JPH1044624A - 熱転写用印画紙 - Google Patents

熱転写用印画紙

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JPH1044624A
JPH1044624A JP8206088A JP20608896A JPH1044624A JP H1044624 A JPH1044624 A JP H1044624A JP 8206088 A JP8206088 A JP 8206088A JP 20608896 A JP20608896 A JP 20608896A JP H1044624 A JPH1044624 A JP H1044624A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermal transfer
back coat
coat layer
photographic paper
inorganic filler
Prior art date
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Pending
Application number
JP8206088A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ito
篤 伊藤
Yoshinori Nakamura
吉徳 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1044624A publication Critical patent/JPH1044624A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏移り抑止性を維持するとともに、良好な走
行性を有する熱転写用印画紙の提供。 【解決手段】 熱転写用印画紙1のバックコート層4
が、0.1μm以上3μm以下である粒径の導電性無機
フィラーを有するものであることを特徴とする。そして
望ましい実施態様としては、導電性無機フィラーの材質
が導電処理を施した炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化
錫、酸化亜鉛、酸化珪素、硫化亜鉛、硫化バリウムのう
ちの少なくとも一種であり、バックコート層4を構成す
るバインダ樹脂に対する導電性無機フィラーの重量比を
0.5以上3以下とするものである。 【効果】 バックコート層の裏移り抑止性を維持すると
ともに、良好な走行性を有する熱転写用印画紙を提供す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写用印画紙に関
し、さらに詳しくは、シート状基材の一方の面には染料
受容層が形成され、他面にはバックコート層が形成され
ている熱転写用印画紙に関する。
【0002】
【従来の技術】昇華性または熱拡散性の染料で構成され
たインク層を有するインクリボンと、熱転写用印画紙の
一方の面に形成された染料受容層とを重ね合わせ、画像
情報に応じてサーマルヘッドを加熱するとともにインク
リボンを加熱し、インク層から染料受容層に染料を移行
させて画像を形成する昇華型熱転写記録方法が知られて
いる。この昇華型熱転写記録方法は連続的な階調のフル
カラー画像を形成することができるので、ビデオ画像を
ハードコピーする方法として注目されている。
【0003】図1は昇華型熱転写記録に供される一般的
な熱転写用印画紙1の概略断面図である。同図に示した
ように、熱転写用印画紙1を構成するシート状基材2の
一方の面には染料受容層3が形成され、他面にはバック
コート層4が形成されている。染料受容層3は熱転写記
録時にインクリボンから移行してくる染料を受容保持し
て画像等を形成する層であり、ポリエステル、セルロー
スエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の染
料に染着されやすい熱可塑性樹脂で形成されている。ま
た、バックコート層4は、(1)熱転写記録を行うプリ
ンタ内での熱転写用印画紙1の摩擦を低減させ走行性を
向上させる為、(2)熱転写用印画紙1が複数枚重なっ
てプリンタに送り込まれる重送現象を防止する為、
(3)熱転写記録時にインクリボンと熱転写用印画紙1
との剥離により発生する静電気を除電する為等の目的で
形成されている。
【0004】ところで、従来のバックコート層4が形成
された熱転写用印画紙1では画像形成を終えた熱転写用
印画紙1を重ね置きした場合、染料受容層3に受容され
ていた染料が上に置かれた他の熱転写用印画紙1に移行
する裏移りが問題となっていた。これに鑑み、本出願人
は先に特願平6−274470号明細書において、染料
受容層3との反対面にアセタル化度が1〜50%のポリ
ビニルアセタールを含有し、ジアルデヒドまたはメラミ
ン樹脂で架橋したバックコート層4を有する熱転写用印
画紙1を提案し、さらに特願平7−26319号明細書
においては、染料受容層3との反対面にポリビニルアセ
タールと非水溶性且つ相溶性を有する樹脂との混合物で
形成したバックコート層4を有する熱転写用印画紙1を
提案した。これ等は何れも熱転写用印画紙1における染
料受容層3からの染料の移行抑止性の向上等を図るもの
であった。
【0005】しかしながら、上記した熱転写用印画紙1
ではバックコート層4の導電性(静電気除電性)が必ず
しも十分なものでなく、プリンタで連続印画中に熱転写
用印画紙1の走行抵抗が大となり、熱転写用印画紙1が
異常停止する虞があった。これを解決する手段として、
有機系帯電防止剤を用いて電気抵抗を低減させるのが有
効であるが、この有機系帯電防止剤を用いると裏移り抑
止性が阻害される。従って、バックコート層4の裏移り
抑止性を維持するとともに導電性を向上させ、良好な走
行性を有する熱転写用印画紙1が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、バッ
クコート層の裏移り抑止性を維持するとともに導電性を
向上させ、プリンタを異常停止させることのない良好な
走行性を有する熱転写用印画紙を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱転写用印画紙では、熱転写用印画紙のバ
ックコート層が、0.1μm以上3μm以下である粒径
の導電性無機フィラーを有するものであることを特徴と
する。そして望ましい実施態様としては、導電性無機フ
ィラーの材質が導電処理を施した炭酸カルシウム、酸化
チタン、酸化錫、酸化亜鉛、酸化珪素、硫化亜鉛、硫化
バリウムのうちの少なくとも一種であり、バックコート
層を構成するバインダ樹脂に対する導電性無機フィラー
の重量比を0.5以上3以下とするものである。
【0008】上述した手段によれば、導電性無機フィラ
ーがバックコート層から脱落するとなく均一に分散し、
シート状基材との接着力を阻害することなくバックコー
ト層の電気抵抗を低減する作用がある。また、裏移り抑
止性を阻害することもない。
【0009】バックコート層を構成するバインダ樹脂中
に含有させる導電性無機フィラーとしては、粒径が0.
1〜3μmのものが好ましい。粒径が0.1μm以下で
あると凝集し易く分散させるのが非常に困難であり、粒
径が3μm以上であると粒径が大き過ぎバックコート層
から脱落する虞がある。また、導電性無機フィラーの添
加量は、バックコート層を構成するバインダ樹脂に対す
る重量比が0.5〜3であり、好ましくは0.7〜2で
ある。導電性無機フィラーの添加量が0.5以下である
と静電気を除電する効果が小となり、3以上であるとバ
ックコート層における割合が大となりシート状基材との
接着力が小となる。導電性無機フィラーの一例を挙げれ
ば、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛、
酸化珪素、硫化亜鉛、硫酸バリウム等の導電処理が施さ
れた粒子である。
【0010】バックコート層を構成するバインダ樹脂と
しては、従来と同様の樹脂が使用できる。一例を挙げれ
ば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂およびポリビニル
アセタール樹脂等があり、特にポリビニルアセタール樹
脂は染料受容層に受容されていた染料が他の熱転写用印
画紙に移行する裏移りを抑止する性能が大であり好まし
いものである。また、誤ってバックコート層に印画した
場合におけるインクリボンとの融着等を防止する為、イ
ソシアネートによりバックコート層を硬化することが望
ましい。さらに、滑性を向上させる為にシリコーンオイ
ルや脂肪酸等の滑剤や離型剤を添加しても良い。
【0011】染料受容層としては、従来と同様の樹脂で
形成することができる。一例を挙げれば、ポリエステ
ル、セルロースエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化
ビニル等の染着性樹脂である。特に、転写感度を向上さ
せるものとしてセルロースアセテートブチレート等のポ
リエステルやセルロースエステルが好ましい。
【0012】そして、バインダ樹脂中に導電性無機フィ
ラー、有機フィラーその他添加剤を溶剤とともに混合し
てバックコート形成用塗料を調整し、公知の手段により
シート状基材に塗布、乾燥させればシート状基材上にバ
ックコート層を形成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した熱転写用印画紙の好
ましい実施例1〜4およびこれ等の比較例1〜5につい
て従来の技術と同様に図1を参照して説明するが、本発
明が実施例1〜4に限定されるものでないことは言うま
でもない。
【0014】シート状基材2として、150μm厚の合
成紙(商品名FPG−150、王子油化(株)社製)を
用意し、この表面に乾燥膜厚が10μmとなるように下
記組成の染料受容層形成用塗料を塗布し、120℃で二
分間乾燥させた。
【0015】 ポリエステル樹脂 100重量部 (商品名バイロン200、東洋紡(株)社製) メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 300重量部
【0016】次に、表1に示したようなバックコート層
4の組成で、本発明である実施例1〜4と比較例1〜5
とのバックコート層4形成用塗料を作製し、これ等を乾
燥膜厚が1μmとなるように基材2の染料受容層3が形
成された面の反対面に塗布し、50℃で二日間硬化させ
て熱転写用印画紙1を作製した。
【0017】
【表1】
【0018】そして、作製したサンプル(実施例1〜4
と比較例1〜5の何れもサンプル数は各100枚)を表
面電気抵抗、連続走行試験、裏移りおよびシート状基材
2との接着性について下記条件で評価し、その評価結果
を表2に示す。
【0019】表面電気抵抗 バックコート層4の電気抵抗を、電気抵抗測定器(宍戸
電気社製)で測定した。
【0020】連続走行試験 各サンプル100枚を昇華熱転写プリンタ(商品名UP
5500、ソニー(株)社製)で12階調のステアステ
ップ印画を連続的に行い、その印画時の途中異常停止の
回数で評価した。
【0021】裏移り 染料受容層3に黒ベタ画像を印画した後、この染料受容
層3の面と未使用の熱転写用印画紙1のバックコート層
4の面とを重ね合わせ、50g/cm2 の圧力を60℃
で二日間印加し、バックコート層4に移行した染料の光
学濃度をマクベス濃度計を用いて測定した。
【0022】接着性 未使用の熱転写用印画紙1のバックコート層4の面に粘
着テープを貼り付け、粘着テープを引き剥がした時のシ
ート状基材2からのバックコート層4の剥がれ状態を目
視で評価し、剥がれがない場合は○とし剥がれがあった
場合は×とした。
【0023】
【表2】
【0024】表2から明らかなように、本発明を適用し
た実施例1〜4では、表面電気抵抗、連続走行試験、裏
移りおよびシート状基材2との接着性に何れにも満足す
る結果であった。導電性無機フィラーを全く添加せず、
有機系帯電防止剤を100重量部添加した比較例2と比
較例5では、実施例1と同程度の表面電気抵抗値を示し
たものの、裏移り値が0.21および0.28と大であ
り有機系帯電防止剤の添加は裏移りの抑止性を大きく悪
化させる結果となった。また、比較例1のように導電性
無機フィラーを全く添加せず、僅か10重量部の有機系
帯電防止剤を添加したものでは、連続走行試験中に10
回もの異常停止があった。そして、比較例3のように導
電性無機フィラーの添加量が実施例1〜4よりも3/2
0〜3/5である20重量部添加したものでは連続走行
試験中に10回の異常停止があり、比較例4のように導
電性無機フィラーの添加量が実施例1〜4よりも1/1
0〜2/5であるを20重量部添加したものでは、シー
ト状基材2との接着性を悪化させる結果となった。
【0025】
【発明の効果】本発明の熱転写用印画紙によれば、バッ
クコート層の裏移り抑止性を維持するとともに、プリン
タを異常停止させることのない良好な走行性を有する熱
転写用印画紙を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱転写用印画紙の概略断面図である。
【符号の説明】
1…熱転写用印画紙、2シート状基材、3…染料受容
層、4…バックコート層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材の一方の面に染料受容層が
    形成され、他面にバインダ樹脂を有するバックコート層
    が形成されている熱転写用印画紙において、 前記バックコート層が、0.1μm以上3μm以下であ
    る粒径の導電性無機フィラーを有するものであることを
    特徴とする熱転写用印画紙。
  2. 【請求項2】 前記導電性無機フィラーが、 導電処理を施した炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化
    錫、酸化亜鉛、酸化珪素、硫化亜鉛、硫化バリウムのう
    ちの少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に
    記載の熱転写用印画紙。
  3. 【請求項3】 前記導電性無機フィラーの前記バインダ
    樹脂に対する重量比が0.5以上3以下であることを特
    徴とする請求項1に記載の熱転写用印画紙。
JP8206088A 1996-08-05 1996-08-05 熱転写用印画紙 Pending JPH1044624A (ja)

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Effective date: 20040913

A131 Notification of reasons for refusal

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Effective date: 20040921

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Effective date: 20050208