JPH1044454A - 液体収納容器、該液体収納容器の製造方法、インクタンクとインクジェットヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents
液体収納容器、該液体収納容器の製造方法、インクタンクとインクジェットヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置Info
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- JPH1044454A JPH1044454A JP20464396A JP20464396A JPH1044454A JP H1044454 A JPH1044454 A JP H1044454A JP 20464396 A JP20464396 A JP 20464396A JP 20464396 A JP20464396 A JP 20464396A JP H1044454 A JPH1044454 A JP H1044454A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定した負圧を利用しながら液体供給を行
い、かつ、与えられた液体収納空間を最大限に利用でき
るようにする。 【解決手段】 インクタンク100は、ブロー成形によ
って一体成形された外壁101及び外壁102で構成さ
れる二重構造の凹型容器103と、凹型容器103の開
口端103aに接合された蓋部材107とを有し、内壁
102の内側のインク収容部108にインクが収容され
る。内壁102の厚さは外壁101の厚さより薄く、両
者は同一材料で成形され開口端103aで一体となって
いる。蓋部材107には、インク収容部107のインク
を外部に供給するためのインク導出口104が設けられ
る。外壁101には空気取入れ口105が設けられ、イ
ンク収容部108のインクが消費されると、空気取入れ
口105から空気が導入されつつ内壁102が変形す
る。
い、かつ、与えられた液体収納空間を最大限に利用でき
るようにする。 【解決手段】 インクタンク100は、ブロー成形によ
って一体成形された外壁101及び外壁102で構成さ
れる二重構造の凹型容器103と、凹型容器103の開
口端103aに接合された蓋部材107とを有し、内壁
102の内側のインク収容部108にインクが収容され
る。内壁102の厚さは外壁101の厚さより薄く、両
者は同一材料で成形され開口端103aで一体となって
いる。蓋部材107には、インク収容部107のインク
を外部に供給するためのインク導出口104が設けられ
る。外壁101には空気取入れ口105が設けられ、イ
ンク収容部108のインクが消費されると、空気取入れ
口105から空気が導入されつつ内壁102が変形す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録部とし
てのペン或いはインク吐出部等液体収納容器の外部部材
または外部へ液体を供給するために負圧を利用する液体
収納容器、該容器の製造方法、該容器とインクジェット
記録ヘッドとを一体化したインクタンクを含むインクジ
ェットカートリッジ及びインクジェット記録装置に関
し、具体的にはインクタンク自体をブロー成形によって
成形する画期的なインクタンクを適用したインクジェッ
ト記録分野に関する。
てのペン或いはインク吐出部等液体収納容器の外部部材
または外部へ液体を供給するために負圧を利用する液体
収納容器、該容器の製造方法、該容器とインクジェット
記録ヘッドとを一体化したインクタンクを含むインクジ
ェットカートリッジ及びインクジェット記録装置に関
し、具体的にはインクタンク自体をブロー成形によって
成形する画期的なインクタンクを適用したインクジェッ
ト記録分野に関する。
【0002】
【従来の技術】液体を収納するための容器として、液体
を外部に与える際に容器内部を負圧にしながら液体を供
給する方式の容器が知られている。この方式の容器の特
徴は、容器自体が与える負圧によって、容器に接続され
る例えばペン先や記録ヘッドのような液体使用部に対し
て適切な液体供給が行えるというものである。
を外部に与える際に容器内部を負圧にしながら液体を供
給する方式の容器が知られている。この方式の容器の特
徴は、容器自体が与える負圧によって、容器に接続され
る例えばペン先や記録ヘッドのような液体使用部に対し
て適切な液体供給が行えるというものである。
【0003】このような理論が現実の液体収納容器で発
揮されているものは、各種存在しているが、各種容器の
使用範囲が限定されてしまっている。この理由として
は、製造バラツキが少なく且つ構造が簡単なものがない
ためである。
揮されているものは、各種存在しているが、各種容器の
使用範囲が限定されてしまっている。この理由として
は、製造バラツキが少なく且つ構造が簡単なものがない
ためである。
【0004】例えば、この負圧特性を適正に必要とする
インクジェット記録分野では、液体収納容器としてのイ
ンクタンクの内部に、負圧発生源としてのスポンジを収
納しているものや、袋状のインク収納部にバネを設け、
インクの消費による袋の内方への変形に抗する力を与え
ることで負圧を形成するもの(特開昭56-67269号公報、
特開平6-226993号公報などを参照)が知られている。ま
た、米国特許第4,509,062号明細書に開示されているゴ
ム製のインク収納部は、円錐形形状の円錐部を丸めた形
状のもので、その丸めた円錐部を円錐周面の厚みよりも
薄くするという構成のものである。この円錐部の丸みを
帯びた薄いゴム袋構造は、その収納容器にとって、イン
クの消費に応じて優先的に変位・変形するための構造と
なっている。これらは、インクジェット装置のインク収
納容器として実用化されており、現状では満足のいくも
のである。
インクジェット記録分野では、液体収納容器としてのイ
ンクタンクの内部に、負圧発生源としてのスポンジを収
納しているものや、袋状のインク収納部にバネを設け、
インクの消費による袋の内方への変形に抗する力を与え
ることで負圧を形成するもの(特開昭56-67269号公報、
特開平6-226993号公報などを参照)が知られている。ま
た、米国特許第4,509,062号明細書に開示されているゴ
ム製のインク収納部は、円錐形形状の円錐部を丸めた形
状のもので、その丸めた円錐部を円錐周面の厚みよりも
薄くするという構成のものである。この円錐部の丸みを
帯びた薄いゴム袋構造は、その収納容器にとって、イン
クの消費に応じて優先的に変位・変形するための構造と
なっている。これらは、インクジェット装置のインク収
納容器として実用化されており、現状では満足のいくも
のである。
【0005】しかしながら、このような負圧発生構造は
比較的高価であるため、マーカやプロッタ等のペン先を
有する筆記用具には適するものではない。特に、この種
の筆記用具として上述のような煩雑な負圧発生構造を余
分に持つことは、筆記用具自体の大型化を招き、好まし
いものではない。
比較的高価であるため、マーカやプロッタ等のペン先を
有する筆記用具には適するものではない。特に、この種
の筆記用具として上述のような煩雑な負圧発生構造を余
分に持つことは、筆記用具自体の大型化を招き、好まし
いものではない。
【0006】ところで、上述の筆記用具においては、ペ
ン先自体を負圧を発生可能なフェルトなどを用い、ペン
先から空気を液体収納容器内に導入しつつ、インクの供
給を行う形態が採用されている。このインク供給形態に
おける気液交換構造の最大の課題はペン先からのインク
漏れである。これを解決するためペン先と液体収納容器
との間にインク漏れ防止機構として、インクの供給方向
に対して交差するように多数枚のフィンを所定間隔で重
ね留ことで、環境変化などで漏れ出そうとするインクを
保持可能にするインク保持機構を設けることが提案され
ている。しかし、この機構は、使用できないインクを筆
記用具内部に残してしまうのが現状である。
ン先自体を負圧を発生可能なフェルトなどを用い、ペン
先から空気を液体収納容器内に導入しつつ、インクの供
給を行う形態が採用されている。このインク供給形態に
おける気液交換構造の最大の課題はペン先からのインク
漏れである。これを解決するためペン先と液体収納容器
との間にインク漏れ防止機構として、インクの供給方向
に対して交差するように多数枚のフィンを所定間隔で重
ね留ことで、環境変化などで漏れ出そうとするインクを
保持可能にするインク保持機構を設けることが提案され
ている。しかし、この機構は、使用できないインクを筆
記用具内部に残してしまうのが現状である。
【0007】また、この種の筆記用具におけるインク供
給系は、一般的に大気開放系となっているため、収納さ
れたインクの蒸発を招き、インク使用量を低減させてし
まうが、本来は実質的な密閉型としてインク蒸発抑制を
行うことが好ましいものである。
給系は、一般的に大気開放系となっているため、収納さ
れたインクの蒸発を招き、インク使用量を低減させてし
まうが、本来は実質的な密閉型としてインク蒸発抑制を
行うことが好ましいものである。
【0008】ここで、実質的な密閉型を用いているイン
クジェット記録分野について簡単にまとめる。一般にイ
ンク供給システムとして負圧発生源を用いない場合は、
「水頭差」と呼ばれる、インク使用部(インク吐出ヘッ
ド)に対する高低差によって、インクを供給するものが
知られている。この場合は、インク収納部に特別な条件
を必要としないため、通常の袋などのインク収納袋を用
いることが多い。
クジェット記録分野について簡単にまとめる。一般にイ
ンク供給システムとして負圧発生源を用いない場合は、
「水頭差」と呼ばれる、インク使用部(インク吐出ヘッ
ド)に対する高低差によって、インクを供給するものが
知られている。この場合は、インク収納部に特別な条件
を必要としないため、通常の袋などのインク収納袋を用
いることが多い。
【0009】ところがインク供給経路としてはインクを
密閉型とするため、インク収納袋から上方に位置するイ
ンク使用部(インク吐出ヘッド)までチューブ等の供給
管を必要とし、結果的に大型装置となってしまう。この
インク供給経路の水頭差をできるだけ小さく或いは無く
すために、インク吐出ヘッドに対して負圧を与えるイン
クタンクが提案され、実施されてきた。このヘッドとイ
ンクタンクとを一体化可能にしたものをヘッドカートリ
ッジと呼ぶことにする。
密閉型とするため、インク収納袋から上方に位置するイ
ンク使用部(インク吐出ヘッド)までチューブ等の供給
管を必要とし、結果的に大型装置となってしまう。この
インク供給経路の水頭差をできるだけ小さく或いは無く
すために、インク吐出ヘッドに対して負圧を与えるイン
クタンクが提案され、実施されてきた。このヘッドとイ
ンクタンクとを一体化可能にしたものをヘッドカートリ
ッジと呼ぶことにする。
【0010】前記ヘッドカートリッジは、さらに分類す
ると、記録ヘッドとインク収容部とが常時一体の構成
と、記録手段とインク収容部が別体で、かつ記録装置に
対して双方とも分離でき、使用時に一体にして使用する
構成とに分けることができる。
ると、記録ヘッドとインク収容部とが常時一体の構成
と、記録手段とインク収容部が別体で、かつ記録装置に
対して双方とも分離でき、使用時に一体にして使用する
構成とに分けることができる。
【0011】いずれの構成においても、インク収容部に
収納されたインクの使用効率を高めるために、インク収
容部における記録手段との結合部はインク収容部の中心
より下方に設けられることが多い。このため、ヘッドカ
ートリッジにおけるインク収容部には、インクを安定し
て保持し、記録手段に設けられたノズル等の吐出部から
のインク漏れを防ぐために、記録手段に供給されるイン
ク流れに対する背圧を発生する機構が求められる。この
背圧は吐出口部の圧力を大気圧に対して負とするための
ものであることから、負圧と呼ばれている。
収納されたインクの使用効率を高めるために、インク収
容部における記録手段との結合部はインク収容部の中心
より下方に設けられることが多い。このため、ヘッドカ
ートリッジにおけるインク収容部には、インクを安定し
て保持し、記録手段に設けられたノズル等の吐出部から
のインク漏れを防ぐために、記録手段に供給されるイン
ク流れに対する背圧を発生する機構が求められる。この
背圧は吐出口部の圧力を大気圧に対して負とするための
ものであることから、負圧と呼ばれている。
【0012】負圧を発生させるための最も容易な方法の
一つとして、前述したような多孔質体の毛管力を利用す
る方法が挙げられる。該方法におけるインクタンクは、
インクタンク内部全体にインク貯蔵を目的として収納、
好ましくは圧縮収納されたスポンジ等の多孔質体と、印
字中のインク供給を円滑にするためインク収容部に空気
を取り入れ可能な大気連通口とを含む構成となる。
一つとして、前述したような多孔質体の毛管力を利用す
る方法が挙げられる。該方法におけるインクタンクは、
インクタンク内部全体にインク貯蔵を目的として収納、
好ましくは圧縮収納されたスポンジ等の多孔質体と、印
字中のインク供給を円滑にするためインク収容部に空気
を取り入れ可能な大気連通口とを含む構成となる。
【0013】しかし、多孔質部材をインク保持部材とし
て使用する場合の課題として、単位体積当たりのインク
収容効率が低いことが挙げられる。この課題を解決する
ために、多孔質部材をインクタンク全体に挿入する構成
のかわりに、インクタンクの一部に多孔質体を挿入する
構成が挙げられる。この構成では、多孔質体がインクタ
ンク全体に挿入されている構成と比較して単位体積当た
りのインク収容効率及びインク保持能力を高めることが
できる。
て使用する場合の課題として、単位体積当たりのインク
収容効率が低いことが挙げられる。この課題を解決する
ために、多孔質部材をインクタンク全体に挿入する構成
のかわりに、インクタンクの一部に多孔質体を挿入する
構成が挙げられる。この構成では、多孔質体がインクタ
ンク全体に挿入されている構成と比較して単位体積当た
りのインク収容効率及びインク保持能力を高めることが
できる。
【0014】さらにインクの収容効率を向上させる観点
からは、前述したような袋とバネの組み合わせ構造の袋
状容器や、ゴム製のインク収納容器を用いることもでき
る。
からは、前述したような袋とバネの組み合わせ構造の袋
状容器や、ゴム製のインク収納容器を用いることもでき
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したような現在の
インクタンクは、現時点での市場における要求は満足出
来るレベルにある。
インクタンクは、現時点での市場における要求は満足出
来るレベルにある。
【0016】しかしながら、本発明者たちは、将来的展
望の見知から、液体収納容器、特にインクジェット用イ
ンクタンクに求められる理想的な条件を考えたところ、
以下の3つの課題を想出するに至った。
望の見知から、液体収納容器、特にインクジェット用イ
ンクタンクに求められる理想的な条件を考えたところ、
以下の3つの課題を想出するに至った。
【0017】まず一点目は、インク収容効率のより一層
の向上である(第1の課題)。即ち、同一空間に占める
インクタンクのインク収容効率をさらに高めることで、
インクタンクのインク収容量を増やすことである。
の向上である(第1の課題)。即ち、同一空間に占める
インクタンクのインク収容効率をさらに高めることで、
インクタンクのインク収容量を増やすことである。
【0018】二点目は、構成部品が少なく、部品そのも
のの構造が単純であること(第2の課題)、さらに付加
的効果として、製品の歩留まりの減少や、品質管理項目
の減少などの利点が期待できることである。
のの構造が単純であること(第2の課題)、さらに付加
的効果として、製品の歩留まりの減少や、品質管理項目
の減少などの利点が期待できることである。
【0019】そして三点目は、近年問題となっている環
境問題に対する対応である(第3の課題)。この問題に
対する対応策の一つとしては、インクタンクの構成部品
がリサイクル可能であることが挙げられる。そのために
はインクタンクの構成部品がなるべく少ないこと、構成
部品を回収する際に容易に分別回収できることが望まし
い。
境問題に対する対応である(第3の課題)。この問題に
対する対応策の一つとしては、インクタンクの構成部品
がリサイクル可能であることが挙げられる。そのために
はインクタンクの構成部品がなるべく少ないこと、構成
部品を回収する際に容易に分別回収できることが望まし
い。
【0020】ところが、多孔質部材を収納したインクタ
ンクについては、上述のようにインク収容効率の点で十
分満足できない。また、現在の袋状容器を用いた構成で
あっても、インク収容部内部あるいはインク収容部と筐
体との間にバネ等の複雑な機構を有するものは、複雑な
機構を用いており、部品点数が多く組立が複雑であるば
かりでなく、可撓性とインク蒸発防止を両立させるため
に袋状容器は多層構造となっており、上記の課題につい
て満足できるものではない。
ンクについては、上述のようにインク収容効率の点で十
分満足できない。また、現在の袋状容器を用いた構成で
あっても、インク収容部内部あるいはインク収容部と筐
体との間にバネ等の複雑な機構を有するものは、複雑な
機構を用いており、部品点数が多く組立が複雑であるば
かりでなく、可撓性とインク蒸発防止を両立させるため
に袋状容器は多層構造となっており、上記の課題につい
て満足できるものではない。
【0021】また、前述の円錐形形状のゴム製のインク
収納体は、前述したような構造限定が重要であるため、
所望の空間に最大収容部を与えることはできない。加え
て、材料的観点から使用できるインクの種類に制約を受
ける。従って、この円錐形のゴム製インク収納袋は、構
造及び製造条件が複雑となり、品質管理の点で複雑とな
り、製品の歩留りが良くはない。
収納体は、前述したような構造限定が重要であるため、
所望の空間に最大収容部を与えることはできない。加え
て、材料的観点から使用できるインクの種類に制約を受
ける。従って、この円錐形のゴム製インク収納袋は、構
造及び製造条件が複雑となり、品質管理の点で複雑とな
り、製品の歩留りが良くはない。
【0022】本発明の目的は、液体供給システムの構成
要件の一つとして、安定した負圧を利用しながら液体供
給を行い、かつ、与えられた液体収納空間を最大限に利
用できる液体収納容器を提供することである。
要件の一つとして、安定した負圧を利用しながら液体供
給を行い、かつ、与えられた液体収納空間を最大限に利
用できる液体収納容器を提供することである。
【0023】本発明の別の目的は、部品点数を少なく
し、しかも部品の構造自体を簡単にすることで、品質の
ばらつきが極めて少なく、環境対策にも優れた負圧利用
型液体収納容器及びその製造方法、装置などを提供する
ことである。
し、しかも部品の構造自体を簡単にすることで、品質の
ばらつきが極めて少なく、環境対策にも優れた負圧利用
型液体収納容器及びその製造方法、装置などを提供する
ことである。
【0024】上記本発明の各目的は、記録分野の筆記用
具やインクジェット記録ヘッドにも適用でき、特に本発
明のインクジェット分野における別の目的は、インクジ
ェットヘッドに対して完全一体化或いは分離可能な上記
液体収納容器を提供することである。
具やインクジェット記録ヘッドにも適用でき、特に本発
明のインクジェット分野における別の目的は、インクジ
ェットヘッドに対して完全一体化或いは分離可能な上記
液体収納容器を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の具体的な目的は
以下の構成から理解できよう。
以下の構成から理解できよう。
【0026】本発明の液体収納容器は、内部に液体を収
容する液体収容部を形成する内壁及び前記内壁を覆う外
壁で構成される二重構造の凹型容器と、前記液体収容部
を塞いで前記凹型容器の開口端部に接合され、前記液体
収容部から外部に液体を供給する液体供給部が設けられ
た蓋部材とを有する液体収納容器であって、前記内壁の
厚さは前記外壁の厚さよりも薄く、前記内壁と前記外壁
とは同じ材料で前記開口端部のみで一体とされて形成さ
れるとともに、前記外壁には前記内壁との間に大気を流
通させる大気連通部が設けられている液体収納容器であ
る。
容する液体収容部を形成する内壁及び前記内壁を覆う外
壁で構成される二重構造の凹型容器と、前記液体収容部
を塞いで前記凹型容器の開口端部に接合され、前記液体
収容部から外部に液体を供給する液体供給部が設けられ
た蓋部材とを有する液体収納容器であって、前記内壁の
厚さは前記外壁の厚さよりも薄く、前記内壁と前記外壁
とは同じ材料で前記開口端部のみで一体とされて形成さ
れるとともに、前記外壁には前記内壁との間に大気を流
通させる大気連通部が設けられている液体収納容器であ
る。
【0027】または、内部に液体を収容する液体収容部
を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二
重構造の凹型容器と、前記凹型容器の開口端部に接合さ
れて前記開口端部を密閉し、前記液体収容部から外部に
液体を供給する液体供給部が設けられた蓋部材とを有す
る液体収納容器であって、前記内壁と前記外壁とは同じ
材料で前記開口端部のみで一体とされて形成されるとと
もに、前記外壁には前記内壁との間に大気を流通させる
大気連通部が設けられており、前記内壁は前記液体供給
部からの液体の導出により変形される液体収納容器であ
る。
を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二
重構造の凹型容器と、前記凹型容器の開口端部に接合さ
れて前記開口端部を密閉し、前記液体収容部から外部に
液体を供給する液体供給部が設けられた蓋部材とを有す
る液体収納容器であって、前記内壁と前記外壁とは同じ
材料で前記開口端部のみで一体とされて形成されるとと
もに、前記外壁には前記内壁との間に大気を流通させる
大気連通部が設けられており、前記内壁は前記液体供給
部からの液体の導出により変形される液体収納容器であ
る。
【0028】本発明の液体容器の製造方法は、内部に液
体を収容する液体収容部を形成する内壁及び前記内壁を
覆う外壁で構成される二重構造の凹型容器と、前記凹型
容器の開口端部に接合されて前記開口端部を密閉し、前
記液体収容部から外部に液体を供給する液体供給部が設
けられた蓋部材とを有する液体収納容器の製造方法であ
って、ブロー成形により、前記内壁の厚さが前記外壁の
厚さより薄く、前記外壁と前記内壁とが前記開口端部の
みで一体となった前記凹型容器を形成する工程と、前記
凹型容器の開口端部に前記蓋部材を接合する工程とを有
する。
体を収容する液体収容部を形成する内壁及び前記内壁を
覆う外壁で構成される二重構造の凹型容器と、前記凹型
容器の開口端部に接合されて前記開口端部を密閉し、前
記液体収容部から外部に液体を供給する液体供給部が設
けられた蓋部材とを有する液体収納容器の製造方法であ
って、ブロー成形により、前記内壁の厚さが前記外壁の
厚さより薄く、前記外壁と前記内壁とが前記開口端部の
みで一体となった前記凹型容器を形成する工程と、前記
凹型容器の開口端部に前記蓋部材を接合する工程とを有
する。
【0029】上記のとおり構成された液体収納容器で
は、内壁の厚さは外壁の厚さより薄く、内壁と外壁とは
凹型容器の開口端部のみで一体となっているので、液体
収容部に収容された液体が液体供給部から外部に導出さ
れると、液体の減少に伴って内壁が変形する。このと
き、凹型容器の開口端部には蓋部材が接合されているの
で内壁の不安定な変形が防止され、安定した負圧発生が
達成される。また、内壁の変形により大気連通部からは
空気が導入され、安定した負圧の維持が図られる。しか
も、内壁の周囲は内壁と一体となった外壁で保護され、
内壁には不用意な外力が加わらない。
は、内壁の厚さは外壁の厚さより薄く、内壁と外壁とは
凹型容器の開口端部のみで一体となっているので、液体
収容部に収容された液体が液体供給部から外部に導出さ
れると、液体の減少に伴って内壁が変形する。このと
き、凹型容器の開口端部には蓋部材が接合されているの
で内壁の不安定な変形が防止され、安定した負圧発生が
達成される。また、内壁の変形により大気連通部からは
空気が導入され、安定した負圧の維持が図られる。しか
も、内壁の周囲は内壁と一体となった外壁で保護され、
内壁には不用意な外力が加わらない。
【0030】このように、極めて簡単な構成で安定した
負圧発生を達成できるため、外壁の内側の空間を最大限
に利用可能となる。さらに、内壁と外壁とは同一の部材
でしかも一体に形成されるので、部品点数が少なくなる
とともに、廃棄やリサイクルが容易となる。
負圧発生を達成できるため、外壁の内側の空間を最大限
に利用可能となる。さらに、内壁と外壁とは同一の部材
でしかも一体に形成されるので、部品点数が少なくなる
とともに、廃棄やリサイクルが容易となる。
【0031】また、本発明の液体収容容器の製造方法で
は、凹型容器をブロー成形を用いて成形するので、上記
のような二重構造の凹型容器を容易につくることが可能
である。特に、インジェクションブロー成形は、パリソ
ンを射出成形によって成形するためパリソンの厚さをそ
の部位によって変えることが容易であり、内壁と外壁と
で厚さが異なる凹型容器を一体成形するのに適してい
る。
は、凹型容器をブロー成形を用いて成形するので、上記
のような二重構造の凹型容器を容易につくることが可能
である。特に、インジェクションブロー成形は、パリソ
ンを射出成形によって成形するためパリソンの厚さをそ
の部位によって変えることが容易であり、内壁と外壁と
で厚さが異なる凹型容器を一体成形するのに適してい
る。
【0032】また、本発明は特にインクジェット記録分
野におけるインクジェットヘッドカートリッジ、インク
ジェット記録装置に好適に適用されるものである。
野におけるインクジェットヘッドカートリッジ、インク
ジェット記録装置に好適に適用されるものである。
【0033】すなわち、本発明のインクジェットヘッド
カートリッジは、内部にインクを収容するインク収容部
を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二
重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前記凹
型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部から外
部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋部材
とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも薄
く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部の
みで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前
記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられ
ているインクタンクと、該インクタンクのインク供給部
に接合され、インクの吐出を行うインクジェットヘッド
とを有する。
カートリッジは、内部にインクを収容するインク収容部
を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二
重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前記凹
型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部から外
部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋部材
とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも薄
く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部の
みで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前
記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられ
ているインクタンクと、該インクタンクのインク供給部
に接合され、インクの吐出を行うインクジェットヘッド
とを有する。
【0034】また、本発明のインクジェット記録装置
は、記録信号に応じてインクを吐出するインクジェット
ヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給するインク
を収納するインクタンクとを有するインクジェットヘッ
ドカートリッジを着脱自在に搭載して往復走査されるキ
ャリッジを備えたインクジェット記録装置であって、前
記インクタンクは、内部にインクを収容するインク収容
部を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される
二重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前記
凹型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部から
外部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋部
材とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも薄
く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部の
みで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前
記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられ
ており、前記インクジェットヘッドは前記インクタンク
のインク供給部に接続されるものである。
は、記録信号に応じてインクを吐出するインクジェット
ヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給するインク
を収納するインクタンクとを有するインクジェットヘッ
ドカートリッジを着脱自在に搭載して往復走査されるキ
ャリッジを備えたインクジェット記録装置であって、前
記インクタンクは、内部にインクを収容するインク収容
部を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される
二重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前記
凹型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部から
外部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋部
材とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも薄
く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部の
みで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前
記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられ
ており、前記インクジェットヘッドは前記インクタンク
のインク供給部に接続されるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明の液体収納容器の一実施形
態であるインクタンクの一例の構造の模式的概略図であ
り、同図(a)はその断面図、同図(b)はその斜視図
を示している。
態であるインクタンクの一例の構造の模式的概略図であ
り、同図(a)はその断面図、同図(b)はその斜視図
を示している。
【0037】図1に示されたインクタンク100は、樹
脂材料のブロー成形により外壁101と内壁102とが
一工程で一体成形された二重構造の凹型容器103と、
この凹型容器103の開口端103aに接合された蓋部
材107とを有する。
脂材料のブロー成形により外壁101と内壁102とが
一工程で一体成形された二重構造の凹型容器103と、
この凹型容器103の開口端103aに接合された蓋部
材107とを有する。
【0038】凹型容器103の外壁101は、インクタ
ンク100の外郭を構成する。凹型容器103の内壁1
02は外壁101とほぼ相似形であり、内壁102と蓋
部材107とで囲まれる領域であるインク収容部108
にインクが収容される。内壁102の厚さは外壁101
の厚さよりも薄く、内壁102は可撓性を有している。
これにより、蓋部材107に設けられたインク導出口1
04からのインク導出に伴うインク収容部108の内容
積の減少によって内壁102は変形する。一方、外壁1
01は、内壁102に不用意な外力が加わらないように
内壁102を保護している。
ンク100の外郭を構成する。凹型容器103の内壁1
02は外壁101とほぼ相似形であり、内壁102と蓋
部材107とで囲まれる領域であるインク収容部108
にインクが収容される。内壁102の厚さは外壁101
の厚さよりも薄く、内壁102は可撓性を有している。
これにより、蓋部材107に設けられたインク導出口1
04からのインク導出に伴うインク収容部108の内容
積の減少によって内壁102は変形する。一方、外壁1
01は、内壁102に不用意な外力が加わらないように
内壁102を保護している。
【0039】また、外壁101と内壁102とは、凹型
容器103の開口端103aで一体となっており、この
部分を除いて両者は空間を隔てて配置される。このよう
な二重構造の凹型容器103は、詳しくは後述するが、
例えば、外壁101と内壁102とが互いに向い合った
形状の中空体をブロー成形によって成形し、この中空体
の内壁102の部分を開口端103aとなる部分で内側
に折り込むことで形成される。つまり、外壁101と内
壁102とは同一の材料で成形される。従って、外壁1
01と内壁102とを一体とした凹型容器103の材料
としては、内壁102を構成する材料に必要な可撓性及
び耐インク性と、外壁101を構成する材料に必要な耐
衝撃性等を併せ持つ材料を用いることが望ましい。
容器103の開口端103aで一体となっており、この
部分を除いて両者は空間を隔てて配置される。このよう
な二重構造の凹型容器103は、詳しくは後述するが、
例えば、外壁101と内壁102とが互いに向い合った
形状の中空体をブロー成形によって成形し、この中空体
の内壁102の部分を開口端103aとなる部分で内側
に折り込むことで形成される。つまり、外壁101と内
壁102とは同一の材料で成形される。従って、外壁1
01と内壁102とを一体とした凹型容器103の材料
としては、内壁102を構成する材料に必要な可撓性及
び耐インク性と、外壁101を構成する材料に必要な耐
衝撃性等を併せ持つ材料を用いることが望ましい。
【0040】外壁101には、インク収容部108内の
インクの消費に伴って内壁102が変形する際に外壁1
01と内壁102との間に空気を導入するための大気連
通部である空気取入れ口105が設けられている。ここ
では、大気連通部を単なる開口として示したが、空気流
入弁で構成してもよい。また、外壁101と内壁102
とは空間を隔てて配置されるものとして説明したが、外
壁101と内壁102との間に大気連通部から空気を導
入できる構造であれば、外壁101と内壁102とは接
触していてもよい。
インクの消費に伴って内壁102が変形する際に外壁1
01と内壁102との間に空気を導入するための大気連
通部である空気取入れ口105が設けられている。ここ
では、大気連通部を単なる開口として示したが、空気流
入弁で構成してもよい。また、外壁101と内壁102
とは空間を隔てて配置されるものとして説明したが、外
壁101と内壁102との間に大気連通部から空気を導
入できる構造であれば、外壁101と内壁102とは接
触していてもよい。
【0041】蓋部材107は、凹型容器103の開口端
103aに溶着や接着等で接合される。蓋部材107も
凹型容器103の外壁101と同様にインクタンク10
0の外郭の一部を構成するものであり、外壁101と同
程度の強度を有する。蓋部材107には、容器内部から
外部へインクを供給する供給部であるインク導出口10
4が設けられており、このインク導出口104が、イン
クジェットヘッド(不図示)側のインク導入部との接続
部分となる。
103aに溶着や接着等で接合される。蓋部材107も
凹型容器103の外壁101と同様にインクタンク10
0の外郭の一部を構成するものであり、外壁101と同
程度の強度を有する。蓋部材107には、容器内部から
外部へインクを供給する供給部であるインク導出口10
4が設けられており、このインク導出口104が、イン
クジェットヘッド(不図示)側のインク導入部との接続
部分となる。
【0042】インク導出口104には圧接体106が圧
入されている。圧接体106は、わずかな振動や外圧が
インクタンク100に加わった場合にインク導出口10
4からのインク漏れを防止する機能を有し、この機能を
達成するため、ここでは、インク吸収体からなる一方向
繊維部材を用い、メニスカス保持力を有するとしてい
る。この圧接体106により、インク収容部108を実
質的に密閉するとともに、インクジェットヘッド側のイ
ンク導入部と接続された場合に、気密状態を保ちながら
インク収容部108内のインクの導出を可能とする。な
お、インクタンク100とインクジェットヘッドの組み
合せ方によっては、圧接体106に代えて、ゴム栓、多
孔質部材、弁、フィルタ、あるいは樹脂を用いることも
可能である。
入されている。圧接体106は、わずかな振動や外圧が
インクタンク100に加わった場合にインク導出口10
4からのインク漏れを防止する機能を有し、この機能を
達成するため、ここでは、インク吸収体からなる一方向
繊維部材を用い、メニスカス保持力を有するとしてい
る。この圧接体106により、インク収容部108を実
質的に密閉するとともに、インクジェットヘッド側のイ
ンク導入部と接続された場合に、気密状態を保ちながら
インク収容部108内のインクの導出を可能とする。な
お、インクタンク100とインクジェットヘッドの組み
合せ方によっては、圧接体106に代えて、ゴム栓、多
孔質部材、弁、フィルタ、あるいは樹脂を用いることも
可能である。
【0043】上記構成に基づき、インクタンク100内
に収容されたインクがインク導出口104から消費され
ると、内壁102の内側であるインク収容部108の内
容積が小さくなり、それに伴って内壁102が変形して
いく。このとき、開口端103aにはインクタンク10
0の外郭の一部を構成する蓋部材107が接合されてい
るので、この部分では内壁102は変形せず、結果的
に、内壁102の変形する部分が規制される。これによ
り、内壁102の不規則な変形が防止され、安定した負
圧発生が達成される。また、内壁102の変形ととも
に、空気取入れ口105からは外壁101と内壁102
との間に空気が導入される。これにより、内壁102の
変形を阻害することなく、インク使用時における安定し
た負圧の維持を図る働きをする。特に本例では、略直方
体形状のインクタンク100としているので、内壁10
2は最大面積を有する面から優先的に変形し、内壁10
2の不規則な変形がより規制される。このことも、安定
した負圧の発生に効果がある。
に収容されたインクがインク導出口104から消費され
ると、内壁102の内側であるインク収容部108の内
容積が小さくなり、それに伴って内壁102が変形して
いく。このとき、開口端103aにはインクタンク10
0の外郭の一部を構成する蓋部材107が接合されてい
るので、この部分では内壁102は変形せず、結果的
に、内壁102の変形する部分が規制される。これによ
り、内壁102の不規則な変形が防止され、安定した負
圧発生が達成される。また、内壁102の変形ととも
に、空気取入れ口105からは外壁101と内壁102
との間に空気が導入される。これにより、内壁102の
変形を阻害することなく、インク使用時における安定し
た負圧の維持を図る働きをする。特に本例では、略直方
体形状のインクタンク100としているので、内壁10
2は最大面積を有する面から優先的に変形し、内壁10
2の不規則な変形がより規制される。このことも、安定
した負圧の発生に効果がある。
【0044】また、上述のように、二重構造の凹型容器
103に蓋部材107を接合したという極めて簡単な構
成によって安定した負圧発生を達成できることから、外
壁101に対して内壁102を相似形とし、内壁102
を外壁101の形状に沿わせることができる。すなわ
ち、従来の筐体内部に袋状容器を収容した場合に見られ
るデッドスペースをなくすことができ、外壁101内の
単位体積当りのインク収容量を多くする(インク収容効
率を高くする)ことができる。ただし、内壁102の形
状は、必ずしも外壁101と相似形である必要はなく、
インクの容量や負圧のコントロール等に応じて変えても
よい。
103に蓋部材107を接合したという極めて簡単な構
成によって安定した負圧発生を達成できることから、外
壁101に対して内壁102を相似形とし、内壁102
を外壁101の形状に沿わせることができる。すなわ
ち、従来の筐体内部に袋状容器を収容した場合に見られ
るデッドスペースをなくすことができ、外壁101内の
単位体積当りのインク収容量を多くする(インク収容効
率を高くする)ことができる。ただし、内壁102の形
状は、必ずしも外壁101と相似形である必要はなく、
インクの容量や負圧のコントロール等に応じて変えても
よい。
【0045】さらに、外壁101と内壁102とはブロ
ー成形によって同一の材料で一体成形されるので部品点
数が少なくてすむ。これにより、品質管理項目が少なく
なり、また、インクタンク製造工程が簡素になり、イン
クタンク製造時の実用的な見地からの精度も容易に満た
すことができるので、コストが安く歩留りのよいインク
タンクを提供することが可能となる。
ー成形によって同一の材料で一体成形されるので部品点
数が少なくてすむ。これにより、品質管理項目が少なく
なり、また、インクタンク製造工程が簡素になり、イン
クタンク製造時の実用的な見地からの精度も容易に満た
すことができるので、コストが安く歩留りのよいインク
タンクを提供することが可能となる。
【0046】加えて、部品点数の減少により、分別廃棄
あるいは分別リサイクルを容易に行えるようになる。特
に、蓋部材107もこれらと同一の材料で構成すること
により、圧接体106を取り外してインク収容部108
の内部を洗浄するだけで、分別廃棄あるいは分別リサイ
クルを行える。
あるいは分別リサイクルを容易に行えるようになる。特
に、蓋部材107もこれらと同一の材料で構成すること
により、圧接体106を取り外してインク収容部108
の内部を洗浄するだけで、分別廃棄あるいは分別リサイ
クルを行える。
【0047】なお、ブロー成形を用いれば、供給部をも
含めた全ての構成を一体成形したインクタンクをつくる
ことも可能である。しかし、供給部と接続されるインク
ジェットヘッド側のインク導入部の形状によっては、位
置決めのための凹凸が必要になることもあり、供給部の
形状が複雑になる場合もある。そこで、本発明では、凹
型容器103と、インク導出口104が設けられた蓋部
材107とを別部材とし、インク導出口104が複雑な
形状となる場合にも対応できるようにしている。
含めた全ての構成を一体成形したインクタンクをつくる
ことも可能である。しかし、供給部と接続されるインク
ジェットヘッド側のインク導入部の形状によっては、位
置決めのための凹凸が必要になることもあり、供給部の
形状が複雑になる場合もある。そこで、本発明では、凹
型容器103と、インク導出口104が設けられた蓋部
材107とを別部材とし、インク導出口104が複雑な
形状となる場合にも対応できるようにしている。
【0048】次に、上述したインクタンク100の製造
方法について説明する。
方法について説明する。
【0049】本実施例では、凹型容器103の製造方法
として、ブローイングエアーを用いるブロー成形を採用
した。これは、インクタンク100を構成する壁を実質
的に延伸していない樹脂で構成するためであり、これに
よりインク収容部108を構成する内壁102をどの方
向に対してもほぼ均一な負荷に耐えられるようにしてい
る。従って、特にある程度インクを消費した状態で内壁
102内に収容されたインクがどの方向に揺動しても確
実に内壁102はインクを保持することができ、総合的
なインクタンク100の耐久性を向上させている。
として、ブローイングエアーを用いるブロー成形を採用
した。これは、インクタンク100を構成する壁を実質
的に延伸していない樹脂で構成するためであり、これに
よりインク収容部108を構成する内壁102をどの方
向に対してもほぼ均一な負荷に耐えられるようにしてい
る。従って、特にある程度インクを消費した状態で内壁
102内に収容されたインクがどの方向に揺動しても確
実に内壁102はインクを保持することができ、総合的
なインクタンク100の耐久性を向上させている。
【0050】このブロー成形方法としては、インジェク
ションブロー成形法、ダブルウォールブロー成形法、ダ
イレクトブロー成形法などがある。以下に、これら各成
形法によるインクタンク100の製造工程の例を説明す
る。
ションブロー成形法、ダブルウォールブロー成形法、ダ
イレクトブロー成形法などがある。以下に、これら各成
形法によるインクタンク100の製造工程の例を説明す
る。
【0051】(1)インジェクションブロー成形法を用
いた例 図2は、インジェクションブロー成形法を用いたインク
タンク100の製造手順を示すフローチャートであり、
図3は、そのうちの凹型容器103の製造工程を説明す
るための図である。
いた例 図2は、インジェクションブロー成形法を用いたインク
タンク100の製造手順を示すフローチャートであり、
図3は、そのうちの凹型容器103の製造工程を説明す
るための図である。
【0052】初めに凹型容器103を製造する。凹型容
器103の製造は以下のようにして行われる。
器103の製造は以下のようにして行われる。
【0053】まず、図3(a)に示すように、キャビテ
ィ型202とコア201とによりパリソン110を射出
成形し(ステップS11)、図3(b)に示すように、
キャビティ型202からコア201とともにパリソン1
10を取り出す(ステップS12)。ここで、コア20
1とキャビティ型202との間隔は、コア201の略中
間部を境に先端側が小さく、根元側が大きくなるような
段差をもった形状となっている。従って、成形されたパ
リソン110も、略中間部を境に、根元部の厚みが厚
く、先端部の厚みが薄いものとなる。
ィ型202とコア201とによりパリソン110を射出
成形し(ステップS11)、図3(b)に示すように、
キャビティ型202からコア201とともにパリソン1
10を取り出す(ステップS12)。ここで、コア20
1とキャビティ型202との間隔は、コア201の略中
間部を境に先端側が小さく、根元側が大きくなるような
段差をもった形状となっている。従って、成形されたパ
リソン110も、略中間部を境に、根元部の厚みが厚
く、先端部の厚みが薄いものとなる。
【0054】パリソン110が成形されたら、図3
(c)に示すように、ブロー型203の中にパリソン1
10を挿入してブロー型203を閉じる(ステップS1
3)。ここで、ブロー型203は、凹型容器103の外
壁101と内壁102とが向い合った形状のキャビティ
を有し、この中にパリソン110が挿入される。また、
ブロー型203の、内壁102に対応する部分はパリソ
ン110の先端側に位置し、外壁101に対応する部分
はパリソン110の根元側に位置する。
(c)に示すように、ブロー型203の中にパリソン1
10を挿入してブロー型203を閉じる(ステップS1
3)。ここで、ブロー型203は、凹型容器103の外
壁101と内壁102とが向い合った形状のキャビティ
を有し、この中にパリソン110が挿入される。また、
ブロー型203の、内壁102に対応する部分はパリソ
ン110の先端側に位置し、外壁101に対応する部分
はパリソン110の根元側に位置する。
【0055】そして、図3(d)に示すように、コア2
01から空気を吹き込んでブロー成形する(ステップS
14)ことにより、パリソン110をブロー型203の
内面に沿って膨張させ、凹形容器原形111を得る。こ
れを冷却固化させてブロー型203から取り出す。これ
によって得られた凹型容器原形111を図4に示す。図
4に示すように、凹型容器原形111は、外壁101と
内壁102とを向い合わせて一体とした中空体であり、
内壁102の部分の厚さが外壁101の部分の厚さより
も薄く成形され、内壁102は可撓性を有している。
01から空気を吹き込んでブロー成形する(ステップS
14)ことにより、パリソン110をブロー型203の
内面に沿って膨張させ、凹形容器原形111を得る。こ
れを冷却固化させてブロー型203から取り出す。これ
によって得られた凹型容器原形111を図4に示す。図
4に示すように、凹型容器原形111は、外壁101と
内壁102とを向い合わせて一体とした中空体であり、
内壁102の部分の厚さが外壁101の部分の厚さより
も薄く成形され、内壁102は可撓性を有している。
【0056】凹型容器原形111が成形されたら、その
内壁102の部分を外壁101の部分の内側に折り込む
(ステップS15)。これにより、図5に示すような、
折り込み部分が開口端103aとなった、外壁101と
内壁102との二重構造の凹型容器103が得られる。
内壁102の折り込みの際、内壁102を外壁101の
内側に折り込むことができるようにするために、外壁1
01には空気取入れ口105を予め設けておく必要があ
るが、この空気取入れ口105は、ブロー成形時の空気
吹き込み口をそのまま利用してもよいし、二次加工によ
り設けてもよい。また、内壁102を折り込む際には、
空気取入れ口105から空気を吸引しながら行うこと
で、速やかに効率よく、しかも見栄えもよく内壁102
を折り込むことができる。
内壁102の部分を外壁101の部分の内側に折り込む
(ステップS15)。これにより、図5に示すような、
折り込み部分が開口端103aとなった、外壁101と
内壁102との二重構造の凹型容器103が得られる。
内壁102の折り込みの際、内壁102を外壁101の
内側に折り込むことができるようにするために、外壁1
01には空気取入れ口105を予め設けておく必要があ
るが、この空気取入れ口105は、ブロー成形時の空気
吹き込み口をそのまま利用してもよいし、二次加工によ
り設けてもよい。また、内壁102を折り込む際には、
空気取入れ口105から空気を吸引しながら行うこと
で、速やかに効率よく、しかも見栄えもよく内壁102
を折り込むことができる。
【0057】凹型容器103が形成されたら、凹型容器
103の開口端103aに蓋部材107を溶着あるいは
接着等により接合し(ステップS16)、内壁102の
内側であるインク収容部108を実質的に密閉する。そ
して、蓋部材107のインク導出口104からインク収
容部108内にインクを注入し(ステップS17)、イ
ンクタンク100が完成する。
103の開口端103aに蓋部材107を溶着あるいは
接着等により接合し(ステップS16)、内壁102の
内側であるインク収容部108を実質的に密閉する。そ
して、蓋部材107のインク導出口104からインク収
容部108内にインクを注入し(ステップS17)、イ
ンクタンク100が完成する。
【0058】なお、インクを注入する際は、インク収容
部108内の空気を吸引しながら行う。また、インクの
注入量は、インク収容部108の内容積の約90%の量
とするのが好ましい。これにより、インクタンク100
のおかれる環境の変化に容易に対応させることができ、
外力、温度変化、気圧の変化によりインクが外部に漏れ
るのを防ぐことができる。
部108内の空気を吸引しながら行う。また、インクの
注入量は、インク収容部108の内容積の約90%の量
とするのが好ましい。これにより、インクタンク100
のおかれる環境の変化に容易に対応させることができ、
外力、温度変化、気圧の変化によりインクが外部に漏れ
るのを防ぐことができる。
【0059】以上説明したように、インジェクションブ
ロー成形法は、射出成形によりパリソン110を成形す
るためパリソン110の肉厚の設定がし易く、本発明で
用いられる凹型容器103のように、肉厚が異なる外壁
101と内壁102とを一体成形するような場合に適し
た方法である。これにより、内部のインクの消費に伴っ
て変形するという内壁102の機能と、内壁102を保
護するという外壁101の機能とを、より効果的に達成
することができる。
ロー成形法は、射出成形によりパリソン110を成形す
るためパリソン110の肉厚の設定がし易く、本発明で
用いられる凹型容器103のように、肉厚が異なる外壁
101と内壁102とを一体成形するような場合に適し
た方法である。これにより、内部のインクの消費に伴っ
て変形するという内壁102の機能と、内壁102を保
護するという外壁101の機能とを、より効果的に達成
することができる。
【0060】(2)ダブルウォールブロー成形法を用い
た例 ダブルウォールブロー成形法は、押出機により押し出さ
れたパリソンを左右から一対の凹型と凸型で挟んで容器
の形状とし、この状態でパリソン内に空気を吹き込む成
形法である。ダブルウォールブロー成形法を用いる場
合、パリソンは、凹型に押圧される部分の肉厚が厚く、
凸型に押圧される部分の肉厚が薄くなるように押出機か
ら押し出され、凹型で挟まれるる部分が凹型容器103
の外壁101となり、凸型で挟まれる部分が内壁102
となる。これにより、肉厚の薄い内壁102と肉厚の厚
い外壁101とが一体となった二重構造の凹型容器10
3が得られる。
た例 ダブルウォールブロー成形法は、押出機により押し出さ
れたパリソンを左右から一対の凹型と凸型で挟んで容器
の形状とし、この状態でパリソン内に空気を吹き込む成
形法である。ダブルウォールブロー成形法を用いる場
合、パリソンは、凹型に押圧される部分の肉厚が厚く、
凸型に押圧される部分の肉厚が薄くなるように押出機か
ら押し出され、凹型で挟まれるる部分が凹型容器103
の外壁101となり、凸型で挟まれる部分が内壁102
となる。これにより、肉厚の薄い内壁102と肉厚の厚
い外壁101とが一体となった二重構造の凹型容器10
3が得られる。
【0061】なお、パリソンを凹型と凸型とで挟む際、
両者の間隔は外壁101となる部分と内壁102となる
部分との間に隙間ができる程度の間隔とされ、この状態
でパリソン内に空気が吹き込まれるので、外壁101と
内壁102とは固着されない。また、外壁101に設け
られる空気取入れ口105は、ブロー成形時の空気吹き
込み口をそのまま利用すればよい。
両者の間隔は外壁101となる部分と内壁102となる
部分との間に隙間ができる程度の間隔とされ、この状態
でパリソン内に空気が吹き込まれるので、外壁101と
内壁102とは固着されない。また、外壁101に設け
られる空気取入れ口105は、ブロー成形時の空気吹き
込み口をそのまま利用すればよい。
【0062】このようにして凹型容器103が成形され
たら、インジェクションブロー成形法の場合と同様にし
て凹型容器103に蓋部材107を接合し、インクを注
入して、インクタンク100が完成する。
たら、インジェクションブロー成形法の場合と同様にし
て凹型容器103に蓋部材107を接合し、インクを注
入して、インクタンク100が完成する。
【0063】(3)ダイレクトブロー成形法を用いた例 ダイレクトブロー成形法も、押出機により押し出された
パリソンを左右から一対の金型で挟み、この状態でパリ
ソン内に空気を吹き込む成形法である。従って、ダイレ
クトブロー成形法には、ダブルウォール成形法で用いた
パリソンと同様のパリソンが使用される。
パリソンを左右から一対の金型で挟み、この状態でパリ
ソン内に空気を吹き込む成形法である。従って、ダイレ
クトブロー成形法には、ダブルウォール成形法で用いた
パリソンと同様のパリソンが使用される。
【0064】ダイレクトブロー成形法がダブルウォール
ブロー成形法と異なるのは、パリソンを挟む一対の金型
が、いずれも凹型である点である。そして、一方の凹型
のキャビティ形状を凹型容器103の外壁101の外形
状に対応する形状とし、他方の凹型のキャビティ形状を
内壁102の外形状に対応する形状とする。もちろん、
パリソンは、一方の凹型で挟まれる部分の肉厚が厚く、
他方の凹型で挟まれる部分の肉厚が薄くなるように押し
出される。これにより、図4に示したような、外壁10
1と内壁102とが向い合った形状の中空体である凹型
容器原形111が成形される。
ブロー成形法と異なるのは、パリソンを挟む一対の金型
が、いずれも凹型である点である。そして、一方の凹型
のキャビティ形状を凹型容器103の外壁101の外形
状に対応する形状とし、他方の凹型のキャビティ形状を
内壁102の外形状に対応する形状とする。もちろん、
パリソンは、一方の凹型で挟まれる部分の肉厚が厚く、
他方の凹型で挟まれる部分の肉厚が薄くなるように押し
出される。これにより、図4に示したような、外壁10
1と内壁102とが向い合った形状の中空体である凹型
容器原形111が成形される。
【0065】凹型容器原形111が形成されたら、内壁
102を外壁101の内側に折り込んで凹型容器103
を形成し、以降は、インジェクションブロー成形の場合
と同様にしてインクタンク100を製造する。
102を外壁101の内側に折り込んで凹型容器103
を形成し、以降は、インジェクションブロー成形の場合
と同様にしてインクタンク100を製造する。
【0066】各種のブロー成形法によるインクタンクの
製造工程を説明したが、いずれの成形法においても、パ
リソンは厚さが厚い部分(外壁101となる部分)と薄
い部分(内壁102となる部分)との組み合せからでき
ている。内壁102となる部分の厚さは均一であること
が好ましいが、部分的に薄くして内部圧力の変動に追従
し易くしてもよい。
製造工程を説明したが、いずれの成形法においても、パ
リソンは厚さが厚い部分(外壁101となる部分)と薄
い部分(内壁102となる部分)との組み合せからでき
ている。内壁102となる部分の厚さは均一であること
が好ましいが、部分的に薄くして内部圧力の変動に追従
し易くしてもよい。
【0067】上述のようなブロー成形によって凹型容器
103を成形することで、内容量の減少に伴って変形す
る可撓性の内壁102を外壁101で保護する二重構造
の凹型容器103を容易に形成することができる。
103を成形することで、内容量の減少に伴って変形す
る可撓性の内壁102を外壁101で保護する二重構造
の凹型容器103を容易に形成することができる。
【0068】上記のブロー成形では、パリソンは粘性の
ある状態で加工されるため、凹型容器103を構成する
樹脂は、配向性をもたないものとなる。
ある状態で加工されるため、凹型容器103を構成する
樹脂は、配向性をもたないものとなる。
【0069】また、ブロー成形前の外壁101となる部
分の厚さをT、内壁102となる部分の厚さをtとする
と、それぞれの部分のブロー成形後の厚さT1 ,t
1 は、ブロー成形前の厚さT,tよりも薄く加工され
る。それぞれの部分での厚さの関係は、上述したよう
に、T>tとなり、T1 >t1 となるように成形した。
分の厚さをT、内壁102となる部分の厚さをtとする
と、それぞれの部分のブロー成形後の厚さT1 ,t
1 は、ブロー成形前の厚さT,tよりも薄く加工され
る。それぞれの部分での厚さの関係は、上述したよう
に、T>tとなり、T1 >t1 となるように成形した。
【0070】具体的にいうと、本実施形態では、凹型容
器103の形成にあたり、外壁101の厚さを1mmと
し、内壁102の厚さを0.1mmとして、内壁102
の表面積を100cm2 となるように設定した。そし
て、凹型容器103の材料として、ポリプロピレン樹脂
を用いた。内壁102の厚さは全体を均一に成形し、内
圧により全体が収縮する方法を採用した。ブロー成形を
用いることにより、製造時の工程数の削減と、部品点数
を少なくしたこと等による歩留りの向上が達成される。
特に、上述したようなインジェクションブロー成形法や
ダイレクトブロー成形法によれば、外壁101の形状に
関係なく、外壁101は外壁101が必要とする機能を
もった形状に成形し、内壁102は内壁102が必要と
する負圧の発生に適した形状に成形することができる。
器103の形成にあたり、外壁101の厚さを1mmと
し、内壁102の厚さを0.1mmとして、内壁102
の表面積を100cm2 となるように設定した。そし
て、凹型容器103の材料として、ポリプロピレン樹脂
を用いた。内壁102の厚さは全体を均一に成形し、内
圧により全体が収縮する方法を採用した。ブロー成形を
用いることにより、製造時の工程数の削減と、部品点数
を少なくしたこと等による歩留りの向上が達成される。
特に、上述したようなインジェクションブロー成形法や
ダイレクトブロー成形法によれば、外壁101の形状に
関係なく、外壁101は外壁101が必要とする機能を
もった形状に成形し、内壁102は内壁102が必要と
する負圧の発生に適した形状に成形することができる。
【0071】以上、インク収容部108が1つのインク
タンク100について説明したが、複数のインク収容部
を設けることもできる。
タンク100について説明したが、複数のインク収容部
を設けることもできる。
【0072】図6は、本発明の液体収納容器の他の実施
形態であるカラー用のインクタンクの断面図である。
形態であるカラー用のインクタンクの断面図である。
【0073】図6に示すインクタンク150は、3つの
インク収容部158を有する。そのために、外壁151
の外形状は3つの容器をその開口側の端部で並列に連結
した形状となっており、ブロー成形により外壁151と
一体成形される内壁152は、外壁151の内面の形状
に沿って折り込まれている。これにより、内壁152の
内面には3つの凹部が形成される。このように形成され
た凹型容器153の開口端153aに蓋部材157を接
合して上記の3つの凹部を塞ぐことで、3つのインク収
容部158が形成される。内壁152の厚さは外壁15
1の厚さよりも薄く、内壁152は可撓性を有する。
インク収容部158を有する。そのために、外壁151
の外形状は3つの容器をその開口側の端部で並列に連結
した形状となっており、ブロー成形により外壁151と
一体成形される内壁152は、外壁151の内面の形状
に沿って折り込まれている。これにより、内壁152の
内面には3つの凹部が形成される。このように形成され
た凹型容器153の開口端153aに蓋部材157を接
合して上記の3つの凹部を塞ぐことで、3つのインク収
容部158が形成される。内壁152の厚さは外壁15
1の厚さよりも薄く、内壁152は可撓性を有する。
【0074】外壁151には、各インク収容部158の
位置に対応して3つの空気取入れ口155が設けられて
いる。蓋部材157にも、各インク収容部158の位置
に対応して、それぞれ圧接体156が圧入された3つの
インク導出口154が設けられている。
位置に対応して3つの空気取入れ口155が設けられて
いる。蓋部材157にも、各インク収容部158の位置
に対応して、それぞれ圧接体156が圧入された3つの
インク導出口154が設けられている。
【0075】凹型容器153は、図1に示したインクタ
ンク100の場合と同様にブロー成形により、同じ材料
を用いて一体成形される。ブロー成形としては、インジ
ェクションブロー成形法、ダブルウォールブロー成形法
及びダイレクトブロー成形法のいずれも適用可能である
が、ここでは、インジェクションブロー成形法によって
凹型容器を製造する場合について、図7を参照しつつ説
明する。
ンク100の場合と同様にブロー成形により、同じ材料
を用いて一体成形される。ブロー成形としては、インジ
ェクションブロー成形法、ダブルウォールブロー成形法
及びダイレクトブロー成形法のいずれも適用可能である
が、ここでは、インジェクションブロー成形法によって
凹型容器を製造する場合について、図7を参照しつつ説
明する。
【0076】まず、図7(a)に示すような袋状のパリ
ソン160を射出成形によって成形する。パリソン16
0は、図7(b)に示すような一対のブロー型253
a,253bを用いてブロー成形されるが、一方のブロ
ー型253aは内壁152を成形するためのもので他方
のブロー型253bが外壁151を成形するためのもの
である。そのため、パリソン160の厚さも、他方のブ
ロー型253bのキャビティ内に配置される部分の厚さ
が、一方のブロー型253aのキャビティ内に配置され
る部分の厚さよりも薄くなるように形成する。
ソン160を射出成形によって成形する。パリソン16
0は、図7(b)に示すような一対のブロー型253
a,253bを用いてブロー成形されるが、一方のブロ
ー型253aは内壁152を成形するためのもので他方
のブロー型253bが外壁151を成形するためのもの
である。そのため、パリソン160の厚さも、他方のブ
ロー型253bのキャビティ内に配置される部分の厚さ
が、一方のブロー型253aのキャビティ内に配置され
る部分の厚さよりも薄くなるように形成する。
【0077】次いで、図7(b)に示すように、ブロー
型253a,253bの中にパリソン160を挿入して
ブロー型253a,253bを閉じる。そして、パリソ
ン160の内部から空気を吹き込んでブロー成形するこ
とにより、図7(c)に示すように、パリソン160を
ブロー型253a,253bの内面に沿って膨張させ、
凹型容器原形161を成形する。
型253a,253bの中にパリソン160を挿入して
ブロー型253a,253bを閉じる。そして、パリソ
ン160の内部から空気を吹き込んでブロー成形するこ
とにより、図7(c)に示すように、パリソン160を
ブロー型253a,253bの内面に沿って膨張させ、
凹型容器原形161を成形する。
【0078】凹型容器原形161が成形されたら、内壁
152の部分を外壁151の内面に沿って折り込む。こ
れによって、二重構造の3つのインク収容部158を有
する凹型容器153が形成される。その後、凹型容器1
53の開口端153a及び各インク収容部158の境界
となる部分において蓋部材157を接合して各インク収
容部158を実質的に密閉し、さらに、各インク収容部
158にインクを注入してインクタンク150が完成す
る。各インク収容部158には、イエロー、シアン、マ
ゼンダといった、それぞれ異なる色のインクが注入さ
れ、これによって、フルカラー印刷に対応したインクタ
ンク150となる。
152の部分を外壁151の内面に沿って折り込む。こ
れによって、二重構造の3つのインク収容部158を有
する凹型容器153が形成される。その後、凹型容器1
53の開口端153a及び各インク収容部158の境界
となる部分において蓋部材157を接合して各インク収
容部158を実質的に密閉し、さらに、各インク収容部
158にインクを注入してインクタンク150が完成す
る。各インク収容部158には、イエロー、シアン、マ
ゼンダといった、それぞれ異なる色のインクが注入さ
れ、これによって、フルカラー印刷に対応したインクタ
ンク150となる。
【0079】上記のようなカラー用のインクタンク15
0は、図1に示したインクタンク100と同様に、安定
した負圧を発生させ、かつ、インク収容効率を向上させ
た構造を、最小限の部品点数で達成することができる。
特に、蓋部材157を構成する材料を凹型容器153の
材料と同一のものとすることで、リサイクルや廃棄も容
易に行えるようになる。
0は、図1に示したインクタンク100と同様に、安定
した負圧を発生させ、かつ、インク収容効率を向上させ
た構造を、最小限の部品点数で達成することができる。
特に、蓋部材157を構成する材料を凹型容器153の
材料と同一のものとすることで、リサイクルや廃棄も容
易に行えるようになる。
【0080】次に、図1に示したインクタンク100と
記録ヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカート
リッジについて説明する。図8(a)に本発明のインク
ジェットヘッドカートリッジの一実施例の概略図を示
し、図8(b)に、このカートリッジの記録ヘッドとイ
ンクタンクとの接続状態における断面概略図を示す。
記録ヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカート
リッジについて説明する。図8(a)に本発明のインク
ジェットヘッドカートリッジの一実施例の概略図を示
し、図8(b)に、このカートリッジの記録ヘッドとイ
ンクタンクとの接続状態における断面概略図を示す。
【0081】図8(a)において、401は記録手段と
しての記録ヘッドユニットであり、フルカラー印刷が可
能なように、ブラック、イエロー、シアン、マゼンダ各
色用の記録ヘッドが一体的な構成となるように組み立て
られている。これらの記録ヘッド401は、インクを吐
出するための吐出口を有する液流路と、前記インク吐出
口からインクを吐出するための発熱抵抗素子とを有して
いる。
しての記録ヘッドユニットであり、フルカラー印刷が可
能なように、ブラック、イエロー、シアン、マゼンダ各
色用の記録ヘッドが一体的な構成となるように組み立て
られている。これらの記録ヘッド401は、インクを吐
出するための吐出口を有する液流路と、前記インク吐出
口からインクを吐出するための発熱抵抗素子とを有して
いる。
【0082】402は、それぞれの記録ヘッド部にイン
クを導入するためのインク導入部としてのインク供給管
であり、このインク供給管402の端部には気泡やゴミ
をトラップするためのフィルタ403が設けられてい
る。
クを導入するためのインク導入部としてのインク供給管
であり、このインク供給管402の端部には気泡やゴミ
をトラップするためのフィルタ403が設けられてい
る。
【0083】この記録ヘッドユニット401に対して、
それぞれブラック、イエロー、シアン、マゼンダのイン
クを収納する4つのインクタンク100が装着される。
その場合、図8(b)に示したように、インク供給管4
02がインクタンク100に設けられた圧接体106に
接続されることによりインク供給が可能となる。
それぞれブラック、イエロー、シアン、マゼンダのイン
クを収納する4つのインクタンク100が装着される。
その場合、図8(b)に示したように、インク供給管4
02がインクタンク100に設けられた圧接体106に
接続されることによりインク供給が可能となる。
【0084】そして、インクタンク100の装着後には
不図示の記録装置に設けられた回復手段等により記録ヘ
ッド側にインクタンク内部のインクを導入し、インク連
通状態が形成される。この後、印字動作中には記録ヘッ
ドに設けられたインク吐出部404からインクが吐出さ
れ、内壁102内に保持されたインクが消費されること
になる。この際、前述したように、インクタンク100
は安定した負圧発生を達成できるため、記録ヘッドへ安
定してインクを供給することができ、結果として、良好
な記録が行えるようになる。また、インクタンク100
のインクの収納効率が向上することから、インクジェッ
トヘッドカートリッジ全体の小型化も可能となり、ひい
ては、このインクジェットヘッドカートリッジが搭載さ
れるインクジェット記録装置の小型化も達成される。
不図示の記録装置に設けられた回復手段等により記録ヘ
ッド側にインクタンク内部のインクを導入し、インク連
通状態が形成される。この後、印字動作中には記録ヘッ
ドに設けられたインク吐出部404からインクが吐出さ
れ、内壁102内に保持されたインクが消費されること
になる。この際、前述したように、インクタンク100
は安定した負圧発生を達成できるため、記録ヘッドへ安
定してインクを供給することができ、結果として、良好
な記録が行えるようになる。また、インクタンク100
のインクの収納効率が向上することから、インクジェッ
トヘッドカートリッジ全体の小型化も可能となり、ひい
ては、このインクジェットヘッドカートリッジが搭載さ
れるインクジェット記録装置の小型化も達成される。
【0085】ここで、インクタンク100は、インク導
出口104がインクタンク100の中心から下方に設け
られている。このことにより、インクタンク100中の
インク残量の変化に伴う、記録ヘッド側の吐出力の調整
を行う必要がなく、また、実際に使用できるインクの使
用効率を高めることができる。
出口104がインクタンク100の中心から下方に設け
られている。このことにより、インクタンク100中の
インク残量の変化に伴う、記録ヘッド側の吐出力の調整
を行う必要がなく、また、実際に使用できるインクの使
用効率を高めることができる。
【0086】さらに、インクタンク100は、それぞれ
内壁102に囲まれた内包体に、負圧発生、及び負圧保
持能力を有するので、インク導出口104に設けられる
圧接体106、あるいは弁、ゴム栓などのインク導出許
可部材には、記録ヘッドから分離した際にインクを保持
できればよい。
内壁102に囲まれた内包体に、負圧発生、及び負圧保
持能力を有するので、インク導出口104に設けられる
圧接体106、あるいは弁、ゴム栓などのインク導出許
可部材には、記録ヘッドから分離した際にインクを保持
できればよい。
【0087】最後に、図1に示した本発明の一実施例に
かかるインクタンク100を搭載して記録を行うインク
ジェット記録装置の説明を行う。図9に、本発明の一実
施例にかかるインクタンクを搭載するインクジェット記
録装置の概略図を示す。
かかるインクタンク100を搭載して記録を行うインク
ジェット記録装置の説明を行う。図9に、本発明の一実
施例にかかるインクタンクを搭載するインクジェット記
録装置の概略図を示す。
【0088】図9において、記録ヘッドユニット401
及びインクタンク100は、インクジェット記録装置I
JRAに設けられたキャリッジHCに不図示の位置決め
手段によって固定支持されるとともに、該キャリッジH
Cに対してそれぞれ着脱可能な形で装着される。
及びインクタンク100は、インクジェット記録装置I
JRAに設けられたキャリッジHCに不図示の位置決め
手段によって固定支持されるとともに、該キャリッジH
Cに対してそれぞれ着脱可能な形で装着される。
【0089】駆動モータ513の正逆回転は駆動伝達ギ
ア511,509を介してリードスクリュー504に伝
達され、これを回転させる。またキャリッジHCはリー
ドスクリュー504の螺旋溝505に係合するピン(不
図示)を有する。これによって、キャリッジHCは装置
長手方向に往復移動される。
ア511,509を介してリードスクリュー504に伝
達され、これを回転させる。またキャリッジHCはリー
ドスクリュー504の螺旋溝505に係合するピン(不
図示)を有する。これによって、キャリッジHCは装置
長手方向に往復移動される。
【0090】記録紙Pは、紙送りモータの駆動による紙
送りローラ500の回転によって記録ヘッドと対向する
位置に搬送される。記録紙Pの所定ピッチごとの搬送
と、キャリッジHCの往復移動とを交互に繰り返しなが
ら、記録信号に応じて記録ヘッドからインクを吐出する
ことで、記録紙Pに記録が行われる。
送りローラ500の回転によって記録ヘッドと対向する
位置に搬送される。記録紙Pの所定ピッチごとの搬送
と、キャリッジHCの往復移動とを交互に繰り返しなが
ら、記録信号に応じて記録ヘッドからインクを吐出する
ことで、記録紙Pに記録が行われる。
【0091】502は記録ヘッドユニット内の各記録ヘ
ッドの前面をキャップするキャップであり、不図示の吸
引手段によりキャップ内開口を介して記録ヘッドの吸引
回復を行うために用いられる。キャップ502はギア5
08等を介して伝達される駆動力により移動して各記録
ヘッドの吐出口面を覆うことができる。キャップ502
の近傍には、不図示のクリーニングブレードが設けら
れ、このブレードは図の上下方向に移動可能に支持され
ている。ブレードは、この形態に限られず、周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることは言うまでも
ない。
ッドの前面をキャップするキャップであり、不図示の吸
引手段によりキャップ内開口を介して記録ヘッドの吸引
回復を行うために用いられる。キャップ502はギア5
08等を介して伝達される駆動力により移動して各記録
ヘッドの吐出口面を覆うことができる。キャップ502
の近傍には、不図示のクリーニングブレードが設けら
れ、このブレードは図の上下方向に移動可能に支持され
ている。ブレードは、この形態に限られず、周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることは言うまでも
ない。
【0092】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジションに移動し
たときにリードスクリュー505の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適応できる。
引回復は、キャリッジHCがホームポジションに移動し
たときにリードスクリュー505の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適応できる。
【0093】キャリッジHCに装着された記録ヘッドユ
ニット401の接続パッド452は、キャリッジHCに
設けられた接続板530が所定軸廻りに回動することに
より、その接続パッド531と接続し、電気的接続がな
される。この接続にはコネクタを用いないため、記録ヘ
ッドに不要な力が作用しない。
ニット401の接続パッド452は、キャリッジHCに
設けられた接続板530が所定軸廻りに回動することに
より、その接続パッド531と接続し、電気的接続がな
される。この接続にはコネクタを用いないため、記録ヘ
ッドに不要な力が作用しない。
【0094】以上の説明では、記録ヘッドユニット40
1にそれぞれ異なる色のインクを収納した4つのインク
タンク100を接続した例を示したが、ブラックインク
用のインクインク供給管402に対しては図1に示した
インクタンク100を接続し、他のカラー用の3つのイ
ンク供給管402に対しては図6に示したインクタンク
150を接続してもよい。
1にそれぞれ異なる色のインクを収納した4つのインク
タンク100を接続した例を示したが、ブラックインク
用のインクインク供給管402に対しては図1に示した
インクタンク100を接続し、他のカラー用の3つのイ
ンク供給管402に対しては図6に示したインクタンク
150を接続してもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体収納容
器は、二重構造の凹型容器の内壁の厚さを外壁の厚さよ
り薄くし、あるいは、液体供給部からの液体の導出によ
り内壁が変形するようにし、凹型容器の開口端部に蓋部
材を接合することで、安定した負圧の発生を達成するこ
とができる。そして、このように極めて簡単な構成で安
定した負圧発生を達成できることにより、外壁の内側の
空間を液体収容部のために有効に活用でき、液体の収容
効率を向上させることができる。
器は、二重構造の凹型容器の内壁の厚さを外壁の厚さよ
り薄くし、あるいは、液体供給部からの液体の導出によ
り内壁が変形するようにし、凹型容器の開口端部に蓋部
材を接合することで、安定した負圧の発生を達成するこ
とができる。そして、このように極めて簡単な構成で安
定した負圧発生を達成できることにより、外壁の内側の
空間を液体収容部のために有効に活用でき、液体の収容
効率を向上させることができる。
【0096】また、外壁と内壁とを同一の材料で一体に
形成することで、部品点数が少なくなり、コストが安く
歩留りのよい液体収納容器を提供できるとともに、廃棄
やリサイクルも容易にすることができる。特に、廃棄や
リサイクルに関しては、蓋部材を凹型容器と同一の材料
で構成すればより効果的である。さらに、凹型容器に複
数の液体収容部を設けるとともに蓋部材にも複数の液体
供給部を設けることで、複数種類の液体を収納し、それ
ぞれの液体を個別に外部に供給できる液体収納容器を提
供できる。
形成することで、部品点数が少なくなり、コストが安く
歩留りのよい液体収納容器を提供できるとともに、廃棄
やリサイクルも容易にすることができる。特に、廃棄や
リサイクルに関しては、蓋部材を凹型容器と同一の材料
で構成すればより効果的である。さらに、凹型容器に複
数の液体収容部を設けるとともに蓋部材にも複数の液体
供給部を設けることで、複数種類の液体を収納し、それ
ぞれの液体を個別に外部に供給できる液体収納容器を提
供できる。
【0097】本発明の液体収納容器の製造方法は、上記
本発明の液体収納容器の凹型容器をブロー成形を用いて
形成することにより、内壁の厚さが外壁の厚さより薄
く、しかも外壁と内壁とが開口端部のみで一体となった
二重構造の凹型容器を容易につくることができる。しか
も、液体供給部が設けられた蓋部材を凹型容器と別部材
としているので、液体供給部が接続される側の要求によ
り液体供給部が複雑な形状となる場合であっても、それ
に対応した形状の液体供給部を容易に形成することがで
きる。また、インジェクションブロー成形を利用して凹
型容器を形成することは、部位によって成形品の厚みを
変化させることが容易であり、本発明の液体収納容器の
製造に適している。
本発明の液体収納容器の凹型容器をブロー成形を用いて
形成することにより、内壁の厚さが外壁の厚さより薄
く、しかも外壁と内壁とが開口端部のみで一体となった
二重構造の凹型容器を容易につくることができる。しか
も、液体供給部が設けられた蓋部材を凹型容器と別部材
としているので、液体供給部が接続される側の要求によ
り液体供給部が複雑な形状となる場合であっても、それ
に対応した形状の液体供給部を容易に形成することがで
きる。また、インジェクションブロー成形を利用して凹
型容器を形成することは、部位によって成形品の厚みを
変化させることが容易であり、本発明の液体収納容器の
製造に適している。
【0098】本発明のインクジェットヘッドカートリッ
ジ及びインクジェット記録装置は、上述した液体収納容
器と同様の構成の、に安定した負圧発生を達成しインク
の収納効率が向上したインクタンクを一体化あるいは搭
載したものなので、インクジェットヘッドへのインク供
給が安定し良好な記録を行うことができるとともに、小
型のインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェ
ット記録装置を達成することができる。
ジ及びインクジェット記録装置は、上述した液体収納容
器と同様の構成の、に安定した負圧発生を達成しインク
の収納効率が向上したインクタンクを一体化あるいは搭
載したものなので、インクジェットヘッドへのインク供
給が安定し良好な記録を行うことができるとともに、小
型のインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェ
ット記録装置を達成することができる。
【図1】本発明の液体収納容器の一実施形態であるイン
クタンクの一例の構造の模式的概略図であり、同図
(a)はその断面図、同図(b)はその斜視図を示して
いる。
クタンクの一例の構造の模式的概略図であり、同図
(a)はその断面図、同図(b)はその斜視図を示して
いる。
【図2】インジェクションブロー成形法を用いたインク
タンクの製造手順を示すフローチャートである。
タンクの製造手順を示すフローチャートである。
【図3】図2に示した製造手順のうち、凹型容器の製造
工程を説明するための図である。
工程を説明するための図である。
【図4】図3に示した製造工程により得られた凹型容器
原形の斜視図である。
原形の斜視図である。
【図5】図4に示した凹型容器原形の内壁を折り込むこ
とによって得られた凹型容器の斜視図である。
とによって得られた凹型容器の斜視図である。
【図6】本発明の液体収納容器の他の実施形態であるカ
ラー用のインクタンクの断面図である。
ラー用のインクタンクの断面図である。
【図7】図6に示したインクタンクの凹型容器の製造工
程の一例を説明するための図である。
程の一例を説明するための図である。
【図8】(a)は、本発明のカートリッジの一実施例の
概略斜視図であり、(b)は、このカートリッジの記録
ヘッドとインクタンクとの接続状態を示す概略断面図で
ある。
概略斜視図であり、(b)は、このカートリッジの記録
ヘッドとインクタンクとの接続状態を示す概略断面図で
ある。
【図9】本発明の一実施例にかかるインクタンクを搭載
するインクジェット記録装置を示す概略図である。
するインクジェット記録装置を示す概略図である。
100,150 インクタンク 101,151 外壁 102,152 内壁 103,153 凹型容器 103a,153a 開口端 104,154 インク導出口 105,155 空気取入れ口 106,156 圧接体 107,157 蓋部材 110,160 パリソン 111,161 凹型容器原形 201 キャビティー型 202 コア 203,253a,253b ブロー型
Claims (12)
- 【請求項1】 内部に液体を収容する液体収容部を形成
する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二重構造
の凹型容器と、前記液体収容部を塞いで前記凹型容器の
開口端部に接合され、前記液体収容部から外部に液体を
供給する液体供給部が設けられた蓋部材とを有する液体
収納容器であって、 前記内壁の厚さは前記外壁の厚さよりも薄く、前記内壁
と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部のみで一体とさ
れて形成されるとともに、前記外壁には前記内壁との間
に大気を流通させる大気連通部が設けられている液体収
納容器。 - 【請求項2】 内部に液体を収容する液体収容部を形成
する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二重構造
の凹型容器と、前記凹型容器の開口端部に接合されて前
記開口端部を密閉し、前記液体収容部から外部に液体を
供給する液体供給部が設けられた蓋部材とを有する液体
収納容器であって、 前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部のみで
一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前記内
壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられてお
り、前記内壁は前記液体供給部からの液体の導出により
変形される液体収納容器。 - 【請求項3】 前記外壁と前記内壁とは、前記開口端部
を除いて空間を隔てて配置されている請求項1または2
に記載の液体収納容器。 - 【請求項4】 前記蓋部材は前記凹型容器と同じ材料で
構成される請求項1なたは2に記載の液体収納容器。 - 【請求項5】 前記凹型容器には前記液体収容部が複数
設けられ、前記蓋部材にも前記液体供給部が前記各液体
収容部の位置に応じて複数設けられている請求項1また
は2に記載の液体収納容器。 - 【請求項6】 内部に液体を収容する液体収容部を形成
する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二重構造
の凹型容器と、前記凹型容器の開口端部に接合されて前
記開口端部を密閉し、前記液体収容部から外部に液体を
供給する液体供給部が設けられた蓋部材とを有する液体
収納容器の製造方法であって、 ブロー成形により、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよ
り薄く、前記外壁と前記内壁とが前記開口端部のみで一
体となった前記凹型容器を形成する工程と、 前記凹型容器の開口端部に前記蓋部材を接合する工程と
を有する液体収納容器の製造方法。 - 【請求項7】 前記ブロー成形には、前記内壁となる部
分の厚さが前記外壁となる部分の厚さより薄く成形され
たパリソンを用いる請求項6に記載の液体収容容器の製
造方法。 - 【請求項8】 前記凹型容器を形成する工程は、 前記パリソンのブロー成形により、前記外壁となる部分
と前記内壁となる部分とを向い合わせた形状の中空体
を、前記内壁となる部分の厚さが前記内壁となる部分の
厚さより薄くなるように成形する工程と、 前記中空体の前記内壁となる部分を前記外壁となる部分
の内側に折り込む工程とを有する請求項7に記載の液体
収納容器の製造方法。 - 【請求項9】 前記中空体の成形をインジェクションブ
ロー成形により行う請求項8に記載の液体収納容器の製
造方法。 - 【請求項10】 内部にインクを収容するインク収容部
を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成される二
重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前記凹
型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部から外
部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋部材
とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも薄
く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部の
みで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には前
記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けられ
ているインクタンクと、 該インクタンクのインク供給部に接合され、インクの吐
出を行うインクジェットヘッドとを有するインクジェッ
トヘッドカートリッジ。 - 【請求項11】 前記インクジェットヘッドと前記イン
クタンクとが、相対的に着脱自在に構成されている請求
項10に記載のインクジェットヘッドカートリッジ。 - 【請求項12】 記録信号に応じてインクを吐出するイ
ンクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに供
給するインクを収納するインクタンクとを有するインク
ジェットヘッドカートリッジを着脱自在に搭載して往復
走査されるキャリッジを備えたインクジェット記録装置
であって、 前記インクタンクは、内部にインクを収容するインク収
容部を形成する内壁及び前記内壁を覆う外壁で構成され
る二重構造の凹型容器と、前記インク収容部を塞いで前
記凹型容器の開口端部に接合され、前記インク収容部か
ら外部にインクを供給するインク供給部が設けられた蓋
部材とを有し、前記内壁の厚さが前記外壁の厚さよりも
薄く、前記内壁と前記外壁とは同じ材料で前記開口端部
のみで一体とされて形成されるとともに、前記外壁には
前記内壁との間に大気を流通させる大気連通部が設けら
れており、 前記インクジェットヘッドは前記インクタンクのインク
供給部に接続されるインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20464396A JPH1044454A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 液体収納容器、該液体収納容器の製造方法、インクタンクとインクジェットヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20464396A JPH1044454A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 液体収納容器、該液体収納容器の製造方法、インクタンクとインクジェットヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044454A true JPH1044454A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16493883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20464396A Pending JPH1044454A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 液体収納容器、該液体収納容器の製造方法、インクタンクとインクジェットヘッドとを一体化したインクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044454A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1013445A3 (en) * | 1998-12-21 | 2001-08-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and method of manufacture therefor |
| KR100503186B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2005-07-22 | 캐논 가부시끼가이샤 | 액체 용기 및 액체 용기를 사용하는 잉크젯 기록 장치 |
| JP2014000790A (ja) * | 2012-05-23 | 2014-01-09 | Seiko Epson Corp | 液体収容体、及び、収容体ユニット |
| WO2016120954A1 (ja) * | 2015-01-26 | 2016-08-04 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
| US9475294B2 (en) | 2012-07-23 | 2016-10-25 | Seiko Epson Corporation | Method for injecting printing material, injection kit, and injection device |
| USD769966S1 (en) | 2013-08-19 | 2016-10-25 | Seiko Epson Corporation | Cap for an ink cartridge |
| US9649847B2 (en) | 2012-07-23 | 2017-05-16 | Seiko Epson Corporation | Cartridge |
| US9776418B2 (en) | 2012-07-23 | 2017-10-03 | Seiko Epson Corporation | Method and apparatus for manufacturing cartridge |
| JP2019043104A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | キヤノン株式会社 | 吐出材収容ユニットおよび吐出材吐出装置 |
| US10384454B2 (en) | 2012-07-23 | 2019-08-20 | Seiko Epson Corporation | Refilled cartridge and method for manufacturing refilled cartridge |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20464396A patent/JPH1044454A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6467889B2 (en) | 1998-12-21 | 2002-10-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and method of manufacture therefor |
| KR100503186B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2005-07-22 | 캐논 가부시끼가이샤 | 액체 용기 및 액체 용기를 사용하는 잉크젯 기록 장치 |
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