JPH1043331A - ラケットフレーム - Google Patents
ラケットフレームInfo
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- JPH1043331A JPH1043331A JP8220512A JP22051296A JPH1043331A JP H1043331 A JPH1043331 A JP H1043331A JP 8220512 A JP8220512 A JP 8220512A JP 22051296 A JP22051296 A JP 22051296A JP H1043331 A JPH1043331 A JP H1043331A
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- Japan
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- racket frame
- frame
- axis
- blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で、ラケットフレームとしての捩れ、曲
げ強度、曲げ剛性及び、フレームの内側方向への圧縮強
度、圧縮剛性ともに目的とする特性を満足でき、品質の
安定したラケットフレームを提供する。 【構成】 FRP層7を積層して成る外殻層6を有する
ラケットフレームであって、前記外殻層6の内層及び、
中間層は、補強繊維を該フレーム部の周長方向の軸に対
して、互いに相反する傾斜角度を有するように形成され
た2軸ブレード8a、8bにより構成され、又、外層
は、前記2軸方向に編み込まれる補強繊維の軸9a、9
bに、周長方向の軸10を円周上に偏在させた部分3軸
ブレード12を、前記周長方向の軸10が前記ラケット
フレーム1のガット面に直交するフレームの外周部13
に位置するように配置する。
げ強度、曲げ剛性及び、フレームの内側方向への圧縮強
度、圧縮剛性ともに目的とする特性を満足でき、品質の
安定したラケットフレームを提供する。 【構成】 FRP層7を積層して成る外殻層6を有する
ラケットフレームであって、前記外殻層6の内層及び、
中間層は、補強繊維を該フレーム部の周長方向の軸に対
して、互いに相反する傾斜角度を有するように形成され
た2軸ブレード8a、8bにより構成され、又、外層
は、前記2軸方向に編み込まれる補強繊維の軸9a、9
bに、周長方向の軸10を円周上に偏在させた部分3軸
ブレード12を、前記周長方向の軸10が前記ラケット
フレーム1のガット面に直交するフレームの外周部13
に位置するように配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニス、バドミント
ン、スカッシュ等の球技に使用されるラケットフレーム
に関し、更に詳細には、繊維強化プラスチックス(以
下、FRPと省略する。)製の外殻層を有するラケット
フレームに関するものである。
ン、スカッシュ等の球技に使用されるラケットフレーム
に関し、更に詳細には、繊維強化プラスチックス(以
下、FRPと省略する。)製の外殻層を有するラケット
フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】FRP製のラケットフレームは、軽量
で、強度、剛性、耐衝撃性に優れ、しかも、必要な形状
を得やすいといった設計上の自由度が大きいことから最
近では、ラケットフレームの主流を占めるようになって
いる。一般に、FRP製のラケットフレームは、中実或
いは、中空の芯材と、その周囲に配置されたFRP製の
外殻層とからなる構成を有しており、従来より、前記外
殻層を形成する補強繊維の構成としては、一方向引き揃
えのロービングシート、織布などが公知である。
で、強度、剛性、耐衝撃性に優れ、しかも、必要な形状
を得やすいといった設計上の自由度が大きいことから最
近では、ラケットフレームの主流を占めるようになって
いる。一般に、FRP製のラケットフレームは、中実或
いは、中空の芯材と、その周囲に配置されたFRP製の
外殻層とからなる構成を有しており、従来より、前記外
殻層を形成する補強繊維の構成としては、一方向引き揃
えのロービングシート、織布などが公知である。
【0003】その他、芯材の周囲に補強繊維を被覆する
作業の簡便化の為や、RIM成形法における、樹脂材料
注入時の流動によって補強繊維の配列に乱れを生じさせ
ないようにする為などにブレードが採用されている。前
記ブレードとしては、図7に示すように、カーボン繊
維、ガラス繊維などの補強繊維をラケットフレームの周
長方向の軸に対して、互いに相反する傾斜角度を有する
ように編み込んで形成される2軸ブレード8が一般的に
使用されている。
作業の簡便化の為や、RIM成形法における、樹脂材料
注入時の流動によって補強繊維の配列に乱れを生じさせ
ないようにする為などにブレードが採用されている。前
記ブレードとしては、図7に示すように、カーボン繊
維、ガラス繊維などの補強繊維をラケットフレームの周
長方向の軸に対して、互いに相反する傾斜角度を有する
ように編み込んで形成される2軸ブレード8が一般的に
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補強繊維の繊
維形態として2軸ブレード8を用いたラケットフレーム
にあっては、前記2軸ブレード8を構成する2つの軸9
a、9bは、ラケットフレームの周長方向の軸に対して
傾斜角度を有する軸であるため、その繊維配列の持つ特
性からラケットフレームの捩れに関しては、ある程度の
剛性及び強度を得ることができるものの、フレームの周
長方向に補強繊維が配列されていないために、ラケット
フレームの打球方向の曲げ剛性、曲げ強度及び、フレー
ムの内側方向への圧縮剛性、圧縮強度を満足させるラケ
ットフレームを形成することができないといった問題が
ある。
維形態として2軸ブレード8を用いたラケットフレーム
にあっては、前記2軸ブレード8を構成する2つの軸9
a、9bは、ラケットフレームの周長方向の軸に対して
傾斜角度を有する軸であるため、その繊維配列の持つ特
性からラケットフレームの捩れに関しては、ある程度の
剛性及び強度を得ることができるものの、フレームの周
長方向に補強繊維が配列されていないために、ラケット
フレームの打球方向の曲げ剛性、曲げ強度及び、フレー
ムの内側方向への圧縮剛性、圧縮強度を満足させるラケ
ットフレームを形成することができないといった問題が
ある。
【0005】その為、前記のラケットフレームの打球方
向への曲げ剛性、曲げ強度、及び、フレームの内側方向
への圧縮剛性、圧縮強度を得る為に、別途織布や、一方
向に引き揃えたロービングシート等の補強材を、その繊
維方向がラケットフレームの周長方向と平行となるよう
に前記2軸ブレードと共に配置して形成していた。前記
構成としたことにより、ラケットフレームの打球方向の
曲げ剛性、曲げ強度や、フレーム内側方向の圧縮強度は
改善されたが、配置する補強繊維の量が多くなり、外殻
層の厚みが厚くなる事により、ラケットフレームの全体
重量が増加してしまうといった欠点があった。又、その
製造においては、成形時の成形用樹脂の流動により、前
記引き揃えロービングシートや、織布が流され易く、設
計通りの特性を得ることが困難であること、又、繊維量
が多く、成形用樹脂が均一に含浸し難いため、品質の安
定したラケットフレームを製造することができないとい
った問題を有するものであった。
向への曲げ剛性、曲げ強度、及び、フレームの内側方向
への圧縮剛性、圧縮強度を得る為に、別途織布や、一方
向に引き揃えたロービングシート等の補強材を、その繊
維方向がラケットフレームの周長方向と平行となるよう
に前記2軸ブレードと共に配置して形成していた。前記
構成としたことにより、ラケットフレームの打球方向の
曲げ剛性、曲げ強度や、フレーム内側方向の圧縮強度は
改善されたが、配置する補強繊維の量が多くなり、外殻
層の厚みが厚くなる事により、ラケットフレームの全体
重量が増加してしまうといった欠点があった。又、その
製造においては、成形時の成形用樹脂の流動により、前
記引き揃えロービングシートや、織布が流され易く、設
計通りの特性を得ることが困難であること、又、繊維量
が多く、成形用樹脂が均一に含浸し難いため、品質の安
定したラケットフレームを製造することができないとい
った問題を有するものであった。
【0006】前記のような2軸ブレード8を用いたこと
による欠点を解決する補強繊維の形態として、図8に示
すように、前記2軸ブレード8に、ラケットフレームの
周長方向の軸10を、前記2つの軸9a、9bと均等割
合になるよう編み込んだ3軸ブレード20を用いたもの
が知られるが、このものは前記2軸ブレード8に比し
て、フレームの捩れと周長方向の曲げ剛性、曲げ強度
や、フレームの内側方向への圧縮剛性、圧縮強度などを
向上させることができる。
による欠点を解決する補強繊維の形態として、図8に示
すように、前記2軸ブレード8に、ラケットフレームの
周長方向の軸10を、前記2つの軸9a、9bと均等割
合になるよう編み込んだ3軸ブレード20を用いたもの
が知られるが、このものは前記2軸ブレード8に比し
て、フレームの捩れと周長方向の曲げ剛性、曲げ強度
や、フレームの内側方向への圧縮剛性、圧縮強度などを
向上させることができる。
【0007】反面、前記3軸ブレード20は、該3方向
の軸が互いに均等の質量を有する補強繊維を、均等の密
度で編み込んで形成してある為、略等方性を有してい
る。ラケットフレームは、打球方向のフレームの剛性や
強度等の特性や、打球方向に垂直方向の剛性や強度等の
特性は、同じように要求されるものではない。例えば、
ガット張設による応力が該ラケットフレームのガット面
に対して直交するフレームの外周部に局部的に加わると
いったように、部分的な補強を必要とする部位があり、
前記従来のブレードでは、これら部分的な補強には対応
できず、前記ブレードの積層と共に部分的な補強繊維を
積層させなければならない為、工程に手間を要する事
や、軽量なラケットとする事が出来なかった。
の軸が互いに均等の質量を有する補強繊維を、均等の密
度で編み込んで形成してある為、略等方性を有してい
る。ラケットフレームは、打球方向のフレームの剛性や
強度等の特性や、打球方向に垂直方向の剛性や強度等の
特性は、同じように要求されるものではない。例えば、
ガット張設による応力が該ラケットフレームのガット面
に対して直交するフレームの外周部に局部的に加わると
いったように、部分的な補強を必要とする部位があり、
前記従来のブレードでは、これら部分的な補強には対応
できず、前記ブレードの積層と共に部分的な補強繊維を
積層させなければならない為、工程に手間を要する事
や、軽量なラケットとする事が出来なかった。
【0008】そこで、本発明は上記従来技術に見られる
欠点に鑑み、軽量で、ラケットフレームとしての捩れ強
度、曲げ剛性、強度及び、フレームの内側方向への圧縮
剛性、強度ともに目的とする特性を満足でき、品質の安
定したラケットフレームを提供することを目的とするも
のである。
欠点に鑑み、軽量で、ラケットフレームとしての捩れ強
度、曲げ剛性、強度及び、フレームの内側方向への圧縮
剛性、強度ともに目的とする特性を満足でき、品質の安
定したラケットフレームを提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のFRP層を積層して成る外殻層を
有するラケットフレームにおいて、前記FRP層は、ラ
ケットフレームの周長方向の軸と、該周長方向の軸に対
して、互いに相反する傾斜角度を有する軸とからなる3
軸ブレードであって、前記周長方向の軸を、前記3軸ブ
レードの円周部における適宜領域に偏在させた構成、即
ち、前記周長方向の軸は、該3軸ブレードの全円周部に
亘って均等な位置に編み込まれるものではなく、該円周
部の適宜領域に部分的に編み込まれて配置されてなる部
分3軸ブレードからなるラケットフレームとした。前記
部分3軸ブレードは、前記外殻層の全層に亘り用いても
よいが、該外殻層の中でもより外側層に用いることが強
度及び、剛性を得るのに効果的である為、少なくとも最
外層に用いる事が必要である。又、前記部分3軸ブレー
ドの周長方向の軸を偏在させる位置として、前記ラケッ
トフレームのガット面に平行であるフレームの側周部に
偏在させれば、ラケットフレームの打球方向の剛性を特
に向上させる事が出来る。更に、前記部分3軸ブレード
の周長方向の軸を、前記ラケットフレームのガット面に
直交するフレームの外周部に偏在すれば、フレームの内
側方向の圧縮強度、更には、ガット引き抜き強度を特に
向上させる事が出来る。前記部分3軸ブレードの各々の
軸の編み込み本数や、前記軸に集束される単繊維の本数
は、ラケットフレームに設計された強度や、剛性により
自由に設計できる。
に、本発明は、複数のFRP層を積層して成る外殻層を
有するラケットフレームにおいて、前記FRP層は、ラ
ケットフレームの周長方向の軸と、該周長方向の軸に対
して、互いに相反する傾斜角度を有する軸とからなる3
軸ブレードであって、前記周長方向の軸を、前記3軸ブ
レードの円周部における適宜領域に偏在させた構成、即
ち、前記周長方向の軸は、該3軸ブレードの全円周部に
亘って均等な位置に編み込まれるものではなく、該円周
部の適宜領域に部分的に編み込まれて配置されてなる部
分3軸ブレードからなるラケットフレームとした。前記
部分3軸ブレードは、前記外殻層の全層に亘り用いても
よいが、該外殻層の中でもより外側層に用いることが強
度及び、剛性を得るのに効果的である為、少なくとも最
外層に用いる事が必要である。又、前記部分3軸ブレー
ドの周長方向の軸を偏在させる位置として、前記ラケッ
トフレームのガット面に平行であるフレームの側周部に
偏在させれば、ラケットフレームの打球方向の剛性を特
に向上させる事が出来る。更に、前記部分3軸ブレード
の周長方向の軸を、前記ラケットフレームのガット面に
直交するフレームの外周部に偏在すれば、フレームの内
側方向の圧縮強度、更には、ガット引き抜き強度を特に
向上させる事が出来る。前記部分3軸ブレードの各々の
軸の編み込み本数や、前記軸に集束される単繊維の本数
は、ラケットフレームに設計された強度や、剛性により
自由に設計できる。
【0010】前記部分3軸ブレードを形成する補強繊維
としては、カーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、
炭化珪素繊維等の無機繊維、アラミド繊維、ポリパラフ
ェニレンベンゾビスオキサゾール繊維等の有機繊維、ボ
ロン繊維、ステンレス繊維、チタン繊維、タングステン
繊維等の金属繊維の単繊維を集束させた繊維束よりなる
ものから選択的に使用でき、該補強繊維は、3方向の軸
ともに同じ種類の繊維としても良いが、弾性率、強度等
の異なる種類のものを用いることも出来る。前記軸に集
束されている単繊維の本数は、約1,000〜24,0
00本のものが使用できるが、1,000〜12,00
0本の繊維束としたものが前記ブレードを形成する際の
編み込みがしやすいためより望ましい。又、前記部分3
軸ブレードの3方向の軸に集束されている単繊維の本数
を同じとしても良いが、前記周長方向の軸に集束される
単繊維の本数を、前記周長方向の軸に対して傾斜角度を
有する軸に集束される単繊維の本数より多く介在させて
形成すれば、前記部分3軸ブレードの円周部における適
宜領域に局部的に補強繊維量を多くとることができ、別
途強化のための補強繊維シートを用いる事なく、フレー
ムの補強したい部位の特性を向上させることができる。
としては、カーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、
炭化珪素繊維等の無機繊維、アラミド繊維、ポリパラフ
ェニレンベンゾビスオキサゾール繊維等の有機繊維、ボ
ロン繊維、ステンレス繊維、チタン繊維、タングステン
繊維等の金属繊維の単繊維を集束させた繊維束よりなる
ものから選択的に使用でき、該補強繊維は、3方向の軸
ともに同じ種類の繊維としても良いが、弾性率、強度等
の異なる種類のものを用いることも出来る。前記軸に集
束されている単繊維の本数は、約1,000〜24,0
00本のものが使用できるが、1,000〜12,00
0本の繊維束としたものが前記ブレードを形成する際の
編み込みがしやすいためより望ましい。又、前記部分3
軸ブレードの3方向の軸に集束されている単繊維の本数
を同じとしても良いが、前記周長方向の軸に集束される
単繊維の本数を、前記周長方向の軸に対して傾斜角度を
有する軸に集束される単繊維の本数より多く介在させて
形成すれば、前記部分3軸ブレードの円周部における適
宜領域に局部的に補強繊維量を多くとることができ、別
途強化のための補強繊維シートを用いる事なく、フレー
ムの補強したい部位の特性を向上させることができる。
【0011】
【作用】本発明は、複数のFRP層を積層した外殻層を
有するラケットフレームにおいて、前記FRP層を、3
軸ブレードであって、該3軸ブレードの周長方向の軸を
ブレードの円周部の所望の位置に偏在させた部分3軸ブ
レードにより形成されたものであるため、フレームの強
化したい領域に前記周長方向の軸を配置する事により、
補強繊維の量を必要以上に増やすことなく、効率的に強
化することができる。
有するラケットフレームにおいて、前記FRP層を、3
軸ブレードであって、該3軸ブレードの周長方向の軸を
ブレードの円周部の所望の位置に偏在させた部分3軸ブ
レードにより形成されたものであるため、フレームの強
化したい領域に前記周長方向の軸を配置する事により、
補強繊維の量を必要以上に増やすことなく、効率的に強
化することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本実施例のラケットフレームの正面図を示
し、図2は、打球部の構成を説明する構成説明図、図3
は、本実施例で用いる部分3軸ブレードの拡大説明図を
示す。本実施例のラケットフレーム1は、図1に示すよ
うに、フレーム部2、シャフト部3、グリップ部4及
び、前記フレーム部2とシャフト部3を連結する連結部
5とから構成されるバドミントン用のラケットフレーム
であって、前記フレーム部2、シャフト部3及び、連結
部5は、繊維強化プラスチックスで一体的に形成されて
いる。
る。図1は、本実施例のラケットフレームの正面図を示
し、図2は、打球部の構成を説明する構成説明図、図3
は、本実施例で用いる部分3軸ブレードの拡大説明図を
示す。本実施例のラケットフレーム1は、図1に示すよ
うに、フレーム部2、シャフト部3、グリップ部4及
び、前記フレーム部2とシャフト部3を連結する連結部
5とから構成されるバドミントン用のラケットフレーム
であって、前記フレーム部2、シャフト部3及び、連結
部5は、繊維強化プラスチックスで一体的に形成されて
いる。
【0013】図2は、図1のラケットフレーム1のA部
におけるフレーム部2の構成を説明する構成説明図であ
る。本実施例のラケットフレーム1の外殻層6は、カー
ボン繊維より成るFRP層7を積層して形成されてい
る。前記外殻層6の内層及び、中間層は、補強繊維を該
フレーム部2の周長方向の軸に対して、互いに相反する
傾斜角度を有するように形成された2軸ブレード8a、
8bにより構成され、又、外層は、前記2軸方向に編み
込まれる補強繊維の軸9a、9bに、周長方向の軸10
を円周上に偏在させた部分3軸ブレード12を、前記周
長方向の軸10が前記ラケットフレーム1のガット面に
直交するフレームの外周部13に位置するように配置し
た。
におけるフレーム部2の構成を説明する構成説明図であ
る。本実施例のラケットフレーム1の外殻層6は、カー
ボン繊維より成るFRP層7を積層して形成されてい
る。前記外殻層6の内層及び、中間層は、補強繊維を該
フレーム部2の周長方向の軸に対して、互いに相反する
傾斜角度を有するように形成された2軸ブレード8a、
8bにより構成され、又、外層は、前記2軸方向に編み
込まれる補強繊維の軸9a、9bに、周長方向の軸10
を円周上に偏在させた部分3軸ブレード12を、前記周
長方向の軸10が前記ラケットフレーム1のガット面に
直交するフレームの外周部13に位置するように配置し
た。
【0014】図3に示すように、前記部分3軸ブレード
12の各軸の構成は、カーボン繊維の単繊維を約1,0
00〜24,000本集束させてブレードを形成したも
のである。本実施例の部分3軸ブレード12の形態は、
ラケットフレーム1の周長方向の軸に対して相反する傾
斜角を有する軸9a、9bとして、カーボン繊維の単繊
維を約3,000本集束させた補強繊維により、前記傾
斜角が±30゜となるように48本設け、又、周長方向
の軸10としてカーボン繊維の単繊維を約6,000本
集束させた補強繊維により、ガット面に直交するフレー
ムの外周部13に相当する位置に2本偏在させて形成し
た。
12の各軸の構成は、カーボン繊維の単繊維を約1,0
00〜24,000本集束させてブレードを形成したも
のである。本実施例の部分3軸ブレード12の形態は、
ラケットフレーム1の周長方向の軸に対して相反する傾
斜角を有する軸9a、9bとして、カーボン繊維の単繊
維を約3,000本集束させた補強繊維により、前記傾
斜角が±30゜となるように48本設け、又、周長方向
の軸10としてカーボン繊維の単繊維を約6,000本
集束させた補強繊維により、ガット面に直交するフレー
ムの外周部13に相当する位置に2本偏在させて形成し
た。
【0015】上記構成のラケットフレーム1を製造する
には、先ず、芯材となる厚さ50μ、10mm径のナイ
ロン製のチューブ15を用意し、その後、図4に示すよ
うに、該チューブ15の周囲に、ラケットフレーム1の
周長方向の軸に対して45゜の傾斜角度を有する2軸ブ
レード8aと、前記周長方向の軸に対して30゜の傾斜
角度を有する2軸ブレード8bとを順次被覆積層させ、
更に、その外側に前記した部分3軸ブレード12を被覆
させてラケットフレーム成形体16を形成する。前記部
分3軸ブレード12の被覆にあたって、前記部分3軸ブ
レード12の周長方向の軸10が、ラケットフレーム1
のガット面に直交するフレームの外周部13に対応する
位置に配置されるように被覆される。
には、先ず、芯材となる厚さ50μ、10mm径のナイ
ロン製のチューブ15を用意し、その後、図4に示すよ
うに、該チューブ15の周囲に、ラケットフレーム1の
周長方向の軸に対して45゜の傾斜角度を有する2軸ブ
レード8aと、前記周長方向の軸に対して30゜の傾斜
角度を有する2軸ブレード8bとを順次被覆積層させ、
更に、その外側に前記した部分3軸ブレード12を被覆
させてラケットフレーム成形体16を形成する。前記部
分3軸ブレード12の被覆にあたって、前記部分3軸ブ
レード12の周長方向の軸10が、ラケットフレーム1
のガット面に直交するフレームの外周部13に対応する
位置に配置されるように被覆される。
【0016】その後、図5に示すように、前記ラケット
フレーム成形体16を予め別途成形したシャフト部3と
共に金型17内に配置させ、型締め後、前記チューブ1
5内部に圧縮空気を注入して内圧をかけてチューブ15
を膨らませた後に、該金型17の内部に架橋ポリアミノ
アミド樹脂、架橋エポキシ変性ポリアミノアミド樹脂又
は、架橋ポリエステルアミド樹脂を生成しうる樹脂材料
18を注入し、金型内で前記樹脂材料18を反応硬化さ
せて本実施例のラケットフレーム1を得た。前記部分3
軸ブレード12の周長方向の軸10は、前記実施例に記
載の配置例の他、図6に示すように、ラケットフレーム
1のガット面に平行であるフレームの側周部の対をなす
部位にそれぞれ位置するように偏在させることができ、
そうすることにより、打球方向への曲げ剛性及び、曲げ
強度に優れたラケットフレーム1を形成することができ
る。以上のように、部分3軸ブレード12の周長方向の
軸10は、前記ブレードの円周部における任意の位置に
配置する。そして、前記周長方向の軸10をラケットフ
レームに要求される特性に応じた位置に配置してラケッ
トフレームを形成すれば、必要な箇所に必要な量の補強
繊維を配置できる。従って、従来のように、周長方向の
軸10と傾斜角を有する軸9a、9bとが均等な割合で
形成された3軸ブレード20を用いた場合のように、必
要でない部分の剛性も同時に大きくなったり、又、前記
した問題点を無くすために、補強したい部分に、別途補
強用の繊維を添付する事で、補強繊維量が増えて重量が
増加するといった事がなく、効率的な補強をする事がで
きる。
フレーム成形体16を予め別途成形したシャフト部3と
共に金型17内に配置させ、型締め後、前記チューブ1
5内部に圧縮空気を注入して内圧をかけてチューブ15
を膨らませた後に、該金型17の内部に架橋ポリアミノ
アミド樹脂、架橋エポキシ変性ポリアミノアミド樹脂又
は、架橋ポリエステルアミド樹脂を生成しうる樹脂材料
18を注入し、金型内で前記樹脂材料18を反応硬化さ
せて本実施例のラケットフレーム1を得た。前記部分3
軸ブレード12の周長方向の軸10は、前記実施例に記
載の配置例の他、図6に示すように、ラケットフレーム
1のガット面に平行であるフレームの側周部の対をなす
部位にそれぞれ位置するように偏在させることができ、
そうすることにより、打球方向への曲げ剛性及び、曲げ
強度に優れたラケットフレーム1を形成することができ
る。以上のように、部分3軸ブレード12の周長方向の
軸10は、前記ブレードの円周部における任意の位置に
配置する。そして、前記周長方向の軸10をラケットフ
レームに要求される特性に応じた位置に配置してラケッ
トフレームを形成すれば、必要な箇所に必要な量の補強
繊維を配置できる。従って、従来のように、周長方向の
軸10と傾斜角を有する軸9a、9bとが均等な割合で
形成された3軸ブレード20を用いた場合のように、必
要でない部分の剛性も同時に大きくなったり、又、前記
した問題点を無くすために、補強したい部分に、別途補
強用の繊維を添付する事で、補強繊維量が増えて重量が
増加するといった事がなく、効率的な補強をする事がで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明のラケットフレー
ムは、FRP製の外殻層を有するラケットフレームにお
いて、前記外殻層を形成する補強繊維として、周長方向
の軸を、ブレードの円周部における適宜領域に偏在させ
た部分3軸ブレード用いて形成されたものである為、ラ
ケットフレームの補強したい部位にのみ、周長方向の軸
を配置することができ、軽量でしかも耐久性に優れたラ
ケットフレームとする事が出来る。
ムは、FRP製の外殻層を有するラケットフレームにお
いて、前記外殻層を形成する補強繊維として、周長方向
の軸を、ブレードの円周部における適宜領域に偏在させ
た部分3軸ブレード用いて形成されたものである為、ラ
ケットフレームの補強したい部位にのみ、周長方向の軸
を配置することができ、軽量でしかも耐久性に優れたラ
ケットフレームとする事が出来る。
【図1】本実施例におけるラケットフレームの正面図。
【図2】本実施例におけるラケットフレームの構成説明
図。
図。
【図3】本実施例に使用する部分3軸ブレードの拡大説
明図。
明図。
【図4】本実施例のラケットフレームを製造する方法を
示す説明図。
示す説明図。
【図5】本実施例のラケットフレームを製造する方法を
示す説明図。
示す説明図。
【図6】他の実施例におけるラケットフレームの構成説
明図。
明図。
【図7】従来の2軸ブレードの説明図。
【図8】従来の3軸ブレードの説明図。
1 ラケットフレーム 2 フレーム部 3 シャフト部 4 グリップ部 5 連結部 6 外殻層 7 FRP層 8 2軸ブレード 8a 2軸ブレード 8b 2軸ブレード 9a 軸 9b 軸 10 軸 12 部分3軸ブレード 13 外周部 15 チューブ 16 ラケットフレーム成形体 17 金型 18 樹脂材料 19 側周部 20 3軸ブレード
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のFRP層を積層して成る外殻層を
有するラケットフレームにおいて、前記FRP層は、ラ
ケットフレームの周長方向の軸と、該周長方向の軸に対
して、互いに相反する傾斜角度を有する軸とからなる3
軸ブレードであって、前記周長方向の軸は、前記3軸ブ
レードの円周部における適宜領域に偏在させた部分3軸
ブレードからなることを特徴とするラケットフレーム。 - 【請求項2】 前記部分3軸ブレードは、前記外殻層の
最外層に用いたことを特徴とする請求項1記載のラケッ
トフレーム。 - 【請求項3】 前記部分3軸ブレードの周長方向の軸
は、前記ラケットフレームのガット面に平行であるフレ
ームの側周部に偏在されていることを特徴とする請求項
1又は、2記載のラケットフレーム。 - 【請求項4】 前記部分3軸ブレードの周長方向の軸
は、前記ラケットフレームのガット面に直交するフレー
ムの外周部に偏在されていることを特徴とする請求項1
又は、2記載のラケットフレーム。 - 【請求項5】 前記部分3軸ブレードの周長方向の軸に
集束される単繊維の本数は、前記傾斜角度を有する軸に
集束される単繊維より多い本数の単繊維が集束されて形
成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は、
4記載のラケットフレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220512A JPH1043331A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ラケットフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8220512A JPH1043331A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ラケットフレーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043331A true JPH1043331A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16752190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8220512A Pending JPH1043331A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ラケットフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1043331A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004313771A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-11-11 | Mizuno Corp | ラケットフレーム |
| CN110694241A (zh) * | 2019-09-18 | 2020-01-17 | 陈兆俊 | 穿线球拍之拍框的制作方法 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP8220512A patent/JPH1043331A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004313771A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-11-11 | Mizuno Corp | ラケットフレーム |
| CN110694241A (zh) * | 2019-09-18 | 2020-01-17 | 陈兆俊 | 穿线球拍之拍框的制作方法 |
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