JPH1043011A - 柔軟な風合いと嵩高性とを備えたシートカバー - Google Patents
柔軟な風合いと嵩高性とを備えたシートカバーInfo
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- JPH1043011A JPH1043011A JP20999096A JP20999096A JPH1043011A JP H1043011 A JPH1043011 A JP H1043011A JP 20999096 A JP20999096 A JP 20999096A JP 20999096 A JP20999096 A JP 20999096A JP H1043011 A JPH1043011 A JP H1043011A
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- Japan
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- seat cover
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- knitted fabric
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 嵩高性と表面の風合い特性とに共に優れたニ
ット構造のシートカバーを提供すること。 【解決手段】 上記課題を解決するための本発明のシー
トカバーは、両面にウェールが表れるニット構造の編地
を有するシートカバーであって、その編地は、形態また
は性質の異なる2種類またはそれ以上の編み糸を同時に
用いて編成されており、その編地が嵩高性を有すること
と、当該編地の一方の面が柔軟な風合い特性を有するこ
ととが同時に実現されていることを特徴とする。
ット構造のシートカバーを提供すること。 【解決手段】 上記課題を解決するための本発明のシー
トカバーは、両面にウェールが表れるニット構造の編地
を有するシートカバーであって、その編地は、形態また
は性質の異なる2種類またはそれ以上の編み糸を同時に
用いて編成されており、その編地が嵩高性を有すること
と、当該編地の一方の面が柔軟な風合い特性を有するこ
ととが同時に実現されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面にウェールが
表れるニット構造の編地を有するシートカバーに関し、
詳しくは、形態または性質の異なる2種類以上の編み糸
を同時に編成して成るシートカバーに関する。
表れるニット構造の編地を有するシートカバーに関し、
詳しくは、形態または性質の異なる2種類以上の編み糸
を同時に編成して成るシートカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車シート等に用いられるシ
ートカバーは、シートカバー表面(即ち、自動車シート
等に装着した場合の外面(意匠面)。以下同じ。)を構
成するカバー材と、好ましくはその内側のスラブウレタ
ンフォーム等から成るクッションパッド材と最下層の裏
基布とから構成されている。このうちシートカバーの主
体を成すカバー材には、天然皮革やファブリック材等が
適用される他、通気性等に優れることから数多くの編み
目(ループ)からなるニット構造の編地がしばしば用い
られている。
ートカバーは、シートカバー表面(即ち、自動車シート
等に装着した場合の外面(意匠面)。以下同じ。)を構
成するカバー材と、好ましくはその内側のスラブウレタ
ンフォーム等から成るクッションパッド材と最下層の裏
基布とから構成されている。このうちシートカバーの主
体を成すカバー材には、天然皮革やファブリック材等が
適用される他、通気性等に優れることから数多くの編み
目(ループ)からなるニット構造の編地がしばしば用い
られている。
【0003】図13に模式的に示すように、従来、この
ようなシートカバー100用の編地は、1種類の編み糸
140(例えば1本あたりおよそ450デニール(d)
のポリエステル系タスラン糸)を材料に、10〜14ゲ
ージ程度の横編み機(図示せず)を用いたいわゆる立体
編みによって、当該編み糸140から直接自動車シート
150等の形状(すなわちシートクッションやシートバ
ック形状)に編成されている。このとき自動車シート1
50のように着座面に断続的に圧力が加わるケースで
は、当該圧力に起因してシートカバー100にも伸縮作
用が働くため、この伸縮作用によってシートカバー10
0に伸びやしわが発生するのを防止する観点から、編地
を編成する際には編み目(ループ)をきつく連綴する傾
向にある。
ようなシートカバー100用の編地は、1種類の編み糸
140(例えば1本あたりおよそ450デニール(d)
のポリエステル系タスラン糸)を材料に、10〜14ゲ
ージ程度の横編み機(図示せず)を用いたいわゆる立体
編みによって、当該編み糸140から直接自動車シート
150等の形状(すなわちシートクッションやシートバ
ック形状)に編成されている。このとき自動車シート1
50のように着座面に断続的に圧力が加わるケースで
は、当該圧力に起因してシートカバー100にも伸縮作
用が働くため、この伸縮作用によってシートカバー10
0に伸びやしわが発生するのを防止する観点から、編地
を編成する際には編み目(ループ)をきつく連綴する傾
向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1種類
の糸(例えば上記タスラン糸)で編成された編地を有す
る従来のシートカバーでは、上述のように編み目をきつ
くして連綴するために嵩高性に欠き、高級感を演出する
のが困難である。また、ボリューム感を表現するために
嵩高性に優れる糸を使用して同様に編成した場合は、逆
に、シートカバー表面において柔軟な風合い特性を欠い
てしまうため好ましくない。本発明は上記従来の問題点
を解決するものであり、その目的とするところは、シー
トカバーの嵩高性とシートカバー表面の風合い特性に共
に優れるニット構造のシートカバーを提供することであ
る。
の糸(例えば上記タスラン糸)で編成された編地を有す
る従来のシートカバーでは、上述のように編み目をきつ
くして連綴するために嵩高性に欠き、高級感を演出する
のが困難である。また、ボリューム感を表現するために
嵩高性に優れる糸を使用して同様に編成した場合は、逆
に、シートカバー表面において柔軟な風合い特性を欠い
てしまうため好ましくない。本発明は上記従来の問題点
を解決するものであり、その目的とするところは、シー
トカバーの嵩高性とシートカバー表面の風合い特性に共
に優れるニット構造のシートカバーを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来のシートカバー
における問題点を解決するために、本発明においては、
両面にウェールが表れるニット構造の編地を有するシー
トカバーであって、その編地は、形態または性質の異な
る2種類またはそれ以上の編み糸を同時に用いて編成さ
れており、その編地が嵩高性を有することと、当該編地
の一方の面が柔軟な風合い特性を有することとが同時に
実現されていることを特徴とするシートカバー(以下、
本発明の第一のシートカバーという)を提供する。本明
細書において「ウェール」とは、編地における編み目
(ループ)の縦列を指す一般的な用語であり、特に限定
したループ構造を意図していない。また、本明細書にお
いて「コース」とは編地における横方向の目を指す一般
的な用語である。
における問題点を解決するために、本発明においては、
両面にウェールが表れるニット構造の編地を有するシー
トカバーであって、その編地は、形態または性質の異な
る2種類またはそれ以上の編み糸を同時に用いて編成さ
れており、その編地が嵩高性を有することと、当該編地
の一方の面が柔軟な風合い特性を有することとが同時に
実現されていることを特徴とするシートカバー(以下、
本発明の第一のシートカバーという)を提供する。本明
細書において「ウェール」とは、編地における編み目
(ループ)の縦列を指す一般的な用語であり、特に限定
したループ構造を意図していない。また、本明細書にお
いて「コース」とは編地における横方向の目を指す一般
的な用語である。
【0006】本発明の第一のシートカバーにおいては、
形態または性質の異なる2種類またはそれ以上の編み糸
を同時に使用して編地が編成されるため、使用する編み
糸の選択と共にそれら編み糸の編立て方法(以下、単に
「編み方」という。)に応じて、当該編地の風合い特性
と嵩高性という相反する性質を各々改善することができ
る。従って、本発明の第一のシートカバーによれば、シ
ートカバー表面側に柔軟な風合い特性を付与すると同時
にシートカバー自体に嵩高性を持たせることができる。
形態または性質の異なる2種類またはそれ以上の編み糸
を同時に使用して編地が編成されるため、使用する編み
糸の選択と共にそれら編み糸の編立て方法(以下、単に
「編み方」という。)に応じて、当該編地の風合い特性
と嵩高性という相反する性質を各々改善することができ
る。従って、本発明の第一のシートカバーによれば、シ
ートカバー表面側に柔軟な風合い特性を付与すると同時
にシートカバー自体に嵩高性を持たせることができる。
【0007】さらに本発明は、上記本発明の第一のシー
トカバーにおいて、上記編地の柔軟な風合い特性を有す
る面に表れるウェールを形成する編み糸の構成と、上記
編地の他方の面に表れるウェールを形成する編み糸の構
成とを異ならせたことを特徴とするシートカバー(以
下、本発明の第二のシートカバーという。)を提供す
る。
トカバーにおいて、上記編地の柔軟な風合い特性を有す
る面に表れるウェールを形成する編み糸の構成と、上記
編地の他方の面に表れるウェールを形成する編み糸の構
成とを異ならせたことを特徴とするシートカバー(以
下、本発明の第二のシートカバーという。)を提供す
る。
【0008】本発明の第二のシートカバーにおいては、
編み糸の構成を各々異ならせて上記編地の表裏二つの面
のウェールが形成されているため、各々のウェールを形
成している編み糸の構成の違い(編み糸の種類や数等)
に応じて当該編地の表裏二つの面の風合い特性と嵩高性
とを各々別個に決定することができる。従って、本発明
の第二のシートカバーによれば、シートカバー表面に柔
軟な風合い特性を付与すると同時にシートカバー裏面に
おいて嵩高性を持たせることができる。
編み糸の構成を各々異ならせて上記編地の表裏二つの面
のウェールが形成されているため、各々のウェールを形
成している編み糸の構成の違い(編み糸の種類や数等)
に応じて当該編地の表裏二つの面の風合い特性と嵩高性
とを各々別個に決定することができる。従って、本発明
の第二のシートカバーによれば、シートカバー表面に柔
軟な風合い特性を付与すると同時にシートカバー裏面に
おいて嵩高性を持たせることができる。
【0009】さらに本発明は、上記本発明の第一のシー
トカバーまたは第二のシートカバーにおいて、上記編地
の柔軟な風合い特性を有する面に表れるウェールを構成
する編み目のサイズよりも上記編地の他方の面に表れる
ウェールを構成する編み目のサイズが大きくなるように
上記編地が編成されていることを特徴とするシートカバ
ー(以下、本発明の第三のシートカバーという。)を提
供する。本発明の第三のシートカバーにおいては、上記
柔軟な風合い特性を有する面の反対側の面のウェールの
容積が上記編み目サイズを大きくすることによって増大
される。このため、当該面側の嵩高性がさらに高めら
れ、シートカバーの柔らかさおよびクッション性をさら
に向上させることができる。
トカバーまたは第二のシートカバーにおいて、上記編地
の柔軟な風合い特性を有する面に表れるウェールを構成
する編み目のサイズよりも上記編地の他方の面に表れる
ウェールを構成する編み目のサイズが大きくなるように
上記編地が編成されていることを特徴とするシートカバ
ー(以下、本発明の第三のシートカバーという。)を提
供する。本発明の第三のシートカバーにおいては、上記
柔軟な風合い特性を有する面の反対側の面のウェールの
容積が上記編み目サイズを大きくすることによって増大
される。このため、当該面側の嵩高性がさらに高めら
れ、シートカバーの柔らかさおよびクッション性をさら
に向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、典型的には以下のよう
に実施され得る。本発明のシートカバー(上記本発明の
第一、第二および第三のシートカバーを包含する。以下
同じ。)の編地は、例えば後述の図1〜図12に示すよ
うな編み方に従って、典型的には、前後一対の針床(ベ
ッド)を備える10ゲージ〜14ゲージの2ベッド型横
編み機によって種々のシート形状に立体編成することが
できる。
に実施され得る。本発明のシートカバー(上記本発明の
第一、第二および第三のシートカバーを包含する。以下
同じ。)の編地は、例えば後述の図1〜図12に示すよ
うな編み方に従って、典型的には、前後一対の針床(ベ
ッド)を備える10ゲージ〜14ゲージの2ベッド型横
編み機によって種々のシート形状に立体編成することが
できる。
【0011】本発明の実施に使用する編み糸の組み合わ
せは、編成された編地が嵩高性を有することと当該編地
の一方の面が柔軟な風合い特性を有することとが同時に
実現されるものであれば特に限定されないが、好ましく
は、柔軟な風合い特性を表現するものとしてシルキー調
素材の編み糸又は微捲縮加工糸等のソフトタッチの編み
糸を少なくとも1種類用い、かつ、嵩高性を付与するも
のとして紡績糸、タスラン糸、モール糸、ウーリー加工
糸または生糸由来のボリューム感のある編み糸を少なく
とも1種類用いるのがよい。また、使用する編み糸の少
なくとも一種類または全種類をポリエステル系のものに
することが特に好ましい。このことによって本発明のシ
ートカバーの引っ張り強度、耐熱性および耐侯性をさら
に向上させることができる。そして、これら形態または
性質の異なる編み糸を適宜組み合わせることによって、
本発明のシートカバーを好適に作成することができる。
なお、用いる編み糸の太さは、一般的な自動車シート用
シートカバーであれば、450デニール/本程度が好ま
しいがこれに限るものではなく、シートカバーの用途や
編成編み機の仕様に応じて変更することができる。ここ
で「デニール」とは、糸(繊維)の太さを表すために慣
用されている単位であり、長さが450mで重さが0.
05gのものを1デニール(d)とする。
せは、編成された編地が嵩高性を有することと当該編地
の一方の面が柔軟な風合い特性を有することとが同時に
実現されるものであれば特に限定されないが、好ましく
は、柔軟な風合い特性を表現するものとしてシルキー調
素材の編み糸又は微捲縮加工糸等のソフトタッチの編み
糸を少なくとも1種類用い、かつ、嵩高性を付与するも
のとして紡績糸、タスラン糸、モール糸、ウーリー加工
糸または生糸由来のボリューム感のある編み糸を少なく
とも1種類用いるのがよい。また、使用する編み糸の少
なくとも一種類または全種類をポリエステル系のものに
することが特に好ましい。このことによって本発明のシ
ートカバーの引っ張り強度、耐熱性および耐侯性をさら
に向上させることができる。そして、これら形態または
性質の異なる編み糸を適宜組み合わせることによって、
本発明のシートカバーを好適に作成することができる。
なお、用いる編み糸の太さは、一般的な自動車シート用
シートカバーであれば、450デニール/本程度が好ま
しいがこれに限るものではなく、シートカバーの用途や
編成編み機の仕様に応じて変更することができる。ここ
で「デニール」とは、糸(繊維)の太さを表すために慣
用されている単位であり、長さが450mで重さが0.
05gのものを1デニール(d)とする。
【0012】以下、本発明のシートカバーにおける編地
の好適な編成例を、図面を参照しつつ説明する。これら
図面はいずれも編地の編み目組織を編み方図式で示した
ものであり、当該分野における所謂リブ編みの編み方図
式を示す手段としては一般的なものである。従って、い
わゆる当業者は、各図面に示した編み目組織を有する編
地を当該図式化された編み方に基づいて既知の編成方法
および横編み機によって容易に編成することができる。
の好適な編成例を、図面を参照しつつ説明する。これら
図面はいずれも編地の編み目組織を編み方図式で示した
ものであり、当該分野における所謂リブ編みの編み方図
式を示す手段としては一般的なものである。従って、い
わゆる当業者は、各図面に示した編み目組織を有する編
地を当該図式化された編み方に基づいて既知の編成方法
および横編み機によって容易に編成することができる。
【0013】各図中の上下2段にわたるドットの配列は
上記10〜14ゲージの2ベッド型横編み機に備えられ
た前後一対の針床(ベッド)を示しており、各ドットは
当該針床を構成している個々の編成用ニードル(針)に
相当するものである。なお、ここでは便宜上、各図中の
上段側針床を前面ベッドFとし、下段側針床を後面ベッ
ドRとする。そして、この一対の針床(前面ベッドFお
よび後面ベッドR)の編成用ニードルを用いることによ
ってリブ編みを基本とした編地が編成されることとな
る。すなわち、上記前面ベッドFおよび後面ベッドRに
給糸された編み糸には個々のニードルによってループが
針床に沿って横方向に形成されていき、この動作がルー
プを連綴しつつ反復されることによって所定の編地が編
成される。
上記10〜14ゲージの2ベッド型横編み機に備えられ
た前後一対の針床(ベッド)を示しており、各ドットは
当該針床を構成している個々の編成用ニードル(針)に
相当するものである。なお、ここでは便宜上、各図中の
上段側針床を前面ベッドFとし、下段側針床を後面ベッ
ドRとする。そして、この一対の針床(前面ベッドFお
よび後面ベッドR)の編成用ニードルを用いることによ
ってリブ編みを基本とした編地が編成されることとな
る。すなわち、上記前面ベッドFおよび後面ベッドRに
給糸された編み糸には個々のニードルによってループが
針床に沿って横方向に形成されていき、この動作がルー
プを連綴しつつ反復されることによって所定の編地が編
成される。
【0014】このとき、前面ベッドFのニードルによっ
て形成されたループと後面ベッドRのニードルによって
形成されたループとは、連綴した際にその目の向きが互
いに異なる。その結果、編成された編地のコース上では
表目と裏目とが交互に繰り返されており、当該編地の表
裏いずれの面においても当該表目および裏目に応じてウ
ェールが表出されることとなるがこのこと自体は当該分
野における周知事項である。なお、ここでは便宜上、上
記前面ベッドFのニードルによって形成されたループか
らなるウェールが本発明のシートカバーの表面側に表れ
るものとし、上記後面ベッドRのニードルによって形成
されたループからなるウェールは本発明のシートカバー
の裏面側に表れるものとする。
て形成されたループと後面ベッドRのニードルによって
形成されたループとは、連綴した際にその目の向きが互
いに異なる。その結果、編成された編地のコース上では
表目と裏目とが交互に繰り返されており、当該編地の表
裏いずれの面においても当該表目および裏目に応じてウ
ェールが表出されることとなるがこのこと自体は当該分
野における周知事項である。なお、ここでは便宜上、上
記前面ベッドFのニードルによって形成されたループか
らなるウェールが本発明のシートカバーの表面側に表れ
るものとし、上記後面ベッドRのニードルによって形成
されたループからなるウェールは本発明のシートカバー
の裏面側に表れるものとする。
【0015】ところで、編地を編成する際に同時に使用
する編み糸の本数および編み糸毎の編み方(即ち、ルー
プのとり方)を個々に具体的に示すため、図1〜図12
においては使用する編み糸の編み方を1本毎に上下に並
列させて示してある。なお、各図中の左端の記号Aおよ
びBは、各々、上述のソフトタッチのポリエステル系シ
ルキー調加工糸(450d)およびボリューム感のある
ポリエステル系タスラン糸(450d)を示しており、
左側の括弧記号({)は使用する編み糸を大まかに区分
したものである。すなわち、図1を例にすれば、この図
で示した編み目組織の編地を編成する際には編み糸を同
時に2本使用し、このうちの1本が上記シルキー調加工
糸Aであり、他の1本は上記タスラン糸Bである。そし
て、編地の編成の際にはシルキー調加工糸Aには前面ベ
ッドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作用さ
せ、一方、タスラン糸Bには後面ベッドRのみの全ての
ニードルを作用させる。
する編み糸の本数および編み糸毎の編み方(即ち、ルー
プのとり方)を個々に具体的に示すため、図1〜図12
においては使用する編み糸の編み方を1本毎に上下に並
列させて示してある。なお、各図中の左端の記号Aおよ
びBは、各々、上述のソフトタッチのポリエステル系シ
ルキー調加工糸(450d)およびボリューム感のある
ポリエステル系タスラン糸(450d)を示しており、
左側の括弧記号({)は使用する編み糸を大まかに区分
したものである。すなわち、図1を例にすれば、この図
で示した編み目組織の編地を編成する際には編み糸を同
時に2本使用し、このうちの1本が上記シルキー調加工
糸Aであり、他の1本は上記タスラン糸Bである。そし
て、編地の編成の際にはシルキー調加工糸Aには前面ベ
ッドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作用さ
せ、一方、タスラン糸Bには後面ベッドRのみの全ての
ニードルを作用させる。
【0016】上記のとおりに編成された図1に示す編地
においては、シートカバ一表面側となる面には上記シル
キー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟
な風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には
当該シルキー調加工糸Aに加えて上記タスラン糸Bを含
むウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、
図1に示す編み目組織の編地を編成することによって、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
においては、シートカバ一表面側となる面には上記シル
キー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟
な風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には
当該シルキー調加工糸Aに加えて上記タスラン糸Bを含
むウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、
図1に示す編み目組織の編地を編成することによって、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
【0017】図2は、上記図1に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図1の場合と同様、前面ベッ
ドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作用させ
る。他方、他の2本の編み糸の1本(このとき、残る1
本は特に糸の材質に限定されない。)または2本には上
記タスラン糸Bを用いる。そして図2に示すように、こ
れら編み糸には後面ベッドRのニードルを同一のニード
ルが作用しないように各々1本置きに作用させる。この
結果、得られた編地においては、シートカバ一表面側と
なる面には上記シルキー調加工糸Aのみからなるウェー
ルが表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー
裏面側となる面には当該シルキー調加工糸Aに加えて上
記タスラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付
与される。従って、図2に示す編み目組織の編地を編成
することによっても、本発明の第一のシートカバーまた
は本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図1の場合と同様、前面ベッ
ドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作用させ
る。他方、他の2本の編み糸の1本(このとき、残る1
本は特に糸の材質に限定されない。)または2本には上
記タスラン糸Bを用いる。そして図2に示すように、こ
れら編み糸には後面ベッドRのニードルを同一のニード
ルが作用しないように各々1本置きに作用させる。この
結果、得られた編地においては、シートカバ一表面側と
なる面には上記シルキー調加工糸Aのみからなるウェー
ルが表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー
裏面側となる面には当該シルキー調加工糸Aに加えて上
記タスラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付
与される。従って、図2に示す編み目組織の編地を編成
することによっても、本発明の第一のシートカバーまた
は本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
【0018】図3は、上記図2に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図1及び図2の場合と同様、
前面ベッドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作
用させる。他方、他の3本の編み糸の1本若しくは2本
(このとき、残る2本若しくは1本は特に糸の材質に限
定されない。)または3本には上記タスラン糸Bを用い
る。そして図3に示すように、これら編み糸には後面ベ
ッドRのニードルを同一のニードルが作用しないように
各々2本置きに作用させる。この結果、得られた編地に
おいては、シートカバ一表面側となる面には上記シルキ
ー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な
風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には当
該シルキー調加工糸Aに加えて上記タスラン糸Bを含む
ウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、図
3に示す編み目組織の編地を編成することによっても、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図1及び図2の場合と同様、
前面ベッドFおよび後面ベッドRの全てのニードルを作
用させる。他方、他の3本の編み糸の1本若しくは2本
(このとき、残る2本若しくは1本は特に糸の材質に限
定されない。)または3本には上記タスラン糸Bを用い
る。そして図3に示すように、これら編み糸には後面ベ
ッドRのニードルを同一のニードルが作用しないように
各々2本置きに作用させる。この結果、得られた編地に
おいては、シートカバ一表面側となる面には上記シルキ
ー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な
風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には当
該シルキー調加工糸Aに加えて上記タスラン糸Bを含む
ウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、図
3に示す編み目組織の編地を編成することによっても、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
【0019】また、他の好適な編成例は、図4に示すよ
うに、上記シルキー調加工糸Aを1本および上記タスラ
ン糸を1本用いて編地を編成することを特徴とする。こ
の場合において、シルキー調加工糸Aには前面ベッドF
の全てのニードルを作用させ、他方、タスラン糸Bには
後面ベッドRの全てのニードルを作用させる。この結
果、得られた編地においては、シートカバ一表面側とな
る面には上記シルキー調加工糸のみからなるウェールが
表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏面
側となる面には上記タスラン糸からなるウェールが表れ
るため嵩高性が付与される。従って、図4に示す編み目
組織の編地を編成することによっても、本発明の第一の
シートカバーおよび本発明の第二のシートカバーを提供
することができる。
うに、上記シルキー調加工糸Aを1本および上記タスラ
ン糸を1本用いて編地を編成することを特徴とする。こ
の場合において、シルキー調加工糸Aには前面ベッドF
の全てのニードルを作用させ、他方、タスラン糸Bには
後面ベッドRの全てのニードルを作用させる。この結
果、得られた編地においては、シートカバ一表面側とな
る面には上記シルキー調加工糸のみからなるウェールが
表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏面
側となる面には上記タスラン糸からなるウェールが表れ
るため嵩高性が付与される。従って、図4に示す編み目
組織の編地を編成することによっても、本発明の第一の
シートカバーおよび本発明の第二のシートカバーを提供
することができる。
【0020】図5は、上記図4に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図4の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルを作用させる。他方、他の2本の
編み糸の1本(このとき、残る1本は特に糸の材質に限
定されない。)または2本には上記タスラン糸Bを用い
る。そして図5に示すように、これら編み糸には後面ベ
ッドRのニードルを同一のニードルが作用しないように
各々1本置きに作用させる。この結果、得られた編地に
おいては、シートカバ一表面側となる面には上記シルキ
ー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な
風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には上
記タスラン糸Bからなるウェールが表れるため嵩高性が
付与される。従って、図5に示す編み目組織の編地を編
成することによっても、本発明の第一のシートカバーま
たは本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図4の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルを作用させる。他方、他の2本の
編み糸の1本(このとき、残る1本は特に糸の材質に限
定されない。)または2本には上記タスラン糸Bを用い
る。そして図5に示すように、これら編み糸には後面ベ
ッドRのニードルを同一のニードルが作用しないように
各々1本置きに作用させる。この結果、得られた編地に
おいては、シートカバ一表面側となる面には上記シルキ
ー調加工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な
風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には上
記タスラン糸Bからなるウェールが表れるため嵩高性が
付与される。従って、図5に示す編み目組織の編地を編
成することによっても、本発明の第一のシートカバーま
たは本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
【0021】図6は、上記図5に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図5の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルを作用させる。他方、他の3本の
編み糸の1本若しくは2本(このとき、残る2本若しく
は1本は特に糸の材質に限定されない。)または3本に
は上記タスラン糸Bを用いる。そして図6に示すよう
に、これら編み糸には後面ベッドRのニードルを同一の
ニードルが作用しないように各々2本置きに作用させ
る。この結果、得られた編地においては、シートカバ一
表面側となる面には上記シルキー調加工糸Aのみからな
るウェールが表れるため柔軟な風合いが表現され、シー
トカバー裏面側となる面には上記タスラン糸Bからなる
ウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、図
6に示す編み目組織の編地を編成することによっても、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図5の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルを作用させる。他方、他の3本の
編み糸の1本若しくは2本(このとき、残る2本若しく
は1本は特に糸の材質に限定されない。)または3本に
は上記タスラン糸Bを用いる。そして図6に示すよう
に、これら編み糸には後面ベッドRのニードルを同一の
ニードルが作用しないように各々2本置きに作用させ
る。この結果、得られた編地においては、シートカバ一
表面側となる面には上記シルキー調加工糸Aのみからな
るウェールが表れるため柔軟な風合いが表現され、シー
トカバー裏面側となる面には上記タスラン糸Bからなる
ウェールが表れるため嵩高性が付与される。従って、図
6に示す編み目組織の編地を編成することによっても、
本発明の第一のシートカバーまたは本発明の第二のシー
トカバーを提供することができる。
【0022】さらにまた、他の好適な編成例は、図7に
示すように、上記シルキー調加工糸Aを1本および上記
タスラン糸を1本用いて編地を編成することを特徴とす
る。この場合において、シルキー調加工糸Aには前面ベ
ッドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニード
ルを1本置きに作用させ、他方、タスラン糸Bには後面
ベッドRのニードルのうち当該シルキー加工糸Aに作用
させないニードルを全て作用させる。すなわち、後面ベ
ッドR側のニードルはシルキー調加工糸Aとタスラン糸
Bとに1本毎に交互に作用する。この結果、得られた編
地においては、シートカバ一表面側となる面には上記シ
ルキー調加工糸のみからなるウェールが表れるため柔軟
な風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には
上記タスラン糸からなるウェールが表れるため嵩高性が
付与される。従って、図7に示す編み目組織の編地を編
成することによっても、本発明の第一のシートカバーお
よび本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
示すように、上記シルキー調加工糸Aを1本および上記
タスラン糸を1本用いて編地を編成することを特徴とす
る。この場合において、シルキー調加工糸Aには前面ベ
ッドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニード
ルを1本置きに作用させ、他方、タスラン糸Bには後面
ベッドRのニードルのうち当該シルキー加工糸Aに作用
させないニードルを全て作用させる。すなわち、後面ベ
ッドR側のニードルはシルキー調加工糸Aとタスラン糸
Bとに1本毎に交互に作用する。この結果、得られた編
地においては、シートカバ一表面側となる面には上記シ
ルキー調加工糸のみからなるウェールが表れるため柔軟
な風合いが表現され、シートカバー裏面側となる面には
上記タスラン糸からなるウェールが表れるため嵩高性が
付与される。従って、図7に示す編み目組織の編地を編
成することによっても、本発明の第一のシートカバーお
よび本発明の第二のシートカバーを提供することができ
る。
【0023】図8は、上記図7に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図7の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニードル
を1本置きに作用させる。他方、他の2本の編み糸の1
本(このとき、残る1本は特に糸の材質に限定されな
い。)または2本には上記タスラン糸Bを用いる。そし
て図8に示すように、これら編み糸には後面ベッドRの
ニードルを同一のニードルが作用しないように各々1本
置きに作用させる。この結果、得られた編地において
は、シートカバ一表面側となる面には上記シルキー調加
工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な風合い
が表現され、シートカバー裏面側となる面には上記タス
ラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与され
る。従って、図8に示す編み目組織の編地を編成するこ
とによっても、本発明の第一のシートカバーまたは本発
明の第二のシートカバーを提供することができる。
を示したものである。本編成例では3本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図7の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニードル
を1本置きに作用させる。他方、他の2本の編み糸の1
本(このとき、残る1本は特に糸の材質に限定されな
い。)または2本には上記タスラン糸Bを用いる。そし
て図8に示すように、これら編み糸には後面ベッドRの
ニードルを同一のニードルが作用しないように各々1本
置きに作用させる。この結果、得られた編地において
は、シートカバ一表面側となる面には上記シルキー調加
工糸Aのみからなるウェールが表れるため柔軟な風合い
が表現され、シートカバー裏面側となる面には上記タス
ラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与され
る。従って、図8に示す編み目組織の編地を編成するこ
とによっても、本発明の第一のシートカバーまたは本発
明の第二のシートカバーを提供することができる。
【0024】図9は、上記図8に示す編成の一部変更例
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図7の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニードル
を1本置きに作用させる。他方、他の3本の編み糸の1
本若しくは2本(このとき、残る2本若しくは1本は特
に糸の材質に限定されない。)または3本には上記タス
ラン糸Bを用いる。そして図9に示すように、これら3
本の編み糸のうちの2本には、後面ベッドRのニードル
であって上記シルキー調加工糸Aには作用していないニ
ードルを作用させ、残る1本の編み糸(図9中の3段目
の編み糸)には、上記シルキー調加工糸Aに作用する後
面ベッドRのニードルを同時に作用させる。この結果、
得られた編地においては、シートカバ一表面側となる面
には上記シルキー調加工糸Aのみからなるウェールが表
れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏面側
となる面には上記タスラン糸Bを含むウェールが表れる
ため嵩高性が付与される。従って、図9に示す編み目組
織の編地を編成することによっても、本発明の第一のシ
ートカバーまたは本発明の第二のシートカバーを提供す
ることができる。
を示したものである。本編成例では4本の編み糸を使用
して編地を編成することを特徴とする。この場合におい
て、使用する編み糸の1本は上記シルキー調加工糸Aを
用いる。この編み糸には、図7の場合と同様、前面ベッ
ドFの全てのニードルに加え、後面ベッドRのニードル
を1本置きに作用させる。他方、他の3本の編み糸の1
本若しくは2本(このとき、残る2本若しくは1本は特
に糸の材質に限定されない。)または3本には上記タス
ラン糸Bを用いる。そして図9に示すように、これら3
本の編み糸のうちの2本には、後面ベッドRのニードル
であって上記シルキー調加工糸Aには作用していないニ
ードルを作用させ、残る1本の編み糸(図9中の3段目
の編み糸)には、上記シルキー調加工糸Aに作用する後
面ベッドRのニードルを同時に作用させる。この結果、
得られた編地においては、シートカバ一表面側となる面
には上記シルキー調加工糸Aのみからなるウェールが表
れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏面側
となる面には上記タスラン糸Bを含むウェールが表れる
ため嵩高性が付与される。従って、図9に示す編み目組
織の編地を編成することによっても、本発明の第一のシ
ートカバーまたは本発明の第二のシートカバーを提供す
ることができる。
【0025】さらにまた、他の好適な編成例は、図10
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分の編み糸には前面ベッドFおよび後面ベッド
Rの全てのニードルを作用させ、第二の区分の編み糸に
は前面ベッドFの全てのニードルを作用させ、そして第
三の区分の2本の編み糸には、各々後面ベッドRのニー
ドルを1本置きに作用させる。この結果、得られた編地
においては、シートカバ一表面側となる面には上記シル
キー調加工糸Aを含むウェールが表れるため柔軟な風合
いが表現され、シートカバー裏面側となる面には上記タ
スラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与さ
れる。従って、図10に示す編み目組織の編地を編成す
ることによっても、本発明の第一のシートカバーを提供
することができる。
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分の編み糸には前面ベッドFおよび後面ベッド
Rの全てのニードルを作用させ、第二の区分の編み糸に
は前面ベッドFの全てのニードルを作用させ、そして第
三の区分の2本の編み糸には、各々後面ベッドRのニー
ドルを1本置きに作用させる。この結果、得られた編地
においては、シートカバ一表面側となる面には上記シル
キー調加工糸Aを含むウェールが表れるため柔軟な風合
いが表現され、シートカバー裏面側となる面には上記タ
スラン糸Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与さ
れる。従って、図10に示す編み目組織の編地を編成す
ることによっても、本発明の第一のシートカバーを提供
することができる。
【0026】さらにまた、他の好適な編成例は、図11
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分および第二の区分の編み糸には前面ベッドF
の全てのニードルを作用させ、第三の区分の2本の編み
糸には、後面ベッドRの全てのニードルを作用させる。
この結果、得られた編地においては、シートカバ一表面
側となる面には上記シルキー調加工糸Aを含むウェール
が表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏
面側となる面には上記タスラン糸Bを含むウェールが表
れるため嵩高性が付与される。従って、図11に示す編
み目組織の編地を編成することによっても、本発明の第
一のシートカバーを提供することができる。
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分および第二の区分の編み糸には前面ベッドF
の全てのニードルを作用させ、第三の区分の2本の編み
糸には、後面ベッドRの全てのニードルを作用させる。
この結果、得られた編地においては、シートカバ一表面
側となる面には上記シルキー調加工糸Aを含むウェール
が表れるため柔軟な風合いが表現され、シートカバー裏
面側となる面には上記タスラン糸Bを含むウェールが表
れるため嵩高性が付与される。従って、図11に示す編
み目組織の編地を編成することによっても、本発明の第
一のシートカバーを提供することができる。
【0027】さらにまた、他の好適な編成例は、図12
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分および第二の区分の編み糸には、各々前面ベ
ッドFのニードルを1本置きに作用させ、第三の区分の
2本の編み糸には、各々後面ベッドRのニードルを1本
置きに作用させる。この結果、得られた編地において
は、シートカバ一表面側となる面には上記シルキー調加
工糸Aを含むウェールが表れるため柔軟な風合いが表現
され、シートカバー裏面側となる面には上記タスラン糸
Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与される。従
って、図12に示す編み目組織の編地を編成することに
よっても、本発明の第一のシートカバーを提供すること
ができる。
に示すように、第一の区分として上記シルキー調加工糸
Aを1本、第二の区分として上記シルキー調加工糸Aま
たは上記タスラン糸Bのいずれかを1本、および第三の
区分として2本の編み糸であってそのうちの1本(この
とき、残る1本は特に糸の材質に限定されない。)また
は2本を上記タスラン糸Bとしたものの計4本を用いて
編地を編成することを特徴とする。この場合において、
第一の区分および第二の区分の編み糸には、各々前面ベ
ッドFのニードルを1本置きに作用させ、第三の区分の
2本の編み糸には、各々後面ベッドRのニードルを1本
置きに作用させる。この結果、得られた編地において
は、シートカバ一表面側となる面には上記シルキー調加
工糸Aを含むウェールが表れるため柔軟な風合いが表現
され、シートカバー裏面側となる面には上記タスラン糸
Bを含むウェールが表れるため嵩高性が付与される。従
って、図12に示す編み目組織の編地を編成することに
よっても、本発明の第一のシートカバーを提供すること
ができる。
【0028】ところで、上記2ベッド型横編み機をはじ
め種々のタイプの横編み機を使用する際に針床に給糸す
る編み糸の張り度合を制御することができることは周知
のとおりである。従って、例えば上記図1〜図12に示
す編成例において、上記背面ベッドRのニードルによっ
て編成されるタスラン糸B(例えば図1の下段参照)の
張り度合を同時に使用する他の編み糸よりも緩くするこ
とで、上記シートカバー裏面側に表れるウェールの構成
編み目(ループ)のサイズを当該シートカバー表面側に
表れるウェールの構成編み目のサイズよりも大きくする
ことができる。その結果、タスラン糸Bを有する当該シ
ートカバー裏面側に表れるウェールの嵩高性はさらに高
められ、シートカバーの柔らかさおよびクッション性を
高めることができる。従って、上記図1〜図12に示す
編成例に基づく編成の際に、上記横編み機に給糸する上
記タスラン糸Bの糸張り度合を調整することによって、
本発明の第三のシートカバーを提供することができる。
め種々のタイプの横編み機を使用する際に針床に給糸す
る編み糸の張り度合を制御することができることは周知
のとおりである。従って、例えば上記図1〜図12に示
す編成例において、上記背面ベッドRのニードルによっ
て編成されるタスラン糸B(例えば図1の下段参照)の
張り度合を同時に使用する他の編み糸よりも緩くするこ
とで、上記シートカバー裏面側に表れるウェールの構成
編み目(ループ)のサイズを当該シートカバー表面側に
表れるウェールの構成編み目のサイズよりも大きくする
ことができる。その結果、タスラン糸Bを有する当該シ
ートカバー裏面側に表れるウェールの嵩高性はさらに高
められ、シートカバーの柔らかさおよびクッション性を
高めることができる。従って、上記図1〜図12に示す
編成例に基づく編成の際に、上記横編み機に給糸する上
記タスラン糸Bの糸張り度合を調整することによって、
本発明の第三のシートカバーを提供することができる。
【0029】以上、本発明のシートカバーにおける編地
の好適な編成例を図面を参照しつつ説明したが、本発明
においては形態または性質の異なる2種類またはそれ以
上の編み糸を同時に用いて編成された編地が嵩高性を有
することと当該編地の一方の面が柔軟な風合い特性を有
することとが同時に実現されればよく、これら図面に記
載の編成例に限定することを意図したものではない。
の好適な編成例を図面を参照しつつ説明したが、本発明
においては形態または性質の異なる2種類またはそれ以
上の編み糸を同時に用いて編成された編地が嵩高性を有
することと当該編地の一方の面が柔軟な風合い特性を有
することとが同時に実現されればよく、これら図面に記
載の編成例に限定することを意図したものではない。
【0030】また、本発明のシートカバーには上記各編
成例で編成された編地の他にも、従来技術に基づいて上
記従来のシートカバーにおけるようなパッド材や裏基布
等の補助部材を備えることができる。従って、本発明の
シートカバーの作成にあたって、このような補助部材を
付与することは当業者の設計事項に過ぎないものであ
り、これまで説明してきた本発明の特徴を損なうもので
ない限り、本発明の特許請求の範囲から逸脱するもので
はない。
成例で編成された編地の他にも、従来技術に基づいて上
記従来のシートカバーにおけるようなパッド材や裏基布
等の補助部材を備えることができる。従って、本発明の
シートカバーの作成にあたって、このような補助部材を
付与することは当業者の設計事項に過ぎないものであ
り、これまで説明してきた本発明の特徴を損なうもので
ない限り、本発明の特許請求の範囲から逸脱するもので
はない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、形態または性質の異な
る2種類またはそれ以上の編み糸を同時に使用すること
によってニット構造から成る編地の嵩高性と柔軟な風合
い特性とを同時に改善することができるので、風合い特
性とボリューム感のいずれにも優れたシートカバー用編
地を提供することができる。
る2種類またはそれ以上の編み糸を同時に使用すること
によってニット構造から成る編地の嵩高性と柔軟な風合
い特性とを同時に改善することができるので、風合い特
性とボリューム感のいずれにも優れたシートカバー用編
地を提供することができる。
【0032】そして、本発明の第一のシートカバーによ
れば、シートカバー表面に柔軟な風合い特性を付与する
と同時にシートカバー自体に嵩高性を持たせることがで
きる。さらに本発明の第二のシートカバーによれば、ウ
ェールの編み糸の構成に応じて当該編地の表裏二つの面
の風合い特性と嵩高性とを各々決定することができるの
で、シートカバー表面に柔軟な風合い特性を付与すると
同時にシートカバー裏面において嵩高性を持たせること
ができる。さらにまた、本発明の第三のシートカバーに
よれば、嵩高性を付与した面のウェール容積をさらに増
大させることができるので、シートカバーの柔らかさお
よびクッション性をさらに向上させることができる。
れば、シートカバー表面に柔軟な風合い特性を付与する
と同時にシートカバー自体に嵩高性を持たせることがで
きる。さらに本発明の第二のシートカバーによれば、ウ
ェールの編み糸の構成に応じて当該編地の表裏二つの面
の風合い特性と嵩高性とを各々決定することができるの
で、シートカバー表面に柔軟な風合い特性を付与すると
同時にシートカバー裏面において嵩高性を持たせること
ができる。さらにまた、本発明の第三のシートカバーに
よれば、嵩高性を付与した面のウェール容積をさらに増
大させることができるので、シートカバーの柔らかさお
よびクッション性をさらに向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図6】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図7】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図8】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図9】本発明の一実施形態における編地の組織図であ
る。
る。
【図10】本発明の一実施形態における編地の組織図で
ある。
ある。
【図11】本発明の一実施形態における編地の組織図で
ある。
ある。
【図12】本発明の一実施形態における編地の組織図で
ある。
ある。
【図13】自動車シート用のシートカバーを示す図であ
る。
る。
【符号の説明】 A シルキー調加工糸 B タスラン糸 F 前面ベッド R 後面ベッド 100 シートカバー
Claims (3)
- 【請求項1】 両面にウェールが表れるニット構造の編
地を有するシートカバーであって、 その編地は、形態または性質の異なる2種類またはそれ
以上の編み糸を同時に用いて編成されており、 その編地が嵩高性を有することと、該編地の一方の面が
柔軟な風合い特性を有することとが同時に実現されてい
ることを特徴とするシートカバー。 - 【請求項2】 請求項1に記載のシートカバーにおい
て、 前記編地の柔軟な風合い特性を有する面に表れるウェー
ルを形成する編み糸の構成と、前記編地の他方の面に表
れるウェールを形成する編み糸の構成とを異ならせたこ
とを特徴とするシートカバー。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のシートカバー
において、 前記編地の柔軟な風合い特性を有する面に表れるウェー
ルを構成する編み目のサイズよりも前記編地の他方の面
に表れるウェールを構成する編み目のサイズが大きくな
るように前記編地が編成されていることを特徴とするシ
ートカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20999096A JPH1043011A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柔軟な風合いと嵩高性とを備えたシートカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20999096A JPH1043011A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柔軟な風合いと嵩高性とを備えたシートカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043011A true JPH1043011A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16582037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20999096A Pending JPH1043011A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柔軟な風合いと嵩高性とを備えたシートカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1043011A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102025102438A1 (de) | 2025-01-23 | 2026-03-12 | Audi Aktiengesellschaft | Sitzbezug mit Austernfasern für einen Fahrzeugsitz, Fahrzeugsitz und Kraftfahrzeug mit einem solchen Fahrzeugsitz |
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1996
- 1996-08-08 JP JP20999096A patent/JPH1043011A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102025102438A1 (de) | 2025-01-23 | 2026-03-12 | Audi Aktiengesellschaft | Sitzbezug mit Austernfasern für einen Fahrzeugsitz, Fahrzeugsitz und Kraftfahrzeug mit einem solchen Fahrzeugsitz |
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