JPH1043293A - 液体中気泡除去装置 - Google Patents
液体中気泡除去装置Info
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- JPH1043293A JPH1043293A JP8210311A JP21031196A JPH1043293A JP H1043293 A JPH1043293 A JP H1043293A JP 8210311 A JP8210311 A JP 8210311A JP 21031196 A JP21031196 A JP 21031196A JP H1043293 A JPH1043293 A JP H1043293A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心分離による気泡除去効果、浮力上昇作用
による気泡除去効果、滞留による気泡除去の効果の向上
を図り、旋回流による遠心作用を利用して濾過を行い圧
力損失の低下を図り、液出口への気泡の侵入を低減す
る。 【解決手段】 容器本体と、容器本体内に設けられ液体
流入空間と液体流出空間に画する濾過体と、容器本体に
液体流入空間と連通するように設けられる液入口と、容
器本体に配され被処理液体を旋回流として気液分離をお
こなうサイクロン部と、容器本体に液体流出空間と連通
するように設けられ濾過体を通過した処理液体を送出す
る液出口と、液体流入空間の上部に対し連通状態に配さ
れる気体出口とを備え、濾過体が容器本体底面の内部に
立設される円筒形状とされ、濾過体の内部に液体流入空
間が配され、濾過体の外側に液体流出空間が配される。
による気泡除去効果、滞留による気泡除去の効果の向上
を図り、旋回流による遠心作用を利用して濾過を行い圧
力損失の低下を図り、液出口への気泡の侵入を低減す
る。 【解決手段】 容器本体と、容器本体内に設けられ液体
流入空間と液体流出空間に画する濾過体と、容器本体に
液体流入空間と連通するように設けられる液入口と、容
器本体に配され被処理液体を旋回流として気液分離をお
こなうサイクロン部と、容器本体に液体流出空間と連通
するように設けられ濾過体を通過した処理液体を送出す
る液出口と、液体流入空間の上部に対し連通状態に配さ
れる気体出口とを備え、濾過体が容器本体底面の内部に
立設される円筒形状とされ、濾過体の内部に液体流入空
間が配され、濾過体の外側に液体流出空間が配される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工心肺装置、人
工腎臓装置、血球成分と血漿成分の分離装置等の体外循
環用血液、または、人工腎臓装置における透析液回路中
を流れる透析液等の液体より気泡を除去する液体中気泡
除去装置に関する。
工腎臓装置、血球成分と血漿成分の分離装置等の体外循
環用血液、または、人工腎臓装置における透析液回路中
を流れる透析液等の液体より気泡を除去する液体中気泡
除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体中気泡除去装置としては、例えば特
開昭59−228849公報、特公昭61−44031
公報に示すように、濾過方式、滞留方式、濾過方式と滞
留方式の併用方式がある。
開昭59−228849公報、特公昭61−44031
公報に示すように、濾過方式、滞留方式、濾過方式と滞
留方式の併用方式がある。
【0003】従来の液体中気泡除去装置の一例には、図
4に示すように、容器本体1に液入口2、液出口3、気
体出口4が配され、内部に濾過体5が上部空間6と下部
空間7を画すよう配されている。濾過体5は円錐形状と
され、上部に上部空間6と下部空間7を連通する連通孔
8が形成される遮断板9が配されている。この液体中気
泡除去装置では、液入口2から液体が旋回流を形成して
容器本体1に流入し、旋回流の流速が大なる外周部で液
体中の気泡を積極的に遠心分離した後、流速が遅くなる
中央部側で既に遠心分離されている気泡に大きな浮力上
昇作用を与えて気泡を分離し、さらに残った気泡を濾過
体5で濾過することで気泡除去をおこない、集まった気
泡を気体出口4から排出して、気泡除去した液体を液出
口3から送出していた。
4に示すように、容器本体1に液入口2、液出口3、気
体出口4が配され、内部に濾過体5が上部空間6と下部
空間7を画すよう配されている。濾過体5は円錐形状と
され、上部に上部空間6と下部空間7を連通する連通孔
8が形成される遮断板9が配されている。この液体中気
泡除去装置では、液入口2から液体が旋回流を形成して
容器本体1に流入し、旋回流の流速が大なる外周部で液
体中の気泡を積極的に遠心分離した後、流速が遅くなる
中央部側で既に遠心分離されている気泡に大きな浮力上
昇作用を与えて気泡を分離し、さらに残った気泡を濾過
体5で濾過することで気泡除去をおこない、集まった気
泡を気体出口4から排出して、気泡除去した液体を液出
口3から送出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、集まった気泡
が多くなってしまうと上部空間6に渦流が形成され、遮
断板9や濾過体5の下方の下部空間7に気体が侵入して
しまい、液出口3に吸引される。下部空間7に気体が溜
まってしまうと連通孔8から上部空間6への排出がうま
くいかず、気泡除去の効率が低下するという可能性があ
った。また、濾過を行う際に、圧力損失が生じていた。
が多くなってしまうと上部空間6に渦流が形成され、遮
断板9や濾過体5の下方の下部空間7に気体が侵入して
しまい、液出口3に吸引される。下部空間7に気体が溜
まってしまうと連通孔8から上部空間6への排出がうま
くいかず、気泡除去の効率が低下するという可能性があ
った。また、濾過を行う際に、圧力損失が生じていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 流体が旋回流を形成する遠心分離による気泡除去効果
を向上すること。 流体の形成する旋回流の中心から液出口を遠ざけて気
泡の浮力上昇作用による気泡除去効果を向上すること。 旋回流による遠心作用を利用して濾過を行い圧力損失
の低下を図ること。 液体の流速の低速化を図り、滞留による気泡除去の効
果を向上すること。 分離された気泡の停留する部分から液出口を離し、液
出口への気泡の侵入を低減すること。
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 流体が旋回流を形成する遠心分離による気泡除去効果
を向上すること。 流体の形成する旋回流の中心から液出口を遠ざけて気
泡の浮力上昇作用による気泡除去効果を向上すること。 旋回流による遠心作用を利用して濾過を行い圧力損失
の低下を図ること。 液体の流速の低速化を図り、滞留による気泡除去の効
果を向上すること。 分離された気泡の停留する部分から液出口を離し、液
出口への気泡の侵入を低減すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】容器本体と、容器本体内
に設けられ液体流入空間と液体流出空間に画する濾過体
と、容器本体に液体流入空間と連通するように設けられ
る液入口と、容器本体に配され被処理液体を旋回流とし
て気液分離をおこなうサイクロン部と、容器本体に液体
流出空間と連通するように設けられ濾過体を通過した処
理液体を送出する液出口と、液体流入空間の上部に対し
連通状態に配される気体出口とを備え、濾過体が容器本
体の内部に立設される円筒形状とされ、濾過体の内部に
液体流入空間が配され、濾過体の外側に液体流出空間が
配される。液入口と液出口とが本体容器下部の同一高さ
に配され、液入口が液体流出空間を貫通して液体流入空
間に接続される。サイクロン部は、濾過体下部に配さ
れ、液入口が接続される状態で容器本体に接続され、流
体の流体流出空間への進入を阻止する円環状隔壁が配さ
れる。サイクロン部に、被処理液体を旋回流として気液
分離をおこなうひねり板が配される。濾過体は孔径30
〜200μmの多孔質体からなり、濾過体の上部と容器
本体内側の上部の間に間隙が配される。容器本体の上部
に内方に傾斜形状のテーパ部が配され気体出口に連通さ
れる。
に設けられ液体流入空間と液体流出空間に画する濾過体
と、容器本体に液体流入空間と連通するように設けられ
る液入口と、容器本体に配され被処理液体を旋回流とし
て気液分離をおこなうサイクロン部と、容器本体に液体
流出空間と連通するように設けられ濾過体を通過した処
理液体を送出する液出口と、液体流入空間の上部に対し
連通状態に配される気体出口とを備え、濾過体が容器本
体の内部に立設される円筒形状とされ、濾過体の内部に
液体流入空間が配され、濾過体の外側に液体流出空間が
配される。液入口と液出口とが本体容器下部の同一高さ
に配され、液入口が液体流出空間を貫通して液体流入空
間に接続される。サイクロン部は、濾過体下部に配さ
れ、液入口が接続される状態で容器本体に接続され、流
体の流体流出空間への進入を阻止する円環状隔壁が配さ
れる。サイクロン部に、被処理液体を旋回流として気液
分離をおこなうひねり板が配される。濾過体は孔径30
〜200μmの多孔質体からなり、濾過体の上部と容器
本体内側の上部の間に間隙が配される。容器本体の上部
に内方に傾斜形状のテーパ部が配され気体出口に連通さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液体中気泡除
去装置の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図
1及び図2において、符号11は容器本体、12は気体
出口、13は液出口、14は濾過体、15は液体流入空
間、16は液体流出空間、17は下部円環状隔壁(円環
状隔壁)、18は液入口、19はサイクロン部である。
去装置の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図
1及び図2において、符号11は容器本体、12は気体
出口、13は液出口、14は濾過体、15は液体流入空
間、16は液体流出空間、17は下部円環状隔壁(円環
状隔壁)、18は液入口、19はサイクロン部である。
【0008】容器本体11は円筒形状とされ、上部に内
方に傾斜形状のテーパ部11aが配され内部に気泡溜ま
り11bを形成し、該テーパ部11aの中心に気体出口
12が位置され、容器本体11下部の側面に液出口13
が位置される。容器本体11の内部には、円筒形状の濾
過体14が容器本体11の中心軸と同軸状に配され、濾
過体14の内側空間が液体流入空間15とされ、濾過体
14の外側空間が液体流出空間16とされる。濾過体1
4は例えば孔径30〜200μmの多孔質体により構成
される。
方に傾斜形状のテーパ部11aが配され内部に気泡溜ま
り11bを形成し、該テーパ部11aの中心に気体出口
12が位置され、容器本体11下部の側面に液出口13
が位置される。容器本体11の内部には、円筒形状の濾
過体14が容器本体11の中心軸と同軸状に配され、濾
過体14の内側空間が液体流入空間15とされ、濾過体
14の外側空間が液体流出空間16とされる。濾過体1
4は例えば孔径30〜200μmの多孔質体により構成
される。
【0009】濾過体14の下部には、容器本体11の底
面に接続される下部円環状隔壁17が配され、濾過体1
4の上部には、接続部材14aにより下部円環状隔壁1
7と接続された上部円環状隔壁14bが配される。下部
円環状隔壁17には液体流出空間16を貫いて外部に連
通状態とされる液入口18が下部円環状隔壁17の接線
方向に接続され、該液入口18、下部円環状隔壁17は
サイクロン部19を形成している。上部円環状隔壁14
bはテーパ部11aの近傍に位置し、濾過体14とテー
パ部11aの間に間隙Gを形成している。
面に接続される下部円環状隔壁17が配され、濾過体1
4の上部には、接続部材14aにより下部円環状隔壁1
7と接続された上部円環状隔壁14bが配される。下部
円環状隔壁17には液体流出空間16を貫いて外部に連
通状態とされる液入口18が下部円環状隔壁17の接線
方向に接続され、該液入口18、下部円環状隔壁17は
サイクロン部19を形成している。上部円環状隔壁14
bはテーパ部11aの近傍に位置し、濾過体14とテー
パ部11aの間に間隙Gを形成している。
【0010】このような液体中気泡除去装置にあって
は、例えば人工心臓装置の人工肺と人体の大動脈を結ぶ
血回路の途中に取り付けられ、気体出口12に気体を排
出する弁を装着して使用される。
は、例えば人工心臓装置の人工肺と人体の大動脈を結ぶ
血回路の途中に取り付けられ、気体出口12に気体を排
出する弁を装着して使用される。
【0011】被処理血液が液入口18から液体流入空間
15に導入されると、被処理血液は液体流入空間15の
全容積を占めて、図2に示す矢印のように、サイクロン
部19によって旋回流となる。ここで、液入口18から
侵入した被処理血液には、下部円環状隔壁17の面に沿
って移動していく過程で、回転運動量が与えられること
で、連続した旋回流が形成される。
15に導入されると、被処理血液は液体流入空間15の
全容積を占めて、図2に示す矢印のように、サイクロン
部19によって旋回流となる。ここで、液入口18から
侵入した被処理血液には、下部円環状隔壁17の面に沿
って移動していく過程で、回転運動量が与えられること
で、連続した旋回流が形成される。
【0012】図1に示す矢印のように旋回流となった被
処理血液は、液体流入空間15内部を旋回しながら上方
に移動してゆく。ここで、旋回流の流速が大なる外周部
では、比重の異なる血液と気泡に大なる遠心力が作用す
ることから、血液中の気泡が積極的に遠心分離され中央
部分に移行してゆく。このように遠心分離された気泡は
次第に流速を低下して中央部分に移行するに従い大きな
浮力作用が作用し上方に移動してゆく。この際、血液は
遠心作用により加圧された状態で濾過体14を通過して
液体流出空間16に流入し、液出口13から流出する。
液体流出空間16では、血液の流速が液体流入空間15
内部より緩やかになっており、血液が液体流出空間16
内部を下降してゆく間に、血液中に残存する気泡が浮力
作用により上方に移動してゆく。
処理血液は、液体流入空間15内部を旋回しながら上方
に移動してゆく。ここで、旋回流の流速が大なる外周部
では、比重の異なる血液と気泡に大なる遠心力が作用す
ることから、血液中の気泡が積極的に遠心分離され中央
部分に移行してゆく。このように遠心分離された気泡は
次第に流速を低下して中央部分に移行するに従い大きな
浮力作用が作用し上方に移動してゆく。この際、血液は
遠心作用により加圧された状態で濾過体14を通過して
液体流出空間16に流入し、液出口13から流出する。
液体流出空間16では、血液の流速が液体流入空間15
内部より緩やかになっており、血液が液体流出空間16
内部を下降してゆく間に、血液中に残存する気泡が浮力
作用により上方に移動してゆく。
【0013】液体流入空間15の上部に移動した気泡は
気泡溜まり11bに集まり、液体流出空間16の上部に
移動して間隙Gを経て気泡溜まり11bに到達した気泡
とともに、一定量集まる度に装着された弁を開き気体出
口12から除去される。
気泡溜まり11bに集まり、液体流出空間16の上部に
移動して間隙Gを経て気泡溜まり11bに到達した気泡
とともに、一定量集まる度に装着された弁を開き気体出
口12から除去される。
【0014】以下、本発明に係る液体中気泡除去装置の
第2実施形態を、図面に基づいて説明する。図3におい
て、符号21は容器本体、22は気体出口、23は液出
口、24は濾過体、25は液体流入空間、26は液体流
出空間、27は下部円環状隔壁(円環状隔壁)、28は
液入口、29はサイクロン部である。
第2実施形態を、図面に基づいて説明する。図3におい
て、符号21は容器本体、22は気体出口、23は液出
口、24は濾過体、25は液体流入空間、26は液体流
出空間、27は下部円環状隔壁(円環状隔壁)、28は
液入口、29はサイクロン部である。
【0015】容器本体21は円筒形状とされ、上部に内
方に傾斜形状のテーパ部21aが配され内部に気泡溜ま
り21bを形成し、該テーパ部21aの中心に気体出口
22が位置され、容器本体21の下部側面に液出口23
が配される。容器本体21の内部には、円筒形状の濾過
体24が容器本体21の中心軸と同軸状に配され、濾過
体24の内側空間が液体流入空間25とされ、濾過体2
4の外側空間が液体流出空間26とされる。濾過体24
は例えば孔径30〜200μmの多孔質体により構成さ
れる。
方に傾斜形状のテーパ部21aが配され内部に気泡溜ま
り21bを形成し、該テーパ部21aの中心に気体出口
22が位置され、容器本体21の下部側面に液出口23
が配される。容器本体21の内部には、円筒形状の濾過
体24が容器本体21の中心軸と同軸状に配され、濾過
体24の内側空間が液体流入空間25とされ、濾過体2
4の外側空間が液体流出空間26とされる。濾過体24
は例えば孔径30〜200μmの多孔質体により構成さ
れる。
【0016】濾過体24の下部には、容器本体21の底
面に接続される下部円環状隔壁27が配され、濾過体2
4の上部には、接続部材24aにより下部円環状隔壁2
7と接続された上部円環状隔壁24bが配される。容器
本体21の底面には下方から外部に連通状態とされる液
入口28が接続され、該液入口28には、下部円環状隔
壁27に接続されるよう内方に傾斜形状のテーパ部27
aが配される。下部円環状隔壁27とテーパ部27a、
液入口28はサイクロン部29を形成し、サイクロン部
29の内部には、被処理液体を旋回流として気液分離を
おこなう例えば2枚のひねり板29aが、互いに角度を
もって配される。上部円環状隔壁24bはテーパ部21
aの近傍に位置し、濾過体24とテーパ部21aの間に
間隙Gを形成している。
面に接続される下部円環状隔壁27が配され、濾過体2
4の上部には、接続部材24aにより下部円環状隔壁2
7と接続された上部円環状隔壁24bが配される。容器
本体21の底面には下方から外部に連通状態とされる液
入口28が接続され、該液入口28には、下部円環状隔
壁27に接続されるよう内方に傾斜形状のテーパ部27
aが配される。下部円環状隔壁27とテーパ部27a、
液入口28はサイクロン部29を形成し、サイクロン部
29の内部には、被処理液体を旋回流として気液分離を
おこなう例えば2枚のひねり板29aが、互いに角度を
もって配される。上部円環状隔壁24bはテーパ部21
aの近傍に位置し、濾過体24とテーパ部21aの間に
間隙Gを形成している。
【0017】このような液体中気泡除去装置にあって
は、例えば人工心臓装置の人工肺と人体の大動脈を結ぶ
血回路の途中に取り付けられ、気体出口22に気体を排
出する弁を装着して使用される。
は、例えば人工心臓装置の人工肺と人体の大動脈を結ぶ
血回路の途中に取り付けられ、気体出口22に気体を排
出する弁を装着して使用される。
【0018】被処理血液が液入口28から液体流入空間
25に導入されると、被処理血液は液体流入空間25の
全容積を占めて、図3に示す矢印のように、サイクロン
部29によって旋回流となる。これは、液入口28から
侵入した被処理血液がひねり板29aの面に沿って移動
していく過程で、回転運動量が与えられることで、連続
した旋回流が形成される。
25に導入されると、被処理血液は液体流入空間25の
全容積を占めて、図3に示す矢印のように、サイクロン
部29によって旋回流となる。これは、液入口28から
侵入した被処理血液がひねり板29aの面に沿って移動
していく過程で、回転運動量が与えられることで、連続
した旋回流が形成される。
【0019】旋回流となった被処理血液は、液体流入空
間25内部を旋回しながら上方に移動してゆく。ここ
で、旋回流の流速が大なる外周部では、比重の異なる血
液と気泡に大なる遠心力が作用することから、血液中の
気泡が積極的に遠心分離され中央部分に移行してゆく。
このように遠心分離された気泡は次第に流速を低下して
中央部分に移行するに従い大きな浮力作用が作用し上方
に移動してゆく。この際、血液は遠心作用により加圧さ
れた状態で濾過体24を通過して液体流出空間26に流
入し、液出口23から流出する。液体流出空間26で
は、血液の流速が液体流入空間25内部より緩やかにな
っており、血液が液体流出空間26内部を下降してゆく
間に、血液中に残存する気泡が浮力作用により上方に移
動してゆく。
間25内部を旋回しながら上方に移動してゆく。ここ
で、旋回流の流速が大なる外周部では、比重の異なる血
液と気泡に大なる遠心力が作用することから、血液中の
気泡が積極的に遠心分離され中央部分に移行してゆく。
このように遠心分離された気泡は次第に流速を低下して
中央部分に移行するに従い大きな浮力作用が作用し上方
に移動してゆく。この際、血液は遠心作用により加圧さ
れた状態で濾過体24を通過して液体流出空間26に流
入し、液出口23から流出する。液体流出空間26で
は、血液の流速が液体流入空間25内部より緩やかにな
っており、血液が液体流出空間26内部を下降してゆく
間に、血液中に残存する気泡が浮力作用により上方に移
動してゆく。
【0020】液体流入空間25の上部に移動した気泡は
気泡溜まり21bに集まり、液体流出空間26の上部に
移動して間隙Gを経て気泡溜まり21bに到達した気泡
とともに、一定量集まる度に装着された弁を開き気体出
口22から除去される。
気泡溜まり21bに集まり、液体流出空間26の上部に
移動して間隙Gを経て気泡溜まり21bに到達した気泡
とともに、一定量集まる度に装着された弁を開き気体出
口22から除去される。
【0021】
【発明の効果】本発明の液体中気泡除去装置によれば、
以下の効果を奏する。 (1)被処理液体が旋回流を形成し液体が分離され移動
してくる旋回流の外側に液体流出空間を設けたので、遠
心分離による気泡除去効果を向上することができる。 (2)液出口を気泡濃度の低くなる旋回流の外側に設
け、かつ、気泡の浮力上昇作用により気泡が上昇して気
泡濃度の低くなる下側に設けたので、気泡除去効果を向
上することができる。 (3)被処理液体が旋回流を形成し液体が分離され移動
してくる旋回流の外側に濾過体を設けたので、旋回流に
よる遠心作用を利用して濾過を行い圧力損失の低下を図
ることができる。 (4)液体流出空間を液体流入空間の外側に設けたの
で、液体流出空間の液体の流速が緩やかになり、滞留に
よる気泡除去の効果を向上することができる。 (5)液出口を容器本体の下部に設けたので、分離され
た気泡の停留する部分から液出口を離し、液出口への気
泡の侵入を低減することができる。
以下の効果を奏する。 (1)被処理液体が旋回流を形成し液体が分離され移動
してくる旋回流の外側に液体流出空間を設けたので、遠
心分離による気泡除去効果を向上することができる。 (2)液出口を気泡濃度の低くなる旋回流の外側に設
け、かつ、気泡の浮力上昇作用により気泡が上昇して気
泡濃度の低くなる下側に設けたので、気泡除去効果を向
上することができる。 (3)被処理液体が旋回流を形成し液体が分離され移動
してくる旋回流の外側に濾過体を設けたので、旋回流に
よる遠心作用を利用して濾過を行い圧力損失の低下を図
ることができる。 (4)液体流出空間を液体流入空間の外側に設けたの
で、液体流出空間の液体の流速が緩やかになり、滞留に
よる気泡除去の効果を向上することができる。 (5)液出口を容器本体の下部に設けたので、分離され
た気泡の停留する部分から液出口を離し、液出口への気
泡の侵入を低減することができる。
【図1】 本発明に係る液体中気泡除去装置の第1実施
形態を示す一部の記載を省略した正断面図である。
形態を示す一部の記載を省略した正断面図である。
【図2】 図1の液体中気泡除去装置の側断面図であ
る。
る。
【図3】 本発明に係る液体中気泡除去装置の第2実施
形態を示す一部の記載を省略した正断面図である。
形態を示す一部の記載を省略した正断面図である。
【図4】 従来の液体中気泡除去装置の例を示す一部の
記載を省略した正断面図である。
記載を省略した正断面図である。
1…容器本体,2…液入口,3…液出口,4…気体出
口,5…濾過体,6…上部空間,7…下部空間,8…連
通孔,9…遮断板,11…容器本体,11a…テーパ
部,11b…気泡溜まり,12…気体出口,13…液出
口,14…濾過体,14a…接続部材,14b…上部円
環状隔壁,15…液体流入空間,16…液体流出空間,
17…下部円環状隔壁(円環状隔壁),18…液入口,
19…サイクロン部,21…容器本体,21a…テーパ
部,21b…気泡溜まり,22…気体出口,23…液出
口,24…濾過体,24a…接続部材,24b…上部円
環状隔壁,25…液体流入空間,26…液体流出空間,
27…下部円環状隔壁(円環状隔壁),27a…テーパ
部,28…液入口,29…サイクロン部,29a…ひね
り板,G…間隙
口,5…濾過体,6…上部空間,7…下部空間,8…連
通孔,9…遮断板,11…容器本体,11a…テーパ
部,11b…気泡溜まり,12…気体出口,13…液出
口,14…濾過体,14a…接続部材,14b…上部円
環状隔壁,15…液体流入空間,16…液体流出空間,
17…下部円環状隔壁(円環状隔壁),18…液入口,
19…サイクロン部,21…容器本体,21a…テーパ
部,21b…気泡溜まり,22…気体出口,23…液出
口,24…濾過体,24a…接続部材,24b…上部円
環状隔壁,25…液体流入空間,26…液体流出空間,
27…下部円環状隔壁(円環状隔壁),27a…テーパ
部,28…液入口,29…サイクロン部,29a…ひね
り板,G…間隙
Claims (8)
- 【請求項1】 容器本体(11,21)と、容器本体内
に設けられ液体流入空間(15,25)と液体流出空間
(16,26)に画する濾過体(14,24)と、容器
本体に液体流入空間と連通するように設けられる液入口
(18,28)と、容器本体に配され被処理液体を旋回
流として気液分離をおこなうサイクロン部(19,2
9)と、容器本体に液体流出空間と連通するように設け
られ濾過体を通過した処理液体を送出する液出口(1
3,23)と、液体流入空間の上部に対し連通状態に配
される気体出口(12,22)とを備え、濾過体が容器
本体の内部に立設される円筒形状とされ、濾過体の内部
に液体流入空間が配され、濾過体の外側に液体流出空間
が配されることを特徴とする液体中気泡除去装置。 - 【請求項2】 液入口(18,28)が本体容器(1
1,21)の下部に配され、液出口(13,23)が本
体容器の下部に配されることを特徴とする請求項1記載
の液体中気泡除去装置。 - 【請求項3】 サイクロン部(19,29)に、液体の
液体流出空間(16,26)への進入を阻止する円環状
隔壁(17,27)が配されることを特徴とする請求項
1または2記載の液体中気泡除去装置。 - 【請求項4】 サイクロン部(29)に、被処理液体を
旋回流として気液分離をおこなうひねり板(29a)が
配されることを特徴とする請求項1から3のいずれか記
載の液体中気泡除去装置。 - 【請求項5】 濾過体(14,24)は孔径30〜20
0μmの多孔質体からなることを特徴とする請求項1か
ら4のいずれか記載の液体中気泡除去装置。 - 【請求項6】 液入口(18)と液出口(13)とが同
一高さに配されることを特徴とする請求項1、2、3、
または5のいずれか記載の液体中気泡除去装置。 - 【請求項7】 濾過体(14,24)の上部と容器本体
(11,21)内側の上部との間に間隙(G)が配され
ることを特徴とする請求項1から6のいずれか記載の液
体中気泡除去装置。 - 【請求項8】 容器本体(11,21)の上部に内方に
傾斜形状のテーパ部(11a,21a)が配されること
を特徴とする請求項1から7のいずれか記載の液体中気
泡除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210311A JPH1043293A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 液体中気泡除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210311A JPH1043293A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 液体中気泡除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043293A true JPH1043293A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16587317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8210311A Pending JPH1043293A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 液体中気泡除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1043293A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000020108A1 (en) * | 1998-10-02 | 2000-04-13 | Karasawa Fine Co., Ltd. | Method of producing fine particle dispersions |
| JP2004508183A (ja) * | 2000-09-13 | 2004-03-18 | マイクロリス・コーポレイシヨン | 液体濾過装置 |
| US7850636B2 (en) | 2005-10-03 | 2010-12-14 | Jms Co., Ltd. | Closed-type blood reservoir and extracorporeal blood circulation apparatus using the same |
| JP2011505976A (ja) * | 2007-12-13 | 2011-03-03 | ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド | 眼手術システム用エアセパレータ |
| JP2011092498A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Junken Medical株式会社 | 体外循環回路用チャンバ |
| JP2014079726A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-08 | Arai Tekkosho:Kk | 含泡液体の脱気方法及びその装置 |
| CN108654147A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-10-16 | 湖南大三湘茶油股份有限公司 | 食用油消泡器 |
| JP2019202256A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社ディスコ | 気液分離機構 |
| JP2020002935A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | 株式会社デンソー | リザーブタンク |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP8210311A patent/JPH1043293A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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