1=2 Qe=(X8,Y2)+(X7,Y3)+(X8,Y3) =1+1+1=3 となる。
判別処理を説明する。図10(a)〜(e)はそれぞれ
図9(a)〜(e)に示すウインドウ内の各値を閾値=
128で2値化した場合を示し、同様に各ウインドウ内
の中心画素の左上斜め方向の3つの画素値の和Pa〜P
eと右下斜め方向の3つの画素値の和Qa〜Qeを計算
すると、 Pa=(X2,Y1)+(X3,Y1)+(X2,Y2) =0+0+0=0 Qa=(X4,Y2)+(X3,Y3)+(X4,Y3) =0+0+0=0 Pb=(X3,Y1)+(X4,Y1)+(X3,Y2) =0+0+0=0 Qb=(X5,Y2)+(X4,Y3)+(X5,Y3) =0+0+1=1 Pc=(X4,Y1)+(X5,Y1)+(X4,Y2) =0+0+0=0 Qc=(X6,Y2)+(X5,Y3)+(X6,Y3) =1+1+1=3 Pd=(X5,Y1)+(X6,Y1)+(X5,Y2) =0+0+0=0 Qd=(X7,Y2)+(X6,Y3)+(X7,Y3) =1+1+1=3 Pe=(X6,Y1)+(X7,Y1)+(X6,Y2) =0+1+1=2 Qe=(X8,Y2)+(X7,Y3)+(X8,Y3) =1+1+1=3 となる。
【0040】次に、中心画素と右下斜め方向の3画素
(中心画素を含む)の差Ra〜Reを求めると、 Ra=0−0=0 Rb=1−0=1 Rc=3−0=3 Rd=3−0=3 Re=3−2=1 となる。
(中心画素を含む)の差Ra〜Reを求めると、 Ra=0−0=0 Rb=1−0=1 Rc=3−0=3 Rd=3−0=3 Re=3−2=1 となる。
【0041】したがって、この場合にも同様にこの差R
の値が大きい場合に3×3画素のウインドウ内に斜線パ
ターンが有ることを示し、例えばRa〜Reの値が2以
上の場合に斜線パターンが有ると判断すれば図10
(c),(d)に示すウインドウ内に斜線パターンが有
ると判断することができる。また、このように画素値を
2値化することにより、加算演算を簡単にすることがで
きる。
の値が大きい場合に3×3画素のウインドウ内に斜線パ
ターンが有ることを示し、例えばRa〜Reの値が2以
上の場合に斜線パターンが有ると判断すれば図10
(c),(d)に示すウインドウ内に斜線パターンが有
ると判断することができる。また、このように画素値を
2値化することにより、加算演算を簡単にすることがで
きる。
【0042】図11(a)〜(d)は斜線パターン検出
用のマッチングパターンを示し、図中の白領域は
「0」、黒領域は「1」を表している。先ず、画像デー
タを図10に示すように2値化し、その2値化データと
図11(a)〜(d)に示すマッチングパターンを比較
し、合致した場合に斜線パターンがあると判断する。こ
の例では、図10(c)と図11(b)、および図10
(d)と図11(a)が合致しており、このウインドウ
内に斜線パターンがあると判断される。
用のマッチングパターンを示し、図中の白領域は
「0」、黒領域は「1」を表している。先ず、画像デー
タを図10に示すように2値化し、その2値化データと
図11(a)〜(d)に示すマッチングパターンを比較
し、合致した場合に斜線パターンがあると判断する。こ
の例では、図10(c)と図11(b)、および図10
(d)と図11(a)が合致しており、このウインドウ
内に斜線パターンがあると判断される。
【0043】なお、上記実施形態では、ウインドウの大
きさを3×3としたが、もちろんウインドウサイズが異
なる場合にも同様な判断方法により斜線パターンを検知
することができる。但し、一般にウインドウサイズが大
きい程、判別精度は上がるが、その分処理時間が長くな
り、また回路規模も大きくなる。
きさを3×3としたが、もちろんウインドウサイズが異
なる場合にも同様な判断方法により斜線パターンを検知
することができる。但し、一般にウインドウサイズが大
きい程、判別精度は上がるが、その分処理時間が長くな
り、また回路規模も大きくなる。
【0044】1.5 位置誤差の測定処理 次に、位置誤差の測定処理を説明する。図12は図11
に示すビットマップにける複数個の斜線(図では3本の
斜線K1 〜K3 )を示し、また、この複数個の斜線を用
いて位置誤差を測定するための10×3のサイズのウイ
ンドウWを示している。先ず、ウインドウW内のデータ
位置を求めるために主走査方向の重心を演算し、以下、
斜線K2に対してW1 →W2 →W3 のようにウインドウ
Wを斜め左下45°の方向に1画素ずつシフトする。そ
して、斜線K2の最後のウインドウWn に到達すると、
ウインドウWを主走査方向のみに移動させて次の斜線K
3のウインドウWn+1 に移動させる。
に示すビットマップにける複数個の斜線(図では3本の
斜線K1 〜K3 )を示し、また、この複数個の斜線を用
いて位置誤差を測定するための10×3のサイズのウイ
ンドウWを示している。先ず、ウインドウW内のデータ
位置を求めるために主走査方向の重心を演算し、以下、
斜線K2に対してW1 →W2 →W3 のようにウインドウ
Wを斜め左下45°の方向に1画素ずつシフトする。そ
して、斜線K2の最後のウインドウWn に到達すると、
ウインドウWを主走査方向のみに移動させて次の斜線K
3のウインドウWn+1 に移動させる。
【0045】ここで、重心の主走査方向の位置は、45
°の斜線の場合、画素の位置が何らかの誤差要因により
移動することがなければ、図のようにウインドウWをシ
フトさせると主走査方向に1画素ずつ移動する筈であ
る。また、画素の移動量が1画素分でない場合には、何
らかの原因により画素の位置が変動したことになり、し
たがって、位置誤差を求めることができる。位置誤差の
主要な要因が副走査方向の走査速度のむらによることが
分かっている場合には、位置誤差のデータから速度むら
にデータを変換することは容易である。
°の斜線の場合、画素の位置が何らかの誤差要因により
移動することがなければ、図のようにウインドウWをシ
フトさせると主走査方向に1画素ずつ移動する筈であ
る。また、画素の移動量が1画素分でない場合には、何
らかの原因により画素の位置が変動したことになり、し
たがって、位置誤差を求めることができる。位置誤差の
主要な要因が副走査方向の走査速度のむらによることが
分かっている場合には、位置誤差のデータから速度むら
にデータを変換することは容易である。
【0046】ここで、CCD固有のノイズを始めとして
様々なノイズが画像データに含まれているが、重心を求
めるために周辺の画素のデータを含む多数の画素のデー
タを用いているので、重心を求める過程でノイズの影響
を軽減してS/N比が高い測定が可能となる。この場
合、通常、ウインドウの画素の数が多い程、S/N比が
高くなる。ウインドウの形状は、主走査方向の重心を求
めるので主走査方向に大きいほうが望ましく、副走査方
向のサイズは1ラインでも測定可能である。
様々なノイズが画像データに含まれているが、重心を求
めるために周辺の画素のデータを含む多数の画素のデー
タを用いているので、重心を求める過程でノイズの影響
を軽減してS/N比が高い測定が可能となる。この場
合、通常、ウインドウの画素の数が多い程、S/N比が
高くなる。ウインドウの形状は、主走査方向の重心を求
めるので主走査方向に大きいほうが望ましく、副走査方
向のサイズは1ラインでも測定可能である。
【0047】1.6 重心の測定処理 次に、重心の測定処理を説明する。図13に示す処理は
原稿の走査開始と同時にスタートし、先ず、主走査方
向、副走査方向の各座標値X、Yがイニシャライズ(X
=0,Y=0)される(ステップS1)。この座標値
X、Yは斜線判別用の例えば3×3のウインドウ内のあ
る画素位置例えば中心画素の座標となる。次に、1本の
斜線に対する測定回数を示す変数iがイニシャライズ
(i=0)される(ステップS2)。
原稿の走査開始と同時にスタートし、先ず、主走査方
向、副走査方向の各座標値X、Yがイニシャライズ(X
=0,Y=0)される(ステップS1)。この座標値
X、Yは斜線判別用の例えば3×3のウインドウ内のあ
る画素位置例えば中心画素の座標となる。次に、1本の
斜線に対する測定回数を示す変数iがイニシャライズ
(i=0)される(ステップS2)。
【0048】次に原点検出/位置誤差測定部23により
斜線判別用の3×3のウインドウ内に斜線パターンが存
在するか否かが判断され(ステップS3)、無い場合に
はその3×3のウインドウを主走査方向に1画素分シフ
ト(X=X+1)する(ステップS4)。なお、このシ
フト量はウインドウの大きさ、斜線の太さに応じて決め
られ、1画素以上でもよい。ステップS3において斜線
パターンが存在する場合には、重心測定用の例えば10
×3のウインドウW1 を設定し、そのウインドウW1 内
の重心を求める(ステップS5)。このとき、ウインド
ウW1 の大きさ、斜線の太さに応じて、斜線と判別され
た画素の位置から主走査方向に整数画素分だけシフト
し、斜線の部分がウインドウW1 の中心付近になるよう
にウインドウW1 を設定してもよい。
斜線判別用の3×3のウインドウ内に斜線パターンが存
在するか否かが判断され(ステップS3)、無い場合に
はその3×3のウインドウを主走査方向に1画素分シフ
ト(X=X+1)する(ステップS4)。なお、このシ
フト量はウインドウの大きさ、斜線の太さに応じて決め
られ、1画素以上でもよい。ステップS3において斜線
パターンが存在する場合には、重心測定用の例えば10
×3のウインドウW1 を設定し、そのウインドウW1 内
の重心を求める(ステップS5)。このとき、ウインド
ウW1 の大きさ、斜線の太さに応じて、斜線と判別され
た画素の位置から主走査方向に整数画素分だけシフト
し、斜線の部分がウインドウW1 の中心付近になるよう
にウインドウW1 を設定してもよい。
【0049】重心の測定を終了すると、重心のズレを計
算し(ステップS6)、次いで主走査方向に−1画素
分、副走査方向に+1画素分シフトしたウインドウW2
を設定し、また、測定回数用のカウント値iを1つイン
クリメントする(ステップS7)。なお、この実施形態
では、ウインドウWを1画素ずつ移動させているが、画
素の位置誤差を起こす原因となる振動などの周波数帯域
が低い場合には、2画素以上ずつ移動させてもよく、こ
の方法により測定に要する時間を短縮することができ
る。
算し(ステップS6)、次いで主走査方向に−1画素
分、副走査方向に+1画素分シフトしたウインドウW2
を設定し、また、測定回数用のカウント値iを1つイン
クリメントする(ステップS7)。なお、この実施形態
では、ウインドウWを1画素ずつ移動させているが、画
素の位置誤差を起こす原因となる振動などの周波数帯域
が低い場合には、2画素以上ずつ移動させてもよく、こ
の方法により測定に要する時間を短縮することができ
る。
【0050】次いで、予め設定された同一ラインの測定
回数nに対してi=nとならない場合にはステップS8
からステップS5に戻り、他方、i=nとなった場合す
なわちウインドウWn に達した場合には次の斜線のウイ
ンドウWn+1 に移動させる(ステップS8→S9)。そ
の方法としては、斜線の主走査方向の間隔に相当する画
素分より整数画素mだけ、ウインドウ座標を主走査方向
にシフトした後、測定カウント値iをクリアし(ステッ
プS2)、斜線判別処理(ステップS3)に戻る。以下
同様に、1本の斜線に対してウインドウWn+1 、Wn+2
、Wn+3 〜のように移動させて位置誤差を測定する。
回数nに対してi=nとならない場合にはステップS8
からステップS5に戻り、他方、i=nとなった場合す
なわちウインドウWn に達した場合には次の斜線のウイ
ンドウWn+1 に移動させる(ステップS8→S9)。そ
の方法としては、斜線の主走査方向の間隔に相当する画
素分より整数画素mだけ、ウインドウ座標を主走査方向
にシフトした後、測定カウント値iをクリアし(ステッ
プS2)、斜線判別処理(ステップS3)に戻る。以下
同様に、1本の斜線に対してウインドウWn+1 、Wn+2
、Wn+3 〜のように移動させて位置誤差を測定する。
【0051】このように複数の斜線を用いて位置誤差を
測定することにより、読み取り装置の読み取り範囲が縦
長であっても、副走査領域の全域に渡って位置誤差を測
定することができる。更に、主走査方向の狭い幅だけ測
定するので、主走査方向の中央部、手前、奥側のように
分けて測定することもできる。また、高い分解能で位置
誤差を測定する場合にも、斜線のパターンを細くする必
要は全くなく、システムのMTFの制約を受けずに幅が
広いパターンを用いることができる。
測定することにより、読み取り装置の読み取り範囲が縦
長であっても、副走査領域の全域に渡って位置誤差を測
定することができる。更に、主走査方向の狭い幅だけ測
定するので、主走査方向の中央部、手前、奥側のように
分けて測定することもできる。また、高い分解能で位置
誤差を測定する場合にも、斜線のパターンを細くする必
要は全くなく、システムのMTFの制約を受けずに幅が
広いパターンを用いることができる。
【0052】更に、幅が広いパターンを用いた場合、幅
に応じてウインドウも大きくなるので結果として測定精
度を向上させることができる。したがって、斜線の幅は
処理速度、リアルタイム処理を行う場合にはバッファの
サイズ、回路規模の経済性などとのバランスを考慮して
設定すればよい。また、幅が広いパターンを用いてその
片側のエッジを検出することにより位置誤差を測定する
ことができる。更に、例えば副走査方向の読み取りタイ
ミングに関係なく白黒パターンを副走査方向に配列する
とモアレの発生が問題となるが、本実施形態では副走査
方向の読み取りタイミングと斜線の関係は常に同じであ
るのでモアレの発生が問題とならず、その結果、高精度
で位置誤差を測定することができる。
に応じてウインドウも大きくなるので結果として測定精
度を向上させることができる。したがって、斜線の幅は
処理速度、リアルタイム処理を行う場合にはバッファの
サイズ、回路規模の経済性などとのバランスを考慮して
設定すればよい。また、幅が広いパターンを用いてその
片側のエッジを検出することにより位置誤差を測定する
ことができる。更に、例えば副走査方向の読み取りタイ
ミングに関係なく白黒パターンを副走査方向に配列する
とモアレの発生が問題となるが、本実施形態では副走査
方向の読み取りタイミングと斜線の関係は常に同じであ
るのでモアレの発生が問題とならず、その結果、高精度
で位置誤差を測定することができる。
【0053】1.7 ウィンドウのデータと重心の計算 次に、ウインドウのデータと重心の計算について詳細に
説明する。図14はウインドウデータと斜線パターンの
各画素の読み取り値の関係を示し、読み取り値は8ビッ
トであって10進(0〜255)で示されている。主走
査方向の重心を求めるには、副走査方向の各列(3ライ
ン分)の和を求め、図に示すようにこれを左側からX
0、X1〜X9とするとそれぞれ18、50、202、
427、590、562、345、150、37、14
となる。そして、各画素の主走査方向の中心座標を左か
ら順に0〜9とし、主走査方向の重心位置をRmとする
と、重心位置Rmの回りのモーメントは0になるので、 Z0(Rm−0)+Z1(Rm−1)・・・+Z9(R
m−9)=0 が成り立ち、数値を代入して計算するとRm=4.36
2が得られる。
説明する。図14はウインドウデータと斜線パターンの
各画素の読み取り値の関係を示し、読み取り値は8ビッ
トであって10進(0〜255)で示されている。主走
査方向の重心を求めるには、副走査方向の各列(3ライ
ン分)の和を求め、図に示すようにこれを左側からX
0、X1〜X9とするとそれぞれ18、50、202、
427、590、562、345、150、37、14
となる。そして、各画素の主走査方向の中心座標を左か
ら順に0〜9とし、主走査方向の重心位置をRmとする
と、重心位置Rmの回りのモーメントは0になるので、 Z0(Rm−0)+Z1(Rm−1)・・・+Z9(R
m−9)=0 が成り立ち、数値を代入して計算するとRm=4.36
2が得られる。
【0054】重心を求める理由は、補間などの前処理を
必要とせず、演算を簡素化、高速化することができるか
らである。また、画像位置を求める場合、各列毎のデー
タの和の並びから補間により所定の分解能のデータ列を
得て、そのデータからピーク値が存在する位置を求める
方法を用いることができる。
必要とせず、演算を簡素化、高速化することができるか
らである。また、画像位置を求める場合、各列毎のデー
タの和の並びから補間により所定の分解能のデータ列を
得て、そのデータからピーク値が存在する位置を求める
方法を用いることができる。
【0055】次に、複数本の斜線から成るチャートの重
心を計算する場合について説明する。図12に示すよう
に複数本から成る斜線の重心を計算する場合、同一線上
の線では問題とならないが、違う線にウインドウが移動
したときには移動前と移動後では斜線の主走査方向の間
隔が丁度、整数画素数でない限り重心の値が異なるの
で、補正しなければならない。一例として図12に示す
斜線K2のウインドウWn の重心の値Rn が4.65と
なり、次の斜線K3に移動した場合のウインドウWn+1
の重心の値Rn+1 が4.38、ウインドウWn+2 の重心
の値Rn+2 が4.40、ウインドウWn+3 の重心の値R
n+3 が4.41となった場合、ウインドウが移動したラ
インにおける重心の差ΔRを計算する。すると、 ΔR=Rn −Rn+1 =4.65−4.38=0.27 となる。
心を計算する場合について説明する。図12に示すよう
に複数本から成る斜線の重心を計算する場合、同一線上
の線では問題とならないが、違う線にウインドウが移動
したときには移動前と移動後では斜線の主走査方向の間
隔が丁度、整数画素数でない限り重心の値が異なるの
で、補正しなければならない。一例として図12に示す
斜線K2のウインドウWn の重心の値Rn が4.65と
なり、次の斜線K3に移動した場合のウインドウWn+1
の重心の値Rn+1 が4.38、ウインドウWn+2 の重心
の値Rn+2 が4.40、ウインドウWn+3 の重心の値R
n+3 が4.41となった場合、ウインドウが移動したラ
インにおける重心の差ΔRを計算する。すると、 ΔR=Rn −Rn+1 =4.65−4.38=0.27 となる。
【0056】この値ΔRを斜線K3の重心の値に加算
し、この加算結果を重心の値として位置誤差を求める。
この場合、ウインドウWn+2 の重心の値Rn+2 、ウイン
ドウWn+3 の重心の値Rn+3 は、 Rn+2 =Rn+2 +ΔR=4.40+0.27=4.67 Rn+3 =Rn+3 +ΔR=4.41+0.27=4.68 となる。したがって、このように複数本の斜線から成る
チャートを使用しても、連続して高精度で位置誤差を測
定することができる。但し、斜線K2のウインドウWn
から斜線K3のウインドウWn+1 に移動する場合、斜線
K2、K3は主走査方向に同時に存在しなければならな
い。
し、この加算結果を重心の値として位置誤差を求める。
この場合、ウインドウWn+2 の重心の値Rn+2 、ウイン
ドウWn+3 の重心の値Rn+3 は、 Rn+2 =Rn+2 +ΔR=4.40+0.27=4.67 Rn+3 =Rn+3 +ΔR=4.41+0.27=4.68 となる。したがって、このように複数本の斜線から成る
チャートを使用しても、連続して高精度で位置誤差を測
定することができる。但し、斜線K2のウインドウWn
から斜線K3のウインドウWn+1 に移動する場合、斜線
K2、K3は主走査方向に同時に存在しなければならな
い。
【0057】1.8 斜線の配置の関係 図15は斜線の配置関係を示し、長さL1 の複数の斜線
が主走査方向に対して角度θで配置され、主走査方向の
斜線の始点と終点の位置が同一の場合、主走査方向の斜
線間隔をL2 とすると、 L2 <L1 ×cos θ ・・・(1) の関係が成り立つように斜線を配置すれば、斜線は主走
査方向には重なるので、ウインドウを主走査方向に移動
して次の斜線の重心を連続して測定することができる。
ここで、斜線の長さL1 と斜線の始点、終点の主走査方
向の位置は式(1)の大小関係が大きいほど精度を必要
としなくなる。
が主走査方向に対して角度θで配置され、主走査方向の
斜線の始点と終点の位置が同一の場合、主走査方向の斜
線間隔をL2 とすると、 L2 <L1 ×cos θ ・・・(1) の関係が成り立つように斜線を配置すれば、斜線は主走
査方向には重なるので、ウインドウを主走査方向に移動
して次の斜線の重心を連続して測定することができる。
ここで、斜線の長さL1 と斜線の始点、終点の主走査方
向の位置は式(1)の大小関係が大きいほど精度を必要
としなくなる。
【0058】1.9 主走査方向の斜線の画像の移動量
と副走査方向の画素の位置誤差の関係 本実施形態では副走査方向の画素の位置誤差を測定する
ために、斜線を読み取った画像の主走査方向への画像位
置の移動を見ている。正方形の画素であって45°の斜
線を使って測定する場合には、前述したように主走査方
向の移動量のウインドウ間における偏差がそのまま副走
査方向の位置誤差となる。しかし、正方形の画素でない
場合、斜線の角度が45°でない場合には、換算を行っ
て副走査方向の位置誤差を得る必要がある。
と副走査方向の画素の位置誤差の関係 本実施形態では副走査方向の画素の位置誤差を測定する
ために、斜線を読み取った画像の主走査方向への画像位
置の移動を見ている。正方形の画素であって45°の斜
線を使って測定する場合には、前述したように主走査方
向の移動量のウインドウ間における偏差がそのまま副走
査方向の位置誤差となる。しかし、正方形の画素でない
場合、斜線の角度が45°でない場合には、換算を行っ
て副走査方向の位置誤差を得る必要がある。
【0059】1.10 副走査方向の原点位置の検出 次に、副走査方向の原点位置を検出する処理について説
明する。図16(a)は斜線パターンとその主走査方
向、副走査方向を示し、一番左の斜線は位置誤差の測定
と原点位置の決定の両方に用いられる。また、斜線に重
なっている矩形は重心測定用のウインドウを示してい
る。図16(b)は副走査方向の読み取りクロックを示
し、このクロックは制御部20内の水晶振動子による発
振を基にして生成されたタイミング信号であり、キャリ
ッジの速度変動には依存しない。なお、図示の波形はク
ロックの波形ではなく、立ち上がりまたは立ち下がりエ
ッジである。
明する。図16(a)は斜線パターンとその主走査方
向、副走査方向を示し、一番左の斜線は位置誤差の測定
と原点位置の決定の両方に用いられる。また、斜線に重
なっている矩形は重心測定用のウインドウを示してい
る。図16(b)は副走査方向の読み取りクロックを示
し、このクロックは制御部20内の水晶振動子による発
振を基にして生成されたタイミング信号であり、キャリ
ッジの速度変動には依存しない。なお、図示の波形はク
ロックの波形ではなく、立ち上がりまたは立ち下がりエ
ッジである。
【0060】図16(c),(d),(e)はそれぞれ
R、G、Bの読み取り信号のタイミングを示し、タイミ
ングがずれている理由は、R、G、Bの各ラインセンサ
が副走査方向に離れて配置されているためである。R、
G、Bの各信号において実線で示す先端位置はコンタク
トガラス1上の原稿の先端位置を示し、また、それより
前の位置において破線で示した理由は、キャリッジが原
稿の先端位置に到達する前においても、各色のセンサに
より読み取られた斜線の画像データに基づいて位置誤差
の測定と原点位置の決定を行っていることを説明するた
めである。
R、G、Bの読み取り信号のタイミングを示し、タイミ
ングがずれている理由は、R、G、Bの各ラインセンサ
が副走査方向に離れて配置されているためである。R、
G、Bの各信号において実線で示す先端位置はコンタク
トガラス1上の原稿の先端位置を示し、また、それより
前の位置において破線で示した理由は、キャリッジが原
稿の先端位置に到達する前においても、各色のセンサに
より読み取られた斜線の画像データに基づいて位置誤差
の測定と原点位置の決定を行っていることを説明するた
めである。
【0061】ここで、米国特許第4,882,631号
において説明したように、通常、読み取り装置が読み取
りを行う特定の位置とクロックは同期関係にないので、
読み取り位置とクロックの位相は一致しない。本実施形
態では、読み取りを行う特定の位置をクロックの間隔以
下の精度で決定するために、原稿先端より上流であって
原稿先端の近傍に設けられた斜線パターン10に対して
重心測定用ウインドウを設定し、斜線パターン10の主
走査方向の重心を求めて原点位置Aとして設定する。こ
の重心位置Aは形状として設定されるものではなく、重
心を計算したとき得られる値Aを重心と定義するもので
あり、この値は制御部20内のメモリに保持される。図
16ではこの値に相当する位置が同じ記号Aで示されて
いる。
において説明したように、通常、読み取り装置が読み取
りを行う特定の位置とクロックは同期関係にないので、
読み取り位置とクロックの位相は一致しない。本実施形
態では、読み取りを行う特定の位置をクロックの間隔以
下の精度で決定するために、原稿先端より上流であって
原稿先端の近傍に設けられた斜線パターン10に対して
重心測定用ウインドウを設定し、斜線パターン10の主
走査方向の重心を求めて原点位置Aとして設定する。こ
の重心位置Aは形状として設定されるものではなく、重
心を計算したとき得られる値Aを重心と定義するもので
あり、この値は制御部20内のメモリに保持される。図
16ではこの値に相当する位置が同じ記号Aで示されて
いる。
【0062】この重心を測定するために、図16に示す
ようなウインドウが設定され、このウインドウが斜線の
角度方向に移動されて各ウインドウ毎に主走査方向の重
心が計算される。この計算された各ウインドウ毎の重心
は、制御部20内のメモリに保持されている重心Aと比
較され、重心Aを越えるまで続けられ、重心Aを越える
前後のウインドウの重心とその時のクロックがメモリに
保持される。
ようなウインドウが設定され、このウインドウが斜線の
角度方向に移動されて各ウインドウ毎に主走査方向の重
心が計算される。この計算された各ウインドウ毎の重心
は、制御部20内のメモリに保持されている重心Aと比
較され、重心Aを越えるまで続けられ、重心Aを越える
前後のウインドウの重心とその時のクロックがメモリに
保持される。
【0063】図17は重心Aを決定する場合の計算内容
を示し、重心Aを越える前後のウインドウの重心をそれ
ぞれgn-1 、gn とし、その時のクロックをn−1、n
として直線近似で求める。この計算では端数がでること
があるので、画素位置の補正を簡略化するためにクロッ
ク間隔の16分の1で丸めを行っている。したがって、
この装置に固有の重心位置Aは副走査方向のラインクロ
ックの16分の1の精度で求められ、図の例ではクロッ
クn−1からクロックnまでの12/16の位置で重心
Aが求められる。
を示し、重心Aを越える前後のウインドウの重心をそれ
ぞれgn-1 、gn とし、その時のクロックをn−1、n
として直線近似で求める。この計算では端数がでること
があるので、画素位置の補正を簡略化するためにクロッ
ク間隔の16分の1で丸めを行っている。したがって、
この装置に固有の重心位置Aは副走査方向のラインクロ
ックの16分の1の精度で求められ、図の例ではクロッ
クn−1からクロックnまでの12/16の位置で重心
Aが求められる。
【0064】図18はこの重心Aの位置を決定するため
の処理を示し、先ず、第1キャリッジがホームポジショ
ンHPから離れて読み取りを開始したか否かチェックし
(ステップS11)、読み取りを開始すると重心測定用
ウインドウを設定してそのウインドウの重心が重心Aを
越えるか否かチェックし、越えるまでチェックを続ける
(ステップS12)。そして、設定したウインドウの重
心が重心Aを越えるとその前後のクロックにおける重心
位置を取得し、重心Aを更新する(ステップS13)。
このようにして原稿の先端位置に先立って求められた原
点位置は、原稿の読み取り画素の副走査方向の位置誤差
を補正するために用いられる。
の処理を示し、先ず、第1キャリッジがホームポジショ
ンHPから離れて読み取りを開始したか否かチェックし
(ステップS11)、読み取りを開始すると重心測定用
ウインドウを設定してそのウインドウの重心が重心Aを
越えるか否かチェックし、越えるまでチェックを続ける
(ステップS12)。そして、設定したウインドウの重
心が重心Aを越えるとその前後のクロックにおける重心
位置を取得し、重心Aを更新する(ステップS13)。
このようにして原稿の先端位置に先立って求められた原
点位置は、原稿の読み取り画素の副走査方向の位置誤差
を補正するために用いられる。
【0065】1.11 位置誤差補正部の処理 次に、図19を参照して位置誤差補正部24の処理を説
明する。図19において縦軸はシェーディング補正後の
画像データの値、すなわち位置誤差補正部24の入力画
像データの値を示し、8ビットの場合には10進法で0
〜255の値である。横軸はライン順次で読み取るライ
ンの位置を示し、正の整数=0〜7が割り当てられた位
置は、制御部20が水晶振動子による発振周波数を分周
して生成したライン読み込みタイミング信号に対応する
各ラインの位置を示す。すなわち水晶振動子の発振周波
数の安定度は非常に高いので、整数を割り当てた位置は
画像ラインの本来有るべき位置を示している。この間隔
はまた、本システムの読み取り分解能(400dpi)
のドット間の距離にも対応する。また、横軸の(0)〜
(6)で示す位置は、原点位置により、本来有るべき位
置=0〜6から12/16だけずれた位置を示してい
る。
明する。図19において縦軸はシェーディング補正後の
画像データの値、すなわち位置誤差補正部24の入力画
像データの値を示し、8ビットの場合には10進法で0
〜255の値である。横軸はライン順次で読み取るライ
ンの位置を示し、正の整数=0〜7が割り当てられた位
置は、制御部20が水晶振動子による発振周波数を分周
して生成したライン読み込みタイミング信号に対応する
各ラインの位置を示す。すなわち水晶振動子の発振周波
数の安定度は非常に高いので、整数を割り当てた位置は
画像ラインの本来有るべき位置を示している。この間隔
はまた、本システムの読み取り分解能(400dpi)
のドット間の距離にも対応する。また、横軸の(0)〜
(6)で示す位置は、原点位置により、本来有るべき位
置=0〜6から12/16だけずれた位置を示してい
る。
【0066】ここで、メモリの量を最小に済ますため
に、本実施形態では画素の位置の補正をリアルタイムで
行う。リアルタイムで行うためには処理に伴う演算を簡
略化する必要があり、簡略化すれば処理系の回路規模も
小さくなり、低コストとなるので、本実施形態では処理
分解能を1/16ドットとしている。そのため、図19
に示す横軸の整数の間は16に分割した目盛りが付けら
れている。
に、本実施形態では画素の位置の補正をリアルタイムで
行う。リアルタイムで行うためには処理に伴う演算を簡
略化する必要があり、簡略化すれば処理系の回路規模も
小さくなり、低コストとなるので、本実施形態では処理
分解能を1/16ドットとしている。そのため、図19
に示す横軸の整数の間は16に分割した目盛りが付けら
れている。
【0067】また、画素の位置誤差が生ずる原因は色々
あるが、中でも大きい原因はキャリッジの速度が変動す
るからであるので、図19は第1キャリッジの速度が所
定値より1/16ドットすなわち約6%速い状態が続い
た状態を示している。この場合、横軸の整数=1の位置
に本来対応する位置の画像(大きな○印)を読み取るは
ずであるが、キャリッジが速いので実際には1/16ド
ット先の位置bの画像(小さな○印)を読むことにな
る。
あるが、中でも大きい原因はキャリッジの速度が変動す
るからであるので、図19は第1キャリッジの速度が所
定値より1/16ドットすなわち約6%速い状態が続い
た状態を示している。この場合、横軸の整数=1の位置
に本来対応する位置の画像(大きな○印)を読み取るは
ずであるが、キャリッジが速いので実際には1/16ド
ット先の位置bの画像(小さな○印)を読むことにな
る。
【0068】このときには、1ライン前のライン位置を
基準として次のラインの位置ずれを順次ライン毎に行う
ために、位置誤差補正部24は1/16ドットの誤差信
号と画像データを受け取ると、位置誤差測定における重
心の演算精度は1/16より高いが、その結果を1/1
6の分解能になるように丸めを行う。
基準として次のラインの位置ずれを順次ライン毎に行う
ために、位置誤差補正部24は1/16ドットの誤差信
号と画像データを受け取ると、位置誤差測定における重
心の演算精度は1/16より高いが、その結果を1/1
6の分解能になるように丸めを行う。
【0069】また、図19に示す例では、キャリッジの
速度はそのまま速い状態を継続しているので、1ライン
前に読み取ったデータとの関係で測定して得られる位置
誤差は同じく1/16である。しかし、システムクロッ
クにより決まる本来あるべき次の整数=2のライン位置
とは、1ライン前のライン位置が既に1/16だけずれ
ていたので、更に1/16だけずれることになり、その
結果、2/16だけずれた位置cの画像データを読んで
いることになる。同様に、次の整数=3の読み取り位置
では3/16だけずれた位置dの画像データを読み、順
次、4/16、5/16、6/16だけそれぞれずれた
位置e、f、gの画像データを読んでいることになる。
つまりライン毎に測定する位置誤差の累積により、読み
取った画像データの位置が決まるので、1/16の分解
能を有する横軸に読み取りデータが割り付けられる。
速度はそのまま速い状態を継続しているので、1ライン
前に読み取ったデータとの関係で測定して得られる位置
誤差は同じく1/16である。しかし、システムクロッ
クにより決まる本来あるべき次の整数=2のライン位置
とは、1ライン前のライン位置が既に1/16だけずれ
ていたので、更に1/16だけずれることになり、その
結果、2/16だけずれた位置cの画像データを読んで
いることになる。同様に、次の整数=3の読み取り位置
では3/16だけずれた位置dの画像データを読み、順
次、4/16、5/16、6/16だけそれぞれずれた
位置e、f、gの画像データを読んでいることになる。
つまりライン毎に測定する位置誤差の累積により、読み
取った画像データの位置が決まるので、1/16の分解
能を有する横軸に読み取りデータが割り付けられる。
【0070】読み取りデータの補正は次のように行う。
位置a〜gに示すように位置誤差を有する読み取りデー
タに基づいて、例えば補間法により位置(0)〜(7)
に対応するデータに補正される、例えば位置(1)にお
けるデータを求める場合には位置(1)より前の位置
a、bにおける2個の読み取りデータと位置(1)より
後の位置c、dにおける2個の読み取りデータを用いて
3次補間法(Cubic Convolution )により求め、以下、
前後各々2個の読み取りデータを用いる。なお、補間方
法および用いる読み取りデータはこれに限定されない。
ここで、原点位置を補正すると、そのクロックは読み取
りクロックとは位相差を持つことになるが、位相をずら
したままで出力するよりは、遅延させて読み取りクロッ
クと同相で出力する方が回路を簡略化することができ、
また、処理も簡単となる。
位置a〜gに示すように位置誤差を有する読み取りデー
タに基づいて、例えば補間法により位置(0)〜(7)
に対応するデータに補正される、例えば位置(1)にお
けるデータを求める場合には位置(1)より前の位置
a、bにおける2個の読み取りデータと位置(1)より
後の位置c、dにおける2個の読み取りデータを用いて
3次補間法(Cubic Convolution )により求め、以下、
前後各々2個の読み取りデータを用いる。なお、補間方
法および用いる読み取りデータはこれに限定されない。
ここで、原点位置を補正すると、そのクロックは読み取
りクロックとは位相差を持つことになるが、位相をずら
したままで出力するよりは、遅延させて読み取りクロッ
クと同相で出力する方が回路を簡略化することができ、
また、処理も簡単となる。
【0071】図20、図21は他の原点検出用マークを
示している。図20に示すマークは等角度の2辺の斜線
を有する2等辺3角形であり、図21に示すマークは斜
線と副走査方向に延びた直線の2辺を有する直角3角形
である。図20、図21において主走査方向に延びた縦
の複数の線は副走査方向のクロックのタイミングを示
し、また、時間軸は示していないが時間の経過と共に図
の左から右方向に副走査される。
示している。図20に示すマークは等角度の2辺の斜線
を有する2等辺3角形であり、図21に示すマークは斜
線と副走査方向に延びた直線の2辺を有する直角3角形
である。図20、図21において主走査方向に延びた縦
の複数の線は副走査方向のクロックのタイミングを示
し、また、時間軸は示していないが時間の経過と共に図
の左から右方向に副走査される。
【0072】この3角形をラインセンサにより読み取っ
た場合、副走査方向のクロックが3角形の2辺に重なる
位置に着目すると、この重なりに相当する主走査方向の
長さが得られる。図20、図21に示す3角形の場合、
この長さが副走査方向のクロックが進むにつれて長くな
るので、予め所定の長さLを設定し、この長さLを越え
る前後のクロックにおける長さを用いることにより、重
心Aを用いた第1の実施形態と同様に、その2つの長さ
時のクロックに基づいて長さLの位置をクロックの分解
能以下の精度で決定することができる。
た場合、副走査方向のクロックが3角形の2辺に重なる
位置に着目すると、この重なりに相当する主走査方向の
長さが得られる。図20、図21に示す3角形の場合、
この長さが副走査方向のクロックが進むにつれて長くな
るので、予め所定の長さLを設定し、この長さLを越え
る前後のクロックにおける長さを用いることにより、重
心Aを用いた第1の実施形態と同様に、その2つの長さ
時のクロックに基づいて長さLの位置をクロックの分解
能以下の精度で決定することができる。
【0073】図22は他の原点検出用マークとして円パ
ターンを用いた場合を示している。ここで、第1キャリ
ッジが所定の走査速度で移動してこの円パターンを読み
取ると、読み取りデータは円パターンとなる。これに対
して走査速度が変動してこの円パターンを読み取ると、
所定の走査速度の2倍の場合には副走査方向の長さが半
分の楕円となり、また、走査速度が半分の場合には副走
査方向の長さが2倍の楕円となる。したがって、それぞ
れの場合の副走査方向の重心は図に示すように変化する
ので、装置としてユニークな原点とはならない。
ターンを用いた場合を示している。ここで、第1キャリ
ッジが所定の走査速度で移動してこの円パターンを読み
取ると、読み取りデータは円パターンとなる。これに対
して走査速度が変動してこの円パターンを読み取ると、
所定の走査速度の2倍の場合には副走査方向の長さが半
分の楕円となり、また、走査速度が半分の場合には副走
査方向の長さが2倍の楕円となる。したがって、それぞ
れの場合の副走査方向の重心は図に示すように変化する
ので、装置としてユニークな原点とはならない。
【0074】この実施形態では、原稿固定/走査光学系
移動型の読取装置を例示しているが、原稿移動/走査光
学系固定型の読取装置とすることも可能であり、この場
合には、例えば原稿を搬送させるためのローラの軸にロ
ータリエンコーダを設けるようにしてもよい。
移動型の読取装置を例示しているが、原稿移動/走査光
学系固定型の読取装置とすることも可能であり、この場
合には、例えば原稿を搬送させるためのローラの軸にロ
ータリエンコーダを設けるようにしてもよい。
【0075】また、補正方法については、バッファメモ
リを用いてリアルタイムで補正する場合について説明し
たが、ページメモリに読み取りデータと位置誤差データ
を一旦取り込み、ページメモリ上で補正を行って出力す
るようにしてもよい。また、位置誤差データを外部に出
力可能にして装置の調整や故障診断に使用してもよい。
リを用いてリアルタイムで補正する場合について説明し
たが、ページメモリに読み取りデータと位置誤差データ
を一旦取り込み、ページメモリ上で補正を行って出力す
るようにしてもよい。また、位置誤差データを外部に出
力可能にして装置の調整や故障診断に使用してもよい。
【0076】1.12 まとめ 複数ラインのセンサとしてフルカラー読み取りを行う場
合には、通常R,G,Bのフィルタを通して原稿を読み
取るようにした3ラインセンサが使われる。このとき、
原稿を走査する速度が変動すると、読み取った画像は副
走査方向に伸び縮みが生じ、RGBの画像相互の位置が
ずれる。その結果、画像のソリッド部の縁が別の色にな
ったり、細かい線などがぼけたり、別の色になってしま
うという問題があったが、この実施形態のように 副走
査のラインクロックを基準にして画素の位置誤差を得る
手段(原点検出/位置誤差測定部23)と、この位置誤
差を得る手段によって得られた位置誤差のデータに基づ
いて画素の位置誤差を補正する手段(位置誤差補正部2
4)とを備え、画像の位置を精密に合わせるように補正
することにより、このような問題が発生することはなく
なる。
合には、通常R,G,Bのフィルタを通して原稿を読み
取るようにした3ラインセンサが使われる。このとき、
原稿を走査する速度が変動すると、読み取った画像は副
走査方向に伸び縮みが生じ、RGBの画像相互の位置が
ずれる。その結果、画像のソリッド部の縁が別の色にな
ったり、細かい線などがぼけたり、別の色になってしま
うという問題があったが、この実施形態のように 副走
査のラインクロックを基準にして画素の位置誤差を得る
手段(原点検出/位置誤差測定部23)と、この位置誤
差を得る手段によって得られた位置誤差のデータに基づ
いて画素の位置誤差を補正する手段(位置誤差補正部2
4)とを備え、画像の位置を精密に合わせるように補正
することにより、このような問題が発生することはなく
なる。
【0077】さらに、カラー複写期などでは、カラー画
像を出力する際に読み取ったRGBのデータからYMC
Kの画像データを求めて順次出力して重ね合わせること
によってフルカラーのプリントを得るものが多い。すな
わち、第1の原稿走査で3ラインカラーセンサでRGB
の3色のデータを読み取り、この3色のデータから例え
ばYの画像データを作り、出力し、次の走査ではRGB
のデータからMの画像データを作り、出力するという方
法で順次YMCKの画像データを出力する。つまり、4
回原稿を走査してYMCKのデータを得て、フルカラー
の画像を形成する。このときはYMCKの画像を重ねて
フルカラーの画像を得るので、YMCK間に位置のズレ
があると、画像のソリッド部の縁が別の色になったり、
細かい線などがぼけたり、別の色になってしまうという
問題があったが、この実施形態にように構成することに
よって、1回の原稿走査におけるRGB間の画素の位置
ズレの問題と、複数回の原稿走査における画像間の位置
ずれの問題を共に解決することができる。
像を出力する際に読み取ったRGBのデータからYMC
Kの画像データを求めて順次出力して重ね合わせること
によってフルカラーのプリントを得るものが多い。すな
わち、第1の原稿走査で3ラインカラーセンサでRGB
の3色のデータを読み取り、この3色のデータから例え
ばYの画像データを作り、出力し、次の走査ではRGB
のデータからMの画像データを作り、出力するという方
法で順次YMCKの画像データを出力する。つまり、4
回原稿を走査してYMCKのデータを得て、フルカラー
の画像を形成する。このときはYMCKの画像を重ねて
フルカラーの画像を得るので、YMCK間に位置のズレ
があると、画像のソリッド部の縁が別の色になったり、
細かい線などがぼけたり、別の色になってしまうという
問題があったが、この実施形態にように構成することに
よって、1回の原稿走査におけるRGB間の画素の位置
ズレの問題と、複数回の原稿走査における画像間の位置
ずれの問題を共に解決することができる。
【0078】2.第2の実施形態 2.1 装置の概略構成 図23は第2の実施形態に係る画像読取装置のシステム
構成を示すブロック図、図24は磁気テープと磁気ヘッ
ドを示す断面図である。
構成を示すブロック図、図24は磁気テープと磁気ヘッ
ドを示す断面図である。
【0079】本実施形態に係る読取装置は第1の実施形
態における図2、図3、図4に示した構成と斜線パター
ンに代えて一定周波数の信号が書き込まれた磁気テープ
10aが主走査方向に延びるように取り付けられている
ことを除いて同様であるので、重複する説明は適宜省略
する。すなわち、この実施形態では、図3に示すように
コンタクトガラス1の回りの筐体8には、シェーディン
グ補正のために基準濃度を光電変換素子に読み取らせる
ための基準濃度板9が主走査方向に延びるように取り付
けられると共に、第1キャリッジの副走査方向の走査位
置または走査速度を検出するために一定周波数の信号が
書き込まれた磁気テープ10aが主走査方向に延びるよ
うに取り付けられている。基準濃度板9はライン状の光
電変換素子毎の感度バラツキや、照明むら、レンズ6の
周辺光量の低下等を補正するために用いられ、また、磁
気テープ10aに書き込まれている信号は、第1キャリ
ッジに取り付けられている磁気ヘッド12(図24参
照)により読み取られる。
態における図2、図3、図4に示した構成と斜線パター
ンに代えて一定周波数の信号が書き込まれた磁気テープ
10aが主走査方向に延びるように取り付けられている
ことを除いて同様であるので、重複する説明は適宜省略
する。すなわち、この実施形態では、図3に示すように
コンタクトガラス1の回りの筐体8には、シェーディン
グ補正のために基準濃度を光電変換素子に読み取らせる
ための基準濃度板9が主走査方向に延びるように取り付
けられると共に、第1キャリッジの副走査方向の走査位
置または走査速度を検出するために一定周波数の信号が
書き込まれた磁気テープ10aが主走査方向に延びるよ
うに取り付けられている。基準濃度板9はライン状の光
電変換素子毎の感度バラツキや、照明むら、レンズ6の
周辺光量の低下等を補正するために用いられ、また、磁
気テープ10aに書き込まれている信号は、第1キャリ
ッジに取り付けられている磁気ヘッド12(図24参
照)により読み取られる。
【0080】第1キャリッジの副走査方向の走査位置ま
たは走査速度の測定開始時の過度現象が原稿の読み取り
範囲の先端で納まるように、磁気テープ10aは第1キ
ャリッジによる原稿の読み取り範囲の先端より前の待機
状態まで延びている。磁気テープ10aは図24に示す
ようにコンタクトガラス1の下面に取り付けられ、更に
磁気テープ10の下面には緩衝部材11が取り付けられ
ている。緩衝部材11はテープ10aとヘッド12の接
触を確実にする目的と、テープ10aとヘッド12間に
強い力が働いてテープ10aが破損することを防ぐ目的
で設けられている。なお、図示されていないが、ヘッド
12は第1キャリッジに対してバネによりテープ10a
の方向に附勢され、第1キャリッジの移動に伴ってテー
プ10aと接触を保ったまま移動する。
たは走査速度の測定開始時の過度現象が原稿の読み取り
範囲の先端で納まるように、磁気テープ10aは第1キ
ャリッジによる原稿の読み取り範囲の先端より前の待機
状態まで延びている。磁気テープ10aは図24に示す
ようにコンタクトガラス1の下面に取り付けられ、更に
磁気テープ10の下面には緩衝部材11が取り付けられ
ている。緩衝部材11はテープ10aとヘッド12の接
触を確実にする目的と、テープ10aとヘッド12間に
強い力が働いてテープ10aが破損することを防ぐ目的
で設けられている。なお、図示されていないが、ヘッド
12は第1キャリッジに対してバネによりテープ10a
の方向に附勢され、第1キャリッジの移動に伴ってテー
プ10aと接触を保ったまま移動する。
【0081】2.2 システム構成 次に、図23を参照して本実施形態の読取装置を詳細に
説明する。光電変換装置7は例えば3ラインCCDであ
り、3ラインCCDの受光部に結像された原稿画像を電
気信号に変換する。この電気信号はA/D変換器21に
よりデジタルの多値データに変換され、次いでシェーデ
ィング補正部22により基準濃度板9の基準濃度に基づ
いてシェーディング補正されて位置誤差補正部24に印
加される。
説明する。光電変換装置7は例えば3ラインCCDであ
り、3ラインCCDの受光部に結像された原稿画像を電
気信号に変換する。この電気信号はA/D変換器21に
よりデジタルの多値データに変換され、次いでシェーデ
ィング補正部22により基準濃度板9の基準濃度に基づ
いてシェーディング補正されて位置誤差補正部24に印
加される。
【0082】また、原稿読み取りの際に第1キャリッジ
が移動すると、磁気ヘッド12によりテープ10aの磁
気データが第1キャリッジの移動速度(走査速度)に応
じた周波数の電気信号に変換される。なお、磁気ヘッド
12が読み取る周波数は、ラインを読み取るタイミング
の繰り返し周波数の10倍程度であって、ほぼ連続量の
速度データが得られるように設定されている。
が移動すると、磁気ヘッド12によりテープ10aの磁
気データが第1キャリッジの移動速度(走査速度)に応
じた周波数の電気信号に変換される。なお、磁気ヘッド
12が読み取る周波数は、ラインを読み取るタイミング
の繰り返し周波数の10倍程度であって、ほぼ連続量の
速度データが得られるように設定されている。
【0083】この周波数の信号はヘッドアンプ31によ
り増幅された後、F(周波数)/V(電圧)変換器32
により周波数に対応した電圧に変換され、この電圧はS
(サンプル)/H(ホールド)回路33によりサンプル
・アンド・ホールドされて制御部20に印加される。こ
こで、サンプリングを行うタイミングとして、ラインを
読み取る信号に同期したタイミング信号が制御部20か
らS/H回路33に印加され、その結果、制御部20は
ラインを読み取る信号に同期したタイミングで走査速度
データ(誤差信号)を得る。
り増幅された後、F(周波数)/V(電圧)変換器32
により周波数に対応した電圧に変換され、この電圧はS
(サンプル)/H(ホールド)回路33によりサンプル
・アンド・ホールドされて制御部20に印加される。こ
こで、サンプリングを行うタイミングとして、ラインを
読み取る信号に同期したタイミング信号が制御部20か
らS/H回路33に印加され、その結果、制御部20は
ラインを読み取る信号に同期したタイミングで走査速度
データ(誤差信号)を得る。
【0084】位置誤差補正部24は少なくとも3ライン
分のメモリを有し、シェーディング補正部22からの補
正対象ラインの各画素の画像データを補間法によりその
前後のラインの画像データと制御部20からの速度誤差
信号に基づいて補正し、ビデオ信号として出力する。な
お、制御部20はまた、光電変換装置7、A/D変換器
21およびシェーディング補正部22のタイミング制
御、動作条件の設定なども行っている。
分のメモリを有し、シェーディング補正部22からの補
正対象ラインの各画素の画像データを補間法によりその
前後のラインの画像データと制御部20からの速度誤差
信号に基づいて補正し、ビデオ信号として出力する。な
お、制御部20はまた、光電変換装置7、A/D変換器
21およびシェーディング補正部22のタイミング制
御、動作条件の設定なども行っている。
【0085】その他、特に説明しない各部は前述の第1
の実施形態と同様に構成され、同様に動作する。
の実施形態と同様に構成され、同様に動作する。
【0086】3.第3の実施形態 次に、図25を参照し、第3の実施形態について説明す
る。この実施形態では走査速度の変動を検出するため
に、加速度ピックアップ34を第1キャリッジに取り付
けて走査速度の加速度を検出し、この加速度をチャージ
アンプ35により増幅した後、積分器36により走査速
度に変換し、S/H回路33によりサンプル&ホールド
するようにしている。この実施形態においても同様に、
サンプリングを行うタイミングとして、ラインを読み取
る信号に同期したタイミング信号が制御部20からS/
H回路33に印加され、その結果、制御部20はライン
を読み取る信号に同期したタイミングで走査速度データ
(誤差信号)を得る。
る。この実施形態では走査速度の変動を検出するため
に、加速度ピックアップ34を第1キャリッジに取り付
けて走査速度の加速度を検出し、この加速度をチャージ
アンプ35により増幅した後、積分器36により走査速
度に変換し、S/H回路33によりサンプル&ホールド
するようにしている。この実施形態においても同様に、
サンプリングを行うタイミングとして、ラインを読み取
る信号に同期したタイミング信号が制御部20からS/
H回路33に印加され、その結果、制御部20はライン
を読み取る信号に同期したタイミングで走査速度データ
(誤差信号)を得る。
【0087】その他、特に説明しない各部は前述の第1
および第2の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
および第2の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
【0088】4.第4の実施形態 第4の実施形態では、第2の実施形態の磁気テープ10
aおよび磁気ヘッド12の代わりに、第1キャリッジに
光学センサに設けると共にこの光学センサが読み取り可
能な位置の筐体8に、一定間隔で繰り返されるスリット
パターンを設ける。そして、キャリッジの走行中に光学
センサがスリットパターンを読み取ることにより図26
に示すパルス発生器37によりスリットの有無に応じた
パルス列を発生させ、制御部20により所定時間におけ
るパルス数をカウントすることにより走査速度を検出す
る。
aおよび磁気ヘッド12の代わりに、第1キャリッジに
光学センサに設けると共にこの光学センサが読み取り可
能な位置の筐体8に、一定間隔で繰り返されるスリット
パターンを設ける。そして、キャリッジの走行中に光学
センサがスリットパターンを読み取ることにより図26
に示すパルス発生器37によりスリットの有無に応じた
パルス列を発生させ、制御部20により所定時間におけ
るパルス数をカウントすることにより走査速度を検出す
る。
【0089】この第4の実施形態では、スリット読み取
りの分解能、制御部20の処理速度などの制約からパル
ス周波数は、ラインを読み取る信号の周波数より低くな
らざるを得ず、その結果、サンプリングデータが低い速
度データしか得られない。しかし、画素の位置誤差を補
正するためにはラインの読み取りに同期した信号が必要
になるので、このサンプリングデータが低い速度データ
を補間演算部38で補間処理してラインの読み取りに同
期した信号を得る。なお、この方式は第2、第3の実施
形態に比べて比較的低価格で実現することができる。
りの分解能、制御部20の処理速度などの制約からパル
ス周波数は、ラインを読み取る信号の周波数より低くな
らざるを得ず、その結果、サンプリングデータが低い速
度データしか得られない。しかし、画素の位置誤差を補
正するためにはラインの読み取りに同期した信号が必要
になるので、このサンプリングデータが低い速度データ
を補間演算部38で補間処理してラインの読み取りに同
期した信号を得る。なお、この方式は第2、第3の実施
形態に比べて比較的低価格で実現することができる。
【0090】また、第1キャリッジの質量と摺動部との
摩擦などによる損失によって決まる運動の時定数をサン
プリング間隔より長くすれば、第3の実施形態により得
られる速度データであっても十分に画素の位置誤差を補
正することができる。
摩擦などによる損失によって決まる運動の時定数をサン
プリング間隔より長くすれば、第3の実施形態により得
られる速度データであっても十分に画素の位置誤差を補
正することができる。
【0091】その他、特に説明しない各部は前述の第1
ないし第3の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
ないし第3の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
【0092】5.第5の実施形態 図27は、このような位置誤差測定装置の基本的なシス
テム構成の一例を示すブロック図で、画像読取装置への
付加機能として組み込み、リアルタイムでその位置誤差
を測定するものである。このシステムは光電変換部7、
A/D変換部21、シェーディング補正部22、位置誤
差測定部24および制御部20から基本的に構成されて
いる。
テム構成の一例を示すブロック図で、画像読取装置への
付加機能として組み込み、リアルタイムでその位置誤差
を測定するものである。このシステムは光電変換部7、
A/D変換部21、シェーディング補正部22、位置誤
差測定部24および制御部20から基本的に構成されて
いる。
【0093】光電変換装置7は、例えば3ラインCCD
で、画像が電気信号に変換される。電気信号に変換され
た画像はA/D変換部(器)21でデジタルの多値の画
像データに変換される。変換されたデータは、照明の不
均一さ、レンズの周辺光量の低下、光電変換装置の画素
間の感度の違いなどをシェーディング補正部22によっ
てシェーディング補正される。シェーディング補正され
た画像データは、位置誤差測定部(回路)24に入力さ
れ、測定結果に応じた誤差信号を出力する。同時に読取
装置として画像データをビデオ信号として出力する。そ
れぞれの機能ブロックは、制御部20によってタイミン
グの制御、動作条件の設定などがなされ、相互に関連し
て動作する。
で、画像が電気信号に変換される。電気信号に変換され
た画像はA/D変換部(器)21でデジタルの多値の画
像データに変換される。変換されたデータは、照明の不
均一さ、レンズの周辺光量の低下、光電変換装置の画素
間の感度の違いなどをシェーディング補正部22によっ
てシェーディング補正される。シェーディング補正され
た画像データは、位置誤差測定部(回路)24に入力さ
れ、測定結果に応じた誤差信号を出力する。同時に読取
装置として画像データをビデオ信号として出力する。そ
れぞれの機能ブロックは、制御部20によってタイミン
グの制御、動作条件の設定などがなされ、相互に関連し
て動作する。
【0094】光電変換装置として等倍センサを用いてい
る読取装置ではレンズの特性による周辺光量の低下とい
う問題がないので、シェーディング補正を省く場合があ
るが、そのような形式の読取装置にも、本願を適用する
ことができる。
る読取装置ではレンズの特性による周辺光量の低下とい
う問題がないので、シェーディング補正を省く場合があ
るが、そのような形式の読取装置にも、本願を適用する
ことができる。
【0095】その他、特に説明しない各部は前述の第1
ないし第4の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
ないし第4の実施形態と同様に構成され、同様に動作す
る。
【0096】6.RGBの3色のラインの副走査のクロ
ックと読取画像の値との関係 図28はRGBの3色のラインがそれぞれ8ドット離れ
て配置された読み取り素子で原稿を読み取る場合のRG
Bそれぞれのデジタル化してデータの副走査方向の位置
とそれに対応する副走査のクロックの関係を横軸に、読
み取った画像の値を縦軸にそれぞれ示した図である。そ
れぞれの縦軸は読み取った画像の値を示しているが、値
を示すマーク等の記入は省略してある。横軸の数字はク
ロックの番号であり、数字に対応させて引いた実線は原
稿の走査速度に全く変動がないときに、そのクロックに
対応して読み取る原稿上の位置に対応する。しかし、現
実には、原稿を走査する速度のムラを完全になくすこと
は困難であるため、クロックに基づいて原稿を読み取る
位置は、鎖線で示すように本来原稿を読み取るべき位置
からのずれを生じる。RGBがクロックの番号に対して
位置がずれているのは、3色のラインで構成された光電
変換素子のそれぞれのラインに、原稿を照明する装置、
ミラー、レンズなどによって投影される画像が原稿上の
長さに換算して8クロック分離れるように構成されてい
るためである。この関係は、原稿を結像する光学系の投
影倍率によって決まっており、原稿を走査する速度には
無関係である。このことを副走査の読み取りのクロック
を基準に表現すると、ある瞬間のクロックを例えば図の
0番のクロックとすれば、この0番のクロックのとき、
Rの信号として得られる画像の位置に対してGの信号と
して得られる画像は原稿上8クロックに相当する距離だ
け離れた位置の画像であり、Bの信号として得られる画
像は原稿上16クロックに相当する距離だけ離れた位置
の画像であることを示している。この関係は光学系の結
像倍率にだけ依存するので、0番以外のクロックについ
ても常に成立する。
ックと読取画像の値との関係 図28はRGBの3色のラインがそれぞれ8ドット離れ
て配置された読み取り素子で原稿を読み取る場合のRG
Bそれぞれのデジタル化してデータの副走査方向の位置
とそれに対応する副走査のクロックの関係を横軸に、読
み取った画像の値を縦軸にそれぞれ示した図である。そ
れぞれの縦軸は読み取った画像の値を示しているが、値
を示すマーク等の記入は省略してある。横軸の数字はク
ロックの番号であり、数字に対応させて引いた実線は原
稿の走査速度に全く変動がないときに、そのクロックに
対応して読み取る原稿上の位置に対応する。しかし、現
実には、原稿を走査する速度のムラを完全になくすこと
は困難であるため、クロックに基づいて原稿を読み取る
位置は、鎖線で示すように本来原稿を読み取るべき位置
からのずれを生じる。RGBがクロックの番号に対して
位置がずれているのは、3色のラインで構成された光電
変換素子のそれぞれのラインに、原稿を照明する装置、
ミラー、レンズなどによって投影される画像が原稿上の
長さに換算して8クロック分離れるように構成されてい
るためである。この関係は、原稿を結像する光学系の投
影倍率によって決まっており、原稿を走査する速度には
無関係である。このことを副走査の読み取りのクロック
を基準に表現すると、ある瞬間のクロックを例えば図の
0番のクロックとすれば、この0番のクロックのとき、
Rの信号として得られる画像の位置に対してGの信号と
して得られる画像は原稿上8クロックに相当する距離だ
け離れた位置の画像であり、Bの信号として得られる画
像は原稿上16クロックに相当する距離だけ離れた位置
の画像であることを示している。この関係は光学系の結
像倍率にだけ依存するので、0番以外のクロックについ
ても常に成立する。
【0097】したがって、原稿を走査する速度が所定の
速度から変動し、1番のクロックのときRが図の1番の
クロックに対応する実線の少し右に示した鎖線の位置に
ずれた位置の画像を読み取るというずれを生じたとき、
この位置の画像か8クロック分または16クロック分ず
れた位置の画像をそれぞれGとBは読み取ることにな
る。すなわち、1番のクロックのとき、GとBが読み取
る画像の本来読み取るべき位置からのずれ、すなわち、
実線の位置と鎖線の位置の差はRと同じになる。この関
係はどのクロックに対しても成り立つので、Rの画像の
副走査方向のライン間の位置誤差、つまり個々の画素に
注目した表現にすれば画素の位置誤差を読み取り素子の
RGBのライン間隔に相当するライン数分、例えば、こ
の実施形態では、8クロック、16クロックシフトする
ことによってGおよびBの画素の位置誤差を得ることが
できる。前記第1ないし第5の実施形態では、RGBそ
れぞれに対して画素の位置誤差を得るための処理を行っ
ているが、この実施形態では、1つの色についてだけ画
素の位置誤差を得れば、そのデータを他の色のデータに
対しても適用することができるので、位置誤差の測定を
簡素化することができる。
速度から変動し、1番のクロックのときRが図の1番の
クロックに対応する実線の少し右に示した鎖線の位置に
ずれた位置の画像を読み取るというずれを生じたとき、
この位置の画像か8クロック分または16クロック分ず
れた位置の画像をそれぞれGとBは読み取ることにな
る。すなわち、1番のクロックのとき、GとBが読み取
る画像の本来読み取るべき位置からのずれ、すなわち、
実線の位置と鎖線の位置の差はRと同じになる。この関
係はどのクロックに対しても成り立つので、Rの画像の
副走査方向のライン間の位置誤差、つまり個々の画素に
注目した表現にすれば画素の位置誤差を読み取り素子の
RGBのライン間隔に相当するライン数分、例えば、こ
の実施形態では、8クロック、16クロックシフトする
ことによってGおよびBの画素の位置誤差を得ることが
できる。前記第1ないし第5の実施形態では、RGBそ
れぞれに対して画素の位置誤差を得るための処理を行っ
ているが、この実施形態では、1つの色についてだけ画
素の位置誤差を得れば、そのデータを他の色のデータに
対しても適用することができるので、位置誤差の測定を
簡素化することができる。
【0098】得られた画素の位置誤差のデータに基づく
位置誤差の補正は以下のようになる。
位置誤差の補正は以下のようになる。
【0099】すなわち、それぞれの色のデータに対する
画素の位置誤差の補正については、前述の第1の実施形
態において詳しく説明しているので省略する。補正とR
GB3色の画像の相互の関係については以下のようにな
る。
画素の位置誤差の補正については、前述の第1の実施形
態において詳しく説明しているので省略する。補正とR
GB3色の画像の相互の関係については以下のようにな
る。
【0100】各色とも図でクロックに対応する位置とし
て示した実線の位置の画像の値をその近傍の画像データ
の値と位置のデータから補間法により求める。RGB3
色で読み取るフルカラーの画像データは、原稿の同じ位
置の画像をRGB3色に分解した値の組で表現される。
図28では、横軸が画像の位置を示すので、原稿のRG
Bに共通する位置はRの16番目、Gの8番目、Bの0
番目のように縦の一線上にある位置にある。画素の位置
誤差の補正を行わない場合の画素の位置はそれぞれ鎖線
で示しているのでa,bに示すように本来あるべき位置
からずれている。補正をしない読み取り装置では、読み
取ったデータをそのままRGBのデータとすることにな
るので、鎖線で示した位置のデータを同じ値のまま実線
で示した位置のデータとして取り扱うことになるので、
色のずれと画像の位置のずれの両方に欠点を持つことに
なる。本願では、測定した画素の位置誤差のデータに基
づいてRGBそれぞれについて図で実線で示されるRG
Bに共通する位置がの画像の値を求めているので、色ず
れと位置ずれの両方を補正している。しかし、従来例で
は、例えばRのデータのある位置のG,Bの画素の値を
補間して求めるものであり、色のずれを防止することを
目的としているが、画像の伸び縮みについては補正の対
象にはしていない。したがって、複数回走査してYMC
Kの画像を求めるような場合には、複数回の原稿走査の
速度ムラが全く同じに繰り返さない限り従来例の方式で
は無力である。
て示した実線の位置の画像の値をその近傍の画像データ
の値と位置のデータから補間法により求める。RGB3
色で読み取るフルカラーの画像データは、原稿の同じ位
置の画像をRGB3色に分解した値の組で表現される。
図28では、横軸が画像の位置を示すので、原稿のRG
Bに共通する位置はRの16番目、Gの8番目、Bの0
番目のように縦の一線上にある位置にある。画素の位置
誤差の補正を行わない場合の画素の位置はそれぞれ鎖線
で示しているのでa,bに示すように本来あるべき位置
からずれている。補正をしない読み取り装置では、読み
取ったデータをそのままRGBのデータとすることにな
るので、鎖線で示した位置のデータを同じ値のまま実線
で示した位置のデータとして取り扱うことになるので、
色のずれと画像の位置のずれの両方に欠点を持つことに
なる。本願では、測定した画素の位置誤差のデータに基
づいてRGBそれぞれについて図で実線で示されるRG
Bに共通する位置がの画像の値を求めているので、色ず
れと位置ずれの両方を補正している。しかし、従来例で
は、例えばRのデータのある位置のG,Bの画素の値を
補間して求めるものであり、色のずれを防止することを
目的としているが、画像の伸び縮みについては補正の対
象にはしていない。したがって、複数回走査してYMC
Kの画像を求めるような場合には、複数回の原稿走査の
速度ムラが全く同じに繰り返さない限り従来例の方式で
は無力である。
【0101】また、第2ないし第5の実施形態において
は第1キャリッジの速度ムラや位置誤差の測定を斜線の
繰り返しのパターンを読み取った画像データではなく、
磁気テープを読み取ったデータをしようしているが、こ
の方式では、RGBのそれぞれに対応させて速度ムラあ
るいは位置誤差を測定することはできないので、副走査
のクロックに同期したタイミングのデータに変換した
後、そのデータをシフトして画素の位置誤差の補正を行
う。その他、特に説明しない各部は、前述の第1ないし
第5の実施形態と同等に構成されている。
は第1キャリッジの速度ムラや位置誤差の測定を斜線の
繰り返しのパターンを読み取った画像データではなく、
磁気テープを読み取ったデータをしようしているが、こ
の方式では、RGBのそれぞれに対応させて速度ムラあ
るいは位置誤差を測定することはできないので、副走査
のクロックに同期したタイミングのデータに変換した
後、そのデータをシフトして画素の位置誤差の補正を行
う。その他、特に説明しない各部は、前述の第1ないし
第5の実施形態と同等に構成されている。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、副走査のラインクロックを基準にして画素の
位置誤差を得、得られた位置誤差のデータに基づいて画
素の位置誤差を補正するので、複数のラインセンサで読
み取った画像間の副走査方向の位置ズレをなくすことが
できる。
によれば、副走査のラインクロックを基準にして画素の
位置誤差を得、得られた位置誤差のデータに基づいて画
素の位置誤差を補正するので、複数のラインセンサで読
み取った画像間の副走査方向の位置ズレをなくすことが
できる。
【0103】請求項2記載の発明によれば、原稿の読み
取り領域外に設置され、副走査方向に対して傾きを有す
る線の等ピッチの並びで構成されたパターンを原稿の画
像とともに読み取り、読み取った複数のラインから得ら
れる斜線の画像のそれぞれに対して重心を計算するウィ
ンドウを順次設定して主走査方向の重心の移動から副走
査方向の画素の位置を得るので、原稿を走査する速度あ
るいは位置を測定する専用の装置を設けることなく、原
稿を読み取る機能を使用して画素の位置誤差を検出する
ことができ、これによって、測定に関するコストの上昇
を低く抑えることが可能となる。
取り領域外に設置され、副走査方向に対して傾きを有す
る線の等ピッチの並びで構成されたパターンを原稿の画
像とともに読み取り、読み取った複数のラインから得ら
れる斜線の画像のそれぞれに対して重心を計算するウィ
ンドウを順次設定して主走査方向の重心の移動から副走
査方向の画素の位置を得るので、原稿を走査する速度あ
るいは位置を測定する専用の装置を設けることなく、原
稿を読み取る機能を使用して画素の位置誤差を検出する
ことができ、これによって、測定に関するコストの上昇
を低く抑えることが可能となる。
【0104】請求項3記載の発明によれば、読み取った
複数のライン以外のラインから得られる画像データの位
置誤差は、測定した位置誤差のデータを複数ラインのセ
ンサのライン間隔に相当する副走査のクロック数分シフ
トして他の読み取りラインの位置誤差のデータとするの
で、複数ラインの内の所定の1つのラインからのデータ
についてのみ画素の位置誤差を求めるための処理を行え
ばよく、これによってこの処理にかかわる処理系の回路
規模が前記ラインの数分の1になり、画素の位置誤差の
測定に関する処理が簡略化される。加えて、他の読み取
りラインから得た画像データの画素の位置誤差の補正効
果も十分に得ることができる。
複数のライン以外のラインから得られる画像データの位
置誤差は、測定した位置誤差のデータを複数ラインのセ
ンサのライン間隔に相当する副走査のクロック数分シフ
トして他の読み取りラインの位置誤差のデータとするの
で、複数ラインの内の所定の1つのラインからのデータ
についてのみ画素の位置誤差を求めるための処理を行え
ばよく、これによってこの処理にかかわる処理系の回路
規模が前記ラインの数分の1になり、画素の位置誤差の
測定に関する処理が簡略化される。加えて、他の読み取
りラインから得た画像データの画素の位置誤差の補正効
果も十分に得ることができる。
【0105】請求項4記載の発明によれば、原稿を走査
する速度または位置を検出し、検出出力を原稿を読み取
る副走査のラインクロックに同期したタイミングのデー
タに変換して複数ラインのセンサのいずれか1つのライ
ンが読み取る画像に対応する位置誤差のデータを得ると
ともに、前記位置誤差のデータを複数ラインのセンサの
ライン間隔に相当する副走査のクロック数分シフトして
他の読み取りラインの位置誤差のデータとするので、複
数ラインのセンサの画素数が不足して、原稿を読み取る
領域外の画像を読み取ることができない場合にも、適用
することが可能となり、複数のラインセンサで読み取っ
た画像間の副走査方向の位置ズレをなくすことができ
る。
する速度または位置を検出し、検出出力を原稿を読み取
る副走査のラインクロックに同期したタイミングのデー
タに変換して複数ラインのセンサのいずれか1つのライ
ンが読み取る画像に対応する位置誤差のデータを得ると
ともに、前記位置誤差のデータを複数ラインのセンサの
ライン間隔に相当する副走査のクロック数分シフトして
他の読み取りラインの位置誤差のデータとするので、複
数ラインのセンサの画素数が不足して、原稿を読み取る
領域外の画像を読み取ることができない場合にも、適用
することが可能となり、複数のラインセンサで読み取っ
た画像間の副走査方向の位置ズレをなくすことができ
る。
【図1】本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の画像読取装置を示す断面図である。
【図3】図2の画像読取装置を示す平面図である。
【図4】図3のコンタクトガラスのコーナ部を拡大して
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】斜線パターンを示す説明図である。
【図6】走査速度の変動に応じた斜線パターンの読み取
りデータを示す説明図である。
りデータを示す説明図である。
【図7】斜線パターンを拡大して示す説明図である。
【図8】図7の斜線パターンの読み取り値を示す説明図
である。
である。
【図9】斜線判定用ウインドウを示す説明図である。
【図10】他の斜線判定用ウインドウを示す説明図であ
る。
る。
【図11】斜線判定用マッチングパターンを示す説明図
である。
である。
【図12】重心測定用ウインドウを示す説明図である。
【図13】図1の画像読取装置の位置誤差測定処理を説
明するためのフローチャートである。
明するためのフローチャートである。
【図14】重心測定用ウインドウにおける読み取り値お
よび重心測定方法を示す説明図である。
よび重心測定方法を示す説明図である。
【図15】斜線の長さおよび角度を示す説明図である。
【図16】斜線とRGBの読み取り画素のタイミングを
説明図である。
説明図である。
【図17】原点位置検出方法を示す説明図である。
【図18】原点位置検出処理を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図19】位置誤差補正処理を示す説明図である。
【図20】他の原点検出用マークを示す説明図である。
【図21】他の他の原点検出用マークを示す説明図であ
る。
る。
【図22】他の原点検出用マークを示す説明図である。
【図23】第2の実施形態に係る画像読取装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
ム構成を示すブロック図である。
【図24】磁気テープと磁気ヘッドを示す断面図であ
る。
る。
【図25】第3の実施形態に係る画像読取装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
ム構成を示すブロック図である。
【図26】第4の実施形態に係る画像読取装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
ム構成を示すブロック図である。
【図27】第5の実施形態に係る画像読取装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
ム構成を示すブロック図である。
【図28】RGBの3色のラインの画像データの副走査
方向の位置とそれに対応するクロックの関係を横軸に、
読み取った画像の値を縦軸にとって示す説明図である。
方向の位置とそれに対応するクロックの関係を横軸に、
読み取った画像の値を縦軸にとって示す説明図である。
1 コンタクトガラス 2 光源 3,4,5 ミラー 6 レンズ 7 光電変換装置 8 筐体 9 基準濃度板 10 斜線パターン 10a 磁気テープ 12 磁気ヘッド 20 制御部 21 A/D変換部 22 シェーディング補正部 23 原点検出/位置誤差測定部 24 位置誤差補正部 25 ラインバッファ 31 ヘッドアンプ 32 F/V変換部 33 S/H回路 34 加速度ピックアップ 35 チャージアンプ 36 積分器 37 パルス発生器 38 補間演算部 L 斜線
Claims (4)
- 【請求項1】 分光感度の異なる複数ラインのセンサで
構成された光電変換手段で原稿を線順次に走査して読み
取る画像読取装置において、 副走査のラインクロックを基準にして画素の位置誤差を
得る手段と、 この位置誤差を得る手段によって得られた位置誤差のデ
ータに基づいて画素の位置誤差を補正する手段と、を備
えていることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記位置誤差を得る手段は、原稿の読み
取り領域外に設置され、副走査方向に対して傾きを有す
る線の等ピッチの並びで構成されたパターンを原稿の画
像とともに読み取り、読み取った複数のラインから得ら
れる斜線の画像のそれぞれに対して重心を計算するウィ
ンドウを順次設定して主走査方向の重心の移動から副走
査方向の画素の位置を得ることを特徴とする請求項1記
載の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記読み取った複数のライン以外のライ
ンから得られる画像データの位置誤差は、測定した位置
誤差のデータを複数ラインのセンサのライン間隔に相当
する副走査のクロック数分シフトして他の読み取りライ
ンの位置誤差のデータとすることを特徴とする請求項2
記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 前記画素の位置誤差を得る手段は、原稿
を走査する速度または位置を検出し、検出出力を原稿を
読み取る副走査のラインクロックに同期したタイミング
のデータに変換して複数ラインのセンサのいずれか1つ
のラインが読み取る画像に対応する位置誤差のデータを
得るとともに、前記位置誤差のデータを複数ラインのセ
ンサのライン間隔に相当する副走査のクロック数分シフ
トして他の読み取りラインの位置誤差のデータとするこ
とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8194705A JPH1042109A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 画像読取装置 |
| US08/898,091 US5892595A (en) | 1996-01-26 | 1997-07-23 | Image reading apparatus for correct positioning of color component values of each picture element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8194705A JPH1042109A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 画像読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1042109A true JPH1042109A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16328895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8194705A Pending JPH1042109A (ja) | 1996-01-26 | 1996-07-24 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1042109A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2008105463A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2010-06-03 | 株式会社ニコン | 検査装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP8194705A patent/JPH1042109A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2008105463A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2010-06-03 | 株式会社ニコン | 検査装置の製造方法 |
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